JP2003040456A - 物流管理システムの情報伝達装置 - Google Patents

物流管理システムの情報伝達装置

Info

Publication number
JP2003040456A
JP2003040456A JP2001231569A JP2001231569A JP2003040456A JP 2003040456 A JP2003040456 A JP 2003040456A JP 2001231569 A JP2001231569 A JP 2001231569A JP 2001231569 A JP2001231569 A JP 2001231569A JP 2003040456 A JP2003040456 A JP 2003040456A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
information
product
information card
card
physical distribution
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2001231569A
Other languages
English (en)
Inventor
Toshio Suwa
寿夫 諏訪
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Palenet Co Ltd
Original Assignee
Palenet Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Palenet Co Ltd filed Critical Palenet Co Ltd
Priority to JP2001231569A priority Critical patent/JP2003040456A/ja
Publication of JP2003040456A publication Critical patent/JP2003040456A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Warehouses Or Storage Devices (AREA)
  • Management, Administration, Business Operations System, And Electronic Commerce (AREA)
  • Credit Cards Or The Like (AREA)
  • Details Of Rigid Or Semi-Rigid Containers (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 製品情報を、情報カード内のICチップの記
憶情報をタグリーダで読み取ると共に、表面の表示部に
書き込まれた文字などを視認することにより行う、物流
作業能率の向上とゴミ処理の発生を防止できる。 【解決手段】 搬送容器の外部に取り付けられた製品に
関する情報が収められた情報カード2は、合成樹脂製の
カード本体の内部に、製品情報を記憶するICチップ5
と、所定の距離おいてタグリーダから発信されたチャー
ジ波を受信して得られた電源4によって前記ICチップ
の記憶情報をアンテナ6を介して発信する制御部7とか
らなる無線ID機構を有すると共に、カード本体の表面
に、所定の機器によって文字などを書き換え自在な表示
部9が形成されている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えば自動車用の
部品などの製品を内部に収納した容器に、情報カードを
取り付け、該情報カードから製品情報を電送及び視覚的
に伝達する物流管理システムの情報伝達装置に関する。
【0002】
【従来の技術】周知のように、例えば自動車用の部品で
あるショックアブソバーなどを、製造工場で容器に収容
して貨物車両に積み込んで出荷し、ここからユーザ側へ
の納品までの物流管理システムとしては、従来から物流
の過程において製品に関する情報がいろいろな方法で管
理されており、その1つとして部品を収容したパレット
などを含む搬送容器に、梱包された製品の情報を文字な
どで表示した紙などのラベルを貼付する方法や、搬送容
器に設けられたホルダーにバーコードで表示したラベル
を取り付ける方法などがある。
