JP2002085766A - 遊技機 - Google Patents

遊技機

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JP2002085766A
JP2002085766A JP2000277242A JP2000277242A JP2002085766A JP 2002085766 A JP2002085766 A JP 2002085766A JP 2000277242 A JP2000277242 A JP 2000277242A JP 2000277242 A JP2000277242 A JP 2000277242A JP 2002085766 A JP2002085766 A JP 2002085766A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 正規のマイクロコンピュータとは異なるマイ
クロコンピュータに差し替えられてしまったことを容易
に発見できるようにする。 【解決手段】 外部機器と接続可能なコネクタ220を
介して入力された識別情報要求コードが、インタフェー
ス回路における抵抗230を介してCPU56に入力さ
れる。また、CPU56から出力される識別情報が、イ
ンタフェース回路における抵抗230とコネクタ220
とを介して外部機器に伝達可能に構成されている。識別
情報は、識別情報要求コードの種類に応じて選定され出
力される。また、CPU56の制御クロックを示す通知
情報が主基板31において論理固定されている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、遊技者の操作に応
じて遊技が行われるパチンコ遊技機、コイン遊技機、ス
ロット機等の遊技機に関する。
【0002】
【従来の技術】遊技機の一例として、遊技球などの遊技
媒体を発射装置によって遊技領域に発射し、遊技領域に
設けられている入賞口などの入賞領域に遊技媒体が入賞
すると、所定個の賞球が遊技者に払い出されるものがあ
る。さらに、表示状態が変化可能な可変表示部が設けら
れ、可変表示部の表示結果があらかじめ定められた特定
の表示態様となった場合に所定の遊技価値を遊技者に与
えるように構成されたものがある。
【0003】遊技価値とは、遊技機の遊技領域に設けら
れた可変入賞球装置の状態が打球が入賞しやすい遊技者
にとって有利な状態になることや、遊技者にとって有利
な状態となるための権利を発生させたりすることや、景
品遊技媒体払出の条件が成立しやすくなる状態になるこ
とことである。
【0004】特別図柄を表示する可変表示部を備えた第
1種パチンコ遊技機では、特別図柄を表示する可変表示
部の表示結果があらかじめ定められた特定の表示態様の
組合せとなることを、通常、「大当り」という。大当り
が発生すると、例えば、大入賞口が所定回数開放して打
球が入賞しやすい大当り遊技状態(特定遊技状態)に移
行する。そして、各開放期間において、所定個(例えば
10個)の大入賞口への入賞があると大入賞口は閉成す
る。そして、大入賞口の開放回数は、所定回数(例えば
16ラウンド)に固定されている。なお、各開放につい
て開放時間(例えば29.5秒)が決められ、入賞数が
所定個に達しなくても開放時間が経過すると大入賞口は
閉成する。また、大入賞口が閉成した時点で所定の条件
(例えば、大入賞口内に設けられているVゾーンへの入
賞)が成立していない場合には、大当り遊技状態は終了
する。
【0005】また、「大当り」の組合せ以外の表示態様
の組合せのうち、複数の可変表示部の表示結果のうちの
一部が未だに導出表示されていない段階において、既に
表示結果が導出表示されている可変表示部の表示態様が
特定の表示態様の組合せとなる表示条件を満たしている
状態を「リーチ」という。そして、可変表示部に可変表
示される識別情報の表示結果が「リーチ」となる条件を
満たさない場合には「はずれ」となり、可変表示状態は
終了する。遊技者は、大当りをいかにして発生させるか
を楽しみつつ遊技を行う。
【0006】一般に、遊技機における遊技進行はマイク
ロコンピュータを含む遊技制御手段によって制御され
る。そして、所定の条件(例えば可変表示開始の条件と
なる始動入賞)が成立すると乱数を発生させ、乱数値が
あらかじめ決まられている所定値と一致すると「大当
り」となる。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】上述したように、特定
遊技状態等の遊技価値が付与されている場合には、遊技
者が景品を得やすくなっている。そのために、不正に遊
技価値を得ようとする行為が生ずることも考えられる。
例えば、プログラムを内蔵した正規のマイクロコンピュ
ータを取り外して、大当りを生じさせやすい不正プログ
ラムを内蔵したマイクロコンピュータを搭載してしまう
といった不正行為が考えられる。そのような不正プログ
ラムを内蔵したマイクロコンピュータが使用されると、
過大な景品としての遊技媒体が払い出されてしまうの
で、遊技機を設置している遊技店に大きな損失を及ぼ
す。
【0008】そこで、本発明は、正規のマイクロコンピ
ュータとは異なるマイクロコンピュータに差し替えられ
てしまったことを容易に発見できる遊技機を提供するこ
とを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明による遊技機は、
遊技者が所定の遊技を行うことが可能な遊技機であっ
て、遊技機の動作に関わる電気的制御を実行するととも
に、外部機器から所定の識別情報要求信号が入力される
と自己が真正のものであるか否かを外部側で識別するた
めに用いられる識別情報を出力することが可能な制御マ
イクロコンピュータを搭載した制御基板を備え、制御基
板には、識別情報要求信号と識別情報とを入出力するた
め、および制御クロックの周波数を通知する通知情報を
出力するために外部機器と電気的に接続可能な外部接続
手段が設けられていることを特徴とする。
【0010】外部接続手段は、遊技機への供給電源がオ
ン状態で外部機器に対して電力を供給することが可能で
あるように構成されていてもよい。
【0011】制御基板には、外部接続手段に入力される
識別情報要求信号を制御マイクロコンピュータに入力す
るための入力手段が設けられていてもよい。
【0012】制御基板には、制御マイクロコンピュータ
からの識別情報を外部接続手段に出力するための出力手
段が設けられていてもよい。
【0013】識別情報はROMのシステム領域に記憶さ
れていることが好ましい。
【0014】識別情報が複数記憶され、制御マイクロコ
ンピュータが、識別情報要求信号の種類に対応した識別
情報を選択して出力するように構成されていてもよい。
【0015】識別情報は暗号化されて記憶されていても
よい。
【0016】識別情報要求信号に対応して所定の演算を
施して識別情報を生成するための演算式が記憶されてい
る構成であってもよい。
【0017】演算式はROMのシステム領域に記憶され
ていることが好ましい。
【0018】制御基板において、外部機器に対して電源
を供給する電源ライン上に過電流保護回路が設けられて
いることが好ましい。
【0019】制御クロックの周波数を通知する通知情報
は、制御基板においてハードウェアによって作成される
ことが好ましい。
【0020】
【発明の実施の形態】以下、本発明の一実施形態を図面
を参照して説明する。まず、遊技機の一例であるパチン
コ遊技機の全体の構成について説明する。図1はパチン
