JP2002086358A - 研削盤 - Google Patents
研削盤Info
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- JP2002086358A JP2002086358A JP2000276238A JP2000276238A JP2002086358A JP 2002086358 A JP2002086358 A JP 2002086358A JP 2000276238 A JP2000276238 A JP 2000276238A JP 2000276238 A JP2000276238 A JP 2000276238A JP 2002086358 A JP2002086358 A JP 2002086358A
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- JP
- Japan
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- grinding wheel
- coolant
- fluid
- peripheral surface
- outer peripheral
- Prior art date
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- Pending
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- Grinding-Machine Dressing And Accessory Apparatuses (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 砥石車を回転するモータの負荷を増大させる
ことなく、しかも、作業者による手作業なしで、研削加
工中に砥粒に付いた切りくずを除去できる研削盤を提供
する。 【解決手段】 基台2上に移動可能に支持されたワーク
Wの上面を、回転する砥石車6で研削加工する平面研削
盤1において、砥石車6の外周面に対し、該砥石車6の
回転方向と同方向でかつ斜め方向から高圧流体を噴射す
る流体噴射ノズル13を有する。流体噴射ノズル13
は、砥石車6の外周面に対し、砥石車6の回転方向と同
方向でかつ斜め方向から高圧流体を噴射する。そのた
め、噴射された高圧流体により、砥石車6の砥粒に付着
した切りくずが吹き飛ばされて除去される。このとき、
噴射される高圧流体は砥石車6の回転を阻止しない。
ことなく、しかも、作業者による手作業なしで、研削加
工中に砥粒に付いた切りくずを除去できる研削盤を提供
する。 【解決手段】 基台2上に移動可能に支持されたワーク
Wの上面を、回転する砥石車6で研削加工する平面研削
盤1において、砥石車6の外周面に対し、該砥石車6の
回転方向と同方向でかつ斜め方向から高圧流体を噴射す
る流体噴射ノズル13を有する。流体噴射ノズル13
は、砥石車6の外周面に対し、砥石車6の回転方向と同
方向でかつ斜め方向から高圧流体を噴射する。そのた
め、噴射された高圧流体により、砥石車6の砥粒に付着
した切りくずが吹き飛ばされて除去される。このとき、
噴射される高圧流体は砥石車6の回転を阻止しない。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、基台上に移動可能
に支持されたワーク面,例えばその表面を回転する砥石
車で研削加工する平面研削盤等の研削盤に関するもので
ある。
に支持されたワーク面,例えばその表面を回転する砥石
車で研削加工する平面研削盤等の研削盤に関するもので
ある。
【0002】
【従来の技術】従来の平面研削盤にあっては、回転させ
た砥石車でワークの表面を研削加工している際に、この
加工により発生した切りくずが砥石車の外周面から突出
した砥粒に付着する。このような付着した切りくずを研
削加工中に砥粒から取り除くために、従来の平面研削盤
では、砥石車の外周面に空気の粘性によりできた空気層
を木製の板で除去しながら、砥石車の砥粒に付いた切り
くずを水で洗い流すように構成したものが知られてい
る。
た砥石車でワークの表面を研削加工している際に、この
加工により発生した切りくずが砥石車の外周面から突出
した砥粒に付着する。このような付着した切りくずを研
削加工中に砥粒から取り除くために、従来の平面研削盤
では、砥石車の外周面に空気の粘性によりできた空気層
を木製の板で除去しながら、砥石車の砥粒に付いた切り
くずを水で洗い流すように構成したものが知られてい
る。
【0003】また、別の従来技術として、砥石車の外周
面に、該砥石車の回転と逆方向でかつその外周面に対し
て斜め方向から高圧の水を噴射することにより、砥石車
の砥粒に付着した切りくずを除去するように構成したも
のが知られている。
面に、該砥石車の回転と逆方向でかつその外周面に対し
て斜め方向から高圧の水を噴射することにより、砥石車
の砥粒に付着した切りくずを除去するように構成したも
のが知られている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上記前者の
従来技術では、前記木製の板が砥石車の砥粒によって磨
耗してしまうので、木製の板が砥石車の外周面に常時当
たるように、その板を適宜移動させる作業を作業者が行
う必要があるという問題があった。
従来技術では、前記木製の板が砥石車の砥粒によって磨
耗してしまうので、木製の板が砥石車の外周面に常時当
たるように、その板を適宜移動させる作業を作業者が行
う必要があるという問題があった。
【0005】また、上記後者の従来技術では、砥石車の
外周面に、高圧の水を、砥石車の回転と逆方向でかつそ
の外周面に斜め方向から噴射するので、噴射される水の
