JP2002093715A - 半導体製造装置 - Google Patents
半導体製造装置Info
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Abstract
半導体製造装置のスループットの向上を図る。 【解決手段】気密な搬送室1と該搬送室に連設する気密
な処理室を少なくとも具備する半導体製造装置に於い
て、前記搬送室内部の空間に連通する内冷却室19を設
けると共に該内冷却室を気密に閉塞可能とする。
Description
葉式のCVD(Chemical VaporDepo
sition)装置、エッチング装置、アッシング装置
等、熱或はプラズマを利用してウェーハ等の被処理基板
を処理する半導体製造装置に関するものである。
造の枚葉式のCVD装置の位置例を示したものである。
ドロック室2,2、2組の反応処理室4,4、2組の冷
却処理室6,6が気密に設けられ、前記真空搬送室1と
ロードロック室2との間、及び前記真空搬送室1と反応
処理室4との間にはそれぞれゲートバルブ(図示せず)
が設けられている。前記反応処理室4、冷却処理室6の
数は半導体製造装置に要求されるスループットによって
必要数が設置される。
ック室2と前記反応処理室4間、該反応処理室4と前記
冷却処理室6間、該冷却処理室6と前記ロードロック室
2間でウェーハの搬送を行う真空搬送ロボット8が設け
られている。
理工程の概略を説明する。
ドロック室2に被処理基板(ウェーハ)9が搬入され
る。該ロードロック室2が真空引きされた後、前記真空
搬送ロボット8により前記ウェーハ9が前記反応処理室
4に搬送される。
イメント機能を具備させることもある。この場合は、ウ
ェーハ9を前記反応処理室4への搬送前に前記冷却処理
室6に一旦搬入し、該冷却処理室6でアライメント処理
をした後、前記反応処理室4に搬入する。
理済のウェーハ9は前記真空搬送ロボット8により前記
冷却処理室6に搬入される。該冷却処理室6に於いて、
前記処理済ウェーハ9が所要の温度迄冷却された後、前
記ロードロック室2を経て搬出される。
ロック室2にアンロードする際の酸化を抑制し膜質を維
持する為に重要であり、又ロードロック室2は耐熱性の
材料、例えば耐熱樹脂、金属等で構成されているが、高
分子汚染、金属汚染を防止する為にもウェーハを充分に
冷却することが重要な処理となっている。従って、前記
冷却処理室6では酸化抑制、高分子汚染、金属汚染が問
題視されない温度の、80℃から100℃以下となる迄
冷却する必要がある。
いる。
却ステージ11を有し、又該冷却ステージ11を上下方
向に貫通するウェーハ支持ピン12が昇降可能に設けら
れている。該ウェーハ支持ピン12が上昇した状態で、
前記ウェーハ9が前記真空搬送ロボット8により前記ウ
ェーハ支持ピン12に載置される。前記真空搬送ロボッ
ト8が後退した後、前記ウェーハ支持ピン12が降下
し、前記ウェーハ9を前記冷却ステージ11上に載置す
る。
の接触熱伝導により冷却される。ウェーハ9は前記冷却
ステージ11上で所要温度となる迄放置される。冷却後
前記ウェーハ支持ピン12が上昇し、前記真空搬送ロボ
ット8が前記ウェーハ9を受載し、搬送する。
冷却処理室に於けるウェーハの冷却は、冷却ステージ1
1上に載置した状態で放置する放置冷却である。真空状
態では気体による対流がないので、放熱は前記冷却ステ
ージ11との接触熱伝導或は輻射放熱によるものであ
り、冷却効率は極めて悪く、冷却に長時間を要してい
た。この冷却時間はスループットに大きく影響し、スル
ープットの向上を妨げる大きな要因となっていた。
い冷却方法、冷却装置を実現し、半導体製造装置のスル
ープットの向上を図るものである。
と該搬送室に連設する気密な処理室を少なくとも具備す
る半導体製造装置に於いて、前記搬送室内部の空間に連
通する内冷却室を設けると共に該内冷却室を気密に閉塞
可能とした半導体製造装置に係り、更に前記内冷却室が
前記搬送室の上部又は下部に設けられた半導体製造装置
に係るものである。
実施の形態を説明する。
形態を説明する。尚、平面の各処理室等の配置は図8と
同様であり、同等のものには同符号を付しその説明を省
略する。
却処理室6の断面が示されている。
却処理室6内に配設し、前記冷却処理室6の外側底面に
昇降機構部16を設ける。該昇降機構部16は昇降可能
な昇降ロッド17及び該昇降ロッド17とは独立して昇
降可能なウェーハ支持ピン18を具備している。前記昇
降ロッド17は前記冷却処理室6の底部を気密に貫通
し、前記内チャンバ15と連結し、前記内チャンバ15
は前記昇降機構部16により昇降可能であり、ウェーハ
冷却ステージを兼ねると共に上昇位置では前記冷却処理
室6の天井と密着し、気密な内冷却室19を形成する。
又、前記ウェーハ支持ピン18は前記内チャンバ15の
底部を気密に貫通し、上端にウェーハ9を受載可能とな
っている。
6の天井部分には冷却不活性ガス供給室20が設けら
れ、該冷却不活性ガス供給室20は不活性ガス溜21を
