JP2002086760A - インクジェット式記録装置 - Google Patents

インクジェット式記録装置

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JP2002086760A
JP2002086760A JP2000275965A JP2000275965A JP2002086760A JP 2002086760 A JP2002086760 A JP 2002086760A JP 2000275965 A JP2000275965 A JP 2000275965A JP 2000275965 A JP2000275965 A JP 2000275965A JP 2002086760 A JP2002086760 A JP 2002086760A
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waste liquid
amount
absorbing material
receiving hole
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均 早川
Takahiro Naka
隆廣 中
Shigenori Fukazawa
茂則 深澤
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 記録用紙の上下および左右に縁無し印刷を行
なうことができる記録装置において、記録用紙がインク
廃液により汚染されるのを回避させること。 【解決手段】 記録ヘッドを搭載したキャリッジが走査
する主走査方向に沿って記録媒体案内部材8が配置され
ており、この案内部材8には、搬送される記録媒体の左
右両端縁より外側にはみ出す位置、および搬送される記
録媒体の上端縁および下端縁より外側にはみ出す位置
に、記録ヘッドより吐出されるインク滴の受け穴10
A,10B1,10B2が形成されている。当該受け穴
内にはインク吸収材が配置され、且つインク吸収材に吐
出されるインク滴の量を積算計数する廃液量積算手段が
具備されている。廃液量積算手段によって、インク受け
穴10A,10B1,10B2に吐出されたインク量を
管理することができるので、記録用紙をインクによって
汚染させることを回避することができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、キャリッジに搭載
されて印刷データに基づいてインク滴を吐出する記録ヘ
ッドを備えたインクジェット式記録装置に関し、記録媒
体における上下の両端縁および左右の両端縁の余白を無
くした縁無し印刷を実行することができるインクジェッ
ト式記録装置に関する。
【0002】
【従来の技術】記録媒体における左右の両端縁の余白を
ゼロにして印刷を実行することができるインクジェット
式記録装置が、特開平8−169155号公報に開示さ
れている。この公報に開示された記録装置によると、キ
ャリッジに搭載された記録ヘッドの走査範囲を、記録媒
体における左右の両端縁より外側に外れる位置まで移動
するように設定して印刷動作を実行するように構成され
ている。
【0003】そして、記録媒体における左右の両端縁よ
り外側にはみ出して吐出されるインク滴により、記録媒
体の案内部材が汚染されるのを防止するために、その表
面にはメッシュスクリーンが配置されて、記録媒体にお
ける左右の両端縁より外側にはみ出して吐出されるイン
ク滴を通過させるように構成されている。また、メッシ
ュスクリーンの下部には、記録媒体における左右の両端
縁より外側にはみ出して吐出されるインク滴を捕獲する
ために、キャリッジの移動に連動して移動するインク滴
回収手段が備えられた構成とされている。
【0004】この構成によって、記録媒体における左右
の両端縁より外側において記録ヘッドより吐出されたイ
ンク滴は、前記メッシュスクリーンを通過して当該スク
リーンの下方に配置されたインク滴回収手段において捕
獲される。これにより、直接的に案内部材にインク滴が
到達して案内部材を汚染し、記録媒体を二次汚染させる
という問題を回避することができる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところで、前記したよ
うな従来の記録装置においては、記録媒体における左右
の両端縁より外側において記録ヘッドより吐出されたイ
ンク滴を、メッシュスクリーンを通過させて捕獲するよ
うになされているものの、前記メッシュスクリーンを通
過する際に、一部のインク滴はメッシュスクリーンを構
成する骨格本体に衝突し、これによりインク滴は霧状に
分裂してインクミストとなって浮遊するという問題が発
生する。
【0006】このようなインクミストが発生した場合に
おいては、このインクミストの一部は記録媒体に付着し
て記録媒体を直接的に汚染させるという問題が発生す
る。また、インクミストの他の一部は記録装置の駆動機
構を汚染させて、その駆動動作に障害を発生させるとい
