JP2000116852A - パチンコ機の電源装置 - Google Patents

パチンコ機の電源装置

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JP2000116852A
JP2000116852A JP10294131A JP29413198A JP2000116852A JP 2000116852 A JP2000116852 A JP 2000116852A JP 10294131 A JP10294131 A JP 10294131A JP 29413198 A JP29413198 A JP 29413198A JP 2000116852 A JP2000116852 A JP 2000116852A
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power supply
pachinko machine
power
circuit board
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Koji Hasunuma
光次 蓮沼
Kazuo Mishima
和雄 三島
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Heiwa Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 高調波低減を図る。 【解決手段】 パチンコ機に組込まれ、パチンコ店の島
側より入力された交流電力を直流電力に変換してパチン
コ機の電気的な機能電気部品に供給する回路基板20が
力率改善回路5を備え、力率改善回路5が前段の全波整
流回路4より入力された電力の力率を改善して後段の平
滑回路6に出力する。これにより、平滑回路6には商用
周波数の電圧波形に沿う電流が流れる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、パチンコ店の島側
より入力された交流電力を直流電力としてパチンコ機の
電気的な機能電気部品に供給するパチンコ機の電源装置
に関する。
【0002】
【従来の技術】特開平6−47156号公報で開示され
たパチンコ機の電源装置は、パチンコ店の島側における
AC100ボルトの商用電源よりAC24ボルトに電圧
変換された交流電力を入力し、この入力された交流電力
をDC5ボルトやDC12ボルト又DC24ボルト及び
DC30ボルト等のような複数の所定電圧の直流電力に
変換してパチンコ機の電気的な機能電気部品に供給する
ようになっている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】従来のパチンコ機の電
源装置は、入力された交流電力を直流に整流し、この直
流をコンデンサと抵抗とよりなる平滑回路で平滑にする
構造であるので、商用周波数の電圧波形に沿い電流が流
れず、平滑回路のコンデンサに充電された電圧を越えた
所より電流が流れ始め、係るコンデンサがフル充電状態
になると電流が流れなくなる。このため、電流が電圧波
形のピーク時のみ流れて高調波を含む状態である。例え
ば、平成10年7月1日にCQ出版社より発行された
「トランジスタ技術:7月号」の第272頁第5章「電
源高調波対策と力率改善の基礎」には、商用電源の周波
数が50Hzの場合、ピーク電流が流れる時間は、半波
で10ms内の2.7msであると報告されている。
【0004】そこで、本発明は、高調波低減ができるパ
チンコ機の電源装置を提供しようとするものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】請求項1の発明にあって
は、パチンコ機に組込まれ、パチンコ店の島側より入力
された交流電力を直流電力に変換してパチンコ機の電気
的な機能電気部品に供給するパチンコ機の電源装置であ
って、交直変換回路が実装された回路基板に力率改善回
路を備えたことを特徴としている。請求項2の発明にあ
っては、請求項1に記載の力率改善回路が交直変換回路
中の全波整流回路と平滑回路との間に設けられたことを
特徴としている。請求項3の発明にあっては、請求項1
に記載の力率改善回路がアクティブフィルタにより形成
されたことを特徴としている。請求項4の発明にあって
は、請求項1に記載の力率改善回路がチョークインプッ
トにより形成されたことを特徴としている。請求項5の
発明にあっては、請求項1に記載の回路基板が交直変換
回路の電気部品と力率改善回路の電気部品とを両面に実
装し、これらの実装された電気部品を覆う上下カバーが
回路基板を合掌状に挟む形態で回路基板に一体に組付け
られたことを特徴としている。請求項6の発明にあって
は、請求項5に記載の下カバーがパチンコ機の電源装置
取付部に重ね合され、この下カバーが回路基板の側より
電源装置取付部にねじ固定されたことを特徴としてい
