JP2002091963A - 機械翻訳システム - Google Patents

機械翻訳システム

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JP2002091963A JP2000280178A JP2000280178A JP2002091963A JP 2002091963 A JP2002091963 A JP 2002091963A JP 2000280178 A JP2000280178 A JP 2000280178A JP 2000280178 A JP2000280178 A JP 2000280178A JP 2002091963 A JP2002091963 A JP 2002091963A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ユーザ辞書登録の操作性が良好な機械翻訳シ
ステムを提供する。 【解決手段】 本発明は、ユーザ辞書を有する機械翻訳
システムにおいて、翻訳処理で翻訳できなかった未知語
を抽出する未知語抽出手段と、抽出された未知語を表示
させて、ユーザ辞書の編集情報を取り込むユーザ辞書編
集手段とを有することを特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は機械翻訳システムに
関し、特にはユーザ登録や未知語処理に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】従来、機械翻訳システムのユーザは、シ
ステム辞書のみでは翻訳できない専門用語などをユーザ
辞書に登録したり、システム辞書に用意されていても自
己の好みと異なる表記の単語を必要に応じてユーザ辞書
に登録したりしていた。このようなユーザ辞書への登録
を、機械翻訳システムをユーザ辞書登録モードにした
後、見出し語及び訳語等をキー入力して行うのが一般的
である。
【0003】なお、ユーザ辞書を使用目的(例えば専門
分野など)によって複数作成し、又は、ユーザ辞書をユ
ーザ毎に複数作成し、切り替えて使用することも行われ
ている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
ユーザ辞書登録方法では、必要な単語(見出し語及び訳
語の組)を一つ一つ入力していかなければならなかず、
入力作業が煩雑であり、使い勝手が悪いものであった。
【0005】実際上、ユーザ辞書登録の必要性を、翻訳
結果に未知語が含まれている場合に感じることが多い。
未知語を含む翻訳結果が表示されたときに、装置モード
をユーザ辞書登録モードに切換えてユーザ登録を行うの
で、このモード切換動作までを含めると、作業性はかな
り悪いものであった。また、ユーザ辞書編集画面では、
翻訳結果が表示されず、又は、ユーザ辞書編集画面が翻
訳結果表示画面上に上書き表示されるので、翻訳結果中
の未知語が隠れることもあり、この点でも使い勝手が悪
いものである。
【0006】また、未知語に対してどのような訳語をユ
ーザ登録を行えば良いか分からないユーザも生じる。こ
のような場合、ユーザは、物理的な存在の辞書で登録内
容を定めることになり、作業性は悪いものである。
【0007】そのため、ユーザ辞書登録の操作性が良好
な機械翻訳システムや、未知語があってもそれなりの翻
訳結果が得られる機械翻訳システムが望まれている。
【0008】
【課題を解決するための手段】第1の本発明は、ユーザ
辞書を有する機械翻訳システムにおいて、翻訳処理で翻
訳できなかった未知語を抽出する未知語抽出手段と、抽
出された未知語を表示させて、上記ユーザ辞書の編集情
報を取り込むユーザ辞書編集手段とを有することを特徴
とする。
【0009】第2の本発明は、複数の辞書を有する機械
翻訳システムにおいて、単語情報をユーザ登録しようと
するユーザ辞書以外の他の辞書の登録情報を取り込む他
辞書参照手段と、上記他の辞書の登録情報を表示させ
て、上記ユーザ辞書の編集情報を取り込むユーザ辞書編
集手段とを有することを特徴とする。
【0010】第3の本発明は、複数の辞書を備え、翻訳
時にはそのうちの一部の辞書を選択して適用することが
前提となっている機械翻訳システムにおいて、上記選択
された辞書では未知語となる単語に対し、選択されてい
ない他の辞書を適用して翻訳する翻訳処理手段と、翻訳
結果における、上記他の辞書の適用部分を他の部分と異
なる態様で出力する他辞書利用部分区別化手段とを有す
ることを特徴とする。
【0011】第4の本発明は、ユーザ辞書を有する機械
翻訳システムにおいて、原言語文を目的言語文に翻訳す
る翻訳処理手段と、翻訳結果が得られたときに、翻訳結
果の画面と共に、上記ユーザ辞書の編集用画面を表示す
る表示手段とを有することを特徴とする。ここで、上記
表示手段が、翻訳結果に翻訳できなかった未知語が含ま
れている場合に、上記ユーザ辞書の編集用画面にその未
知語の情報を含めて表示することが好ましい。
【0012】
