JP2002093071A - 情報記録再生ディスク装置 - Google Patents

情報記録再生ディスク装置

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JP2002093071A
JP2002093071A JP2000272264A JP2000272264A JP2002093071A JP 2002093071 A JP2002093071 A JP 2002093071A JP 2000272264 A JP2000272264 A JP 2000272264A JP 2000272264 A JP2000272264 A JP 2000272264A JP 2002093071 A JP2002093071 A JP 2002093071A
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Japan
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coil
flexible substrate
information recording
transducer
disk device
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JP2000272264A
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English (en)
Inventor
Kenichi Sakamoto
憲一 阪本
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Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】軽量かつ高剛性で組立の作業性に優れた、安価
で高信頼性のロータリーアクチュエータにより、高速高
密度での情報の記録および再生を実現する。 【解決手段】ディスク100のデータ面に対して磁気的
または光学的に情報を記録するとともにそのデータ面に
記録された情報を再生するトランスデューサ1が、ボイ
スコイルモータSによって駆動されるアクチュエータア
ーム3によってデータ面に沿っ走査される。ボイスコイ
ルモータSは、永久磁石6によって形成される磁気回路
内に、永久磁石6に対向して配置されたコイル5が設け
られている。アクチュエータアーム3と一体的に回動す
るように、ボイスコイルモータSのコイル5およびトラ
ンスデューサ1に対する電気信号を伝達する配線を有す
るフレキシブル基板90が配置されており、このフレキ
シブル基板90上にボイスコイルモータSのコイル5が
実装されている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ボイスコイルモー
タによって駆動されるロータリーアクチュエータを用い
た情報記録再生ディスク装置に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、情報記録再生ディスク装置では、
情報の記録および再生が高速化されるとともに高密度化
されており、例えば、磁気ディスク装置の面記録密度
は、1年間に100%程度増加している。情報記録再生
ディスク装置では、このような情報の記録再生の高速化
および高密度化に伴って、より高性能が要求されるとと
もに、装置の小型化および薄型化が要求されている。
【0003】情報記録再生ディスク装置においては、ト
ランスデューサによる情報の記録および再生する際に、
トランスデューサを駆動して位置決めする機構として、
ボイスコイルモータ式のロータリーアクチュエータが広
く用いられている。情報記録再生ディスク装置に使用さ
れる従来のロータリーアクチュエータの構成を図10お
よび図11に示す。図10は、そのロータリーアクチュ
エータおよびその周辺の斜視図、図11は、そのロータ
リーアクチュエータおよび周辺部分を分解して示す斜視
図である。
【0004】図10および図11に示す従来のロータリ
ーアクチュエータは、ディスク100(破線で示す)の
データ面に沿って走査するトランスデューサ11と、ト
ランスデューサ11を弾性的に支持するフレクシャ12
と、フレクシャ12を弾性的に支持するアクチュエータ
アーム13と、アクチュエータアーム13を駆動するボ
イスコイルモータ30と、トランスデューサ11および
ボイスコイルモータ30に対する電気信号の配線が設け
られたフレキシブル基板19とを備えている。
【0005】フレクシャ12は、トランスデューサ11
の姿勢変化を許容するように、トランスデューサ11を
弾性的に支持するジンバル構造になっている。アクチュ
エータアーム13上には、トランスデューサ11と装置
制御部(図示せず)との間の電気信号を伝達するための
フレクシャ配線部12aが設けられており、フレクシャ
12上にフレクシャ配線部12aの一方の端部が配置さ
れてている。フレクシャ配線部12aの他方の端部は、
アクチュエータアーム13上に配置されたフレクシャ端
子部12bになっている。フレクシャ端子部12bに
は、フレキシブル基板19の一方の端部に設けられた端
子部19aが接続されている。
【0006】フレクシャ12を弾性支持するアクチュエ
ータアーム13の基端部は、装置のシャーシ(図示せ
ず)に垂直状態で設けられたピボット部14に、回動可
能に支持されており、アクチュエータアーム13の先端
部は、ディスク100のデータ面に沿って回動するよう
になっている。ディスク100は、図示しないシャーシ
に固定されたスピンドルモータのロータ部(図示せず)
によって、図10に矢印Aで示す方向に、所定の回転速
度によって回転駆動される。
【0007】図11に示すように、アクチュエータアー
ム13を駆動するボイスコイルモータ30は、シャーシ
に取り付けられた下ヨーク17aと、下ヨーク17a上
に固定された永久磁石16と、永久磁石16の上方に配
置された上ヨーク17bとを有しており、これらによっ
て磁気回路が構成されている。上ヨーク17aは、下ヨ
ーク17aに取り付けられた一対のスペーサ18によっ
て、永久磁石16に対して所定の空間をあけた状態で固
定されている。そして、下ヨーク17a上に設けられた
永久磁石16と上ヨーク17bとの空間内に、コイル1
5が配置されている。なお、図10では、ボイスコイル
モータ30の構造を分かりやすくするために、その一部
を破断して示している。
【0008】コイル15は、アクチュエータアーム13
と共にピボット部14に取り付けられたコイルアーム1
0によって保持されており、コイルアーム10およびコ
イル15によってコイルアームアッシ50が構成されて
いる。コイルアーム15は、ピボット部14に嵌合され
る本体部10aと、この本体部10aからそれぞれアク
チュエータアーム13の延出方向とは反対方向に延出し
た一対のアーム部10bおよび10cとを有している。
そして、一対のアーム部10bおよび10cと本体部1
0cとによって囲まれた空間内に、コイル15が、嵌合
されて、接着剤によって接着されて保持されている。
