JP2002094551A - 情報提供方法 - Google Patents

情報提供方法

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JP2002094551A
JP2002094551A JP2000281735A JP2000281735A JP2002094551A JP 2002094551 A JP2002094551 A JP 2002094551A JP 2000281735 A JP2000281735 A JP 2000281735A JP 2000281735 A JP2000281735 A JP 2000281735A JP 2002094551 A JP2002094551 A JP 2002094551A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 本発明は、情報提供方法に関し、例えばイン
ターネットにより音楽、映像を配信する場合に適用し
て、ストリーミング配信及びバッファリング配信の長所
を共に兼ね備えた方式により、ストリームコンテンツを
配信することができるようにする。 【解決手段】 本発明は、ストリーミング配信とバッフ
ァリング配信とで配信方法を切り換えて、1つのストリ
ームコンテンツを配信する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、情報提供方法に関
し、例えばインターネットにより音楽、映像を配信する
場合に適用することができる。本発明は、ストリーミン
グ配信とバッファリング配信とで配信方法を切り換え
て、1つのストリームコンテンツを配信することによ
り、ストリーミング配信及びバッファリング配信の長所
を共に兼ね備えた方式により、ストリームコンテンツを
配信することができるようにする。
【0002】
【従来の技術】従来、音楽、映画等の時間により内容が
変化する情報(以下、ストリームコンテンツと呼ぶ)の
配信においては、2種類の配信方法が選択的に利用され
るようになされている。
【0003】このうちの1種類の配信方法は、受信側で
配信に係るストリームコンテンツを受信しながら再生す
ることができファイル形式によりストリームコンテンツ
を配信する方法である(以下、この配信方法をストリー
ミング配信と呼び、この配信方法によるストリームコン
テンツの送信及び再生をそれぞれストリーミング送信及
びストリーミング再生と呼ぶ)。
【0004】図5に示すように、ストリーミング配信に
おいては、1つのストリームコンテンツの送信、受信、
再生に要する時間がほぼ一致し、再生側においては、ダ
ウンロードを開始した直後よりダウンロードしたコンテ
ンツの内容をモニタすることができる。
【0005】これに対して他の1種類の配信方法は、例
えばWAV、MOV等のファイル形式によりストリーム
コンテンツを配信する方法である(以下、この配信方法
をバッファリング配信と呼び、この配信方法によるスト
リームコンテンツの送信及び再生をそれぞれバッファリ
ング送信及びバッファリング再生と呼ぶ)。
【0006】この方法の場合、受信側においては、ダウ
ンロードしたストリームコンテンツのファイルをハード
ディスク装置等の記憶装置に一時記録し、ダウンロード
の完了を待って、記憶装置に記録したファイルを再生す
ることにより、図6に示すように、ダウンロードを開始
した後、コンテンツのモニタを開始するまでの間で待ち
時間が発生する欠点があるものの、エラー訂正、暗号化
等の処理がストリーミング再生の場合に比して容易な特
徴があり、これにより高い信頼性によりストリームコン
テンツを配信することができる。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】ところでバッファリン
グ配信においては、高い信頼性によりストリームコンテ
ンツを配信することができる長所があるものの、ダウン
ロードを開始した後、モニタを開始するまでに待ち時間
を要する欠点がある。
【0008】因みに、バッファリング配信においては、
図7に示すように、1つのストリームコンテンツを複数
ファイルにより分割して順次伝送することにより、待ち
時間を短くすることが考えられる。すなわちこの場合、
1つのストリームコンテンツを分割したパート1〜4の
ファイルを順次配信することにより、受信側において
は、パート1のファイルをダウンロードした時点でパー
ト1の再生を開始することができ、その分待ち時間を短
くすることができる。また各パートの再生中に、続くパ
ートのダウンロードを完了することにより、連続するパ
ートを途切れることなく再生することができる。しかし
ながらこのようにしてもバッファリング配信によって
は、待ち時間自体の発生は避け得ない。
【0009】これに対してストリーミング配信において
