JP4588184B2 - 遊技機 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、遊技者の操作に応じて遊技が行われるパチンコ遊技機、コイン遊技機、スロット機等の遊技機に関する。
【0002】
【従来の技術】
遊技機の一例として、遊技球などの遊技媒体を発射装置によって遊技領域に発射し、遊技領域に設けられている入賞口などの入賞領域に遊技媒体が入賞すると、所定個の賞球が遊技者に払い出されるものがある。さらに、表示状態が変化可能な可変表示部が設けられ、可変表示部の表示結果があらかじめ定められた特定の表示態様となった場合に所定の遊技価値を遊技者に与えるように構成されたものがある。
【0003】
遊技価値とは、遊技機の遊技領域に設けられた可変入賞球装置の状態が打球が入賞しやすい遊技者にとって有利な状態になることや、遊技者にとって有利な状態となるための権利を発生させたりすることや、景品遊技媒体払出の条件が成立しやすくなる状態になることである。
【0004】
特別図柄を表示する可変表示部を備えた第1種パチンコ遊技機では、特別図柄を表示する可変表示部の表示結果があらかじめ定められた特定の表示態様の組合せとなることを、通常、「大当り」という。大当りが発生すると、例えば、大入賞口が所定回数開放して打球が入賞しやすい大当り遊技状態(特定遊技状態)に移行する。そして、各開放期間において、所定個(例えば10個)の大入賞口への入賞があると大入賞口は閉成する。そして、大入賞口の開放回数は、所定回数(例えば16ラウンド)に固定されている。なお、各開放について開放時間(例えば29.5秒)が決められ、入賞数が所定個に達しなくても開放時間が経過すると大入賞口は閉成する。また、大入賞口が閉成した時点で所定の条件(例えば、大入賞口内に設けられているVゾーンへの入賞)が成立していない場合には、大当り遊技状態は終了する。
【0005】
また、「大当り」の組合せ以外の表示態様の組合せのうち、複数の可変表示部の表示結果のうちの一部が未だに導出表示されていない段階において、既に表示結果が導出表示されている可変表示部の表示態様が特定の表示態様の組合せとなる表示条件を満たしている状態を「リーチ」という。そして、可変表示部に可変表示される識別情報の表示結果が「リーチ」となる条件を満たさない場合には「はずれ」となり、可変表示状態は終了する。遊技者は、大当りをいかにして発生させるかを楽しみつつ遊技を行う。
【0006】
一般に、遊技機における遊技進行はマイクロコンピュータを含む遊技制御手段によって制御される。そして、所定の条件(例えば可変表示開始の条件となる始動入賞)が成立すると乱数を発生させ、乱数値があらかじめ決まられている所定値と一致すると「大当り」となる。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
上述したように、特定遊技状態等の遊技価値が付与されている場合には、遊技者が景品を得やすくなっている。そのために、不正に遊技価値を得ようとする行為が生ずることも考えられる。例えば、プログラムを内蔵した正規のマイクロコンピュータを取り外して、大当りを生じさせやすい不正プログラムを内蔵したマイクロコンピュータを搭載してしまうといった不正行為が考えられる。そのような不正プログラムを内蔵したマイクロコンピュータが使用されると、過大な景品としての遊技媒体が払い出されてしまうので、遊技機を設置している遊技店に大きな損失を及ぼす。
【0008】
そこで、本発明は、正規のマイクロコンピュータとは異なるマイクロコンピュータに差し替えられてしまったことを容易に発見できる遊技機を提供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】
本発明による遊技機は、遊技者が所定の遊技を行うことが可能であり、遊技機の動作に関わる電気的制御を実行する制御マイクロコンピュータを搭載した制御基板を備え、制御マイクロコンピュータに出力した所定の識別情報要求信号と制御マイクロコンピュータから出力された識別情報とを比較するとともに、制御マイクロコンピュータから出力された識別情報の転送速度によって特定される制御マイクロコンピュータの制御クロックの周波数と制御クロックの周波数を通知するための制御基板からの通知情報とを比較することによって制御マイクロコンピュータが真正のものであるか否かを識別する外部機器を接続可能な遊技機であって、制御基板には、識別情報を出力するために外部機器と電気的に接続可能な外部接続手段が設けられ、外部接続手段の位置を明示するための明示手段を備え、制御マイクロコンピュータは、外部機器から識別情報要求信号が入力されると識別情報を出力することが可能であり、外部接続手段は、識別情報要求信号を入力するとともに、識別情報と通知情報とを出力することを特徴とする。
【0021】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の一実施形態を図面を参照して説明する。
まず、遊技機の一例であるパチンコ遊技機の全体の構成について説明する。図1はパチンコ遊技機1を正面からみた正面図である。なお、ここでは、遊技機の一例としてパチンコ遊技機を示すが、本発明はパチンコ遊技機に限られず、例えばコイン遊技機やスロット機等であってもよい。
【0022】
図1に示すように、パチンコ遊技機1は、額縁状に形成されたガラス扉枠2を有する。ガラス扉枠2の下部表面には打球供給皿3がある。打球供給皿3の下部には、打球供給皿3からあふれた遊技球を貯留する余剰玉受皿4と打球を発射する打球操作ハンドル(操作ノブ)5が設けられている。ガラス扉枠2の後方には、遊技盤6が着脱可能に取り付けられている。また、遊技盤6の前面には遊技領域7が設けられている。
【0023】
遊技領域7の中央付近には、複数種類の図柄を可変表示するための可変表示部(特別図柄表示装置)9と7セグメントLEDによる普通図柄表示器(普通図柄表示装置)10とを含む可変表示装置8が設けられている。可変表示部9には、例えば「左」、「中」、「右」の3つの図柄表示エリアがある。可変表示装置8の側部には、打球を導く通過ゲート11が設けられている。通過ゲート11を通過した打球は、玉出口13を経て始動入賞口14の方に導かれる。通過ゲート11と玉出口13との間の通路には、通過ゲート11を通過した打球を検出するゲートスイッチ12がある。また、始動入賞口14に入った入賞球は、遊技盤6の背面に導かれ、始動口スイッチ17によって検出される。また、始動入賞口14の下部には開閉動作を行う可変入賞球装置15が設けられている。可変入賞球装置15は、ソレノイド16によって開状態とされる。
【0024】
可変入賞球装置15の下部には、特定遊技状態(大当り状態)においてソレノイド21によって開状態とされる開閉板20が設けられている。この実施の形態では、開閉板20が大入賞口を開閉する手段となる。開閉板20から遊技盤6の背面に導かれた入賞球のうち一方(Vゾーン)に入った入賞球はVカウントスイッチ22で検出される。また、開閉板20からの入賞球はカウントスイッチ23で検出される。可変表示装置8の下部には、始動入賞口14に入った入賞球数を表示する4個の表示部を有する始動入賞記憶表示器18が設けられている。この例では、4個を上限として、始動入賞がある毎に、始動入賞記憶表示器18は点灯している表示部を1つずつ増やす。そして、可変表示部9の可変表示が開始される毎に、点灯している表示部を1つ減らす。
