JP2002088651A - ポリエステル系合成繊維製品の親水性付与処理剤 - Google Patents

ポリエステル系合成繊維製品の親水性付与処理剤

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JP2002088651A
JP2002088651A JP2000280522A JP2000280522A JP2002088651A JP 2002088651 A JP2002088651 A JP 2002088651A JP 2000280522 A JP2000280522 A JP 2000280522A JP 2000280522 A JP2000280522 A JP 2000280522A JP 2002088651 A JP2002088651 A JP 2002088651A
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polyester
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acid
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Kenji Hokutou
建二 北東
Kiyoshi Kimura
澄 木村
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Sanyo Chemical Industries Ltd
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Sanyo Chemical Industries Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 処理したポリエステル系合成繊維の親水性が
良好で、染色物の摩擦堅牢度が良好な、ポリエステル系
合成繊維製品の処理剤を得る。 【解決手段】 デンプンおよび/またはセルローズと水
溶性エチレン性不飽和単量体との水溶性重合物(A)
と、下記(B1)および/または(B2)からなり数平
均分子量が400〜1500であるポリオキシエチレン
含有化合物(B)とからなるポリエステル系合成繊維製
品の親水性付与処理剤。 B1:HLBが7〜19である、脂肪酸の炭素数が8〜
22のポリオキシエチレンモノもしくはジ脂肪酸エステ
ル。 B2:HLBが11〜18である、アルキル基の炭素数
が8〜20のポリオキシエチレンモノアルキルエーテ
ル。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ポリエステル系合
成繊維用処理剤に関するものである。さらに詳しくは、
ポリエステル系合成繊維に、簡単な処理工程で親水性を
付与する処理剤に関するものである。
【0002】
【従来の技術】ポリエステル系合成繊維は、疎水性が大
きいことから、衣料用として用いたとき、吸汗性がな
く、むれ感を伴うこと、また帯電しやすくまつわりを生
じやすいなどの欠点を有している。これらの欠点を解決
する方法として通常の親水性物質を用いると、耐洗濯性
が不十分であり、かつ染色堅牢度の低下が大きい。これ
らを改善するポリエステル系合成繊維用処理剤として、
例えば、デンプンおよび/またはセルローズと水溶性の
エチレン性不飽和単量体とを重合させた水溶性重合物
と、芳香族ジカルボン酸と(ポリ)アルキレンレングリ
コールとのポリエステルとからなる処理剤(特開昭57
−210071号公報)などが知られている。
【0003】しかしながら、上記従来のポリエステル合
成繊維用処理剤においては、繊維への浸透性が不足する
ため、繊維に均一に付与されず、親水性が、依然として
不十分であるという問題を残していた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、上記
課題を解決し、従来より高い親水性、吸水性を得ること
ができるポリエステル系合成繊維製品の処理剤を得るこ
とである。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は、上述した従来
技術における問題点を解決することを課題として検討し
た結果、達成されたものである。すなわち、本発明は、
