JP2002091561A - 監視制御装置及び記憶媒体 - Google Patents

監視制御装置及び記憶媒体

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JP2002091561A
JP2002091561A JP2000277107A JP2000277107A JP2002091561A JP 2002091561 A JP2002091561 A JP 2002091561A JP 2000277107 A JP2000277107 A JP 2000277107A JP 2000277107 A JP2000277107 A JP 2000277107A JP 2002091561 A JP2002091561 A JP 2002091561A
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display screen
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operator
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JP2000277107A
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Minoru Saito
実 斉藤
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Original Assignee
Toshiba Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 プラントで発生した各種の状態に対し、
オペレータの判断内容、対応状況、次のオペレータへの
引継ぎ事項等を容易に保存することにある。 【解決手段】 予めアラーム表示画面,グラフィック表
示画面,ポイント表示画面,トレンドグラフ表示画面を
用意し、これら画面に対応して常時プラントの状態デー
タを格納するファイル16a〜16dを設け、入力装置
13から所要の表示指示を受けたとき、操作ログ機能部
17Aはそれを判断し、対応する表示処理部17a〜1
7dに通知する。例えばアラーム表示処理部17aは、
アラーム表示画面を表示装置18に表示した後、入力装
置13の記録指示のもと、キーボード,音声入力機器,
撮像カメラ等からオペレータの判断,対応等に関するデ
ータを入力すれば、ファイル16a上のアラーム表示画
面その他のエリアに保存し、後の適宜な時期にその保存
データを読み出し可能とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、各種のプラントの
動作状態を監視する監視制御装置に係わり、特にオペレ
ータのプラントに対する判断、対処等のノウハウを有効
に保存する監視制御装置及び記憶媒体に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、中央監視室内にCRT等の表示装
置及び印字装置を備えた監視制御装置が設置され、表示
装置の表示画面に計装フローを表示し、或いは印字装置
より印字出力することにより、プラントの動作状態をオ
ペレータに知らせている。オペレータは、計装フローで
あるグラフィック画面や印字結果からプラントの動作状
態を判断し、その判断結果に基づいてプラントの運転操
作を実施する。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】従って、以上のような
監視制御装置では、プラントの動作状態をグラフィック
画面或いは印字結果を介して一方的にオペレータに通知
するのみであり、一方、プラントの運転操作側では、オ
ペレータ個人のその時の判断、過去の経験をもとに適切
な操作内容や対処方法を決定し、プラントの運転操作を
実施するのみであり、オペレータのその時の判断に依存
するところが大きく、従って、適切なプラントの運転を
行う観点からはオペレータの判断、経験が非常に重要な
要件となってくる。
【0004】ところで、プラントの自動制御化は日進月
歩であり、種々の面からかなりの工夫が加えられてきて
いるが、依然として監視制御装置を用いたプラントの運
転操作は無くなることはなく、従来にもまして重要視さ
れてきている。
【0005】このことは、オペレータの削減、プラント
