JP2002087532A - 物流管理システム - Google Patents
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Abstract
異常状態に迅速に対処できるなど、最上流側の事業者か
ら最下流側の事業者までを一つの流通システムとして最
適な状態に管理可能にし、且つ物品の受領に関する責任
の所在の明確化を確実に行うこと。 【解決手段】 情報伝達手段として、目視可能な情報の
記録及び消去動作を所定回数以上反復可能なリライト領
域などを備えたデータキャリア1が用意される。上流側
事業者8は、商品の出荷時に、出荷情報及び配送情報な
どをQRコード化して記録したデータキャリア1をコン
テナ12に添付する。配送事業者10は、データキャリ
ア1に記録された配送情報を読み取った結果に基づいて
商品の配送を行う。下流側事業者9は、データキャリア
1に記録された出荷情報を読み取って受領商品の確認を
行うと共に、データキャリア1に対し、上流側事業者8
が予め知っている受領責任者コードを含む受領情報をQ
Rコード化して記録し、そのデータキャリア1をコンテ
ナ12に添付して上流側事業者8へ回送する。
Description
下流側事業者へ出荷される物品の流通状況の管理を行う
ための物流管理システム、特には、出荷される物品に係
る物流情報を伝達するために当該出荷物品に情報記録用
タグを添付するようにした物流管理システムに関する。
毎日、おびただしい種類の商品が大量に流通しており、
これに多数の製造事業者、流通事業者、配送事業者など
が関わっているため、その仕組みは非常に複雑となって
いる。このため、実際には、入荷及び出荷管理、出荷商
品に係る物流情報や受領(入荷)商品に係る受領情報な
どの伝達、在庫情報や売れ筋情報などの把握など、多岐
の分野において改善すべき点が多々あり、このような現
場作業の支援を行うために種々の技術が考えられてい
る。
者の発注通りに商品が流通しているわけではなく、その
発注に対して一部の商品の未納入や納入遅れに起因した
所謂欠品を生じたり、上流側事業者の出荷ミスや配送事
業者の配送段階でのミスに起因した所謂誤配が発生する
ことが多々ある。このような状況が発生した場合、最下
流の事業者である例えば小売店では、欠品や誤配に伴い
店頭の商品に品切れが生ずることがあり、このような品
切れ状態に陥ったときには、商機を失って一時的な損失
を被るばかりでなく、当該小売店に対する消費者の信頼
を失うなどの長期的な損失を被る可能性が高くなるもの
であり、このような事態の発生を未然に防止できるシス
テム、若しくは、欠品や誤配などが発生した場合であっ
ても迅速に対処できるシステムを構築することが必要と
なってくる。
が一段と激化しており、このような価格競争に対処する
ため流通コストを低減することも要望されている。とこ
ろが、上述のような欠品や誤配は、物流過程における一
種の異常状態であり、このため上述したように小売店に
おいて直接的な損害が生ずるだけで収まらず、上流側事
業者においても、例えば、商品の生産量や在庫量に狂い
が生ずることになるため、その狂いを是正するために余
分な作業(生産計画の見直しや在庫調整など)が必要に
なるなど、流通コストを押し上げる要因になっていた。
の受領者を正確に特定可能にすることが、物品授受に関
する責任の所在を明確にする上で重要である。ところ
が、現在の物流管理システムでは、下流側事業者が物品
を受領した旨の認証を、印鑑或いはサインにより行う構
成となっているため、その印鑑の押捺者或いはサイン者
が正当な物品受領者であるか否かを上流側事業者で判断
できないという事情がある。このため、下流側事業者に
おいて受領した物品の数が不足するなどの事態が発生し
た場合に、その責任の所在を明確にすることが困難にな
るものであり、このような点も未解決の課題となってい
た。
あり、その目的は、物品の流通過程で発生する欠品や誤
配などの異常状態に迅速に対処できると共に、最上流側
の事業者から最下流側の事業者までを一つの流通システ
ムとして最適な状態に管理可能となって、流通コストの
低減に寄与でき、しかも、物品の受領に関する責任の所
在の明確化を確実に行い得るようになる物流管理システ
ムを提供することにある。
に請求項1に記載した手段を採用できる。この手段によ
れば、上流側事業者は、下流側事業者からの発注情報に
基づいて物品を出荷する際には、その出荷物品に係る物
流情報をデータキャリアのリライト領域に二次元コード
化した状態で記録した上で、そのデータキャリアを出荷
物品に対し情報記録用タグとして添付することにより下
流側事業者への情報伝達を行う。
た下流側事業者は、そのデータキャリアのリライト領域
に二次元コードで記録された物流情報を読み取って受領
物品の種類や数量などに誤りがないか否かの確認を行
う。この確認後に、下流側事業者は、当該データキャリ
アのリライト領域に対し少なくとも物品の受領者が正当
であると上流側事業者で確認できる内容の受領者特定用
情報を含む受領情報を二次元コード化した状態で記録
し、そのデータキャリアを上流側事業者へ回送すること
によって、上流側事業者への情報伝達を行う。
ャリアを受取った上流側事業者においては、そのデータ
キャリアのリライト領域に記録された受領情報を読み取
って物品の配送状況を確認するものであり、このときに
は、当該受領情報中の受領者特定用情報に基づいて下流
側事業者サイドでの物品受領者の確認を正確に行うこと
ができる。そして、この後にデータキャリアのリライト
領域に記録されている情報を消去する動作を行って、回
送されてきたデータキャリアを新たな物品を出荷する際
に添付する情報記録用タグとして再使用する。
間での物流情報及び受領情報の伝達を、出荷物品に添付
され且つ当該両事業者間で授受されるデータキャリアの
リライト領域に記録された二次元コードを通じて確実に
行うことができ、しかも、上記二次元コードを通じて伝
達可能な情報量は必要十分に大きくできるから、最上流
側の事業者から最下流側の事業者までを一つの流通シス
テムとして最適な状態に管理可能になる。また、出荷物
品の欠品や誤配などの異常状態があった場合でも、下流