は、バッファリング配信に比して信頼性は劣る欠点があ
るものの、待ち時間が殆ど無い長所がある。
【0010】またバッファリング配信においては、ユニ
キャスト通信を前提とすることにより、伝送路の容量に
より配信対象の数が限られる欠点があるのに対し、スト
リーミング配信においては、マルチキャスト通信が容易
であり、このマルチキャスト通信では伝送路の容量によ
り通信対象の数が制限されない特徴がある。
【0011】これらによりストリーミング配信及びバッ
ファリング配信の長所を共に兼ね備えた方式により、ス
トリームコンテンツを配信することができれば、この種
の配信システムの使い勝手を一段と向上できると考えら
れる。
【0012】本発明は以上の点を考慮してなされたもの
で、ストリーミング配信及びバッファリング配信の長所
を共に兼ね備えた方式により、ストリームコンテンツを
配信することができる情報提供方法を提案しようとする
ものである。
【0013】
【課題を解決するための手段】かかる課題を解決するた
め請求項1の発明においては、ストリームコンテンツを
ダウンロードにより所定の情報端末に提供する情報提供
方法に適用して、ストリーミング配信とバッファリング
配信とで配信方法を切り換えて、1つのストリームコン
テンツを配信する。
【0014】請求項1の構成によれば、ストリーミング
配信とバッファリング配信とで配信方法を切り換えて、
1つのストリームコンテンツを配信することにより、ス
トリーミング配信による長所とバッファリング配信によ
る長所を共に発揮するようにこれらの配信方法を切り換
えて、両方式の長所を兼ね備えた方式によりコンテンツ
を配信することができる。
【0015】
【発明の実施の形態】以下、適宜図面を参照しながら本
発明の実施の形態を詳述する。
【0016】(1)第1の実施の形態 図2は、本発明の第1の実施の形態に供する配信システ
ムを示すブロック図である。この配信システム1では、
インターネット2により接続された受信装置4からのア
クセスにより送信装置3から映画等によるストリームコ
ンテンツを配信する。このため送信装置3は、コンテン
ツサーバーを構成し、配信に係る各種ストリームコンテ
ンツを記憶手段5に記録する。
【0017】すなわち記憶手段5は、大容量のハードデ
ィスク装置であり、各種ストリームコンテンツを配信の
処理に必要な情報と共に記録する。記憶手段5は、制御
手段6の制御によりこのようにして保持したストリーム
コンテンツを更新し、さらに記録したストリームコンテ
ンツをエンコーダ7に出力する。このとき記憶手段5
は、制御手段6の制御により、コンテンツの配信方法に
対応するように、連続するストリームコンテンツのデー
タを出力する。また、コンテンツの配信方法の切り換え
に対応するように、連続するストリームコンテンツの送
出を所定の時点で中止し、さらにはこれとは逆に、スト
リームコンテンツのデータをコンテンツの途中より送出
する。なおここで配信の処理に必要なデータは、各受信
装置4のアドレス等である。
【0018】エンコーダ7は、このようにして記憶手段
5から出力されるストリームコンテンツのデータを例え
ばMPEG2の手法によりデータ圧縮する。さらにエン
コーダ7は、制御手段6の制御により、このようにして
データ圧縮したデータをストリーミング配信及び又はバ
ッファリング配信に対応するファイル形式により出力す
る。
【0019】送信手段8は、ネットワークインターフェ
ースであり、受信装置4からのアクセスを制御手段6に
通知し、またこの通知により制御手段6から出力される
各種データ、さらにはエンコーダ7から出力されるスト
リームコンテンツのファイルを受信装置4に送出する。
【0020】制御手段6は、送信装置3の動作を制御す
る演算処理手段であり、オペレータの指示により記憶手
段5に記録したストリームコンテンツを定期的に更新す
る。また受信装置4のアクセスによりストリームコンテ
ンツのダウロード要求が通知されると、対応するストリ
ームコンテンツを送信するように全体の動作を制御す
る。
【0021】この制御において、制御手段6は、コンテ
ンツの伝送状況に応じて、1つのストリームコンテツの
配信方法をストリーミング配信とバッファリング配信と
で切り換えるように、全体の動作を制御する。すなわち
例えば配信を開始する際にはストリーミング配信により
コンテンツの配信を開始し、これにより受信側における
待ち時間が殆ど発生しないようにし、ユーザーの使い勝
手を図る。さらに伝送によるエラーレートが劣化した場
合には、ストリーミング配信からバッファリング配信に
配信方法を切り換え、これにより画質、音質の劣化を防
止する。またバッファリング配信において、伝送路2の
帯域に余裕が少なくなると、マルチキャスト可能な配信
対象については、ストリーミング配信によるマルチキャ
ストに配信方法を切り換える。
【0022】図1は、このようなストリーミング配信か
