JP3887453B2 - 内視鏡装置 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、撮像装置により撮像された動画像の静止(フリーズ)、画像強調などの処理を行う内視鏡装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
近年、内視鏡の挿入部の先端にCCD等の撮像素子を設けて体腔内を撮影し、モニタに表示された動画像をもとに診断を行う電子内視鏡装置が広く採用される状況になっている。
【0003】
また、電子内視鏡装置には病変部の微細な構造を強調するための輪郭強調処理や、微妙な色の変化を強調する色強調処理といった画像強調機能が組み込まれており、その画像強調機能の細かい設定をユーザが行えるようになっている。
【0004】
このような内視鏡を用いた検査時には、病変部等の画像を記録として残すために、画像を静止(フリーズ)させて写真撮影装置や画像ファイリング装置に静止画記録をすることが行われている。
【0005】
このような静止画を得るときに、患者の動きなどにより、病変部と内視鏡との相対的な位置関係を一定に保つことは困難で、ブレが少なく期待通りの静止画を得られない場合が多かった。
【0006】
特に、赤(R)、緑(G)、青(B)の三原色画像を1枚ずつ撮像する面順次方式で撮像する内視鏡では、R、G、Bを同時に取り込むことができないので、被写体や内視鏡に動きが生じた場合には、物体の色が分離する色ズレが起きてしまう。
【0007】
このような問題を解決するために、例えば特開平4−71525号公報では、フリーズ指示信号に応じて所定の時間間隔で静止画像を時系列で順次表示し、表示された静止画像から選択して記録が可能となる電子内視鏡装置が開示されている。
【0008】
しかし、特開平4−71525号公報のような装置においては、次の静止画像の表示状態になると、前の静止画像を選択することができない。つまり、表示する静止画像の選択の自由度が少ない。また、この従来例では、所定の時間毎に静止画像の表示が変わり、色ズレ量或いはブレ量の少ない静止画像を継続して表示させることができない。
【0009】
また、所定時間間隔で静止画像を表示し、ブレ量が大きい場合でも静止画像として表示し、所定時間経過しないと次の静止画像を表示する状態に変更できない。
【0010】
また、前に表示されていた静止画像から次の静止画像が表示される状態になった場合には、前の静止画像の方が色ズレ量或いはブレ量がより少ない場合でもその静止画像を選択表示することができない。
【0011】
このため、この従来例では色ズレ量或いはブレ量が小さい画質の良い静止画像を継続して表示させたり、そのように画質の良い静止画像のみを記録することが困難となる。
【0012】
つまり、従来例では実際に表示されている静止画像の色ズレ量等の程度を術者が見て判断しなければならないし、次の静止画像が表示される場合にも前の静止画像とどちらが色ズレ量が小さいか等が全く分からないので、術者は表示される静止画像を十分に見て、記録するか否か等を判断しなければならない。
このように従来例は静止画像の表示或いは静止画像の記録に対する操作性が低く、術者の負担が重いものであった。
【0013】
【発明が解決しようとする課題】
上述したように従来の装置では、所定の時間間隔で静止画像を順次表示することはできても、順次表示する順番を所望の順番とすることはできず、また所定時間間隔で静止画像を順次表示するので特定の静止画を継続表示することもできないといった問題がある。
さらに、従来の装置では、所定時間間隔で静止画像を表示するので、所定時間が経過しないと、すなわち所定時間待たないと次の静止画像を表示することができないという問題もある。
本発明は、これらの事情に鑑みてなされたもので、表示する順番を所望の順番で順次表示することができ、この順次表示される静止画像中選択した特定の静止画像を継続して表示する、又は記録することができるようにした内視鏡装置を提供することを目的とする。
また、本発明他の目的は、所定の時間間隔で順次表示される静止画像の表示を所望のタイミングにて切り替えることを可能にした内視鏡装置を提供するにある。
【0014】
前記目的を達成するために本発明の第1の内視鏡装置は、撮像手段にて撮像された被写体像を表示手段に表示可能な内視鏡装置において、前記撮像手段により撮像された撮像信号を被写体単位の静止画像信号として複数記憶する静止画像記憶手段と、静止画像表示操作手段からの指示信号に基づいて前記静止画像記憶手段に記憶されている複数の静止画像を、前記表示手段に所定の順番で順次表示するよう制御し、前記静止画像表示操作手段の指示信号によって前記表示手段に順次表示される静止画像のうち、選択手段の選択信号に基づいて所望の静止画像を選択して前記表示手段に継続表示させる又は記録するよう制御する制御部と、前記表示手段に前記順次表示される静止画像を所望のタイミングで切り替える切り替え手段と、前記撮像手段により撮像された撮像信号のうち前記静止画像記憶手段に記憶する所定の静止画像信号のみを選別して前記静止画記録手段に記憶するよう指示する画像記憶制御手段と、を備え、前記静止画像記憶手段に記憶される静止画像信号の色ズレ量を色ズレ量記憶手段に記憶させ、前記静止画像表示操作手段の出力信号に基づき、この色ズレ量記憶手段に記憶されている色ズレ量を参照して、前記静止画記憶手段に記憶された複数の静止画像のうち色ズレ量の小さい画像順に順次静止画像として前記表示手段に出力することを特徴とする。
本発明の第2の内視鏡装置は、撮像手段にて撮像された被写体像を表示手段に表示可能な内視鏡装置において、前記撮像手段により撮像された撮像信号を被写体単位の静止画像信号として複数記憶する静止画像記憶手段と、静止画像表示操作手段からの指示信号に基づいて前記静止画像記憶手段に記憶されている複数の静止画像を、前記表示手段に所定の順番で順次表示するよう制御し、前記静止画像表示操作手段の指示信号によって前記表示手段に順次表示される静止画像のうち、選択手段の選択信号に基づいて所望の静止画像を選択して前記表示手段に継続表示させる又は記録するよう制御する制御部と、前記表示手段に前記順次表示される静止画像を所望のタイミングで切り替える切り替え手段と、前記撮像手段により撮像された撮像信号のうち前記静止画像記憶手段に記憶する所定の静止画像信号のみを選別して前記静止画記録手段に記憶するよう指示する画像記憶制御手段と、を備え、前記画像記憶制御手段は、前記撮像信号が面順次式撮像信号のときは色ズレ量を算出してこの色ズレ量が所定以下の信号のみを選別して前記静止画像記憶手段に記憶するよう指示し、前記静止画記憶手段はこの指示に基づき選別された静止画像信号のみを記憶することを特徴とする。