デンプンおよび/またはセルローズと水溶性エチレン性
不飽和単量体との水溶性重合物(A)と、下記(B1)
および/または(B2)からなり数平均分子量が400
〜1500であるポリオキシエチレン含有化合物(B)
とからなるポリエステル系合成繊維製品の親水性付与処
理剤;この処理剤をポリエステル系合成繊維に0.05
〜10質量%付与し、必要により熱処理するポリエステ
ル系合成繊維の処理方法;並びに前記処理方法で得ら
れ、水滴消光法による初期吸水性が2秒以下であり、洗
濯10回後の水滴消光法による耐久吸水性が10秒以下
であるポリエステル系合成繊維である。 B1:HLBが7〜19である、脂肪酸の炭素数が8〜
22のポリオキシエチレンモノもしくはジ脂肪酸エステ
ル。 B2:HLBが11〜18である、アルキル基の炭素数
が8〜20のポリオキシエチレンモノアルキルエーテ
ル。 なお、本発明における水溶性とは、20℃における水1
00gへの溶解量が30g以上のものであることを意味
する。また、数平均分子量(以下Mnと略記する)は、
ゲルパーミエーションクロマトグラフによるものであ
り、以下のMnについても同様である。
【0006】
【発明の実施の形態】本発明に使用される水溶性重合物
(A)におけるデンプンとしては、天然デンプンたとえ
ばサツマイモデンプン、トウモロコシデンプン;並びに
変性デンプンたとえばα化デンプン(ゲル化デンプ
ン)、デキストリン、酸化デンプン、ジアルデヒドデン
プン、アルキルエーテル化デンプン、アリ−ルエーテル
化デンプン、オキシアルキル化デンプンおよびカルボキ
シメチル化デンプンがあげられる。セルローズとしては
木材、葉、茎、ジン皮、種子毛などから得られるセルロ
ーズ;並びに変性セルローズたとえばアルキルエーテル
化セルローズ、有機酸エステル化セルローズ、カルボキ
シメチル化セルローズがあげられる。これらのうち好ま
しいものは天然デンプンおよび変性デンプンのうちのα
化デンプンである。
【0007】(A)における水溶性エチレン性不飽和単
量体には、元々水溶性のエチレン性不飽和単量体と、加
水分解により水溶性となるエチレン性不飽和単量体とが
含まれる。前者の単量体としては、少なくとも1個の親
水基(たとえばカルボキシル基、カルボン酸無水物基、
カルボン酸塩基、スルホン酸基、スルホン酸塩基、水酸
基、エーテル基、アミド基、アミノ基および4級アンモ
ニウム塩基)を有するモノエチレン性不飽和単量体が使
用できる。このような単量体の具体例としては、下記の
ものがあげられる。これらは、二種以上の混合物として
も使用できる。
【0008】 カルボキシ基含有単量体:炭素数3〜
10のモノエチレン性不飽和モノもしくはポリカルボン
酸たとえば(メタ)アクリル酸(アクリル酸およびメタ
クリル酸を意味する。以下同様の表現を用いる。)、マ
レイン酸、フマル酸。
【0009】 カルボン酸無水物基含有単量体:炭素
数4〜12のモノエチレン性不飽和ポリカルボン酸無水
物たとえば無水マレイン酸。
【0010】 カルボン酸塩基含有単量体:炭素数3
〜10のモノエチレン性不飽和モノもしくはポリカルボ
ン酸の水溶性塩〔アルカリ金属塩(Na塩、K塩な
ど)、アンモニウム塩、アミン塩(モノ−、ジ−もしく
はトリ−の、メチルアミン、エチルアミン、プロピルア
ミンなどの炭素数1〜6のアルキルアミン;モノ−、ジ
−もしくはトリ−の、エタノールアミン、プロパノール
アミンなどの炭素数2〜9のアルカノールアミン;モル
ホリンなどの複素環式アミン)〔塩は部分塩および複合
塩(金属塩および非金属塩<たとえばアンモニウム塩、
アミン塩>との複合塩)であってもよい〕たとえば(メ
タ)アクリル酸ナトリウム、(メタ)アクリル酸トリエ
タノールアミン塩、マレイン酸ナトリウム、マレイン酸
メチルアミン塩。
【0011】 スルホン酸基含有単量体:炭素数2〜
12の脂肪族もしくは芳香族ビニルスルホン酸たとえば
ビニルスルホン酸、アリルスルホン酸、ビニルトルエン
スルホン酸、スチレンスルホン酸、(メタ)アクリルス
ルホン酸類〔スルホプロピル(メタ)アクリレート、2
−ヒドロキシ−3−(メタ)アクリロキシプロピルスル
ホン酸など〕。
【0012】 スルホン酸塩基含有単量体:上記の
スルホン酸基含有単量体の水溶性塩(アルカリ金属塩、
アンモニウム塩、アミン塩など。水溶性塩の詳細につい
てはカルボン酸塩基含有単量体の項の水溶性塩と同