【0025】
遊技盤6には、複数の入賞口19,24が設けられ、遊技球のそれぞれの入賞口19,24への入賞は、対応して設けられている入賞口スイッチ19a,19b,24a,24bによって検出される。遊技領域7の左右周辺には、遊技中に点滅表示される装飾ランプ25が設けられ、下部には、入賞しなかった打球を吸収するアウト口26がある。また、遊技領域7の外側の左右上部には、効果音を発する2つのスピーカ27が設けられている。遊技領域7の外周には、遊技効果LED28aおよび遊技効果ランプ28b,28cが設けられている。
【0026】
そして、この例では、一方のスピーカ27の近傍に、賞球残数があるときに点灯する賞球ランプ51が設けられ、他方のスピーカ27の近傍に、補給球が切れたときに点灯する球切れランプ52が設けられている。さらに、図1には、パチンコ遊技機1に隣接して設置され、プリペイドカードが挿入されることによって球貸しを可能にするカードユニット50も示されている。
【0027】
カードユニット50には、使用可能状態であるか否かを示す使用可表示ランプ151、カード内に記録された残額情報に端数(100円未満の数)が存在する場合にその端数を打球供給皿3の近傍に設けられる度数表示LEDに表示させるための端数表示スイッチ152、カードユニット50がいずれの側のパチンコ遊技機1に対応しているのかを示す連結台方向表示器153、カードユニット50内にカードが投入されていることを示すカード投入表示ランプ154、記録媒体としてのカードが挿入されるカード挿入口155、およびカード挿入口155の裏面に設けられているカードリーダライタの機構を点検する場合にカードユニット50を解放するためのカードユニット錠156が設けられている。
【0028】
打球発射装置から発射された打球は、打球レールを通って遊技領域7に入り、その後、遊技領域7を下りてくる。打球が通過ゲート11を通ってゲートスイッチ12で検出されると、普通図柄表示器10の表示数字が連続的に変化する状態になる。また、打球が始動入賞口14に入り始動口スイッチ17で検出されると、図柄の変動を開始できる状態であれば、可変表示部9内の図柄が回転を始める。図柄の変動を開始できる状態でなければ、始動入賞記憶を1増やす。
【0029】
可変表示部9内の画像の回転は、一定時間が経過したときに停止する。停止時の画像の組み合わせが大当り図柄の組み合わせであると、大当り遊技状態に移行する。すなわち、開閉板20が、一定時間経過するまで、または、所定個数(例えば10個)の打球が入賞するまで開放する。そして、開閉板20の開放中に打球が特定入賞領域に入賞しVカウントスイッチ22で検出されると、継続権が発生し開閉板20の開放が再度行われる。継続権の発生は、所定回数(例えば15ラウンド)許容される。
【0030】
停止時の可変表示部9内の画像の組み合わせが確率変動を伴う大当り図柄の組み合わせである場合には、次に大当りとなる確率が高くなる。すなわち、高確率状態という遊技者にとってさらに有利な状態となる。また、普通図柄表示器10における停止図柄が所定の図柄(当り図柄=小当り図柄)である場合に、可変入賞球装置15が所定時間だけ開状態になる。さらに、高確率状態では、普通図柄表示器10における停止図柄が当り図柄になる確率が高められるとともに、可変入賞球装置15の開放時間と開放回数が高められる。
【0031】
次に、パチンコ遊技機1の裏面に配置されている各基板について説明する。
図2に示すように、パチンコ遊技機1の裏面では、枠体2A内の機構板の上部に玉貯留タンク38が設けられ、パチンコ遊技機1が遊技機設置島に設置された状態でその上方から遊技球が球貯留タンク38に供給される。球貯留タンク38内の遊技球は、誘導樋39を通って賞球ケース40Aで覆われる球払出装置に至る。
【0032】
遊技機裏面側では、可変表示部9を制御する可変表示制御ユニット29、遊技制御用マイクロコンピュータ等が搭載された遊技制御基板(主基板)31が設置されている。また、球払出制御を行う払出制御用マイクロコンピュータ等が搭載された払出制御基板37、およびモータの回転力を利用して打球を遊技領域7に発射する打球発射装置が設置されている。さらに、装飾ランプ25、遊技効果LED28a、遊技効果ランプ28b,28c、賞球ランプ51および球切れランプ52に信号を送るためのランプ制御基板35、スピーカ27からの音声発生を制御するための音声制御基板70および打球発射装置を制御するための発射制御基板91も設けられている。
【0033】
さらに、DC30V、DC21V、DC12VおよびDC5Vを作成する電源回路が搭載された電源基板910が設けられ、上方には、各種情報を遊技機外部に出力するための各端子を備えたターミナル基板160が設置されている。ターミナル基板160には、少なくとも、球切れ検出スイッチの出力を導入して外部出力するための球切れ用端子、賞球個数信号を外部出力するための賞球用端子および球貸し個数信号を外部出力するための球貸し用端子が設けられている。また、中央付近には、主基板31からの各種情報を遊技機外部に出力するための各端子を備えた情報端子盤34が設置されている。なお、図2には、ランプ制御基板35および音声制御基板70からの信号を、枠側に設けられている遊技効果LED28a、遊技効果ランプ28b,28c、賞球ランプ51および球切れランプ52に供給するための電飾中継基板A77が示されているが、信号中継の必要に応じて他の中継基板も設けられる。
【0034】
図3はパチンコ遊技機1の機構板を背面からみた背面図である。球貯留タンク38に貯留された玉は誘導樋39を通り、図3に示されるように、球切れ検出器(球切れスイッチ)187a,187bを通過して球供給樋186a,186bを経て球払出装置97に至る。球切れスイッチ187a,187bは遊技球通路内の遊技球の有無を検出するスイッチであるが、球タンク38内の補給球の不足を検出する球切れ検出スイッチ167も設けられている。以下、球切れスイッチ187a,187bを、球切れスイッチ187と表現することがある。
【0035】
球払出装置97から払い出された遊技球は、連絡口45を通ってパチンコ遊技機1の前面に設けられている打球供給皿3に供給される。連絡口45の側方には、パチンコ遊技機1の前面に設けられている余剰玉受皿4に連通する余剰玉通路46が形成されている。
【0036】
入賞にもとづく景品球が多数払い出されて打球供給皿3が満杯になり、ついには遊技球が連絡口45に到達した後、さらに遊技球が払い出されると、遊技球は余剰玉通路46を経て余剰玉受皿4に導かれる。さらに遊技球が払い出されると、感知レバー47が満タンスイッチ48を押圧して満タンスイッチ48がオンする。その状態では、球払出装置97内のステッピングモータの回転が停止して球払出装置97の動作が停止するとともに打球発射装置34の駆動も停止する。
【0037】
図4は、主基板31における回路構成の一例を示すブロック図である。なお、図4には、払出制御基板37、ランプ制御基板35、音制御基板70、発射制御基板91および図柄制御基板80も示されている。主基板31には、プログラムに従ってパチンコ遊技機1を制御する基本回路53と、ゲートスイッチ12、始動口スイッチ17、Vカウントスイッチ22、カウントスイッチ23、入賞口スイッチ19a,19b,24a,24b、満タンスイッチ48、球切れスイッチ187および賞球カウントスイッチ301Aからの信号を基本回路53に与えるスイッチ回路58と、可変入賞球装置15を開閉するソレノイド16、開閉板20を開閉するソレノイド21および大入賞口内の経路を切り換えるための切換ソレノイド21Aを基本回路53からの指令に従って駆動するソレノイド回路59とが搭載されている。