らバッファリング配信への切り換えの説明に供するタイ
ムチャートである。なおこの図1と、後述する図3及び
図4とにおいて、ストリーミング配信によるパート1〜
4は、それぞれファイルを示すものではなく、バッファ
リング配信による各ファイルとの対比により示す区分で
ある。制御手段6は、コンテンツの伝送状況によりスト
リーミング配信からバッファリング配信への切り換えを
判定すると、この判定に係るプログラムより配信方法の
切り換え命令が所定の時点t1で送出される。制御手段
6は、この切り換え命令により、所定期間経過したスト
リーミング配信中止時点t2で、このストリームコンテ
ンツのストリーミング配信を中止する。
【0023】また制御手段6は、このストリーミング配
信中止時点t2でストリーミング配信を中止して、この
ストリームコンテンツについて未送信のデータが発生す
る場合(すなわち、例えば2時間のストリームコンテン
ツについて、1時間分のデータをストリーミング配信に
より配信した時点でストリーミング配信を中止する場合
であり、この場合、残り1時間分のデータが未送信のデ
ータとして残ることになる)、切り換え命令を受信した
時点t1からこの残りの未送信のデータをバッファリン
グ配信により配信する。
【0024】またこのバッファリング配信において、制
御手段6は、受信装置4側において、ストリーミング配
信中止時点t2までで配信したコンテンツの再生を完了
した時点で、このようにバッファリング配信により配信
した続くストリームコンテンツのデータを再生できるよ
うに、時点t1以降のストリームコンテンツについて
は、所定の再生時間を単位にしたファイルにより配信す
る。
【0025】これにより制御手段6は、このようにスト
リーミング配信中止時点t2までのストリームコンテン
ツを受信装置4側で再生した時点では、続くストリーム
コンテンツのデータによる1つのファイルが受信装置4
の記憶手段11に保持されており、この記憶手段11に
保持されたファイルを続いて再生することにより、これ
ら2つの配信方法に係るストリームコンテンツを途切れ
ることなく再生できるようになされている。
【0026】またこのバッファリング配信による1つの
ファイルに続くファイルについても、同様の区分により
ファイル化して配信し、これにより図7について上述し
たように、受信装置4側で途切れることなく再生できる
ようになされている。かくするにつき、制御手段6は、
このバッファリング配信による1つのファイルの長さに
応じて(デコードした際の再生時間である)、上述した
切り換え命令の時点t1からストリーミング配信中止時
点t2までの期間を設定するようになされている。
【0027】すなわち図3は、このようなストリーミン
グ配信からバッファリング配信への配信方法の切り換え
について、3系統の配信の切り換えを示すタイムチャー
トである。ここでこれら3系統A、B、Cは、配信開始
時刻が異なるものであり、制御手段6は、時点t1で配
信方法の切り換えが指示されると、この時点t1で未配
信の再生時間を判定する。この場合、Aの系統について
は、上述したバッファリング配信によるファイルの2つ
分のファイル分より若干多いデータが未配信であること
により、バッファリング配信による最後のファイル(パ
ート4)に対応するデータの送出開始の時点をストリー
ミング配信中止時点t2Aに設定し、またこのストリー
ミング配信中止時点t2Aで未配信となるデータをファ
イル化して(パート4のファイルである)、切り換え命
令の時点t1以降の所定の時点よりバッファリング配信
する。
【0028】これに対してBの系統においては、Aの系
統に比して、切り換え命令の時点t1でさらに多くのデ
ータが未配信であるものの、この未配信のデータがバッ
ファリング配信によるファイルの3つ分より少ないこと
により、Aの系統の場合と同様に、バッファリング配信
による最後のファイル(パート4)に対応するデータの
送出開始の時点をストリーミング配信中止時点t2Bに
設定する。またこのようにAの系統に比して多くのデー
タが未配信となっている分、Aの系統より遅れた時点
で、ストリーミング配信中止時点t2Bで未配信となる
データのバッファリング配信を開始する。
【0029】これに対してCの系統においては、切り換
え命令の時点t1でさらに多くのデータが未配信であ
り、この未配信のデータがバッファリング配信によるフ
ァイルの3つ分より多いことにより、バッファリング配
信による最後のファイルから2番目のファイル(パート
3)に対応するデータの送出開始の時点をストリーミン
グ配信中止時点t2Cに設定し、またこのストリーミン
グ配信中止時点t2Cでこの最後から2番目のファイル
の配信を完了しているように、順次、パート3及びパー
ト4のファイルをバッファリング配信する。
【0030】これらにより送信装置3では、受信側で、