【発明の実施の形態】(A)第1の実施形態 以下、本発明による機械翻訳システムの第1の実施形態
を図面を参照しながら説明する。
【0013】(A−1)第1の実施形態の構成 図1は、第1の実施形態の機械翻訳システムの機能的構
成を示すブロック図である。第1の実施形態に係る機械
翻訳システム1は、例えば、1又は複数のサーバ等の情
報処理装置上に構築されているが、機能的には、図1で
示すことができる。
【0014】図1において、機械翻訳システム1は、大
きくは、翻訳処理部2及び表示部3を有する。なお、翻
訳処理部2及び表示部3が、別個の情報処理装置に設け
られていても良く、また、これら翻訳処理部2及び表示
部3がインターネット等のネットワークを介して接続さ
れているものであっても良い。なお、少なくとも表示部
3は、ユーザが操作し得る位置に設けられているもので
ある。
【0015】翻訳処理部2は、翻訳部11、システム辞
書12、ユーザ辞書13、ユーザ辞書登録部14及び未
知語処理部15を有する。
【0016】翻訳部11は、入力された翻訳対象文書
(原言語文書)DOCを、システム辞書12やユーザ辞
書13の格納内容を利用しつつ目的言語の文書(翻訳結
果)に翻訳するものであり、少なくとも翻訳結果を未知
語処理部15に与えるものである。この第1の実施形態
の場合、原言語文書に未知語が含まれているときには、
その部分を規定している翻訳結果を得るものである。例
えば、翻訳結果の文章中における未知語部分に、原言語
での表記を挿入したりする(図2参照)。
【0017】なお、翻訳対象文書DOCの入力方法は問
わないものである。例えば、翻訳処理部2に関連して設
けられているキーボードからキー入力しても良く、フロ
ッピー(登録商標)ディスクやCD−ROM等の記録媒
体から読み出して翻訳処理部2に入力しても良く、さら
には、遠隔地の外部装置から翻訳処理部2に送信して文
書を入力しても良い。例えば、翻訳処理部2がインター
ネットのサーバ上に構築されている場合には、ユーザが
検索をサーバに求めて取り出したWebページを入力文
書とするようにしても良い。
【0018】システム辞書12は、機械翻訳システム1
の提供側が用意した辞書であり、ユーザ辞書13は、ユ
ーザが登録した単語情報を格納しているユーザ固有の辞
書である。なお、ユーザ辞書13は、使用目的(例えば
専門分野など)によって複数設けられていても良く、ま
た、機械翻訳システム1を使用し得るユーザが複数の場
合には、ユーザ毎に設けられていても良い。このような
場合には、翻訳に先立ち翻訳で使用されるユーザ辞書の
設定処理が必要となる。
【0019】ユーザ辞書登録部14は、後述するユーザ
辞書編集部22からのユーザ辞書編集情報に基づいて、
ユーザ辞書13の格納内容を更新するものである。
【0020】未知語処理部15は、翻訳部15から与え
られた翻訳結果に基づき、未知語が存在するか否かを判
別すると共に、未知語が存在する場合に、未知語を取り
まとめるものである。未知語処理部15は、翻訳結果
と、取りまとめた未知語情報とを表示部3に出力するも
のである。
【0021】なお、未知語処理部15は、翻訳部15か
ら原言語文書の情報も与えられる場合には、原言語文書
の情報も表示部3に出力するようにしても良い。
【0022】一方、表示部3は、結果表示部21及びユ
ーザ辞書編集部22を有する。なお、表示部とネーミン
グしているが、キーボードやマウス等の入力手段も内蔵
しているものである。
【0023】結果表示部21は、少なくとも翻訳結果を
表示させるものである。なお、原文をも併せて表示する
ようにしても良い。この場合における原文の情報は、未
知語処理部15から与えられた原言語文書の情報による
ものであっても良く、また、表示部3が翻訳処理部2を
介さずに入手した原言語文書の情報によるものであって
も良い。
【0024】ユーザ辞書編集部22は、ユーザ辞書13
の編集用の表示を行ってユーザ辞書編集情報を取り込
み、そのユーザ辞書編集情報をユーザ辞書登録部14に
与えるものである。ユーザ辞書編集部22は、未知語情
報が与えられた直後の初期画面には、編集用の表示に全
ての未知語の見出し語(原語)を含める。
【0025】図2は、表示部3による表示画面PICの
一例を示すものである。表示画面PICは、結果表示部
21の処理による翻訳結果の表示画面部分PIC1と、
ユーザ辞書編集部22の処理によるユーザ辞書13の編
集用の表示画面部分PIC2とが並設されたものとなっ
ている。編集用の表示画面部分PIC2は、登録単語情
報の入力フィールドを複数備え、図2の例では、その入
力フィールドは原語及び訳語の対となっている。なお、
品詞や分野や辞書種類等をも入力し得るようにしても良
く、また、各対毎に登録可否(フラグ)を示すチェック
ボックスを表示するようにしても良い。また、編集用の
表示画面部分PIC2には、ユーザ操作のための操作用
アイコンも適宜含められている。
【0026】図2は、訳語の情報がユーザによって入力
された後の表示状態を示しているが、上述したように、
