JP2005121065A - 液体圧送装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】 蒸気トラップから排出される復水が高圧且つ多量である場合であっても、確実にモヤモヤとした再蒸発蒸気の発生を防止することのできる蒸気トラップの消湯気器を提供する。
【解決手段】 蒸気トラップ1の入口5に復水発生箇所と連通した連通管2を接続する。蒸気トラップ1の出口8に管路9を介してエゼクタ3を接続する。エゼクタ3の出口側にはコイル管11を接続して、下端を復水溜タンク4内の下方に開口する。復水溜タンク4の底部と、エゼクタ3の吸込室5を接続する接続管6を取り付ける。
蒸気トラップ1から排出される復水と再蒸発蒸気の混合流体は、エゼクタ3を通過する間に流速を増して接続管6から低温復水を吸引して混合され冷却されることによって、モヤモヤとした再蒸発蒸気を発生することがない。
【選択図】 図1
【解決手段】 蒸気トラップ1の入口5に復水発生箇所と連通した連通管2を接続する。蒸気トラップ1の出口8に管路9を介してエゼクタ3を接続する。エゼクタ3の出口側にはコイル管11を接続して、下端を復水溜タンク4内の下方に開口する。復水溜タンク4の底部と、エゼクタ3の吸込室5を接続する接続管6を取り付ける。
蒸気トラップ1から排出される復水と再蒸発蒸気の混合流体は、エゼクタ3を通過する間に流速を増して接続管6から低温復水を吸引して混合され冷却されることによって、モヤモヤとした再蒸発蒸気を発生することがない。
【選択図】 図1
Description
本発明は、蒸気トラップから排出される高温復水が大気中で再蒸発することにより発生するモヤモヤとした再蒸発蒸気を低減する蒸気トラップの消湯気器に関する。
蒸気トラップは蒸気配管中で発生した凝縮水としての復水だけを外部へ自動的に排出するが、蒸気は外部へ排出することのない自動弁の一種である。蒸気トラップが復水を排出する場合は、排出される復水が通常は高温状態であるために、大気中へ復水が排出されると再蒸発して、その再蒸発した再蒸発蒸気がモヤモヤと立ち昇り、本来排出することのない蒸気を排出しているものと見間違うケースが多々あった。このようなケースを無くすために、蒸気トラップの消湯気器が用いられてきた。
この消湯気器においては、蒸気トラップから排出される復水の量が比較的少ない場合、あるいは、排出される復水の圧力が比較的低い場合は、再蒸発蒸気を有効に冷却してモヤモヤと立ち昇ることを確実に防止することができるが、排出される復水が高圧で且つその量が多い場合は、モヤモヤと立ち昇る再蒸発蒸気を確実に防止することができない問題点があった。
特公平5−14836号公報
解決しようとする問題点は、蒸気トラップから排出される復水が高圧且つ多量である場合であっても、確実に再蒸発蒸気の発生を防止することのできる蒸気トラップの消湯気器を提供することである。
本発明は、蒸気トラップの出口側に取り付けて、蒸気トラップから排出されるモヤモヤとした復水の再蒸発蒸気を低減するものにおいて、蒸気トラップの出口側にエゼクタのノズル部を接続し、当該エゼクタのディフューザ部を復水溜タンク内へ連通して、当該復水溜タンクの底部とエゼクタの吸込室を接続管で接続したことを特徴とする。
本発明の蒸気トラップの消湯気器は、蒸気トラップの出口側にエゼクタのノズル部を接続して、このエゼクタのディフューザ部を復水溜タンク内へ連通し、この復水溜タンクの底部とエゼクタの吸込室を接続管で接続したことによって、蒸気トラップから排出される復水はエゼクタのノズル部とディフューザ部を通って復水溜タンク内へ至り、この復水溜タンク内に一旦溜まった復水の一部が、タンク底部から接続管を通ってエゼクタの吸込室へ吸引される。復水溜タンク内に一旦溜まる間に冷却されて温度の低くなった復水の一部がエゼクタの吸込室へ吸引されて高温の復水と混合されることによって、高温復水の温度も低下してモヤモヤと立ち昇る再蒸発蒸気の発生を防止することができる。また、蒸気トラップから排出される復水の圧力が高く且つその量が多い程、接続管から吸込室へ吸引される低温復水の量も多くなるために、蒸気トラップから排出される復水が高圧且つ多量の場合であっても確実に再蒸発蒸気を防止することができる利点がある。
本発明は、蒸気トラップの出口側にエゼクタを取り付けるとともに、このエゼクタの吸込室と復水溜タンク底部を接続管で接続したものであり、蒸気トラップから排出される復水の圧力と量に応じて低温復水を吸引するために、高圧且つ多量の復水が排出される場合であっても確実にモヤモヤとした再蒸発蒸気の発生を防止することができる。
図1は本発明の1実施例の構成図であって、蒸気配管等の復水発生箇所と蒸気トラップ1を連通する連通管2と、蒸気トラップ1の出口側に接続したエゼクタ3と、エゼクタ3を上部に収容した復水溜タンク4、及び、復水溜タンク4の底部とエゼクタ3の吸込室5とを接続する接続管6とで蒸気トラップの消湯気器を構成する。
蒸気トラップ1の入口7に連通管2の下流側を接続する。連通管2の上流側は図示しない蒸気管などの復水発生箇所と接続する。復水発生箇所で発生した高温復水が連通管2を通って蒸気トラップ1内へ流下するものである。蒸気トラップ1は、本実施例においてはその内部に球形フロートを自由状態で配置したフリーフロート型蒸気トラップを用いた例を示す。
蒸気トラップ1の出口8に管路9を介在してエゼクタ3の吸込室5を連通する。本実施例においては、エゼクタ3を復水溜タンク4内に配置した例を示す。吸込室5の内部に図示しないノズル部を取り付けて管路9の下端部と接続する。吸込室5の下部にディフューザ10を配置する。ディフューザ10の下端部にはコイル管11を接続して復水溜タンク4内の復水内を通して、コイル管11の下端部をタンク4の底部に開口する。