【0003】前記ラベルを貼付する方法は、製品に関す
る情報がラベル表面に文字などによって表示されている
ことから、外部から製品に関する情報が目視によって容
易に認識することが可能になる。
【0004】一方、バーコードラベルを用いる方法は、
それ自体の目視により製品の情報を認識することはでき
ないが、ラベル上のバーコードをリーダで読み取ってホ
ストコンピュータにより大量の情報処理を行うことがで
きる。
【0005】ところが、前者の従来のラベル方式による
情報伝達方法にあっては、製品に対する情報を表示する
ことに限界があると共に、あくまで視認によってチェッ
クしなければならずコンピューター処理ができないこと
から、製品の発送からユーザーへの納入までの物流工程
で作業が煩雑になり、該作業能率の低下を招来してい
る。
【0006】一方、バーコードラベルを利用したものに
あっては、コンピュータ処理はできるものの、情報の読
み取りを前述のようにバーコードリーダによってバーコ
ードラベル上面を接触させながら読み取るようになって
いることから、その作業が煩雑になるばかりか、このバ
ーコードラベルが各容器の陰になっている場合には、読
み取り作業自体が困難になり、かかる作業能率が大幅に
低下するおそれがある。
【0007】また、前記各従来のラベル方式のものは、
最終的な納入までの工程が終了すると、かかる紙ラベル
をその都度廃棄しなければならず、ゴミの処理の問題や
資源の消費の問題が発生すると共に、長期的観点からす
るとコスト上の問題も招来している。
【0008】そこで、例えば特開平6−64647号公
報などに記載されているもののように、パレットに、I
Dコード記憶手段やIDコード送信手段などからなるト
ランスポンダを埋設し、このトランスポンダ内に記憶さ
れた製品情報をIDタグリード装置によって非接触状態
で読みとるものも提供されている。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前記従
来の物流管理システムの情報伝達装置は、前述のよう
に、トランスポンダが記憶している製品情報をIDタグ
リード装置によって非接触状態で読みとることができる
ことから、これに接続されたホストコンピュータでの管
理の機械化が可能になるなどの利点を有するものの、製
品情報を必ずIDタグリード装置を用いてチェックせざ
るをえないため、単なるパレットと該パレットを移動さ
せるフォークリフトでの単純な入庫処理の場合ならとも
かく、出荷から入荷までの複雑な物流工程の場合には、
作業能率の低下を招くおそれがある。
【0010】すなわち、複雑な物流経路の場合には、製
品の製造から入庫、格納、荷揃え、検品、出荷から輸
送、納入、検収、格納などの各工程においてそれぞれの
作業者が製品情報を即座に認識する必要があるにも拘わ
らず、常にIDタグリード装置を通してからでないと作
業者などに認識させることができず、これを速やかに認
識することができない。
【0011】この結果、IDタグリード装置を必ず操作
しなければならない煩雑な作業が余儀なくされることは
勿論のこと、各物流工程での製品情報の速やかなチェッ
クが行うことができないことから、各作業能率の低下を
招くことは否めない。
【0012】また、このIDコードを視覚的に読み取る
ために、IDコードをバーコード化した紙製のバーコー
ドラベルなどをパレットの側部に貼付することも考えら
れるが、視認できるとはいえ、その表示態様は単なる数
字などが記載されているに過ぎないので、いずれの作業
者も速やかに理解認識できるとは限らない。さらに、ト
ランスポンダとは別体のバーコードラベルを用いること
は、その取付作業が煩雑になると共に、納品が完了した
後に、それぞれバーコードラベルをパレットから剥がし
て捨てなければならないので、先の従来例と同様に、そ
の剥がし作業の労力が必要になるばかりかゴミ処理の問
題を招いている。
【0013】
【課題を解決するための手段】本発明は前記従来の物流
管理システムの情報伝達装置の技術的課題に鑑みて案出
されたもので、請求項1に記載の発明は、製品を保持す
る保持体の外部に、製品に関する情報が収められた情報
カードを取り付け、該情報カードからの製品情報に基づ
いて、製品の出荷工程から受け入れ先への納品工程及び
前記保持体の回収工程までの物流を管理する物流管理シ
ステムの情報伝達装置において、前記情報カードは、カ
ード本体の内部に、製品情報を記憶する記憶回路と、所
