JP2002087516A - 車輌のバッテリ交換装置 - Google Patents
車輌のバッテリ交換装置Info
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- JP2002087516A JP2002087516A JP2000284381A JP2000284381A JP2002087516A JP 2002087516 A JP2002087516 A JP 2002087516A JP 2000284381 A JP2000284381 A JP 2000284381A JP 2000284381 A JP2000284381 A JP 2000284381A JP 2002087516 A JP2002087516 A JP 2002087516A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】投資額を小さくできると共に、バッテリ交換用
として専属的に使用でき、更に、バッテリを多段に重ね
て保管することができ、これによって、多数のバッテリ
を保管できる車輌のバッテリ交換装置を提供する。 【解決手段】バッテリ３を着脱自在に積載した車輌６の
バッテリ３を別のバッテリ３と交換する車輌のバッテリ
交換装置１において、複数のバッテリ３を保管用のバケ
ット７に入れた状態で積み上げて、横一列に保管すると
共に、保管されているバッテリ３の充電手段を有するラ
ック９と、保管されているバケット７の直上でバケット
７の保管列方向に配置されたレール10と、レール10に沿
って移動自在な天井クレーン11と、バッテリ３およびバ
ケット７を吊り上げるため天井クレーン11のワイヤーロ
ープ12に装着された吊上手段13とを備え、バケット保管
列の延長側の側方に、バケット７を仮置きするための仮
置ゾーン23と、車輌６を停止するための車輌停止ゾーン
22とを設け、レール10を仮置ゾーン23と車輌停止ゾーン
22の直上まで延出したことを特徴とする。
として専属的に使用でき、更に、バッテリを多段に重ね
て保管することができ、これによって、多数のバッテリ
を保管できる車輌のバッテリ交換装置を提供する。 【解決手段】バッテリ３を着脱自在に積載した車輌６の
バッテリ３を別のバッテリ３と交換する車輌のバッテリ
交換装置１において、複数のバッテリ３を保管用のバケ
ット７に入れた状態で積み上げて、横一列に保管すると
共に、保管されているバッテリ３の充電手段を有するラ
ック９と、保管されているバケット７の直上でバケット
７の保管列方向に配置されたレール10と、レール10に沿
って移動自在な天井クレーン11と、バッテリ３およびバ
ケット７を吊り上げるため天井クレーン11のワイヤーロ
ープ12に装着された吊上手段13とを備え、バケット保管
列の延長側の側方に、バケット７を仮置きするための仮
置ゾーン23と、車輌６を停止するための車輌停止ゾーン
22とを設け、レール10を仮置ゾーン23と車輌停止ゾーン
22の直上まで延出したことを特徴とする。
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明は、バッテリで駆動さ
れるフォークリフトなどに好適な車両のバッテリ交換装
置に関する。
れるフォークリフトなどに好適な車両のバッテリ交換装
置に関する。
【０００２】
【従来の技術】バッテリによって駆動されるフォークリ
フトにおいては、消耗したバッテリを充電済みのバッテ
リと交換する必要がある。そこで、従来は、図７に示す
ように、例えば天井クレーン１の下にバッテリの充電場
２を設け、ここでバッテリを交換するのが一般的であっ
た。
フトにおいては、消耗したバッテリを充電済みのバッテ
リと交換する必要がある。そこで、従来は、図７に示す
ように、例えば天井クレーン１の下にバッテリの充電場
２を設け、ここでバッテリを交換するのが一般的であっ
た。
【０００３】充電場２には、バッテリ３を保管する保管
棚４と、バッテリ３に充電するための充電器５が設けら
れている。そして、天井クレーン１の下に停車されたフ
ォークリフト６のバッテリ３を、天井クレーン１で吊り
上げて充電場２に搬送し、充電場２の保管棚５の空きス
