JP2002089449A - 圧縮機 - Google Patents

圧縮機

Info

Publication number
JP2002089449A
JP2002089449A JP2000275895A JP2000275895A JP2002089449A JP 2002089449 A JP2002089449 A JP 2002089449A JP 2000275895 A JP2000275895 A JP 2000275895A JP 2000275895 A JP2000275895 A JP 2000275895A JP 2002089449 A JP2002089449 A JP 2002089449A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
valve
compressor
scroll
valve guide
guide member
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2000275895A
Other languages
English (en)
Inventor
Hiroyuki Motonami
博之 元浪
Kazuhiro Kuroki
和博 黒木
Kazuo Kobayashi
和男 小林
Shinji Tsubakii
慎治 椿井
Naohiro Nakajima
尚宏 中島
Yasushi Watanabe
靖 渡辺
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toyota Industries Corp
Original Assignee
Toyota Industries Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Toyota Industries Corp filed Critical Toyota Industries Corp
Priority to JP2000275895A priority Critical patent/JP2002089449A/ja
Publication of JP2002089449A publication Critical patent/JP2002089449A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F04POSITIVE - DISPLACEMENT MACHINES FOR LIQUIDS; PUMPS FOR LIQUIDS OR ELASTIC FLUIDS
    • F04CROTARY-PISTON, OR OSCILLATING-PISTON, POSITIVE-DISPLACEMENT MACHINES FOR LIQUIDS; ROTARY-PISTON, OR OSCILLATING-PISTON, POSITIVE-DISPLACEMENT PUMPS
    • F04C29/00Component parts, details or accessories of pumps or pumping installations, not provided for in groups F04C18/00 - F04C28/00
    • F04C29/12Arrangements for admission or discharge of the working fluid, e.g. constructional features of the inlet or outlet
    • F04C29/124Arrangements for admission or discharge of the working fluid, e.g. constructional features of the inlet or outlet with inlet and outlet valves specially adapted for rotary or oscillating piston pumps
    • F04C29/126Arrangements for admission or discharge of the working fluid, e.g. constructional features of the inlet or outlet with inlet and outlet valves specially adapted for rotary or oscillating piston pumps of the non-return type
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F04POSITIVE - DISPLACEMENT MACHINES FOR LIQUIDS; PUMPS FOR LIQUIDS OR ELASTIC FLUIDS
    • F04CROTARY-PISTON, OR OSCILLATING-PISTON, POSITIVE-DISPLACEMENT MACHINES FOR LIQUIDS; ROTARY-PISTON, OR OSCILLATING-PISTON, POSITIVE-DISPLACEMENT PUMPS
    • F04C18/00Rotary-piston pumps specially adapted for elastic fluids
    • F04C18/02Rotary-piston pumps specially adapted for elastic fluids of arcuate-engagement type, i.e. with circular translatory movement of co-operating members, each member having the same number of teeth or tooth-equivalents
    • F04C18/0207Rotary-piston pumps specially adapted for elastic fluids of arcuate-engagement type, i.e. with circular translatory movement of co-operating members, each member having the same number of teeth or tooth-equivalents both members having co-operating elements in spiral form
    • F04C18/0215Rotary-piston pumps specially adapted for elastic fluids of arcuate-engagement type, i.e. with circular translatory movement of co-operating members, each member having the same number of teeth or tooth-equivalents both members having co-operating elements in spiral form where only one member is moving

