JP2002088151A - ジスルフィド基含有アニリン類、それを単量体成分とする重合体または共重合体、その製造方法、それを用いた正極材料および電池 - Google Patents
ジスルフィド基含有アニリン類、それを単量体成分とする重合体または共重合体、その製造方法、それを用いた正極材料および電池Info
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Abstract
合を導入するものではなく、その原料であるアニリンの
段階からジスルフィド基を含有させておくことにより、
はじめからジスルフィド結合を高い割合で含有するポリ
アニリンを提供すること、ならびにそれを用いた電気容
量の高い正極材料および電池の提供。 【解決手段】 ジスルフィド結合の、それぞれの硫黄原
子と置換基を有することもあるアニリノ基との間を圧電
子共役系単位構造で結合させたことを特徴とするジスル
フィド基含有アニリン類、それを単量体成分とする重合
体または共重合体、その製造方法、それを用いた正極材
料および電池。
Description
して有用な新規ジスルフィド基含有ポリアニリン、それ
を用いた正極材料、前記ポリアニリンのモノマーとなる
新規ジスルフィド基含有アニリン、それらの製造方法、
それを用いた正極材料および電池に関する。
アニリン、ポリアセン、ポリピロール、ポリアセチレン
などの導電性高分子がその候補として考えられ、その一
部は実用化されている。しかしながら、更なる単位体積
当り、あるいは単位重量当りの電気容量を向上させるこ
とが求められている。その手段としてポリアニリンにジ
スルフィド結合(S−S結合)含有基を導入することが
検討されており、その結果は、例えば、N.Oyama
等;Nature,373,598(1995)、T.
Sotomura等;J.Electrochem.S
oc.,143,3152(1996)、N.Oyam
a等;J.Electrochem.Soc.,14
4,L47(1997)、A.Kaminaga等;
J.Electrochem.Soc.,142,L4
7(1995)などに報じられている。
ポリアニリンの後処理であるから、S−S結合の導入割
合は低いし、また後処理工程が必要なため、工程数が増
加し、コストが上昇する。
アニリンの後処理によりジスルフィド結合を導入するも
のではなく、その原料であるアニリンの段階からジスル
フィド基を含有させておくことにより、はじめからジス
ルフィド結合を高い割合で含有するポリアニリンを提供
すること、ならびにそれを用いた電気容量の高い正極材
料および電池を提供する点にある。
フィド結合の、それぞれの硫黄原子と置換基を有するこ
ともあるアニリノ基との間を圧電子共役系単位構造で結
合させたことを特徴とするジスルフィド基含有アニリン
類に関する。
R8、R9、R10、R11、R12、R13およびR
14は、水素、アルキル基およびアルコキシ基よりなる
群からそれぞれ独立して選ばれた基である。)で示され
るジスルフィド基含有アニリン類に関する。
素、メチル基、エチル基およびメトキシ基よりなる群か
らそれぞれ独立して選ばれた基である請求項2記載のジ
スルフィド基含有アニリン類に関する。
ィド基含有アニリン類を単独系で、あるいは請求項1記
載のジスルフィド基含有アニリン類と他のアニリン類と
の混合系で重合して得られたジスルフィド基含有アニリ
ン類重合体または共重合体に関する。
R8、R9、R10、R11、R12、R13およびR
14は、水素、アルキル基およびアルコキシ基よりなる
群からそれぞれ独立して選ばれた基である。)で示され
る繰り返し単位を有することを特徴とするジスルフィド
基含有アニリン類重合体または共重合体に関する。
R8、R9、R10、R11、R12、R13およびR
14は、水素、アルキル基およびアルコキシ基よりなる
群からそれぞれ独立して選ばれた基、R15、R16、
R17 およびR18、R19、R20、R21およびR
22は、水素、ハロゲン、ヒドロキシル、ニトロ、アル
デヒド、シアノ、アルキル、アルコキシ、アリール、ア
ルケニル、シクロアルキル、シクロアルケニル、アルカ
ノイル、アルキルチオ、アリールオキシ、アルキルチオ
アルキル、アルキルアリール、アリールアルキル、アル
キルスルフィニル、アルコキシアルキル、アルキルスル
