JP2002093135A - カード状情報処理装置 - Google Patents

カード状情報処理装置

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JP2002093135A
JP2002093135A JP2000280149A JP2000280149A JP2002093135A JP 2002093135 A JP2002093135 A JP 2002093135A JP 2000280149 A JP2000280149 A JP 2000280149A JP 2000280149 A JP2000280149 A JP 2000280149A JP 2002093135 A JP2002093135 A JP 2002093135A
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JP2000280149A
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Minoru Watanabe
実 渡辺
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Sony Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ユーザによる誤動作を防止して、情報記録媒
体に格納されたデータの安全性を高めるとともに、装置
の小型化簡略化を図ることができるカード状情報処理装
置を提供すること。 【解決手段】 情報記録媒体150を収容するための中
空部102と、情報記録媒体150を中空部102内に
収容するための挿入口120を有する本体部101と、
中空部102に突出するように設けられていて、中空部
102に挿入された情報記録媒体150に力を加えて挿
入口120から排出させる排出可動部142と、排出可
動部142を操作するものであって、本体部101を電
子機器200に挿入したときに、電子機器200内に位
置決めされた本体部101の部位に配置されている排出
操作部と141を有する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えば磁気ディス
クや光ディスク等の情報記録媒体をパーソナルコンピュ
ータ等の携帯情報端末に接続するためのカード状情報処
理装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】近年のパーソナルコンピュータや携帯型
情報端末等の小型軽量化に伴い、これらに搭載される情
報記録デバイスにも、大容量でありながらの小型化、薄
型化の要求が強くなってきている。また、例えばビデオ
カムコーダ用テープ媒体の代替としても、同様な大容量
小型の情報記録デバイスが求められる様にもなってい
る。これら用途の情報記録デバイスとしては、携帯型情
報端末等に自由に着脱可能な、所謂リムーバブルデバイ
スが望ましいとされている。この要求に応じるべく、例
えばPCMCIA TYPE3規格に準じるサイズであ
る厚さ10.5mmのハードディスク装置等が提案され
ている。
【0003】更に、カード状情報処理装置と記録メディ
アがそれぞれ自由に着脱可能となったダブルリムーバブ
ルタイプの情報記録デバイスも提案されている。すなわ
ち、情報を記録する記録メディアがディスクカードリッ
ジに収容されていて、ディスクカードリッジがカード状
情報処理装置に装着された状態で、携帯型情報端末等の
携帯情報端末に挿入される。そして、記録メディアに情
報の記録・再生が行われる。
【0004】図10と図11は従来のカード状情報処理
装置の一例を示す斜視図であり、図10と図11を参照
してカード状情報処理装置1について説明する。図10
と図11において、カード状情報処理装置1とディスク
カードリッジ6は、ダブルリムーバブルタイプであるカ
ード型磁気ディスクドライブを構成している。カード状
情報処理装置1の本体部2には中空部2aが形成されて
いて、この中空部2aにディスクカードリッジ6が挿入
される。ここで、ディスクカードリッジ6は、ディスク
ケース6aに例えば磁気ディスクを収容した構造を有し
ており、本体部2の挿入口7から挿入される。本体部2
における挿入口7の形成面8には排出操作部4が配置さ
れている。排出操作部4は、例えば押しボタンからなっ
ていて、ユーザが排出操作部4を押すと、挿入されてい
るディスクカードリッジ6が排出される。
【0005】一方、携帯情報端末200にはカード状情
報処理装置1を挿入するためのカードスロット201が