本発明の第3の内視鏡装置は、撮像手段にて撮像された被写体像を表示手段に表示可能な内視鏡装置において、前記撮像手段により撮像された撮像信号を被写体単位の静止画像信号として複数記憶する静止画像記憶手段と、静止画像表示操作手段からの指示信号に基づいて前記静止画像記憶手段に記憶されている複数の静止画像を、前記表示手段に所定の順番で順次表示するよう制御し、前記静止画像表示操作手段の指示信号によって前記表示手段に順次表示される静止画像のうち、選択手段の選択信号に基づいて所望の静止画像を選択して前記表示手段に継続表示させる又は記録するよう制御する制御部と、前記表示手段に前記順次表示される静止画像を所望のタイミングで切り替える切り替え手段と、前記撮像手段により撮像された撮像信号のうち前記静止画像記憶手段に記憶する所定の静止画像信号のみを選別して前記静止画記録手段に記憶するよう指示する画像記憶制御手段と、を備え、前記画像記憶制御手段は、前記撮像信号を同時化処理したR,G,B信号に対して色ズレ量を算出し、この算出された色ズレ量を色ズレ量の閾値と比較してこの閾値以下の色ズレ量の画像信号のみを選別して前記静止画像記憶手段に記憶するよう指示し、前記静止画記憶手段はこの指示に基づき選別された静止画像信号のみを記憶することを特徴とする。
本発明の第4の内視鏡装置は、撮像手段にて撮像された被写体像を表示手段に表示可能な内視鏡装置において、前記撮像手段により撮像された撮像信号を被写体単位の静止画像信号として複数記憶する静止画像記憶手段と、静止画像表示操作手段からの指示信号に基づいて前記静止画像記憶手段に記憶されている複数の静止画像を、前記表示手段に所定の順番で順次表示するよう制御し、前記静止画像表示操作手段の指示信号によって前記表示 手段に順次表示される静止画像のうち、選択手段の選択信号に基づいて所望の静止画像を選択して前記表示手段に継続表示させる又は記録するよう制御する制御部と、前記表示手段に前記順次表示される静止画像を所望のタイミングで切り替える切り替え手段と、前記撮像手段により撮像された撮像信号のうち前記静止画像記憶手段に記憶する所定の静止画像信号のみを選別して前記静止画記録手段に記憶するよう指示する画像記憶制御手段と、を備え、前記画像記憶制御手段は、前記撮像信号が同時式撮像信号のときはブレ量を算出してこのブレ量が所定以下の信号のみを選別して前記静止画記憶手段に記憶する要旨指示し、前記静止画記憶手段はこの指示に基づき選別された静止画像信号のみを記憶することを特徴とする。
【0015】
【発明の実施の形態】
以下、図面を参照して本発明の実施の形態を説明する。
(第1の実施の形態)
図1ないし図6は本発明の第1の実施の形態に係り、図1は第1の実施の形態の内視鏡装置の全体構成を示し、図2はフリーズメモリユニットの構成を示し、図3は画像強調回路の構成を示し、図4は画像強調のコントラスト変換関数によるパラメータの変化に伴う入出力特性を示し、図5は画像強調変移スイッチを操作した場合における画像強調のパラメータの変化の様子を示し、図6は色ズレの少ない静止画像を得る動作内容のフロチャートを示す。
【0016】
本実施の形態の目的は使用者が、色ズレが少ない静止画像を選択表示したり、適切な画像強調の選択を容易に行うことができる内視鏡装置を提供することにある。
【0017】
図1に示すように第1の実施の形態の内視鏡装置1は、体腔内に挿入して撮像を行うための電子内視鏡(スコープと略記)2と、照明光を発生し、スコープ2に供給する光源装置3と、スコープ2の撮像手段に対する信号処理を行うプロセッサ4と、画像を表示するカラーモニタ5と、画像を写真で記録する写真撮影装置6、画像を電気的に記録する画像ファイリング装置7とにより構成されている。
【0018】
スコープ2は、体腔内に挿入するための細長の挿入部8を有し、この挿入部8の後端には操作部9が設けられている。このスコープ2の挿入部8内等には照明光を伝送するライトガイドファイバ11が設けられ、光源装置3からの照明光を伝送して挿入部8の先端部12に固定された先端面からさらに照明窓の照明レンズ13を経て体腔内の患部等の被検査体(或いは被写体)14を照明する。
【0019】
またこの先端部12の観察窓には対物レンズ15が取付けられ、この対物レンズ15の結像位置にCCD16を配置して撮像手段を形成している。また、スコープ2の操作部9には、フリーズを指示するフリーズスイッチ17、レリーズを指示するレリーズスイッチ18、画像強調の変移を指示する画像強調変移スイッチ19が設けられている。
【0020】
光源装置3は、ランプ点灯回路20から供給されるランプ点灯電源により光を放射するランプ21と、照明光路上に設けられ透過波長を制限するRGB回転フィルタ24と、RGB回転フィルタ24を回転駆動するモータ23と、ライトガイドファイバ11に面順次の照明光を集光して照射するコンデンサレンズ25とを備えている。
【0021】
プロセッサ4は、ゲインの調整等を行うプリプロセス回路26、A/D変換を行うA/D変換回路27、撮像された時系列のRGB信号の同時化を行うための同時化メモリ28R、28G、28B、同時化されたR,G,B信号に対し、色ズレの少ない画像を静止画像として一時的に記憶するフリーズメモリユニット29R、29G、29B、画像強調処理を行う画像強調回路30、D/A変換を行うD/A変換回路31、色ズレ量を算出する色ズレ量算出回路32、色ズレ量を記憶する色ズレ量記憶メモリ33、静止画像の表示、記憶、レリーズ処理等の制御を行うCPU34、CPU34の制御の下でフリーズメモリユニット29R、29G、29Bへの記憶(書込)及び読出を制御するメモリ制御回路35を備えている。
【0022】
同時化メモリ28R、28G、28Bから同時に出力されるR,G,B信号はそれぞれフリーズメモリユニット29R、29G、29Bに入力されると共に、(フリーズメモリユニット29R、29G、29Bに記憶する画像の画質を一定レベル以上とするために画像の画質を評価する)画質評価手段としての色ズレ算出回路32に入力され、色ズレ量が算出される。
【0023】
この色ズレ算出回路32は各画像に対応するR,G,B信号に対して色ズレ量を算出し、CPU34に出力する。CPU34は入力される色ズレ量を色ズレ量の閾値と比較し、この閾値以下の色ズレ量の信号(画像)の場合にはメモリ制御回路35を介してその信号をフリーズユニット29R、29G、29Bに一時記憶させるようにすると共に、その色ズレ量を色ズレ量記憶メモリ33に記憶させる。
【0024】
各フリーズメモリユニット29J(J=R、G、B)は、図2に示すように例えば9個の静止画像を記憶する第1〜第9のメモリ41−1〜41−9と、これらの第1〜第9のメモリ41−1〜41−9に記憶された画像を選択して出力するセレクタ42とを有する。
