JP2002090390A - 半導体装置の検査装置及びそれを用いた半導体の製造方法 - Google Patents

半導体装置の検査装置及びそれを用いた半導体の製造方法

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JP2002090390A JP2000285817A JP2000285817A JP2002090390A JP 2002090390 A JP2002090390 A JP 2002090390A JP 2000285817 A JP2000285817 A JP 2000285817A JP 2000285817 A JP2000285817 A JP 2000285817A JP 2002090390 A JP2002090390 A JP 2002090390A
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竜治 河野
Hideo Miura
英生 三浦
Masatoshi Kanamaru
昌敏 金丸
Hiroya Shimizu
浩也 清水
Naoto Ban
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Abstract

(57)【要約】 【課題】梁に必要な強度を保持した状態で小型化がで
き、多数のプローブを形成可能な半導体検査装置を実現
する。 【解決手段】配線5bは、梁11上の一方の面に所定の
幅で、梁11の全長に亘り形成されているため、梁11
は任意の幅方向断面において常に一定の形状となってい
る。その結果、梁11と配線5bの形状から定まる断面
二次モーメントが一定となるため、プローブ5aが被検
体のパッドに接触して梁11が所定量だけ撓んでも梁1
1の曲率が局所的に変化するといった不都合が回避され
る。その結果、梁11の局所的な応力集中が防止され、
梁11の破損などといった、不都合を回避することがで
きる。したがって、梁に必要な強度を保持した状態で小
型化ができ、多数のプローブを形成可能な半導体検査装
置を実現することができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、半導体装置の検査
装置及びその検査装置を用いた半導体装置の製造方法に
係わり、特に、半導体装置の検査工程を効率化可能な検
査装置及びその検査装置を用いた半導体装置の製造方法
に関する。
【0002】
【従来の技術】まず、従来の半導体装置の製造方法につ
いて以下に説明する。半導体装置の製造工程は、いわゆ
る前工程と呼ばれる、ウェハ上へ多数のLSIを形成す
る工程と、これらLSIに対する各種の検査工程と、各
LSIを最終的な製品形態に仕上げる組立工程とに大別
できる。この製造工程を、図15を用いて説明する。
【0003】図15は、半導体装置の一般的な製造方法
の概略を示すフローチャートである。製造工程は、前工
程、ウェハテスト、切断・組み立て、バーンイン、最終
検査の5つを含む。
【0004】(1)前工程 前工程を図17を用いて説明する。この図17は、LS
Iが形成された様子を示すウェハの外観図である。この
前工程は、例えば、直径20cm、あるいは30cm程
度のSiウェハ1aの表面に多数のLSI1bを形成す
る工程である。この前工程は、さらに多くの工程に細別
されるが、ここではその詳細は省略する。この前工程を
実行した結果、例えばメモリなどの場合、ウェハ表面に
は数百程度のLSI1bが形成される。
【0005】ここで、各LSIの表面には、電源、グラ
ンド、各種シグナルなどのパッド(電極)1c群が形成
・配置される。このパッド1cについて、図18を用い
て説明する。
【0006】図18は、図17に示したLSI1bのう
ちの一つを取り出して拡大した外観斜視図である。図1
8において、各パッド1cはLSI1b中の配線の一部
を表面に露出させたものであり、最表層には通常Al
(アルミニウム)、Au(金)などを主材とする材質が
用いられる。各パッド1cの寸法は、通常、一辺長が数
十ないし百数十μm程度であり、また、配列のピッチも
数十ないし百数十μm程度である。これら各パッド1c
は、後の組み立ての段階で必要に応じ半導体装置の外部
端子に接続される。
【0007】(2)ウェハテスト このウェハテスト工程は、ウェハ1a上に形成した各L
SI1bの基本的な特性の検査工程である。これは通常
ウェハの状態のまま実施され、各LSI1bの所定のパ
ッド1cに対してプローブを接触させることにより、L
SI1bと外部システムすなわちテスタとを導通させた
状態で行われる。
【0008】このウェハテスト工程の結果、ウェハ1a
内の各LSI1bに対して良否その他の判定が行われ、
後の工程への適用の可否が判断される。
【0009】このとき用いられるプローブ構造体の従来
構造の一例を図16を用いて説明する。図16は、従来
広く用いられているプローブ構造体の略断面図である。
この図16に示した例において、プローブ10は多くの
場合、W(タングステン)などの細針を折り曲げ、その
先端が被検LSI1bの各パッド1cの位置に合致する
よう配置され、他端が接着剤等により配線板2に固定さ
れている。
【0010】図16の紙面奥行き方向にも複数のプロー
ブ10が配置されている。各プローブ10はプリント配
線板2内の各配線21に接続されており、その結果、プ