設けられている。そして、ディスクカードリッジ6を装
着したカード状情報処理装置1がカードスロット8に挿
入され、携帯情報端末200の周辺機器として使用され
る。また、携帯情報端末200にはイジェクトスイッチ
202が設けられていて、このイジェクトスイッチ20
2が押されると、挿入されたカード状情報処理装置1が
カードスロット201から排出される。ここで、カード
状情報処理装置1が携帯情報端末200に装着されたと
き、挿入口7の形成面8は、外部に露出した状態とな
り、本体部2の背面2b、側面2c、上面2d及び底面
2eは、携帯情報端末200内に挿入された状態とな
る。
【0006】図11において、本体部2の背面2bには
携帯情報端末200とのインターフェイスとなるコネク
タ3が設けられている。このコネクタ3により携帯情報
端末200、カード状情報処理装置1及びディスクカー
ドリッジ6の間で情報伝送を行うことができるようにな
る。また、本体部2の底面2eにスピンドルモータ10
が配置されている。このスピンドルモータ10は挿入さ
れたディスクカードリッジ6の磁気ディスクを回転駆動
させるものである。
【0007】本体部2には、アーム11が軸を中心に揺
動可能に取り付けられている。アーム11の一端には回
動アクチュエータ15が設けられていて、回動アクチュ
エータ15は、コイル15a及びマグネット15bを有
している。そして、コイル15aに電流が供給される
と、アーム11が揺動するようになる。アーム11の他
端には2つのサスペンション11a、11aが取り付け
られていて、サスペンション11a、11aの先端部に
は磁気ヘッド12、12が取り付けられている。この磁
気ヘッド12、12が磁気ディスクに情報の記録再生を
行う。このとき、2つの磁気ヘッド12、12は、磁気
ディスクの両面に位置決めされ記録・再生を行うことと
なる。
【0008】2つのサスペンション11a、11aの間
にはランプ13が取り付けられていて、磁気ヘッド1
2、12の接触するのを防止している。アーム11には
プリンタ配線板18が接続されていて、プリント配線板
18はコネクタ3と接続されている。そしてコネクタ3
から入力される制御信号に基づいてアーム11が動作
し、あるいはコネクタ3を介して磁気ディスクに記録・
再生する情報が伝送される。中空部2a内には、排出可
動部19が設けられていて、この排出可動部19は中空
部2a内に突出するように設けられている。この排出可
動部19は、上述した排出操作部4と接続されていて、
排出操作部4が押されると、排出可動部19が矢印Y方
向に移動し、挿入されているディスクカードリッジ6を
排出する。
【0009】次に、図10と図11を参照して、カード
状情報処理装置1の使用例について説明する。まず、図
10において、カード状情報処理装置1の挿入口7から
カードリッジ6が挿入され、更にカード状情報処理装置
1自体が携帯情報端末200のカードスロット201に
挿入される。すると、カード状情報処理装置1に携帯情
報端末200がコネクタ3を介して給電し、スピンドル
モータ10及び回動アクチュエータ15を動作可能にす
る。これにより、磁気ヘッド12、12を介して、ディ
スクカードリッジ6の磁気ディスク上で情報の記録・再
生を行うことが可能となる。
【0010】そして、カード状情報処理装置1を携帯情
報端末200から取り外すときには、イジェクトスイッ
チ202が押され、カード状情報処理装置1及びディス
クカードリッジ6が同時に取り出される。その後、カー
ド状情報処理装置1の排出操作部4が押されると、排出
可動部19がディスクカードリッジ6を挿入口7側に押
され、ディスクカードリッジ6がカード状情報処理装置
1から取り外される。なお、ディスクカードリッジ6が
挿入されていない場合には、ランプ13によって上下面
用のそれぞれの磁気ヘッドが接触することなく分離さ
れ、且つ、ディスクカードリッジ6の挿入の妨げになら
ない位置に退避している。また、図12に示すように、
カード状情報処理装置1にはディスクカートリッジ6を
排出するための排出操作部4を設けずに、ユーザが直接
カード状情報処理装置1からディスクカートリッジ6を
排出する場合もある。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】ところで、この様なダ
ブルリムーバブルの構造では、カード状情報処理装置1
とディスクカードリッジ6のどちらも、自由にいつでも
抜くことが可能である。このため、カード状情報処理装
置1を壊してしまい、ディスクカードリッジ6内の磁気
ディスクを損傷してしまう危険がある。
