JP2002093928A - 集積回路の実装構造 - Google Patents

集積回路の実装構造

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JP2002093928A
JP2002093928A JP2000285264A JP2000285264A JP2002093928A JP 2002093928 A JP2002093928 A JP 2002093928A JP 2000285264 A JP2000285264 A JP 2000285264A JP 2000285264 A JP2000285264 A JP 2000285264A JP 2002093928 A JP2002093928 A JP 2002093928A
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integrated circuit
heat
box
sheet metal
noise
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JP2000285264A
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English (en)
Inventor
Noritada Oi
則忠 大井
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Ricoh Co Ltd
Original Assignee
Ricoh Co Ltd
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    • HELECTRICITY
    • H05ELECTRIC TECHNIQUES NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • H05KPRINTED CIRCUITS; CASINGS OR CONSTRUCTIONAL DETAILS OF ELECTRIC APPARATUS; MANUFACTURE OF ASSEMBLAGES OF ELECTRICAL COMPONENTS
    • H05K1/00Printed circuits
    • H05K1/02Details
    • H05K1/0272Adaptations for fluid transport, e.g. channels, holes

Abstract

(57)【要約】 【課題】 放射性ノイズおよび熱を発生する集積回路を
実装したものにおいて、集積回路からの電磁波を遮断す
るとともに、この集積回路からの熱を効率良く放熱させ
ることができる実装構造を、簡単・安価な構成で提供す
る。 【解決手段】 箱型板金1の適所に放熱用の小さな穴2
を多数形成する。放熱用の穴(ビア)12を多数設けた
多層プリント基板11上に集積回路21を実装し、さら
にこの集積回路21を箱型板金1で覆う。この実装構造
によれば、集積回路21からの放射性ノイズを遮断する
ことができると同時に、集積回路21からの熱を穴2,
12を介して大気に放散させることができる。このた
め、この実装構造はCPUなど、非常に高温に昇温しや
すい集積回路の実装に好適である。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は集積回路の実装構造
に関し、より詳しくは、電源層とGND層とを持つ多層
プリント基板を用いた実装構造において、放射性ノイズ
および熱を発生する集積回路に係るEMI(電磁障害)
対策および熱対策に関するものである。
【0002】
【従来の技術】近年、電子機器は、ディジタル化・高速
化・低価格化によって急激に普及している。設計者は更
に高速で低コストの製品の開発を迫られている。しか
し、ディジタル機器の高速化は、広い周波数帯域の不要
電磁波を増加させ、他の電子機器または人体にまでも影
響を与えているのが現状である。また、低電圧化や動作
マージンの減少からノイズ・マージンが低下し、不要電
磁波による誤動作が発生しやすくなっている。このよう
な電磁環境は大きな社会問題となっており、設計者はノ
イズ問題を考慮し、ユーザーが安心して使用できる製品
を作ることが必要不可欠となっている。
【0003】このような背景から、ディジタル回路の設
計では、EMC対策が重要な課題をなっている。高速化
とEMC対策は、ディジタル信号を‘0’と‘1’とし
てではなくアナログ信号としてとらえ、きれいなアナロ
グ波形でシステムを動作させるという考え方で解決でき
る。高速化時代のディジタル回路の設計とは、論理的な
タイミングを設計するだけではなく、いかにきれいなア
ナログ波形を設計するかということが最重要課題である
と言われている。
【0004】しかし、経験が豊かな設計者がいかに注意
深く回路を設計したとしても、放射性ノイズを出す集積
回路等が実際にプリント基板に実装されている限り、そ
のままではノイズを0にすることはできない。
【0005】従来は回路設計で出来上がった試作基板で
のノイズ対策の結果で、何度か試作を繰り返さなければ
ならず、この試作回数の増加が工数の増加、したがって
コスト増加を招いていた。
【0006】あるシステムのプリント回路基板におい
て、実装されている集積回路(特に高周波を生成してい
るクロック生成に関係するデバイスや、高速動作するC
PU,ASICなど)がノイズ規制をパスできないよう
な放射性ノイズを出すと、製品化ができなくなってしま
う。
【0007】そこで、これに対する対策として、集積回
路全体を箱型の板金で覆うことでノイズを押さえ込む手
法が考えられた。しかしこれは、集積回路から発生する
熱に対して十分に対処されたものではなかった。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】本発明は上記問題点に
鑑みなされたもので、その目的は、放射性ノイズおよび
熱を発生する集積回路を実装したものにおいて、集積回
路からの電磁波を遮断するとともに、この集積回路から
の熱を効率良く放熱させることができる実装構造を、簡