う問題を抱えることになる。そこで、前記したインクミ
ストの発生要因を除去するために、記録媒体の左右の両
端縁より外側にはみ出す案内部材の位置に、前記記録ヘ
ッドより吐出されるインク滴の受け穴を形成すると共
に、当該受け穴内にインク吸収材を配置した構成が、本
件出願人において提案されている。
【0007】前記した構成によると、記録媒体の左右の
両端縁より外側にはみ出す位置に吐出されるインク滴
は、インク滴の受け穴内に配置された多孔質状のインク
吸収材に到達し、インクミストを発生させることなく、
当該吸収材によって捕獲して吸収することができる。
【0008】一方、前記したように記録媒体の左右両端
縁の余白を無くすのみならず、上下の両端縁の余白を無
くした印刷を実行することができるインクジェット式記
録装置も本件出願人において提案されている。このよう
に用紙の上下においても縁無し印刷を実行する場合にお
いては、搬送される録媒体の上端縁および下端縁が通過
する記録媒体案内部材の位置に、前記記録ヘッドより吐
出されるインク滴の受け穴を、案内部材の長手方向、す
なわち記録ヘッドの主走査方向に連続して形成させる必
要がある。
【0009】この場合、前記したように上下および左右
に縁無しの印刷を多用すると、インク滴の受け穴内に配
置された多孔質状のインク吸収材にインクが多量に蓄積
され、したがって、インク吸収材におけるインク滴の吸
収能力に限界が発生する。このようにインク滴の吸収能
力に限界が生じた場合には、インク吸収材の上部にイン
クが溜まり、これにより記録媒体の上下および左右の両
端縁のみならず、記録媒体の裏面全体も汚染させるとい
う結果を招く。
【0010】本発明は、前記したような技術的な課題を
解決しようとするものであり、ロール紙およびカット紙
の如何を問わず用紙の上下の両端縁、および左右の両端
縁より外側にはみ出す位置に吐出されるインク量を管理
することができるように構成し、前記したような汚染の
発生を防止することができるインクジェット式記録装置
を提供することを目的とするものである。
【0011】
【課題を解決するための手段】前記した目的を達成する
ために成された本発明にかかるインクジェット式記録装
置は、キャリッジに搭載されて印刷データに基づいてイ
ンク滴を吐出する記録ヘッドと、前記キャリッジが走査
する主走査方向に沿って配置され、主走査方向と直交す
る副走査方向に記録媒体を搬送させる記録媒体案内部材
とが具備されたインクジェット式記録装置であって、前
記記録媒体案内部材には、搬送される記録媒体の左右の
両端縁より外側にはみ出す位置、および搬送される録媒
体の上端縁および下端縁が通過する位置に前記記録ヘッ
ドより吐出されるインク滴の受け穴が形成されると共
に、当該受け穴内にはインク吸収材が配置され、且つ前
記インク吸収材に吐出されるインク滴の量を積算計数す
る廃液量積算手段が具備された構成とされる。
【0012】この場合、好ましくは前記インク受け穴内
のインク吸収材に吐出されるインク滴の量を積算計数す
る廃液量積算手段が、前記キャリッジの1パス動作毎に
積算計数を実行するように構成される。さらにこの場
合、好ましくは前記キャリッジの1パス動作毎に、予め
定められた所定値が積算計数されるように構成される。
【0013】一方、前記インク受け穴内のインク吸収材
に吐出されるインク滴の量を積算計数する廃液量積算手
段が、記録媒体の排出時に積算計数を実行するように構
成される場合もある。また、前記インク受け穴内のイン
ク吸収材に吐出されるインク滴の量を積算計数する廃液
量積算手段が、記録装置への動作電源の遮断時に積算計
数を実行するようにした構成も好適に採用することがで
きる。
【0014】そして、前記したいずれの構成を採用する
にしても、前記廃液量積算手段が、インク受け穴内のイ
ンク吸収材に吐出されるインク滴の量を積算計数するに
際して、印刷される記録媒体のサイズに応じて予め定め
られた所定値を積算計数するように構成することが好ま
しい。
【0015】そして、好ましい実施の形態においては、
前記インク受け穴内のインク吸収材に吐出されるインク
滴の量を積算計数する廃液量積算手段の計数値が、所定
の値に達したことを検証する積算判定手段がさらに具備
され、積算判定手段が前記所定の値に達したことを検証
した場合に、インク滴の受け穴内にインク滴を吐出させ
ない印刷形態に変更するように構成される。
【0016】また、好ましくは前記インク受け穴内のイ
ンク吸収材に吐出されるインク滴の量を積算計数する廃
液量積算手段の計数値が、所定の値に達したことを検証
した場合には、表示手段にメッセージを表示するように
構成される。
【0017】一方、前記記録媒体案内部材に形成された
インク滴の受け穴における重力方向の下方部には、記録
ヘッドのノズル形成面を封止して吸引ポンプにより負圧
を与えるキャッピング手段からのインク廃液を吸収保持
する廃液吸収材が配置され、前記インク滴の受け穴に吐
出されたインクが、前記廃液吸収材に移動できるように
構成することが好ましく、この場合、前記記録媒体案内
