JP2000112676A - 情報記録再生装置 - Google Patents

情報記録再生装置

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JP2000112676A
JP2000112676A JP10287005A JP28700598A JP2000112676A JP 2000112676 A JP2000112676 A JP 2000112676A JP 10287005 A JP10287005 A JP 10287005A JP 28700598 A JP28700598 A JP 28700598A JP 2000112676 A JP2000112676 A JP 2000112676A
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Yoshitaka Azuma
義孝 東
Koichi Seno
浩一 瀬野
Hisateru Komatsu
久輝 小松
Toshitake Yajima
利勇 矢嶋
Toshiyasu Itou
利育 伊東
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Yamaichi Electronics Co Ltd
Mitsumi Electric Co Ltd
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SMARTDISK INTERNATL Inc
Yamaichi Electronics Co Ltd
Mitsumi Electric Co Ltd
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    • G11B25/043Apparatus characterised by the shape of record carrier employed but not specific to the method of recording or reproducing, e.g. dictating apparatus; Combinations of such apparatus using flat record carriers, e.g. disc, card using rotating discs

Abstract

(57)【要約】 【課題】ディスケットに他に、外部からの電力の供給を
必要とするディスケット型電子機器装置の記録再生が可
能なドライブを提供することを課題とする。 【解決手段】 情報記録媒体としての磁気ディスクを備
えるディスケットと、情報記録媒体としてのICメモリ
を内蔵又は着脱自在に備えるとともに、外部から電力が
受給されるための電力受給部を有するディスケット型電
子機器装置1A、1Bのいずれをも記録再生可能な情報
記録再生装置200,300であって、ディスケット型
電子機器装置1A,1Bが装填された場合に、ディスケ
ット型電子機器装置の電力供給部45,46に電力を供
給をする電力供給用のコネクタ装置202,203を有
している。コネクタ装置202,302は、ディスケッ
ト型電子機器装置が収容されたディスクホルダが、イジ
ェクト位置から記録再生位置に変位した際に、ディスケ
ット型電子機器装置の電力受給部用端子45,46に接
触して電力を供給するように構成されている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【技術分野】本発明は、情報記録再生装置に関し、さら
に詳しくは、通常のディスケット(フロッピーディス
ク)に加えて、ディスケット型電子機器装置を駆動する
ための情報記録再生装置であって、ディスケット型電子
機器装置に対して電力を供給し得る電力供給手段を備え
た情報記録再生装置に関する。
【0002】
【従来技術】デジタルカメラ等の技術分野においては、
静止画像等の大容量情報を記録するための情報記録媒体
として、例えば、SSFDC(Solid State Floppy Dis
k Card)と称されるICメモリカードが用いられてい
る。また、近年における電子商取引や電子バンキングの
普及に伴い、個人情報を記録するための情報記録媒体と
して、ICメモリカードが一般に普及しつつある。
【0003】そして、このようなICメモリカードの普
及に対応するべく、ICメモリカードに対して情報の記
録再生を行うための装置として、図21に示すような、
ディスケット型電子機器装置1Cが提案されている。
【0004】図21は、従来のディスケット型電子機器
装置1Cの内部構成を示すブロック図であり、ICメモ
リカードを装着した状態を示している。以下、図21に
基づいて、ディスケット型電子機器装置1Cの構成を説
明する。
【0005】図21に示すように、ディスケット型電子
機器装置1Cは、主として、3.5インチ型のフロッピ
ーディスク(以下、「ディスケット」と称する)とほぼ
同様の形状を有するカートリッジ状の外ケースと、ドラ
イブ装置の磁気ヘッドに対しての情報受け渡し部を構成
する磁気コイル14と、アナログ信号処理回路15と、
デジタル信号処理回路12と、中央演算処理ユニット
(CPU)13と、ディスケット型電子機器装置1Cを
作動させるための電力を供給する電力供給源(電源)1
6と、電源16からの電圧電源(Vcc)を安定的に供
給するためのDC/DCコンバータ11と、から構成さ
れている。
【0006】このディスケット型電子機器装置1Cは、
コンピュータ等に設けられたディスケットドライブ(以
下、FDDと称する)で用いることが可能である。ま
た、ディスケット型電子機器装置1Cは、カードタイプ
のICメモリを、着脱自在に装填し得るように構成され
ている。ICメモリ5は、情報の記録再生が可能なRA
M(Random Access Memory)より構成されている。
【0007】そして、ICメモリ5を備えたディスケッ
ト型電子機器装置1CをFDDに装填した際には、FD
Dは、ディスケット型電子機器装置1Cを介して、IC
メモリ5に対して情報の記録再生を行うことが可能にな
る。このように情報記録媒体としてICメモリ5を用い
ることにより、3.5インチ型ディスケット等と比較し
て、大容量の情報を記録することが可能になる。
【0008】ところで、ディスケット型電子機器装置1
Cを介して、FDDがICメモリ5に対して情報の記録
再生を行うためには、ディスケット型電子機器装置1C
内において、FDDから送信された信号又はFDDへ送
信する信号を処理する必要がある。そして、ディスケッ
ト型電子機器装置1C内において信号を処理するために
は、該ディスケット型電子機器装置内に設けられた各制
御装置に電力を供給することが必要である。
【0009】従来のディスケット型電子機器装置1Cに
おいては、ディスケット型電子機器装置1Cへの電力供
給の問題を、CR2016やCR2025等の薄型のコ
イン型電池をディスケット型電子機器装置1Cに装填す
ることによって解決していた。
【0010】しかしながら、コイン型電池の蓄電容量
は、ディスケット型電子機器装置1Cを長時間にわたっ
て駆動できるほど大きいものではない。従って、頻繁に
電池を交換して、ディスケット型電子機器装置の駆動中
に電力が消耗し尽くすことを未然に防止する必要があ
る。
【0011】また、記録容量の大きいICメモリを用い
て、ディスケット型電子機器装置とコンピュータとの間
で図形データ等の大容量のデータを交換するする場合に
は、ディスケット型電子機器装置の駆動中に電力が消耗
し尽くしてしまうおそれがある。
【0012】
【発明が解決しようとする課題】このような従来技術の
問題に鑑み、本発明は、通常のディスケットに加えて、
ディスケット型電子機器装置を駆動するための情報記録
再生装置であって、ディスケット型電子機器装置に対し
て電力を供給し得る電力供給手段を備えた情報記録再生
装置を提供することを目的とする。
【0013】上記目的を達成するために、本発明は、少
なくとも、情報記録媒体としての磁気ディスクを備える
ディスケットと、情報記録媒体としてのICメモリを内
蔵又は着脱自在に備えるとともに、デジタル信号送信・
受信手段及び/又はアナログ信号送信・受信手段を備
え、外部から電力が受給されるための電力受給部を有す
るディスケット型電子機器装置と、を選択的に用いるこ
とが可能な情報記録再生装置であって、前記デジタル信
号送信・受信手段を有する前記ディスケット型電子機器
装置が用いられた場合には、該デジタル信号送信・受信
手段との間においてデジタル信号の送信・受信を行うデ
ジタル信号送信・受信手段と、前記ディスケットが用い
られた場合には、前記ディスケットの前記磁気ディスク
に対して情報の記録再生を行い、前記アナログ信号送信
・受信手段を有する前記ディスケット型電子機器装置が
用いられた場合には、該アナログ信号送信・受信手段と
の間でアナログ信号の送信・受信を行うアナログ信号送
信・受信手段と、前記電力受給部を有する前記ディスケ
ット型電子機器装置が用いられた場合には、該電力受給
部を介して、前記ディスケット型電子機器装置に電力を
供給する電力供給手段と、を有することを特徴とする。
【0014】上記構成を有する本発明によれば、通常の
ディスケットに加えて、電力受給部を有するディスケッ
ト型電子機器装置の記録再生もでき、種々の記憶媒体に
適用できる汎用性のある情報記録再生装置を提供するこ
とができる。また、この情報記録再生装置は、既存のF
DDにディスケット型電子機器装置の電力受給部に対応
する端子などの電力供給手段を設けるだけでよく、簡単
に製造することができる。
【0015】この情報記録再生装置は、好ましくは、前
記ディスケット型電子機器装置が前記情報記録再生装置
に装填されたことを識別し得る識別手段を有するように
構成することができる。この識別手段は、前記情報記録
再生装置に装填された前記ディスケット型電子機器装置
が前記デジタル信号送信・受信手段又は前記アナログ信
号送信・受信手段のいずれの信号送信・受信手段を有し
ているかを識別し得るように構成される。この識別手段
を設けることにより、装填された記憶媒体がいずれのタ
イプのものかを自動的に識別することができる。好まし
くは、前記識別手段における識別は、前記ディスケット
型電子機器装置から送信される識別信号に基づいてなさ
れる。また、前記ディスケット型電子機器装置が前記情
報記録再生装置に装填された際に前記情報記録再生装置
に設けられたスイッチ機構から送信される識別信号に基
づいてなされるように構成することもできる。
【0016】また、前記情報記録再生装置は、前記識別
手段における識別結果に基づいて、情報の記録再生の際
に用いられるべき前記情報記録再生装置の信号送信・受
信手段を、前記アナログ信号送信・受信手段から前記デ
ジタル信号送信・受信手段へ切り替え得る切替手段を有
している。
【0017】この切替手段は、好ましくは、前記識別手
段において前記デジタル信号送信・受信手段を有する前
記ディスケット型電子機器装置が認識された場合には、
前記情報記録再生装置の信号送信・受信手段を前記アナ
ログ信号送信・受信手段から前記デジタル信号送信・受
信手段へ切り替えるように構成される。
【0018】また、本発明の他の態様は、少なくとも、
情報記録媒体としての磁気ディスクを備える第1のディ
スケット型装置と、情報記録媒体としてのICメモリを
内蔵又は着脱自在に備えるとともに、デジタル信号送信
・受信手段を備え、外部から電力が受給されるための電
力受給部を有する第2のディスケット型装置と、情報記
録媒体としてのICメモリを内蔵又は着脱自在に備える
とともに、アナログ信号送信・受信手段を備え、外部か
ら電力が受給されるための電力受給部を有する第3のデ
ィスケット型装置と、を選択的に用いることが可能な情
