JP2002087945A - 口腔用有効成分の浸透促進剤 - Google Patents

口腔用有効成分の浸透促進剤

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JP2002087945A
JP2002087945A JP2000279198A JP2000279198A JP2002087945A JP 2002087945 A JP2002087945 A JP 2002087945A JP 2000279198 A JP2000279198 A JP 2000279198A JP 2000279198 A JP2000279198 A JP 2000279198A JP 2002087945 A JP2002087945 A JP 2002087945A
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JP2000279198A
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Masatoshi Hasegawa
雅俊 長谷川
Hidefumi Ogura
英史 小倉
Nobuyuki Yamamoto
信之 山本
Mineko Horibe
峰子 堀部
Kaoru Suzuki
薫 鈴木
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Lion Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 安全且つ口腔適用時に異味・違和感のない口
腔用有効成分の浸透促進剤の提供。 【解決手段】 下記式(I)で表わされる1,3−ジオ
キソラン−2−オン誘導体を含有する口腔用有効成分用
浸透促進剤。 【化1】 (式中、Rは水素原子、炭素数1〜22の飽和若しくは
不飽和の直鎖、分岐鎖又は環式の炭化水素基、又は下記
一般式(II)又は一般式(III)で表される基を表
す。) −CH2(OR2)nOR1 (II) −CH2(OR2)nOCOR1 (III) (式中、R1は水素原子又は炭素数1〜22の飽和若し
くは不飽和の直鎖、分岐鎖、又は環式の炭化水素基であ
り、R2は炭素数2〜4のアルキレン基であり、nはア
ルキレンオキシド基の平均付加モル数で0〜30の整数
を示す。)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、歯垢やタバコのや
になどを除去する口腔用有効成分の浸透促進剤及び該浸
透促進剤と口腔用有効成分とを併有する口腔用組成物に
関する。
【従来の技術】う蝕予防効果を高めるには、歯質の強化
及び歯牙表面の汚染物除去(歯垢除去)が肝要である。従
来、歯質強化のための有効成分としては、各種のフッ素
化合物、例えばフッ化ナトリウム、モノフルオロリン酸
ナトリウム、フッ化スズ、フッ化カリウム、フッ化カリ
ウムスズ等が知られており、歯垢除去には歯垢中のα−
1,3結合を分解するムタナーゼ、α−1,6結合を分
解するデキストラナーゼ等の歯垢分解酵素が知られてい
る。一方、歯に付着した着色物の除去は、従来から歯
磨剤、歯ブラシを用い、歯磨剤に含まれる研磨成分で研
磨することによる物理的方法、ポリエチレングリコー
ル、ポリビニルピロリドン等の可溶化剤による化学的方
法、過酸化物による酸化漂白方法等が行われていた。
しかし、の場合には、歯と歯の間、噛み合わせ部分の
窪み等の歯ブラシの届きにくい部分、及び使用者のテク
ニックの優劣等により、着色物質を完全に除くことが困
難な場合があると共に、歯面に固着した着色物質は研磨
によっても除去できない場合が多々見受けられる。ま
た、の場合には、弱いタバコヤニを主体とする着色に
は効果がみられるが、その他の着色物に対する効果が十
分でない。更に、は一部の歯科医院では行われている
が、安全性に問題があり、日常生活で頻繁に実施するこ
とは難しい。従来研磨剤による物理的除去ではなく、歯
の着色物を化学的に除去する方法として、下記の方法が
提案されている。
【0002】例えば、米国特許第3988433号公報
には、特定の有機ペルオキシドを配合した口腔用組成物
が開示されている。米国特許第4183916号公報に
は、カチオン界面活性剤とリンゴ酸とを配合した口腔用
組成物が開示されている。特公昭48−43869号公
報には、芳香族環を有するエステルを配合した口腔用組
成物が開示されている。特開昭51−139639号公
報には、Fe>Caの安定度係数を持つキレート剤を配
合した口腔用組成物が開示されている。特開昭52−1
08029号公報には、ポリリン酸塩と多価金属陽イオ
ンとを併用した口腔用組成物が開示されている。特開昭
56−18911号公報には、フィチン酸と有機酸とを
併用した口腔用組成物が開示されている。特開昭60−
4117号公報には、タルトロン酸、グリセリン酸、ヒ
ドロキシ−n−酪酸又はジヒドロキシマロン酸を配合し
た口腔用組成物が開示されている。特開昭61−286
315号公報には、カルボン、アネトール又は3−オク
タノールとレンゲ属植物の溶媒抽出物とを併用した腔用
組成物が開示されている。特開昭62−151498号
公報には、2−オクタノールを配合した口腔用組成物が
開示されている。特開昭62−189233号公報に
は、全炭素数7〜11の脂肪族エステルを配合した口腔
用組成物が開示されている。特開平1−250312号
公報には、炭素数7〜9のアルデヒド化合物とポリリン
酸塩を配合した口腔用組成物が開示されている。特開平
7−10726号公報には、クエン酸と水溶性ポリリン
酸塩とHLB=7〜14の非イオン性界面活性剤を併用
する研磨剤無配合の口腔用組成物が開示されている。特
開平9−12437号公報には、ポリリン酸塩とオルソ
リン酸塩と両性界面活性剤を併用した、化学的に歯の汚
れを清掃する口腔用組成物特開平9−12438号公報
には、ポリリン酸塩とオルソリン酸塩とアルキル硫酸塩
を併用した、化学的に歯の汚れを清掃する口腔用組成物
が開示されている。特開平9−175966号公報に
は、ピロリン酸塩+ポリリン酸塩(P≧3)を併用した、
化学的に歯の汚れを清掃する口腔用組成物が開示されて
いる。特表平9−501679号公報には、金属イオン
封鎖剤と還元剤を併用した歯を白くする組成物が開示さ
れている。特表平9−507481号公報には、水溶性
