JPH08252750A - 工作物加工装置 - Google Patents

工作物加工装置

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JPH08252750A
JPH08252750A JP5562695A JP5562695A JPH08252750A JP H08252750 A JPH08252750 A JP H08252750A JP 5562695 A JP5562695 A JP 5562695A JP 5562695 A JP5562695 A JP 5562695A JP H08252750 A JPH08252750 A JP H08252750A
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JP
Japan
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workpiece
grinding
work
grinding wheel
ground
Prior art date
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Pending
Application number
JP5562695A
Other languages
English (en)
Inventor
Masato Kitajima
正人 北島
Isamu Kawashima
勇 川島
Shinji Soma
伸司 相馬
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Toyoda Koki KK
Original Assignee
Toyoda Koki KK
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Publication date
Application filed by Toyoda Koki KK filed Critical Toyoda Koki KK
Priority to JP5562695A priority Critical patent/JPH08252750A/ja
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  • Grinding Of Cylindrical And Plane Surfaces (AREA)
  • Finish Polishing, Edge Sharpening, And Grinding By Specific Grinding Devices (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 生産性の高い研削を利用して、感光ドラムの
ような薄肉中空円筒状の工作物を高能率かつ高精度に加
工できるようにする。 【構成】 砥石台に、砥石車にて研削された工作物研削
面に向けて高圧のジェット流を噴射する高圧ジェット噴
射装置を設け、工作物研削によって発生した微細なバリ
を吹き飛ばして除去する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、中空円筒状のドラムか
らなる工作物を高精度に加工する工作物加工装置に関す
るものである。
【0002】
【従来の技術】一般に、レーザプリンタ等に用いる薄肉
中空円筒状の感光ドラムのような加工は、その加工精度
を確保するために超精密旋盤を用いたダイヤモンド旋削
で行われているが、近年のコスト競争の激化に伴い、一
段の生産性向上要求の中で旋削による生産性の向上は限
界に近づきつつある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】生産性を向上するため
には、旋削の一刃より多刃の研削のほうが有利となる
が、反面研削においては、無数の砥粒で工作物を削り取
るために、鋭利な切刃をもつ単石ダイヤによる旋削に比
較して加工面に極めて微細なバリが無数に発生し、この
微細なバリが製品化のコピーテストで白地に黒点、黒地
に白点を生ずるチリ、カブリと呼ばれる不良原因とな
る。そして、上記の微細なバリは、研削後の目視では確
認できず、最終のコピーテストでしか判定できなく、こ
れが研削による量産化の妨げになっているのが実状であ
る。
【0004】従って本発明の目的は、生産性の高い研削
を利用して、なおかつ微細バリを除去できる工作物加工
装置を提供せんとすることである。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
の請求項1に記載の発明は、トラバース移動可能なテー
ブル上に設置され中空円筒状のドラムからなる工作物を
支持して回転駆動する工作物支持駆動手段と、前記工作
物の外周を研削する砥石車を回転可能に支承し前記テー
ブルと交差する方向に進退可能な砥石台とを備えた工作
物加工装置において、前記砥石台に、前記砥石車にて研
削された工作物研削面に向けて高圧のジェット流を噴射
し工作物研削によって発生した微細なバリを吹き飛ばし
て除去する高圧ジェット噴射装置を設けたものである。
【0006】また請求項2に記載の発明は、トラバース
移動可能なテーブル上に設置され中空円筒状のドラムか
らなる工作物を支持して回転駆動する工作物支持駆動手
段と、前記工作物の外周を研削する砥石車を回転可能に
支承し前記テーブルと交差する方向に進退可能な砥石台
とを備えた工作物加工装置において、前記砥石台に、前
記砥石車にて研削された工作物研削面にバニッシュ工具