【0025】
そして、メモリ制御回路35からのメモリ制御信号により、任意のメモリ41−m(m=1〜9)に画像の書き込み指示を行ったり、セレクタ42の選択を制御して任意の画像を後段側に出力できるようにしている。各メモリ41−mはそれぞれ画像1枚を記憶する記憶容量(記憶領域)を有しており、メモリ制御回路35からのメモリ制御信号(におけるメモリセレクト信号)により対応するメモリ41−mが選択されて画像の書込が行われる。
【0026】
また、このセレクタ42は各フリーズメモリユニット29Jに入力される信号をスルー(記憶することなく、素通し)して出力することもできるようになっており、フリーズスイッチ17が操作されていない通常の動画モードでは各フリーズメモリユニット29Jをスルーした動画像がモニタ5に表示されるようになっている。
【0027】
各フリーズメモリユニット29Jは動画モードにおいて、常時閾値以下の色ズレ量の静止画像を時系列的に9個まで記憶する機能を有する。そして、第9のメモリ41−9に9番目の静止画像が記憶されると、次の静止画像は第1のメモリ41−1に上書き記憶される。これに応じて、色ズレ記憶メモリ33に記憶される色ズレ量も更新される。
【0028】
動画モードにおいて、フリーズスイッチ17が操作された場合には、CPU34は色ズレ記憶メモリ33に記憶されている色ズレ量を参照して、最も色ズレ量が小さい画像を静止画像としてカラーモニタ5に表示するように制御するようにしている。
【0029】
そして、所定の時間以内に次のフリーズ指示を行わないと、次に色ズレ量が小さい画像を静止画像として表示させ、この所定の時間以内に次のフリーズ指示を行った場合には静止画像の表示を続け、或いはレリーズの指示を行った場合にはCPU34はレリーズ信号を出力してその表示されている静止画像を画像ファイリング装置7に記録し、かつ写真撮影装置6で写真撮影によるレリーズ処理を行うことができるようにしている。
【0030】
また、本実施の形態では図3に示すような画像強調回路30を設けている。 この画像強調回路30は、画像強調特性を決定するパラメータαの値を記憶するパラメータ記憶メモリ43と、3つのルックアップテーブルLUT44R、LUTG44G、LUTB44Bとを備えている。
【0031】
このパラメータ記憶メモリ43はCPU34を介して入力されるパラメータ設定信号によりパラメータαの値が記憶される。そして、このパラメータ記憶メモリ43に記憶されたパラメータαに応じて、3つのルックアップテーブルLUT44R、LUTG44G、LUTB44Bに入力されるR,G,Bは強調されてR′,G′,B′となり画像強調回路30から出力される。
【0032】
このパラメータαの値により、図4に示すように画像強調の特性を変化させることができるようにしている。
そして、画像強調変移スイッチ19を操作することにより、図5に示すように画像強調特性を決定するパラメータαを時間的に変移させることができるようにして、所望の強調特性に対応したパラメータ値に達した時に2度目の画像強調変移スイッチ19を操作することによりその強調特性に簡単かつ短時間に設定できるようにしている。
【0033】
次に、このように構成されている内視鏡装置1の動作について説明する。
光源装置3のランプ21から放射された光はモータ23の駆動により所定の速度で回転するRGB回転フィルタ24を透過して、赤、緑、青の光が順次、スコープ2のライトガイドファイバ11に入射される。このライトガイドファイバ11により伝送された光は挿入部8の先端から体腔内の被検査体14側に照射される。
【0034】
被検査体14からの反射光は、スコープ2の先端部12の対物レンズ15によりCCD16の撮像面に被検体像が結ばれ、このCCD16で光電変換される。CCD16は、図示しないCCD駆動回路によってRGB回転フィルタ24の回転に同期して駆動される。
【0035】
CCD16で光電変換された電気信号(撮像信号とも言う)は、プロセッサ4のプリプロセス回路26に入力され、ゲインの調整やホワイトバランスの調整が行われる。プリプロセス回路26を通過した信号はA/D変換回路27に入力され、アナログ信号からデジタル信号に変換される。
【0036】
このA/D変換回路27からのデジタル信号は、RGB回転フィルタ24の回転に同期して赤の画像が同時化メモリ28Rに、緑の画像が同時化メモリ28Gに、青の画像が同時化メモリ28Bに入力され記憶される。
【0037】
各同時化メモリ28Jは同時に読み出されることにより、時系列で送られてくる色順次画像の同時化が行われる。各同時化メモリ28Jから出力された信号は、それぞれフリーズメモリユニット29Jに入力される。
【0038】
図2に示すようにフリーズメモリユニット29R、フリーズメモリユニット29G、フリーズメモリユニット29Bは同じ構造をしている。この動画モードではセレクタ42は入力信号をそのまま出力する選択状態であり、従って、カラーモニタ5には同時化されたRGB信号により動画像が表示される。
【0039】
本実施の形態ではこの動画モードにおいて、色ズレ量が所定の値(具体的には閾値)以下となる各画像をフリーズメモリユニット29R,29G,29Bに時系列的に一時格納しておき、フリーズスイッチ17が操作された場合には、一時格納されたこれらの画像において色ズレ量の小さい画像から順次静止画像としてカラーモニタ5に表示し、術者は記録したい静止画像を確認することができるようにしている。
【0040】
そして、所定の時間内にさらにフリーズスイッチ17が操作された場合にはその静止画像を継続して表示し、或いはレリーズスイッチ18が操作された場合にはカラーモニタ5に表示されているその静止画像を画像ファイリング装置7等に記録できるようにすると共に、所定の時間内にフリーズスイッチ17が操作されない場合にはカラーモニタ5に次に色ズレ量が少ない静止画像を表示する。
【0041】
このような動作をするようにCPU34の制御のもとで、各フリーズメモリユニット29Jはメモリ制御回路35を介して書込及び読み出しが制御され、その制御フローの内容を図6を参照して以下に説明する。
【0042】
図6において、i,jは整数の変数であり、MOD(a/b)は、aをbで割ったときの余りを示す。まず、最初はステップS1の動画のセレクトが行われ、動画表示で動作する。そして、変数iが1に設定された後(S2)、フリーズメモリユニット29に入力される画像はメモリ制御回路35により第1のメモリ41−1に記憶されるように指示される(S3)。そして、第1のメモリ41−1には画像が記憶される。
【0043】
そして、フリーズ指示信号の有無が判断され(S4)、この指示が無いとさらにレリーズ指示信号の有無が判断され(S5)、この指示が無いと次の垂直帰線期間までウエイトする(S6)。
