JP2002087781A - 荷役車両 - Google Patents

荷役車両

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JP2002087781A JP2000278088A JP2000278088A JP2002087781A JP 2002087781 A JP2002087781 A JP 2002087781A JP 2000278088 A JP2000278088 A JP 2000278088A JP 2000278088 A JP2000278088 A JP 2000278088A JP 2002087781 A JP2002087781 A JP 2002087781A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 本発明は歩行型及び乗車型のそれぞれに適し
た速度制御を行えるようにすることを目的とする。 【解決手段】 駆動源としてのバッテリと該バッテリか
らの電力により回転駆動される走行用操舵駆動輪を備え
るとともに、該操舵駆動輪による走行速度を制御する速
度制御手段を有し、且つ、載置台を具備した荷役車両で
あって、上記車体にオペレータが搭乗するためのステッ
プを設けると共に、上記速度制御手段による速度制御を
複数段に切り替えるための切替手段を設けたことを特徴
とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、歩行型及び乗車型
の双方の使い方ができる荷役車両に関する。
【0002】
【従来の技術】オペレータが歩きながら操縦する歩行型
と、オペレータが乗車して操縦する乗車型と、の双方の
機能を合わせもつ荷役車両がある。より詳しくは、上記
荷役車両は車体と昇降部とに区分され、上記車体はステ
アリング機構や走行モータ、これらにより操舵駆動され
る操舵駆動輪等が含まれると共に、上記昇降部は上記車
体の前部にて昇降可能に位置し、バッテリが収容された
バッテリ収容部及び該バッテリ収容部の前部に位置する
載置台等から成る。
【0003】また、上記車体には左右方向及び上下方向
に首振り可能な操作ハンドルを備え、該操作ハンドルの
トップ部分にアクセルや昇降ボタン、或いは警報ボタン
等が配置されている。上記操作ハンドルは、左右方向の
首振りにて操舵駆動輪の操舵が可能であると共に、上下
方向の首振りにてブレーキ及びブレーキ解除が行われ
る。また、上記昇降ボタンにて上記昇降部の昇降が可能
となっている。
【0004】そして、上記荷役車両の車体の後部に、上
記オペレータの歩行及び乗車を選択的に決定するための
ステップが設けられている。該ステップは折りたたみ可
能であって、収納時は車体側へ垂直姿勢をとると共に、
使用時は水平姿勢をとる。即ち、上記ステップの収納時
は歩行型として使用し、オペレータは上記操作ハンドル
を持ってステップ側を前進方向として車両を引っ張るよ
うに歩行して操作する。また、ステップの使用時は乗車
型として使用し、オペレータは上記ステップ上に乗った
状態で昇降部側を前進方向として車両を運転する。
【0005】所で、上記荷役車両の速度制御に着目する
と、上記操作ハンドルトップ部分に配置されたアクセル
を回動させると車両は走行するものであり、アクセル角
度に応じた走行速度が予め設定されている。即ち、従来
の上記荷役車両の速度制御は上記オペレータが歩行型と
して使用しても、乗車型として使用してもアクセル量が
同じなら、そのアクセル量に応じた走行速度となり、言
い換えれば、アクセル量の変化に対して一つの走行速度
曲線となる単数段の走行制御であった。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】上記単数段の走行制御
によると、次の点において不具合を有する。即ち、上記
荷役車両は歩行型及び乗車型という2つの使い方がある
が、車両は乗車型として使用した場合のことを考え、車
両の移動効率や荷役作業の効率化を図るためにある程度
高速走行ができるよう最高速度が設定されている。これ
をアクセル量でみると、アクセル量がなしで走行速度が
0となり、アクセル量が最高で走行速度が最高速度(例
えば7km/h)となる。これにより、確かに乗車型と