コ遊技機1を正面からみた正面図である。なお、ここで
は、遊技機の一例としてパチンコ遊技機を示すが、本発
明はパチンコ遊技機に限られず、例えばコイン遊技機や
スロット機等であってもよい。
【0021】図1に示すように、パチンコ遊技機1は、
額縁状に形成されたガラス扉枠2を有する。ガラス扉枠
2の下部表面には打球供給皿3がある。打球供給皿3の
下部には、打球供給皿3からあふれた遊技球を貯留する
余剰玉受皿4と打球を発射する打球操作ハンドル(操作
ノブ)5が設けられている。ガラス扉枠2の後方には、
遊技盤6が着脱可能に取り付けられている。また、遊技
盤6の前面には遊技領域7が設けられている。
【0022】遊技領域7の中央付近には、複数種類の図
柄を可変表示するための可変表示部(特別図柄表示装
置)9と7セグメントLEDによる普通図柄表示器(普
通図柄表示装置)10とを含む可変表示装置8が設けら
れている。可変表示部9には、例えば「左」、「中」、
「右」の3つの図柄表示エリアがある。可変表示装置8
の側部には、打球を導く通過ゲート11が設けられてい
る。通過ゲート11を通過した打球は、玉出口13を経
て始動入賞口14の方に導かれる。通過ゲート11と玉
出口13との間の通路には、通過ゲート11を通過した
打球を検出するゲートスイッチ12がある。また、始動
入賞口14に入った入賞球は、遊技盤6の背面に導か
れ、始動口スイッチ17によって検出される。また、始
動入賞口14の下部には開閉動作を行う可変入賞球装置
15が設けられている。可変入賞球装置15は、ソレノ
イド16によって開状態とされる。
【0023】可変入賞球装置15の下部には、特定遊技
状態(大当り状態)においてソレノイド21によって開
状態とされる開閉板20が設けられている。この実施の
形態では、開閉板20が大入賞口を開閉する手段とな
る。開閉板20から遊技盤6の背面に導かれた入賞球の
うち一方(Vゾーン)に入った入賞球はVカウントスイ
ッチ22で検出される。また、開閉板20からの入賞球
はカウントスイッチ23で検出される。可変表示装置8
の下部には、始動入賞口14に入った入賞球数を表示す
る4個の表示部を有する始動入賞記憶表示器18が設け
られている。この例では、4個を上限として、始動入賞
がある毎に、始動入賞記憶表示器18は点灯している表
示部を1つずつ増やす。そして、可変表示部9の可変表
示が開始される毎に、点灯している表示部を1つ減ら
す。
【0024】遊技盤6には、複数の入賞口19,24が
設けられ、遊技球のそれぞれの入賞口19,24への入
賞は、対応して設けられている入賞口スイッチ19a,
19b,24a,24bによって検出される。遊技領域
7の左右周辺には、遊技中に点滅表示される装飾ランプ
25が設けられ、下部には、入賞しなかった打球を吸収
するアウト口26がある。また、遊技領域7の外側の左
右上部には、効果音を発する2つのスピーカ27が設け
られている。遊技領域7の外周には、遊技効果LED2
8aおよび遊技効果ランプ28b,28cが設けられて
いる。
【0025】そして、この例では、一方のスピーカ27
の近傍に、賞球残数があるときに点灯する賞球ランプ5
1が設けられ、他方のスピーカ27の近傍に、補給球が
切れたときに点灯する球切れランプ52が設けられてい
る。さらに、図1には、パチンコ遊技機1に隣接して設
置され、プリペイドカードが挿入されることによって球
貸しを可能にするカードユニット50も示されている。
【0026】カードユニット50には、使用可能状態で
あるか否かを示す使用可表示ランプ151、カード内に
記録された残額情報に端数(100円未満の数)が存在
する場合にその端数を打球供給皿3の近傍に設けられる
度数表示LEDに表示させるための端数表示スイッチ1
52、カードユニット50がいずれの側のパチンコ遊技
機1に対応しているのかを示す連結台方向表示器15
3、カードユニット50内にカードが投入されているこ
とを示すカード投入表示ランプ154、記録媒体として
のカードが挿入されるカード挿入口155、およびカー
ド挿入口155の裏面に設けられているカードリーダラ
イタの機構を点検する場合にカードユニット50を解放
するためのカードユニット錠156が設けられている。
【0027】打球発射装置から発射された打球は、打球
レールを通って遊技領域7に入り、その後、遊技領域7
を下りてくる。打球が通過ゲート11を通ってゲートス
イッチ12で検出されると、普通図柄表示器10の表示
数字が連続的に変化する状態になる。また、打球が始動
入賞口14に入り始動口スイッチ17で検出されると、
図柄の変動を開始できる状態であれば、可変表示部9内
の図柄が回転を始める。図柄の変動を開始できる状態で
なければ、始動入賞記憶を1増やす。
【0028】可変表示部9内の画像の回転は、一定時間
が経過したときに停止する。停止時の画像の組み合わせ
が大当り図柄の組み合わせであると、大当り遊技状態に
移行する。すなわち、開閉板20が、一定時間経過する
まで、または、所定個数(例えば10個)の打球が入賞
するまで開放する。そして、開閉板20の開放中に打球
が特定入賞領域に入賞しVカウントスイッチ22で検出
されると、継続権が発生し開閉板20の開放が再度行わ
れる。継続権の発生は、所定回数(例えば15ラウン
ド)許容される。
【0029】停止時の可変表示部9内の画像の組み合わ
せが確率変動を伴う大当り図柄の組み合わせである場合
には、次に大当りとなる確率が高くなる。すなわち、高
確率状態という遊技者にとってさらに有利な状態とな
る。また、普通図柄表示器10における停止図柄が所定
の図柄(当り図柄=小当り図柄)である場合に、可変入
賞球装置15が所定時間だけ開状態になる。さらに、高
確率状態では、普通図柄表示器10における停止図柄が
当り図柄になる確率が高められるとともに、可変入賞球
装置15の開放時間と開放回数が高められる。
【0030】次に、パチンコ遊技機1の裏面に配置され
ている各基板について説明する。図2に示すように、パ
チンコ遊技機1の裏面では、枠体2A内の機構板の上部
に玉貯留タンク38が設けられ、パチンコ遊技機1が遊
技機設置島に設置された状態でその上方から遊技球が球
貯留タンク38に供給される。球貯留タンク38内の遊
技球は、誘導樋39を通って賞球ケース40Aで覆われ
る球払出装置に至る。
【0031】遊技機裏面側では、可変表示部9を制御す
る可変表示制御ユニット29、遊技制御用マイクロコン
ピュータ等が搭載された遊技制御基板(主基板)31が
設置されている。また、球払出制御を行う払出制御用マ
イクロコンピュータ等が搭載された払出制御基板37、
およびモータの回転力を利用して打球を遊技領域7に発
射する打球発射装置が設置されている。さらに、装飾ラ
ンプ25、遊技効果LED28a、遊技効果ランプ28
b,28c、賞球ランプ51および球切れランプ52に
信号を送るためのランプ制御基板35、スピーカ27か
らの音声発生を制御するための音声制御基板70および
打球発射装置を制御するための発射制御基板91も設け
られている。
【0032】さらに、DC30V、DC21V、DC1
2VおよびDC5Vを作成する電源回路が搭載された電
源基板910が設けられ、上方には、各種情報を遊技機
外部に出力するための各端子を備えたターミナル基板1
60が設置されている。ターミナル基板160には、少
なくとも、球切れ検出スイッチの出力を導入して外部出
力するための球切れ用端子、賞球個数信号を外部出力す
るための賞球用端子および球貸し個数信号を外部出力す
るための球貸し用端子が設けられている。また、中央付