定の距離おいてタグリーダから発信されたチャージ波を
受信して得られた電力によって前記記憶回路の記憶情報
を受発信制御する制御回路とからなる無線ID機構を有
すると共に、カード本体の表面に、所定の機器によって
表示内容を書き換え自在な表示部を有することを特徴と
している。
【0014】したがって、この発明によれば、無線ID
機構によって製品の情報を非接触状態で電気的(通信)
により認識でき、全体の物流管理システムをホストコン
ピュータによって機械的に管理することができると共
に、同じ製品情報をカード本体の表面に設けられた書き
込み表示部によって、作業者などが保持体の外部から簡
単に視認することができる。このため、出荷や入荷など
の各物流工程での作業能率を大幅に向上させることがで
きる。
【0015】しかも、前記無線ID機構と書き換え表示
部を、それぞれ別個に設けるのではなく、両者を1枚の
情報カードに一体的に設けたため、装置全体のコンパク
ト化が図れると共に、持ち運びや保守管理が容易になる
と共に、ゴミ処理の問題も一掃することができる。
【0016】請求項2に記載の発明においては、前記物
流管理システムは、ユーザー側から製品の発注データが
ホストコンピュータに自動伝送されて、これを受注ファ
イルに書き込む受注工程と、前記ホストコンピュータか
ら前記受注ファイルが制御端末パソコンに読み込まれ、
製品情報をタグリーダやリーダーライターによって情報
カードの記憶回路及び表示部に入力するラベル作成工程
と、前記作成された情報カードを入庫作業者が、製品の
入庫荷姿単位に情報カードの表示部に記載された内容と
現製品とを視認対比して、搬送容器に情報カードを取り
付け、該情報カードからリーダで入庫数を読み取る入庫
工程と、前記入庫製品を作業者が前記情報カードの製品
情報から受注先、指示日時、品番別に仕分けして格納・
保管する格納工程と、前記格納された製品を作業者が情
報カードの表示部の記載内容と受注リストに基づいて品
番、数量を確認チェックして、荷揃えを行う荷揃え工程
と、前記荷揃え作業が完了した時点で、前記情報カード
から情報を読み込み、受注ファイルと対比しながら検品
を行う検品工程と、前記検品の済んだ製品を作業者が納
品書の記載内容と情報カードの製品情報とを視認対比し
ながら搬送容器の積み込みを行う出荷工程と、前記出荷
された製品を輸送作業者が、情報カードの表示部の記載
内容を視認チェックして納入先別に製品の積み替えを行
う輸送工程と、前記客先へ輸送された後に作業者が情報
カードに書き込まれた製品情報から納入場所などや数量
などを視認チェックしながら納入場所別に荷卸しを行う
納入工程と、前記納入工程後に納入先において情報カー
ドの製品情報と製品の発注内容との対比を行いホストコ
ンピュータに検収実績の書き込みをする検収工程と、前
記検収実績の書き込み終了後に、情報カードの製品情報
を確認しながら、生産ライン別や日時別に製品を仕分け
して、一時格納保管する格納工程と、を有すること特徴
としている。
【0017】本発明はかかる一連の複雑な物流工程の中
で、情報カードの無線ID機構と書き換え表示部を、作
業状況などに応じて自由に選択して情報を伝達すること
ができるため、作業能率を大幅に向上させることが可能
になる。
【0018】
【発明の実施の形態】以下、本発明に係る物流管理シス
テムの情報伝達装置の実施形態を図面に基づいて詳述す
る。この実施形態では、自動車の部品であるショックア
ブソーバなどを製品とする物流システムに適用したもの
である。
【0019】すなわち、前記各製品は、図4に示すよう
に、保持体である合成樹脂製の搬送容器1の内部に複数
本を束ねて1カートンとし、この搬送容器1を例えばパ
レット20などに複数積み重ねて、貨物車両であるトラ
ックに積み込んで出荷するわけであるが、この際、前記
搬送容器1の外側部に設けられたホルダー1aに情報カ
ード2(ID内蔵リライトカード)が取り外し自在に保
持されている。
【0020】この情報カード2は、テレフォンカードの
大きさに設定されて、図1〜図3に示すように、合成樹
脂製のカード本体3の内部に、RFIDタグリード・ラ
イト装置(タグリーダ)8から発信された電波(チャー
ジ波)によって電磁誘導により電力を発生する電源4
と、該電源4からの電力によって製品情報を記憶する記
憶回路であるICチップ5と、該ICチップ5に対する
電波の送受信を行うアンテナ部6と、前記ICチップ5
の記憶情報を前記アンテナ部6を介して受発信制御する