ユーザ辞書編集部22に未知語情報が与えられた直後の
初期の表示画面PICでは、全ての未知語が原語の欄に
挿入され、対応する訳語の欄は空欄で表示されている。
図2において、「ABC」や「XYZ」が未知語を表し
ている。
【0027】なお、ユーザ辞書編集部22は、未知語処
理部15からの情報に未知語情報が含まれていない場合
にも、編集用の表示画面部分PIC2を表示させても良
く、逆に、表示させないようにしても良い。なお、前者
の場合であれば、ユーザは未知語が存在しなくても翻訳
結果を見て登録したくなった単語情報を直ちに登録させ
ることができる。
【0028】また、ユーザ辞書編集部22は、初期の表
示画面PICでは、編集用の表示画面部分PIC2を表
示させず、その代わりに、「ユーザ登録」アイコン又は
「未知語存在」アイコンを表示させ、このようなアイコ
ンがクリックされたときに、編集用の表示画面部分PI
C2を表示させるものであっても良い。
【0029】ユーザ辞書編集部22は、ユーザによる原
語(見出し語)の入力、削除や、訳語の入力、削除を受
け付け、「更新」アイコンのクリックによって、ユーザ
辞書編集情報をユーザ辞書登録部14に出力する。な
お、情報の入力方法自体には、第1の実施形態の特徴は
存在しないので、これ以上の説明は省略する。
【0030】(A−2)第1の実施形態の動作 次に、第1の実施形態に係る機械翻訳システム1の動作
を図3のシーケンス図を参照しながら説明する。
【0031】まず、ユーザが文書の翻訳を指示すると、
翻訳部11は、ユーザ辞書13及びシステム辞書12を
用いて翻訳を行う(ステップS1)。翻訳部11は、少
なくとも翻訳結果を未知語処理部15へ与える(ステッ
プS2)。
【0032】未知語処理部15は、翻訳結果(訳文)か
ら未知語を一括抽出し、翻訳結果(訳文)を結果表示部
21に与えて結果表示部21によって翻訳結果の表示画
面部分PIC1を表示させると共に(ステップS3)、
抽出された未知語をユーザ辞書編集部22に与えて、ユ
ーザ辞書編集部22によってユーザ辞書13の編集用の
表示画面部分PIC2(訳語の欄は空欄)を表示させる
(ステップS4)。
【0033】翻訳結果(訳文)から未知語の一括抽出
は、例えば、原言語から目的言語への翻訳結果におい
て、目的言語で構成されるべき訳文部分に原言語の文字
列が存在した場合に、原言語の文字列のみを収集するこ
とで実現できる。
【0034】ユーザは、表示部3における図2に示すよ
うな表示画面PICによって訳文などを確認し、ユーザ
辞書編集部14によるユーザ辞書13の編集用の表示画
面部分PIC2に未知語が存在した場合には、未知語に
対する訳語を適宜入力し、ユーザ登録を指示する(ステ
ップS5)。なお、未知語以外の部分で訳文の表現など
が気に入らない部分に対して、原語及び訳語を入力して
ユーザ登録を指示しても良い。
【0035】ユーザ辞書編集部22は、入力された編集
内容をユーザ辞書登録部14に送信し、ユーザ辞書登録
部14は、該当するユーザ辞書13の更新を行う(ステ
ップS6)。なお、ユーザ辞書登録部14は、ユーザ辞
書13の更新を行った後、翻訳部11にその旨を通知し
て、更新されたユーザ辞書13をも用いた再翻訳を起動
させ、ユーザ辞書13の更新内容を反映した翻訳結果を
早期に形成させるようにしても良い。
【0036】(A−3)第1の実施形態の効果 以上のように、第1の実施形態によれば、翻訳すること
ができなかった未知語を一括抽出し、ユーザ辞書編集時
に、未知語の一覧を含む編集用画面を表示させてユーザ
辞書に対する編集入力をさせるようにしたので、複数の
未知語に係る単語情報を一括して編集させてユーザ登録
させることができ、ユーザ登録時の操作性を高めること
ができる。
【0037】実際上、文書を大量に一括翻訳し、多くの
未知語が存在する場合には、従来のような訳文を閲覧し
ながら未知語を見つけてユーザ登録を行う方法では作業
性が悪いが、第1の実施形態では、ユーザの辞書登録作
業を軽減することが可能である。
【0038】(A−4)第1の実施形態の変形実施形態 上述した第1の実施形態の説明でも、種々変形した実施
形態に言及したが、さらに、以下に例示するような変形
実施形態を挙げることができる。
【0039】上記説明では、未知語を含む翻訳結果を表
示する際に、ユーザ辞書13の編集用の表示画面部分P
IC2を表示するものを示したが、表示部3で未知語の
情報を記憶しておき、翻訳結果の表示に関係しないタイ
ミングでユーザ登録が指示されたときに、未知語の情報
を含む、ユーザ辞書13の編集用の表示画面(PIC2
参照)を表示させるようにしても良い。また、翻訳依頼
前に、編集用の表示画面部分PIC2を表示させるか否
かを設定し得るようにしておき、表示と設定されている
場合にのみ、翻訳結果の表示と並行して編集用の表示画
面PIC2を表示するようにしても良い。
【0040】また、上記説明では、未知語処理部15が
翻訳処理部2に設けられていたが、未知語処理部15を
表示部3に設けるようにしても良い。例えば、翻訳処理
