JP2002094697A - 携帯通信端末装置 - Google Patents

携帯通信端末装置

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JP2002094697A
JP2002094697A JP2000283117A JP2000283117A JP2002094697A JP 2002094697 A JP2002094697 A JP 2002094697A JP 2000283117 A JP2000283117 A JP 2000283117A JP 2000283117 A JP2000283117 A JP 2000283117A JP 2002094697 A JP2002094697 A JP 2002094697A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 発信者を選択して返信メッセージを送信する
ことなどを実現する。 【解決手段】 返信判定部107は、主制御部108が
抽出したたとえば電子メールアドレスにもとづいてデー
タベースメモリー110を検索し、同アドレスに対応づ
けて保持されている返信フラグデータにより、返信を行
うか否かを判定する。そして、返信メッセージ作成部1
11は、返信判定部107による判定結果が正の場合
に、データベースメモリー110から返信メッセージを
取得し同メッセージにもとづき電子メールのメッセージ
を作成する。そして、主制御部108は返信メッセージ
作成部111が作成した電子メールのメッセージを発信
者のアドレスに無線部102を通じて送信する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、携帯情報端末装置
や携帯電話装置などの携帯通信装置に関し、特に返信メ
ッセージを自動送信する機能を備えた携帯通信装置に関
するものである。
【0002】
【従来の技術】返信メッセージを自動送信する機能を備
えた従来のこの種の携帯通信端末装置の一例が特開平8
−331621号公報に開示されている。図4は、この
携帯通信端末装置のシステム構成を示すブロック図であ
る。図4に示したように、従来の携帯情報端末装置20
0では、利用者がデータ入力部206を操作して、あら
かじめ自動返信用メッセージをメッセージデータ保持部
205に登録する。また、利用者は、同じくデータ入力
部206で、自動返信機能をONにするための所定の操
作を行い、これにより不揮発性メモリーに保持された自
動返信フラグ208がONに設定される。
【0003】その後、電話や電子メールが着信データ着
信部201に着信すると、アドレス識別部202はその
信号をデータ着信部から受け取り、電話であれば電話番
号を識別し、電子メールであればメールアドレスを識別
する。そして、アドレス保持部203は、この識別され
たアドレスを保持する。次に、データ送信部204は自
動返信フラグ208を参照し、自動返信フラグ208が
ONの場合は、メッセージデータ番号保持部207に保
持されているメッセージ番号のメッセージデータをメッ
セージデータ保持部205から取り出し、データ送信部
204は、取り出されたメッセージデータを、アドレス
保持部203が保持しているアドレスに送信する。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかし、このような従
来の携帯情報端末装置200にはつぎのような問題があ
る。第1に、従来の携帯情報端末装置200では、発信
者はいっさい区別されず、すべての発信者に対して返信
メッセージが自動的に返信してしまう。したがって、特
定の発信者には返信メッセージを送信する必要がないよ
うな場合でも、自動返信機能をONにすると、返信メッ
セージがかならず送信される。これを避けるためには自
動返信機能をOFFに設定するしかなく、その場合に
は、自動返信機能はまったく活かされず、無駄となる。
【0005】第2に、従来の携帯情報端末装置200で
は、送信できる返信メッセージは一種類に限られてお
り、発信者によってメッセージを変えるといったことは
できない。しかし、発信者が友人か、仕事関係の人間
か、学校関係の人間かなどによって返信メッセージの内
容を変えたいという要求は利用者の間に強く存在する。
【0006】第3に、従来の携帯情報端末装置200で
は、返信メッセージは、着信があると直ちに送信されて
しまい、利用者が受信したメッセージを確認した上で返