リント配線板2上の各電極22をテスタなどの外部シス
テム(図示せず)に接続し、プローブ10の先端を被検
LSI1bのパッド1cに接触させることによってLS
I1bと外部システムとの信号授受が可能となる。
【0011】上述のように、1枚のウェハ1a中には通
常、数百の多くのLSI1bが一括形成されるため、ウ
ェハテストでは検査効率を高める理由からウェハ1a中
の複数のLSI1bに対して同時に実施されるのが普通
である。
【0012】同時にテストされるLSI1b数は、検査
に用いるプローブ構造体の幾何学的要因およびテスタの
信号処理能力により決定される。プローブ構造体の幾何
学的要因とは、主として構造体中に被検LSI1bのパ
ッド1cのレイアウトに合致した形でどれだけのプロー
ブ10を所定の精度を持って形成できるかを意味する。
【0013】図16に示したような例における、従来の
プローブ構造体では、プローブ10の先端位置精度や配
置ピッチ、さらにはプローブ10の他端固定に必要な領
域等の制約から、同時にテストされるLSI1b数は、
多くても32ないし64程度に限られている。
【0014】また、このことを踏まえ、同時に検査する
LSI1bの数を増加して検査効率を向上させることを
目的としたプローブ構造体が開示されている。以下、こ
れらのプローブ構造体を本発明に係る従来の技術として
列挙する。
【0015】(本発明に係る一従来技術)一例として、
単結晶Siからなる片持ち梁構造の表面に導通用の金属
皮膜を形成し、これらを導通配線パターンを形成した絶
縁基板で保持して電気特性測定用プローブとした例が特
開平7−7052号公報に示されている。
【0016】(本発明に係る他の従来技術)他の例とし
て、Siを主材料とする基板内に複数の梁構造およびプ
ローブを形成し、貫通孔を介して同プローブと同プロー
ブ形成面の反対面に存在する二次電極とを配線により電
気的に接続した例が、特開平11−274251号公報
に示されている。
【0017】(3)切断・組み立て 切断・組立工程は、ウェハ1a内の各LSI1bを個々
の単位に切断し、必要に応じてリードフレームへの接合
や外周の樹脂封止、およびリードフレームの成形等、い
わゆる組み立てを行って半導体装置の製品としての構造
・形態を形成する工程である。
【0018】(4)バーンイン このバーンイン工程は、製造対象である半導体装置の使
用環境に比べ過度な熱および電気ストレスを与え、潜在
する不良因子を加速的に摘出し、見かけ上の良品を排除
する工程である。このバーンイン工程は、通常、上記
(3)の切断・組立工程で形成した半導体装置を、各端
子(リード)が外部のテスタと導通するよう構成された
専用のソケットに個々封入し、100ないし150℃程
度の温度雰囲気中に数ないし数十h放置するといった手
段が採られることが多い。
【0019】(5)最終検査 最終検査工程は、これまでの製造工程を経た各半導体装
置が、例えば周波数などの項目について所定の仕様・性
能を満足するか否かを判定する、いわば品質保証検査工
程である。この最終検査工程も通常、上記バーンインの
工程で用いたとほぼ同様な専用ソケットに、半導体装置
が個々封入された状態で実施されることが多い。
【0020】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述し
た従来の技術では、次のような問題点があった。以下、
本発明の従来の技術の問題点とその理由とを対応させて
述べる。
【0021】本発明の一従来技術(特開平7−7052
号公報)についての問題点とその理由を以下に示す。
【0022】この従来技術にあっては、現状よりプロー
ブの数の多数化を図ろうとすると、各配線の形成領域の
確保が困難となる。
【0023】その理由は、配線が梁のプローブ(突起)
からこのプローブが形成されている面(表面)を通っ
て、プローブを形成する基板(一例として単結晶Si)
の外周側面に展開されて、二次電極に到達しなければな
らず、その間に存在する他の配線や素子を回避する必要
があるからである。
【0024】このため、プローブの多数化を図るために
は、次に述べる他の従来技術のように、配線は、梁のプ
ローブから、梁のプローブが形成されていない面(裏
面)を通って二次電極に到達させる必要がある。
【0025】本発明の他の従来技術(特開平11−27
4251号公報))についての問題点とその理由を以下
に示す。
【0026】他の従来技術においては、プローブを被検
LSI1bのしかるパッド1cに接触させて梁に撓みが
生じたとき、配線の存在しない部分の梁の曲げが他の部
分に比べて過大となり、結果、その部分の梁応力が過大
になり、最悪の場合、梁が破損することがある。
【0027】その理由は、配線が梁のプローブ(突起)
形成面からプローブを形成する基板(一例としてSi)
中の貫通孔を介して同基板のプローブ形成面の反対面へ
展開されるため、上記一従来技術に比べて多プローブ化
を図ることが容易であるが、各両端支持梁中の任意の幅
方向断面においてプローブ形成面側に配線の存在しない
場合があるため、プローブを被検LSI1bのしかるパ
ッド1cに接触させて梁に撓みが生じたとき、配線の存
在しない部分の梁の曲げが他の部分に比べて過大とな
り、結果、その部分の梁応力が過大となって、最悪の場
合、梁が破損することになる。
【0028】このような現象は、被検LSI1bのパッ