報記録再生装置であって、前記第2のディスケット型装
置が用いられた場合には、該ディスケット型装置の前記
デジタル信号送信・受信手段との間においてデジタル信
号の送信・受信を行うデジタル信号送信・受信手段と、
前記第1のディスケット型装置が用いられた場合には、
前記第1のディスケット型装置の前記磁気ディスクに対
して情報の記録再生を行い、前記第3の前記ディスケッ
ト型装置が用いられた場合には、該ディスケット型装置
の前記アナログ信号送信・受信手段との間においてアナ
ログ信号の送信・受信を行うアナログ信号送信・受信手
段と、前記第2及び第3のディスケット型装置のいずれ
かが用いられた場合には、前記電力受給部を介して該デ
ィスケット型装置に電力を供給する電力供給手段と、を
有していることを特徴とする。
【0019】この場合、前記情報記録再生装置は、さら
に、前記第2及び第3のディスケット型装置のいずれか
が前記情報記録再生装置に装填された際に、いずれのデ
ィスケット型装置が装填されたかを識別し得る識別手段
を有していることが好ましい。
【0020】また、本発明の別の態様は、少なくとも、
情報記録媒体としての磁気ディスクを備えるディスケッ
トと、情報記録媒体としてのICメモリを内蔵又は着脱
自在に備えるとともに、外部から電力が受給されるため
の電力受給部を有するディスケット型電子機器装置との
いずれをも記録再生可能な情報記録再生装置であって、
前記ディスケット型電子機器装置が装填されたことを識
別する識別手段と、前記識別手段により前記ディスケッ
ト型電子機器装置が装填されたことが識別された場合
に、前記ディスケット型電子機器装置の電力供給部に電
力供給をする電力供給手段を有することを特徴とする。
【0021】好ましくは、前記情報記録再生装置は、前
記ディスケット及びディスケット型電子機器装置のいず
れをも収容可能に構成され、イジェクト位置と記録再生
位置との間で変位するホルダを有しており、前記電力供
給手段は、ディスケット型電子機器装置が収容されたホ
ルダが、イジェクト位置から記録再生位置に変位した際
に、該ディスケット型電子機器装置の電力受給部に電力
を供給するように構成される。
【0022】この場合、好ましくは、前記ディスケット
型電子機器装置の電力受給部は、該ディスケット型電子
機器装置の下面に設けられており、前記電力供給手段
は、前記ホルダの下方に設けられ、該ホルダが記録再生
位置に変位した場合に、該ホルダ内に収容された前記デ
ィスケット型電子機器装置の電力受給部との間で電気的
接続が達成されるように構成される。
【0023】前記ディスケット型電子機器装置の電力受
給部が該ディスケット型電子機器装置の上面に設けられ
ている場合には、前記電力供給手段は、前記ホルダのイ
ジェクト位置と記録再生位置との間の変位に連動して非
接続位置と接続位置との間で変位するように構成するこ
ともできる。
【0024】また、前記ホルダを収容された前記ディス
ケット型電子機器装置の電力受給部を露出するように構
成し、前記電力供給手段は、前記ホルダが記録再生位置
に変位した場合に、前記露出した電力受給部を介して、
前記ディスケット型電子機器装置に電力の供給を行うよ
うに構成することもできる。
【0025】また、本発明のさらに別の態様は、少なく
とも、情報記録媒体としての磁気ディスクを備えるディ
スケットと、情報記録媒体としてのICメモリを内蔵又
は着脱自在に備えるとともに、外部から電力が受給され
るための電力受給部を有するディスケット型電子機器装
置とのいずれをも記録再生可能な情報記録再生装置であ
って、前記情報記録再生装置は、前記ディスケット及び
ディスケット型電子機器装置のいずれをも収容可能に構
成され、イジェクト位置と記録再生位置との間で変位す
るホルダと、前記ディスケット型電子機器装置の電力供
給部に電力供給をする電力供給手段と、を有しており、
前記前記電力供給手段が前記ディスクホルダに設けられ
ていることを特徴とする。
【0026】本発明のさらに別の態様は、少なくとも、
情報記録媒体としての磁気ディスクを備えるディスケッ
トと、情報記録媒体としてのICメモリを内蔵又は着脱
自在に備えるとともに、外部から電力が受給されるため
の電力受給部を有するディスケット型電子機器装置との
いずれをも記録再生可能な情報記録再生装置であって、
前記情報記録再生装置は、前記ディスケット及びディス
ケット型電子機器装置のいずれをも収容可能に構成さ
れ、イジェクト位置と記録再生位置との間で変位するホ
ルダと、前記ディスケット型電子機器装置の電力供給部
に電力供給をする電力供給手段と、を有しており、前記
前記電力供給手段は、ディスケット型電子機器装置が収
容された前記ホルダが、イジェクト位置から記録再生位
置に変位した際に、該ディスケット型電子機器装置の電
力受給部に電力を供給するように構成されていることを
特徴とする。
【0027】
【発明の実施の形態】 以下、図面に基づいて、本発明
の情報記録再生装置の好適な実施形態について説明す
る。
【0028】図1(A)(B)は、本発明の情報記録再
生装置に用いることが可能な第1のディスケット型電子
機器装置1Aの外観図と、該ディスケット型電子機器装
置1Aに用いることが可能な2つのタイプのICメモリ
カード5A,5Bの外観図を示している。以下、図1
(A)(B)に基づいて、本発明の情報記録再生装置に
用いられる第1のディスケット型電子機器装置1Aの構
成を説明する。
【0029】図1(A)(B)に示される第1のディス
ケット型電子機器装置1Aは、最も新しいタイプのディ
スケット型電子機器装置である。この第1のディスケッ
ト型電子機器装置1Aの主な特徴としては、デジタル信
号送信・受信用の端子(デジタル信号送信・受信手段)
及び電力受給用の端子(電力受給部)よりなる端子部4
を有していることが挙げられる。
【0030】第1のディスケット型電子機器装置1A
は、主として、3.5インチ型ディスケットとほぼ同様
の形状を有する外ケース1と、ICメモリカードを挿入
するための挿入口2と、第1のディスケット型電子機器
装置1Aであることを情報記録再生装置に認識させるた
めあるいは位置決めのために用いられる開口3と、端子
部4と、外ケース1内に収納された各種電子部品と、よ
り構成されている。
【0031】第1のディスケット型電子機器装置1A
は、図1(A)(B)に示すようなICメモリカード5
A,5Bを着脱自在に装着することが可能である。IC
メモリカード5A,5Bは、情報記憶媒体としてのIC
メモリ5を備えている。ICメモリカード5A,5Bを
第1のディスケット型電子機器装置1Aに装填した場合
には、本発明の情報記録再生装置の所定の操作によって
ICメモリ5に対して、情報の記録再生を行うことがで
きる。
【0032】なお、第1のディスケット型電子機器装置
1Aの構成は、図1(A)(B)に示す実施形態に限定
されない。例えば、第1のディスケット型電子機器装置
1Aは、ICメモリ5を第1のディスケット型電子機器
装置1Aに内蔵して有するタイプのものであってもよ
い。
【0033】第1のディスケット型電子機器装置1Aが
情報記録再生装置に装填された際には、後述する所定の
識別手段によって、情報記録再生装置に装填されたディ
スケットが第1のディスケット型電子機器装置1Aであ
ることが認識されるようになっている。なお、情報記録
再生装置における第1のディスケット型電子機器装置1
Aの認識には、後述するように端子部4又は開口3のい
ずれか一方が用いられるようになっている。
【0034】端子部4は、第1のディスケット型電子機
器装置1Aの下面(裏面)の前方左側に設けられてお
り、第1のディスケット型電子機器装置1Aの前縁に沿
って配列された7個の端子より構成されている。端子部
4を構成する各端子は、デジタル信号の送信・受信と、
電力の受給と、後述する所定の識別信号の送出と、を行
うために用いられるようになっている。この端子部4
は、第1のディスケット型電子機器装置1Aが情報記録
再生装置に装填された際に、該情報記録再生装置に設け
られた端子部に対して良好な電気的接続をなし得るよう
に設定されている。
【0035】開口3は、端子部4の側方に設けられ、所
定の深さを有し得るように形成されている。この開口3
の深さの程度に応じて、情報記録再生装置が第1のディ
スケット型電子機器装置1Aを認識するようになってい
る。なお、開口3の深さは、ディスケット型電子機器装
置の種類に応じて所定の深さに設定されている。
【0036】図2は、図1に示す第1のディスケット型
電子機器装置1Aの具体的な構成を示しており、図2
(A)はディスケット型電子機器装置1Aの内部構成を
示すブロック図であり、図2(B)は第1のディスケッ
ト型電子機器装置1Aの底面図である。
【0037】以下、図2(A)(B)に基づいて、第1
のディスケット型電子機器装置1Aの内部構成について
説明する。
【0038】図2(A)に示すように、第1のディスケ
ット型電子機器装置1Aの内部には、端子部4と、所定
の電源電圧を得るためのDC/DCコンバータ11と、
デジタル信号の処理を行なうデジタル信号処理回路12
と、第1のディスケット型電子機器装置1A全体を制御
するCPU13等の電子部品が配置されている。なお、
図2(A)には、第1のディスケット型電子機器装置1
Aに前記ICメモリカードが装着された状態が示されて
いる。
【0039】端子部4は、本発明のデジタル信号送信・
受信手段をなす4個の端子であって、DRIVE SELECT (D/
S)信号用のD/S端子41と、WRITE DATA (W/D)信号用
のW/D端子42と、WRITE GATE (W/G)信号用のW/G端子4
3と、READ DATA (R/D)信号用のR/D端子44とを有して
いる。
【0040】また、端子部4は、さらに、本発明の電力
受給部をなす電力受給用の電源端子45とGND用のGND端
子46とを有している。
【0041】さらに、端子部4は、第1のディスケット
型電子機器装置1Aを情報記録再生装置に認識させる識
別信号を情報記録再生装置へ送出するための識別信号用
端子47を有している。
【0042】ディスケット型電子機器装置1Aの端子部
4が後述する情報記録再生装置に設けられた端子部に接
続されることにより、第1のディスケット型電子機器装
置1Aと情報記録再生装置との間でのデジタル信号の送
信・受信、情報記録再生装置から第1のディスケット型
電子機器装置1Aへの電力の供給、及び情報記録再生装
置による第1のディスケット型電子機器装置1Aの認識
が可能になる。
【0043】なお、図2(B)に示すように、端子部4
の各端子は、第1のディスケット型電子機器装置1Aの
裏面側において、情報記録再生装置に設けられた端子部
と接触し得るように配置、構成されている。
【0044】CPU13は、第1のディスケット型電子
機器装置1A全体を制御し得るようにデジタル信号処理
回路12及びICメモリ5の双方に接続されている。ま
た、CPU13は、第1のディスケット型電子機器装置
1Aが情報記録再生装置に装填された際に、識別信号端
子47を介して、所定の識別信号を情報記録再生装置へ
送信するようになっている。
【0045】図3は、本発明の情報記録再生装置200
(300)を使用した情報記録再生システム70の概略
を示すブロック図であって、情報記録再生装置200に
第1のディスケット型電子機器装置1Aを装填した状態
を示している。
【0046】以下、図3に基づいて、本発明の情報記録
再生装置200を使用した情報記録再生システム70の
概略構成を説明する。
【0047】情報記録再生システム70は、概略、コン
ピュータ本体50と、コンピュータ本体50に設けられ
た記録再生制御回路60と、記録再生制御回路60によ
って制御される情報記録再生装置200(300)と、
情報記録再生装置200により駆動される第1ディスケ
