JP2002089406A - コモンレール - Google Patents

コモンレール

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JP2002089406A
JP2002089406A JP2000273721A JP2000273721A JP2002089406A JP 2002089406 A JP2002089406 A JP 2002089406A JP 2000273721 A JP2000273721 A JP 2000273721A JP 2000273721 A JP2000273721 A JP 2000273721A JP 2002089406 A JP2002089406 A JP 2002089406A
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rail
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JP2000273721A
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English (en)
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Tsunemitsu Nakajima
常光 中島
Takahiro Okada
孝博 岡田
Tetsuya Niwa
哲也 丹羽
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Otics Corp
Original Assignee
Otics Corp
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Publication date
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    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F02COMBUSTION ENGINES; HOT-GAS OR COMBUSTION-PRODUCT ENGINE PLANTS
    • F02MSUPPLYING COMBUSTION ENGINES IN GENERAL WITH COMBUSTIBLE MIXTURES OR CONSTITUENTS THEREOF
    • F02M39/00Arrangements of fuel-injection apparatus with respect to engines; Pump drives adapted to such arrangements
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F02COMBUSTION ENGINES; HOT-GAS OR COMBUSTION-PRODUCT ENGINE PLANTS
    • F02MSUPPLYING COMBUSTION ENGINES IN GENERAL WITH COMBUSTIBLE MIXTURES OR CONSTITUENTS THEREOF
    • F02M55/00Fuel-injection apparatus characterised by their fuel conduits or their venting means; Arrangements of conduits between fuel tank and pump F02M37/00
    • F02M55/02Conduits between injection pumps and injectors, e.g. conduits between pump and common-rail or conduits between common-rail and injectors
    • F02M55/025Common rails

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  • Chemical & Material Sciences (AREA)
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  • General Engineering & Computer Science (AREA)
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 コスト低減を図る。 【解決手段】 コモンレール10は、エンジンヘッドE
(取付け相手部材)に取り付けるためのボルト孔18
(取付部)を、レール本体11の長さ方向に沿った領域
内の任意の位置に設定することを可能とする取付け位置
設定手段15として、可動部材16を備えている。可動