制御回路である制御部7とを備え、これら電源4とIC
チップ5及びアンテナ6、制御部7によって無線ID機
構を構成している。
【0021】前記ICチップ5は、製品の検品や在庫管
理、生産技術情報などの製品に関する多くの情報を記憶
することが可能であり、その記憶容量としては約1,0
00バイト以上に設定されている。
【0022】また、この情報カード2の表面には、図2
に示すように、後述する書き換え用のリーダライター1
0によって情報文字や数字等が書き込み消去自在な表示
部9が形成されている。この表示部9には、物流工程中
の各作業者が視認によって作業を進められるための必要
な情報が例えば144文字以上の範囲内で表示でき、例
えば部品番号や名称、製品数量、納入供給場所、荷卸単
位、納入日時などが表示されている。また、この表示部
9への書き換え可能回数は、長い期間の使用に対応可能
なように約500回以上になっている。
【0023】なお、この実施形態では情報カード2とし
て、テキサス・インスツルメント社のトランスポンダ
(IDタグ)を用いている。
【0024】前記タグリーダ8は、図3に示すように情
報カード2に対して最大約2mの間隔で非接触で通信さ
れ、ユニットの内にはアンテナやCPU、ROM、RA
M、情報カード2への送受信回路13などが内蔵され
て、通信方式としてmifareを採用し、使用周波数
は13.56MHz、伝送速度106kbpsになって
おり、前記情報カード2にチャージ波を発信後、受信状
態に切り替わり、情報カード2からの信号を受信するよ
うになっている。なお、前記使用周波数は、通信距離な
どを考慮して2.45GHzなど、電波法の規定範囲内
でフレキシブルに選択することができる。
【0025】前記書き換え用のリーダライター10は、
図5に示す用に一般に市販されているものであって、磁
気データ記録再生方式のものが使用され、この実施形態
では松下電器産業株式会社製の(V5000)ものが使
用されており、本体の差込口から前記情報カード2を差
し込むと、表示部9に予め書き込まれた文字などが消去
されて、その上に前記文字や数字などが書き込こまれる
ようになっている。
【0026】また、前記タグリーダ8やリーダライター
10は、図5に示すように、制御端末パソコン11によ
って制御され、この制御端末パソコン11では予め入力
記憶された製品に関する各種の情報に基づいて前記タグ
リーダ8やリーダライター10にそれぞれ必要な情報を
送信すると共に、ホストコンピュータ12に接続されて
製品の出荷側と入荷(ユーザー)側に対する情報の交換
を行っている。
【0027】次に、本実施形態における物流システムの
各工程及び各工程における前記情報カード2を用いた情
報の入出力、認識状況などを図6に基づいて説明する。
【0028】すなわち、まず受注工程21では、ユーザ
ー側から製品の発注データがホストコンピュータ12に
自動伝送されてこれが受注ファイルに書き込まれる。
【0029】次に、このホストコンピュータ12から前
記受注ファイルが制御端末パソコン11に読み込まれ、
この読み込まれた製品情報を前記タグリーダ8やリーダ
ーライター10によって情報カード2に入力される(ラ
ベル作成工程22)。
【0030】続いて、入庫工程23では、前述のように
製品情報が入力された情報カード2(ラベル)を入庫作
業者に渡して、入庫指示を行う。作業者は、製品の入庫
荷姿(SNP)単位に情報カード2の表示部9に記載さ
れた内容を視認しつつ現製品と対比して、搬送容器1の
ホルダー1aに情報カード2を取り付ける。また、製品
の入庫時には、図外のハンディーリーダーで情報カード
2内のICチップ5に記憶された製品情報を非接触状態
で読み込むと共に、表示部9の記載内容を視認する。そ
して、前記ハンディーリーダーで読み込んだ製品の入庫
実績をそのまま自動的にホストコンピュータ12に入力
させる。
【0031】次に、格納工程24では、作業者が入庫製
品を情報カード2の表示部9の記載内容を視認して、受
注先、指示日時、品番別に仕分けして格納・保管する。
なお、ここでは情報カード2からハンディーリーダーに
よって入庫製品の情報を読み込むこともできる。
【0032】次に、荷揃え工程25では、作業者が情報
カード2の表示部9の記載内容と受注リストに基づいて
品番、数量を確認チェックして、荷揃えを行う。なお、
ここでは情報カード2からハンディーリーダーによって