ット型電子機器装置1Aと、から構成される。
【0048】情報記録再生装置200は、磁気ヘッド2
14を用いてアナログ信号を送信・受信するための手段
(アナログ信号送信・受信手段)と、前述した端子24
1〜244を用いてデジタル信号を送信・受信するため
の手段(デジタル信号送信・受信手段)とを有してい
る。情報記録再生装置200は、後述する切替手段を用
いて、これらの信号送信・受信手段のうちの、いずれか
一方を選択的に用いることができるように構成されてい
る。
【0049】なお、本発明において、アナログ信号の送
信・受信とは、情報記録再生装置200の磁気ヘッド2
14とディスケット型電子機器装置1Aの磁気コイル
(図6参照)との間において、磁気信号を介して、情報
記録再生装置200とディスケット型電子機器装置との
間でアナログ信号の送信・受信を行うことをいう。
【0050】図3は、情報記録再生装置200にディス
ケット型電子機器装置1Aが装填された際に、情報記録
再生装置200が、第1のディスケット型電子機器装置
1Aの端子47及び情報記録再生装置200の端子24
7を介して第1のディスケット型電子機器装置1Aから
送信された識別信号に基づいて、送信・受信モードを前
記アナログ信号送信・受信手段(アナログ信号送受信モ
ード)から前記デジタル信号送信・受信手段(デジタル
信号送受信モード)へ切り替えた状態を示している。
【0051】なお、この情報記録再生装置では、ディス
ケット(3.5インチFD)が一般的に用いられること
から、アナログ信号の送受信モードが初期設定となって
いる。
【0052】このように、情報記録再生装置200にお
いて、信号送信・受信手段がアナログ信号送受信モード
からデジタル信号送受信モードに切り替えられた結果、
情報記録再生装置200は、情報記録再生装置200に
設けられた4個の端子(端子241〜244)及び第1
のディスケット型電子機器装置1Aの4個端子(端子4
1〜44)を介して、第1のディスケット型電子機器装
置1Aとの間で、デジタル信号の送信・受信が行うこと
ができる状態にある。
【0053】また、情報記録再生装置200では、情報
記録再生装置200の端子部204の各端子(241−
247)と第1のディスケット型電子機器装置1Aの端
子部4の各端子(41−47)が接触すると、情報記録
再生装置200の端子245,246及び第1のディス
ケット型電子機器装置1Aの端子45,46を介して、
情報記録再生装置200から第1のディスケット型電子
機器装置1Aへ、コンピュータ本体50からの電力が供
給される。
【0054】記録再生制御回路60は、コンピュータ本
体50との間のWrite Control信号とRead Control信号
に基づいて、情報記録再生装置200の駆動等を制御す
るとともに、コンピュータ本体50との間で記録(書き
込み)及び再生(読み出し)データの受け渡しをする回
路である。情報記録再生装置200の制御に際しては、
記録再生制御回路60と情報記録再生装置200とを連
結する13本の信号線が、所定の制御に従って選択的に
用いられるようになっている。また、コンピュータ本体
50は、電力供給線及びGND線を介して、情報記録再
生装置200に、駆動用の電力を供給している。
【0055】次に、図4に基づいて、情報記録再生装置
200の概略構成を説明する。図4は、情報記録再生装
置200に第1のディスケット型電子機器装置1Aが装
填された状態を示すブロック図である。
【0056】情報記録再生装置200は、概略、端子部
204と、磁気ヘッド214と、アナログ信号処理回路
215と、信号送信・受信モードを切り替えるための切
替回路250と、を備えている。前述したように、情報
記録再生装置200は、記録再生制御回路60との間
で、DRIVE SELECT信号、WRITE DATA信号、WRITE GATE信
号、READ DATA信号等の13の信号を送信・受信するよ
うになっている。
【0057】本実施形態において、DRIVE SELCT信号
は、コンピュータ本体に接続された複数の情報記録再生
装置のうちから本発明の情報記録再生装置200を選択
するための信号として用いられる。WRITE DATA信号は、
情報記憶媒体(ICメモリ、磁気ディスク)に記録され
る情報に関する信号である。WRITE GATE信号は、記憶媒
体に対する情報の記録(書き込み)及び再生(読み出
し)を制御する信号である。READ DATA信号は、記憶媒
体から再生された情報に関する信号である。WRITE DATA
信号とREAD DATA信号は、MFM(Modified Frequency M
odulation)変調されている。
【0058】情報記録再生装置200の端子部204
は、第1のディスケット型電子機器装置1Aの端子部4
と同様に、デジタル信号送信・受信手段をなすD/S端
子241、W/D端子242、W/G端子243及びR
/D端子244と、電力供給手段をなす電力供給端子2
45及びGND端子246と、第1のディスケット型電子
機器装置1Aが装填されたことを情報記録再生装置20
0に認識させるための識別信号を情報記録再生装置へ送
出するための識別信号用端子247と、から構成されて
いる。これらの各端子は、第1のディスケット型電子機
器装置1Aの対応する端子部4に接続され得るように配
置、構成されている。
【0059】図4に示す実施形態において、第1のディ
スケット型電子機器装置1AのCPU13から送信され
る識別信号は、本発明の識別手段をなすものである。ま
た、この識別信号によって、情報記録再生装置200
は、いずれの種類のディスケット型電子機器装置が情報
記録再生装置200に装填されたかを識別し得るように
なっている。
【0060】さらに、この識別信号によって、情報記録
再生装置200は、該情報記録再生装置200に装填さ
れたディスケット型電子機器装置が、情報の送信・受信
手段として、端子41〜44又は磁気コイル214のど
ちらを有しているかを識別し得るようになっている。
【0061】なお、この識別信号は、第1のディスケッ
ト型電子機器装置1Aが情報記録再生装置に装填された
際に、情報記録再生装置から端子41を介してディスケ
ット型電子機器装置1Aに供給されるDRIVE SELECT(D/
S)信号をそのまま送出するようにしてもよい。
【0062】なお、前述したように、情報記録再生装置
200は、第1のディスケット型電子機器装置1Aが装
填される前(初期設定)は、3.5インチ型FDの使用
を考慮して、磁気ヘッド214を用いるアナログ信号送
信・受信モードで信号の記録再生を行うように設定され
ている。一方、第1のディスケット型電子機器装置1A
は、信号送信・受信手段として端子41〜44(デジタ
ル信号送信・受信手段)のみを備えているため、3.5
インチFDと同様に情報記録再生装置200の磁気ヘッ
ド214を用いて情報の記録再生を行うことはできな
い。従って、第1のディスケット型電子機器装置1Aの
ICメモリに対して情報の記録再生を行うためには、情
報記録再生装置200の信号送信・受信モードを磁気ヘ
ッド214(アナログ信号送信・受信モード)から端子
部204(デジタル信号送信・受信モード)へ切り替え
る必要がある。
【0063】このような必要性に鑑み、情報記録再生装
置200には、本発明の切替手段をなす切替回路250
が設けられている。この切替回路250は、第1のディ
スケット型電子機器装置1Aから送信された前記識別信
号に基づいて、第1のディスケット型電子機器装置1A
の信号送信・受信モードを切り替えるようになってい
る。
【0064】前記切替回路250において、信号送信・
受信手段が、磁気コイル214(アナログ信号送受信モ
ード)から端子241〜245(デジタル信号送受信モ
ード)へ切り替えられた際には、コンピュータ本体50
に設けられた制御回路等の所定の制御により、情報記録
再生装置200と記録再生制御回路60とを接続する1
3の信号のすべて又はいずれかを、選択的に端子241
〜244に接続する。
【0065】図4に示す実施形態において、端子部20
4の端子241〜244は、情報記録再生回路60と情
報記録再生装置200との間で送信・受信される13の
信号のうち、DRIVE SELECT信号、WRITE DATA信号、WRIT
E GATE信号及びREAD DATA信号を送信・受信し得るよう
になっている。
【0066】以下、図4に基づいて、情報記録再生装置
及びディスケット型電子機器装置の作用について説明す
る。
【0067】情報記録再生装置200に第1のディスケ
ット型電子機器装置1Aを装填されると、ディスケット
型電子機器装置1Aの端子部4と情報記録再生装置20
0の端子部204とが電気的に接続される。これによ
り、情報記録再生装置200は、該情報記録再生装置の
端子245,246(電力供給手段)と第1のディスケ
ット型電子機器装置1Aの端子45,46(電力受給
部)を介して、第1のディスケット型電子機器装置1A
に電力を供給する。
【0068】また、このように両装置200,1Aの端
子部4と端子部204とが電気的に接続されると、第1
のディスケット型電子機器装置1Aを認識させるための
識別信号が、第1のディスケット型電子機器装置1Aの
端子47及び情報記録再生装置200の端子247を介
して、第1のディスケット型電子機器装置1Aから情報
記録再生装置200へ送信される。
【0069】情報記録再生装置200においては、検出
された識別信号に基づいて、切替回路250が信号送信
・受信手段を、磁気コイル214から端子部204へ切
り換える。この切替回路250による信号送信・受信手
段の切り替えにより、端子部4,204を介して情報記
録再生装置200と第1のディスケット型電子機器装置
1Aとの間でMFM(Mofified Frequency Modulation)
変調されたデジタル信号の送信・受信を行うことが可能
になり、その結果、情報記録再生装置200がICメモ
リ5に対して情報の記録再生を行うことが可能になる。
【0070】第1のディスケット型電子機器装置1Aの
ICメモリ5に対する情報の記録再生は、後述するよう
に、記録再生制御回路60、第1のディスケット型電子
機器装置1AのCPU13、デジタル信号処理回路12
等による所定の制御によって達成されるものである。こ
の場合、転送されるデータは、例えば、4ビットから3
2ビットとすることができるが、これに限定されるもの
ではない。
【0071】なお、上記実施形態では、第1のディスケ
ット型電子機器装置1Aと情報記録再生装置とにそれぞ
れ7個の端子を設け、それらの間を7本の信号線で接続
するようにしているが、本発明は、これに限定されるも
のではなく、端子の数や信号線の数は、信号のビット数
や制御内容に応じて適宜増減することができる。また、
予め多数の端子を設けておき、それらの内で必要なもの
だけを使用することも可能である。
【0072】図5は、情報記録再生装置200に異なる
タイプの第1のディスケット型電子機器装置1Aが装填
された状態を示すブロック図である。
【0073】図5の情報記録再生装置200は、図4の
情報記録再生装置200と比較して、本発明の識別手段
として、第1のディスケット型電子機器装置1Aから送
信される識別信号を用いる代わりに、情報記録再生装置
200に設けられた検出スイッチから送信される識別信
号を用いている点で異なる。そのため、第1のディスケ
ット型電子機器装置1Aから識別信号は送出されず、ま
た情報記録再生装置200の端子部204に識別信号用
の端子247を設ける必要はなく、端子の数は6個とな
っている。
【0074】以下、図5に示す情報記録再生装置200
の構成及び作用について説明する。検出スイッチ203
は、後述するように、第1のディスケット型電子機器装
