JP2002089013A - 壁面及び天井用化粧パネル - Google Patents

壁面及び天井用化粧パネル

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JP2002089013A
JP2002089013A JP2000281391A JP2000281391A JP2002089013A JP 2002089013 A JP2002089013 A JP 2002089013A JP 2000281391 A JP2000281391 A JP 2000281391A JP 2000281391 A JP2000281391 A JP 2000281391A JP 2002089013 A JP2002089013 A JP 2002089013A
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Yukio Akaboshi
征生 赤星
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 石材製等のパネル本体に補強板が確実に固定
されるようになっている壁面及び天井用化粧パネルの提
供。 【解決手段】 上下端にそれぞれ係止溝1、1を備えた
パネル本体2と、パネル本体2の裏面に接合する補強板
3と、パネル本体2と補強板3とを結合する埋め込み部
材4及びボルト部材5からなる結合金具とで構成する。
パネル本体2の各結合溝6、6には、予め埋め込み部材
4を装入し、かつその結合部6aに移動させておき、そ
の後、パネル本体2の裏面に弾性接着剤を塗布した上で
補強板3を接着接合し、その各ボルト孔7、7を通じて
それぞれボルト部材5を挿入し、かつそれぞれのボルト
部材5を埋め込み部材4のナット部に螺合させ、パネル
本体2と補強板3との接着接合を補強し、両者を強固に
接合固定する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、建物の内外壁及び
天井を構成するために用いるのに適する壁面及び天井用
化粧パネル、特に比較的重量の重い石材や厚型タイル等
で構成される壁面及び天井用化粧パネルに関する。
【0002】
【従来の技術】この種の、たとえば、外壁に用いられる
比較的重量の重い大型の石材製パネルや厚型タイル等に
は、これを下地上にモルタル又は種々の接着剤を用いて
取り付ける湿式の取り付け技法、若しくはこれを取付金
具を用いて係止する乾式の技法がある。
【0003】前者の技法によれば、パネルを取り付ける
際、モルタル又は接着剤の硬化にある程度の時間がかか
り、これを放置すると下地上に貼り付けたパネルがその
重量により徐々に下降するため、該接着剤等の硬化を待
ちながら作業を進めなければならないというような問
題、あるいは取り付けた後に前記接着剤等の経年劣化又
は激しい地震等による建物の揺動により、パネルの剥離
落下が生じるおそれ等もある。
【0004】後者の技法によれば、パネルの配列の自由
度は減少するが、前記のような接着剤等の硬化までのパ
ネルの下降の問題や剥離落下の問題もなく、かつスピー
ディに施工できるため、広く採用されるようになってき
ている。特に大型のパネルの取り付けの場合により有効
な技法である。
【0005】このような後者の技法にもパネルの取り付
け方に種々の態様のものがあり、それに応じて取付金具
にも種々の形態のそれがある。比較的一般的に採用され
ているのは、直立又は垂下させた板状係止片を、躯体に
固定したアーム片等を介して若干外方に進出させた位置
に配置し、かつパネルの下端及び上端にそれぞれ係止溝
を形成しておき、該直立させた板状係止片を該パネルの
下部の係止溝に、該垂下させた板状係止片を該パネルの
上部の係止溝に、それぞれ挿入して、該パネルを躯体の
壁面に取り付ける態様のものである。
【0006】前記パネルは、特にこれを石材等で構成す
る場合は、その重量を軽減して取扱いを容易にし、ある
いはできるだけ安価に製造するため等の要請により、該
パネルの厚みをかなり薄く抑えることが行われており、
このように薄く構成した場合でも、前記湿式の技法の場
合には下地に裏面全体が接合するため比較的問題が少な
いが、前記のような乾式の技法では、上下端の係止溝に
係止した板状係止片等の金具によってこれが部分的に支
持されたものとなるため、強度上、不充分となることが
