JP2002093547A - スパークプラグ - Google Patents

スパークプラグ

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JP2002093547A JP2001163155A JP2001163155A JP2002093547A JP 2002093547 A JP2002093547 A JP 2002093547A JP 2001163155 A JP2001163155 A JP 2001163155A JP 2001163155 A JP2001163155 A JP 2001163155A JP 2002093547 A JP2002093547 A JP 2002093547A
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    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01TSPARK GAPS; OVERVOLTAGE ARRESTERS USING SPARK GAPS; SPARKING PLUGS; CORONA DEVICES; GENERATING IONS TO BE INTRODUCED INTO NON-ENCLOSED GASES
    • H01T13/00Sparking plugs
    • H01T13/20Sparking plugs characterised by features of the electrodes or insulation
    • H01T13/39Selection of materials for electrodes

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Abstract

(57)【要約】 【課題】 Ir合金よりなるIr合金チップを火花放電
部電極材として接地電極に設けてなるスパークプラグに
おいて、Ir合金チップの放熱性を向上させる。 【解決手段】 主体金具10の内部に絶縁保持された中
心電極30と、主体金具10の端部12に設けられた接
地電極40とを備え、接地電極40の端部41において
中心電極30の先端部31と火花放電ギャップ50を介
して対向する放電面42には、Ir合金チップ43が設
けられている。ここで、Ir合金チップ43は、放電面
42に一部露出した状態で接地電極40の端部41に埋
設され、Ir合金チップ43の端部は、放電面42を正
対してみたとき放電面42の外周端部からはみ出さない
ように位置している。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、コージェネレーシ
ョン、ガス圧送用ポンプ、自動車等に適用され、Irを
主成分とするIr合金を火花放電部電極材として接地電
極に設けてなるスパークプラグに関する。
【0002】
【従来の技術】この種のスパークプラグとしては、特開
平8−298178号公報に記載のものが提案されてい
る。このものは、主体金具内に絶縁体を介して絶縁保持
され、先端部が主体金具の端部から露出する中心電極
と、主体金具の端部に設けられた接地電極とを備え、接
地電極の端部に、中心電極の先端部と火花放電ギャップ
を介して対向する面としての放電面を設け、この放電面
に、中心電極の先端部との間で火花放電を行う火花放電
部電極材としてのIr合金チップを設けたものである。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、スパークプ
ラグの使用時においては、Ir合金チップは高温にさら
されるが、その放熱経路は、Ir合金チップから接地電
極を通って外部若しくは主体金具へ放熱する経路が一般
的である。しかしながら、上記従来のスパークプラグで
は、Ir合金チップが接地電極の表面に耐蝕性非貴金属
製部材を介して接合されているため、Ir合金チップ全
体が接地電極から突き出した形となっている。
【0004】このようにIr合金チップが接地電極から
突き出した構成では、Ir合金チップの熱が十分に接地
電極へ伝わらないため、Ir合金チップの放熱性(熱引
き性)が不十分である。そのため、異常高温によりIr
合金チップの酸化摩耗が促進され、せっかく高融点のI
r合金を用いても、チップの火花消耗性が不十分なもの
となってしまう。
【0005】本発明は上記問題に鑑み、Ir合金チップ
を火花放電部電極材として接地電極に設けてなるスパー
クプラグにおいて、Ir合金チップの放熱性を向上させ
ることを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、請求項1に記載の発明では、主体金具(10)と、
この主体金具の内部に絶縁保持された中心電極(30)
と、主体金具の端部に設けられた接地電極(40)とを
備え、接地電極の端部(41)に、中心電極の先端部と
火花放電ギャップ(50)を介して対向する面としての
放電面(42)が設けられており、この放電面に、中心
電極の先端部との間で火花放電を行うためのIr合金よ
りなるIr合金チップ(43)が設けられているスパー
クプラグにおいて、Ir合金チップは、放電面に一部を
露出させた状態で接地電極の端部に埋設されており、放
電面を正対してみたとき、Ir合金チップの側面端部