画成し、該不活性ガス溜21は不活性ガス供給ポート2
2を介して不活性ガス冷却源(図示せず)と連通してい
る。又前記冷却不活性ガス供給室20の底面は分散孔が
多数穿設されたシャワー板23となっており、該シャワ
ー板23を介して不活性ガス溜21は前記内冷却室19
と連通する。該内冷却室19は排気ポート24を介して
図示しない排気装置に連通している。
られた天井開口部を閉塞する天井蓋である。
冷却処理について説明する。
態では、前記内チャンバ15は降下した状態である(図
1の右側に示される内チャンバ15及び図2)。又、降
下した状態で、前記内チャンバ15は前記真空搬送ロボ
ット8と干渉しない様な高さとなっている。
前記真空搬送ロボット8によるウェーハ9の搬入を待
ち、該ウェーハ9が前記ウェーハ支持ピン18の受載位
置となったところで更に前記ウェーハ支持ピン18が上
昇し、ウェーハ9を受載する。前記真空搬送ロボット8
が後退し、前記内チャンバ15が上昇する。該内チャン
バ15が前記冷却処理室6の天井に密着すると前記ウェ
ーハ支持ピン18が降下し、ウェーハ9が前記内チャン
バ15に載置される(図1の左側に示される内チャンバ
15及び図3)。
の不活性ガス(好ましくは窒素ガス)が供給され、該不
活性ガスは不活性ガス溜21を経て前記内冷却室19に
流入し、更に前記排気ポート24から排気される。更
に、前記不活性ガスの供給流量、排気流量を制御し、前
記内冷却室19が真空搬送室1内より所要圧高くなる様
にする。前記内冷却室19の制御圧力としては、100
0Pa以上が好ましい。
熱伝導で冷却されると共に、前記不活性ガスにより効率
よく冷却される。更に、内冷却室19の圧力を高く維持
することで、冷却ガスと内冷却室19間の熱伝達率が高
くなり、冷却効率は一層向上する。
作と逆動作により前記真空搬送ロボット8により搬出さ
れる。
う様にした例である。
れる部分に冷却板27を配設する。該冷却板27には冷
却媒体を循環させる様にし、冷却媒体は冷却器28によ
って冷却する。斯かる冷却板27を併用することで、冷
却能力が増大し、一層短時間で冷却が可能となる。
ついて説明する。
省略し、内チャンバ15を前記真空搬送室1内に設けた
ものである。
ードロック室2,2及び反応処理室4,4と対向した位
置に配設したものである。前記内チャンバ15が昇降機
構部16により昇降し、又ウェーハ支持ピン18の昇降
動作で真空搬送ロボット8からウェーハ9を授受し、更
に内チャンバ15の上昇位置で気密な内冷却室19を形
成する機構、更に不活性ガスの給排機構については第1
の実施の形態と同様であるので説明を省略する。
ン18が降下した状態では、前記真空搬送ロボット8と
干渉しない高さとなっていることは言う迄もない。又、
内チャンバ15が配置される位置は、ロードロック室
2,2及び反応処理室4,4と対向した位置に限らず、
設置するだけのスペースが有ればどこの位置でもよい。
説明する。
する。該内冷却室35は、図6で示されるロードロック
室2,2及び反応処理室4,4と対向した位置に配設し
たものである
するに充分な大きさを有する。前記真空搬送室1の底部
外側に昇降機構部30を設ける。該昇降機構部30は内
部に昇降シリンダ、昇降ガイド等(図示せず)を具備
し、昇降ベース31を昇降可能に支持している。該昇降
ベース31には所要数の昇降シャフト32、所要数のウ
ェーハ支持ピン34を立設する。
の底部を気密に且つ摺動自在に貫通し、上端に蓋33が
固着されている。該蓋33は降下位置で前記内冷却室3
5を気密に閉塞する。
室1の底部を気密に且つ摺動自在に貫通し、上端にウェ
ーハ9を受載可能であり、降下位置で前記内冷却室35
の底面より更に下方の位置にある。
ン36、排気ライン37が連通されている。
する。
ードロック室2、反応処理室4に搬送する状態では、前
記昇降シャフト32、ウェーハ支持ピン34、蓋33は
下降位置(前記内冷却室35を閉塞した状態)にある
(図7の左側に示される内冷却室35)。又、降下した
状態では前記蓋33の上面は前記真空搬送室1の底面と
面一、若しくは略面一の状態である。従って、前記真空
搬送ロボット8は蓋33、内冷却室35の存在に関係な
く自在に動作可能である。
は、昇降ベース31を介し前記昇降シャフト32、ウェ
ーハ支持ピン34を上昇させ、真空搬送ロボット8によ
りウェーハ9を前記ウェーハ支持ピン34の直上迄移動
する。前記ウェーハ支持ピン34が更に上昇し、ウェー
ハ9を受載する。
ピン34は真空搬送ロボット8の搬入搬出動作と干渉し
ない位置となっていることは言う迄もない。
降ベース31を介し、昇降シャフト32、ウェーハ支持
ピン34、蓋33、及びウェーハ9が降下する。
内冷却室35の底面に載置され、前記蓋33は前記内冷
却室35を気密に閉塞する。
の不活性ガス(好ましくは窒素ガス)が供給され、前記
内冷却室35に流入し、更に前記排気ライン37から排
気される。更に、前記不活性ガスの供給流量、排気流量