ある。
【0007】以上のような事情に加え、更にパネルが薄
く構成されると、上下端の係止溝を形成することすら困
難になる場合もある。
【0008】そこで石材製のパネル等に於いては、該石
材製のパネル本体の裏面に補強板を接合して補強するこ
とが検討されているが、補強板を単にパネル本体に接合
し、接着剤等で接着固定してもその剥離等の問題が残
り、不安は完全には解消されない。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、以上のよう
な従来技術の問題点を解消し、石材製等のパネル本体に
補強板が確実に固定され、該補強板が補強の用を完全に
果たし得るようになっている壁面及び天井用化粧パネル
を提供することを解決の課題とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明の1は、上端及び
下端にそれぞれ係止金具で係止するための係止溝を備え
た化粧用のパネル本体と、上記パネル本体の裏面に接合
する補強板と、上記パネル本体と上記補強板とを結合す
る結合金具とで構成する壁面及び天井用化粧パネルであ
って、上記結合金具を、下広がりの係止部及びその上部
に構成したナット部からなる埋め込み部材と、上記ナッ
ト部に螺合するボルト部材とで構成し、更に前記パネル
本体の裏面に形成した下広がりの結合溝に上記埋め込み
部材を埋め込むと共に、該パネル本体の裏面に接合した
補強板を、その裏面からその対応する部位に開口したボ
ルト孔を通じて前記ボルト部材を前記埋め込み部材のナ
ット部に螺合することにより、該パネル本体の裏面に結
合固定してなる壁面及び天井用化粧パネルである。
【0011】本発明の2は、本発明の1の壁面及び天井
用化粧パネルに於いて、前記結合金具の下広がりの係止
部を直方体状部材の両側部を下広がりに加工した台形状
ブロックに構成し、前記ナット部をその上面中央に軸心
が直立する状態に固設して構成した壁面及び天井用化粧
パネルである。
【0012】本発明の3は、本発明の2の壁面及び天井
用化粧パネルに於いて、前記結合溝を、前記埋め込み部
材を容易に装入可能な大径装入部と、これに面方向に連
通する結合部であって、上部が狭く下部が広い下広がり
の台形状ブロックを装入可能な台形状空間及びその最上
部から同一寸法で上方に開口するボルト部材挿入用の開
口部からなる結合部とで構成した壁面及び天井用化粧パ
ネルである。
【0013】
【発明の実施の形態】本発明は、上下端にそれぞれ係止
溝を備えた化粧用のパネル本体と、上記パネル本体の裏
面に接合する補強板と、上記パネル本体と上記補強板と
を結合する結合金具とで構成した壁面及び天井用化粧パ
ネルである。
【0014】前記パネル本体は、石材又は厚型のタイル
若しくは陶板、あるいはこれに準じるような部材で形成
した比較的大型の化粧用パネル材を想定している。前記
係止溝は、パネルを、建物の躯体に、これに固設した係
止金具を介して係止するためのものであり、既述のよう
に、パネル本体の上端及び下端にその辺方向に沿って形
成したものである。パネル本体が薄いため、このような
係止溝をその上端及び下端に形成し得ない場合は、該パ
ネル本体の上端部及び下端部の裏面側に上下方向に一部
を切り欠いて段差部を形成し、裏面に接合する補強板と
の間に溝を形成し、これらをもって係止溝とすることも
できる。
【0015】前記結合金具は、係止部及びナット部から
なる埋め込み部材と上記ナット部に螺合し得るボルト部
材とで構成するものである。前記埋め込み部材は、前記
パネル本体の裏面に、その平面と直交する方向には物理
的に抜けることが不可能な状態に埋め込まれるべきもの
で、前記係止部がその機能を担当し、更に該埋め込み部
材は、前記パネル本体の裏面に接合した補強板の接合状
態を固定すべきもので、前記ナット部が前記ボルト部材
と共にその機能を担当する。
【0016】それ故、前記埋め込み部材の係止部は、そ
れ自体を下広がりに形成し、前記パネル本体の裏面に形
成した下広がりの結合溝に装入する。該係止部は、より
具体的には、たとえば、直方体状部材の両側部を下広が
りに加工した台形状ブロックに構成することができる。
この場合には、当然、上記結合溝もまたこれに適合すべ
くその少なくとも下部を上記台形状ブロックを装入し得
る台形状空間に構成し、その上部を該台形状空間の最上
部から同一寸法で上方に開口するボルト部材挿入用の開