(47)は、放電面の外周端部と一致しているかもしく
は放電面の外周端部よりも内側に位置していることを特
徴とする。
【0007】本発明のスパークプラグによれば、接地電
極の端部にて、Ir合金チップを、その一部が放電面に
露出した状態で埋設することにより、この露出したIr
合金チップと中心電極の先端部との間で火花放電が行わ
れる。
【0008】そして、接地電極に埋設されたIr合金チ
ップは、放電面を正対してみたとき放電面の外周端部か
らはみ出していないため、Ir合金チップの殆どの部分
が接地電極に取り囲まれた構成とすることができる。よ
って、本発明によれば、Ir合金チップの放熱性を向上
させることができる。
【0009】ここで、請求項2の発明のように、Ir合
金チップ(43)のうち放電面(42)に露出する部位
を、放電面から中心電極(30)側へ突出させた構成を
採用することにより、Ir合金チップの火花消耗分を予
め見込んだ形で火花放電ギャップを形成することがで
き、スパークプラグの長寿命化のためには好ましい。
【0010】また、放電面より突出するIr合金チップ
と中心電極との間で主として火花放電が起こり、放電面
即ち接地電極では火花放電が殆ど起こらないため、接地
電極の消耗を抑制することができる。このことからも、
スパークプラグの長寿命化が図れる。
【0011】また、Ir合金おいては、Ni合金やFe
合金等からなる接地電極に接合するには、請求項3の発
明のように、接地電極(40)とIr合金チップ(4
3)とを、溶融部(45)が形成されることによって接
合されたものとすることが好ましい。それによって、接
地電極とIr合金チップとの接合強度を高レベルに確保
することができる。
【0012】また、請求項4の発明のように、溶融部
(45)をレーザ溶接により形成することにより、接地
電極とIr合金チップとの接合強度をさらに高めること
ができる。
【0013】また、請求項5の発明では、溶融部(4
5)と中心電極(30)の先端部(31)との最短距離
L2を、火花放電ギャップ(50)の間隔Gに0.3m
m加えた値以上の大きさとしたことを特徴としている。
この最短距離L2と火花放電ギャップの間隔Gとの関係
は、本発明者の実験検討により見出したものである。
【0014】最短距離L2を火花放電ギャップの間隔G
に0.3mm加えた値以上の大きさとすることによっ
て、上記溶融部と中心電極の先端部との間に火花放電が
発生する確率を実質的に0とすることができ、溶融部の
火花消耗を抑制することができるため、Ir合金チップ
と接地電極との接合性を好適に確保することができる。
【0015】ここで、接地電極にIr合金チップを埋設
することにより、放電面(42)には、Ir合金チップ
(43)の大きさに対応しIr合金チップが埋め込まれ
た凹部(44)が形成されるが、上記溶融部(45)
を、接地電極(40)の外周側面(46)からIr合金
チップの側面端部(47)を通りIr合金チップの内部
まで連続して形成されたものとすること(請求項6の発
明)が好ましい。
【0016】該溶融部は、Ir合金チップよりもIrの
量が少なく火花消耗性が悪いため、火花放電部に存在す
ると放電によって消耗してしまい、Ir合金チップが接
地電極から脱落してしまうという恐れがある。その点、
溶融部を、接地電極の外周側面からIr合金チップの内
部に向かって形成することにより、放電面に溶融部が現
れない構成とすることができる。そのため、溶融部の火
花消耗を抑制することができ、Ir合金チップと接地電
極との接合性を好適に確保することができる。
【0017】さらに、エンジン燃焼熱による熱応力から
Ir合金チップと溶融部との間に亀裂が生じた場合、I
r合金チップが接地電極から脱落(剥離)してしまうと
いう恐れがある。しかし、溶融部を、接地電極の外周側
面からIr合金チップの側面端部を通りIr合金チップ
の内部まで連続して形成することにより、Ir合金チッ
プの底面と溶融部との間に肉部が存在する構成とするこ
とができる。そのため、Ir合金チップと溶融部との間
に亀裂が生じた場合でも、肉部が溶融部に係合すること
によりIr合金チップの脱落が防止される。
【0018】請求項7に記載の発明では、溶融部(4
5)におけるIr合金チップ(43)側の先端部は、I
r合金チップにおける反放電面(42)側の底面(4
8)よりも、放電面(42)側に位置し、かつ、Ir合
金チップの底面から溶融部の先端部までの長さをL3と
したとき、L3≧0.1mmであることを特徴とする。
【0019】この長さL3の数値は本発明者の実験検討
により導き出されたもので、L3≧0.1mmとするこ
とにより、Ir合金チップの底面と溶融部との間の肉部
の厚みを確保することができ、従ってこの肉部によりI
r合金チップの脱落をより確実に防止することができ
る。
【0020】請求項8に記載の発明では、溶融部(4
5)におけるIr合金チップ(43)への溶け込み深さ
をL4としたとき、L4≧0.2mmであることを特徴
とする。
【0021】この長さL4の数値は本発明者の実験検討
により導き出されたもので、L4≧0.2mmとするこ
とにより、Ir合金チップの底面と溶融部との間の肉部
の長さを確保することができ、従ってこの肉部によりI
r合金チップの脱落をより一層確実に防止することがで
きる。
【0022】請求項10に記載の発明では、接地電極