ド1cのレイアウトが密であり、パッド1cの配置ピッ
チが非常に小さい場合に起こりやすくなる。
【0029】本発明の従来技術におけるもう一つの問題
とその理由を述べる。本発明の従来技術では、配線をプ
ローブ形成面からその反対面へ展開するに当たり、上述
のように、プローブを形成する基板内に予め設けた貫通
孔を介する手段を採る。この貫通孔は、二次電極(公報
中パッド121と記載)の形成面と実質同一面内に形成
されるため、被検LSI1bの寸法やパッド1cのレイ
アウトにより制限される二次電極形成面に十分な領域が
確保できない場合、貫通孔の占有する面積が二次電極形
成面内の多くの割合を占めてしまい、結果、十分なピッ
チや面積を有する二次電極を形成できない場合がある。
【0030】本発明の目的は、梁に必要な強度を保持し
た状態で小型化ができ、多数のプローブを形成可能な半
導体検査装置及びこの検査装置を用いた半導体装置の製
造方法を実現することである。
【0031】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本発明は次のように構成される。
【0032】(1)シリコン基板の支持部に支持された
複数の両持ち梁と、この梁に形成され、検査対象である
半導体装置の電極部に接触される突起であるプローブ
と、このプローブと上記シリコン基板に形成された二次
電極とを接続する配線とを有し、半導体装置を検査する
検査装置において、上記配線は、上記両持ち梁のプロー
ブが形成される面に、この梁の両端の2つの支持部にま
で延長して配置されている。
【0033】(2)シリコン基板の支持部に支持された
複数の片持ち梁と、この梁に形成され、検査対象である
半導体装置の電極部に接触される突起であるプローブ
と、このプローブと上記シリコン基板に形成された二次
電極とを接続する配線とを有し、半導体装置を検査する
検査装置において、上記配線は、上記梁のプローブが形
成された表面から、この表面の裏面を介して上記二次電
極に至る経路に配置されるとともに、上記梁のプローブ
が形成された表面の、少なくとも上記梁の支持部にまで
延長して配置されている。
【0034】(3)シリコン基板の支持部に支持された
複数の片持ち梁と、この梁に形成され、検査対象である
半導体装置の電極部に接触される突起であるプローブ
と、このプローブと上記シリコン基板に形成された二次
電極とを接続する配線とを有し、半導体装置を検査する
検査装置において、上記配線は、上記梁のプローブが形
成された表面から、この表面の裏面を介して上記二次電
極に至る経路に配置されるとともに、上記梁のプローブ
が形成された表面及び裏面の、少なくとも上記梁の支持
部近辺に配置されている。
【0035】(4)シリコン基板の支持部に支持された
複数の片持ち梁と、この梁に形成され、検査対象である
半導体装置の電極部に接触される突起であるプローブ
と、このプローブと上記シリコン基板に形成された二次
電極とを接続する配線とを有し、半導体装置を検査する
検査装置において、上記配線は、上記梁のプローブが形
成された表面から、この表面の裏面を介して上記二次電
極に至る経路に配置されるとともに、上記梁のプローブ
が形成された表面の、上記梁の支持部には、上記配線と
は別個の膜材が配置されている。
【0036】(5)好ましくは、上記(1)から(5)
において、上記複数の梁に形成されたプローブの互いの
距離は、100μm以下である。
【0037】(6)半導体装置の製造方法において、ウ
ェハ上に形成された多数のLSI、又はウェハから個片
に切り離されたLSIに対し、上記LSIの特性検査工
程と、上記LSIの初期不良加速選別検査工程と、上記
LSIの最終的な性能検査工程とのうちの少なくとも一
つの検査工程を備え、上記検査工程は、シリコン基板の
支持部に支持された複数の両持ち梁と、この梁に形成さ
れ、検査対象である半導体装置の電極部に接触される突
起であるプローブと、このプローブと上記シリコン基板
に形成された二次電極とを接続する配線とを有し、上記
配線は、上記両持ち梁のプローブが形成される面に、こ
の梁の両端の2つの支持部にまで延長して配置されてい
る検査装置により実行される。
【0038】(7)半導体装置の製造方法において、ウ
ェハ上に形成された多数のLSI、又はウェハから個片
に切り離されたLSIに対し、上記LSIの特性検査工
程と、上記LSIの初期不良加速選別検査工程と、上記
LSIの最終的な性能検査工程とのうちの少なくとも一
つの検査工程を備え、上記検査工程は、シリコン基板の
支持部に支持された複数の片持ち梁と、この梁に形成さ
れ、検査対象である半導体装置の電極部に接触される突
起であるプローブと、このプローブと上記シリコン基板
に形成された二次電極とを接続する配線とを有し、上記
配線は、上記梁のプローブが形成された表面から、この
表面の裏面を介して上記二次電極に至る経路に配置され
るとともに、上記梁のプローブが形成された表面の、少
なくとも上記梁の支持部にまで延長して配置されている
検査装置により実行される。
【0039】上記配線が、両持ち梁のプローブが形成さ
れる面に、この梁の両端の2つの支持部にまで延長して
配置されている場合、梁は任意の幅方向断面において常
に一定の形状となっている。その結果、梁と配線の形状
から定まる断面二次モーメントが一定となるため、プロ