アルカリ金属トリポリリン酸塩5〜15%を配合した、
歯を白くする組成物が開示されている。特開平10−1
82386号公報には、ポリリン酸塩と動植物由来の水
不溶性スクラブ粒子を併用した、化学的に歯の汚れを清
掃する口腔用組成物が開示されている。
【0003】しかしながら、これらの方法では、特に長
期間の口腔清掃不良に伴い歯牙表面に沈着した頑固なス
テインに対しては、有効成分が充分に浸透せず、除去し
きれない場合が多かった。また、歯や歯茎、舌の表面に
は唾液、歯垢、タンパクの膜、細菌、歯石、舌苔などが
付着し介在しているため、有効成分単独では対象となる
組織に成分が行き届きにくく、効果の発現が弱かった
り、効果が出るのに時間がかかったり、その間に唾液で
有効成分が洗い流されてしまう場合があった。そこで、
有効成分の浸透力を高め、その効果を底上げする技術の
開発が望まれてきた。一方、有機化合物の中には他成分
の浸透を促進するものがあり、これらを有効成分の浸透
促進剤として配合した口腔用組成物は、歯垢やタバコの
やにの高い除去効果を有することが期待される。しかし
ながら、従来提案されてきた化合物は人体に有害であっ
たり、害が少なくても悪臭がしたり、刺激感のあるもの
が多く、有効成分の浸透促進剤として口腔用組成物に配
合するためには、安全且つ無味無臭である必要がある。
【発明が解決しようとする課題】そこで、本発明は、安
全且つ口腔適用時に異味・違和感のない口腔用有効成分
の浸透促進剤を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】本発明者らは、上記課題
を克服すべく行った研究により、歯石やプラーク除去効
果のある溶剤として知られている(米国特許第3819
826号明細書)1,3−ジオキソラン−2−オン誘導
体に着目し、この1,3−ジオキソラン−2−オン誘導
体が、口腔用有効成分の浸透促進剤として作用すること
を見出した。即ち、本発明は下記式(I)で表わされる
1,3−ジオキソラン−2−オン誘導体の口腔用有効成
分の浸透促進剤としての使用を提供する。
【0004】
【化2】
【0005】(式中、Rは水素原子、炭素数1〜22の
飽和若しくは不飽和の直鎖、分岐鎖又は環式の炭化水素
基、又は下記一般式(II)又は一般式(III)で表され
る基を表す。) −CH2(OR2)nOR1 (II) −CH2(OR2)nOCOR1 (III) (式中、R1は水素原子又は炭素数1〜22の飽和若し
くは不飽和の直鎖、分岐鎖、又は環式の炭化水素基であ
り、R2は炭素数2〜4のアルキレン基であり、nはア
ルキレンオキシド基の平均付加モル数で0〜30の整数
を示す。)
【0006】
【発明の実施の形態】上記式(I)において、Rは、水
素原子、炭素数1〜22(好ましくは1〜18、より好
ましくは1〜15)の飽和若しくは不飽和の直鎖、分岐
鎖又は環式の炭化水素基、又は下記一般式(II)又は一
般式(III)で表される基を表す。
【0007】置換基Rが一般式(II)で表される場合、
1としては、好ましくは炭素数1〜18(より好まし
くは1〜15)の飽和若しくは不飽和の直鎖、分岐鎖又
は環式の炭化水素基であり、R2としては、好ましくは
炭素数2〜6(より好ましくは2〜4)の飽和若しくは
不飽和の炭化水素基であり、nは好ましくは0〜20
(より好ましくは0〜10)である。置換基Rが一般式
(III)で表される場合、R1としては、好ましくは炭素
数1〜18(より好ましくは1〜15)の飽和若しくは
不飽和の直鎖、分岐鎖又は環式の炭化水素基であり、R
2としては、好ましくは炭素数2〜6(より好ましくは
2〜4)の飽和若しくは不飽和の炭化水素基であり、n
は好ましくは0〜20(より好ましくは0〜10)であ
る。
【0008】式(I)、(II)又は(III)で表される
基に含まれるR及びR1の具体例としては、水素原子、
メチル基、エチル基、プロピル基、ブチル基、ペンチル
基、ヘキシル基、ヘプチル基、オクチル基、ノニル基、
デシル基、ウンデシル基、ドデシル基、ミリスチル基、
ペンタデシル基、パルミチル基、ステアリル基、ベヘニ
ル基、アリル基、イソプロピル基、イソブチル基、t−
ブチル基、1−メチルヘプチル基、2−エチルヘキシル
基、ヘキセニル基、ヘプテニル基、オクチニル基、ノネ
ニル基、デセニル基、ウンデセニル基、ドデセニル基、
ミリステニル基、ペンタデセニル基、パルミテニル基、
オレイル基、リノール基、リノレニル基、アラキジル
基、2−エチルヘキセニル基、フェニル基、4−メチル
フェニル基、ベンジル基及びp−メトキシベンジル基を
挙げることができるが、特にアリル基、オクチル基、ド
デシル基が好ましい。
【0009】一般式(I)で表される1,3−ジオキソ
ラン−2−オン誘導体としては、1,3−ジオキソラン
−2−オン、4−メチル−1,3−ジオキソラン−2−
オン、4−エチル−1,3−ジオキソラン−2−オン、
4−ヒドロキシメチル−1,3−ジオキソラン−2−オ
ン、4−メチルオキシメチル−1,3−ジオキソラン−
2−オン、4−エチルオキシメチル−1,3−ジオキソ
ラン−2−オン、4−プロピルオキシメチル−1,3−
ジオキソラン−2−オン、4−ブチルオキシメチル−
1,3−ジオキソラン−2−オン、4−イソプロピルオ
キシメチル−1,3−ジオキソラン−2−オン、4−ア
リルオキシメチル−1,3−ジオキソラン−2−オン、
4−オクチルオキシメチル−1,3−ジオキソラン−2
−オン、4−ドデシルオキシメチル−1,3−ジオキソ
ラン−2−オン、4−ベンジルオキシメチル−1,3−
ジオキソラン−2−オン、4−(2−アリルオキシエト
キシ)メチル−1,3−ジオキソラン−2−オン、4−
(2−オクチルオキシエトキシ)メチル−1,3−ジオ
キソラン−2−オン、4−[2−(1−オキソアリルオ
キシ)エトキシ]メチル−1,3−ジオキソラン−2−
オン、4−[2−(1−オキソオクチルオキシ)エトキ
シ]メチル−1,3−ジオキソラン−2−オンなどが挙
げられるが、特に4−アリルオキシメチル−1,3−ジ
オキソラン−2−オン、4−オクチルオキシメチル−
1,3−ジオキソラン−2−オン、4−ドデシルオキシ
メチル−1,3−ジオキソラン−2−オンが好ましい。
【0010】上記一般式(I)で表わされる1,3−ジ
オキソラン−2−オン誘導体は、例えばアルキルグリセ
リルエーテルとジエチルカーボネート等の炭酸エステル