(40)の外周側面(46)からIr合金チップ(4
3)の側面端部(47)までの距離をL6としたとき、
L6≧0.25mmであることを特徴とする。
【0023】この長さL6の数値は本発明者の実験検討
により導き出されたもので、L6≧0.25mmとする
ことにより、接地電極のうち溶融部が形成される部位に
亀裂が発生することを確実に防止することができる。
【0024】請求項11に記載の発明では、放電面(4
2)を正対してみたときのIr合金チップ(43)の中
心(b)よりも、主体金具(10)と接地電極(40)
との接合部側に、溶融部(45)が少なくとも1箇所形
成されていることを特徴とする。
【0025】これによると、主体金具に近い側に形成さ
れた溶融部を介して、Ir合金チップの熱が主体金具側
に良好に伝達されて、Ir合金チップの熱引きをよくす
ることができる。
【0026】請求項12に記載の発明では、Ir合金チ
ップ(43)における中心電極(30)側への突出長さ
をL7としたとき、0.1mm≦L7≦1.0mmであ
ることを特徴とする。
【0027】この長さL7の数値は本発明者の実験検討
により導き出されたもので、0.1mm≦L7とするこ
とにより、中心電極とIr合金チップとの間で放電させ
ることができるとともに、接地電極への放電を防止して
接地電極の火花消耗を抑制できる。一方、L7>1.0
mmとすると、Ir合金チップがエンジン燃焼熱を受け
て高温となるためにIr合金チップの火花消耗が著しく
なるが、L7≦1.0mmとすることにより、Ir合金
チップが高温になってIr合金チップが火花消耗するの
を抑制できる。
【0028】なお、上記各手段の括弧内の符号は、後述
する実施形態に記載の具体的手段との対応関係を示す一
例である。
【0029】
【発明の実施の形態】以下、本発明を図に示す実施形態
について説明する。
【0030】(第1実施形態)本実施形態は、例えばコ
ージェネレーションにおける発電機のガスエンジン用の
スパークプラグとして用いられる。図1は、本実施形態
に係るスパークプラグ100の全体構成を示す半断面図
である。また、図2(a)は図1に示すスパークプラグ
100の火花放電部の詳細を示す拡大断面図であり、図
2(b)は図2(a)中のA−A断面図であり、図2
(c)は接地電極40の放電面42を正対して視た図で
ある。
【0031】スパークプラグ100は、円筒形状の主体
金具(取付金具)10を有しており、この主体金具10
は、図示しないエンジンブロックに固定するための取付
ネジ部11を備えている。主体金具10の内部には、ア
ルミナセラミック(Al2O3)等からなる絶縁体20
が固定されており、この絶縁体20の先端部21は、主
体金具10の一側の端部12から露出するように設けら
れている。
【0032】中心電極30は絶縁体20の軸孔22に固
定され、絶縁体20を介して主体金具10に絶縁保持さ
れている。そして、中心電極30の先端部31は、絶縁
体20の先端部21及び主体金具10の上記端部12か
ら露出している。
【0033】この中心電極30は、内材がCu等の熱伝
導性に優れた金属材料、外材がNi基合金等の耐熱性お
よび耐食性に優れた金属材料により構成された円柱体を
なす本体32と、この本体32に溶接固定された上記先
端部31としての第1のIr合金チップ31aから構成
される。
【0034】また、主体金具10の上記端部12には、
棒状の接地電極40がブロック状の中間部材40aを介
して溶接等により接合され固定されている。これら接地
電極40及び中間部材40aは、Ni合金やFe合金材
料等から構成されたものである。
【0035】本例では、接地電極40において、中間部
材40aと固定された端部とは反対側の端部41の側面
が、火花放電ギャップ50を介して中心電極30の先端
部31の端面に対向しており、当該側面が放電面42と
して構成されている。この放電面42には、中心電極3
0の先端部31(第1のIr合金チップ31a)との間
で火花放電を行うためのIr合金よりなる第2のIr合
金チップ(本発明でいうIr合金チップ)43が設けら
れている。
【0036】ここで、本実施形態では、第2のIr合金
チップ43を、放電面42に一部露出した状態で接地電
極40の端部41に埋設し、且つ、第2のIr合金チッ
プ43の端部を、放電面42を正対してみたとき放電面
42の外周端部と一致しているかもしくは放電面42の
外周端部よりも内側に位置させたことを特徴としてい
る。本例では、図2(c)に示す様に、第2のIr合金
チップ43の端部は、放電面42の外周端部よりも内側
に位置している。
【0037】この第2のIr合金チップ43と接地電極
40との接合は、次のようにして行われる。まず、第2
のIr合金チップ43を放電面42へ押し付け、加圧す
ることによって埋め込む。すると、放電面42には、第
2のIr合金チップ43の大きさに対応し第2のIr合
金チップ43が埋め込まれた凹部44が形成される。
【0038】この後、凹部44の外側から凹部44の内
部に向かってレーザ溶接を行うことにより、接地電極4
0と第2のIr合金チップ43とが溶け込んだ溶融部4
5を形成する。こうして、第2のIr合金チップ43と
接地電極40とが接合される。なお、冷間鍛造や切削等
により接地電極40に対して放電面42側から凹んだ凹
部44を形成し、この凹部44に第2のIr合金チップ
43を埋め込んだ後、上記同様にレーザ溶接するように