ペースに載置して充電を開始する。次に、保管棚５上の
充電済みのバッテリ３を吊り上げて、フォークリフト６
に搭載する。このようにして、バッテリ３の交換をする
ことができる。
棚４と、バッテリ３に充電するための充電器５が設けら
れている。そして、天井クレーン１の下に停車されたフ
ォークリフト６のバッテリ３を、天井クレーン１で吊り
上げて充電場２に搬送し、充電場２の保管棚５の空きス
ペースに載置して充電を開始する。次に、保管棚５上の
充電済みのバッテリ３を吊り上げて、フォークリフト６
に搭載する。このようにして、バッテリ３の交換をする
ことができる。
【０００４】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
車両のバッテリ交換装置においては、充電場２の上方に
天井クレーン１を設置する必要があり、設備が大がかり
になるため投資額が大きくなるという問題があった。ま
た、既設の天井クレーン１を使用する場合には、天井ク
レーン１を他の用途にも使用するので、待ち時間が長く
なるという問題がある。更に、バッテリ３を天井クレー
ン１で吊り上げるため、天井クレーン１のワイヤーロー
プ７が邪魔になり、上方が開放されている保管棚５しか
使用できない、すなわち、バッテリ３を一段しか保管で
きないという問題があった。
車両のバッテリ交換装置においては、充電場２の上方に
天井クレーン１を設置する必要があり、設備が大がかり
になるため投資額が大きくなるという問題があった。ま
た、既設の天井クレーン１を使用する場合には、天井ク
レーン１を他の用途にも使用するので、待ち時間が長く
なるという問題がある。更に、バッテリ３を天井クレー
ン１で吊り上げるため、天井クレーン１のワイヤーロー
プ７が邪魔になり、上方が開放されている保管棚５しか
使用できない、すなわち、バッテリ３を一段しか保管で
きないという問題があった。
【０００５】そこで、本発明の目的は上記課題を解消す
ることであり、投資額を小さくできると共に、バッテリ
交換用として専属的に使用でき、更に、バッテリを多段
に重ねて保管することができ、これによって、多数のバ
ッテリを保管できる車輌のバッテリ交換装置を提供する
ことである。
ることであり、投資額を小さくできると共に、バッテリ
交換用として専属的に使用でき、更に、バッテリを多段
に重ねて保管することができ、これによって、多数のバ
ッテリを保管できる車輌のバッテリ交換装置を提供する
ことである。
【０００６】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、本発明は、バッテリを着脱自在に積載した車輌の前
記バッテリを別のバッテリと交換する車輌のバッテリ交
換装置において、複数の前記バッテリを保管用のバケッ
トに入れた状態で積み上げて、横一列に保管すると共
に、前記保管されているバッテリの充電手段を有するラ
ックと、前記保管されているバケットの直上で前記バケ
ットの保管列方向に配置されたレールと、前記レールに
沿って移動自在な天井クレーンと、前記バッテリおよび
前記バケットを吊り上げるため前記天井クレーのワイヤ
ーロープに装着された吊上手段とを備えたことを特徴と
する（請求項１）。
に、本発明は、バッテリを着脱自在に積載した車輌の前
記バッテリを別のバッテリと交換する車輌のバッテリ交
換装置において、複数の前記バッテリを保管用のバケッ
トに入れた状態で積み上げて、横一列に保管すると共
に、前記保管されているバッテリの充電手段を有するラ
ックと、前記保管されているバケットの直上で前記バケ
ットの保管列方向に配置されたレールと、前記レールに
沿って移動自在な天井クレーンと、前記バッテリおよび
前記バケットを吊り上げるため前記天井クレーのワイヤ
ーロープに装着された吊上手段とを備えたことを特徴と
する（請求項１）。
【０００７】、また、前記バケット保管列の延長側の側
方に、前記バケットを仮置きするための仮置ゾーンと、
前記車輌を停止するための車輌停止ゾーンとを設け、前
記レールを前記仮置ゾーンと前記車輌停止ゾーンの直上
まで延出したことを特徴とする（請求項２）。
方に、前記バケットを仮置きするための仮置ゾーンと、
前記車輌を停止するための車輌停止ゾーンとを設け、前