の高度化、複雑化、大規模化に伴い、オペレータの負担
は益々増える一方であり、それと同時にオペレータがい
かにしてプラントの状況を判断し、プラントの適切な運
転操作を実施したかが重要なキーとなってくる。また、
新任のオペレータは、熟練オペレータが取得したノウハ
ウのもとに作成された簡単な操作要綱集等から学習する
ことになるが、熟練オペレータの高齢化、技術力をもつ
オペレータの減少等により、益々プラントの運転管理の
重要性が益してきている。
【0006】しかし、従来の監視制御装置は、プラント
の動作状態を一方的に伝えるだけであり、オペレータに
よる運転操作に関わる判断内容、プラントの異常に対す
る対応、処置等については、オペレータ交替時における
口頭或いはメモ書き等の引継ぎ事項の伝達や運転管理日
報の記録にとどまるものである。
【0007】よって、プラント運転に際し、その時の実
状況にそくしたオペレータの判断や対応を把握すること
が難しく、プラントの適切な運転操作や新任オペレータ
の教育に生かせない状況にある。
【0008】本発明は上記事情に鑑みてなされたもの
で、オペレータの判断・対応等を容易に把握可能にし、
より適切なプラントの運転、新任オペレータの教育に有
効に活用できる監視制御装置を提供することにある。
【0009】本発明の他の目的は、オペレータの判断・
対応等のノウハウを有効に保存するプログラムを記憶し
た記憶媒体を提供することにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、プラントの各個所の計測データや機器動作状態デー
タを監視し、必要な運転操作を行う本発明に係わる監視
制御装置において、所要とする表示指示および記録指示
を入力する指示入力手段と、この指示入力手段の表示指
示に基づいて所定の表示画面を表示装置に表示する表示
処理手段と、前記指示入力手段の記録指示に基づき、そ
の記録指示内容に応じて前記プラントの各個所から取り
込んだ計測データや機器動作状態データ、当該指示入力
手段から入力されるオペレータの判断,対応等に関する
データを保存する保存手段とを備えた構成である。
【0011】本発明は、以上のような構成とすることに
より、指示入力手段の表示指示に基づき、表示処理手段
は、例えばアラーム表示画面,グラフィック表示画面,
ポイント表示画面,トレンドグラフ表示画面の何れかを
選択し、表示装置に表示する。ここで、保存手段は、指
示入力手から記録指示を受けた後、前記表示画面に基づ
きプラントの状態に対し、当該指示入力手段であるキー
ボード、音声入力機器、撮像カメラから判断,対処等を
入力すると、それぞれ対応するファイルに保存するの
で、後の適宜な時期にオペレータの判断・対応等を取り
出して容易に把握可能となり、より適切なプラントの運
転に利用でき、また新任オペレータの教育にも有効に活
用することが可能となる。
【0012】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につい
て図面を参照して説明する。
【0013】図1は本発明に係わる監視制御装置の一実
施の形態を示す構成図、図2は本発明に係わる監視制御
装置の要部を説明する機能構成図である。
【0014】この監視制御装置は、監視対象となるプラ
ント10の所要とする各個所(ポイント)のプロセス計
測データ、機器の動作状態等に関する状態データを順次
取り込んで伝送ライン11に伝送する現場側コントロー
ラPLC−1,PLC−2等のプラント状態入力部12
と、所要とする表示指示、記録指示その他オペレータの
判断内容,対処方法等,プラント運転上必要な操作内容
を入力する入力装置13と、この入力装置13から入力
される表示指示、記録指示その他オペレータ14の判断
内容,対処方法等を受けて画面表示・保存処理用プログ
ラムを記憶する記憶媒体15と、プラント10の各個所
のプロセス計測データ、機器の動作状態等を更新記憶
し、オペレータ14の判断内容,対処方法等,プラント
運転上必要な操作内容を保存するファイル群からなる記
憶装置16と、前記記憶媒体15に記憶される画面表示
・保存処理用プログラムに基づいて所定の処理を実行す
るCPUで構成されるデータ処理部17と、表示装置1
8とによって構成されている。
【0015】前記入力装置13は、例えばマウスを含む
キーボード13aの他、本発明において重要となるオペ
レータの操作状態を記録させるために設置されるマイク