【0038】
また、基本回路53から与えられるデータに従って、大当りの発生を示す大当り情報、可変表示部9の画像表示開始に利用された始動入賞球の個数を示す有効始動情報、確率変動が生じたことを示す確変情報等の情報出力信号をホールコンピュータ等の外部機器に対して出力する情報出力回路64が搭載されている。
【0039】
基本回路53は、ゲーム制御用のプログラム等を記憶するROM54、ワークメモリとして使用される記憶手段の一例であるRAM55、プログラムに従って制御動作を行うCPU56およびI/Oポート部57を含む。この実施の形態では、ROM54,RAM55はCPU56に内蔵されている。すなわち、CPU56は、1チップマイクロコンピュータである。なお、1チップマイクロコンピュータは、少なくともRAM55が内蔵されていればよく、ROM54およびI/Oポート部57は外付けであっても内蔵されていてもよい。
【0040】
さらに、主基板31には、電源投入時に基本回路53をリセットするためのシステムリセット回路65が設けられている。
【0041】
また、主基板31には、インタフェース回路200が設けられている。後で詳しく説明するが、インタフェース回路200は、遊技機外部からの識別情報要求コード(識別情報要求信号)を入力してCPU56に伝達するとともに、CPU56からの識別情報等を、CPU56が真正なものか否かを照合するための照合機等の外部機器に接続可能なコネクタに伝達するための回路である。
【0042】
遊技球を打撃して発射する打球発射装置は発射制御基板91上の回路によって制御される駆動モータ94で駆動される。そして、駆動モータ94の駆動力は、操作ノブ5の操作量に従って調整される。すなわち、発射制御基板91上の回路によって、操作ノブ5の操作量に応じた速度で打球が発射されるように制御される。
【0043】
なお、この実施の形態では、ランプ制御基板35に搭載されているランプ制御手段が、遊技盤に設けられている始動記憶表示器18、ゲート通過記憶表示器41および装飾ランプ25の表示制御を行うとともに、枠側に設けられている遊技効果ランプ・LED28a,28b,28c、賞球ランプ51および球切れランプ52の表示制御を行う。また、特別図柄を可変表示する可変表示部9および普通図柄を可変表示する普通図柄表示器10の表示制御は、図柄制御基板80に搭載されている表示制御手段によって行われる。
【0044】
図5は、主基板31におけるCPU56周りの一構成例を示すブロック図である。図5に示すように、遊技機において用いられる各種電圧を生成する電源基板等に搭載されている電源監視手段からの電源断信号(電圧低下信号)が、CPU56のマスク不能割込端子(XNMI端子)に接続されている。電源監視回路は、遊技機が使用する各種直流電源のうちのいずれかの電源の電圧を監視して電源電圧低下を検出する回路である。この実施の形態では、VSLの電源電圧を監視して電圧値が所定値以下になるとローレベルの電源断信号を発生する。VSLは、遊技機で使用される直流電圧のうちで最大のものであり、この例では+30Vである。従って、CPU56は、割込処理によって電源断の発生を確認することができる。
【0045】
図5には、システムリセット回路65も示されている。リセットIC651は、電源投入時に、外付けのコンデンサの容量で決まる所定時間だけ出力をローレベルとし、所定時間が経過すると出力をハイレベルにする。すなわち、リセット信号をハイレベルに立ち上げてCPU56を動作可能状態にする。また、リセットIC651は、電源監視回路が監視する電源電圧と等しい電源電圧であるVSLの電源電圧を監視して電圧値が所定値(電源監視回路が電源断信号を出力する電源電圧値よりも低い値)以下になると出力をローレベルにする。従って、CPU56は、電源監視回路からの電源断信号に応じて所定の電力供給停止時処理を行った後、システムリセットされる。
【0046】
図5に示すように、リセットIC651からのリセット信号は、NAND回路947に入力されるとともに、反転回路(NOT回路)944を介してカウンタIC941のクリア端子に入力される。カウンタIC941は、クリア端子への入力がローレベルになると、発振器943からのクロック信号をカウントする。そして、カウンタIC941のQ5出力がNOT回路945,946を介してNAND回路947に入力される。また、カウンタIC941のQ6出力は、フリップフロップ(FF)942のクロック端子に入力される。フリップフロップ942のD入力はハイレベルに固定され、Q出力は論理和回路(OR回路)949に入力される。OR回路949の他方の入力には、NAND回路947の出力がNOT回路948を介して導入される。そして、OR回路949の出力がCPU56のリセット端子に接続されている。このような構成によれば、電源投入時に、CPU56のリセット端子に2回のリセット信号(ローレベル信号)が与えられるので、CPU56は、確実に動作を開始する。
【0047】
そして、例えば、電源監視回路の検出電圧(電源断信号を出力することになる電圧)を+22Vとし、リセット信号をローレベルにするための検出電圧を+9Vとする。そのように構成した場合には、電源監視回路とシステムリセット回路65とが、同一の電源VSLの電圧を監視するので、電圧監視回路が電源断信号を出力するタイミングとシステムリセット回路65がシステムリセット信号を出力するタイミングの差を所望の所定期間に確実に設定することができる。所望の所定期間とは、電源監視回路からの電源断信号に応じて電力供給停止時処理を開始してから電力供給停止時処理が確実に完了するまでの期間である。
【0048】
CPU56等の駆動電源である+5V電源から電力が供給されていない間、RAMの少なくとも一部は、電源基板から供給されるバックアップ電源によってバックアップされ、遊技機に対する電源が断しても内容は保存される。そして、+5V電源が復旧すると、システムリセット回路65からリセット信号が発せられるので、CPU56は、通常の動作状態に復帰する。そのとき、必要なデータがバックアップRAMに保存されているので、停電等からの復旧時に停電発生時の遊技状態に復帰することができる。
【0049】
なお、図5に示す構成では、電源投入時にCPU56のリセット端子に2回のリセット信号(ローレベル信号)が与えられるが、リセット信号の立ち上がりタイミングが1回しかなくても確実にリセット解除されるCPUを使用する場合には、符号941〜949で示された回路素子は不要である。その場合、リセットIC651の出力がそのままCPU56のリセット端子に接続される。
【0050】
なお、図5に示す入力ポート571は遊技機外部からの識別情報要求コードを入力するためのものであり、出力ポート572は遊技機外部に対する識別情報等を出力するためのものである。また、図5では、入力ポート571および出力ポート572は、CPU56の外に設置されているが、それらはCPU内蔵ポートであってもよい。
【0051】
図6は、インタフェース回路200の一構成例を、CPU56、入力ポート571、出力ポート572、過電流防止回路(過電流保護回路)201およびコネクタ220とともに示すブロック図である。
【0052】
