JPH0635622A - 外部記憶装置 - Google Patents

外部記憶装置

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JPH0635622A
JPH0635622A JP4188247A JP18824792A JPH0635622A JP H0635622 A JPH0635622 A JP H0635622A JP 4188247 A JP4188247 A JP 4188247A JP 18824792 A JP18824792 A JP 18824792A JP H0635622 A JPH0635622 A JP H0635622A
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JP
Japan
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data
storage device
write
optical disk
backup
Prior art date
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Application number
JP4188247A
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English (en)
Inventor
Yasutaka Takahashi
泰隆 高橋
Akio Momoo
章生 桃尾
Kazumasa Ando
和誠 安藤
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
JFE Steel Corp
Original Assignee
Kawasaki Steel Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 ホストコンピュータ等の制御装置を専有して
しまうことなく、光ディスクのデータのバックアップを
行う。このとき、動作モードを自動設定する。 【構成】 マスタ光ディスクからバックアップ光ディス
クへとデータをバックアップする際には、まず該マスタ
光ディスクを光ディスク装置44a へと取付け、該マス
タ光ディスクのデータをデータキャッシュ記憶装置42
へと読出す。この後、該マスタ光ディスクを取出してバ
ックアップ光ディスクを前記光ディスク装置44a へと
取付け、前記データキャッシュ記憶装置42に読出され
ているデータを、該バックアップ光ディスクに書込む。
このような一連のバックアップ作業中、リードバッチ処
理やライトバッチ処理等の動作モードは、書込可否情報
47に従って自動設定される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、光ディスク装置を用い
た外部記憶装置に係り、特に、ホストコンピュータ等の
制御装置を専有してしまうことなく、光ディスク装置を
複数台用いなくても光ディスクのデータのバックアップ
が可能な外部記憶装置に関する。
【0002】
【従来の技術】光ディスク装置は、計算機の補助記憶装
置として最も多く使用されているハードディスク装置と
比較して、記憶媒体を交換できること、非接触記録
方式のためクラッシュの危険性が低いこと、ディスク
の長寿命性を期待できること、記憶容量が大きいこ
と、等多くの利点を有している。
【0003】従って、近年ハードディスク装置に代わる
補助記憶装置として注目されてきている。
【0004】従来、光ディスクのバックアップ(複製)
は、光ディスクのデータを少なくとも読出すことができ
る1台の光ディスク装置と、光ディスクへデータを少な
くとも書込むことができる1台の光ディスク装置との、
合計2台の光ディスク装置をホストコンピュータに接続
し、一方から他方へとデータ転送しながら行っている。
以降、これをバックアップの第1方法と呼ぶ。
【0005】あるいは、光ディスクのバックアップは、
該光ディスクと同記憶容量の一時記憶装置(ハードディ
スク等)と、読出し及び書込みが可能な光ディスク装置
とを用い、2段階の処理によって行っている。これは、
まず第1段階として、マスタ(原本)光ディスクを該光
ディスク装置に取付け、該マスタ光ディスクから一旦前
記一時記憶装置に全データを読出す。この後、第2段階
として、前記マスタ光ディスクを取出して、バックアッ
プ(複製)光ディスクとなるものを前記光ディスク装置
に取付け、前記一時記憶装置に読出されていた全データ
を、該バックアップ光ディスクに書込むというものであ
る。以降、これをバックアップの第2方法と呼ぶ。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前記従
来の光ディスクのバックアップの第1方法及び第2方法
では、バックアップ処理中に、ホストコンピュータが専
有されてしまい、作業効率等の問題があった。又、前記
バックアップの第1方法では、光ディスク装置を少なく
とも2台必要とし、コストや専有容積が増大してしまう
という問題がある。又、前記バックアップの第2方法で
は、マスタ光ディスクからのデータの読出しと、バック
アップ光ディスクへのデータの書込みとがシーケンシャ
ルに行われるため、前記バックアップの第1方法に比べ
て作業時間がほぼ2倍になってしまうという問題もあ
る。
【0007】なお、前記バックアップの第2方法の如
く、マスタ光ディスクからのデータの読出しを、以降、
リードバッチ処理と呼ぶ。又、該リードバッチ処理で読
出されたデータをバックアップ光ディスクへ書込む処理
を、以降、ライトバッチ処理と呼ぶ。又、前述した光デ
ィスクのバックアップに関する問題は、該光ディスクだ
けでなく、他の補助記憶装置についても同様である。例
えば、MT(magnetic tape )装置でも同様である。従
って、次に述べる本発明の目的の対象等、以降の説明の