ロホンなどの音声入力機器13b,撮像カメラ13cな
どが設けられ、これら機器から選択的に表示指示、記録
指示その他オペレータの判断内容,対処方法等が入力さ
れる。
【0016】前記記録媒体15は、一般的には磁気ディ
スクが用いられるが、それ以外にも例えば磁気テープ、
CD−ROM、DVD−ROM、フロッピーディスク、
MO、CD−R、メモリカードなどが用いられ、その具
体的な画面表示・保存処理用プログラムによる処理フロ
ーは後記する。
【0017】前記記憶装置16は、図2に示すようにア
ラームデータ履歴ファイル16a、グラフィックデータ
ファイル16b、ポイントデータファイル16c及びト
レンドデータファイル16dその他必要とするファイル
によって構成され、プラント状態入力部12で取り込ん
だプラント10のプラント計測データや機器の動作状態
データが各ファイル16a〜16dにパラレル、かつ、
時系列的に記憶され、或いは書込み更新されるようにな
っている。また、アラームデータ履歴ファイル16aに
は、アラーム判定用データ、予め定めるアラーム一覧表
示画面(アラーム表示画面、図3参照)が記憶され、ま
た入力装置13から記録指示が有ったとき、その記録指
示に従ってプラント計測データや機器の動作状態データ
やオペレータの判断内容,対処方法を記憶するエリア
(図示せず)が設けられている。前記グラフィックデー
タファイル16bには、オペレータ記録履歴エリア21
をもつ予め定めるグラフィック表示画面(図4参照)が
記憶され、また入力装置13から記録開始ボタン22が
操作されたとき、その記録指示に従って記録開始から記
録停止ボタン23が操作されるまでの間、プラント計測
データや機器の動作状態データの他、オペレータの判断
内容,対処方法を記憶するエリア(図示せず)が設けら
れている。
【0018】前記ポイントデータファイル16cには、
プラント各個所ごとに予め定めるポイント表示画面(図
5参照)が記憶され、また入力装置13から記録ボタン
31が操作されたとき、その記録指示に基づいて該当個
所のプラント計測データや機器の動作状態データをポイ
ント表示画面に記述し、さらにオペレータの判断内容,
対処方法を記憶するエリア(図示せず)が設けられてい
る。32は再生時に操作する再生ボタン、33は先任オ
ペレータの引継ぎ事項等のコメントがある時に表示され
る表示エリアである。
【0019】前記トレンドデータファイル16dには、
オペレータ記録履歴エリア41をもつ予め定めるトレン
ドグラフ表示画面(図6参照)が記憶され、また入力装
置13から記録開始ボタン42の操作があったとき、そ
の記録指示に従って記録開始から記録停止ボタン43が
操作されるまでの間、記録開始−記録停止間のプラント
計測データや機器の動作状態データの他、オペレータの
判断内容,対処方法を記憶するエリア(図示せず)が設
けられている。
【0020】前記データ処理部16は、前記入力装置1
3から入力される表示指示、記録指示その他オペレータ
の判断内容,対処方法等を判断し、その判断内容に応じ
て所定の編集処理などを行い、該当するファイルの所定
のエリアにオペレータの判断内容,対処方法を保存する
オペレータ操作ログ機能部17Aの他、アラーム表示処
理部17a、グラフィック表示処理部17b、ポイント
表示処理部17c、トレンド表示処理部17dその他必
要な表示処理部が設けられている。
【0021】前記アラーム表示処理部17aは、入力装
置13からオペレータ操作ログ機能部17Aを介してア
ラーム表示指示を受けたとき、アラームデータ履歴ファ
イル16aからアラーム表示一覧画面を取り出して表示
装置18に表示する機能を有し、またグラフィック表示
処理部17bは、入力装置13からオペレータ操作ログ
機能部17Aを介してアラーム表示指示を受けたとき、
グラフィックデータファイル16bからグラフィック表
示画面を取り出して表示装置18に表示する機能を有
し、ポイント表示処理部17c、トレンド表示処理部1
7dにおいても同様の表示処理を実行する。
【0022】次に、以上のような監視制御装置の動作お
よび記録媒体15に記憶されるプログラムの処理フロー
(図7参照)について説明する。
【0023】装置の動作が開始すると、データ処理部1
7のオペレータ操作ログ機能部17Aは、記憶媒体15
に記憶されるプログラムに従って、入力装置13から入
力される表示指示がアラーム表示指示,グラフィック表