様。)。
【0013】 水酸基含有単量体:炭素数2〜10の
モノエチレン性不飽和アルコールたとえば(メタ)アリ
ルアルコール;Mn200〜6000の、ポリオール
[アルキレン(アルキレン基の炭素数2〜4)グリコー
ル、グリセリン、ポリアルキレン(アルキレン基の炭素
数2〜4、とくに2が50モル%以上)グリコールな
ど]と前記カルボキシ基含有単量体とのモノエチレン性
の不飽和エステル、もしくは前記モノエチレン性不飽和
アルコールとのエーテルたとえばヒドロキシプロピル
(メタ)アクリレート、トリエチレングリコール(メ
タ)アクリレート、ポリオキシエチレン−オキシプロピ
レン(ランダムまたはブロック)グリコールモノ(メ
タ)アリルエーテル(末端の水酸基は、エーテル化また
はエステル化されていてもよい。)。
【0014】 アミド基含有単量体:(メタ)アクリ
ルアミド;アルキル基の炭素数が1〜10のN−アルキ
ル(メタ)アクリルアミドたとえばN−メチルアクリル
アミド、N−ヘキシルアクリルアミド;アルキル基の炭
素数が1〜10のN,Nジアルキル(メタ)アクリルア
ミドたとえばN,Nジメチルアクリルアミド、N,N−
ジ−n−もしくはi−プロピルアクリルアミド;N−ヒ
ドロキシアルキル(メタ)アクリルアミドたとえばN−
メチロール(メタ)アクリルアミド、N−ヒドロキシエ
チル(メタ)アクリルアミド;アルキル基の炭素数1〜
10のN,N−ジヒドロキシアルキル(メタ)アクリル
アミドたとえばN,N−ジヒドロキシエチル(メタ)ア
クリルアミド;ビニラクタム類たとえばN−ビニルピロ
リドン。
【0015】 アミノ基含有単量体:総炭素数が6〜
24の、モノエチレン性不飽和モノもしくはジカルボン
酸のアミノ基含有エステル(ジアルキルアミノアルキル
エステル、ジヒドロキシアルキルアミノアルキルエステ
ル、モルホリノアルキルエステルなど)たとえばジメチ
ルアミノエチル(メタ)アクリレート、ジエチルアミノ
エチル(メタ)アクリレート、モルホリノエチル(メ
タ)アクリレート、ジメチルアミノエチルフマレート;
複素環式ビニル化合物たとえばビニルピリジン類(2−
ビニルピリジン、4−ビニルピリジン、N−ビニルピリ
ジン)、N−ビニルイミダゾール。
【0016】 4級アンモニウム塩基含有単量体:ア
ルキル基の炭素数が1〜10のN,N,N−トリアルキ
ル−N−(メタ)アクリロイロキシアルキルアンモニウ
ム塩たとえばN,N,N−トリメチル−N−(メタ)ア
クリロイロキシエチルアンモニウムクロリド、2−ヒド
ロキシ3−(メタ)アクリロイロキシプロピルトリメチ
ルアンモニウムクロリド。
【0017】また加水分解により水溶性となるエチレン
性不飽和単量体としては、少なくとも1個の加水分解に
より親水基となる基(エステル基、ニトリル基、アミド
基など)を有する単量体があげられる。これらは二種以
上の混合物としても使用できる。上記エステル基含有単
量体としては、炭素数3〜10のモノエチレン性不飽和
カルボン酸の低級アルキル(炭素数1〜3)エステルた
とえばメチル(メタ)アクリレート;炭素数2〜10の
モノエチレン性不飽和アルコールの脂肪酸(炭素数1〜
10)エステルたとえば酢酸ビニル、酢酸(メタ)アク
リルなどがあげられる。ニトリル基含有単量体としては
(メタ)アクリロニトリルなどがあげられる。アミド基
含有単量体としては前述のものが挙げられる。
【0018】上述した水溶性エチレン性不飽和単量体の
うちで好ましいものは、カルボキシル基含有単量体、エ
ステル基含有単量体およびアミド基含有単量体であり、
とくに好ましいものはアクリル酸、メタクリル酸、メチ
ル(メタ)アクリレートおよびアクリルアミドである。
また元々水溶性の単量体および加水分解により水溶性と
なる単量体のうちでは前者が好ましい。
【0019】これらの水溶性エチレン性不飽和単量体以
外に、(A)の水溶性を阻害しない範囲(好ましくは全
単量体中10モル%以下)で、他の単量体を共重合させ
てもよい。他の単量体としては、芳香族炭化水素単量体
〔スチレン、α−メチルスチレンなど〕、(メタ)アク
リル酸アルキルエステル類(アルキル基の炭素数が4〜
30)〔ブチル(メタ)アクリレート、ノニル(メタ)
アクリレートなど〕などが挙げられる。
【0020】本発明に用いる重合物(A)は、必要によ
り(耐水性付与等の目的で)架橋性単量体を共重合させ