信メッセージを送信するといったことは行えない。本発
明はこのような問題を解決するためになされたもので、
その目的は、発信者を選択して返信メッセージを送信す
ることができ、発信者によって異なる返信メッセージを
送信することが可能であり、また、返信メッセージを送
信するタイミングを利用者が選択可能な携帯通信端末装
置を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は上記目的を達成
するため、無線により音声信号またはデータを送受信す
る無線部と、着信時、応答操作が行われなかった場合に
前記無線部を通じて取得した発信者のメッセージを録音
する留守番電話部、および前記無線部を通じて取得した
電子メールのデータを記憶するメール記憶手段のうちの
少なくとも一方と、前記無線部の出力信号から前記発信
者の識別情報を抽出する識別情報抽出手段と、返信メッ
セージを保持する返信メッセージ記憶手段とを備えた携
帯通信端末装置であって、着信に対して返信を行うか否
かを表す返信フラグデータを前記発信者ごとに、前記発
信者の前記識別情報に対応づけて保持するデータベース
手段と、前記識別情報抽出手段が抽出した前記識別情報
にもとづいて前記データベース手段を検索し、前記デー
タベース手段が前記識別情報に対応づけて保持している
返信フラグデータの値により返信を行うか否かを判定す
る返信判定部と、前記返信判定部による判定結果が正の
場合に、前記返信メッセージ記憶手段から前記返信メッ
セージを取得し同メッセージにもとづき音声信号または
電子メールのメッセージを作成する返信メッセージ作成
部と、前記返信メッセージ作成部が作成した音声信号ま
たは電子メールのメッセージを、前記発信者の前記識別
情報により特定した宛先に前記無線部を通じて送信する
返信メッセージ送信手段とを備えたことを特徴とする。
【0008】本発明の携帯通信端末装置では、返信判定
部は、識別情報抽出手段が抽出した識別情報にもとづい
てデータベース手段を検索し、データベース手段が識別
情報に対応づけて保持している返信フラグデータの値に
より、返信を行うか否かを判定する。返信メッセージ作
成部は、返信判定部による判定結果が正の場合に、返信
メッセージ記憶手段から返信メッセージを取得し同メッ
セージにもとづき音声信号または電子メールのメッセー
ジを作成する。そして、返信メッセージ送信手段は、返
信メッセージ作成部が作成した音声信号または電子メー
ルのメッセージを発信者の識別情報にもとづく宛先に無
線部を通じて送信する。
【0009】したがって、本発明の携帯通信端末装置で
は、データベース手段にあらかじめ各発信者ごとに適切
な返信フラグデータを設定しておくことにより、利用者
が望む発信者に対してのみ返信メッセージを送信するよ
うにできる。これにより、利便性が向上するとともに、
必要な発信者に対してのみ返信メッセージを送信するこ
とで無駄な通信を避け、通信コストを削減できる。そし
て、回線混雑の防止にも役立つ。
【0010】また、本発明の携帯通信端末装置は、前記
返信メッセージ記憶手段が前記発信者ごとに、または前
記発信者のグループごとに異なる複数の前記返信メッセ
ージを保持し、前記返信メッセージ作成部は、前記返信
判定部による判定結果が正の場合に、前記発信者に送る
べき前記返信メッセージを前記返信メッセージ記憶手段
から選択して取得し同メッセージにもとづき音声信号ま
たは電子メールのメッセージを作成することを特徴とす
る。したがって、本発明の携帯通信端末装置では、発信
者に応じて内容の異なる返信メッセージを送信すること
ができ、利便性が向上する。
【0011】また、本発明は、利用者が操作する入力部
を備え、前記返信メッセージ送信手段は前記入力部に対
して所定操作が行われた場合に、前記返信メッセージ作
成部が作成した音声信号または電子メールのメッセージ
を前記発信者の前記識別情報により特定した宛先に前記
無線部を通じて送信することを特徴とする。そのため、
本発明の携帯通信端末装置では、たとえば利用者が受信
メッセージを確認した後に返信メッセージを発信者に送
信するといったことが可能となり、通信の信頼性を高め
ることができる。
【0012】
【発明の実施の形態】次に本発明の実施の形態例につい
て図面を参照して説明する。図1は本発明による携帯通
信端末装置の一例を示すブロック図である。また、図
2、図3は図1の携帯通信端末装置の動作を示すフロー
チャートである。図1に示した携帯通信端末装置100
は、たとえば電子メールの送受信機能を備えた携帯情報