を制御し、前記内冷却室35が真空搬送室1内より所要
圧高くなる様にする。前記内冷却室35の制御圧力とし
ては、前述した様に1000Pa以上が好ましい。
伝導で冷却される。該真空搬送室1は熱容量も大きく、
又底部は露出しているので放熱効果が大きく、接触熱伝
導での冷却効果は大きい。更に、前記不活性ガスによる
冷却は、前述した様に大きな冷却効果を発揮する。又、
前記内冷却室35の圧力を高く維持することで、冷却ガ
スとウェーハ9間の熱伝達率が高くなり、冷却効率は一
層向上する。
様に真空搬送室1のウェーハ9が載置される部分に冷却
板27を配設して或は真空搬送室1の底部全体を更に積
極的に冷却する様にしてもよい。
用し、内冷却室を設けているが、内チャンバをロードロ
ック室2、反応処理室4と対向した位置とすることで、
内チャンバに対するウェーハ9の搬送方向とロードロッ
ク室2、反応処理室4とが同一方向となり、真空搬送ロ
ボット8の動作制御が簡略となる。
搬送室と該搬送室に連設する気密な処理室を少なくとも
具備する半導体製造装置に於いて、前記搬送室内部の空
間に連通する内冷却室を設けると共に該内冷却室を気密
に閉塞可能としたので、被処理基板の冷却効果が向上
し、冷却時間が短縮し、スループットが向上するという
優れた効果を発揮する。
り、図8のA−A矢視相当図である。
示す説明図である。
る。
る。
Claims (2)
- 【請求項1】 気密な搬送室と該搬送室に連設する気密
な処理室を少なくとも具備する半導体製造装置に於い
て、前記搬送室内部の空間に連通する内冷却室を設ける
と共に該内冷却室を気密に閉塞可能としたことを特徴と
する半導体製造装置。 - 【請求項2】 前記内冷却室が前記搬送室の上部又は下
部に設けられた請求項1の半導体製造装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2000276274A JP2002093715A (ja) | 2000-09-12 | 2000-09-12 | 半導体製造装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2000276274A JP2002093715A (ja) | 2000-09-12 | 2000-09-12 | 半導体製造装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2002093715A true JP2002093715A (ja) | 2002-03-29 |
Family
ID=18761771
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2000276274A Pending JP2002093715A (ja) | 2000-09-12 | 2000-09-12 | 半導体製造装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2002093715A (ja) |
Cited By (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2007073564A (ja) * | 2005-09-02 | 2007-03-22 | Fujitsu Ltd | アッシング装置 |
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-
2000
- 2000-09-12 JP JP2000276274A patent/JP2002093715A/ja active Pending
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CN113088871A (zh) * | 2019-12-23 | 2021-07-09 | 佳能特机株式会社 | 成膜装置 |
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Legal Events
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Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20050329 |
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A521 | Written amendment |
Effective date: 20060810 Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 |
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A02 | Decision of refusal |
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