【0012】一般に、ディスクカードリッジを装着した
カード状情報処理装置1が、ディスクカードリッジ6ご
と携帯情報端末200から抜かれた場合、磁気ヘッド1
2が磁気ディスク上にアクセスし情報の伝送を行ってい
る最中にであっても、大きな問題にはならない。この動
作は停電と同じ現象であり、一般のディスクドライブで
は停電時の対策は十分なされていることがほとんどだか
らである。
【0013】停電時の対策としては、例えば、スピンド
ルモータ10は電源供給が断たれても慣性によってすぐ
には停止せず、この結果発生する逆起電力によって回動
アクチュエータ15を所定の待機位置に戻すような対策
が採られている。又は、停電に備えて大きなコンデンサ
等に充電しておいた電力を用いて安全に停止するような
対策が採られている。
【0014】しかし、磁気ヘッド12、12が磁気ディ
スク上にアクセスして情報のやりとりを行っている最中
に、誤ってディスクカードリッジ6だけが抜かれるよう
なことが起きると、磁気ヘッド12、12の浮上姿勢が
乱れ、磁気ディスクを傷つけてしまうという問題があ
る。また、ディスクカードリッジ6が完全に抜かれたと
き、回動アクチュエータ15が所定の待機位置にいない
ために、磁気ヘッド12、12が接触してしまい、元の
状態に戻れなくなってしまうという危険がある。この状
態で再度カードリッジ6が挿入されれば、アーム11は
退避位置にいないため、ディスクカードリッジ6の前面
への衝突により損傷してしまうこととなる。
【0015】このように、カード状情報処理装置1のう
ち、特に、フロッピー(登録商標)ディスクやハードデ
ィスクの様な磁気ディスクドライブ装置や、光磁気ディ
スクドライブ装置等の様な、アクチュエータとメディア
が接触する様なシステムの場合、装置自身が損傷してし
まうので大きな問題となる。また、磁気ディスクに対し
てデータの書き込み中にディスクカートリッジ6が抜か
れてしまった場合、磁気ディスクに対するデータの書き
込みが不完全な状態となるため、データエラーを発生さ
せるという問題が生じる。
【0016】一方、情報記録媒体が電子信号を記憶する
いわゆるメモリースティックやフラッシュメモリ等のメ
モリ装置であり、カード状情報処理装置1が変換アダプ
タとして携帯情報端末200に接続される場合がある。
この場合、メカニカルな部分が無いため、動作中にメモ
リーカードだけを抜き出しても、機械的には損傷しな
い。しかし、データの書き込み中であった場合、上述し
た場合と同様、メモリ装置に書き込まれたデータにおい
て、データエラーが生じてしまうという問題がある。
【0017】そこで、カード型ディスクドライブでは、
動作中にはカードリッジだけを抜かない様に仮す注意書
きをし、注意を喚起するため動作中に光るインジケータ
ランプを設ける場合がある。また、図13に示すように
排出操作部4を操作できなくするようなロックボタン5
が配置され、誤操作によりできない様にする場合があ
る。そして、ディスクカードリッジ6だけ抜かれようと
していることを自動的に判断し、ディスクカードリッジ
6が抜かれる前に回動アクチュエータ15を初期位置に
退避させる機構を設ける等の対策がなされている。しか
し、これらの方法では、機構部品が多くなり小型化薄型
化に向かず、コストがかかってしまう等の問題がある。
【0018】そこで本発明は上記課題を解決し、ユーザ
による誤動作を防止して、情報記録媒体に格納されたデ
ータの安全性を高めるとともに、装置の小型化簡略化を
図ることができるカード状情報処理装置を提供すること
を目的としている。
【0019】
【課題を解決するための手段】上記目的は、請求項1の
発明によれば、情報を記憶する情報記録媒体を装着した
状態で電子機器に挿入されるカード状情報処理装置にお
いて、前記情報記録媒体を収容するための中空部と、前
記情報記録媒体を中空部内に収容するための挿入口を有
する本体部と、前記中空部に突出するように設けられて
いて、前記中空部に挿入された前記情報記録媒体に力を
加えて前記挿入口から排出させる排出可動部と、前記電
子機器内に位置決めされた前記本体部の部位に配置され
ている排出操作部と前記排出可動部を操作するものであ
って、前記電子機器内に位置決めされた前記本体部の部
位に配置されている排出操作部とを有する排出操作部と
を備えたことを特徴とするカード状情報処理装置によ
り、達成される。
【0020】請求項1の構成によれば、カード状情報処
理装置において、情報記録媒体は挿入口から中空部に装
着される。そして、この情報記録媒体を中空部から排出
するときには、排出操作部が操作されることにより排出
