JP2002091790A - コンピュータ装置の検査方法 - Google Patents

コンピュータ装置の検査方法

Info

Publication number
JP2002091790A
JP2002091790A JP2000280256A JP2000280256A JP2002091790A JP 2002091790 A JP2002091790 A JP 2002091790A JP 2000280256 A JP2000280256 A JP 2000280256A JP 2000280256 A JP2000280256 A JP 2000280256A JP 2002091790 A JP2002091790 A JP 2002091790A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
partition
inspection
hard disk
production
shipping
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2000280256A
Other languages
English (en)
Inventor
Katsuya Nagai
克弥 永井
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sharp Corp
Original Assignee
Sharp Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Sharp Corp filed Critical Sharp Corp
Priority to JP2000280256A priority Critical patent/JP2002091790A/ja
Publication of JP2002091790A publication Critical patent/JP2002091790A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Test And Diagnosis Of Digital Computers (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 作業時間を削減して、生産コストの低減と生
産効率の向上を実現できるコンピュータ装置の検査方法
を提供する。 【解決手段】 検査を実施する前の前設定において、第
1パーティション46に出荷用ファイル構成を格納する
と共に、第2パーティション47に検査用ファイル構成
を格納し、さらに、第1パーティション46よりも先に
第2パーティション47が起動するように設定する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、記憶装置を備えた
例えばワーク・ステーション、パーソナル・コンピュー
タ、およびワード・プロセッサ等のコンピュータ機器全
般に対して生産時に行われるコンピュータ装置の検査方
法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、コンピュータ装置の検査方法とし
ては、出荷すべきハードディスクとは別のハードディス
クを用いて検査を行う方法がある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上記コンピ
ュータ装置の検査方法では、検査用のハードディスクを
用いて検査を行った後、そのハードディスクを取り外
し、出荷用のハードディスクに載せ換える、いわゆる換
装する必要がある。すなわち、生産における検査時と出
荷時とでハードディスクを別の個体に換装しなければな
らない。しかし、上記ハードディスクの取り付け位置に
よっては換装そのものが困難であったり、換装するのに
長時間を要することが多い。また、被検査対象としての
ハードディスクが交換されることからハードディスク関
連の検査が再度必要になる。その結果、作業時間が長く
なり、生産コストが増大すると共に、作業上の効率が悪
くなるという問題がある。
【0004】また、出荷すべきハードディスクを用いて
生産時の検査を行った場合、その出荷すべきハードディ
スクに検査用ファイル構成を組み込むため、検査後にお
いて、CD−ROM(Compact Disc - Read Only Memor
y)等の大容量メディアに記録された内容でハードディス
クのリカバリを行うか、または、LAN等の回線を通じ
てハードディスクのリカバリを行う必要がある。
【0005】しかし、上記ハードディスクのリカバリを
CD−ROM等で行うと、リカバリするファイル構成に
も依存するが、従来の技術ではリカバリに必要な時間が
長時間に及ぶ。一例では、CD−ROMを使用した場合
にはCD−ROMメディア1枚あたり15分程の時間が
必要になり、CD−ROMが2枚以上になった場合には
それを取り換えるのにも作業時間が必要になる。その結
果、作業時間が長くなり、生産コストが増大すると共
に、作業効率が悪くなってしまう。
【0006】また、上記ハードディスクのリカバリをL
AN等の回線で行っても、実効転送速度が数MB/秒と
リカバリすべき全体の情報量から見ると高速とは言えな
い。また、Ethernet(登録商標)等を使用する
場合には、リカバリ作業を同時に行う装置が多くなるほ
ど、通信帯域を各装置が分け合うことから転送速度は低
下する。したがって、リカバリ作業に長時間を要して、
生産コストが増大し、作業効率が低下してしまう。
【0007】また、出荷すべきハードディスクを用いて
生産時の検査を行った後、検査用ファイルの領域を出荷
時に未使用領域にすることも考えられるが、ハードディ
スクの使用可能領域が全体として減少し、顧客の利便性
を損ねることになる。
【0008】そこで、本発明の目的は、作業時間を削減
して、生産コストの低減と生産効率の向上を実現できる
コンピュータ装置の検査方法を提供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本発明のコンピュータ装置の検査方法は、少なくと
も第1,第2パーティションを有する記憶装置を備えた
コンピュータ装置を前設定して、検査を行うコンピュー
タ装置の検査方法であって、上記前設定は、上記第1パ
ーティションに出荷用ファイル構成を格納すると共に、
上記第2パーティションに検査用ファイル構成を格納す
るステップと、上記第1パーティションよりも先に上記