して走行することに適した速度制御とすることができ
る。
【0007】しかしながら、上記乗車型に適した速度制
御にしてしまうと、上記荷役車両を歩行型として使用す
る場合、人間の歩行速度(例えば4〜5km/h)に合
わないという問題が生じていた。即ち、オペレータが歩
行しながら車両を運転する場合、上記操作ハンドルを持
って車両を引きながらの操作となるが、上記アクセル量
を誤って大きくしてしまった場合、車両は歩行速度より
も大きい速度がでるため、車両がオペレータに接近する
或いは当たる等の危険性を有していた。
【0008】そこで、上記荷役車両の速度制御を歩行型
として安全に使用できる速度制御(例えば最高速度が4
〜5km/hに設定された速度制御)に設定することが
考えられる。しかしながらこの場合、今度は車両を乗車
型として使用する場合に不具合を生じる。つまり、乗車
型としての使用時に車両が人間の歩行速度程度しかでな
いと、車両の移動効率が悪くなり、以って荷役作業の効
率も悪くなってしまうものである。
【0009】従って、本発明は歩行型及び乗車型のそれ
ぞれに適した速度制御を行えるようにすることを目的と
する。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に本発明は、駆動源としてのバッテリと該バッテリから
の電力により回転駆動される走行用操舵駆動輪を備える
とともに、該操舵駆動輪による走行速度を制御する速度
制御手段を有し、且つ、載置台を具備した荷役車両であ
って、上記車体にオペレータが搭乗するためのステップ
を設けると共に、上記速度制御手段による速度制御を複
数段に切り替えるための切替手段を設けたことを特徴と
する。
【0011】また、前記切替手段は、前記速度制御手段
により制御される車体の最高速度を複数段に切り替える
ものであることを特徴とする。
【0012】また、前記切替手段は、前記ステップ上の
オペレータの有無を検出する検出器を有し、該検出器の
検出結果に基づいてオペレータがステップ上にいないと
き前記速度制御手段による速度制御を低速側に切り替え
るものであることを特徴とする。
【0013】また、前記ステップを前記車体に対し出退
可能に設けたことを特徴とする。
【0014】また、前記切替手段は、前記ステップの出
退を検出する検出器を有し、該検出器の検出結果に基づ
いて上記ステップが前記車体側に退避したとき前記速度
制御手段による速度制御を低速側に切り替えるものであ
ることを特徴とする。
【0015】また、前記ステップは、前記車体に対し水
平姿勢と垂直姿勢をとるよう旋回自在に設けられると共
に付勢手段により垂直姿勢をとるよう付勢されており、
前記切替手段は、上記ステップの旋回を検出する検出器
を有し、該検出器の検出結果に基づいて上記ステップが
垂直姿勢をとったとき前記速度制御手段による速度制御
を低速側に切り替えるものであることを特徴とする。
【0016】また、前記切替手段は、前記車体に設けら
れた手動の切替スイッチを有し、該スイッチの切替操作
に基づいて前記速度制御手段による速度制御を切り替え
ることを特徴とする。
【0017】また、前記荷役車両が前記駆動源をバッテ
リとするローリフトトラックであることを特徴とする。
【0018】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を説明
する。図1から図8までは第1実施例を示す。図1を参
照すると本発明の荷役車両は、車体13と昇降部14と
に区分される。上記車体13はステアリング機構や走行
モータ23、これらにより操舵駆動される操舵駆動輪3
等が含まれると共に、上記昇降部14は上記車体13の
前部にて昇降可能に位置し、バッテリが収容されたバッ
テリ収容部15及び該バッテリ収容部15の前部に位置
し、荷を載置する載置台5から成る。上記走行モータ2
3は上記バッテリを電源として駆動し、上記操舵駆動輪
3を回転させる。
【0019】上記車体13の上部には操作ハンドル1が
装着され、その操作ハンドル1のトップ部分に、アクセ
ル16,上記昇降部14を昇降させるための昇降ボタン
(上昇用ボタン17,下降用ボタン18),警報音を発
するための警報ボタン等の操作機構が集中配置されてい
る(図2参照)。上記操作ハンドル1は左右方向に首振