示指示,ポイント表示指示またはトレンド表示指示の何
れであるかを判断する(S1〜S4:表示内容判断機
能)。
【0024】(1) アラーム表示処理について ステップS1においてアラーム表示指示と判断されたと
き、オペレータ操作ログ機能部17Aがアラーム表示指
示をアラーム表示処理部17aに通知する。
【0025】このアラーム表示処理部17aは、アラー
ムデータ履歴ファイル16aに時系列にプラント10の
プロセス計測データや機器の動作状態データが入ってく
るので、常時、上下限値、許容範囲データその他のアラ
ーム判定用データを参照し、プラント10の各個所が異
常ないし故障状態にあるか,つまりアラーム発生である
かを判断し、アラーム発生の場合には表示装置18にア
ラーム発生を表示するとともに、オペレータ操作ログ機
能部17Aにアラーム表示指示を送出する。なお、アラ
ーム表示内容としては、例えば何れの個所で故障発生の
故障文字を表示し、故障の文字を赤色で点滅表示し、そ
の他予め定める方法によりプラントで発生している故障
情報を表示する。
【0026】ここで、オペレータ操作ログ機能部17A
は、アラーム表示指示を受けたとき自動的に或いは入力
装置13から表示指示を受けたとき(S1)、それをア
ラーム表示処理部17aに通知すると、アラーム表示処
理部17aは、ファイル16aから図3に示すアラーム
一覧表示画面を読み出し、表示装置18に表示する(S
11:表示処理機能)。
【0027】この状態において入力装置13から記録指
示のもとに、キーボード13a,音声入力機器14bま
たは撮像カメラ14cから発生日時,時刻,発生アラー
ム名称等が入力されると、オペレータ操作ログ機能部1
7Aがそれを判断し、アラームデータファイル16aの
アラーム一覧表示画面の必要なエリアに順次記憶し、さ
らに予め定めるアラーム発生前後のプロセス計測データ
や機器の動作状態データを保存する一方、アラーム表示
処理部17aがアラーム一覧表示画面の必要なエリア書
き込んだ内容を表示装置18に表示する(S13:保存
機能)。そして、記録停止の指示が有れば、データ保存
を停止する。
【0028】つまり、アラームデータ履歴ファイル16
aには、プラントのアラームの発生状況や復帰状況等が
発生順に時系列に保存される。プラントの監視を行う場
合、現時点の状態データも重要であるが、プラントの変
化、推移を確認するためには過去の履歴データも必要と
なるので、入力装置13からの指示に基づいて前述する
ようにアラーム発生前後のプロセス計測データや機器の
動作状態データも履歴データとして保存する。
【0029】その結果、アラーム発生後の表示指示に基
づき、アラーム一覧画面には何時アラームが発生し、い
かなるアラーム名称と判断したか、さらに必要に応じて
原因は何だったのか、次のオペレータに引き継ぐ内容は
何か等につき、例えば音声入力機器13bから音声入力
し、アラーム一覧画面の所定のエリアに保存できる。
【0030】また、アラーム(故障)発生時にタイムリ
ーに入力しても良いが、アラーム名称その他の判断・対
処後に肉声による内容を保存することにより、このアラ
ームに対する対応状況を記録することが可能となる。当
然ながら、音声の記録の他、撮像カメラ13cによる映
像も入力することが可能である。この記録したデータは
保存されるので、後の適宜なときに読み出して表示する
ことも可能である。
【0031】なお、図3に示すアラーム一覧画面による
の故障はオペレータが記録した例であり、の故障は
オペレータによって記録されていない例である。
【0032】また、オペレータは、アラーム発生時、入
力装置13からの表示指示によりアラーム一覧画面を指
定し必要な内容を入力したが、アラーム発生時に自動的
にオペレータの操作内容,つまりキーボード13aの入
力、音声入力機器13bの音声、撮像カメラ13cの映
像データを記録することも可能である。アラーム発生
後、アラーム復帰まで記録するか、ある一定時間の記録
とするかは設定内容に応じて可変でき、オペレータの操
作上の負担にならない記録が可能である。
【0033】(2) グラフィック表示処理について 入力装置13からグラフィック表示画面の表示指示を入
力すると、オペレータ操作ログ機能部17Aは、ステッ
プS2にて表示指示内容からグラフィック表示指示と判
断し、グラフィック表示処理部17bに通知する。ここ
で、グラフィック表示処理部17bは、ファイル16b