圧力が砥石車の回転を阻止する方向に作用する。これに
より、砥石車を回転させるモータに過大な負荷が作用し
てしまう。これととともに、噴射される水の圧力で切り
くずが砥粒の後側面(砥石車の回転方向後側の面)に押
し付けられてしまい、切りくずが十分に除去されないと
いう問題点があった。
外周面に、高圧の水を、砥石車の回転と逆方向でかつそ
の外周面に斜め方向から噴射するので、噴射される水の
圧力が砥石車の回転を阻止する方向に作用する。これに
より、砥石車を回転させるモータに過大な負荷が作用し
てしまう。これととともに、噴射される水の圧力で切り
くずが砥粒の後側面(砥石車の回転方向後側の面)に押
し付けられてしまい、切りくずが十分に除去されないと
いう問題点があった。
【0006】本発明は、上記従来の問題点に鑑みてなさ
れたものであって、その課題は、砥石車を回転するモー
タの負荷を増大させることなく、しかも、作業者による
手作業なしで、研削加工中に砥粒に付いた切りくずを除
去できる研削盤を提供することにある。
れたものであって、その課題は、砥石車を回転するモー
タの負荷を増大させることなく、しかも、作業者による
手作業なしで、研削加工中に砥粒に付いた切りくずを除
去できる研削盤を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記課題を達成するため
に、請求項1に係る発明は、基台上に移動可能に支持さ
れたワークの加工面を、回転する砥石車で研削加工する
研削盤において、前記砥石車の外周面に対し、該砥石車
の回転方向と同方向でかつ斜め方向から高圧流体を噴射
する流体噴射手段を有することを特徴としている。
に、請求項1に係る発明は、基台上に移動可能に支持さ
れたワークの加工面を、回転する砥石車で研削加工する
研削盤において、前記砥石車の外周面に対し、該砥石車
の回転方向と同方向でかつ斜め方向から高圧流体を噴射
する流体噴射手段を有することを特徴としている。
【0008】この構成によれば、流体噴射手段は、砥石
車の外周面に対し、その回転方向と同方向でかつ斜め方
向から高圧流体を噴射するので、この噴射された高圧流
体により、砥石車の砥粒に付着した切りくずが吹き飛ば
されて除去される。このとき、噴射される高圧流体は砥
石車の回転を阻止しないとともに、噴射される流体の圧
力で切りくずが砥粒の後側面(砥石車の回転方向後ろ側
の面)に押し付けられたりしない。
車の外周面に対し、その回転方向と同方向でかつ斜め方
向から高圧流体を噴射するので、この噴射された高圧流
体により、砥石車の砥粒に付着した切りくずが吹き飛ば
されて除去される。このとき、噴射される高圧流体は砥
石車の回転を阻止しないとともに、噴射される流体の圧
力で切りくずが砥粒の後側面(砥石車の回転方向後ろ側
の面)に押し付けられたりしない。
【0009】請求項2に係る発明は、請求項1に記載の
発明において、前記砥石車の外周面に対し、該砥石車の
回転方向と逆方向でかつ斜め方向から高圧流体を噴射す
る第2の流体噴射手段を、さらに含むことを特徴として
いる。
発明において、前記砥石車の外周面に対し、該砥石車の
回転方向と逆方向でかつ斜め方向から高圧流体を噴射す
る第2の流体噴射手段を、さらに含むことを特徴として
いる。
【0010】この構成によれば、流体噴射手段から噴射
される高圧流体と、第2の流体噴射手段から前記流体噴
射手段とは異なる方向へ噴射される高圧流体との相乗効
果により、切りくずが砥粒からより効果的に除去され
る。また、両流体噴射手段からそれぞれ噴射される高圧
流体が砥石車に及ぼす力は互いに相殺されるので、研削
されるワーク面のうねりが低減されるとともに、砥石車
を回転するモータに及ぼす影響が低減される。
される高圧流体と、第2の流体噴射手段から前記流体噴
射手段とは異なる方向へ噴射される高圧流体との相乗効
果により、切りくずが砥粒からより効果的に除去され
る。また、両流体噴射手段からそれぞれ噴射される高圧
流体が砥石車に及ぼす力は互いに相殺されるので、研削
されるワーク面のうねりが低減されるとともに、砥石車
を回転するモータに及ぼす影響が低減される。
【0011】請求項3に係る発明は、請求項1又は2に
記載の発明において、前記流体噴射手段は、前記砥石車
の外周面に垂直な方向とその外周面に対する接線方向と
の間の角度範囲内で、砥石車の外周面に対する高圧流体
の噴射方向を調整可能であることを特徴としている。
記載の発明において、前記流体噴射手段は、前記砥石車
の外周面に垂直な方向とその外周面に対する接線方向と
の間の角度範囲内で、砥石車の外周面に対する高圧流体
の噴射方向を調整可能であることを特徴としている。
【0012】この構成によれば、流体噴射手段を、砥石
車の外周面に垂直な法線方向とその外周面に対する接線
方向との間の角度範囲内で、砥石車の外周面に対する高
圧流体の噴射方向を適宜な角度に調整することができ、
使用上での自由度が大きくなる。
車の外周面に垂直な法線方向とその外周面に対する接線
方向との間の角度範囲内で、砥石車の外周面に対する高
圧流体の噴射方向を適宜な角度に調整することができ、
使用上での自由度が大きくなる。
【0013】請求項4に係る発明は、請求項1〜3のい
ずれか一項に記載の発明において、クーラントを圧送し
て供給するクーラント供給手段と、同供給手段により圧
送されるクーラントを前記ワークの加工面へ案内するク
ーラント案内手段とをさらに含むことを特徴としてい
る。
ずれか一項に記載の発明において、クーラントを圧送し
て供給するクーラント供給手段と、同供給手段により圧
送されるクーラントを前記ワークの加工面へ案内するク
ーラント案内手段とをさらに含むことを特徴としてい
る。
【0014】この構成によれば、ワークの加工面をクー