を用いるなど、既知の方法で合成することができる。ま
た、本発明の浸透促進剤は、上記一般式(I)で表わさ
れる1,3−ジオキソラン−2−オン誘導体の1種又は
2種以上の混合物として使用することができる。式
(I)で表される本発明の浸透促進剤と組み合わせて使
用できる口腔用有効成分は、目的に応じて選択され、口
腔内組織の予防、治療、清掃、消臭、審美などに関わる
ものであれば特定されるものではないが、例えば、酵
素、薬物、植物抽出物、有機酸又はその塩、フッ素含有
化合物、殺菌剤があげられる。これらの有効成分の1種
又は2種以上を使用することができる。このうち、有機
酸又はその塩、酵素を用いるのが好ましい。
【0011】具体的には、酵素として、デキストラナー
ゼ、ムタナーゼ、リゾチーム、アミラーゼ、プロテアー
ゼ(パパイン等)、溶菌酵素、スーパーオキサイドディ
スムターゼなどがあげられる。このうち、デキストラナ
ーゼ、ムタナーゼ、プロテアーゼ(パパイン等)が好ま
しい。薬物として、EDTA、EHDPなどのカルシウ
ムキレート剤、過酸化水素、過酸化尿素、過ホウ酸ナト
リウム、過硫酸カリウムなどの過酸化物、ポリエチレン
グリコール、ポリビニルピロリドン、アラントイン、ジ
ヒドロコレスタノール、グリチルリチン酸類、グリチル
レチン酸、ε−アミノカプロン酸、トラネキサム酸、ビ
サボロール、イソプロピルメチルフェノール、塩化ナト
リウム、トコフェロールなどがあげられる。ただし、式
(I)で表される化合物は除く。このうち、ポリエチレ
ングリコール、グリチルリチン酸類、グリチルレチン
酸、トラネキサム酸、トコフェロールが好ましい。植物
抽出物として、オウゴン、オオバク、ローズマリー、チ
ョウジ、タイムなどがあげられる。このうち、オウゴ
ン、オオバク、ローズマリーが好ましい。
【0012】有機酸又はその塩として、アミノポリカル
ボン酸又はその塩、クエン酸などの果実酸、スルファミ
ン酸、コウジ酸、アスコルビン酸、ポリリン酸などの有
機酸もしくはその金属塩などがあげられる。塩を形成す
る金属としては、ナトリウム、カリウム等のアルカリ金
属、マグネシウム、カルシウム等のアルカリ土類金属が
あげられる。このうち、クエン酸、ポリリン酸、スルフ
ァミン酸が好ましい。フッ素含有化合物として、フッ化
ナトリウム、モノフルオロリン酸ナトリウム、フッ化ス
ズ、フッ化カリウム、フッ化カリウムスズ等があげられ
る。このうち、フッ化ナトリウムが好ましい。
【0013】殺菌剤として、トリクロサン、クロルヘキ
シジン塩類、塩化セチルピリジニウム、塩化ベンゼトニ
ウム、塩化ベンザルコニウムなどがあげられる。このう
ち、トリクロサン、塩化ベンザルコニウムが好ましい。
本発明の口腔用組成物において、式(I)で表される化
合物は、組成物の全質量に対して好ましくは0.1〜3
0%、より好ましくは0.1〜20%含まれるのが好ま
しく、口腔用有効成分の含有量は、その種類及び配合目
的に応じて異なるが、組成物の全質量に対して好ましく
は0.01〜30%、より好ましくは0.01〜20%
である。
【0014】本発明の口腔用組成物には、用途に応じて
界面活性剤、溶剤、香料成分、色素・着色剤等を配合す
ることができる。界面活性剤としては、アニオン界面活
性剤、ノニオン界面活性剤及び両性イオン界面活性剤が
用いることができる。アニオン界面活性剤としては、ラ
ウリル硫酸ナトリウム、ミリスチル硫酸ナトリウムなど
のアルキル硫酸ナトリウム、N−ラウロイルサルコシン
酸ナトリウム、N−ミリストイルサルコシン酸ナトリウ
ムなどのN−アシルサルコシン酸ナトリウム、ドデシル
ベンゼンスルホン酸ナトリウム、水素添加ココナッツ脂
肪酸モノグリセリドモノ硫酸ナトリウム、ラウリルスル
ホ酢酸ナトリウム、ラウロイルメチルタウリン、N−パ
ルミトイルグルタミン酸ナトリウムなどのN−メチル−
アシルタウリンナトリウム、N−メチル−アシルアラニ
ンナトリウム、α−オレフィンスルホン酸ナトリウム、
ラウリルリン酸ナトリウム、ミリスチルリン酸ナトリウ
ムなどのアルキルリン酸塩等が用いることができる。
【0015】ノニオン界面活性剤としては、ステアリン
酸モノグリセリル、ラウリン酸デカグリセリルなどのグ
リセリン脂肪酸エステル、ショ糖脂肪酸エステル、マル
トース脂肪酸エステル、ラクトース脂肪酸エステルなど
の糖脂肪酸エステル、マルチトール脂肪酸エステル、ラ
クチトール脂肪酸エステルなどの糖アルコール脂肪酸エ
ステル、ポリオキシエチレンソルビタンモノラウレー
ト、ポリオキシエチレンソルビタンモノステアレートな
どのポリオキシエチレンソルビタン脂肪酸エステル、ポ
リオキシエチレン硬化ヒマシ油などのポリオキシエチレ
ン脂肪酸エステル、ラウリン酸モノ又はジエタノールア
ミド、ソルビタン脂肪酸エステル、炭素鎖長5以上のア
ルキルグリセリルエーテル、炭素鎖長5以上のアルキル
グリセリド、ポリオキシエチレン高級アルコールエーテ
ル、ポリオキシエチレンポリオキシプロピレン共重合
体、ポリオキシエチレンポリオキシプロピレン脂肪酸エ
ステル等を用いることができる。両性界面活性剤として
は、N−ラウリルジアミノエチルグリシン、N−ミリス
チルジアミノエチルグリシンなどのN−アルキルジアミ
ノエチルグリシン、アルキルジメチルアミノ酢酸ベタイ
ン、2−アルキル−N−カルボキシメチル−N−ヒドロ
キシエチルイミダゾリウムベタイン、2−アルキル−1
−ヒドロキシエチルイミダゾリンベタインナトリウム等
を用いることができる。本発明の口腔用組成物におい
て、界面活性剤は、組成物の全質量に対して好ましくは
0.01〜20%、より好ましくは0.01〜10%含
まれるのが好ましい。
【0016】本発明の口腔用組成物に配合し得る溶剤は
特に限定されるものではないが、好ましくは炭素鎖長1
〜4のアルキルグリセリルエーテル若しくはフェノキシ
エタノールが良い。本発明の口腔用組成物には、また、
香料成分を配合し得る。本発明に用いられる口腔用組成
物は、色素、着色剤を配合して染色することができる。
この場合、色素、着色剤としては種々のものが用いられ
るが、例えば赤色2号、赤色3号、赤色226号、黄色
4号、黄色5号、青色1号、青色2号、緑色3号、青色
201号、青色204号等が好適に用いられる。尚、本
発明の口腔用組成物のpHは、口腔内及び人体に安全性
上問題ない範囲であれば、特に限定されるものではない
が、pH=4.5〜8が望ましく、特にpH=5〜5.