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • General Engineering & Computer Science (AREA)
  • Compressor (AREA)
  • Rotary Pumps (AREA)
  • Applications Or Details Of Rotary Compressors (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 弁体が弁収容空間部内を移動することによっ
てガスの流通ポートを開閉するフロート弁を備える圧縮
機において、弁収容空間部における弁体の移動を案内す
る弁ガイド面の摩耗の低減を図る。 【解決手段】 吐出ポート50に連通する弁収容空間部
56と、弁収容空間部56内に収容されるとともに、該
弁収容空間部56を移動して吐出ポート50を開閉する
弁体54とからなるフロート型の吐出弁52を備えたス
クロール型圧縮機において、前記弁収容空間部56内に
円筒状の弁ガイド部材58を嵌着する。この弁ガイド部
材58は、弁体54と同様な鉄系金属によって製作し
た。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えば車両空調に
適用されるスクロール型の圧縮機に関し、詳しくは弁体
がガスの流れを許容する開位置と、ガスの流れを阻止す
る閉位置との間で移動することによってポートを開閉す
るフロート弁を備えた圧縮機に関する。
【0002】
【従来の技術】特開平3−242483号公報に記載さ
れたスクロール型の圧縮機では、吐出ポートを開閉する
吐出弁として、フロート弁が用いられている。このフロ
ート弁は、吐出ポートと連通する弁収容空間部内に軸方
向(ガス流れ方向)に移動可能に収容された略円盤状の
弁体を備えており、この弁体が上流側と下流側の圧力差
で、ガスの流れを許容する開位置と、ガスの流れを阻止
する閉位置との間で移動することによって、吐出ポート
を開閉する。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、車両空調用
圧縮機の場合、車両に対する搭載性の関係から圧縮機の
構成部材を可能な範囲で軽量材料によって製作するのが
一般的であり、スクロール型圧縮機の場合も前記弁収容
空間部を構成するスクロールは、アルミによって製作さ
れている。一方、弁体は鉄を主体とする金属製である。
このため、吐出弁として上記のようなフロート弁を採用
した場合、弁体が弁収容空間部内を軸方向に移動するこ
とに伴い、弁体の外周面と弁収容空間部の内周面との間
で摺接すると、弁体よりも硬度の低いアルミ製の弁収容
空間部の内周面が摩耗してしまうといった問題が生ず
る。このような摩耗問題は、フロート弁を、可動スクロ
ール側に吐出ポートを備える圧縮機(例えば特開平6−
280757号公報参照)の吐出弁に適用した場合によ
り顕著となってしまう。それは、可動スクロールの公転
(旋回運動)に伴って弁体が回転しながら開閉動作をす
ることに起因する。
【0004】本発明は、上述した従来の問題点に鑑みて
なされたものであり、その目的とするところは、弁体が
弁収容空間部内を移動することによってガスの流通ポー
トを開閉するフロート弁を備える圧縮機において、弁収
容空間部における弁体の移動を案内する弁ガイド面の摩
耗の低減を図ることにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記課題を達成するた
め、本発明に係る圧縮機は、特許請求の範囲の各請求項
に記載の通りの構成を備えた。従って、請求項1に記載
の発明によれば、弁体を収容する弁収容空間部の弁ガイ
ド面が、弁体と同等以上の硬度を有する構成としたこと
によって、弁体との摺接による弁ガイド面の摩耗を低減
することが可能となる。
【0006】また、請求項2に記載の発明によれば、前
記弁収容空間部内に硬質材料からなる弁ガイド部材を嵌
入し、その弁ガイド部材の内周面によって弁ガイド面を
構成したので、弁ガイド面として必要な硬度を容易に得
ることができる。この場合、コスト低減を図る意味で、
弁ガイド部材を弁体と同一の鉄を主体とする金属製とす
ることが好ましい。
【0007】また、請求項3に記載した発明では、請求
項2に記載の圧縮機において、弁ガイド部材を弁収容空
間部内に圧入によって固定する一方、その弁ガイド部材
に弁体の開位置を規制するストッパを一体に備える構成
としたので、弁ガイド部材を固定する手段としての別部
品が不要となることに加え、弁収容空間部側に弁体の開
位置規制用のストッパを取り付けなくて済む。
【0008】また、請求項4に記載の発明によれば、可
動スクロール側に吐出ポートを備えたスクロール型の圧
縮機に、請求項1に記載の構成のフロート弁を備えるこ
とによって、弁収容空間部の摩耗を効果的に低減するこ
とが可能となる。このため、可動スクロールを従来と同
様のアルミを用いて製作できるため、圧縮機の軽量化を
損なうこともない。
【0009】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
に基づいて説明する。本実施の形態は、スクロール型圧
縮機に適用したものであり、図1はスクロール型圧縮機
の全体を示す縦断面図、図2はフロート型吐出弁を示す
拡大断面図、図3は図2のIII−III線断面図であ
る。図1に示すように、固定スクロール2にはセンター
ハウジング4の一端面が接合されており、そのセンター
ハウジング4の他端面にはモータハウジング6が接合さ
れている。センターハウジング4とモータハウジング6
とには、回転軸8がラジアルベアリング10,12を介
して回転可能に支持されており、その回転軸8のセンタ
ーハウジング4側には、偏心軸14が一体に形成されて
いる。
【0010】偏心軸14には相互に平行な2つの平面部
