JP3527222B2 - 遊技機の賞球貸出球払出装置 - Google Patents

遊技機の賞球貸出球払出装置

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JP3527222B2
JP3527222B2 JP2001267959A JP2001267959A JP3527222B2 JP 3527222 B2 JP3527222 B2 JP 3527222B2 JP 2001267959 A JP2001267959 A JP 2001267959A JP 2001267959 A JP2001267959 A JP 2001267959A JP 3527222 B2 JP3527222 B2 JP 3527222B2
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正弘 又吉
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、パチンコ遊技機等
の弾球遊技機に関し、特に遊技機に使用される遊技球を
賞球あるいは貸出球として払い出す払出機構と、前記払
い出される賞球あるいは貸出球を計数検出する球検出器
を有する遊技機の賞球貸出球払出装置に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】パチンコ遊技機等の弾球遊技機やパチス
ロ等の回胴式遊技機を含む遊技機は、遊技媒体を供給す
ることによって遊技を行い、遊技の結果として遊技媒体
が払い出され得るように構成されている。
【0003】例えば、パチンコ遊技機は、入賞球1個あ
たりにつき予め決められた数の遊技球(例えば、パチン
コ球)を計数し賞品球(賞球)として排出する賞球払出
機能と、遊技者にパチンコ球を必要量計数し貸し出す球
貸し出し機能と、を有している。なお、貸し出すパチン
コ球を貸出球という。
【0004】賞球払出機能及び球貸し出し機能(払出機
構)は、確実な球排出が要求され、受け皿に排出される
パチンコ球を計数する計数機能と、所定数のパチンコ球
を排出した時にパチンコ球の排出を停止するストッパ機
能とを備えている。そして、計数機能は近接スイッチ等
の球検出器で払い出されるパチンコ球の個数を検出する
機能であり、ストッパ機能は払い出されるパチンコ球の
個数が所定の個数に達したとき払い出しを停止する機能
であり、これらはパチンコ遊技機の制御部の指令(コマ
ンド)に基づき実施される。
【0005】かかる払出機構と球検出器は、ケースに収
納固定されて賞球貸出球払出装置を形成する。そして、
賞球貸出球払出装置は、通常、パチンコ遊技機を構成す
る枠基体に配置されている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】ところで、パチンコ遊
技機等の弾球遊技機やパチスロ等の回胴式遊技機は、遊
技の結果(賞球)として払い出され得る遊技媒体(パチ
ンコ球やメダル)を無制限に払い出してよいものではな
く、行き過ぎた遊技性(射幸性)を抑制するために、1
回の賞球に対する払出遊技媒体数の上限が風適法(風俗
営業等の規則及び業務の適性化等に関する法律)により
決められている。例えば、パチンコ遊技機では、前記球
検出器の信号に基づき、通常の役物入賞口に入賞した場
合は5個のパチンコ球が払い出され、連続入賞口に入賞
した場合は15個のパチンコ球が払い出されるように設
定されている。
【0007】しかしながら、従来の賞球貸出球払出装置
では、球検出器がケース内に着脱自在に収納固定されて
いるため、球検出器に対する不正行為(個数を不正に検
出することで、所定の払出個数より少なくあるいは多く
パチンコ球の個数を払い出す等の不正工作)がなされる
虞がある。
【0008】そして、球検出器への不正行為がなされる
と、行った遊技に対して大きな不利益を被ることで遊技
者の遊技機離れが起きてしまい、遊技機製造メーカーが
打撃を被ったり、反対に著しく大きな利益を遊技者に与