部2及び表示部3がネットワークを介して接続されてい
るような機械翻訳システム1において、表示部3に未知
語処理部15を設けるようにしても良い。
【0041】さらに、原語(見出し語;キー)及び訳語
(値)の単語情報を含むユーザ登録指令が、その翻訳方
向のユーザ辞書の登録だけでなく、逆方向の翻訳用のユ
ーザ辞書への登録をも指令するものであっても良い。
【0042】(B)第2の実施形態 次に、本発明による機械翻訳システムの第2の実施形態
を図面を参照しながら説明する。
【0043】(B−1)第2の実施形態の構成 図4は、第2の実施形態の機械翻訳システムの機能的構
成を示すブロック図である。第2の実施形態に係る機械
翻訳システム1Aは、例えば、1又は複数のサーバ等の
情報処理装置上に構築されているが、機能的には、図4
で示すことができる。なお、図4において、上述した第
1の実施形態に係る図1との同一、対応部分には、同
一、対応符号を付して示している。
【0044】この第2の実施形態の機械翻訳システム1
Aも、大きくは、翻訳処理部2及び表示部3に分かれて
いる。
【0045】翻訳処理部2は、翻訳部11、システム辞
書12、ユーザ辞書13A〜13N、ユーザ辞書登録部
14及び他者辞書参照部16を有する。
【0046】ここで、翻訳部11、システム辞書12、
ユーザ辞書13A〜13N、ユーザ辞書登録部14は、
第1の実施形態のものと同様である。なお、第2の実施
形態の場合、翻訳部11は、翻訳結果を後述する結果表
示部21に与えるものである。また、第2の実施形態の
場合、当該機械翻訳システム1Aを利用し得るユーザが
複数であって、複数のユーザが自己のユーザ辞書13
A、…、13Nに対する登録を行っているものとする。
なお、以下の説明では、今回の機械翻訳の依頼ユーザの
ユーザ辞書を13A、それ以外のユーザのユーザ辞書を
13B〜13Nとして行う。
【0047】第2の実施形態で新たに設けられた他者辞
書参照部16は、ユーザ辞書編集部22から見出し語
(後述するように未知語)を含む他者辞書参照要求が与
えられたときに、今回の機械翻訳の依頼ユーザ以外の全
てのユーザのユーザ辞書13B〜13Nから、その見出
し語を見出し語としている単語情報を取り出し、ユーザ
辞書編集部22に返信するものである。
【0048】一方、表示部3は、第1の実施形態と同様
に、結果表示部21及びユーザ辞書編集部22を有す
る。しかしながら、第2の実施形態の結果表示部21及
びユーザ辞書編集部22は、以下のように、第1の実施
形態の対応するものと多少機能が異なっている。
【0049】結果表示部21は、翻訳部11から翻訳結
果が与えられたときに、その翻訳結果に含まれている未
知語を認識し、未知語部分をクリック可能な状態に表示
する翻訳結果の表示画面部分PIC1A(図5参照)を
表示させるものである。また、結果表示部21は、ユー
ザ辞書編集部22に対し、編集用の表示画面部分PIC
2A(図5参照)の表示を起動するものである。
【0050】ユーザ辞書編集部22は、第1の実施形態
と同様に、編集用の表示画面部分PIC2Aの形成機能
や、ユーザ辞書登録部14に対して編集情報を与えての
登録起動に行うだけでなく、この第2の実施形態の場合
に、翻訳結果の表示画面部分PIC1Aでの未知語部分
のクリックに応じ、上述した他者辞書参照部16に他者
辞書参照要求を与え、その返信情報を受けて、訳語候補
画面部分PIC3(図5参照)の表示をも行うものであ
る。また、訳語候補画面部分PIC3でいずれかの訳語
候補がクリックされたときに、編集用の表示画面部分P
IC2Aの訳語欄にその訳語候補を表示させるものであ
る。
【0051】図5は、第2の実施形態の表示部3による
表示画面PICAの一例を示すものである。
【0052】第2の実施形態の表示画面PICAも、結
果表示部21の処理による翻訳結果の表示画面部分PI
C1Aと、ユーザ辞書編集部22の処理によるユーザ辞
書13Aの編集用の表示画面部分PIC2Aとが並設さ
れたものとなっている。
【0053】翻訳結果の表示画面部分PIC1Aは、未
知語部分にカーソルCURが位置してクリックされたと
き(又は実行キーが操作されたとき)に、ユーザ辞書編
集部22に他者辞書参照を指令できるような画面データ
になっている。
【0054】編集用の表示画面部分PIC2Aは、第1
の実施形態と同様な構成のものである。
【0055】第2の実施形態の場合、上述したように、
訳語候補画面部分PIC3が適宜表示され得る。訳語候
補画面部分PIC3も、いずれかの訳語候補にカーソル
CURが位置されている状態でクリックされたとき(又
は実行キーが操作されたとき)に、その訳語が決定され
たと捉えられる画面データとなっている。なお、図5に
示す訳語候補画面部分PIC3は、未知語「XYZ」に
対する訳語候補の一連を示している例である。
【0056】なお、編集用の表示画面部分PIC2Aに
おける未知語(原語)や空欄の訳語部分にカーソルCU
Rが位置されている状態でクリックされたとき(又は実
行キーが操作されたとき)にも、訳語候補画面部分PI