第2パーティションが起動するように設定するステップ
とを含むことを特徴としている。
【0010】上記構成の発明のコンピュータ装置の検査
方法によれば、上記前設定を行った後、第1パーティシ
ョンよりも先に起動するように設定された第2パーティ
ション内の検査用ファイル構成を用いて検査を行う。そ
して、上記第2パーティションよりも先に第1パーティ
ションが起動するように設定することにより、出荷用フ
ァイル構成が高速に復元される。したがって、作業時間
が短縮され、生産コストを低減できると共に、生産効率
を向上させることができる。
【0011】また、上記第2パーティション内の検査用
ファイル構成で検査するから、第1パーティション内の
出荷用ファイル構成に悪影響を及ぼすことなく検査を行
うことができる。
【0012】また、一実施形態の発明のコンピュータ装
置の検査方法は、上記第1パーティションを読み書きで
きないように設定した状態で検査を行うことにより、上
記第1パーティションを保護することを特徴としてい
る。
【0013】上記一実施形態の発明のコンピュータ装置
の検査方法によれば、上記第1パーティションを読み書
きできないように設定した状態で検査が行われるから、
何らかの操作ミスで第1パーティションの出荷用ファイ
ル構成が損傷することもなく、出荷用ファイル構成を確
実に保護することができる。すなわち、検査時に出荷用
ファイル構成が破壊されるのを確実に阻止できる。
【0014】また、一実施形態の発明のコンピュータ装
置の検査方法は、1個のパーティションを有する記憶装
置を備えたコンピュータ装置を前設定して、検査を行う
コンピュータ装置の検査方法であって、上記前設定は、
上記パーティション内に出荷用パーティションと検査用
パーティションとを作成するステップと、上記出荷用パ
ーティションに出荷用ファイル構成を格納すると共に、
上記検査用パーティションに検査用ファイル構成を格納
するステップと、上記出荷用パーティションよりも先に
上記検査用パーティションが起動するように設定するス
テップとを含むことを特徴とすることを特徴としてい
る。
【0015】上記一実施形態の発明のコンピュータ装置
の検査方法によれば、上記前設定を行った後、出荷用パ
ーティションよりも先に起動する検査用パーティション
内の検査用ファイル構成を用いて検査を行う。そして、
上記出荷用パーティションと検査用パーティションとを
1つのパーティションに戻すことにより、出荷用ファイ
ル構成が高速に復元される。したがって、作業時間が短
縮され、生産コストを低減できると共に、生産効率を向
上させることができる。
【0016】また、1つのパーティションしか存在しな
い記憶装置でも、出荷用ファイル構成を高速に復元でき
るから、パーティションの切り方に依存しない汎用性が
あり、利用分野を広げることができる。
【0017】また、上記検査用パーティション内の検査
用ファイル構成で検査するから、出荷用パーティション
内の出荷用ファイル構成に悪影響を及ぼすことなく検査
を行うことができる。
【0018】一実施形態の発明のコンピュータ装置の検
査方法によれば、上記出荷用パーティションを読み書き
できないように設定した状態で検査を行うことにより、
上記出荷用パーティションを保護することを特徴として
いる。
【0019】上記一実施形態の発明のコンピュータ装置
の検査方法によれば、上記出荷用パーティションを読み
書きできないように設定した状態で検査が行われるか
ら、何らかの操作ミスで出荷用パーティション内の出荷
用ファイル構成が損傷することもなく、出荷用ファイル
構成を確実に保護することができる。すなわち、検査時
に出荷用ファイル構成が破壊されるのを確実に阻止でき
る。
【0020】
【発明の実施の形態】以下、本発明のコンピュータ装置
の検査方法を図示の実施の形態により詳細に説明する。
【0021】(第1実施形態)図1に、コンピュータ・シ
ステムのブロック図を示す。
【0022】上記コンピュータ・システムは、図1に示
すように、出荷用ファイル構成および検査用ファイル構
成が格納されるハードディスク5を備えている。また、
上記ハードディスク5に収められたプログラムやデータ
はRAM(Random Access Memory)3で展開され、この展
開されたプログラムやデータをCPU(中央処理演算装
置:Central Processing Unit)1が解釈して実行する。
システム・コントローラ2は、RAM3,ハードディスク
・コントローラ4,フロッピー(登録商標)ディスク・コ
ントローラ6,表示コントローラ8,入力コントローラ1
0およびROM(Read Only Memory)12からCPU1へ
のデータの流れを調整している。また、上記ハードディ
スクコントローラ4はハードディスク5の動作を制御
し、フロッピーディスク・コントローラ6はフロッピー
ディスク7の動作を制御している。このフロッピーディ
スク7は、パーティション・テーブルのバックアップの
保存や、パーティション・テーブルの復元に使用され
る。また、上記表示コントローラ8は、操作者に情報を
表示する出力装置である表示装置9を制御する。上記操
作者の操作は、入力コントローラ10で制御された入力
装置(キーボード等)11を用いて行われる。なお、上記
ROM12には、基本入出力ルーチンおよび起動に必要
なプログラムが格納されている。
【0023】図2に、ハードディスクコピー装置,生産
用マスタ・ハードディスクおよび生産用ハードディスク
のブロック図を示す。
【0024】図2に示すように、上記ハードディスクコ
ピー装置20を用いて、原本となる生産用マスター・ハ
ードディスク31の内容を、記憶装置としての生産用ハ
ードディスク41,41,…に複写している。なお、上記
ハードディスクコピー装置20でコピーする生産用ハー
ドディスク41,41,…の数は任意に設定することがで
きる。
【0025】上記生産用マスター・ハードディスク31
は、図3(a)に示すような出荷用マスター・ハードディ
スク21を用いて作成される。この出荷用マスター・ハ
ードディスク21は、基本パーティション・テーブル2
4と、拡張パーティションテーブル25と、出荷用ファ
イル構成が入っている第1パーティション26と、デー
タ領域として使用される空の第2パーティション27と
を備えている。
【0026】また、上記生産用マスター・ハードディス
ク31は、図3(b)に示すように、基本パーティション
・テーブル34と、基本パーティション・テーブルへの