から図4に示すグラフィック表示画面を読み出し、表示
装置18に表示する(S21:表示処理機能)。
【0034】この状態において入力装置13から記録開
始ボタン22の操作(記録指示)後にキーボード13
a,音声入力機器13bまたは撮像カメラ13cからオ
ペレータ記録履歴を入力すると、オペレータ記録履歴エ
リアに記録され、さらに記録開始ボタン22の操作から
記録停止ボタン23の操作までのプロセス計測データや
機器の動作状態データをファイル16bに保存する(S
22,S23:保存機能)。
【0035】なお、グラフィックデータファイル16b
には、プラントの系統構成をグラフィカルに表示するた
めのグラフィック表示画面とそのグラフィック表示画面
上にプラントの運転状態等を表示する可視情報が保持さ
れている。また、プラントの変化に合わせて、プラント
の状況を把握するために例えばビデオテープのごとくプ
ラントの動きも保存可能にする。
【0036】従って、グラフィック表示処理部17b
は、プロセス計装のグラフィック表示画面だけでなく、
グラフィックデータファイル16bにファイルされる計
測データや機器の動作状態データを取り込んでグラフィ
ック表示画面の該当エリアを書き換えることにより、時
々刻々変化するプラントの運転状態を表示する。
【0037】一方、グラフィック表示画面の表示後、そ
れに伴ってオペレータの判断内容に基づく必要な運転操
作が行われるが、このときオペレータがキーボード13
a,音声入力機器13bまたは撮像カメラ13cから判
断内容およびその判断内容に必要な運転操作等の対処方
法を行ったとき、そのプラントの動作状態、判断内容お
よび運転操作内容をオペレータ操作ログ機能部17Aで
取り込み、必要なデータ変換処理を行った後、グラフィ
ックデータファイル16bに保存される。
【0038】よって、記録開始ボタン22または記録停
止ボタン23の操作時の記録時間履歴データをとり、こ
の記録時間履歴データのもとにプラントの動作状態、判
断内容および運転操作内容を保存するようにすれば、何
時でも記録時間履歴データのもとに保存データを読み出
して表示装置18に表示でき、或いは印字装置より出力
すれば、履歴内容からいつでもプラントの状態、オペレ
ータによる操作の状況を再現させることが可能となる。
【0039】(3) ポインタ表示処理について 入力装置13からプラント10のある個所のポイント表
示画面の表示指示を入力すると、オペレータ操作ログ機
能部17Aは、ステップS3にて表示指示内容からある
個所のポイント表示指示と判断し、ポイント表示処理部
17cに通知する。ここで、ポイント表示処理部17c
は、ファイル16cから図5に示すポイント表示画面を
読み出し、表示装置18に表示する(S31:表示処理
機能)。オペレータが例えば配水池の水位の表示指示を
入力したとき、図5に示す配水池水位のポイント表示画
面が表示され、また配水池の水位と密接な関係がある場
合には例えば送水ポンプの動作状態のポイント表示画面
も同時に表示され、かつ、その表示装置18のポイント
表示画面の該当エリアに計測データ、機器動作状態が更
新表示される。
【0040】この状態においてオペレータが入力装置1
3からオペレータ記録ボタンを操作(記録指示)した
後、キーボード13a,音声入力機器13b,撮像カメ
ラ13cのうち、例えば音声入力機器13bからコメン
トを入力することが可能となり、そのコメント内容はオ
ペレータ操作ログ機能部17Aを介してポイントデータ
ファイル16cに保存する(S32,S33:保存機
能)。一方、オペレータ再生ボタンを操作すれば、ポイ
ントデータファイル16cに保存されているコメント内
容を再現させることが可能である。例えば水位が5.0
m以下になったとき、2台目のポンプを停止させるよう
なガイド的なコメントを記録させておくことが可能とな
る。このとき、実際の水位が5.0m以下になれば、自
動的に例えば音声を再現させることも可能である。
【0041】(4) トレンドグラフ表示処理について 入力装置13からトレンドグラフ表示画面の表示指示を
入力すると、オペレータ操作ログ機能部17Aは、ステ
ップS4にて表示指示内容からトレンドグラフ表示指示
と判断し、ポイント表示処理部17cに通知する。ここ
で、ポイント表示処理部17cは、ファイル16dから
図6に示すトレンドグラフ表示画面を読み出し、表示装
置18に表示する(S41:表示処理機能)。この状態