えて射幸心を煽る遊技機として認定されてしまうといっ
た問題が生じる。
【0009】本発明は前記問題点に鑑みてなされたもの
であって、球検出器への不正行為が行えない構造であ
り、防犯性を高めた遊技機の賞球貸出球払出装置を提供
することを技術的課題とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】前記課題を達成するため
に、本発明の遊技機の賞球貸出球払出装置は以下に示す
手段を採用した。すなわち、本発明の遊技機の賞球貸出
球払出装置は、遊技機に使用される遊技球を賞球あるい
は貸出球として払い出す払出機構と、前記払い出される
賞球あるいは貸出球を計数検出する球検出器と、前記払
出機構と前記球検出器を収納するケースと、前記球検出
器を前記ケースに封止する封止手段と、を備えたことを
特徴とする。
【0011】この構成によれば、ケースに球検出器が封
止されているので、球検出器をケースから取り外す場合
は、ケース自体を破壊せざるをえない。従って、不正行
為の痕跡が残ってしまうので、結果的に球検出器に対す
る不正行為が行えない構造とすることができる。
【0012】また、本発明の遊技機の賞球貸出球払出装
置において、前記ケースは内部に前記球検出器を装着す
る装着孔を有し、前記封止手段は前記球検出器を前記装
着孔に接着することである構成のものも例示できる。こ
の例示によれば、球検出器が装着孔内に接着状態にある
ので、球検出器をケースから取り外すことは一層困難で
あり、不正行為が行えない構造とすることができる。
【0013】更に、本発明の遊技機の賞球貸出球払出装
置において、前記ケースは内部に前記球検出器を装着す
る装着孔と、前記球検出器を前記装着孔内に固着させる
カバーと、を有し、前記封止手段は前記カバーを前記ケ
ースに接着することで前記球検出器を前記装着孔内に封
止することである構成のものも例示できる。この例示に
よれば、カバーが接着状態にあるので、球検出器をケー
スから取り外すことは困難となり不正行為が一層行えな
い構造とすることができる。また、この例示では、カバ
ーの接着状態を解除すれば、球検出器を再利用すること
もできる。
【0014】更にまた、本発明の遊技機の賞球貸出球払
出装置において、前記ケースは内部に前記球検出器を装
着する装着孔と、前記球検出器を前記装着孔内に固着さ
せるカバーと、を有し、前記封止手段は前記カバーを前
記ケースに嵌入することで前記球検出器を前記装着孔内
に封止することである構成のものも例示できる。この例
示によれば、カバーがケースに嵌入状態にあるので、球
検出器をケースから取り外すことは困難となり不正行為
が行えない構造とすることができる。また、この例示で
は、カバーの嵌入状態を解除すれば、球検出器を再利用
することもできる。
【0015】
【発明の実施の形態】以下、本発明を添付した図面に基
づいて更に詳細に説明する。本実施形態では、遊技機と
して遊技用媒体に弾球(以下特に断らない限り「パチン
コ球」という。)を使う弾球遊技機(以下「パチンコ遊
技機」という。)を例示する。
【0016】図1に示すパチンコ遊技機Iは、風適法
(風俗営業等の規則及び業務の適性化等に関する法律)
の内規上「第1種から第3種」に区分される。
【0017】先ずパチンコ遊技機の全体像を図1及び図
2を用いて説明する。図1は、パチンコ遊技機Iをその
正面側から見た斜視図であり、図2は遊技盤1の背面図
である。
【0018】パチンコ遊技機Iにおける遊技盤1には、
図1に示すように、発射装置であるハンドル28の操作
によって発射されたパチンコ球を遊技盤1内の遊技領域
3に誘導する。
【0019】そして、このパチンコ遊技機Iは、プリペ
イドカードシステムに対応しており、隣接してプリペイ
ドカードユニットIIが備えられている。
【0020】プリペイドカードユニットIIは、その内
部にカードリーダ29を備えており、遊技者は遊技の実
行前に購入しておいたプリペイドカード35をこのカー
ドリーダ29の読取口33に挿入し、パチンコ遊技の実
行準備に入る。