【0044】
この期間に、色ズレ量算出回路32では各同時化メモリ28Jの出力を基にして、各フリーズメモリユニット29Jの第1のメモリ41−1に記憶される画像の色ズレ量を算出する。
この場合、色ズレ量算出回路32では、画像のR成分、G成分、B成分の輪郭(エッジ)のずれを検出することにより、色ズレの大きさを示す色ズレ量を計算する。
【0045】
CPU34は、色ズレ量算出回路32で算出された色ズレ量が所定の値より小さいか否かを判断し(S7)、所定の色ズレ量より小さければ、第1のメモリ41−1に記憶されている画像の色ズレ量を色ズレ量記憶メモリ33に記憶する(S8)。
【0046】
そして、変数iを1増加して2にし(S9)、ステップS3に戻り、次に同時化メモリ28Jから送られてくる画像は第2のメモリ14−2に記憶するように制御する。
【0047】
一方、所定の色ズレ量より大きいと、次の画像も再び第1のメモリ41−1に記憶する(S3)ように制御し、色ズレ量記憶メモリ33への記憶は行わない。第2のメモリ14−2に記憶指示された画像に対しても第1のメモリ14−1に記憶指示された画像と同様の処理が行われる。
【0048】
そして、さらに第3のメモリ14−3〜第9のメモリ14−9についても同様に処理され、それぞれのメモリに順次色ズレの少ない画像が記憶されることになる。
【0049】
第9のメモリ41−9に所定の値以下の色ズレ量の画像が記憶されれば、また第1のメモリ41−1に戻って同様の処理が繰り返される。こうすることにより、第1のメモリ41−1〜第9のメモリ41−9には常に色ズレ量の少ない画像が更新されていく。
【0050】
各フリーズメモリユニット29Jにおいて同様の処理が行われ、色ズレ量記憶メモリ33には、第1〜第9のメモリ41−1〜41−9に記憶されている画像の色ズレ量が記憶される。
【0051】
なお、上述のようにセレクタ42は、通常の動画表示のときには、同時化メモリ28Jからの出力を選択する。
【0052】
セレクタ42の出力は画像強調回路30に入力され、画像強調処理が行われる。画像強調回路30は、図3に示す構成をしており、パラメータ記憶メモリ43には、CPU34から送られるパラメータ設定信号によりにパラメータが記憶される。
【0053】
このパラメータ値と入力信号、つまりR、G、B信号は、それぞれR用のルックアップテーブルLUT44R、G用のルックアップテーブルLUT44G、B用のルックアップテーブルLUT44Bに入力され変換される。各LUT44Jで行われる変換は、コントラスト強調処理であり、画面上の各画素ごとに以下の式による変換が行われる。
【0054】
R′=f(R、α)
G′=f(G、α)
B′=f(B、α)
ここで、R、G、Bは着目画素における赤、緑、青の強調前の値、R′、G′、B′は強調後の値、fはコントラスト変換関数、αは強調の中心を変化させるためのパラメータである。fの特性は、図4に示されるようになっており、αの値によって強調が効果的に発揮される入力値の範囲が異なっている。
【0055】
例えば、α=1のときは、比較的小さい入力値(画像上の暗い部分)に対して強い強調がかかり、α=5のときは、比較的大きい入力値(画像上の明るい部分)に対して強い強調がかかる。
【0056】
画像強調回路30を通った画像信号は、D/A変換回路31でアナログ信号に変換され、カラーモニタ5、写真撮像装置6、画像ファイリング装置7に出力される。
【0057】
カラーモニタ5では、観察用の画面が表示される。写真撮像装置6では、CPU34からのレリーズ信号に応じて内視鏡画像がフィルム上に撮影される。画像ファイリング装置7では、CPU34からのレリーズ信号に応じて、内視鏡画像がデジタルファイルとして記録される。
【0058】
使用者が画像のフリーズを行うときには、まずフリーズスイッチ17を押す。1度目のフリーズスイッチ17が押されると、フリーズ指示信号がCPU34に入力される。
【0059】
CPU34はフリーズ指示信号を認識すると(S4)、メモリ制御回路35を介して第1〜第9のメモリ41−1〜41−9への記憶を中断し、色ズレ量記憶メモリ33に記憶された色ズレ量をソートする。
【0060】
そして、第1のメモリ〜第9のメモリ41−1〜41−9に記憶されている画像の中で最も色ズレ量の少ないものが選択されるようにセレクタ42を制御する(S10、S11)。
【0061】
このとき、2度目のフリーズスイッチ17によるフリーズ指示がされないまま所定の時間が経過したことをCPU34が内蔵タイマで認識すると(S12)、2番目に色ズレ量の少ない画像を選択するようにCPU34がセレクタ42を制御し(S14、S11)、2番目に色ズレ量の少ない画像が表示されるようになる。
【0062】
同様にして、フリーズ指示がないと、3番目に色ズレ量の少ない画像、4番目に色ズレ量の少ない画像と順次表示されていく。2番目のフリーズが押される前に、最も色ズレ量が大きい画像のメモリまで表示されると再び最も色ズレ量の少ない画像が表示され、同様の処理が繰り返される。
【0063】
使用者は自分の意図した画像が画面に表示された時点で、2度目のフリーズスイッチ17を押す。2度目のフリーズスイッチ17が押されると(S12)、CPU34はセレクタ42の選択を固定し、フリーズ画像を表示し続ける。
【0064】
2度目のフリーズスイッチ17が押されて使用者の意図する画像が選択された後に3番目のフリーズスイッチ17が押されると(S13)、同時化メモリ28Jからの画像が選択されるようにCPU34がセレクタ42を制御することにより、フリーズが解除され動画像が表示される(S1)。
【0065】
また、使用者が画像ファイリング装置7や写真撮影装置6に画像を記録するときには、レリーズスイッチ18を押す。
【0066】
動画像表示状態(1度目のフリーズスイッチ17が押される前)にレリーズスイッチ18が押された場合(S5)には、CPU34は第1〜第9のメモリへ41−1〜41−9の書き込みを中断するようにメモリ制御回路35を制御し、1度目のフリーズスイッチ17が押されたときと同様に、その時点で記憶されている最も色ズレ量の少ない画像が選択されるようにセレクタ42を制御する(S15)。
【0067】
その後、CPU34から写真撮影装置6と画像ファイリング装置7にはレリーズ信号が送られ(S16)、画像ファイリング装置7と写真撮影装置6に画像が記録される。
【0068】
CPU34は、画像ファイリング装置7及び写真撮影装置6にレリーズ信号を出力した後にセレクタ42を制御し、セレクタ42では同時化メモリ28Jからの出力が選択され動画が表示されるようになる(S1)。
【0069】