記レールを前記仮置ゾーンと前記車輌停止ゾーンの直上
まで延出したことを特徴とする（請求項２）。
【０００８】また、前記吊上手段は、前記バッテリの外
面に設けられた一対の第１係止用突起に係止可能な一対
の第１係止手段と、前記バケットの内面に設けられた一
対の第２係止用突起に係止するため、前記一対の第１係
止手段より上側に配置された一対の第２係止手段と、前
記一対の第１係止手段同士の間隔、および前記一対の第
２係止手段同士の間隔を拡縮する拡縮手段と、を備えた
ことを特徴とする（請求項３）。
面に設けられた一対の第１係止用突起に係止可能な一対
の第１係止手段と、前記バケットの内面に設けられた一
対の第２係止用突起に係止するため、前記一対の第１係
止手段より上側に配置された一対の第２係止手段と、前
記一対の第１係止手段同士の間隔、および前記一対の第
２係止手段同士の間隔を拡縮する拡縮手段と、を備えた
ことを特徴とする（請求項３）。
【０００９】この車輌のバッテリ交換装置によれば、バ
ッテリを収納したバケットを保管するラックの上に、バ
ッテリおよびバケットを吊り上げるだけの性能を有する
天井クレーンを取り付けるだけであるから、設備が簡単
になると共に、小型の天井クレーンを使用できる。ま
た、天井クレーンはバッテリ交換専用であるから待ち時
間が発生せず、しかも、バケットを多段に重ねて保管し
た場合でも、上側のバケットを横にずらすことにより、
その下のバケットを吊り上げて取り出すことができる
（請求項１）。
ッテリを収納したバケットを保管するラックの上に、バ
ッテリおよびバケットを吊り上げるだけの性能を有する
天井クレーンを取り付けるだけであるから、設備が簡単
になると共に、小型の天井クレーンを使用できる。ま
た、天井クレーンはバッテリ交換専用であるから待ち時
間が発生せず、しかも、バケットを多段に重ねて保管し
た場合でも、上側のバケットを横にずらすことにより、
その下のバケットを吊り上げて取り出すことができる
（請求項１）。
【００１０】また、吊上治具でバッテリとバケットの両
方をそれぞれ別々に吊り上げることができるので、いち
いち吊上治具を交換する必要がなくなる（請求項２）。
方をそれぞれ別々に吊り上げることができるので、いち
いち吊上治具を交換する必要がなくなる（請求項２）。
【００１１】
【発明の実施の形態】以下、本発明に係る車輌のバッテ
リ交換装置の実施形態について、図面を参照して詳細に
説明する。図１は本発明に係る車輌のバッテリ交換装置
を示す図、図２は本発明に係るバッテリ、バケットおよ
び吊り上げ治具の関係を示す図、図３は本発明に係る吊
上治具を示す斜視図、図４は本発明に係る吊上治具によ
るバッテリの吊上手順を示す図、図５は本発明に係る吊
上治具によるバケットの吊上手順を示す図、図６は図１
のＡ矢視図である。
リ交換装置の実施形態について、図面を参照して詳細に
説明する。図１は本発明に係る車輌のバッテリ交換装置
を示す図、図２は本発明に係るバッテリ、バケットおよ
び吊り上げ治具の関係を示す図、図３は本発明に係る吊
上治具を示す斜視図、図４は本発明に係る吊上治具によ
るバッテリの吊上手順を示す図、図５は本発明に係る吊
上治具によるバケットの吊上手順を示す図、図６は図１
のＡ矢視図である。
【００１２】図１に示すように、本発明の車輌のバッテ
リ交換装置１は、例えばフォークリフト６などの車輌の
バッテリ３を別の充電済みバッテリ３と交換するもので
ある。このバッテリ交換装置１は、複数のバッテリ３を
保管用のバケット７に入れた状態で積み上げて、横一列
に保管すると共に、これらの保管されているバッテリ３
に充電する充電手段８（図６）を有するラック９と、保
管されているバケット７の直上でバケット７の保管列方
向に沿って配置されたレール10と、このレール10に沿っ
て移動自在な天井クレーン11と、バッテリ３またはバケ
ット７を吊り上げるため天井クレーン11のワイヤーロー
プ12に装着された吊上手段13と、を備えている。
リ交換装置１は、例えばフォークリフト６などの車輌の
バッテリ３を別の充電済みバッテリ３と交換するもので
ある。このバッテリ交換装置１は、複数のバッテリ３を
保管用のバケット７に入れた状態で積み上げて、横一列