ることができる。架橋性単量体としては、下記のものが
あげられる。 水溶性のまたは加水分解により水溶性となるエチレ
ン性不飽和単量体と反応しうる官能基を少なくとも1個
と重合性二重結合を少なくとも1個有する化合物たとえ
ばカルボキシル基、カルボン酸無水物基、ヒドロキシル
基、アミノ基またはアミド基と反応しうる官能基を有す
るモノオレフィン性不飽和化合物〔N−メチロール(メ
タ)アクリルアミド、グリシジル(メタ)アクリレート
など〕。 少なくとも2個の重合性二重結合(非共役)を有す
る化合物たとえばジ−もしくはポリビニル化合物(ジ−
もしくはトリ−ビニルベンゼン、ジビニルトルエン、ジ
ビニルキシレン、ジビニルエーテル、ジビニルケトンな
ど);炭素数3〜10の不飽和モノ−もしくはポリカル
ボン酸とMn62〜6000のポリオールとのジ−また
はポリ−エステル〔ポリオール(エチレングリコール、
トリメチロールプロパン、グリセリン、ポリエチレング
リコール、ポリプロピレンレングリコールなど)のジ−
もしくはトリ−(メタ)アクリル酸エステルなど〕;モ
ノ(メタ)アリルエーテルと炭素数3〜10の不飽和カ
ルボン酸とのエステル〔ポリエチレングリコールモノア
リルエーテル(メタ)アクリレートなど〕。これらの中
では、加熱乾燥により架橋を起こす前者が好ましい。
【0021】本発明において(A)を得るために使用さ
れる、デンプンおよび/またはセルローズ(a)と、水
溶性エチレン性不飽和単量体(b)の重合割合(質量
部)は、(a)100に対して(b)が、通常30〜2
000、好ましくは50〜500である。加水分解によ
り水溶性となる単量体を用いた場合は加水分解後に上記
範囲となるようにすることができる。前記架橋性単量体
を用いる場合は、重合物の水溶性を阻害しない範囲で使
用され、水溶性のエチレン性不飽和単量体と反応しうる
官能基を有するモノオレフィン性化合物の場合は、単量
体合計中の通常1モル%以下、少なくとも2個の重合性
二重結合を有する化合物の場合は、通常0.5モル%以
下である。
【0022】デンプンおよび/またはセルローズとエチ
レン性不飽和単量体を重合させる方法は、通常の方法で
よい。具体的には、(1)重合触媒たとえば第2セリウ
ム塩触媒、過酸化水素系や過硫酸アンモニウム系と無機
還元剤(Fe2+塩やNaHSO3 など)や有機還元剤
(L−アスコルビン酸など)を組み合わせるレドックス
触媒;過酸化ベンゾイルなどの過酸化物系触媒;アゾビ
スイソブチルロニトリル、アゾビスイソパレリル酸など
のアゾ系触媒などのラジカル重合触媒を用いる方法およ
び(2)放射線、電子線、紫外線などを照射する方法な
どがあげられる。これらの方法のうち、第二セリウム塩
触媒または過酸化水素系や過硫酸アンモニウム系などの
レドックス触媒を用いる方法が好ましい。
【0023】重合のとき、必要に応じて重合溶媒とし
て、たとえば水、有機溶剤(メタノール、エタノール、
アセトン、N,Nジメチルホルムアミド、ジメチルスル
ホキシドなど)およびこれらの混合物を使用することが
できる。これらの中で好ましくは水である。溶媒の使用
量は重合系全体に対して、通常95質量%以下、好まし
くは20〜90質量%である。触媒を用いて重合させる
場合の温度は、用いる触媒の種類によって異なるが、通
常10〜150℃、好ましく20〜100℃である。
【0024】必要により加水分解を行う場合は通常の方
法によって行うことができる。たとえば水溶媒中または
水とアルコールとの混合溶媒中では水酸化ナトリウム、
水酸化カリウムなどを用いて10〜150℃の温度下で
行われる。加水分解度は単量体組成により種々変えるこ
とができるが、加水分解によりカルボキシル基などの親
水基を生成する単量体として水溶性のもの(たとえばア
クリルアミド)を用いた場合は、通常1モル%以上、好
ましくは20モル%以上、さらに好ましくは50モル%
以上を加水分解し、単量体として水不溶性のものたとえ
ばメチルメタアクリレートを用いた場合は、通常60モ
ル%以上、好ましくは70モル%以上を加水分解するの
が適当である。本発明において用いる重合物の重合度
は、種々変えることができるが、重合物の2質量%濃度
の水溶液の粘度(25℃)が、50〜10,000mP
a・s、とくに100〜2,000mPa・sのものが
適当である。
【0025】本発明で使用されるポリオキシエチレン含