9が好適である。また、pH調整剤としては、塩酸、硫
酸、硝酸、クエン酸、リン酸、水酸化ナトリウム、水酸
化カリウム、炭酸ナトリウム、クエン酸ナトリウム、ク
エン酸水素ナトリウム、リン酸ナトリウム、リン酸水素
ナトリウム等を配合し得る。
【0017】本発明の口腔用組成物は、トローチ、ガ
ム、潤製歯磨き(粉末状)、粉末洗口剤等の固体形状、
練歯磨き等のペースト形状、液状歯磨き、液状洗口剤等
の液体形状、泡状又はゲル状をとることができる。ま
た、スポンジや不織布又はフィルムシート、或いは綿球
に含浸させて歯牙に適用することもできし、マウストレ
ーやマウスピース、歯牙パック材等を使用して適用する
こともできる。さらに、チューイングブラシに埋没させ
たり、印象材に練り込んで適用することもできる。いず
れの場合にも歯垢やタバコのやに等を有効に除去するこ
とができるが、なかでも練歯磨き、液状歯磨き、液状洗
口剤として適用するのが好ましい。本発明の口腔用組成
物には、更にその目的、組成物の種類等に応じた適宜な
成分を配合することができる。例えば歯磨類の場合に
は、第2リン酸カルシウム・2水和物及び無水物、第1
リン酸カルシウム、第3リン酸カルシウム、炭酸カルシ
ウム、ピロリン酸カルシウム、炭酸水素ナトリウム、水
酸化アルミニウム、アルミナ、無水ケイ酸、ケイ酸アル
ミニウム、ケイ酸ジルコニウム、不溶性メタリン酸ナト
リウム、第3リン酸マグネシウム、炭酸マグネシウム、
硫酸カルシウム、ベントナイト、結晶セルロース、ポリ
メタクリル酸メチル、酸化チタン、雲母チタン、ゼオラ
インその他の合成樹脂等の研磨剤の1種又は2種以上を
配合し得る。
【0018】また、練歯磨等のペースト状組成物の場合
には、粘結剤としてカラゲナン、アルギン酸ナトリウ
ム、カルボキシメチルセルロースナトリウム、メチルセ
ルロース、ヒドロキシエチルセルロースなどのセルロー
ス誘導体、キサンタンガム、トラガントガム、カラヤガ
ム、アラビアガム、ジェランガムなどのガム類、ポリビ
ニルアルコール、ポリアクリル酸ナトリウム、カルボキ
シビニルポリマー、ポリビニルピロリドンなどの合成粘
結剤、シリカゲル、アルミニウムシリカゲル、ビーガ
ム、ラポナイトなどの無機粘結剤等の1種又は2種以上
を配合し得る。更に、歯磨類や洗口剤等の粘稠剤又は保
湿剤として、ソルビット、グリセリン、エタノール、エ
チレングリコール、プロピレングリコール、1,3−ブ
チレングリコール、ポリエチレングリコール、ポリプロ
ピレングリコール、キシリトール、マルチトール、ラク
チトール等の1種又は2種以上を配合し得る。
【0019】本発明の口腔用組成物を歯磨剤として使用
する場合、組成物の全質量を基準として、式(I)で表
される口腔用有効成分の浸透促進剤を0.01〜30質
量%、酵素、薬物、植物抽出物、有機酸又はその塩、フ
ッ素含有化合物、殺菌剤などの有効成分を、酵素の場合
は100〜10000U/g、その他の成分の場合は
0.01〜30質量%、シリカ系研磨剤、炭酸カルシウ
ム、リン酸カルシウム、炭酸マグネシウム、水酸化アル
ミニウム、アルミナ、酸化チタン、雲母チタン、ゼオラ
イト等の研磨剤を3〜80%、カラゲナン、アルギン酸
ナトリウム、カルボキシメチルセルロースナトリウム、
メチルセルロース、ヒドロキシエチルセルロースなどの
セルロース誘導体、ポリアクリル酸ナトリウム、ポリビ
ニルアルコール、カルボキシビニルポリマー、ポリビニ
ルピロリドンなどの合成粘結剤、キサンタンガム等のガ
ム類、シリカゲルなどの無機粘結剤などの粘結剤を0〜
5%、ソルビット、エタノール、グリセリン、プロピレ
ングリコール、ポリエチレングリコール、キシリトール
などの湿潤剤を5〜80%、N−ラウロイルザルコシネ
ート、ラウロイルメチルタウリンなどのアニオン界面活
性剤、ショ糖脂肪酸エステル、ステアリン酸モノグリセ
リル、ラウリン酸デカグリセリル、ミリスチン酸ジエタ
ノールアミド、ポリオキシエチレン硬化ヒマシ油、ポリ
オキシエチレンポリオキシプロピレングリコールなどの
非イオン界面活性剤などの界面活性剤を0.05〜5%
の他、香味剤、着色剤、防腐剤などを本発明の効果を妨
げない範囲で通常量配合するのが好ましい。
【0020】本発明の口腔用組成物を洗口剤として使用
する場合、組成物の全質量を基準として、式(I)で表
される口腔用有効成分の浸透促進剤を0.01〜30質
量%、酵素、薬物、植物抽出物、有機酸又はその塩、フ
ッ素含有化合物、殺菌剤などの有効成分を、酵素の場合
は100〜10000U/g、その他の成分の場合は
0.01〜30質量%、ソルビット、エタノール、グリ
セリン、プロピレングリコール、ポリエチレングリコー
ル、キシリトールなどの湿潤剤を5〜80%、ラウリル
硫酸ナトリウム、ミスチリル硫酸ナトリウム、N−ラウ
ロイルザルコシネート、ラウロイルメチルタウリンなど
のアニオン界面活性剤、ショ糖脂肪酸エステル、ステア
リン酸モノグリセリン、ラウリン酸デカグリセリル、ミ
リスチン酸ジエタノールアミド、ポリオキシエチレン硬
化ヒマシ油、ポリオキシエチレンポリオキシプロピレン
グリコールなどの非イオン界面活性剤などの界面活性剤
を0.05〜3%の他、香味剤、着色剤、防腐剤などを
本発明の効果を妨げない範囲で通常量配合するのが好ま
しい。
【0021】本発明の口腔用組成物をガムとして使用す
る場合、組成物の全質量を基準として、式(I)で表さ
れる口腔用有効成分の浸透促進剤を0.01〜30質量
%、酵素、薬物、植物抽出物、有機酸又はその塩、フッ
素含有化合物、殺菌剤などの有効成分を、酵素の場合は
100〜10000U/g、その他の成分の場合は0.
