JP2002090159A - ナビゲーションシステム及びナビゲーション装置 - Google Patents

ナビゲーションシステム及びナビゲーション装置

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JP2002090159A
JP2002090159A JP2000282277A JP2000282277A JP2002090159A JP 2002090159 A JP2002090159 A JP 2002090159A JP 2000282277 A JP2000282277 A JP 2000282277A JP 2000282277 A JP2000282277 A JP 2000282277A JP 2002090159 A JP2002090159 A JP 2002090159A
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Masayuki Irimoto
昌之 圦本
Yukio Yamamoto
幸夫 山本
Nobutoshi Yamagishi
信敏 山岸
Naoki Ushiki
直樹 牛来
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Aisin AW Co Ltd
Equos Research Co Ltd
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Toyota Motor Corp
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Aisin AW Co Ltd
Equos Research Co Ltd
Denso Corp
Toyota Motor Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 本発明は、ナビゲーションシステム及びナビ
ゲーション装置に関し、ナビゲーション装置により案内
される経路が経路情報提供装置の提供による経路とナビ
ゲーション装置の探索による経路とで切り替わった直後
に案内地点に起因する経路案内が行われるのを抑制する
ことを目的とする。 【解決手段】 ナビゲーション装置は、メモリに格納さ
れている経路データの残り経路距離Xが少なくなった状
況下でサービスセンタと回線接続できる場合は、サービ
スセンタが探索し送信・提供する車両の走行すべき目的
地までの経路を取得し、一方、サービスセンタと回線接
続できない場合は、自己で目的地までの経路を探索す
る。サービスセンタとの回線接続が行えていた状態から
行えない状態に変化した場合は、表示・案内ユニットに
より案内される経路を、サービスセンタの提供による経
路上において案内地点まで所定距離以上離れた離間地点
に車両50が到達した時点で、ナビゲーション装置の探
索による経路へ切り替える。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ナビゲーションシ
ステム及びナビゲーション装置に係り、特に、移動体の
移動すべき経路に関する情報を所定の通信システムを利
用して提供する経路情報提供装置と、移動体に搭載さ
れ、経路情報提供装置により提供された経路に関する情
報に基づいて経路案内を行うナビゲーション装置と、を
備えるナビゲーションシステム、及び、移動体に搭載さ
れ、経路情報提供装置から所定の通信システムを利用し
て提供された移動体の移動すべき経路に関する情報に基
づいて経路案内を行うナビゲーション装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、例えば特開平11−1874
56号公報に開示される如く、車両等の移動体の走行す
べき経路に関する情報(以下、経路データと称す)を、
サービスセンタから例えばセルラ方式の無線移動通信シ
ステムを利用して車載ナビゲーション装置に送信し、そ
の経路データに基づいて車室内にて経路案内を行うナビ
ゲーションシステムが提案されている。
【0003】このナビゲーションシステムにおいて、サ
ービスセンタは、道路地図データベースを有しており、
車両側から無線移動通信システムを利用して該車両の現
在位置の情報及び目的地の情報を受信すると、それらの
情報に基づいて車両の現在位置から目的地までの道路地
図上の経路の探索を行う。そして、その結果探索された
経路に関する経路データを無線移動通信システムを利用
して車載ナビゲーション装置へ送信する。また、車載ナ
ビゲーション装置は、道路地図情報データベースを有し
ており、車両の現在位置を常時検出している。車載ナビ
ゲーション装置は、車両の現在位置及び受信した経路デ
ータに基づいて、表示画面に、道路地図と現在位置から
目的地までの経路とを重ねて表示する。この場合、車両
の乗員は、表示画面を見ることにより、車両が所望の経
路を走行しているか否かを確認することができると共
に、車両が所望の経路を走行していない場合はその所望
の経路に沿って車両が走行するように運転することがで
きることとなる。
【0004】ところで、現実の道路の敷設状況は、新設
や区画整理等により変化する。かかる変化が生じた場合
にサービスセンタの有する道路地図データベースを更新
することとすれば、サービスセンタは、現在位置から目
的地までの経路の探索を最新の道路地図に基づいて行う
ことが可能となる。従って、上述したナビゲーションシ
ステムにおいて、車載ナビゲーション装置の有する道路
地図データベースに基づく道路の敷設状況と現実の道路
の敷設状況とが合致しない場合でも、現実の道路の敷設
状況に合致した適切な経路を車載ナビゲーション装置の
表示画面上に表示させることとすれば、乗員が車載ナビ
ゲーション装置の道路地図データベースを頻繁に更新す
ることなく、最新の道路地図に基づいて探索された経路
により車両を目的地まで誘導することが可能となる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】上記のナビゲーション
システムにおいては、車載ナビゲーション装置とサービ
スセンタとの通信が無線移動通信システムを利用して行
われる。このため、車両が無線移動通信システムの通信
可能領域の範囲外に位置する場合等において、サービス
センタから提供されるべき経路データが車載ナビゲーシ
ョン装置に提供されないことがある。かかる事態が生じ
た場合にも車両の走行すべき経路の案内を継続し、乗員
に対する車両の目標位置までの誘導を行うためには、別
の手法により車両の走行すべき経路を探索する必要があ
る。
【0006】かかる手法としては、車載ナビゲーション
装置が車両の現在位置と目的地と道路地図とを利用して
自己で探索することが考えられる。しかしながら、経路
データがサービスセンタから車載ナビゲーション装置に
提供されなくなった場合に、案内する経路の、サービス