部材に形成されたインク受け穴内のインク吸収材に吐出
されるインク滴の量と、前記廃液吸収材に吸収される廃
液の量とを合算して計数する廃液量積算手段を具備する
ことが望ましい。
【0018】加えて、前記インク受け穴内のインク吸収
材に吐出されるインク滴の量と、前記廃液吸収材に吸収
される廃液の量とを合算して計数する廃液量積算手段の
計数値が、所定の値に達したことを検証した場合に、表
示手段にメッセージを表示するように構成されることが
望ましい。
【0019】以上のように構成されたインクジェット式
記録装置によると、記録媒体案内部材に形成されたイン
ク受け穴内にはインク吸収材が配置されており、したが
って、記録媒体の左右の両端縁より外側にはみ出す位置
に吐出されるインク滴、および搬送される録媒体の上端
縁および下端縁が通過する位置において吐出されるイン
ク滴は、それぞれインク滴の受け穴内に配置された多孔
質状のインク吸収材によって捕獲されて吸収される。こ
の場合、前記インク吸収材に向かって吐出されるインク
滴の量が廃液量積算手段によって積算計数される。した
がって、インク吸収材に対して吐出されたインク量は前
記廃液量積算手段による計数値によって、把握すること
ができる。
【0020】また、廃液量積算手段はキャリッジの1パ
ス動作毎に、または記録媒体の排出時に、さらに記録装
置への動作電源の遮断時に積算計数を実行することがで
き、この場合、キャリッジの移動動作毎に発生する制御
信号、記録媒体の排出時に発生する制御信号、動作電源
の遮断時における制御信号等をそれぞれ利用して、廃液
量積算手段に対して予め定められた定数を積算させるよ
うに構成することができる。この場合、印刷される記録
媒体のサイズに応じて、前記所定値を選択できるように
構成することで、より合理的な廃液量の積算計数を実行
することができる。
【0021】そして、前記廃液量積算手段の計数値が、
所定の値に達したことを積算判定手段によって検証され
た場合に、インク滴の受け穴内にインク滴を吐出させな
い印刷形態、例えば記録媒体の上下および左右に余白を
設ける通常の印刷形態、または記録媒体の上下および左
右にはみ出す領域において、インク滴を吐出させないよ
うに制御することで、インク受け穴内に収納されたイン
ク吸収材に対するインク滴の吐出を制限することができ
る。これにより、記録媒体における上下および左右の両
端縁をインクによって汚染させることを回避することが
できる。
【0022】また、前記計数値が所定の値に達したこと
を積算判定手段によって検証された場合に、表示手段に
メッセージを表示するように構成することで、ユーザに
対してインク滴の受け穴内に収納されたインク吸収材の
メンテナンスが必要であることを告知することができ
る。
【0023】一方、記録媒体案内部材に形成されたイン
ク滴の受け穴における重力方向の下方部に、キャッピン
グ手段からのインク廃液を吸収保持する廃液吸収材を配
置し、インク滴の受け穴に配置されたインク吸収材に吸
収されたインク廃液が、重力にしたがって廃液吸収材に
滴下することができるように構成すると、記録媒体に対
する上下および左右の縁無し印刷が実行できる量を、遥
かに増大させることができる。
【0024】この場合においても、記録媒体案内部材に
形成されたインク受け穴内のインク吸収材に吐出される
インク滴の量と、前記廃液吸収材に吸収されるインク廃
液の量とを合算して計数する廃液量積算手段を具備する
ことによって、主に廃液吸収材における廃液インクの貯
留量を把握することができる。そして、積算手段の計数
値が所定の値に達したことを積算判定手段によって検証
された場合に、表示手段にメッセージを表示するように
構成することで、ユーザに対して廃液タンクに収納され
た廃液吸収材のメンテナンスが必要であることを告知す
ることができる。
【0025】
【発明の実施の形態】以下、本発明にかかるインクジェ
ット式記録装置について、図に示す実施の形態に基づい
て説明する。図1は本発明が適用されたインクジェット
式記録装置の基本構成について一部を断面状態で示した
ものである。この記録装置は左右のフレーム1,2に支
持されたガイド軸3によって、キャリッジ4が図中左右
方向、すなわち主走査方向に移動できるように構成され
ている。そして、キャリッジ4の上側面にはブラックイ
ンクカートリッジ5およびカラーインクカートリッジ6
が着脱可能に装填されており、同じくキャリッジ4の下
側面に搭載された記録ヘッド7に対して各インクが供給
されるように構成されている。
【0026】そして、記録ヘッド7が走査される下方に
は、その走査方向に対応して記録媒体案内部材8が配置
されており、案内部材8に載置された記録媒体としての
記録用紙9が、記録ヘッド7の走査方向と直交する副走
査方向に搬送させることができるように構成されてい
る。
【0027】そして、前記した記録媒体案内部材8に
は、後で詳述するように、上下および左右のはみ出し印
刷を実行する場合に、記録ヘッドより吐出されるインク
滴を受ける受け穴10Aおよび10B1,10B2が形