側事業者から上流側事業者へ回送されるデータキャリア
に二次元コードで記録された受領情報に基づいて上記異
常状態に迅速に対処可能になるから、下流側事業者にお
いて、物品の欠品や誤配に起因した損害を被る事態を未
然に防止可能になると共に、上流側事業者においても、
上記異常状態の解消のための作業を容易に行い得るよう
になり、結果的に、流通コストの低減に寄与できるよう
になる。さらに、上記データキャリアは、目視可能な情
報である二次元コードの記録及び消去動作を所定回数以
上反復可能なリライト領域を備えた構成のものであっ
て、そのランニングコストが低くなるから、この面から
も流通コストの低減に寄与できるようになる。しかも、
下流側事業者は、データキャリアに基づいて受領物品の
確認を行ったときには、そのデータキャリアのリライト
領域に二次元コードで記録する受領情報中に、物品の受
領者を上流側事業者で確認できる内容の受領者特定用情
報を含ませた状態で記録するから、上流側事業者におい
ては下流側事業者から回送されてくるデータキャリアに
記録されている受領情報中の受領者特定用情報に基づい
て、物品受領者を正確に特定できるようになる。この結
果、下流側事業者において受領した物品の数が不足する
などの事態が発生した場合でも、その物品の受領に関す
る責任の所在を明確化することが可能になる。
者においてデータキャリアに記録する受領者特定用情報
は、上流側事業者が下流側事業者の物品受領担当者に対
してデータキャリア以外の手段を用いて予め通知した識
別コードであるから、上流側事業者においては、下流側
事業者における物品受領者を、当該下流側事業者から回
送されてくるデータキャリアに記録されている受領情報
中の識別コードと、自身が予め通知した識別コードとを
突き合わせることにより正確に特定可能になる。
者においてデータキャリアに記録する受領者特定用情報
は、上流側事業者が下流側事業者に対してデータキャリ
ア以外の手段を用いて予め通知された方法により生成さ
れる識別コードであるから、この場合にも、上流側事業
者においては、下流側事業者における物品受領者を、当
該下流側事業者から回送されてくるデータキャリアに記
録されている受領情報中の識別コードと、自身が通知し
た識別コード生成方法により生成した識別コードとを突
き合わせることにより正確に特定できるようになる。
者においてデータキャリアに記録する受領者特定用情報
は、当該下流側事業者が上流側事業者に対してデータキ
ャリア以外の手段を用いて予め通知した識別コードであ
るから、上流側事業者においては、下流側事業者におけ
る物品受領者を、当該下流側事業者から回送されてくる
データキャリアに記録されている受領情報中の識別コー
ドと、上記予め通知された識別コードとを突き合わせる
ことにより正確に特定できるようになる。
者においてデータキャリアに記録する受領者特定用情報
は、上流側事業者が下流側事業者に対して予め指定した
コード生成装置により生成される識別コードであるか
ら、この場合にも、上流側事業者においては、下流側事
業者における物品受領者を、当該下流側事業者から回送
されてくるデータキャリアに記録されている受領情報中
の識別コードと、上記のように指定したコード生成装置
の既知特性との比較に基づいて正確に特定できるように
なる。
キャリアは、上流側事業者から下流側事業者へ流通され
る返還物流容器に装着された状態で移動されるから、上
流側事業者及び下流側事業者間でのデータキャリアの授
受を間違いなく確実に行い得るようになり、情報伝達の
信頼性が高くなる。
リアは、同一の情報を自動認識可能な2つの記録系統
(目視可能な二次元コードとRFIDタグによる電子的
データ)で保持されることになるから、例えば、物品に
添付されたデータキャリアが物陰になるなどして、リラ
イト領域に二次元コードで記録された情報の読み取りが
困難になった場合において、RFIDタグに記録された
情報を当該リライト領域に記録された情報のバックアッ
プ用として利用できるなど、上流側事業者及び下流側事
業者間で伝達される情報の信頼性を向上できるようにな
り、システム全体の信頼性を向上させる上で有益とな
る。
明の第1実施例について図1ないし図5を参照しながら
説明する。図3には、本実施例において情報記録用タグ
として使用するデータキャリア1の表面及び裏面の各外
観が示され、図4には同データキャリア1に図3の例と
は異なる情報を書き込んだ状態の表面外観が示されてい
る。このデータキャリア1は、ほぼクレジットカード大
に形成されたRFIDタグのプラスチック製外殻ケース
1aの表面に、ロイコ染料を利用した可逆性感熱記録材
料(例えば三菱製紙株式会社製のサーモリライト(商標
名))より成る感熱シートを貼り付けて構成される。こ
の実施例では、上記感熱シートをデータキャリア1の全
面に貼り付けることにより、当該データキャリア1の一
方の面の全体を、目視可能な情報の記録(印字)及び消
去動作を行うことができるリライト領域2として使用す
る。尚、データキャリア1のリライト領域2に対する情
報の記録及び消去動作は、数百回のオーダーで反復でき
るものである。また、データキャリア1の外殻ケース1
aの一辺部には、当該辺部の中心から外れた位置に切欠
部1bが形成されており、この切欠部1bによりデータ
キャリアの表裏及び上下左右の各方向を特定可能な構成
とされている。
例えば、以下〜のような各記録領域2a〜2gが設
定される。 商品(本発明でいう物品)の発送元である上流側事
業者の名称、住所、電話番号などの発送元情報を文字な
どで記録するための発送元表示領域2a、 商品の配送先である下流側事業者の名称、住所、電
話番号などの配送先情報を文字などで記録するための配
送先表示領域2b、 商品の配送事業者名、配送番号、注文番号、荷総個
数、出荷日時を示す配送情報(本発明でいう物流情報に
相当)を文字などで記録するための配送情報表示領域2
c、 上記配送情報(必要に応じて、配送商品に係るその
他の情報を含む)を二次元コードであるQRコードで記
録するための配送情報記録領域2d、 顧客コード、商品の供給業者を示す供給者コード、
追跡コード、1コンテナ当たりの梱包数量、重量、体積