有化合物(B)のMnは、通常400〜1500、好ま
しくは500〜1400、さらに好ましくは、600〜
1300である。400未満であると水溶性が不十分と
なり、吸水性も不十分になる。また分子量が1500を
越えると(A)との相溶性を失し、製品分離を起こす。
【0026】本発明で使用される、脂肪酸の炭素数が8
〜22のポリオキシエチレンモノもしくはジ脂肪酸エス
テル(B1)のHLBは、通常7〜19、好ましくは9
〜17、さらに好ましくは10〜16である。HLBが
7未満であると吸水性が悪くなり、HLBが19を越え
ると製品安定性が不良となる。なお、本発明で用いるH
LBは、有機概念図に基づく小田式による計算値であ
る。その計算方法は、たとえば「乳化・可溶化の技術」
〔昭和51年、工業図書(株)〕に記載されている。ま
た、HLBを導き出すための有機性値および無機性値の
算出については「有機概念図−基礎と応用−」〔昭和5
9年、三共出版(株)〕記載の無機性基表(昭和49
年、藤田らの報告値)を用いて行える。
【0027】(B1)を構成する脂肪酸としては、飽和
でも不飽和でも、直鎖状、分岐状のいずれでもよく、カ
プリル酸、カプリン酸、2−エチルヘキサン酸、オクチ
ル酸、ノナン酸、ラウリル酸、ミリスチル酸、パルミチ
ン酸、ステアリン酸、オレイン酸、エイコサン酸、ベヘ
ニン酸、リノール酸、リシノール酸、リノレン酸などが
上げられる。これら脂肪酸の炭素数は、通常8〜22、
好ましくは10〜20、さらに好ましくは12〜18で
ある。(B1)の具体例としては、ポリオキシエチレン
(Mn600)モノオレート、ポリオキシエチレン(M
n400)モノラウレート、ポリオキシエチレン(Mn
600)ジオレートなどが挙げられる。
【0028】本発明で使用される、アルキル基の炭素数
が8〜20のポリオキシエチレンモノアルキルエーテル
(B2)のHLBは、通常11〜18、好ましくは12
〜17、さらに好ましくは13〜16である。HLBが
11未満であると吸水性が悪くなり、HLBが18を越
えると製品安定性が不良となる。
【0029】(B2)は、例えば炭素数8〜20の脂肪
族アルコールにエチレンオキサイド(以下EOと略記す
る)を生成物のHLBが11〜18となる範囲で付加し
て得ることができる。上記脂肪族アルコールとしては、
飽和でも不飽和でも、直鎖状、分岐状のいずれでもよ
く、オクチルアルコール、2−エチルヘキシルアルコー
ル、デシルアルコール、ドデシル(ラウリル)アルコー
ル、トリデシルアルコール、ミリスチルアルコール、セ
チルアルコール、ステアリルアルコール、イソステアリ
ルアルコール、オレイルアルコールなどが上げられる。
脂肪族アルコールの炭素数は、通常8〜20、好ましく
は10〜18、さらに好ましくは12〜16である。
(B2)の具体例としては、ポリオキシエチレン(Mn
440)モノドデシルエーテル、ポリオキシエチレン
(Mn600)モノミリスチルエーテルなどが挙げられ
る。
【0030】本発明で(B)として用いる(B1)と
(B2)の使用割合(質量比)はとくに限定されず、1
00:0〜0:100の任意の割合で用いることができ
る。
【0031】本発明の処理剤は、親水性を阻害しない範
囲〔好ましくは(A)に対して10質量%以下〕で、必
要により、他のノニオン活性剤〔多価(好ましくは3〜
8価)アルコール脂肪酸(炭素数8〜22)エステル
(ソルビタンモノラウレート、ソルビタンモノオレート
など)、前記多価アルコール脂肪酸エステルのEO(1
〜50モル)付加物(ソルビタンモノラウレートEO付
加物など)など〕、両性活性剤〔アミノ酸型両性活性剤
(ラウリルアミノプロピオン酸ナトリウムなど)、ベタ
イン型両性活性剤(ステアリルジメチルベタインなど)
など〕、親水性溶剤(メタノール、エタノール、エチレ
ングリコールなど)、消泡剤(シリコーン系消泡剤、鉱
物油系消泡剤など)、香料、防腐剤などの薬剤を、配合
または併用してもよい。なお、他のノニオン活性剤につ
いては、(B)に対して10質量%以下が好ましい。
【0032】本発明のポリエステル合成繊維の処理剤
は、(A)および(B)からなるものであり(A)と
(B)の配合割合(固形分)は、質量基準で、通常
(A):(B)=(0.1〜50):1好ましくは、
(1〜20):1である。(A)が0.1以上であれば
分散染料染色物の堅牢度が大きく向上し、また(A)が