成されている。なお、図1に示した案内部材8は、左右
のはみ出し印刷を実行する場合のインク受け穴10Aの
配置位置において、長手方向に破断した断面状態で示さ
れている。
【0028】図1における符号11は、非印刷領域(ホ
ームポジション)に配置されたキャッピング手段を示
し、このキャッピング手段11は、記録ヘッド7が直上
に移動した時に、上昇して記録ヘッド7のノズル形成面
を封止することができるように構成されている。そして
キャッピング手段11の下方には、キャッピング手段1
1の内部空間に負圧を与えるための吸引ポンプ12が配
置されている。
【0029】前記キャッピング手段11は、記録装置の
休止期間中における記録ヘッド7のノズル開口の乾燥を
防止する蓋体として機能する他、前記吸引ポンプ12か
らの負圧を記録ヘッド7に作用させて、記録ヘッド7か
らインクを吸引排出させることにより、記録ヘッドから
のインク滴の吐出能力を回復させるクリーニング手段と
しての機能も兼ねている。
【0030】そして、前記したクリーニング手段の実行
によりキャッピング手段11内に排出されたインクは、
吸引ポンプ12によって装置の下底部に配置された廃液
タンク13に送り込まれ、廃液タンク13内に収納され
た多孔質素材による廃液吸収材14によって吸収保持さ
れるように構成されている。この廃液タンク13は、図
に示されたように案内部材8の長手方向の全域を包含す
る程度の大きさに形成されており、廃液吸収材14にお
いても、前記廃液タンク13の内容積を埋め尽くす程度
の大きさに形成されている。
【0031】一方、キャッピング手段11に隣接した印
刷領域側には、例えばゴム素材を短冊状に成形したワイ
ピング部材15が配置されていて、キャリッジ4がキャ
ッピング手段11側に往復移動する際に、必要に応じて
記録ヘッド7の移動経路に進出して、ノズル形成面を払
拭して清掃するワイピング動作がなされるように構成さ
れている。
【0032】図2および図3は、前記した記録媒体案内
部材8の構成を示したものである。なお、図2は案内部
材8の長手方向の一部を省略した平面図によって示して
おり、図3は案内部材8の一部を拡大して示している。
記録媒体案内部材8には、前記したように、記録用紙の
左右方向においてはみ出し印刷を実行する場合に、記録
ヘッドより吐出されるインク滴を受ける受け穴10A
と、上下方向においてはみ出し印刷を実行する場合に、
記録ヘッドより吐出されるインク滴を受ける受け穴10
B1,10B2が形成されている。
【0033】一方、案内部材8の上面には主走査方向に
沿って複数の突部21,22が配置されている。これら
の突部21,22は、前記受け穴10B2を挟んでそれ
ぞれ案内部材8の長手方向に配列されている。記録用紙
の搬送方向における上流側に配列された一方の各突部2
1には、図3に示されたように記録用紙の搬送方向に沿
って上昇する斜面21aが形成されている。また、他方
の各突部22は、記録用紙の搬送方向に沿って上昇する
斜面22aと、頂面22bとが形成されている。この構
成により、上流側から送られる記録用紙は、各突部22
に形成された頂面22a上を走査するようになされ、前
記した記録ヘッド7との間で所定のペーパーギャップが
形成されるようになされている。
【0034】はみ出し印刷を実行する場合においては、
図2に示すホームポジション側(図中右側)に形成され
たインク受け穴10Aのほぼ中央部を基準位置として、
記録用紙の右端がセットされるように構成されており、
用紙幅のサイズの違いによって、記録用紙の左端が他の
インク受け穴10Aに臨むように、当該インク受け穴1
0Aの配置位置が決定されている。この構成によって、
記録用紙の左右にはみ出して記録ヘッドから吐出される
インク滴は、ホームポジション側に形成されたインク受
け穴10Aと、用紙幅によって決定される他のいずれか
のインク受け穴10Aによって受けるようになされる。
【0035】また、前記各インク受け穴10Aを挟むよ
うにして、案内部材8の長手方向に沿って長尺のインク
受け穴10B1,10B2がそれぞれ形成されている。
記録用紙の搬送方向における下流側に配置されたインク
受け穴10B1は、記録用紙の上端部が通過する際に、
当該上端部をはみ出して記録ヘッドから吐出されるイン
ク滴を受けるようになされる。また、記録用紙の搬送方
向における上流側に配置されたインク受け穴10B2
は、記録用紙の下端部が通過する際に、当該下端部をは
み出して記録ヘッドから吐出されるインク滴を受けるよ
うになされる。
【0036】そして、上下のはみ出し印刷におけるイン
ク滴を受ける前記した長尺のインク受け穴10B1,1
0B2内には、例えばウレタン素材を井桁状に成形した
インク吸収材26が収納されている。また、上下のはみ
出し印刷におけるインク滴を受ける前記したインク受け
穴10Aには、例えばウレタン素材を直方体状に形成さ
れた各インク吸収材25が、それぞれ収納されている。
記録用紙に対する上下左右のはみ出し印刷の実行によっ
て、これらのインク吸収材25,26において受けたイ