置1Aに設けられた開口3に進入可能な突起形状のスイ
ッチより構成されている。この検出スイッチは、第1の
ディスケット型電子機器装置1Aが情報記録再生装置2
00に装填された際に、第1のディスケット型電子機器
装置1Aに設けられた開口3の深さに応じた識別信号を
出力、送信し得るように構成されている。
【0075】情報記録再生装置200は、この検出スイ
ッチ203から送信される識別信号に基づいて、図4の
実施形態と同様の制御をなし得るように設定、構成され
ている。
【0076】次に、図6に基づいて、第2のディスケッ
ト型電子機器装置1Bの内部構成について説明する。な
お、前記第1のディスケット型電子機器装置1Aと同様
の構成であって、かつ同様の作用、効果を奏するものに
ついては、同じ符号を付している。
【0077】図6は、第2のディスケット型電子機器装
置1Bの具体的な構成を示しており、図6(A)は第2
のディスケット型電子機器装置1Bの内部構成を示すブ
ロック図であり、図6(B)は第2のディスケット型電
子機器装置1Bの下面図である。
【0078】図6の第2のディスケット型電子機器装置
1Bは、3.5インチ型ディスケットや図21に示した
従来のディスケット型電子機器装置1Cと同様に、情報
記録再生装置の磁気ヘッドを用いて記録再生が行われる
タイプのディスケット型電子機器装置である。従って、
この第2のディスケット型電子機器装置1Bは、情報記
録再生手段として端子(デジタル信号送信・受信手段)
の代わりに磁気コイル14(アナログ信号送信・受信手
段)を用いる点で、前記第1のディスケット型電子機器
装置1Aと異なる。
【0079】第2のディスケット型電子機器装置1Bの
内部に設けられた電子部品は、概略、所定の磁気信号を
出力し得る磁気コイル14と、アナログ信号処理回路1
5と、デジタル信号処理回路12と、DC/DCコンバ
ータ11と、CPU13と、電力受給用の端子45,4
6及び識別信号用の端子47よりなる端子部4と、から
構成されている。
【0080】図7は、本発明の情報記録再生装置200
(300)を使用した情報記録再生システム70の概略
を示すブロック図であって、情報記録再生装置200に
第2のディスケット型電子機器装置1Bを装填した状態
を示している。
【0081】以下、図7に基づいて、本発明の情報記録
再生装置200を使用した情報記録再生システム70の
概略構成を説明する。
【0082】情報記録再生システム70は、概略、コン
ピュータ本体50と、コンピュータ本体50に設けられ
た記録再生制御回路60と、記録再生制御回路60によ
って制御される情報記録再生装置200(300)と、
情報記録再生装置200により駆動される第2のディス
ケット型電子機器装置1Bと、から構成される。
【0083】図7は、情報記録再生装置200に第2の
ディスケット型電子機器装置1Bが装填された状態を示
している。
【0084】この状態において、情報記録再生装置20
0は、端子245,246及び第1のディスケット型電
子機器装置1Aの端子45,46を介して、第2のディ
スケット型電子機器装置1Bへ電力を供給している。
【0085】また、情報記録再生装置200は、第2の
ディスケット型電子機器装置1Bの端子47及び情報記
録再生装置200の端子247を介して第2のディスケ
ット型電子機器装置1Bから送信された識別信号に基づ
いて、送信・受信モードを磁気ヘッド214(アナログ
信号送受信モード)に保持している。
【0086】このように、情報記録再生装置200はア
ナログ信号送受信モードに設定されているので、磁気ヘ
ッド214及び第2のディスケット型電子機器装置1B
の磁気コイル14との間で、アナログ信号の送信・受信
を行うことができる状態にある。
【0087】図8は、情報記録再生装置200に第2の
ディスケット型電子機器装置1Bが装填された状態を示
すブロック図である。以下、図8に基づいて、情報記録
再生装置及び第2のディスケット型電子機器装置1Bの
作用について説明する。情報記録再生装置200は、第
2のディスケット型電子機器装置1Bが装填されると、
端子245,246と端子45,46を介して、前記第
1のディスケット型電子機器装置1Aの場合と同様に、
第2のディスケット型電子機器装置1Bへ電力を供給す
る。
【0088】また、第2のディスケット型電子機器装置
1Bは、情報記録再生装置200に装填された際に、前
記第1のディスケット型電子機器装置1Aの場合と同様
に、情報記録再生装置200へ識別信号を送信する。
【0089】情報記録再生装置200は、受信した識別
信号に基づいて、装填された第2のディスケット型電子
機器装置1Bが、信号送信・受信手段として、磁気コイ
ル14(アナログ信号送信・受信手段)のみを有してい
ることを認識する。
【0090】その結果、前述した切替回路による信号送
受信モードの切替は行われず、信号送信・受信手段は初
期設定の磁気ヘッド214を用いるアナログ信号送受信
モードに保持される。そして、磁気ヘッド214と磁気
コイル14との間の磁気信号をやりとりを介して、情報
記録再生装置200と第1のディスケット型電子機器装
置1Aとの間でアナログ信号の送信・受信を行うことが
可能になる。
【0091】次に、情報記録再生装置200が第2のデ
ィスケット型電子機器装置1BのICメモリ5に対して
情報を記録(書き込み)する際における、情報記録再生
装置200及び第2のディスケット型電子機器装置1B
の作用について、図8に基づいて説明する。
【0092】この場合、まず、コンピュータ本体50か
ら記録再生制御回路60を介して所定の書き込みコマン
ドと記録(書き込み)情報(データ)が記録再生装置2
00に供給される。情報記録再生装置200の磁気ヘッ
ド214は、アナログ信号処理回路215から供給され
るMFM変調されたアナログ信号に応じて所定の磁気信
号を出力する。
【0093】磁気ヘッド214から出力された磁気信号
は、第2のディスケット型電子機器装置1Bの磁気コイ
ル14に該磁気信号に応じた誘導電流を生ぜしめ、対応
するアナログ信号が生成され、アナログ信号処理回路に
送信される。アナログ信号処理回路15は、このMFM
変調されたアナログ信号を、対応するデジタル信号に変
換し、デジタル信号処理回路12へ送信する。デジタル
信号処理回路12は、受信した信号に対して所定の変換
を施すとともに、CPU13へ送信する。CPU13は
受信した信号に応じて、第2のディスケット型電子機器
装置1B全体を制御し、記録すべき情報をICメモリ5
の所定のアドレスに記録する。
【0094】次に、情報記録再生装置200が第2のデ
ィスケット型電子機器装置1BのICメモリ5に記録さ
れた情報を再生する際における、情報記録再生装置20
0及び第2のディスケット型電子機器装置1Bの作用に
ついて説明する。
【0095】この場合は、まず、コンピュータ本体50
から記録再生制御回路60を介して所定の読み出しコマ
ンドが記録再生装置200に供給され、この読み出しコ
マンドは、前述した記録情報と同様の経路により、第2
のディスケット型電子機器装置1BのCPU13に入力
される。CPU13は、この読み出しコマンドに従っ
て、ICメモリ5にの所定のアドレスに記録された情報
を読み出す。CPU13は、ICメモリ5から送信され
たデジタル信号に対して、信号の送信に必要なコマンド
信号を付加し、デジタル信号処理回路12へ送信する。
デジタル信号処理回路12は、CPU13から送信され
た通常のデジタル信号を、MFMに対応したデジタル信
号に変換し、磁気コイル14へ送る。磁気コイル14
は、デジタル信号処理回路から送信されたデジタル信号
をMFMに対応した磁気信号を生じさせる。磁気コイル
14において発せられた磁気信号は、情報記録再生装置
200の磁気ヘッド214に対応するアナログ信号を生
ぜし、該アナログ信号はアナログ処理部215の所定の
回路において処理された後、記録再生制御回路60を介
してコンピュータ本体に送られる。
【0096】図9は、情報記録再生装置200(30
0)に第2のディスケット型電子機器装置1Bが装填さ
れた状態を示すブロック図である。
【0097】図9の情報記録再生装置200は、図8の
情報記録再生装置200と比較して、本発明の識別手段
として、第2のディスケット型電子機器装置1Bから送
信される識別信号を用いる代わりに、情報記録再生装置
200に設けられた検出スイッチから送信される識別信
号を用いている点で異なる。
【0098】以下、図9に示す情報記録再生装置200
の作用について説明する。検出スイッチ203は、前述
した図5の実施形態と同様に、第2のディスケット型電
子機器装置1Bに設けられた開口3に進入可能な突起形
状のスイッチより構成されている。この検出スイッチ
は、第2のディスケット型電子機器装置1Bが情報記録
再生装置200に装填された際に、第2のディスケット
型電子機器装置1Bに設けられた開口3の深さに応じた
識別信号を出力するように構成されている。
【0099】情報記録再生装置200は、この検出スイ
ッチ203から送信される識別信号に基づいて、図8の
実施形態と同様の制御をなし得るように設定、構成され
ている。
【0100】図10は、本発明の情報記録再生装置20
0(300)を使用した情報記録再生システム70の概
略を示すブロック図であって、情報記録再生装置200
に第3のディスケット型電子機器装置1Cを装填した状
態を示している。以下、図10に基づいて、本発明の情
報記録再生装置200を使用した情報記録再生システム
70の概略構成を説明する。
【0101】図10の情報記録再生システム70は、コ
ンピュータ本体50と、コンピュータ本体50に設けら
れた記録再生制御回路60と、記録再生制御回路60に
よって制御される情報記録再生装置200と、情報記録
再生装置200により駆動される第3のディスケット型
電子機器装置1Cと、から構成される。
【0102】この第3のディスケット型電子機器装置1
Cは、従来例として図21に基づいて説明した情報の記
録再生を情報記録再生装置200の磁気ヘッド214を
用いて行うタイプのディスケット型電子機器装置であ
る。この第3ディスケット型電子機器装置1Cは、端子
部そのものを備えていない点で、前記第1及び第2のデ
ィスケット型電子機器装置のいずれとも相違する。ま
た、内部に電源を有しており、電力受給端子を有してい
ない。
【0103】この第3のディスケット型電子機器装置1
Cは端子部を備えていないので、情報記録再生装置20
0に装填された際に、第3のディスケット型電子機器装
置1Cであることを認識させるための識別信号を情報記
録再生装置200へ送出することはない。従って、情報
記録再生装置200において、前記切替回路250によ
る信号送信・受信モードの切替等の識別信号に基づく所
定の制御がなされることはない。
【0104】一方、第3のディスケット型電子機器装置
1Cは、前述した第2のディスケット型電子機器装置1
Bと同様に、磁気コイル14を用いて、情報記録再生装
置200の磁気ヘッド214との間で、アナログ信号の
送信・受信を行う。また、駆動用の電力供給源を自ら備
えているため、情報記録再生装置200から電力を供給
されることなく、情報の記録再生を行うことができるよ
うになっている。
【0105】ここで、情報記録再生装置200は、前述
したように、アナログ信号送受信モードに初期設定され
ている。従って、第3のディスケット型電子機器装置1
Cは、前述した識別信号なしでも、情報記録再生装置2
00との間で信号の送信・受信を行うことができる。
【0106】図11は、本発明の情報記録再生装置20
0(300)を使用した情報記録再生システムの概略を
示すブロック図であって、情報記録再生装置200に
3.5インチ型ディスケットを装填した状態を示してい
る。
【0107】本発明の情報記録再生装置200は、3.