しても良い。
【0039】また、本例では、第2のIr合金チップ4
3のうち放電面42に露出する部位を、放電面42から
中心電極30側へ突出させた構成としている。それによ
って、接地電極40側の第2のIr合金チップ43と中
心電極30の先端部31としての第1のIr合金チップ
31aとの間隔が、上記火花放電ギャップ50として形
成されている。
【0040】なお、第1及び第2のIr合金チップ31
a、43は、Ir(イリジウム)を主成分とし、Rh
(ロジウム)、Pt(白金)、Ru(ルテニウム)、P
d(パラジウム)及びW(タングステン)のうち少なく
とも1種が添加されたものよりなり、本例では、Irが
90重量%、Rhが10重量%のIr合金(以下、Ir
−10Rhと表記する)よりなるものを採用している。
【0041】ところで、本実施形態によれば、接地電極
40の端部41に埋設された第2のIr合金チップ43
は、放電面42を正対してみたとき放電面42の外周端
部からはみ出していないため、第2のIr合金チップ4
3の殆どの部分が接地電極40に取り囲まれた構成とす
ることができる。
【0042】そして、第2のIr合金チップ43と第1
のIr合金チップ31aとの間で火花放電が行われる
が、このとき、第2のIr合金チップ43の殆どの部分
が接地電極40に取り囲まれているため、第2のIr合
金チップ43からの熱は、接地電極40を通って外部若
しくは主体金具10へ効率よく放熱する。このように、
本実施形態によれば、従来に比べて、第2のIr合金チ
ップ43の放熱性を大幅に向上させることができる。
【0043】この本実施形態における第2のIr合金チ
ップ43の放熱性向上の効果について、限定するもので
はないが、一例を挙げて具体的に説明する。図3に示す
様に、放電面42における接地電極40の端部41側の
外周端部から第2のIr合金チップ43の端部が突き出
す長さ(突き出し量)L1をパラメータとし、この突き
出し量L1と第2のIr合金チップ43の放熱性及び火
花消耗性との関係を調べた。
【0044】スパークプラグ100において、突き出し
量L1を4mm〜−2mmの範囲で変えたものを用意
し、耐久試験を行った。この耐久試験は、スパークプラ
グ100を6気筒ガスコージェネレーションエンジンに
取付け、定格出力にて500時間行った。この耐久試験
において、第2のIr合金チップ43の温度を熱電対を
用いて測定し、また、耐久試験後の第2のIr合金チッ
プ43の消耗体積を測定した。
【0045】図4に、突き出し量L1(mm)と第2の
Ir合金チップ43の温度(Ir合金温度、℃)との関
係を示し、図5に、突き出し量L1(mm)と第2のI
r合金チップ43の消耗体積(Ir合金消耗体積、mm
3)との関係を示す。図4から、Ir合金温度は、突き
出し量L1が0mm以下の場合に、ほぼ最も低い温度と
なることがわかる。また、図5から、Ir合金消耗体積
も、突き出し量L1が0mm以下の場合に、ほぼ最小と
なることがわかる。
【0046】これは、突き出し量L1が0mm以下とな
れば、安定して十分な放熱性が確保されるため、Ir合
金の酸化摩耗が抑制され、第2のIr合金チップ43の
火花消耗性が十分なものとなるためである。なお、L1
=0mmは、第2のIr合金チップ43の端部が、放電
面42を正対してみたとき放電面42の外周端部と一致
している場合である。
【0047】このように、第2のIr合金チップ43を
接地電極40に大部分埋設し、且つ、放電面42を正対
してみたとき放電面の42外周端部からはみ出させない
構成とすることにより、第2のIr合金チップ43の放
熱性を大幅に向上させることができる。
【0048】また、本実施形態によれば、第2のIr合
金チップ43のうち放電面42に露出する部位を、放電
面42から中心電極30側へ突出させた構成を採用する
ことにより、第2のIr合金チップ43の火花消耗分を
予め見込んだ形で火花放電ギャップ50を形成すること
ができ、スパークプラグ100の長寿命化のためには好
ましい。
【0049】また、放電面42より突出する第2のIr
合金チップ43と中心電極30の先端部31の端面との
間で主として火花放電が起こり、放電面42では火花放
電が殆ど起こらないため、接地電極40の消耗を抑制す
ることができる。このことからも、スパークプラグ10
0の長寿命化が図れる。
【0050】また、本実施形態では、接地電極40と第
2のIr合金チップ43とを、レーザ溶接により溶融部
45を形成することによって接合されたものとしてい
る。この場合、上記図2(a)に示す様に、この溶融部
45と中心電極30の先端部31(第1のIr合金チッ
プ31a)との最短距離をL2としたとき、この最短距
離L2を火花放電ギャップ50の間隔Gに0.3mm加
えた値以上の大きさとすることが好ましい。
【0051】これは、上記最短距離L2と溶融部45へ
の飛び火の状態について行った検討の結果、溶融部45
へ飛び火しにくい範囲として本発明者が実験的に見出し
た関係である。限定するものではないが、この検討の一
例について述べる。
【0052】第2のIr合金チップ43にIr−10R
hを採用したスパークプラグ100において、火花放電
ギャップ50の間隔Gが0.3mm〜0.8mmの範囲
にて、上記最短距離L2を変えたものを用いた。このス
パークプラグ100をチャンバに取付け、ゲージ圧0.