り可能であり、上記操舵駆動輪3の操舵が行われると共
に、軸2を軸として上下方向にも首振り可能であり、ブ
レーキ及びブレーキ解除が行われる。
【0020】そして、車体13の後部にはステップ4が
回動自在に軸支されている。10はストッパであり、そ
の裏面がステップ4の端部に当接し、その表面がバネ1
1により下方に付勢されている。これにより、ステップ
4は弾力性を持ちながら水平姿勢Bをとることができ、
凹凸路面等の走行時でも良好な乗り心地を実現するもの
である。上記ステップ4は根元に回動軸となるシャフト
7を備え、このシャフト7の周囲に巻かれたスプリング
9にて常時垂直姿勢Aに復帰するよう付勢されている。
従って、ステップ4からオペレータが降りるとステップ
4はスプリング9の力で垂直姿勢Aに戻るものである。
なお、ステップ4を水平姿勢Bで固定できるようにして
も良く、そのために適所にステップ4を固定するための
固定部材及び解除部材を設けても良い。
【0021】速度制御は、チョッパ制御により走行モー
タ23への出力電圧を変えることで行われ、車体13に
そのための速度制御手段が設けられている。この速度制
御手段は,具体的には演算処理装置を含む速度制御回路
であり、速度制御を切り替えるための切替手段が含まれ
る。該切替手段は速度制御手段内の切替回路及び外部セ
ンサを含むものである。
【0022】上記外部センサは、この例では上記ステッ
プ4の根元に設けられたリミットスイッチ6である(図
2参照)。上記ステップ4の根元には、上記リミットス
イッチ6を押すまたは解除するカム8がステップ4に対
して固定された状態で設けられ、上記シャフト7を回動
軸としてステップ4の回動と一緒に回動可能になってい
る。そして、上記ステップ4が垂直姿勢Aにあるとき
は、上記カム8にてリミットスイッチ6が押されること
はなく、ステップ4が水平姿勢Bになったときは、上記
カム8にてリミットスイッチ6が押されてON信号が発
信され、その電気信号が上記速度制御手段内に取り込ま
れる。
【0023】なお、上記ステップ4の位置とリミットス
イッチ6のON/OFFとの関係は、図4を参照する
と、ステップ4の位置A〜Cの回動範囲ではリミットス
イッチ6はOFF、ステップ4の位置C〜Bの回動範囲
ではリミットスイッチ6はONとなり、ステップ4が水
平姿勢Bの近傍にならないとリミットスイッチ6はON
とならない。これは、ステップ4にオペレータが乗れる
状態となって初めて乗車型の速度制御へ切り替えようと
する考えに基づくものであって、確実な安全性を確保す
るためのものである。勿論、このステップ4の位置とリ
ミットスイッチ6のON/OFFとの関係は任意に変更
可能である。
【0024】図5は、本発明の速度フィードバック系の
ない走行モータ23の速度制御手段のブロック図であ
る。21は、アクセル角度検出センサ20で検出したア
クセル角度に基づいて走行モータ23の出力電圧指令値
を計算する出力電圧指令値計算手段であり、22は、そ
の指令値に基づいて走行モータ23への出力電圧をチョ
ッパ制御により制御する走行モータ駆動手段である。
【0025】上記速度制御手段は、上記リミットスイッ
チ6からのON信号がないときは、車両を歩行型として
使用するに適した速度制御、即ち歩行型速度制御に設定
し、ON信号が入ったときは、車両を乗車型として使用
するに適した速度制御、即ち乗車型速度制御に設定す
る。
【0026】図6から図8までのグラフは、リミットス
イッチ6がOFFしているとき、つまり歩行型速度制御
と、リミットスイッチ6がONしているとき、つまり乗
車型速度制御と、の双方の特性を表わしている。図6で
はこの双方の特性がアクセル角度と出力電圧との関係で
示されている。図7ではアクセル角度とチョッパデュー
ティ比との関係で示されている。図8ではアクセル角度
と車両の走行速度との関係で示されている。
【0027】詳しくは、図6を参照すると、歩行型及び
乗車型速度制御は共に、アクセル角度が大きくなると走
行モータ23への出力電圧も比例して大きくなる。同じ
アクセル角度でも歩行型と乗車型とでは出力電圧が異な
り、乗車型が歩行型よりも大きいものである。そして、
最高出力電圧は歩行型よりも乗車型が大きく設定されて
いる。 図7及び図8を参照すると、チョッパデューテ
ィ比をd2からd1に変更し、例えばチョッパ出力電圧