C3を表示させるようにしても良い。
【0057】また、表示画面PICAの初期画面で訳語
候補を当初から表示させるようにしても良い。なお、こ
の場合において、確定された訳語と訳語候補を色分けす
るなどの区別して表示することを要する。
【0058】(B−2)第2の実施形態の動作 次に、第2の実施形態に係る機械翻訳システム1の動作
を図6のシーケンス図を参照しながら説明する。
【0059】ユーザが文書の翻訳を指示すると、翻訳部
11は、システム辞書12とそのユーザに係るユーザ辞
書13Aを用いて翻訳を行う(ステップS11)。そし
て、翻訳部11は、少なくとも翻訳結果を結果表示部2
1に与える(ステップS12)。
【0060】結果表示部21は、翻訳結果(訳文)から
未知語を抽出し、未知語部分をクリック可能な状態にし
た翻訳結果の表示画面部分PIC1Aを形成してを表示
させると共に、抽出した未知語をユーザ辞書編集部22
に与え、ユーザ辞書編集部22によって、編集用の表示
画面部分PIC2Aを表示させる(ステップS13)。
【0061】この第2の実施形態の場合、未知語の抽出
の実行主体が第1の実施形態と異なっているが、その抽
出方法は第1の実施形態と同様で良い。すなわち、翻訳
結果から未知語の一括抽出は、例えば原言語から目的言
語への翻訳結果において、目的言語で構成されるべき訳
文に原言語の文字列が存在した場合、原言語の文字列の
みを収集することで実現できる。
【0062】ユーザ辞書編集部22は、ユーザからの未
知語特定操作により、未知語について他者辞書参照部1
6へ問い合わせ、他者辞書参照部16は他のユーザのユ
ーザ辞書13B〜13Nにその未知語に付いての単語情
報が登録済みであればユーザ辞書編集部22に返信し、
これにより、ユーザ辞書編集部22は、訳語候補を一覧
表示する(ステップS14)。
【0063】ユーザは、表示部3において訳語候補を確
認して未知語の訳語を決定して、ユーザ辞書13Aに対
する単語登録を要求する(ステップS15)。このと
き、ユーザ辞書編集部22は、入力された更新内容(登
録内容)をユーザ辞書登録部14へ送信し、ユーザ辞書
登録部14は、ユーザ辞書13Aの更新を行う(ステッ
プS16)。
【0064】(B−3)第2の実施形態の効果 以上のように、第2の実施形態によれば、ユーザ辞書編
集時に、未知語が他者のユーザ辞書に存在した場合に、
その訳語を候補として表示するようにしたので、ユーザ
の訳語入力時に、他者の入力済み辞書を独自の辞書に複
写入力することが可能であり、ユーザの辞書登録作業を
軽減することが可能となる。
【0065】特に、ユーザ登録しようとするユーザが未
知語に対する訳語の知識を持っていない場合には、上記
効果は多大なものである。
【0066】(B−4)第2の実施形態の変形実施形態 上述した第2の実施形態の説明でも、種々変形した実施
形態に言及したが、さらに、以下に例示するような変形
実施形態を挙げることができる。また、第1の実施形態
の変形実施形態として挙げたもの(第1の実施形態の説
明本文中に記載のものを含む)の中で、第2の実施形態
に適用可能なものは、第2の実施形態の変形実施形態と
もなっている。
【0067】上記説明では、ユーザの操作を待って、他
者のユーザ辞書13B〜13Nを参照するものを示した
が、翻訳処理部2に、第1の実施形態と同様な未知語処
理部15を設け、翻訳処理部2から表示部3に翻訳結果
を与える際に、未知語については他者のユーザ辞書13
B〜13Nから取り出した訳語候補をも付与して与え、
表示部3で適宜のタイミングで訳語候補を表示するよう
にしても良い。
【0068】また、上記では、翻訳結果が得られた後で
のユーザ辞書13Aの登録動作で、他者のユーザ辞書1
3B〜13Nを参照する場合を説明したが、翻訳処理と
は独立したユーザ辞書13Aの登録動作においても、他
者のユーザ辞書13B〜13Nを参照するようにしても
良い。例えば、翻訳を実行させる前などに独立して行う
ユーザ辞書13Aの登録動作で、見出し語(キー)が入
力された状態で、他者のユーザ辞書13B〜13Nを参
照させる動作モードを設け、適宜、参照処理するように
しても良い。
【0069】さらに、ユーザ辞書登録で参照する他者の
ユーザ辞書13B〜13Nは、逆方向の翻訳用のユーザ
辞書であっても良い。例えば、翻訳方向の他者のユーザ
辞書にも未知語の単語情報が登録されていない場合に
は、未知語を訳語として登録している逆方向の翻訳用の
ユーザ辞書の見出し語を訳語候補として取り出すように
しても良い。
【0070】さらにまた、登録のために参照するユーザ
辞書は、他人のものに限定されるものではない。例え
ば、専門分野やジャンルなどのカテゴリー毎にユーザ辞
書を設けることができる機械翻訳システムであれば、自
己の他のカテゴリーのユーザ辞書を参照するようにして
も良い。
【0071】また、システムオペレータがシステム辞書
を編集する際に、上記と同様に、ユーザ辞書を参照する
ようにしても良い。