ーブが被検体に接触して梁が所定量だけ撓んでも梁の曲
率が局所的に変化するといった不都合が回避される。
【0040】その結果、梁の局所的な応力集中が防止さ
れ、梁の破損などといった、不都合を回避することがで
きる。
【0041】また、上記配線が、片持ち梁のプローブが
形成された表面の、少なくとも上記梁の支持部にまで延
長して配置されている場合には、中立軸が移動し、中立
軸と梁の支持部の引っ張り応力が大となる部分までの距
離が小となる。
【0042】その結果、応力が低減され、梁に必要な強
度を保持した状態で小型化ができ、多数のプローブを形
成可能な半導体検査装置を実現することができる。
【0043】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施形態を、図面
を参照して説明する。まず、本発明の第1の実施形態
を、図1、図2を用いて説明する。
【0044】図1は、本発明の第1の実施形態である半
導体検査装置の要部拡大斜視図であり、プローブ構造体
に用いる、プローブを形成する基板の主要部の部分斜視
図である。また、図2は、本発明の第1の実施形態にお
けるプローブ形成基板5の、梁11の長手方向部分断面
およびプローブ形成面5dから見た部分平面を示す図で
ある。
【0045】本発明の第1の実施形態では、Siを主材
料とするプローブ形成基板5に対して、エッチング技術
を用いて、複数の梁11(この図1の例においては、両
持ち梁つまり両端支持梁)および突起12を一体形成
し、貫通孔4aを形成する。その後に、突起12の表層
をメタライズして導電性を持たせ、これをもってプロー
ブ5aとする。
【0046】さらに、プローブ5aと、プローブ形成面
5dの反対面5eに形成する二次電極(図示せず)との
導通を得るための配線5bを形成する。配線5bには通
常、体積抵抗率の小さなCu(銅)、対摩耗性、めっき
性に優れるNi(ニッケル)、あるいはRh(ロジウ
ム)、Au(金)、あるいはこれらの積層構造などを用
いる。本発明の第1の実施形態では、配線5bは貫通孔
4aを介することによって梁11の一方の面と他方の面
との導通を達している。
【0047】ここで、配線5bは、梁11上を上記の導
通(梁11の一方の面と他方の面との導通)を行うため
の方向とは電気的に無関係な方向、すなわちプローブ5
aから貫通孔4aへ向かうとは反対の方向へも同様に形
成され、最終的に、梁11の付け根部5f(支持部)の
2点を結ぶ直線5gを通過する位置まで延長されてい
る。以下、同直線5gを通過した以降の配線5bの部分
をオーバラップと呼ぶことにする。
【0048】この措置によって、梁11は任意の幅方向
断面において常に一定の形状をなし、その結果、梁11
と配線5bの形状から定まる断面二次モーメントが一定
となるため、プローブ5aが被検体(図示せず)のパッ
ドに接触して梁11が所定量だけ撓んでも梁11の曲率
が局所的に変化するといった不都合が回避される。
【0049】その結果、梁11の局所的な応力集中が防
止され、梁11の破損などといった、不都合を回避する
ことができる。これらの現象は、被検体のパッドレイア
ウトにおいて、そのピッチが例えば100μm以上と十
分な値が確保されている場合にはSiの強度的性質上さ
ほどの問題とはならない。
【0050】したがって、本発明の第1の実施形態を適
用すべきは、同ピッチが100μm以下の非常に高密度
なLSIが被検体である場合において有効性を発揮する
ものである。
【0051】図2の(a)において、u値として規定さ
れるオーバラップ量は、通常、数十から数百μmの値に
設定するのがよい。これは、オーバラップ量uと上述の
効果との相関が必ずしも比例関係ではなく、u値を増大
させてもある値を境として効果が飽和すること、および
オーバラップ量uを必要以上に大きくすることは、プロ
ーブ形成基板5と配線5bとの間に挟まれる面積に依存
する静電容量値を増加させてしまい、プローブとしての
電気的特性を損なうこと、の二点の理由による。
【0052】本発明の第1の実施形態において、二次電
極5cはプローブ形成基板5のプローブ形成面5dの反
対面5e内に形成される。これは、本発明の第1の実施
形態の構造を、所定のプリント配線板(図示せず)等へ
の機械的および電気的接続、すなわちプローブ構造体の
組み立てを行う都合を考慮したものであり、狭ピッチで
多プローブのプローブ構造体を得る上で不可欠の措置で
ある。また、同様に、貫通孔4aも実質同一面内に形成
される。
【0053】図2の(b)では、互いに隣接するプロー
ブ5a同士のピッチPpと、互いに隣接する二次電極5
c同士のピッチPdとは、異なる様子が示されている。
本発明の一実施形態は、プローブ5aを従来に比べより
小さくすることを主目的の一つとしている。そのため、
二次電極5cをプローブ5aと同一のピッチで配置する
と、上述したプローブ構造体としての組み立て性を悪化
してしまうことにつながる。
【0054】よって、このように両者のピッチ、あるい
はレイアウトを変化させることもやはり狭ピッチで多プ
ローブのプローブ構造体を得る上で不可欠の措置であ
る。
【0055】以上のように、本発明の第1の実施形態に
よれば、配線5bは、梁11上の一方の面に所定の幅
で、梁11の全長に亘り形成されているため(梁11の
少なくとも両端支持部に形成されているため)、梁11
は任意の幅方向断面において常に一定の形状となってい