近には、主基板31からの各種情報を遊技機外部に出力
するための各端子を備えた情報端子盤34が設置されて
いる。なお、図2には、ランプ制御基板35および音声
制御基板70からの信号を、枠側に設けられている遊技
効果LED28a、遊技効果ランプ28b,28c、賞
球ランプ51および球切れランプ52に供給するための
電飾中継基板A77が示されているが、信号中継の必要
に応じて他の中継基板も設けられる。
【0033】図3はパチンコ遊技機1の機構板を背面か
らみた背面図である。球貯留タンク38に貯留された玉
は誘導樋39を通り、図3に示されるように、球切れ検
出器(球切れスイッチ)187a,187bを通過して
球供給樋186a,186bを経て球払出装置97に至
る。球切れスイッチ187a,187bは遊技球通路内
の遊技球の有無を検出するスイッチであるが、球タンク
38内の補給球の不足を検出する球切れ検出スイッチ1
67も設けられている。以下、球切れスイッチ187
a,187bを、球切れスイッチ187と表現すること
がある。
【0034】球払出装置97から払い出された遊技球
は、連絡口45を通ってパチンコ遊技機1の前面に設け
られている打球供給皿3に供給される。連絡口45の側
方には、パチンコ遊技機1の前面に設けられている余剰
玉受皿4に連通する余剰玉通路46が形成されている。
【0035】入賞にもとづく景品球が多数払い出されて
打球供給皿3が満杯になり、ついには遊技球が連絡口4
5に到達した後、さらに遊技球が払い出されると、遊技
球は余剰玉通路46を経て余剰玉受皿4に導かれる。さ
らに遊技球が払い出されると、感知レバー47が満タン
スイッチ48を押圧して満タンスイッチ48がオンす
る。その状態では、球払出装置97内のステッピングモ
ータの回転が停止して球払出装置97の動作が停止する
とともに打球発射装置34の駆動も停止する。
【0036】図4は、主基板31における回路構成の一
例を示すブロック図である。なお、図4には、払出制御
基板37、ランプ制御基板35、音制御基板70、発射
制御基板91および図柄制御基板80も示されている。
主基板31には、プログラムに従ってパチンコ遊技機1
を制御する基本回路53と、ゲートスイッチ12、始動
口スイッチ17、Vカウントスイッチ22、カウントス
イッチ23、入賞口スイッチ19a,19b,24a,
24b、満タンスイッチ48、球切れスイッチ187お
よび賞球カウントスイッチ301Aからの信号を基本回
路53に与えるスイッチ回路58と、可変入賞球装置1
5を開閉するソレノイド16、開閉板20を開閉するソ
レノイド21および大入賞口内の経路を切り換えるため
の切換ソレノイド21Aを基本回路53からの指令に従
って駆動するソレノイド回路59とが搭載されている。
【0037】また、基本回路53から与えられるデータ
に従って、大当りの発生を示す大当り情報、可変表示部
9の画像表示開始に利用された始動入賞球の個数を示す
有効始動情報、確率変動が生じたことを示す確変情報等
の情報出力信号をホールコンピュータ等の外部機器に対
して出力する情報出力回路64が搭載されている。
【0038】基本回路53は、ゲーム制御用のプログラ
ム等を記憶するROM54、ワークメモリとして使用さ
れる記憶手段の一例であるRAM55、プログラムに従
って制御動作を行うCPU56およびI/Oポート部5
7を含む。この実施の形態では、ROM54,RAM5
5はCPU56に内蔵されている。すなわち、CPU5
6は、1チップマイクロコンピュータである。なお、1
チップマイクロコンピュータは、少なくともRAM55
が内蔵されていればよく、ROM54およびI/Oポー
ト部57は外付けであっても内蔵されていてもよい。
【0039】さらに、主基板31には、電源投入時に基
本回路53をリセットするためのシステムリセット回路
65が設けられている。
【0040】また、主基板31には、インタフェース回
路200が設けられている。後で詳しく説明するが、イ
ンタフェース回路200は、遊技機外部からの識別情報
要求コード(識別情報要求信号)を入力してCPU56
に伝達するとともに、CPU56からの識別情報等を、
CPU56が真正なものか否かを照合するための照合機
等の外部機器に接続可能なコネクタに伝達するための回
路である。
【0041】遊技球を打撃して発射する打球発射装置は
発射制御基板91上の回路によって制御される駆動モー
タ94で駆動される。そして、駆動モータ94の駆動力
は、操作ノブ5の操作量に従って調整される。すなわ
ち、発射制御基板91上の回路によって、操作ノブ5の
操作量に応じた速度で打球が発射されるように制御され
る。
【0042】なお、この実施の形態では、ランプ制御基
板35に搭載されているランプ制御手段が、遊技盤に設
けられている始動記憶表示器18、ゲート通過記憶表示
器41および装飾ランプ25の表示制御を行うととも
に、枠側に設けられている遊技効果ランプ・LED28
a,28b,28c、賞球ランプ51および球切れラン
プ52の表示制御を行う。また、特別図柄を可変表示す
る可変表示部9および普通図柄を可変表示する普通図柄
表示器10の表示制御は、図柄制御基板80に搭載され
ている表示制御手段によって行われる。
【0043】図5は、主基板31におけるCPU56周
りの一構成例を示すブロック図である。図5に示すよう
に、遊技機において用いられる各種電圧を生成する電源
基板等に搭載されている電源監視手段からの電源断信号
(電圧低下信号)が、CPU56のマスク不能割込端子
(XNMI端子)に接続されている。電源監視回路は、
遊技機が使用する各種直流電源のうちのいずれかの電源
の電圧を監視して電源電圧低下を検出する回路である。
この実施の形態では、VSLの電源電圧を監視して電圧値
が所定値以下になるとローレベルの電源断信号を発生す
る。VSLは、遊技機で使用される直流電圧のうちで最大
のものであり、この例では+30Vである。従って、C
PU56は、割込処理によって電源断の発生を確認する
ことができる。
【0044】図5には、システムリセット回路65も示
されている。リセットIC651は、電源投入時に、外
付けのコンデンサの容量で決まる所定時間だけ出力をロ
ーレベルとし、所定時間が経過すると出力をハイレベル
にする。すなわち、リセット信号をハイレベルに立ち上
げてCPU56を動作可能状態にする。また、リセット
IC651は、電源監視回路が監視する電源電圧と等し
い電源電圧であるVSLの電源電圧を監視して電圧値が所
定値(電源監視回路が電源断信号を出力する電源電圧値
よりも低い値)以下になると出力をローレベルにする。
従って、CPU56は、電源監視回路からの電源断信号
に応じて所定の電力供給停止時処理を行った後、システ
ムリセットされる。
【0045】図5に示すように、リセットIC651か
らのリセット信号は、NAND回路947に入力される
とともに、反転回路(NOT回路)944を介してカウ
ンタIC941のクリア端子に入力される。カウンタI
C941は、クリア端子への入力がローレベルになる
と、発振器943からのクロック信号をカウントする。
そして、カウンタIC941のQ5出力がNOT回路9
45,946を介してNAND回路947に入力され
る。また、カウンタIC941のQ6出力は、フリップ
フロップ(FF)942のクロック端子に入力される。
フリップフロップ942のD入力はハイレベルに固定さ
れ、Q出力は論理和回路(OR回路)949に入力され
る。OR回路949の他方の入力には、NAND回路9
47の出力がNOT回路948を介して導入される。そ