【0009】コイル15と上ヨーク17bとの間の対向
隙間(エアギャップ)およびコイル15と永久磁石6と
の間の対向隙間(エアギャップ)は、装置サイズ(ディ
スク径サイズ)によっても異なるが、通常、それぞれ、
0.2mm〜1.0mm程度になっている。
【0010】フレクシャ端子部12bに接続されたフレ
キシブル基板19には、トランスデューサ11に対して
電気信号を伝達する配線、および、コイル15に対する
駆動電流を供給する配線が設けられている。このフレキ
シブル基板19の端子部19aには、例えば6個の端子
が、一定の定ピッチで一列に並んで設けられている。端
子部19aに設けられた4つの端子は、フレクシャ端子
部12bに設けられた4つの端子にそれぞれ接続されて
おり、フレクシャ端子部12bに設けられたこれら4つ
の端子が、トランスデューサ11に接続されている。端
子部19aにおける他の2つの端子部は、コイル15の
各端末部15aにそれぞれ接続されている。フレキシブ
ル基板19に設けられた各配線の他方の端部は、装置制
御部(図示せず)に接続されている。
【0011】フレキシブル基板19の端子部19aとフ
レクシャ端子部12b及びコイル15の各端末部15a
とは、例えば半田付けによって、電気的に接続されると
ともに、フレキシブル基板19とアクチュエータアーム
13とが機械的に固定されている。
【0012】ボイスコイルモータ30では、フレキシブ
ル基板19を介してコイル15に通電を行うと、フレミ
ング左手の法則により、磁気回路内のコイル15に磁界
が発生する。そして、コイル15に発生した磁界と永久
磁石16による磁界との作用により、コイル15が永久
磁石16に沿って回動し、コイル15と一体となったコ
イルアーム10が回動して、アクチュエータアーム13
が回動する。これにより、アクチュエータアーム13の
先端部に、フレクシャ12を介して弾性的に支持された
トランスデューサ11が、ディスク100のデータ面に
沿って回動される。従って、装置制御部(図示せず)に
よって、コイル15に対する電流を制御することによ
り、トランスデューサ11をディスク100のデータ面
上における所望の位置に対向するように走査して位置決
めすることができ、その位置において、トランスデュー
サ11によって情報の記録および再生が行われる。
【0013】
【発明が解決しようとする課題】このような構成の情報
記録再生ディスク装置では、ボイスコイルモータ30の
コイル15が、コイルアーム10のアーム部10bおよ
び10cと本体部10aとの間に形成された空間内に嵌
合された状態で、各アーム部10bおよび10cと本体
部10aの3箇所とコイル15とが、UV硬化型接着剤
などによって接着されて固定されている。
【0014】しかし、このように、コイルアーム10と
コイル15とをUV硬化型接着剤等によって接着して固
定する構成では、コイル15と上ヨーク17bとの間の
対向隙間(エアギャップ)、およびコイル15と永久磁
石6との間の対向隙間(エアギャップ)が小さいため
に、UV硬化型接着剤がコイルアーム10とコイル15
の間からはみ出すことにより、接着剤が上ヨーク17b
あるいは永久磁石16に接触するおそれがある。また、
コイル15をコイルアーム10に固定する際にコイル1
5の姿勢が変化することにより、コイル15が、上ヨー
ク17bあるいは永久磁石16にが接触するおそれがあ
る。
【0015】さらに、コイル15をコイルアーム10に
固定した直後は、コイル15と上ヨーク17および永久
磁石16とが正常な状態であっても、経時的な変化、発
熱による微小変形等によって、コイル15が上ヨーク1
7あるいは永久磁石16と接触するおそれもある。情報
記録再生ディスク装置自体が小型薄型化するにともなっ
て、コイル15と上ヨーク17および永久磁石16との
対向間隙が小さくなるために、コイル15は、上ヨーク
17あるいは永久磁石16に対して、さらに接触しやす
くなる。
【0016】このようにコイル15が、上ヨーク17あ
るいは永久磁石16に対して接触すると、コイル15の
移動によるアクチュエータアーム13が高速にて回動す
ることができず、また、アクチュエータアーム13に対
してフレクシャ12を介して支持されたトランスデュー
サ11を、所望の位置に高精度にて位置決めすることが
できないおそれがある。
【0017】一般に、ボイスコイルモータ30における
コイル15の質量は、ロータリーアクチュエータの全質
量の約3分の1になっており、このようなコイル15の
重量が、アクチュエータの軽量化および高剛性化を妨げ
るとともに、情報記録再生ディスク装置における情報の
記録および再生の高速化および高密度化の実現を妨げて
いる。このように、ロータリーアクチュエータの軽量
化、高剛性化および高精度化は、ディスク装置における
情報の記録および再生を、高速化および高密度化するた
めに、重要な設計課題である。
【0018】コイル15の各端末部15aおよびフレク
シャ端子部12bは、フレキシブル基板19の端子部1
9aに対して、半田付けによって、電気的および機械的
に接続されている。この半田付けは、コイル15をコイ
ルアーム10に嵌合させて固定してコイルアームアッシ
50を完成させた後に、ピボット部14に、コイルアー
ムアッシ50およびアクチュエータアーム13をそれぞ
れ取り付けた状態、すなわち、相当の部品を組み込んだ
半完成状態にて行う必要がある。しかしながら、このよ
うに半完成状態では、相当数の部品が組みこまれた狭い
スペースにおいて、コイル15の各端末部15aを半田
付けしなければならず、その作業には細心の注意を要
し、容易でないという問題がある。
【0019】さらに、フレクシャ12に支持されたトラ
ンスデューサ11は、極めて静電破壊しやすい部品であ
るために、コイル15の各端末部15aを半田付け処理
する場合に、トランスデューサ11が静電破壊しないよ
うにも配慮しなければならず、従って、コイル15の各
端末部15aを半田付け作業が一層困難になる。
【0020】このように、コイルアームアッシ50を組
み立てて実装する従来のロータリーアクチュエータで
は、信頼性を低下させる要因、組立設備の自動化を阻む
要因等を有しており、製造コストがアップするおそれが
ある。また、情報記録再生ディスク装置自体が小型化お
よび薄型化するためには、これらの要因に基づく製造コ
ストがさらに増すことになる。
【0021】さらに、ディスク100から得られるトラ
ッキングサーボ情報だけを利用する制御方法では、設計
的に許容限界があると考えられ、ロータリーアクチュエ
ータによるトランスデューサの位置決め性能を飛躍的に
向上させて、情報記録再生ディスク装置の記録および再
生を高速化および高密度化することができない。
【0022】本発明は、このような問題を解決するもの
であり、その目的は、軽量かつ高剛性であって組立性に
優れたロータリーアクチュエータによって、安価であっ
て信頼性が高く、高速および高密度での情報の記録およ
び再生が可能であり、さらには、小型化および薄型化も
容易である情報記録再生ディスク装置を提供することに
ある。
【0023】
【課題を解決するための手段】本発明の情報記録再生デ