可動部が動作し、情報記録媒体を挿入口側に力を加えて
排出させる。そして、情報記録媒体に情報の記録・再生
を行うとき、情報記録媒体がカード状情報処理装置の挿
入口から中空部に装着され、このカード状情報処理装置
が電子機器に装着される。この状態で、電子機器と情報
記録媒体との間で情報の伝送が行われる。
【0021】このとき、排出操作部は電子機器に収容さ
れる面に配置されているため、カード状情報処理装置が
電子機器に装着された状態においては、ユーザは排出操
作部を操作することができない。従って、情報記録媒体
に記録・再生が行われている最中に、ユーザの誤操作に
よりカード状情報処理装置から情報記録媒体が排出され
てしまうことがない。これにより、情報記録媒体にアク
セスしているときに、排出されることによる情報記録媒
体及びカード状情報処理装置の破損、もしくは情報記録
媒体に記憶されているデータの破損を防止することがで
きる。
【0022】
【発明の実施の形態】以下、本発明の好適な実施の形態
を添付図面に基づいて詳細に説明する。なお、以下に述
べる実施の形態は、本発明の好適な具体例であるから、
技術的に好ましい種々の限定が付されているが、本発明
の範囲は、以下の説明において特に本発明を限定する旨
の記載がない限り、これらの形態に限られるものではな
い。
【0023】図1と図2は本発明のカード状情報処理装
置の好ましい実施の形態を示す斜視図であり、図1と図
2を参照してカード状情報処理装置について説明する。
なお、図2においては、カード状情報処理装置100と
情報記録媒体であるディスクカードリッジ150は、ダ
ブルリムーバブルタイプであるカード型磁気ディスクド
ライブを構成している場合について例示している。カー
ド状情報処理装置100は例えばノート型パーソナルコ
ンピュータ等の携帯情報端末(電子機器)200に設け
られたカードスロット201に挿入され使用される。
【0024】一方、携帯情報端末200にはカード状情
報処理装置1を挿入するためのカードスロット201が
設けられている。そして、ディスクカードリッジ150
を装着したカード状情報処理装置100がカードスロッ
ト201に挿入され、携帯情報端末200の周辺機器と
して使用される。また、携帯情報端末200にはイジェ
クトスイッチ202が設けられていて、このイジェクト
スイッチ202が押されると、挿入されたカード状情報
処理装置100がカードスロット201から排出され
る。ここで、カード状情報処理装置100が携帯情報端
末200に装着されたとき、挿入口120の形成面10
1aは、外部に露出した状態となり、本体部101の背
面101b、側面101c、101c、上面101d及
び底面101eは、携帯情報端末200内に挿入された
状態となる。
【0025】図2のカード状情報処理装置100は、本
体部101、コネクタ103等を有している。本体部1
01は、携帯情報端末200に挿入可能な大きさを有し
ており、例えばPCMCIA TYPE3規格に準じる
サイズに形成されている。従って、このカード状情報処
理装置100はいわゆるPCカードとして機能すること
となる。
【0026】本体部101には中空部102が設けられ
ていて、この中空部102に磁気ディスクを格納したデ
ィスクカードリッジ150が収容される。また、本体部
101の背面101bには携帯情報端末200とのイン
ターフェイスとなるコネクタ103が設けられている。
このコネクタ103により携帯情報端末200とディス
クカードリッジ150の間で情報伝送を行うことができ
るようになる。本体部101の底面101eにはスピン
ドルモータ110が配置されている。このスピンドルモ
ータ110は挿入されたディスクカードリッジ150の
磁気ディスクを回転駆動させるものである。
【0027】本体部101には、アーム111が軸を中
心に揺動可能に取り付けられている。アーム111の一
端には回動アクチュエータ115が設けられていて、回
動アクチュエータ115は、コイル115a及びマグネ
ット115bを有している。そして、コイル115aに
電流が供給されると、アーム111が揺動するようにな
る。アーム111の他端には2つのサスペンション11
1a、111aが取り付けられていて、サスペンション
111a、111aの先端部には磁気ヘッド112、1
12が取り付けられている。この磁気ヘッド112、1
12が磁気ディスクに情報の記録再生を行う。このと
き、2つの磁気ヘッド112、112は、磁気ディスク
の両面に位置決めされ記録・再生を行うことができる。
【0028】2つのサスペンション111a、111a