して、OR回路949の出力がCPU56のリセット端
子に接続されている。このような構成によれば、電源投
入時に、CPU56のリセット端子に2回のリセット信
号(ローレベル信号)が与えられるので、CPU56
は、確実に動作を開始する。
【0046】そして、例えば、電源監視回路の検出電圧
(電源断信号を出力することになる電圧)を+22Vと
し、リセット信号をローレベルにするための検出電圧を
+9Vとする。そのように構成した場合には、電源監視
回路とシステムリセット回路65とが、同一の電源VSL
の電圧を監視するので、電圧監視回路が電源断信号を出
力するタイミングとシステムリセット回路65がシステ
ムリセット信号を出力するタイミングの差を所望の所定
期間に確実に設定することができる。所望の所定期間と
は、電源監視回路からの電源断信号に応じて電力供給停
止時処理を開始してから電力供給停止時処理が確実に完
了するまでの期間である。
【0047】CPU56等の駆動電源である+5V電源
から電力が供給されていない間、RAMの少なくとも一
部は、電源基板から供給されるバックアップ電源によっ
てバックアップされ、遊技機に対する電源が断しても内
容は保存される。そして、+5V電源が復旧すると、シ
ステムリセット回路65からリセット信号が発せられる
ので、CPU56は、通常の動作状態に復帰する。その
とき、必要なデータがバックアップRAMに保存されて
いるので、停電等からの復旧時に停電発生時の遊技状態
に復帰することができる。
【0048】なお、図5に示す構成では、電源投入時に
CPU56のリセット端子に2回のリセット信号(ロー
レベル信号)が与えられるが、リセット信号の立ち上が
りタイミングが1回しかなくても確実にリセット解除さ
れるCPUを使用する場合には、符号941〜949で
示された回路素子は不要である。その場合、リセットI
C651の出力がそのままCPU56のリセット端子に
接続される。
【0049】なお、図5に示す入力ポート571は遊技
機外部からの識別情報要求コードを入力するためのもの
であり、出力ポート572は遊技機外部に対する識別情
報等を出力するためのものである。また、図5では、入
力ポート571および出力ポート572は、CPU56
の外に設置されているが、それらはCPU内蔵ポートで
あってもよい。
【0050】図6は、インタフェース回路200の一構
成例を、CPU56、入力ポート571、出力ポート5
72、過電流防止回路(過電流保護回路)201および
コネクタ220とともに示すブロック図である。
【0051】この例では、外部機器と電気的に接続可能
な外部接続手段としてのコネクタ220を介して入力さ
れた識別情報要求コードが、インタフェース回路200
におけるフォトカプラ212およびバッファ回路211
を介して入力ポート571に入力される。また、出力ポ
ート572から出力される識別情報が、インタフェース
回路200におけるバッファ回路201およびフォトカ
プラ204とコネクタ220とを介して外部機器に伝達
可能に構成されている。なお、この実施の形態では、外
部接続手段として、一体化されているコネクタ220を
例示するが、例えば複数のピンを設けるといった個別素
子による外部接続手段を用いてもよい。また、例えば、
識別情報要求コードと識別情報とを入出力するためのコ
ネクタ、後述するクロック選択信号D0〜D2を出力す
るためのコネクタ、および電源供給のためのコネクタの
ように、複数のコネクタによって外部接続手段が構成さ
れていてもよい。
【0052】外部機器は、遊技機に対して識別情報要求
コードを出力するとともに、遊技機から識別情報(マイ
クロコンピュータが真正のものであるか否かを外部で識
別するために用いられる情報)を入力して識別情報の正
当性を照合する照合機等の機器である。
【0053】さらに、コネクタ220を介して電源電圧
(この例ではVcc)がコネクタ220に供給されてい
る。従って、外部機器はコネクタ220を介して遊技機
側から電源供給を受けることが可能である。外部機器や
コネクタ220の箇所で短絡が生ずると、主基板31に
悪影響を及ぼすので、この例では、電源電圧は、過電流
防止回路201を介して供給される。過電流防止回路2
01は、過電流を検出したら、電源供給を停止する部品
を含む。
【0054】なお、ここでは、外部機器に対する電源供
給用接続手段としての電源供給用端子はコネクタ220
の一端子であるが、コネクタ220と別端子(または別
コネクタ)であってもよい。また、電源供給端子には、
当然、遊技機に対して電力供給がなされている間、電源
供給がなされる。この実施の形態では、電源供給端子に
供給される電圧は電源基板で生成されるが、主基板31
が電圧生成回路を有している場合には、その電圧生成回
路から供給するようにしてもよい。
【0055】また、コネクタ220には、CPU56の
システムクロック(制御クロック)の周波数を通知する
ための信号(クロック選択信号D0〜D2:通知情報)
が出力される。そして、その信号は、主基板31におい
て論理固定されている。すなわち、ローレベルまたはハ
イレベルに固定されている。
【0056】コネクタ220と外部機器の間の接続は、
外部機器からのケーブルが直接コネクタ220に接続さ
れるような方法であってもよいし、遊技機においてさら
に中継基板が設けられ、コネクタ220から中継基板に
ケーブルをつなぎ、中継基板に設けられたコネクタと外
部機器とが接続されるように構成してもよい。そのよう
な中継基板が設けられている場合には、主基板31と中
継基板とを併せて制御基板と定義される。
【0057】また、図6に示す例では、入出力ポート、
フォトカプラおよびバッファ回路を用いた入力手段およ
び出力手段を例示したが、使用素子の性能や外部機器の
構成に合わせた種々の変形例が考えられる。例えば、外
部機器が電圧レベルを検出することによって信号入出力
を行うように構成されている場合には、フォトカプラは
不要である。また、入出力ポートとして十分駆動能力が
あるものを用いた場合には、バッファ回路は不要であ
る。その他、使用される外部機器の信号入出力方式に合
致するような種々の変形が考えられる。
【0058】図7は、ROM領域のマッピングの一例を
示す説明図である。図7に示す例では、ROM領域に
は、遊技制御プログラムが格納されているプログラム領
域、遊技制御プログラムが使用する固定的なデータが格
納されているデータ領域、およびプログラム管理領域
(システム領域)がある。システム領域には、セキュリ
ティチェックプログラムが格納されるとともに、1つま
たは複数種類の識別情報や識別情報作成のための演算式
(暗号化プログラム)が格納されている。
【0059】システム領域は遊技制御プログラム(ユー
ザプログラム)を格納することができない管理用の領域
である。また、システム領域には、正規の遊技制御プロ
グラムに応じたチェックデータが設定され、セキュリテ
ィチェックプログラムはそのようなデータを含めてチェ
ックを行う。従って、システム領域の内容を改変する
と、セキュリティチェックをパスすることができず遊技
制御プログラムは起動されない。
【0060】図8は、外部機器からの識別情報要求コー
ド、および外部機器への識別情報のフォーマットの一例
を示す説明図である。図8に示す例では、識別情報要求
コードおよび識別情報は、複数ビットで構成され、クロ
ック信号に同期して入出力される。例えば、識別情報要
求コードおよび識別情報は、それぞれ1バイト構成であ
る。ただし、信号長の1バイトは単なる例である。