を所定の荷重で押付け工作物研削によって発生した微細
なバリを押しつぶして除去するバニッシング装置を設け
たものである。
【0007】
【作用】上記した請求項1の発明によれば、工作物を砥
石車によって高能率に研削し、その研削後の工作物研削
面に高圧のジェット流を噴射し、工作物研削によって発
生した微細バリを吹き飛ばして除去する。また、請求項
2によれば、工作物を砥石車によって高能率に研削し、
その研削後の工作物研削面にバニッシュ工具を所定の荷
重で押付け、工作物研削によって発生した微細バリを押
しつぶして除去する。
【0008】
【実施例】以下本発明の実施例を図面に基づいて説明す
る。図1、図2において、10は研削盤のベッドを示
し、このベッド10上にはテーブル11が左右方向にト
ラバース移動可能に載置され、サーボモータ12を駆動
源とする送り装置によってトラバース移動されるように
なっている。テーブル11上には左主軸台13と右主軸
台14がテーブル11のトラバース方向に所定の間隔を
有して設置されている。右主軸台14には主軸15が図
略の静圧軸受によって回転可能に軸承され、この主軸1
5は右主軸台14に設置した主軸駆動モータ16によっ
て回転駆動されるようになっている。主軸15の先端に
は後述する工作物の端部内径を把持する公知の内径チャ
ック17が設けられ、この内径チャック17は図略のチ
ャック用シリンダに連結された作動棒18の進退によっ
て作動されるようになっている。また左主軸台13には
先端に段付きテーパ部を有するセンタ19を設けたラム
20が回転かつ進退可能に支承され、左主軸台13内に
設けた図略のラム進退用シリンダによって進退されるよ
うになっている。
【0009】上記した内径チャック17とセンタ19と
によって、薄肉中空円筒状の感光ドラムからなる工作物
Wが両端支持され、主軸駆動モータ16による主軸15
の回転によって工作物Wが回転駆動されるようになって
いる。なお、工作物W内には予め心棒付きのゴム等の弾
性材21が内挿され、研削加工時におけるびびり振動を
防止するようになっている。
【0010】また、前記ベッド10上には、砥石車22
を支持した砥石台23が前記テーブル11のトラバース
方向と交差する方向(実施例においては直交する方向)
に進退可能に載置され、図略のサーボモータを駆動源と
する送り装置によって進退送りされるようになってい
る。砥石台23には砥石車22を覆う砥石ガード24が
固定され、この砥石ガード24の前面に、研削ポイント
にクーラント液を供給するクーラントノズル25が取付
けられている。
【0011】前記砥石ガード24の側面には、後述する
構成の高圧ジェット噴射装置30が取付けられている。
図3、図4において、高圧ジェット噴射装置30の本体
31は前記砥石ガード24の側面にブラケット32を介
して固定され、この本体31にノズル取付体33が工作
物Wに向かって水平方向に伸長されている。ノズル取付
体33には工作物Wの上面に向かって複数のジェットノ
ズル34が開口され、このジェットノズル34はノズル
取付体33に取付けられたクーラント供給管35に接続
されている。ここでジェットノズル34の工作物軸線方
向の開口位置は、前記砥石車22による研削位置の近傍
で、かつ前記テーブル11のトラバースによって砥石車
22により工作物Wが研削された直後の研削面に対応す
る位置に設定されている。
【0012】前記クーラント供給管35には、モータ3
6にて駆動される高圧クーラント供給ポンプ37が接続
され、この供給ポンプ37より高圧のクーラントがクー
ラント供給管35に圧送されるようになっている。実施
例においては、供給ポンプ37の供給圧および供給流量
を、7MPa(70kgf/cm2 )および毎分40リットル
に設定し、前記複数のジェットノズル34より高圧クー
ラントをジェット流として工作物Wに向けて噴出するよ
うにしている。
【0013】なお、図2中38は左主軸台13と右主軸
台14との間に搬入された工作物Wを仮受けするための
仮受け台であり、テーブル11上に設置されている。次
に上記した構成における動作について説明する。まず、
研削盤の原位置状態において、工作物Wが左主軸台13
と右主軸台14との間に搬入され、仮受け台38上に支
持される。しかる状態でラム20が前進され、工作物W
が内径チャック17とセンタ19とによって両端支持さ
れるともに、内径チャック17によって把持される。
【0014】続いて主軸駆動モータ16によって主軸1
5とともに工作物Wが回転駆動され、またモータ36が
起動されて高圧クーラント供給ポンプ37より高圧クー
ラントが吐出され、複数のジェットノズル34よりジェ
ット流として噴射される。同時に砥石台23が所定位置
まで前進され、砥石車22が工作物Wを仕上げ径に研削
できる位置に位置決めされる。
【0015】続いてテーブル11がトラバースされ、工
作物Wがトラバース研削される。この研削によって工作
物Wの研削面に極めて微細なバリが発生するが、前記ジ
ェットノズル34より噴射される高圧のジェット流が、
砥石車22により工作物Wが研削された直後の研削面に
噴射され、研削によって生じた微細なバリを吹き飛ばし
て除去する。
【0016】このようにしてテーブル11がトラバース
端に達すると、工作物Wが所定の仕上げ径に研削される
とともに、研削によって発生した微細なバリが研削中に
除去され、表面精度が向上される。しかる後、砥石台2
3が原位置まで後退されるとともに、主軸駆動モータ1
5およびモータ36が停止され、またテーブル11が原
位置までトラバース移動される。その後ラム19が後退
され、工作物Wが仮受け台38上に支持される。