ィスク装置は、ディスクのデータ面に対して磁気的また
は光学的に情報を記録するとともにそのデータ面に記録
された情報を再生するトランスデューサと、該トランス
デューサを支持するアクチュエータアームと、永久磁石
によって形成される磁気回路内において、該永久磁石に
対向してコイルが配置されて、前記トランスデューサが
前記ディスクに沿って移動するように、該アクチュエー
タアームを回動させるボイスコイルモータと、前記アク
チュエータアームと一体的に回動するように配置されて
おり、該ボイスコイルモータのコイルおよび前記トラン
スデューサに対する電気信号を伝達する配線が設けられ
たフレキシブル基板上とを有しており、該フレキシブル
基板上に前記ボイスコイルモータを構成するコイルが実
装されていることを特徴とする。
【0024】前記アクチュエータアームには、ジンバル
構成のフレクシャが弾性的に支持されており、該フレク
シャに、前記トランスデューサが、姿勢変化を許容する
ように弾性的に支持されている。
【0025】前記フレキシブル基板は、裏面に接合され
た補強裏板によって剛性が高められている。
【0026】前記フレキシブル基板は、前記アクチュエ
ータアームを回動可能に支持するピボット部に、回転可
能に支持されている。
【0027】前記フレキシブル基板の配線は、トランス
デューサに電気信号を伝達するように前記アクチュエー
タアームに設けられた配線に対して、トランスデューサ
接続部によって接続されている。
【0028】前記トランスデューサ接続部は、半田付け
によって構成されており、フレキシブル基板と前記アク
チュエータアームとを機械的に固定している請求項1記
載の情報記録再生ディスク装置。
【0029】前記トランスデューサ接続部に近接して、
フレキシブル基板と前記アクチュエータアームとを機械
的に固定するダミー接続部が設けられている。
【0030】前記フレキシブル基板には、該フレキシブ
ル基板が回動した際の速度を検出する検出器が設けられ
ている。
【0031】前記検出器が、コイルによって構成されて
おり、前記ボイスコイルモータの永久磁石には、該検出
器のコイルがフレキシブル基板と一体となって回動する
際にその回動速度に対応した起電力を発生する磁気回路
を構成が形成されるように着磁部が設けられている。
【0032】前記ボイスコイルモータのコイルは、プリ
ントコイルである。
【0033】前記プリントコイルは、前記フレキシブル
基板に対して一体的に形成されている。
【0034】前記ボイスコイルモータは、磁気回路が4
mm以下の高さに構成されている。
【0035】前記検出器のコイルはプリントコイルであ
る。
【0036】前記プリントコイルは、前記フレキシブル
基板に一体的に形成されている。
【0037】本発明のある局面によれば、トランスデュ
ーサ及びコイルの外部配線に使用されるフレキシブル基
板の一部が、アクチュエータアームと共に回動する回動
部になっており、その回動部に、永久磁石に対向するよ
うにコイルが実装されている。即ち、トランスデューサ
及びコイルの外部配線に使用されるフレキシブル基板
が、ボイスコイルモータのコイルを支持するために利用
されている。これにより、コイルを予めフレキシブル基
板に対して実装して、コイルの端末処理を実施すること
ができるために、ロータリーアクチュエータを半完成状
態にまで組み立てた状態でコイルの端末処理を実施する
必要がない。その結果、非常に困難であって煩わしい作
業を回避することができ、ロータリーアクチュエータの
信頼性を著しく向上させることができると共に、組立設
備の自動化も容易にでき、大幅なコストダウンが可能に
なる。また、コイルを支持するための特別な部材が不用
になるために、ロータリーアクチュエータを軽量化およ
び高剛性化することができる。
【0038】本発明の他の局面によれば、アクチュエー
タアームと一体となって回動するフレキシブル基板に、
その回動速度を検出する検出器を設けているので、その
検知器によって検出される回動速度をロータリーアクチ
ュエータの制御系にフィードバックすることより、ロー
タリーアクチュエータの位置決め性能を向上させること
ができ、情報の記録および再生を高速化および高密度化
することができる。
【0039】本発明のさらに他の局面によれば、ボイス
コイルモータの磁気回路を薄型化することができる。
【0040】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照しながら本発明
の実施の形態を説明する。
【0041】<実施形態1>図1は、本発明の情報記録
再生ディスク装置の実施の形態におけるロータリーアク
チュエータおよびその周辺の斜視図、図2は、そのロー
タリーアクチュエータおよびその周辺を分解して示す斜
視図である。
【0042】この情報記録再生ディスク装置は、ディス
ク100(破線で示す)のデータ面をに沿って走査する
トランスデューサ1と、トランスデューサ1を弾性的に
支持するフレクシャ2と、フレクシャ2を弾性的に支持
するアクチュエータアーム3と、アクチュエータアーム
3を駆動するボイスコイルモータSと、トランスデュー
サ1及びボイスコイルモータSの外部との接続に使用さ
れる配線を有し、しかも、ボイスコイルモータSにおけ
るコイル5の支持部材として使用されるフレキシブル基
板90とを備えている。
【0043】フレクシャ2を弾性的に支持するアクチュ
エータアーム3の基端部は、シャーシ(図示せず)に対
して垂直に設けられたピボット部4に、回動可能に支持
されており、アクチュエータアーム3の先端部は、ディ
スク100のデータ面に沿って回動するようになってい
る。アクチュエータアーム3の先端部には、フレクシャ
2が片持ち状態で支持されており、フレクシャ2の先端
部が、アクチュエータアーム3に、弾性的に支持されて
いる。そして、フレクシャ2の先端部にトランスデュー
サ1が支持されている。
【0044】ディスク100は、装置のシャーシに固定
されたスピンドルモータのロータ部(図示せず)によ
り、図1に矢印Aで示す方向に、所定の回転速度によっ
て回転駆動される。
【0045】トランスデューサ1は、磁気的に情報の記
録および再生を行うための磁気ヘッドを搭載した浮上型
スライダであり、破線で示すディスク100の回転によ
って、発生する空気流を利用して、磁気ヘッドをディス
ク100のデータ面に対して、非接触状態あるいは微接
触状態で、情報を記録および再生するようになってい
る。
【0046】フレクシャ2は、トランスデューサ1の姿
勢変化を許容するように、トランスデューサ1を弾性的
に支持するジンバル構成になっており、例えば、厚さ数
10μmのステンレス薄板によって構成されている。
【0047】アクチュエータアーム3は、ディスク10
0のデータ面に対してトランスデューサ1を安定的に浮
上させるために、ディスク100のデータ面に向かって
適切な押圧力(たとえば0.01N〜0.03N)を付
加する板ばね構造になっており、例えば、厚さ数10μ
mのステンレス薄板によって構成されている。
【0048】アクチュエータアーム3上には、トランス
デューサ1と装置制御部(図示せず)との間にて電気信