途切れることなくストリームコンテンツを再生できるよ
うに、ストリーミング配信からバッファリング配信に配
信方法を切り換えるようになされている。なおこれらに
より制御手段6は、切り換えの命令が得られた時点t1
で、未送信のデータ量がバッファリング配信による2フ
ァイル未満の場合、バッファリング配信に動作を切り換
えることなく、ストリーミング配信によりストリームコ
ンテンツの配信を完了する。
【0031】図4は、これらとは逆に、バッファリング
配信からストリーミング配信への切り換えの説明に供す
るタイムチャートである。制御手段6は、伝送の状況に
よりバッファリング配信からストリーミング配信への切
り換え命令が時点t1で得られると、即座にバッファリ
ング配信を中止する。さらに制御手段6は、バッファリ
ング配信により配信済みとなっているファイルについ
て、受信装置4側で再生を完了する時点を判定し、この
判定の時点を、伝送に供する遅延時間、受信装置4側の
デコードに要する遅延時間等により補正して得られる時
点t2をストリーミング配信開始時点に設定し、この時
点t2よりバッファリング配信を中止してなるファイル
先頭に対応するデータよりストリーミング配信するよう
に全体の動作を制御する。
【0032】これにより送信装置3では、受信側で、途
切れることなくストリームコンテンツを再生できるよう
に、バッファリング配信からストリーミング配信へ配信
方法を切り換えるようになされている。
【0033】受信装置4は、例えばパーソナルコンピュ
ータ又は音楽配信に係る専用端末により構成され、スト
リームコンテンツのファイルを送信装置3よりダウンロ
ードして再生する。
【0034】ここで受信装置4において記憶手段11
は、ハードディスク装置により構成され、送信装置3か
らのダウンロードに必要な各種情報、送信装置3より配
信されたストリームコンテンツのファイル等を記録し、
さらに記録したファイルを制御手段12の制御によりデ
コーダ13に出力する。デコーダ13は、このように記
憶手段11より出力されるファイル及び受信手段16よ
り直接入力されるデータをデコードして出力し、液晶表
示装置による表示手段14は、このデコーダ13より出
力されるビデオデータを表示する。なお受信装置4にお
いては、デコーダ13の出力データのうち、オーディオ
データについては、図示しないオーディオ処理系により
モニタできるようになされている。
【0035】受信手段16は、ネットワークインターフ
ェースであり、送信装置3からのアクセスを制御手段1
2に通知し、また制御手段12からの出力データを送信
手段8に通知する。また受信手段16は、送信装置3よ
り伝送される各種ファイルを記憶手段11及びデコーダ
13に出力する。
【0036】制御手段12は、この受信装置4の動作を
制御する演算処理手段であり、ユーザーにより所望のコ
ンテンツの再生が指示されると、送信装置3にダウンロ
ードの要求を通知する。さらにこの通知により送信装置
3から送信される一連のファイルについて、ファイルに
設定された識別子の判別等により、ストリーミング配信
に係るファイルか、バッファリング配信に係るファイル
かを判定する。
【0037】ここで伝送されたファイルがストリーミン
グ配信に係るファイルの場合、制御手段12は、受信手
段16の出力データをデコーダ13で直接デコードする
ように全体の動作を制御し、これによりストリーミング
再生の処理を実行する。また受信したファイルがバッフ
ァリング配信に係るファイルに係るファイルの場合、こ
のファイルを記憶手段11に記録するように全体の動作
を制御し、さらに1つのファイルについて記憶手段11
への記録を完了すると、記憶手段11に記録したこのフ
ァイルをデコーダ13により再生するように、全体の動
作を制御し、これによりバッファリング再生の処理を実
行する。
【0038】さらにこのようなストリーミング再生にお
いて、図1について上述したバッファリング配信による
ファイルが配信されると、上述したストリーミング再生
の処理を実行しながら、同時に配信されるバッファリン
グ配信によるファイルを記憶手段11に記録し、ストリ
ーミング再生が終了すると、バッファリング再生に全体
の動作を切り換える。これに対してバッファリング配信
よりストリーミング配信に配信が切り換わると、途中ま
で記憶手段11に記憶したファイルについては(図4の
パート2)、記憶手段11へ記録されていないものとし
て処理を中止する。また記憶手段11に記録されて配信
の完了したファイルについて、デコーダ13による処理
が完了すると、続いてストリーム再生に全体の動作を切
り換える。なおこの実施の形態において、このようなス
トリーミング配信とバッファリング配信との切り換え
は、送信装置3から受信装置4への通知に基づいて、又
は受信装置4による受信手段16で受信されるデータの