50以下であれば処理した繊維の耐久性が良好となる。
【0033】本発明の処理剤を適用するポリエステル系
合成繊維としては、とくに限定されず、通常用いられる
ものすべてに適用可能であるが、例えば、ポリエチレン
テレフタレート、ポリエチレンテレフタレート・イソフ
タレート、ポリエチレンテレフタレート・パラオキシベ
ンゾエート、ポリエチレンテレフタレート・ブチレンテ
レフタレートなどのポリエステル繊維からなる綿、糸、
トウ、トップ、かせ、編織物、不織布などがあげられ
る。さらに上記ポリエステル繊維と他の天然繊維(綿、
ウールなど)、再生繊維(レーヨンなど)、半合成繊維
(アセテートなど)、合成繊維(ナイロン、アクリルな
ど)等との混紡、交編織物等があげられる。
【0034】本発明の処理剤は、使用にあたり水で希釈
し、処理液の形で用いる。該処理剤の付与量(固形分)
は、処理液を付与する繊維製品の種類によって異なる
が、通常0.05〜10質量%、好ましくは、0.1〜
3質量%である。付与量が0.05質量%未満では親水
性、防汚性、帯電防止性などが不充分であり、10質量
%よりも多い場合は、処理繊維の風合いが粗硬になる。
【0035】本発明の処理剤は、通常、染色後の仕上げ
加工段階でポリエステル系合成繊維製品に付与される。
付与する方法としては、浸漬法、パディング法、スプレ
イ法など通常の方法があげられる。処理液の温度につい
ては特別に考慮する必要はなく、常温でよい。通常は、
浸漬、パディング等をした後、通常の方法で乾燥および
熱処理される。好ましくは乾燥温度が80〜130℃、
乾燥時間が1〜10分であり、好ましくは熱処理温度が
150〜200℃、熱処理時間が10秒〜10分であ
る。
【0036】本発明の処理剤は、他の繊維加工剤と併用
することもできる。このような繊維加工剤としては柔軟
剤;帯電防止剤;メチロール化メラミン、メチロール化
尿素などのアミノプラスト樹脂で代表される硬仕上剤;
ウレタン樹脂、アクリル樹脂を含んだ腰付け並びに風合
い調整剤;スノーテックスで代表されるコロイダルシリ
カ等のスリップ防止剤;等があげられる。これらの繊維
加工剤の合計使用量は、固形分濃度で本発明の処理剤
(固形分)100質量部に対して通常0〜1000質量
部、好ましくは0〜300質量部である。
【0037】本発明の処理剤は、前記の方法で処理する
ことにより、容易に耐久性のある親水性を付与すること
ができ、通常、水滴消光法による初期吸水性が2秒以
下、洗濯10回後の水滴消光法による耐久吸水性が10
秒以下の、初期吸水性および耐久吸水性に優れるポリエ
ステル系合成繊維が得られる。ここで水滴消光法とは、
JIS L 1096 吸水速度A法として規定されて
いる方法である。
【0038】本発明の処理剤によって処理されたポリエ
ステル系合成繊維製品は、耐久性、耐洗濯性に優れ、染
色堅牢度の低下も小さく、ポリエステルとしての優れた
物理的性質を有することから、例えば、外着、下着など
の衣料用;シーツ、布団綿などの寝具;カーペット、マ
ット、カーテンなどのインテリア;不織布にしてウェッ
トティシュ、おしぼり;等広範な分野に使用できる。
【0039】
【実施例】以下実施例によって本発明を更に説明するが
本発明はこれに限定されるものではない。実施例中の部
および%は、それぞれ質量部および質量%を表す。
【0040】製造例1 50部のとうもろこしデンプンと400部の水とを仕込
み、窒素気流下、80℃にて1時間撹拌し、ゲル化させ
た後、30℃に冷却し、50部のアクリル酸および重合
触媒として0.05部の30%過酸化水素水、0.00
5部のL−アスコルビン酸を添加後、40℃で3時間撹
拌して重合したところ、白色ペースト状の重合物が得ら
れた。次いでこの生成物に30%NaOH水溶液65部
を加えてPHを7.0に中和して、白色ペースト状の重
合物(A−1)を得た。
【0041】製造例2 50部のとうもろこしデンプンと400部の水とを仕込
み、窒素気流下、80℃にて1時間撹拌し、ゲル化させ
た後、30℃に冷却し、50部のメタクリル酸メチルお
よび重合触媒として0.05部の30%過酸化水素水、
0.005部のL−アスコルビン酸を添加後、30℃で
3時間撹拌して重合したところ、白色粒状沈殿物が得ら
れた。次いでこの生成物に30%NaOH水溶液(生成
物100部に対し、100部もしくは130部)を加え