ホニル、アリールチオ、アリールスルフィニル、アルコ
キシカルボニル、スルホン酸、スルホン酸塩、カルボン
酸、カルボン酸塩、ホウ酸、ホウ酸塩、リン酸、リン酸
塩、ホスホン酸、ホスホン酸塩、ホスフィン酸、ホスフ
ィン酸塩、スルフィン酸、スルフィン酸塩、アミノ、ア
ルキルアミノ、ジアルキルアミノ、アリールアミノ、ジ
アリールアミノ、アルキルアリールアミノ、カルボン酸
エステルおよびアルキルカルボニルよりなる群からそれ
ぞれ独立して選ばれた基であり、nは1以上の整数、r
+q≧1であって、rとqは0を含む整数である。)で
示される繰り返し単位を有することを特徴とするジスル
フィド基含有アニリン類共重合体に関する。
ィド基含有アニリン類または該ジスルフィド基含有アニ
リン類と他のアニリン類を、化学酸化剤を用いて酸化重
合することを特徴とするジスルフィド基含有アニリン類
重合体または共重合体の製造方法に関する。
R8、R9、R10、R11、R12、R13およびR
14は、水素、アルキル基およびアルコキシ基よりなる
群からそれぞれ独立して選ばれた基である。)で示され
るジスルフィド基含有アニリン類、または前記ジスルフ
ィド基含有アニリン類と下記一般式(4)
ハロゲン、ヒドロキシル、ニトロ、アルデヒド、シア
ノ、アルキル、アルコキシ、アリール、アルケニル、シ
クロアルキル、シクロアルケニル、アルカノイル、アル
キルチオ、アリールオキシ、アルキルチオアルキル、ア
ルキルアリール、アリールアルキル、アルキルスルフィ
ニル、アルコキシアルキル、アルキルスルホニル、アリ
ールチオ、アリールスルフィニル、アルコキシカルボニ
ル、スルホン酸、スルホン酸塩、カルボン酸、カルボン
酸塩、ホウ酸、ホウ酸塩、リン酸、リン酸塩、ホスホン
酸、ホスホン酸塩、ホスフィン酸、ホスフィン酸塩、ス
ルフィン酸、スルフィン酸塩、アミノ、アルキルアミ
ノ、ジアルキルアミノ、アリールアミノ、ジアリールア
ミノ、アルキルアリールアミノ、カルボン酸エステルお
よびアルキルカルボニルよりなる群からそれぞれ独立し
て選ばれた基である。)で示されるアニリン類を、化学
酸化剤を用いて酸化重合することを特徴とするジスルフ
ィド基含有アニリン類重合体または共重合体の製造方法
に関する。なお、本発明におけるアルキルおよびアルコ
キシ、アルコキシアミノなどのアルキル部分における炭
素数はとくに制限するものではないが、好ましくは1〜
20とくに1〜6であり、直鎖のものでも分岐のもので
もよい。
載のジスルフィド基含有重合体または共重合体を有効成
分とする正極材料に関する。
いた電池に関する。
ド基含有アニリン類は、下記の反応式(1)〜(4)に
したがって製造することができる。
成条件については、芳香族アミンのアセチル化を縮合反
応で製造する場合、アニリン誘導体とアセチル化資材と
を、非プロトン性溶媒中で加熱攪拌することにより製造
することができる。このとき用いるアセチル化資材は、
無水酢酸やアセチルクロライド等が選択され、アミノ基
に対して1.05〜2当量程度用いられる。反応溶液に
は脱水されたトルエン、キシレン、アセトニトリル、ジ
エチルエーテル、THF、メチレンクロライド、クロロ
ホルム、四塩化炭素等の非プロトン性の有機溶媒が用い
られる。縮合反応の際、副生する酸をアルカリ種を用い
てトラップすることにより、反応をより円滑に進行させ
ることができる。縮合反応の際、副生する酸をトラップ
するアルカリ種は、水酸化ナトリウム、水酸化カリウ
ム、炭酸水素カリウムのような無機アルカリや、アンモ
ニア、メチルアンモニウム、ジメチルアミン、ジエチル
アミン、メチルエチルアミン、トリエチルアミン、ピリ
ジン、などのアルカリ種を用いるが、この場合はトリエ
チルアミンを用いるのが好ましい。
合成条件については、各種のアニリン誘導体と各種ハロ
ゲン化ベンゼン誘導体とを、アルカリ条件下、触媒によ
りジフェニルアミンへと反応させるUllmann反応
により得ることができる。ウルマン(Ullmann)
反応には、1級、2級アニリン誘導体を用いることが出
来るが、ジフェニルアミンの生成を望むのであれば、ト
リフェニルアミンの副生を阻止するために2級アニリン
誘導体を用いるのが望ましい。ウルマン反応に用いるハ
ロゲン化ベンゼン誘導体は、アミノ基に対して1.05
〜5当量程度用いられる。ウルマン反応に用いられるア