の間にはランプ113が取り付けられていて、磁気ヘッ
ド112、112の接触するのを防止している。アーム
111にはプリンタ配線板118が接続されていて、プ
リント配線板118はコネクタ113と接続されてい
る。そしてコネクタ103から入力される制御信号に基
づいてアーム111が動作し、あるいはコネクタ103
を介して磁気ディスクに記録・再生する情報が伝送され
る。
【0029】本体部101の底面101eには排出操作
部141が配置されている。排出操作部141は、例え
ば図3に示すように、本体部101に形成された貫通穴
101fを介して排出可動部142と接続されている。
すなわち、排出操作部141と排出可動部142は一体
成形されていて、排出操作部141が矢印Y方向に移動
すると、排出可動部142も矢印Y方向に移動する。
【0030】排出操作部141は底面101eから突出
した構造を有しており、これによりユーザは排出操作部
141を操作することができる。排出可動部142は、
中空部102側に突出した構造を有しており、中空部1
50に装着されたディスクカートリッジ150に力を加
えることができる。従って、ユーザが排出操作部141
を操作することで、ディスクカートリッジ150をカー
ド状情報処理装置100から排出できるようになる。
【0031】次に、図1から図3を参照して、カード状
情報処理装置100の動作例について説明する。まず、
図1において、カード状情報処理装置100の挿入口1
20からカードリッジ150が挿入され、更にカード状
情報処理装置100自体が携帯情報端末200のカード
スロット201に挿入される。すると、携帯情報端末2
00がカード状情報処理装置100に対してコネクタ1
03を介して給電し、スピンドルモータ110及び回動
アクチュエータ115を動作可能にする。これにより、
磁気ヘッド112、112を介して、ディスクカードリ
ッジ150の磁気ディスク上で情報の記録・再生を行う
ことが可能となる。
【0032】ここで、携帯情報端末200に挿入された
カード状情報処理装置100において、挿入口120の
形成面101aのみ外部に露出された状態となり、本体
部101における背面101b、側面101c、上面1
01d及び底面101eは携帯情報端末200の内部に
挿入された状態となる。従って、本体部101の底面1
01eに形成された排出操作部141もまた携帯情報端
末200の内部に配置されている状態となっている。
【0033】この状態で、コイル115に外部から電流
が供給されると、アーム111は、マグネット117の
磁界とコイル115に流れる電流によって生じる磁界に
より、軸を中心に揺動する。すると、サスペンション1
11a、111aに取り付けられた磁気ヘッド112、
112は、それぞれ磁気ディスクの半径方向に移動す
る。そして、磁気ヘッド112、112は、磁気ディス
クに対してシーク動作をし、情報の記録・再生を行う。
【0034】一方、カード状情報処理装置100を携帯
情報端末200から取り外すとき、イジェクトスイッチ
202が押され、カード状情報処理装置100及びディ
スクカードリッジ150が同時に取り出される。その
後、ユーザにより排出操作部141が挿入口120側に
スライドすると、排出可動部142がディスクカードリ
ッジ150を挿入口120側に押し、ディスクカードリ
ッジ150がカード状情報処理装置100から取り外さ
れる。
【0035】このように、挿入後に外部から見える側の
面101aには排出操作部140を配置しないようにす
ることで、カード状情報処理装置100を携帯情報端末
200等に装着した際には、ディスクカートリッジ15
0の排出操作を行うことができない状態にすることがで
きる。従って、回動アクチュエータ115の動作中等
に、ディスクカードリッジ150を誤って抜いてしま
い、磁気ヘッド112、112や磁気ディスクの損傷及
びデータの破損を防止することができる。すなわち、デ
ィスクカードリッジ150を抜く場合には、まずカード
状情報処理装置100を抜き、その後カードリッジを抜
くという順序を踏むこととなり、安全に操作を行うこと
ができることとなる。
【0036】図4は本発明のカード状情報処理装置にお
ける排出操作部の第2の実施の形態を示す模式図であ
り、図4を参照して排出操作部241について説明す
る。なお、図4において図1のカード状情報処理装置1
00と同一の構成を有する部位には同一の符号を付して
その説明を省略する。
【0037】図4において、排出操作部241は、本体
部101の底面101eに対して突出しておらず、ほぼ
同一平面上に形成されている。そして、操作部241の