センタの提供による経路から車載ナビゲーション装置の
探索による経路への切り替えを、車両の走行位置にかか
わらず任意の時期に行うものとすると、該切替地点の直
後に例えば左折・右折指示を要する交差点等の案内地点
が存在する場合には、車両の乗員に対して急に案内地点
に起因する経路案内が行われることとなってしまう。こ
のため、かかる構成では、乗員が余裕をもって経路案内
を受けることができないおそれがある。
【0007】本発明は、上述の点に鑑みてなされたもの
であり、ナビゲーション装置により案内される経路が経
路情報提供装置の提供による経路とナビゲーション装置
の探索による経路とで切り替わった直後に案内地点に起
因する経路案内が行われるのを抑制することが可能なナ
ビゲーションシステム及びナビゲーション装置を提供す
ることを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記の目的は、請求項1
に記載する如く、移動体の移動すべき経路に関する情報
を所定の移動区間ごとに所定の通信システムを利用して
提供する経路情報提供装置と、移動体に搭載され、前記
経路情報提供装置により前記情報が提供された場合は該
情報に基づいて経路案内を行い、また、前記経路情報提
供装置により前記情報が提供されない場合は自己の探索
した前記経路に関する情報に基づいて経路案内を行うナ
ビゲーション装置と、を備えるナビゲーションシステム
において、前記経路情報提供装置から前記ナビゲーショ
ン装置への前記情報の提供の有無が変化した場合、該変
化が生ずる前の前記経路上において案内地点まで所定距
離以上離れている離間地点に移動体が到達した時点で、
前記ナビゲーション装置により案内される経路を、前記
経路情報提供装置の提供による経路と前記ナビゲーショ
ン装置の探索による経路とで切り替える経路切替手段を
備えることを特徴とするナビゲーションシステムにより
達成される。
【0009】また、上記の目的は、請求項4に記載する
如く、移動体に搭載され、該移動体の移動すべき経路に
関する情報を所定の移動区間ごとに所定の経路情報提供
装置から所定の通信システムを利用して提供され得ると
共に、前記経路情報提供装置により前記情報が提供され
た場合は該情報に基づいて経路案内を行い、また、前記
経路情報提供装置により前記情報が提供されない場合は
自己の探索した前記経路に関する情報に基づいて経路案
内を行うナビゲーション装置において、前記経路情報提
供装置による前記情報の提供の有無が変化した場合、該
変化が生ずる前の前記経路上において案内地点まで所定
距離以上離れている離間地点に移動体が到達した時点
で、案内される経路を、前記経路情報提供装置の提供に
よる経路と自己の探索による経路とで切り替える経路切
替手段を備えることを特徴とするナビゲーション装置に
より達成される。
【0010】請求項1及び4記載の発明において、経路
情報提供装置からナビゲーション装置への移動体の移動
すべき経路に関する情報の提供が行われる状態と行われ
ない状態とで変化した場合、ナビゲーション装置による
案内経路は、上記変化が生ずる前に案内されていた経路
上において案内地点まで所定距離以上離れている離間地
点に移動体が到達した時点で切り替わる。すなわち、案
内経路の切り替えは、上記変化が生ずる前に案内されて
いた経路上において直後に案内地点が存在しない地点に
移動体が到達した際に行われる。このため、案内経路の
切り替えが行われた直後に案内地点に起因する経路案内
が行われるのは抑制される。
【0011】尚、本発明において、「案内地点」とは、
例えば乗員に対して左折・右折指示を要する交差点や分
岐路等の地点のことである。
【0012】ところで、経路情報提供装置の提供による
経路は、通常、最新の道路地図に基づいて探索されたも
のであるため、現実の道路の敷設状況に合致するものと
なっている。従って、ナビゲーション装置が案内する経
路としては、ナビゲーション装置の探索による経路より
も、経路情報提供装置の提供による経路を用いることが
好ましい。
【0013】従って、請求項2に記載する如く、請求項
1記載のナビゲーションシステムにおいて、現在位置か
ら前記変化が生ずる前の前記経路上最も遠方に位置する
前記離間地点を抽出する最遠地点抽出手段を備え、前記
経路切替手段は、前記経路情報提供装置から前記ナビゲ
ーション装置への前記情報の提供が行われた状態から行
われない状態へ変化した場合、前記最遠地点抽出手段に
より抽出された前記離間地点に移動体が到達した時点
で、前記ナビゲーション装置により案内される経路を、
前記経路情報提供装置の提供による経路から前記ナビゲ
ーション装置の探索による経路へ切り替えることとして
もよい。
【0014】また、請求項5に記載する如く、請求項4
記載のナビゲーション装置において、現在位置から前記
変化が生ずる前の前記経路上最も遠方に位置する前記離
間地点を抽出する最遠地点抽出手段を備え、前記経路切
替手段は、前記経路情報提供装置による前記情報の提供
が行われた状態から行われない状態へ変化した場合、前
記最遠地点抽出手段により抽出された前記離間地点に移
動体が到達した時点で、案内される経路を、前記経路情
報提供装置の提供による経路から自己の探索による経路
へ切り替えることとしてもよい。
【0015】更に、請求項3に記載する如く、請求項1
記載のナビゲーションシステムにおいて、現在位置から
前記変化が生ずる前の前記経路上最も近くに位置する前
記離間地点を抽出する最近地点抽出手段を備え、前記経
路切替手段は、前記経路情報提供装置から前記ナビゲー
ション装置への前記情報の提供が行われなかった状態か
ら行われる状態へ変化した場合、前記最近地点抽出手段
により抽出された前記離間地点に移動体が到達した時点
で、前記ナビゲーション装置により案内される経路を、
前記ナビゲーション装置の探索による経路から前記経路
情報提供装置の提供による経路へ切り替えることとして
もよい。
【0016】また、請求項6に記載する如く、請求項4
記載のナビゲーション装置において、現在位置から前記
変化が生ずる前の前記経路上最も近くに位置する前記離
間地点を抽出する最近地点抽出手段を備え、前記経路切
替手段は、前記経路情報提供装置による前記情報の提供
が行われなかった状態から行われる状態へ変化した場
合、前記最近地点抽出手段により抽出された前記離間地
点に移動体が到達した時点で、案内される経路を、自己
の探索による経路から前記経路情報提供装置の提供によ
る経路へ切り替えることとしてもよい。
【0017】
【発明の実施の形態】図1は、本発明の一実施例のナビ
ゲーションシステムのシステム構成図を示す。本実施例
のナビゲーションシステムは、サービスセンタ10を備
えている。サービスセンタ10は、CD−ROMやDV
D等の記録媒体により構成されたデータベース12を有
している。データベース12は、縮尺度に応じた道路地
図情報、及び、サービスセンタ10が探索する車両50