号を伝達するためのフレクシャ配線部2aが設けられて
おり、フレクシャ2上にフレクシャ配線部2aの一方の
端部が配置されている。フレクシャ配線部2aは、厚さ
数10μmのポリイミドおよび銅の積層構造等によって
構成されており、フレクシャ配線部2aの他方の端部
は、アクチュエータアーム3上に配置されたフレクシャ
端子部2bになっている。
【0049】ピボット部4は、図4に示すように、金属
製の外筒の内側に上下2個のボールベアリングを介して
内筒が嵌合された軸受部材を有しており、ラジアル方向
の遊びが抑制されている。ピボット部4の内筒は、装置
のシャーシ200に固定ねじ4aによって、垂直状態で
固定されている。ピボット部4の外筒には、アクチュエ
ータアーム3が、フレキシブル基板90および補強裏板
90uと共に、カラー4cを介してナット4bによって
締結されている。
【0050】アクチュエータアーム3を駆動するボイス
コイルモータSは、シャーシに取り付けられた下ヨーク
7aと、下ヨーク7a上に固定された永久磁石6と、永
久磁石6上に配置された上ヨーク7bとを有しており、
これらによって磁気回路が構成される。上ヨーク7b
は、下ヨーク7aに支持された同様の形状の一対のスペ
ーサ8によって、永久磁石6に対して所定の空間を形成
した状態で固定されており、永久磁石6と上ヨーク7b
との空間内に、コイル5が配置されている。なお、図1
では、ボイスコイルモータSの構造を理解しやすくする
ために、その一部を破断して示している。なお、上ヨー
ク7bは、永久磁石6の磁力によって、各スペーサ8に
対して固定されている。
【0051】スペーサ8は、このように、同様の形状の
一対を使用する構成に限らず、下ヨーク7aと上ヨーク
7bとの間に所定の空間を形成し得るものであれば、ど
のような形状であってもよい。また、複数のスペーサー
を設けるようにしてもよく、さらには、下ヨーク7aあ
るいは上ヨーク7bに一体形成する構成等としてもよ
い。また、本実施形態では、永久磁石6の磁力により、
スペーサ8に対して上ヨーク7bを固定する構成であっ
たが、締結部品等を利用して固定するようにしてもよ
い。
【0052】コイル5は、銅あるいはアルミ等の導電性
の線材にポリウレタン等の絶縁材をコーティングした巻
線を、扁平な長方形状に巻回した巻線コイルになってい
る。このコイル5は、ピボット部14に回動可能に支持
されたフレキシブル基板90上に実装されており、フレ
キシブル基板90と一体となってピボット部14の周囲
を周回移動するようになっている。
【0053】下ヨーク7a上に設けられた永久磁石6
は、上方に配置されるコイル5の周回移動方向方向に沿
った円弧状に形成されており、下ヨーク7aの上面に、
UV硬化型接着剤、嫌気性あるいは加熱硬化型接着剤等
で固定されている。永久磁石6には、磁気回路の磁気効
率を高めるために、強抗磁力の希土類金属磁石を用いる
ことが好ましい。
【0054】永久磁石6と、コイル5を支持するフレキ
シブル基板90との間、及び、コイル5と上ヨーク7b
との間には、所定の対向隙間(エアギャップ)がそれぞ
れ形成されている。各対向隙間(エアギャップ)は、装
置サイズ(ディスク径サイズ)によって異なるが、通常
は、それぞれ0.2mm〜1.0mm程度とされる。
【0055】コイル15を支持するフレキシブル基板9
0は、ピボット部4に対して回動可能に支持される回動
部90aと、トランスデューサ1に対する電気信号を伝
達する配線、および、コイル5に対して駆動電流の供給
を行う配線とが設けられたループ部90rとを有してい
る。回動部90aには、図3に示すように、ピボット部
4が挿入される円形の挿入孔90bが設けられている。
【0056】フレキシブル基板90の回動部90aは、
アクチュエータアーム3の下側に、アクチュエータアー
ム3の基端部に一部が重なった状態で、アクチュエータ
アーム3の延出方向とは反対方向に延出しており、下ヨ
ーク7aと上ヨーク7bとの間の空間内に挿入されて、
永久磁石6上に配置されている。そして、永久磁石6上
に配置された回動部90aの上面は、パターン銅箔面に
なっており、その上面に、コイル5が実装されている。
また、回動部90aの上面には、コイル5の各端末部5
aがそれぞれ接続されるコイル接続端子部90cが設け
られている。
【0057】コイル5は、フレキシブル基板90の回動
部90aに対して、UV硬化型接着剤を用いて接着固定
されている。なお、コイル5を固定するための接着剤と
しては、このようなUV硬化型接着剤に限らないが、発
ガス、発塵等のおそれのない接着剤を選定することが望
ましい。なお、永久磁石6を下ヨーク7aに接着剤によ
って固定する場合も、同様に、発ガス、発塵等のおそれ
のない接着剤を選定することが望ましい。
【0058】回動部90aにおけるアクチュエータアー
ム3に重なった部分における側縁部には、ループ部90
rの一方の端部が回動部90aに連続して設けられてい
る。回動部90aに連続するループ部90rの端部は、
回動部90aにおけるその側縁部に対して下方にほぼ直
角に屈曲されており、ループ部90rは、回動部90a
に対してほぼ垂直な状態で、永久磁石6側に延出してい
る。ループ部90rには、例えば6本の配線が設けられ
ており、各配線が、装置制御部(図示せず)に接続され
ている。
【0059】ループ部90rが連続する回動部90aの
側部上には、4本の配線にそれぞれ連続する4つのトラ
ンスデューサ接続端子部90tが、所定のピッチでルー
プ部90の延出方向に並んで配置されている。また、ル
ープ部90rに設けられた他の2本の配線部は、回動部
90a上に引き回されて、コイル5が配置される部分に
まで配線されており、それぞれの端部が、コイル5の各
端末部5aがそれぞれ接続されるコイル接続端子部90
cになっている。
【0060】各トランスデューサ接続端子部90tは、
半田付けによって構成されたトランスデューサ1接続部
91(図1参照)によって、フレクシャ端子部2bにそ
れぞれ電気的に接続されている。また、半田付けによっ
て構成された各トランスデューサ接続部91は、フレキ
シブル基板90とアクチュエータアーム3とを、それぞ
れ機械的に固定している。また、コイル接続端子部90
cは、半田付けによって構成されたコイル接続部92
(図2参照)によって、コイル5の各端末部5aに電気
的に接続されている。
【0061】フレキシブル基板90の回動部90aは、
パターン銅箔面である上面とは反対側の下面に接合され
た補強裏板90uによって、高剛性になっている。補強
裏板90cは、ステンレス薄板材等により、回動部90
aにほぼ対応した形状に形成されており、また、回動部
90aに連続したループ部90rの一方の端部に対応す
るように、回動部90aに対して直角に屈曲された屈曲
部90mが設けられている。屈曲部90mは、回動部9
0aに連続したループ部90rの端部裏面に接合されて
おり、これにより、ループ部90rは安定した姿勢に保
持されている。補強裏板90uには、ピボット部4が嵌
合する円形の嵌合孔90hが、回動部90aの挿入孔9
0bに対応して設けられている。補強裏板90aは、回
動部90aの下面に対して接着剤等によって接合されて