ルカリ種としては、水酸化リチウム、水酸化ナトリウ
ム、水酸化カリウム、水酸化カルシウム、炭酸ナトリウ
ム、炭酸水素カリウム、のような無機アルカリが用いら
れるが、この場合は炭酸カリウムを用いることが望まし
い。ウルマン反応に用いられる触媒としては、ヨウ化銅
(1)や銅の粉末と臭素、ヨウ素などのハロゲンとの組
み合わせが用いられる。この反応において生成したジフ
ェニルアミン誘導体は、精製されることなく、次の反応
式(3)のアセチル基加水分解反応へと回される。
の反応条件については、アセトアニリド誘導体を、水を
含んだ親水性溶媒に溶解させた後、アルカリ条件で反応
を行い、加水分解されたジフェニルアミン誘導体を得る
ことができる。加水分解反応に用いられる溶媒は、メタ
ノール、エタノール、ノルマルブチルアルコール、イソ
プロピルアルコール、ターシャリーブチルアルコールな
どの1、2、3級の低級アルコールやエチレングリコー
ルなどのジオール類、ジメチルエーテル、ジエチルエー
テル、THF、などのエーテル類の各種親水性溶媒に、
0.1〜10wt%程度の水を含ませたものが用いられ
る。とくにn−ブチルアルコールに10wt%の水を加
えたものが望ましい。加水分解反応には水酸化リチウ
ム、水酸化ナトリウム、水酸化カリウム、水酸化カルシ
ウム、炭酸リチウム、炭酸ナトリウム、炭酸カリウム、
炭酸カルシウムなどの各種無機アルカリが用いられる
が、この場合は炭酸カリウムが望ましい。このほかの方
法としてはメタノ−ル、エタノール、ノルマルブチルア
ルコール、イソプロピルアルコール、ターシャリーブチ
ルアルコールなどの1、2、3級の低級アルコールやエ
チレングリコールなどのジオール類等の各種アルコール
を溶媒に用い、パラジウム触媒を用いて水素添加を行う
方法がある。さらには無水の極性溶媒に反応基質を溶解
させ、水素化アルカリ金属や水素化アルカリ土類金属を
用いて、還元反応を行う方法などがある。
元反応については、その還元条件は通常の水素添加触媒
存在下、水素ガスにより還元することができる。オート
クレーブ内にジ−〔(2−ニトロフェニル)アミノ〕フ
ェニルジスルフィド(DNAD)の低級アルコール溶液
と1〜20atm水素ガス存在下、水素添加触媒に白
金、パラジウム、ラネーニッケルなどのいずれを用いて
も還元生成物を得ることができる。この場合は1.2a
tmの水素ガス存在下、DNADのイソプロピルアルコ
ール溶液に活性炭に5〜10wt%のパラジウムを担持
させたパラジウム/カーボンを用いて還元反応を行うこ
とが好ましい。また、低級アルコールをプロトン源に
し、イオン化傾向の高いマグネシウムや亜鉛を還元剤と
して用いたり、水素化ナトリウム、水素化リチウムアル
ミニウム、水素化ホウ素ナトリウム等の水素化金属類な
どでも還元し反応を行うことができる。
たがい、R1〜R14がすべて水素であるジ−2−アミ
ノフェニルジスルフィド(DAD)を出発原料とし、ア
ミノ基に対しアセチルクロライド1.05当量を用いて
トルエン溶液中トリエチルアミンの存在下でアセチル化
し、N−(2−((2−(アセチルアミノ)フェニル)
ジスルファニル)フェニル)エタナミド(APDP)を
得る。ついで反応式(2)に示すようにCu粉末とヨウ
素の存在化、ウルマン反応により、N−(2−アミノフ
ェニル)−N−(2−((2−(N−(アミノフェニ
ル)アセチルアミノ)フェニル)ジスルファニル)フェ
ニル)エタナミドAADP)を得た。さらに反応式
(3)に示すとおりこれを還元してジ−〔(2−ニトロ
フェニル)アミノ〕フェニルジスルフィド(DNAD)
とする。ついで反応式(4)にしたがいジ−〔(2−ア
ミノフェニル)アミノ〕フェニルスルフィド(DAA
D)とした。
ては、その化合物の製造方法の関係から、R1とR8、
R2とR9、R3とR10、R4とR11、R5とR
12、R6とR13、R7とR14はそれぞれ同一であ
ることが多い。
単位を有するジスルフィド基含有アニリン類重合体は、
その繰り返し単位が10〜100程度のものが正極材料
には適しているが、これに限定するものではない。
単位を有するジスルフィド基含有アニリン類共重合体
は、その繰り返し単位が10〜200程度のものが正極
材料には適しているが、これに限定するものではない。
当然のことであるがジスルフィド基含有率の高いものの
方が正極材料として好ましい。