ンクは、案内部材8の下底部に適宜形成された図示せぬ
開口部を介して、その下方に配置された廃液タンク13
内の廃液吸収材14に滴下されるように構成されてい
る。
【0037】一方、前記案内部材8の上面には、長手方
向に沿って駆動ローラ23が配置されており、この駆動
ローラ23に添接して回動される従動ローラ24が具備
されている。そして、これら駆動ローラおよび従動ロー
ラによって排紙ローラユニットが構成されており、案内
部材8の上面に沿って搬送される記録用紙を挟圧しつつ
排出できるように構成されている。
【0038】以上の構成により、上下の縁無し印刷を実
行した場合、記録用紙の上端縁が通過する場合に、上端
縁からはみ出す位置に吐出されるインク滴は、インク受
け穴10B1に向かって飛翔する。また、記録用紙の下
端縁が通過する場合に、下端縁からはみ出す位置に吐出
されるインク滴は、インク受け穴10B2に向かって飛
翔する。
【0039】さらに左右の縁無し印刷を実行した場合、
記録用紙の左右の両端縁より外側にはみ出す位置に吐出
されるインク滴は、ホームポジション側に位置するイン
ク受け穴10Aと、記録用紙の横幅によって決まる他の
いずれかのインク受け穴10Aに向かって飛翔する。そ
して、各インク受け穴内にはインク吸収材25,26が
収納されているので、インク滴は当該吸収材によって捕
獲されて吸収され、インクミストの発生を防ぐことがで
きる。
【0040】図4は、前記した構成の記録装置に搭載さ
れ、はみ出し印刷を実行した場合に、案内部材の各イン
ク受け穴に吐出されるインク量を計数することができる
制御回路の一例を示している。なお図4においては、す
でに説明した各部に相当する部分を同一符号で示してお
り、したがって重複する説明は省略する。ここで、前記
した実施の形態においては、案内部材8に形成された各
インク受け穴10A,10B1,10B2の下底部に
は、前記したとおり開口部が形成されている。したがっ
て、インク受け穴10A,10B1,10B2に収納さ
れたインク吸収材25,26において吸収保持しきれな
いインク廃液は、その下方に配置された廃液タンク13
に収納された廃液吸収材14に滴下することになる。
【0041】しかしながら、各インク受け穴は案内部材
8を上下に貫通せずに、有底状になされている構成も採
用することができる。したがって、以下においては先ず
各インク受け穴が有底状になされていることを想定した
インク廃液の積算作用を説明し、その後に各インク受け
穴が案内部材8を上下に貫通して、インク廃液が廃液タ
ンク13に収納された廃液吸収材14に滴下できる構成
におけるインク廃液の積算作用を説明する。
【0042】図4において、符号30は印刷制御手段で
あり、この印刷制御手段30はホストコンピュータから
の印刷データに基づいてビットマップデータを生成し、
このデータに基づいてヘッド駆動手段31により駆動信
号を発生させて、キャリッジ4に搭載された記録ヘッド
7からインク滴を吐出させる機能を備えている。このヘ
ッド駆動手段31は、印刷データに基づく駆動信号の他
に、フラッシング制御手段32からのフラッシング指令
信号を受けてフラッシング操作のための駆動信号を記録
ヘッド7に出力するようにも構成されている。
【0043】符号33はクリーニング制御手段であり、
このクリーニング制御手段33はクリーニング指令検知
手段34からの制御信号を受けて、ポンプ駆動手段35
を制御し、吸引ポンプ12を駆動させる機能を備えてい
る。そして、記録装置の操作パネル等に配置されたクリ
ーニング指令スイッチ36を操作することにより、前記
クリーニング指令検知手段34が動作し、マニュアルに
よるクリーニング操作が実行されるように構成されてい
る。また、クリーニング制御手段33は印刷制御手段3
0より制御信号を受けるようにも構成されており、これ
により同様にポンプ駆動手段35を制御して、吸引ポン
プ12を駆動させるタイマクリーニング等の操作機能も
備えている。
【0044】一方、前記印刷制御手段30よりキャリッ
ジモータ制御手段37に対して制御信号が送出されるよ
うに構成されており、キャリッジモータ制御手段37よ
りキャリッジモータ38に駆動信号が送られ、前記した
はみ出し印刷等が実行されるように構成されている。こ
の場合、ホストコンピュータに搭載されたプリンタドラ
イバのユーティリティ上で、記録用紙のサイズが入力さ
れ、これに基づいて印刷制御手段30よりキャリッジモ
ータ制御手段37に指令信号が送出され、記録用紙の紙
幅を若干超えるキャリッジの主走査が実行される。
【0045】前記印刷制御手段30より、廃液量計数手
段39に対して制御信号が送出されるように構成されて
おり、用紙の上下および左右のはみ出し印刷が実行され
た時に、案内部材8に形成された各インク受け穴10
A,10B1,10B2内に吐出されるそれぞれのイン
ク滴の量が個別に計数される。そして、廃液量計数手段
39によって計数された値は、廃液量積算手段を構成す
る廃液量積算カウンタ40に送られ、当該カウンタにお