の走行すべき目的地までの経路についての案内情報を格
納している。サービスセンタ10は、後述の如く車両5
0の要求に応じて該車両50が走行すべき目的地までの
経路を探索する機能を有している。
【0018】サービスセンタ10には、セルラ方式の移
動通信システム14が接続されている。移動通信システ
ム14は、各地に設置された基地局16、基地局を統括
する交換局18、及び、各交換局18を接続するネット
ワーク20を備えている。サービスセンタ10は、車両
50の要求に応じて、探索した車両50が走行すべき目
的地までの経路とその経路についての指示・案内とを表
す情報(以下、経路データと称す)を、所定の走行区間
ごとに(例えば10kmごとに)、移動通信システム1
4を介して該車両50に送信・提供する。
【0019】図2は、本実施例において車両50が搭載
するナビゲーション装置52の構成図を示す。ナビゲー
ション装置52は、制御ユニット54を備えており、制
御ユニット54により制御される。ナビゲーション装置
52は、制御ユニット54が所定のインターフェースを
介して例えば携帯電話機やPHS端末機等の双方向通信
機(以下、単に通信機と称す)56と接続可能となるよ
うに構成されている。通信機56は、上記した移動通信
システム14における基地局16と無線通信を行うこと
ができるように構成されている。このため、ナビゲーシ
ョン装置52は、サービスセンタ10の送信・提供する
経路データを取り込むことが可能となっている。また、
ナビゲーション装置52は、通信機56の発する使用可
能(すなわち、通話圏内)か否かを表す信号に基づい
て、サービスセンタ10との通信が可能であるか否かを
判別する。
【0020】制御ユニット54には、GPS受信機6
0、操作部62、方位センサ64、車速センサ66、メ
モリ68、データベース70、及び、表示・案内ユニッ
ト72が接続されている。GPS受信機60は、GPS
アンテナ74を有し、GPS衛星が出力する信号を受信
すると共に、車両50の位置に対応した測位信号を出力
する。操作部62は、車両50の乗員により操作され、
当該操作に対応した情報(例えば目的地の位置に関する
情報や表示地図の縮尺度に関する情報等)を出力する。
方位センサ64は、ジャイロ等により構成されており、
車両50の進行方向に応じた信号を出力する。車速セン
サ66は、車輪の速度に応じた周期でパルス信号を出力
する。
【0021】制御ユニット54は、GPS受信機60の
測位信号、方位センサ64の出力信号、及び車速センサ
66のパルス信号に基づいて車両50の現在の走行位置
を演算する。そして、制御ユニット54は、サービスセ
ンタ10との通信が可能である場合には、サービスセン
タ10に車両50が走行すべき目的地までの経路の探索
を要求すべく、所定の経路探索要求信号、演算した車両
50の現在位置に応じた信号、及び目的地に応じた信号
等を、移動通信システム14を介してサービスセンタ1
0に送信する。一方、サービスセンタ10との通信が不
可能である場合には、演算した現在位置及び目的地に基
づいて、自己で車両50が走行すべき目的地までの経路
を探索する。
【0022】また、メモリ68は、上記したサービスセ
ンタ10が送信・提供した経路データ、及び、自己で探
索した経路データを格納する機能を有している。データ
ベース70は、CD−ROMやDVD等の記録媒体によ
り構成されており、縮尺度に応じた道路地図情報、及
び、自己で検索した経路についての案内情報を格納して
いる。表示・案内ユニット72は、データベース70に
格納された道路地図情報、車両50の現在位置、及び、
メモリ68に格納された経路データに基づいて、所定の
表示画面に、車両50の現在位置から所定範囲内の道路
地図、目的地までの経路、及び車両50の現在位置を表
すマークを重ねて表示すると共に、所定の表示画面や音
声ガイドにより例えば左折や右折を指示するための案内
を行う。
【0023】次に、図3乃至図7を参照して、本実施例
のナビゲーションシステムの動作について詳細に説明す
る。
【0024】図3は、ナビゲーション装置52の制御ユ
ニット54が、車両50が走行すべき目的地までの経路
を取得すべく実行する制御ルーチンの一例のフローチャ
ートを示す。図3に示すルーチンは、ナビゲーション装
置52に電源が投入されている状況下においてその処理
が終了するごとに繰り返し起動されるルーチンである。
図3に示すルーチンが起動されると、まずステップ10
0の処理が実行される。
【0025】ステップ100では、乗員による操作部6
2の操作により車両50が到達すべき目的地が設定され
たか否かが判別される。その結果、目的地が設定されて
いないと判別された場合は、次にステップ102の処理
が実行される。
【0026】ステップ102では、メモリ68に格納さ
れている経路データに基づく経路の終端と車両50の現
在位置との距離(以下、残り経路距離Xと称す)が所定
値X 0km以下であるか否かが判別される。尚、所定値
0は、例えば、現に車両50が走行するメモリ68に
格納されている経路データに関する走行区間の次の走行
区間の始端近傍に案内地点が存在する場合にも、車両5
0の乗員に対してその案内地点に起因する案内を余裕を
もって行うことができる距離(例えば5km)に設定さ
れている。X≦X0が成立しない場合は、未だ車両50
が次の走行区間の経路データを取得する必要はないと判
断できる。従って、かかる判別がなされた場合は、以後
何ら処理が進められることなく、今回のルーチンは終了
される。
【0027】一方、上記ステップ100において目的地
が設定されたと判別された場合、又は、上記ステップ1
02においてX≦X0が成立すると判別された場合は、
次にステップ104の処理が実行される。
【0028】ステップ104では、通信機56の発する
信号に基づいて、サービスセンタ10との通信が可能で
あるか否かが判別される。その結果、通信が可能である
場合は、次にステップ106の処理が実行される。一
方、通信が不可能である場合は、次にステップ118の
処理が実行される。
【0029】ステップ106では、通信可フラグをオン
にする処理が実行される。尚、通信可フラグは、ナビゲ
ーション装置52とサービスセンタ10と間で移動通信
システム14を介して通信を行うことができるか否かを
表し、通信可能な場合にオンとなるフラグである。
【0030】ステップ108では、サービスセンタ10
との回線を接続すべく、通信機56に対して指示を行う
処理が実行される。本ステップ108の処理が行われる
と、以後、ナビゲーション装置52とサービスセンタ1
0とが移動通信システム14を介して回線接続される。
【0031】ステップ110では、サービスセンタ10
に車両50が走行すべき目的地までの経路の探索を要求
する経路探索要求信号、車両50のID情報、車両50
の現在位置情報、及び目的地情報をサービスセンタ10