端末装置であり、まず、基本的な構成要素として、アン
テナ101、無線部102、留守番電話部103、通報
制御部104、主制御部108、表示制御部112、L
CD113、入力部114などを備えている。
【0013】無線部102は、アンテナ101を通じて
送受信する無線信号を符号化/復号化する。留守番電話
部103は、基地局からの着信要求に対して、操作者が
応答することができない場合などに、発信者のメッセー
ジを録音する。通報制御部104は、主制御部108か
らの指示にもとづき、光および音により利用者に通報を
行う。通報制御部104は、光により通報する場合は、
LED(発光ダイオード)105に信号を送って発光さ
せ、音により通報する場合はスピーカ106に信号を出
力して音を発生させる。
【0014】表示制御部112は、主制御部108によ
る制御のもとで、携帯通信端末装置100の動作状態を
表す文字や図形の情報、送受信するメッセージ、入力部
114より入力された文字や数字などを、LCD(液晶
表示装置)113に表示させる。入力部114は、携帯
通信端末装置100の各機能を利用者が使用するための
機能キーや、文字や数字のキーを含み、利用者がこれら
のキーを操作すると、対応する信号が主制御部108に
送られる。
【0015】携帯通信端末装置100はさらに、返信判
定部107、データベース管理部109、データベース
メモリー110、ならびに返信メッセージ作成部111
を含んでいる。データベースメモリー110およびデー
タベース管理部109は本発明に係わるデータベース手
段を構成しており、[表1]はデータベーメモリーの記
憶内容の一例を示している。
【0016】
【表1】 この表に示したように、データベースメモリー110
は、登録番号T501、名前T502、フリガナT50
3、電話番号T504、メールアドレスT505、返信
フラグT506、グループ番号T507、グループ名T
508の各データ領域を有し、各発信者ごとにこれらの
データを対応づけて保持している。各データは、本実施
の形態例では利用者が入力部114のキーを操作するこ
とにより、主制御部108およびデータベース管理部1
09の制御のもとでデータベースメモリー110に記録
される。
【0017】返信フラグT506は、発信者に対して返
信メッセージを送信するか否かを表すデータであり、
[表1]の例では、登録番号1、2、4、7などの発信
者に対して返信メッセージを送信すべく値が1に設定さ
れている。なお、返信フラグの値を入力部114におけ
る操作にもとづいて設定する際、主制御部108は本発
明に係わるフラグ設定手段として機能する。グループ番
号T507(グループ識別情報)は各発信者がどのグル
ープに属するかを表す番号であり、本実施の形態例で
は、1は友達、2は会社関係の人間、3は学校関係の人
間であることを示している。本実施の形態例では、以下
に詳しく説明するように、このグループ番号にもとづい
て異なる返信メッセージが発信者に送信される。
【0018】データベースメモリー110は、本実施の
形態例では、メール記憶手段としても機能しており、電
子メールが着信した場合には主制御部108が、無線部
102の出力信号より取得した電子メールのデータが、
発信者アドレスも含め、すべてデータベースメモリー1
10に記録される。データベースメモリー110はさら
に、返信メッセージ記憶手段としても機能し、発信者に
返信すべき複数のメッセージを保持する。
【0019】返信判定部107は、データベースメモリ
ー110が保持している上記返信フラグの値にもとづい
て、発信者に対し返信を行うか否かを判定する。そし
て、返信メッセージ作成部111は、データベースメモ
リー110が保持している返信メッセージにより、その
内容を表す音声信号、または電子メールのメッセージデ
ータを作成し、主制御部108に供給する。
【0020】次に、このように構成された携帯通信端末
装置100の動作について説明する。ここでは、理解を
容易にするため、まず携帯通信端末装置100が、発信
者ごとに異なる返信メッセージを送信する機能は備えて
いないものとして、図1、図2を参照しつつ説明する。
データベースメモリー110には、利用者が入力部11
4を操作して入力した[表1]に示したような電話帳デ
ータが保持されているものとする。利用者はまた、入力
部114を操作して返信メッセージを入力し、入力され
た返信メッセージは、主制御部108およびデータベー
ス管理部109の制御のもとでデータベースメモリー1
