JP2002085962A - プラズマ処理方法及び装置 - Google Patents

プラズマ処理方法及び装置

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JP2002085962A
JP2002085962A JP2000283010A JP2000283010A JP2002085962A JP 2002085962 A JP2002085962 A JP 2002085962A JP 2000283010 A JP2000283010 A JP 2000283010A JP 2000283010 A JP2000283010 A JP 2000283010A JP 2002085962 A JP2002085962 A JP 2002085962A
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JP
Japan
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gas
valve
plasma processing
gas flow
vacuum chamber
Prior art date
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Pending
Application number
JP2000283010A
Other languages
English (en)
Inventor
Takashi Sueyoshi
貴志 末吉
Koji Imamura
浩二 今村
Toshiyuki Suemitsu
敏行 末光
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Publication date
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  • Physical Vapour Deposition (AREA)
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ガス供給時のダスト巻き上げを低減し、被加
工物の汚染の少ない、ガス供給方法及び装置を提供する
ことを目的とする。 【解決手段】 ガス供給開始時にまず、マスフローコン
トローラ3の構成部品であるガス流量制御バルブ12を
全閉とする信号を制御回路11に入力し、ガス流量制御
バルブ12が全閉したのちに、1次バルブ1、2次バル
ブ2を全開とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は基板上に薄膜を成膜
するスパッタリング装置、および基板上の薄膜を加工す
るドライエッチング装置等のプラズマ処理装置及び方法
に関するものである。
【0002】
【従来の技術】近年、半導体、電子部品等の電子デバイ
スの製造にはスパッタリング装置、ドライエッチング装
置等のプラズマ処理装置が利用されており、これらのプ
ラズマ処理装置において加工を行なう際にはアルゴンガ
スやシランガス等の反応ガスが供給されている。そし
て、これらデバイスの製造にあたっては、被加工物の汚
染の無い、より高品質な加工が求められている。ガス供
給系の構成を図2に、マスフローコントローラ3の内部
構成を図3に、従来のタイミングチャートを図4に、従
来のプラズマ処理装置の一例であるスパッタリング装置
の概要構成図を図5に示す。
【0003】図5において、6は真空チャンバー、13
はカソード部で、電源14が接続されている。15はカ
ソード部13の上に配置された、蒸着物質であるターゲ
ット、16はターゲット15に対向して配置された基
板、17はガス導入部、18は排気口である。
【0004】このような構成において、ガス導入部17
よりアルゴン等のプラズマ発生用ガスを真空チャンバー
6内に導入し、所定のスパッタ圧力になるよう排気口1
8から排気を行う。この状態で、カソード部13に電源
14から高周波または直流電圧を印加すると、基板16
とターゲット15の間にプラズマが発生し、プラズマ内
のアルゴンイオンは磁場によって加速されてターゲット
15に衝突し、ターゲット物質が叩かれて真空中に飛び
出す。そして、ホルダー19上に取り付けられた基板1
6にこの物質が付着し、薄膜を形成する。
【0005】図2において、真空チャンバー6は、図5
の構成に相当する。真空チャンバ−6には、開口度の調
整可能なメインバルブ7を介して真空ポンプ8が接続さ
れており、また、2次バルブ2を介して反応ガスの流量
を制御するマスフローコントローラ3が接続されてい
る。さらに、マスフローコントローラ3には、1次バル
ブ1、フィルター4を介してガス供給源5が接続されて
いる。図3に示すように、マスフローコントローラ3
は、ガス流量計測部10と、ガス流量制御バルブ12
と、ガス流量制御バルブ12を制御する制御回路11で
構成されている。
【0006】ガス供給方法は図4のタイミングチャート
に示すように1次バルブ1、2次バルブ2、を全開する
と同時にマスフローコントローラ3で、供給ガス流量の
制御を始める。なお、従来の反応ガス供給方法では、マ
スフローコントローラはガス供給を行なっていない時
は、ガス流量制御バルブ12が全開となっており、ガス
供給量の調整はガス流用制御バルブ12が全開の状態か
ら、設定されたガス流量に最適な開口度となるように調
整される。従って、ガス流量調整の初期においては、ガ
スが突発的に噴出する。ガス供給系の構成図である図2
には1ラインのガス供給系のみ図示しているが、複数の
ガス供給系が接続されているものもある。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述の
ガス供給方法では、ガス供給開始時にガス流量制御用バ
ルブが全開となっているため、ガス流量調整の初期にお
いては、ガスが突発的に噴出するため、ダストを巻上
げ、基板等の加工物の表面が汚染されるという問題があ
る。本発明では上述の点に鑑み、ガス供給時のダスト巻
き上げを低減し、被加工物の汚染の少ない、プラズマ処
理方法及び装置を提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】そこで、上記目的を達成
するために、本発明は、ガス供給開始時にガス流量制御
バルブを全閉とした後、1次バルブ、2次バルブを全開
とすることで、ガス供給開始時のダストの巻き上げを低
減し、被加工物の汚染を低減することができる。
【0009】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につい
て説明する。装置の構成については、従来と同様なので
説明は省略し、反応ガスの供給方法について、図1を用
いて説明する。図1のタイミングチャートは、図示しな
い制御部からの信号を示し、ガス供給開始時にはまず、
マスフローコントローラ3の構成部品であるガス流量制
御バルブ12を全閉とする信号を制御回路11に入力す
る。ガス流量制御バルブ12が全閉するまでの時間t、
例えば8秒後に1次バルブ1、2次バルブ2を全開とす
る。以後、制御回路11の働きにより設定されたガス流
量に最適な開口度となるようにガス流量制御バルブ12
の開口度が全閉状態から調整されるので、従来のように
ガス流量調整の初期における、ガスが突発的に噴出する
ことは起こらず、設定したガス流量になるまでの時間、
オーバーシュート量が低減される。そしてこの後、スパ
ッタリング、ドライエッチング等の加工を行なうことが
できる。
【0010】本実施例による、設定したガス流量になる
までの時間、オーバーシュート量、加工物表面の汚染
と、従来の設定したガス流量になるまでの時間、オーバ
ーシュート量、被加工物表面の汚染を(表1)に比較し
て示している。
【0011】
【表1】
【0012】(表1)に示すとおり、本発明による反応
ガス供給方法によれば、ガス供給開始時に設定したガス
流量になるまでの時間が短縮され、オーバーシュート量
も減少する。これに伴い、ダストの巻き上げが低減さ
れ、被加工物表面の汚染を低減することができる。
【0013】
【発明の効果】以上のように本発明によれば、ガス供給
開始時に、ガス流量制御バルブを全閉とした後、1次バ
ルブ、2次バルブを全開とすることで、設定したガス流
量になるまでの時間、オーバーシュート量が低減され、
これに伴いガス供給開始時のダストの巻き上げを低減
し、被加工物の汚染を低減することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態に用いる反応ガス供給のタ
イミングチャート
【図2】本発明及び従来の実施の形態によるプラズマ処
理装置の概略構成図
【図3】本発明及び従来の実施の形態によるマスフロー
コントローラの構成図
【図4】従来の反応ガス供給のタイミングチャート
【図5】スパッタリング装置の概略構成を示す断面図
【符号の説明】
1 1次バルブ 2 2次バルブ 3 マスフローコントローラ 6 真空チャンバー
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 末光 敏行 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電器 産業株式会社内 Fターム(参考) 4G075 AA24 AA30 BC02 BC06 BD14 CA47 CA65 DA01 DA02 DA05 EB01 4K029 BD01 CA01 CA05 DA04 DA09 EA04 5F004 AA16 CA01 DA00 DA23 5F103 AA08 NN06 RR06