に保管すると共に、これらの保管されているバッテリ３
に充電する充電手段８（図６）を有するラック９と、保
管されているバケット７の直上でバケット７の保管列方
向に沿って配置されたレール10と、このレール10に沿っ
て移動自在な天井クレーン11と、バッテリ３またはバケ
ット７を吊り上げるため天井クレーン11のワイヤーロー
プ12に装着された吊上手段13と、を備えている。
【００１３】バッテリ３は、図２にも示すように、略直
方体状であり、その両側端面には吊上手段13を係合する
ために、片面に付き２個ずつ、合計４個の第１係止用突
起14が設けられている。これらの第１係止用突起14に
は、吊上手段13が不用意に外れるのを防止するため、鍔
が設けられている。
方体状であり、その両側端面には吊上手段13を係合する
ために、片面に付き２個ずつ、合計４個の第１係止用突
起14が設けられている。これらの第１係止用突起14に
は、吊上手段13が不用意に外れるのを防止するため、鍔
が設けられている。
【００１４】バケット７は、内部にバッテリ３を完全に
収容できる大きさで略直方体の枠状に形成されている。
このバケット７の両方の内側端面には、吊上手段13を係
合するために、バケット７の全幅に亘って長尺な第２係
止用突起16が設けられている。このバケット７は、多段
に積み重ねることができるようになっている。
収容できる大きさで略直方体の枠状に形成されている。
このバケット７の両方の内側端面には、吊上手段13を係
合するために、バケット７の全幅に亘って長尺な第２係
止用突起16が設けられている。このバケット７は、多段
に積み重ねることができるようになっている。
【００１５】また、吊上手段13は、天井クレーン11のワ
イヤーロープ12に滑車17を介して取り付けられる保持部
分18と、この保持部分18の下側に取り付けられた横方向
に伸縮可能な伸縮部19と、この伸縮部19の両端にそれぞ
れ取り付けられた第１係止部20および第２係止部21とを
有している。
イヤーロープ12に滑車17を介して取り付けられる保持部
分18と、この保持部分18の下側に取り付けられた横方向
に伸縮可能な伸縮部19と、この伸縮部19の両端にそれぞ
れ取り付けられた第１係止部20および第２係止部21とを
有している。
【００１６】これらの第１係止部20および第２係止部21
は、図３に示すように、両端部が上広がりの擂り鉢状に
形成され、伸縮部19の端面に固定された一枚の板材23の
上下に配置されて固定されている。この吊上手段13は、
バケット７内にバッテリ３を収容した状態で、バッテリ
３の上側のスペースに挿入できるようになっている。
は、図３に示すように、両端部が上広がりの擂り鉢状に
形成され、伸縮部19の端面に固定された一枚の板材23の
上下に配置されて固定されている。この吊上手段13は、
バケット７内にバッテリ３を収容した状態で、バッテリ
３の上側のスペースに挿入できるようになっている。
【００１７】この吊上手段13を用いて、バッテリ３を吊
り上げる場合は、まず、図４（Ａ）に示すように、伸縮
部19を伸ばして両方の第１係止部20，20の間隔を広げて
おく。次に、同図（Ｂ）に示すように、吊上手段13をバ
ッテリ３の上方に一定距離だけ離れた位置に停止させ
る。続いて、同図（Ｃ）に示すように、吊上手段13の伸
縮部19を縮小させる。これによって、吊上手段13の第１
係止部20，20が、バッテリ３の第１係止用突起14の直下
に配置される。
り上げる場合は、まず、図４（Ａ）に示すように、伸縮
部19を伸ばして両方の第１係止部20，20の間隔を広げて
おく。次に、同図（Ｂ）に示すように、吊上手段13をバ
ッテリ３の上方に一定距離だけ離れた位置に停止させ
る。続いて、同図（Ｃ）に示すように、吊上手段13の伸
縮部19を縮小させる。これによって、吊上手段13の第１
係止部20，20が、バッテリ３の第１係止用突起14の直下
に配置される。
【００１８】そして、同図（Ｄ）に示すように、吊上手
段13を上昇させると、まず、第１係止部20がバッテリ３
の第１係止用突起14に係止される。そして、更に吊り上
げ手段13を上昇させると、バッテリ３が吊り上げられ
る。吊上手段13を用いて、バケット７を持ち上げる場合