ラントで冷却しながらワークを研削加工することができ
るとともに、その加工面において、加工時にできる切り
くずをクーラントで吹き飛ばす効果も期待できる。
ラントで冷却しながらワークを研削加工することができ
るとともに、その加工面において、加工時にできる切り
くずをクーラントで吹き飛ばす効果も期待できる。
【0015】請求項5に係る発明は、1〜5のいずれか
一項に記載の発明において、前記砥石車の外周面に空気
の粘性によりできる空気層を除去するブレードをさらに
含むことを特徴としている。
一項に記載の発明において、前記砥石車の外周面に空気
の粘性によりできる空気層を除去するブレードをさらに
含むことを特徴としている。
【0016】砥石車の回転速度が大きくなると、砥石車
の外周面に空気の粘性により空気層ができるために、ワ
ークの加工面に供給されるクーラントが発泡してしま
い、クーラントによる加工面の冷却効果が十分得られな
くなってしまう。この点、請求項5に係る発明の構成に
よれば、砥石車の外周面に空気の粘性によりできる空気
層がブレードで除去される。このため、ワークの加工面
に供給されるクーラントが発泡するのを防止することが
でき、クーラントによりワークの加工面を十分に冷却す
ることができる。
の外周面に空気の粘性により空気層ができるために、ワ
ークの加工面に供給されるクーラントが発泡してしま
い、クーラントによる加工面の冷却効果が十分得られな
くなってしまう。この点、請求項5に係る発明の構成に
よれば、砥石車の外周面に空気の粘性によりできる空気
層がブレードで除去される。このため、ワークの加工面
に供給されるクーラントが発泡するのを防止することが
でき、クーラントによりワークの加工面を十分に冷却す
ることができる。
【0017】請求項6に係る発明は、請求項1又は5に
記載の発明において、前記流体噴射手段は、前記クーラ
ント供給手段により圧送されるクーラントを更に昇圧す
るポンプを備えるとともに、同ポンプで昇圧されたクー
ラントを前記高圧流体として噴射することを特徴として
いる。
記載の発明において、前記流体噴射手段は、前記クーラ
ント供給手段により圧送されるクーラントを更に昇圧す
るポンプを備えるとともに、同ポンプで昇圧されたクー
ラントを前記高圧流体として噴射することを特徴として
いる。
【0018】この構成によれば、ワークの加工面を冷却
するクーラントを更に昇圧し、この昇圧した高圧のクー
ラントを流体噴射手段から噴射する高圧流体として用い
ることができ、他の高圧流体、例えば高圧の水を別に用
意する必要がない。
するクーラントを更に昇圧し、この昇圧した高圧のクー
ラントを流体噴射手段から噴射する高圧流体として用い
ることができ、他の高圧流体、例えば高圧の水を別に用
意する必要がない。
【0019】
【発明の実施の形態】以下、本発明に係る研削盤を平面
研削盤に具体化した各実施形態を図面に基づいて説明す
る。まず、第1実施形態に係る平面研削盤を図1〜図4
に基づいて説明する。
研削盤に具体化した各実施形態を図面に基づいて説明す
る。まず、第1実施形態に係る平面研削盤を図1〜図4
に基づいて説明する。
【0020】図1及び図2に示すように、平面研削盤1
の基台2の上面後部には、前後方向(図2の左右方向)
に延びるレール2aが設けられ、該レール2aには横断
面が矩形の箱形のコラム3が前後方向へ移動可能に支持
されている。コラム3には、基台2に設けられたコラム
用のモータ8が連結されている。モータ8を正回転させ
ることによりコラム3が前方へ移動し、同モータ8を逆
回転させることによりコラム3が後方へ移動するように
なっている。
の基台2の上面後部には、前後方向(図2の左右方向)
に延びるレール2aが設けられ、該レール2aには横断
面が矩形の箱形のコラム3が前後方向へ移動可能に支持
されている。コラム3には、基台2に設けられたコラム
用のモータ8が連結されている。モータ8を正回転させ
ることによりコラム3が前方へ移動し、同モータ8を逆
回転させることによりコラム3が後方へ移動するように
なっている。
【0021】コラム3の前面には、砥石ヘッド4が鉛直
方向へ移動可能に支持されている。砥石ヘッド4には、
前後方向へ延びる砥石軸5が回転可能に支持されてい
る。この砥石軸5には、円盤状に形成された砥石車6が
固定されている。この砥石車6は、例えば、砥粒7とし
てのダイヤモンド砥粒をボンドにて固めて円盤状に成型
したものである(図3参)。そして、砥石ヘッド4には
砥石軸5を介して砥石車6を回転させるためのモータ9
が設けられており、コラム3の上部には砥石ヘッド4を
鉛直方向へ移動させるモータ10が設けられている。
方向へ移動可能に支持されている。砥石ヘッド4には、
前後方向へ延びる砥石軸5が回転可能に支持されてい
る。この砥石軸5には、円盤状に形成された砥石車6が
固定されている。この砥石車6は、例えば、砥粒7とし
てのダイヤモンド砥粒をボンドにて固めて円盤状に成型
したものである(図3参)。そして、砥石ヘッド4には
砥石軸5を介して砥石車6を回転させるためのモータ9
が設けられており、コラム3の上部には砥石ヘッド4を
鉛直方向へ移動させるモータ10が設けられている。
【0022】基台2の上面前部には、図1の左右方向へ
延びる一対のガイドレール11が設けられている。両レ
ール11,11には、テーブル12が左右方向へ移動可
能に支持されている。テーブル12の上面には、ワーク
Wを固定可能になっている。
延びる一対のガイドレール11が設けられている。両レ
ール11,11には、テーブル12が左右方向へ移動可
能に支持されている。テーブル12の上面には、ワーク
Wを固定可能になっている。
【0023】また、基台2の上面前部には、砥石車6の
外周面に高圧のクーラント(高圧流体)を噴射する流体