を24Vから16Vに低下させると、走行モータ23に
出力される出力電圧は低下し、その最高速度もV2(例
えば7km/h)からV1(例えば4〜5km/h)に
低下する。
【0028】具体的な走行速度の例でみると、歩行型速
度制御では、アクセル角度に比例して走行速度が増加
し、アクセル角度最高で歩行型速度制御での最高速度で
ある5km/hに達する。これが乗車型速度制御では、
同じくアクセル角度に比例して走行速度が増加するがそ
の増加幅は歩行型速度制御に比べて大きく、アクセル角
度最高では乗車型速度制御での最高速度である7km/
hに達する。
【0029】上記アクセルは中立位置から一側及び他側
の双方へアクセルの回動操作ができ、一側へのアクセル
角度と出力電圧との関係、他側へのアクセル角度と出力
電圧との関係は双方とも図6,7,8のグラフで見られ
る関係を有し、走行モータ23の回転方向が異なるだけ
である。勿論、これに限らずアクセル角度と出力電圧と
の関係を一側及び他側で異にしても良い。そして、この
実施例では、上記アクセルが上記一側へ回動したとき、
載置台側を前方にして車両が走行する乗車型の走行とす
ると共に、他側へ回動したとき、車体側を前方にして車
両が走行する歩行型の走行とする。
【0030】上記実施例では同じアクセル角度でも乗車
型の出力電圧が歩行型の出力電圧よりも常に大きい例を
示したが(図6参照)、この他の例としてアクセル角度
に対する出力電圧が歩行型と乗車型とで一部重なるよう
にしても良い(図9参照)。
【0031】上記構成により、動作を説明する。先ず、
上記荷役車両を歩行型として使用する場合、上記ステッ
プ4を垂直姿勢Aのまま使用する。上記ステップ4が垂
直姿勢Aにあるため、上記リミットスイッチ6によるO
N信号が発信されず、よって上記速度制御手段による速
度制御は上記歩行型速度制御となる。オペレータは上記
操作ハンドル1のトップ部分を握り、アクセル操作しな
がら車両を引っ張るように歩行する。このときのアクセ
ル操作は、アクセル角度が中立位置から他側になるよう
に回動されている。上記アクセル操作により、走行モー
タ23が他側方向へ回転し、以って上記操舵駆動輪3が
他側方向Eへ回転(図1参照)し、車両は他側方向Xへ
走行する。
【0032】上記歩行型走行制御では、車両は最高でも
5km/hの速度にしか到達せず、オペレータの歩行速
度にあった走行速度以内で常に走行される。これによ
り、アクセル操作の誤りで車両が歩行速度よりも速い速
度となってオペレータにぶつかる等の危険性をなくすこ
とができる。
【0033】次に、上記荷役車両を乗車型として使用す
る場合は、上記ステップ4を水平姿勢Bにし、オペレー
タがこのステップ4に搭乗する。水平姿勢Bとなったス
テップ4により、上記リミットスイッチ6からON信号
が発信され、上記速度制御手段による速度制御は上記乗
車型速度制御となる。オペレータは上記ステップ4に乗
った状態で上記操作ハンドル1のトップ部分を握り、ア
クセル操作しながら車両を走行させる。このときのアク
セル操作は、アクセル角度が中立位置から一側になるよ
うに回動されている。上記アクセル操作により、走行モ
ータ23が一側方向へ回転し、以って上記操舵駆動輪3
が一側方向Fへ回転(図1参照)し、車両は一側方向Y
へ走行する。
【0034】上記乗車型走行制御では、車両は最高で7
km/hの速度にまで到達し、車両を歩行型として使用
する場合に比べて、高速走行が実現するものである。こ
れにより、歩行型での使用の場合に比べて車両の移動効
率が向上し、荷役作業の効率も向上させることができ
る。
【0035】次に、第2実施例を説明する。この実施例
は上記第1実施例とは速度制御手段のみが異なるので、
この異なる速度制御手段のみを以下説明する。図10を
参照すると、上述の速度制御手段は速度フィードバック
系のない速度制御手段であったのに対し、本変形例は速
度フィードバック系のある速度制御手段である。
【0036】詳しくは、24はアクセル角度検出センサ
20で検出したアクセル角度に基づいて速度指令値を計
算する速度指令値計算手段,26は走行モータ23に取
り付けた速度センサ28からの信号を受けて車速値を計
算する速度計算手段、25は上記速度指令値と上記車速
値との速度偏差を求める速度偏差算出手段,27は前記