いる。補強裏板90uの厚さは、0.1mm〜0.2m
m程度が適切である。
【0062】このような構成のロータリーアクチュエー
タでは、アクチュエータアーム3及びフレキシブル基板
90を、それぞれピボット部4に取り付ける前、即ち、
ロータリーアクチュエータを組み立てる前に、フレキシ
ブル基板90の回動部90aにコイル5が実装されると
共に、コイル5の各端末部5aが、回動部90aの表面
に設けられた各コイル接続端子部90cにそれぞれ半田
付けされてコイル接続部92が形成される。
【0063】このように、フレキシブル基板90が、ピ
ボット部4に取り付けられない状態において、コイル5
の各端末部5aと、回動部90の表面に設けられた各コ
イル接続端子部90cとの半田付け作業、および、コイ
ル5をフレキシブル基板90上に実装作業が実施される
ために、これらの作業がきわめて容易に、しかも効率よ
く実施することができる。その結果、コイル5の信頼性
が向上する。しかも、コイル5の各端末部と、回動部9
0の表面に設けられた各コイル接続端子部90cとの半
田付け作業、および、コイル5のフレキシブル基板90
上への実装作業を自動化することも容易である。これに
より、ロータリーアクチュエータの製造コストを大幅に
削減することができる。
【0064】フレキシブル基板90の回動部90aにコ
イル5が実装されて、コイル5の各端末部5aが各コイ
ル接続端子部90cに半田付けされると、アクチュエー
タアーム3の表面に設けられたフレクシャ端子部2b
と、フレキシブル基板90の回動部90aの表面に設け
られたトランスデューサ接続端子部90tとが半田付け
されてトランスデューサ接続部91(図1参照)が形成
される。この半田付け作業も、それぞれがピボット部4
に取り付けられていないために、容易に行うことができ
る。
【0065】なお、アクチュエータアーム3及びフレキ
シブル基板90をピボット部4に取り付けた後に、アク
チュエータアーム3及びフレキシブル基板90を、相互
に重ねられた状態でピボット部4に取り付け、さらにそ
の後に、フレクシャ端子部2bとトランスデューサ接続
端子部90tとを半田付けしてトランスデューサ接続部
91を形成するようにしてもよい。この場合には、ピボ
ット部4に対してアクチュエータアーム3及びフレキシ
ブル基板90が回動可能に支持されているために、フレ
クシャ端子部2bとトランスデューサ接続端子部90t
とを、容易に位置合わせすることができるために、容易
に半田付けすることができる。
【0066】フレクシャ端子部2bとトランスデューサ
接続端子部90tとを半田付けしてトランスデューサ接
続部91を形成する場合には、フレクシャ2の先端部上
に設けられたトランスデューサ1は、極めて静電破壊し
やすい部品であるために、半田付け作業には細心の注意
を要する。しかしながら、コイル5の各端末部5aが半
田付けされる各コイル接続端子部90cがトランスデュ
ーサ接続部91に対して離れており、しかも、すでに半
田付け作業が終了しているために、フレクシャ端子部2
bとトランスデューサ接続端子部90tとの半田付け作
業におけるわずらわしさが軽減される。
【0067】このようにして、トランスデューサ1と装
置制御部(図示せず)とが、フレキシブル基板90のル
ープ部90rの配線、トランスデューサ接続部91、お
よびフレクシャ配線部2aを介して電気的に接続され
る。また、アクチュエータアーム3とフレキシブル基板
90とが、トランスデューサ接続部91によって機械的
に固定される。
【0068】ピボット部4に対してフレキシブル基板9
0を取り付ける場合には、フレキシブル基板90に接合
された補強裏板90uの嵌合孔90hおよびフレキシブ
ル基板90の回動部90aに設けられた挿入穴90bに
ピボット部4が嵌合されて、コイル5が実装されたフレ
キシブル基板90の回動部90aが正確に位置決めされ
た状態で固定される。
【0069】コイル5が装着されるフレキシブル基板9
0の回動部90aは、補強裏板90uが接合されて高剛
性になっているために、コイル5を安定的に保持するこ
とができる。
【0070】なお、フレクシャ端子部2bと、トランス
デューサ接続端子部90tとを半田付けして、両者をト
ランスデューサ接続部91によって接続する構成につい
て説明したが、トランスデューサ1は極めて静電破壊し
やすい部品であるために、光ビームを用いた非接触の加
熱方法、あるいは接続部裏面から加熱圧着する方法等を
用いて、両者を接続するようにしてもよい。
【0071】本実施形態のロータリーアクチュエータで
は、ボイスコイルモータSのコイル5に対して、フレキ
シブル基板90の各配線を介して通電を行うと、フレミ
ング左手の法則により、コイル5に磁界が発生する。そ
して、コイル5に磁界が発生すると、コイル15は、永
久磁石6等によって形成される磁気回路によって、永久
磁石6に沿って移動する。これにより、フレキシブル基
板90の回動部90aがピボット部4を中心として回動
して、フレキシブル基板90と一体化されたアクチュエ
ータアーム3が、ピボット部4を中心として回動され
る。その結果、アクチュエータアーム3に対してフレク
シャ2を介して支持されたトランスデューサ1が、ディ
スク100のデータ面に沿って回動して、情報およびサ
ーボ情報が記録されるトラック(図示せず)が同心円状
に配置されたディスク100のデータ面上を走査され
る。そして、トランスデューサ1は、データ面における
所定の位置にて停止されて、その位置に対向するデータ
面に対して、情報の記録および再生を行う。
【0072】この場合、ボイスコイルモータSのコイル
5は、図11に示すようなコイルアームを使用すること
なく、フレキシブル基板90に、直接、実装されている
ために、ボイスコイルモータSの可動質量が低減される
とともに、アクチュエータ自体も軽量化されており、こ
れにより、情報の記録および再生を高速化および高密度
化することができる。
【0073】なお、本実施形態では、1個のトランスデ
ューサ1が搭載されたロータリーアクチュエータについ
て説明したが、ディスク100の上下に各1個のトラン
スデューサを、相互に対向して搭載したロータリーアク
チュエータであってもよく、また、1枚のディスク10
0が搭載される構成に限らず、2枚以上の複数枚のディ
スクが搭載される構成であってもよい。
【0074】さらに、情報記録再生ディスク装置として
磁気ディスク装置について説明したが、トランスデュー
サ1として光学ヘッドを用いる光ディスク装置であって
も、本発明を適用することができ、その場合にも同様の
効果が得られる。
【0075】<実施形態2>図5は、フレキシブル基板
90に接合される補強裏板の他の例を示しているるこの
補強裏板90vは、実施形態1にて使用された補強裏板
90uにおけるフレキシブル基板90の回動部90aに
突き合わされる部分が設けられず、中心部に設けられた
ピボット部4が嵌合する円形の嵌合孔90hの周縁に沿
った形状になっている。フレキシブル基板90の回動部
90aの上面に実装されるコイル5(図5に破線で示
す)は、補強裏板90vにおける嵌合孔90hの周縁に
沿った部分上に載置される。その他の構成は、前記実施
