JP2002089788A - スチームトラップの消湯気器 - Google Patents
スチームトラップの消湯気器Info
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- JP2002089788A JP2002089788A JP2000279138A JP2000279138A JP2002089788A JP 2002089788 A JP2002089788 A JP 2002089788A JP 2000279138 A JP2000279138 A JP 2000279138A JP 2000279138 A JP2000279138 A JP 2000279138A JP 2002089788 A JP2002089788 A JP 2002089788A
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- Air Humidification (AREA)
- Vaporization, Distillation, Condensation, Sublimation, And Cold Traps (AREA)
Abstract
とのできるスチームトラップの消湯気器を得ること。 【解決手段】 消湯気器ケーシング1に平板状のループ
型細管ヒートパイプ2,3,4を取り付けて、復水室
6,7,8を形成する。ヒートパイプ2,3,4に連通
孔パイプ9,10,11を設けて、復水溜部12,1
3,14を形成する。ヒートパイプ2,3,4のケーシ
ング1内部に位置する部分を吸熱部とし、外部に位置す
る部分を放熱部とする。消湯気器ケーシング1内を流下
する復水の熱はヒートパイプ2,3,4により大気中に
放熱され、モヤモヤとした湯気の発生を防止する。
Description
から排出される復水の再蒸発によるモヤモヤとした湯気
を消すスチームトラップの消湯気器に関する。
ては、例えば、特公平4−67080号公報に示された
ものがある。これは、スチームトラップの出口に排出管
と上下の水溜部を設けて、再蒸発した蒸気を上部の水溜
部を通過させて冷却することによって、モヤモヤとした
湯気を消すことができるものである。
ラップの消湯気器では、モヤモヤとした湯気を長期間に
わたり確実に消すことができない問題があった。即ち、
上記従来のものは、湯気を水溜部の水の中に通すことに
よって冷却し、凝縮させて消すものであるが、溜ってい
る水の温度が上昇すると蒸発してしまい、水溜部の水が
減少してなくなってしまうことにより、モヤモヤとした
湯気を長期間にわたり確実に消すことができないのであ
る。
うモヤモヤとした湯気を確実に消すことができる、スチ
ームトラップの消湯気器を得ることである。
めに講じた本発明の手段は、スチームトラップの出口か
ら排出される復水が再蒸発したモヤモヤとした湯気を消
すものにおいて、消湯気器ケーシングをスチームトラッ
プの出口と連通して、当該消湯気器ケーシングと平板状
のヒートパイプの吸熱部とで復水室を形成し、当該復水
室の底部に所定量の復水を溜める復水溜部を設け、復水
室を大気雰囲気と連通する連通孔を形成すると共に、平
板状ヒートパイプの放熱部を消湯気器ケーシングの外部
に配置したものである。
幅広い用途に数多くの種類のものが使用されている。熱
伝達能力の優れたヒートパイプであればどのようなもの
でも用いることができるが、所謂ループ型細管ヒートパ
イプが適する。ループ型細管ヒートパイプは、ループ状
に形成したループ型細管内に熱輸送用の作動流体を収容
して、このループ型細管の一部を吸熱部とすると共に、
吸熱部以外を放熱部として用いることによって、薄型形
状で優れた熱伝達能力を有するものである。
器ケーシングと、平板状のヒートパイプの吸熱部とで、
復水室を形成して、復水室の底部に復水溜部を設けたこ
とにより、スチームトラップの出口から排出される高温
の復水は、この復水室に流入して復水溜部に一旦溜ま
り、連通孔から大気雰囲気中に排出される間に吸熱部で
吸熱されて、冷却される。吸熱された熱量は、ヒートパ
イプ内を速やかに伝達して、消湯気器ケーシングの外部
に配置した放熱部から大気中に放熱される。
熱を吸熱することによって、多量の熱が速やかに吸熱さ
れ、復水の再蒸発を抑えてモヤモヤとした湯気の発生を
確実に防止することができる。
ーシング1と、平板状のループ型細管ヒートパイプ2,
3,4、及び、復水溜部12,13,14とでスチーム
トラップの消湯気器を構成する。ケーシング1の入口部
5を、図示しないスチームトラップの出口と連通する。
管ヒートパイプ2,3,4を用いた例を示す。それぞれ
の径を異ならせて、入口部5から下方に行くに従って順
次径を大きくしたヒートパイプ2,3,4とする。ルー
プ型細管ヒートパイプ2,3,4は、消湯気器ケーシン
グ1の内部を3個の復水室6,7,8に区画すると共
に、連通孔9,10,11によってそれぞれの復水室
6,7,8が連通される。
トパイプ2,3,4を貫通する所定の長さを有するパイ
プで形成して、連通孔パイプ9,10,11の長さを順
次長くして取り付ける。連通孔パイプ9,10,11の
長さでヒートパイプ2,3,4の上方に突出した長さ分