この例では、外部機器と電気的に接続可能な外部接続手段としてのコネクタ220を介して入力された識別情報要求コードが、インタフェース回路200におけるフォトカプラ212およびバッファ回路211を介して入力ポート571に入力される。また、出力ポート572から出力される識別情報が、インタフェース回路200におけるバッファ回路201およびフォトカプラ204とコネクタ220とを介して外部機器に伝達可能に構成されている。なお、この実施の形態では、外部接続手段として、一体化されているコネクタ220を例示するが、例えば複数のピンを設けるといった個別素子による外部接続手段を用いてもよい。また、例えば、識別情報要求コードと識別情報とを入出力するためのコネクタ、後述するクロック選択信号D0〜D2を出力するためのコネクタ、および電源供給のためのコネクタのように、複数のコネクタによって外部接続手段が構成されていてもよい。
【0053】
外部機器は、遊技機に対して識別情報要求コードを出力するとともに、遊技機から識別情報(マイクロコンピュータが真正のものであるか否かを外部で識別するために用いられる情報)を入力して識別情報の正当性を照合する照合機等の機器である。
【0054】
さらに、コネクタ220を介して電源電圧(この例ではVcc)がコネクタ220に供給されている。従って、外部機器はコネクタ220を介して遊技機側から電源供給を受けることが可能である。外部機器やコネクタ220の箇所で短絡が生ずると、主基板31に悪影響を及ぼすので、この例では、電源電圧は、過電流防止回路201を介して供給される。過電流防止回路201は、過電流を検出したら、電源供給を停止する部品を含む。
【0055】
なお、ここでは、外部機器に対する電源供給用接続手段としての電源供給用端子はコネクタ220の一端子であるが、コネクタ220と別端子(または別コネクタ)であってもよい。また、電源供給端子には、当然、遊技機に対して電力供給がなされている間、電源供給がなされる。この実施の形態では、電源供給端子に供給される電圧は電源基板で生成されるが、主基板31が電圧生成回路を有している場合には、その電圧生成回路から供給するようにしてもよい。
【0056】
また、コネクタ220には、CPU56のシステムクロック(制御クロック)の周波数を通知するための信号(クロック選択信号D0〜D2:通知情報)が出力される。そして、その信号は、主基板31において論理固定されている。すなわち、ローレベルまたはハイレベルに固定されている。
【0057】
コネクタ220と外部機器の間の接続は、外部機器からのケーブルが直接コネクタ220に接続されるような方法であってもよいし、遊技機においてさらに中継基板が設けられ、コネクタ220から中継基板にケーブルをつなぎ、中継基板に設けられたコネクタと外部機器とが接続されるように構成してもよい。そのような中継基板が設けられている場合には、主基板31と中継基板とを併せて制御基板と定義される。
【0058】
また、図6に示す例では、入出力ポート、フォトカプラおよびバッファ回路を用いた入力手段および出力手段を例示したが、使用素子の性能や外部機器の構成に合わせた種々の変形例が考えられる。例えば、外部機器が電圧レベルを検出することによって信号入出力を行うように構成されている場合には、フォトカプラは不要である。また、入出力ポートとして十分駆動能力があるものを用いた場合には、バッファ回路は不要である。その他、使用される外部機器の信号入出力方式に合致するような種々の変形が考えられる。
【0059】
図7は、ROM領域のマッピングの一例を示す説明図である。図7に示す例では、ROM領域には、遊技制御プログラムが格納されているプログラム領域、遊技制御プログラムが使用する固定的なデータが格納されているデータ領域、およびプログラム管理領域(システム領域)がある。システム領域には、セキュリティチェックプログラムが格納されるとともに、1つまたは複数種類の識別情報や識別情報作成のための演算式(暗号化プログラム)が格納されている。
【0060】
システム領域は遊技制御プログラム(ユーザプログラム)を格納することができない管理用の領域である。また、システム領域には、正規の遊技制御プログラムに応じたチェックデータが設定され、セキュリティチェックプログラムはそのようなデータを含めてチェックを行う。従って、システム領域の内容を改変すると、セキュリティチェックをパスすることができず遊技制御プログラムは起動されない。
【0061】
図8は、外部機器からの識別情報要求コード、および外部機器への識別情報のフォーマットの一例を示す説明図である。図8に示す例では、識別情報要求コードおよび識別情報は、複数ビットで構成され、クロック信号に同期して入出力される。例えば、識別情報要求コードおよび識別情報は、それぞれ1バイト構成である。ただし、信号長の1バイトは単なる例である。
【0062】
なお、図8に破線で示すように、識別情報要求コードおよび識別情報にスタートビットとストップビットを付けてもよい。その場合には、スタートビットによって送受信の同期をとることができるので、クロック信号を用いなくてもよい。
【0063】
図9は、クロック選択信号D0〜D2の定義を示す説明図である。また、図10は、クロック選択信号D0〜D2と制御クロックの周波数との関係の一例を示す説明図である。図10に示された例では、クロック選択信号D0=「L」、クロック選択信号D1=「L」、クロック選択信号D2=「H」、であるから、11.264MHzの制御クロックが使用されていることを示す。
【0064】
次に遊技機の動作について説明する。
図11は、主基板31におけるCPU56が実行するメイン処理を示すフローチャートである。遊技機に対する電源が投入されると、メイン処理において、CPU56は、まず、必要な初期設定を行う。
【0065】
初期設定処理において、CPU56は、まず、割込禁止に設定する(ステップS1)。次に、割込モードを割込モード2に設定し(ステップS2)、スタックポインタにスタックポインタ指定アドレスを設定する(ステップS3)。そして、内蔵デバイスレジスタの初期化を行う(ステップS4)。また、内蔵デバイス(内蔵周辺回路)であるCTC(カウンタ/タイマ)およびPIO(パラレル入出力ポート)の初期化(ステップS5)を行った後、RAMをアクセス可能状態に設定する(ステップS6)。
【0066】
なお、割込モード2は、この実施の形態で用いられているCPU56が有する割り込みモードであって、特定レジスタ(Iレジスタ)の値(1バイト)と内蔵デバイスが出力する割込ベクタ(1バイト:最下位ビット0)から合成されるアドレスが、割込番地を示すモードである。
【0067】
そして、電源断時にバックアップRAM領域のデータ保護処理(例えばパリティデータの付加等の停電発生NMI処理)が行われたか否か確認する(ステップS7)。この実施の形態では、不測の電源断が生じた場合には、バックアップRAM領域のデータを保護するための処理が行われている。そのような保護処理が行われていた場合をバックアップありとする。バックアップなしを確認したら、CPU56は初期化処理を実行する。
【0068】
バックアップありを確認したら、CPU56は、遊技制御手段の内部状態と表示制御手段等の電気部品制御手段の制御状態を電源断時の状態に戻すための遊技状態復旧処理を行う(ステップS8)。そして、バックアップRAM領域に保存されていたPC(プログラムカウンタ)の退避値がPCに設定され、そのアドレスに復帰する。
【0069】