【0021】遊技領域3のほぼ中央部には、液晶表示に
より数字,記号,模様などの複数の識別情報(以下、
「図柄」という。)を可変表示する図柄表示装置30が
設置されている。
【0022】図柄表示装置30は、遊技盤表面1の中央
部に設けられ、当該図柄表示装置は周知である3桁の図
柄(32a,32b,32c)による変動表示態様と確
定停止表示態様を表す判定結果表示部32を有する。こ
の判定結果表示部32に表示される3桁の図柄(32
a,32b,32c)は、始動入賞口4の付近に設けら
れた始動入賞球検知センサ5にて検知されることによ
り、検出された信号をパチンコ遊技機I内部に設けられ
た入力インターフェースを介して主基板60(図2の背
面図及び図3参照)に送ることで判定プログラムが実行
され乱数抽選が行われ、抽出された値に基づき各変動す
る図柄と変動図柄背景の態様、及び確定停止図柄の表示
態様が決定されて判定結果表示部32により、当たり、
外れの表示がなされる。当該確定停止図柄の組み合わせ
が所定の確定停止表示態様となると、遊技者が有利にゲ
ームを進める事の出来る特定遊技状態(大当たりまたは
確率変動付き大当たり等)が始まるようになる。
【0023】また、図柄表示装置30の下方には、始動
入賞口4が設けられている。始動入賞口4は、ここにパ
チンコ球が入ると図柄変動の起因となるので、始動入賞
口4にパチンコ球が入った場合を始動入賞したというと
共に、始動入賞口は始動口ともいう。なお、入賞したパ
チンコ球を以下特に断らない限り「入賞球」という。入
賞の有無は、始動入賞口4にパチンコ球が入ると、パチ
ンコ球は入賞球検出器である入賞検出センサ5(図3参
照)によって検出される。
【0024】さらに、パチンコ遊技機Iの前面上部に
は、遊技効果を光で知らせる遊技効果表示部55が設け
られると共に遊技の進行に応じて効果音を発生するスピ
ーカ42,42も設けられている。
【0025】しかして、パチンコ球が始動入賞口4に入
賞して入賞検出センサ5が検知すると、大当たり判定プ
ログラムおよびリーチ演出選択プログラムによりそれぞ
れ乱数が引き当てられる。
【0026】その後、図柄表示装置30に表示される特
別図柄32a,32b,32cが変動を開始し、変動開
始後一定時間が経過すると、左・中・右の順で特別図柄
32a,32b,32cが変動を停止して図柄が確定す
る。そこでこの実施の形態では、右側の特別図柄32a
を第1停止図柄、中の特別図柄32bを第2停止図柄、
左側の特別図柄32cを第3停止図柄という。
【0027】そして、大当たり乱数発生範囲値から取得
した乱数の値が予め定められていた大当たり乱数値と同
じであればリーチが掛かり、リーチ演出の後、特定遊技
状態(大当たり遊技状態ともいう)となり、図柄表示装
置32の全面に大当たり画面が表示される。
【0028】一方、入賞球により、賞球が発生し、払出
機構を有する賞球振分け装置(賞球貸出球払出装置)1
20は所定数(この実施の形態では5個)の賞球を行
う。
【0029】また、遊技盤1の背面側には、図2に示す
ように、縦長な方形状に枠組み形成される枠基体2内に
遊技機Iの主要構成部のほぼすべてが集約して設けられ
ている。枠基体2は、主要構成部として遊技盤1と、各
制御基板と、賞球振分け装置120と、ハンドル28
と、打球発射装置71とを備えている。
【0030】更に、遊技盤1は、ほぼ正方形状の合板に
より形成され、その表面には、打球を賞球に導く各種装
置や、遊技の雰囲気を盛り上げる各種照明54や図柄表
示装置30等が装着されている。
【0031】ハンドル28は遊技機Iの下側に設けられ
ている。このハンドル28は、打球発射装置71の発射
装置モータ72の駆動を開始せしめるメインスイッチ及
びタッチアンテナ(共に図示しない)を内蔵していると
共に、弾発力を調節するものである。
【0032】なお、図2において、主基板60は図柄制
御装置30等の遊技装置の遊技動作を制御するものであ
る。払出制御基板64は、賞球振分け装置120の動作