(2面幅)14aが形成され、その平面を介してブッシ
ュ16が一体回転するように嵌合されている。ブッシュ
16の一端部にはバランスウエイト18が一体回転する
ように取り付けられ、また、ブッシュ16の他端部側に
は可動スクロール20が固定スクロール2と対向するよ
うにニードルベアリング22を介して相対回転可能に取
り付けられている。なお、ニードルベアリング22は、
可動スクロール20における可動スクロール基板24の
背面に突設された筒部24a内に収容されている。
【0011】固定スクロール2の固定スクロール基板2
6及び固定渦巻壁28、可動スクロール20の可動スク
ロール基板24及び可動渦巻壁30は、固定渦巻壁28
と可動渦巻壁30が複数の点で接触することで三日月状
の作動室(密閉空間)32を形成する。可動スクロール
20は偏心軸14の回転(旋回運動)に伴って公転(旋
回運動)し、そのとき、バランスウエイト18は可動ス
クロール20の公転に伴う遠心力を相殺する。回転軸8
と一体に回転する偏心軸14、ブッシュ16、及び偏心
軸14と可動スクロール20の筒部24aとの間に介在
されたニードルベアリング22は公転機構を構成する。
【0012】可動スクロール基板24とセンターハウジ
ング4との間には旋回リング34が介在され、その旋回
リング34には円柱状の複数本(本実施の形態では4
本)の自転阻止ピン36が貫通して固着されている。セ
ンターハウジング4と旋回リング34との間には環状の
受圧プレート38が介在され、その受圧プレート38に
は自転阻止ピン36と同数の自転阻止孔40が周方向に
配列されている。可動スクロール基板24には自転阻止
ピン36と同数の自転阻止孔42が周方向に配列されて
いる。受圧プレート38の自転阻止孔40と、可動スク
ロール基板24の自転阻止孔42は、いずれも等間隔角
度位置に配置されており、それら自転阻止孔40,42
には自転阻止ピン36の端部が挿入されている。上述し
た旋回リング34の自転阻止ピン36、受圧プレート3
8の自転阻止孔40及び可動スクロール基板24の自転
阻止孔42によって可動スクロール20の自転防止機構
が構成されている。
【0013】モータハウジング6の内周面にはステータ
46が固着されており、回転軸8にはロータ48が固着
されている。ステータ46及びロータ48はモータを構
成し、ステータ46への通電によりロータ48及び回転
軸8が一体となって回転する。
【0014】回転軸8の偏心軸14が回転することに伴
い、可動スクロール20が公転し、入口44から導入さ
れた冷媒ガスが両スクロール2,20の周縁側から固定
スクロール基板26と可動スクロール基板24との間へ
流入する。可動スクロール20の公転に伴い、自転阻止
ピン36の周面が自転阻止孔40,42の周面に沿って
摺接する。自転阻止孔40,42の内径D、自転阻止ピ
ン36の外径d及びブッシュ16の公転半径rの間に
は、D=d+rの関係が設定されている。この関係によ
って可動スクロール20の公転半径がrに規定され、旋
回リング34は可動スクロール20の公転半径rの1/
2の半径で公転する。
【0015】偏心軸14の回転に伴い、旋回リング34
は自転しようとするが、3本以上の自転阻止ピン36が
受圧プレート38側の自転阻止孔40の内周面に接して
いるため、旋回リング34が自転することはない。ま
た、可動スクロール20はブッシュ16の中心軸線回り
に自転しようとするが、可動スクロール基板24側の自
転阻止孔42の内周面が自転しない旋回リング34上の
3本以上の自転阻止ピン36に接しているため、可動ス
クロール20が自転することはない。
【0016】すなわち、偏心軸14が回転するとき、該
偏心軸14にニードルベアリング22を介して相対回転
可能に取り付けられた可動スクロール20は、自転する
ことなく回転軸8の中心軸線回りに公転する。可動スク
ロール20が公転することに伴い、入口44から導入さ
れた冷媒ガスが作動室32へ流入され、作動室32は外
周側から容積を減少しつつ内周側へ移動し、両スクロー
ル2,20の渦巻壁28,30の内周端部間に向かって
収束していく。
【0017】可動スクロール基板24の中心部には、吐
出ポート50が形成され、該吐出ポート50は最終の作
動室32と連通されている。この吐出ポート50が本発
明でいうガスの流通ポートに対応する。可動スクロール
基板24の背面(偏心軸14との対向面)側には、図2
及び図3に示すように、吐出ポート50を開閉するフロ
ート型の吐出弁52が設けられている。この吐出弁52
が本発明でいうフロート弁に対応する。吐出弁52は、
略円盤状の弁体54、該弁体54を収容する弁収容空間
部(円形凹部)56、該弁収容空間部56の摩耗防止の
ために設けられた弁ガイド部材58から構成されてい
る。
【0018】弁収容空間部56は可動スクロール基板2
4に円形状に凹設され、その底面が吐出ポート50に連
通されている。弁収容空間部56内には円筒状の弁ガイ
ド部材58が嵌入されている。弁ガイド部材58は弁収
容空間部56の開口側に底板60を有し、その底板60
にはガス通路62が形成されている。このガス通路62
は図4(A)に示すような中心部に形成した比較的大径
の円形孔62a又は図4(B)に示すような複数の細孔
62bによって構成される。また、弁収容空間部56の
内周面には、環状の取付溝64が形成され、その取付溝
64に嵌着されたサークリップ66によって弁ガイド部
材58が抜け止めされている。
【0019】弁ガイド部材58内には、弁体54が軸方
向に移動可能に収容されている。すなわち、本実施の形
態においては、弁ガイド部材58の内周面が弁体54の
移動を案内する弁ガイド面を構成するものであって、弁
体54は弁ガイド部材58の内周面に摺接しつつ移動す
る。また、弁体54の外周面は、図3に示すように、凹
凸を交互に有する略歯車形状に形成されており、弁ガイ
ド部材58の内周面に対して円周方向に関して断続的に