る。
【0056】その結果、梁11と配線5bの形状から定
まる断面二次モーメントが一定となるため、プローブ5
aが被検体のパッドに接触して梁11が所定量だけ撓ん
でも梁11の曲率が局所的に変化するといった不都合が
回避される。その結果、梁11の局所的な応力集中が防
止され、梁11の破損などといった、不都合を回避する
ことができる。
【0057】したがって、梁に必要な強度を保持した状
態で小型化ができ、多数のプローブを形成可能な半導体
検査装置を実現することができる。
【0058】また、本発明の第1の実施形態である半導
体検査装置を図15に示した半導体装置の製造工程中の
ウェハテスト工程に用いれば、従来技術より多数のLS
Iをテストすることが可能となり、検査効率が向上され
た半導体の製造方法を実現することができる。
【0059】次に、本発明の第2の実施形態を図3、図
4を用いて説明する。図3は、本発明の第2の実施形態
である半導体検査装置の要部拡大斜視図であり、プロー
ブ構造体に用いる、プローブを形成する基板の主要部の
部分斜視図である。また、図4は、本発明の第2の実施
形態におけるプローブ形成基板5の、梁11の長手方向
部分断面図である。
【0060】本発明の第2の実施形態では、梁11の形
状が上述した第1の実施形態の両端支持梁とは異なり片
持ち梁として構成されている。また、配線5bの一部は
梁11の側面111、すなわち、プローブ5aの形成面
に接する面を通って二次電極5cに接続されており、プ
ローブ5aの形成面5dでは、配線5bは梁11の付け
根(支持部)の方向へ延長され、上述した第1の実施形
態と同様にu値のオーバラップを形成している。
【0061】本発明の第2の実施形態の第一の効果を図
13及び図14を用いて説明する。図13は、本発明の
第2の実施形態のプローブを形成する基板を被検体6の
しかる位置に押圧した状態の断面図であり、図14は上
記の配線延長を施さない場合の同様の断面図である。
【0062】図14で、梁11が、このように撓んだと
き、梁11の曲げ応力が0になる中立軸112が梁構造
から、図示のように決まり、中立軸112から梁11の
Si基板下端までの距離e0が定められる。
【0063】この距離e0は梁11に生じる応力に比例
するので、距離e0を構造的に小さくすることにより、
梁11の応力を低減させることができる。
【0064】図13に示す例、つまり本発明の第2の実
施形態は、このための措置を施したものであり、梁11
の下面に、配線5b部のうち、電気的には無関係な部分
を設けることにより、配線5bとSi部分を含めた断面
形状が、図14に示す例とは異なり、中立軸112が、
図14において下方に移動するため、図13に示す距離
eは図14に示す距離e0より小となる。
【0065】その結果、図13の例と図14の例とが互
いに同一の撓み量vであれば、図13の例の方が図14
の例に比較して応力が低減される。言い換えれば、図1
3の例と図14の例とが、同一の梁寸法であれば、図1
3の例の方が、より大きく撓ませることができるように
なる。
【0066】本発明の第2の実施形態の第二の効果とし
ては、図13に示す構造では、梁11の上下両面に配線
が設けられているため、梁11には配線の剛性が加味さ
れ、その結果、同一の撓み量vであれば、図14の例に
比べより大きな荷重wを発生させることができるという
効果がある。すなわち、図13の例で発生する荷重をw
とし、図14の例で発生する荷重をw0とすれば、w>
w0となる。
【0067】本発明の第2の実施形態の第三の効果とし
ては、図13の例では片持ち梁構造を採っているため、
上述の図1、図2の両端支持梁の実施形態に比べ、同じ
荷重を発生させうる梁11の長さが大きく低減できると
いう効果がある。
【0068】このことは、プローブ形成基板中の梁11
形成域(図3中のS域)を低減できることにつながり、
その結果、二次電極5cの形成面積がより多く確保さ
れ、ピッチや大きさに余裕を持った二次電極5cを形成
できることにつながる。
【0069】以上のように、本発明の第2の実施形態に
よれば、梁11の下面に、配線5b部のうち、電気的に
は無関係な部分を設けることにより、中立軸112が移
動し、距離eが小となる。
【0070】その結果、図13の例と図14の例とが互
いに同一の撓み量vであれば、図13の例の方が図14
の例に比較して応力が低減される。
【0071】したがって、梁に必要な強度を保持した状
態で小型化ができ、多数のプローブを形成可能な半導体
検査装置を実現することができる。また、検査効率が向
上された半導体の製造方法を実現することができる。
【0072】本発明の第3の実施形態を図5及び図6を
用いて説明する。図5は、本発明の第3の実施形態であ
る半導体検査装置の要部拡大斜視図であり、プローブ構
造体に用いる、プローブを形成する基板の主要部の部分
斜視図である。また、図6は、本発明の第3の実施形態
の梁11の長手方向部分断面図である。
【0073】本発明の第3の実施形態では、配線5b
は、第2の実施形態と同様に電気的に必要最低限の経路
のみに形成されている。また、上述した第2の実施形態
と同様の効果を得ることを目的として、梁11の下面に
は、配線5bとは別個に膜材13を設けてある。
【0074】上述した第2の実施形態では、梁11の曲
げ特性を向上させるために配線5bをそのまま利用した