補助記憶装置は、光ディスク装置に限定されるものでは
なく、MT装置等も含むものである。
【0008】本発明は、前記従来の問題点を解決するべ
くなされたもので、ホストコンピュータ等の制御装置を
専有してしまうことなく、補助記憶装置を複数台用いな
くても該補助記憶装置用記憶媒体のデータのバックアッ
プが可能であり、又、その動作モードを自動設定するこ
とができる外部記憶装置を提供することを目的とする。
【0009】
【課題を達成するための手段】本発明は、記憶媒体が交
換可能であり、該記憶媒体と一体の書込可否情報を読み
取る書込可否読取手段を有する補助記憶装置と、該補助
記憶装置の記憶容量に対応した固定キャッシュエリアと
して利用可能なデータキャッシュ記憶装置と、少なくと
も前記書込可否情報に従って、当該外部記憶装置の動作
モードを決定するバックアップモード切替手段と、前記
固定キャッシュエリアを用いて、ホストから前記補助記
憶装置へのアクセスを制御するデータキャッシュ制御回
路と、装填された前記記憶媒体と前記固定キャッシュエ
リアとの間で、前記動作モードに従ったデータ転送を行
うアドレスを発生するバックアップアドレス発生回路と
を備えたことにより、前記課題を達成したものである。
【0010】
【作用】図1は、本発明の要旨を示すブロック図であ
る。
【0011】この図1に示される如く、本発明の外部記
憶装置10は、記憶媒体46が交換可能であり、該記憶
媒体46と一体の書込可否情報47を読み取る書込可否
読取手段48を有する補助記憶装置44と、該補助記憶
装置の記憶容量に対応した固定キャッシュエリアとして
利用可能なデータキャッシュ記憶装置42と、少なくと
も前記書込可否情報47に従って、当該外部記憶装置1
0の動作モードを決定するバックアップモード切替手段
16とを有している。又、該外部記憶装置10は、前記
固定キャッシュエリアを用いて、ホストコンピュータ5
0から補助記憶装置44へのアクセスを制御するデータ
キャッシュ制御回路12と、装填された前記記憶媒体4
6と前記固定キャッシュエリアとの間で、前記動作モー
ドに従ったデータ転送を行うアドレスを発生するバック
アップアドレス発生回路14とを有している。
【0012】このような本発明の前記外部記憶装置10
においては、次に列挙するような点に着目してなされて
いる。
【0013】(A1)オンライン中でも、ホストコンピ
ュータ50が運用中のデータをバックアップできるこ
と。 (A2)平均アクセス時間をより向上させること。 (A3)ホストコンピュータ50からのアクセスがない
空き時間をより有効に利用すること。 (A4)後述するようなリードバッチ処理やライトバッ
チ処理等の動作モードの自動設定を行う。
【0014】このため、本発明の外部記憶装置10の構
成には、次のような特徴がある。
【0015】(B1)前記データキャッシュ記憶装置4
2の記憶容量は、前記補助記憶装置44の記憶容量に対
応している。即ち、前記データキャッシュ記憶装置42
の記憶容量は、前記補助記憶装置44の利用可能な記憶
容量以上となっている。 (B2)前記図1に示される如く、バックアップアドレ
ス発生回路14を有している。 (B3)前記図1に示される如く、バックアップモード
切替手段16等を有している。
【0016】前記バックアップアドレス発生回路14
は、前記ホストコンピュータ50から独立して当該外部
記憶装置10のみで、マスタ光ディスクが取付けられた
前記補助記憶装置44から前記データキャッシュ記憶装
置42へとデータ転送(リードバッチ処理)するための
ものである。あるいは、該バックアップアドレス発生回
路14は、前記ホストコンピュータ50から独立して当
該外部記憶装置10のみで、前記データキャッシュ記憶
装置42からバックアップ光ディスクが取付けられた補
助記憶装置44へとデータ転送(ライトバッチ処理)す
るためのものである。
【0017】即ち、該バックアップアドレス発生回路1
4は、前記リードバッチ処理時や前記ライトバッチ処理
時に、前記データキャッシュ記憶装置42及び前記補助
記憶装置44へと逐次アドレスを出力しながら、これら
データキャッシュ記憶装置42と補助記憶装置44との
間でのデータ転送に関する制御を行う。
【0018】例えば、リードバッチ処理時には、前記バ
ックアップアドレス発生回路14は、符号A3、A1、
A5の経路で前記補助記憶装置44へアドレスを出力
し、同時に、符号A3、A1、A4の経路で前記データ
キャッシュ記憶装置42へとアドレスを出力する。又、
該バックアップアドレス発生回路14は、このようにア
ドレスを出力しながら前記補助記憶装置44から前記デ
ータキャッシュ記憶装置42へとデータ転送し、最終的
には全てのデータ転送を完了させる。
【0019】又、ライトバッチ処理時には、該バックア
ップアドレス発生回路14は、同様にアドレスを出力し
ながら、前記データキャッシュ記憶装置42の全データ
を前記補助記憶装置44へと順次転送する。
【0020】又、このような本発明の前記外部記憶装置
10においては、前記補助記憶装置44に取付けられて
いる前記記憶媒体46と、前記データキャッシュ記憶装
置42中の前記固定キャッシュエリアとの間でのデータ
転送には、その転送方向等について所定の動作モードが
ある。例えば、前述したようなリードバッチ処理の動作
モードやライトバッチ処理の動作モード等である。
【0021】本発明においては、このような動作モード
を自動的に決定し、これにより利用者の便宜を図ったり
誤操作を防止するために、前記記憶媒体46と一体とな
っている前記書込可否情報47を用いるようにしてい
る。即ち、該記憶媒体46と一体となっている前記書込
可否情報47を前記書込可否読取手段48により読取
り、これに従って前記バックアップモード切替手段16
での当該外部記憶装置10の動作モードの決定を行うよ
うにしている。
【0022】本発明においては、前記書込可否情報47