1度目のフリーズスイッチ17が押されて順次画像が切り替わっている状態でレリーズスイッチ18が押された場合(S12)には、CPU34はレリーズスイッチ18が押された時点でのセレクタ42を固定するように制御した後に、画像ファイリング装置7や写真撮影装置6に記録を指示する(S16)ことにより、その時点で表示されている画像が画像ファイリング装置7や写真撮影装置6に記録される。
【0070】
CPU34は記録後にセレクタ42を制御し同時化メモリ28Jの出力を選択し、動画が表示される(S1)。また、2度目のフリーズスイッチ17が押された後のフリーズ画像が選択された状態でレリーズスイッチ18が押された場合(S13)には、CPU34が画像ファイリング装置7や写真撮影装置6にレリーズ信号を出力し(S16)、表示されている画像が画像ファイリング装置7や写真撮影装置6に記録される。CPU34は記録後にセレクタ42を制御し、動画が表示されるようになる(S1)。
【0071】
使用者が画像の強調の状態を切り替えるときには、まず、画像強調変移スイッチ19を押す。1度目の画像強調変移スイッチ19が押されると、CPU34が画像強調回路30内のパラメータ記憶メモリ43を繰り返し書き換えることにより、画像強調の基準となるパラメータαを所定の時間単位で時系列に或いは周期的に変化させる。
【0072】
そのパラメータαの変化の様子を図5に示す。カラーモニタ5の画面上では、パラメータαの変化に伴い画像強調の様子が変化する。病変部が最適に強調される状態になった時点で使用者が2度目の画像強調変移スイッチ19を押すことにより、CPU34はパラメータαの値の変化を止め、その強調の状態が保持される。
バラメータの最小値、最大値、パラメータ変化のサイクル時間は、図示しないキーボードからユーザが変更できるようになっている。
【0073】
本実施の形態によれば、画像記憶手段として複数のメモリを有し、動画像の表示モードにおいて、予め所定の値以下の色ズレ量の画像を時系列で記憶しておき、フリーズスイッチ17が操作された場合には複数のメモリに記憶された複数の画像における最も小さい色ズレ量の画像を優先して表示手段に静止画像として表示するようにしているので、使用者は、静止画像表示の指示によりその指示を行ったタイミング付近で、最も色ズレが少ない画像(つまり画質が良い画像)を選択して静止画像として容易に且つ迅速に表示することができる。また、そのように画質が良い画像を記録することも容易かつ迅速にできる。
【0074】
また、画像を強調処理する画像処理手段で行う処理内容を時系列で変移(変化)させる処理内容変移手段を設けているので、適切な画像強調の選択を容易に行うことができる効果があり、且つ検査時間が長引くことなく短時間で終了できる。
【0075】
このように本実施の形態は最も色ズレが小さいものから優先して表示するので、術者は容易に画質の良い静止画像を表示させたり、記録することができ、操作性の良い内視鏡装置を提供できると共に、術者の負担も軽減できる。
【0076】
なお、第1の実施の形態においては、カラーモニタ5に静止画像が表示された場合には次の静止画像の表示に移るまでは所定の時間待たなければならないので、この待ち時間を経過することなく、表示選択スイッチ或いは次候補選択スイッチ等を設けてこのスイッチを操作することにより、次ぎの静止画像を表示できるようにしても良い。
【0077】
このようにすると、色ズレ量の程度では優先度が低い画像も静止画像として表示させて確認することができるし、その画像を記録することも迅速に行うことができる。
また、さらに優先度が高い画像の表示に戻すことも短時間に行うことができるし、画像を比較等することも容易となる。
【0078】
なお、本実施の形態では1度目のフリーズスイッチ17が操作された場合には、その時刻後には各フリーズメモリユニット29Jへ画像を一時的に記憶する動作を中断(停止)させて、それまでに記憶されている画像を確保するようにしているが、術者の選択により、例えば最も優先度の低い画像から適宜の優先度の画像まで(少なくとも最も優先度が高い画像を除く)を書き換えることができるようにしても良い。
【0079】
最も優先度の低い画像から適宜の優先度の画像まで(少なくとも最も優先度が高い画像を除く)を書き換えることができるようにする場合、記憶されている画像の色ズレ量より小さい色ズレ量と判断された画像のみを記憶する(前に記憶されている画像を新しい画像に更新する)ようにしても良い。
【0080】
なお、カラーモニタ5に表示される静止画像の色ズレ量を数値的等で表示するようにして数値的等で術者が確認できるようにしても良い。また、色ズレ量記憶メモリ33に記憶されている色ズレ量を全てカラーモニタ5等に表示するようにしても良い。
【0081】
(第2の実施の形態)
次に本発明の第2の実施の形態を説明する。第1の実施の形態では静止画像表示の指示によりその指示を行ったタイミング付近で、最も画質が良い画像(具体的には最も色ズレが少ない画像)を優先して静止画像として表示するようにしているが、本実施の形態では静止画像表示の指示によりその指示を行ったタイミングに近い画像を優先して静止画像として表示するようにしたものである。
【0082】
本実施の形態の構成は第1の実施の形態と同様であり、CPU34による制御動作が異なり、本実施の形態におけるフリーズメモリユニット29Jへの画像記憶の動作及びフリーズスイッチ17の操作に対する静止画像表示などのフローは図7のようになる。
【0083】
図7のフローは図6において、ステップS10、S11、S14がそれぞれステップS10′、S11′、S14′に変更した内容となっており、その他は同様である。従って、異なる部分のみを説明する。
【0084】
つまり、ステップS4でフリーズ指示が有った場合には変数jはi−1に設定され(S10′)、メモリ制御回路35はフリーズ指示が有った場合にすでにフリーズメモリユニット29Jに記憶されている画像における最新の画像、つまり第i−1のメモリに記憶されている画像の読み出しを行うようにすると共に、セレクタ42をこの第i−1のメモリからの画像を選択するように制御する(S11′)。従って、この画像がカラーモニタ5に静止画像として表示される。
【0085】
そして、この静止画像が表示されている時に、所定時間内にフリーズ指示又はレリーズ指示が有りか否かを判断し(S12)、フリーズ及びレリーズの指示が無い場合には変数jを1小さくして(S14′)ステップS11′に戻り、最新の次となるi−2番目の画像をセレクトしてその画像がカラーモニタ5に静止画像として表示されるようにする。この所定時間内にフリーズ指示が有ると、ステップS13に示すようにその静止画像表示状態を維持することになる。また、レリーズ指示が有ると、ステップS16のレリーズ処理を行う。