が、配線5bの敷設面積が増大するため、場合によって
はプローブ形成基板5との間の静電容量が大きくなって
しまい、プローブ構造体としての電気的特性を低下させ
てしまう可能性があった。
【0075】本発明の第3の実施形態は、この点を改善
することを狙いとするものであり、膜材13は配線とは
別部材のため、上記点を改善することができる。膜材1
1には通常、金属のめっき膜や熱硬化性の樹脂などが用
いられる。膜材13は、配線5bと同じ厚さになるよう
通常は形成されるが、特にそのように限定される必要は
ない。ただし、厚さの上限値として、所定の被検体に押
圧した際に梁11が所定の公差範囲で規定量撓むことと
して規定される。
【0076】本発明の第3の実施形態によれば、第2の
実施形態と同様な効果を得ることができる他、電気的特
性の低下を生ずること無く、梁に必要な強度を保持した
状態で小型化ができ、多数のプローブを形成可能な半導
体検査装置を実現することができる。
【0077】なお、上記膜材13は、梁11の支持部を
含む支持部の近辺に配置されれば、従来例と比較した有
利は効果を得ることができる。
【0078】本発明のプローブの設計方法ならびに効果
を、図7、図8、図9および図10を用いて説明する。
【0079】図7は、図4に示した本発明の第2の実施
形態のプローブ5aを、所定の被検体6中のパッドに接
触させた状態の断面図であり、図8は梁11の突起12
の形成部位における幅方向断面図である。
【0080】また、図9の(a)、(b)は梁の各寸法
の適正範囲を示す説明図であり、図9の(a)は本発明
の場合を示し、図9の(b)は従来技術の場合を示す。
さらに、図10は梁のたわみと荷重の関係および従来の
技術と本発明との比較図である。
【0081】梁11の設計では、長さL、幅B、および
厚さhを定めることが必要である。これらの決定条件と
して、梁11を撓み量vだけ撓ませることを前提とし、
そのときのプローブ5aとパッド1cとの導通に必要な
荷重wを梁11が発生し得、かつ、そのとき梁11が過
大な応力によって破損することのないようにという双方
の条件を満たすことが必要である。
【0082】さらに、プローブ5aとパッド1cとの接
触抵抗を低減する上では配線5bの形状も重要である。
配線5bを厚く形成することは、配線抵抗を低減する、
あるいは梁全体の剛性を高める上では有効であるが、反
面、突起12表面にも厚く形成してしまうと、突起12
の最終形状すなわち配線5bの最表面形状が鈍化してし
まい、その結果、パッドとの導通に必要な荷重が増大し
てしまう。
【0083】また、配線抵抗を低減するためには配線5
bの幅を広くすることも有効であるが、この場合も広く
しすぎると上述の静電容量が増大してしまい、電気的な
特性を劣化させることになる。
【0084】さらに、被検体のパッドレイアウトピッチ
が例えば100μm以下と狭い場合は、梁幅Bが必然的
にその値以下に制限されるため、他のパラメータ、すな
わち、長さLと厚さhで上記の機械的特性を満足させる
必要が生じる。
【0085】図9はこの様子を示し、本発明の効果を表
したものである。図9の(a)は本発明の梁の機械的特
性であり、(b)はそれを用いない従来技術の場合であ
る。図9の(a)、(b)中の各破線は、非常に狭ピッ
チなレイアウトに対応すべく梁幅Bを選定・固定し、か
つ撓みvをある一定値としたときの、各梁長さL、梁厚
さhにおける最適荷重値、梁の強度限界、および撓みv
から定まる突起高さを考慮した場合の、梁断面形状が成
り立つか否かを示す幾何学的限界の各等高線である。
【0086】まず、図9の(a)において、強度的にも
幾何学的にも満足し得るのは、強度的限界及び幾何学的
限界を示す破線よりも図中左側又は左上側の範囲であ
り、その範囲内の、最適荷重値を満足する長さLと厚さ
hとの関係は、最適荷重値を示す破線のうちの太い実線
で表した範囲である。
【0087】このように、狭ピッチのプローブ形成にお
いては長さLと厚さhとはいかなる値でもよいというわ
けではなく、むしろ、非常に狭い範囲に限定されるので
あり、梁寸法の設計には注意を要するが、本発明の場合
は、適用可能範囲が確保されている。
【0088】太い実線の範囲中、通常は、実物形成の寸
法誤差を考慮して、強度的マージンの高い(すなわち強
度的限界曲線から最も離れた)図中、上端の値を適用す
るのがよい。
【0089】一方、図9の(b)では、図9の(a)と
同様に、強度的にも幾何学的にも満足し得るのは、強度
的限界及び幾何学的限界を示す破線よりも図中左側又は
左上側の範囲であるが、最適荷重値を示す破線は、常に
強度的限界外に位置している。
【0090】このことは、従来技術においては、適用可
能範囲を確保することができず、最適荷重値を満足すべ
く梁を形成しようとしても、その梁は必ず破損してしま
うことを意味し、プローブ構造体として成立しなくなる
ことを意味する。
【0091】図10は、これまでの記述を踏まえて、実
際にプローブ構造体を製作し、撓みvと荷重wとの関係
を実測した結果の一例である。撓みvと荷重wとの関係
は、本発明、従来技術共に梁が破壊するまでの間、ほぼ
直線とみなされる挙動を示している。
【0092】しかし、従来技術では梁が必要値に撓んで
も荷重が最適値に到達しない勾配で推移し、かつ梁が必
要値に撓む以前に破損した。
【0093】一方、本発明ではそれらが満足でき、本発