6MPaに加圧し、火花放電させ、放電状態を観察する
ことにより、溶融部45への飛び火頻度を求めた。
【0053】図6は、最短距離L2(寸法L2、mm)
と溶融部45への飛び火頻度(溶融部飛火頻度、%)と
の関係を示す図である。図6から、間隔G=0.3mm
(黒丸マーク)のとき最短距離L2が0.5mm以上で
あれば、全て火花放電ギャップ50で飛火する。また、
間隔G=0.5mm(黒三角マーク)のとき最短距離L
2が0.8mm以上、間隔G=0.8mm(黒四角マー
ク)のとき最短距離L2が1.1mm以上であれば、全
て火花放電ギャップ50で飛火し、溶融部45へ飛火す
ることはない。
【0054】従って、L2≧G+0.3(mm)であれ
ば、溶融部45と中心電極30の先端部31との間に火
花放電が発生する確率を実質的に0とすることができ、
溶融部45の火花消耗を抑制することができる。
【0055】また、本実施形態によれば、溶融部45
を、凹部44の外側から凹部44の内部に向かってレー
ザ溶接を行うことにより形成されたものとしている。そ
れによって、Ir合金チップよりもIrの量が少なく火
花消耗性が悪い溶融部45を、火花放電部に存在させな
いようにすることができるため、溶融部45の火花消耗
を抑制することができる。
【0056】このように、本実施形態によれば、最短距
離L2を火花放電ギャップ50の間隔Gとの関係の最適
化、及び、溶融部45を火花放電部に存在させないこと
により、第2のIr合金チップ43と接地電極40との
接合性を好適に確保することができ、第2のIr合金チ
ップ43の接地電極40からの脱落を防止することがで
きる。
【0057】なお、上記実施形態では、第2のIr合金
チップ43は、図2(c)に示したように、火花放電ギ
ャップ50に面する面が矩形であったが、第2のIr合
金チップ43の形状は限定されるものではない。例え
ば、図7(a)は第2のIr合金チップ43の火花放電
ギャップ50に面する面を、円形とした場合、即ち円板
チップを用いた変形例を示す図である。なお、図7中、
(b)は(a)中のB−B断面を示す図である。
【0058】また、第2のIr合金チップ43の接地電
極40への埋設形態は、図8に示す様なものであっても
良い。図8において(a)は主体金具10を透してみた
火花放電部の側面図、(b)は(a)のC矢視図であ
る。
【0059】図8に示す変形例では、接地電極40の端
部41に、厚み方向(火花放電方向)に貫通する貫通穴
を切削や鍛造等にて形成し、この貫通穴に第2のIr合
金チップ43を埋め込み、レーザ溶接を行って接合して
いる。なお、この場合、溶融部は、図8(b)における
紙面垂直方向から、接地電極40と第2のIr合金チッ
プ43との境界にレーザを打つことで形成しても良い。
また、図8に示す様に、接地電極40は、中間部材を介
さずとも直接主体金具10に固定してもよい。
【0060】(第2実施形態)ところで、エンジン燃焼
熱による熱応力から、第2のIr合金チップ43と溶融
部45との間に亀裂が生じることがあり、この亀裂が生
じた場合、第2のIr合金チップ43が接地電極40か
ら脱落(剥離)することがある。特にガスコージェネレ
ーションエンジンのように、高負荷にて連続運転が行わ
れるエンジンでは、スパークプラグの電極部温度が常に
高温になるため、上記した亀裂が生じやすい。
【0061】本実施形態は、溶融部45を形成する際の
各種条件の最適化により、第2のIr合金チップ43の
接地電極40からの脱落をより確実に防止可能にしたも
のである。図9(a)、(b)は本実施形態に係るスパ
ークプラグを示すもので、図9(a)は第2のIr合金
チップ43が接地電極40に埋設された部位を中心電極
30側から見たときの断面図、図9(b)は図9(a)
のD−D断面図である。なお、第1実施形態と同一若し
くは均等部分には同一の符号を付している。
【0062】図9(a)、(b)において、円板状の第
2のIr合金チップ43が接地電極40の凹部44に埋
設された後、レーザ溶接により第2のIr合金チップ4
3と接地電極40とが接合されている。このレーザ溶接
により形成された5箇所の溶融部45は、接地電極40
の外周側面46から第2のIr合金チップ43の側面端
部(外周側面)47を通り第2のIr合金チップ43の
内部まで連続して形成されている。なお、第2のIr合
金チップ43のうち放電面42に露出する部位が中心電
極30と対向しており、また、接地電極40は紙面右側
端部にて主体金具10と接合されている。
【0063】以下、溶融部45を形成する際の各種条件
の検討結果について説明する。
【0064】まず、溶融部45における第2のIr合金
チップ43側の先端部は、第2のIr合金チップ43に
おける反放電面42側に位置する底面48よりも、放電
面42側に位置している。そして、第2のIr合金チッ
プ43の底面48から溶融部45の先端部までの長さL
3をパラメータとして耐久性評価を行った。ここで、L
3=0、L3=0.1mm、L3=0.2mm、とした
スパークプラグをそれぞれ4個用意した。また、溶融部
45における第2のIr合金チップ43への溶け込み深
さL4は、いずれも0.5mmとした。
【0065】そして、評価用のスパークプラグを、大気
中において1000℃の環境に6分間放置させた後25
℃の環境に6分間放置させるといった、冷熱サイクル試
験を繰り返し行った。
【0066】その結果、L3=0とした4個のプラグ
は、いずれも100サイクル未満で第2のIr合金チッ
プ43が脱落(剥離)した。一方、L3=0.1mmと
した4個のプラグ、およびL3=0.2mmとした4個
のプラグでは、800サイクル行っても第2のIr合金
チップ43の脱落はなかった。従って、L3≧0.1m
mとすることにより、第2のIr合金チップ43の接地
電極40からの脱落を確実に防止することができる。
【0067】ここで、第2のIr合金チップ43の脱落
方向(図9(b)において、紙面上下方向)に対して直