形態1の補強裏板90uと同様になっている。
【0076】このような補強裏板90vが使用される本
実施形態2の情報記録再生ディスク装置では、補強裏板
90vの面積が小さくなっているために、回動部90a
の可動質量が低減され、ロータリーアクチュエータを軽
量化することができる。その結果、情報の記録および再
生を、さらに、高速化および高密度化することができ
る。また、永久磁石6とコイル5との間に補強裏板90
vが設けられず、フレキシブル基板90におけるコイル
5が設けられた回動部90aが、永久磁石6に対して、
直接、対向して配置されているために、コイル5と永久
磁石6との間の対向隙間(エアギャップ)も、0.1m
m〜0.2mm程度の補強裏板90vの厚さ分だけ削減
することができる。
【0077】<実施形態3>図6は、本発明の情報記録
再生ディスク装置の実施形態のさらに他の例におけるロ
ータリーアクチュエータの主要部を示す斜視図である。
【0078】本実施形態の情報記録再生ディスク装置で
は、4つのトランスデューサ接続部91の両側に、半田
付けによって構成されたダミー接続部93がそれぞれ設
けられている。その他の構成は、前記実施形態1の情報
記録再生ディスク装置と同様になっている。
【0079】4つのトランスデューサ接続部91は、前
述したように、アクチュエータアーム3の表面に設けら
れたフレクシャ端子部2bと、フレキシブル基板90の
回動部90aの表面に設けられたトランスデューサ接続
端子部90tとを半田付けすることにより形成されてい
る。ダミー接続部93は、4つのトランスデューサ接続
部91のそれぞれ両側に、アクチュエータアーム3とフ
レキシブル基板90の回動部90aとを半田付けするこ
とによって、それぞれ形成されており、電気的な接続機
能は有していない。各ダミー接続部93は、アクチュエ
ータアーム3とフレキシブル基板90の回動部90aと
を、半田付けによって機械的に固定している。
【0080】このようなダミー接続部93を設けること
により、アクチュエータアーム3とフレキシブル基板9
0の固定強度を向上させることができる。その結果、フ
レキシブル基板90に外力が加わることによって各トラ
ンスデューサ接続部91が剥離することを防止できる。
また、アクチュエータアーム3とフレキシブル基板90
との機械的な接続強度が増加するために、ロータリーア
クチュエータとしての信頼性も向上する。さらに、予め
ダミー接続部93を形成した後に、トランスデューサ接
続部91を形成することにより、ダミー接続部93の形
成時においてトランスデューサ1が静電破壊不良になる
ことを防止することができる。
【0081】なお、各ダミー接続部93の形状を大型化
すること、あるいは個数を増加することによって、アク
チュエータアーム3とフレキシブル基板90の回動部9
0aとを、より強固に固定することができる。また、ダ
ミー接続部93にグラウンド端子としての機能を持たせ
るようにしてもよい。この場合には、回路のグラウンド
を強化することが可能になる。
【0082】<実施形態4>図7は、本発明の情報記録
再生ディスク装置のさらに他の実施形態におけるロータ
リーアクチュエータおよびその周辺を示す斜視図であ
る。
【0083】この情報記録再生ディスク装置では、フレ
キシブル基板90上に、フレキシブル基板90の回動速
度を検出する検出器110が設けられている。
【0084】検出器110は、ロータリーアクチュエー
タの回転速度に応じた起電力を発生して、その回転速度
を検出するために設けられており、フレキシブル基板9
0上におけるコイル5の近傍部分であって、下方に配置
された円弧状の永久磁石6における内周側の側縁部に対
応する位置に配置されている。この検出器110は、例
えば、微小なコイルによって構成されており、ボイスコ
イルモータSのコイル5と同様に、フレキシブル基板9
0上に、接着剤によって接着固定されている。検出器1
10の出力信号は、フレキシブル基板90の配線によっ
て、装置制御部(図示せず)へ送られる。
【0085】図8は、そのボイスコイルモータSに使用
される永久磁石6の斜視図である。
【0086】コイル5の下方に配置された永久磁石6
は、ボイスコイルモータSのコイル5が周回移動する方
向に沿った円弧状に形成されており、その内周側の側縁
部を除いて、コイル5の駆動用着磁部6aが形成されて
いる。駆動用着磁部6aは、コイル5の周回移動域に対
応して配置された一対のN極およびS極の着磁パターン
によって着磁されている。検出器110の移動域に対応
した永久磁石6の内周側の側縁部は、検出器110に起
電力を発生させる検出用着磁部6bになっている。検出
用着磁部6bは、ロータリーアクチュエータが駆動され
て、アクチュエータアーム3が回動されることによっ
て、微小コイルによって構成された検出器110が検出
用着磁部6bに沿って周回移動する際に、その移動速度
に応じた起電力を発生するように、複数の小さなN極と
S極とが交互に並んだ着磁パターンによって着磁されて
いる。その他の構成は、前記実施形態1の情報記録再生
ディスク装置の構成と同様になっている。
【0087】本実施形態の情報記録再生ディスク装置で
は、フレキシブル基板90上においてコイル5の近傍に
設けられた検出器110は、アクチュエータアーム3の
回転速度に応じた起電力が発生し、その起電力に基づい
て、アクチュエータアームの回動速度が検出される。そ
して、アクチュエータアーム3の回動速度に基づいて、
アクチュエータアーム3の回動速度をフィードバック制
御することにより、トランスデューサ1を、より高精度
に位置決めすることができる。
【0088】<実施形態5>図9は、本発明の情報記録
再生ディスク装置のさらに他の実施形態におけるロータ
リーアクチュエータおよびその周辺の組立斜視図であ
る。
【0089】本実施形態の情報記録再生ディスク装置
は、フレキシブル基板90上に、それぞれがプリントコ
イルによって形成されたコイル5pおよび検出器110
pが設けられている。その他の構成は、前記実施形態4
の情報記録再生ディスク装置と同様の構成になってい
る。
【0090】プリントコイルは、写真製版、エッチン
グ、メッキプロセス等で製作されたシート状のコイルで
あり、通常の巻線コイルよりも薄く扁平に形成すること
ができる。図1に示す実施形態1の情報記録再生ディス
ク装置において、巻線によって構成されたコイル5の厚
さは、量産時において安定した性能を得るために、1m
m程度とされるが、本実施形態におけるコイル5pおよ
び検出器110pを構成するプリントコイルは、厚さが
約0.2mm程度になっている。プリントコイルによっ
て構成されたコイル5pによる駆動力を増加させるため
には、複数枚のプリントコイルを積層して構成すればよ
い。図9に示すコイル5pは、プリントコイルを2段に
わたって積層して、厚さ約0.4mmに構成されてい
る。
【0091】なお、本実施の形態では、コイル5pおよ
び検出器110pの両方ともプリントコイルによって構
成したが、いずれか一方のみを、プリントコイルによっ
て構成してもよい。
【0092】本実施形態の情報記録再生ディスク装置で