接触されている。そして、弁ガイド部材58の内周面
と、弁体54における外周面の凹部との隙間によってガ
ス流出用のガス通路68が形成されている。
【0020】弁体54は、吐出ポート50と弁収容空間
部56との段差、すなわち弁収容空間部56の底部に接
して吐出ポート50を閉じる閉位置と、弁ガイド部材5
8の底板60に当接して吐出ポート50を開く開位置と
の間を移動する。この弁ガイド部材58の底板60が本
発明でいうストッパに対応する。
【0021】作動室32の容積の減少によって圧縮され
た冷媒ガスは、最終の作動室32から吐出ポート50及
びガス通路68,62を経由して筒部24a内の空間7
0に吐出される。空間70は回転軸8(偏心軸14を含
む)の軸線に沿って形成された通路72を介してモータ
ハウジング6内に連通している。そして、モータハウジ
ング6内の冷媒ガスは、回転軸8の別の通路74からモ
ータハウジング6の壁に設けた出口76を経て外部冷媒
回路へと出ていく。なお、弁体54の移動は、該弁体5
4に作用する作動室32と空間70との圧力差で行われ
る。
【0022】本実施の形態に係るスクロール型圧縮機で
は、吐出ポート50を開閉するために備えられる吐出弁
52に関して、弁収容空間部56の内周面の摩耗を防止
するために、弁収容空間部56と弁体54との間に弁ガ
イド部材58を介在したものである。すなわち、従来の
可動スクロール20は、軽量材料としてのアルミ製が一
般的であり、鉄系金属から製作される弁体54に比べて
硬度が低い。そのため、弁収容空間部56内を弁体54
が移動するフロート型の場合、弁体54と摺接する弁収
容空間部56の内周面に摩耗が生じ易い。特に可動スク
ロール20側に吐出ポート50を設定するタイプのスク
ロール型圧縮機の場合は、可動スクロール20が公転す
ることに伴い、弁体54が回転しつつ開閉動作してしま
う。このため、摩耗がより顕著に発生することになる。
【0023】そこで、本実施の形態においては、弁ガイ
ド部材58をアルミ製の可動スクロール20よりも硬質
の材料、すなわち弁体54と同様に鉄を主体とする鉄系
金属製としたものであり、このことによって、弁ガイド
部材58における弁ガイド面の摩耗を効果的に低減する
ことが可能となる。摩耗の進行は、弁体54の傾きを招
き、場合によっては、作動不良といったトラブルを起こ
す可能性があるが、本実施の形態によれば、こういった
問題を解消して弁体54の機能を長期にわたって維持す
ることが可能となる。
【0024】また、可動スクロール20については、従
来と同様のアルミ合金を用いて製作できるため、圧縮機
の軽量化を損なうことにならない。また、弁ガイド部材
58を底板60付きの円筒状に形成し、その底板60に
よって弁体54の開位置を規制するストッパを構成した
ので、弁収容空間部56側にわざわざ弁開位置規制用の
ストッパを設けなくて済む。
【0025】(変更例)図示の実施の形態では、弁ガイ
ド部材58をサークリップ66によって抜け止めした
が、弁ガイド部材58を弁収容空間部56内に圧入によ
って固定する構成にしてもよい。このような構成とした
ときは、弁ガイド部材58を固定する手段としての別部
品が不要となる。また、弁体54の外周面を周方向に断
続する凹凸状に形成する代わりに、弁ガイド部材58の
内周面に軸方向に沿って所定長さで延びる複数のスリッ
トを設けてもよい。
【0026】また、弁収容空間部56内に弁ガイド部材
58を嵌入する構成に変えて、弁収容空間部56の内周
面に硬度を高めるための表面硬化処理あるいはコーティ
ングを施すことで、弁収容空間部56の内周面に高硬度
の弁ガイド面を形成することも可能である。そして、こ
のような構成としたときは、部品点数を増やすことな
く、弁収容空間部56における弁ガイド面の摩耗を低減
できるとともに、組付性が低下するといった不具合も生
じない。また、上述した実施の形態においては、弁ガイ
ド部材58を鉄系金属材料から形成するとしたが、要す
るに弁体54と同等以上の硬度を有する硬質材料で形成
されていれば足りる。
【0027】また、吐出弁52の場合で説明したが、フ
ロート型の吸入弁に本発明を適用してもよい。また、吐
出弁52が固定スクロール2側に設けられているスクロ
ール型圧縮機に適用してもよい。また、ピストンを往復
動させてガス圧縮を行うピストン式圧縮機に適用しても
よい。
【0028】
【発明の効果】以上詳述したように、本発明によれば、
圧縮機において、弁体を収容する弁収容空間部の摩耗を
低減して耐久性を向上できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本実施の形態に係るスクロール型圧縮機の縦断
面図である。
【図2】吐出弁を示す拡大断面図である。
【図3】図2のIII−III線断面図である。
【図4】弁ガイドボックスを示す斜視図であり、(A)
はガス通路を大径の円形孔によって形成する例を示し、
(B)は複数の細孔によって形成する例を示す。
【符号の説明】
2 固定スクロール 20 可動スクロール 32 作動室 50 吐出ポート 52 吐出弁 54 弁体 56 弁収容空間部 58 弁ガイド部材
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 小林 和男 愛知県刈谷市豊田町2丁目1番地 株式会 社豊田自動織機製作所内 (72)発明者 椿井 慎治 愛知県刈谷市豊田町2丁目1番地 株式会 社豊田自動織機製作所内 (72)発明者 中島 尚宏 愛知県刈谷市豊田町2丁目1番地 株式会 社豊田自動織機製作所内 (72)発明者 渡辺 靖 愛知県刈谷市豊田町2丁目1番地 株式会 社豊田自動織機製作所内 Fターム(参考) 3H003 AC03 CC06 3H029 AA02 AA16 AB03 BB44 CC04 CC15 CC25 CC38 3H039 AA02 AA12 BB04 CC03 CC08 CC29 CC30 CC35