監視に基づいて、実行される。
【0039】(2)実施の形態の動作 以上の構成において、この配信システム1では(図
2)、各ユーザーに配信するストリームコンテンツが記
憶手段5に保持され、このストリームコンテンツ5がエ
ンコーダ7により符号化処理された後、送信手段8を介
して受信装置4に送出される。また受信装置4では、こ
のようにして伝送されたストーリームコンテンツがデコ
ーダ13により再生され、表示手段14、オーディオ系
を介してユーザーに提供される。これによりこの配信シ
ステム1では、必要に応じて受信装置4により送信装置
3をアクセスしてストリームコンテンツをダウンロード
して再生することができ、各種の映画を試聴することが
できるようになされている。
【0040】このようにしてストリームコンテンツを配
信するにつき、配信システム1では、ストリーミング配
信により配信を開始した後、伝送の状況に応じてバッフ
ァリング配信とストリーミング配信とで配信方法が切り
換えられ、これにより量配信方法の長所を共に兼ね備え
た方式により、ストリームコンテンツを配信することが
できる。
【0041】すなわちストリーミング配信によりストリ
ームコンテンツの配信を開始することにより、ユーザー
による待ち時間を無くすことができ、これにより使い勝
手を向上することができる。またエラーレートが増加し
た場合には、信頼性の高いバッファリング配信に配信方
法を切り換え、これにより画質、音質の劣化が回避され
る。また伝送帯域に余裕が少なくなった場合には、スト
リーミング配信に切り換えてマルチキャストにより配信
し、配信先の増大に対応することができる。
【0042】このようにして配信方法を切り換えるにつ
き、ストリーミング配信からバッファリング配信への切
り換えにおいては、伝送の状況より切り換えの命令が得
られると(図1及び図3、時点t1)、残りの未配信の
データ量が判定され、ここで未配信のデータ量が所定の
再生時間に対応するデータ量以下の場合、ストリーミン
グ配信のままでストリームコンテンツの配信を完了す
る。これに対して、バッファリング配信による2ファイ
ル分のデータ量以上のデータが未送信の場合、バッファ
リング配信により1ファイルの配信を完了し、かつこの
ようにして配信するファイルの再生開始に対応する時点
がストリーミング配信中止時点t2に設定され、この時
点t2でストリーミング配信を中止する。またこのスト
リーミング配信中止時点t2より逆上った、ストリーミ
ング配信中止時点t2では再生を開始可能な時点より未
配信のストリームコンテンツのデータを順次ファイル化
してバッファリング配信により配信する。
【0043】これに対応して受信装置4側においては、
順次得られるストリーミング配信のデータがデコーダ1
3によりデコードされてモニタされ、ストリーミング配
信中止時点t2の前で、バッファリング配信が開始され
ると、このバッファリング配信によるデータが順次記憶
手段11に順次記録される。受信装置4側では、このよ
うにしてストリーミング配信によるデータがストリーミ
ング配信中止時点t2により途絶えると、記憶手段11
に記録した続くバッファリング配信によるファイルが再
生され、これによりストリーミング配信及びバッファリ
ング配信による連続するストリームコンテンツを再生す
ることができる。
【0044】このようにして連続して再生するにつき、
記憶手段11に保持されているバッファリング配信のフ
ァイルにおいては、送信装置3側において、ストリーミ
ング配信中止時点t2においては、受信装置4への配信
が完了し、さらにデコーダ13によりデコード可能に配
信されていることにより、受信装置4においては、スト
リーミング配信によるデータが途絶えると、この記憶手
段11に記憶されたファイルの再生を開始して、連続す
るストリームコンテンツを途切れることなく再生するこ
とができる。
【0045】これに対してバッファリング配信からスト
リーミング配信への切り換えにおいては(図4)、配信
方法の切り換えが命令されると、即座にバッファリング
配信が中止される。また既に受信装置4へ配信されたフ
ァイルの再生の完了時点に続いて再生可能となるよう
に、所定のタイミング(時点t2)より、この配信を中
止したファイルの先頭に対応するデータよりストリーミ
ング配信が開始される。これにより受信装置4側におい
ては、記憶手段11に記憶したファイルの再生を完了す
ると、続いて送信装置3から配信されるストリーミング
配信のデータを処理して、この配信に係るストリームコ
ンテンツを途切れることなく再生することができる。
【0046】(3)実施の形態の効果 以上の構成によれば、ストリーミング配信とバッファリ
ング配信とで配信方法を切り換えて、1つのストリーム
コンテンツを配信することにより、ストリーミング配信
及びバッファリング配信の長所を共に兼ね備えた方式に