【0061】なお、図8に破線で示すように、識別情報
要求コードおよび識別情報にスタートビットとストップ
ビットを付けてもよい。その場合には、スタートビット
によって送受信の同期をとることができるので、クロッ
ク信号を用いなくてもよい。
【0062】図9は、クロック選択信号D0〜D2の定
義を示す説明図である。また、図10は、クロック選択
信号D0〜D2と制御クロックの周波数との関係の一例
を示す説明図である。図10に示された例では、クロッ
ク選択信号D0=「L」、クロック選択信号D1=
「L」、クロック選択信号D2=「H」、であるから、
11.264MHzの制御クロックが使用されているこ
とを示す。
【0063】次に遊技機の動作について説明する。図1
1は、主基板31におけるCPU56が実行するメイン
処理を示すフローチャートである。遊技機に対する電源
が投入されると、メイン処理において、CPU56は、
まず、必要な初期設定を行う。
【0064】初期設定処理において、CPU56は、ま
ず、割込禁止に設定する(ステップS1)。次に、割込
モードを割込モード2に設定し(ステップS2)、スタ
ックポインタにスタックポインタ指定アドレスを設定す
る(ステップS3)。そして、内蔵デバイスレジスタの
初期化を行う(ステップS4)。また、内蔵デバイス
(内蔵周辺回路)であるCTC(カウンタ/タイマ)お
よびPIO(パラレル入出力ポート)の初期化(ステッ
プS5)を行った後、RAMをアクセス可能状態に設定
する(ステップS6)。
【0065】なお、割込モード2は、この実施の形態で
用いられているCPU56が有する割り込みモードであ
って、特定レジスタ(Iレジスタ)の値(1バイト)と
内蔵デバイスが出力する割込ベクタ(1バイト:最下位
ビット0)から合成されるアドレスが、割込番地を示す
モードである。
【0066】そして、電源断時にバックアップRAM領
域のデータ保護処理(例えばパリティデータの付加等の
停電発生NMI処理)が行われたか否か確認する(ステ
ップS7)。この実施の形態では、不測の電源断が生じ
た場合には、バックアップRAM領域のデータを保護す
るための処理が行われている。そのような保護処理が行
われていた場合をバックアップありとする。バックアッ
プなしを確認したら、CPU56は初期化処理を実行す
る。
【0067】バックアップありを確認したら、CPU5
6は、遊技制御手段の内部状態と表示制御手段等の電気
部品制御手段の制御状態を電源断時の状態に戻すための
遊技状態復旧処理を行う(ステップS8)。そして、バ
ックアップRAM領域に保存されていたPC(プログラ
ムカウンタ)の退避値がPCに設定され、そのアドレス
に復帰する。
【0068】初期化処理では、CPU56は、まず、R
AMクリア処理を行う(ステップS11)。また、所定
の作業領域(例えば、普通図柄判定用乱数カウンタ、普
通図柄判定用バッファ、特別図柄左中右図柄バッファ、
払出コマンド格納ポインタなど)に初期値を設定する初
期値設定処理も行われる。さらに、サブ基板(ランプ制
御基板35、払出制御基板37、音声制御基板70、図
柄制御基板80)を初期化するための処理を実行する
(ステップS13)。サブ基板を初期化する処理とは、
例えば初期設定コマンドを送出する処理である。
【0069】そして、2ms毎に定期的にタイマ割込が
かかるようにCPU56に設けられているCTCのレジ
スタの設定が行われる(ステップS14)。すなわち、
初期値として2msに相当する値が所定のレジスタ(時
間定数レジスタ)に設定される。そして、初期設定処理
のステップS1において割込禁止とされているので、初
期化処理を終える前に割込が許可される(ステップS1
5)。
【0070】この実施の形態では、CPU56の内蔵C
TCが繰り返しタイマ割込を発生するように設定され
る。この実施の形態では、繰り返し周期は2msに設定
される。そして、タイマ割込が発生すると、CPU56
は、例えばタイマ割込が発生したことを示すタイマ割込
フラグをセットする。
【0071】初期化処理の実行(ステップS11〜S1
5)が完了すると、メイン処理で、タイマ割込が発生し
たか否かの監視(ステップS17)の確認が行われるル
ープ処理に移行する。なお、ループ内では、表示用乱数
更新処理(ステップS16)も実行される。
【0072】CPU56は、ステップS17において、
タイマ割込が発生したことを認識すると、ステップS2
1〜S31の遊技制御処理およびステップS32の処理
を実行する。遊技制御処理において、CPU56は、ま
ず、スイッチ回路58を介して、ゲートセンサ12、始
動口センサ17、カウントセンサ23および入賞口スイ
ッチ19a,19b,24a,24b等のスイッチの状
態を入力し、それらの状態判定を行う(スイッチ処理:
ステップS21)。
【0073】次いで、パチンコ遊技機1の内部に備えら
れている自己診断機能によって種々の異常診断処理が行
われ、その結果に応じて必要ならば警報が発せられる
(エラー処理:ステップS22)。
【0074】次に、遊技制御に用いられる大当り判定用
の乱数等の各判定用乱数を示す各カウンタを更新する処
理を行う(ステップS23)。CPU56は、さらに、
停止図柄の種類を決定する乱数等の表示用乱数を更新す
る処理を行う(ステップS24)。
【0075】さらに、CPU56は、特別図柄プロセス
処理を行う(ステップS25)。特別図柄プロセス制御
では、遊技状態に応じてパチンコ遊技機1を所定の順序
で制御するための特別図柄プロセスフラグに従って該当
する処理が選び出されて実行される。そして、特別図柄
プロセスフラグの値は、遊技状態に応じて各処理中に更
新される。また、普通図柄プロセス処理を行う(ステッ
プS26)。普通図柄プロセス処理では、7セグメント
LEDによる可変表示器10を所定の順序で制御するた
めの普通図柄プロセスフラグに従って該当する処理が選
び出されて実行される。そして、普通図柄プロセスフラ
グの値は、遊技状態に応じて各処理中に更新される。
【0076】次いで、CPU56は、特別図柄に関する
表示制御コマンドをRAM55の所定の領域に設定して
表示制御コマンドを送出する処理を行う(特別図柄コマ
ンド制御処理:ステップS27)。また、普通図柄に関
する表示制御コマンドをRAM55の所定の領域に設定
して表示制御コマンドを送出する処理を行う(普通図柄
コマンド制御処理:ステップS28)。
【0077】さらに、CPU56は、例えばホール管理
用コンピュータに供給される大当り情報、始動情報、確
率変動情報などのデータを出力する情報出力処理を行う
(ステップS29)。
【0078】また、CPU56は、所定の条件が成立し
たときにソレノイド回路59に駆動指令を行う(ステッ
プS30)。ソレノイド回路59は、駆動指令に応じて
ソレノイド16,21を駆動し、可変入賞球装置15ま
たは開閉板20を開状態または閉状態とする。
【0079】そして、CPU56は、各入賞口への入賞
を検出するためのスイッチ17,23,19a,19
b,24a,24bの検出出力にもとづく賞球数の設定
などを行う賞球処理を実行する(ステップS31)。具
体的には、入賞検出に応じて払出制御基板37に払出制
御コマンドを出力する。払出制御基板37に搭載されて
いる払出制御用CPU371は、払出制御コマンドに応
じて球払出装置97を駆動する。
【0080】以上の制御によって、この実施の形態で
は、遊技制御処理は2ms毎に起動されることになる。
なお、この実施の形態では、タイマ割込処理では例えば
割込が発生したことを示すフラグのセットのみがなさ