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ガスの流通ポートに連通する弁収容空間
    部と、前記弁収容空間部内に収容されるとともに、該弁
    収容空間部の内周面を弁ガイド面として該弁ガイド面に
    摺接しつつ前記流通ポートからのガス流通を許容する開
    位置と、ガス流通を阻止する閉位置との間で移動する弁
    体とを有するフロート弁をガスの流路上に備えた圧縮機
    であって、 前記弁収容空間部の弁ガイド面は、前記弁体と同等以上
    の硬度を有することを特徴とする圧縮機。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載の圧縮機であって、前記
    弁収容空間部内に硬質材料からなる弁ガイド部材が嵌入
    されており、該弁ガイド部材の内周面が前記弁ガイド面
    を構成していることを特徴とする圧縮機。
  3. 【請求項3】 請求項2に記載の圧縮機であって、前記
    弁ガイド部材は、前記弁収容空間部内に圧入によって固
    定されるとともに、前記弁体の開位置を規制するストッ
    パを備えていることを特徴とする圧縮機。
  4. 【請求項4】 固定スクロールと、可動スクロールとを
    組み合わせることによって、複数の接触点で三日月状の
    作動室を形成し、前記可動スクロールに公転運動を与え
    ることによって、前記作動室を外周側より容積を減少し
    ながら内周側へ移動させてガスの吸入・圧縮を行うスク
    ロール型の圧縮機であって、 前記可動スクロールに、ガスの吐出ポートに連通する弁
    収容空間部と、前記弁収容空間部内に収容されるととも
    に、該弁収容空間部の内周面を弁ガイド面として該弁ガ
    イド面に摺接しつつ前記流通ポートからのガス吐出を許
    容する開位置と、ガス流通を阻止する閉位置との間で移
    動する弁体とを有するフロート弁が備えられており、前
    記弁収容空間部の弁ガイド面は、前記弁体と同等以上の
    硬度を有することを特徴とする圧縮機。
JP2000275895A 2000-09-12 2000-09-12 圧縮機 Pending JP2002089449A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2000275895A JP2002089449A (ja) 2000-09-12 2000-09-12 圧縮機