いてもR1とR8、R2とR9、R 3とR10、R4と
R11、R5とR12、R6とR13、R7とR14は
それぞれ同一であることが多い。またR15とR19、
R16とR20、R17とR 21、R18とR22は一
般式(4)で示されるアニリン類が1種類のみを用いた
場合には必然的に同一になるが、一般式(4)で示され
るアニリン類を2種類用いた場合にはこれらが異なる場
合がでてくるのは当然である。
式(1)の化合物または一般式(1)の化合物と一般式
(4)の化合物とを化学的に重合することにより、一般
式(2)で示される重合体や一般式(3)で示される共
重合体を得るが、この場合、強酸性水溶液中で無機の過
酸化物により重合させることができる。酸化重合反応の
際、塩酸、硫酸、硝酸、四フッ化ホウ素酸などの酸を原
料アニリン中のアミノ基に対して2〜10倍モル量用い
るが、とくに塩酸と硫酸を併用してそれぞれアミノ基と
当モル用いるのが好ましい。
酸水溶液に溶解するものであれば特に限定はない。一般
的には重クロム酸カリウム、第二塩化鉄、塩化アルミニ
ウム、過酸化水素、過硫酸カリ、過硫酸ソーダ、過硫酸
アンモニウム等の水溶液を用いることができるが、これ
らの中でも二次電池の正極材料としては使用する場合は
過硫酸アンモニウムを用いることが好ましい。また、重
合反応に過硫酸アンモニウムを用いる場合、この重合反
応がプロトン引き抜きを伴う酸化重合であることから、
1.0〜1.5倍モル程度用いるのが一般的であるが、
本ポリマーでは1.05倍モル用いるのが好ましい。
とから、−10〜80℃程度に限定されるが、この間の
温度であれば重合生成物を得ることができる。しかし二
次電池の正極材料に、得られた重合生成物を利用するこ
とを第一とするのであれば反応温度は0℃±5℃である
ことが望ましい。
重合体または共重合体を二次電池の正極材料として用い
る際には、通常還元体として用いる。
する方法は特に制限はないが、一般には重合体または共
重合体を還元剤を含有する反応溶液内に溶解または分散
させ、攪拌又は超音波振動をあたえる方法が好ましい。
ン、フェニルヒドラジン、などのヒドラジン類、水素化
ナトリウム、水素化リチウムアルミニウム、水素化ホウ
素ナトリウム等の水素化金属類、メルカプタンなどを挙
げることができる。この場合、ヒドラジン類、特に抱水
ヒドラジンが好ましい。還元剤の使用量については、重
合生成物に含まれている窒素1原子に対して水素1原子
を十分供給し得る量を用いるが、好ましくは2〜3倍原
子量になるように使用する。反応温度については室温で
穏やかに進行するため加熱、冷却とも特に必要としな
い。
導電性をさらに向上させる必要が生じた際には、その微
粉末を塩酸、硫酸、硝酸、フッ化水素酸などの強酸の1
〜5規定溶液、例えば1規定塩酸水に分散させ、攪拌ま
たは超音波振動する方法や、それをハロゲンガス雰囲気
下に置き、ドーピングを行う。これらの方法は還元体、
酸化体いずれも有効である。
されるジスルフィド基含有アニリン類重合体および共重
合体は、正極材料として有用であるほか、その導電性を
生かして電気粘性流体の原料や各種センサー、EMI材
料、帯電防止材などの一般の導電性高分子の用途に使用
できる。また、ビニル重合反応の際、重合釜への重合体
付着の防止材として用いることが出来る。
本発明はこれにより何ら限定されるものではない。
ル)ジスルファニル)フェニル)エタナミドの合成。 攪拌機、温度計、冷却還流管を備えた1000ml 4
口フラスコにトルエン(400ml)、ジ−2−アミノ
フェニルジスルフィド49.6g(200mmol)、
塩化アセチル33.0g(420mmol)をこの順序
にて仕込み氷浴にて5℃とした。ここにトリエチルアミ
ン42.4g(420mmol)を反応混合液の温度が
5〜10℃となるように30分かけ滴下した。滴下終了
後、50℃まで昇温同温度で1時間攪拌し反応を完結さ
せた。反応終了後、反応混合液に水200mlを加え室
温まで冷却後、反応混合液を吸引ろ過し、メタノール1
00mlをかけ洗浄した。得られたロサイを40℃で乾
燥し、N−(2−((2−(アセチルアミノ)フェニ
ル)ジスルファニル)フェニル)エタナミド粗精製物6
8.1g(収率102.4%)を得た。得られたN−
(2−((2−(アセチルアミノ)フェニル)ジスルフ
ァニル)フェニル)エタナミド粗精製物をIPAを用い