製品の情報を読み込んでチェックすることもできる。
【0033】次に、検品工程26では、前記荷揃え作業
が完了した時点で、ハンディーリーダーで情報カード2
から情報を読み込み、受注ファイルと対比しながら検品
を行う。検査が合格していれば、ホストコンピュータ1
2に出荷実績の書き込みを行う。この検品作業は、通常
ではラベル情報と製品の対比チェックを2人で行なわな
ければならないが、情報カード2をハンディーリーダー
で読み込むことにより受注ファイルと自動対比すること
ができるので、作業者1人で行うことが可能である。し
たがって、省力化が可能になりコストの点でも有利にな
る。
【0034】次に、検品の済んだ出荷工程27では、貨
物車両(トラック)の運転者が納品書の記載内容と情報
カード2の表示部9の記載内容とを対比しながら搬送容
器1(製品)の積み込みを行うが、ここではハンディー
リーダーを用いずとも、情報カード2の表示部9の記載
内容を外部から視認してチェックできるので、その出荷
作業が極めて容易である。
【0035】続いて、前記出荷された製品を輸送する輸
送工程28では、輸送作業者であるトラック運転者が、
輸送の途中で情報カード2の表示部9の記載内容を視認
によりチェックして納入先別に製品の積み替えを行う。
この場合も表示部9の記載内容を視認によって行うこと
ができることから、その製品積み替え作業を容易に行う
ことができる。
【0036】次に、前記客先に製品が輸送された後の納
入工程29では、前記運転者が情報カード2に記載され
た納入場所別に荷卸しを行うが、このとき納入場所など
や数量などを情報カード2の表示部9の記載内容を視認
チェックしながら荷卸することができるため、その作業
が容易である。
【0037】次に、納入先では製品の検収が行われる。
この検収工程30では、前記情報カード2の記憶情報を
ハンディーリーダーによって読み取り、製品の発注対比
をホストコンピュータによって行い、これを検収実績と
して該ホストコンピュータに書き込みをする。
【0038】この検収実績の書き込みが終わると、格納
工程31に移行する。この格納工程31では、情報カー
ド2の表示部9の記載事項を視認により確認しながら、
生産ライン先や日時別に製品を仕分けして、一時格納保
管する。
【0039】その後、生産ラインに製品を投入するライ
ン投入工程32では、情報カード2の記憶情報をハンデ
ィーリーダーで読み取り、ライン投入工程32への投入
実績をホストコンピュータに書き込む。製品のライン投
入後は、搬送容器1から情報カード2を取り外して、メ
ーカー(出荷先)の返却箱14に入れる。この返却箱1
4に入れられた情報カード2は、前記納入工程29の納
入処理が終了後、前記運転手が回収して部品メーカーへ
持ち帰える。なお、情報カード2は、前記搬送容器1を
回収する際にホルダー1aに取り付けたままの状態で回
収することも可能である。
【0040】出荷先では、この返却された情報カード2
を回収して、再び前記タグリーダー8やリーダーライタ
ー10に入れて、さらに製品情報内容を消去した後に、
新たな事項を記録及び表示部9への書き込みを行い、繰
り返し使用(リサイクル)する。
【0041】したがって、ゴミの発生を十分抑制でき、
ゴミ処理の問題が一掃されると共に、コストの高騰も抑
制できる。
【0042】以上のように、この実施形態によれば、前
記各物流工程21〜31中において、作業者は、製品情
報を1枚の情報カード2からタグリーダ8により十分に
離れた位置からチェックすることができると共に、同じ
製品情報を前記情報カード2の表示部9に書き込まれた
内容によって、搬送容器1の外部から簡単に視認するこ
とができる。このため、全体の物流管理システムをホス
トコンピュータによって機械的に管理することができる
ことは勿論のこと、出荷や入荷などの各物流工程21〜
32での作業能率を大幅に向上させることができる。
【0043】しかも、前記無線ID機構4〜7と書き換
え表示部9を、それぞれ別個に設けるのではなく、両者
を1枚の情報カード2に一体的に設けたため、装置全体
のコンパクト化が図れると共に、持ち運びや保守管理が
容易になる。
【0044】また、1枚の情報カード2を繰り返し使用
(リサイクル使用)ができることから、ゴミ処理の問題
も一掃することができると共に、コストの高騰を抑制す
ることが可能になる。
【0045】なお、本発明は、前記実施形態の構成に限
定されることなく、種々の製品の物流システムに適用す