を示す出荷情報(本発明でいう物流情報に相当:図3
(a)参照)、若しくは、配送先(下流側事業者)での
商品の受領数量、未納入数量(欠品数量)、返品数量、
受領日時、受領責任者コード(本発明でいう受領者特定
用情報に相当)を示す受領情報(図4参照)の何れか一
方を文字などで記録するための出荷/受領情報表示領域
2e、 上記出荷情報(実際には、出荷商品に係るその他の
情報(例えば商品名、個数などの商品明細や、前記発送
元情報及び配送先情報など)を含む)、若しくは、上記
受領情報(必要に応じて、受領商品に係るその他の情報
(商品の返品理由(誤配、破損など)を示す情報)を含
む)をQRコードで記録するための出荷/受領情報記録
領域2f、 データキャリア1の識別ナンバーをバーコードで記
録するためのライセンスナンバー記録領域2g。
Dタグは、図3(b)に示すように、外殻ケース1a内
に、上記発送元情報、配送先情報、配送情報、出荷情
報、受領情報などを電子データとして記憶するためのI
Cチップ3及び送受信兼用のアンテナ4を収納したもの
で、その電気的構成が図5に示されている。
RFIDタグ用質問器からの質問電波を受信すると共
に、その質問電波に対する応答電波を送信するために設
けられている。尚、上記RFID用質問器は、例えば、
搬送周波数が数百kHz〜数MHzに設定された電磁誘
導方式のもので、データキャリア1側からの応答電波か
ら情報を抽出するというリーダ機能を備えた構成とされ
るが、必要に応じて、ICチップ3に対する情報の書き
込みを行う機能を備えたライタ機能も備えた構成とされ
るものである。
のようなデータ書き換え可能な不揮発性メモリ5(本発
明でいう記憶素子に相当)、前記質問電波及び応答電波
の送受信動作を行う送受信部6、アンテナ4が受信した
質問電波を電力に変換して当該ICチップ3の電源に供
する電源回路7が組み込まれている。この場合、上記送
受信部6は、受信した質問電波を復調する受信回路6
a、その復調信号に応答してメモリ5にアクセスする制
御回路6b、この制御回路6bがメモリ5から読み出し
た情報を変調してアンテナ4から応答電波として送信す
る送信回路6cを含んだ構成とされている。図1には、
物流管理システムを実現するのに必要な構成要素が機能
ブロックの組合わせにより示されている。但し、図1に
は、本実施例の説明を簡素にするために、最も単純な形
態のシステムを示している。また、図1においては、デ
ータキャリア1、コンテナ12及び商品などの「物品の
移動」を伴う過程を太線矢印で示すことにする。
ムでは、上流側事業者8(例えば商品製造工場)及び下
流側事業者9(例えば販売代理店或いは小売店)間にお
いて配送事業者10の車両11により配送される通い箱
形式のコンテナ12(返還物流容器に相当)を使用して
いる。具体的に図示しないが、上記コンテナ12には、
その側面に前記データキャリア1を着脱可能に添付する
ための帳票ホルダが取り付けられており、データキャリ
ア1は、そのコンテナ12の帳票ホルダに添付された状
態で上流側事業者8及び下流側事業者9間を移動される
構成となっている。また、コンテナ12としては、折り
畳み形式の所謂オリコンを使用することが望ましい。
タシステムにより構成された生産管理装置13及び出荷
管理装置14、データキャリア1に記録された二次元コ
ード(本実施例の場合、QRコード)を読み取ってデコ
ードするためのコード読取装置15、データキャリア1
のリライト領域2の記録内容を消去するための消去装置
16、データキャリア1のリライト領域2に対し任意の
情報を記録(印字)するための記録装置17、データキ
ャリア1のRFIDタグ構成に関する情報読み込み及び
書き込み機能を備えたリーダライタ18が設けられてい
る。
装置14は、互いの間でデータの授受を行う構成となっ
ている。また、出荷管理装置14は、コード読取装置1
5及びリーダライタ18がそれぞれ読み取った情報の整
理機能、消去装置16による消去動作の制御機能、デー
タキャリア1のリライト領域2に記録する情報(本実施
例の場合、前記配送情報及び出荷情報)をQRコードに
エンコードする機能、記録装置17を通じた記録動作の
制御機能、並びにデータキャリア1のメモリ5に対しリ
ーダライタ18を通じて任意の情報を書き込む機能を備
えた構成となっている。尚、上記消去装置16及び記録
装置17は、1台の消去・記録装置としてユニット化す
ることもできる。また、上記生産管理装置13及び出荷
管理装置14を一つのコンピュータシステムにより構成
することも可能である。
タシステムにより構成された販売管理装置19及び入荷
管理装置20、データキャリア1に記録されたQRコー
ドを読み取ってデコードするためのコード読取装置2
1、データキャリア1のリライト領域2の記録内容を消
去すると共に、そのリライト領域2に対し任意の情報を
記録(印字)するための消去・記録装置22、データキ
ャリア1のRFIDタグ構成に関する情報読み込み及び
書き込み機能を備えたリーダライタ23が設けられてい
る。
装置20は、互いの間でデータの授受を行う構成となっ
ている。また、入荷管理装置20は、コード読取装置2
1及びリーダライタ23がそれぞれ読み取った情報の整
理機能、データキャリア1に記録する情報(本実施例の
場合、前記受領情報)をQRコードにエンコードする機
能、消去・記録装置22を通じた記録動作の制御機能、
並びにデータキャリア1のメモリ5に対しリーダライタ
23を通じて任意の情報を書き込む機能を備えた構成と
なっている。尚、上記販売管理装置19及び入荷管理装
置20を一つのコンピュータシステムにより構成するこ
とも可能である。
ムにより構成された配送管理装置24、データキャリア
1に記録されたQRコードを読み取ってデコードするた
めのコード読取装置25が設けられている。この場合、
上記コード読取装置25は、配送担当者(車両11の運
転者或いは同乗者)が携帯するハンディターミナル形式
のものであり、データキャリア1から読み取った情報
を、例えば公衆電話回線やMCA無線などを通じて配送
管理装置24へ送信したり、或いは、当該読み取り情報
を内蔵メモリに蓄積しておき、配送管理装置24の設置