操作により一時的に未使用となった領域35と、出荷用
ファイル構成の入った第1パーティション36と、検査
用ファイル構成が入っている第2パーティション37と
を備えている。
【0027】また、出荷時の生産用ハードディスク41
は、図3(c)に示すように、基本パーティション・テー
ブル44と、拡張パーティション・テーブル45と、出
荷用ファイル構成が格納されている第1パーティション
46と、出荷用のデータ領域として使用するために消去
された第2パーティション47とを備えている。
【0028】表1に、例としてパーソナル・コンピュー
タで使用されるパーティション・テーブルの形式を示
す。この表1は、ハードディスクの基本パーティション
・テーブル内の構造であり、ハードディスク全体から見
た先頭のセクタに格納されている。
【0029】
【表1】 パーティションテーブルの構造
【0030】表2に、表1に含まれるパーティション情
報の構造を示す。
【0031】
【表2】 パーティション情報の構造
【0032】表3に、表2の+04hで指定される代表
的なパーティションの種類を示す。
【0033】
【表3】 パーティションの種類
【0034】表4に、DOS/Windows(登録商
標)の各パーティションの先頭セクタにあるディスク・
パラメータ・ブロックの構造を示す。
【0035】
【表4】 DOS/Windowsの各パーティションの先頭セ
クタにあるディスク・パラメータ・ブロックの構造
【0036】以下、本実施形態のコンピュータ装置の検
査方法を図4のフローチャートを用いて説明する。
【0037】まず、図4に示すように、処理をスタート
させ、ステップS1で出荷用ファイル構成を持った出荷
用マスター・ハードディスク21(図3(a)参照)を作成
する。
【0038】具体的には、図1に示すコンピュータ・シ
ステムにおいて、ハードディスク5に所定のファイル構
成を入れることによって、出荷用マスター・ハードディ
スク21を作成する。そして、上記出荷用マスター・ハ
ードディスク21において、基本パーティション・テー
ブル24および拡張パーティション・テーブル25の領
域と、第1パーティション26および第2パーティショ
ン27の先頭セクタとを、第2パーティション27内に
バックアップする。このバックアップは、生産用ハード
ディスク41の復元に使用することができる。これは、
上記第1,第2パーティション26,27の先頭セクタに
は表4に示すようにパーティション内の論理ディスクの
情報が格納されているからである。
【0039】次に、ステップS2で、バックアップ処理
が施された出荷用マスター・ハードディスク21に検査
用ファイル構成を追加して、生産用マスター・ハードデ
ィスク31(図3(b)参照)を作成する。
【0040】具体的には、図1に示すコンピュータ・シ
ステムにおいて、出荷用マスター・ハードディスク21
の状態から生産用マスター・ハードディスク31の状態
に移行するために、パーティション・テーブルを操作す
る。
【0041】上記パーティション・テーブルの操作は次
の(1),(2)に従って順次行われる。
【0042】(1) バックアップ処理後の出荷用マスタ
ー・ハードディスク21において、第1パーティション
26と第2パーティション27とのエントリの順序を換
える。すなわち、上記第1パーティション26よりも先
に第2パーティション27が起動するように設定する。
このとき、上記エントリの内容そのものは変更しない。
なお、例えばMS−DOS/Windows形式のパー
ティション構造で、第2パーティション27が拡張パー
ティション内の論理ドライブになっている場合には、第
2パーティション27のセクタの範囲を再計算し、第2
パーティション27を起動可能なように基本パーティシ
ョンにする。
【0043】(2) そして、上記第1パーティション2
6のエントリにおけるアクティブ・フラグをオンからオ
フに切り換え、第2パーティション27のエントリにお
けるアクティブ・フラグをオンにする。
【0044】このように、パーティション・テーブルの
操作が完了したら、コンピュータ・システムをリセット
する。その後、上記第2パーティション27において、
基本パーティション・テーブル24および拡張パーティ
ション・テーブル25の領域と、第1パーティション2
6および第2パーティション27の先頭セクタとの情報
を保存した状態のまま、例えばフロッピーディスク等を
用いて検査用ファイル構成を第2パーティション27に
格納すると、生産用マスター・ハードディスク31が完
成する。その検査用ファイル構成は、表示、サウンド、
通信等のコンピュータ・システムの各機能を検査する機
能を有している。
【0045】次に、ステップS3で、生産用マスター・
ハードディスク31と同じ状態の生産用ハードディスク
41をハードディスクコピー装置20にて作成する。
【0046】より詳しくは、上記コンピュータ・システ
ムから生産用マスター・ハードディスク31を取り外
し、ハードディスクコピー装置20を用いて、生産用マ
スター・ハードディスク31の内容を、生産に必要とす
る数の空状態の生産用ハードディスク41,41,…にコ
ピーする。なお、上記生産用ハードディスク41,41,
…は生産に必要な単体部品である。
【0047】次に、ステップS4で、生産用マスター・
ハードディスク31と同じ状態の生産用ハードディスク
41を、図1に示すコンピュータ・システムと同じ構成
であるがハードディスクが組み込まれていない状態の量
産機としてのコンピュータ装置に組み込む。
【0048】次に、ステップS5で、検査用ファイル構
成を用いてコンピュータ装置の検査を実施する。
【0049】より詳しくは、量産機としてのコンピュー
タ装置において、生産用マスター・ハードディスク31
と同じ状態の生産用ハードディスク41を用いて、第2
パーティション37から起動を行い、表示、サウンド、
通信等の各機能の検査を実施する。このとき、MS−D
OS/Windowsの場合には、第2パーティション
37がCドライブ、第1パーティション36がDドライ
ブになり、CドライブとDドライブが入れ替わった状態
になっている。
【0050】次に、ステップS6で、量産機としてのコ
ンピュータ装置において、生産用マスター・ハードディ
スク31と同じ状態の生産用ハードディスク41に操作
を加えて、復帰処理を行う。
【0051】より詳しくは、ステップS1において出荷
用マスター・ハードディスク21の第2パーティション
27中にバックアップされた内容、つまり、基本パーテ