を制御するものである。ユニット中継基板65は、遊技
機IとプリペードカードユニットIIとの配線を中継す
るものである。ターミナル基板67は、主基板60に電
源を供給するものである。
【0033】また、上記した各種基板及び装置には、所
定の配線を接続するためのコネクタが設けられており、
特に、ターミナル基板67は、主基板60に電源を供給
するだけでなく、遊技機Iに設けられる各種電気的装
置、例えば、上記した各基板、賞球振分け装置120及
び打球発射装置71にも電源を供給すると共に、遊技機
Iの内部での信号線の中継、あるいは遊技機Iと外部
(例えば、ホールコンピュータ)との信号線の中継を行
うための外部情報端子68も設けられている。
【0034】プリペードカードユニットII(あるいは
カードリーダ29)は、独自の制御回路によって制御さ
れるものであり、払出制御基板64と接続されている。
そして、遊技者のカード挿入操作により、払出制御基板
64が賞球振分け装置120を制御して貸出球を排出す
る。なお、本実施の形態においては、遊技者にパチンコ
球を貸し出すためのユニット装置としてプリペードカー
ドユニットIIを例示したが、例えば、紙幣(現金)等
を挿入し得るユニット装置であっても良い。
【0035】次に、遊技機Iを制御する各種制御基板に
ついて図3に基づき説明する。主基板(主制御基板)6
0は、遊技機Iを統括して制御するメインの基板であ
り、CPU60aと、CPU60aの処理事項を一時記
憶するRAM60bと、主基板60で行う各種プログラ
ムを記憶するROM60cとを備えている。ROM60
cに記憶されたプログラムには大当たり判定プログラ
ム、図柄判定プログラムおよび変動パターン判定プログ
ラム等が挙げられる。この主基板60は、各副制御基板
(図柄制御基板61、ランプ制御基板62、音声制御基
板63及び払出制御基板64等のサブ基板)と連結して
いる。そして、主基板60は、大当たり判定プログラム
で引き当てた大当たりの有無や、賞球の有無等を示す8
ビットのデータを、各サブ基板へ2バイト伝送方式で送
信する。
【0036】図柄制御基板61は、主基板60の処理に
基づき画像(図柄の表示)処理を行うサブ基板であり、
この図柄制御基板61には、CPU61aと、CPU6
1aの処理事項を一時記憶するRAM61bと、図柄制
御基板61で行う各種制御プログラムを記憶するROM
61cが設けられている。ROM61cに記憶されたプ
ログラムには、メインプログラムや主基板による割込処
理プログラムや図柄制御基板61のVDP(画像表示用
プロセッサ)による割込処理プログラム等が挙げられ
る。
【0037】ランプ制御基板62は、主基板60の処理
に基づき照明による演出処理を行うサブ基板であり、こ
のランプ制御基板62には、CPU62aと、CPU6
2aの処理事項を一時記憶するRAM62bと、演出プ
ログラム等を記憶するROM62c等が設けられてい
る。
【0038】音声制御基板63は、主基板60の処理に
基づき音声による演出処理を行うサブ基板であり、この
音声制御基板63には、CPU63aと、CPU63a
の処理事項を一時記憶するRAM63bと、音声による
演出プログラム等を記憶するROM63c等が設けられ
ている。
【0039】払出制御基板64は、主基板60の処理に
基づき賞球振分け装置120を制御しパチンコ球の払出
処理を行うサブ基板であり、この払出制御基板64に
は、CPU64aと、CPU64aの処理事項を一時記
憶するRAM64bと、払出処理プログラム等を記憶す
るROM64c等が設けられている。
【0040】発射制御基板65は、遊技者のハンドル2
8操作により発射装置68を制御してパチンコ球を遊技
盤1内に発射処理を行うサブ基板である。この発射制御
基板65には、CPUと、CPUの処理事項を一時記憶
するRAMと、制御プログラム等を記憶するROM等を
設けることもできる。
【0041】[遊技球の払い出し構造]次に、遊技球の
払い出し構造を図4に基づき説明する。遊技球の払い出
し構造は、補給球貯留機能と賞球振分け機能とパチンコ