噴射手段としての流体噴射ノズル13が設けられてい
る。この流体噴射ノズル13は、テーブル12とぶつか
らないように、テーブル12よりも外側に配置されてい
る。
外周面に高圧のクーラント(高圧流体)を噴射する流体
噴射手段としての流体噴射ノズル13が設けられてい
る。この流体噴射ノズル13は、テーブル12とぶつか
らないように、テーブル12よりも外側に配置されてい
る。
【0024】流体噴射ノズル13には、不図示のタンク
に貯蔵されたクーラントが圧送される。すなわち、クー
ラントは、クーラント供給手段としてのポンプ30によ
り配管31を介して圧送され、この圧送されたクーラン
トはポンプ32により更に昇圧され、配管33を介して
流体噴射ノズル13に圧送されるようになっている。ま
た、流体噴射ノズル13から噴射される高圧のクーラン
トは、切りくずをフィルタで除去した後に、前記不図示
のタンクに戻されるように構成されるのが好ましい。
に貯蔵されたクーラントが圧送される。すなわち、クー
ラントは、クーラント供給手段としてのポンプ30によ
り配管31を介して圧送され、この圧送されたクーラン
トはポンプ32により更に昇圧され、配管33を介して
流体噴射ノズル13に圧送されるようになっている。ま
た、流体噴射ノズル13から噴射される高圧のクーラン
トは、切りくずをフィルタで除去した後に、前記不図示
のタンクに戻されるように構成されるのが好ましい。
【0025】また、流体噴射ノズル13は、図3に示す
ように、砥石車6の外周面に、同砥石車6の回転方向と
同方向でかつその外周面に対し斜め方向から高圧のクー
ラントを噴射するようになっている。
ように、砥石車6の外周面に、同砥石車6の回転方向と
同方向でかつその外周面に対し斜め方向から高圧のクー
ラントを噴射するようになっている。
【0026】そして、流体噴射ノズル13は、砥石車6
の外周面に垂直な法線方向とその外周面に対する接線方
向との間の角度範囲内で、砥石車6の外周面に対する高
圧のクーラントの噴射方向を適宜な角度に調整可能であ
る。そのために、流体噴射ノズル13は、基台2の上面
に固定されたスタンド14に、クーラントの噴射方向を
調節可能に取り付けられている。
の外周面に垂直な法線方向とその外周面に対する接線方
向との間の角度範囲内で、砥石車6の外周面に対する高
圧のクーラントの噴射方向を適宜な角度に調整可能であ
る。そのために、流体噴射ノズル13は、基台2の上面
に固定されたスタンド14に、クーラントの噴射方向を
調節可能に取り付けられている。
【0027】また、砥石ヘッド4には、図1及び図3に
示すように、ポンプ30と共にクーラント供給手段を構
成するノズル34が設けられている。このノズル34に
は、ポンプ30により配管35を介してクーラントが圧
送される。また、砥石ヘッド4には、ノズル34に圧送
されて同ノズル34から吐出されるクーラントをワーク
Wの加工面へ案内するクーラント案内手段としてのガイ
ド部材36が設けられている。このガイド部材36に
は、ノズル34から吐出されるクーラントを砥石車6の
外周面との間で案内してワークWの加工面へ導く湾曲し
たガイド面36aが形成されている。
示すように、ポンプ30と共にクーラント供給手段を構
成するノズル34が設けられている。このノズル34に
は、ポンプ30により配管35を介してクーラントが圧
送される。また、砥石ヘッド4には、ノズル34に圧送
されて同ノズル34から吐出されるクーラントをワーク
Wの加工面へ案内するクーラント案内手段としてのガイ
ド部材36が設けられている。このガイド部材36に
は、ノズル34から吐出されるクーラントを砥石車6の
外周面との間で案内してワークWの加工面へ導く湾曲し
たガイド面36aが形成されている。
【0028】そして、砥石ヘッド4の内側上部には、砥
石車6の外周面に空気の粘性によりできる空気層を除去
するブレード37が設けられている。同ブレード37
は、例えば木製の板で作られている。
石車6の外周面に空気の粘性によりできる空気層を除去
するブレード37が設けられている。同ブレード37
は、例えば木製の板で作られている。
【0029】以上のように構成された第1実施形態によ
れば、以下のような作用及び効果を奏する。 (1)図1の左右方向に移動可能なテーブル12上に固
定されたワークW(基台2上に移動可能に支持されたワ
ークW)の加工面(上面)を、モータ9により駆動され
て回転する砥石車6で研削加工する。この研削加工中
に、砥石車6の外周面から突出した砥粒7の後側面(砥
石車6の回転方向後側の面)と、その前側面(砥石車6
の回転方向手前側の面)とには、研削加工により発生し
た切りくず15が付着する(図4参照)。
れば、以下のような作用及び効果を奏する。 (1)図1の左右方向に移動可能なテーブル12上に固
定されたワークW(基台2上に移動可能に支持されたワ
ークW)の加工面(上面)を、モータ9により駆動され
て回転する砥石車6で研削加工する。この研削加工中
に、砥石車6の外周面から突出した砥粒7の後側面(砥
石車6の回転方向後側の面)と、その前側面(砥石車6
の回転方向手前側の面)とには、研削加工により発生し
た切りくず15が付着する(図4参照)。
【0030】このような研削加工中に、流体噴射ノズル
13は、砥石車6の外周面に、該砥石車6の回転方向
(図3,図4の矢印方向)と同方向でかつその外周面に
対し斜め方向から高圧のクーラントを噴射する。この噴
射された高圧のクーラントにより、砥粒7の前記後側面
及び前側面にそれぞれ付着した切りくず15が吹き飛ば
され、砥粒7の前後面から切りくず15が除去される。
13は、砥石車6の外周面に、該砥石車6の回転方向
(図3,図4の矢印方向)と同方向でかつその外周面に
対し斜め方向から高圧のクーラントを噴射する。この噴