場所に戻ったときに当該配送管理装置24に接続して情
報を入力する構成となっている。尚、データキャリア1
のRFIDタグ構成に関する情報読み込み機能を備えた
リーダを上記コード読取装置25と一体的に設ける構成
とし、その読み込み情報を配送管理装置24へ送信する
などの構成とすることもできる。
業者9は、上流側事業者8に対する発注情報を販売管理
装置19及び通信回線J(公衆電話回線、専用通信回
線、インターネットなど)を通じて送信する構成となっ
ており、また、上流側事業者8は、配送事業者10に対
する配送情報を生産管理装置13及び通信回線Jを通じ
て送信する構成となっている。
上流側事業者8は、下流側事業者9に対して、物品の受
領者を当該上流側事業者8において確認できる内容の識
別コード(本発明でいう受領者特定用情報に相当)を、
データキャリア1以外の手段、例えば、通信回線Jを通
じた情報伝達手段(ファクシミリ、電話、Eメールな
ど)、或いは郵送、宅配、手渡しなどの情報伝達手段に
より予め通知しておく構成となっており、下流側事業者
9においては、通知された識別コードを配送物品の受領
担当者に対し「受領責任者コード」として周知しておく
ものである。
報があった場合において、当該発注情報に対応する商品
の納入が完了するまでの手順例が示されており、以下こ
れについて説明する。尚、以下の説明においては、上流
側事業者8での処理内容をステップA1、A2、…で示
し、下流側事業者9での処理内容をステップB1、B
2、…で示し、配送事業者10での処理内容をステップ
C1、C2、…で示すことにする。また、図2において
も、データキャリア1、コンテナ12及び商品などの
「物の移動」を伴う過程を太線矢印で示すことにする。
品についての発注情報を、販売管理装置19から通信回
線Jを通じて上流側事業者8へ送信し(ステップB
1)、これと同時に、当該発注情報を販売管理装置19
から入荷管理装置20へ伝達する(ステップB2)。こ
の場合、入荷管理装置20にあっては、伝達された発注
情報を内蔵メモリに蓄積する。
おいては、生産管理装置13により当該発注情報つまり
受注情報に応じた商品の生産計画を作成し、その計画に
基づいて商品を生産する(ステップA1)。次いで、受
注情報と完成した商品情報とを出荷管理装置14へ伝達
する(ステップA2)。出荷管理装置14にあっては、
伝達された受注情報及び商品情報に基づいて出荷計画を
作成し、その出荷計画に基づいた配送情報を通信回線J
を通じて配送事業者10に送信する(ステップA3)。
また、出荷管理装置14にあっては、出荷する商品につ
いての発送元情報、配送先情報、出荷情報、配送情報
を、データキャリア1のリライト領域2に対し記録装置
17により記録すると共に、データキャリア1のメモリ
5にリーダライタ16により記憶し、そのデータキャリ
ア1を出荷商品のためのコンテナ12に添付し、以て所
謂配送待ちの状態にする(ステップA4)。
5には、上記発送元情報、配送先情報、出荷情報、配送
情報の全部、若しくはそれら情報のうち当該メモリ5の
記憶容量に応じた必要最小限の情報が記憶される。ま
た、データキャリア1のリライト領域2には、上記発送
元情報、配送先情報、出荷情報、配送情報が文字などで
記録されると共に、出荷情報及び配送情報については、
その他の必要情報を含んだ状態でQRコードにエンコー
ドされて記録されることになる(図3(a)参照)。さ
らに、上記のように記憶及び記録される出荷情報中に
は、同一のデータキャリア1に対するQRコードでの情
報の記録若しくは消去動作の実行毎に「1」ずつインク
リメントされる「記録回数」データが書き換え履歴デー
タとして挿入されるものである。但し、この書き換え履
歴データは、配送情報中に挿入しても良い。
した配送事業者10においては、配送管理装置24によ
り当該配送情報に基づいた配送計画を作成し、必要な人
員や車両の手配を行う(ステップC1)。また、これと
同時に、上記配送情報をハンディターミナル形式のコー
ド読取装置25にダウンロードする(ステップC2)。
次いで、配送事業者10の配送担当者においては、上流
側事業者8から受取った商品(コンテナ12)に添付さ
れているデータキャリア1にQRコードで記録されてい
る配送情報をコード読取装置25により読み取ると共
に、その配送情報と前記配送管理装置24からダウンロ
ードした配送情報とを照合することにより配送計画と相
違がないことを確認した上で商品の配送作業を行う(ス
テップC3)。尚、上記コード読取装置25に、データ
キャリア1のメモリ5から情報を読み込むためのリーダ
が一体的に設けられていた場合には、その読み込み情報
をコード読取装置25が読み取った配送情報のパックア
ップ用として利用できる。
0が配送してきた商品(コンテナ12)を受け取ったと
きに、入荷管理装置20に蓄積されている発注情報と、
当該商品に添付されているデータキャリア1から例えば
コード読取装置21により読み取った出荷情報とを照合
すると共に、それらの情報に基づいて受領商品の種類や
数量などに誤りがないか否かを確認する納品検査を行う
(ステップB3)。尚、リーダライタ23がデータキャ
リア1のメモリ5から読み取った出荷情報は、コード読
取装置25が読み取った配送情報との照合用或いはパッ
クアップ用として利用する。
情報との照合結果に不整合部分がある場合、つまり発注
情報により示される商品個数と実際に受け取った商品個
数の差分がある場合には、これを未納入(欠品)或いは
誤配として検出し、その検出結果を不整合情報として内
部メモリに蓄積する。また、受け取った商品に破損や傷
付きなどの異常があった場合には、これを不良品として
検出し、その検出結果を異常情報として内部メモリに記
憶する。
においては、商品に添付されていたデータキャリア1に
対し、商品の受領数量、未納入数量、返品数量、受領日
時、並びに前述のように上流側事業者8から予め通知さ
れた識別コードに対応した受領責任者コードを含む受領
情報を、そのデータキャリア1のリライト領域2に対し
消去・記録装置22により記録すると共に、メモリ5に
リーダライタ23により記憶し、そのデータキャリア1