は、コイル5pの厚さを薄くすることができるために、
次の(1)式で表されるパーミアンス係数を増加させる
ことができる。なお、パーミアンス係数は、磁気回路の
効率を考慮すると、1以上とするのが好ましい。
【0093】P=Hm/Hg …(1) (1)式において、Pはパーミアンス係数、Hmは永久
磁石6の厚さ、Hgはコイル5、フレキシブル基板9
0、補強裏板90uの厚さを含めた総ギャップ量Hg
(永久磁石6の上面と上ヨーク7bの下面との距離)で
ある。
【0094】永久磁石6の厚さHmが約2mm、コイル
5、フレキシブル基板90、補強裏板90uの厚さを含
めた総ギャップ量Hgが0.4mmの場合、巻線コイル
(厚さ1mm)を使用した場合のパーミアンス係数P1
は、Hm=2mm、Hg=1.4mmであることによ
り、P1=2/1.4=1.4となる。これに対し、プ
リントコイル(厚さ0.4mm)を使用した場合のパー
ミアンス係数P2は、Hm=2、Hg=0.8mmであ
ることにより、P2=2/0.8=2.5となる。
【0095】このように、プリントコイルによって構成
されたコイル5pを使用することによって、パーミアン
ス係数が増加し、その結果、磁気回路の磁束密度が大幅
に増加する。磁気回路の磁束密度が増加すると、ロータ
リーアクチュエータの駆動力が向上していると考えられ
る。従って、小さな駆動電力によって大きな駆動力を得
ることができ、ロータリーアクチュエータを省電力にて
駆動することができる。
【0096】また、プリントコイルは、巻線コイルに比
べて薄型化できるために、約1/3のイナーシャとする
ことができる。このように、薄型化することができる。
プリントコイルを使用することによって、イナーシャが
低減され、プリント基板90の剛性を低減させることが
でき、ロータリーアクチュエータ自体を大幅に軽量化す
ることができる。
【0097】さらに、プリントコイルによって構成され
たコイル5pおよび検出器110pの少なくとも一方、
あるいは両方を、フレキシブル基板90に、直接、一体
成形するようにしてもよい。これにより、フレキシブル
基板90に一体化されたコイル5pまたは検出器110
pを、フレキシブル基板90に接着固定する作業が省略
され、組立作業がより容易になるとともに、確実に組み
立てることができ、ロータリーアクチュエータの信頼性
が向上する。
【0098】本発明の情報記録再生ディスク装置におけ
るボイスコイルモータSにおける磁気回路の高さについ
て、図4に基づいて説明する。
【0099】フレキシブル基板90上に固定されたコイ
ル5は、永久磁石6と上ヨーク7bとの間を移動する。
このために、永久磁石6と、フレキシブル基板90に接
合された補強裏板90uとの間、及び、コイル5と上ヨ
ーク7bとの間に、それぞれ、対向隙間(エアギャッ
プ)Hyが必要になる。ボイスコイルモータSの磁気回
路は、コイル5、永久磁石6、下ヨーク7a、上ヨーク
7bおよび一対のスペーサ8によって構成され、上ヨー
ク7bの上面と下ヨーク7aの下面との距離Haは、ボ
イスコイルモータSの磁気回路の高さになる。
【0100】前述したように、プリントコイルによって
構成されたコイル5pの場合には、コイル5pの厚みは
約0.4mmとなる。ただし、巻線コイルによって構成
されたコイル5の場合も、厚さ約0.4mmとすること
は可能である。フレキシブル基板90の厚さは、約0.
05mm、補強裏板90uの厚さは、約0.1mmであ
る。上下の対向隙間(エアギャップ)Hyは、コイル5
の組立精度の向上に伴い約0.15mmとすることがで
き、上下の2ヶ所の合計は約0.3mmとなる。また、
上ヨーク7bの厚さは約0.8mm、下ヨーク7aの厚
さは約0.8mm、永久磁石6の厚さは約1mmであ
る。
【0101】このような構成によって、ボイスコイルモ
ータSの磁気回路の全高Haは、3.45mmとなる。
【0102】また、パーミアンス係数を前記(1)式に
よって算出すると、永久磁石6の厚さHmが1mm、コ
イル5、フレキシブル基板90、補強裏板90uの厚さ
を含めた総ギャップ量Hgが0.85mmであるので、
パーミアンス係数Pは、P=1/0.85=1.2とな
る。
【0103】このように、本実施形態によれば、パーミ
アンス係数を1以上に確保することができるとともに、
ボイスコイルモータSの磁気回路の全高を3.45mm
に抑制することができ、設計マージンを考慮して小数点
以下を切り上げても、4mm以下に構成することができ
る。従って、本実施形態の情報記録再生ディスク装置
は、小型化および薄型化に好適であり、半導体メモリカ
ードと互換性のある全高5mm以下の情報記録再生ディ
スク装置を実現することが可能になる。
【0104】なお、本発明は上述した実施の形態に限定
されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲に
おいて、さまざまな変形が可能であることは言うまでも
ない。
【0105】
【発明の効果】本発明の情報記録再生ディスク装置は、
このように、トランスデューサ及びコイルの外部配線に
使用されるフレキシブル基板がアクチュエータアームと
共に回動するように構成されており、そのフレキシブル
基板に、ボイスコイルモータの永久磁石に対向するよう
にコイルが実装されているために、コイルを支持固定す
るための特別な部材を必要とせず、ロータリーアクチュ
エータを小型化および薄型化することができる。しか
も、ロータリーアクチュエータの組立前に、静電破壊を
招くことなく、コイルをフレキシブル基板に対して、容
易に、しかも確実に接続できるために、作業性が著しく
向上するとともに、ロータリーアクチュエータの信頼性
も向上する。さらには、その作業を容易に自動化するこ
とができる。
【0106】また、フレキシブル基板に補強裏板を設け
ることにより、フレキシブル基板の剛性を高めることが
できる。補強裏板を小型化することによって、情報の記
録および再生を、高速化および高密度化することができ
る。
【0107】さらに、フレキシブル基板とアクチュエー
タアームとを、電気的な接続機能を持たないダミー接続
部によって機械的に固定することにより、フレキシブル
基板の配線とトランスデューサに電気信号を伝達するよ
うにアクチュエータアームに設けられた配線とを電気的
に接続するトランスデューサ接続部を、ロータリーアク
チュエータ駆動時にフレキシブル基板から伝達される有
害な外力からトランスデューサ接続部を保護することが
できる。しかも、ダミー接続部によって、アクチュエー
タアームとフレキシブル基板との接続固定強度を増加さ
せることができるために、ロータリーアクチュエータの
信頼性を向上させることができる。さらに、予めダミー
接続部を形成して、トランスデューサ接続部を後で形成
することにより、トランスデューサの静電破壊不良を回
避することができるとともに、作業性も向上する。
【0108】また、フレキシブル基板上のコイル近傍
に、コイルの移動速度に応じた起電力を発生する検出器
を設けて、コイルの移動速度を検出し、検出された移動
速度を、ロータリーアクチュエータの制御系にフィード
バックすることにより、ロータリーアクチュエータの位