れ、遊技制御処理はメイン処理において実行されるが、
タイマ割込処理で遊技制御処理を実行してもよい。
【0081】なお、この実施の形態では、賞球処理に続
いて、照合情報入出力処理(ステップS32)が実行さ
れる。照合情報入出力処理では、CPU56は、外部機
器からの識別情報要求コードを検出し、識別情報要求コ
ードを受信したら識別情報を出力する処理を行う。
【0082】図12は、照合情報入出力処理の一例を示
すフローチャートである。図12に示す処理例では、照
合情報入出力処理において、CPU56は、識別情報の
出力処理が継続中であるか否か確認する(ステップS4
2)。この実施の形態では、照合情報入出力処理は2m
s毎に実行されるが、識別情報の信号長が2ms以上で
ある場合には、照合情報入出力処理が複数回実行される
と識別情報を出力完了できる。そのような場合には、照
合情報入出力処理において、識別情報出力処理継続中で
あるという状況が発生しうる。
【0083】識別情報出力処理継続中でなければ、識別
情報要求コード受信処理を行う(ステップS43)。す
なわち、クロック信号の立ち上がり(ローレベルからハ
イレベルに変化させたとき)で、入力ポート571の該
当ビットを入力し、入力ビットを所定のRAM領域に格
納する。次いで、CPU56は、識別情報要求コードの
受信が完了したか否かを確認する(ステップS44)。
つまり、入力ポート571から入力した過去8ビット分
(識別情報要求コードが1バイト構成である場合)を、
識別情報要求コードとして定められているデータと比較
し、一致したら識別情報要求コードの受信が完了したと
判断する。なお、識別情報要求コードとして定められて
いるデータは、例えばシステム領域に設定されている。
【0084】クロック信号を用いない場合には、スター
トビットを検出したら、1ビット時間毎に入力ポート5
71の該当ビットを入力し、8ビット分入力後にストッ
プビットを検出したら、何らかのデータを受信したと判
断し、受信データと識別情報要求コードとして定められ
ているデータとを比較し、一致したら識別情報要求コー
ドの受信が完了したと判断する。
【0085】識別情報要求コードの受信が完了したら、
識別情報要求コードに対応した識別情報を選択する(ス
テップS45)。例えば、識別情報要求コードとして、
A〜Xがあり、それぞれに対応した識別情報がシステム
領域に設定されている場合には、受信した識別情報要求
コードの種類に対応した識別情報(A’〜X’のいずれ
か)を選定してシステム領域から読み出す。そして、識
別情報出力を開始する(ステップS46)。
【0086】識別情報にスタートビットが付加される場
合には、ステップS46においてスタートビットの出力
を開始するとともに、処理継続中であることを示すフラ
グをセットする。スタートビットが付加されない場合に
は、単に処理継続中であることを示すフラグをセットす
る。
【0087】ステップS42で出力処理継続中であるこ
とが確認されたら、その処理が完了していないときには
(ステップS47)、識別情報出力処理を実行する(ス
テップS48)。すなわち、クロック信号の立ち下がり
(ハイレベルからローレベルに変化させたとき)で、出
力ポート572の該当ビットを識別情報の内容に応じて
変化させる。クロック信号を用いない場合には、スター
トビット出力タイミングから所定時間(各ビット出力タ
イミングまでの時間)が経過していたら出力ポート57
2の該当ビットを識別情報の内容に応じて変化させる。
【0088】以上のような処理によって、主基板31か
ら、識別情報要求コードに応じて、対応する識別情報が
出力される。
【0089】なお、識別情報は、所定の暗号化方式で暗
号化されている。従って、外部機器において、受信した
識別情報データにもとづいて復号処理が行われ、復号結
果が正規の識別情報と一致したら、外部機器において、
正規のマイクロコンピュータ(CPU56)から、識別
情報要求コードに応じた識別情報を受信したと判断でき
る。一致しなかった場合には、不正マイクロコンピュー
タが搭載されていると判断できる。
【0090】識別情報要求コードに応じて決められてい
る識別情報を出力する方式に代えて、識別情報要求コー
ドに応じた演算式(暗号化方式)を用いるようにしても
よい。各演算式は、例えば、システム領域に設定されて
いる。従って、その場合には、図13のフローチャート
に示すように、CPU56は、識別情報要求コードの受
信が完了したら、受信した識別情報要求コードに対応し
た演算式をシステム領域からロードし(ステップS5
1)、あらかじめ決められている基本となるデータに対
して演算を施して識別情報を生成する(ステップS5
2)。
【0091】なお、図12に示す方式と図13に示す方
式とを併用してもよい。すなわち、識別情報要求コード
の受信が完了したら、受信した識別情報要求コードに対
応した識別情報のもとになるデータをシステム領域から
ロードするとともに演算式をロードし、識別情報のもと
になるデータを演算式に従って演算し、演算結果を出力
ポート572に出力するようにしてもよい。
【0092】また、ここでは、識別情報要求コードに対
応した識別情報や演算式がCPU56のシステム領域に
設定されている場合を例示したが、識別情報要求コード
を受信したCPU56が、受信した識別情報要求コード
に対して所定の演算(あらかじめ決められている演算)
を施すことによって識別情報を作成してもよい。演算式
にもとづく識別情報を受信した外部機器は、自身が送出
した識別情報要求コードに対して、遊技機側で行われた
演算と同一の演算を施した結果と、遊技機から受信した
識別情報とを比較することによって、CPU56が正当
なものであるか否かを判定する。または、遊技機から受
信した識別情報に対して逆演算を施した結果と、送出し
た識別情報要求コードとを比較することによって、CP
U56が正当なものであるか否かを判定する。
【0093】さらに、外部機器は、遊技機に対して識別
情報要求コードを送出する場合、送出する識別情報要求
コードを、所定の乱数等にもとづいてランダムに選定す
るようにしてもよい。そのような制御を行えば、不正な
CPUに識別情報要求コードの受信機能および識別情報
の送出機能を搭載しようとしても、その実現がより困難
になる。
【0094】上記の各実施の形態によれば、主基板31
に正規のマイクロコンピュータが搭載されていれば、外
部機器において、識別情報要求コードに対応して決めら
れている識別情報が受信される。また、主基板31に不
正マイクロコンピュータが搭載されている場合には、そ
のマイクロコンピュータが内蔵するROMのシステム領
域中に正しい識別情報または演算式を存在させることが
困難であるから、正規の識別情報を出力することができ
ない。すなわち、外部機器において、識別情報要求コー
ドに対応して決められている識別情報は受信されない。
【0095】さらに、照合機等の外部機器において、フ
ォトカプラ204およびコネクタ220を介してCPU
56から入力した識別情報の転送速度にもとづいて、C
PU56が実際に用いているシステムクロックの周波数
を検知することができる。そのようにして検知した周波
数と、クロック選択信号D0〜D2にもとづく周波数と
が一致しない場合には、CPU56が真正なものでない
と判断することができる。
【0096】従って、CPU56を不正なマイクロコン
ピュータと置き換えて、そのマイクロコンピュータの動
作周波数を変えてしまったような場合でも、照合機等の
外部機器において、クロック選択信号D0〜D2にもと