部材16は、ボルト孔18が形成され且つレール本体1
1とは別体をなすとともに、レール本体11に対してそ
の長さ方向への移動可能に取り付けられる。レール本体
11が同じであっても、ボルト孔18の位置をエンジン
ヘッドEの雌ネジ孔Hに合わせて設定することにより、
取付け位置が異なる複数のエンジンヘッドEに取り付け
ることができる。レール本体11を共通とすることがで
きるので、コスト低減が可能である。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、エンジンのコモン
レール式燃料噴射装置におけるコモンレールに関するも
のである。
【0002】
【従来の技術】コモンレールをエンジンヘッドに固定す
る場合、従来では、図15に示すように、コモンレール
1のレール本体2の外周に複数(例えば、2つ)のボル
ト取付部3を突成し、このボルト取付部3のボルト孔4
をエンジンヘッド(図示せず)の雌ネジ孔5に整合さ
せ、ボルト孔4に貫通させたボルト(図示せず)を雌ネ
ジ孔5に螺合する方法が用いられている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】エンジンヘッドにおけ
る雌ネジ孔5の位置は、省スペースを図る等の理由によ
り、インテークマニホールド6の外面におけるポート7
同士の間に形成される凹部8と対応するように設定され
る。即ち、雌ネジ孔5間(即ち、ボルト孔4間)のピッ
チは、コモンレール1の形状や寸法とは無関係にインテ
ークマニホールド6の凹部8のピッチに左右されるので
あるが、インテークマニホールド6は、各エンジンによ
って凹部8のピッチが異なる、という事情がある。
【0004】そのため、従来では、各インテークマニホ
ールド6毎にボルト取付部3(ボルト孔4)のピッチが
異なる複数種類のコモンレール1を用意する必要があ
り、これが、コストアップの原因となっていた。本願発
明は上記事情に鑑みて創案され、コスト低減を図ること
を目的としている。
【0005】
【課題を解決するための手段】請求項1の発明は、筒状
をなすレール本体と、このレール本体を取付け相手部材
に固定するための取付部とを備えたコモンレールであっ
て、前記レール本体の長さ方向に沿った領域内の任意の
位置に前記取付部を設定することを可能とする取付け位
置設定手段を備えている構成とした。
【0006】請求項2の発明は、請求項1の発明におい
て、前記取付け位置設定手段が、前記取付部が形成さ
れ、且つ前記レール本体とは別体をなすとともに、前記
レール本体に対してその長さ方向への移動可能に取り付
けられる可動部材を備えて構成されている。請求項3の
発明は、請求項2の発明において、前記レール本体に
は、その長さ方向に間隔を空けた複数箇所に位置決め部
が形成され、前記可動部材に取り付けた係止部材を前記
位置決め部に係止させることで、前記可動部材が前記レ
ール本体に対してその長さ方向への遊動を規制された状
態に保持される構成とした。
【0007】請求項4の発明は、前記レール本体の外周
が円形をなすとともに、前記可動部材がそのレール本体
に対して外嵌されるようになっている請求項2又は請求
項3に記載のコモンレールにおいて、前記レール本体に
は回転規制部が形成され、前記可動部材に取り付けた規
制部材を前記回転規制部に係止させることで、前記可動
部材の前記レール本体に対する回転方向の遊動が規制さ
れる構成とした。請求項5の発明は、請求項1の発明に
おいて、前記取付け位置設定手段が、前記レール本体に
形成されたストッパと、前記レール本体に対して前記ス
トッパに当接することで長さ方向に位置決めされた状態
に取り付けられる取付部材とを備え、この取付部材は、
前記レール本体の長さ方向における任意に位置に前記取
付部を形成することが可能とされている構成とした。
【0008】請求項6の発明は、請求項1の発明におい
て、前記取付け位置設定手段が、前記レール本体の外周
にその長さ方向に沿って延びるように形成され、且つそ
の長さ方向における任意の位置に前記取付部を形成する
ことを可能とされたフランジを備えて構成されている。
【0009】
【発明の作用及び効果】[請求項1の発明]レール本体
が同じであっても、取付部の位置を取付け相手部材の取
付け位置に合わせて設定することにより、取付け位置が
異なる複数の取付け相手部材に取り付けることができ
る。レール本体を共通とすることができるので、レール
本体を複数種類用意する場合に比べて、コスト低減を図
ることができる。
【0010】[請求項2の発明]可動部材をレール本体
の長さ方向に沿って移動させることにより、取付部の位
置を設定することができる。 [請求項3の発明]可動部材をレール本体に対してその
長さ方向において遊動規制できるので、取付け相手部材
に可動部材を固定した状態でも、レール本体が長さ方向
に遊動せずに済む。 [請求項4の発明]可動部材をレール本体に対して回転
規制できるので、取付け相手部材に可動部材を固定した