01〜30質量%、チクル、酢酸ビニル樹脂、エステル
ガム、ポリイソブチレンなどの混合物からなるガムベー
スを10〜80質量%、ショ糖、乳糖、マルチトール、
ソルビトール、キシリトール、コーンシロップなどの糖
又は糖アルコール類を0〜80質量%の他、香味剤、着
色剤などを本発明の効果を妨げない範囲で通常量配合す
るのが好ましい。
【0022】本発明の口腔用組成物をトローチとして使
用する場合、組成物の全質量を基準として、式(I)で
表される口腔用有効成分の浸透促進剤を0.01〜30
質量%、酵素、薬物、植物抽出物、有機酸又はその塩、
フッ素含有化合物、殺菌剤などの有効成分を、酵素の場
合は100〜10000U/g、その他の成分の場合は
0.01〜30質量%、乳糖、マルチトール、ソルビト
ール、キシリトール、コーンシロップなどの糖又は糖ア
ルコール類を0〜80質量%、アラビアガムの粘結剤を
0〜5質量%の他、香味剤、着色剤などを本発明の効果
を妨げない範囲で通常量配合するのが好ましい。
【発明の効果】本発明の浸透促進剤は、歯垢やタバコの
やにを除去する口腔用有効成分の被除去物に対する浸透
力を向上させる効果を有し、そのため各種有効成分の作
用効果を充分に発揮することができる。
【0023】
【実施例】以下、実験例及び実施例を示し、本発明を具
体的に説明するが、本発明は下記の実施例に限定される
ものではない。 <実験例1>本発明の口腔用有効成分の浸透促進剤を使
用した場合の歯垢除去効果すなわちう蝕予防効果を調べ
るため、以下のような動物実験を行った。う蝕のモデル
系である3週齢(雄)ゴールデンハムスターを1群10
匹とし、各ハムスターにストレプトマイシン耐性のう蝕
原因菌Streptococcus mutans 10449株を感染させた。感
染は、該菌株を4mlのBHI培地(BBL社製)に1
白金耳植菌し、嫌気条件下、36℃、20時間培養した
後、この菌液を0.1ml各ハムスターの口中に滴下す
ることを3日間行った。各ハムスターの菌の定着は、
0.1%ストレプトマイシンを含むMS寒天培地(Di
fco社製)を用いて確認した。菌の定着を上記のよう
に確認した後、実施例1〜4及び比較例1に示す製剤の
投与を5週間行った。製剤の投与方法は、予め蒸留水で
3倍に希釈した製剤の分散液0.3gをハムスターの歯
牙に塗布し、この投与を1日2回繰り返した。実験期間
中の飼料としては、う蝕誘発粉末飼料Diet2000
(日本クレア社製)を用いた。また、飲料水は、孔径
0.2μmのメンブランフィルターで濾過したイオン交
換水を使用した。実施例1〜4及び比較例1の口腔用組
成物は、各原料を常法に従って混合し、必要に応じて真
空脱泡を加えて製造した。
【0024】 <実施例1〜4及び比較例1>練歯磨 シリカ 20質量% ソルビット 60 ラウリル硫酸ナトリウム 0.9 サッカリンナトリウム 0.15 ゼラチン 0.3 パルミチン酸ジエタノールアミド 1.5 プロピレングリコール 5 香料 0.3 アネトール 0.2 1−メントール 0.7 ラウロイルサルコシンナトリウム 0.5 キサンタンガム 0.5 ポリエチレングリコール#4000 0.5 フッ化ナトリウム(有効成分) 0.2 デキストラナーゼ(有効成分) 3000 U/g歯磨 ムタナーゼ(有効成分) 300 U/g歯磨 1,3−ジオキソラン−2−オン誘導体 表1参照 水 残部 計 100.0質量%
【0025】各ハムスターのう蝕状態の評価は、KYE
SEの方法(J.Dent.Res.23巻,1944年)に従っ
て行ない、下記に示す基準によりう蝕抑制効果を評価し
た。 実施例1〜4の口腔用組成物に配合した口腔用有効成分
の浸透促進剤は下記表1に示すとおりである。上記の実
験の結果を表1に併記する。
【0026】
【表1】表1
【0027】本発明の口腔用有効成分の浸透促進剤を配
合した実施例1〜4の口腔用組成物はいずれも良好なう
蝕抑制効果を示し、実施例3の4−アリルオキシメチル
−1,3−ジオキソラン−2−オンは特に良好なう蝕抑
制効果を発現した。また、比較例1の1,3−ジオキソ
ラン−2−オン誘導体を配合しないものはう蝕抑制効果
が発現しないことから、1,3−ジオキソラン−2−オ
ン誘導体が有効成分の浸透促進剤として作用しているこ
とは明らかである。以下に示す実施例5〜9の口腔用組
成物はいずれも上記の実験により優れたう蝕防止効果す
なわち歯垢除去効果が確認された。
【0028】 <実施例5> 液状歯磨 シリカ 18質量% ソルビット 50 ラウリル硫酸ナトリウム 1 サッカリンナトリウム 0.1 ゼラチン 0.2 ラウリン酸ジエタノールアミド 1.2 プロピレングリコール 2 香料 1.0 カルボン 0.1 1−メントール 0.4 パルミトイルザルコシンナトリウム 0.4 グリセリン 18 キサンタンガム 0.1 ラウリン酸デカグリセリル 0.5 硫酸ナトリウム(無水) 0.3 フッ化ナトリウム(有効成分) 0.2 デキストラナーゼ(有効成分) 3000 U/g歯磨 ムタナーゼ(有効成分) 300 U/g歯磨 4−アリルオキシメチル−1,3−ジオキソラン−2−オン 3.0 水 残部 計 100.0質量% 実施例5の口腔用組成物は、各原料を常法に従って混合
し、必要に応じて真空脱泡を加えて製造した。
【0029】 <実施例6> 液状洗口剤 変性エタノール 1.6質量% ポリオキシエチレン硬化ヒマシ油 2 クエン酸 0.01 クエン酸3ナトリウム 0.3 香料 0.15 アネトール 0.05 1−メントール 0.2 ラウロイルザルコシンナトリウム 0.1 グリセリン 10 DL−アラニン 1 フッ化ナトリウム(有効成分) 0.08 デキストラナーゼ(有効成分) 4600 U/g洗口剤 アミラーゼ(有効成分) 500 U/g洗口剤 4−アリルオキシメチル−1,3−ジオキソラン−2−オン 3.0 水 残部 計 100.0質量% 各原料を常法に従って混合し、必要に応じて、ろ過して
製造した。
【0030】 <実施例7> 液状口中剤 90%エタノール 20質量% ポリオキシエチレン(80モル) ソルビタンモノタウレート 0.5 香料 1.5 アネトール 0.3 1−メントール 0.8 ラウロイルサルコシンナトリウム 0.1 モノフルオロリン酸ナトリウム(有効成分) 0.15 リゾチーム(有効成分) 4600 U/g 口中剤 ムタナーゼ(有効成分) 500 U/g 口中剤 4−アリルオキシメチル−1,3−ジオキソラン−2−オン 2.5 3−(2−プロペニルオキシ)−1,2−プロパンジオール 0.5 水 残部 計 100.0質量% 各原料を常法に従って混合し、必要に応じて、ろ過して