5インチ型ディスケットが装填された場合には、通常の
FDDと同様の動作をするようになっており、磁気ヘッ
ド214を介してディスケットの磁気ディスクに対して
情報の記録再生を行う。
【0108】この場合、情報記録再生装置200は、前
述したようにアナログ信号の送受信モードに初期設定さ
れている。従って、情報記録再生装置200は、ディス
ケットを認識する手段を有することなく、既存のFDD
と同様の方法で、3.5インチディスケットに対して情
報の記録再生を行うことができる。
【0109】以下、図12ないし図20に基づいて、本
発明の情報記録再生装置の具体的な構成について、以下
の実施形態に基づいて説明する。
【0110】本発明の情報記録再生装置は、3.5イン
チディスケット用のディスクドライブ(以下、「FD
D」とする)を、図2(第1のディスケット形電子機器
装置)、図6(第2のディスケット形電子機器装置)及
び図21(第3のディスケット形電子機器装置:従来
例)に示すようなディスケット形電子機器装置1A,1
B,1Cの記録再生ができるように改良したものであ
る。前述したように、これらのディスケット型電子機器
装置は、FDDで使用できるように、3.5インチディ
スケットのジャケットとほぼ同じサイズ及び形状に形成
されている。従って、本発明の情報記録再生装置は、F
DDの基本構成がそのまま採用されている。そのため、
先ず、図12及び図13に基づいて、FDD100の基
本構成及び作用について説明する。
【0111】図12は、一般的なFDD100の上面の
カバーを取り除いた状態を示す斜視図であり、図13
は、同FDD100の主要部分を示す分解斜視図であ
る。
【0112】図12に示すように、FDD100は、概
略平たい箱状をなしており、下部シャーシ101と、下
部シャーシ101の上に設けられた回路基板と、回路基
板102の上に設けら得たベースフレーム110を有し
ており、該ベースフレーム110上に後述する各種構成
部材が設けられている。また、前面には、ディスケット
(FD)を挿入するための開口を有するフロントベゼル
が設けられており、また後部には、コンピュータ本体5
0との間で前述した信号のやりとりをするためのインタ
ーフェイスコネクタ104やコンピュータ本体から電力
の供給を受けるためのコネクタが設けられている。
【0113】図13に示すように、ベースフレーム11
0は、金属板を略長方形状の底部111と、左右側壁1
12,113及び後部側壁114を有するように折り曲
げ形成されている。このベースフレーム110の下側に
は、上述したように、回路基板102が位置しており、
その回路基板102に図示しない各種の電子部品やスピ
ンドルモータなどが設けられている。
【0114】このベースフレーム110には、概略、デ
ィスケットの磁気ディスクと係合し、前記スピンドルモ
ータにより回転駆動するディスクテーブル115と、ベ
ースフレーム110上を前後方向(ディスケットを挿入
及び抜き出す方向:矢印A方向)に後方位置と前方位置
との間で摺動自在なイジェクトプレート120と、ディ
スケットが装着され、前記イジェクトプレート120の
移動と連動して、ディスケットの着脱が可能なイジェク
ト位置と磁気ディスクの記録再生を行う記録再生位置と
の間で上下動するディスクホルダ130と、イジェクト
プレート120をその後方位置でロックし、ディスケッ
トの挿入動作によりそのロック状態を解除するロックレ
バー140と、ディスケットのジャケットの開口を通じ
て内部の磁気ディスクに対して情報の記録及び再生を行
う一対の磁気ヘッド153を備えたキャリッジ150
と、前記キャリッジ150を磁気ディスクの半径方向に
案内するガイドロッド160と、前記ガイドロッド16
0をベースフレーム110の底部111の所定位置にネ
ジ161で固定するための押さえ部材162と、前記キ
ャリッジ150を駆動するステッピングモータ170な
どが設けられている。
【0115】イジェクトプレート120は、概略、ディ
スクテープル115を避けるように切りかかれた底板1
21と、左右両側に上向きに折り曲げ形成された側板1
22から形成されている。
【0116】この底板121には、ベースプレーム11
0の底部111に形成された案内突起116と係合して
イジェクトプレート120の移動を案内する案内溝12
1aと、イジェクトボタン123が装着される突起部1
21bなどが設けられている。また、左右の各側板12
2には、前後2箇所に、それぞれ溝状傾斜カム124
(以下、「溝カム」とする)が形成されている。各溝カ
ム124は、水平部と、該水平部から後方に向かって斜
め下向きに伸びる傾斜部とを有している。
【0117】このイジェクトプレート120は、ベース
プレーム101との間に張設された一対のスプリング1
25により常時後方位置から前方位置に向けて付勢され
た状態にあるが、後方位置に位置する場合には、前述し
たロックレバー140と係合して、その状態を維持する
ようになっている。
【0118】ディスクホルダ130は、概略、天板部1
31と、左右側壁部132と、左右側壁部132の下端
をそれぞれ内向きに折り曲げてなるディスケット保持部
133を有しており、それらにより内部にディスケット
の収容空間を規定している。このディスクホルダ130
の天板部131には、後縁から略中央に向かって伸びる
略U字形開口部131aが形成されており、前述したキ
ャリッジ150が磁気ディスクの半径方向に移動するこ
とを可能にしている。
【0119】このディスクホルダ130は、その左右側
壁部132がイジェクトプレート120の左右側板12
2の間に収まるように設計されており、各側壁部132
には、前記イジェクトプレートの左右側板122の溝カ
ム124に係合するピン134がそれぞれ前後2個所に
設けられている。
【0120】また、各側壁部132の前記ピン134の
ほぼ中央には、下方に向かって伸びる案内片135が一
体に設けられており、該案内片135はベースフレーム
110の底部111の対応する位置に設けられた案内溝
118に挿入されるようになっている。これにより、デ
ィスクホルダ130は、ベースフレーム110に対して
上下方向にのみ移動可能になっている。
【0121】前記ロックレバー140は、前述したイジ
ェクトプレート120を後方位置に保持する機能の他
に、3.5インチディスケットのシャッタの開放機能を
も併せ持っている。
【0122】より詳しくは、このロックレバー140
は、ベースフレーム110の底部111に垂直な軸を中
心に回動する軸部141と、該軸部141から半径方向
に伸びる延出部142と、該延出部142から横方向に
突出する円弧上のイジェクトプレートとの係合部143
と、延出部142の先端部に設けられ、ディスケットの
シャッタと係合するシャッタ係合部144とを有してお
り、バネ145により反時計方向に回転するように付勢
されている。
【0123】ロックレバー140は、以上の構成を有す
ることから、ディスクホルダ130に挿入されたディス
ケットの先端部のシャッタの横の部分がシャッタ係合部
144にあたると、前記軸を中心にバネ145の付勢力
に抗して時計方向に回転を始め、それによりシャッタを
スライドさせて開放させるとともに、イジェクトプレー
トとの係合部143がイジェクトプレート120のロッ
ク状態を解除するべく移動を始めるようになっている。
【0124】前記キャリッジ150は、概略、ベース1
51と、該ベース151から伸びる上下のアーム152
と、上下アーム152の先端部内面にそれぞれジンバル
バネを介して変位可能に設けられた一対の磁気ヘッド1
53を有している。そして、ベース151には、前記ガ
イドロッド160が挿入される案内部155や、前記ス
テッピングモータ170のリード171と係合する連結
部156や、磁気ヘッド153との信号の送受信用のフ
レキブルプリント基板158などが設けられている。
【0125】このキャリッジ150の上アーム152
は、図示しない板バネを介してベース151に連結され
ており、該バネ151を介して上下に変位可能に構成さ
れている。また、この上アーム152の左右側縁には、
前述したディスクホルダ130の天板部131の略U字
形開口部134の両側の上面に係合する係合部152a
が形成されており、後述するように、ディスクホルダ1
30の上下動と連動して、上下動するように構成されて
いる。
【0126】以上のような構成を有するFDD100に
ディスケットが装着された場合の作動について、図13
及び図14を参照して説明する。
【0127】まず、ディスケットが装着されていない状
態では、イジェクトプレート120は後方位置に位置し
ており、前述したように、ロックレバー140と係合し
て、その状態を維持するようになっている。イジェクト
プレート120がこの後方位置に位置する場合、ディス
クホルダ130の左右側壁のピン134は、イジェクト
プレート120の各側板122の溝カム124の水平部
と係合して上昇位置(イジェクト位置)に保持されてい
る(図14(A)参照)。このイジェクト位置では、キ
ャリッジ150の上アーム152も係合部152Aを介
して持ち上げられた状態となっており、上下磁気ヘッド
153の間にディスケットの挿入を可能にするだけの間
隔が維持されている。
【0128】この状態で、ディスケットがフロントベゼ
ル103の開口103からディスクホルダ130挿入さ
れる。挿入されたディスケットの後端部がロックレバー
140のシャッタ係合部144にあたると、前述したロ
ックレバー140のシャッタ開放機能により、ディスケ
ットのシャッタの開放が開始される。さらに、ディスケ
ットの挿入動作を続け、ロックレバー140がさらに回
転すると、ロックレバー140の係合部143がイジェ
クトプレート120から外れ、両者の係合が解除され、
またシャッタも完全に開放される。
【0129】ロックレバー140との係合が解除される
と、イジェクトプレート120は、スプリング125の
付勢力により、後方位置から前方位置に向かって移動す
る(図14(A)における右方向)。このイジェクトプ
レート120の前方位置への移動に伴い、ディスクホル
ダ130の左右側壁のピン134は、イジェクトプレー
ト120の左右側板122の溝カム124の傾斜部に沿
って下方に向けて移動する(図14(B)参照)。そし
て、イジェクトプレート120が前方位置に到達する
と、ディスクホルダ130は下方位置(記録再生位置)
に到達し、ディスケット内の磁気ディスクのセンターハ
ブがディスクテーブル115に載置され、また磁気ヘッ
ド153もシャッタが開放されて露出した磁気ディスク
を上下から挟持し、記録再生が可能な状態となる。
【0130】磁気ディスクに対する記録再生が終了し、
ディスケットを取り出す場合には、イジェクトプレート
120に設けられたイジェクトボタン123を押し込む
ように操作する。それにより、前方位置に移動したイジ
ェクトプレート120は、スプリング125の付勢力に
抗して、後方位置に向かって移動する。
【0131】このイジェクトプレート120の前方位置
から後方位置への移動に伴い、ディスクホルダ130の
左右側壁のピン134は、イジェクトプレート120の
左右側板122の溝カム124の傾斜部に沿って上昇
し、それによりディスクホルダ130も上昇する(図1
4(B)の状態から図14(A)の状態に変位する)。
このディスクホルダ130の上昇動作に伴い、キャリッ
ジ150の上アーム152も上昇し、磁気ヘッド153
は磁気ディスクから離反する。
【0132】さらにイジェクトボタン123の操作を続
け、イジェクトプレート120が後方位置に到達する
と、ディスクホルダ130の左右側壁のピン134は、
イジェクトプレート120の左右側板122の溝カム1
24の水平部まで移動し、イジェクト位置に到達する
(図14(A)参照)。この状態に達すると、ロックレ
バー140ば、バネ145の付勢力によりロック位置に
向かって回動し、ディスケットを押し出すとともに、イ
ジェクトプレート120を再度ロック位置に固定する。
これにより、ディスケットの取り出しが可能となる。
【0133】本発明にかかる情報記録再生装置では、以
上のような構成のFDDを、ディスケットや図21に示
す従来の第3のタイプのディスケット型電子機器装置1
Cだけでなく、前述した第1及び第2のタイプのディス
ケット型電子機器装置1A、1B(図2及び図6)の記
録再生が可能となるように、電力供給手段、デジタル信
号送受信手段及び識別手段を設けている。
【0134】以下、この情報記録再生装置の実施形態を
図15ないし図20に基づいて説明する。なお、本発明
の情報記録再生装置は、FDDの基本構造を採用してい
ることから、前述したFDD100の構成部材と同じ部
材については、同じ符号を用いて説明している。
【0135】図15は、本発明の第1実施形態にかかる
情報記録再生装置200のを示す斜視図である。
【0136】この第1実施形態では、図15に示すよう
に、ディスケット型電子機器装置1A(及び1B)の下
面の前方左側に、前縁に沿って複数の端子4が形成され
るとともに、該端子4の側方にディスケット型電子機器
装置とディスケットとの位置決めあるいは識別に用いる
ことができる所定の深さの開口3が形成されている。図
1及び図2に詳しく示すように、このディスケット型電
子機器1Aでは、前述したように、端子の数は7個(4
1−17)となっており、そのうちの4個(41−4
4)がデジタル信号の送受信用に、2個(45,46)
が電力の供給用に、そして残りの1個(47)が識別信
号の送信用に設定されている。
【0137】なお、前述したように、このディスケット