口部に構成する。なお上記開口部はナット部の立ち上げ
用の空間も兼ねる。
【0017】また前記埋め込み部材のナット部は、前記
係止部を、上記のように、台形状ブロックに構成した場
合は、その上面中央に軸心が直立する状態に固設して構
成するのが適当である。上記係止部とナット部とは一体
に成形しても、それぞれ別個に構成したものを接合固定
しても良い。
【0018】前記パネル本体の裏面に形成する結合溝
は、前記のように、埋め込み部材の係止部を台形状ブロ
ックに構成した場合は、既述のように、その少なくとも
下部を、上部が狭く下部が広い下広がりの台形状ブロッ
クを装入可能な台形状空間に構成し、更にその上部をボ
ルト部材挿入用の開口部に構成すると共に、該係止部を
含めた埋め込み部材を容易に装入可能な大径装入部をも
併せて構成し、装入した埋め込み部材を、ここから前記
台形状空間及び開口部からなる結合部に移動させ得るよ
うに、その間を連通させる。
【0019】なお前記パネル本体には、その裏面に接合
した補強板を結合するのに適当な数の結合溝を形成し、
上記補強板には、該結合溝の結合部に対応させてボルト
孔を開口しておくこととする。
【0020】本発明の壁面及び天井用化粧パネルの各構
成要素は以上のように構成したものであり、略述すれ
ば、次のようにしてこれを組み立てることができる。即
ち、前記パネル本体の各結合溝には、各々前記大径装入
部を通じて前記埋め込み部材を装入し、かつこれを結合
部に移動させておき、その後、該パネル本体の裏面に、
弾性接着剤を介在させて、前記補強板を接着接合し、そ
の各ボルト孔を通じてそれぞれ前記ボルト部材を挿入
し、かつそれぞれのボルト部材を前記埋め込み部材のナ
ット部に螺合させ、該パネル本体と補強板との接着接合
を補強し、両者を強固に接合固定したものとする。
【0021】したがって本発明の壁面及び天井用化粧パ
ネルによれば、パネル本体の裏面に確実に補強板が接合
固定されるため、該補強板が補強の用を完全に果たし得
るものとなる。
【0022】それ故、前記種々の要請から石材等で構成
されるパネル本体が、その厚みをかなり薄く抑えられた
としても、充分な強度を保持し得ることとなり、これを
建物の外壁その他に取り付ける際、既述の乾式の技法を
用いても、その強度不足の問題が発生するおそれは生じ
ないものとなる。またパネル本体が極端に薄く構成さ
れ、それ自体の上下端に係止溝を形成し得ない場合で
も、その上下端の裏面に若干切り欠いて段差を形成すれ
ば、補強板との間に溝を構成し得、これをもって係止溝
とすることができることとなる。
【0023】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面を参照しながら
詳細に説明する。図1〜4は本発明を適用した一実施例
の壁面及び天井用化粧パネルを示しており、図1はその
分解概略斜視図、図2はパネル本体と補強板との結合状
態を示す断面説明図、図3(a)は埋め込み部材の正面
図、図3(b)は埋め込み部材の側面図、図4は一実施例
の壁面及び天井用化粧パネルを外壁に取り付けた状態を
示す一部切欠断面図である。
【0024】この実施例の壁面及び天井用化粧パネル
は、図1に示すように、上下端にそれぞれ係止溝1、1
を備えた化粧用のパネル本体2と、上記パネル本体2の
裏面に接合する補強板3と、上記パネル本体2と上記補
強板3とを結合する埋め込み部材4及びボルト部材5か
らなる結合金具とで構成したものである。
【0025】前記パネル本体2はこの実施例では石材製
の板状部材を採用し、その上端及び下端に、その辺方向
に沿って既述の係止溝1、1を形成したものである。ま
た該パネル本体2の裏面には、後述する二つの結合溝
6、6が形成してある。
【0026】前記補強板3はこの実施例では市販の不燃
性板状部材を採用し、その表裏を貫通するボルト孔7、
7を開口したものである。該ボルト孔7、7は、前記結
合溝6、6の後述する各結合部6aに対応させて位置決
めしておくこととする。
【0027】前記結合金具の埋め込み部材4は、係止部
4aとナット部4bとで構成する。特に図3(a)及び(b)
に示すように、上記埋め込み部材4は、その係止部4a
を台形状ブロック、即ち、直方体状部材の両側を下広が
り(上向きテーパ状)に形成したものに構成し、前記ナ
ット部4bを、上記台形状ブロックタイプの係止部4a