【0086】
その他は図6と同様の動作を行う。
【0087】
本実施の形態によれば、所定の値以下となる色ズレ量が少ない画像の内、フリーズ指示のタイミングに最も近い画像を短時間に静止画像として表示できる。その他、第1の実施の形態で説明した効果を有する。
【0088】
なお、図7のステップS5でレリーズ指示があった場合には、ステップS15の最も色ズレの少ない画像を選択してその画像を記録するようにしているが、最も近いタイミングの画像を記録するようにしても良い。
【0089】
なお、第1及び第2の実施の形態では、面順次式のスコープ2の場合で説明したが、CCD16の前面にモザイクフィルタ等の色分離フィルタを配置して、白色光の照明の下で同時にカラーの撮像信号を得る同時式のスコープにおいても、色ズレ量算出回路32をブレ量算出回路に変えて適用可能である。このブレ量算出回路としては、例えば各画像における輪郭部分の空間周波数成分の高域成分を調べ、高域成分が多い程ブレ量が少ない画質が良い画像と評価する。
【0090】
この場合には光源装置3はRGB回転フィルタ24を用いることなく、ランプ21の白色光をコンデンサレンズ25を介してライトガイドファイバ11に供給する。そして、CCD16でカラーの撮像信号を得て、このカラーの撮像信号のRGB信号を図1の同時化メモリ28Jを用いることなく、フリーズユニット29Jに入力すると共に、ブレ量算出回路に入力し、ブレ量を算出する。
【0091】
また、このブレ量はCPU34を介してブレ量記憶メモリに入力されるようにする。CPU34はメモリ制御回路35を介してフリーズメモリユニット29Jに時系列的に画像(撮像信号)を記憶する場合に、ブレ量が所定の値以下の画像のみを記憶する。その他、第1の実施の形態において、色ズレ量の代わりにブレ量に置き換えた動作を行うことになる。
【0092】
また、画像を表示する順序は、第1の実施の形態のように色ズレ量の少ないものから行うもの、或いは第2の実施の形態のように時間の新しいものから表示したりするものに限定されるものでなく、色ズレ量或いはブレ量等の画質評価量と時間の双方を基準にして順次表示するようにしても良い。
【0093】
また、画像を順次表示する代わりに、異なるタイミングの画像を縮小して多数同時にカラーモニタ5に表示するようにして、個々の縮小画像のうちの一つをポインタで順次指示し、ポインタで指示された状態でフリーズスイッチ17を押すことにより画像を選択できるような構成にしてもよい。
【0094】
また、画像の強調の基準となるパラメータを変化させる代わりに、色強調や輪郭強調等の2つ以上の強調の設定を変化させてもよいし、強調の種類を変化させてもよい。
【0095】
本実施の形態によれば、使用者が、色ズレが少ない画像の選択や、適切な画像強調の選択を容易に行うことができる効果がある。
【0096】
(第3の実施の形態)
本実施の形態の目的は使用者が、適切な画像強調の度合いの選択を容易に行うことができる内視鏡装置を提供することにある。
【0097】
第2の実施の形態の内視鏡装置は、第1の実施の形態とほとんど同じであるが、画像強調回路30のコントラスト変換関数として、図8で表される特性のものを用いている。
【0098】
次に本実施の形態の作用を説明する。
第2の実施の形態では、画像強調回路30において、画面上の各画素ごとに以下の式による変換が行われる。
【0099】
R′=g(R、α)
G′=g(G、α)
B′=g(B、α)
関数gの特性は、図8に示されるようになっており、αの値に応じて強調の度合いが異なっているので、画像強調変移スイッチ19を利用することにより、使用者が適切な強調の度合いを容易に選択することができる。
【0100】
本実施の形態によれば、使用者が容易に適切な画像強調の度合いを選択することができる効果がある。
【0101】
なお、上述した実施の形態等を部分的等で組み合わせて構成される実施の形態等も本発明に属する。例えば、第1の実施の形態において、図1のプロセッサ4から色ズレ量算出回路32を有しないプロセッサを採用した内視鏡装置の場合も含む。
【0102】
この場合には、当然に色ズレ量記憶メモリ33も有しないで、メモリ制御回路30は時系列で順次入力される信号を(色ズレ量の大きさで、記憶或いは非記憶の取捨選択を行うことなく)フリーズメモリユニット29Jに記憶することになる。
【0103】
この場合、フリーズスイッチ17を操作した場合にはフリーズメモリユニット29Jの複数のメモリ(具体的には第1〜第9メモリ41ー1〜41ー9)に複数の画像が記憶されているので、例えばフリーズスイッチ17を操作したタイミングに最も近いタイミングで記憶された画像がカラーモニタ5に静止画像として表示される。
【0104】
そして、所定時間待つか表示選択スイッチを操作する等して他の静止画像を表示させる等して比較することにより、最も色ズレ量の小さい画像を選択して静止画像として表示させることができ、かつその表示状態でレリーズスイッチ18を操作することにより、最も色ズレ量の小さい画像を記録することもできる。
【0105】
上記フリーズスイッチ17を操作した場合には、記憶された画像を縮小した縮小画像をカラーモニタ5に複数、比較し易いように同時に表示するようにしても良い。そして、画質の良い縮小画像をポインタ等で指示して、縮小されていない静止画像として表示させるようにしても良い。
【0106】
[付記]
1.撮像手段で撮像された被写体画像を表示手段に静止画像で表示可能な内視鏡装置において、
前記撮像手段から被写体画像に対応した単位で順次出力される撮像信号を前記被写体画像単位毎に複数記憶する記憶手段と、
静止画像の表示を指示する静止指示手段の出力信号に基づき、前記記憶手段の記憶動作を制御する記憶制御手段と、
前記静止指示手段の操作指示に応じて、前記記憶手段に記憶される複数の撮像信号から任意の撮像信号を選択可能な撮像信号選択手段と、
を具備することを特徴とする内視鏡装置。
【0107】
2.前記記憶制御手段は、前記静止指示手段の静止指示に応じて、前記記憶手段への画像の記憶を禁止することを特徴とする付記1記載の内視鏡装置。
3.前記記憶手段は、被写体画像に対応した単位の撮像信号毎に記憶可能な領域を有することを特徴とする付記1記載の内視鏡装置。
4.前記被写体画像に対応した単位の撮像信号毎に記憶可能な領域は、それぞれが1メモリ手段であることを特徴とする付記3記載の内視鏡装置。
【0108】
5.前記撮像手段の出力信号は、面順次式撮像信号であることを特徴とする付記1記載の内視鏡装置。
6.前記内視鏡装置は、前記面順次式撮像信号を形成する各色成分信号に基づき、各色成分信号間の色ズレ量を検出する色ズレ検出手段と、
前記色ズレ検出手段の検出出力に応じて、前記記憶手段に記憶される撮像信号の記憶を制御する撮像信号書き込み制御手段と、