は、図５（Ａ）に示すように、伸縮部19を縮小させて第
２係止部21，21の間隔を狭くしておく。次に、同図
（Ｂ）に示すように、吊上手段13をバケット７内の所定
の位置に挿入し、伸縮部19を伸ばして第２係止部21，21
の間隔を広げる。そうすると、第２係止部21，21がそれ
ぞれバケット７の第２係止用突起16，16の直下に配置さ
れる。
段13を上昇させると、まず、第１係止部20がバッテリ３
の第１係止用突起14に係止される。そして、更に吊り上
げ手段13を上昇させると、バッテリ３が吊り上げられ
る。吊上手段13を用いて、バケット７を持ち上げる場合
は、図５（Ａ）に示すように、伸縮部19を縮小させて第
２係止部21，21の間隔を狭くしておく。次に、同図
（Ｂ）に示すように、吊上手段13をバケット７内の所定
の位置に挿入し、伸縮部19を伸ばして第２係止部21，21
の間隔を広げる。そうすると、第２係止部21，21がそれ
ぞれバケット７の第２係止用突起16，16の直下に配置さ
れる。
【００１９】続いて、同図（Ｃ）に示すように、吊上手
段13を上昇させると、第２係止部21，21が第２係止用突
起16，16に係止される。更に、吊上手段13を上昇させる
と、同図（Ｄ）に示すように、バケット７がバッテリ３
を収容した状態で吊り上げられる。
段13を上昇させると、第２係止部21，21が第２係止用突
起16，16に係止される。更に、吊上手段13を上昇させる
と、同図（Ｄ）に示すように、バケット７がバッテリ３
を収容した状態で吊り上げられる。
【００２０】図１のラック９内のスペースは、バケット
７を仮置きする仮置ゾーン23と、バッテリ３が収容され
ているバケット７を重ねて保管できる第１保管ゾーン24
および第２保管ゾーン25に区画されている。また、ラッ
ク９の仮置ゾーン23側の外側には、フォークリフト６を
停車する車輌停車ゾーン22が設けられている。そして、
ラック９のレール10が車輌停車ゾーン22の上まで延長さ
れ、天井クレーン11が車輌停車ゾーン22に停車されてい
るフォークリフト６の直上まで移動可能になっている。
７を仮置きする仮置ゾーン23と、バッテリ３が収容され
ているバケット７を重ねて保管できる第１保管ゾーン24
および第２保管ゾーン25に区画されている。また、ラッ
ク９の仮置ゾーン23側の外側には、フォークリフト６を
停車する車輌停車ゾーン22が設けられている。そして、
ラック９のレール10が車輌停車ゾーン22の上まで延長さ
れ、天井クレーン11が車輌停車ゾーン22に停車されてい
るフォークリフト６の直上まで移動可能になっている。
【００２１】次に、このバッテリ交換装置１のバッテリ
交換手順を説明する。まず、図１に示すように、フォー
クリフト６を車輌停車ゾーン22に停車し、バッテリプラ
グ（図示せず）をバッテリ３から外す。次に、天井クレ
ーン11を操作して、その吊上治具13の第１係止部20をバ
ッテリ３の第１係止用突起14に係止させる。
交換手順を説明する。まず、図１に示すように、フォー
クリフト６を車輌停車ゾーン22に停車し、バッテリプラ
グ（図示せず）をバッテリ３から外す。次に、天井クレ
ーン11を操作して、その吊上治具13の第１係止部20をバ
ッテリ３の第１係止用突起14に係止させる。
【００２２】続いて、吊上治具13を上昇させてバッテリ
３を吊り上げ、ラック９の端部側に設けられた仮置ゾー
ン23に置かれている空のバケット７にバッテリ３を収容
する。次に、吊上治具13の第２係止部21をバケット７の
第２係止用突起16に係止して、バッテリ３が収容されて
いるバケット７を吊り上げる。
３を吊り上げ、ラック９の端部側に設けられた仮置ゾー
ン23に置かれている空のバケット７にバッテリ３を収容
する。次に、吊上治具13の第２係止部21をバケット７の
第２係止用突起16に係止して、バッテリ３が収容されて
いるバケット７を吊り上げる。
【００２３】この吊り上げたバケット３は、仮置ゾーン
23の横に設けられている第１保管ゾーン24または第２保
管ゾーン25に配置する。この場合、各保管ゾーン24，25
に既にバッテリ３が保管されているときは、その上に重
ねておく。そして、この新たに保管したバッテリ３を充
電器８（図６）に接続して充電を開始する。