を具体的に限定するものではないが、例えば、光ディス
クの前記記憶媒体46のパッケージに取付けられたライ
トプロテクトノッチであって、利用者が該光ディスクへ
の書込みを禁止したいときにそのライトプロテクトノッ
チを操作するものであってもよい。あるいは、前記記憶
媒体46内部に備えられた不揮発性メモリの記憶容量の
一部を用い、その記憶媒体46への書込禁止の設定(デ
ータ書込)を行うものであってもよい。この場合、該不
揮発性メモリへの該書込可否情報の記録は、その記憶媒
体46が当該外部記憶装置10に取付けられている際
に、例えば前記ホストコンピュータ50からの操作等に
より行ってもよい。
【0023】又、本発明において、前記書込可否情報4
7に従って前記バックアップモード切替手段16で決定
される前記動作モードの具体的内容や、その決定条件を
限定するものではない。前記動作モードは、例えば、前
記補助記憶装置44に取付けられた前記記憶媒体46
と、前記データキャッシュ記憶装置42の所定の固定キ
ャッシュエリアとの間で行われるデータ転送の、その転
送方向やその転送処理の開始等である。例えば前記動作
モードやその決定条件は次の通りである。
【0024】(C1)リードバッチ処理: 決定条件:前記補助記憶装置44に取付け中の前記記憶
媒体46の前記書込可否情報47が書込禁止中の設定と
なっている。例えば前記ライトプロテクトノッチが書込
禁止状態に操作されている。 動作モードの内容:前記補助記憶装置44に取付けられ
た前記記憶媒体46から、符号D5、D1、D4を経由
して、前記データキャッシュ記憶装置42の所定の固定
キャッシュエリアへとデータを転送する。当該動作モー
ドの処理の実行により、前記記憶媒体46のデータは前
記固定キャッシュエリアへと展開される。 (C2)ライトバッチ処理: 決定条件:前記書込可否情報47が書込可能状態の設定
となっている。例えば前記ライトプロテクトノッチが書
込禁止状態ではない状態である。 動作モードの内容:前記データキャッシュ記憶装置42
中の所定の固定キャッシュエリアに書込まれたデータ
を、符号D4、D1、D5の順の経路で、前記補助記憶
装置44に取付け中の前記記憶媒体46へとデータ転送
する動作モード。前記データキャッシュ記憶装置42の
前記固定キャッシュエリアに、過去に展開されたり新た
に書込まれたデータが、取付け中の前記記憶媒体46に
書込まれる。
【0025】このようなリードバッチ処理やライトバッ
チ処理の動作モードにおいて、前記ホストコンピュータ
50から読出しアクセスや書込みアクセスがあった場合
には、例えば本発明の外部記憶装置10は次に示すよう
な処理を行う。
【0026】(D1)前記ホストコンピュータ50から
の読出しアクセス時に前記リードバッチ処理の動作モー
ド中:読出しアクセスされたアドレスのデータが既に前
記データキャッシュ記憶装置42へと読出されている場
合には、該データキャッシュ記憶装置42の該当アドレ
スを読出す。一方、未だ該データキャッシュ記憶装置4
2へと読出されていない場合には、前記補助記憶装置4
4に取付け中の前記記憶媒体46の該当アドレスの読出
しアクセスを行う。該読出しアクセスの際に前記記憶媒
体46から読出されたデータは、この際、前記データキ
ャッシュ記憶装置42の該当アドレスに書込んでもよ
い。 (D2)前記ホストコンピュータ50からの読出しアク
セスの際に前記ライトバッチ処理の動作モード中:前記
ホストコンピュータ50の該読出しアクセスを前記デー
タキャッシュ記憶装置42の該当アドレスに対して行
う。 (D3)前記ホストコンピュータ50からの書込アクセ
スの際に前記リードバッチ処理の動作モード中:前記ホ
ストコンピュータ50は、前記データキャッシュ記憶装
置42の該当アドレスへの書込アクセスを行う。この
際、そのアドレスのデータが未だ前記補助記憶装置44
に取付け中の前記記憶媒体46の対応するアドレスから
未転送であって、且つ、この後転送される場合には、該
転送をキャンセルする(上書きによるデータ紛失防
止)。 (D4)前記ホストコンピュータ50からの書込みアク
セスの際に前記ライトバッチ処理の動作モード中:前記
ホストコンピュータ50は、前記データキャッシュ記憶
装置42の該当アドレスに対して書込アクセスを行う。
このとき、該アドレスのデータが既に前記補助記憶装置
44に取付け中の前記記憶媒体46の対応アドレスに転
送済みの場合には、前記ホストコンピュータ50から今
回書込んだデータで前記記憶媒体46の対応するアドレ
スのデータを後刻更新するようにする。
【0027】従って、本発明によれば、ホストコンピュ
ータ等の制御装置を専有してしまうことなく、補助記憶
装置を複数台用いなくても光ディスクのデータのバック
アップが可能である。又、本発明によれば、ホストコン
ピュータ等の制御装置に対して、オンライン中であって
も、該ホストコンピュータが運用中のデータを光ディス
クにバックアップすることができる。又、その動作モー
ドは、自動設定される。
【0028】又、このようなバックアップ処理(リード
バッチ処理やライトバッチ処理)は、ホストコンピュー
タ等の制御装置からのアクセスがないときに行われるの
で、ホストに対するスループットを低下させてしまう恐
れもない。
【0029】又、マスタ光ディスク(未だ前記データキ
ャッシュ記憶装置42へとデータが転送されていない光
ディスク)が、前記補助記憶装置44に取付けられた後
には、ホストからのアクセスの空き時間を有効に利用し
て該光ディスクのデータが前記データキャッシュ記憶装
置42へと順次転送されていくので、これに従って平均
アクセス時間も徐々に向上する。従って、本発明によれ
ば、全体的な平均アクセス時間をも向上させることがで
きる。
【0030】なお、本発明の外部記憶装置に対してアク
セスするものはホストコンピュータに限定されるもので
はなく、種々の制御装置であってもよい。又、本発明の
外部記憶装置は、ホストコンピュータ等と共に組込まれ