ることが可能である。
【0046】
【発明の効果】以上の説明で明らかなように、請求項1
に記載の発明によれば、無線ID機構によって製品の情
報を非接触状態で電気的(通信)により認識でき、全体
の物流管理システムをホストコンピュータによって機械
的に管理することができると共に、同じ製品情報を書き
込み表示部によって、作業者などが保持体の外部から簡
単に視認することができる。このため、出荷や入荷など
の各物流工程での作業能率を大幅に向上させることがで
きる。
【0047】しかも、前記無線ID機構と書き換え表示
部を、それぞれ別個に設けるのではなく、両者を1枚の
情報カードに一体的に設けたため、装置全体のコンパク
ト化が図れると共に、持ち運びや保守管理が容易にな
る。
【0048】また、1枚の情報カードを繰り返し使用
(リサイクル使用)ができることから、ゴミ処理の問題
も一掃することができると共に、コストの高騰を抑制す
ることが可能になる。
【0049】請求項2に記載の発明によれば、一連の複
雑な物流工程の中で、情報カードの無線ID機構と書き
換え表示部を、作業状況などに応じて自由に選択して情
報を伝達することができるため、作業能率を大幅に向上
させることが可能になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施形態に供される情報カードの
斜視図。
【図2】同情報カードの正面図。
【図3】同情報カードとタグリーダとの制御回路の概略
図。
【図4】パレット上に積み込まれた複数の搬送容器を示
す正面図。
【図5】本実施形態に供される情報カードへの製品情報
を記録する各機器を示す概略図。
【図6】本実施形態の各物流工程を示すブロック図。
【符号の説明】
1…搬送容器 2…情報カード 3…カード本体 4…電源 5…ICチップ 6…アンテナ 7…制御部 8…タグリーダ 9…表示部 10…リーダーライター 21〜32…物流工程
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) G06K 17/00 G06K 17/00 L 19/00 19/00 Q Fターム(参考) 2C005 MB06 NA09 SA06 SA23 3E062 AA01 AB07 AC02 DA02 DA06 3F022 AA05 EE02 EE05 LL05 MM08 MM11 MM22 MM26 MM40 MM42 MM59 5B035 BB09 BC00 CA23 5B058 CA15 YA01 YA20

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 製品を保持する保持体の外部に、製品に
    関する情報が収められた情報カードを取り付け、該情報
    カードからの製品情報に基づいて、製品の出荷工程から
    受け入れ先への納品工程及び前記保持体の回収工程まで
    の物流を管理する物流管理システムの情報伝達装置にお
    いて、 前記情報カードは、カード本体の内部に、製品情報を記
    憶する記憶回路と、所定の距離おいてタグリーダから発
    信されたチャージ波を受信して得られた電力によって前
    記記憶回路の記憶情報を受発信制御する制御回路とから
    なる無線ID機構を有すると共に、カード本体の表面
    に、所定の機器によって表示内容を書き換え自在な表示
    部を有することを特徴とする物流管理システムの情報伝
    達装置。
  2. 【請求項2】 前記物流管理システムは、ユーザー側か
    ら製品の発注データがホストコンピュータに自動伝送さ
    れて、これを受注ファイルに書き込む受注工程と、 前記ホストコンピュータから前記受注ファイルが制御端
    末パソコンに読み込まれ、製品情報をタグリーダやリー
    ダーライターによって情報カードの記憶回路及び表示部
    に入力するラベル作成工程と、 前記作成された情報カードを入庫作業者が、製品の入庫
    荷姿単位に情報カードの表示部に記載された内容と現製
    品とを視認対比して、搬送容器に情報カードを取り付
    け、該情報カードからリーダで入庫数を読み取る入庫工
    程と、 前記入庫製品を作業者が前記情報カードの製品情報から
    受注先、指示日時、品番別に仕分けして格納・保管する
    格納工程と、 前記格納された製品を作業者が情報カードの表示部の記
