JPH0532715Y2 - - Google Patents

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JPH0532715Y2
JPH0532715Y2 JP1985051579U JP5157985U JPH0532715Y2 JP H0532715 Y2 JPH0532715 Y2 JP H0532715Y2 JP 1985051579 U JP1985051579 U JP 1985051579U JP 5157985 U JP5157985 U JP 5157985U JP H0532715 Y2 JPH0532715 Y2 JP H0532715Y2
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JP
Japan
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flange
stepped
joint
hole
lower member
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JPS61166290U (ja
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  • Branch Pipes, Bends, And The Like (AREA)
  • Joints Allowing Movement (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 産業上の利用分野 この考案は配管用ジヨイントを連結するフラン
ジの構造に関する。
従来の技術 配管用ジヨイントを連結するためのフランジは
一体型の角型タイプのフランジと、左右に分割さ
れたスプリツトタイプ(SAE規格)のフランジ
とがある。角型タイプのフランジは中心に配管ジ
ヨイントを連結するための下側が大径になつた段
付の孔を有し、四隅にはボルト孔を有する。スプ
リツトタイプのフランジは、左右に分割されて、
その内側は前記と同様に配管ジヨイントを連結で
きるように半円形の段付部を形成し、半割れの部
材の側端には締付用のボルト孔を有する。
この考案の解決すべき問題点 油圧機器には色々なポートを有しているが、大
体において特注品以外はポート部が既に加工され
ているのが通例である。しかし、種々の機器を集
めて構成した油圧装置、ユニツトでは、各機器の
間で、そのポートが必ずしも同一であるとは限ら
ず、異なる場合が多々ある。このような場合は特
殊なブロツクやフランジを作つてやらねば配管で
きないことが多く、一般に固定化した構造、フラ
ンジ付配管や大きなブロツクを介しての配管とな
らざるをえなかつた。角形タイプのフランジは全
体を一体に形成し、四方の隅をパイプ中心から均
等の位置でボルトで同時に締めつけるから、配管
ジヨイントが強固に締付けられ、緩みが生ずるこ
とが少ない。しかし、取付けられる際にパイプと
フランジは一体化されるため、パイプの曲げ方
向、上下左右方向の誤差が吸収できない。フラン
ジ付ホースも作れるが、やはりホースの口金周辺
のソケツトはカシメ部分でもあり、一定の長さ間
は全く曲げられない。したがつて、パイプ側から
挿入しなければならず、この点で取付時に面倒で
あり、色々の制限をうけ、また、取外す場合も、
すぐに引離すことはできず、メンテナンスに制約
をうける。他方のスプリツトタイプのフランジは
上記角形フランジのような制約はうけず取付け、
取外しは便利で、メンテナンスは容易であるが、
分割型なるが故に、片方の部材は2個のボルトの
みで締付けなければならず、しかも、ボルトの位
置が中心寄りでないと、フランジ自体が外方に開
らく状態になるので、十分ジヨイントを締付ける
ことができないという欠点がある。すなはち、ボ
ルトが等分に四方に配置されるのではなく、一方
の側の端部どうしのボルトは接近した状態で配置
されることになる。
この考案は上記の如き問題点を除去し、分割型
でありながら、しかも、締付けを強固にできるタ
イプのフランジを提供することを目的とするもの
である。
課題を解決するための手段 上記の課題を解決するために講じた本考案の手段
は、 イ 本考案のスプリツトフランジは、中心部に、
下部が大径になつた配管ジヨイント嵌挿用の段
付の孔を有し、2つの部材に分割して形成した