10に格納される。なお、このとき主制御部108は本
発明のメッセージ登録手段として機能する。
【0021】利用者はさらに、入力部114を操作し
て、自動返信モードをONまたはOFFに設定する。こ
の自動返信モードを表すデータも、主制御部108およ
びデータベース管理部109の制御のもとでデータベー
スメモリー110の所定記憶領域に格納される。利用者
は、着信時に、直ちに自動的に返信メッセージを送信さ
せたい場合は、自動返信モードをONに設定し、一方、
受信メッセージを確認した上で返信メッセージを送信し
たい場合は自動返信モードをOFFに設定する。
【0022】主制御部108は、常時、無線部102か
ら着信通知が送られてきたか否かを監視している(ステ
ップS301)。無線部102はアンテナ101を通じ
て基地局から無線信号を受信すると、受信信号を復号化
して主制御部108に出力し、主制御部108に対して
着信通知を行う。これにより主制御部108は、メッセ
ージ受信動作を行うべきか否かを決める(ステップS3
02)。具体的には、無線部102からの信号が音声信
号なのか、あるいは電子メールデータなのかを判定し、
音声信号の場合には通報制御部104に着信通知を行
い、LED105の点灯や、スピーカ106による着信
通報音の発生を促す。これに対して利用者が応答せず、
入力部114に対して応答のための操作を行わなかった
場合には(ステップS302でYes)、主制御部10
8は留守番電話部103を起動し、発信者からのメッセ
ージを録音させる。
【0023】一方、電子メールのデータを受信した場合
には(ステップS302でYes)、そのデータを、発
信者アドレスも含めデータベース管理部109に供給
し、データベースメモリー110の所定記憶領域に格納
させる。主制御部108は、このようにメッセージを受
信した後、表示制御部112を制御してLCD113
に、着信があったことを利用者に知らせるためのメッセ
ージを表示させる。続いて主制御部108は、データベ
ース管理部109を通じてデータベースメモリー110
をアクセスし、自動返信モードのデータを調べて自動返
信モードがONかOFFかを判定する(ステップS30
3)。この判定結果が否の場合は、動作はステップS3
01に戻り、次の着信を待つことになる。一方、判定結
果が正の場合は、主制御部108は、本発明に係わる識
別情報抽出手段として動作し、無線部102から先に受
け取った信号より、発信者の電話番号または電子メール
アドレスを抽出して返信判定部107に供給する。
【0024】その結果、返信判定部107は、主制御部
108から供給された発信者の電話番号または電子メー
ルアドレスを、データベース管理部109を通じてデー
タベースメモリー110の電話帳データ([表1])内
で検索し(ステップS307)、上記電話番号または電
子メールアドレスを検索できたときは(ステップS30
8でYes)、同電話番号または電子メールアドレスに
対応して保持されている返信フラグが1か0かを判定す
る(ステップS309)。
【0025】この判定結果が正の場合は、その旨を主制
御部108に通知し、これにより主制御部108は返信
メッセージ作成部111を起動する。そして返信メッセ
ージ作成部111は、データベース管理部109を通じ
てデータベースメモリー110から、あらかじめ登録さ
れている返信メッセージを取り出し、電話着信の場合は
返信メッセージを音声信号に変換して主制御部108に
出力し、一方、電子メール着信の場合は返信メッセージ
をテキストデータに変換して主制御部108に出力する
(ステップS310)。
【0026】そして、主制御部108は、無線部102
とともに本発明に係わる返信メッセージ送信手段として
動作し、返信メッセージ作成部111からの音声信号ま
たはテキストデータを、返信メッセージとして、先に抽
出した発信者の電話番号または電子メールアドレスによ
り無線部102を通じて発信者宛に送信する(ステップ
S311)。
【0027】なお、ステップS308およびS309で
判定結果が否であった場合には、ステップS310、S
311はスキップされて返信メッセージ作成部111は
動作せず、したがって返信メッセージの送信も行われな
い。以上、着信時(ステップS301でYes)の動作
を説明したが、着信がない場合は(ステップS301で
No)、主制御部108は、入力部114に対する利用
者による操作を監視し、メッセージ読み出し要求が入力
されたか否かを判定する(ステップS304)。上述の