【0072】(C)第3の実施形態 次に、本発明による機械翻訳システムの第3の実施形態
を図面を参照しながら説明する。
【0073】(C−1)第3の実施形態の構成 図7は、第3の実施形態の機械翻訳システムの機能的構
成を示すブロック図である。第3の実施形態に係る機械
翻訳システム1Bも、例えば、1又は複数のサーバ等の
情報処理装置上に構築されているが、機能的には、図7
で示すことができる。なお、図7において、上述した第
1の実施形態に係る図1との同一、対応部分には、同
一、対応符号を付して示している。
【0074】この第3の実施形態の機械翻訳システム1
Bも、大きくは、翻訳処理部2及び表示部3に分かれて
いる。
【0075】翻訳処理部2は、翻訳部11、システム辞
書12、ユーザ辞書13A〜13N、ユーザ辞書登録部
14、優先順位操作部17及び他者利用個所強調部18
を有する。
【0076】ここで、システム辞書12、ユーザ辞書1
3A〜13N、ユーザ辞書登録部14は、第1の実施形
態のものと同様である。
【0077】第2の実施形態の場合、当該機械翻訳シス
テム1Aを利用し得るユーザが複数であって、複数のユ
ーザが自己のユーザ辞書13A、…、13Nに対する登
録を行っているものとする。なお、以下の説明では、今
回の機械翻訳の依頼ユーザのユーザ辞書を13A、それ
以外のユーザのユーザ辞書を13B〜13Nとして行
う。
【0078】第3の実施形態の翻訳部11は、文書を翻
訳するものであることは既述した実施形態と同様である
が、利用するユーザ辞書が、翻訳依頼ユーザのユーザ辞
書13Aだけでなく、他者のユーザ辞書13B〜13N
も含まれている点が既述した実施形態と異なっている。
【0079】この第3の実施形態で新たに設けられた優
先順位操作部17は、翻訳部11がユーザ辞書を利用す
る際の優先順位を設定するものである。すなわち、今回
の翻訳依頼ユーザのユーザ辞書13Aの優先順位より、
他者のユーザ辞書13B〜13Nの優先順位を低く設定
するものである。一般的には、システム辞書12よりユ
ーザ辞書の優先順位を高くしているが、他者のユーザ辞
書13B〜13Nの優先順位はシステム辞書12よりも
低く設定する。言い換えると、システム辞書12及びユ
ーザ辞書13Aでの翻訳では未知語となる部分に対して
のみ、他者のユーザ辞書13B〜13Nが利用されるよ
うに優先順位を設定する。
【0080】翻訳処理部2に対する翻訳依頼ユーザが変
化するので、優先順位操作部17が必要となる。
【0081】第3の実施形態で新たに設けられた他者利
用個所強調部18は、翻訳部11と協働して処理を行う
ものであり、翻訳結果における他者のユーザ辞書13B
〜13Nの利用部分を強調するものであり、また、その
部分に対応する原言語の文字列も明確化させるものであ
り、そのような処理後の翻訳結果を結果表示部21に与
えるものである。なお、他者利用個所強調部18は、他
者のユーザ辞書13B〜13Nの複数が適用可能な部分
は、いずれかの訳語を翻訳結果本文に盛り込み、他の訳
語を他の候補としてそれに対応付けておく。
【0082】一方、表示部3は、第1や第2の実施形態
と同様に、結果表示部21及びユーザ辞書編集部22を
有する。しかしながら、第3の実施形態の結果表示部2
1及びユーザ辞書編集部22は、以下のように、第1や
第2の実施形態の対応するものと多少機能が異なってい
る。
【0083】結果表示部21は、翻訳部11から翻訳結
果が与えられたときに、その翻訳結果に含まれている他
者利用部分を認識し、他者利用部分をクリック可能な状
態にして含む翻訳結果の表示画面部分PIC1B(図8
参照)を表示させるものである。また、結果表示部21
は、翻訳結果に含まれている他者利用部分とそれに対応
する原言語の文字列部分とをユーザ辞書編集部22に与
えて、編集用の表示画面部分PIC2B(図8参照)の
表示を起動するものである。
【0084】ユーザ辞書編集部22は、第1や第2の実
施形態と同様に、編集用の表示画面部分PIC2Bの形
成機能や、ユーザ辞書登録部14に対して編集情報を与
えての登録起動に行うだけでなく、この第3の実施形態
の場合に、翻訳結果の表示画面部分PIC1Bでの他者
利用部分のクリックに応じ、そこでの全ての訳語候補
(他者のユーザ辞書13B〜13Nによる)を含む訳語
候補画面部分PIC3B(図8参照)の表示をも行うも
のである。また、訳語候補画面部分PIC3Bでいずれ
かの訳語候補がクリックされたときに、編集用の表示画
面部分PIC2Bの訳語欄にその訳語候補を表示させる
と共に、翻訳結果の表示画面部分PIC1Bでの訳語も
それに置き換えるものである。
【0085】図8は、第3の実施形態の表示部3による
表示画面PICBの一例を示すものである。
【0086】第3の実施形態の表示画面PICBも、結
果表示部21の処理による翻訳結果の表示画面部分PI
C1Bと、ユーザ辞書編集部22の処理によるユーザ辞
書13Aの編集用の表示画面部分PIC2Bとが並設さ
れたものとなっている。
【0087】翻訳結果の表示画面部分PIC1Bは、他