初期化処理では、CPU56は、まず、RAMクリア処理を行う(ステップS11)。また、所定の作業領域(例えば、普通図柄判定用乱数カウンタ、普通図柄判定用バッファ、特別図柄左中右図柄バッファ、払出コマンド格納ポインタなど)に初期値を設定する初期値設定処理も行われる。さらに、サブ基板(ランプ制御基板35、払出制御基板37、音声制御基板70、図柄制御基板80)を初期化するための処理を実行する(ステップS13)。サブ基板を初期化する処理とは、例えば初期設定コマンドを送出する処理である。
【0070】
そして、2ms毎に定期的にタイマ割込がかかるようにCPU56に設けられているCTCのレジスタの設定が行われる(ステップS14)。すなわち、初期値として2msに相当する値が所定のレジスタ(時間定数レジスタ)に設定される。そして、初期設定処理のステップS1において割込禁止とされているので、初期化処理を終える前に割込が許可される(ステップS15)。
【0071】
この実施の形態では、CPU56の内蔵CTCが繰り返しタイマ割込を発生するように設定される。この実施の形態では、繰り返し周期は2msに設定される。そして、タイマ割込が発生すると、CPU56は、例えばタイマ割込が発生したことを示すタイマ割込フラグをセットする。
【0072】
初期化処理の実行(ステップS11〜S15)が完了すると、メイン処理で、タイマ割込が発生したか否かの監視(ステップS17)の確認が行われるループ処理に移行する。なお、ループ内では、表示用乱数更新処理(ステップS16)も実行される。
【0073】
CPU56は、ステップS17において、タイマ割込が発生したことを認識すると、ステップS21〜S31の遊技制御処理およびステップS32の処理を実行する。遊技制御処理において、CPU56は、まず、スイッチ回路58を介して、ゲートセンサ12、始動口センサ17、カウントセンサ23および入賞口スイッチ19a,19b,24a,24b等のスイッチの状態を入力し、それらの状態判定を行う(スイッチ処理:ステップS21)。
【0074】
次いで、パチンコ遊技機1の内部に備えられている自己診断機能によって種々の異常診断処理が行われ、その結果に応じて必要ならば警報が発せられる(エラー処理:ステップS22)。
【0075】
次に、遊技制御に用いられる大当り判定用の乱数等の各判定用乱数を示す各カウンタを更新する処理を行う(ステップS23)。CPU56は、さらに、停止図柄の種類を決定する乱数等の表示用乱数を更新する処理を行う(ステップS24)。
【0076】
さらに、CPU56は、特別図柄プロセス処理を行う(ステップS25)。特別図柄プロセス制御では、遊技状態に応じてパチンコ遊技機1を所定の順序で制御するための特別図柄プロセスフラグに従って該当する処理が選び出されて実行される。そして、特別図柄プロセスフラグの値は、遊技状態に応じて各処理中に更新される。また、普通図柄プロセス処理を行う(ステップS26)。普通図柄プロセス処理では、7セグメントLEDによる可変表示器10を所定の順序で制御するための普通図柄プロセスフラグに従って該当する処理が選び出されて実行される。そして、普通図柄プロセスフラグの値は、遊技状態に応じて各処理中に更新される。
【0077】
次いで、CPU56は、特別図柄に関する表示制御コマンドをRAM55の所定の領域に設定して表示制御コマンドを送出する処理を行う(特別図柄コマンド制御処理:ステップS27)。また、普通図柄に関する表示制御コマンドをRAM55の所定の領域に設定して表示制御コマンドを送出する処理を行う(普通図柄コマンド制御処理:ステップS28)。
【0078】
さらに、CPU56は、例えばホール管理用コンピュータに供給される大当り情報、始動情報、確率変動情報などのデータを出力する情報出力処理を行う(ステップS29)。
【0079】
また、CPU56は、所定の条件が成立したときにソレノイド回路59に駆動指令を行う(ステップS30)。ソレノイド回路59は、駆動指令に応じてソレノイド16,21を駆動し、可変入賞球装置15または開閉板20を開状態または閉状態とする。
【0080】
そして、CPU56は、各入賞口への入賞を検出するためのスイッチ17,23,19a,19b,24a,24bの検出出力にもとづく賞球数の設定などを行う賞球処理を実行する(ステップS31)。具体的には、入賞検出に応じて払出制御基板37に払出制御コマンドを出力する。払出制御基板37に搭載されている払出制御用CPU371は、払出制御コマンドに応じて球払出装置97を駆動する。
【0081】
以上の制御によって、この実施の形態では、遊技制御処理は2ms毎に起動されることになる。なお、この実施の形態では、タイマ割込処理では例えば割込が発生したことを示すフラグのセットのみがなされ、遊技制御処理はメイン処理において実行されるが、タイマ割込処理で遊技制御処理を実行してもよい。
【0082】
なお、この実施の形態では、賞球処理に続いて、照合情報入出力処理(ステップS32)が実行される。照合情報入出力処理では、CPU56は、外部機器からの識別情報要求コードを検出し、識別情報要求コードを受信したら識別情報を出力する処理を行う。
【0083】
図12は、照合情報入出力処理の一例を示すフローチャートである。図12に示す処理例では、照合情報入出力処理において、CPU56は、識別情報の出力処理が継続中であるか否か確認する(ステップS42)。この実施の形態では、照合情報入出力処理は2ms毎に実行されるが、識別情報の信号長が2ms以上である場合には、照合情報入出力処理が複数回実行されると識別情報を出力完了できる。そのような場合には、照合情報入出力処理において、識別情報出力処理継続中であるという状況が発生しうる。
【0084】
識別情報出力処理継続中でなければ、識別情報要求コード受信処理を行う(ステップS43)。すなわち、クロック信号の立ち上がり(ローレベルからハイレベルに変化させたとき)で、入力ポート571の該当ビットを入力し、入力ビットを所定のRAM領域に格納する。次いで、CPU56は、識別情報要求コードの受信が完了したか否かを確認する(ステップS44)。つまり、入力ポート571から入力した過去8ビット分(識別情報要求コードが1バイト構成である場合)を、識別情報要求コードとして定められているデータと比較し、一致したら識別情報要求コードの受信が完了したと判断する。なお、識別情報要求コードとして定められているデータは、例えばシステム領域に設定されている。
【0085】
クロック信号を用いない場合には、スタートビットを検出したら、1ビット時間毎に入力ポート571の該当ビットを入力し、8ビット分入力後にストップビットを検出したら、何らかのデータを受信したと判断し、受信データと識別情報要求コードとして定められているデータとを比較し、一致したら識別情報要求コードの受信が完了したと判断する。
【0086】
識別情報要求コードの受信が完了したら、識別情報要求コードに対応した識別情報を選択する(ステップS45)。例えば、識別情報要求コードとして、A〜Xがあり、それぞれに対応した識別情報がシステム領域に設定されている場合には、受信した識別情報要求コードの種類に対応した識別情報(A’〜X’のいずれか)を選定してシステム領域から読み出す。そして、識別情報出力を開始する(ステップS46)。
【0087】
識別情報にスタートビットが付加される場合には、ステップS46においてスタートビットの出力を開始するとともに、処理継続中であることを示すフラグをセットする。スタートビットが付加されない場合には、単に処理継続中であることを示すフラグをセットする。