型電子機器装置1Aの端子の数や配置は一例にすぎず、
信号のビット数やどのような制御を行うかによって、増
減できるものである。
【0138】一方、情報記録再生装置200には、図2
に示す第1のディスケット型電子機器装置1Aの端子4
との間で、電力の供給と信号の送受信を行うことができ
るコネクタ装置202が設けられている。このコネクタ
装置202は、第1のディスケット型電子機器装置1A
が情報記録再生装置200のディスクホルダ130に装
着された状態で該ディスケット型電子機器装置1Aの端
子4が位置する部分の下方であって、ベースフレーム1
10上に設けられている。
【0139】図16に詳しく示すように、このコネクタ
装置202は、前記ディスケット型電子機器装置1Aの
端子4と接触して電力の供給及びデジタル信号の送受信
をする端子部204と、ディスケット型電子機器装置1
Aの開口3に嵌合する位置決め用突起203とを有して
いる。
【0140】この端子部204は、前記ディスケット型
電子機器装置1Aの各端子41−47に対応した端子2
41から247から構成されている。そして、端子24
1から244がデジタル信号の送受信用に、端子245
及び246が電力の供給用に、端子247がディスケッ
ト型電子機器装置1Aの内部からの識別信号の送受信用
に設定されている。
【0141】端子部204の各端子241−247は、
ディスクホルダ130に装填されたディスケット型電子
機器装置1Aが記録再生位置まで下降した際に、ディス
ケット型電子機器装置1Aの各端子41−47との間で
良好な電気的接続が達成できるとともに、ディスケット
型電子機器装置1Aを浮かび上がらせることがないよう
な弾性を有するように構成されている。
【0142】これらの端子241−247には、フレキ
シブルプリント基板206が接続されており、情報記録
再生装置200の回路基板102と電気的に接続されて
いる。
【0143】そして、ディスケット型電子機器装置1A
装填され、その端子部4と情報記録再生装置200の端
子部204とが接触すると、情報記録再生装置200
は、端子245及び246を介してディスケット型電子
機器装置1Aの端子45及び46に電力の供給を行う。
また、ディスケット型電子機器装置1Aの端子47とコ
ネクタ装置204の端子部204の端子247を介して
識別信号が検出された場合には、情報記録再生装置20
0は、切替手段250(図4参照)を介して、アナログ
信号の送受信モードからデジタル信号の送受信モードに
切り換わり、端子部204の端子241ないし244と
ディスケット型電子機器装置1Aの端子部4の端子41
ないし44との間で、デジタル信号の送受信を行うよう
になっている。
【0144】以下において、上記構成を有するコネクタ
装置202を有する情報記録再生装置200の作用につ
いて図17に基づいて説明する。図17(A)は、ディ
スクホルダ130がイジェクト位置(上昇位置)にある
場合を示している。この状態では、情報記録再生装置2
00は、アナログ信号の送受信モードに初期設定されて
おり、磁気ヘッド153を通じて記録再生を行うように
なっている。
【0145】この状態で、ディスケット型電子機器装置
1Aがディスクホルダ130に装着され、ロックレバー
140(図13参照)が回動してイジェクトプレート1
20のロックが解除されると、図17(B)に示すよう
に、イジェクトプレート120の前方位置への移動に伴
いディスクホルダ130がイジェクトプレート120の
溝カム124を介して記録再生位置に下降する。ディス
クホルダ130が記録再生位置まで下降すると、ディス
ケット型電子機器装置1A下面の端子4がコネクタ装置
202の端子204と接触して、対応する各端子間で電
気的な接続がなされる。
【0146】それにより、情報記録再生装置200は、
端子245及び246を通じてディスケット型電子機器
装置1Aの端子45及び46に電力の供給をするととも
に、前述したようにディスケット型電子機器装置1Aか
ら出力される識別信号により装填されたカートリッジが
ディスケット型電子機器装置1Aであることを認識す
る。情報記録再生装置200は、この識別信号により、
切替手段250を通じてアナログ信号の送受信モードか
らデジタル信号の送受信モードに切り換わり、記録再生
装置200の端子部4の端子241ないし244を介し
て、ディスケット型電子機器装置1Aの端子41ないし
44との間でデジタル信号の送受信を行ない、それによ
りICカードやICメモリなどの記録再生が可能とな
る。
【0147】次に、上記状態からディスケット型電子機
器装置1Aをイジェクトする場合は、前述した3.5イ
ンチFDの場合と同様に、イジェクトボタン123を押
し込む。それにより、イジェクトプレート120が後方
位置に向かって摺動し、ディスクホルダ130はイジェ
クトプレート120の溝カム124を介して下降位置か
ら上昇位置へ移動する。このディスクホルダ130の移
動に伴い、ディスケット型電子機器装置1Aの端子4は
コネクタ装置202の端子部204から離反し、端子間
の電気的接続が切断される。そして、ディスクホルダ1
30がイジェクト位置まで上昇すると、前述した3.5
インチディスケットの場合と同様に、ディスケット型電
子機器装置1Aの取り出しが可能となる。
【0148】一方、装填されたカートリッジが電子機器
装置1A以外の場合には、すなわちディスケットや従来
の第3のディスケット型電子機器装置(図6)などが装
填された場合には、前述した識別信号が情報記録再生装
置側に入力されることがないので、初期設定されている
アナログ信号の送受信モードに従って磁気ヘッド153
を通じてそれらの記録再生が行われる。
【0149】この実施形態によれば、FDD100の空
いたスペースにコネクタ装置202のような簡単な機構
とフレキシブルプリント基板205を取り付けるだけで
よいので、既存のFDDに簡単な改良を加えるだけで、
ディスケット型電子機器装置とディスケットの両方に互
換性のある情報記録再生装置を提供することができる。
【0150】なお、図5に示す実施形態の説明で述べた
ように、ディスケット型の電子機器装置1Aからの識別
信号の代わりに、情報記録再生装置200に装填された
カートリッジがディスケット型電子機器装置1Aである
ことを検出する検出スイッチを設け、その検出スイッチ
からの検出信号により、前述した電力の供給及びアナロ
グ信号の送受信モードからデジタル信号の送受信モード
への切替を行うことも可能である。この場合には、図5
に示すように、ディスケット型電子機器装置1Aに識別
信号を生成する機能を持たせる必要はなく、その代わり
に、情報記録再生装置200に装填されたカートリッジ
がディスケット型電子機器装置1Aであることを検出す
るスイッチを設ければよい。
【0151】この検出スイッチは、例えば、図15及び
図16に示すディスケット型電子機器装置1Aの開口3
に進入可能な位置決め用の突起を203を、ディスクホ
ルダ130により下降してきたディスケット型電子機器
装置1Aにより押圧されてON・OFFする押しボタン
スイッチ203として構成すればよい。
【0152】この検出スイッチ203は、ディスクホル
ダ130の下降位置においてディスケット型電子機器装
置1Aの開口3に進入した検出スイッチ203がディス
ケットにより押される量が所定量の場合にだけONとな
り、ディスケット型電子機器装置1Aであることを示す
信号を出力するように設定すればよい。このようにすれ
ば、ディスケット型電子機器装置1Aの開口3のような
開口がないディスケットや従来の第3のディスケット型
電子機器装置1Cの場合には、前記ONとなる領域を越
えて検出スイッチ203が大きく押し込まれるので、そ
れらとの違いを物理的に識別することが可能となる。
【0153】このような検出スイッチ203を設けた場
合には、図5に示すように、ディスケット型電子機器装
置1Aには、識別信号を出力する手段を設ける必要はな
い。従って、端子は、デジタル信号の送受信用の端子4
1−44と、電力需給用の端子45,46だけでよいこ
とになる。同様に、情報記録再生装置200の端子部2
04も、端子241−244と、端子245,246を
設けるだけでよい。次に、情報記録再生装置200に装
填されたディスケット型電子機器装置が、図6ないし図
8に示す第2のディスケット型電子機器装置1Bの場合
について説明する。
【0154】この第2のディスケット型電子機器装置1
Bは、前述したように、電力受給用の端子45,46と
識別信号用の端子47だけを有し、情報の記録再生は、
従来例のように磁気コイルを通じて行うタイプのディス
ケット型電子機器装置である。
【0155】この第2のディスケット型電子機器装置1
Bが装填された場合には、情報記録再生装置200は、
端子245、246を通じてディスケット型電子機器装
置1Bに電力の供給を行う。また、識別信号としてその
ようなタイプのディスケット型電子機器装置であること
を示す信号(ディスケット型電子機器装置1Aとは異な
る信号)が第2のディスケット型電子機器装置1Bの端
子47を通じて送出され、情報記録再生装置200の端
子部204の端子247に入力されるが、この場合、切
替手段250は作動させず、アナログ信号の送受信モー
ドのままで記録再生を行う。
【0156】なお、この第2のディスケット型電子機器
装置1Bも、前述した第1のディスケット型電子機器装
置1Aと同様に、識別信号の代わりに、情報記録装置2
00に設けた検出スイッチにより、そのディスケットが
装填されたことを識別することができる。この場合に
は、図9に示すように、ディスケット型電子機器装置1
Bには、識別信号を出力する手段を設ける必要はない。
従って、端子は、電力受給用の端子45,46だけでよ
いことになる。また、情報記録装置200も電力供給用
の端子245,246を設けるだけでよい。
【0157】また、この場合には、前述した第1のディ
スケット型電子機器装置1Aとの識別を可能にするため
に、開口3の深さが第1のディスケット型電子機器装置
1Aの開口3と異なる深さに設定される。そして、検出
スイッチ203も押される量により多段階に設定できる
ようにし、ディスケットにより押し込まれた量が第2の
ディスケット型電子機器装置1Bの開口3の深さに対応
する場合にだけ、装填されたディスケットが第2のディ
スケット型電子機器装置1Bであることを示す信号を出
力するように構成される。情報記録再生装置200は、
この検出スイッチ203からの信号に基づいて、端子2
45、246を通じて電力の供給を行うが、切替手段2
50は作動せず、アナログ信号の送受信モードのままで
記録再生を行う。
【0158】以下、本発明にかかる情報記録再生装置の
第2の実施形態を図18ないし図20に基づいて説明す
る。なお、この第2の実施形態に係る情報記録再生装置
も、FDDの基本構造を採用していることから、前述し
たFDD100の構成部材と同じ部材については、同じ
符号を用いて説明している。
【0159】図18は、第2の実施形態にかかる情報記
録再生装置300の第1実施形態を示す斜視図である。
【0160】この第2の実施形態では、図18に示すよ
うに、ディスケット型電子機器装置1A(及び1B)の
上面の前方左端に前後方向に複数の端子4が形成される
とともにディスケット型電子機器装置の位置決めあるい
は識別に利用できる開口3が形成されているものを対象
としている。
【0161】このディスケット型電子機器1Aでも、前
述した第1の実施形態の場合と同様に、端子の数は7個
(41−17)となっており、そのうちの4個(41−
44)がデジタル信号の送受信用に、2個(45,4
6)が電力の供給用に、そして残りの1個(47)が識
別信号の送信用に設定されている。しかしながら、本発
明では端子の数や配置がこれらに限定されるものではな
いことは、前述したとおりである。
【0162】一方、情報記録再生装置300には、その
ようなディスケット型電子機器装置1Aの端子4との間
で、電力の供給と信号の送受信を行うことができるコネ
クタ装置302が設けられている。このコネクタ装置3
02は、図18及び図19に示すように、ディスクホル
ダ130の上下動と連動してディスケット型電子機器装
置の端子4とのON・OFFをするコネクタレバーとし
て構成されている。このコネクタレバー302は、前述
したFDD100のキャリッジ150の上アーム152
と似た構成及び作用を奏するようになっている。
【0163】より詳しく説明するに、この第2の実施形
態にかかる情報記録再生装置300では、ディスクホル
ダ130の上面のディスケット型電子機器装置1Aが装
着された状態で前記端子4及び開口3が位置する部分が
切り欠かれており、装填されたディスケット型電子機器
装置の端子4及び開口3が該切り欠き部330から露出
するようになっている。
【0164】切り欠き部330の近傍の情報記録再生装
置300のベースフレーム110の左側壁112内側
に、前記ディスケット型電子機器装置1Aの端子4に電
力の供給及び信号の送受信をする端子部304を有する
コネクタレバー302が回動自在かつディスクホルダ1
30の上下動と連動するように片持ち梁状に取り付けら
れている。
【0165】このコネクタレバー302は、概略、上昇
位置にあるディスクホルダ130の上面よりもいくらか
低い位置において側壁112に対して垂直に設けられた
軸312と、軸312に回動自在に軸支されたアーム3
14と、アーム314をディスクホルダ130に向けて
付勢するスプリング316と、アーム314の先端部下
面に該下面から突出して設けられた端子部304とから