速度偏差がゼロになるように走行モータ23への出力電
圧指令値を決定する出力電圧指令値計算手段,22は上
記出力電圧指令値に基づいて走行モータ23への出力電
圧をチョッパ制御により制御する走行モータ駆動手段で
ある。
【0037】次に、第3実施例を説明する。この実施例
では上記第1及び第2実施例とは切替手段のみが異な
り、以下この切替手段のみを説明する。上記切替手段
は、前記ステップ4上のオペレータの有無を検出する人
検出器(図示しない)を有している。この人検出器は、
人の体重によりON/OFFするマイクロスイッチや人
の体重により出力電圧が変化する圧電素子を用いてた無
接点スイッチ、あるいは人が乗車したときの静電容量を
検出することにより動作するスイッチ等、接触型或いは
無接触型のセンサ等から構成されてる。
【0038】そして、該人検出器がステップ4上のオペ
レータを検出しないときは、前記速度制御手段による速
度制御を歩行型速度制御(例えば4〜5km/h)に切
り替える機能を備え、オペレータが前記ステップ4を図
4に示す水平姿勢Bとし、ステップ4上に乗車し、荷役
車両を乗車型として使用しようとすると、前記人検出器
がオペレータを検出し、前記速度制御手段による速度制
御を乗車型速度制御(例えば7km/hの速度)に切り
替える。従って、荷役車両を高速に走行させることがで
き、荷役作業の効率が向上する。
【0039】次に、第4実施例を説明する。この実施例
の切替手段は手動の切替スイッチを有している。図11
を参照すると、上記切替スイッチは歩行用スイッチ30
と乗車用スイッチ31とを備え、図4のステップ部リミ
ットスイッチ6に相当する。詳しくは、図5及び図11
を参照すると、歩行型として走行する場合、上記歩行用
スイッチ30が押され、その信号が上記出力指令値計算
手段21に入力される。次に、上記アクセル角度検出セ
ンサ20で検出された検出値が上記出力電圧指令値計算
手段21に入力される。これにより、上記出力指令値計
算手段21が上記歩行型速度制御となる計算に基づいた
指令値を上記走行モータ駆動手段22に出力する。そし
て、上記指令値が入力された走行モータ駆動手段22
は、上記走行モータに出力電圧を出力する。結果、上記
走行モータは歩行型速度制御に基づく回転数で回転さ
れ、車両は歩行速度にあった速度で走行する。
【0040】他方、乗車用として走行する場合、上記乗
車用スイッチ31が押され、その信号が上記出力指令値
計算手段21に入力される。次に、上記アクセル角度検
出センサ20で検出された検出値が上記出力電圧指令値
計算手段21に入力される。これにより、上記出力指令
値計算手段21が上記乗車型速度制御となる計算に基づ
いた指令値を上記走行モータ駆動手段22に出力する。
そして、上記指令値が入力された走行モータ駆動手段2
2は、上記走行モータに出力電圧を出力する。結果、上
記走行モータは乗車型速度制御に基づく回転数で回転さ
れ走行する。
【0041】上記第4実施例では、歩行用スイッチ30
及び乗車用スイッチ31のどちらが押されているかを確
認できるように各スイッチの横にランプを取り付けても
良いし、音を出すようにしても良い。また、各スイッチ
を別々にせず、1つのスイッチとし、押される度に歩行
用及び乗車用を交互に切り替えるようにしても良い。
【0042】上記切替スイッチを取り付けることによ
り、上記ステップ4に関係しない速度制御の切り替えが
行えるようになる。即ち、上述の第1から第3実施例で
は、速度制御の切り換えは、オペレータがステップ上に
乗車しているか否かの判断を検出手段を用いて自動的に
行ったが、車両の使用方法として、例えば歩行型として
使用するが速い速度で走行させたい、或いは乗車型とし
て使用するが速い速度がでないようにしたい等の要望が
あった場合、これらに答えられない。そこで、本実施例
のようにオペレータが速度制御を任意に切り替えられる
ようにすることにより、オペレータの好み、或いは走行
環境にあった走行を行うことがよりできるようになるも
のである。
【0043】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の荷役車両
は、ステップにオペレータが搭乗しない場合は、歩行型
の荷役車両として最適な速度制御に設定でき、また、ス