づいて、CPU換装を検知することができる。
【0097】なお、上記の実施の形態で説明した識別情
報送受信方式や識別情報要求コードおよび識別情報のフ
ォーマットは単なる一例であって、他の方式やフォーマ
ットを用いてもよい。つまり、遊技制御マイクロコンピ
ュータが搭載された基板または中継基板に、識別情報要
求信号および識別情報を外部機器との間で入出力可能な
入力手段と出力手段およびコネクタ等の外部接続手段を
設けておけば、外部機器において、不正マイクロコンピ
ュータが搭載されたことを検出可能な環境を提供するこ
とができる。
【0098】また、上記の各実施の形態では、照合情報
入出力処理がメイン処理のループ内で実行されたが、他
の箇所で実行されるようにしてもよい。例えば、識別情
報要求コードを割り込み端子に導入して割り込み処理で
照合情報入出力処理を実行したり、タイマ割込処理で照
合情報入出力処理を実行したりするように構成すること
もできる。
【0099】さらに、コネクタに対して電源ラインも供
給可能に構成されているので、外部機器は、電源を持た
なくても不正マイクロコンピュータが搭載されたか否か
を検査できる。ただし、遊技機から電源供給せずに、外
部機器が電源を備えていたり、他の電源装置から電源供
給を受けたりするようにしてもよい。
【0100】図14は、インタフェース回路200の他
の構成例を、CPU56、入力ポート571、出力ポー
ト572、過電流防止回路(過電流保護回路)201お
よびコネクタ220とともに示すブロック図である。
【0101】図6に示された構成例では、インタフェー
ス回路200において、入出力ポート、フォトカプラお
よびバッファ回路を用いた入力手段および出力手段が用
いられていたが、この例では、入力手段および出力手段
とし、抵抗204A,212Aが用いられている。例え
ば、外部機器が電圧レベルを検出することによって信号
入出力を行うように構成されている場合には、フォトカ
プラを使用しなくてもよい。また、入出力ポートとして
十分駆動能力があるものを用いた場合には、バッファ回
路は不要である。従って、図14に示すように、入力手
段および出力手段を抵抗のみで構成することができる。
【0102】さらに、照合機等の外部機器から主基板3
1のCPU56に対して出力される識別情報要求コード
と、CPU56から照合機等の外部機器に対して出力さ
れる識別情報とを、CPU56の1つの入出力端子に入
出力されるように構成してもよい。図15は、そのよう
な構成例を示すブロック図である。図15には、外部出
力用端子1a,1b,2a,2b,3a,3bと電源供
給用接続手段としての電源供給用端子(GNDおよびV
cc端子)5a,5b,6a,6bとを有するコネクタ2
20を用いた場合の構成例が示されている。
【0103】図15に示された構成では、照合機等の外
部機器から主基板31のCPU56に対して出力される
識別情報要求コードと、CPU56から照合機等の外部
機器に対して出力される識別情報とは、コネクタ220
の一つの入出力端子4a,4b、およびCPU56の同
一の入出力端子で入出力される。なお、2ピンの入出力
端子4a,4bが割り当てられているが、2つのピンに
は同じ信号が入出力されるので、一つの入出力端子4
a,4bと表現する。2つのピンに同じ信号が印加され
るのは、外部出力用端子1a,1b、外部出力用端子2
a,2b、外部出力用端子3a,3b、電源供給用端子
のGND端子5a,5bおよび電源供給用端子のVcc端
子6a,6bについても同様である。
【0104】CPU56の入出力端子は、CPU56が
本来実行する遊技制御では用いられない端子である。C
PU56は、外部機器からの識別情報要求コードが入出
力端子に入力されると、既に説明したように照合情報入
出力処理を行って(図12および図13参照)、識別情
報を入出力端子からシリアル出力する。なお、図15に
は、入出力手段(入力手段および出力手段)として抵抗
230が例示されている。
【0105】また、外部出力用端子1a,1b、外部出
力用端子2a,2bおよび外部出力用端子3a,3bに
は、CPU56のシステムクロック(制御クロック)の
周波数を通知するための信号(通知情報)が出力され
る。そして、その信号は、主基板31において論理固定
されている。すなわち、ローレベルまたはハイレベルに
固定されている。
【0106】図16は、図15に示されたコネクタ22
0の各端子の信号割付を示す説明図である。なお、図1
5に示された例では、クロック選択信号D0=「L」、
クロック選択信号D1=「L」、クロック選択信号D2
=「H」、であるから、11.264MHzの制御クロ
ックが使用されていることを示す(図10参照)。ま
た、図16において、「照合データ信号」は、照合機等
の外部機器から主基板31のCPU56に対して出力さ
れる識別情報要求コードと、CPU56から照合機等の
外部機器に対して出力される識別情報とを示す。
【0107】照合機等の外部機器において、クロック選
択信号D0〜D2から、主基板31において設定されて
いる制御クロックの値を認識することができる。この値
は、CPU56が使用するシステムクロックの周波数で
ある。すなわち、CPU56が使用するシステムクロッ
クの周波数に一致するように、主基板31においてクロ
ック選択信号D0〜D2が論理固定される。
【0108】また、照合機等の外部機器において、入出
力端子4a,4bを介してCPU56から入力した識別
情報の転送速度にもとづいて、CPU56が実際に用い
ているシステムクロックの周波数を検知することができ
る。そのようにして検知した周波数と、クロック選択信
号D0〜D2にもとづく周波数とが一致しない場合に
は、CPU56が真正なものでないと判断することがで
きる。
【0109】従って、CPU56を不正なマイクロコン
ピュータと置き換えて、そのマイクロコンピュータの動
作周波数を変えてしまったような場合でも、照合機等の
外部機器において、クロック選択信号D0〜D2にもと
づいて、CPU換装を検知することができる。
【0110】なお、上記の実施の形態のパチンコ遊技機
1は、始動入賞にもとづいて可変表示部9に可変表示さ
れる特別図柄の停止図柄が所定の図柄の組み合わせにな
ると所定の遊技価値が遊技者に付与可能になる第1種パ
チンコ遊技機であったが、始動入賞にもとづいて開放す
る電動役物の所定領域への入賞があると所定の遊技価値
が遊技者に付与可能になる第2種パチンコ遊技機や、始
動入賞にもとづいて可変表示される図柄の停止図柄が所
定の図柄の組み合わせになると開放する所定の電動役物
への入賞があると所定の権利が発生または継続する第3
種パチンコ遊技機であっても、本発明を適用できる。
【0111】また、パチンコ遊技機に限られず、スロッ
ト機等においても、何らかの動作をする電気部品を制御
するための電気部品制御基板が備えられている場合など
には本発明を適用することができる。
【0112】
【発明の効果】請求項1記載の発明では、遊技機を、外
部機器から所定の識別情報要求信号が入力されると識別
情報を出力することが可能な制御マイクロコンピュータ
を搭載した制御基板を備え、制御基板に、識別情報要求
信号と識別情報とを入出力するため、および制御クロッ
クの周波数を通知する通知情報を出力するために外部機
器と電気的に接続可能な外部接続手段が設けられている
ので、正規のマイクロコンピュータとは異なる不正マイ
クロコンピュータに差し替えられてしまったことを外部
から容易に検査できる効果がある。
【0113】請求項2記載の発明では、外部接続手段