表面には摩擦面が形成されていて、ユーザがこの摩擦面
に指等をこすりつけながらスライドさせる。すると、排
出可動部142がディスクカートリッジ150に挿入口
120側に向かって力を加え、ディスクカートリッジ1
50が排出されることとなる。このように、排出操作部
241を本体部101から突出しないように設けること
で、例えば規格の定まったカードスロット201にカー
ド状情報処理装置100を挿入するとき、排出操作部2
41が邪魔することがない。
【0038】図5は本発明のカード状情報処理装置にお
ける排出操作部の第3の実施の形態を示す模式図であ
り、図5を参照して排出操作部340について説明す
る。なお、図4において図1のカード状情報処理装置1
00と同一の構成を有する部位には同一の符号を付して
その説明を省略する。図5の排出操作部341はボタン
構造を有しており、排出可動部342と接続されてい
る。そして、排出操作部341が矢印Z1方向に押され
ると、排出可動部342に対して矢印Z1方向の力が加
わる。
【0039】排出可動部342は、中空部102に突出
している第1部材342aと、排出操作部341に接続
されている第2部材342bからなっている。第1部材
342aと第2部材342bは、所定の角度で形成され
ていて、第1部材342aが矢印Z1方向に力を受ける
と、第2部材342bが矢印Y1方向の力を出力するよ
うになっている。また、第2部材342bにはバネ34
3が接続されており、矢印Z2方向の力を受けている。
【0040】ここで、ディスクカートリッジ150が装
着された状態で、排出操作部341が矢印Z1方向に押
されると、第1部材342aが矢印Z1方向に押され
る。すると、第2部材342bが矢印Y1方向にディス
クカードリッジ150を押して、本体部102からディ
スクカードリッジ150を排出する。このように、いわ
ゆるボタン構造を有する排出操作部341であっても、
本体部101における携帯情報端末200へ挿入される
面に形成することで、カード状情報処理装置100及び
磁気ディスクの破損もしくはデータの破損等を生じさせ
ることなく、安全にディスクカートリッジ150を取り
外すことができる。
【0041】上記各実施の形態によれば、排出操作部1
41、241、341を本体部101における携帯情報
端末200に挿入される面に設けることで、ディスクカ
ートリッジ150に収容された磁気ディスクが磁気ヘッ
ドにアクセスされている最中に、ディスクカートリッジ
150のみが取り外されることがなくなる。これによ
り、カード状情報処理装置100及び磁気ディスクの破
損もしくはデータの破損を防止することができるように
なる。また、排出操作部141、241、341をロッ
クするための機構が不要になるため、簡単な機構で安全
な取り外しが可能となる。すなわち、排出操作部142
の配置位置を替えるだけで、カード状情報処理装置10
0の損傷の危険を大きく減少させることが可能となる。
また、複雑な機構が不要であり、部品点数も少なくて済
むため、装置全体としての故障率の低減及び装置の小型
化薄型化に適しており、コストダウンが可能となる。
【0042】なお、本発明の実施の形態は、上記実施の
形態に限定されない。例えば、図1において、排出操作
部141、241、341は、本体部101の底面に配
置されているが、図6に示すように、例えば背面101
a、側面101c、もしくは上面101d等に配置して
も同じ効果が得られることは言うまでも無い。また、排
出操作部141、241、341は、手動で排出作業を
行うものであるが、排出動作の自動/手動も問わない。
【0043】また、情報記録媒体150が、図7に示す
ような、情報を電気信号として記憶する例えばメモリー
スティックやコンパクトフラッシュ(登録商標)等のメ
モリ装置であってもよい。このとき、カード状情報処理
装置100は、携帯情報端末200にメモリ装置を接続
するためのアダプタとして機能することとなる。さら
に、図2において、情報記録媒体の例として磁気ディス
クを収容したディスクカートリッジ150を用いている
が、例えば光ディスクを収容したディスクカートリッジ
150であってもよい。このとき、図8に示すように、
カード状情報処理装置100の中空部102には、例え
ば光学ピックアップ等が収容されることとなる。また、
情報記録媒体が光磁気ディスクを収容したディスクカー
トリッジ150の場合、図9に示すように、光学ピック
アップ及び磁界発生部等がカード状情報処理装置100
の中空部102内にはいちされることになる。
【0044】さらに、携帯情報端末200の例として