ィション・テーブル24および拡張パーティション・テ
ーブル25の領域と、第1パーティション26および第
2パーティション27の先頭セクタとの情報は、ステッ
プS2〜S5を経ることによって生産用ハードディスク
41の第2パーティション47に保存されているので、
その保存されているバックアップ情報を使用する。ま
た、上記生産用マスター・ハードディスク31と同じ状
態の生産用ハードディスク41において、上記バックア
ップ情報を、基本パーティション・テーブル44および
拡張パーティション・テーブル45の領域と、第1パー
ティション46および第2パーティション47の先頭セ
クタとに書き戻してシステムをリセットすると、出荷用
ファイル構成が高速に復元され、出荷時の生産用ハード
ディスク41になる。更に、出荷のために第2パーティ
ション47は初期化する。
【0052】最後に、ステップS7で、量産機としての
コンピュータ装置を梱包して出荷して、処理を終了す
る。
【0053】このように、スッテプS1〜ステップS4
で前設定を行った後、ステップS5で実質的な検査を行
っている。そして、ステップS5〜S7で使用されるハ
ードディスクは1つである。つまり、量産機のコンピュ
ータ装置において、検査時と出荷時とでハードディスク
を別の個体に換装しなくてもよい。
【0054】また、上記バックアップ情報を、基本パー
ティション・テーブル44および拡張パーティション・
テーブル45の領域と、第1パーティション46および
第2パーティション47の先頭セクタとに書き戻してシ
ステムをリセットすることにより、出荷用ファイル構成
が高速に復元される。したがって、作業時間が短縮さ
れ、生産コストを低減できると共に、生産効率を向上さ
せることができる。
【0055】また、上記第2パーティション47内の検
査用ファイル構成で検査するから、第1パーティション
46内の出荷用ファイル構成に悪影響を及ぼすことなく
検査を行うことができる。
【0056】上記第1実施形態では、第1,第2パーテ
ィション46,47を有する生産用ハードディスク41
で検査を行ったが、3つ以上のパーティションを有する
生産用ハードディスクで検査を行ってもよい。
【0057】また、上記第1実施形態では、ステップS
1において、基本パーティション・テーブル24および
拡張パーティション・テーブル25の領域と、第1パー
ティション26および第2パーティション27の先頭セ
クタとを、第2パーティション27内にバックアップし
たが、例えば、外部のフロッピー・ディスク等にバック
アップしてもよい。この場合、バックアップ情報が書き
込まれたフロッピー・ディスクを、図1に示すコンピュ
ータ・システムで作業者の人数分の作業用フロッピー・
ディスクにコピーして、その作業用フロッピー・ディス
クを使用する。
【0058】(第2実施形態)本実施形態では、上記第1
実施形態に加えてパーティションを入れ換える処理を実
施した後に、出荷用ファイル構成の入ったパーティショ
ンのIDを、検査用ファイル構成のプログラムからは認
識できないように書きかえる。
【0059】図5(a)に、出荷用マスター・ハードディ
スクの構成を説明するための図を示している。図5(a)
に示すように、この出荷用マスター・ハードディスク5
1は、基本パーティション・テーブル54と、拡張パー
ティション・テーブル55と、出荷用ファイル構成の入
った第1パーティション56と、データ領域として空の
第2パーティション57とを備えている。
【0060】図5(b)に、生産用マスター・ハードディ
スクの構成を説明するための図を示している。図5(b)
に示すように、この生産用マスター・ハードディスク6
1は、基本パーティション・テーブル64と、基本パー
ティション・テーブルへの操作により一時的に未使用と
なった領域65と、出荷用ファイル構成の入った第1パ
ーティション66と、検査用ファイル構成の入った第2
パーティション67とを備えている。
【0061】図5(c)に、記憶装置としての検査時の生
産用ハードディスクの構成を説明するための図を示して
いる。図5(c)に示すように、検査時の生産用ハードデ
ィスク71は、基本パーティション・テーブル74と、
基本パーティション・テーブルへの操作により一時的に
未使用となった領域75と、一次的に隠された出荷用フ
ァイル構成の入った第1パーティション76と、検査用
ファイル構成の入った第2パーティション77とを備え
ている。
【0062】図5(d)に、出荷時の生産用ハードディス
クの構成を説明するための図を示している。図5(d)に
示すように、出荷時の生産用ハードディスク81は、基
本パーティション・テーブル84と、拡張パーティショ
ン・テーブル85と、復活した出荷用ファイル構成の入
った第1パーティション86と、出荷用のデータ領域と
して使用するために消去された第2パーティション87
とを備えている。
【0063】以下、本実施形態のコンピュータ装置の検
査方法を、第1実施形態で用いた図4のフローチャート
を用いて説明する。
【0064】まず、図4に示すように、処理をスタート
させ、ステップS1で出荷用ファイル構成を持った出荷
用マスター・ハードディスク51(図5(a)参照)を作成
する。
【0065】具体的には、図1に示すコンピュータ・シ
ステムにおいて、ハードディスク5に所定のファイル構
成を入れることによって、出荷用マスター・ハードディ
スク51を作成する。そして、上記出荷用マスター・ハ
ードディスク51において、基本パーティション・テー
ブル54および拡張パーティション・テーブル55の領
域と、第1パーティション56および第2パーティショ
ン57の先頭セクタとを、第2パーティション57内に
バックアップする。このバックアップは、生産用ハード
ディスク81の復元に使用することができる。これは、
上記第1,第2パーティション56,57の先頭セクタに
は表4に示すようにパーティション内の論理ディスクの
情報が格納されているからである。
【0066】次に、ステップS2で、バックアップ処理
が施された出荷用マスター・ハードディスク51に検査
用ファイル構成を追加して、生産用マスター・ハードデ
ィスク61(図5(b)参照)を作成する。
【0067】具体的には、図1に示すコンピュータ・シ
ステムにおいて、出荷用マスター・ハードディスク51
の状態から生産用マスター・ハードディスク61の状態
に移行するために、パーティション・テーブルを操作す
る。
【0068】上記パーティション・テーブルの操作は次