【0088】
ステップS42で出力処理継続中であることが確認されたら、その処理が完了していないときには(ステップS47)、識別情報出力処理を実行する(ステップS48)。すなわち、クロック信号の立ち下がり(ハイレベルからローレベルに変化させたとき)で、出力ポート572の該当ビットを識別情報の内容に応じて変化させる。クロック信号を用いない場合には、スタートビット出力タイミングから所定時間(各ビット出力タイミングまでの時間)が経過していたら出力ポート572の該当ビットを識別情報の内容に応じて変化させる。
【0089】
以上のような処理によって、主基板31から、識別情報要求コードに応じて、対応する識別情報が出力される。
【0090】
なお、識別情報は、所定の暗号化方式で暗号化されている。従って、外部機器において、受信した識別情報データにもとづいて復号処理が行われ、復号結果が正規の識別情報と一致したら、外部機器において、正規のマイクロコンピュータ(CPU56)から、識別情報要求コードに応じた識別情報を受信したと判断できる。一致しなかった場合には、不正マイクロコンピュータが搭載されていると判断できる。
【0091】
識別情報要求コードに応じて決められている識別情報を出力する方式に代えて、識別情報要求コードに応じた演算式(暗号化方式)を用いるようにしてもよい。各演算式は、例えば、システム領域に設定されている。従って、その場合には、図13のフローチャートに示すように、CPU56は、識別情報要求コードの受信が完了したら、受信した識別情報要求コードに対応した演算式をシステム領域からロードし(ステップS51)、あらかじめ決められている基本となるデータに対して演算を施して識別情報を生成する(ステップS52)。
【0092】
なお、図12に示す方式と図13に示す方式とを併用してもよい。すなわち、識別情報要求コードの受信が完了したら、受信した識別情報要求コードに対応した識別情報のもとになるデータをシステム領域からロードするとともに演算式をロードし、識別情報のもとになるデータを演算式に従って演算し、演算結果を出力ポート572に出力するようにしてもよい。
【0093】
また、ここでは、識別情報要求コードに対応した識別情報や演算式がCPU56のシステム領域に設定されている場合を例示したが、識別情報要求コードを受信したCPU56が、受信した識別情報要求コードに対して所定の演算(あらかじめ決められている演算)を施すことによって識別情報を作成してもよい。演算式にもとづく識別情報を受信した外部機器は、自身が送出した識別情報要求コードに対して、遊技機側で行われた演算と同一の演算を施した結果と、遊技機から受信した識別情報とを比較することによって、CPU56が正当なものであるか否かを判定する。または、遊技機から受信した識別情報に対して逆演算を施した結果と、送出した識別情報要求コードとを比較することによって、CPU56が正当なものであるか否かを判定する。
【0094】
さらに、外部機器は、遊技機に対して識別情報要求コードを送出する場合、送出する識別情報要求コードを、所定の乱数等にもとづいてランダムに選定するようにしてもよい。そのような制御を行えば、不正なCPUに識別情報要求コードの受信機能および識別情報の送出機能を搭載しようとしても、その実現がより困難になる。
【0095】
上記の各実施の形態によれば、主基板31に正規のマイクロコンピュータが搭載されていれば、外部機器において、識別情報要求コードに対応して決められている識別情報が受信される。また、主基板31に不正マイクロコンピュータが搭載されている場合には、そのマイクロコンピュータが内蔵するROMのシステム領域中に正しい識別情報または演算式を存在させることが困難であるから、正規の識別情報を出力することができない。すなわち、外部機器において、識別情報要求コードに対応して決められている識別情報は受信されない。
【0096】
さらに、照合機等の外部機器において、フォトカプラ204およびコネクタ220を介してCPU56から入力した識別情報の転送速度にもとづいて、CPU56が実際に用いているシステムクロックの周波数を検知することができる。そのようにして検知した周波数と、クロック選択信号D0〜D2にもとづく周波数とが一致しない場合には、CPU56が真正なものでないと判断することができる。
【0097】
従って、CPU56を不正なマイクロコンピュータと置き換えて、そのマイクロコンピュータの動作周波数を変えてしまったような場合でも、照合機等の外部機器において、クロック選択信号D0〜D2にもとづいて、CPU換装を検知することができる。
【0098】
なお、上記の実施の形態で説明した識別情報送受信方式や識別情報要求コードおよび識別情報のフォーマットは単なる一例であって、他の方式やフォーマットを用いてもよい。つまり、遊技制御マイクロコンピュータが搭載された基板または中継基板に、識別情報要求信号および識別情報を外部機器との間で入出力可能な入力手段と出力手段およびコネクタ等の外部接続手段を設けておけば、外部機器において、不正マイクロコンピュータが搭載されたことを検出可能な環境を提供することができる。
【0099】
また、上記の各実施の形態では、照合情報入出力処理がメイン処理のループ内で実行されたが、他の箇所で実行されるようにしてもよい。例えば、識別情報要求コードを割り込み端子に導入して割り込み処理で照合情報入出力処理を実行したり、タイマ割込処理で照合情報入出力処理を実行したりするように構成することもできる。
【0100】
さらに、コネクタに対して電源ラインも供給可能に構成されているので、外部機器は、電源を持たなくても不正マイクロコンピュータが搭載されたか否かを検査できる。ただし、遊技機から電源供給せずに、外部機器が電源を備えていたり、他の電源装置から電源供給を受けたりするようにしてもよい。
【0101】
図14は、インタフェース回路200の他の構成例を、CPU56、入力ポート571、出力ポート572、過電流防止回路(過電流保護回路)201およびコネクタ220とともに示すブロック図である。
【0102】
図6に示された構成例では、インタフェース回路200において、入出力ポート、フォトカプラおよびバッファ回路を用いた入力手段および出力手段が用いられていたが、この例では、入力手段および出力手段とし、抵抗204A,212Aが用いられている。例えば、外部機器が電圧レベルを検出することによって信号入出力を行うように構成されている場合には、フォトカプラを使用しなくてもよい。また、入出力ポートとして十分駆動能力があるものを用いた場合には、バッファ回路は不要である。従って、図14に示すように、入力手段および出力手段を抵抗のみで構成することができる。
【0103】
さらに、照合機等の外部機器から主基板31のCPU56に対して出力される識別情報要求コードと、CPU56から照合機等の外部機器に対して出力される識別情報とを、CPU56の1つの入出力端子に入出力されるように構成してもよい。図15は、そのような構成例を示すブロック図である。図15には、外部出力用端子1a,1b,2a,2b,3a,3bと電源供給用接続手段としての電源供給用端子(GNDおよびVcc端子)5a,5b,6a,6bとを有するコネクタ220を用いた場合の構成例が示されている。
【0104】