ように電話着信時に利用者が応答しなかった場合には発
信者のメッセージが留守番電話部103に録音されてお
り、また電子メール着信の場合はデータがデータベース
メモリー110に格納されている。利用者は、入力部1
14でメッセージ読み出し要求の操作を行うことでこれ
らのメッセージを読み出し、スピーカ106を通じて聴
取したり、またLCD113に表示させることができ
る。
【0028】この読み出し要求の操作が行われた場合
(ステップS304でYes)、主制御部108は留守
番電話部103で、メッセージが録音されているか否か
を調べ(ステップS305)、メッセージが録音されて
いる場合には、通報制御部104を通じて録音内容を再
生させる。これにより利用者は発信者からのメッセージ
を確認することができる(ステップS306)。また、
主制御部108はデータベース管理部109を通じてデ
ータベースメモリー110をアクセスし、返信メッセー
ジをまだ送信していない電子メールのメッセージが保持
されているか否かを調べ(ステップS305)、同メッ
セージが保持されていた場合には、そのデータをデータ
ベースメモリー110から読み出し、表示制御部112
を制御してLCD113にメッセージを表示させる。利
用者はこれにより受信メッセージを確認することができ
る(ステップS306)。その後、主制御部108はス
テップS307に進み、以降、上述した着信時の場合と
同様の動作が行われる(ステップS307〜S31
1)。
【0029】このように、本実施の形態例の携帯通信端
末装置100では、データベースメモリー110に発信
者の電話番号および電子メールアドレスに対応づけて発
信者ごとに保持されている返信フラグにもとづいて返信
メッセージを送信するか否かが決定されるため、利用者
が望む発信者に対してのみ返信メッセージを送信するこ
とができる。これにより、利便性が向上するとともに、
必要な発信者に対してのみ返信メッセージを送信するこ
とで無駄な通信を避け、通信コストを削減できる。ま
た、回線混雑の防止にも有用である。さらに、自動返信
モードをOFFに設定しておけば、着信時に返信メッセ
ージが自動送信されることはなく、その後、利用者が上
述のようにメッセージ読み出し要求の所定操作を行い、
メッセージを確認した段階で返信メッセージが送信され
る。そのため、通信の信頼性を高めることができる。
【0030】次に、発信者ごとに異なる返信メッセージ
を送信する機能をも含めて、図1、図3を参照して携帯
通信端末装置100の動作を説明する。図3において、
図2と同一のステップには同一の符号が付されており、
それらに関する説明はここでは省略する。
【0031】この場合には、利用者は入力部114を操
作して、発信者のグループごとに異なる返信メッセージ
を入力し、入力された返信メッセージは、主制御部10
8およびデータベース管理部109の制御のもとでデー
タベースメモリー110に格納される。返信判定部10
7は、上述したステップS309で返信フラグが1であ
った場合、ひきつづき、データベースメモリー110の
電話帳データを調べ、グループ番号が登録されているか
否かを判定する(ステップS310A)。電話帳データ
は本実施の形態例では[表1]に示したようなものとな
っており、グループ番号が登録されているので、ステッ
プS310Aの判定結果は正となる。これにより返信判
定部107は、該当する返信フラグの値が1であり、か
つグループ番号が登録されている旨を主制御部108に
通知する。
【0032】主制御部108はこの通知を受け、ブルー
プ別返信メッセージの作成を返信メッセージ作成部11
1に対して要求する(ステップS310AでYes)。
その結果、返信メッセージ作成部111は、利用者によ
りあらかじめ登録されている、該当グループに対応する
返信メッセージをデータベースメモリー110から読み
出し、返信メッセージの音声信号または電子メールのテ
キストデータを生成して主制御部108に供給する(ス
テップS310B)。そして、主制御部108はこれを
無線部102を通じて該当する発信者に送信する(ステ
ップS311)。なお、グループ番号が登録されていな
かった場合には(ステップS310AでNo)、返信メ
ッセージ作成部111は従来通り各発信者共通の返信メ
ッセージを作成して主制御部108に出力する(ステッ
プS310)。
【0033】このように、本実施の形態例の携帯通信端
末装置100では、発信者に応じて内容の異なる返信メ
ッセージを送信することができ、利便性が向上する。