へ向けて送信する処理が実行される。
【0032】ステップ112では、上記ステップ110
の処理を実行した後に、サービスセンタ10が送信・提
供する経路データを受信したか否かが判別される。本ス
テップ112の処理は、経路データを受信するまで繰り
返し実行される。
【0033】図4は、サービスセンタ10が車両50の
経路データを送信・提供すべく実行する制御ルーチンの
一例のフローチャ−トを示す。図4に示すルーチンは、
その処理が終了するごとに繰り返し起動されるルーチン
である。図4に示すルーチンが起動されると、まずステ
ップ200の処理が実行される。
【0034】ステップ200では、移動通信システム1
4を介するナビゲーション装置52との回線接続が開始
されたか否かが判別される。その結果、ナビゲーション
装置52との回線接続が開始されていないと判別された
場合は、以後何ら処理が進められることなく、今回のル
ーチンが終了される。一方、ナビゲーション装置52と
の回線接続が開始されたと判別された場合は、次にステ
ップ202の処理が実行される。
【0035】ステップ202では、ナビゲーション装置
52側が送信する経路探索要求信号、車両50のID情
報、現在位置情報、及び目的地情報を受信したか否かが
判別される。本ステップ202の処理は、上記ステップ
200において肯定判定がなされた後、各情報を受信し
たと判別されるまで繰り返し実行される。その結果、肯
定判定がなされた場合は、次にステップ204の処理が
実行される。
【0036】ステップ204では、ナビゲーション装置
52が送信した各情報に基づいて、車両50が走行すべ
き目的地までの経路を探索する処理が実行される。
【0037】ステップ206では、上記ステップ204
で検索した経路のデータを車両50のID情報と対応さ
せて、サービスセンタ10内に設けられたメモリに格納
する処理が実行される。
【0038】ステップ208では、探索した現在位置か
ら目的地までの経路データのうち、現在位置から所定の
走行区間内における経路データのみを、車両50のナビ
ゲーション装置52に向けて送信・提供する処理が実行
される。本ステップ208の処理が終了すると、今回の
ルーチンは終了される。
【0039】上記図4に示すルーチンによれば、サービ
スセンタ10は、車両50側の要求に応じて、車両50
が走行すべき目的地までの経路を探索すると共に、その
探索した経路を所定の走行区間ごとに経路データとして
車両50に提供することができる。このようにサービス
センタ10の探索した経路データが所定の走行区間ごと
に車両50に提供される構成においては、目的地の変更
や車両50の経路逸脱等に伴って経路の変更が行われて
も、サービスセンタ10からナビゲーション装置52へ
提供される経路データの無駄が極力少なくなる。このた
め、かかる構成によれば、全体としてサービスセンタ1
0とナビゲーション装置52との通信コストの低減が図
られると共に、通信時間の短縮が図られる。
【0040】そして、図3に示すルーチンにおける上記
ステップ112の処理の結果、サービスセンタ10の送
信・提供する経路データが受信されたと判別された場合
は、次にステップ114の処理が実行される。
【0041】ステップ114では、受信した経路データ
をメモリ68に経路データD1として格納する処理が実
行される。
【0042】ステップ116では、サービスセンタ10
との回線を切断すべく、通信機56に対して指示を行う
処理が実行される。本ステップ116の処理が行われる
と、以後、ナビゲーション装置52とサービスセンタ1
0との回線が切断される。そして、本ステップ116の
処理が終了すると、今回のルーチンは終了される。
【0043】ステップ118では、通信フラグをオフに
リセットする処理が実行される。
【0044】ステップ120では、GPS衛星が送信し
ているGPS信号を受信する処理が実行される。
【0045】ステップ122では、演算した車両50の
現在位置、目的地、及びデータベース70に格納された
道路地図情報に基づいて、自己で、車両50の走行すべ
き目的地までの経路を探索する処理が実行される。
【0046】ステップ124では、上記ステップ122
で検索した経路のデータをメモリ68に経路データD2
として格納する処理が実行される。本ステップ124の
処理が終了すると、今回のルーチンは終了される。
【0047】上記の処理によれば、車両50の目的地が
設定された状況下またはメモリ68に格納されている経
路データの残り経路距離Xが少なくなった状況下におい
て、ナビゲーション装置52がサービスセンタ10と回
線接続できる場合は、サービスセンタ10の探索した経
路を取得することができ、一方、ナビゲーション装置5
2がサービスセンタ10と回線接続できない場合は、自
己のナビゲーション装置52で車両50が走行すべき経
路を探索し取得することができる。
【0048】ナビゲーション装置52は、通常は、操作
部62の操作による縮尺度に応じた車両50の現在位置
から所定範囲内の道路地図を、データベース70に基づ
いて取得し、その道路地図上に車両50の現在位置を表
すマークをマップマッチング等の手法により表示・案内
ユニット72の表示画面に重ねて表示する。そして、上
記図3に示すルーチンにより車両50の走行すべき経路
を取得した場合には、その取得した経路を上記の道路地
図上に重ねて表示する。以後、車両50の現在位置が変
化するごとに、表示・案内ユニット72の表示画面上に
おいて車両50が走行移動するように道路地図をスクロ
ールさせつつ表示する。
【0049】図5は、サービスセンタ10の送信・提供
した経路データに基づく経路を、ナビゲーション装置5
2の表示・案内ユニット72の表示画面に表示される道
路地図上に重ねて表示する手法を説明するための図を示
す。尚、図5(A)にはサービスセンタ10が探索し提
供する現在位置から目的地へ向かう経路の一例が、図5
(B)にはナビゲーション装置52のデータベース70
に格納されている現在位置と目的地とを含む道路地図情
報の一例が、図5(C)にはナビゲーション装置52の
表示・案内ユニット72の表示画面に表示される道路地
図上に現れる現在位置から目的地までの経路が、それぞ
れ示されている。
【0050】サービスセンタ10が探索した現在位置か
ら目的地までの経路が、例えば図5(A)に示す如く道
路番号R1,R2,R3,R4により構成されている状
況下において、ナビゲーション装置52のデータベース
70に格納される道路地図情報が、例えば図5(B)に
示す如く道路番号R3が未だ敷設されていない状態での
道路地図に基づいて設定されている場合にも、表示・案
内ユニット72の表示画面には、図5(C)に示す如く
現在位置から目的地までの経路が道路地図上において道
路番号R3が消去されることなく表示される。
【0051】このように、本実施例のシステムによれ
ば、ナビゲーション装置52のデータベース70が現実