図15に示された構成では、照合機等の外部機器から主基板31のCPU56に対して出力される識別情報要求コードと、CPU56から照合機等の外部機器に対して出力される識別情報とは、コネクタ220の一つの入出力端子4a,4b、およびCPU56の同一の入出力端子で入出力される。なお、2ピンの入出力端子4a,4bが割り当てられているが、2つのピンには同じ信号が入出力されるので、一つの入出力端子4a,4bと表現する。2つのピンに同じ信号が印加されるのは、外部出力用端子1a,1b、外部出力用端子2a,2b、外部出力用端子3a,3b、電源供給用端子のGND端子5a,5bおよび電源供給用端子のVcc端子6a,6bについても同様である。
【0105】
CPU56の入出力端子は、CPU56が本来実行する遊技制御では用いられない端子である。CPU56は、外部機器からの識別情報要求コードが入出力端子に入力されると、既に説明したように照合情報入出力処理を行って(図12および図13参照)、識別情報を入出力端子からシリアル出力する。なお、図15には、入出力手段(入力手段および出力手段)として抵抗230が例示されている。
【0106】
また、外部出力用端子1a,1b、外部出力用端子2a,2bおよび外部出力用端子3a,3bには、CPU56のシステムクロック(制御クロック)の周波数を通知するための信号(通知情報)が出力される。そして、その信号は、主基板31において論理固定されている。すなわち、ローレベルまたはハイレベルに固定されている。
【0107】
図16は、図15に示されたコネクタ220の各端子の信号割付を示す説明図である。なお、図15に示された例では、クロック選択信号D0=「L」、クロック選択信号D1=「L」、クロック選択信号D2=「H」、であるから、11.264MHzの制御クロックが使用されていることを示す(図10参照)。また、図16において、「照合データ信号」は、照合機等の外部機器から主基板31のCPU56に対して出力される識別情報要求コードと、CPU56から照合機等の外部機器に対して出力される識別情報とを示す。
【0108】
照合機等の外部機器において、クロック選択信号D0〜D2から、主基板31において設定されている制御クロックの値を認識することができる。この値は、CPU56が使用するシステムクロックの周波数である。すなわち、CPU56が使用するシステムクロックの周波数に一致するように、主基板31においてクロック選択信号D0〜D2が論理固定される。
【0109】
また、照合機等の外部機器において、入出力端子4a,4bを介してCPU56から入力した識別情報の転送速度にもとづいて、CPU56が実際に用いているシステムクロックの周波数を検知することができる。そのようにして検知した周波数と、クロック選択信号D0〜D2にもとづく周波数とが一致しない場合には、CPU56が真正なものでないと判断することができる。
【0110】
従って、CPU56を不正なマイクロコンピュータと置き換えて、そのマイクロコンピュータの動作周波数を変えてしまったような場合でも、照合機等の外部機器において、クロック選択信号D0〜D2にもとづいて、CPU換装を検知することができる。
【0111】
さらに、主基板31における外部接続手段の位置を明示する明示手段を設けてもよい。主基板31には、電源基板等からの電源ラインを接続するためのコネクタや他の電気部品制御基板に対する制御コマンド等を出力するためのコネクタ等の多数のコネクタが搭載されている。従って、照合機等の外部機器からの配線をどのコネクタに接続すればよいのか直ちに判断することが難しい。
【0112】
そこで、例えば、図17に示すように、コネクタ220の位置を明示する明示手段としてのマーク240Aを主基板31の表面に印刷しておく。このようにすれば、照合機等の外部機器からの配線をコネクタ220に接続する際に、多数のコネクタの中から直ちにコネクタ220を特定することができる。なお、文字等を付記してさらにわかりやすくしてもよい。
【0113】
図18は、外部接続手段としてのコネクタが、外部出力用端子1a,1b,2a,2b,3a,3bおよび電源供給用接続手段としての電源供給用端子(GNDおよびVcc端子)5a,5b,6a,6bが割り当てられたコネクタ220Aと、識別情報要求コードおよび識別情報を入出力するためのコネクタ220Bとに分離している場合の例を示す。コネクタ220Bを明示するマーク240Aが印刷されているので、照合機等の外部機器からの配線をコネクタに接続する際に、CPU56からの識別情報を入力するためのコネクタ220Bの位置を直ちに特定することができる。なお、コネクタ220Aを明示するためのマーク等も印刷してもよい。その場合、各マークとともに、例えば、コネクタ220Aを特定するための「クロック選択信号」、コネクタ220Bを特定するための「識別情報」といった文字も印刷しておいてもよい。
【0114】
図19には、他の明示手段が設けられた主基板31の例が示されている。この例では、コネクタ220の色が、他のコネクタの色とは異なっている。よって、照合機等の外部機器からの配線をコネクタ220に接続する際に、多数のコネクタの中から直ちにコネクタ220を特定することができる。なお、この例では、明示手段は、色の違いとして実現されている。
【0115】
図20には、外部接続手段がピン1a,1b,2a,2b,3a,3b,4a,4b,5a,5b,6a,6bで実現されている場合の例が示されている。外部接続手段がピンで実現されている場合でも、明示手段としてのマーク240Aを設けることによって、照合機等の外部機器からの配線を接続する際に、直ちに接続位置を特定することができる。
【0116】
図21に示す例では、主基板31におけるコネクタ220の周囲に、明示手段としての矩形のマーク240Cがコネクタ220を囲むように印刷され、また、表示240Dが印刷されている。このようにしても、照合機等の外部機器からの配線をコネクタ220に接続する際に、多数のコネクタの中から直ちにコネクタ220を特定することができる。
【0117】
図22に示す例では、外部接続手段としてのコネクタが、外部出力用端子1a,1b,2a,2b,3a,3bおよび電源供給用接続手段としての電源供給用端子(GNDおよびVcc端子)5a,5b,6a,6bが割り当てられたコネクタ220Aと、識別情報要求コードおよび識別情報を入出力するためのコネクタ220Bとに分離し、主基板31におけるコネクタ220Bの周囲に、明示手段としての矩形のマーク240Cがコネクタ220Bを囲むように印刷され、また、表示240Dが印刷されている。このようにしても。コネクタ220Bを明示するマーク240Cと表示240Dとが印刷されているので、照合機等の外部機器からの配線をコネクタに接続する際に、CPU56からの識別情報を入力するためのコネクタ220Bの位置を直ちに特定することができる。
【0118】
なお、図21および図22に示す例において、マーク240Cと表示240Dとのうちの一方のみが設けられていてもよい。
【0119】
図2には示されていなかったが、一般に、主基板31は、基板ボックスで覆われている。図23には、主基板31を覆う基板ボックス31Aの表面に明示手段としての表示240Bが印刷されている例が示されている。基板ボックス31Aは、主基板31における回路搭載部分を覆う蓋部31bとコネクタ用段部31aとで構成されている。コネクタ用段部31aは、蓋部31bに対して低くなっている。すなわち、遊技機本体側に近づいている。そして、コネクタ用段部31aにおける主基板31のコネクタと相対する部分には穴があけられ、基板ボックス31Aが装着されている状態で、ケーブルとコネクタとを接続または分離する作業を行うことができるようになっている。