て、1時間撹拌して加水分解を行い、加水分解率がそれ
ぞれ72%、86%のペースト状の加水分解された重合
物(A−2)および(A−3)を得た。
【0042】比較製造例1 ジメチルテレフタレート150部、ポリエチレングリコ
ール(Mn:2000)400部を混合し、少量の触媒
(三酸化アンチモン)を添加して、常圧で180℃〜2
00℃で3時間反応させてほぼ理論量のメタノールを留
去してエステル交換反応を完了させ、さらに200〜2
20℃で10mmHgの減圧下、8時間反応させてエス
テル化物を得た。得られたエステル化物100部と、
N,Nジメチルホルムアルデヒド100部およびノニル
フェノールEO15モル付加物30部を加熱溶解し、そ
れに60〜80℃の湯770部を除々に加えて乳化分散
し、乳化分散物(E−1)を得た。
【0043】実施例1 下記化合物を室温下で配合し、白色ペースト状の本発明
の処理剤[1]100部(固形分20%)を得た。 ・水溶性重合物(A−1) 18部(固形分) ・PEG600モノオレート 2部(固形分) (HLB:13.7、Mn:862) ・水 残部 (上記の「PEG600モノオレート」は、Mn600
のポリエチレングリコールのモノオレートを意味し、以
下同様な表現を用いる。)
【0044】実施例2 下記化合物を室温下で配合し、白色ペースト状の本発明
の処理剤[2]100部(固形分20%)を得た。 ・水溶性重合物(A−2) 16部(固形分) ・PEG400モノラウレート 4部(固形分) (HLB:12.6、Mn:580) ・水 残部
【0045】実施例3 下記化合物を室温下で配合し、白色ペースト状の本発明
の処理剤[3]100部(固形分20%)を得た。 ・水溶性重合物(A−3) 18部(固形分) ・ラウリルアルコールEO10モル付加物 2部(固形分) (HLB:14.0、Mn:626) ・水 残部
【0046】実施例4 下記化合物を室温下で配合し、白色ペースト状の本発明
の処理剤[4]100部(固形分20%)を得た。 ・水溶性重合物(A−1) 18部(固形分) ・ラウリルアルコールEO20モル付加物 2部(固形分) (HLB:16.5、Mn:1286) ・水 残部
【0047】実施例5 下記化合物を室温下で配合し、白色ペースト状の本発明
の処理剤[5]100部(固形分20%)を得た。 ・水溶性重合物(A−2) 18部(固形分) ・PEG600ジオレート 2部(固形分) (HLB:10.3、Mn:1310) ・水 残部
【0048】比較例1 下記化合物を室温下で配合し、白色ペースト状の比較用
の処理剤[6]100部(固形分20%)を得た。 ・水溶性重合物(A−1) 18部(固形分) ・PEG200モノカプリレート 2部(固形分) (HLB:11.0、Mn:326) ・水 残部
【0049】比較例2 下記化合物を室温下で配合し、白色ペースト状の比較用
の処理剤[7]100部(固形分20%)を得た。 ・水溶性重合物(A−2) 18部(固形分) ・ブチルアルコールEO3モル付加物 2部(固形分) (HLB:12.8、Mn:206) ・水 残部
【0050】比較例3 下記化合物を室温下で配合し、白色ペースト状の比較用
の処理剤[8]100部(固形分20%)を得た。 ・水溶性重合物(A−3) 18部(固形分) ・PEG1000ジべへネート 2部(固形分) (HLB:11.9、Mn:1636) ・水 残部
【0051】比較例4 下記化合物を室温下で配合し、白色ペースト状の比較用
の処理剤[9]100部(固形分20%)を得た。 ・水溶性重合物(A−1) 18部(固形分) ・乳化分散物(E−1) 2部(固形分) (エステル化物のHLB:19.0、Mn:4000以上) ・水 残部
【0052】試験例 吸水性および摩擦堅牢度の試験を行った。結果を以下の
表1および表2に示す。
【0053】
【表1】
【0054】 <試験条件> 試布 :ポリエステル(100%)ニット、 ポリエステル(100%)加工糸織物(アムンゼン) 処理工程:試布精練 → 水洗 → 乾燥 → 処理浴浸漬 → 絞 り → 乾 燥 → 熱 処 理 (ニット 100%) (100℃×3分) (170℃×1分) (織物 80%) 洗濯 :家庭用洗濯機を用い、アタック(花王製)2g/リットルの浴に て浴比1:50、40℃×10分間洗濯し、10分間オーバーフ ローですすいだ場合を洗濯1回とした。