射された高圧のクーラントにより、砥粒7の前記後側面
及び前側面にそれぞれ付着した切りくず15が吹き飛ば
され、砥粒7の前後面から切りくず15が除去される。
【0031】このとき、流体噴射ノズル13は、高圧の
クーラントを、砥石車6の外周面に対して砥石車6の回
転方向と同方向で噴射するので、噴射されるクーラント
の圧力が砥石車6の回転を阻止しない。これにより、砥
石車6を回転させるモータ9に過大な負荷が作用するの
が防止される。これとともに、流体噴射ノズル13は、
砥石車6の回転方向と同方向でかつ砥石車6の斜め方向
から高圧のクーラントを噴射するので、噴射されるクー
ラントの圧力で切りくず15が砥粒7の後面側に押し付
けられたりしない。これにより、砥粒7の後面側に付着
した切りくず15が効果的に除去される。
クーラントを、砥石車6の外周面に対して砥石車6の回
転方向と同方向で噴射するので、噴射されるクーラント
の圧力が砥石車6の回転を阻止しない。これにより、砥
石車6を回転させるモータ9に過大な負荷が作用するの
が防止される。これとともに、流体噴射ノズル13は、
砥石車6の回転方向と同方向でかつ砥石車6の斜め方向
から高圧のクーラントを噴射するので、噴射されるクー
ラントの圧力で切りくず15が砥粒7の後面側に押し付
けられたりしない。これにより、砥粒7の後面側に付着
した切りくず15が効果的に除去される。
【0032】したがって、砥石車を回転するモータの負
荷を増大させることなく、しかも、作業者による手作業
なしで、研削加工中に砥粒に付いた切りくずを除去する
ことができる。 (2)流体噴射ノズル13は、基台2の上面に固定され
たスタンド14に、クーラントの噴射方向を調節可能に
取り付けられている。そのため、流体噴射ノズル13
を、砥石車6の外周面に垂直な法線方向とその外周面に
対する接線方向との間の角度範囲内で、砥石車6の外周
面に対する高圧のクーラントの噴射方向を適宜な角度に
調整することができる。 (3)ノズル34に圧送されて同ノズル34から吐出さ
れるクーラントを、ガイド部材36によりワークWの加
工面へ案内するので、同加工面をクーラントで冷却しな
がらワークWを研削加工することができる。これととも
に、ワークWの加工面において、加工時にできる切りく
ずをクーラントで吹き飛ばす効果も期待できる。 (4)砥石車6の外周面に空気の粘性によりできる空気
層がブレード37で除去される。このため、ワークWの
加工面に供給されるクーラントが発泡するのを防止する
ことができ、クーラントによりワークWの加工面を十分
に冷却及び潤滑することができる。 (5)ワークWの加工面を冷却及び潤滑するのに用いる
クーラントをポンプ32で更に昇圧し、この昇圧した高
圧のクーラントを流体噴射ノズル13から噴射する高圧
流体として用いることができ、他の高圧流体、例えば高
圧の水を別に用意する必要がない。
荷を増大させることなく、しかも、作業者による手作業
なしで、研削加工中に砥粒に付いた切りくずを除去する
ことができる。 (2)流体噴射ノズル13は、基台2の上面に固定され
たスタンド14に、クーラントの噴射方向を調節可能に
取り付けられている。そのため、流体噴射ノズル13
を、砥石車6の外周面に垂直な法線方向とその外周面に
対する接線方向との間の角度範囲内で、砥石車6の外周
面に対する高圧のクーラントの噴射方向を適宜な角度に
調整することができる。 (3)ノズル34に圧送されて同ノズル34から吐出さ
れるクーラントを、ガイド部材36によりワークWの加
工面へ案内するので、同加工面をクーラントで冷却しな
がらワークWを研削加工することができる。これととも
に、ワークWの加工面において、加工時にできる切りく
ずをクーラントで吹き飛ばす効果も期待できる。 (4)砥石車6の外周面に空気の粘性によりできる空気
層がブレード37で除去される。このため、ワークWの
加工面に供給されるクーラントが発泡するのを防止する
ことができ、クーラントによりワークWの加工面を十分
に冷却及び潤滑することができる。 (5)ワークWの加工面を冷却及び潤滑するのに用いる
クーラントをポンプ32で更に昇圧し、この昇圧した高
圧のクーラントを流体噴射ノズル13から噴射する高圧
流体として用いることができ、他の高圧流体、例えば高
圧の水を別に用意する必要がない。
【0033】次に、本発明に係る第2実施形態を図2及
び図3に基づいて説明する。第2実施形態では、図2の
一点鎖線で示すように、前記流体噴射ノズル13に加え
て、第2の流体噴射ノズル(第2の流体噴射手段)20
が、基台2の上面前部に設けられている。その他の構成
は,前記第1実施形態と同様である。
び図3に基づいて説明する。第2実施形態では、図2の
一点鎖線で示すように、前記流体噴射ノズル13に加え
て、第2の流体噴射ノズル(第2の流体噴射手段)20
が、基台2の上面前部に設けられている。その他の構成
は,前記第1実施形態と同様である。
【0034】第2の流体噴射ノズル20は、砥石車6の
外周面に、該砥石車6の回転方向と逆方向でかつその外
周面に対して斜め方向から高圧のクーラント(高圧流
体)を噴射するようになっている。また、第2の流体噴
射ノズル20も、テーブル12とぶつからないように、
テーブル12よりも外側に配置されているとともに、高
圧のクーラントを圧送するポンプ等に不図示の配管を介
して接続されている。
外周面に、該砥石車6の回転方向と逆方向でかつその外
周面に対して斜め方向から高圧のクーラント(高圧流
体)を噴射するようになっている。また、第2の流体噴
射ノズル20も、テーブル12とぶつからないように、
テーブル12よりも外側に配置されているとともに、高
圧のクーラントを圧送するポンプ等に不図示の配管を介
して接続されている。
【0035】さらに、第2の流体噴射ノズル20は、砥