を上流側事業者8へ返送するコンテナ12に添付する
(ステップB4)。また、返品する商品がある場合に
は、その商品をコンテナ12に収納する。尚、データキ
ャリア1のリライト領域2には、受領数量、未納入数
量、返品数量、受領日時、受領責任者コードを含む受領
情報が文字などで記録されると共に、これに加えて不整
合情報及び異常情報をも含んだ状態の受領情報がQRコ
ードにエンコードした状態で記録されることになる(図
4参照)。但し、上記未納入数量、返品数量についての
情報は、当然のことながら零の場合があり、受領情報中
に不整合情報及び異常情報が含まれない場合もある。ま
た、リライト領域2への受領情報の記録に先立って、当
該リライト領域2に記録されていた出荷情報は消去・記
録装置22により消去され、メモリ5に記憶されていた
出荷情報はリーダライタによる書き込み動作(上書き動
作)に応じて消去されることになる。さらに、この場
合、データキャリア1のメモリ5には、前記不整合情報
及び異常情報をも含んだ状態の受領情報の全部、若しく
は各情報のうち当該メモリ5の記憶容量に応じた必要最
小限の情報が記憶される。
受領情報(必要に応じてその他の情報を含ませることが
できる)を入荷管理装置20から販売管理装置19へ伝
達する(ステップB5)。販売管理装置19にあって
は、伝達された受領情報を反映して次の商品発注計画を
作成する(ステップB6)。
するコンテナ12を受け取った配送事業者10は、その
コンテナ12の添付データキャリア1にQRコードで記
録されている受領情報をコード読取装置25により読み
取って記憶すると共に、そのコンテナ12を上流側事業
者8へ配送する(ステップC4)。また、このステップ
C4においては、データキャリア1から読み取った情報
を、配送事業者10の配送管理装置24に対し、公衆電
話回線やMCA無線などを通じたデータ通信により入力
するか、若しくは配送担当者が配送管理装置24の設置
場所へ戻ったときにコード読取装置25に記憶されてい
る受領情報を直接的に入力することになる。このように
して受領情報が入力された配送管理装置24は、商品の
誤配などがあったことを示す不整合情報を含む受領情報
を反映した次の商品配送計画を作成する(ステップC
5)。
8にあっては、そのコンテナ12に添付されたデータキ
ャリア1のリライト領域2に記録されている受領情報を
コード読取装置15により読み取ると共に、当該データ
キャリア1のメモリ5に記憶されている受領情報をリー
ダライタ18により読み取り、出荷管理装置14に入力
する(ステップA5)。尚、このときには、上記受領情
報中の受領責任者コードに基づいて物品受領者の確認を
行うことができる。また、この場合、データキャリア1
の出荷情報中に含まれる書き換え履歴データも同時に読
み取られるものであり、その書き換え履歴データを示す
「記録回数」データが所定の上限回数に達していたとき
には、当該データキャリア1の廃棄処分を指示し、それ
以外のデータキャリア1については、リライト領域2に
記録されている情報を消去装置16により消去して再使
用に供する(ステップA6)。尚、この廃棄処分の指示
は、例えば、コード読取装置15において書き換え履歴
データを読み取った直後に当該コード読取装置15によ
る表示或いは警報などにより行うことができるが、出荷
管理装置14において行う構成としても良い。
受領情報に基づいて下流側事業者9が受領した商品の配
送状況の確認を行うと共に当該商品についての完了処理
を行い、その受領情報を生産管理装置14に伝達する
(ステップA7)。生産管理装置14は、伝達された受
領情報中に未納入商品についての情報(商品の未納入や
誤配があったことを示す不整合情報、商品に不良品があ
ったことを示す異常情報)がある場合に、未納入商品や
不良品についての情報を反映した次の生産計画を作成す
る(ステップA8)。
流側事業者8は、下流側事業者9からの発注情報に基づ
いて商品を出荷する際には、その商品に係る出荷情報及
び配送情報などを記録装置17によりQRコードにて記
録すると共に、それら情報をリーダライタ18により電
子的データとして記憶したデータキャリア1を商品搬送
用コンテナ12に添付することによって、下流側事業者
9への情報伝達を行うものである。このようなデータキ
ャリア1が添付されたコンテナ12及び商品を受領した
下流側事業者9は、そのデータキャリア1にQRコード
で記録された出荷情報をコード読取装置15により読み
取ると共に、当該データキャリア1に電子的に記憶され
た出荷情報をリーダライタ23により読み取って、受領
商品の種類や数量などに誤りがないか否かを確認する納
品検査を行う。さらに、下流側事業者9は、上記データ
キャリア1に対し、商品の受領に関する受領情報(上流
側事業者8から予め通知された識別コードに対応した受
領責任者コードを含む)をQRコード化して消去・記録
装置22により記録する共に、その受領情報をリーダラ
イタ23により電子的データとして記憶し、そのデータ
キャリア1を上流側事業者8へ返送するコンテナ12に
添付することによって、上流側事業者8への情報伝達を
行うものである。そして、上流側事業者8においては、
下流側事業者9から回送されてきたデータキャリア1に
記憶及び記録された受領情報をコード読取装置15及び
リーダライタ18により読み取って商品の配送状況や下
流側事業者9における物品受領担当者の確認を行うと共
に、当該データキャリア1のリライト領域2にQRコー
ドにより記録された情報を消去装置16により消去して
新たな商品を出荷する際に添付するデータキャリア1と
して再使用するものである(メモリ5に記憶された情報
は、データキャリア1の再使用時に新たな情報が上書き
されるのに伴い消去される)。
間に介在された配送事業者10に対しては、上流側事業
者8が商品の出荷を行う際に、出荷商品に関する配送情
報が通信回線Jを通じて通知され、当該配送事業者10
においては、上流側事業者8からのコンテナ12(出荷
商品)の添付データキャリア1にQRコードにて記録さ
れた配送情報をコード読取装置25により読み取ると共
に、その配送情報と予め通知されている配送情報とを照
合して商品の配送処理を行うようになる。