交する方向に溶融部45が延びていることと、L3≧
0.1mmとしたこととが相俟って、第2のIr合金チ
ップ43の底面48と溶融部45との間に、係合肉部a
(図9(b)参照)が存在する。そのため、第2のIr
合金チップ43と溶融部45との間に亀裂が生じた場合
でも、係合肉部aが溶融部45に係合することにより、
第2のIr合金チップ43の接地電極40からの脱落が
防止される。
【0068】次に、L4=0.2mm、L4=0.5m
m、L4=0.8mm、としたスパークプラグをそれぞ
れ4個用意し(ただし、長さL3はいずれも0.2mm
とした)、同様の冷熱サイクル試験を行ったところ、全
てのプラグについて、800サイクル行っても第2のI
r合金チップ43の脱落はなかった。従って、L3≧
0.1mmとし、かつ、L4≧0.2mmとすることに
より、第2のIr合金チップ43の接地電極40からの
脱落をより確実に防止することができる。
【0069】次に、溶融部45を形成する際に必要な、
溶融部45の先端部から放電面42までの長さL5につ
いて検討した。その結果、溶融部45を形成するには、
長さL5は0.2mm以上必要であることが判明した。
【0070】また、上記の冷熱サイクル試験の実施によ
り次のことが判明した。すなわち、接地電極40のうち
溶融部45が形成される部位において、接地電極40の
外周側面46から第2のIr合金チップ43の側面端部
47までの距離L6が0.25mm未満の場合、第2の
Ir合金チップ43の脱落が発生する以前に、接地電極
40に亀裂が発生することが判明した。従って、L6≧
0.25mmとするのが望ましい。
【0071】次に、第2のIr合金チップ43における
中心電極30側への突出長さL7について検討した。そ
の結果、L7≧0.1mmとすることにより、中心電極
30と第2のIr合金チップ43との間で放電させるこ
とができるとともに、接地電極40への放電を防止して
接地電極40の火花消耗を抑制できることが確認され
た。一方、L7>1.0mmとすると、第2のIr合金
チップ43がエンジン燃焼熱を受けて高温となるため
に、第2のIr合金チップ43の火花消耗が著しくなる
ことが確認された。従って、0.1mm≦L7≦1.0
mmとするのが望ましい。
【0072】なお、本実施形態では、第2のIr合金チ
ップ43の熱引きをよくするために、放電面42を正対
してみたときの第2のIr合金チップ43の中心bより
も、主体金具10と接地電極40との接合部側(紙面右
側)に、溶融部45を少なくとも1箇所(本例では2箇
所)形成している。
【0073】また、本実施形態では、接地電極40の外
周側面46から第2のIr合金チップ43の側面端部4
7までの距離L6(すなわち、接地電極40の肉厚)
は、全て同一にするのが望ましい。このように、溶融部
45が形成される部位の接地電極40の肉厚を同一にす
ることにより、全ての溶融部45の溶接条件を同じにで
きるため、作業性の向上、および、工数低減を図ること
ができる。
【0074】(第3実施形態)図10は第3実施形態に
係るスパークプラグの要部を示すもので、第2のIr合
金チップ43が接地電極40に埋設された部位を中心電
極30側から見たときの図である。本実施形態は、接地
電極40の形状が第2実施形態と異なっており、具体的
には、接地電極40の端部41の外周側面46の角部2
箇所が斜めに切り落とされ、その斜めの面に溶融部45
が形成されている。
【0075】そして、本実施形態においても、溶融部4
5が形成される部位の接地電極40の肉厚(すなわち、
距離L6)を同一にすることにより、全ての溶融部45
の溶接条件を同じにして、作業性の向上、および工数低
減を図るようにしている。
【0076】(第4実施形態)図11は第4実施形態に
係るスパークプラグの要部を示すもので、第2のIr合
金チップ43が接地電極40に埋設された部位を中心電
極30側から見たときの図である。本実施形態は、接地
電極40の形状が第2実施形態と異なっており、具体的
には、接地電極40の端部41の外周側面46が斜めに
切り落とされ、その斜めの面に溶融部45が形成されて
いる。
【0077】そして、本実施形態においても、溶融部4
5が形成される部位の接地電極40の肉厚(すなわち、
距離L6)を同一にすることにより、全ての溶融部45
の溶接条件を同じにして、作業性の向上、および工数低
減を図るようにしている。
【0078】(第5実施形態)図12は第5実施形態に
係るスパークプラグの要部を示すもので、第2のIr合
金チップ43が接地電極40に埋設された部位を中心電
極30側から見たときの図である。本実施形態は、接地
電極40の形状が第2実施形態と異なっており、具体的
には、接地電極40の端部41の外周側面46が半円状
に形成され、その半円状の面に溶融部45が形成されて
いる。
【0079】そして、本実施形態においても、溶融部4
5が形成される部位の接地電極40の肉厚(すなわち、
距離L6)を同一にすることにより、全ての溶融部45
の溶接条件を同じにして、作業性の向上、および工数低
減を図るようにしている。
【0080】(第6実施形態)図13は第6実施形態に
係るスパークプラグの要部を示すもので、図13(a)
は第2のIr合金チップ43が接地電極40に埋設され
た部位を中心電極30側から見たときの図、図13
(b)は図13(a)のE−E断面図である。本実施形
態は、第2実施形態のスパークプラグに対し、接地電極
40において反放電面42側に位置する底面49側にも
溶融部45が追加形成されている。その溶融部45は、
接地電極40の底面49から第2のIr合金チップ43
の底面48を通り第2のIr合金チップ43の内部まで
連続して形成されている。
【0081】(第7実施形態)図14は第7実施形態に
係るスパークプラグの要部を示すもので、第2のIr合
金チップ43が接地電極40に埋設された部位を側面か
ら見たときの断面図である。そして、本実施形態では、