いて各インク受け穴10A,10B1,10B2内に吐
出されたインク廃液の量を個別に積算するようになされ
る。
【0046】なお、この実施の形態においては、前記廃
液量計数手段39は、キャリッジの1パス動作毎に各イ
ンク受け穴10A,10B1,10B2内に吐出される
インク量を計数し、廃液量積算カウンタ40に計数値を
1パス動作毎に順次送り出すように作用する。この場
合、廃液量計数手段39は1パス動作毎に予め定められ
た定数を廃液量積算カウンタ40に送り出すようにして
も、実用上において十分に満足できるインク廃液量の積
算計数を行なうことができる。
【0047】前記廃液量積算カウンタ40より、積算判
定手段41に対して積算値が送出されるように構成され
ており、この積算判定手段41は、それぞれのインク受
け穴内に吐出されたインク廃液の計数値が所定の値に達
したか否かを検証するように機能する。そして、各イン
ク受け穴に吐出されたインク廃液の量が所定の値に達し
たと判定した場合には、積算判定手段41より表示手段
42および印刷制御手段30に対して制御信号が送出さ
れるように構成されている。
【0048】この場合、前記表示手段42にはインク受
け穴内に収納されたインク吸収材25を交換するなどの
メンテナンスを促す表示がなされる。またこの場合、印
刷制御手段30は積算判定手段41からの指令を受けて
インク受け穴内にインク滴を吐出させない印刷形態に変
更するように制御される。例えば記録用紙の上下および
左右に余白を設ける通常の印刷形態を採用するように制
御される。または、記録媒体の上下および左右をはみ出
す領域において、インク滴を吐出させないように制御す
ることも考えられる。
【0049】これによって、インク受け穴内に収納され
たインク吸収材25に対するインク滴の吐出を制限する
ことができる。したがって、インク受け穴内に過剰にイ
ンク廃液が溜まることで、記録用紙をインクによって汚
染させることを回避することができる。なお、前記廃液
量積算カウンタ40のデータを利用することで、ホスト
コンピュータにおけるプリンタドライバ上において編集
し、はみ出し印刷を実行することができる印刷可能な枚
数等を表示させることもできる。
【0050】以上の説明は、各インク受け穴が有底状に
なされている形態を想定したものであるが、次に前記し
た実施の形態において説明したように、案内部材8の下
底部において開口部が形成され、はみ出し印刷の実行に
伴うインクが滴下されるように構成されている場合にお
けるインク廃液の積算作用を説明する。この場合におい
ては、図4に示す制御ブロックにおける廃液量計数手段
39に対して、クリーニング制御手段33より制御信号
が送出されるように構成され、また廃液量計数手段39
には係数設定手段43が接続される。
【0051】前記係数設定手段43は、クリーニング制
御手段33および印刷制御手段30からの制御信号を受
けて、例えば図5に示された各動作モードにしたがった
廃液量計数値を引き出すようになされる。すなわち、係
数設定手段43には図5に示されたような各動作モード
と、廃液量計数値との関係を記述したマップが格納され
ている。
【0052】図5に示す“クリーニング1”は、ユーザ
がクリーニング指令スイッチ36を操作することによ
り、クリーニング指令検知手段34が動作して、マニュ
アルクリーニング操作が実行される場合において、廃液
タンク13内の廃液吸収材14に廃棄されるインク廃液
の定数を示している。また“クリーニング2”は、記録
装置にインクを初めて導入する際に実行される初期充填
クリーニングがなされた場合において、廃液タンク13
内の廃液吸収材14に廃棄されるインク廃液の定数を示
している。この初期充填クリーニングが実行される場合
には、記録ヘッドに至るインク流路内に充填されている
交換液を完全に排出させて、新しいインクを充填する操
作がなされるため廃液量は非常に多く、したがって廃液
量計数値も大きな値となっている。
【0053】また、“クリーニング3”は、例えばイン
クカートリッジを交換した場合においてなされる交換ク
リーニング操作により、廃液タンク13内の廃液吸収材
14に廃棄されるインク廃液の定数を示している。さら
に、“タイマクリーニング”は、所定の時間の経過に伴
って記録ヘッド内において増粘したインクを排出するた
めに定期的に実行されるものであり、この場合において
廃液タンク13内の廃液吸収材14に廃棄されるインク
廃液の定数を示している。
【0054】さらに“はみ出し印刷時1”は、前記した
ように記録用紙の左右の端縁にはみ出して吐出され、案
内部材8に形成したインク受け穴10A内において捕獲
されるインク廃液の定数を示しており、これは1パスに
おいてなされる数値を示す。また、“はみ出し印刷時
2”は、記録用紙の上下の端縁にはみ出して吐出され、
案内部材8に形成したインク受け穴10B1,10B2
内において捕獲されるインク廃液の定数を示しており、
これは1ライン分においてなされる数値を示す。
【0055】したがって、前記廃液量計数手段39は、