者9間に配送事業者10が介在する場合であっても、各
事業者間での各種の情報の伝達を、上流側事業者8及び
下流側事業者9間においてコンテナ12に添付された状
態で授受されるデータキャリア1に、QRコードにて記
録された情報及び電子的に記憶された情報を通じて確実
に行うことができ、しかも、このようなQRコードや電
子的なデータにより伝達可能な情報量は必要十分に大き
くできるから、上流側事業者8から下流側事業者9まで
を一つの流通システムとして最適な状態に管理可能にな
る。
は、データキャリア1に基づいて受領物品の確認を行っ
たときには、当該データキャリア1に記録(及び記憶)
する受領情報中に、上流側事業者8から予め通知された
識別コードに対応した受領責任者コードを含ませた状態
とするから、上流側事業者8においては下流側事業者9
から回送されてくるデータキャリア1に記録されている
受領情報中の受領責任者コードと、自身が予め通知した
識別コードとを突き合わせることにより、物品受領者を
正確に特定できるようになる。この結果、下流側事業者
9において受領した物品の数が不足するなどの事態が発
生した場合でも、その物品の受領に関する責任の所在を
明確化することが可能になる。
者8及び下流側事業者9間で返還物流容器として流通さ
れるコンテナ12に装着された状態で移動されるから、
上流側事業者8及び下流側事業者9間でのデータキャリ
ア1の授受を間違いなく確実に行い得るようになり、情
報伝達の信頼性が高くなる。
いて、データキャリア1に記録された出荷情報と上流側
事業者8への発注情報とを照合し、その照合結果に不整
合部分がある場合(上流側事業者8の出荷商品について
欠品や誤配などがある場合)に、当該データキャリア1
に対し不整合の内容を示す不整合情報を含む受領情報を
QRコード及び電子的データにて記録し、そのデータキ
ャリア1を上流側事業者8へ回送することにより情報伝
達を行うようになるから、上流側事業者8では、物流過
程で発生した異常状態の種類を上記不整合情報に基づい
て容易に把握できるようになり、その異常状態への対処
を迅速に行い得ることになる。
時において、受領した商品に破損や傷付きなどの異常が
ある場合に、データキャリア1に対し異常の内容を示す
異常情報を含む受領情報をQRコード及び電子的データ
にて記録し、そのデータキャリア1を上流側事業者8へ
回送することにより情報伝達を行うようになるから、上
流側事業者8では、出荷商品に破損や傷付きなどの異常
があった場合に、その異常内容を上記異常情報に基づい
て容易に把握できるようになり、出荷商品そのものの異
常にも迅速に対処できることになる。
品の欠品や誤配或いは商品の破損や傷付きなどに起因し
た損害を被る事態を未然に防止可能になると共に、上流
側事業者8においても、上記異常状態の解消のための作
業を容易に行い得るようになり、結果的に、流通コスト
の低減に寄与できるようになる。
1を上流側事業者8へ回送する際において、前記不整合
情報または異常情報に関連した商品を返送する場合に
は、当該データキャリア1に対し返品数量(返品情報)
を含む受領情報をQRコード及び電子的データにて記録
する構成となっているから、上流側事業者8において
は、出荷商品の返送という事態にも上記受領情報に基づ
いて的確に対処できるようになる。しかも、上流側事業
者8は、下流側事業者9から回送されたデータキャリア
1に記録された受領情報中に前記不整合情報が記録され
ていた場合に、その不整合情報を以降の商品生産計画或
いは商品在庫計画、出荷計画などに反映させ得るから、
商品の供給過剰或いは供給不足を未然に防止可能にな
り、安定した流通システムを構築できるようになる。
領域2は、文字などのデータ及びQRコードによる情報
の記録及び消去動作を所定回数以上反復可能な構成のも
のであって、そのランニングコストが低くなるから、こ
の面からも流通コストの低減に寄与できるようになる。
また、上記データキャリア1に記録される出荷情報に
は、上流側事業者8において、出荷情報などの記録若し
くは消去動作の実行毎に「1」ずつインクリメントされ
る「記録回数」データが書き換え履歴データとして挿入
された構成となっており、当該上流側事業者8にあって
は、下流側事業者9から回送されてくるデータキャリア
1に残されている出荷情報中の書き換え履歴データに基
づいて、当該データキャリア1の寿命管理(データキャ
リア1を廃棄するか或いは再使用するかの管理)を行う
構成となっている。従って、データキャリア1に記録さ
れる情報が、そのデータキャリア1の寿命に起因して不
鮮明になる事態を未然に防止できることになり、結果的
にデータキャリア1を通じた情報伝達の信頼性を高め得
るようになる。
を自動認識が可能な2つの記録系統(QRコード、電子
的データ)で保持する構成となっているから、例えば、
物品に添付されたデータキャリア1が物陰になるなどし
て、そのリライト領域に記録された情報(QRコード)
の読み取りが困難になった場合において、メモリ5に記
憶された情報を当該リライト領域に記録された情報のバ
ックアップ用として利用できるなど、上流側事業者8及
び下流側事業者9間で伝達される情報の信頼性を向上で
きるようになり、システム全体の信頼性を向上させる上
で有益となる。
からの質問電波に応答してメモリ5の記憶情報を含む応
答電波を送信するための送受信部6が、上記質問電波に
より電力供給を受けて動作する構成となっているから、
電池を内蔵する必要がなくなる。この結果、メンテナン
ス性を向上できると共に、電池消耗に起因した電源不足
状態に陥る恐れがなくなって動作信頼性の向上を実現で
きるようになる。
は、上流側事業者8及び下流側事業者9間に配送事業者
10のみが介在された単純な形態の物流管理システムに
ついて述べたが、実際には、物流センターや問屋事業者
などの中間事業者が存在することが多々ある。このよう
な中間事業者を含む物流形態としては、(1)上流側事
業者との取引と、下流側事業者との取引とを互いに独立
した状態で行う形態、(2)上流側事業者と下流側事業
者との間で行われる取引の調整(仲買)のみを行う形態
とがある。