を有することを特徴とする付記5記載の内視鏡装置。
【0109】
7.撮像信号書き込み制御手段は前記色ズレ量が所定の値以下の撮像信号を前記記憶手段に記憶し、前記色ズレ量が所定の値を越える撮像信号は前記記憶手段に記憶しない付記6記載の内視鏡装置。
8.さらに前記撮像信号の記録指示を行う記録指示手段と、記録指示の信号により前記撮像信号の記録を行う記録手段とを有する付記1記載の内視鏡装置。
【0110】
9.撮像手段で撮像された被写体画像を順次表示手段に動画像で表示可能な内視鏡装置において、
前記撮像手段から被写体画像に対応した単位で出力される撮像信号を前記被写体画像単位で時系列的に複数記憶する記憶手段と、
前記表示手段に静止画像の表示を指示する静止画指示信号を発生する静止画指示手段と、
前記静止画指示信号により前記記憶手段に記憶された複数の撮像信号の任意の撮像信号を前記表示手段に静止画像として選択的に表示する制御を行う制御手段と、
を具備することを特徴とする内視鏡装置。
【0111】
10.前記撮像信号は面順次式撮像信号であり、さらに前記面順次式撮像信号の色ズレ量を算出する色ズレ算出手段を有する付記9記載の内視鏡装置。
11.前記色ズレ量が所定の値以下の前記面順次式撮像信号のみを前記記憶手段に記憶する付記10記載の内視鏡装置。
12.前記制御手段は、前記静止画指示信号により前記記憶手段に記憶された複数の撮像信号における最も色ズレ量が小さいものを優先して前記表示手段に静止画像として選択的に表示する制御を行う付記11記載の内視鏡装置。
【0112】
13.前記撮像信号は同時式撮像信号であり、さらに前記同時式撮像信号のブレ量を算出するブレ算出手段を有する付記9記載の内視鏡装置。
14.前記ブレ量が所定の値以下の前記同時式撮像信号のみを前記記憶手段に記憶する付記13記載の内視鏡装置。
【0113】
15.前記制御手段は、前記静止画指示信号により前記記憶手段に記憶された複数の撮像信号における最もブレ量が小さいものを優先して前記表示手段に静止画像として選択的に表示する制御を行う付記14記載の内視鏡装置。
16.さらに静止画像の記録を指示するレリーズ指示信号を発生するレリーズ指示手段と、前記レリーズ指示信号により前記静止画像を記録する記録手段とを有する付記9記載の内視鏡装置。
【0114】
17.撮像手段で撮像された被写体画像を順次表示手段に動画像で表示可能な内視鏡装置において、
前記撮像手段から被写体画像に対応した単位で出力される撮像信号を前記被写体画像単位で時系列的に複数記憶する記憶手段と、
前記表示手段に静止画像の表示を指示する静止画指示信号を発生する静止画指示手段と、
前記静止画指示信号により前記記憶手段に記憶された複数の撮像信号の任意の撮像信号を前記表示手段に静止画像として選択的に表示する制御を行う制御手段と、
前記静止画像の記録を指示するレリーズ指示信号を発生するレリーズ指示手段と、前記レリーズ指示信号により前記静止画像を記録する記録手段と、
を具備することを特徴とする内視鏡装置。
【0115】
18.さらに撮像信号の画質を評価する評価手段を有し、前記評価手段により所定の画質以上の撮像信号のみを前記記憶手段に記憶する付記17記載の内視鏡装置。
19.前記評価手段は撮像信号が面順次式撮像信号の場合には色ズレ量を算出する色ズレ算出回路で、撮像信号が同時式撮像信号の場合にはブレ量を算出するブレ量算出回路である付記18記載の内視鏡装置。
20.前記制御手段は前記静止画指示信号により前記記憶手段に記憶された複数の撮像信号における最も画質が良いと判断したものを優先して前記表示手段に表示する付記18記載の内視鏡装置。
【0116】
(付記17〜20の背景)
付記1の背景(つまり、従来の技術の欄に記載)と同じの他に、効率良く色ズレ或いはブレ量の小さい画質の良い画像を記録することが困難であった。
つまり、従来例では単に所定時間間隔で静止画像を表示し、術者はその静止画像を見てその表示時間内に記録するか否かを判断しなければならず、画質の良い静止画像を記録しようとしても、他の静止画像と比較することができないため、実際には余分に記録を行うことにより欠落を防止しなければならないという欠点がある。
【0117】
(付記17〜20の目的)
色ブレ或いはブレ量が小さい画質の良い静止画像を表示したり、画質の良い静止画像を記録することが容易にできる内視鏡装置を提供する。
【0118】
(付記17の作用)
動画像で表示している際に、時系列的に複数の被写体画像を記憶手段に記憶しているので、静止画像の表示を希望する場合には静止画像指示手段を操作することにより制御手段を介して記憶手段に記憶された任意の被写体画像を表示させることができ、選択により最も画質の良い静止画像を容易に表示できるし、この最も画質の良い静止画像の表示状態で記録の指示を行うことにより最も画質の良い静止画像を記録することも容易にできる。
(付記18の作用)
評価手段により所定の画質以上の撮像信号のみを前記記憶手段に記憶するので、付記17よりもさらに画質の良い静止画像を表示させたり、記録したりすることが効率良くできる。
(付記20の作用)
制御手段は前記静止画指示信号により前記記憶手段に記憶された複数の撮像信号における最も画質が良いと判断したものを優先して前記表示手段に表示するので、容易かつ短時間に画質が良い静止画像を表示できる。
【0119】
21.画像を強調処理する画像処理手段を備えた内視鏡装置において、
前記画像処理手段で行う処理内容を時系列変化させる処理内容変移手段を具備することを特徴とする内視鏡装置。
【0120】
(付記21の背景)
現在用いられている画像強調機能では、体腔内の状態や被写体とスコープ先端部との距離などに影響され、効果的な強調が得られないことがあった。そのため、内視鏡装置は被写体の条件に応じて、細かい画像強調のパラメータの設定変更を行えるように設計されているが、実際に検査中にそのような変更を素早く行うことは困難であった。
【0121】
特に、治療効果を確認するために、前回の検査時と比較するための画像を得たいとき等、使用者の意図する構図や強調で記録したい場合は、何度もフリーズ操作やパラメータの設定変更を繰り返すこととなり、検査時間を長引かせる要因となっていた。
【0122】
(付記21の目的)
適切な画像強調を使用者が容易に選択できる内視鏡装置を提供すること。
(付記21の効果)
適切な画像強調を使用者が容易に選択できる。
【0123】
【発明の効果】
以上説明したように本発明によれば、表示する順番を所望の順番で順次表示することができ、この順次表示される静止画像中選択した特定の静止画像を継続して表示する、又は記録することができるといった効果を有する。