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 真空チャンバーにガスを供給してプラズ
    マを発生させ、この真空チャンバー内に配置する基板を
    プラズマ処理するプラズマ処理方法において、前記真空
    チャンバーに2次バルブを介して接続された反応ガスの
    流量を制御するマスフローコントローラを全閉にする工
    程と、この後、このマスフローコントローラのガス供給
    源側に接続された1次バルブと前記2次バルブを開にす
    る工程と、前記基板をプラズマ処理する工程とを有する
    ことを特徴とするプラズマ処理方法。
  2. 【請求項2】 真空チャンバー内でプラズマを発生さ
    せ、この真空チャンバー内に配置する基板をプラズマ処
    理するプラズマ処理装置において、前記チャンバーに2
    次バルブを介して接続された反応ガスの流量を制御する
    マスフローコントローラと、このマスフローコントロー
    ラに1次バルブを介して接続されたガス供給源とを有
    し、ガス供給開始時に、前記マスフローコントローラを
    全閉した後、前記1次バルブ、2次バルブを全開にする
    制御部を有することを特徴とするプラズマ処理装置。
JP2000283010A 2000-09-19 2000-09-19 プラズマ処理方法及び装置 Pending JP2002085962A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010205477A (ja) * 2009-03-02 2010-09-16 Nissin Ion Equipment Co Ltd ガス制御装置、ガス制御装置の制御方法及びそれらを用いたイオン注入装置
US9236230B2 (en) 2011-05-31 2016-01-12 Tokyo Electron Limited Plasma processing apparatus and gas supply method therefor

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JP2010205477A (ja) * 2009-03-02 2010-09-16 Nissin Ion Equipment Co Ltd ガス制御装置、ガス制御装置の制御方法及びそれらを用いたイオン注入装置
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