【0017】このようにして、生産性の高い研削を利用
しながら、微細なバリのない高精度な表面あらさの加工
が実現できるようになる。次に本発明の他の実施例を図
5に基づいて説明する。この実施例は、先の高圧クーラ
ントに代えてバニッシングにより、研削によって発生し
た工作物研削面の微細なバリを除去するようにしたもの
である。
【0018】図5、図6において、前記砥石ガード24
の側面には、後述する構成のバニッシング装置50が取
付けられている。すなわち、バニッシング装置50の本
体51にはブラケット52を介して工具取付体53の一
端がピン54を支点にして揺動可能に支持されている。
工具取付体53は、工作物Wに向かって水平方向に伸長
し、その先端部に工作物Wの上面に当接するバニッシュ
用のダイヤモンドコンパックス55が保持されている。
かかるダイヤモンドコンパックス55は工作物Wとの当
接面を球面状に鏡面仕上げされ、工作物Wとほぼ点当た
りで接触するようにしている。しかしてダイヤモンドコ
ンパックス55の工作物W軸線方向の当接位置は、先の
実施例と同様に前記テーブル11のトラバースによって
砥石車22により工作物Wが研削された直後の研削面に
対応する位置に設定されている。
【0019】前記工具取付体53は、前記ブラケット5
2に位置調整可能に螺着された調整ボルト56との間に
介挿されたスプリング57によって、前記ダイヤモンド
コンパックス55が常時工作物Wの上面に当接する方向
に押圧され、その押圧端を前記ブラケット52に位置調
整可能に螺着された規制ボルト58により規制されるよ
うになっている。なお、スプリング57の設定荷重は調
整ボルト56の位置調整によって調整可能となってい
る。
【0020】上記した構成により、工作物Wの研削時に
ダイヤモンドコンパックス55はテーブル11のトラバ
ースによって研削直後の工作物W研削面に乗り上げ、ス
プリング57にて設定された所定の荷重で工作物研削面
に押付けられ、研削によって発生した微細なバリを潰し
て除去する。上記した実施例においては、バニッシュ工
具としてダイヤモンドコンパックス55を用いた例につ
いて述べたが、高硬度材からなる他の超硬チップを用い
ることもでき、またバニッシュ工具をローラ形状に成形
してローラを転動させながら工作物研削面に押付けるよ
うにしてもよい。
【0021】
【発明の効果】以上述べたように本発明によれば、生産
性の高い研削を利用し、しかも研削によって発生した微
細なバリを除去できるようにしたので、中空円筒状の工
作物を高精度に加工することができる利点がある。従っ
て感光ドラムのような薄肉中空円筒状の工作物を高能率
かつ高精度に加工できる効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例を示す工作物加工装置の全体を
示す正面図である。
【図2】工作物の支持状態を示す図である。
【図3】高圧ジェット噴射装置を示す図である。
【図4】図3のA方向から見た図である。
【図5】本発明の他の実施例を示すバニッシング装置を
示す図である。
【図6】図5のB方向から見た図である。
【符号の説明】
11 テーブル 13、14 主軸台 15 主軸 17 チャック 19 センタ 22 砥石車 23 砥石台 30 高圧ジェット噴射装置 50 バニッシング装置 W 工作物

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 トラバース移動可能なテーブル上に設置
    され中空円筒状のドラムからなる工作物を支持して回転
    駆動する工作物支持駆動手段と、前記工作物の外周を研
    削する砥石車を回転可能に支承し前記テーブルと交差す
    る方向に進退可能な砥石台とを備えた工作物加工装置に
    おいて、前記砥石台に、前記砥石車にて研削された工作
    物研削面に向けて高圧のジェット流を噴射し工作物研削
    によって発生した微細なバリを吹き飛ばして除去する高
    圧ジェット噴射装置を設けたことを特徴とする工作物加
    工装置。
  2. 【請求項2】 トラバース移動可能なテーブル上に設置
    され中空円筒状のドラムからなる工作物を支持して回転
    駆動する工作物支持駆動手段と、前記工作物の外周を研
    削する砥石車を回転可能に支承し前記テーブルと交差す
    る方向に進退可能な砥石台とを備えた工作物加工装置に
    おいて、前記砥石台に、前記砥石車にて研削された工作
    物研削面にバニッシュ工具を所定の荷重で押付け工作物
    研削によって発生した微細なバリを押しつぶして除去す
    るバニッシング装置を設けたことを特徴とする工作物加
    工装置。
JP5562695A 1995-03-15 1995-03-15 工作物加工装置 Pending JPH08252750A (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN106737199A (zh) * 2016-12-30 2017-05-31 华南理工大学 一种在线去毛刺和砂轮修锐激光辅助微细磨削装置及方法
JP2017127966A (ja) * 2015-12-21 2017-07-27 ゼネラル・エレクトリック・カンパニイ ターボ機械の表面処理
KR102572303B1 (ko) * 2023-06-08 2023-08-28 김형록 중장비 궤도용 칼라의 원형 접동면 다듬질시스템

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