また、前記順次表示される静止画像を所望のタイミングで切り替える切り替え手段を備えることにより、所定の時間間隔で順次表示される静止画像の表示を所望のタイミングにて切り替えることを可能にできる効果を有する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態の内視鏡装置の全体構成図。
【図2】フリーズメモリユニットの構成図。
【図3】画像強調回路の構成図。
【図4】コントラスト変換関数の特性図。
【図5】パラメータαの時間変化を示す図。
【図6】色ズレの少ない静止画像を表示するメモリ制御等の処理内容を示すフローチャート図。
【図7】本発明の第2の実施の形態におけるメモリ制御等の処理内容を示すフローチャート図。
【図8】本発明の第3の実施の形態におけるコントラスト変換関数の特性図。
【符号の説明】
1…内視鏡装置
2…電子内視鏡(スコープ)
3…光源装置
4…プロセッサ
5…カラーモニタ
6…写真撮影装置
7…画像ファイリング装置
8…挿入部
11…ライトガイドファイバ
24…RGB回転フィルタ
14…被検査体
16…CCD
17…フリーズスイッチ
18…レリーズスイッチ
19…画像強調変移スイッチ
26…プリプロセス回路
27…A/D変換回路
28R,28G,28B…同時化メモリ
29R,29G,29B…フリーズメモリユニット
30…画像強調回路
32…色ズレ量算出回路
33…色ズレ量記憶メモリ
34…CPU
35…メモリ制御回路
41−1〜41−9…第1のメモリ〜第9のメモリ
42…セレクタ
43…パラメータ記憶メモリ
44R,44G,44B…LUT
Claims (4)
- 撮像手段にて撮像された被写体像を表示手段に表示可能な内視鏡装置において、
前記撮像手段により撮像された撮像信号を被写体単位の静止画像信号として複数記憶する静止画像記憶手段と、
静止画像表示操作手段からの指示信号に基づいて前記静止画像記憶手段に記憶されている複数の静止画像を、前記表示手段に所定の順番で順次表示するよう制御し、前記静止画像表示操作手段の指示信号によって前記表示手段に順次表示される静止画像のうち、選択手段の選択信号に基づいて所望の静止画像を選択して前記表示手段に継続表示させる又は記録するよう制御する制御部と、
前記表示手段に前記順次表示される静止画像を所望のタイミングで切り替える切り替え手段と、
前記撮像手段により撮像された撮像信号のうち前記静止画像記憶手段に記憶する所定の静止画像信号のみを選別して前記静止画記録手段に記憶するよう指示する画像記憶制御手段と、
を備え、
前記静止画像記憶手段に記憶される静止画像信号の色ズレ量を色ズレ量記憶手段に記憶させ、前記静止画像表示操作手段の出力信号に基づき、この色ズレ量記憶手段に記憶されている色ズレ量を参照して、前記静止画記憶手段に記憶された複数の静止画像のうち色ズレ量の小さい画像順に順次静止画像として前記表示手段に出力することを特徴とする内視鏡装置。 - 撮像手段にて撮像された被写体像を表示手段に表示可能な内視鏡装置において、
前記撮像手段により撮像された撮像信号を被写体単位の静止画像信号として複数記憶する静止画像記憶手段と、
静止画像表示操作手段からの指示信号に基づいて前記静止画像記憶手段に記憶されている複数の静止画像を、前記表示手段に所定の順番で順次表示するよう制御し、前記静止画像表示操作手段の指示信号によって前記表示手段に順次表示される静止画像のうち、選択手段の選択信号に基づいて所望の静止画像を選択して前記表示手段に継続表示させる又は記録するよう制御する制御部と、
前記表示手段に前記順次表示される静止画像を所望のタイミングで切り替える切り替え手段と、
前記撮像手段により撮像された撮像信号のうち前記静止画像記憶手段に記憶する所定の静止画像信号のみを選別して前記静止画記録手段に記憶するよう指示する画像記憶制御手段と、
を備え、
前記画像記憶制御手段は、前記撮像信号が面順次式撮像信号のときは色ズレ量を算出してこの色ズレ量が所定以下の信号のみを選別して前記静止画像記憶手段に記憶するよう指示し、前記静止画記憶手段はこの指示に基づき選別された静止画像信号のみを記憶することを特徴とする内視鏡装置。 - 撮像手段にて撮像された被写体像を表示手段に表示可能な内視鏡装置において、
前記撮像手段により撮像された撮像信号を被写体単位の静止画像信号として複数記憶する静止画像記憶手段と、
静止画像表示操作手段からの指示信号に基づいて前記静止画像記憶手段に記憶されている複数の静止画像を、前記表示手段に所定の順番で順次表示するよう制御し、前記静止画像表示操作手段の指示信号によって前記表示手段に順次表示される静止画像のうち、選択手段の選択信号に基づいて所望の静止画像を選択して前記表示手段に継続表示させる又は記録するよう制御する制御部と、
前記表示手段に前記順次表示される静止画像を所望のタイミングで切り替える切り替え 手段と、
前記撮像手段により撮像された撮像信号のうち前記静止画像記憶手段に記憶する所定の静止画像信号のみを選別して前記静止画記録手段に記憶するよう指示する画像記憶制御手段と、
を備え、
前記画像記憶制御手段は、前記撮像信号を同時化処理したR,G,B信号に対して色ズレ量を算出し、この算出された色ズレ量を色ズレ量の閾値と比較してこの閾値以下の色ズレ量の画像信号のみを選別して前記静止画像記憶手段に記憶するよう指示し、前記静止画記憶手段はこの指示に基づき選別された静止画像信号のみを記憶することを特徴とする内視鏡装置。 - 撮像手段にて撮像された被写体像を表示手段に表示可能な内視鏡装置において、
前記撮像手段により撮像された撮像信号を被写体単位の静止画像信号として複数記憶する静止画像記憶手段と、
静止画像表示操作手段からの指示信号に基づいて前記静止画像記憶手段に記憶されている複数の静止画像を、前記表示手段に所定の順番で順次表示するよう制御し、前記静止画像表示操作手段の指示信号によって前記表示手段に順次表示される静止画像のうち、選択手段の選択信号に基づいて所望の静止画像を選択して前記表示手段に継続表示させる又は記録するよう制御する制御部と、
前記表示手段に前記順次表示される静止画像を所望のタイミングで切り替える切り替え手段と、
前記撮像手段により撮像された撮像信号のうち前記静止画像記憶手段に記憶する所定の静止画像信号のみを選別して前記静止画記録手段に記憶するよう指示する画像記憶制御手段と、
を備え、
前記画像記憶制御手段は、前記撮像信号が同時式撮像信号のときはブレ量を算出してこのブレ量が所定以下の信号のみを選別して前記静止画記憶手段に記憶する要旨指示し、前記静止画記憶手段はこの指示に基づき選別された静止画像信号のみを記憶することを特徴とする内視鏡装置。
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