23の横に設けられている第１保管ゾーン24または第２保
管ゾーン25に配置する。この場合、各保管ゾーン24，25
に既にバッテリ３が保管されているときは、その上に重
ねておく。そして、この新たに保管したバッテリ３を充
電器８（図６）に接続して充電を開始する。
【００２４】次に、保管されていたバッテリ３のうち、
充電が済んでいるバッテリ３を選択して吊り上げ治具３
で吊り上げ、フォークリフト６に搭載してプラグに接続
する。このようにして、バッテリ３の交換が終了する。
なお、第１保管ゾーン24または第２保管ゾーン25に多段
に重ねられているバケット７のうち、下側のバケット７
を取り出す場合には、その上側のバケット７を横にずら
すことによって、簡単に取り出すことができる。
充電が済んでいるバッテリ３を選択して吊り上げ治具３
で吊り上げ、フォークリフト６に搭載してプラグに接続
する。このようにして、バッテリ３の交換が終了する。
なお、第１保管ゾーン24または第２保管ゾーン25に多段
に重ねられているバケット７のうち、下側のバケット７
を取り出す場合には、その上側のバケット７を横にずら
すことによって、簡単に取り出すことができる。
【００２５】以上のように、本発明の車輌のバッテリ交
換装置１によれば、バッテリ３を収容したバケット７を
保管するラック９の天井に、バッテリ３およびバケット
７を吊り上げるだけの能力を有する天井クレーン11と、
そのレール10を取り付けるだけであるから、設備が簡単
になると共に、小型の天井クレーン11を使用できる。従
って、投資額を少なくできる。
換装置１によれば、バッテリ３を収容したバケット７を
保管するラック９の天井に、バッテリ３およびバケット
７を吊り上げるだけの能力を有する天井クレーン11と、
そのレール10を取り付けるだけであるから、設備が簡単
になると共に、小型の天井クレーン11を使用できる。従
って、投資額を少なくできる。
【００２６】また、天井クレーン11はバッテリ交換専用
であるから待ち時間が発生せず、しかも、バケット７を
多段に重ねて保管した場合でも、上側のバケット７を横
にずらすことにより、その下のバケット７を吊り上げて
取り出すことができるので、多数のバケット７およびバ
ッテリ３を保管できると共に、取り出しも容易になる。
また、吊上治具13でバッテリ３とバケット７の両方をそ
れぞれ別々に吊り上げることができるので、いちいち吊
上治具13を交換する必要がなくなるため、作業能率が向
上する。
であるから待ち時間が発生せず、しかも、バケット７を
多段に重ねて保管した場合でも、上側のバケット７を横
にずらすことにより、その下のバケット７を吊り上げて
取り出すことができるので、多数のバケット７およびバ
ッテリ３を保管できると共に、取り出しも容易になる。
また、吊上治具13でバッテリ３とバケット７の両方をそ
れぞれ別々に吊り上げることができるので、いちいち吊
上治具13を交換する必要がなくなるため、作業能率が向
上する。
【００２７】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
バッテリを収納したバケットを重ねて保管できるラック
の天井に、バッテリおよびバケットを吊り上げる天井ク
レーンとそのレールを取り付けるだけであるから、設備
が簡単になると共に、小型の天井クレーンを使用できる
ので、設備投資を少なく抑えることができる。
バッテリを収納したバケットを重ねて保管できるラック
の天井に、バッテリおよびバケットを吊り上げる天井ク
レーンとそのレールを取り付けるだけであるから、設備
が簡単になると共に、小型の天井クレーンを使用できる
ので、設備投資を少なく抑えることができる。
【００２８】また、天井クレーンはバッテリ交換専用で
あるから待ち時間が発生しないため、作業能率が向上す
る。しかも、バケットを多段に重ねて保管した場合で
も、上側のバケットを横にずらすことにより、その下の
バケットを吊り上げて取り出すことができるので、多数
のバケットおよびバッテリを保管できる。更に、吊上治
具でバッテリとバケットの両方をそれぞれ別々に吊り上
げることができるので、いちいち吊上治具を交換する必
要がなく、更に作業能率が向上する。