の( I ),( II )に従って順次行われる。
【0069】( I ) バックアップ処理後の出荷用マス
ター・ハードディスク51において、第1パーティショ
ン56と第2パーティション57とのエントリの順序を
換える。すなわち、上記第1パーティション56よりも
先に第2パーティション57が起動するように設定す
る。このとき、上記エントリの内容そのものは変更しな
い。なお、例えばMS−DOS/Windows形式の
パーティション構造で、第2パーティション57が拡張
パーティション内の論理ドライブになっている場合に
は、第2パーティション57のセクタの範囲を再計算
し、第2パーティション57を起動可能なように基本パ
ーティションにする。
【0070】( II ) そして、上記第1パーティション
56のエントリにおけるアクティブ・フラグをオンから
オフに切り換え、第2パーティション57のエントリに
おけるアクティブ・フラグをオンにする。
【0071】このように、パーティション・テーブルの
操作が完了したら、コンピュータ・システムをリセット
する。その後、上記第2パーティション57において、
基本パーティション・テーブル54および拡張パーティ
ション・テーブル55の領域と、第1パーティション5
6および第2パーティション57の先頭セクタとの情報
を保存した状態のまま、例えばフロッピーディスク等を
用いて検査用ファイル構成を第2パーティション57に
格納すると、生産用マスター・ハードディスク61が完
成する。その検査用ファイル構成は、表示、サウンド、
通信等のコンピュータ・システムの各機能を検査する機
能を有している。
【0072】次に、ステップS3で、生産用マスター・
ハードディスク61と同じ状態の生産用ハードディスク
81をハードディスクコピー装置20にて作成する。
【0073】より詳しくは、上記コンピュータ・システ
ムから生産用マスター・ハードディスク61を取り外
し、ハードディスクコピー装置20を用いて、生産用マ
スター・ハードディスク61の内容を、生産に必要とす
る数の空状態の生産用ハードディスク81,81,…にコ
ピーする。なお、上記生産用ハードディスク81,81,
…は生産に必要な単体部品である。
【0074】また、上記生産用マスター・ハードディス
ク61の状態は、MS−DOS/Windowsの場合
には第2パーティション67がCドライブ、第1パーテ
ィション66がDドライブとなっておりCドライブとD
ドライブが入れ替わった状態になっているから、ハード
ディスクコピー装置を使う場合には、どちらも既知のパ
ーティションの種類であるのでコピー装置によっては高
速にコピーできるメリットがある。
【0075】次に、ステップS4で、生産用マスター・
ハードディスク61と同じ状態の生産用ハードディスク
81を、図1に示すコンピュータ・システムと同じ構成
であるがハードディスクが組み込まれていない状態の量
産機としてのコンピュータ装置に組み込む。
【0076】次に、ステップS5で、量産機としてのコ
ンピュータ装置において、生産用マスター・ハードディ
スク61の状態から、検査時の生産用ハードディスク7
1の状態に移行するために、パーティション・テーブル
内の第1パーティション74のパーティションの種類を
他のプログラムから認識できない値に書き換える。つま
り、上記出荷用ファイル構成の入った第1パーティショ
ン74のIDを、検査用ファイル構成のプログラムから
は認識できないように書き換える。そして、量産機とし
てのコンピュータ装置において、第2パーティション7
7から起動を行い、表示、サウンド、通信等の各機能の
検査を実施する。
【0077】次に、ステップS6で、量産機としてのコ
ンピュータ装置において、検査時の生産用ハードディス
ク71に操作を加えて、復帰処理を行う。
【0078】より詳しくは、ステップS1において出荷
用マスター・ハードディスク51の第2パーティション
57中にバックアップされた内容、つまり基本パーティ
ション・テーブル54および拡張パーティション・テー
ブル55の領域と、第1パーティション56および第2
パーティション57の先頭セクタとの情報は、ステップ
S2〜S5を経ることによって検査時の生産用ハードデ
ィスク71の第2パーティション77に保存されている
ので、その保存されているバックアップ情報を使用す
る。また、検査時の生産用ハードディスク71におい
て、上記バックアップ情報を、基本パーティション・テ
ーブル74および拡張パーティション・テーブル75の
領域と、第1パーティション76および第2パーティシ
ョン77の先頭セクタとに書き戻してシステムをリセッ
トすると、出荷用ファイル構成が高速に復元され、出荷
時の生産用ハードディスク81になる。更に、出荷のた
めに第2パーティション87を初期化する。
【0079】最後に、ステップS7で、量産機としての
コンピュータ装置を梱包して出荷して、処理を終了す
る。
【0080】このように、上記バックアップ情報を、基
本パーティション・テーブル74および拡張パーティシ
ョン・テーブル75の領域と、第1パーティション76
および第2パーティション77の先頭セクタとに書き戻
してシステムをリセットすることにより、出荷用ファイ
ル構成が高速に復元される。したがって、作業時間が短
縮され、生産コストを低減できると共に、生産効率を向
上させることができる。
【0081】また、上記第2パーティション77内の検
査用ファイル構成で検査するから、第1パーティション
76内の出荷用ファイル構成に悪影響を及ぼすことなく
検査を行うことができる。
【0082】また、上記出荷用ファイル構成の入った第
1パーティション74のIDを、検査用ファイル構成の
プログラムからは認識できないように書きかえているの
で、検査時に出荷用ファイル構成が破壊されるのを確実
に阻止できる。
【0083】また、上記検査時に出荷用ファイル構成が
保護されているから、作業ミスが防止され、工程直行率
の向上ができて、生産性を向上させることができる。
【0084】上記第2実施形態では、第1,第2パーテ
ィション86,87を有する生産用ハードディスク81
で検査を行ったが、3つ以上のパーティションを有する
生産用ハードディスクで検査を行ってもよい。
【0085】また、上記第2実施形態では、ステップS
1において、基本パーティション・テーブル54および
拡張パーティション・テーブル55の領域と、第1パー
ティション56および第2パーティション57の先頭セ
クタとを、第2パーティション57内にバックアップし