明と従来技術との有為差ならびに本発明の効果が検証さ
れた。
【0094】本発明の、第4の実施形態を図11及び図
12を用いて説明する。図11は、上述したこれまでの
プローブ形成基板を用いて形成したプローブ構造体の略
断面図である。また、図12は、ウェハテストで用いる
プローブカードとしてのプローブ構造体14の斜視図で
ある。
【0095】このプローブ構造体14は、プローブ形成
基板5の各二次電極5cと、その位置に合致するよう電
極が形成されたインタポーザ15とを、例えば、はんだ
や導電性樹脂などにより機械的および電気的に接続し、
さらにその反対面をプリント配線板2に接続して構成さ
れている。
【0096】さらに、プリント配線板2の図中最上面の
電極と外部システム16とが電気的・機械的に接続さ
れ、この状態で、ウェハ1aのしかるパッド1cにプロ
ーブ5aを接触させることにより、ウェハ1aと外部シ
ステム16とが導通し、しかるプログラムによりウェハ
テストが実施される。
【0097】図12は、各LSIの単位に切断後の被検
体に対して、バーンインおよび選別検査を行うためのシ
ェルとしてのプローブ構造体を示す。このプローブ構造
体14は、プローブ形成基板5を、プローブ5a群が図
中上方に向くように、かつプローブ5a群が露出するよ
うにしてシェル141に内蔵されている。
【0098】上部よりLSI1bを、そのパッドが図中
下向きになるようセットし、蓋1411を閉める(パッ
キングする)ことにより、所定の圧力がプローブ5a群
とLSI1bとの間に付与され導通する。この状態を、
LSIのように外周環境や取り扱いに多大な注意を必要
としない擬似パッケージとして、バーンインや選別検査
を行う筐体とする。
【0099】この筐体を、従来の技術で述べたようなソ
ケットに装着することにより、従来の技術では不可能で
あった組立工程を経る以前のいわゆるベアチップに対し
ても従来の半導体装置と同様にバーンインや選別検査を
可能ならしめる。
【0100】
【発明の効果】本発明によれば、梁に必要な強度を保持
した状態で小型化ができ、多数のプローブを形成可能な
半導体検査装置を実現することができる。
【0101】また、本発明の半導体検査装置をテスト工
程に用いることにより、検査効率が向上された半導体装
置の製造方法を実現することができる。
【0102】つまり、梁の寸法を従来に比べ小さくして
も、所定量撓ませたときに梁が破損するなどといった不
都合が回避され、かつ必要な荷重値も確保されるため、
高密度なパッドレイアウトの被検体にも対応可能なプロ
ーブ構造体が構成できる。
【0103】また、梁の形成域を小さくできるのでプロ
ーブ形成基板内の二次電極レイアウトおよび寸法の設計
自由度が増大し、より多くのプローブを配置できるの
で、ウェハ内のより多くのLSIが一括に検査でき、検
査効率を向上することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施形態である半導体検査装置
の要部拡大斜視図である。
【図2】本発明の第1の実施形態におけるプローブ形成
基板の梁の長手方向部分断面およびプローブ形成面から
見た部分平面を示す図である。
【図3】本発明の第2の実施形態である半導体検査装置
の要部拡大斜視図である。
【図4】本発明の第2の実施形態におけるプローブ形成
基板の梁の長手方向部分断面図である。
【図5】本発明の第3の実施形態である半導体検査装置
の要部拡大斜視図である。
【図6】本発明の第3の実施形態の梁11の長手方向部
分断面図である。
【図7】図4に示した本発明の第2の実施形態のプロー
ブを、所定の被検体中のパッドに接触させた状態の断面
図である。
【図8】梁の突起の形成部位における幅方向断面図であ
る。
【図9】梁の各寸法の適正範囲を示す説明図である。
【図10】梁の撓みと荷重の関係及び従来の技術と本発
明との比較図である。
【図11】プローブ形成基板を用いて形成したプローブ
構造体の略断面図である。
【図12】プローブ形成基板を用いて形成したプローブ
構造体の斜視図である。
【図13】本発明の第2の実施形態のプローブを形成す
る基板を被検体のしかる位置に押圧した状態の断面図で
ある。
【図14】従来技術におけるプローブを形成する基板を
被検体のしかる位置に押圧した状態の断面図である。
【図15】半導体装置の製造方法の概略を示すフローチ
ャートである。
【図16】従来技術におけるプローブ構造体の略断面図
である。
【図17】LSIが形成された様子を示すウェハ外観図
である。
【図18】図17に示したLSIのうちのひとつを取り
出して拡大した外観図である。
【符号の説明】
1a ウェハ 1b LSI 1c パッド 2 プリント配線板 5 プローブ形成基板 5a プローブ 5b 配線 5d プローブ形成面 5c 二次電極 5e プローブ形成面の反対面 5f 梁付け根部 6 被検体 10 プローブ 11 梁 12 突起 13 膜材 14 プローブ構造体 15 インタポーザ 16 外部システム 21 配線 22 電極 111 梁側面 112 中立軸 141 シェル u オーバラップ量 Pp プローブピッチ Pd 二次電極ピッチ