石車6の外周面に垂直な法線方向と接線方向との間の角
度範囲内で、砥石車6の外周面に対する高圧のクーラン
トの噴射方向を適宜な角度に調整可能である。そのため
に、第2の流体噴射ノズル20は、基台2の上面に固定
されたスタンド21に、クーラントの噴射方向を調節可
能に取り付けられている。
石車6の外周面に垂直な法線方向と接線方向との間の角
度範囲内で、砥石車6の外周面に対する高圧のクーラン
トの噴射方向を適宜な角度に調整可能である。そのため
に、第2の流体噴射ノズル20は、基台2の上面に固定
されたスタンド21に、クーラントの噴射方向を調節可
能に取り付けられている。
【0036】この第2実施形態によれば、第1実施形態
の上記(1)及び(2)の作用及び効果に加えて、以下
の作用及び効果を奏する。 (6)研削加工中に、砥石車6の外周面には、流体噴射
ノズル13から噴射される高圧のクーラントに加えて、
第2の流体噴射ノズル20により砥石車6の回転方向と
逆方向でかつその外周面に対して斜め方向から高圧のク
ーラントが噴射される。このため、流体噴射ノズル13
から噴射される高圧のクーラントと、第2の流体噴射ノ
ズル20から流体噴射ノズル13とは異なる方向へ噴射
される高圧のクーラントとの相乗効果により、切りくず
15を砥粒7からより効果的に除去することができる。 (7)流体噴射ノズル13は砥石車6の回転方向と同方
向へ高圧のクーラントを噴射し、第2の流体噴射ノズル
20はその回転方向と逆方向へ高圧のクーラントを噴射
するので、両高圧のクーラントが砥石車6に及ぼす力は
互いに相殺される。これにより、研削されるワークWの
上面にうねりが生じるのを低減することができるととも
に、ノズル13,20からそれぞれ噴射される高圧のク
ーラントが砥石車6を回転するモータ9に及ぼす影響を
低減することができる。 (変形例)なお、この発明は以下のように変更して具体
化することもできる。
の上記(1)及び(2)の作用及び効果に加えて、以下
の作用及び効果を奏する。 (6)研削加工中に、砥石車6の外周面には、流体噴射
ノズル13から噴射される高圧のクーラントに加えて、
第2の流体噴射ノズル20により砥石車6の回転方向と
逆方向でかつその外周面に対して斜め方向から高圧のク
ーラントが噴射される。このため、流体噴射ノズル13
から噴射される高圧のクーラントと、第2の流体噴射ノ
ズル20から流体噴射ノズル13とは異なる方向へ噴射
される高圧のクーラントとの相乗効果により、切りくず
15を砥粒7からより効果的に除去することができる。 (7)流体噴射ノズル13は砥石車6の回転方向と同方
向へ高圧のクーラントを噴射し、第2の流体噴射ノズル
20はその回転方向と逆方向へ高圧のクーラントを噴射
するので、両高圧のクーラントが砥石車6に及ぼす力は
互いに相殺される。これにより、研削されるワークWの
上面にうねりが生じるのを低減することができるととも
に、ノズル13,20からそれぞれ噴射される高圧のク
ーラントが砥石車6を回転するモータ9に及ぼす影響を
低減することができる。 (変形例)なお、この発明は以下のように変更して具体
化することもできる。
【0037】・前記第1実施形態では、流体噴射ノズル
13を基台2上に設けてあるが、流体噴射ノズル13を
砥石ヘッド4にクリップ等で取り付けてもよい。この構
成によれば、流体噴射ノズル13が砥石ヘッド4とテー
ブル12との間の空間に位置するので、流体噴射ノズル
13とテーブル12との干渉を考慮する必要がなくな
り、流体噴射ノズル13を配置する際の自由度が増す。
13を基台2上に設けてあるが、流体噴射ノズル13を
砥石ヘッド4にクリップ等で取り付けてもよい。この構
成によれば、流体噴射ノズル13が砥石ヘッド4とテー
ブル12との間の空間に位置するので、流体噴射ノズル
13とテーブル12との干渉を考慮する必要がなくな
り、流体噴射ノズル13を配置する際の自由度が増す。
【0038】・前記第2実施形態においても、第2の流
体噴射ノズル20を基台2上に設ける代わりに、砥石ヘ
ッド4にクリップ等の固定手段で取り付けてもよい。 ・前記第1実施形態では、本発明を平面研削盤に具体化
したものを示したが、本発明は平面研削盤以外にも、ワ
ークの表面を回転する砥石車で研削加工する円筒研削
盤、万能研削盤、万能工具研削盤等にも適用できる。
体噴射ノズル20を基台2上に設ける代わりに、砥石ヘ
ッド4にクリップ等の固定手段で取り付けてもよい。 ・前記第1実施形態では、本発明を平面研削盤に具体化
したものを示したが、本発明は平面研削盤以外にも、ワ
ークの表面を回転する砥石車で研削加工する円筒研削
盤、万能研削盤、万能工具研削盤等にも適用できる。
【0039】・前記第1実施形態では、流体噴射ノズル
13は、基台2の上面に固定されたスタンド14に、ク
ーラントの噴射方向を調節可能に取り付けられている
が、流体噴射ノズル13をスタンド14に固定して設け
てもよい。
13は、基台2の上面に固定されたスタンド14に、ク
ーラントの噴射方向を調節可能に取り付けられている
が、流体噴射ノズル13をスタンド14に固定して設け
てもよい。
【0040】・前記第1実施形態において、流体噴射ノ
ズル13と第2の流体噴射ノズル20とを、砥石車6の
外周面上のほぼ同じ個所に向けて異なる方向から高圧の
クーラントを噴射するように構成してもよい。この構成
によれば、高圧のクーラントが砥石車6に及ぼす影響を
相殺しながら、砥石車6の外周面上のほぼ同じ個所に2
方向から高圧のクーラントが噴射されることにより、砥
粒7に付着した切りくず15をより一層効果的に除去す
ることができる。
ズル13と第2の流体噴射ノズル20とを、砥石車6の
外周面上のほぼ同じ個所に向けて異なる方向から高圧の
クーラントを噴射するように構成してもよい。この構成