【0055】吸水性測定: (i)吸上げ ;試布を2×20cm切り取り、室温に
て一端2cmを蒸留水に浸漬し、2分間で上昇した水の
高さを測定した。 (ii)水滴消光;処理布表面に水滴を1滴(約0.05
cc)落とし、完全に吸水するまでの時間を測定した。
〔JIS L 1096吸水速度A法に準拠〕
【0056】
【表2】
【0057】 <試験条件> 試布:ポリエステル加工糸織物(アムンゼン) 染色布作成: 染浴; 染料 前表に記載 イオネットRAP−50(三洋化成製均染剤) 0.5g/リットル 酢酸 0.15cc/リットル 上記染浴を用い、浴比1:30、130℃×60分間の
条件で常法にて染色し、染色後下記還元洗浄浴で80℃
×20分還元洗浄し、水洗、乾燥した。 還元洗浄浴; ハイドロサルファイト 1g/リットル 苛性ソーダ 1g/リットル イオネットRK−15(三洋化成製助剤) 1g/リットル 処理工程:処理浴浸漬 → 絞 り → 乾 燥 → 熱 処 理 (80%) (100℃×3分) (170℃×1分)
【0058】摩擦堅牢度試験法:学振型摩擦堅牢度試験
機にて乾式および湿式で試験した。 評価基準;JIS L 0801 変退色の判定基準に
従って判定。3級以上が実用可能な範囲である。
【0059】本発明の実施例のものは、吸水性と摩擦堅
牢度がともに良好である。これに対し比較例では、いず
れもが良好なものはない。
【0060】
【発明の効果】本発明の処理剤は、ポリエステル系繊維
に耐久性のある親水性を付与することができ、本発明の
処理剤により処理したポリエステル系合成繊維製品は、
吸水性に優れ、かつ染色物の摩擦堅牢度にも優れてい
る。上記効果を奏することから、本発明の処理剤は、ポ
リエステル系合成繊維製品の吸水性付与剤として有用で
ある。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) D06M 15/263 D06M 15/263 // D06M 101:32 101:32

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 デンプンおよび/またはセルローズと水
    溶性エチレン性不飽和単量体との水溶性重合物(A)
    と、下記(B1)および/または(B2)からなり数平
    均分子量が400〜1500であるポリオキシエチレン
    含有化合物(B)とからなるポリエステル系合成繊維製
    品の親水性付与処理剤。 B1:HLBが7〜19である、脂肪酸の炭素数が8〜
    22のポリオキシエチレンモノもしくはジ脂肪酸エステ
    ル。 B2:HLBが11〜18である、アルキル基の炭素数
    が8〜20のポリオキシエチレンモノアルキルエーテ
    ル。
  2. 【請求項2】 (A)と(B)の配合割合が、固形分の
    質量比で(A):(B)=(0.1〜50):1である
    請求項1記載の処理剤。
  3. 【請求項3】 請求項1または2に記載の処理剤をポリ
    エステル系合成繊維に0.05〜10質量%付与し、必
    要により熱処理するポリエステル系合成繊維の処理方
    法。
  4. 【請求項4】 請求項3記載の処理方法で得られ、水滴
    消光法による初期吸水性が2秒以下であり、洗濯10回
    後の水滴消光法による耐久吸水性が10秒以下であるポ
    リエステル系合成繊維。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US10881758B2 (en) 2015-01-26 2021-01-05 Sanyo Chemical Industries, Ltd. Water-permeability-imparting agent, water-permeable fiber, non-woven fabric, and water-absorbing article
US11377623B2 (en) 2017-11-29 2022-07-05 Sanyo Chemical Industries, Ltd. Surfactant and detergent containing surfactant

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