の道路の敷設状況に合致しない道路地図情報を有する場
合にも、現実の道路の敷設状況に合致した適切な経路を
ナビゲーション装置52の表示・案内ユニット72の表
示画面上に表示させることができる。このため、本実施
例のシステムによれば、ナビゲーション装置52のデー
タベース70内の道路地図情報を頻繁に更新することな
く、サービスセンタ10において最新の道路地図に基づ
いて検索された経路により車両50を目的地まで誘導す
ることが可能となる。
【0052】ところで、本実施例において、車両50の
目的地までの経路データは、原則として、サービスセン
タ10から移動通信システム14を介して送信・提供さ
れる。しかしながら、かかる構成では、車両50が移動
通信システム14の通信可能領域の範囲外に位置するこ
と等に起因して、ナビゲーション装置52とサービスセ
ンタ10との通信が行われない場合には、車両50の目
的地までの経路データがサービスセンタ10からナビゲ
ーション装置52に提供されない。そこで、車両50の
目的地までの経路データがナビゲーション装置52に取
得されない事態を回避すべく、本実施例において、ナビ
ゲーション装置52とサービスセンタ10との通信が不
可能である場合は、ナビゲーション装置52自身が車両
50の目的地までの経路を検索することとしている。
【0053】図6は、本実施例のシステムにおいて、ナ
ビゲーション装置52の表示・案内ユニット72の表示
画面を、サービスセンタ10の送信・提供した経路デー
タに基づく経路から、ナビゲーション装置52の探索し
た経路データに基づく経路へ切り替える時期を説明する
ための図を示す。例えば図6に示す如く、残り経路距離
Xが所定値X0kmになる地点(以下、次経路データ提
供地点と称す)P1に車両50が到達した際に、サービ
スセンタ10が、車両50が現に走行する走行区間の次
に走行すべき第1走行区間の経路として、道路番号R1
0→R11→R12→R13により構成される経路(終
端地点K1)を車両50側に提供した状況を考える。
尚、この経路が図6において実線太線で示されている。
【0054】かかる状況において車両50が該経路を走
行し、次経路データ提供地点P2に到達した場合は、サ
ービスセンタ10から、第1走行区間の終端地点K1か
ら所定距離領域内の第2走行区間の経路データ(終端地
点K2)を取得すべき状況が形成される。しかし、車両
50が次経路データ提供地点P2に到達した際にナビゲ
ーション装置52とサービスセンタ10との通信が不可
能である場合は、ナビゲーション装置52自身が現在位
置から目的地までの経路を探索することとなる。そし
て、その結果、例えばナビゲーション装置52のデータ
ベース70に格納されている道路地図が道路番号R13
の道路を含まないこと等に起因して、ナビゲーション装
置52の探索した経路が、図6に破線太線で示す如く道
路番号R10→R11→R12→R15→R16→R1
4により構成される事態が生じ得る。
【0055】かかる事態が生じた場合に、表示・案内ユ
ニット72の案内する経路を、図6に実線太線で示すサ
ービスセンタ10の提供による経路から図6に破線太線
で示すナビゲーション装置52の探索による経路へ切り
替えるのを、車両50の走行位置にかかわらず任意の時
期に行うものとすると、該切替地点の直後に例えば左折
・右折指示を要する交差点(C1,C2,C3)等の案
内地点が存在する場合には、乗員に対して急に該案内地
点に起因する経路案内が行われることとなり、乗員が余
裕をもって経路案内を受けることができなくなってしま
う。
【0056】従って、乗員が余裕をもって経路案内を受
けるためには、表示・案内ユニット72の案内する経路
の切り替えを、該切替地点の直後に案内地点が存在しな
い時期に行うことが重要となる。具体的には、例えば図
6に示す如く、サービスセンタ10の提供による経路上
に交差点C1,C2,C3が存在する状況下において、
P2−C1間の距離及びC1−C2間の距離が共に所定
距離以上であり、かつ、C2−C3間の距離が所定距離
未満である場合には、P2−C1間で交差点C1の手前
の所定距離以上離れた地点、又は、C1−C2間で交差
点C2の手前の所定距離以上離れた地点(以下、これら
の地点を離間地点と称す)に車両50が到達した時点
で、表示・案内ユニット72の案内する経路を切り替え
ることが適切となる。
【0057】そこで、本実施例のシステムは、サービス
センタ10の提供による経路の残り部分(図6において
P2〜K1)に存在する案内地点(図6においてC1,
C2,C3)を検出し、それらの案内地点間の距離を検
出すると共に、その距離が所定距離以上である案内地点
間を探す。そして、このような案内地点間が存在する場
合には、該案内地点間においてその終端地点まで所定距
離以上離れた離間地点に車両50が到達した時点で、表
示・案内ユニット72の案内する経路の切り替えを行う
こととする。
【0058】かかる構成によれば、表示・案内ユニット
72により案内される経路の切り替えが案内地点まで十
分に大きな距離が確保されると予想される地点で行われ
るので、乗員に対して急に案内地点に起因する経路案内
が行われるのが抑制される。このため、案内経路が切り
替わった後にナビゲーション装置52の探索による経路
がサービスセンタ10の提供による経路と異なる経路を
含んでいる場合にも、乗員は時間的及び距離的に余裕を
もって経路案内を受けることが可能となる。
【0059】図7は、上記の機能を実現すべく、本実施
例において車両50に搭載されるナビゲーション装置5
2の制御ユニット54が実行する制御ルーチンの一例の
フローチャ−トを示す。図7に示すルーチンは、その処
理が終了するごとに繰り返し起動されるルーチンであ
る。図7に示すルーチンが起動されると、まずステップ
300の処理が実行される。
【0060】ステップ300では、サービスセンタ10
により探索され提供された経路データD1に基づく経路
が表示・案内ユニット72の表示画面に表示中であるか
否かが判別される。その結果、否定判定がなされた場合
は、次にステップ302の処理が実行される。
【0061】ステップ302では、自己で探索した経路
データD2に基づく経路が表示・案内ユニット72の表
示画面に表示中であるか否かが判別される。その結果、
否定判定がなされた場合は、表示・案内ユニット72の
表示画面に車両50が走行すべき目的地までの経路が未
だ表示されていないので、次にステップ304の処理が
実行される。
【0062】ステップ304では、通常どおり、メモリ
68に格納される経路データD1又はD2に基づいた経路
を道路地図上に重ねて表示する処理が実行される。本ス
テップ304の処理が実行されると、以後、サービスセ
ンタ10の提供による経路またはナビゲーション装置5
2の探索による経路が表示・案内ユニット72の表示画
面に表示されることとなる。本ステップ304の処理が
終了すると、今回のルーチンは終了される。