によれば、高圧のクーラントが砥石車6に及ぼす影響を
相殺しながら、砥石車6の外周面上のほぼ同じ個所に2
方向から高圧のクーラントが噴射されることにより、砥
粒7に付着した切りくず15をより一層効果的に除去す
ることができる。
【0041】・前記各実施形態では、流体噴射ノズル1
3,20から高圧のクーラントを噴射するように構成し
てあるが、両ノズル13,20から高圧の水(高圧流
体)を噴射するようにしてもよい。
3,20から高圧のクーラントを噴射するように構成し
てあるが、両ノズル13,20から高圧の水(高圧流
体)を噴射するようにしてもよい。
【0042】次に、前記各実施形態から把握できる請求
項に記載した発明以外の技術的思想について、それらの
効果と共に以下に記載する。 (イ) 基台(2)上に移動可能に支持されたワークW
の上面を、回転する砥石車(6)で研削加工する平面研
削盤(1)において、前記砥石車(6)の外周面に対
し、該砥石車(6)の回転方向と同方向でかつ斜め方向
から高圧流体を噴射する流体噴射手段(13)を有する
ことを特徴とする平面研削盤。
項に記載した発明以外の技術的思想について、それらの
効果と共に以下に記載する。 (イ) 基台(2)上に移動可能に支持されたワークW
の上面を、回転する砥石車(6)で研削加工する平面研
削盤(1)において、前記砥石車(6)の外周面に対
し、該砥石車(6)の回転方向と同方向でかつ斜め方向
から高圧流体を噴射する流体噴射手段(13)を有する
ことを特徴とする平面研削盤。
【0043】
【発明の効果】以上詳述したように、請求項1に係る発
明によれば、流体噴射手段は、砥石車の外周面に対し、
その回転方向と同方向でかつ斜め方向から高圧流体を噴
射するので、この噴射された高圧流体により、砥粒に付
着した切りくずが吹き飛ばされて除去される。このと
き、噴射される高圧流体は砥石車の回転を阻止しないと
ともに、噴射される高圧流体の圧力で切りくずが砥粒の
後面側(砥石車の回転方向後ろ側の面)に押し付けられ
たりしない。したがって、砥石車を回転するモータの負
荷を増大させることなく、しかも、作業者による手作業
なしで、研削加工中に砥粒に付いた切りくずを除去する
ことができる。
明によれば、流体噴射手段は、砥石車の外周面に対し、
その回転方向と同方向でかつ斜め方向から高圧流体を噴
射するので、この噴射された高圧流体により、砥粒に付
着した切りくずが吹き飛ばされて除去される。このと
き、噴射される高圧流体は砥石車の回転を阻止しないと
ともに、噴射される高圧流体の圧力で切りくずが砥粒の
後面側(砥石車の回転方向後ろ側の面)に押し付けられ
たりしない。したがって、砥石車を回転するモータの負
荷を増大させることなく、しかも、作業者による手作業
なしで、研削加工中に砥粒に付いた切りくずを除去する
ことができる。
【0044】請求項2に係る発明によれば、流体噴射手
段から噴射される高圧流体と、第2の流体噴射手段から
前記流体噴射手段とは異なる方向へ噴射される高圧流体
との相乗効果により、切りくずを砥粒からより効果的に
除去することができる。また、両流体噴射手段からそれ
ぞれ噴射される高圧流体が砥石車に及ぼす力は互いに相
殺されるので、研削されるワーク面のうねりを低減でき
るとともに、砥石車を回転するモータに及ぼす影響を低
減できる。
段から噴射される高圧流体と、第2の流体噴射手段から
前記流体噴射手段とは異なる方向へ噴射される高圧流体
との相乗効果により、切りくずを砥粒からより効果的に
除去することができる。また、両流体噴射手段からそれ
ぞれ噴射される高圧流体が砥石車に及ぼす力は互いに相
殺されるので、研削されるワーク面のうねりを低減でき
るとともに、砥石車を回転するモータに及ぼす影響を低
減できる。
【0045】請求項3に係る発明によれば、流体噴射手
段を、砥石車の外周面に垂直な法線方向と接線方向との
間の角度範囲内で、砥石車の外周面に対する高圧流体の
噴射方向を適宜な角度に調整することができる。
段を、砥石車の外周面に垂直な法線方向と接線方向との
間の角度範囲内で、砥石車の外周面に対する高圧流体の
噴射方向を適宜な角度に調整することができる。
【0046】請求項4に係る発明によれば、ワークの加
工面をクーラントで冷却しながらワークを研削加工する
ことができるとともに、その加工面において、加工時に
できる切りくずをクーラントで吹き飛ばす効果も期待で
きる。
工面をクーラントで冷却しながらワークを研削加工する
ことができるとともに、その加工面において、加工時に
できる切りくずをクーラントで吹き飛ばす効果も期待で
きる。
【0047】請求項5に係る発明によれば、ワークの加
工面に供給されるクーラントが発泡するのを防止するこ
とができ、クーラントによりワークの加工面を十分に冷
却することができる。
工面に供給されるクーラントが発泡するのを防止するこ
とができ、クーラントによりワークの加工面を十分に冷
却することができる。
【0048】請求項6に係る発明によれば、ワークの加
工面を冷却するクーラントを更に昇圧し、この昇圧した
高圧のクーラントを流体噴射手段から噴射する高圧流体
として用いることができ、他の高圧流体、例えば高圧の
水を別に用意する必要がない。
工面を冷却するクーラントを更に昇圧し、この昇圧した
高圧のクーラントを流体噴射手段から噴射する高圧流体
として用いることができ、他の高圧流体、例えば高圧の
水を別に用意する必要がない。
【図1】 本発明の第1実施形態に係る平面研削盤を示
す正面図。
す正面図。
【図2】 図1に示す平面研削盤の側面図。
【図3】 図1に示す平面研削盤の一部拡大図。
【図4】 第1実施形態に係る平面研削盤の動作説明
図。
図。
1…平面研削盤、2…基台、6…砥石車、13…流体噴
射ノズル、20…第2の流体噴射手段、30…クーラン