てもよい。
【0031】
【実施例】以下、図を用いて本発明の実施例を詳細に説
明する。
【0032】図2は、本発明の実施例のブロック図であ
る。
【0033】この図2に示されるように、本実施例の外
部記憶装置10は、SCSI(small computer system
interface )バスB0により、ワークステーションやパ
ーソナルコンピュータや、あるいはインテリジェント機
能を有する計測装置等(以降、ホストコンピュータ50
と称する)に接続されている。該SCSIバスB0に
は、当該外部記憶装置10以外に、従来から用いられて
いる通常の光ディスク装置も接続されている。又、この
図2に示されるように、本実施例の外部記憶装置10
は、主として、エミュレーションボード18と、ハード
ディスク装置42aと、光ディスク装置44a とを備え
ている。
【0034】前記エミュレーションボード18は合計2
個のSCSIインタフェースを備えており、一方のSC
SIインタフェースには、前記SCSIバスB0を介し
て前記ホストコンピュータ50が接続されている。又、
他方のSCSIインタフェースに接続されている別のS
CSIバスB1には、前記ハードディスク装置42a
と、前記光ディスク装置44a とが接続されている。該
エミュレーションボード18においては、前記図1を用
いて説明した前記データキャッシュ制御回路12や、前
記バックアップアドレス発生回路14や、前記バックア
ップモード切替手段16が構成されている。
【0035】前記光ディスク装置44a は、記憶媒体で
ある光ディスク46a が交換可能となっている。該光デ
ィスク46a には、一体となって、ライトプロテクトノ
ッチ47a が設けられている。該ライトプロテクトノッ
チ47a は、前記光ディスク46a を前記光ディスク装
置44a から取出した後、利用者が指先で爪状のノッチ
を引起こしたりたたんだりすることにより、当該光ディ
スク46a への書込みを禁止したり、書込禁止の解除を
行ったりできるようになっている。前記光ディスク装置
44a では、光電スイッチ48a が取付けられており、
これにより装着された前記光ディスク46a の前記ライ
トプロテクトノッチ47a の状態、即ち書込禁止状態で
あるか否かを読取る。
【0036】前記ハードディスク装置42a において
は、前記光ディスク46a の記憶容量と同容量の固定キ
ャッシュエリアが構築されている。該ハードディスク装
置42a の平均アクセスタイムは12m Sとなってお
り、前記光ディスク装置44a の平均アクセスタイム7
0m Sに比べ高速となっている。
【0037】なお、本実施例の前記外部記憶装置10に
おける前記動作モードやその動作モードの決定条件につ
いては、(作用)の項で例示した前述のC1及びC2の
ものと同様となっている。
【0038】図3は、前記実施例の転送データの流れを
示すためのブロック図である。
【0039】この図3において、符号10、44、50
は、前記図1の同符号のものと同一のものである。又、
この図3において符号42a は、前記図1の前記データ
キャッシュ記憶装置42に対応するものであり、特にハ
ードディスク装置となっている。又、前記図1の前記デ
ータキャッシュ制御回路12及び前記バックアップアド
レス発生回路14及び前記バックアップモード切替手段
16は、この図3においてはエミュレーションボード1
8に組込まれている。
【0040】この図3において、ホストコンピュータ5
0からのアクセスの際には、符号A0に示される如くア
ドレス指定し、符号Rに示される如くリードライト指定
し、符号D0に示されるようにデータの受渡しが行われ
る。
【0041】又、前記エミュレーションボード18は、
前記ホストコンピュータ50からのアクセス時、あるい
は図5等を用いて詳しく後述する如く、内部に有してい
るバックアップアドレス発生回路でのアクセス時には、
前記ハードディスク装置42a に対しては符号A2、A
4の経路でアドレス指定する。又、前記光ディスク装置
44a に対しては、符号A2、A5の経路でアドレス指
定する。又、このときのデータ転送経路は、次に示す通
りである。
【0042】(E1)リードバッチ処理時:前記光ディ
スク装置44a 、符号D5、D4、前記ハードディスク
装置42a の順の経路でデータが転送される。 (E2)ライトバッチ処理時:前記ハードディスク装置
42a 、符号D4、D5、前記光ディスク装置44a の
経路でデータが転送される。 (E3)ホストコンピュータからのライト時:前記エミ
ュレーションボード18、符号D2、D4、前記ハード
ディスク装置42a の経路でデータが転送される。 (E4)ホストコンピュータのリード時(データキャッ
シュ有り):前記ハードディスク装置42a 、符号D
4、D2、前記エミュレーションボード18の経路でデ
ータが転送される。 (E5)ホストコンピュータのリード時(データキャッ
シュ無し):前記光ディスク装置44a 、符号D5、D
2、前記エミュレーションボード18の経路でデータが
転送される。
【0043】図4は、本実施例の光ディスク装置とハー
ドディスク装置との記憶エリアの対応を示すメモリマッ
プである。
【0044】この図4においては、前記図3のハードデ
ィスク装置42a の記憶エリアが符号A1で示されてい
る。又、前記図3の前記光ディスク装置44a の記憶エ
リアが、この図4の符号A2で示されている。
【0045】なお、前記ハードディスク装置の前記エリ
アA1は、エリアA1a とエリアA1b とに分けられて
いる。又、該エリアA1a は、前記光ディスク装置のエ
リアA2に対応している(記憶容量が同一)。
【0046】このように、本実施例においては、前記ハ
ードディスク装置のエリアA1は、前記光ディスク装置
の実際にデータが記録されるエリアA2よりも大きくな
っている。又、該光ディスク装置の実際にデータが記録
されるエリアの全アドレスが、前記ハードディスク装置