【0120】
図23に示す例では、表示240Bが設けられている位置は、蓋部31bの表面のコネクタ220に近い位置である。従って、照合機等の外部機器からの配線をコネクタ220に接続する際に、コネクタ220の位置を、主基板31が基板ボックス31Aで覆われている状態で把握することができ、直ちにコネクタ220の位置を特定することができる。
【0121】
また、マーク240Bは、コネクタ用段部31aにおけるコネクタ220の近傍に設けられていてもよい。その場合には、マーク240Bの位置がよりコネクタ220の位置に近づくので、さらに容易にコネクタ220の位置を特定することができる。
【0122】
なお、上記の各例では、マーク240A、表示240B、マーク240Cおよび表示240Dは、主基板31や基板ボックス31Aに印刷(例えばシルク印刷やスクリーン印刷)されているものとしたが、それらはシール状のものであって、主基板31や基板ボックス31Aに貼付されてもよい。
【0123】
以上に説明したように、主基板31に設けられている外部接続手段の位置を明示する明示手段が備えられているので、外部機器をより容易に外部接続手段に接続することができ、その結果、マイクロコンピュータの換装という不正行為をより容易に発見することができる。
【0124】
なお、上記の実施の形態のパチンコ遊技機1は、始動入賞にもとづいて可変表示部9に可変表示される特別図柄の停止図柄が所定の図柄の組み合わせになると所定の遊技価値が遊技者に付与可能になる第1種パチンコ遊技機であったが、始動入賞にもとづいて開放する電動役物の所定領域への入賞があると所定の遊技価値が遊技者に付与可能になる第2種パチンコ遊技機や、始動入賞にもとづいて可変表示される図柄の停止図柄が所定の図柄の組み合わせになると開放する所定の電動役物への入賞があると所定の権利が発生または継続する第3種パチンコ遊技機であっても、本発明を適用できる。
【0125】
また、パチンコ遊技機に限られず、スロット機等においても、何らかの動作をする電気部品等を制御するためのマイクロコンピュータや電気部品制御基板が備えられている場合などには本発明を適用することができる。
【0126】
【発明の効果】
請求項1記載の発明では、遊技機を、制御マイクロコンピュータに出力した所定の識別情報要求信号と制御マイクロコンピュータから出力された識別情報とを比較するとともに、制御マイクロコンピュータから出力された識別情報の転送速度によって特定される制御マイクロコンピュータの制御クロックの周波数と制御クロックの周波数を通知するための制御基板からの通知情報とを比較することによって制御マイクロコンピュータが真正のものであるか否かを識別する外部機器に識別情報を出力するための外部接続手段が設けられ、外部接続手段の位置を明示するための明示手段が備えられた構成になっているので、制御マイクロコンピュータからの識別情報を外部機器において解析することによって、正規のマイクロコンピュータとは異なる不正マイクロコンピュータに差し替えられてしまったことを外部から容易に検査できる効果がある。さらに、明示手段によって外部接続手段の位置が明示されているので、外部機器を容易に外部接続手段に接続することができ、その結果、制御マイクロコンピュータの真贋を判断するための作業が容易になって、例えば、多数の遊技機が設置されている遊技店において各遊技機の制御マイクロコンピュータの真贋を確認することも容易になる。また、制御マイクロコンピュータが、外部機器から所定の識別情報要求信号が入力されると識別情報を出力することが可能であり、外部接続手段が、識別情報要求信号を入力するとともに、識別情報と制御クロックの周波数を通知するための通知情報とを出力するように構成されているので、識別情報要求信号を遊技機に与えることによって、また、通知情報を解析することによって、正規のマイクロコンピュータとは異なる不正マイクロコンピュータに差し替えられてしまったことを外部から容易に検査できる効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】 パチンコ遊技機を正面からみた正面図である。
【図2】 パチンコ遊技機の裏面に設けられている各基板を示す説明図である。
【図3】 パチンコ遊技機の機構盤を背面からみた背面図である。
【図4】 遊技制御基板(主基板)の回路構成を示すブロック図である。
【図5】 主基板におけるCPU周りの一構成例を示すブロック図である。
【図6】 インタフェース回路の一構成例を示すブロック図である。
【図7】 ROM領域のマッピングの一例を示す説明図である。
【図8】 識別情報要求コードおよび識別情報(照合データ信号)のフォーマットの一例を示す説明図である。
【図9】 クロック選択信号D0〜D2の定義を示す説明図である。
【図10】 クロック選択信号D0〜D2と制御クロックの周波数との関係の一例を示す説明図である。
【図11】 主基板におけるCPUが実行するメイン処理を示すフローチャートである。
【図12】 照合情報入出力処理の一例を示すフローチャートである。
【図13】 照合情報入出力処理の他の例を示すフローチャートである。
【図14】 インタフェース回路の他の構成例を示すブロック図である。
【図15】 インタフェース回路のさらに他の構成例を示すブロック図である。
【図16】 コネクタの各端子の信号割付を示す説明図である。
【図17】 明示手段の例を示す説明図である。
【図18】 明示手段の他の例を示す説明図である。
【図19】 明示手段のさらに他の例を示す説明図である。
【図20】 明示手段のさらに他の例を示す説明図である。
【図21】 明示手段のさらに他の例を示す説明図である。
【図22】 明示手段のさらに他の例を示す説明図である。
【図23】 明示手段のさらに他の例を示す説明図である。
【符号の説明】
31 遊技制御基板(主基板)
54 ROM
56 CPU
200 インタフェース回路
220 コネクタ
240A マーク(明示手段)
240B 表示(明示手段)
571 入力ポート
Claims (1)
- 遊技者が所定の遊技を行うことが可能であり、遊技機の動作に関わる電気的制御を実行する制御マイクロコンピュータを搭載した制御基板を備え、前記制御マイクロコンピュータに出力した所定の識別情報要求信号と前記制御マイクロコンピュータから出力された識別情報とを比較するとともに、前記制御マイクロコンピュータから出力された前記識別情報の転送速度によって特定される前記制御マイクロコンピュータの制御クロックの周波数と制御クロックの周波数を通知するための前記制御基板からの通知情報とを比較することによって前記制御マイクロコンピュータが真正のものであるか否かを識別する外部機器を接続可能な遊技機であって、
前記制御基板には、前記識別情報を出力するために前記外部機器と電気的に接続可能な外部接続手段が設けられ、
前記外部接続手段の位置を明示するための明示手段を備え、
前記制御マイクロコンピュータは、前記外部機器から前記識別情報要求信号が入力されると前記識別情報を出力することが可能であり、
前記外部接続手段は、前記識別情報要求信号を入力するとともに、前記識別情報と前記通知情報とを出力する
ことを特徴とする遊技機。
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