者利用部分にカーソルCURが位置してクリックされた
とき(又は実行キーが操作されたとき)に、訳語候補画
面部分PIC3Bを表示する画面データになっている。
【0088】編集用の表示画面部分PIC2Bは、第1
の実施形態と同様な構成のものである。なお、第3の実
施形態の表示初期から、未知語及び訳語欄に情報が挿入
されている。
【0089】第3の実施形態の場合、上述したように、
訳語候補画面部分PIC3Bが適宜表示され得る。訳語
候補画面部分PIC3Bも、いずれかの訳語候補にカー
ソルCURが位置されている状態でクリックされたとき
(又は実行キーが操作されたとき)に、その訳語が決定
されたと捉えられる画面データとなっている。なお、図
8に示す訳語候補画面部分PIC3Bは、原言語の文字
列「XYZ」に対する他者利用の訳語候補「つてと」が
クリックされ、他の訳語候補「ふへと」、「むめも」、
「やゆよ」、「わをん」が一連で表示された例である。
【0090】なお、編集用の表示画面部分PIC2Bに
おける未知語(原語)や訳語部分にカーソルCURが位
置されている状態でクリックされたとき(又は実行キー
が操作されたとき)にも、訳語候補画面部分PIC3B
を表示させるようにしても良い。
【0091】(C−2)第3の実施形態の動作 次に、第3の実施形態に係る機械翻訳システム1Bの動
作を図9のシーケンス図を参照しながら説明する。
【0092】ユーザが文書の翻訳を指示すると、翻訳部
11は、ユーザ辞書13A〜13Nとシステム辞書12
とを用いて翻訳を行う(ステップS21)。その際、翻
訳部11は、他者のユーザ辞書13B〜13Nを翻訳依
頼ユーザのユーザ辞書13A及びシステム辞書12の優
先順位よりも低く設定して利用する(ステップS2
2)。翻訳結果は、他者利用個所強調部18によって、
表示時にその旨がわかるように文字列の書式が整えられ
た後(ステップS23)、表示部3に与えられる(ステ
ップS24)。
【0093】文字列の書式は、例えば表示色を変化させ
る、下線を付加する等の方法で実現できる。強調表示
は、翻訳部11の出力時は任意のタグによるマークのみ
とし、結果表示部21において、他者利用個所強調部1
8を呼び出して、書式を変更する方法でも構わない。
【0094】結果表示部21は、他者利用個所(訳語)
とそれに対応する原語(ユーザ辞書13Aから見れば未
知語)を、ユーザ辞書編集部22に与え、編集用の表示
画面部分PIC2Bを表示させる(ステップS25)。
このとき、他者辞書からの訳語は候補(確定訳語ではな
い)としてあげておく。
【0095】ユーザは、表示部3において訳文などを確
認し、編集用の表示画面部分PIC2Bに未知語が存在
した場合、既に挙がっている訳語の候補が正しければそ
のまま、間違いあるいは何も候補が無い場合は訳語を入
力し、編集を終了する(ステップS26)。このとき、
ユーザ辞書編集部22は、入力された更新内容(登録内
容)をユーザ辞書登録部14へ送信し、ユーザ辞書登録
部14は、ユーザ辞書13Aの更新を行う(ステップS
27)。
【0096】(C−3)第3の実施形態の効果 以上のように、第3の実施形態によれば、翻訳時に、翻
訳依頼ユーザのユーザ辞書での未知語があっても、他者
のユーザ辞書を参照して翻訳するようにしたので、未知
語を含まない翻訳結果を得る確率を非常に高くすること
ができる。
【0097】また、第3の実施形態によれば、翻訳結果
における他者のユーザ辞書の利用個所を区別して表示
し、必要に応じ、自己のユーザ辞書に修正登録できるよ
うにしたので、ユーザの辞書登録作業を軽減することが
可能となる。
【0098】(C−4)第3の実施形態の変形実施形態 上述した第3の実施形態の説明でも、種々変形した実施
形態に言及したが、さらに、以下に例示するような変形
実施形態を挙げることができる。また、第1や第2の実
施形態の変形実施形態として挙げたものの中で、第3の
実施形態に適用可能なものは、第3の実施形態の変形実
施形態ともなっている。
【0099】上記説明では、自動的に他者のユーザ辞書
13B〜13Nを翻訳に利用するものを示したが、翻訳
依頼時にユーザが設定したときのみ、他者のユーザ辞書
13B〜13Nを翻訳に利用するようにしても良い。
【0100】また、辞書が階層構造をとっている場合に
おいて、適用する階層の辞書では未知語となる場合に下
位階層などの他の辞書を利用するようにしても良い。
【0101】(D)他の実施形態 各実施形態は、大量の文書や複数のぺージから構成され
る文書を一括翻訳するシステムに適用することができ
る。この場合において、未知語に対するユーザ登録の編
集画面において、文書やページなどを区別して表示させ
るようにしても良い。例えば、翻訳結果として表示され
ているページについての未知語情報(登録用情報)だけ
を表示させ、翻訳結果の表示ページが切り換えられる
と、表示する未知語情報をも切り換えるようにしても良
い。
【0102】第2及び第3の実施形態は、複数のユーザ
によるユーザ辞書の個別利用が可能なシステムや、共同