2実施例によるシステムを模式的に示す図6のように、
上流側事業者26と中間事業者27との間で配送事業者
28を介してコンテナ12(及び商品)の授受が行われ
ると共に、当該中間事業者27と下流側事業者29との
間で配送事業者30を介してコンテナ12(及び商品)
の授受が行われるものである。この場合、上流側事業者
26と中間事業者27との関係においては、当該中間事
業者27は本発明でいう下流側事業者として機能するも
のであり、両事業者26及び20間では、前記第1実施
例と同様に、コンテナ12に添付(装着)したデータキ
ャリア1を通じて情報の伝達を行うことになる。
との関係においては、当該中間事業者27は本発明でい
う上流側事業者として機能するものであり、両事業者2
7及び22間においても、第1実施例と同様に、コンテ
ナ12に添付(装着)したデータキャリア1を通じて情
報の伝達を行うことになる。尚、中間事業者27から上
流側事業者26への発注情報の伝達、並びに下流側事業
者29から中間事業者27への発注情報の伝達は、それ
ぞれ通信回線Jを通じて行われ、上流側事業者26から
配送事業者28への配送情報の伝達、並びに中間事業者
27から配送事業者30への配送情報の伝達も、それぞ
れ通信回線Jを通じて行われる。
態の場合、本発明の第3実施例によるシステムを模式的
に示す図7のように、コンテナ12(及び商品)は、上
流側事業者26から下流側事業者29までの間、並びに
この逆に下流側事業者29から上流側事業者26までの
間においてそのまま流通するものであり、中間事業者2
7においては、コンテナ12に添付されているデータキ
ャリア1から読み取った出荷情報に基づいて、その責任
範囲となる商品取引が円滑に進んでいるか否かの確認な
どを行うことになる。尚、本実施例においても、中間事
業者27から上流側事業者26への発注情報の伝達、並
びに下流側事業者29から中間事業者27への発注情報
の伝達は、それぞれ通信回線Jを通じて行われ、上流側
事業者26から配送事業者28への配送情報の伝達、並
びに中間事業者27から配送事業者30への配送情報の
伝達も、それぞれ通信回線Jを通じて行われる。
発明の第4実施例が示されており、以下これについて前
記第1実施例と異なる部分のみ説明する。この第4実施
例は、情報記録用タグとして、第1実施例におけるデー
タキャリア1に代えて、図8に示すような形態のデータ
キャリア1′を使用した点に特徴を有する。このデータ
キャリア1′の表面側には矩形状の太陽電池31が配設
されており、上記データキャリア1と同様の感熱シート
より成るリライト領域2′は当該太陽電池31の配設部
分を避けた形態で設けられる。尚、このリライト領域
2′には、前記図3に示すデータキャリア1と同様の発
送元表示領域2a、配送先表示領域2b、配送情報表示
領域2c、配送情報記録領域2d、出荷/受領情報表示
領域2e、出荷/受領情報記録領域2f、ライセンスナ
ンバー記録領域2gが形成される。
a内に、情報を電子データとして記憶するためのICチ
ップ3′及び送受信兼用のアンテナ4を収納したもの
で、その電気的構成は図9に示すような状態となってい
る。この図9において、データキャリア1′に設けられ
るICチップ3′内には、不揮発性メモリ5、質問電波
及び応答電波の送受信動作を行う送受信部6、太陽電池
31の出力を安定化して当該ICチップ3′の電源に供
する電源回路32が組み込まれている。
域2′が、目視可能な情報の記録及び消去動作を所定回
数以上反復可能な構成となっているから、所定回数以上
反復使用できることになる。また、制御回路6bなどを
含む送受信部6及びメモリ5の電源は、データキャリア
1′に備えられた太陽電池31から供給される構成とな
っているから、交換或いは充電が必要な化学電池を内蔵
する必要がなくなるものであり、この結果、メンテナン
ス性の向上や動作可能時間に対する信頼性の向上を実現
できるようになる。
上記した各実施例に限定されるものではなく、次のよう
な変形または拡張が可能である。上記した各実施例で
は、上流側事業者8から下流側事業者9に対して、識別
コード(受領者特定用情報)を通信回線Jや郵送などの
ような情報伝達手段を利用して予め通知する構成とした
が、このような構成に代えて以下のような手段を採用す
ることもできる。
で共有する所定の識別コード生成方法(例えば乱数表、
或いは、暗号キーの入力に応じて予め決められたアルゴ
リズムで識別コードを発生する暗号コード作成方法)
を、上流側事業者8から下流側事業者9に対してデータ
キャリア1以外の手段を用いて予め通知しておき、下流
側事業者においては、このように通知された方法により
生成した識別コード(上記乱数表を使用する場合には、
使用する乱数を指定するためのアドレス番号をデータキ
ャリア1に記録する出荷情報中に含ませる必要があり、
また、上記暗号コード作成方法を採用する場合には、上
流出荷情報中に暗号キーを含ませる必要がある)を受領
責任者コードとして含む受領情報をデータキャリア1に
記録(及び記憶)する。このような構成によれば、上流
側事業者8においては、下流側事業者9における物品受
領者を、当該下流側事業者9から回送されてくるデータ
キャリア1に記録されている受領情報中の受領責任者コ
ード(識別コード)と、自身が通知した識別コード生成
方法により生成した識別コードとを突き合わせることに
より正確に特定できるようになる。
当者毎に固有の受領責任者コード(識別コード)をそれ
ぞれ決定しておき、その受領責任者コードを受領者特定
用情報として上流側事業者8に対してデータキャリア1
以外の手段を用いて予め通知しておく構成とすることも
できる。この構成によれば、上流側事業者8において
は、下流側事業者9における物品受領者を、当該下流側
事業者9から回送されてくるデータキャリア1に記録さ
れている受領情報中の受領責任者コードと、上記予め通
知された受領責任者コードとを突き合わせることにより
正確に特定できるようになる。
9に対して、例えばキーワードの入力に応じて所定の識
別コードを発生するコード生成装置を予め指定してお
き、下流側事業者9においては指定されたコード生成装
置を保有すると共に、そのコード生成装置が発生した識