状態でも、レール本体が回転せずに済む。
【0011】[請求項5の発明]取付部の位置を設定す
る際には、取付部材に、そのレール本体の長さ方向にお
ける所定の位置に取付部を形成しておき、その取付部材
をレール本体に取り付けてストッパにより位置決めす
る。 [請求項6の発明]取付部の位置を設定する際には、フ
ランジにおける所定の位置に取付部を形成すればよい。
【0012】
【発明の実施の形態】[実施形態1]以下、本発明を具
体化した実施形態1を図1乃至図5を参照して説明す
る。
【0013】本実施形態のコモンレール10は、図1及
び図2に示すように、複数の分岐用筒部12を有する1
本のレール本体11と、取付け位置設定手段15として
の可動部材16とを備えて構成され、エンジンヘッドE
(本発明の構成要件である取付け相手部材)に取り付け
られるようになっている。レール本体11は円筒形をな
し、その外周の横断面形状は真円形となっているととも
に、その中空内はレール本体11の両端面に開口してい
る。尚、レール本体11の右側の端部開口には、リリー
フバルブ(図示せず)が取り付けられるようになってい
るとともに、左側の端部開口には圧力センサ(図示せ
ず)が取り付けられる。
【0014】尚、本実施形態1の説明において、前後方
向については図1及び図2にあらわれる面を前面とし、
また、上下方向及び左右方向については図1及び図2を
基準とする。レール本体11の外周における長さ方向に
間隔を空けた複数(本実施形態では5つ)位置には、レ
ール本体11よりも小径の円筒形をなす分岐用筒部12
が、前方(レール本体11の径方向であって、レール本
体11の軸線に対して直交する方向)に突出する形態で
一体形成されている。この分岐用筒部12にはインジェ
クションパイプ(図示せず)が接続されるようになって
いる。
【0015】かかるコモンレール10は、その左右両端
部に設けた一対のボルト孔14,18にボルト20を貫
通させ、そのボルト20をエンジンヘッドEの雌ネジ孔
Hに螺合させることによってエンジンヘッドEに取り付
けられる。ここで、図2に示すように、エンジンヘッド
Eにおける雌ネジ孔Hの位置は、省スペースを図る等の
理由により、インテークマニホールドMの外面における
ポートP同士の間に形成される凹部Gと対応するように
設定されている。即ち、雌ネジ孔H間(即ち、ボルト孔
間)のピッチはインテークマニホールドMの凹部Gのピ
ッチに左右されるのであるが、インテークマニホールド
Mの凹部GのピッチはそのインテークマニホールドMが
装着されるエンジンによって異なる、という事情があ
る。
【0016】そこで本実施形態では、レール本体11を
共通部品としながら、ボルト孔14,18間のピッチを
任意に設定できるようにし、これにより、エンジンヘッ
ドEの雌ネジ孔H間のピッチ(=インテークマニホール
ドMの凹部G間のピッチ)が異なる場合に対応できるよ
うにしている。以下、そのための取付け位置設定手段1
5について説明する。レール本体11の右端部には、そ
の外周から上方へ突出する取付けブロック13が一体に
形成されている。この取付けブロック13には、前後方
向(図4における左右方向)に貫通するボルト孔14が
形成されている。一方、レール本体11の左端部におい
ては、レール本体11とは別体部品である可動部材16
が取り付けられる。この可動部材16には、レール本体
11を貫通させるための貫通孔17が左右方向に貫通し
て形成されているとともに、その貫通孔17よりも上方
には、前後方向に貫通するボルト孔18(本発明の構成
要件である取付部)が形成されている。また、可動部材
16には、その左右両端面及び貫通孔17の内周に開口
するスリット19が形成されている。スリット19は、
ボルト孔18に貫通したボルト20を雌ネジ孔Hに螺合
して締め付けたときに、貫通孔17の内壁部を縮径変形
させることで、可動部材16がレール本体11に対して
遊動規制状態に強固に固定されるようにするためのもの
である。かかる可動部材16は、ボルト20による締付
けを行わない自由状態では、レール本体11に外嵌した
状態のままそのレール本体11の長さ方向(左右方向)
に自由に移動できるようになっている。即ち、可動部材
16を移動させることにより、レール本体11に対しそ
の長さ方向におけるボルト孔18の位置を任意に移動・
設定することが可能となっている。
【0017】また、レール本体11の外周上面には、前
後方向に延びる円弧状断面の位置決め溝21(本発明の
構成要件である位置決め部)が形成されている。この位
置決め溝21は、レール本体11の長さ方向において所
定の間隔を空けた複数箇所に形成されている。一方、可
動部材16には、その全面に開口するとともに部分的に
貫通孔17に連通させた円形の挿入孔22が形成されて
おり、この挿入孔22には円形断面のピン形状をなす係
止部材23がガタ付きなく嵌入されるようになってい
る。可動部材16をレール本体11に外嵌し、任意の位
置決め溝21に挿入孔を整合させる位置まで移動させた
