JP2006194531A - 蒸気減温装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】 系外へ排出する熱エネルギーを減少させて省エネルギーを図ることのできる蒸気減温装置を提供する。
【解決手段】 蒸気管1に混合部7と気液分離部4を接続する。冷却流体供給管2を混合部7の上部に接続する。蒸気管1を分岐して分岐蒸気管3を接続する。分岐蒸気管3には蒸気エゼクタ6を取り付ける。蒸気エゼクタ6の吸込室11をタンク13と接続する。蒸気供給管17の立ち上がり部25の手前にセンサ取り付けパイプ27を設けて、連通管26で液体排出部5と連通する。
液体排出部5から排出される高温液体の一部が再蒸発蒸気となって蒸気エゼクタ6の吸込室11へ吸引されることによって、熱エネルギーの損失を減少させることができる。
【選択図】 図1
【解決手段】 蒸気管1に混合部7と気液分離部4を接続する。冷却流体供給管2を混合部7の上部に接続する。蒸気管1を分岐して分岐蒸気管3を接続する。分岐蒸気管3には蒸気エゼクタ6を取り付ける。蒸気エゼクタ6の吸込室11をタンク13と接続する。蒸気供給管17の立ち上がり部25の手前にセンサ取り付けパイプ27を設けて、連通管26で液体排出部5と連通する。
液体排出部5から排出される高温液体の一部が再蒸発蒸気となって蒸気エゼクタ6の吸込室11へ吸引されることによって、熱エネルギーの損失を減少させることができる。
【選択図】 図1
Description
本発明は、温度の高い蒸気例えば過熱蒸気を、所定の低い温度例えば飽和蒸気温度まで減温する蒸気減温装置に関する。
蒸気減温装置は、蒸気配管の管路中にエゼクタと当該エゼクタの下流側に汽水分離器を配置し、当該汽水分離器の水出口に排水弁を配置して、前記エゼクタ部に冷却水を供給することにより蒸気管路中を流下する高温蒸気を減温すると共に、汽水分離器で蒸気から分離された過剰な冷却水を、排水弁から系外へ排出するものである。
この蒸気減温装置においては、汽水分離器で蒸気から分離した過剰な冷却水を排水弁から全て系外へ排出するために、熱エネルギー損失が大きくなってしまう問題があった。排水弁から排出される冷却水は、高温蒸気と接して昇温した高温水であり、比較的大きな熱エネルギーを有しているために、これを系外へ排出することは熱エネルギーの損失となるのである。
特開2000−146111号公報
解決しようとする課題は、系外へ排出される熱エネルギーを減少させることにより、省エネルギーを図ることのできる蒸気減温装置を提供することである。
本発明は、蒸気管を流下する蒸気に冷却流体を供給して、蒸気の温度を所定値まで減温するものにおいて、蒸気と冷却流体の混合部の下流側に気液分離部と液体排出部を設け、蒸気管を分岐した分岐蒸気管に蒸気エゼクタを取り付けて、当該蒸気エゼクタの吸引室と液体排出部を接続すると共に、気液分離部の二次側に蒸気管の立ち上がり部を形成して、当該立ち上がり部又は気液分離部と立ち上がり部の間の蒸気管に、液体排出部と連通する連通管を接続したことを特徴とする。
本発明の蒸気減温装置は、蒸気管を分岐した分岐蒸気管に蒸気エゼクタを取り付けて、この蒸気エゼクタの吸引室と液体排出部を接続したことにより、液体排出部から排出される高温液体の熱エネルギーが蒸気エゼクタの吸引室へ吸引され、減温された蒸気と共に再度、蒸気使用箇所等へ供給されることによって、熱エネルギーの損失を押さえて省エネルギーを図ることができる。
本発明は、蒸気と冷却流体の混合部の下流側に気液分離部と液体排出部を取り付けるものであり、この気液分離部と液体排出部は、一体に又は別体に配置することができる。
図1において、高温蒸気の流下する蒸気管1と、冷却流体供給管2と、蒸気エゼクタ6を取り付けた分岐蒸気管3と、気液分離部4と液体排出部5、及び、蒸気管の立ち上がり部25と連通管26とで蒸気減温装置を構成する。
蒸気管1の左端側は図示しない高温の過熱蒸気源と接続すると共に、供給される蒸気量を制御するための制御弁8を介して、蒸気と冷却流体を混合する混合部7と接続する。混合部7の入口側上部に同じく制御弁9を介して冷却流体供給管2を接続する。この混合部7で、高温の過熱蒸気と冷却流体としての例えば冷却水が混合されて、過熱蒸気の温度を所定値まで減温することができるものである。
蒸気管1を分岐して分岐蒸気管3を接続する。分岐蒸気管3には、制御弁10と蒸気エゼクタ6を取り付ける。蒸気エゼクタ6の吸込室11には、液体排出部5とタンク13を介して連通する接続管12を接続する。蒸気エゼクタ6の出口側は出口管路14によって、混合部7の入口側の蒸気管1と接続する。混合部7の下流側に気液分離部4を配置する。
気液分離部4は、遠心力によって蒸気と冷却水を気液分離するもので、入口15を蒸気供給管1と接続し、出口16を立ち上がり部25と連通する蒸気供給管17と接続する。
気液分離部4の下部に液体排出部5を一体に形成する。液体排出部5の下端には液体排出管18を接続して、タンク13と連通する。液体排出部5は、内部にステンレス製の球形フロートを自由状態で配置したもので、気液分離部4で蒸気から分離された高温の冷却水が所定量内部に溜まると球形フロートが浮力によって浮上して弁口を開口することによって、液体だけを液体排出管18側へ排出することができるものである。
タンク13には、所定高さに液体外部排出管19を接続して蒸気トラップ20を取り付ける。タンク13の内部には、液体排出管18から供給される高温の冷却水が溜まると共に、この高温冷却水の一部が再蒸発した再蒸発蒸気で満たされる。タンク13内の液位が液体外部排出管19に達すると、冷却液体は蒸気トラップ20から外部へ自動的に排除される。