が、遊技機への供給電源がオン状態で外部機器に対して
電力を供給することが可能であるから、外部機器は、電
源を持たなくても不正マイクロコンピュータが搭載され
たか否かを検査できる。
【0114】請求項3記載の発明では、制御基板に、外
部接続手段に入力される識別情報要求信号を制御マイク
ロコンピュータに入力するための入力手段が設けられて
いるので、制御マイクロコンピュータが、確実に外部機
器からの識別情報要求信号を入力することができる。
【0115】請求項4記載の発明では、制御基板に、制
御マイクロコンピュータからの識別情報を外部接続手段
に出力するための出力手段が設けられているので、制御
マイクロコンピュータが、外部機器に対して識別情報を
確実に出力することができる。
【0116】請求項5記載の発明では、識別情報がRO
Mのシステム領域に記憶されているので、そのような識
別情報を記憶した不正マイクロコンピュータを作成する
ことは難しいので、その結果、正規の制御マイクロコン
ピュータと不正マイクロコンピュータとを確実に判別で
きる。
【0117】請求項6記載の発明では、識別情報が複数
記憶され、制御マイクロコンピュータが、識別情報要求
信号の種類に対応した識別情報を選択して出力するよう
に構成されているので、識別情報を不正入手することが
より困難になり、その結果、正規の制御マイクロコンピ
ュータと不正マイクロコンピュータとをより確実に判別
できる。
【0118】請求項7記載の発明では、識別情報が暗号
化されているので、識別情報を不正入手することがさら
に困難になり、その結果、正規の制御マイクロコンピュ
ータと不正マイクロコンピュータとをさらに確実に判別
できる。
【0119】請求項8記載の発明では、識別情報要求信
号に対応して所定の演算を施して識別情報を生成するた
めの演算式が記憶されているので、識別情報がより複雑
化して、識別情報を不正入手することがさらに困難にな
り、その結果、正規の制御マイクロコンピュータと不正
マイクロコンピュータとをさらに確実に判別できる。
【0120】請求項9記載の発明では、演算式がROM
のシステム領域に記憶されているので、そのような識別
情報を記憶した不正マイクロコンピュータを作成するこ
とは難しいので、その結果、正規の制御マイクロコンピ
ュータと不正マイクロコンピュータとを確実に判別でき
る。
【0121】請求項10記載の発明では、制御基板にお
いて、外部機器に対して電源を供給する電源ライン上に
過電流保護回路が設けられているので、外部機器側で電
源短絡故障等が発生しても制御基板側の電源故障等につ
ながらず、外部機器側の故障等が制御基板に影響を与え
ないようにすることができる。
【0122】請求項11記載の発明では、制御クロック
の周波数を通知する通知情報が、制御基板においてハー
ドウェアによって作成されるので、マイクロコンピュー
タが通知情報を作成して出力する場合に比べて、簡便に
通知情報を出力することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 パチンコ遊技機を正面からみた正面図であ
る。
【図2】 パチンコ遊技機の裏面に設けられている各基
板を示す説明図である。
【図3】 パチンコ遊技機の機構盤を背面からみた背面
図である。
【図4】 遊技制御基板(主基板)の回路構成を示すブ
ロック図である。
【図5】 主基板におけるCPU周りの一構成例を示す
ブロック図である。
【図6】 インタフェース回路の一構成例を示すブロッ
ク図である。
【図7】 ROM領域のマッピングの一例を示す説明図
である。
【図8】 識別情報要求コードおよび識別情報(照合デ
ータ信号)のフォーマットの一例を示す説明図である。
【図9】 クロック選択信号D0〜D2の定義を示す説
明図である。
【図10】 クロック選択信号D0〜D2と制御クロッ
クの周波数との関係の一例を示す説明図である。
【図11】 主基板におけるCPUが実行するメイン処
理を示すフローチャートである。
【図12】 照合情報入出力処理の一例を示すフローチ
ャートである。
【図13】 照合情報入出力処理の他の例を示すフロー
チャートである。
【図14】 インタフェース回路の他の構成例を示すブ
ロック図である。
【図15】 インタフェース回路のさらに他の構成例を
示すブロック図である。
【図16】 コネクタの各端子の信号割付を示す説明図
である。
【符号の説明】
31 遊技制御基板(主基板) 54 ROM 56 CPU 200 インタフェース回路 220 コネクタ 571 入力ポート

Claims (11)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 遊技者が所定の遊技を行うことが可能な
    遊技機であって、 遊技機の動作に関わる電気的制御を実行するとともに、
    外部機器から所定の識別情報要求信号が入力されると、
    自己が真正のものであるか否かを外部機器で識別するた
    めに用いられる識別情報を出力することが可能な制御マ
    イクロコンピュータを搭載した制御基板を備え、 前記制御基板には、前記識別情報要求信号と前記識別情
    報とを入出力するため、および制御クロックの周波数を
    通知する通知情報を出力するために外部機器と電気的に
    接続可能な外部接続手段が設けられていることを特徴と
    する遊技機。
  2. 【請求項2】 外部接続手段は、遊技機への供給電源が
    オン状態で外部機器に対して電力を供給することが可能
    である請求項1記載の遊技機。
  3. 【請求項3】 制御基板には、外部接続手段に入力され
    る識別情報要求信号を制御マイクロコンピュータに入力
    するための入力手段が設けられている請求項1または請
    求項2記載の遊技機。
  4. 【請求項4】 制御基板には、制御マイクロコンピュー
    タからの識別情報を外部接続手段に出力するための出力
    手段が設けられている請求項1ないし請求項3記載の遊
    技機。
  5. 【請求項5】 識別情報はROMのシステム領域に記憶
    されている請求項1ないし請求項4記載の遊技機。
  6. 【請求項6】 識別情報は複数記憶され、 制御マイクロコンピュータは、識別情報要求信号の種類
    に対応した識別情報を選択して出力する請求項5記載の
    遊技機。
  7. 【請求項7】 識別情報は暗号化されて記憶されている
    請求項5または請求項6記載の遊技機。
  8. 【請求項8】 識別情報要求信号に対応して所定の演算
    を施して識別情報を生成するための演算式が記憶されて
    いる請求項1ないし請求項4記載の遊技機。
  9. 【請求項9】 演算式はROMのシステム領域に記憶さ
    れている請求項8記載の遊技機。
  10. 【請求項10】 制御基板において、外部機器に対して
    電源を供給する電源ライン上に過電流保護回路が設けら
    れている請求項1ないし請求項9記載の遊技機。
  11. 【請求項11】 制御クロックの周波数を通知する通知
    情報は、制御基板においてハードウェアにより作成され
    る請求項1ないし請求項10記載の遊技機。
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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
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