復水溜タンク4は円筒状で外部側面に複数の放熱フィン12,13を取り付ける。復水溜タンク4の低部に接続管6の一端を接続して、他端をエゼクタ3の吸込室5と接続する。復水溜タンク4の左側中央付近にバルブ14を介在して復水排出管15を取り付ける。タンク4内に溜まった復水の水位が、復水排出管15の高さへ達するとバルブ14を介して外部へ排出される。
復水溜タンク4の上面には大気と連通する大気連通管16を取り付ける。また、同じくタンク4の上面に冷却水補給管17を取り付ける。冷却水補給管17を分岐した分岐管18を接続管6と接続する。冷却水補給管17と分岐管18にはそれぞれ自動弁19,20を取り付ける。
連通管2から蒸気トラップ1内へ復水が流入すると、流入した復水の水位に応じて蒸気トラップ1内の図示しない球形フロートが浮上降下して、蒸気トラップ1の出口8から管路9を介して復水と一部が再蒸発蒸気となった混合流体としてエゼクタ3とコイル管11を通って復水溜タンク4内へ流下する。タンク4内に一旦溜まった高温復水は、タンク4の外周に取り付けた放熱フィン12,13から放熱されて温度低下するとともに、復水が溜まって水位が上昇して復水排出管15の位置へ至ると外部へ排出される。
一方、エゼクタ3内へ流下した混合流体はノズル部で通路断面が絞られることにより流速を増して吸込室5で吸引力を発生して、接続管6を介して復水溜タンク4底部の低温復水を吸引混合することによって、混合流体の温度を低下させ、モヤモヤとした再蒸発蒸気の発生を防止する。また、コイル管11を通過する間にも、タンク4内に溜まっている低温復水で冷却されるために更に再蒸発蒸気の発生を防止することができる。
放熱フィン12,13からの放熱だけでは確実にタンク4内の復水の温度を下げることができない場合は、冷却水補給管17からタンク4内へ、あるいは、接続管6内へ、低温の冷却水を所定量だけ補給することにより、更に確実にモヤモヤとした再蒸発蒸気の発生を防止することができる。
エゼクタ3においては、ベルヌーイの定理に従って流下する流体の速度が速くなるに連れて吸引力も強くなるために、蒸気トラップ1から排出される復水の圧力が高く又復水量が多い程、接続管6から吸引される復水量も多くなることによって、より確実にモヤモヤとした再蒸発蒸気を防止することができる。
本実施例においては、エゼクタ3を復水溜タンク4内に配置した例を示したが、エゼクタ3をタンク4の外部に配置してディフューザ10とタンク4を接続して用いることもできる。
蒸気トラップの出口に接続したエゼクタで低温復水を吸引して高温復水を冷却するものであり、さまざまな型式の蒸気トラップの出口側に取り付けることにより、確実にモヤモヤとした再蒸発蒸気の発生を防止することができる。
1 蒸気トラップ
2 連通管
3 エゼクタ
4 復水溜タンク
5 吸込室
6 接続管
7 入口
8 出口
10 ディフューザ
11 コイル管
12,13 放熱フィン
15 復水排出管
17 冷却水補給管
18 分岐管
2 連通管
3 エゼクタ
4 復水溜タンク
5 吸込室
6 接続管
7 入口
8 出口
10 ディフューザ
11 コイル管
12,13 放熱フィン
15 復水排出管
17 冷却水補給管
18 分岐管
Claims (1)
- 蒸気トラップの出口側に取り付けて、蒸気トラップから排出されるモヤモヤとした復水の再蒸発蒸気を低減するものにおいて、蒸気トラップの出口側にエゼクタのノズル部を接続し、当該エゼクタのディフューザ部を復水溜タンク内へ連通して、当該復水溜タンクの底部とエゼクタの吸込室を接続管で接続したことを特徴とする蒸気トラップの消湯気器。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2003354485A JP2005121065A (ja) | 2003-10-15 | 2003-10-15 | 液体圧送装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2003354485A JP2005121065A (ja) | 2003-10-15 | 2003-10-15 | 液体圧送装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2005121065A true JP2005121065A (ja) | 2005-05-12 |
Family
ID=34612383
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2003354485A Pending JP2005121065A (ja) | 2003-10-15 | 2003-10-15 | 液体圧送装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2005121065A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2009121363A (ja) * | 2007-11-15 | 2009-06-04 | Tlv Co Ltd | 液体圧送装置 |
JP2009144604A (ja) * | 2007-12-14 | 2009-07-02 | Tlv Co Ltd | 液体圧送装置 |
JP2014009845A (ja) * | 2012-06-28 | 2014-01-20 | Tlv Co Ltd | 復水回収装置 |
-
2003
- 2003-10-15 JP JP2003354485A patent/JP2005121065A/ja active Pending
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JP2009144604A (ja) * | 2007-12-14 | 2009-07-02 | Tlv Co Ltd | 液体圧送装置 |
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