のエリアA1の中のエリアA1a に割付けられている。
【0047】なお、このようなエリアA1a を、以降、
固定キャッシュエリアと呼ぶ。
【0048】なお、この図4において、インターフェイ
ス制御回路28は、前記固定キャッシュエリアA1a を
ホストコンピュータがアクセスする際用いられる。あい
るは、該インターフェイス制御回路28は、データキャ
ッシュされていない際には、ホストコンピュータが前記
光ディスク装置の全記憶容量エリアA2をアクセスする
際にも用いられる。
【0049】図5は、本実施例で用いられる前記リード
ライト制御回路のブロック図である。
【0050】この図5においては、前記図3のリードラ
イト制御回路のブロック図が示されている。
【0051】この図5に示されるように、本実施例のリ
ードライト制御回路は、リードライト用アドレス発生回
路12a と、リードバッチアドレス発生回路14a と、
ライトバッチアドレス発生回路14b と、リードライト
制御回路20と、ライトアドレス比較回路22と、書換
必要アドレス記憶回路24と、表示装置26と、インタ
ーフェイス回路28と、バックアップモード切替装置3
0と、切替手段SW1〜SW3とで構成されている。
【0052】前記ホストコンピュータ50からのアクセ
ス時には、該ホストコンピュータ50からのアドレス指
定は、符号A10に示されるように伝達される。該アク
セスが読み出しアクセスであるか書き込みアクセスであ
るかは符号R1に示されるように、前記リードライト制
御回路20へ伝達される。又、該アクセス中の該ホスト
コンピュータ50とのデータの受渡しは、符号D10で
示される経路による。
【0053】なお、この図5の前記リードライト用アド
レス発生回路12a は、前記図1のデータキャッシュ制
御回路12に対応する。又、この図5の前記リードバッ
チアドレス発生回路14a 及び前記ライトバッチアドレ
ス発生回路14b は、これら2つで、前記図1のバック
アップアドレス発生回路14を構成している。
【0054】以下、図6〜図13を用いて、各動作状態
での本実施例の作用を説明する。
【0055】図6は、前記エミュレーションボードのリ
ードバッチ処理時の動作を示すブロック図である。
【0056】前記光ディスク装置44a に、前記ハード
ディスク装置42a の固定キャッシュエリア41a への
データの転送がまだされていないマスタ光ディスクが取
り付けれ、且つ、該マスタ光ディスクの前記ライトプロ
テクトノッチ47a が書込禁止に設定されていると、前
記バックアップ切替装置30において、“リードバッチ
処理モード”に設定される。この設定は、前記光ディス
ク装置44a に取付けられた光ディスク有無を検出する
センサと、前記光電スイッチ48a (前記ライトプロテ
クトノッチ47a の書込禁止状態検出用)とにより行
う。
【0057】該バックアップモード切替装置が“リード
バッチ処理モード”に設定され、且つ、インターフェイ
ス回路28を経由する前記ホストコンピュータ50から
のアクセスが無い場合には、前記エミュレーションボー
ド20により、前記切替手段SW2は符号S1に接続さ
れ、前記切替手段SW3はオンとなる。なお、切替手段
SW1は符号S1に接続されていてもよく、符号S2に
接続されてもよいが、この図6においては符号S1に接
続されている。
【0058】リードバッチ処理時には、前記リードバッ
チアドレス発生回路において、前記光ディスク装置のエ
リアA2の全アドレスが順次インクリメント(値を
“1”だけ増加)しながら発生され、これに対応する前
記ハードディスク装置の固定キャッシュエリアA1a の
全アドレスも順次インクリメントしながら発生される。
該リードバッチアドレス発生回路14a で発生されたア
ドレスは、前記切替手段SW2及び符号A2を経て、前
記図3に示される如く、前記符号A5を経て、前記光デ
ィスク装置44a へと供給される。又、該発生されたア
ドレスは、前記切替手段SW2及び符号A2を経て、前
記図3に示されるように、前記符号A4から前記ハード
ディスク装置42a へと供給される。
【0059】又、このように供給されるアドレスに従っ
て、前記光ディスク装置44a の指定されたアドレスの
データは、前記図3の符号D5、D4を経由して、前記
ハードディスク装置42a に転送され、対応するアドレ
スに書込まれる。
【0060】このようなデータ転送及びデータの書込み
は、前記リードバッチアドレス発生回路14a がアドレ
スを順次発生している間行われ、最終的には、光ディス
ク装置の全記憶容量エリアA2の全データが、前記ハー
ドディスク装置の固定キャッシュエリアA1a に転送さ
れる。
【0061】このように、本実施例によれば、ホストコ
ンピュータから独立してリードバッチ処理を行うことが
できる。
【0062】なお、図7は、前記エミュレーションボー
ドのリードバッチ処理終了時を示すブロック図である。
【0063】この図7に示される如く、リードバッチ処
理が全て終了すると、該終了を伝達する前記リードバッ
チアドレス発生回路14a から前記表示装置26への信
号により、前記ハードディスク装置42a の固定キャッ
シュエリアA1a の内容が、全て前記光ディスク装置の
エリアA2と同一になったことを表示する。
【0064】このとき、前記光ディスク装置44a から
は、取付けられているマスタ光ディスクが取出し可能と
なる。
【0065】図8は、前記エミュレーションボードのラ
イトバッチ処理時の動作を示すブロック図である。
【0066】ライトバッチ処理時には、まず前記バック
アップモード切替装置30において“ライトバッチ処理
モード”が設定された後、バックアップ光ディスクを前
記光ディスク装置44a に取り付ける。この“ライトバ
ッチ処理モード”の設定は、本実施例では自動設定され
る。即ち、前記リードバッチ処理の終了と前記マスタ光
ディスクの取り出し検出(光ディスク有無センサで検