フランジであつて、 ロ フランジを上側部材と下側部材に分割し、 ハ 上側部材は側面視が長方形でその上半分を側
方に突出せしめ、かつ平面視が方形でその四隅
にボルト孔を開穿し、かつその方形の中心部と
その一方側をU字形に切取り形成し、かつ上記
中心部の内部側には配管ジヨイントを嵌挿でき
る段付半円孔を形成し、 ニ また下側部材は平面視が長方形でその下側部
材の中央上部を突出せしめて上側部材の上記切
取り部分に嵌合するように段付部を形成し、か
つその段付部の上面に上側部材の突出部を乗せ
たときその突出部に開穿されているボルト孔と
貫通対応するように下側部材にボルト孔を開穿
し、かつ下側部材の一方側面部に配管ジヨイン
トを嵌挿できる段付半円孔を形成し、 ホ フランジの組付時に優先的に上側部材の突出
部でない側の2個のボルト孔に対してボルト締
付を行うことにより配管ジヨイントの位置決め
固定を行うように構成した。
作 用 本考案のスプリツトフランジを使用して(配
管)ジヨイントを組付ける場合には、まず上側部
材の基部側の2個のボルト孔にそれぞれボルトを
挿入して、相手方連結対象物体に締付固定する。
それにより、ジヨイントを上側部材の内部側の段
付半円孔、すなわちジヨイントの組付位置に正確
に位置決めすることができる。また、ジヨイント
の向きを自由に変えられるので、パイプやバルブ
取付位置の上下左右の相互間の誤差吸収ができる
から、油洩れが少なくなり、また、パイプ等に無
理な拘束力が働らかないので、亀裂等の発生が少
なくなる。
実施例 以下、この考案の実施例を図面に基づいて詳細
に説明する。
1は半割型フランジの上側部材であり、2は下
側部材であるが、上側部材1は長方形の部材の上
半分がU字型に側方に突出した状態に形成し、角
部に4個の縦方向のボルト孔3,3′を有してい
る。すなわち、第5図に示す如く、それぞれ2個
ずつのボルト孔3,3′を有する方形部材の底面
の一方側が切取られた状態を呈し、側面から見る
と、型を呈している。しかして、中心には上部よ
り、上記U字型突出部で形成される溝に接続する
孔4、更にその下方に段付の孔5,6を形成して
いるが、これらの孔4,5,6はいずれも半円形
で、下側は後述の下側部材2の孔4′,5′,6′
と対応して完全な孔を形成するもので、これらの
孔4,5,6はジヨイント7、および、その先端
のフランジ部8,9が嵌合するためのものであ
る。下側部材2は第6図に示す如く底面は長方形
で両側にボルト孔10を有し、背面から見ると型
に形成している。すなはち、両側が半分だけ切取
られた段付に形成し、この段付部イに上側部材1
のU字型突出部の下面ロが乗る如くしており、ま
た、U字型突出部のボルト孔3′と対応するボル
ト孔10がある。
次に、本考案のスプリツトフランジの作用につ
いて述べる。本考案では(配管)ジヨイント7を
組付ける場合に、まず上側部材1の基部側の2個
のボルト孔3にそれぞれボルト11を挿入して、
相手方連結対象物体に締付固定する。それからジ
ヨイント7先端のフランジ8,9を、上記上側部
材1の内部側に形成している半円形の段付の孔
5,6に嵌着する。これにより、ジヨイント7を
組付位置に正確に位置決めかつ仮固定を行うこと
ができる。そして次に、下側部材2を上記上側部
材1の突出部と連結対象物体との間に挿入し、下
側部材2の一方側面部に形成している半円形の段
付の孔5′,6′をジヨイント7先端のフランジ
8,9の外周面に当接させる。この場合に、上側
部1の突出部側の2個のボルト孔3′と、下側部
材2の2個のボルト孔10と、連結対象物体に開
穿されているボルト用の孔(図示していない)
は、必然的に略貫通状態にそれぞれ位置決めされ
る。したがつて最後に上記略貫通状態の2個のボ
ルト孔にそれぞれボルト11′を挿入して締付け
る。上記のようにジヨイント7を組付ける場合に
は、上側部材1によりジヨイント7を正確に位置
決めできるので、手でジヨイント7を保持し、組
付位置を調整する手間は不要である。本願考案の
スプリツトフランジを使用すれば、狭隘な組付場
所でも、確実かつ容易に、また短時間にジヨイン
ト7を組付けることができる。
ボルト11,11′は上側部材1の上部に4本
共頭部が突出した状態で存在する。このような状
態にあつてもジヨイント7が真直な場合は別に問
題ではないが、第11図に示すように折曲つたジ
ヨイントの場合は、ボルトの締付け、あるいは、
ジヨイントの向きを変える際に支障になる。第