の中央部に軸心が直立する状態に固設したものである。
該ナット部4bは、この実施例では係止部4aに溶接固
定したものである。上記係止部4a及びナット部4bは
いずれもステンレススティール製である。
【0028】前記ボルト部材5は、図1及び図2に示す
ように、上記ナット部4bに螺合し得る径とピッチで、
必要な長さを有するステンレス製のボルトであり、座金
8を付設してある。
【0029】前記結合溝6は、図1に示すように、結合
部6aと大径装入部6bとで構成する。上記結合部6a
は、図2に示すように、その下部を前記埋め込み部材4
の係止部4aをその中に装入保持し得るように台形状空
間に構成し、該台形状空間の上部を前記ナット部4bが
そこから立ち上がれるように、該台形状空間の最上部の
幅で上方に開口する開口部に構成したものである。この
開口部は、該ナット部4bの立ち上がり用の空間である
と共に、前記ボルト部材5を該ナット部4bに向かって
挿入するための空間をも兼ねる。
【0030】前記大径装入部6bは、図1に示すよう
に、前記埋め込み部材4を装入するのに不都合ない広さ
を持った円形開口部に構成し、かつここに装入した該埋
め込み部材4を前記結合部6aにスライド移動できるよ
うに、該結合部6aと連通させた構成とする。
【0031】また前記補強板3に開口したボルト孔7、
7は、該補強板3をパネル本体2の裏面に接合させた場
合に前記結合溝6、6のそれぞれの結合部6aに対応す
ることとなる位置に開口させる。その径は、云うまでも
なく、前記ボルト部材5を挿通できる寸法である。
【0032】この実施例の壁面及び天井用化粧パネル
は、各構成要素を以上のように構成したものであり、そ
れ故、前記パネル本体2の各結合溝6、6には、予め前
記大径装入部6a、6aを通じて前記埋め込み部材4を
装入し、かつこれを結合部6aに移動させておき、その
後、該パネル本体2の裏面に弾性接着剤9を塗布した上
で前記補強板3を接着接合し、その各ボルト孔7、7を
通じてそれぞれ前記ボルト部材5を挿入し、かつそれぞ
れのボルト部材5を前記埋め込み部材4のナット部4b
に螺合させ、該パネル本体2と補強板3との接着接合を
補強し、両者を強固に接合固定する。なお前記ボルト部
材5は、図1及び図2に示すように、座金8を介して前
記ボルト孔7に挿入し、前記ナット部4bに螺合する。
【0033】したがってこの実施例の壁面及び天井用化
粧パネルによれば、パネル本体2の裏面に確実に補強板
3が接合固定されるため、該補強板3が補強の用を完全
に果たし得るものとなる。
【0034】それ故、前記種々の要請からこの石材製の
パネル本体2が、その厚みをかなり薄く抑えられたとし
ても、充分な強度を保持し得ることとなり、これを建物
の外壁その他に取り付ける際、既述の乾式の技法を用い
ても、その強度不足の問題が発生するおそれは生じない
ものとなる。
【0035】図4は、この実施例の壁面及び天井用化粧
パネルを、RC造の建築物の外壁に用いた例を示してい
る。コンクリート躯体11にアンカー12、12…を固
設し、該アンカー12、12…の内、最下部のそれに
は、パネルの下端の係止溝1に係止すべく立ち上げた板
状係止片13aとパネルの裏面を支持する板状支持片1
3bとを備えたアーム部材14を固設し、これによって
上記のようにパネルの下部を支持する。
【0036】前記アンカー12の内、途中のそれには、
上下隣接する下方のパネルの上端の係止溝1及び上方の
パネルの下端の係止溝1に係止する板状係止片13a、
13cと、上下隣接する上方のパネルの裏面及び下方の
パネルの裏面を支持する板状支持片13b、13dとを
備えたアーム部材15を固設し、これによって以上のよ
うに、上方のパネルの下部及び下方のパネルの上部を支
持する。
【0037】前記アンカー12の内、最上部のそれに
は、パネルの上端の係止溝1に係止する板状係止片13
cとパネルの裏面を支持する板状支持片13dとを備え
たアーム部材16を固設し、これによって以上のように
最上部のパネルの上部を支持する。
【0038】この実施例の壁面及び天井用化粧パネルに
よれば、既述のように、パネル本体2の裏面に確実に補
強板3が接合固定されているため、該補強板3が補強の
用を完全に果たし、充分な強度を有するものとなってお
り、以上のように、その上下端のみで支持され、外壁と
して用いられた場合でも、これが風圧等により損傷を生
じたりすることがない。