クリーニング制御手段33からの制御信号を受けた場合
に、クリーニングモードに基づいて、計数設定手段43
に構築されたテーブルをアクセスし、それぞれのクリー
ニングモードに対応する廃液量計数値を読み出す。そし
て、その計数値を廃液量積算カウンタ40に送り出すよ
うに作用する。また、前記廃液量計数手段39は、印刷
制御手段30から制御信号を受けた場合に、1パス毎に
前記した“はみ出し印刷時1”または“はみ出し印刷時
2”に対応する計数値を読み出して、これを廃液量積算
カウンタ40に送り出すように作用する。したがって、
この場合において廃液量積算カウンタ40は、案内部材
8に形成された各インク受け穴10A,10B1,10
B2内に吐出されるインク滴の量と、クリーニング操作
によって廃液吸収材14に吸収される廃液の量とを合算
して計数するように作用する。
【0056】そして、積算判定手段41においては、廃
液タンク13内の廃液吸収材14がインク廃液によって
満杯になる閾値が設定され、インク廃液の計数値が所定
の値(閾値)に達したか否かを検証するようになされ
る。この計数値が所定の値に達したと判定した場合に
は、積算判定手段41より表示手段42に対して制御信
号が送出され、廃液吸収材14を交換する、および必要
に応じてインク受け穴内に収納されたインク吸収材25
を交換するなどのメンテナンスを促す表示がなされる。
【0057】なお、図5に示したテーブルにおいては、
フラッシング操作がなされた場合における廃液量計数値
は示されていないが、フラッシング動作時の定数もテー
ブルに設定し、フラッシング操作の動作毎に廃液量計数
手段39より廃液量積算カウンタ40に対して計数値を
送出するように構成すると、より好ましい廃液量の管理
を行なうことができる。
【0058】また、前記した実施の形態においては廃液
量積算手段が、キャリッジの1パス動作毎に、廃液量を
積算計数するように構成されているが、廃液量積算手段
は、印刷された記録媒体の排出時に積算計数を実行する
ように構成されていてもよい。また、記録装置への動作
電源の遮断時に積算計数を実行するように構成されてい
てもよい。
【0059】そして、印刷される記録媒体のサイズに応
じた複数の予め定められた所定値を用意し、廃液量の積
算計数を実行するに際して、これらを選択して利用する
ように構成すると、より合理的な廃液量の計数を実現す
ることができる。この場合、記録媒体のサイズに関する
情報は、ホストコンピュータに搭載されたプリンタドラ
イバのユーティリティ上で入力された用紙サイズの情報
を利用することができる。
【0060】
【発明の効果】以上の説明で明らかなように、この発明
にかかるインクジェット式記録装置によると、記録媒体
の上下および左右の各端縁より外側に、はみ出し印刷す
る場合において、記録ヘッドより吐出されるインク滴の
受け穴が形成されると共に、当該受け穴内にはインク吸
収材が配置され、且つインク吸収材に吐出されるインク
滴の量を積算計数する廃液量積算手段が具備されている
ので、受け穴内に溜まるインク廃液の量を管理すること
ができる。したがって、インク受け穴内に過剰にインク
廃液が溜まり、例えば記録媒体を汚染させるという問題
を回避することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明にかかるインクジェット式記録装置の基
本構成について、一部を断面状態で示した正面図であ
る。
【図2】図1に示された記録装置に用いられる記録媒体
案内部材の構成を示した上面図である。
【図3】図2に示された案内部材の一部を拡大して示し
た上面図である。
【図4】はみ出し印刷を実行した場合にインク受け穴内
に吐出されるインク量を計数することができる制御回路
の一例を示したブロック図である。
【図5】図4に示した制御回路において用いられる各動
作モードと廃液量計数値との関係を記述したマップ図で
ある。
【符号の説明】
4 キャリッジ 5,6 インクカートリッジ 7 記録ヘッド 8 記録媒体案内部材 9 記録媒体(記録用紙) 10A インク受け穴 10B1,10B2 インク受け穴 11 キャッピング手段 12 吸引ポンプ 13 廃液タンク 14 廃液吸収材 15 ワイピング部材 21 突部 23 駆動ローラ 24 従動ローラ 25,26 インク吸収材 30 印刷制御手段 31 ヘッド駆動手段 32 フラッシング制御手段 33 クリーニング制御手段 34 クリーニング指令検知手段 35 ポンプ駆動手段 37 キャリッジモータ制御手段 38 キャリッジモータ 39 廃液量計数手段 40 廃液量積算カウンタ(廃液量積算
手段) 41 積算判定手段 42 表示手段 43 係数設定手段
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 深澤 茂則 長野県諏訪市大和3丁目3番5号 セイコ ーエプソン株式会社内 Fターム(参考) 2C056 EA14 EA16 EA27 EB06 EB13 EB29 EB46 EC24 EC26 EC54 EC57 FA10 HA29 HA33 JA13 JB04 JC10 JC13 KC22 2C058 AB18 AB19 AC07 AC11 AD01 AE02 AE09 AF20 AF31 AF38 AF54 DA11 DA39