球の搬送機能とを有している。そして、補給球貯留機能
は、図4に示す、補給球貯留タンク100により実施さ
れ、賞球振分け機能は賞球振分け装置120により実施
され、パチンコ球の搬送機能は払出待機球通路110及
び排出球通路111により実施される。
【0042】補給球貯留タンク100は、パチンコ遊技
機の集合体である島の補給機から各パチンコ遊技機Iへ
供給されたパチンコ球を貯留して賞球振分け装置120
へ供給する装置で、タンク本体101と、球切情報出力
装置102と、払出球整列部103で構成される。補給
球貯留タンク100は、賞球および球貸しによる貸出球
の貯留を兼用している。
【0043】球切情報出力装置102は、払い出すパチ
ンコ球が不足したことを報知する。また、球切情報出力
装置102は、貯留機能において貯留される補給球の有
無情報を、パチンコ遊技機外部の設備(ホールコンピュ
ータなど)に対して出力する機能である。補給球の有無
の検出は、タンク球切検知スイッチにより行う。このタ
ンク球切検知スイッチを外部情報端子に接続し、外部へ
出力する。この機能は、補給球が無くなった場合に、パ
チンコ遊技機外部の設備に対して遊技機の補給を促す。
【0044】払出球整列部103は、貯留機能により貯
留されたパチンコ球を2列に整列して払出待機球通路1
10及び賞球振分け装置120へ供給する。
【0045】[賞球振分け装置120の構造]賞球振分
け装置120は、機能別に分類すると、賞球払出機能、
球貸払出機能、球貸情報出力機能、エラー検出機能の4
種類で構成される。そして、これら各機能を実行する機
器は合成樹脂製のケース130(図5〜図7参照)に収
納されたユニット構造であり、このケース130は遊技
盤1に装着されている。
【0046】賞球払出機能は、「入賞球検出機能」によ
り検出された入賞球に対応する賞球数を払い出す機能で
あり、球貸払出機能は、プリペイドカードユニットII
からの球貸要求に基づき、1単位(例えば、25個程
度)毎の貸出球を払い出す機能である。賞球払出機能及
び球貸払出機能(払出機構)は、図5及び図6に示すよ
うに、スプロケット122と、カム軸123と、払出モ
ータ124とから構成される。そして、賞球払出機能モ
ードか、あるいは球貸払出機能モードかの振り分けはカ
ム軸123により実施され、払出パチンコ球は賞球検出
器126及び球貸検出器127により計数検出される。
【0047】球貸情報出力機能は、球貸情報をパチンコ
遊技機外部の設備(ホールコンピュータなど)に対し出
力する機能であり、図5及び図7に示すスリットセンサ
125がカム軸123のスリット122aを検知するこ
とで実施される。
【0048】エラー検出機能は、賞球振分け装置120
が故障したときに、払い出し動作を停止し、外部に故障
を報知する機能である。
【0049】図6に示すように、ケース130上部に
は、装着孔131,132が設けられている。そして、
この装着孔131,132は賞球検出器126及び球貸
検出器127を取り付ける際に用いる。
【0050】[賞球検出器126及び球貸検出器127
の取付構造]賞球検出器126及び球貸検出器127
は、ケース130上部より装着孔131,132に挿入
された後、カバー133,134を用いてケース130
に封止される。
【0051】すなわち、カバー133,134は合成樹
脂製であり、このカバー133,134には、賞球検出
器126及び球貸検出器127からの配線用の孔がそれ
ぞれ穿設されている。そして、この配線用孔を除き、装
着孔131,132内の賞球検出器126及び球貸検出
器127の上部よりカバー133,134で装着孔13
1,132に蓋をする。次に、ケース130とカバー1
33,134を接着剤で接着することで、ケース130
内に賞球検出器126及び球貸検出器127を封止す
る。
【0052】この実施の形態のように、ケース130に
球検出器(賞球検出器126及び球貸検出器127)が
封止されているので、賞球検出器126及び球貸検出器
127をケース130から取り外す場合は、ケース13