【0063】上記ステップ300において肯定判定がな
された場合は、サービスセンタ10の提供による経路が
表示・案内ユニット72の表示画面に表示されていると
判断できるので、次にステップ306の処理が実行され
る。
【0064】ステップ306では、前回の処理時から今
回の処理時にかけて通信可フラグがオン状態からオフ状
態に切り替わったか否かが判別される。肯定判定がなさ
れた場合は、残り経路距離が少なくなった状況下で表示
・案内ユニット72により案内される経路をサービスセ
ンタ10の提供による経路からナビゲーション装置52
の探索による経路へ切り替える状況にあると判断でき
る。かかる判別がなされた場合は、次にステップ308
の処理が実行される。一方、否定判定がなされた場合
は、通信可フラグがオン状態に維持されていると判断で
き、案内経路としてサービスセンタ10の提供による経
路を継続して用いることができると判断できる。かかる
判別がなされた場合は、今回のルーチンは終了される。
【0065】ステップ308では、サービスセンタ10
の提供による経路データD1に基づいて、その残り経路
中において案内地点まで所定距離以上離れた離間地点が
存在するか否かを判別する。その結果、残り経路中に離
間地点が存在すると判別された場合は、次にステップ3
10の処理が実行される。一方、残り経路中に離間地点
が存在しないと判別された場合は、次にステップ316
の処理が実行される。
【0066】ステップ310では、残り経路中に存在す
る離間地点のうち、現在位置から残り経路上最も遠くに
位置する離間地点(以下、最遠離間地点と称す)を抽出
する処理が実行される。
【0067】ステップ312では、車両50が上記ステ
ップ310で抽出された最遠離間地点に到達したか否か
が判別される。本ステップ312の処理は、上記条件が
成立すると判別されるまで繰り返し実行される。その結
果、車両50が最遠離間地点に到達したと判別された場
合は、次にステップ314の処理が実行される。
【0068】ステップ314では、表示・案内ユニット
72に案内される車両50の目的地までの経路を、メモ
リ68に格納されたサービスセンタ10の提供による経
路データD1からナビゲーション装置52の探索による
経路データD2へ切り替える処理が実行される。本ステ
ップ314の処理が終了すると、今回のルーチンは終了
される。
【0069】上述の如く、上記ステップ308において
否定判定がなされた場合は、次にステップ316の処理
が実行される。
【0070】ステップ316では、車両50が、メモリ
68に格納されたサービスセンタ10の提供による経路
データD1の終端地点に到達したか否かが判別される。
本ステップ316の処理は、上記条件が成立すると判別
されるまで繰り返し実行される。その結果、車両50が
経路データD1の終端地点に到達したと判別された場合
は、次に上記ステップ314において表示・案内ユニッ
ト72により案内される経路が経路データD1から経路
データD2へ切り替わる。
【0071】また、上記ステップ302において肯定判
定がなされた場合は、ナビゲーション装置52の探索に
よる経路が表示・案内ユニット72の表示画面に表示さ
れていると判断できるので、次にステップ320の処理
が実行される。
【0072】ステップ320では、前回の処理時から今
回の処理時にかけて通信可フラグがオフ状態からオン状
態に切り替わったか否かが判別される。肯定判定がなさ
れた場合は、残り経路距離が少なくなった状況下で表示
・案内ユニット72により案内される経路をナビゲーシ
ョン装置52の探索による経路からサービスセンタ10
の提供による経路へ切り替える状況にあると判断でき
る。かかる判別がなされた場合は、次にステップ322
の処理が実行される。一方、否定判定がなされた場合
は、通信可フラグがオフ状態に維持されていると判断で
き、案内経路としてナビゲーション装置52の探索によ
る経路を継続して用いる必要があると判断できる。かか
る判別がなされた場合は、今回のルーチンは終了され
る。
【0073】ステップ322では、ナビゲーション装置
52の探索による経路データD2に基づいて、その残り
経路中において案内地点まで所定距離以上離れた離間地
点が存在するか否かを判別する。その結果、残り経路中
に離間地点が存在すると判別された場合は、次にステッ
プ324の処理が実行される。
【0074】ステップ324では、残り経路中に存在す
る離間地点のうち、現在位置から残り経路上最も近くに
位置する離間地点(以下、最近離間地点と称す)を抽出
する処理が実行される。
【0075】ステップ326では、車両50が上記ステ
ップ324で抽出された最近離間地点に到達したか否か
が判別される。本ステップ326の処理は、上記条件が
成立すると判別されるまで繰り返し実行される。その結
果、車両50が最近離間地点に到達したと判別された場
合は、次にステップ328の処理が実行される。
【0076】また、上記ステップ322において残り経
路中に離間地点が存在しないと判別された場合は、上記
ステップ324及び326の処理がジャンプされて、次
にステップ328の処理が実行される。
【0077】ステップ328では、表示・案内ユニット
72に案内される車両50の目的地までの経路を、メモ
リ68に格納されたナビゲーション装置52の探索によ
る経路データD2からサービスセンタ10の提供による
経路データD1へ切り替える処理が実行される。本ステ
ップ328の処理が終了すると、今回のルーチンは終了
される。
【0078】上記の処理によれば、サービスセンタ10
の提供による経路データD1に基づいて表示・案内ユニ
ット72による経路案内が行われている状況下でその経
路データD1の次の経路データをサービスセンタ10が
提供できなくなっている場合、その経路データD1の残
り経路中に案内地点まで所定距離以上離れた離間地点が
存在する場合には、その離間地点のうちで残り経路上現
在位置から最も遠くに位置する離間地点に車両50が到
達した時点で、表示・案内ユニット72により案内され
る経路をサービスセンタ10の提供による経路からナビ
ゲーション装置52の探索による経路へ切り替えること
ができる。
【0079】すなわち、表示・案内ユニット72により
案内される経路の、サービスセンタ10の提供による経
路からナビゲーション装置52の探索による経路への切
り替えは、そのサービスセンタ10の提供による経路上
において直後に案内地点が存在しない離間地点に車両5
0が達した際に行われる。このため、本実施例によれ
ば、案内経路が切り替わった直後に案内地点に起因する
経路案内が行われるのを抑制することができる。従っ
て、本実施例のシステムによれば、案内経路が切り替わ
る際にも、乗員が時間的及び距離的な余裕をもって経路
案内を受けることが可能となっている。
【0080】尚、表示・案内ユニット72による案内経
路の上記切り替えは、具体的には、離間地点のうち現在