出)と前記光電スイッチ48a (前記ライトプロテクト
ノッチ47a の書込禁止状態検出用)とにより、前記バ
ックアップモード切替装置30を自動的に“ライトバッ
チ処理モード”に設定する。
【0067】前記ライトバッチ処理時には、前記エミュ
レーションボード20は、前記バックアップモード切替
装置30の“ライトバッチ処理モード設定”と、インタ
ーフェイス回路28を介したホストコンピュータ50か
らのアクセス無しとにより、前記切替手段SW2を符号
S2へ切替え、前記切替手段SW3をオフとする。な
お、切替手段SW1は符号S1に接続されてもよく、符
号S2に接続されていてもよいが、この図8においては
符号S1に接続されている。
【0068】このように切替手段SW1〜SW3が切替
えられた後、前記ライトバッチアドレス発生回路14b
は、前記ハードディスク装置42a の固定キャッシュエ
リアA1a の全データを、前記光ディスク装置44a に
取付けられているバックアップ光ディスクのエリアA2
へと転送する。即ち、該ライトバッチアドレス発生回路
14b は、該固定キャッシュエリアA1a のアドレスを
インクリメントしながら発生すると共に、該アドレスに
対応する前記光ディスク装置44a のエリアA2のアド
レスも順次インクリメントしながら発生していく。
【0069】このように、前記ライトバッチアドレス発
生回路14b が順次アドレスをインクリメントしながら
発生する際、発生されたアドレスは、前記切替手段SW
2及び符号A2を介して、前記図3の符号A2及びA4
から前記ハードディスク装置42a へと入力される。
又、前記ライトバッチアドレス発生回路14b で発生さ
れたアドレスは、前記切替手段SW2及び符号A2を介
して、前記図3の符号A2及びA5から、前記光ディス
ク装置44a へと入力される。
【0070】又、このように順次アドレスを発生しなが
ら転送される、前記ハードディスク装置42a から前記
光ディスク装置44a へと転送されるデータは、前記図
3の符号D4及びD5を経由して、該光ディスク装置4
4a に入力される。
【0071】図9は、前記エミュレーションボードの、
ホストから処理要求があったときの動作を示すブロック
図である。
【0072】前記エミュレーションボード18は、前記
リードバッチ処理や前記ライトバッチ処理を行っていな
い待機中に、前記ホストコンピュータ50からのアクセ
スがあった場合には、これを行う。
【0073】又、これらリードバッチ処理やライトバッ
チ処理を行っていても、前記ホストコンピュータ50か
らのアクセスがあった場合には、これらの処理の実行を
一時中止し、前記ホストコンピュータ50からのアクセ
スに対する処理を優先して行う。
【0074】前記ホストコンピュータ50からのアクセ
スがあると、前記エミュレーションボード20は、前記
リードバッチアドレス発生回路14a あるいは前記ライ
トバッチアドレス発生回路14b が動作中であれば、こ
の動作を一時中止させ、前記切替手段SW1を符号S1
に切替え、前記切替手段SW2を符号S3に切替え、前
記切替手段SW3をオンにする。この後、該エミュレー
ションボード20は、前記リードライト用アドレス発生
回路12a 等に前記ホストコンピュータ50からのアク
セスに対応する処理を行わせる。
【0075】該リードライト用アドレス発生回路12a
は、前記インターフェイス回路28及び切替手段SW1
を介してなされた入力に従って、前記切替手段SW2及
び符号A2を介して、前記図3の符号A2及びA4及び
A5から、前記ハードディスク装置42a 及び前記光デ
ィスク装置44a へとアドレスを出力する。
【0076】この際、前記ホストコンピュータ50から
アクセスされるデータは、前記インターフェイス回路2
8、前記切替手段SW3及び符号D2を介して、前記図
3の符号D2及びD4により、前記ハードディスク装置
42a に対して入出力される。
【0077】このような前記ホストコンピュータ50か
らのアクセスに対する処理終了後には、前記リードバッ
チ処理や前記ライトバッチ処理等の一時中断されていた
処理を再開する。
【0078】図10は、前記エミュレーションボードを
ライトバッチ処理中に、ホストから書込要求があったと
きの第1ステップの動作を示すブロック図である。
【0079】前記ライトバッチ処理中に前記ホストコン
ピュータ50からの書込要求があった際、該書込要求の
アドレスと、前記ライトバッチアドレス発生回路14b
で一時中止されているライトバッチ処理に用いられるア
ドレスとが比較される。この比較は、前記ライトアドレ
ス比較回路22において、今回のホストコンピュータ5
0からのアクセス対象となるアドレスのデータが既に前
記光ディスク装置44a に転送済みとなっているか判定
するために行われる。
【0080】図11は、前記エミュレーションボードの
ライトバッチ処理中に、ホストから書込要求があったと
きの第2ステップの動作を示すブロック図である。
【0081】前記図10での前記ライトアドレス比較回
路22の比較判定により、前記ホストコンピュータ50
から書込要求されたアドレスのデータが既に前記光ディ
スク装置44a に転送済み(ライトバッチ処理完了部
分)と判定された場合には、該アドレスが前記書換必要
アドレス記憶回路24に記憶される。
【0082】図12は、前記エミュレーションボードの
ライトバッチ処理中に、ホストから書込要求があったと
きの第3ステップの動作を示すブロック図である。
【0083】ライトバッチ処理を一時中止して実行され
ていた前記ホストコンピュータ50からのアクセスに対
する処理終了後、この図12に示される如く、まず、前
記エミュレーションボード20は、前記切替手段SW1
を符号S2へと切替え、前記切替手段SW2を符号S3
へと切替え、前記切替手段SW3をオフとする。
【0084】この後、前記書換必要アドレス記憶回路2
4に記憶されているアドレスに対応する前記ハードディ