製造した。
【0031】 <実施例8> トローチ アラビアガム 6質量% 香料 0.7 アネトール 0.5 1−メントール 0.3 ラウロイルサルコシンナトリウム 0.01 ブドウ糖 36 パラチノース 36 フッ化ナトリウム(有効成分) 0.05 デキストラナーゼ(有効成分) 4600 U/gトローチ パパイン(有効成分) 500 U/gトローチ 4−アリルオキシメチル−1,3−ジオキソラン−2−オン 3.0 水 残部 計 100.0質量% 各原料を常法に従って混合し、打錠して製造した。
【0032】 <実施例9> ガム ガムベース 20質量% 香料 0.7 アネトール 0.3 1−メントール 0.3 ラウロイルサルコシンナトリウム 0.01 炭酸カルシウム 2 水飴 15 粉糖 45 フッ化ナトリウム(有効成分) 0.1 デキストラナーゼ(有効成分) 2000 U/gガム ムタナーゼ(有効成分) 200 U/gガム 4−アリルオキシメチル−1,3−ジオキソラン−2−オン 3.0 水 残部 計 100.0質量% 各原料を常法に従って混合し、成型して製造した。
【0033】<実験例2>本発明の口腔用有効成分の浸
透促進剤を配合した口腔用組成物の歯牙表面の着色物の
除去効果を調べるために、以下のような実験を行った。
タンニン着色物除去力評価法 (1) タンニン着色チップの作成 サンドブラストを施した白色のハイドロキシアパタイト
チップ(色差E1)を、まず0.5%アルブミン水溶液
に、次に3%日本茶+1%コーヒー+1%紅茶の抽出水
溶液に、さらに0.6%クエン酸鉄アンモニウム水溶液
の順に各々1時間ずつ繰り返し浸漬し、この操作を50
サイクル続けた。着色液から取り出し、常温で1日乾燥
後、流水中で軽くハイドロキシアパタイトチップの表面
をブラッシングして付着の弱い着色物を除去した後、再
び風乾してサンプルチップとした。 (2) 測定法 タンニン着色物を固着させたサンプルチップの色差(E
2)を測定した後、実施例10〜13及び比較例2の製
剤1gをつけた歯ブラシによりサンプルチップのタンニ
ン付着面を100回ブラッシングした。実施例10〜1
3及び比較例2の口腔用組成物は、各原料を常法に従っ
て混合し、必要に応じて真空脱泡して製造した。
【0034】 <実施例10〜13及び比較例2> 練歯磨(ペースト状) ピロリン酸ナトリウム(有効成分) 3.0質量% 無水ケイ酸 20.0 ソルビット 35.0 プロピレングリコール 3.0 ラウリル硫酸ナトリウム 2.0 カルボキシメチルセルロースナトリウム 1.0 モノフルオロリン酸ナトリウム 0.5 香料 1.0 サッカリン 0.2 1,3−ジオキソラン−2−オン誘導体 表2参照 精製水 残部 計 100.0%
【0035】ブラッシングの後に、表面に付着した製剤
を軽く流水で除去し水気を取り除いた後のサンプルチッ
プの色差(E3)を測定した。次式により除去率を計算
し、下記に示す基準により除去力を評価した。 除去力(%)=〔(E3−E2)/(E1−E2)〕×
100 (但し、E1はタンニンステインを付着させる前のチッ
プの色差) 実施例10〜13の口腔用組成物に配合した浸透促進剤
は表2に示す通りである。また、上記の実験の結果を表
2に併記する。
【0036】
【表2】表2
【0037】本発明の口腔用有効成分の浸透促進剤を配
合した実施例10〜13の口腔用組成物はいずれも良好
なタンニン汚れ除去効果を示し、実施例11の4−イソ
プロポキシメチル−1,3−ジオキソラン−2−オン及
び実施例12の4−アリルオキシメチル−1,3−ジオ
キソラン−2−オンは特に良好なタンニン汚れ除去効果
を発現した。また、比較例2の1,3−ジオキソラン−
2−オン誘導体を配合しないものはタンニン汚れ除去効
果が発現しないことから、1,3−ジオキソラン−2−
オン誘導体が有効成分の浸透促進剤として作用している
ことは明らかである。以下に示す実施例14〜17の口
腔用組成物はいずれも上記の実験により優れたタンニン
汚れ除去効果が確認された。
【0038】 <実施例14> 液状歯磨 クエン酸(有効成分) 3.5 無水ケイ酸 20.0 ソルビット 35.0 グリセリン 25.0 プロピレングリコール 2.0 ラウリル硫酸ナトリウム 1.0 ラウリン酸デカグリセリル 1.0 キサンタンガム 0.3 サッカリン 0.15 香料 1.0 4−アリルオキシメチル−1,3−ジオキソラン−2−オン 3.0 精製水 残部 計 100.0% 実施例14の口腔用組成物は、各原料を常法に従って混
合し、必要に応じて真空脱泡して製造した。
【0039】 <実施例15> 潤製歯磨(粉末状) ピロリン酸ナトリウム(有効成分) 3.0質量% 無水ケイ酸 75.0 グリセリン 5.0 ラウリル硫酸ナトリウム 1.5 カラギーナン 0.5 サッカリン 0.15 香料 1.0 4−アリルオキシメチル−1,3−ジオキソラン−2−オン 3.0 精製水 残部 計 100.0% 実施例15の口腔用組成物は、各原料を常法に従って混
合して製造した。
【0040】 <実施例16> 粉末洗口剤 リンゴ酸(有効成分) 3.0質量% 炭酸水素ナトリウム 3.0 DL−フェニルアラニン 0.1 サッカリン 0.2 香料 1.0 4−アリルオキシメチル−1,3−ジオキソラン−2−オン 3.0 水(用時配合) 残部 計 100.0% 実施例16の口腔用組成物は、各原料を常法に従って混
合して製造した。
【0041】 <実施例17> ガム ガムベース 41.0質量% クエン酸(有効成分) 2.0 マルチトール 40.0 グリセリン 1.0 還元麦芽糖 10.0 香料 1.5 4−アリルオキシメチル−1,3−ジオキソラン−2−オン 3.0 精製水 残部 計 100.0% 実施例17の口腔用組成物は、各原料を常法に従って混
合し、成型して製造した。
【0042】<実験例3>1,3−ジオキソラン−2−
オン誘導体を配合した口腔用組成物を調製し、下記の方
法で歯牙に固着する着色物の除去力を評価した。 (1) ヒト歯固着ステイン除去試験 上顎前歯4本の舌側にタバコヤニと思われる褐色〜黒褐
色の汚れが付着している喫煙者15人をパネルに選別