フロントページの続き (72)発明者 金丸 昌敏 茨城県土浦市神立町502番地 株式会社日 立製作所機械研究所内 (72)発明者 清水 浩也 茨城県土浦市神立町502番地 株式会社日 立製作所機械研究所内 (72)発明者 伴 直人 東京都小平市上水本町五丁目20番1号 株 式会社日立製作所半導体グループ内 Fターム(参考) 2G011 AA09 AB06 AC21 AE03 AF07 2G032 AA00 AF01 AL00 4M106 AA01 AA02 AA08 AC07 BA01 BA14 CA01 CA27 CA56 DD04 DD06 DD10 DD23 DJ33

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】シリコン基板の支持部に支持された複数の
    両持ち梁と、この梁に形成され、検査対象である半導体
    装置の電極部に接触される突起であるプローブと、この
    プローブと上記シリコン基板に形成された二次電極とを
    接続する配線とを有し、半導体装置を検査する検査装置
    において、 上記配線は、上記両持ち梁のプローブが形成される面
    に、この梁の両端の2つの支持部にまで延長して配置さ
    れていることを特徴とする半導体装置の検査装置。
  2. 【請求項2】シリコン基板の支持部に支持された複数の
    片持ち梁と、この梁に形成され、検査対象である半導体
    装置の電極部に接触される突起であるプローブと、この
    プローブと上記シリコン基板に形成された二次電極とを
    接続する配線とを有し、半導体装置を検査する検査装置
    において、 上記配線は、上記梁のプローブが形成された表面から、
    この表面の裏面を介して上記二次電極に至る経路に配置
    されるとともに、上記梁のプローブが形成された表面
    の、少なくとも上記梁の支持部にまで延長して配置され
    ていることを特徴とする半導体装置の検査装置。
  3. 【請求項3】シリコン基板の支持部に支持された複数の
    片持ち梁と、この梁に形成され、検査対象である半導体
    装置の電極部に接触される突起であるプローブと、この
    プローブと上記シリコン基板に形成された二次電極とを
    接続する配線とを有し、半導体装置を検査する検査装置
    において、 上記配線は、上記梁のプローブが形成された表面から、
    この表面の裏面を介して上記二次電極に至る経路に配置
    されるとともに、上記梁のプローブが形成された表面及
    び裏面の、少なくとも上記梁の支持部近辺に配置されて
    いることを特徴とする半導体装置の検査装置。
  4. 【請求項4】シリコン基板の支持部に支持された複数の
    片持ち梁と、この梁に形成され、検査対象である半導体
    装置の電極部に接触される突起であるプローブと、この
    プローブと上記シリコン基板に形成された二次電極とを
    接続する配線とを有し、半導体装置を検査する検査装置
    において、 上記配線は、上記梁のプローブが形成された表面から、
    この表面の裏面を介して上記二次電極に至る経路に配置
    されるとともに、上記梁のプローブが形成された表面
    の、上記梁の支持部には、上記配線とは別個の膜材が配
    置されていることを特徴とする半導体装置の検査装置。
  5. 【請求項5】請求項1から5のうちのいずれか一項記載
    の半導体装置の検査装置において、上記複数の梁に形成
    されたプローブの互いの距離は、100μm以下である
    ことを特徴とする半導体装置の検査装置。
  6. 【請求項6】ウェハ上に形成された多数のLSI、又は
    ウェハから個片に切り離されたLSIに対し、上記LS
    Iの特性検査工程と、上記LSIの初期不良加速選別検
    査工程と、上記LSIの最終的な性能検査工程とのうち
    の少なくとも一つの検査工程を備え、 上記検査工程は、シリコン基板の支持部に支持された複
    数の両持ち梁と、この梁に形成され、検査対象である半
    導体装置の電極部に接触される突起であるプローブと、
    このプローブと上記シリコン基板に形成された二次電極
    とを接続する配線とを有し、上記配線は、上記両持ち梁
    のプローブが形成される面に、この梁の両端の2つの支
    持部にまで延長して配置されている検査装置により実行
    されることを特徴とする半導体装置の製造方法。
  7. 【請求項7】ウェハ上に形成された多数のLSI、又は
    ウェハから個片に切り離されたLSIに対し、上記LS
    Iの特性検査工程と、上記LSIの初期不良加速選別検
    査工程と、上記LSIの最終的な性能検査工程とのうち
    の少なくとも一つの検査工程を備え、 上記検査工程は、シリコン基板の支持部に支持された複
    数の片持ち梁と、この梁に形成され、検査対象である半
    導体装置の電極部に接触される突起であるプローブと、
    このプローブと上記シリコン基板に形成された二次電極
    とを接続する配線とを有し、上記配線は、上記梁のプロ
    ーブが形成された表面から、この表面の裏面を介して上
    記二次電極に至る経路に配置されるとともに、上記梁の
    プローブが形成された表面の、少なくとも上記梁の支持
    部にまで延長して配置されている検査装置により実行さ
    れることを特徴とする半導体装置の製造方法。
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