スク装置42a のデータを、前記光ディスク装置44a
の対応するアドレスへと転送する。
【0085】この転送の際用いられるアドレスは、前記
書換必要アドレス記憶回路24及び前記リードライト用
アドレス発生回路12a において発生され、前記切替手
段SW2及び符号A2を介して、前記図3の符号A2、
A4及びA5により、前記ハードディスク装置42a 及
び前記光ディスク装置44a へと供給される。又、この
ようにして供給されるアドレスに対応するデータは、前
記図3の符号D4及びD5を介して、前記ハードディス
ク装置42a から前記光ディスク装置44a へと転送さ
れる。
【0086】このような前記書換必要アドレス記憶回路
24に記憶されているアドレスに対応する、前記ハード
ディスク装置42a から前記光ディスク装置44a への
データ転送は、該書換必要アドレス記憶回路24に記憶
されている全てのアドレスに対して行われる。このよう
な処理が該記憶されている全てのアドレスに対して完了
すると、前記ライトバッチ処理が一時中止中であれば、
この処理が再開される。
【0087】図13は、前記エミュレーションボードの
ライトバッチ処理終了時を示すブロック図である。
【0088】前記ライトバッチ処理が終了すると、前記
ライトバッチアドレス発生回路14b は該終了を前記表
示装置26へと伝達する。該表示装置26は、これに従
って、前記ハードディスク装置42a の固定キャッシュ
エリアA1a の内容と、前記光ディスク装置44a に取
付けられたバックアップ光ディスクのエリアA2の内容
とが一致していることを表示する。
【0089】図14は、本実施例の動作モード自動設定
に関する状態遷移図である。
【0090】この図14の状態遷移図において、本実施
例の外部記憶装置10に前記光ディスク46a が未装着
の初期状態はディスク無し状態S1である。該ディスク
無し状態S1において前記光ディスク46a が挿入され
ると( t2 あるいは t3 )、その光ディスク46a の前
記ライトプロテクトノッチ47a が書込禁止状態である
か否かにより、ライトバッチ処理状態S2、又はリード
バッチ処理状態S3となる。これらライトバッチ処理状
態S2あるいはリードバッチ処理状態S3のそれぞれの
処理が終了すると( t6 あるいは t9 )、それぞれバッ
クアップ待機状態S4あるいはディスク排出状態S5
(復元終了 t9 のときはディスクが排出される)とな
る。
【0091】なお、前記ディスク無し状態S1、前記ラ
イトバッチ処理状態S2、及び前記リードバッチ処理状
態S3のときに、前記ホストコンピュータ50から何ら
かのコマンドがあると(それぞれ t1 、 t4 、 t5 )、
そのコマンドはリジェクトされる。又、前記バックアッ
プ待機状態S4では、前記ホストコンピュータ50から
のコマンドのうち、ライトバッチ処理を開始させるため
のライトコマンドのみが受付けられ、これ以外のコマン
ドはリジェクトされる。
【0092】以上説明した通り、本実施例によれば、ホ
ストコンピュータ等の制御装置から独立してリードバッ
チ処理やライトバッチ処理を1台の光ディスク装置のみ
を用いて行うことができる。又、新たにマスタ光ディス
クを前記光ディスク装置44a に取付けた際、該マスタ
光ディスクのデータが前記ハードディスク装置42aに
転送されていなくても(リードバッチ処理終了以前
に)、ホストコンピュータ50等は該マスタ光ディスク
のデータをアクセスすることができる。又、本実施例で
は前記ホストコンピュータ50に対してオンライン中で
も運用中のデータをバックアップすることができる。従
って、CAD(computer aided design )等多量のデー
タを取扱い、これを定期的にバックアップするシステム
では、本実施例の外部記憶装置をより有効に用いること
ができる。
【0093】なお、本実施例は、前記ライトアドレス比
較回路22や前記書換必要アドレス記憶回路24等を備
えているので、ライトバッチ処理中に既に光ディスク装
置44a に転送されたアドレスに対しても、書込アクセ
スを高速に行うことができる。即ち、まず前記ハードデ
ィスク装置42a に該書込アクセスデータを書込み、こ
れは前記書換必要アドレス記憶回路24に記憶される。
この記憶に従って、ホストコンピュータ50のアクセス
終了後、前記ハードディスク装置42a に書込まれたデ
ータは前記光ディスク装置44a へと転送することがで
きる。
【0094】なお、前記実施例を含め、本発明の外部記
憶装置の利用分野を本発明は限定するものではないが、
例えば次に列挙するような活用事例がある。
【0095】(1)ソフトウエア作成:ソフトウエアを
作成する業務においては、ある過去の時期のシステム状
態に全てのファイルやプログラムを戻したい場合が発生
することがある。例えば何らかのソフトウエア上の問題
が見付かった時等である。本発明の外部記憶装置を用い
て、所定の作業段階毎、あるいは日毎に業務に使用中の
ハードディスク装置(前記データキャッシュ記憶装置4
2に該当)のバックアップを前記記憶媒体46にとって
おくことにより、該当する前記記憶媒体46を入れるだ
けで、該ハードディスク装置のファイルやプログラムを
所望の時期の状態に簡単に戻すことができる。又、複数
のプロジェクト(業務)で1台のホストコンピュータや
ICE(in circuit emulator )等のマシンを利用する
場合、利用者毎等の使用環境の切替えやソースファイル
やオブジェクトファイルの切替えを簡単に行うことがで
きる。 (2)ソフトウエアシステムのコピーや多量データのコ
ピー及びシステム変更時のアンドゥ:例えばホストコン
ピュータのソフトウエアシステムをいくつかのホストコ
ンピュータで使用した場合、該ソフトウエアシステムを
コピーする必要がある。このようなソフトウエアシステ
ムのコピーは、MT(magnetic tape)ではデータ転送時