【0034】なお、本実施の形態例では、返信フラグT
506を自動返信モードのオン・オフを示すデータとし
て用いているが、このフラグを返信メッセージのグルー
プを示す情報に置き換えることにより、同じグループ内
の発信者であっても、発信者との親密度などにより、さ
らに返信メッセージを細かく分けて設定することも可能
となる。
【0035】また、本実施の形態例では、発信者はグル
ープ化され、各グループごとに返信メッセージを変えて
送信するとしたが、各発信者ごとに返信メッセージを変
えて送信することも無論可能であり、その場合には、あ
らかじめ各発信者ごとに異なる返信メッセージをデータ
ベースメモリー110に登録しておき、返信メッセージ
作成部111が該当する発信者用の返信メッセージを読
み出し、送信する構成とすればよい。
【0036】さらに、ステップS306で利用者が受信
メッセージを確認した後に返信メッセージを送信する
際、返信メッセージを送信するか否かを選択できる構成
とすることも有効である。それには、たとえばメッセー
ジ確認後、自動返信を行うか否かを表すフラグデータを
データベースメモリー110にさらに登録できるように
しておき、返信判定部107が、そのフラグデータをも
参照して返信するか否かの判定を行うようにすればよ
い。
【0037】以上、本発明について実施の形態例をもと
に詳しく説明したが、本発明は、この例に限定されるこ
となく、種々の形態で実施できることは言うまでもな
い。
【0038】
【発明の効果】以上説明したように本発明の携帯通信端
末装置では、返信判定部は、識別情報抽出手段が抽出し
た識別情報にもとづいてデータベース手段を検索し、デ
ータベース手段が識別情報に対応づけて保持している返
信フラグデータの値により、返信を行うか否かを判定す
る。返信メッセージ作成部は、返信判定部による判定結
果が正の場合に、返信メッセージ記憶手段から返信メッ
セージを取得し同メッセージにもとづき音声信号または
電子メールのメッセージを作成する。そして、返信メッ
セージ送信手段は、返信メッセージ作成部が作成した音
声信号または電子メールのメッセージを発信者の識別情
報にもとづく宛先に無線部を通じて送信する。
【0039】したがって、本発明の携帯通信端末装置で
は、データベース手段にあらかじめ各発信者ごとに適切
な返信フラグデータを設定しておくことにより、利用者
が望む発信者に対してのみ返信メッセージを送信するよ
うにできる。これにより、利便性が向上するとともに、
必要な発信者に対してのみ返信メッセージを送信するこ
とで無駄な通信を避け、通信コストを削減できる。そし
て、回線混雑の防止にも役立つ。
【0040】また、本発明の携帯通信端末装置は、前記
返信メッセージ記憶手段が前記発信者ごとに、または前
記発信者のグループごとに異なる複数の前記返信メッセ
ージを保持し、前記返信メッセージ作成部は、前記返信
判定部による判定結果が正の場合に、前記発信者に送る
べき前記返信メッセージを前記返信メッセージ記憶手段
から選択して取得し同メッセージにもとづき音声信号ま
たは電子メールのメッセージを作成することを特徴とす
る。したがって、本発明の携帯通信端末装置では、発信
者に応じて内容の異なる返信メッセージを送信すること
ができ、利便性が向上する。
【0041】また、本発明の携帯通信端末装置は、利用
者が操作する入力部を備え、前記返信メッセージ送信手
段は前記入力部に対して所定操作が行われた場合に、前
記返信メッセージ作成部が作成した音声信号または電子
メールのメッセージを前記発信者の前記識別情報により
特定した宛先に前記無線部を通じて送信することを特徴
とする。そのため、本発明の携帯通信端末装置では、た
とえば利用者が受信メッセージを確認した後に返信メッ
セージを発信者に送信するといったことが可能となり、
通信の信頼性を高めることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による携帯通信端末装置の一例を示すブ
ロック図である。
【図2】図1の携帯通信端末装置の動作を示すフローチ
ャートである。
【図3】図1の携帯通信端末装置の動作を示すフローチ
ャートである。
【図4】従来の携帯通信端末装置のシステム構成を示す
ブロック図である。
【符号の説明】
100……携帯通信端末装置、101……アンテナ、1
02……無線部、103……留守番電話部、104……
通報制御部、105……LED、106……スピーカ、
107……返信判定部、108……主制御部、109…