構成されている。また、端子部304の側方には、ディ
スケット型電子機器装置1Aの開口3に嵌合する位置決
め用突起303が設けられている。
【0166】図19に示すように、このコネクタレバー
302の端子部304は、前述した第1の実施形態と同
様に、前記ディスケット型電子機器装置1Aの各端子4
1−47に対応した端子341から347から構成され
ている。そして、端子341から344がデジタル信号
の送受信用に、端子345及び346が電力の供給用
に、端子347がディスケット型電子機器装置1Aの内
部からの識別信号の送信用に設定されている。
【0167】端子部304の各端子341−347は、
ディスクホルダ130に装填されたディスケット型電子
機器装置1Aが記録再生位置に下降した際に、ディスケ
ット型電子機器装置1Aの各端子41−47との間で良
好な電気的接続が達成できるとともに、ディスケット型
電子機器装置1Aを必要以上に押圧しない弾性を有する
ような形状に構成されている。
【0168】図18及び図19に示すように、これらの
端子341−347には、フレキシブルプリント基板3
06が接続されており、情報記録再生装置300(FD
D)の回路基板102と電気的な接続がなされている。
【0169】このコネクタレバー302は、ディスクホ
ルダ130が上昇位置にある場合に、アーム31がディ
スクホルダ130の後縁と当接して、端子部304が装
填されたディスケット型電子機器装置の端子4の上方に
位置して離反した状態になるように設計されている。一
方、ディスクホルダ130がその記録再生位置まで下降
した場合には、ディスクホルダ130の下降動作に従っ
てアーム314がスプリング316の付勢力により下向
きに回動してディスクホルダ130に追従し、ディスク
ホルダ130が記録再生位置に到達した場合には、アー
ム314の先端部下面に設けられた端子部304が、デ
ィスクホルダ130に装填されたディスケット型電子機
器装置の端子4と電気的に接続されるように設計されて
いる。
【0170】この場合、コネクタレバー302のスプリ
ング316の付勢力は、ディスケット型電子機器装置1
Aの各端子41−47との間で良好な電気的接続が達成
できるとともに、ディスケット型電子機器装置1Aを必
要以上に押圧しない程度に設定されることが好ましい。
また、コネクタレバー302の各端子341−347
は、ディスケット型電子機器装置1Aの各端子41−4
7に接触した際に、水平に維持され良好な接触が保てる
ように、各端子の高さを適宜調節することが好ましい
(例えば、先端側の端子を低くし、順次後方の端子の高
くする)。
【0171】また、前述した図19の実施形態では、デ
ィスクホルダ130の切り欠き330を略長方形にし、
ディスクホルダの後縁とコネクタレバー302のアーム
314が当接するように構成しているが、前記切り欠き
330を、前述したFDD100のディスクホルダ13
0の天板部131のU字型開口部131aのように略U
字形に形成し、アーム314にディスクホルダ130の
上面と係合する係合片を設けることも可能である。
【0172】以下において、上記構成を有するコネクタ
レバー302を備えた情報記録再生装置300の作用に
ついて、図20に基づいて説明する。
【0173】図20(A)は、ディスクホルダ130が
イジェクト位置(上昇位置)にある場合を示している。
この状態では、コネクタレバー302のアーム314
は、ディスクホルダ130の後縁に当接し、コネクタレ
バー302の端子部304は、ディスクホルダ130の
天板部131より上側に位置した状態にある。
【0174】この状態で、ディスケット型電子機器装置
1Aがディスクホルダ130に装填され、ロックレバー
140が回動してイジェクトプレート120のロックが
解除されると、前述したようにイジェクトプレート12
0の前方位置への移動に伴いディスクホルダ130がイ
ジェクトプレート120の溝カム124を介して記録再
生位置に下降する(図20(B)参照)。このディスク
ホルダ130の下降動作にコネクタレバー302のアー
ム314が追従するので、コネクタレバー302のアー
ム314は軸312を中心に図20(A)中時計回りに
回動する。それに伴い、アーム314の先端部下面に設
けられた端子部304が切り欠き部330を介してディ
スケット型電子機器装置1Aの端子4と接触し、両者の
間で電気的な接続がなされる。
【0175】それにより、前述した第1の実施形態の場
合と同様に、情報記録装置300では、ディスケット型
電子機器装置への電力の供給を行う。また、ディスケッ
ト型電子機器装置1Aから出力される識別信号に基づい
て、装填されたディスケットがディスケット型電子機器
装置1Aであることが認識され、切替手段250を介し
てアナログ信号の送受信モードからデジタル信号の送受
信モードへの切替がなされ、ディスケット型電子機器装
置のICカードやICメモリに対する記録再生が可能と
なる。
【0176】次に、上記状態からディスケット型電子機
器装置をイジェクトする場合には、3.5インチFDの
場合と同様に、イジェクトボタン123を押し込む。そ
れにより、イジェクトプレート120が後方に摺動し、
ディスクホルダ130はイジェクトプレート120の溝
カム124を介して下降位置から上昇位置へ移動する
(図20(A)の位置から図20(B)の位置へ変位す
る)。このディスクホルダ130の移動に伴い、コネク
タレバー302のアーム314は、ディスクホルダとの
当接部を介して押し上げられ、軸312を中心に反時計
回りに回動する。このアーム314の回動に伴い、アー
ムの先端部もディスケット型電子機器装置1Aの上面か
ら離れ、両端子部4,304間の電気的接続が切断され
る。
【0177】この実施形態によれば、FDDの空いたス
ペースにコネクタレバー302ような簡単な機構を取り
付けるとともに、ディスクホルダ130の上面に所定の
切り欠き330を設けるだけでよいので、既存のFDD
に簡単な改良を加えるだけで、ディスケット型電子機器
装置1A,1B,1Cと通常のディスケットのすべてに
互換性のある情報記録再生装置を提供することができ
る。
【0178】なお、挿入されたカートリッジが3.5イ
ンチのディスケットや前述した従来のディスケット型電
子機器装置1Cの場合には、コネクタレバー302は、
突起303を介してそれらの外ケース表面に当接し、端
子部304がディスケット表面に当接しないので、識別
信号が検出されることはなく、初期設定のアナログ信号
の送受信モードのままで、記録再生が行われる。また、
この場合、突起303により端子部304がディスケッ
ト表面に当接しないので、端子部304が損傷すること
を防止できる。
【0179】また、挿入されたカートリッジが前述した
図7ないし図9に示す電力の供給端子と識別信号の端子
だけを有し、磁気コイルを通じて情報の記録再生を行う
タイプの第2のディスケット型電子機器装置1Bの場合
には、前述した第1の実施形態の場合と同様に、端子3
45、346を通じて電力の供給を行うが、そのような
タイプのディスケット型電子機器装置1Bであることを
示す識別信号に基づいて、切替手段250は作動せず、
アナログ信号の送受信モードのままで記録再生を行う。
【0180】さらに、この第2の実施形態でも、コネク
タレバー302に設けられたディスケット型電子機器装
置の開口3に入る突起303を、押しボタン型の検出ス
イッチ303として構成することができる。この場合
は、前述した第1の実施形態の場合と同様に、ディスケ
ット型電子機器装置からの識別信号なしで、装填された
ディスケットの種類を識別して、電力の供給や信号の切
替動作を行うことができる。
【0181】なお、上述した本発明の情報記録再生装置
200,300は、コンピュータの記憶装置として用い
られ、実際に使用される場合には、それぞれのタイプの
ディスケット型電子機器装置に適した制御が行われるよ
うに、コンピュータ本体に、各ディスケット型電子機器
装置に合うようにディスクコントローラやFDDを制御
するデバイスドラバが組み込まれる。そして、前述した
コンピュータ本体との間の13本の信号線を介して、そ
れぞれのそれぞれのディスケット型電子機器装置に適し
た制御のもとで、記録再生が行われる。
【0182】また、上述した両実施形態では、第1のデ
ィスケット型電子機器装置1Aに対応すべく端子の数は
7個となっているが、本発明の情報記録再生装置200
(300)を、磁気コイルを通じてFDDの磁気ヘッド
との間でアナログ信号の送受信をする第2のディスケッ
ト型の電子機器装置専用とする合には、端子の数は最低
で電力供給用の2個で足りることになる(図9参照)。
【0183】なお、ディスケット型電子機器装置や情報
記録再生装置に設けられる端子の数は、前述した7個
(あるいは6個)に限定されるものではなく、例えば、
13個の端子を設け、それらを6個の端子列と7個の端
子列をに互い違いになるように配置し、それらのうちの
任意の7個の端子を使用することも可能である。この場
合、8個以上の端子を使用して、前述した実施形態以上
の各種の制御ができるようにしてもよい。また、13以
上の端子を設け、必要なものだけを適宜使用することも
可能である。
【0184】最後に、本発明の情報記録再生装置は、以
上の実施形態に限定されるものではなく、種々の改良や
改変が可能である。例えば、コネクタ装置202、30
2の取付位置や構造も以上の実施形態に限られるもので
はなく、電力の供給と信号の送受信が可能であれば、デ
ィスケット型電子機器装置の端子の位置及び配列に併せ
て、適宜変更することが可能であることはいうまでもな
い。
【0185】例えば、ディスケット型電子機器装置の端
子を外側ケースの前方端面に形成し、コネクタ装置をデ
ィスクホルダの対応する位置に設け、ディスケット型電
子機器装置の挿入動作が終了した時点で両者の間に電気
接続がなされるようにしてもよい。
【0186】また、ディスケット型電子機器装置の端子
を外側ケースの側部端面に形成し、コネクタ装置をディ
スクホルダの側壁部の対応する部分に設け、ディスケッ
ト型電子機器装置の挿入動作が終了した時点で両者の間
に電気接続がなされるようにしてもよい。
【0187】
【発明の効果】上述した本発明によれば、既存のFDD
に簡単な改良を加えただけで、ディスケットの他に、外
部からの電力の供給を必要とするディスケット型電子機
器装置の記録再生が可能なドライブを提供することがで
きる。そのため、低価格で汎用性のあるドライブ装置を
簡単に提供することが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1(A)(B)は、それぞれ、本発明の情報
記録再生装置に用いることが可能な第1のディスケット
型電子機器装置1Aの外観図と、該ディスケット型電子
機器装置に用いることが可能なICメモリカード5A,
5Bの外観図を示している。
【図2】図1に示す第1のディスケット型電子機器装置
1Aの具体的な構成を示しており、図2(A)はディス
ケット型電子機器装置1Aの内部構成を示すブロック図
であり、図2(B)は第1のディスケット型電子機器装
置1Aの底面図である。
【図3】本発明の情報記録再生装置を使用した情報記録
再生システムの概略を示すブロック図であって、情報記
録再生装置に第1のディスケット型電子機器装置1Aを
装填した状態を示している。
【図4】上記情報記録再生装置に第1のディスケット型
電子機器装置1Aが装填された状態を示すブロック図で
ある。
【図5】上記情報記録再生装置に第1のディスケット型
電子機器装置1Aが装填された状態を示すブロック図で
ある。
【図6】第2のディスケット型電子機器装置1Bの具体
的な構成を示しており、図6(A)は第2のディスケッ
ト型電子機器装置1Bの内部構成を示すブロック図であ
り、図6(B)は第2のディスケット型電子機器装置1
Bの底面図である。
【図7】本発明の情報記録再生装置を使用した情報記録
再生システムの概略を示すブロック図であって、情報記
録再生装置に第2のディスケット型電子機器装置1Bを
装填した状態を示している。
【図8】上記情報記録再生装置に第2のディスケット型
電子機器装置1Bが装填された状態を示すブロック図で
ある。
【図9】上記情報記録再生装置に第2のディスケット型
電子機器装置1Bが装填された状態を示すブロック図で
ある。
【図10】本発明の情報記録再生装置を使用した情報記
録再生システムの概略を示すブロック図であって、情報
記録再生装置に第3ディスケット型電子機器装置1Cを
装填した状態を示している。
【図11】本発明の情報記録再生装置を使用した情報記
録再生システムの概略を示すブロック図であって、情報
記録再生装置に3.5インチ型FDを装填した状態を示
している。
【図12】一般的なFDD100の構成を示す斜視図で
ある。
【図13】上記FDD100の構成を示す分解斜視図で
ある。
【図14】上記FDD100のイジェクトプレートとデ
ィスクホルダの動作を示す説明図であり、図14(A)
はディスクホルダがイジェクト位置(上昇位置)にある
場合を示しており、図14(B)はディスクホルダが記
録再生位置(下降位置)にある場合を示している。
【図15】本発明の情報記録再生装置の第1の実施形態
を示す斜視図である。
【図16】上記第1の実施形態に係る情報記録再生装置
のコネクタ装置を示す説明図である。
【図17】上記第1の実施形態に係る情報記録再生装置
のイジェクトプレートとディスクホルダの動作とコネク
タ装置との関係を示す説明図であり、図17(A)はデ
ィスクホルダがイジェクト位置(上昇位置)に位置し端
子間での接続がなされていない場合を示しており、図1