位置から最も遠方に位置する離間地点に車両50が到達
した際に行われる。この場合は、表示・案内ユニット7
2による案内経路がサービスセンタ10の提供による経
路である期間が長くなる。一般に、サービスセンタ10
の提供による経路は、最新の道路地図情報に基づいて探
索されたものである。このため、本実施例によれば、で
きるだけ長期間、最新の道路地図に基づいた経路案内を
行うことが可能となっている。このように、本実施例の
システムによれば、案内経路が上記の如く切り替わった
直後に案内地点に起因する経路案内が行われるのを抑制
しつつ、最新の道路地図に基づいた経路案内を可能な限
り長期間継続することが可能となっている。
【0081】一方、上記経路データD1の残り経路中に
案内地点まで所定距離以上離れた離間地点が存在しない
場合には、その経路データD1の終端地点に車両50が
到達した時点で、表示・案内ユニット72により案内さ
れる経路をサービスセンタ10の提供による経路からナ
ビゲーション装置52の探索による経路へ切り替えるこ
とができる。従って、本実施例のシステムによれば、案
内経路をサービスセンタ10の提供による経路からナビ
ゲーション装置52の探索による経路へ切り替える状況
下で、案内地点に起因する経路案内が行われる可能性が
高い地点での案内経路の切り替えを確実に回避しつつ、
最新の道路地図に基づいた経路案内を可能な限り長期間
継続することが可能となっている。
【0082】また、上記の処理によれば、ナビゲーショ
ン装置52の探索による経路データD2に基づいて表示
・案内ユニット72による経路案内が行われている状況
下でその経路データD2の次の経路データをサービスセ
ンタ10が提供できるようになっている場合、その経路
データD2の残り経路中に案内地点まで所定距離以上離
れた離間地点が存在する場合には、その離間地点のうち
で残り経路上現在位置から最も近くに位置する離間地点
に車両50が到達した時点で、表示・案内ユニット72
により案内される経路をナビゲーション装置52の探索
による経路からサービスセンタ10の提供による経路へ
切り替えることができる。
【0083】すなわち、表示・案内ユニット72により
案内される経路の、ナビゲーション装置52の探索によ
る経路からサービスセンタ10の提供による経路への切
り替えは、そのナビゲーション装置52の探索による経
路上において直後に案内地点が存在しない離間地点に車
両50が到達した際に行われる。このため、本実施例に
よれば、かかる案内経路の切り替え時にも、その直後に
案内地点に起因する経路案内が行われるのを抑制するこ
とができ、乗員が時間的及び距離的な余裕をもって経路
案内を受けることが可能となっている。
【0084】また、表示・案内ユニット72による案内
経路の上記切り替えは、具体的には、離間地点のうち現
在位置から最も近くに位置する離間地点に車両50が到
達した際に行われる。この場合は、表示・案内ユニット
72による案内経路がナビゲーション装置52の探索に
よる経路である期間が短くなる。上述の如く、サービス
センタ10の提供による経路は、最新の道路地図情報に
基づいて探索されたものである。このため、本実施例に
よれば、できるだけ長期間、最新の道路地図に基づいた
経路案内を行うことが可能となっている。
【0085】一方、上記経路データD2の残り経路中に
案内地点まで所定距離以上離れた離間地点が存在しない
場合には、直ちに表示・案内ユニット72により案内さ
れる経路をナビゲーション装置52の探索による経路か
らサービスセンタ10の提供による経路へ切り替えるこ
とができる。従って、本実施例のシステムによれば、案
内経路をナビゲーション装置52の探索による経路から
サービスセンタ10の提供による経路へ切り替える状況
下で、案内地点に起因する経路案内が行われる可能性が
高い地点での案内経路の切り替えを確実に回避しつつ、
最新の道路地図に基づいた経路案内に速やかに移行させ
ることが可能となっている。
【0086】尚、上記の実施例においては、車両50が
特許請求の範囲に記載された「移動体」に、移動通信シ
ステム14が特許請求の範囲に記載された「所定の通信
システム」に、サービスセンタ10が特許請求の範囲に
記載された「経路情報提供装置」に、それぞれ相当して
いると共に、ナビゲーション装置52の制御ユニット5
4が、上記図7に示すステップ314又は328の処理
を実行することにより特許請求の範囲に記載された「経
路切替手段」が、上記ステップ310の処理を実行する
ことにより特許請求の範囲に記載された「最遠地点抽出
手段」が、上記ステップ324の処理を実行することに
より特許請求の範囲に記載された「最近地点抽出手段」
が、それぞれ実現されている。
【0087】ところで、上記の実施例においては、サー
ビスセンタ10とナビゲーション装置52との通信をセ
ルラ方式の移動通信システム14を用いて行っている
が、例えば、路車間通信を行う通信インフラを設置し、
その通信インフラを用いて上記通信を行うこととしても
よい。
【0088】また、上記の実施例においては、サービス
センタ10が車両50側の要求に応じて現在位置から目
的地までの経路データを所定の走行区間ごとに送信・提
供することとしているが、この所定の走行区間の距離を
車両50の速度や走行地域に応じて変化させることとし
てもよい。
【0089】
【発明の効果】上述の如く、請求項1及び4記載の発明
によれば、案内経路が経路情報提供装置の提供による経
路とナビゲーション装置の探索による経路とで切り替わ
った直後に案内地点に起因する経路案内が行われるのを
抑制することができる。
【0090】請求項2及び5記載の発明によれば、案内
経路が経路情報提供装置の提供による経路からナビゲー
ション装置の探索による経路へ切り替わった直後に案内
地点に起因する経路案内が行われるのを抑制しつつ、最
新の道路地図に基づいた経路案内を可能な限り長期間行
うことができる。
【0091】また、請求項3及び6記載の発明によれ
ば、案内経路がナビゲーション装置の探索による経路か
ら経路情報提供装置の提供による経路へ切り替わった直
後に案内地点に起因する経路案内が行われるのを抑制し
つつ、最新の道路地図に基づいた経路案内を可能な限り
長期間行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例であるナビゲーションシステ
ムのシステム構成図である。
【図2】本実施例のシステムにおいて車両に搭載される
ナビゲーション装置の構成図である。
【図3】本実施例のシステムにおいて、ナビゲーション
装置が車両の走行すべき目的地までの経路を取得すべく
実行する制御ルーチンの一例のフローチャートである。
【図4】本実施例のシステムにおいて、サービスセンタ
が車両の経路データを送信・提供すべく実行する制御ル
ーチンの一例のフローチャートである。
【図5】サービスセンタの送信・提供した経路データに