たが、例えば、外部のフロッピー・ディスク等にバック
アップしてもよい。この場合、バックアップ情報が書き
込まれたフロッピー・ディスクを、図1に示すコンピュ
ータ・システムで作業者の人数分の作業用フロッピー・
ディスクにコピーして、その作業用フロッピー・ディス
クを使用する。
【0086】(第3実施形態)図6(a)に、出荷用マスタ
ー・ハードディスクの構成を説明するための図を示して
いる。図6(a)に示すように、出荷用マスター・ハード
ディスク91は、基本パーティション・テーブル95
と、1つのパーティション96とを備えている。このパ
ーティション96内では、出荷用ファイル構成の入った
領域97と、空き領域98とが存在する。
【0087】図6(b)に、生産用マスター・ハードディ
スクの構成を説明するための図を示している。図6(b)
に示すように、基本パーティション・テーブル105
と、一時的に隠された出荷用ファイル構成の入った領域
107と、検査用ファイル構成の入った領域108とを
備えている。
【0088】図6(c)に、記憶装置としての出荷時の生
産用ハードディスクの構成を説明するための図を示して
いる。図6(c)に示すように、出荷時の生産用ハードデ
ィスク111は、基本パーティション・テーブル115
と、1つのパーティション116とを備えている。この
パーティション116内には、出荷用ファイル構成の入
った領域117と、空き領域118とが存在する。
【0089】以下、本実施形態のコンピュータ装置の検
査方法を、第1,第2実施形態で用いた図4のフローチ
ャートを用いて説明する。
【0090】まず、図4に示すように、処理スタートさ
せ、ステップS1で出荷用ファイル構成を有する出荷用
マスター・ハードディスク91(図6(a)参照)を作成す
る。
【0091】具体的には、図1に示すコンピュータ・シ
ステムにおいて、ハードディスク5に対して所定のファ
イル構成を入れることによって、出荷用マスター・ハー
ドディスク91を作成する。そして、上記出荷用マスタ
ー・ハードディスク91において、空き領域98に検査
用フィル構成を入れるために、出荷用ファイル構成がパ
ーティション96内で使用する領域を前方(基本パーテ
ィション・テーブル側)に固めておく。
【0092】そして、基本パーティション・テーブル9
5の領域と、パーティション96の先頭セクタとを、例
えば外部のフロッピーディスク等にバックアップする。
このバックアップは、出荷時の生産用ハードディスク1
11の復元に使用することができる。これは、上記パー
ティション96の先頭セクタには表4に示すようにパー
ティション内の論理ディスクの情報が格納されているか
らである。
【0093】次に、ステップS2で、バックアップ処理
が施された出荷用マスター・ハードディスク91に検査
用ファイル構成を追加して、生産用マスター・ハードデ
ィスク101(図6(b)参照)を作成する。
【0094】より詳しくは、図1に示すコンピュータ・
システムにおいて、出荷用マスター・ハードディスク9
1の状態から、生産用マスター・ハードディスク101
の状態に移行するために、パーティション・テーブルを
操作する。
【0095】上記パーティション・テーブルの操作は次
の(a),(b),(c)に従って順次行われる。
【0096】(a) 領域108が検査用パーティション
としての第1パーティションとなるようにエントリを書
き換えると共に、領域107が出荷用パーティションと
しての第2パーティションとなるようにエントリを書き
換える。このとき、どちらも基本パーティションとして
基本パーティション・テーブル内にエントリを作成する
ので拡張パーティションは必要ない。ここで、上記第1
パーティション(領域108)は、第2パーティション
(領域107)よりも先に起動する。
【0097】(b) 検査用ファイル構成である第1パー
ティションを指す第1パーティション情報のアクティブ
・フラグをオンにする。
【0098】(c) 出荷用ファイル構成が含まれる第2
パーティションの内容を保護するために、第2パーティ
ション情報のパーティションの種類を他のプログラムか
ら認識できない値にする。
【0099】このように、基本パーティション・テーブ
ルの操作が完了したら、コンピュータ・システムをリセ
ットする。その後、例えばフロッピー・ディスク等を用
いて第1パーティションである領域108に検査用ファ
イル構成を格納すると、生産用マスター・ハードディス
ク101が完成する。その検査用ファイル構成は、表
示、サウンド、通信等のコンピュータ・システムの各機
能を検査する機能を有している。また更に、ステップS
1において、基本パーティション・テーブル95の領域
と、パーティション96の先頭セクタとがバックアップ
されたフロッピー・ディスクから、そのバックアップを
第1パーティションの検査用ファイル構成に追加する。
【0100】次に、ステップS3で、生産用マスター・
ハードディスク101と同じ状態の生産用ハードディス
ク111をハードディスクコピー装置20にて作成す
る。
【0101】より詳しくは、上記コンピュータ・システ
ムから生産用マスター・ハードディスク101を取り外
し、ハードディスクコピー装置20を用いて、生産用マ
スター・ハードディスク101の内容を、生産に必要と
する数の空状態の生産用ハードディスク111,111,
…にコピーする。なお、上記生産用ハードディスク11
1,111,…は生産に必要な単体部品である。
【0102】次に、ステップS4で、生産用マスター・
ハードディスク101と同じ状態の生産用ハードディス
ク111を、図1に示すコンピュータシステムと同じ構
成であるがハードディスクが組み込まれていない状態の
量産機としてのコンピュータ装置に組み込む。
【0103】次に、ステップS5で、検査用ファイル構
成を用いて量産機としてのコンピュータ装置の検査を実
施する。
【0104】より詳しくは、量産機としてのコンピュー
タ装置において、生産用マスター・ハードディスク10
1と同じ状態の生産用ハードディスク111を用いて、
第1パーティションから起動を行い、表示、サウンド、
通信等の各機能の検査を実施する。
【0105】次に、ステップS6で、量産機としてのコ
ンピュータ装置において、検査時の生産用ハードディス
ク111に操作を加えて、復帰処理を行う。
【0106】具体的には、ステップS1において、基本
パーティション・テーブル95の領域と、パーティショ
ン96の先頭セクタとがバックアップされたフロッピー
・ディスクを、図1に示すコンピュータ・システムで作