ト供給手段として−のポンプ、34…クーラント供給手
段としてのノズル、36…クーラント案内手段としての
ガイド部材、37…ブレード、W…ワーク。
射ノズル、20…第2の流体噴射手段、30…クーラン
ト供給手段として−のポンプ、34…クーラント供給手
段としてのノズル、36…クーラント案内手段としての
ガイド部材、37…ブレード、W…ワーク。
Claims (6)
- 【請求項1】 基台上に移動可能に支持されたワークの
加工面を、回転する砥石車で研削加工する研削盤におい
て、 前記砥石車の外周面に対し、該砥石車の回転方向と同方
向でかつ斜め方向から高圧流体を噴射する流体噴射手段
を有することを特徴とする研削盤。 - 【請求項2】 前記砥石車の外周面に対し、該砥石車の
回転方向と逆方向でかつ斜め方向から高圧流体を噴射す
る第2の流体噴射手段を、さらに含むことを特徴とする
請求項1に記載の研削盤。 - 【請求項3】 前記流体噴射手段は、前記砥石車の外周
面に垂直な法線方向とその外周面に対する接線方向との
間の角度範囲内で、砥石車の外周面に対する高圧流体の
噴射方向を調整可能であることを特徴とする請求項1又
は2に記載の研削盤。 - 【請求項4】 クーラントを圧送して供給するクーラン
ト供給手段と、同供給手段により圧送されるクーラント
を前記ワークの加工面へ案内するクーラント案内手段と
をさらに含むことを特徴とする請求項1〜3のいずれか
一項に記載の研削盤。 - 【請求項5】 前記砥石車の外周面に空気の粘性により
できる空気層を除去するブレードをさらに含むことを特
徴とする請求項1〜5のいずれか一項に記載の研削盤。 - 【請求項6】 前記流体噴射手段は、前記クーラント供
給手段により圧送されるクーラントを更に昇圧するポン
プを備えるとともに、同ポンプで昇圧されたクーラント
を前記高圧流体として噴射することを特徴とする請求項
4又は5に記載の研削盤。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2000276238A JP2002086358A (ja) | 2000-09-12 | 2000-09-12 | 研削盤 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2000276238A JP2002086358A (ja) | 2000-09-12 | 2000-09-12 | 研削盤 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2002086358A true JP2002086358A (ja) | 2002-03-26 |
Family
ID=18761739
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2000276238A Pending JP2002086358A (ja) | 2000-09-12 | 2000-09-12 | 研削盤 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2002086358A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2011079124A (ja) * | 2009-10-01 | 2011-04-21 | Kapp Gmbh | ワークピースのハードフィニッシュを行うためのハードフィニッシュ加工機 |
JP2012179686A (ja) * | 2011-03-02 | 2012-09-20 | Okamoto Machine Tool Works Ltd | 長尺状ワークピースの研削方法 |
KR101946443B1 (ko) * | 2018-09-03 | 2019-02-11 | 하나아이티엠(주) | 저압터빈노즐 세그먼트 원호 홈부 가공용 절삭유 유도 더미 |
-
2000
- 2000-09-12 JP JP2000276238A patent/JP2002086358A/ja active Pending
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2011079124A (ja) * | 2009-10-01 | 2011-04-21 | Kapp Gmbh | ワークピースのハードフィニッシュを行うためのハードフィニッシュ加工機 |
JP2012179686A (ja) * | 2011-03-02 | 2012-09-20 | Okamoto Machine Tool Works Ltd | 長尺状ワークピースの研削方法 |
KR101946443B1 (ko) * | 2018-09-03 | 2019-02-11 | 하나아이티엠(주) | 저압터빈노즐 세그먼트 원호 홈부 가공용 절삭유 유도 더미 |
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Legal Events
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---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20070904 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20090703 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20090707 |
|
A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20091110 |