て再結晶を行いN−(2−((2−(アセチルアミノ)
フェニル)ジスルファニル)フェニル)エタナミド6
1.3g(収率92.2%)を得た。
7.21 2Hdd.J=0.6,1.4Hz,7.5
3 4Hdd.J=0.5,1.4Hz,7.671H
s,7.70 1Hs FT−IR(cm−1)3300s(−NH−),31
00(C−H),1656s(−NH2),1600
(−Ph−),1320s(N−H),825s(P
h),457(S−S) MASS333,332(M),124,80 NMR、FT−IRのスペクトルデータより、ジスルフ
ィド結合を有するアニリン誘導体が出来ていることが判
る。ここに記した帰属よりN−(2−((2−(アセチ
ルアミノ)フェニル)ジスルファニル)フェニル)エタ
ナミドが出来たことが判る。
ノ)フェニルジスルフィドの合成 空気冷却管、攪拌装置、窒素導入管、温度計を備えた窒
素雰囲気下の100mlの4口フラスコに、N−(2−
((アセチルアミノ)フェニル)ジスルファニル)フェ
ニル)エタナミド16.6g(50.0mmol)、2
−ニトロクロロベンゼン18.8g(115mmo
l)、銅粉末1.0g(15.9mmol)、炭酸カリ
ウム6.9g(50.0mmol)、ヨウ素0.1g
(1mmol)を取り、150℃で72時間加熱攪拌
し、中間体であるN−(2−アミノフェニル)−N−
(2−((2−(N−(アミノフェニル)アセチルアミ
ノ)フェニル)ジスルファニル)フェニル)エタナミド
へと導いた。
ノ)フェニルジスルフィドの合成 72時間の反応によりN−(2−((アセチルアミノ)
フェニル)ジスルファニル)フェニル)エタナミドがT
LCで確認出来なくなった後、反応混合液を室温まで冷
却し、ノルマルブタノール(50ml)、水(5m
l)、水酸化カリウム8.4g(150mmol)の混
合液を加え、24時間加熱環流を行った。この加水分解
反応により、N−(2−アミノフェニル)−N−(2−
((2−(N−(アミノフェニル)アセチルアミノ)フ
ェニル)ジスルファニル)フェニル)エタナミドを単離
することなく、ジ−〔(2−ニトロフェニル)アミノ〕
フェニルジスルフィドへと導いた。反応終了後、反応混
合溶液を300mlビーカーに移し、1N塩酸を用いて
中和した。中和した反応混合液を吸引ろ過し、固形分を
取り除き溶媒を減圧下留去した。得られたオイルをシリ
カゲルカラムクロマトグラム(30%酢酸エチル/ヘキ
サンより溶出)を用いて精製し、ジ−((2−ニトロフ
ェニル)アミノ)フェニルジスルフィド8.4g(収率
34.3%)を得た。
J=6.0Hz,6.86 4Hdd.J=0.6,
6.0Hz,7.16 2Hdt.J=0.6,2.7
Hz,7.31 2Hdt.J=0.6,2.7Hz,
7.36 4Hd.J=4.8Hz,8.19 1H
d.J=1.2Hz,8.21 2Hd.J=1.2H
z,FT−IR(cm−1)3250s(−NH−),
3100(C−H),1590s(−NO2),151
4(−Ph−),1300s(N−H),835s(P
h),732(S−C),481(S−S) MASS246,181,108,80,65 NMR、FT−IRのスペクトルデータより、ジスルフ
ィド結合を有するアニリン誘導体が出来ていることが判
る。ここに記した帰属より、ジ−〔(2−アミノフェニ
ル)アミノ〕フェニルジスルフィドが出来たことが判
る。
ノ〕フェニルジスルフィドの合成 オートクレーブにイソプロピルアルコール500ml、
ジ−〔(2−ニトロフェニル)アミノ〕フェニルジスル
フィド2.5g(5.1mmol)、炭素に5wt%P
dを担持した触媒(1.5g)を取り、オートクレーブ
内を水素ガスで置換し、内圧を1.2atmに保ち、室
温、24時間、毎分300回転で攪拌反応を行った。反
応終了後、反応混合液を吸引ろ過し、固形分を取り除き
溶媒を減圧下留去した。得られたオイルをシリカゲルカ
ラムクロマトグラム(20%酢酸エチル/ヘキサンより
溶出)を用いて精製し、ジ−〔(2−アミノフェニル)
アミノ〕フェニルジスルフィド2.0g(収率91.1
%)を得た。
r.,6.56 2Ht.J=1.5Hz,6.58
2Ht.J=2.1Hz,6.67 2Hdd.J=
1.2,3.6Hz,6.70 2Hs.,6.72
1Hd,J=1.2Hz,7.03 2Ht.J=2.