…データベース管理部、110……データベースメモリ
ー、111……返信メッセージ作成部、112……表示
制御部、113……LCD、114……入力部、200
……携帯情報端末装置、201……着信データ着信部、
202……アドレス識別部、203……アドレス保持
部、205……メッセージデータ保持部、206……デ
ータ入力部、207……メッセージデータ番号保持部、
208……自動返信フラグ。

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 無線により音声信号またはデータを送受
    信する無線部と、着信時、応答操作が行われなかった場
    合に前記無線部を通じて取得した発信者のメッセージを
    録音する留守番電話部、および前記無線部を通じて取得
    した電子メールのデータを記憶するメール記憶手段のう
    ちの少なくとも一方と、前記無線部の出力信号から前記
    発信者の識別情報を抽出する識別情報抽出手段と、返信
    メッセージを保持する返信メッセージ記憶手段とを備え
    た携帯通信端末装置であって、 着信に対して返信を行うか否かを表す返信フラグデータ
    を前記発信者ごとに、前記発信者の前記識別情報に対応
    づけて保持するデータベース手段と、 前記識別情報抽出手段が抽出した前記識別情報にもとづ
    いて前記データベース手段を検索し、前記データベース
    手段が前記識別情報に対応づけて保持している返信フラ
    グデータの値により返信を行うか否かを判定する返信判
    定部と、 前記返信判定部による判定結果が正の場合に、前記返信
    メッセージ記憶手段から前記返信メッセージを取得し同
    メッセージにもとづき音声信号または電子メールのメッ
    セージを作成する返信メッセージ作成部と、 前記返信メッセージ作成部が作成した音声信号または電
    子メールのメッセージを、前記発信者の前記識別情報に
    より特定した宛先に前記無線部を通じて送信する返信メ
    ッセージ送信手段とを備えたことを特徴とする携帯通信
    端末装置。
  2. 【請求項2】 利用者が操作する入力部と、前記入力部
    に対する操作にもとづいて、返信を行うか否かを表す前
    記返信フラグデータを前記発信者ごとに前記発信者の前
    記識別情報に対応づけて前記データベース手段に保持さ
    せるフラグ設定手段とを備えたことを特徴とする請求項
    1記載の携帯通信端末装置。
  3. 【請求項3】 前記入力部に対する、前記返信メッセー
    ジを入力するための操作にもとづいて前記返信メッセー
    ジを前記返信メッセージ記憶手段に保持させるメッセー
    ジ登録手段を備えたことを特徴とする請求項2記載の携
    帯通信端末装置。
  4. 【請求項4】 前記返信メッセージ記憶手段は前記発信
    者ごとに、または前記発信者のグループごとに異なる複
    数の前記返信メッセージを保持し、前記返信メッセージ
    作成部は、前記返信判定部による判定結果が正の場合
    に、前記発信者に送るべき前記返信メッセージを前記返
    信メッセージ記憶手段から選択して取得し同メッセージ
    にもとづき音声信号または電子メールのメッセージを作
    成することを特徴とする請求項1記載の携帯通信端末装
    置。
  5. 【請求項5】 前記データベース手段は、前記発信者ご
    とに、前記発信者の前記識別情報に対応づけてグループ
    識別情報を保持し、前記返信メッセージ作成部は、前記
    データベース手段が保持する前記グループ識別情報にも
    とづいて前記発信者に送るべき前記返信メッセージを選
    択することを特徴とする請求項4記載の携帯通信端末装
    置。
  6. 【請求項6】 利用者が操作する入力部を備え、前記返
    信メッセージ送信手段は前記入力部に対して所定操作が
    行われた場合に、前記返信メッセージ作成部が作成した
    音声信号または電子メールのメッセージを前記発信者の
    前記識別情報により特定した宛先に前記無線部を通じて
    送信することを特徴とする請求項1記載の携帯通信端末
    装置。
  7. 【請求項7】 前記識別情報は電話番号または電子メー
    ルアドレスであることを特徴とする請求項1記載の携帯
    通信端末装置。
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