置決めを高精度にて実現することができる。
【0109】また、コイルや検出器をプリントコイルに
て構成することにより、巻線コイルにて構成する場合に
比べてコイルの厚さを薄くすることができ、しかも、パ
ーミアンス係数を増加させることができる。その結果、
ボイスコイルモータの磁気回路の磁束密度を大幅に向上
させることができ、駆動力の向上、省電力駆動等を実現
することができる。また、巻線コイルに比べてプリント
コイルは、薄く、しかも、約1/3のイナーシャとされ
るために、ロータリーアクチュエータの大幅に軽量化す
ることができ、しかも、薄型化であって高剛性化するこ
とができるという優れた効果が得られる。
【0110】さらには、パーミアンス係数1以上を確保
して、ボイスコイルモータの磁気回路の全高を4mm以
下に抑制することができるために、情報記録再生ディス
ク装置の小型化および薄型化することができ、半導体メ
モリカードと互換性のある全高5mm以下の情報記録再
生ディスク装置を実現するとができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の情報記録再生ディスク装置の実施形態
におけるロータリーアクチュエータおよびその周辺を示
す斜視図である。
【図2】そのロータリーアクチュエータを分解して示す
斜視図である。
【図3】そのロータリーアクチュエータに使用されるフ
レキシブル基板およびその周辺を分解して示す斜視図で
ある。
【図4】図1に示すX−X線における断面図である。
【図5】本発明の情報記録再生ディスク装置の他の実施
形態における補強裏板を示す斜視図である。
【図6】本発明の情報記録再生ディスク装置のさらに他
の実施形態におけるロータリーアクチュエータの主要部
の斜視図である。
【図7】本発明の情報記録再生ディスク装置のさらに他
の実施形態におけるロータリーアクチュエータおよびそ
の周辺の斜視図である。
【図8】そのロータリーアクチュエータのボイスコイル
モータに使用された永久磁石の斜視図である。
【図9】本発明の情報記録再生ディスク装置のさらに他
の実施形態におけるロータリーアクチュエータおよびそ
の周辺の斜視図である。
【図10】従来の情報記録再生ディスク装置におけるロ
ータリーアクチュエータおよびその周辺を示す斜視図で
ある。
【図11】そのロータリーアクチュエータおよびその周
辺を分解して示す斜視図である。
【符号の説明】
1 トランスデューサ 2 フレクシャ 3 アクチュエータアーム 4 ピボット部 5 コイル 6 永久磁石 7a 下ヨーク 7b 上ヨーク 8 スペーサ 90 フレキシブル基板 90a 回動部 90u,90v 補強裏板 100 ディスク、 110 検出器

Claims (14)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ディスクのデータ面に対して磁気的また
    は光学的に情報を記録するとともにそのデータ面に記録
    された情報を再生するトランスデューサと、 該トランスデューサを支持するアクチュエータアーム
    と、 永久磁石によって形成される磁気回路内において、該永
    久磁石に対向してコイルが配置されて、前記トランスデ
    ューサが前記ディスクに沿って移動するように、該アク
    チュエータアームを回動させるボイスコイルモータと、 前記アクチュエータアームと一体的に回動するように配
    置されており、該ボイスコイルモータのコイルおよび前
    記トランスデューサに対する電気信号を伝達する配線が
    設けられたフレキシブル基板上とを有しており、 該フレキシブル基板上に前記ボイスコイルモータを構成
    するコイルが実装されていることを特徴とする情報記録
    再生ディスク装置。
  2. 【請求項2】 前記アクチュエータアームには、ジンバ
    ル構成のフレクシャが弾性的に支持されており、該フレ
    クシャに、前記トランスデューサが、姿勢変化を許容す
    るように弾性的に支持されている請求項1記載の情報記
    録再生ディスク装置。
  3. 【請求項3】 前記フレキシブル基板は、裏面に接合さ
    れた補強裏板によって剛性が高められている請求項1記
    載の情報記録再生ディスク装置。
  4. 【請求項4】 前記フレキシブル基板は、前記アクチュ
    エータアームを回動可能に支持するピボット部に、回転
    可能に支持されている請求項1記載の情報記録再生ディ
    スク装置。
  5. 【請求項5】 前記フレキシブル基板の配線は、トラン
    スデューサに電気信号を伝達するように前記アクチュエ
    ータアームに設けられた配線に対して、トランスデュー
    サ接続部によって接続されている請求項1記載の情報記
    録再生ディスク装置。
  6. 【請求項6】 前記トランスデューサ接続部は、半田付
    けによって構成されており、フレキシブル基板と前記ア
    クチュエータアームとを機械的に固定している請求項1
    記載の情報記録再生ディスク装置。
  7. 【請求項7】 前記トランスデューサ接続部に近接し
    て、フレキシブル基板と前記アクチュエータアームとを
    機械的に固定するダミー接続部が設けられている請求項
    1記載の情報記録再生ディスク装置。
  8. 【請求項8】 前記フレキシブル基板には、該フレキシ
    ブル基板が回動した際の速度を検出する検出器が設けら
    れている請求項1記載の情報記録再生ディスク装置。
  9. 【請求項9】 前記検出器が、コイルによって構成され
    ており、前記ボイスコイルモータの永久磁石には、該検
    出器のコイルがフレキシブル基板と一体となって回動す
    る際にその回動速度に対応した起電力を発生する磁気回
    路を構成が形成されるように着磁部が設けられている請
    求項6記載の情報記録再生ディスク装置。
  10. 【請求項10】 前記ボイスコイルモータのコイルは、
    プリントコイルである請求項1記載の情報記録再生ディ
    スク装置。
  11. 【請求項11】 前記プリントコイルは、前記フレキシ
    ブル基板に対して一体的に形成されている請求項10記
    載の情報記録再生ディスク装置。
  12. 【請求項12】 前記ボイスコイルモータは、磁気回路
    が4mm以下の高さに構成されている請求項1記載の情
    報記録再生ディスク装置。
  13. 【請求項13】 前記検出器のコイルはプリントコイル
    である請求項6記載の情報記録再生ディスク装置。
  14. 【請求項14】 前記プリントコイルは、前記フレキシ
    ブル基板に一体的に形成されている請求項11記載の情
    報記録再生ディスク装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN1306496C (zh) * 2003-09-05 2007-03-21 上海乐金广电电子有限公司 利用音圈电机的超小型激光头多轴驱动装置

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