単・安価な構成で提供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】請求項1に記載の集積回
路の実装構造は、電源層とGND層とを有する多層プリ
ント基板上に、放射性ノイズおよび熱を発生する集積回
路を実装したものにおいて、箱型に形成され、かつ放熱
用の穴を有する箱型板金で集積回路を覆ったことを特徴
とするものである。
【0010】請求項1の発明を適用し、放熱用の穴(貫
通穴。以下同じ)を設けた箱型板金を用いても、集積回
路からの熱を十分に放熱しきれない場合がありうる。多
くの穴または大径の穴を形成した箱型板金を設けること
も考えられるが、こうするとノイズ低減という、本発明
の第1の目的が達成できなくなるおそれがある。そこ
で、請求項2に記載の集積回路の実装構造は、請求項1
において、多層プリント基板に放熱用の穴(ビア)を設
けたものである。
【0011】請求項1,2の実装構造では、集積回路が
CPUのような、100℃近くにも昇温するものである
場合には、必ずしも十分な放熱効果が得られない。そこ
で、請求項3に記載の集積回路の実装構造は、請求項1
または2において、箱型板金にヒートシンク部分を設け
たものである。
【0012】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を、図
面を参照しながら説明する。 第1の実施の形態 図1は、本発明に係る箱型板金の構造を示す斜視図であ
る。この箱型板金1の適所には放熱用の小さな穴2が多
数形成されている。規格外の放射性ノイズ及び熱を出す
集積回路を、電源層とGND層とを有する多層プリント
基板上に実装し、この集積回路を箱型板金1で覆うこと
により、放射性ノイズを遮断することができると同時
に、集積回路からの熱を穴2を介して大気に放散させる
ことができる。このように箱型板金1は、放射性ノイズ
の遮断と、実装構造の昇温防止とを同時に達成すること
が可能なものである。
【0013】箱型板金1に小さな穴を多数形成すること
で、穴がまったくない場合と殆ど同程度のノイズ漏れ防
止効果が得られる(ノイズ漏れが殆ど同一レベルとな
る)。こうすることで、集積回路を完全に覆ってしまう
場合よりも放熱面で有利になる。なお、箱型板金1の固
定に際しては、図1に示されているような複数の足3を
直接、プリント基板(図略)に半田付けする。
【0014】第2の実施の形態 図2は実装構造の分解斜視図である。本実施の形態は、
CPUなど温度が非常に高くなる集積回路をプリント基
板上に設ける場合に好適なものである。すなわち、放熱
用の穴(ビア)12を多数設けた多層プリント基板11
上に、集積回路21を実装し、さらにこの集積回路21
を図1の箱型板金1で覆う。この実装構造によれば、十
分な放熱効果が得られるため、例えばCPUの昇温を的
確に抑えることができる。
【0015】第3の実施の形態 図3に示す箱型板金31は、図1に示した箱型板金1の
改変例であって、放熱用の小さな穴2を多数形成すると
ともに、この箱型板金31の上面側に放熱用のフィン3
2を設けることで、そのヒートシンク機能を更に高めた
ものである。
【0016】
【発明の効果】以上の説明で明らかなように、本発明に
よれば以下の効果が得られる。 (1)請求項1の発明 電源層とGND層とを有する多層プリント基板上に、放
射性ノイズおよび熱を発生する集積回路を実装した実装
構造において、箱型に形成され、かつ放熱用の穴を有す
る箱型板金で集積回路を覆った構造としたので、放射性
ノイズの遮断と、実装構造の昇温防止とを同時に達成す
ることが可能となる。
【0017】(2)請求項2の発明 請求項1において、多層プリント基板に放熱用の穴(ビ
ア)を設けたため、請求項1の発明に比べて更に優れた
放熱効果が得られるので、例えばCPUの昇温を的確に
抑えることができる。
【0018】(3)請求項3の発明 請求項1または2において、箱型板金にヒートシンク部
分を設けたため、放熱効果が特に優れたものとなる。
【0019】以上のように本発明によれば、プリント基
板上に実装される集積回路からの放射性ノイズを容易に
軽減できるため、近年ますます高速化する集積回路の実
装構造を、ノイズ問題の面から躊躇なく実現することが
できる。また、高速化する集積回路は放熱問題について
も考えなくてはならない場合があるが、本発明ではその
問題についても配慮されているため、設計者はより高速
なシステムを容易に開発できるという効果が得られる。
【0020】さらに、本発明を利用することにより、プ
リント基板上の集積回路から発生する放射性ノイズが確
実に減少するため、ノイズの問題からプリント基板を作
り直さなければならないといった不具合が減少する。ま
た、集積回路から出る放射性ノイズの量をある程度低く
見積もることができ、さらに熱問題についても保証され
るため、これまでと比べて容易に動作周波数を上げるな
どのアプローチが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る箱型板金の一例を示す斜視図であ
る。
【図2】本発明に係る実装構造の分解斜視図である。
【図3】本発明に係る箱型板金の別例を示す斜視図であ
る。
【符号の説明】
1 箱型板金 2 穴 3 足 11 多層プリント基板 12 穴(ビア) 21 集積回路 31 箱型板金 32 フィン

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 電源層とGND層とを有する多層プリン
    ト基板上に、放射性ノイズおよび熱を発生する集積回路
    を実装したものにおいて、箱型に形成され、かつ放熱用
    の穴を有する箱型板金で集積回路を覆ったことを特徴と
    する集積回路の実装構造。
  2. 【請求項2】 前記多層プリント基板に放熱用の穴(ビ
    ア)を設けたことを特徴とする請求項1に記載の集積回
    路の実装構造。
  3. 【請求項3】 前記箱型板金にヒートシンク部分を設け
    たことを特徴とする請求項1または2に記載の集積回路
    の実装構造。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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