あるから待ち時間が発生しないため、作業能率が向上す
る。しかも、バケットを多段に重ねて保管した場合で
も、上側のバケットを横にずらすことにより、その下の
バケットを吊り上げて取り出すことができるので、多数
のバケットおよびバッテリを保管できる。更に、吊上治
具でバッテリとバケットの両方をそれぞれ別々に吊り上
げることができるので、いちいち吊上治具を交換する必
要がなく、更に作業能率が向上する。
【図１】本発明に係る車輌のバッテリ交換装置を示す図
である。
である。
【図２】本発明に係るバッテリ、バケットおよび吊り上
げ治具の関係を示す図である。
げ治具の関係を示す図である。
【図３】本発明に係る吊上治具を示す斜視図である。
【図４】本発明に係る吊上治具によるバッテリの吊上手
順を示す図である。
順を示す図である。
【図５】本発明に係る吊上治具によるバケットの吊上手
順を示す図である。
順を示す図である。
【図６】図１のＡ矢視図である。
【図７】従来例に係るバッテリ交換設備を示す図であ
る。
る。
１ バッテリ交換装置 ３ バッテリ ７ バケット ８ 充電手段 ９ ラック 10 レール 11 天井クレーン 13 吊上手段 14 第１係止用突起 16 第２係止用突起 19 伸縮部 20 第１係止部 21 第２係止部 22 車輌停車ゾーン 23 仮置ゾーン
Claims (3)
- 【請求項１】 バッテリを着脱自在に積載した車輌の前
記バッテリを別の充電済みバッテリと交換する車輌のバ
ッテリ交換装置において、 複数の前記バッテリを保管用のバケットに入れた状態で
積み上げて、横一列に保管すると共に、前記保管されて
いるバッテリの充電手段を有するラックと、前記保管さ
れているバケットの直上で前記バケットの保管列方向に
配置されたレールと、前記レールに沿って移動自在な天
井クレーンと、前記バッテリおよび前記バケットを格別
に吊り上げるため前記天井クレーンのワイヤーロープに
装着された吊上手段とを備えたことを特徴とする車両の
バッテリ交換装置。 - 【請求項２】 前記バケット保管列の延長側の側方に、
前記バケットを仮置きするための仮置ゾーンと、前記車
輌を停止するための車輌停止ゾーンとを設け、 前記レールを前記仮置ゾーンと前記車輌停止ゾーンの直
上まで延出したことを特徴とする請求項１に記載の車両
のバッテリ交換装置。 - 【請求項３】 前記吊上手段は、前記バッテリの外面に
設けられた一対の第１係止用突起に係止可能な一対の第
１係止手段と、前記バケットの内面に設けられた一対の
第２係止用突起に係止するため、前記一対の第１係止手
段より上側に配置された一対の第２係止手段と、前記一
対の第１係止手段同士の間隔、および前記一対の第２係
止手段同士の間隔を拡縮する伸縮手段とを備えたことを
特徴とする請求項１に記載の車輌のバッテリ交換装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2000284381A JP2002087516A (ja) | 2000-09-19 | 2000-09-19 | 車輌のバッテリ交換装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2000284381A JP2002087516A (ja) | 2000-09-19 | 2000-09-19 | 車輌のバッテリ交換装置 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JP2002087516A true JP2002087516A (ja) | 2002-03-27 |
Family
ID=18768599
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP2000284381A Withdrawn JP2002087516A (ja) | 2000-09-19 | 2000-09-19 | 車輌のバッテリ交換装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2002087516A (ja) |
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