だけが、復水溜部12,13,14の水頭高さとなるも
のである。即ち、入口部5から復水室6に流入した復水
は、復水溜部12に一旦溜まった後、連通孔パイプ9の
上端をオーバーフローして下方の復水室7に流下し、順
次同様に流下するものである。
雰囲気中に開孔する。ヒートパイプ2,3,4に設けた
連通孔9,10,11の位置は、ケーシング1の内部で
それぞれ偏芯させることによって、入口部5から流入す
る復水が連通孔9,10,11を通って直線的に且つ連
続的に流下しないようにする。
0,11の長さに基づいて復水溜部12,13,14を
形成した例を示したが、復水溜部は例えば連通孔径を順
次小さくすることによって形成したり、連通孔上に所定
の水頭高さで開弁するフロート弁や逆止弁を配置して形
成することもできる。
0,11をそれぞれヒートパイプ2,3,4に設けた例
を示したが、連通孔9,10,11は例えば消湯気器ケ
ーシング1に所定水頭高さを有する連通路として別途形
成することもできる。
パイプ2,3,4を取り付けた例を示したが、ケーシン
グ1に流入してくる復水の量や熱量に応じて、平板状ヒ
ートパイプは1枚だけでも、あるいは、更に多数の複数
枚を用いることができる。
内、ケーシング1の内部に位置する部分が吸熱部であ
り、ケーシング1の外部に位置する部分が放熱部であ
る。ループ型細管ヒートパイプ2,3,4の内部は図示
しないが、多数の細管をループ状に且つ並列に形成して
全体を一本の連続した細管として、その内部を真空状態
にして作動液体を封入したものである。
水は、ケーシング1の入口部5からまず復水室6の復水
溜部12に所定量が溜まり、復水の保有する熱量はヒー
トパイプ2の吸熱部で吸熱される。復水室6の復水は連
通孔9の上端からオーバーフローして下部の復水室7に
流下して、ヒートパイプ3で吸熱され、更に、連通孔1
0の上端からオーバーフローして復水室8に流下してヒ
ートパイプ4で吸熱され、最後に温度の低下した復水は
連通孔11をオーバーフローして大気中に排出される。
熱部に吸熱された復水の熱量は、ヒートパイプ2,3,
4内を熱移動してケーシング1外部の放熱部側から大気
中に放熱される。このように、ループ型細管ヒートパイ
プ2,3,4で復水の保有する熱量を速やかに且つ効率
良く大気中に放熱することによって、復水が再蒸発して
モヤモヤと立ち昇る湯気の発生を確実に防止することが
できる。
の復水溜部に復水を一旦溜めることにより、ヒートパイ
プで復水の保有する熱を効率良く吸熱することができ、
復水の再蒸発を抑えてモヤモヤとした湯気の発生を確実
に防止することができる。
を示す断面図。
Claims (1)
- 【請求項1】 スチームトラップの出口から排出される
復水が再蒸発したモヤモヤとした湯気を消すものにおい
て、消湯気器ケーシングをスチームトラップの出口と連
通して、当該消湯気器ケーシングと平板状のヒートパイ
プの吸熱部とで復水室を形成し、当該復水室の底部に所
定量の復水を溜める復水溜部を設け、復水室を大気雰囲
気と連通する連通孔を形成すると共に、平板状ヒートパ
イプの放熱部を消湯気器ケーシングの外部に配置したこ
とを特徴とするスチームトラップの消湯気器。
Priority Applications (1)
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---|---|---|---|
JP2000279138A JP4531230B2 (ja) | 2000-09-14 | 2000-09-14 | スチームトラップの消湯気器 |
Applications Claiming Priority (1)
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Publications (2)
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ID=18764191
Family Applications (1)
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Country | Link |
---|---|
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Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
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2000
- 2000-09-14 JP JP2000279138A patent/JP4531230B2/ja not_active Expired - Fee Related
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Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP4531230B2 (ja) | 2010-08-25 |
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