基づく経路を、ナビゲーション装置の表示画面に表示さ
れる道路地図上に重ねて表示する手法を説明するための
図である。
【図6】本実施例のシステムにおいて、ナビゲーション
装置の表示画面を、サービスセンタの送信・提供した経
路データに基づく経路から、ナビゲーション装置の探索
した経路データに基づく経路へ切り替える時期を説明す
るための図である。
【図7】本実施例のシステムにおいて、車両に搭載され
るナビゲーション装置が経路案内を行うべく実行する制
御ルーチンの一例のフローチャートである。
【符号の説明】
10 サービスセンタ 14 移動通信システム 50 車両 52 ナビゲーション装置 54 制御ユニット 72 表示・案内ユニット C1〜C5 交差点 K1,K2 経路データの終端地点 P1,P2 次経路データ提供地点 R1〜R16 道路番号
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (71)出願人 591261509 株式会社エクォス・リサーチ 東京都千代田区外神田2丁目19番12号 (72)発明者 圦本 昌之 愛知県豊田市トヨタ町1番地 トヨタ自動 車株式会社内 (72)発明者 山本 幸夫 愛知県岡崎市岡町原山6番地18 アイシ ン・エィ・ダブリュ株式会社内 (72)発明者 山岸 信敏 愛知県刈谷市昭和町1丁目1番地 株式会 社デンソー内 (72)発明者 牛来 直樹 東京都千代田区外神田2丁目19番12号 株 式会社エクォス・リサーチ内 Fターム(参考) 2C032 HB21 HB22 HC31 HD03 HD07 2F029 AA02 AB01 AB07 AC02 AC09 AC18 5H180 AA01 BB01 BB05 BB13 CC12 EE02 FF04 FF05 FF13 FF22 FF25 FF27 FF32

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 移動体の移動すべき経路に関する情報を
    所定の移動区間ごとに所定の通信システムを利用して提
    供する経路情報提供装置と、移動体に搭載され、前記経
    路情報提供装置により前記情報が提供された場合は該情
    報に基づいて経路案内を行い、また、前記経路情報提供
    装置により前記情報が提供されない場合は自己の探索し
    た前記経路に関する情報に基づいて経路案内を行うナビ
    ゲーション装置と、を備えるナビゲーションシステムに
    おいて、 前記経路情報提供装置から前記ナビゲーション装置への
    前記情報の提供の有無が変化した場合、該変化が生ずる
    前の前記経路上において案内地点まで所定距離以上離れ
    ている離間地点に移動体が到達した時点で、前記ナビゲ
    ーション装置により案内される経路を、前記経路情報提
    供装置の提供による経路と前記ナビゲーション装置の探
    索による経路とで切り替える経路切替手段を備えること
    を特徴とするナビゲーションシステム。
  2. 【請求項2】 請求項1記載のナビゲーションシステム
    において、 現在位置から前記変化が生ずる前の前記経路上最も遠方
    に位置する前記離間地点を抽出する最遠地点抽出手段を
    備え、 前記経路切替手段は、前記経路情報提供装置から前記ナ
    ビゲーション装置への前記情報の提供が行われた状態か
    ら行われない状態へ変化した場合、前記最遠地点抽出手
    段により抽出された前記離間地点に移動体が到達した時
    点で、前記ナビゲーション装置により案内される経路
    を、前記経路情報提供装置の提供による経路から前記ナ
    ビゲーション装置の探索による経路へ切り替えることを
    特徴とするナビゲーションシステム。
  3. 【請求項3】 請求項1記載のナビゲーションシステム
    において、 現在位置から前記変化が生ずる前の前記経路上最も近く
    に位置する前記離間地点を抽出する最近地点抽出手段を
    備え、 前記経路切替手段は、前記経路情報提供装置から前記ナ
    ビゲーション装置への前記情報の提供が行われなかった
    状態から行われる状態へ変化した場合、前記最近地点抽
    出手段により抽出された前記離間地点に移動体が到達し
    た時点で、前記ナビゲーション装置により案内される経
    路を、前記ナビゲーション装置の探索による経路から前
    記経路情報提供装置の提供による経路へ切り替えること
    を特徴とするナビゲーションシステム。
  4. 【請求項4】 移動体に搭載され、該移動体の移動すべ
    き経路に関する情報を所定の移動区間ごとに所定の経路
    情報提供装置から所定の通信システムを利用して提供さ
    れ得ると共に、前記経路情報提供装置により前記情報が
    提供された場合は該情報に基づいて経路案内を行い、ま
    た、前記経路情報提供装置により前記情報が提供されな
    い場合は自己の探索した前記経路に関する情報に基づい
    て経路案内を行うナビゲーション装置において、 前記経路情報提供装置による前記情報の提供の有無が変
    化した場合、該変化が生ずる前の前記経路上において案
    内地点まで所定距離以上離れている離間地点に移動体が
    到達した時点で、案内される経路を、前記経路情報提供
    装置の提供による経路と自己の探索による経路とで切り
    替える経路切替手段を備えることを特徴とするナビゲー
    ション装置。
  5. 【請求項5】 請求項4記載のナビゲーション装置にお
    いて、 現在位置から前記変化が生ずる前の前記経路上最も遠方
    に位置する前記離間地点を抽出する最遠地点抽出手段を
    備え、 前記経路切替手段は、前記経路情報提供装置による前記
    情報の提供が行われた状態から行われない状態へ変化し
    た場合、前記最遠地点抽出手段により抽出された前記離
    間地点に移動体が到達した時点で、案内される経路を、
    前記経路情報提供装置の提供による経路から自己の探索
    による経路へ切り替えることを特徴とするナビゲーショ
    ン装置。
  6. 【請求項6】 請求項4記載のナビゲーション装置にお
    いて、 現在位置から前記変化が生ずる前の前記経路上最も近く
    に位置する前記離間地点を抽出する最近地点抽出手段を
    備え、 前記経路切替手段は、前記経路情報提供装置による前記
    情報の提供が行われなかった状態から行われる状態へ変
    化した場合、前記最近地点抽出手段により抽出された前
    記離間地点に移動体が到達した時点で、案内される経路
    を、自己の探索による経路から前記経路情報提供装置の
    提供による経路へ切り替えることを特徴とするナビゲー
    ション装置。
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