ところで、挿入孔22に係止部材23を嵌入すると、そ
の係止部材23が位置決め溝21に係止し、その係止に
よって可動部材16がレール本体11に対してその長さ
方向(左右方向)への遊動を規制される。
【0018】また、この位置決め溝21と係止部材23
は、可動部材16の左右方向への遊動を規制するだけで
なく、レール本体11に対する可動部材16の回転も規
制する機能も発揮する。即ち、位置決め溝21は、レー
ル本体11と同心の周方向に形成されているのではな
く、前後方向に直線状に形成されていることにより、本
願発明の回転規制部に相当する手段となっている。ま
た、係止部材23も直線棒状をなしているので、本願発
明の規制部材に相当する手段とされている。このレール
本体11の軸心から外れた位置で直線状に設けられてい
る位置決め溝21(回転規制部)に、直線棒状の係止部
材23(規制部材)が係止することで、可動部材16の
レール本体11に対する回転が規制されるのである。
【0019】本実施形態のコモンレール10をエンジン
ヘッドEに取り付ける際には、予め、雌ネジ孔Hの位置
と整合するように、可動部材16をレール本体11に外
嵌した状態で移動させ、所定の位置決め溝21に係止部
材23を係合させることで左右方向の遊動規制状態に仮
保持しておく。この状態では、レール本体11に一体に
形成されているボルト孔14と可動部材16のボルト孔
18との間のピッチが、エンジンヘッドEの雌ネジ孔H
間のピッチと一致している。あとは、ボルト20を、各
ボルト孔14,18に貫通させるとともに雌ネジ孔Hに
螺合して締め込めばよい。
【0020】上述のように本実施形態においては、レー
ル本体11の長さ方向に沿った領域内の任意の位置にボ
ルト孔18を設定することを可能とする取付け位置設定
手段15を設けたので、レール本体11が同じであって
も、ボルト孔18の位置をエンジンヘッドEの雌ネジ孔
Hに合わせて設定することにより、取付け位置が異なる
複数のエンジンヘッドEに取り付けることが可能となっ
ている。このように、レール本体11を共通とすること
ができるので、レール本体11を複数種類用意する場合
に比べて、コスト低減を図ることができる。
【0021】また、可動部材16をレール本体11に対
してその長さ方向において遊動規制できるので、エンジ
ンヘッドEに可動部材16を固定した状態でも、レール
本体11が長さ方向に遊動せずに済む。また、可動部材
16をレール本体11に対して回転規制できるようにし
たので、エンジンヘッドEに可動部材16を固定した状
態でも、レール本体11が回転せずに済む。 [実施形態2]次に、本発明を具体化した実施形態2を
図6乃至図8を参照して説明する。
【0022】本実施形態2のコモンレール30は、レー
ル本体31に対して取付け位置設定手段32としての可
動部材33を長さ方向に位置決めするための手段、及び
レール本体31に対して可動部材33を回転規制するた
めの手段を上記実施形態1とは異なる構成としたもので
ある。その他の構成については上記実施形態1と同じで
あるため、同じ構成については、同一符号を付し、構
造、作用及び効果の説明は省略する。
【0023】上記実施形態1では位置決めと回転規制を
ボルト20とは別体部品である係止部材23を位置決め
溝21に係止させることによって行っていたのに対し、
本実施形態2では、可動部材33に形成したボルト孔3
4(本発明の構成要件である取付部材)に貫通させたボ
ルト35を位置決め溝36に係止させることによって可
動部材33の長さ方向の位置決めと回転規制を行ってい
る。 [実施形態3]次に、本発明を具体化した実施形態3を
図9及び図10を参照して説明する。コモンレール40
は、レール本体41と、取付け位置設定手段42として
の2つの取付部材43を備えて構成される。レール本体
41の左右両端部には、段差状に且つ同心状に縮径した
円形の嵌合部44が形成されている。この嵌合部44に
おける段差部分はストッパ45となっている。取付部材
43には、左右方向に貫通する貫通孔46が形成されて
おり、かかる取付部材43は嵌合部44に対してガタ付
きなく外嵌される。外嵌された取付部材43は、ストッ
パ45に当接することで、レール本体41に対してその
長さ方向の位置決めがなされる。また、取付部材43に
は、前後方向に貫通するボルト孔47(本発明の構成要
件である取付部)が形成されている。この取付部材43
は、そのレール本体41の長さ方向における任意の位置
にボルト孔47を形成することが可能となっている。し
たがって、ボルト孔47は、エンジンヘッドEの雌ネジ
孔Hのピッチと合うように、取付部材43におけるレー
ル本体41の長さ方向の所定位置に形成されており、左
右両取付部材43をストッパ45により位置決めしたと
きに両ボルト孔47間のピッチが雌ネジ孔H間と同じピ
ッチとなる。
【0024】[実施形態4]次に、本発明を具体化した
実施形態4を図11及び図12を参照して説明する。コ