は、上述したパーソナルコンピュータだけでなく、ビデ
オカムコーダ等でももちろん良い。例えば、ビデオカム
コーダにカード状情報処理装置100及びディスクカー
トリッジ150を挿入して録画し、テープ交換の要領で
ディスクカードリッジ150のみの交換を行う。そし
て、カード状情報処理装置100ごと抜いてパーソナル
コンピュータ200に装着し、録画した画像データ等を
パーソナルコンピュータ200上で再生するといった使
い方も可能である。
【0045】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
ユーザによる誤動作を防止して、情報記録媒体に格納さ
れたデータの安全性を高めるとともに、装置の小型化簡
略化を図ることができるカード状情報処理装置を提供す
ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のカード状情報処理装置の好ましい使用
例を示す斜視図。
【図2】本発明のカード状情報処理装置の好ましい実施
の形態を示す斜視図。
【図3】本発明のカード状情報処理装置における排出操
作部を示す構成図。
【図4】本発明のカード状情報処理装置における排出操
作部の第2の実施の形態を示す構成図。
【図5】本発明のカード状情報処理装置における排出操
作部の第3の実施の形態を示す構成図。
【図6】本発明のカード状情報処理装置における排出操
作部の第4の実施の形態を示す構成図。
【図7】本発明のカード状情報処理装置の別の実施の形
態を示す構成図。
【図8】本発明のカード状情報処理装置の別の実施の形
態を示す構成図。
【図9】本発明のカード状情報処理装置の別の実施の形
態を示す構成図。
【図10】従来のカード状情報処理装置の使用例を示す
斜視図。
【図11】従来のカード状情報処理装置の一例を示す斜
視図。
【図12】従来のカード状情報処理装置の別の一例を示
す斜視図。
【図13】従来のカード状情報処理装置の別の一例を示
す斜視図。
【符号の説明】
100・・・カード状情報処理装置、101・・・本体
部、101a・・・前面、101b・・・背面、101
c・・・側面n、101d・・・上面、101e、底
面、102・・・中空部、103・・・コネクタ、12
0・・・挿入口、141、241、341・・・排出操
作部、142、342・・・排出可動部、200・・・
携帯情報端末(電子機器)

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 情報を記憶する情報記録媒体を装着した
    状態で電子機器に挿入されるカード状情報処理装置にお
    いて、 前記情報記録媒体を収容するための中空部と、前記情報
    記録媒体を中空部内に収容するための挿入口を有する本
    体部と、 前記中空部に突出するように設けられていて、前記中空
    部に挿入された前記情報記録媒体に力を加えて前記挿入
    口から排出させる排出可動部と、前記排出可動部を操作
    するものであって、前記本体部を前記電子機器に挿入し
    たときに、前記電子機器内に位置決めされた前記本体部
    の部位に配置されている排出操作部とを備えたことを特
    徴とするカード状情報処理装置。
  2. 【請求項2】 前記情報記録媒体は、磁気ディスクを収
    容したディスクカードリッジであり、前記本体部には前
    記情報記録媒体へ情報の読み書きを行う磁気ヘッドが配
    置されていることを特徴とする請求項1に記載のカード
    状情報処理装置。
  3. 【請求項3】 前記情報記録媒体は電気信号として情報
    を記録するメモリであり、前記本体部は前記情報記録媒
    体と前記電子機器の間で情報伝送を可能とするアダプタ
    としての機能を有することを特徴とする請求項1に記載
    のカード状情報処理装置。
  4. 【請求項4】 前記情報記録媒体は、光ディスクを収容
    したディスクカードリッジであり、前記本体部内には情
    報の読み書きを行う光学ピックアップが配置されている
    ことを特徴とする請求項1に記載のカード状情報処理装
    置。
  5. 【請求項5】 前記情報記録媒体は、光磁気ディスクを
    収容したディスクカードリッジであり、前記本体部内に
    は前記情報記録媒体へ情報の読み書きを行う光学ピック
    アップ及び磁気ヘッドが配置されていることを特徴とす
    る請求項1に記載のカード状情報処理装置。
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