1Hz,7.05 2Ht.J=2.1Hz,7.10
2Hdd.J=1.2,5.4Hz,7.13 2H
dd.J=1.2,6.1Hz,7.33 1Hd.J
=2.1Hz,7.36 1Hd.J=1.2Hz FT−IR(cm−1)3423s(−NH−),33
25(C−H),3022(NH2),1613s(−
NH2),1493(−Ph−),1283s(N−
H),822s(Ph),748(S−C),457
(S−S) MASS218,216,181,108,93,8
0,65 NMR、FT−IRのスペクトルデータより、ジスルフ
ィド結合を有するアニリン誘導体が出来ていることが判
る。ここに記した帰属より、ジ−〔(2−アミノフェニ
ル)アミノ〕フェニルジスルフィドが出来たことが判
る。
フィド重合体の合成温度計を備えた20ml 3口フラ
スコに、窒素雰囲気下ジ−〔(2−アミノフェニル)ア
ミノ〕フェニルジスルフィド460mg(1mmo
l)、36%塩酸0.3ml(3mmol)、95%硫
酸0.4g(3mmol)、蒸留水1mlをとり、マグ
ネティックスターラーを用いて攪拌しつつ、5℃まで冷
却した。ここに過硫酸アンモニウム0.8g(4mmo
l)の水溶液2mlを加え、同温度で1時間攪拌し、反
応を終了した。反応終了後、吸引ろ過を行い、生成した
酸化重合物を単離した。これを10mlフラスコに取
り、ヒドラジンの13%メタノール−水(1:1)溶液
2ml中で、マグネティックスターラーを用いて1昼夜
攪拌し還元体へと導いた。反応終了後吸引ろ過を行いポ
リマーを単離し、減圧乾燥を行いホモポリマー330m
g(収率70.3%)を得た。
00(C−H),1589s(−NH2),1490
(−Ph−),1289s(N−H),818s(P
h),752(S−C),474(S−S) これらの帰属から、ジスルフィド結合を有する新規なポ
リアニリン誘導体PDAADが出来たことが判る。図1
にホモポリマーのサイクリックボルタモグラム(C.
V.)(後述する)を示す。さらにC.V.測定を掃引
速度5mv/secで24時間行ってもS−Sの酸化還
元に起因するピークは減少せず、安定したC.V.を示
した。
活物質(酸化活性種、または還元活性種)が存在する。 2.電極に対して電圧を印加し、電圧を一定速度で変化
させる(掃引という)。 3.印加電圧が活物質の酸化(又は還元)電位に達する
と、電極と活性種の間で電子の移動が成立し、酸化反応
(又は還元反応)は進行する。このとき観測される電子
の移動が電流値となる。 4.この電圧と電流の値をそれぞれX軸−Y軸上にプロ
ットしたものが今回示したC.V.である。 5.正の電流値を示している部分で酸化反応が進行し、
負の電流値を示している部分では還元反応が進行してい
る。 C.V.の酸化波のトップと還元波のトップの間隔が狭
ければ、C.V.で観測された酸化還元反応は測定した
温度で自発的に可逆に進行すると考えられる(1電子反
応の場合0.059V)。逆にこの間隔が広いと外部か
らのエネルギーが必要となる(反応温度を上げるな
ど)。
ポテンショスタット/ガルバノスタットを使用して行っ
た。ボルタモグラムは、所望の時間基準機能を付属す
る、グラフテック株式会社製XYレコーダーWX400
0を用いて記録した。測定用の3電極式セルには以下の
ような構造を持つものを用いた。対極を作動電極、参照
電極から分離するために、微細孔ガラススリットで仕切
りセル内にセットした。作動電極には酸化スズ電極
(0.5cm2)を、対極にはコイル状の白金ワイヤー
(0.1mm×100mm)を用いた。参照電極はラギ
ンプローブ(luggin probe)を介して3電
極式セルに接続した。参照電極にはAg/AgCl、
0.1M AgClO4と0.1M LiClO4のプ
ロピレンカーボネート溶液電極を、先端に微細孔ガラス
スリットを有するケースに収めたものを用いた。合成し
たポリマー、コ・ポリマー(10mg)のN−メチル−
2−ピロリドン(10ml)溶液を調製し、この溶液
(10μl)を酸化スズ電極上に流延し、減圧下N−メ
チル−2−ピロリドンを留去してポリマー電極とした。
測定は窒素雰囲気下、電解溶液には0.1M LiCl
O4のプロピレンカーボネート溶液を用い、Ag/Ag
Clに対して−2.0〜+1.0ボルトの範囲で20m
V/secの掃引速度でC.V.の測定を行った。測定
に際しては安定したC.V.を得るために、予め上記の
掃引範囲で2時間(24回)サイクルを行った後、記録
用紙に記録した。
考えられる酸化波が+1.0Vに、ジスルフィドが還元
されて2つのS−が生成していると思われる還元波が−
1.6Vで、それぞれ観測されている。これはつまり、
酸化波と還元波の解離が大きく、熱力学的に見て室温で
は不可逆な系であることを示している。しかし、5mV
/secで24時間(72サイクル)C.V.測定を行
っても、測定開始当初と変わらないC.V.が得られる