接地電極40の外周側面46から第2のIr合金チップ
43の側面端部(外周側面)47を通り第2のIr合金
チップ43の内部まで連続して形成された溶融部45
と、接地電極40の底面49から第2のIr合金チップ
43の底面48を通り第2のIr合金チップ43の内部
まで連続して形成された溶融部45とにより、第2のI
r合金チップ43と接地電極40とが接合されている。
【0082】このように、接地電極40の外周側面46
から第2のIr合金チップ43の内部まで延びる溶融部
45が少なくとも1つ形成されていれば、その溶融部4
5と第2のIr合金チップ43の底面48との間に存在
する係合肉部aにより、第2のIr合金チップ43の接
地電極40からの脱落が防止される。
【0083】(第8実施形態)図15は第8実施形態に
係るスパークプラグの要部を示すもので、第2のIr合
金チップ43が接地電極40に埋設された部位を側面か
ら見たときの断面図である。そして、本実施形態では、
接地電極40の外周側面46から第2のIr合金チップ
43の側面端部(外周側面)47を通り第2のIr合金
チップ43の内部まで連続して形成された溶融部45
と、接地電極40の放電面42側から第2のIr合金チ
ップ43の側面端部47に沿って接地電極40の底面4
9側に向かって形成された溶融部45とにより、第2の
Ir合金チップ43と接地電極40とが接合されてい
る。
【0084】このように、接地電極40の外周側面46
から第2のIr合金チップ43の内部まで延びる溶融部
45が少なくとも1つ形成されていれば、その溶融部4
5と第2のIr合金チップ43の底面48との間に存在
する係合肉部aにより、第2のIr合金チップ43の接
地電極40からの脱落が防止される。
【0085】(第9実施形態)図16は第9実施形態に
係るスパークプラグの要部を示すもので、第2のIr合
金チップ43が接地電極40に埋設された部位を側面か
ら見たときの断面図である。本実施形態の溶融部45
は、接地電極40の放電面42側から接地電極40の底
面49側に向かって、かつ、第2のIr合金チップ43
の側面端部47側から第2のIr合金チップ43の中心
b側に向かって、斜め方向に形成されている。そして、
本例のように溶融部45を斜め方向に形成した場合で
も、その溶融部45と第2のIr合金チップ43の底面
48との間に存在する係合肉部aにより、第2のIr合
金チップ43の接地電極40からの脱落が防止される。
【0086】(第10実施形態)図17は第10実施形
態に係るスパークプラグの要部を示すもので、第2のI
r合金チップ43が接地電極40に埋設された部位を側
面から見たときの断面図である。本実施形態の第2のI
r合金チップ43は段付円柱状になっており、小径円柱
部が接地電極40の凹部44に埋設され、大径円柱部が
接地電極40の放電面42上に配置される。これによれ
ば、接地電極40の外周側面46から第2のIr合金チ
ップ43の小径円柱部の側面端部47までの距離L6を
確保しつつ、第2のIr合金チップ43において火花放
電を行う部位の面積を大きくすることができる。
【0087】(第11実施形態)図18は第11実施形
態に係るスパークプラグの要部を示すもので、図18
(a)は第2のIr合金チップ43が接地電極40に埋
設された部位を中心電極30側から見たときの断面図、
図18(b)は図18(a)のF−F断面図、図18
(c)は図18(a)のH−H断面図である。そして、
本実施形態のように角柱状の第2のIr合金チップ43
を用いることができる。
【0088】(第12実施形態)図19は第12実施形
態に係るスパークプラグの要部を示すもので、第2のI
r合金チップ43が接地電極40に埋設された部位を側
面から見たときの断面図である。本実施形態では、接地
電極40の凹部44を、接地電極40の放電面42から
接地電極40の底面49まで貫通する貫通穴とし、これ
により、凹部44の加工を容易にしている。
【0089】(他の実施形態)なお、上記各実施形態に
おいて、第2のIr合金チップ43と接地電極40との
接合は、レーザ溶接以外にも、抵抗溶接やプラズマ溶接
等で行っても良い。また、本発明は、中心電極の先端部
の側面と接地電極の端部との間で火花放電を行う側方電
極型スパークプラグにも適用することができる。この場
合も、接地電極の端部の放電面に、上記各実施形態と同
様に、Ir合金チップを設ければよい。
【0090】また、上記各実施形態の第1及び第2のI
r合金チップ31a、43は、Irが90重量%のIr
合金を例示したが、Irが70〜99重量%のIr合金
よりなるものを採用してもよい。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施形態に係るスパークプラグの
全体構成を示す半断面図である。
【図2】(a)は図1に示すスパークプラグの火花放電
部の詳細を示す拡大断面図であり、(b)は(a)中の
A−A断面図であり、(c)は接地電極の放電面を正対
して視た図である。
【図3】第2のIr合金チップの突き出し量L1を示す
説明図である。
【図4】突き出し量L1とIr合金温度との関係を示す
図である。
【図5】突き出し量L1とIr合金消耗体積との関係を
示す図である。
【図6】最短距離L2(寸法L2)と溶融部飛火頻度と
の関係を示す図である。
【図7】第2のIr合金チップとして円板チップを用い
た変形例を示す図である。
【図8】第2のIr合金チップの接地電極への埋設形態
の変形例を示す図である。
【図9】(a)は第2実施形態に係るスパークプラグに
おける第2のIr合金チップの埋設部位の断面図、
(b)は(a)のD−D断面図である。
【図10】第3実施形態に係るスパークプラグの要部を
示す図である。
【図11】第4実施形態に係るスパークプラグの要部を
示す図である。
【図12】第5実施形態に係るスパークプラグの要部を
示す図である。
【図13】(a)は第6実施形態に係るスパークプラグ
における第2のIr合金チップの埋設部位の図、(b)