し、予め市販の歯磨剤を使い、各自の方法により歯磨き
を行ない、この着色汚れ(ステイン)が除去できないこ
とを確認した。1本あたりの歯を図1のように4歯面に
分割し、各歯面に付着している着色汚れ(ステイン)の
面積及び色調の濃さを目視にて判定し評価した。 (2) 製剤及び使用方法 評価後、パネルに実施例18〜23及び比較例3の美白
用組成物を前歯被覆用シリコーンゴム製マウスピースに
流し込み、これを前歯でくわえて3分間歯牙に適用させ
た後に、マウスピースを外し、市販歯ブラシで30秒間
のブラッシングを行わせ、清掃前後のステイン評点か
ら、下式に基づきステイン除去率を算出し、下記に示す
基準により除去効果を評価した。 ステイン減少率(%)=(清掃前の評点−清掃後の評
点)/清掃前の評点×100 実施例18〜23及び比較例3の口腔用組成物は、各原
料を常法に従って混合し、必要に応じて真空脱泡して製
造した。
【0043】 <実施例18〜23及び比較例3> 美白用組成物1(ペースト状) トリポリリン酸ナトリウム(有効成分) 5.0質量% 無水ケイ酸 20.0 ソルビット 20.0 ヒドロキシエチルセルロース 1.5 アルギン酸ナトリウム 0.5 香料 1.2 サッカリン 0.2 塩酸(中和用、pH5.5に調整) 適量 1,3−ジオキソラン−2−オン誘導体 表3参照 精製水 残 計 100.0%
【0044】実施例18から23の口腔用組成物に配合
した口腔用有効成分の浸透促進剤は表3に示すとおりで
ある。また、以上の実験の結果を表3に併記する。
【0045】
【表3】表3
【0046】以上の1,3−ジオキソラン−2−オン誘
導体を配合した実施例18〜23の口腔用組成物はいず
れも良好なステイン除去効果を示し、実施例20の4−
オクチルオキシメチル−1,3−ジオキソラン−2−オ
ン及び実施例21の4−ドデシルオキシメチル−1,3
−ジオキソラン−2−オンは特に良好なステイン除去効
果を発現した。また、比較例3の1,3−ジオキソラン
−2−オン誘導体を配合しないものはステイン除去効果
が発現しないことから、1,3−ジオキソラン−2−オ
ン誘導体が有効成分の浸透促進剤として作用しているこ
とは明らかである。以下に示す実施例24〜35の口腔
用組成物はいずれも上記の実験により優れたステイン除
去効果が確認された。
【0047】<実施例24>下記液状組成物2を含浸さ
せたレーヨン製不織布シートを使用し、そのまま歯牙に
シートを貼付して適用した。 美白用組成物2(液状) クエン酸(有効成分) 7.0質量% ピロリン酸ナトリウム(有効成分) 1.0 ラウリル硫酸ナトリウム 0.01 エタノール 15.0 プロピルアルコール 5.0 サッカリン 0.02 香料 1.0 5N塩酸(pH調整剤、pH5.8に調整) 適量 4−オクチルオキシメチル−1,3−ジオキソラン−2−オン 3.0 精製水 残 計 100.0%
【0048】<実施例25>使用時に下記液状組成物3
を綿球に含浸させ、該綿球を内側に敷き詰めたマウスト
レーを噛んで適用した。 美白用組成物3 クエン酸(有効成分) 5.0質量% ラウリル硫酸ナトリウム 2.0 エタノール 8.0 サッカリン 0.01 香料 1.0 5N塩酸(pH調整剤、pH5.5に調整) 適量 4−オクチルオキシメチル−1,3−ジオキソラン−2−オン 3.0 精製水 残 計 100.0%
【0049】<実施例26>使用時に下記泡状組成物4
をシリコーンゴム製マウストレーに盛り上げ、該マウス
トレーを噛んで適用した。 美白用組成物4 トリポリリン酸ナトリウム(有効成分) 5.0% トリポリリン酸カリウム(有効成分) 1.0 ポリビニルピロリドン(有効成分) 1.0 N−ラウロイルグルタミンナトリウム 0.02 N−ラウロイルメチルタウリンナトリウム 0.03 エタノール 0.5 ポリオキシエチレン(60)硬化ヒマシ油 0.3 サッカリン 0.1 香料 1.0 5N塩酸(pH調整剤、pH5.7に調整) 適量 4−オクチルオキシメチル−1,3−ジオキソラン−2−オン 3.0 精製水 残 計 100.0 %
【0050】<実施例27>使用時に、下記泡状組成物
5を個人の歯型に成型して使う熱可塑性エチレン−酢酸
ビニル共重合体製マウスピースに流し込み、該マウスピ
ースを噛んで適用した。 美白用組成物5 スルファミン酸(有効成分) 0.5質量% メタリン酸ナトリウム(有効成分) 0.5 ポリエチレングリコール(有効成分) 5.0 N−ラウロイルグルタミンナトリウム 5.0 エタノール 3.0 カルボキシメチルセルロースナトリウム 1.0 サッカリン 0.1 香料 0.5 5N塩酸(pH調整剤、pH5.8に調整) 適量 4−オクチルオキシメチル−1,3−ジオキソラン−2−オン 3.0 精製水 残 計 100.0%
【0051】<実施例28>使用時に下記ペースト状組
成物6を歯牙に塗布し、その上から水不溶性アクリル製
歯牙パック材を上塗りして被膜を作ることにより適用し
た。 美白用組成物6 ピロリン酸ナトリウム(有効成分) 1.0質量% N−ラウロイルサルコシンナトリウム 0.5 N−ラウロイルメチルタウリンナトリウム 0.3 プロピルアルコール 0.05 プロピレングリコール 3.0 グリセリン 10.0 ソルビット 10.0 キサンタンガム 2.0 サッカリン 0.01 香料 1.0 5N塩酸(pH調整剤、pH5.6に調整) 適量 4−オクチルオキシメチル−1,3−ジオキソラン−2−オン 3.0 精製水 残 計 100.0%
【0052】<実施例29>使用時に下記ペースト状組
成物7を歯牙に塗布し、その上からポリエチレン製フィ
ルムシートで被覆し適用した。 美白用組成物7 L−フェニルアラニン(有効成分) 4.0質量% ラウリル硫酸ナトリウム 2.0 エタノール 10.0 ヒドロキシエチルセルロース 3.0 サッカリン 0.01 香料 1.0 5N塩酸(pH調整剤、pH5.9に調整) 適量 4−オクチルオキシメチル−1,3−ジオキソラン−2−オン 3.0 精製水 残 計 100.0%
【0053】<実施例30>下記ゲル状組成物8を埋没
させた天然ゴム製チューイングブラシをそのまま歯牙で