7,8,9図はそのような場合に適用するための
本考案の他の実施例で、上側部材1の片側の2本
のボルト11の座面をある高さhだけ切欠いて低
くしたもので、ボルト11の頭部が上側部材1の
上面近くまで下がるので、ジヨイントが折曲つて
いても、ボルトの締付け、あるいは、ジヨイント
の向きを変えるのに支障になることがない。
考案の効果 本考案のスプリツトフランジを使用して(配
管)ジヨイントを組付ける場合には、まず上側部
材の基部側の2個のボルト孔にそれぞれボルトを
挿入して、相手方連結対象物体に締付固定する。
それにより、ジヨイントを上側部材の内部側の段
付半円孔、すなわちジヨイントの組付位置に正確
に位置決めすることができる。したがつて本考案
のスプリツトフランジを使用すれば、狭隘な組付
場所でも、確実かつ容易に、また短時間にジヨイ
ントを組付けることができる。また、本考案はス
プリツトタイプのフランジの一方の部材をU字型
に他方の部材の上部に突出せしめ、この突出部と
他方の部材とをボルトで同時に締付けられるよう
にしたから、従来のスプリツトタイプの欠点であ
る不安定な取付を回避したうえで、スプリツトタ
イプのフランジの利点を、角型のタイプのフラン
ジポートを持つ油圧機器に使用でき、スプリツト
タイプの利点である取付角の自由度が大きいの
で、組付けが容易で、分解、組立に要するコス
ト、スペースの上でも有利で、市販のジヨイント
にも適用でき、しかも、安定した組付ができるの
で、油漏などのトラブルが生じない。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の実施例の正面図、第2図は第
1図の平面図、第3図は第2図のA−A断面図、
第4図は第2図のB−B断面図、第5図は第1図
のC部品の斜視図、第6図は第1図のD部品の斜
視図、第7図は本考案の他の実施例の正面図、第
8図は第7図の平面図、第9図は第8図のE−E
断面図、第10図、第11図は従来から行なわれ
ているものの図である。 1……上側部材、2……下側部材、4……孔、
5……孔、6……孔、7……ジヨイント、11…
…ボルト、11′……ボルト。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 中心部に、下部が大径になつた配管ジヨイント
    嵌挿用の段付の孔を有し、2つの部材に分割して
    形成したフランジであつて、フランジを上側部材
    と下側部材に分割し、上側部材は側面視が長方形
    でその上半分を側方に突出せしめ、かつ平面視が
    方形でその四隅にボルト孔を開穿し、かつその方
    形の中心部とその一方側をU字形に切取り形成
    し、かつ上記中心部の内部側には配管ジョイント
    を嵌挿できる段付半円孔を形成し、また下側部材
    は平面視が長方形でその下側部材の中央上部を突
    出せしめて上側部材の上記切取り部分に嵌合する
    ように段付部を形成し、かつその段付部の上面に
    上側部材の突出部を乗せたときその突出部に開穿
    されているボルト孔と貫通対応するように下側部
    材にボルト孔を開穿し、かつ下側部材の一方側面
    部に配管ジヨイントを嵌挿できる段付半円孔を形
    成し、フランジの組付時に優先的に上側部材の突
    出部でない側の2個のボルト孔に対してボルト締
    付を行うことにより配管ジヨイントの位置決め固
    定を行うように構成したことを特徴とするスプリ
    ツトフランジ。
JP1985051579U 1985-04-05 1985-04-05 Expired - Lifetime JPH0532715Y2 (ja)

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JPS61166290U JPS61166290U (ja) 1986-10-15
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPS5254913U (ja) * 1975-10-18 1977-04-20

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JPS61166290U (ja) 1986-10-15

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