    載内容と受注リストに基づいて品番、数量を確認チェッ
    クして、荷揃えを行う荷揃え工程と、 前記荷揃え作業が完了した時点で、前記情報カードから
    情報を読み込み、受注ファイルと対比しながら検品を行
    う検品工程と、 前記検品の済んだ製品を作業者が納品書の記載内容と情
    報カードの製品情報とを視認対比しながら搬送容器の積
    み込みを行う出荷工程と、 前記出荷された製品を輸送作業者が、情報カードの表示
    部の記載内容を視認チェックして納入先別に製品の積み
    替えを行う輸送工程と、 前記客先へ輸送された後に作業者が情報カードに書き込
    まれた製品情報から納入場所などや数量などを視認チェ
    ックしながら納入場所別に荷卸しを行う納入工程と、 前記納入工程後に納入先において情報カードの製品情報
    と製品の発注内容との対比を行いホストコンピュータに
    検収実績の書き込みをする検収工程と、 前記検収実績の書き込み終了後に、情報カードの製品情
    報を確認しながら、生産ライン別や日時別に製品を仕分
    けして、一時格納保管する格納工程と、を有することを
    特徴とする請求項1に記載の物流システムの情報伝達装
    置。
JP2001231569A 2001-07-31 2001-07-31 物流管理システムの情報伝達装置 Pending JP2003040456A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2001231569A JP2003040456A (ja) 2001-07-31 2001-07-31 物流管理システムの情報伝達装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2001231569A JP2003040456A (ja) 2001-07-31 2001-07-31 物流管理システムの情報伝達装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2003040456A true JP2003040456A (ja) 2003-02-13

Family

ID=19063602

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2001231569A Pending JP2003040456A (ja) 2001-07-31 2001-07-31 物流管理システムの情報伝達装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2003040456A (ja)

Cited By (11)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2005231882A (ja) * 2004-02-23 2005-09-02 Sato Corp 自動倉庫システム
WO2005115890A1 (ja) * 2004-05-31 2005-12-08 Densei-Lambda Kabushiki Kaisha 製品管理システム
JP2005350232A (ja) * 2004-06-11 2005-12-22 Ishida Co Ltd ピッキングシステム
JP2006027774A (ja) * 2004-07-13 2006-02-02 Ntn Corp 梱包重量管理システム
JP2006027773A (ja) * 2004-07-13 2006-02-02 Ntn Corp Icタグ利用検品システム
JP2006185340A (ja) * 2004-12-28 2006-07-13 Hitachi Ltd 燃料調達支援方法及び燃料調達支援システム
JP2006232510A (ja) * 2005-02-28 2006-09-07 Ishida Co Ltd 仕分けシステム
JP2008508149A (ja) * 2004-07-30 2008-03-21 ドイチェ ポスト アーゲー 電子ラベルを有するコンテナ、およびコンテナの識別のための電子ラベルの利用
JP2009295170A (ja) * 2009-06-26 2009-12-17 Ricoh Co Ltd 情報記録媒体
CN110223020A (zh) * 2019-06-11 2019-09-10 国电靖远发电有限公司 票据电子化的灰车运输方法、装置及系统