は(a)のE−E断面図である。
【図14】第7実施形態に係るスパークプラグの要部を
示す断面図である。
【図15】第8実施形態に係るスパークプラグの要部を
示す断面図である。
【図16】第9実施形態に係るスパークプラグの要部を
示す断面図である。
【図17】第10実施形態に係るスパークプラグの要部
を示す断面図である。
【図18】(a)は第11実施形態に係るスパークプラ
グにおける第2のIr合金チップの埋設部位の断面図、
(b)は(a)のF−F断面図、(c)は(a)のH−
H断面図である。
【図19】第12実施形態に係るスパークプラグの要部
を示す断面図である。
【符号の説明】
10…主体金具、12…主体金具の端部、30…中心電
極、31…中心電極の先端部、40…接地電極、41…
接地電極の端部、42…放電面、43…第2のIr合金
部材、44…凹部、45…溶融部。

Claims (14)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 主体金具(10)と、 この主体金具の内部に絶縁保持された中心電極(30)
    と、 前記主体金具の端部に設けられた接地電極(40)とを
    備え、 前記接地電極の端部(41)に、前記中心電極の先端部
    と火花放電ギャップ(50)を介して対向する面として
    の放電面(42)が設けられており、 この放電面に、前記中心電極の先端部との間で火花放電
    を行うためのIr合金よりなるIr合金チップ(43)
    が設けられているスパークプラグにおいて、 前記Ir合金チップは、前記放電面に一部を露出させた
    状態で前記接地電極の端部に埋設されており、 前記放電面を正対してみたとき、前記Ir合金チップの
    側面端部(47)は、前記放電面の外周端部と一致して
    いるかもしくは前記放電面の外周端部よりも内側に位置
    していることを特徴とするスパークプラグ。
  2. 【請求項2】 前記Ir合金チップ(43)のうち前記
    放電面(42)に露出する部位は、前記放電面から前記
    中心電極(30)側へ突出していることを特徴とする請
    求項1に記載のスパークプラグ。
  3. 【請求項3】 前記接地電極(40)と前記Ir合金チ
    ップ(43)とは、溶融部(45)が形成されることに
    よって接合されていることを特徴とする請求項1または
    2に記載のスパークプラグ。
  4. 【請求項4】 前記溶融部(45)はレーザ溶接により
    形成されたものであることを特徴とする請求項3記載の
    スパークプラグ。
  5. 【請求項5】 前記溶融部(45)と前記中心電極(3
    0)の先端部(31)との最短距離L2は、前記火花放
    電ギャップ(50)の間隔Gに0.3mm加えた値以上
    の大きさとなっていることを特徴とする請求項3または
    4に記載のスパークプラグ。
  6. 【請求項6】 前記放電面(42)には、前記Ir合金
    チップ(43)の大きさに対応し前記Ir合金チップが
    埋め込まれた凹部(44)が形成されており、 前記溶融部(45)は、前記接地電極(40)の外周側
    面(46)から前記Ir合金チップの側面端部(47)
    を通り前記Ir合金チップの内部まで連続して形成され
    ていることを特徴とする請求項3ないし5のいずれか1
    つに記載のスパークプラグ。
  7. 【請求項7】 前記溶融部(45)における前記Ir合
    金チップ(43)側の先端部は、前記Ir合金チップに
    おける反放電面(42)側の底面(48)よりも、前記
    放電面(42)側に位置し、 かつ、前記Ir合金チップの底面から前記溶融部の先端
    部までの長さをL3としたとき、L3≧0.1mmであ
    ることを特徴とする請求項6に記載のスパークプラグ。
  8. 【請求項8】 前記溶融部(45)における前記Ir合
    金チップ(43)への溶け込み深さをL4としたとき、
    L4≧0.2mmであることを特徴とする請求項6また
    は7に記載のスパークプラグ。
  9. 【請求項9】 前記溶融部(45)の先端部から前記放
    電面(42)までの長さをL5としたとき、L5≧0.
    2mmであることを特徴とする請求項7または8に記載
    のスパークプラグ。
  10. 【請求項10】 前記接地電極(40)の外周側面(4
    6)から前記Ir合金チップ(43)の側面端部(4
    7)までの距離をL6としたとき、L6≧0.25mm
    であることを特徴とする請求項6ないし9のいずれか1
    つに記載のスパークプラグ。
  11. 【請求項11】 前記放電面(42)を正対してみたと
    きの前記Ir合金チップ(43)の中心(b)よりも、
    前記主体金具(10)と前記接地電極(40)との接合
    部側に、前記溶融部(45)が少なくとも1箇所形成さ
    れていることを特徴とする請求項3ないし10のいずれ
    か1つに記載のスパークプラグ。
  12. 【請求項12】 前記Ir合金チップ(43)における
    前記中心電極(30)側への突出長さをL7としたと
    き、0.1mm≦L7≦1.0mmであることを特徴と
    する請求項2に記載のスパークプラグ。
  13. 【請求項13】 前記Ir合金チップ(43)の材質
    は、Irを主成分とし、Rh、Pt、Ru、Pd及びW
    のうち少なくとも1種が添加されたものであることを特
    徴とする請求項1ないし12のいずれか1つに記載のス
    パークプラグ。
  14. 【請求項14】 前記Ir合金チップ(43)は、前記
    Irが70〜99重量%のIr合金よりなることを特徴
    とする請求項13に記載のスパークプラグ。
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