モンレール50は、レール本体51と取付け位置設定手
段52としての2つの可動部材53を備えて構成され
る。レール本体51の外周には、その長さ方向と平行な
突条54がその全長にわたって連続して形成されてい
る。この突条54の横断面形状は台形をなし、その突条
54の幅寸法(図12における左右方向の寸法)は、レ
ール本体51の外周に最も近い基端部で最も狭く、レー
ル本体51から離れるのに伴って突条54の幅寸法が次
第に大きくなっている。可動部材53は、前後方向に貫
通するボルト孔55(本発明の構成要件である取付部)
を有する。かかる可動部材53には、その下面及び左右
両側面に開口するガイド溝56が形成されている。この
ガイド溝56の横断面形状は、突条54に対してガタ付
きなく且つ相対移動し得るように嵌合する台形形状(ア
リ溝形状)をなしている。かかる可動部材53は、その
ガイド溝56を突条54に嵌合させることで、レール本
体51に対して長さ方向の移動可能に取り付けられる。
そして、両ボルト孔55の位置がエンジンヘッドEの雌
ネジ孔Hと整合する位置に両可動部材53を移動させ、
ボルト孔55に貫通させたボルト58を雌ネジ孔Hに螺
合させればよい。
【0025】[実施形態5]次に、本発明を具体化した
実施形態5を図13及び図14を参照して説明する。コ
モンレールは、レール本体61と、取付け位置設定手段
62としてのフランジ63とを備えて構成される。フラ
ンジ63は、レール本体61の長さ方向に沿い、且つレ
ール本体61の全長にわたって連続するように一体に形
成されている。かかるフランジ63には、エンジンヘッ
ドEの雌ネジ孔Hと整合する所定の位置にボルト孔64
(本発明の構成要件である取付部)が形成されている。
このフランジ63は、そのレール本体61の長さ方向と
平行な方向における任意の位置にボルト孔64を形成す
ることが可能となっている。したがって、ボルト孔64
は、エンジンヘッドEの雌ネジ孔Hのピッチと合うよう
に、フランジ63におけるレール本体61の長さ方向の
所定位置に形成されている。かかるコモンレール60を
エンジンヘッドEに取り付ける際には、そのエンジンヘ
ッドEとフランジ63との間にスペーサ65を介装し、
フランジ63のボルト孔64とスペーサ65のボルト孔
66に順に貫通させたボルト67を雌ネジ孔Hに螺合さ
せる。尚、本実施形態ではスペーサ65を介装したが、
フランジ63におけるボルト孔64の形成部分をボス状
に突出させ、そのボス状突出部分をエンジンヘッドにE
直接当接させてもよい。
【0026】[他の実施形態]本発明は上記記述及び図
面によって説明した実施形態に限定されるものではな
く、例えば次のような実施態様も本発明の技術的範囲に
含まれ、さらに、下記以外にも要旨を逸脱しない範囲内
で種々変更して実施することができる。 (1)上記実施形態1及び2ではレール本体の右端部に
固定側取付部をレール本体と一体に形成するとともに、
レール本体の左端側に可動部材を取り付けたが、本発明
によれば、レール本体と一体の固定側取付部をなくし、
複数の可動部材をレール本体に取り付けてもよい。この
場合、可動部材の数は3以上としてもよい。
【0027】(2)上記実施形態1及び2では、位置決
め部を回転規制部と兼用させる形態とたが、本発明によ
れば、位置決め部を周方向の溝状とし、長さ方向の遊動
規制専用の手段としてもよい。尚、この場合は、可動部
材がレール本体に対して相対回転するのを規制するため
の手段を設けることが望ましい。 (3)上記実施形態3において、取付部材のレール本体
に対する回転を規制する手段を設けてもよい。
【0028】(4)上記実施形態3では、1つの取付部
材に1つのボルト孔(取付部)を形成したが、本発明に
よれば、1つの取付部材に複数のボルト孔(取付部)を
形成してもよい。 (5)上記実施形態3では、2つの取付部材によってコ
モンレールを取り付けるようにしたが、本発明によれ
ば、取付部材を左右いずれか一方のみとするとともに、
レール本体における取付部材とは反対側の端部側に固定
側取付部を一体形成してもよい。
【0029】(6)上記実施形態4では、2つの可動部
材によってコモンレールを取り付けるようにしたが、本
発明によれば、可動部材を左右いずれか一方のみとする
とともに、レール本体における可動部材とは反対側の端
部側に固定側取付部を一体形成してもよく、3つ以上の
可動部材を用いてもよい。 (7)上記実施形態4において可動部材を長さ方向に位
置決めする位置決め手段を設けてもよい。 (8)上記実施形態4では取付部材とレール本体とを台
形断面のガイド溝と突条との嵌合によって組み付けた
が、本発明によれば、台形以外にも、L字形や逆凸字形
等の他の断面形状の嵌合によって可動部材とレール本体
を組み付けてもよい。
【0030】(9)上記実施形態4ではレール本体に突
条を形成するとともに可動部材にガイド溝を形成した
が、本発明によれば、レール本体にガイド溝を形成する
とともに可動部材に突条を形成してもよい。 (10)上記実施形態5では1つのフランジに2つのボ