において入力装置13から記録開始ボタンが操作(記録
指示)されると、ファイル16dに格納されるプロセス
計測データや機器動作状態データが入っているので、ポ
イント表示処理部17cは、ファイル16dからそのデ
ータを読み出してトレンドグラフ表示画面の所定エリア
に順次表示する一方、キーボード13a,音声入力機器
13b,撮像カメラ13cのうち、例えばオペレータが
図に示す(ロ)の時点で水位信号が一定レベル以下とな
ったのでポンプを停止し送水を止めたことを音声入力機
器13bから入力すれば、オペレータ操作ログ機能部1
7Aを介してトレンドデータファイル16dに保存する
ことができる(S42,S43:保存機能)。
【0042】なお、このトレンドグラフ表示画面にはオ
ペレータ記録開始ボタンおよびオペレータ記録停止ボタ
ンが設けられているので、図4と同様にオペレータ記録
履歴エリアに記録開始日時と記録停止日時とをオペレー
タ記録履歴データとして保存し、このオペレータ記録履
歴データのもとに読み出し可能に記録開始−記録停止間
のプロセス計測データおよび機器動作状態データをファ
イル16dに保存すれば、後の適宜な時期にオペレータ
記録履歴データからコメント内容及びプロセス計測デー
タや機器動作状態データを取り出して表示または印字出
力できる。
【0043】なお、本願発明は、上記実施の形態に限定
されるものでなく、その要旨を逸脱しない範囲で種々変
形して実施できる。また、各実施の形態は可能な限り組
み合わせて実施することが可能であり、その場合には組
み合わせによる効果が得られる。さらに、上記各実施の
形態には種々の上位,下位段階の発明が含まれており、
開示された複数の構成要素の適宜な組み合わせにより種
々の発明が抽出され得るものである。例えば問題点を解
決するための手段に記載される全構成要件から幾つかの
構成要件が省略されうることで発明が抽出された場合に
は、その抽出された発明を実施する場合には省略部分が
周知慣用技術で適宜補われるものである。
【0044】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、プ
ラントで発生した各種の状態に対し、オペレータの判断
内容、対応状況、次のオペレータへの引継ぎ事項等を容
易に入力し保存でき、またオペレータのノウハウを保存
し再生可能であるので、そのノウハウを何時でも参照し
たり、引き出すことが可能となり、プラントの円滑な運
用を図ることができる。
【0045】また、異常発生時、オペレータの対処方法
を確認でき、異常発生原因の究明にも役立てることがで
きる。
【0046】また、オペレータは、前任のオペレータが
どのような判断のもとに操作したかを参照でき、特に新
任のオペレータの教育に大きく役立てることができる。
【0047】さらに、本発明は、プラントの故障が発生
したとき、前回どのように対応したかを容易に呼び出す
ことができ、故障対応の状況を迅速に知り得るととも
に、迅速な処置を講じることができる。
【0048】さらに、遠方から公衆回線を介して、前述
する故障内容とオペレータの入力した操作情報を参照す
ることができれば、プラントの管理者にとって非常に重
要な情報となる。
【0049】さらに、イベント情報とオペレータの判
断,対処方法等の情報を保存した後、適当な時期に他の
記録媒体に保存するようにすれば、プラントの貴重な記
録を保存することが可能となり、プラント建設、メンテ
ナンス、新任オペレータの教育等,種々の用途に有効に
利用することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明に係る監視制御装置の一実施の形態を
示す構成図。
【図2】 本発明に係わる監視制御装置の要部を説明す
る機能構成図。
【図3】 アラーム表示画面を示す図。
【図4】 グラフィック表示画面を示す図。
【図5】 ポイント表示画面を示す図。
【図6】 トレンドグラフ表示画面を示す図。
【図7】 本発明に係わる監視制御装置の動作を説明す
るフローチャート。
【符号の説明】