タンク13内で発生した再蒸発蒸気は、制御弁21と接続管12を通って蒸気エゼクタ6の吸引室11へと吸引され、分岐蒸気管3から供給される高温蒸気と混流して混合部7へ供給される。
蒸気管1から供給される高温の過熱蒸気と、冷却流体供給管2から供給される冷却水と、出口管路14から供給される再蒸発蒸気とが、混合部7で混合されることによって、高温の過熱蒸気は所定温度まで減温される。気液分離部4において、混合部7で昇温した冷却水の余剰分が分離され、液体排出部5からタンク13内へ流下して溜まる。タンク13内で高温冷却水から再蒸発した再蒸発蒸気は、蒸気エゼクタ6の吸込室11へ吸引される。このように、高温冷却水の再蒸発蒸気を蒸気エゼクタ6で吸引して再利用することによって、従来廃棄していた高温冷却水の熱エネルギーの損失を減少させて省エネルギーを図ることができる。
気液分離部4の出口16と立ち上がり部25の間に、略T字状のセンサ取り付けパイプ27を配置して、蒸気供給管17内を流下する蒸気の圧力と温度を検出する圧力センサ28及び温度センサ29をそれぞれ取り付ける。
センサ取り付けパイプ27の温度センサ29取り付け箇所の下部30に、連通管26の一端を接続し、他端を液体排出部5の内部と接続する。
気液分離部4で冷却水の分離された蒸気は、蒸気供給管17と立ち上がり部25を通過する間に放熱によって冷却され、凝縮水としての復水を発生する。ここで発生した復水は、立ち上がり部25の下部に、更にはセンサ取り付けパイプ27内に溜まり、連通管26を通って液体排出部5内へ流下して冷却水と混合され、所定量の液位となると自動的にタンク13内へ流下し、再蒸発蒸気がエゼクタ6へ吸引される。
このように立ち上がり部25で発生した復水の再蒸発蒸気を、エゼクタ6で吸引して混合部7へ供給することにより、熱エネルギーの損失を減少させて省エネルギーを図ることができる。
なお、蒸気エゼクタ6へは再蒸発蒸気だけが吸引され、高温水は吸引されないために、蒸気エゼクタ6の吸引効率を高く維持することができる。
1 蒸気管
2 冷却流体供給管
3 分岐蒸気管
4 気液分離部
5 液体排出部
6 蒸気エゼクタ
7 混合部
11 吸込室
12 接続管
13 タンク
25 立ち上がり部
26 連通管
27 センサ取り付けパイプ
28 圧力センサ
29 温度センサ
2 冷却流体供給管
3 分岐蒸気管
4 気液分離部
5 液体排出部
6 蒸気エゼクタ
7 混合部
11 吸込室
12 接続管
13 タンク
25 立ち上がり部
26 連通管
27 センサ取り付けパイプ
28 圧力センサ
29 温度センサ
Claims (1)
- 蒸気管を流下する蒸気に冷却流体を供給して、蒸気の温度を所定値まで減温するものにおいて、蒸気と冷却流体の混合部の下流側に気液分離部と液体排出部を設け、蒸気管を分岐した分岐蒸気管に蒸気エゼクタを取り付けて、当該蒸気エゼクタの吸引室と液体排出部を接続すると共に、気液分離部の二次側に蒸気管の立ち上がり部を形成して、当該立ち上がり部又は気液分離部と立ち上がり部の間の蒸気管に、液体排出部と連通する連通管を接続したことを特徴とする蒸気減温装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2005007178A JP2006194531A (ja) | 2005-01-14 | 2005-01-14 | 蒸気減温装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2005007178A JP2006194531A (ja) | 2005-01-14 | 2005-01-14 | 蒸気減温装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2006194531A true JP2006194531A (ja) | 2006-07-27 |
Family
ID=36800754
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2005007178A Pending JP2006194531A (ja) | 2005-01-14 | 2005-01-14 | 蒸気減温装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2006194531A (ja) |
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2008309417A (ja) * | 2007-06-15 | 2008-12-25 | Tlv Co Ltd | 蒸気冷却装置 |
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-
2005
- 2005-01-14 JP JP2005007178A patent/JP2006194531A/ja active Pending
Cited By (11)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JP7025957B2 (ja) | 2018-03-05 | 2022-02-25 | 株式会社テイエルブイ | 蒸気の減温システム及び蒸気の減温方法 |
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