【0039】補強板3が結合金具により確実に固定され
ているので、これがパネル本体2から剥離してパネルが
必要な強度を失うようなおそれも全くない。
【0040】
【発明の効果】したがって本発明の1の壁面及び天井用
化粧パネルによれば、パネル本体に補強板が確実に固定
されているため、該補強板が補強の用を完全に果たし得
るものとなり、前記種々の要請から石材等で構成される
パネル本体が、その厚みをかなり薄く抑えられたとして
も、充分な強度を保持し得ることとなり、これを建物の
外壁その他に取り付ける際、既述の乾式の技法を用いて
も、その強度不足の問題が発生するおそれは生じないも
のとなる。
【0041】パネル本体が極端に薄く構成され、それ自
体の上下端に係止溝を形成し得ない場合でも、その上下
端の裏面を若干切り欠いて段差を形成すれば、補強板と
の間に溝を構成し得、これをもって係止溝とすることが
できることともなる。
【0042】本発明の2の壁面及び天井用化粧パネルに
よれば、簡単な構成でパネル本体の中に前記結合金具の
係止部を確実に埋設できるため、パネル本体の裏面に接
合する補強板の固定を確実なものにすることができる。
【0043】本発明の3の壁面及び天井用化粧パネルに
よれば、前記結合金具の係止部を極めて容易に結合部に
装入することが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】一実施例の壁面及び天井用化粧パネルの分解概
略斜視図。
【図2】パネル本体と補強板との結合状態を示す断面説
明図。
【図3】(a)は埋め込み部材の正面図。(b)は埋め込み部
材の側面図。
【図4】一実施例の壁面及び天井用化粧パネルを外壁に
取り付けた状態を示す一部切欠断面図。
【符号の説明】
1 係止溝 2 パネル本体 3 補強板 4 埋め込み部材 4a 係止部 4b ナット部 5 ボルト部材 6 結合溝 6a 結合部 6b 大径装入部 7 ボルト孔 8 座金 9 弾性接着剤 11 コンクリート躯体 12 アンカー 13a、13c 板状係止片 13b、13d 板状支持片 14、15、16 アーム部材
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 2E110 AA47 AB03 AB04 AB22 AB23 BA02 BA15 BD23 CC01 CC04 CC14 CC15 DA06 DA10 DC01 GA28X GA33W GA33X GB03Z GB13W GB22W

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 上端及び下端にそれぞれ係止金具で係止
    するための係止溝を備えた化粧用のパネル本体と、上記
    パネル本体の裏面に接合する補強板と、上記パネル本体
    と上記補強板とを結合する結合金具とで構成する壁面及
    び天井用化粧パネルであって、 上記結合金具を、下広がりの係止部及びその上部に構成
    したナット部からなる埋め込み部材と、上記ナット部に
    螺合するボルト部材とで構成し、 更に前記パネル本体の裏面に形成した下広がりの結合溝
    に上記埋め込み部材を埋め込むと共に、該パネル本体の
    裏面に接合した補強板を、その裏面からその対応する部
    位に開口したボルト孔を通じて前記ボルト部材を前記埋
    め込み部材のナット部に螺合することにより、該パネル
    本体の裏面に結合固定してなる壁面及び天井用化粧パネ
    ル。
  2. 【請求項2】 前記結合金具の下広がりの係止部を直方
    体状部材の両側部を下広がりに加工した台形状ブロック
    に構成し、前記ナット部をその上面中央に軸心が直立す
    る状態に固設して構成した請求項1の壁面及び天井用化
    粧パネル。
  3. 【請求項3】 前記結合溝を、前記埋め込み部材を容易
    に装入可能な大径装入部と、これに面方向に連通する結
    合部であって、上部が狭く下部が広い下広がりの台形状
    ブロックを装入可能な台形状空間及びその最上部から同
    一寸法で上方に開口するボルト部材挿入用の開口部から
    なる結合部とで構成した請求項2の壁面及び天井用化粧
    パネル。
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