別コードを受領責任者コードとして含む受領情報をデー
タキャリア1に記録(及び記憶)する。この構成によれ
ば、上流側事業者8においては、下流側事業者9におけ
る物品受領者を、当該下流側事業者9から回送されてく
るデータキャリア1に記録されている受領情報中の受領
責任者コード(識別コード)と、上記のように指定した
コード生成装置の識別コード発生特性との比較に基づい
て正確に特定できるようになる。
1′に記録する二次元コードとしてQRコードを利用し
たが、この他の二次元コード(マキシコード、データマ
トリックス、カルラコード、PDF417などの名称で
呼ばれるもの)を利用する構成のシステムとしても良
い。データキャリア1、1′のリライト領域2、2′に
設定する記録領域は、図3及び図4や図8に示したもの
に限られるものでなく、必要とする仕様に応じて種々変
更できる。また、データキャリア1、1′に対する情報
の記録動作の実行毎にインクリメントされる書き換え履
歴データを、上流側事業者においてデータキャリア1、
1′中に記録する構成としたが、当該書き換え履歴デー
タの記録を下流側事業者において行い、その書き換え履
歴データをデータキャリア1、1′の寿命管理に利用す
るシステムを構築することも可能である。上流側事業者
の例として商品製造工場、下流側事業者の例として販売
代理店或いは小売店を挙げたが、これらに限らないこと
は勿論である。
コードを読み取るためのコード読取装置を同一の筐体に
収納したハイブリッド型装置を設ける構成としても良
い。リライト領域2、2′に、出荷情報及び受領情報の
何れかが選択的に記録される出荷/受領情報表示領域2
e及び出荷/受領情報記録領域2fを設ける構成とした
が、出荷情報及び受領情報を個別に記録するための専用
領域を設ける構成(出荷情報が下流側事業者において消
去されることなく、そのまま残される構成)としても良
い。また、RFIDタグで使用する周波数は、短波帯
(例えば13.56MHz)や準マイクロ波帯(2.4
5GHz)などでも良い。
体の機能ブロック図
の手順例を示すフローチャート
ャリアの正面図
ク図
模式図
模式図
3、3′はICチップ、4はアンテナ、5は不揮発性メ
モリ(記憶素子)、6は送受信部、7は電源回路、8は
上流側事業者、9は下流側事業者、10は配送事業者、
11は車両、12はコンテナ(返還物流容器)、13は
生産管理装置、14は出荷管理装置、15はコード読取
装置、16は消去装置、17は記録装置、18はリーダ
ライタ、19は販売管理装置、20は入荷管理装置、2
1はコード読取装置、22は消去・記録装置、23はリ
ーダライタ、24は配送管理装置、25はコード読取装
置、26は上流側事業者、27は中間事業者(上流側事
業者、下流側事業者)、28は配送事業者、29は下流
側事業者、30は配送事業者、31は太陽電池、32は
電源回路を示す。
Claims (7)
- 【請求項1】 下流側事業者から上流側事業者への発注
情報に基づいて出荷される物品に情報記録用タグを添付
して、上流側事業者から下流側事業者へ出荷される物品
に係る物流情報を伝達するようにした物流管理システム
において、 前記情報記録用タグとして、目視可能な情報の記録及び
消去動作を所定回数以上反復可能なリライト領域を有す
るデータキャリアを用意し、 前記上流側事業者において、物品を前記下流側事業者へ
出荷する際に前記物流情報を前記リライト領域に対し二
次元コード化した状態で記録したデータキャリアを情報
記録用タグとして添付して情報伝達を行う段階と、 前記下流側事業者において、前記データキャリアのリラ
イト領域に記録された物流情報を読み取って受領物品の
確認を行い、その確認後に、前記リライト領域に対し少
なくとも上記物品の受領者が正当であると上流側事業者
で確認できる内容の受領者特定用情報を含む受領情報を
二次元コード化した状態で記録し、そのデータキャリア
を上流側事業者へ回送することによって情報伝達を行う
段階と、 前記上流側事業者において、前記下流側事業者からの回
送データキャリアのリライト領域に記録された受領情報
を読み取って物品の配送状況を確認し、この後に前記リ
ライト領域に記録されている情報を消去する動作を行っ
て、当該回送データキャリアを新たな物品の出荷時に添
付する情報記録用タグに供する段階とを備えたことを特
徴とする物流管理システム。 - 【請求項2】 前記受領者特定用情報は、上流側事業者
から下流側事業者の物品受領担当者に対して前記データ
キャリア以外の手段を用いて予め通知された識別コード
であることを特徴とする請求項1記載の物流管理システ
ム。 - 【請求項3】 前記受領者特定用情報は、上流側事業者
から下流側事業者に対して前記データキャリア以外の手
段を用いて予め通知された方法により生成される識別コ
ードであることを特徴とする請求項1記載の物流管理シ
ステム。 - 【請求項4】 前記受領者特定用情報は、下流側事業者
から上流側事業者に対して前記データキャリア以外の手
段を用いて予め通知された識別コードであることを特徴
とする請求項1記載の物流管理システム。 - 【請求項5】 前記受領者特定用情報は、上流側事業者
が下流側事業者に対し予め指定したコード生成装置によ
り生成される識別コードであることを特徴とする請求項
1記載の物流管理システム。 - 【請求項6】 前記上流側事業者及び下流側事業者間で
流通される返還物流容器を備え、前記データキャリア
は、その返還物流容器に装着された状態で上流側事業者
及び下流側事業者間を移動されることを特徴とする請求
項1ないし5の何れかに記載の物流管理システム。 - 【請求項7】 前記データキャリアは、電子的な記憶素
子及び送受信部を備えたRFIDタグの表面に目視可能
な情報の記録及び消去動作を所定回数以上反復可能なリ
ライト領域を形成した構成とされ、そのリライト領域に
対する情報の記録時に、上記記憶素子に対し当該情報と
同一の情報若しくはこれに準じた情報を記憶するように
構成されることを特徴とする請求項1ないし6の何れか
に記載の物流管理システム。
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