Claims (11)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 キャリッジに搭載されて印刷データに基
    づいてインク滴を吐出する記録ヘッドと、前記キャリッ
    ジが走査する主走査方向に沿って配置され、主走査方向
    と直交する副走査方向に記録媒体を搬送させる記録媒体
    案内部材とが具備されたインクジェット式記録装置であ
    って、 前記記録媒体案内部材には、搬送される記録媒体の左右
    両端縁より外側にはみ出す位置、および搬送される記録
    媒体の上端縁および下端縁が通過する位置に、前記記録
    ヘッドより吐出されるインク滴の受け穴が形成されると
    共に、当該受け穴内にはインク吸収材が配置され、且つ
    前記インク吸収材に吐出されるインク滴の量を積算計数
    する廃液量積算手段が具備されていることを特徴とする
    インクジェット式記録装置。
  2. 【請求項2】 前記インク受け穴内のインク吸収材に吐
    出されるインク滴の量を積算計数する廃液量積算手段
    が、前記キャリッジの1パス動作毎に積算計数を実行す
    るように構成した請求項1に記載のインクジェット式記
    録装置。
  3. 【請求項3】 前記キャリッジの1パス動作毎に、予め
    定められた所定値が積算計数されるように構成した請求
    項2に記載のインクジェット式記録装置。
  4. 【請求項4】 前記インク受け穴内のインク吸収材に吐
    出されるインク滴の量を積算計数する廃液量積算手段
    が、記録媒体の排出時に積算計数を実行するように構成
    した請求項1に記載のインクジェット式記録装置。
  5. 【請求項5】 前記インク受け穴内のインク吸収材に吐
    出されるインク滴の量を積算計数する廃液量積算手段
    が、記録装置への動作電源の遮断時に積算計数を実行す
    るように構成した請求項1に記載のインクジェット式記
    録装置。
  6. 【請求項6】 前記廃液量積算手段が、インク受け穴内
    のインク吸収材に吐出されるインク滴の量を積算計数す
    るに際して、印刷される記録媒体のサイズに応じて予め
    定められた所定値を積算計数するように構成した請求項
    2、請求項4または請求項5のいずれかに記載のインク
    ジェット式記録装置。
  7. 【請求項7】 前記インク受け穴内のインク吸収材に吐
    出されるインク滴の量を積算計数する廃液量積算手段の
    計数値が、所定の値に達したことを検証する積算判定手
    段が具備され、積算判定手段が前記所定の値に達したこ
    とを検証した場合に、インク滴の受け穴内にインク滴を
    吐出させない印刷形態に変更するように構成した請求項
    1乃至請求項6のいずれかに記載のインクジェット式記
    録装置。
  8. 【請求項8】 前記インク受け穴内のインク吸収材に吐
    出されるインク滴の量を積算計数する廃液量積算手段の
    計数値が、所定の値に達したことを検証する積算判定手
    段が具備され、積算判定手段が前記所定の値に達したこ
    とを検証した場合に、表示手段にメッセージを表示する
    ように構成した請求項1乃至請求項6のいずれかに記載
    のインクジェット式記録装置。
  9. 【請求項9】 前記記録媒体案内部材に形成されたイン
    ク滴の受け穴における重力方向の下方部には、記録ヘッ
    ドのノズル形成面を封止して吸引ポンプにより負圧を与
    えるキャッピング手段からのインク廃液を吸収保持する
    廃液吸収材が配置され、前記インク滴の受け穴に吐出さ
    れたインクが、前記廃液吸収材に移動できるように構成
    した請求項1に記載のインクジェット式記録装置。
  10. 【請求項10】 前記記録媒体案内部材に形成されたイ
    ンク受け穴内のインク吸収材に吐出されるインク滴の量
    と、前記廃液吸収材に吸収される廃液の量とを合算して
    計数する廃液量積算手段を具備した請求項9に記載のイ
    ンクジェット式記録装置。
  11. 【請求項11】 前記インク受け穴内のインク吸収材に
    吐出されるインク滴の量と、前記廃液吸収材に吸収され
    る廃液の量とを合算して計数する廃液量積算手段の計数
    値が、所定の値に達したことを検証する積算判定手段が
    具備され、積算判定手段が前記所定の値に達したことを
    検証した場合に、表示手段にメッセージを表示するよう
    に構成した請求項10に記載のインクジェット式記録装
    置。
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