業者の人数分の作業用フロッピー・ディスクにコピーし
て、その作業用フロッピー・ディスクを使用する。ま
た、ステップS2において生産用マスター・ハードディ
スク101の領域108にバックアップされたバックア
ップ情報、つまり基本パーティション・テーブル95の
領域と、パーティション96の先頭セクタとの情報は、
ステップS2〜S5を経ることによって領域108に対
応する領域にバックアップ(保存)されているので、その
バックアップ情報も使用できる。そして、上記基本パー
ティション・テーブル95の領域と、パーティション9
6の先頭セクタとの情報を、基本パーティション・テー
ブル115の領域と、領域117の先頭セクタに書き戻
してシステムをリセットすると、出荷用ファイル構成が
高速に復元され、出荷時の生産用ハードディスク111
の状態に復帰する。
【0107】上記領域117と領域118とはパーティ
ションとして同一であり、基本パーティション・テーブ
ル115には領域108を指すエントリは一切含まれて
いないので、この時点で検査用ファイル構成の入った領
域108に対応する領域には外部からアクセスできなく
なり、特に消去する必要はない。
【0108】最後に、ステップS7で、量産機としての
コンピュータ装置を梱包して出荷して、処理を終了す
る。
【0109】このように、上記基本パーティション・テ
ーブル95の領域と、パーティション96の先頭セクタ
との情報を、基本パーティション・テーブル115の領
域と、領域117の先頭セクタに書き戻してシステムを
リセットすることにより、出荷用ファイル構成が高速に
復元され、出荷時の生産用ハードディスク111の状態
に高速に復帰する。したがって、作業時間が短縮され、
生産コストを低減できると共に、生産効率を向上させる
ことができる。
【0110】また、1つのパーティションしか存在しな
い場合でも、出荷用ファイル構成を高速に復元できるか
ら、パーティションの切り方に依存しない汎用性があ
り、利用分野を広げることができる。
【0111】また、上記第2パーティション情報のパー
ティションの種類を他のプログラムから認識できない値
にしているから、出荷用ファイル構成が含まれる第2パ
ーティションの内容を確実に保護することができる。
【0112】上記第3実施形態では、スッテプ1のバッ
クアップを行うために、フロップー・ディスクを用いた
が、例えばCD−R(Compact Disc -Recordable)等を用
いていもよい。
【0113】
【発明の効果】以上より明らかなように、本発明のコン
ピュータ装置の検査方法は、第1パーティションよりも
先に起動するように設定された第2パーティション内の
検査用ファイル構成を用いて検査を行った後、第2パー
ティションよりも先に第1パーティションが起動するよ
うに設定することにより、出荷用ファイル構成が高速に
復元されるから、作業時間が短縮され、生産コストを低
減できると共に、生産効率を向上させることができる。
【0114】また、上記第2パーティション内の検査用
ファイル構成で検査するから、第1パーティション内の
出荷用ファイル構成に悪影響を及ぼすことなく検査を行
うことができる。
【0115】一実施形態の発明のコンピュータ装置の検
査方法は、第1パーティションを読み書きできないよう
に設定した状態で検査が行われるから、検査時に出荷用
ファイル構成が破壊されるのを確実に阻止できる。
【0116】一実施形態の発明のコンピュータ装置の検
査方法は、1つのパーティション内に出荷用パーティシ
ョンと検査用パーティションとを作成し、出荷用パーテ
ィションよりも先に起動するように設定された検査用パ
ーティション内の検査用ファイル構成を用いて検査を行
った後、出荷用パーティションと検査用パーティション
とを1つのパーティションに戻すことにより、出荷用フ
ァイル構成が高速に復元されるから、作業時間が短縮さ
れ、生産コストを低減できると共に、生産効率を向上さ
せることができる。
【0117】また、1つのパーティションしか存在しな
い記憶装置でも、出荷用ファイル構成を高速に復元でき
るから、パーティションの切り方に依存しない汎用性が
あり、利用分野を広げることができる。
【0118】また、上記検査用パーティション内の検査
用ファイル構成で検査するから、出荷用パーティション
内の出荷用ファイル構成に悪影響を及ぼすことなく検査
を行うことができる。
【0119】一実施形態の発明のコンピュータ装置の検
査方法は、上記第出荷用パーティションを読み書きでき
ないように設定した状態で検査が行われるから、検査時
に出荷用ファイル構成が破壊されるのを確実に阻止でき
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】 図1はコンピュータ・システムのブロック図
である。
【図2】 図2はハードディスクコピー装置,生産用マ
スタ・ハードディスクおよび生産用ハードディスクのブ
ロック図である。
【図3】 図3(a)は第1実施形態の出荷用マスター・
ハードディスクの構成を説明すための図であり、図3
(b)は第1実施形態の生産用マスター・ハードディスク
の構成を説明すための図であり、図3(c)は第1実施形
態の出荷時の生産用ハードディスクの構成を説明すため
の図である。
【図4】 図4は本発明の第1,第2および第3実施形
態のコンピュータ装置の検査方法を説明するためのフロ
ーチャートである。
【図5】 図5(a)は第2実施形態の出荷用マスター・
ハードディスクの構成を説明すための図であり、図5
(b)は第2実施形態の生産用マスター・ハードディスク
の構成を説明すための図であり、図5(c)は第2実施形
態の検査時の生産用ハードディスクの構成を説明すため
の図であり、図5(d)は第2実施形態の出荷時の生産用
ハードディスクの構成を説明すための図である。
【図6】 図6(a)は第3実施形態の出荷用マスター・
ハードディスクの構成を説明すための図であり、図6
(b)は第3実施形態の生産用マスター・ハードディスク
の構成を説明すための図であり、図6(c)は第3実施形
態の出荷時の生産用ハードディスクの構成を説明すため
の図である。
【符号の説明】
46,86 第1パーティション 47,87 第2パーティション 41,81,111 出荷時の生産用ハードディスク 116 パーティション

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 少なくとも第1,第2パーティションを