JP2021015578A (ja) * 2019-07-16 2021-02-12 小西医療器株式会社 物品管理システムおよび物品管理方法

Cited By (12)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2005231882A (ja) * 2004-02-23 2005-09-02 Sato Corp 自動倉庫システム
JP4589639B2 (ja) * 2004-02-23 2010-12-01 株式会社サトー 自動倉庫システム
WO2005115890A1 (ja) * 2004-05-31 2005-12-08 Densei-Lambda Kabushiki Kaisha 製品管理システム
JP2005350232A (ja) * 2004-06-11 2005-12-22 Ishida Co Ltd ピッキングシステム
JP2006027774A (ja) * 2004-07-13 2006-02-02 Ntn Corp 梱包重量管理システム
JP2006027773A (ja) * 2004-07-13 2006-02-02 Ntn Corp Icタグ利用検品システム
JP2008508149A (ja) * 2004-07-30 2008-03-21 ドイチェ ポスト アーゲー 電子ラベルを有するコンテナ、およびコンテナの識別のための電子ラベルの利用
JP2006185340A (ja) * 2004-12-28 2006-07-13 Hitachi Ltd 燃料調達支援方法及び燃料調達支援システム
JP2006232510A (ja) * 2005-02-28 2006-09-07 Ishida Co Ltd 仕分けシステム
JP2009295170A (ja) * 2009-06-26 2009-12-17 Ricoh Co Ltd 情報記録媒体
CN110223020A (zh) * 2019-06-11 2019-09-10 国电靖远发电有限公司 票据电子化的灰车运输方法、装置及系统
JP2021015578A (ja) * 2019-07-16 2021-02-12 小西医療器株式会社 物品管理システムおよび物品管理方法

Similar Documents

Publication Publication Date Title
CN1918055B (zh) 产品管理系统
US7142121B2 (en) Radio frequency device for tracking goods
KR20050031889A (ko) 픽킹 컨테이너 상의 무선 주파수 식별 태그 및 주문이행자에 대한 픽리스트의 표시
CN104599072A (zh) 一种周转箱管理系统和方法
CN108182566B (zh) 一种基于rfid技术的片烟组盘上架方法
JP2003040456A (ja) 物流管理システムの情報伝達装置
JP2001341845A (ja) 情報システムを用いた通い箱物流管理システム
JP4552574B2 (ja) 物品搬送資材、及び物流管理システム
JP2007031043A (ja) 物流管理システム
JP2006160324A (ja) 梱包体、物流管理方法および物流管理システム
JP2000285170A (ja) データキャリア及びこれを用いた商品ライフサイクルマネージメント方法
JP2002128230A (ja) ピッキングシステム
JP2004352436A (ja) 物品確認システム
JP4405633B2 (ja) 商品の入出荷管理システム
JP2890886B2 (ja) 配送システム
JP2002087533A (ja) 物流管理システム及び物流管理システム用のデータキャリア
JP2003226434A (ja) 荷物搬送用ボックス、個数管理システム、廃棄管理システム、および位置管理システム
JP2005350232A (ja) ピッキングシステム
JP2008100777A (ja) 搬送システム
JP3886713B2 (ja) 物流管理システム
JP4702697B2 (ja) コンテナ輸送品管理システム及びコンテナ輸送品管理方法
JP4993570B2 (ja) 物品搬送管理システム
JP4411177B2 (ja) Rfid一括読取装置
JPH1185855A (ja) 商品受注・納品システム
JP3452942B2 (ja) Icカードによる物品管理システム