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2000275895A JP2002089449A (ja) 2000-09-12 2000-09-12 圧縮機

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2002089449A true JP2002089449A (ja) 2002-03-27

Family

ID=18761445

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2000275895A Pending JP2002089449A (ja) 2000-09-12 2000-09-12 圧縮機

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2002089449A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2016048064A (ja) * 2014-08-26 2016-04-07 株式会社デンソー 燃料噴射弁
US10066625B2 (en) 2015-06-23 2018-09-04 Samsung Electronics Co., Ltd. Compressor

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2016048064A (ja) * 2014-08-26 2016-04-07 株式会社デンソー 燃料噴射弁
US10385813B2 (en) 2014-08-26 2019-08-20 Denso Corporation Fuel injection valve
US10975820B2 (en) 2014-08-26 2021-04-13 Denso Corporation Fuel injection valve
US10066625B2 (en) 2015-06-23 2018-09-04 Samsung Electronics Co., Ltd. Compressor

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP6187123B2 (ja) スクロール型圧縮機
JP2002106483A (ja) スクロール型圧縮機及びスクロール型圧縮機のシール方法
JP2002089463A (ja) スクロール型圧縮機
JP2001329967A (ja) スクロール型圧縮機におけるシール構造
JP2002089462A (ja) スクロール型圧縮機及びスクロール型圧縮機のシール方法
JPH08319981A (ja) スクロール型圧縮機
JP3144611B2 (ja) スクロール型圧縮機
JPH02176179A (ja) 圧縮機
JP2000220585A (ja) スクロール型圧縮機
JP2000230487A (ja) スクロール型流体機械
JPH02308991A (ja) スクロール型圧縮機
EP0971130B1 (en) Scroll compressor with anti-rotation mechanism
JPH06264875A (ja) スクロール型圧縮機
JP2002089449A (ja) 圧縮機
JP2001082338A (ja) 圧縮機における流路開閉装置
JP3227075B2 (ja) スクロール型圧縮機
US5597297A (en) Scroll type compressor
JPH08219053A (ja) スクロール型圧縮機
JPH0942172A (ja) スクロール型圧縮機
JP3261392B2 (ja) スクロール型圧縮機
JP3468378B2 (ja) スクロール型圧縮機
JP3081449B2 (ja) スクロール型圧縮機及び可動スクロールの支持部材並びに同圧縮機の組付方法
JPH08338377A (ja) スクロール型圧縮機
US6030193A (en) Scroll type fluid machine having an improved Oldham ring
JPH0494483A (ja) スクロール型圧縮機