    有する記憶装置を備えたコンピュータ装置を前設定し
    て、検査を行うコンピュータ装置の検査方法であって、 上記前設定は、上記第1パーティションに出荷用ファイ
    ル構成を格納すると共に、上記第2パーティションに検
    査用ファイル構成を格納するステップと、 上記第1パーティションよりも先に上記第2パーティシ
    ョンが起動するように設定するステップとを含むことを
    特徴とするコンピュータ装置の検査方法。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載のコンピュータ装置の検
    査方法において、 上記第1パーティションを読み書きできないように設定
    した状態で検査を行うことにより、上記第1パーティシ
    ョンを保護することを特徴とするコンピュータ装置の検
    査方法。
  3. 【請求項3】 1個のパーティションを有する記憶装置
    を備えたコンピュータ装置を前設定して、検査を行うコ
    ンピュータ装置の検査方法であって、 上記前設定は、上記パーティション内に出荷用パーティ
    ションと検査用パーティションとを作成するステップ
    と、 上記出荷用パーティションに出荷用ファイル構成を格納
    すると共に、上記検査用パーティションに検査用ファイ
    ル構成を格納するステップと、 上記出荷用パーティションよりも先に上記検査用パーテ
    ィションが起動するように設定するステップとを含むこ
    とを特徴とするコンピュータ装置の検査方法。
  4. 【請求項4】 請求項3に記載のコンピュータ装置の検
    査方法において、 上記出荷用パーティションを読み書きできないように設
    定した状態で検査を行うことにより、上記出荷用パーテ
    ィションを保護することを特徴とするコンピュータ装置
    の検査方法。
JP2000280256A 2000-09-14 2000-09-14 コンピュータ装置の検査方法 Pending JP2002091790A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2000280256A JP2002091790A (ja) 2000-09-14 2000-09-14 コンピュータ装置の検査方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2000280256A JP2002091790A (ja) 2000-09-14 2000-09-14 コンピュータ装置の検査方法

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2002091790A true JP2002091790A (ja) 2002-03-29

Family

ID=18765132

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2000280256A Pending JP2002091790A (ja) 2000-09-14 2000-09-14 コンピュータ装置の検査方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2002091790A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008130041A (ja) * 2006-11-24 2008-06-05 Mitsumi Electric Co Ltd 情報処理装置、及び、情報処理システム、情報処理装置の検査方法、並び、プログラム

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008130041A (ja) * 2006-11-24 2008-06-05 Mitsumi Electric Co Ltd 情報処理装置、及び、情報処理システム、情報処理装置の検査方法、並び、プログラム
JP4715732B2 (ja) * 2006-11-24 2011-07-06 ミツミ電機株式会社 情報処理装置、及び、情報処理装置の検査方法

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US6618794B1 (en) System for generating a point-in-time copy of data in a data storage system
US7330947B2 (en) Method and apparatus for backing up data in virtual storage medium
JPH07121444A (ja) 補助記憶装置
JP4289028B2 (ja) ハードディスクバックアップリカバリーシステム、および情報処理装置
JP2002091790A (ja) コンピュータ装置の検査方法
JP2005352535A (ja) データを保護する方法
JPH11194938A (ja) ハードディスクドライブを有するコンピュータのメモリ管理方法
JPH033046A (ja) ログ記録管理方式
JPH06282386A (ja) ディスク記憶装置
JPH0744440A (ja) データ退避装置
JP2002334015A (ja) ディスク装置
JP2001117791A (ja) 割込命令チェック装置及び記録媒体
JPH02278572A (ja) 交代ブロック処理方式
JPH11212845A (ja) バックアップデータ管理装置、バックアップデータ管理方法、及び記録媒体
CN100361105C (zh) 中断处理中恢复访问环境设置的方法及装置
JP2000029690A (ja) デ―タ処理の方法および装置
JPH02165354A (ja) 補助記憶装置
JPH09330253A (ja) メモリダンプ方法及びそれを適用したメモリダンプシステム
JP4878113B2 (ja) Dasd故障時のリンクライブラリの復旧方法、及びプログラム
JP2961781B2 (ja) データ処理装置
JPH08263389A (ja) データのバックアップ方法
JPS63262737A (ja) デ−タベ−ス更新記録処理方法
JP2776608B2 (ja) 補助記憶装置のリフォーマット処理方式
JPH02151945A (ja) ファイル管理装置
JPH06266802A (ja) レイアウトデータ処理装置