作業による翻訳を行うシステムに利用することができ
る。なお、第1〜第3の実施形態ともに、表示部3をク
ライアント、翻訳処理部2をサーバに配置する形態をと
ることも可能である。また、第2及び第3の実施形態を
インターネット上で構築すれば、より多くのユーザ間で
辞書入力を補完しあうことが可能である。
【0103】なお、この明細書での未知語は、辞書に用
意されていない単語だけをいうのではなく、辞書には用
意されているが、品詞などから見て構文上矛盾してお
り、翻訳結果を曖昧にするような単語をも含むものとす
る。
【0104】また、必ずしも抽出された未知語の全てを
同時に同一の画面(例えば、図2に示したような画面部
分PIC2)に表示させる必要はない。例えば、抽出さ
れた未知語をまず1つだけ編集用の表示画面に表示し、
その語に対するユーザの操作(意味の登録など)が終え
た場合に、次の未知語を表示させるような、逐次的な表
示を行うものであっても良い。
【0105】
【発明の効果】以上のように、本発明によれば、ユーザ
辞書登録の操作性が良好な機械翻訳システムを提供でき
る。また、他の本発明によれば、未知語があってもそれ
なりの翻訳結果が得られる機械翻訳システムを提供でき
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1の実施形態に係る機械翻訳システムの機能
的構成を示すブロック図である。
【図2】第1の実施形態の表示部による表示画面例を示
す説明図である。
【図3】第1の実施形態に係る機械翻訳システムの動作
を示すシーケンス図である。
【図4】第2の実施形態に係る機械翻訳システムの機能
的構成を示すブロック図である。
【図5】第2の実施形態の表示部による表示画面例を示
す説明図である。
【図6】第2の実施形態に係る機械翻訳システムの動作
を示すシーケンス図である。
【図7】第3の実施形態に係る機械翻訳システムの機能
的構成を示すブロック図である。
【図8】第3の実施形態の表示部による表示画面例を示
す説明図である。
【図9】第3の実施形態に係る機械翻訳システムの動作
を示すシーケンス図である。
【符号の説明】
1、1A、1B…機械翻訳システム、2…翻訳処理部、
3…表示部、11…翻訳部、12…システム辞書、1
3、13A〜13N…ユーザ辞書、14…ユーザ辞書登
録部、15…未知語処理部、16…他者辞書参照部、1
7…優先順位操作部、18…他者利用個所強調部、21
…結果表示部、22…ユーザ辞書編集部。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 川北 泰広 東京都港区虎ノ門1丁目7番12号 沖電気 工業株式会社内 (72)発明者 中川 聰 東京都港区虎ノ門1丁目7番12号 沖電気 工業株式会社内 (72)発明者 松永 聡彦 東京都港区虎ノ門1丁目7番12号 沖電気 工業株式会社内 Fターム(参考) 5B091 BA02 CB24 CC02 CC16 DA12 DA13

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ユーザ辞書を有する機械翻訳システムに
    おいて、 翻訳処理で翻訳できなかった未知語を抽出する未知語抽
    出手段と、 抽出された未知語を表示させて、上記ユーザ辞書の編集
    情報を取り込むユーザ辞書編集手段と を有することを特徴とする機械翻訳システム。
  2. 【請求項2】 複数の辞書を有する機械翻訳システムに
    おいて、 単語情報をユーザ登録しようとするユーザ辞書以外の他
    の辞書の登録情報を取り込む他辞書参照手段と、 上記他の辞書の登録情報を表示させて、上記ユーザ辞書
    の編集情報を取り込むユーザ辞書編集手段とを有するこ
    とを特徴とする機械翻訳システム。
  3. 【請求項3】 複数の辞書を備え、翻訳時にはそのうち
    の一部の辞書を選択して適用することが前提となってい
    る機械翻訳システムにおいて、 上記選択された辞書では未知語となる単語に対し、選択
    されていない他の辞書を適用して翻訳する翻訳処理手段
    と、 翻訳結果における、上記他の辞書の適用部分を他の部分
    と異なる態様で出力する他辞書利用部分区別化手段とを
    有することを特徴とする機械翻訳システム。
  4. 【請求項4】 ユーザ辞書を有する機械翻訳システムに
    おいて、 原言語文を目的言語文に翻訳する翻訳処理手段と、 翻訳結果が得られたときに、翻訳結果の画面と共に、上
    記ユーザ辞書の編集用画面を表示する表示手段とを有す
    ることを特徴とする機械翻訳システム。
  5. 【請求項5】 上記表示手段は、翻訳結果に翻訳できな
    かった未知語が含まれている場合に、上記ユーザ辞書の
    編集用画面にその未知語の情報を含めて表示することを
    特徴とする請求項4に記載の機械翻訳システム。
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