ことから、安定なポリマーが生成していることがわか
る。〔ジ−((2−アミノフェニル)アミノ)フェニル
ジスルフィド(DAAD)を電極上にコーティングし、
同様の測定を行ったところ10サイクル目までに酸化還
元波が減衰していった。これはモノマーが電解溶液中に
拡散したためと考えられる。〕
フィド/アニリン共重合体の合成 温度計を備えた300ml 4口フラスコに窒素雰囲気
下アニリン1.9g(20mmol)とジ−〔(2−ア
ミノフェニル)アミノ〕フェニルジスルフィド0.9g
(2.0mmol)、36%塩酸4.0g(40mmo
l)、95%硫酸4.0g(40mmol)、蒸留水8
0mlをとり、マグネティックスターラーを用いて攪拌
しつつ5℃まで冷却した。ここに過硫酸アンモニウム
5.8g(25mmol)の水溶液20mlを15分か
けて滴下し、滴下終了後同温度で1時間攪拌し、反応を
終了した。反応終了後、吸引ろ過を行い生成した酸化重
合物を単離した。これを100mlフラスコに取り、ヒ
ドラジンの13%メタノール−水(1:1)溶液30m
l中でマグネティックスターラーを用いて1昼夜攪拌し
た。反応終了後吸引ろ過を行い単離し、減圧乾燥を行い
共重合体を1.6g(収率57.1%)を得た。
25(C−H),1593s(−NH2),1491
(−Ph−),1299s(N−H),820s(P
h),750(S−C),456(S−S) これの帰属からジスルフィド結合を有する新規なアニリ
ンとアニリン誘導体PDAADとの共重合体が出来たこ
とが判る。図2に共重合体のC.V.を示す。共重合体
は分子量、電気伝導度共にポリアニリンにかなり近い値
を示し、電子伝導性経路としての能力を発揮し、S−S
の酸化還元反応を促進させ、S−S結合の解離と生成を
ひき起こすので還元波と酸化波が接近した。これらの測
定結果を総合すると得られた共重合体は、前記一般式
(3)において、n≒1、q+r≒10のものが20〜
40繰り返している構造のものと考えられる。
酸化波を+0.8Vに、還元波をプラス0.2V示す
C.V.を得た。そしてこのC.V.からは図1で観測
された−1.6V近辺の還元波がまったく観測されなか
った。つまり、不完全ではあるが、ポリアニリンの主鎖
が伸びたことにより、電子パスとしての能力が向上し、
ジスルフィド結合の解離(酸化)、再生成(還元)を促
進する能力も高まったのではないかと考えられる。そし
て、図1と同じく、5mV/secで24時間(72サ
イクル)C.V.測定を行っても、測定開始当初と変わ
らないC.V.が得られることから、安定なポリマーが
生成していることがわかった。これらのことからDAA
Dとアニリンから得られたコ・ポリマーは、ポリアニリ
ン−硫黄化合物系に見られる反応活性と、それを安定し
て示す安定性の両方を有することが判った。
ド基含有アニリン類を提供することができた。 (2)本発明により、ポリマー鎖中に多数のジスルフィ
ド基をもつ新規重合体および共重合体を提供することが
できた。 (3)本発明の重合体および共重合体は繰り返しC.
V.測定を行っても酸化還元波の減衰が観測されておら
ず、ポリアニリンと硫黄系化合物を組合せた正極材料よ
り優れかつ電気容量の大きい正極材料を提供できた。
のC.V.を示す。
体のC.V.を示す。
Claims (10)
- 【請求項1】 ジスルフィド結合の、それぞれの硫黄原
子と置換基を有することもあるアニリノ基との間を圧電
子共役系単位構造で結合させたことを特徴とするジスル
フィド基含有アニリン類。 - 【請求項2】 下記一般式(1) 【化1】 (式中、R1、R2、R3、R4、R5、R6、R7、
R8、R9、R10、R11、R12、R13およびR
14は、水素、アルキル基およびアルコキシ基よりなる
群からそれぞれ独立して選ばれた基である。)で示され
るジスルフィド基含有アニリン類。 - 【請求項3】 前記R1〜R14が、水素、メチル基、
エチル基およびメトキシ基よりなる群からそれぞれ独立
して選ばれた基である請求項2記載のジスルフィド基含
有アニリン類。 - 【請求項4】 請求項1記載のジスルフィド基含有アニ
リン類を単独系で、あるいは請求項1記載のジスルフィ
ド基含有アニリン類と他のアニリン類との混合系で重合
して得られたジスルフィド基含有アニリン類重合体また
は共重合体。 - 【請求項5】 下記一般式(2) 【化2】 (式中、R1、R2、R3、R4、R5、R6、R7、
R8、R9、R10、R11、R12、R13およびR
14は、水素、アルキル基およびアルコキシ基よりなる
群からそれぞれ独立して選ばれた基である。)で示され
る繰り返し単位を有することを特徴とするジスルフィド
基含有アニリン類重合体または共重合体。 - 【請求項6】 下記一般式(3) 【化3】 (式中、R1、R2、R3、R4、R5、R6、R7、
R8、R9、R10、R11、R12、R13およびR
14は、水素、アルキル基およびアルコキシ基よりなる