0自体を破壊せざるをえない。従って、不正行為の痕跡
が残ってしまうので、結果的に賞球検出器126及び球
貸検出器127に対する不正行為が行えない構造とする
ことができる。
【0053】なお、本発明の別の実施の形態(実施の形
態2)の封止手段として、前記カバーを前記ケースに嵌
入(例えば、カシメや嵌め殺し)することで前記球検出
器を前記装着孔内に封止する構成のものも例示できる。
この実施の形態2によれば、カバーがケースに嵌入状態
にあるので、球検出器をケースから取り外すことは困難
となり不正行為が行えない構造とすることができる。ま
た、この例示では、カバーの嵌入状態を解除すれば、球
検出器を再利用することもできる。
【0054】また、本発明の別の実施の形態(実施の形
態3)の封止手段として、球検出器を装着孔に直接接着
する構成のものも例示できる。この実施の形態3によれ
ば、球検出器が装着孔内に接着状態にあるので、球検出
器をケースから取り外すことは一層困難であり、不正行
為が行えない構造とすることができる。
【0055】更にまた、前述の実施の形態では、遊技機
をパチンコ遊技機(弾球遊技機)として説明したが、本
発明はスロットマシン等にも適用可能なことは明白であ
る。
【0056】
【発明の効果】本発明によれば、ケースに球検出器が封
止されているので、球検出器をケースから取り外す場合
は、ケース自体を破壊せざるをえない。従って、不正行
為の痕跡が残ってしまうので、結果的に球検出器に対す
る不正行為が行えない構造とすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施の形態における遊技機の斜視図
である。
【図2】本発明の一実施の形態における遊技機の背面図
である。
【図3】本発明の制御部のブロック図である。
【図4】本発明の遊技機の賞球払出機能の概略説明図で
ある。
【図5】賞球振分け装置の断面拡大図である。
【図6】賞球振分け装置の断面拡大図である。
【図7】賞球振分け装置の断面拡大図である。
【符号の説明】
I パチンコ遊技機 II プリペードカードユニット 1 遊技盤 2 枠基体 3 遊技領域 4 始動入賞口 5 入賞検出センサ 30 図柄表示装置 32a 第1停止図柄(特別図柄) 32b 第2停止図柄(特別図柄) 32c 第3停止図柄(特別図柄) 55 遊技効果表示部 71 発射装置 100 補給球貯留タンク 120 賞球振分け装置(賞球貸出球払出装置) 126 賞球検出器 127 球貸検出器

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 遊技機に使用される遊技球を賞球あるい
    は貸出球として払い出す払出機構と、 前記払い出される賞球あるいは貸出球を計数検出する球
    検出器と、 前記払出機構と前記球検出器を収納するケースと、 前記球検出器を前記ケースに封止する封止手段とを備
    え、 前記ケースは、内部に前記球検出器を装着する装着孔
    と、その装着孔を覆うカバーとを有し、 前記封止手段は、前記カバーを前記ケースに接着により
    固着することで前記球検出器を前記装着孔内に封止する
    ことを特徴とする遊技機の賞球貸出球払出装置。
  2. 【請求項2】 遊技機に使用される遊技球を賞球あるい
    は貸出球として払い出す払出機構と、 前記払い出される賞球あるいは貸出球を計数検出する球
    検出器と、 前記払出機構と前記球検出器を収納するケースと、 前記球検出器を前記ケースに封止する封止手段とを備
    え、 前記ケースは、内部に前記球検出器を装着する装着孔
    と、その装着孔を覆うカバーとを有し、 前記封止手段は、前記カバーを前記ケースにカシメや嵌
    め殺しにより固着することで前記球検出器を前記装着孔
    内に封止することを特徴とする遊技機の賞球貸出球払出
    装置。
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