より、ストリームコンテンツを配信することができる。
【0047】またストリーミング配信中止時点でストリ
ーミング配信を中止すると共に、ストリーミング配信中
止時点より逆上った所定の時点から、このストリーミン
グ配信中止時点でストリーミング配信を中止して未配信
となるストリームコンテンツのデータをバッファリング
配信により配信して配信方法を切り換え、さらにこのバ
ッファリング配信において、ストリーミング配信中止時
点では少なくとも1つのファイルの配信を完了している
ように、未配信となるストリームコンテンツのデータを
ファイル化して配信することにより、途絶えることなく
連続するストリーミングコンテンツを再生できるように
して、ストリーミング配信からバッファリング配信へ配
信方法を切り換えることができる。
【0048】(4)他の実施の形態 なお上述の実施の形態においては、バッファリング配信
におけるファイルを基準にしてストリーミング配信中止
時点を設定する場合について述べたが、本発明はこれに
限らず、要は、ストリーミング配信中止時点で、バッフ
ァリング配信に係るファイルが再生可能となるようにス
トリーミング配信中止時点を設定し、さらにはストリー
ミング配信と同時に配信するバッファリング配信のデー
タ量を設定すれば良く、これらの時点及びデータ量にあ
っては、バッファリング配信による伝送効率等に応じて
種々に変更することができる。
【0049】さらに上述の実施の形態においては、受信
装置側において、バッファリング配信によるファイルを
ハードディスク装置による記憶手段に一時記録して処理
する場合について述べたが、本発明はこれに限らず、例
えばメモリ等、種々の記憶手段を広く適用することがで
きる。
【0050】また上述の実施の形態においては、映像を
配信する場合について述べたが、本発明はこれに限ら
ず、音楽を配信する場合にも広く適用することができ
る。
【0051】さらに上述の実施の形態においては、受信
装置4をパーソナルコンピュータ又は再生用の専用端末
により構成する場合について述べたが、本発明はこれに
限らず、例えば携帯電話により音楽等をダウンロードす
る場合、さらに音楽等を記録媒体に記録するサービスの
サービス端末によりサーバーから音楽等をダウンロード
する場合等にも広く適用することができる。
【0052】
【発明の効果】上述のように本発明によれば、ストリー
ミング配信とバッファリング配信とで配信方法を切り換
えて、1つのストリームコンテンツを配信することによ
り、ストリーミング配信及びバッファリング配信の長所
を共に兼ね備えた方式により、ストリームコンテンツを
配信することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態に係る配信システム
において、ストリーミング配信からバッファリング配信
への切り換えを示すタイムチャートである。
【図2】図1の配信システムを示すブロック図である。
【図3】ストリーミング配信からバッファリング配信へ
の3系統の配信の切り換えを示すタイムチャートであ
る。
【図4】バッファリング配信からストリーミング配信へ
の切り換えを示すタイムチャートである。
【図5】ストリーミング配信を示すタイムチャートであ
る。
【図6】バッファリング配信を示すタイムチャートであ
る。
【図7】複数ファイルによるストリームコンテンツのバ
ッファリング配信を示すタイムチャートである。
【符号の説明】
1……配信システム、2……インターネット、3……送
信装置、4……受信装置

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】ストリームコンテンツをダウンロードによ
    り所定の情報端末に提供する情報提供方法において、 ストリーミング配信とバッファリング配信とで配信方法
    を切り換えて、1つのストリームコンテンツを配信する
    ことを特徴とする情報提供方法。
  2. 【請求項2】ストリーミング配信中止時点で前記ストリ
    ーミング配信を中止すると共に、 前記ストリーミング配信中止時点より逆上った所定の時
    点から、前記ストリーミング配信中止時点でストリーミ
    ング配信を中止して未配信となる前記ストリームコンテ
    ンツのデータをバッファリング配信により配信を開始す
    ることにより、 前記ストリーミング配信から前記バッファリング配信へ
    配信方法を切り換え、 前記バッファリング配信においては、 前記ストリーミング配信中止時点においては、少なくと
    も1つのファイルの配信を完了しているように、前記未
    配信となる前記ストリームコンテンツのデータをファイ
    ル化して配信することを特徴とする請求項1に記載の情
    報提供方法。
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