ルト孔(取付部)を穿設したが、本発明によれば、1つ
のフランジに3つ以上のボルト孔を形成してもよい。 (11)上記実施形態5では1つのフランジがレール本
体の全長に亘って連続して形成されていたが、本発明に
よれば、レール本体の長さ方向における複数領域に部分
的にフランジを形成し、各フランジにその長さ方向にお
ける任意の位置にボルト孔を形成してもよい。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施形態1において可動部材をレール本体から
外した状態を示す正面図
【図2】取付け相手部材との取付け位置関係をあらわす
正面図
【図3】可動部材の右側面図
【図4】レール本体の右側面図
【図5】取付け相手部材に取り付けた状態を示す断面図
【図6】実施形態2において可動部材をレール本体から
外した状態を示す正面図
【図7】可動部材をレール本体に取り付けた状態をあら
わす正面図
【図8】取付け相手部材に取り付けた状態を示す断面図
【図9】実施形態3の一部切欠正面図
【図10】取付け相手部材に取り付けた状態を示す右側
面図
【図11】実施形態4の一部切欠正面図
【図12】取付け相手部材に取り付けた状態を示す右側
面図
【図13】実施形態5の一部切欠正面図
【図14】取付け相手部材に取り付けた状態を示す右側
面図
【図15】従来例の正面図
【符号の説明】
E…エンジンヘッド(取付け相手部材) 10…コモンレール 11…レール本体 15…取付け位置設定手段 16…可動部材 18…ボルト孔(取付部) 22…位置決め溝(位置決め部、回転規制部) 23…係止部材(規制部材) 30,40,50,60…コモンレール 31,41,51,61…レール本体 32,42,52,62…取付け位置設定手段 33,53…可動部材 34,47,55,64…ボルト孔(取付部) 43…取付部材 45…ストッパ 63…フランジ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 丹羽 哲也 愛知県西尾市中畑町浜田下10番地 株式会 社オティックス内 Fターム(参考) 3G066 AC09 BA39 BA61 BA65 CB01 CD04 DC18 3H023 AA02 AB01 AC21 AD27 AE11

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 筒状をなすレール本体と、このレール本
    体を取付け相手部材に固定するための取付部とを備えた
    コモンレールであって、 前記レール本体の長さ方向に沿った領域内の任意の位置
    に前記取付部を設定することを可能とする取付け位置設
    定手段を備えていることを特徴とするコモンレール。
  2. 【請求項2】 前記取付け位置設定手段が、 前記取付部が形成され、且つ前記レール本体とは別体を
    なすとともに、前記レール本体に対してその長さ方向へ
    の移動可能に取り付けられる可動部材を備えて構成され
    ることを特徴とする請求項1記載のコモンレール。
  3. 【請求項3】 前記レール本体には、その長さ方向に間
    隔を空けた複数箇所に位置決め部が形成され、前記可動
    部材に取り付けた係止部材を前記位置決め部に係止させ
    ることで、前記可動部材が前記レール本体に対してその
    長さ方向への遊動を規制された状態に保持される構成と
    したことを特徴とする請求項2記載のコモンレール。
  4. 【請求項4】 前記レール本体の外周が円形をなすとと
    もに、前記可動部材がそのレール本体に対して外嵌され
    るようになっている請求項2又は請求項3に記載のコモ
    ンレールにおいて、 前記レール本体には回転規制部が形成され、 前記可動部材に取り付けた規制部材を前記回転規制部に
    係止させることで、前記可動部材の前記レール本体に対
    する回転方向の遊動が規制される構成としたことを特徴
    とするコモンレール。
  5. 【請求項5】 前記取付け位置設定手段が、 前記レール本体に形成されたストッパと、 前記レール本体に対して前記ストッパに当接することで
    長さ方向に位置決めされた状態に取り付けられる取付部
    材とを備え、 この取付部材は、前記レール本体の長さ方向における任
    意に位置に前記取付部を形成することが可能とされてい
    ることを特徴とする請求項1記載のコモンレール。
  6. 【請求項6】 前記取付け位置設定手段が、前記レール
    本体の外周にその長さ方向に沿って延びるように形成さ
    れ、且つその長さ方向における任意の位置に前記取付部
    を形成することを可能とされたフランジを備えて構成さ
    れていることを特徴とする請求項1記載のコモンレー
    ル。
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