噛んで適用した。 美白用組成物8(ゲル状) メタリン酸ナトリウム(P鎖=14)(有効成分) 5.0質量% ラウリル硫酸ナトリウム 2.5 N−ラウロイルサルコシンナトリウム 0.5 ラウリルリン酸ナトリウム 0.3 エタノール 7.0 プロピルアルコール 3.0 グリセリン 20.0 カラゲナン 5.0 サッカリン 0.01 香料 1.0 5N塩酸(pH調整剤、pH5.5に調整) 適量 4−オクチルオキシメチル−1,3−ジオキソラン−2−オン 3.0 精製水 残部 計 100.0%
【0054】<実施例31>下記ゲル状組成物9を内側
に接着させた前歯の人工歯冠をそのまま歯牙にはめ込ん
で適用した。 美白用組成物9(ゲル状) スルファミン酸(有効成分) 3.0% エタノール 15.0 アルギン酸ナトリウム 5.0 トリクロサン 0.1 サッカリン 0.02 香料 1.0 5N塩酸(pH調整剤、pH5.7に調整) 適量 4−オクチルオキシメチル−1,3−ジオキソラン−2−オン 3.0 精製水 残 計 100.0%
【0055】<実施例32>下記ゲル状組成物10を粘
着層とするレーヨン/ポリプロピレン製歯牙貼付シート
をそのまま歯牙に貼付して適用した。 美白用組成物10 トリポリリン酸ナトリウム(有効成分) 5.0質量% ラウリル硫酸ナトリウム 2.0 エタノール 0.5 ソルビット 30.0 ヒドロキシエチルセルロース 4.5 アルギン酸ナトリウム 2.5 サッカリン 0.02 香料 1.0 5N塩酸(pH調整剤、pH5.8に調整) 適量 4−オクチルオキシメチル−1,3−ジオキソラン−2−オン 3.0 精製水 残 計 100.0%
【0056】<実施例33>下記粉末状組成物11を練
り込んだ粘土状のアルギン酸印象材をそのまま歯牙で噛
んで適用した。 美白用組成物11 クエン酸(有効成分) 10.0質量% クエン酸3ナトリウム 3.0 ヘキサメタリン酸ナトリウム(環状、有効成分) 2.0 ラウリル硫酸ナトリウム 5.0 N−ラウロイルサルコシンナトリウム 1.0 N−ラウロイルグルタミンナトリウム 1.0 ラウリルリン酸ナトリウム 3.0 ステビオサイド 0.1 粉末香料 3.0 4−オクチルオキシメチル−1,3−ジオキソラン−2−オン 3.0 粉末エタノール(エタノール分:30%) 残 計 100.0%
【0057】<実施例34>使用時に下記泡状組成物1
2をシリコーンゴム製マウストレーに充填し、該マウス
トレーを噛んで適用した。 美白用組成物12 スルファミン酸(有効成分) 5.0% N−ラウロイルメチルタウリンナトリウム 1.0 ソルビット 15.0 無水ケイ酸 20.0 キサンタンガム 2.0 カラゲナン 0.5 サッカリン 0.1 香料 1.0 5N塩酸(pH調整剤、pH5.8に調整) 適量 4−オクチルオキシメチル−1,3−ジオキソラン−2−オン 2.5 4−(2−アリルオキシエトキシ)メチル− 1、3−ジオキソラン−2−オン 0.5 精製水 残 計 100.0%
【0058】<実施例35>使用時に下記液状歯磨様組
成物13を、個人の歯型に成型して使う熱可塑性エチレ
ン−酢酸ビニル共重合体製マウスピースに流し込み、該
マウスピースを噛んで適用した。 美白用組成物13(液状歯磨様) トリポリリン酸カリウム(有効成分) 1.0質量% ピロリン酸カリウム(有効成分) 0.2 ヘキサメタリン酸ナトリウム(環状、有効成分) 0.3 ラウリルリン酸ナトリウム 0.5 プロピルアルコール 5.0 プロピレングリコール 5.0 ソルビット 40.0 無水ケイ酸 10.0 キサンタンガム 1.0 フッ化ナトリウム 0.22 サッカリン 0.1 青色1号 0.0002 香料 1.0 4−オクチルオキシメチル−1,3−ジオキソラン−2−オン 2.5 4−[2−(1−オキソアリルオキシ)エトキシ]メチル− 1,3−ジオキソラン−2−オン 0.5 精製水 残 計 100.0%
【図面の簡単な説明】
【図1】 図1は、4歯面に分割した1本の歯を示す。
フロントページの続き (72)発明者 山本 信之 東京都墨田区本所1丁目3番7号 ライオ ン株式会社内 (72)発明者 堀部 峰子 東京都墨田区本所1丁目3番7号 ライオ ン株式会社内 (72)発明者 鈴木 薫 東京都墨田区本所1丁目3番7号 ライオ ン株式会社内 Fターム(参考) 4C083 AA111 AB012 AB052 AB062 AB172 AB282 AB322 AB332 AB352 AC102 AC122 AC132 AC172 AC231 AC302 AC392 AC432 AC582 AC642 AC662 AC762 AC782 AC792 AC811 AC841 AC842 AC862 AD052 AD072 AD112 AD202 AD222 AD242 AD272 AD282 AD302 AD352 AD432 AD532 BB48 CC41 DD17 DD21 DD22 DD23 DD41 EE35 EE36

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 下記式(I)で表わされる1,3−ジオ
    キソラン−2−オン誘導体を含有することを特徴とする
    口腔用有効成分用浸透促進剤。 【化1】 (式中、Rは水素原子、炭素数1〜22の飽和若しくは
    不飽和の直鎖、分岐鎖又は環式の炭化水素基、又は下記
    一般式(II)又は一般式(III)で表される基を表
    す。) −CH2(OR2)nOR1 (II) −CH2(OR2)nOCOR1 (III) (式中、R1は水素原子又は炭素数1〜22の飽和若し
    くは不飽和の直鎖、分岐鎖、又は環式の炭化水素基であ
    り、R2は炭素数2〜4のアルキレン基であり、nはア
    ルキレンオキシド基の平均付加モル数で0〜30の整数
    を示す。)
  2. 【請求項2】 下記成分を含有することを特徴とする口
    腔用組成物: (1)請求項1記載の浸透促進剤;及び (2)酵素、薬物(式(I)の化合物を除く)、植物抽
    出物、有機酸又はその塩、フッ素含有化合物、殺菌剤か
    ら選ばれる1種または2種以上の有効成分。
  3. 【請求項3】 請求項1に記載の式(I)で表される
    1,3−ジオキソラン−2−オン誘導体の口腔用有効成
    分用浸透促進剤としての使用。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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