10…プラント 12…プラント状態入力部 13…入力装置 13a…マウスを含むキーボード 13b…音声入力機器 13c…撮像カメラ 15…記憶媒体 16…記憶装置 16a…アラームデータ履歴ファイル 16b…グラフィックデータファイル 16c…ポイントデータファイル 16d…トレンドデータファイル 17A…オペレータ操作ログ機能部 17a…アラーム表示処理部 17b…グラフィック表示処理部 17c…ポイント表示処理部 17d…トレンド表示処理部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) H04Q 9/00 301 H04Q 9/00 301B 311 311J Fターム(参考) 5C082 AA12 AA13 AA21 AA22 AA24 AA27 BA02 BA12 BB42 BB43 CA76 CB05 DA42 DA89 MM09 MM10 5E501 AA01 AC02 BA02 BA05 BA13 CB02 CB09 CB14 CB15 DA17 EA10 EA21 FA03 FA46 FB30 5H223 AA01 DD03 DD07 EE06 5K048 AA06 BA23 BA30 DC04 DC07 EB02 EB10 EB12 FB04 FB05 FB10 GB08 HA01 HA02 HA22

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 プラントの各個所の計測データや機器動
    作状態データを監視し、必要な運転操作を行う監視制御
    装置において、 所要とする表示指示および記録指示を入力する指示入力
    手段と、 この指示入力手段の表示指示に基づいて所定の表示画面
    を表示装置に表示する表示処理手段と、 前記指示入力手段の記録指示に基づき、その記録指示内
    容に応じて前記プラントの各個所から取り込んだ計測デ
    ータや機器動作状態データ、当該指示入力手段から入力
    されるオペレータの判断,対応等に関するデータを保存
    する保存手段とを備えたことを特徴とする監視制御装
    置。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の監視制御装置において、 前記指示入力手段は、マウスを含むキーボード、音声入
    力機器、撮像カメラが設けられ、前記記録指示後にオペ
    レータの判断,対応等に関するデータを入力することを
    特徴とする監視制御装置。
  3. 【請求項3】 請求項1記載の監視制御装置において、 前記表示処理手段は、アラーム表示画面,グラフィック
    表示画面,ポイント表示画面,トレンドグラフ表示画面
    が記憶され、前記指示入力手段の表示指示内容に応じて
    何れか1つの画面を選択し前記表示装置に表示する処理
    を行うことを特徴とする監視制御装置。
  4. 【請求項4】 請求項1または請求項2記載の監視制御
    装置において、 前記保存手段は、前記指示入力手段から記録指示を受け
    たとき、少なくとも当該指示入力手段であるマウスを含
    むキーボード、音声入力機器、撮像カメラから入力され
    るオペレータの判断,対応等に関するデータを対応する
    ファイルに保存することを特徴とする監視制御装置。
  5. 【請求項5】 請求項4記載の監視制御装置において、 前記ファイルは、アラームデータファイル、グラフィッ
    クデータファイル、ポイントデータファイル、トレンド
    データファイルであることを特徴とする監視制御装置。
  6. 【請求項6】 アラーム表示画面,グラフィック表示画
    面,ポイント表示画面,トレンドグラフ表示画面を記憶
    するメモリを有し、入力装置から指示を受けたとき、画
    面表示・保存処理を行う画面表示・保存処理用プログラ
    ムを記憶する記憶媒体であって、 前記画面表示・保存処理用プログラムは、 前記入力装置から表示指示を受けたとき、アラーム表
    示,グラフィック表示,ポイント表示,トレンドグラフ
    表示の何れの表示指示かを判断する表示内容判断機能
    と、この表示内容判断機能の判断結果に基づいてアラー
    ム表示画面,グラフィック表示画面,ポイント表示画
    面,トレンドグラフ表示画面の何れかを選択し表示する
    表示処理機能と、前記出力装置から記録指示を受けたと
    き、前記入力装置から入力されるオペレータの判断,対
    応等に関するデータを保存する保存機能とを実現するこ
    とを特徴とするコンピュータ読み取り可能な記憶媒体。
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