間が長く作業能率が低下してしまう。又、FD(floppy
disc )ではその枚数が多くなってしまい、作業能率が
低下してしまうことがある。本発明の外部記憶装置で
は、その用いる光ディスク装置やデータキャッシュ記憶
装置の平均アクセス時間にもよるが、より多量のデータ
を比較的速いアクセス時間で転送することができるの
で、前記MTや前記FDのような作業能率の問題を低減
することができる。又、このようにソフトウエアシステ
ムのコピーを容易に行えるので、システム変更時、例え
ば、アプリケーションやOS(operating system)のバ
ージョンアップ時にも活用できる(システム変更時のア
ンドゥ)。 (3)ハードディスク装置のクラッシュ対策やファイル
の誤操作対策:ハードディスク装置のクラッシュ対策と
してその全データのバックアップをとることは、その全
転送時間が長くなってしまう等、種々の問題がある。し
かしながら、本発明の外部記憶装置によれば、ホストコ
ンピュータからのアクセスの空き時間を利用して交換可
能な記憶媒体にバックアップをとることができるように
することもできる。又、このように能率良くバックアッ
プをとることができるので、ミラー機能を有する複数の
ハードディスク装置を用いたシステムでも回復すること
ができなかったファイルの誤消去等の誤操作について
も、これを救済して修復することができる。 (4)記憶媒体無しの状態がない:記憶媒体が交換可能
な外部記憶装置で該記憶媒体を未装着の場合であって
も、本発明の外部記憶装置にはデータキャッシュ記憶装
置を備えているので、基本的に書込み不可能という状態
がないので、当該外部記憶装置のディスク無しのステー
タスを返すようにサポートする必要がない。 (5)未フォーマットの記憶媒体に対する処理が容易:
未フォーマット(物理的あるいは論理的フォーマット)
の記憶媒体を装入した場合、ライトプロテクト(書込禁
止)でなければ自動的にフォーマットした後に書込みを
行うことができる。なお、ライトプロテクト(書込禁
止)となっている未フォーマットの記憶媒体が装入され
た場合には、これをイジェクトするようにすればよい。
【0096】
【発明の効果】以上説明した通り、本発明によれば、ホ
ストコンピュータ等の制御装置を専有してしまうことな
く、補助記憶装置を複数台用いなくても該補助記憶装置
用記憶媒体のデータのバックアップを行うことができ、
又、その動作モードを自動設定することができるという
優れた効果を得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の要旨を示すブロック図
【図2】本発明の実施例のブロック図
【図3】前記実施例の転送データの流れを示すためのブ
ロック図
【図4】前記実施例の光ディスク装置とハードディスク
装置との記憶エリアの対応を示すメモリマップ
【図5】前記実施例で用いられるエミュレーションボー
ドのブロック図
【図6】前記エミュレーションボードのリードバッチ処
理時の動作を示すブロック図
【図7】前記エミュレーションボードのリードバッチ処
理終了時を示すブロック図
【図8】前記エミュレーションボードのライトバッチ処
理時の動作を示すブロック図
【図9】前記エミュレーションボードでのホストから処
理要求があったときの動作を示すブロック図
【図10】前記エミュレーションボードのライトバッチ
処理中に、ホストから書込要求があったときの第1ステ
ップの動作を示すブロック図
【図11】前記エミュレーションボードのライトバッチ
処理中に、ホストから書込要求があったときの第2ステ
ップの動作を示すブロック図
【図12】前記エミュレーションボードのライトバッチ
処理中に、ホストから書込要求があったときの第3ステ
ップの動作を示すブロック図
【図13】前記ライトバッチ処理終了時を示すブロック
【図14】前記実施例の動作モード自動設定に関する状
態遷移図
【符号の説明】
10…外部記憶装置 12…データキャッシュ制御回路 12a …リードライト用アドレス発生回路 14…バックアップアドレス発生回路 14a …リードバッチアドレス発生回路 14b …ライトバッチアドレス発生回路 16…バックアップモード切替手段 20…エミュレーションボード 22…ライトアドレス比較回路 24…書換必要アドレス記憶回路 26…表示装置 28…インターフェイス回路 30…バックアップモード切替装置 42…データキャッシュ記憶装置 44…補助記憶装置 42a …ハードディスク装置 44a …光ディスク装置 46…記憶媒体 46a …光ディスク 47…書込可否情報 47a …ライトプロテクトノッチ 48…書込可否読取手段 48a …光電スイッチ 50…ホストコンピュータ S1〜S5…状態 t0 〜 t8 …状態が遷移するトリガ

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】記憶媒体が交換可能であり、該記憶媒体と
    一体の書込可否情報を読み取る書込可否読取手段を有す
    る補助記憶装置と、 該補助記憶装置の記憶容量に対応した固定キャッシュエ
    リアとして利用可能なデータキャッシュ記憶装置と、 少なくとも前記書込可否情報に従って、当該外部記憶装
    置の動作モードを決定するバックアップモード切替手段
    と、 前記固定キャッシュエリアを用いて、ホストから前記補
    助記憶装置へのアクセスを制御するデータキャッシュ制
    御回路と、 装填された前記記憶媒体と前記固定キャッシュエリアと
    の間で、前記動作モードに従ったデータ転送を行うアド
    レスを発生するバックアップアドレス発生回路とを備え
    たことを特徴とする外部記憶装置。
JP4188247A 1992-07-15 1992-07-15 外部記憶装置 Pending JPH0635622A (ja)

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