群からそれぞれ独立して選ばれた基、R15、R16、
R17 およびR18、R19、R20、R21およびR
22は、水素、ハロゲン、ヒドロキシル、ニトロ、アル
デヒド、シアノ、アルキル、アルコキシ、アリール、ア
ルケニル、シクロアルキル、シクロアルケニル、アルカ
ノイル、アルキルチオ、アリールオキシ、アルキルチオ
アルキル、アルキルアリール、アリールアルキル、アル
キルスルフィニル、アルコキシアルキル、アルキルスル
ホニル、アリールチオ、アリールスルフィニル、アルコ
キシカルボニル、スルホン酸、スルホン酸塩、カルボン
酸、カルボン酸塩、ホウ酸、ホウ酸塩、リン酸、リン酸
塩、ホスホン酸、ホスホン酸塩、ホスフィン酸、ホスフ
ィン酸塩、スルフィン酸、スルフィン酸塩、アミノ、ア
ルキルアミノ、ジアルキルアミノ、アリールアミノ、ジ
アリールアミノ、アルキルアリールアミノ、カルボン酸
エステルおよびアルキルカルボニルよりなる群からそれ
ぞれ独立して選ばれた基であり、nは1以上の整数、r
+q≧1であって、rとqは0を含む整数である。)で
示される繰り返し単位を有することを特徴とするジスル
フィド基含有アニリン類共重合体。 - 【請求項7】 請求項1記載のジスルフィド基含有アニ
リン類または該ジスルフィド基含有アニリン類と他のア
ニリン類を、化学酸化剤を用いて酸化重合することを特
徴とするジスルフィド基含有アニリン類重合体または共
重合体の製造方法。 - 【請求項8】 下記一般式(1) 【化4】 (式中、R1、R2、R3、R4、R5、R6、R7、
R8、R9、R10、R11、R12、R13およびR
14は、水素、アルキル基およびアルコキシ基よりなる
群からそれぞれ独立して選ばれた基である。)で示され
るジスルフィド基含有アニリン類、または前記ジスルフ
ィド基含有アニリン類と下記一般式(4) 【化5】 (式中、R16、R17、R18およびR19は水素、
ハロゲン、ヒドロキシル、ニトロ、アルデヒド、シア
ノ、アルキル、アルコキシ、アリール、アルケニル、シ
クロアルキル、シクロアルケニル、アルカノイル、アル
キルチオ、アリールオキシ、アルキルチオアルキル、ア
ルキルアリール、アリールアルキル、アルキルスルフィ
ニル、アルコキシアルキル、アルキルスルホニル、アリ
ールチオ、アリールスルフィニル、アルコキシカルボニ
ル、スルホン酸、スルホン酸塩、カルボン酸、カルボン
酸塩、ホウ酸、ホウ酸塩、リン酸、リン酸塩、ホスホン
酸、ホスホン酸塩、ホスフィン酸、ホスフィン酸塩、ス
ルフィン酸、スルフィン酸塩、アミノ、アルキルアミ
ノ、ジアルキルアミノ、アリールアミノ、ジアリールア
ミノ、アルキルアリールアミノ、カルボン酸エステルお
よびアルキルカルボニルよりなる群からそれぞれ独立し
て選ばれた基である。)で示されるアニリン類を、化学
酸化剤を用いて酸化重合することを特徴とするジスルフ
ィド基含有アニリン類重合体または共重合体の製造方
法。 - 【請求項9】 請求項4〜6いずれか記載のジスルフィ
ド基含有重合体または共重合体を有効成分とする正極材
料。 - 【請求項10】 請求項9の正極材料を用いた電池。
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Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2000281491A JP2002088151A (ja) | 2000-09-18 | 2000-09-18 | ジスルフィド基含有アニリン類、それを単量体成分とする重合体または共重合体、その製造方法、それを用いた正極材料および電池 |
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Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN101880391A (zh) * | 2010-07-16 | 2010-11-10 | 华东理工大学 | 导电有机二硫聚合物/氧化石墨复合物的制备方法 |
CN101503513B (zh) * | 2008-12-24 | 2012-06-06 | 华东理工大学 | 一种导电聚合物基二硫化物的制备方法 |
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JPH10265567A (ja) * | 1997-03-25 | 1998-10-06 | Yazaki Corp | アニリン系重合体、電極材料及び二次電池 |
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2000
- 2000-09-18 JP JP2000281491A patent/JP2002088151A/ja active Pending
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