テップにオペレータが搭乗した場合は、乗車型の荷役車
両として最適な速度制御に設定できる。これにより、歩
行型として使用するときは比較的低速にて走行可能と
し、オペレータの安全性が得られると共に、乗車型とし
て使用するときは歩行型としての使用時よりも高速にて
走行可能とし、荷役作業の効率化を図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第一実施例の荷役車両の側面図。
【図2】本発明の第一実施例の操作ハンドルのトップ部
分の平面図。
【図3】本発明の第一実施例の荷役車両のステップ根元
を示す図。
【図4】本発明の第一実施例の荷役車両のステップの動
作説明図。
【図5】本発明の第1実施例の速度制御装置のブロック
図。
【図6】本発明の第1実施例の荷役車両のアクセル角度
と出力電圧との関係のグラフ。
【図7】本発明の第1実施例の荷役車両のアクセル角度
とチョッパデューティとの関係のグラフ。
【図8】本発明の第1実施例の荷役車両のアクセル角度
と車体速度との関係のグラフ。
【図9】本発明の第1実施例の変形例の速度制御装置の
ブロック図。
【図10】本発明の第2実施例の速度制御装置のブロッ
ク図。
【図11】本発明の第4実施例の切替手段を示す図。
【符号の説明】
1 操作ハンドル 2 軸 3 操舵駆動輪 4 ステップ 5 載置台 6 リミットスイッチ 7 シャフト 8 カム 9 スプリング 10 ストッパ 11コイルバネ 12車体本体

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 駆動源としてのバッテリと該バッテリか
    らの電力により回転駆動される走行用操舵駆動輪を備え
    るとともに、該操舵駆動輪による走行速度を制御する速
    度制御手段を有し、且つ、載置台を具備した荷役車両で
    あって、上記車体にオペレータが搭乗するためのステッ
    プを設けると共に、上記速度制御手段による速度制御を
    複数段に切り替えるための切替手段を設けたことを特徴
    とする荷役車両。
  2. 【請求項2】 前記切替手段は、前記速度制御手段によ
    り制御される車体の最高速度を複数段に切り替えるもの
    である、ことを特徴とする請求項1記載の荷役車両。
  3. 【請求項3】 前記切替手段は、前記ステップ上のオペ
    レータの有無を検出する検出器を有し、該検出器の検出
    結果に基づいてオペレータがステップ上にいないとき前
    記速度制御手段による速度制御を低速側に切り替えるも
    のである、ことを特徴とする請求項1又は2記載の荷役
    車両。
  4. 【請求項4】 前記ステップを前記車体に対し出退可能
    に設けた、ことを特徴とする請求項1乃至3の何れかに
    記載の荷役車両。
  5. 【請求項5】 前記切替手段は、前記ステップの出退を
    検出する検出器を有し、該検出器の検出結果に基づいて
    上記ステップが前記車体側に退避したとき前記速度制御
    手段による速度制御を低速側に切り替えるものである、
    ことを特徴とする請求項4記載の荷役車両。
  6. 【請求項6】 前記ステップは、前記車体に対し水平姿
    勢と垂直姿勢をとるよう旋回自在に設けられると共に付
    勢手段により垂直姿勢をとるよう付勢されており、前記
    切替手段は、上記ステップの旋回を検出する検出器を有
    し、該検出器の検出結果に基づいて上記ステップが垂直
    姿勢をとったとき前記速度制御手段による速度制御を低
    速側に切り替えるものである、ことを特徴とする請求項
    4記載の荷役車両。
  7. 【請求項7】 前記切替手段は、前記車体に設けられた
    手動の切替スイッチを有し、該スイッチの切替操作に基
    づいて前記速度制御手段による速度制御を切り替える、
    ことを特徴とする請求項1又は2に記載の荷役車両。
  8. 【請求項8】 前記荷役車両が前記駆動源をバッテリと
    するローリフトトラックである、ことを特徴とする請求
    項1乃至9の何れかに記載の荷役車両。
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