7(B)はディスクホルダが記録再生位置(下降位置)
に位置し端子間での接続がなされている場合を示してい
る。
【図18】本発明の情報記録再生装置の第2の実施形態
を示す斜視図である。
【図19】上記第2の実施形態に係る情報記録再生装置
のコネクタ装置を示す説明図である。
【図20】上記第2の実施形態に係る情報記録再生装置
のイジェクトプレートとディスクホルダの動作とコネク
タ装置との関係を示す説明図であり、図20(A)はデ
ィスクホルダがイジェクト位置(上昇位置)に位置し端
子間での接続がなされていない場合を示しており、図2
0(B)はディスクホルダが記録再生位置(下降位置)
に位置し端子間での接続がなされている場合を示してい
る。
【図21】従来のディスケット型電子機器装置1Cの構
成を示す説明図である。
【符号の説明】 1A、1B、1C ディスケット型電子機器装置(ア
ダプタ) 1D ディスケット(3.5インチフロ
ッピーディスク) 1 外ケース 2 挿入口 3 開口 4 端子部 41−44 信号送受信用端子 45,46 電力受給用端子 47 識別信号用端子 5 ICメモリ 5A、5B ICメモリカード 11 DC/DCコンバータ 12 デジタル信号処理回路 13 CPU 14 磁気コイル 15 アナログ信号処理回路 16 電力供給源 50 コンピュータ本体 60 記録再生制御回路 70 情報記録再生システム 100 一般的なFDD 110 ベースフレーム 120 イジェクトプレート 123 イジェクトボタン 124 溝カム 130 ディスクホルダ 134 ピン 140 ロックレバー 150 キャリッジ 152 アーム 153 磁気ヘッド 160 ガイドロッド 170 ステッピングモータ 200 情報記録再生装置 202 コネクタ装置 203 突起(検出スイッチ) 204 端子部 241−244 信号送受信用端子 245,246 電力受給用端子 247 識別信号用端子 206 フレキシブルプリント基板 300 情報記録再生装置 302 コネクタ装置 303 突起(検出スイッチ) 304 端子部 341−344 信号送受信用端子 345,346 電力受給用端子 347 識別信号用端子 306 フレキシブルプリント基板 312 軸 314 アーム 316 バネ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (71)出願人 000177690 山一電機株式会社 東京都大田区中馬込3丁目28番7号 (72)発明者 東 義孝 山形県天童市万代1番1号 ミツミニュー トロニクス株式会社内 (72)発明者 瀬野 浩一 山形県天童市万代1番1号 ミツミニュー トロニクス株式会社内 (72)発明者 小松 久輝 山形県天童市万代1番1号 ミツミニュー トロニクス株式会社内 (72)発明者 矢嶋 利勇 東京都中央区八重洲2−3−12 共栄八重 洲ビル7階 スマートディスク インター ナショナル インク日本支社内 (72)発明者 伊東 利育 東京都大田区中馬込3丁目28番7号 山一 電機株式会社内 Fターム(参考) 5B011 DA01 DB13 DB22 EA06 EB07 MA04 5B065 BA02 BA05 CS10 ZA04 ZA11 ZA14 5D066 AA01

Claims (16)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 少なくとも、情報記録媒体としての磁気
    ディスクを備えるディスケットと、情報記録媒体として
    のICメモリを内蔵又は着脱自在に備えるとともに、デ
    ジタル信号送信・受信手段及び/又はアナログ信号送信
    ・受信手段を備え、外部から電力が受給されるための電
    力受給部を有するディスケット型電子機器装置と、を選
    択的に用いることが可能な情報記録再生装置であって、 前記デジタル信号送信・受信手段を有する前記ディスケ
    ット型電子機器装置が用いられた場合には、該デジタル
    信号送信・受信手段との間においてデジタル信号の送信
    ・受信を行うデジタル信号送信・受信手段と、 前記ディスケットが用いられた場合には、前記ディスケ
    ットの前記磁気ディスクに対して情報の記録再生を行
    い、前記アナログ信号送信・受信手段を有する前記ディ
    スケット型電子機器装置が用いられた場合には、該アナ
    ログ信号送信・受信手段との間でアナログ信号の送信・
    受信を行うアナログ信号送信・受信手段と、 前記電力受給部を有する前記ディスケット型電子機器装
    置が用いられた場合には、該電力受給部を介して、前記
    ディスケット型電子機器装置に電力を供給する電力供給
    手段と、を有することを特徴とする情報記録再生装置。
  2. 【請求項2】 さらに、前記情報記録再生装置は、前記
    ディスケット型電子機器装置が前記情報記録再生装置に
    装填されたことを識別し得る識別手段を有していること
    を特徴とする請求項1記載の情報記録再生装置。
  3. 【請求項3】 さらに、前記識別手段は、前記情報記録
    再生装置に装填された前記ディスケット型電子機器装置
    が前記デジタル信号送信・受信手段又は前記アナログ信
    号送信・受信手段のいずれの信号送信・受信手段を有し
    ているかを識別し得ることを特徴とする請求項2記載の
    情報記録再生装置。
  4. 【請求項4】 前記識別手段における識別は、前記ディ
    スケット型電子機器装置から送信される識別信号に基づ
    いてなされることを特徴とする請求項3記載の情報記録
    再生装置。
  5. 【請求項5】 前記識別手段における識別は、前記ディ
    スケット型電子機器装置が前記情報記録再生装置に装填
    された際に前記情報記録再生装置に設けられたスイッチ
    機構から送信される識別信号に基づいてなされることを
    特徴とする請求項3記載の情報記録再生装置。
  6. 【請求項6】 前記情報記録再生装置は、前記識別手段
    における識別結果に基づいて、情報の記録再生の際に用
    いられるべき前記情報記録再生装置の信号送信・受信手
    段を、前記アナログ信号送信・受信手段から前記デジタ
    ル信号送信・受信手段へ切り替え得る切替手段を有して
    いることを特徴とする請求項2ないし5のいずれかに記
    載の情報記録再生装置。
  7. 【請求項7】 前記切替手段は、前記識別手段において
    前記デジタル信号送信・受信手段を有する前記ディスケ
    ット型電子機器装置が認識された場合には、前記情報記
    録再生装置の信号送信・受信手段を前記アナログ信号送
    信・受信手段から前記デジタル信号送信・受信手段へ切
    り替えることを特徴とする請求項6記載の情報記録再生
    装置。
  8. 【請求項8】 少なくとも、情報記録媒体としての磁気
    ディスクを備える第1のディスケット型装置と、情報記
    録媒体としてのICメモリを内蔵又は着脱自在に備える
    とともに、デジタル信号送信・受信手段を備え、外部か
    ら電力が受給されるための電力受給部を有する第2のデ
    ィスケット型装置と、情報記録媒体としてのICメモリ
    を内蔵又は着脱自在に備えるとともに、アナログ信号送
    信・受信手段を備え、外部から電力が受給されるための
    電力受給部を有する第3のディスケット型装置と、を選
    択的に用いることが可能な情報記録再生装置であって、
    前記第2のディスケット型装置が用いられた場合には、
    該ディスケット型装置の前記デジタル信号送信・受信手
    段との間においてデジタル信号の送信・受信を行うデジ
    タル信号送信・受信手段と、 前記第1のディスケット型装置が用いられた場合には、
    前記第1のディスケット型装置の前記磁気ディスクに対
    して情報の記録再生を行い、前記第3の前記ディスケッ
    ト型装置が用いられた場合には、該ディスケット型装置
    の前記アナログ信号送信・受信手段との間においてアナ
    ログ信号の送信・受信を行うアナログ信号送信・受信手
    段と、 前記第2及び第3のディスケット型装置のいずれかが用
    いられた場合には、前記電力受給部を介して該ディスケ
    ット型装置に電力を供給する電力供給手段と、を有して
    いることを特徴とする情報記録再生装置。
  9. 【請求項9】 さらに、前記情報記録再生装置は、前記
    第2及び第3のディスケット型装置のいずれかが前記情
    報記録再生装置に装填された際に、いずれのディスケッ
    ト型装置が装填されたかを識別し得る識別手段を有して
    いることを特徴とする請求項8に記載の情報記録再生装
    置。
  10. 【請求項10】 少なくとも、情報記録媒体としての磁
    気ディスクを備えるディスケットと、情報記録媒体とし
    てのICメモリを内蔵又は着脱自在に備えるとともに、
    外部から電力が受給されるための電力受給部を有するデ
    ィスケット型電子機器装置とのいずれをも記録再生可能
    な情報記録再生装置であって、前記情報記録再生装置
    は、前記ディスケット型電子機器装置が装填されたこと
    を識別する識別手段と、前記識別手段により前記ディス
    ケット型電子機器装置が装填されたことが識別された場
    合に、前記ディスケット型電子機器装置の電力供給部に
    電力供給をする電力供給手段を有することを特徴とする
    情報記録再生装置。
  11. 【請求項11】 前記情報記録再生装置は、前記ディス
    ケット及びディスケット型電子機器装置のいずれをも収
    容可能に構成され、イジェクト位置と記録再生位置との
    間で変位するホルダを有しており、前記電力供給手段
    は、ディスケット型電子機器装置が収容されたホルダ
    が、イジェクト位置から記録再生位置に変位した際に、
    該ディスケット型電子機器装置の電力受給部に電力を供
    給するように構成されていることを特徴とする請求項1
    0記載の情報記録再生装置。
  12. 【請求項12】 前記ディスケット型電子機器装置の電
    力受給部は、該ディスケット型電子機器装置の下面に設
    けられており、前記電力供給手段は、前記ホルダの下方
    に設けられ、該ホルダが記録再生位置に変位した場合
    に、該ホルダ内に収容された前記ディスケット型電子機
    器装置の電力受給部との間で電気的接続が達成されるよ
    うに構成されていることを特徴とする請求項11記載の
    情報記録再生装置。
  13. 【請求項13】 前記ディスケット型電子機器装置の電
    力受給部は、該ディスケット型電子機器装置の上面に設
    けられており、前記電力供給手段は、前記ホルダのイジ
    ェクト位置と記録再生位置との間の変位に連動して非接
    続位置と接続位置との間で変位するように構成されてい
    ることを特徴とする請求項11記載の情報記録再生装
    置。
  14. 【請求項14】 前記ホルダは、収容された前記ディス
    ケット型電子機器装置の電力受給部を露出するように構
    成されており、前記電力供給手段は、前記ホルダが記録
    再生位置に変位した場合に、前記露出した電力受給部を
    介して、前記ディスケット型電子機器装置に電力の供給
    を行うように構成されていることを特徴とする請求項1
    3記載の情報記録再生装置。
  15. 【請求項15】 少なくとも、情報記録媒体としての磁
    気ディスクを備えるディスケットと、情報記録媒体とし
    てのICメモリを内蔵又は着脱自在に備えるとともに、
    外部から電力が受給されるための電力受給部を有するデ
    ィスケット型電子機器装置とのいずれをも記録再生可能
    な情報記録再生装置であって、前記情報記録再生装置
    は、前記ディスケット及びディスケット型電子機器装置
    のいずれをも収容可能に構成され、イジェクト位置と記
    録再生位置との間で変位するホルダと、前記ディスケッ
    ト型電子機器装置の電力供給部に電力供給をする電力供
    給手段と、を有しており、前記前記電力供給手段が前記
    ディスクホルダに設けられていることを特徴とする情報
    記録再生装置。
  16. 【請求項16】 少なくとも、情報記録媒体としての磁
    気ディスクを備えるディスケットと、情報記録媒体とし
    てのICメモリを内蔵又は着脱自在に備えるとともに、
    外部から電力が受給されるための電力受給部を有するデ
    ィスケット型電子機器装置とのいずれをも記録再生可能
    な情報記録再生装置であって、 前記情報記録再生装置は、前記ディスケット及びディス
    ケット型電子機器装置のいずれをも収容可能に構成さ
    れ、イジェクト位置と記録再生位置との間で変位するホ
    ルダと、前記ディスケット型電子機器装置の電力供給部
    に電力供給をする電力供給手段と、を有しており、前記
    前記電力供給手段は、ディスケット型電子機器装置が収
    容された前記ホルダが、イジェクト位置から記録再生位
    置に変位した際に、該ディスケット型電子機器装置の電
    力受給部に電力を供給するように構成されていることを
    特徴とする情報記録再生装置。
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