る。請求項7の発明にあっては、請求項5に記載の上下
カバーのうちの少なくとも一方がパンチングメタルによ
り形成されたことを特徴としている。
【0006】
【発明の実施の形態】図1〜図5は本発明の一実施形態
であって、図1は回路基板の回路構成を示し、図2は電
源装置の外観を示し、図3は電源装置を分解して示し、
図4は図2をA−A線に沿い切断した断面を示し、図5
は図2をB−B線に沿い切断した断面に相当し電源装置
がパチンコ機に取付けられた形態を示す。
【0007】図1を参照し、回路構成について説明す
る。図1において、1は過電流保護回路であって、ヒュ
ーズ又はブレーカにより形成されている。2は100ボ
ルト検出保護回路(100V検出保護回路)であって、
前段の過電流保護回路1より誤って入力されたAC10
0ボルトの交流電力が後段に供給されないように、係る
AC100ボルトを遮断することにより後段の回路を保
護すると共に遮断動作出力をアラーム出力回路10に出
力する一方、前段の過電流保護回路1よりAC24ボル
トが入力された場合は動作せずそのままAC24ボルト
を後段に出力する。3はノイズフィルタであって、前段
の100ボルト検出保護回路2より入力されたAC24
ボルトの交流電力に乗ってきた電源ラインノイズを除去
すると共にAC24ボルトを後段に出力するが、AC1
00ボルト検出保護回路2の前段に設けても良い。4は
全波整流回路であって、前段のノイズフィルタ3より入
力されたAC24ボルトの交流電力を全波整流して後段
に出力する。
【0008】5は力率改善回路であって、前段の全波整
流回路4より入力された電力の力率を改善して後段に出
力する。力率改善回路5としては、昇圧型チョッパコン
バータによるアクティブフィルタ又はチョークコイルに
よるチョークインプットの何れかにより形成される。ア
クティブフィルタの場合は全波整流回路4より入力され
た脈流を数十KHz以上の周波数で全周期にわたりスイ
ッチングすることにより、力率を改善する。つまり、電
流波形がスイッチング電流の各周期毎の平均値となり、
負荷に大きなコンデンサが存在しても、係るコンデンサ
が抵抗負荷と等価となり、スイッチング電流がマクロ的
にはサインカーブとなって流れ、高調波を低減する。チ
ョークインプットの場合はチョークコイルが平滑回路6
の平滑コンデンサに充電するピーク電流を抑制して力率
を改善する。チョークインプットの場合は昇圧しないの
で、出力電圧は24ボルトの√2(ルート2)倍の電圧
から損失を引いたピーク電圧となる。
【0009】6は平滑コンデンサによる平滑回路であっ
て、アクティブフィルタで昇圧された電圧を充電又はチ
ョークインプットでピーク電流が抑制された電圧を充電
することにより、平坦な電圧波形として後段に出力す
る。7はDC24ボルト電源回路(DC24V電源回
路)であって、平滑回路6より入力された電圧をDC2
4ボルトの定電圧として後段に出力する、シリーズレギ
ュレータ、スイッチングレギュレータ、フライバックコ
ンバータ等のうちの1つにより構成される。8はDC1
2ボルト電源回路(DC12V電源回路)であって、平
滑回路6より入力された電圧をDC12ボルトの定電圧
として後段に出力する、シリーズレギュレータ、スイッ
チングレギュレータ等のうちの1つにより構成される。
24ボルト電源回路7より出力される電圧及び12ボル
ト電源回路より出力される電圧は、24ボルトや12ボ
ルト以外の電圧に設定するように変更可能である。
【0010】9はサージアブソーバであって、電源装置
のグランド側を金属ケースであるフレームグランドにノ
イズ除去の目的で接続する電気部品である。10はアラ
ーム出力回路であって、100ボルト検出保護回路2よ
りAC100ボルトの検出に伴い入力された遮断動作出
力によりアラーム出力を発生する。11はアラーム内部
表示回路であって、アラーム出力回路10より入力され
たアラーム出力により電源装置の金属ケースの外側に表
示するためのLEDのような表示電気部品を駆動する。
12はオン・オフ回路であって、電源装置の出力をオン
・オフするために、電源装置の外部から入力されるスイ
ッチのオン・オフによる微小電流で100ボルト検出保
護回路2をオン・オフ制御する。13は電源表示回路で
あって、平滑回路6より入力される微小電流により電源
装置がオン動作していることを電源装置の金属ケースの
外側に表示するためのLEDのような表示電気部品を駆
動する。
【0011】14は電源入力部であって、パチンコ店の
島側におけるAC100ボルトの商用電源よりトランス
により電圧変換されたAC24ボルトの交流電力を電源
装置に入力するために、上記パチンコ店の島側における
トランスの2次側である出力部に対する電線を接続する
コネクタ又は端子により形成される。この実施形態の場
合、電源入力部14は、トランスの出力部に対する電線
用の2つの給電接続部と、電源装置が搭載されるパチン
コ機の金属部分に接続するための1つのをアース接続部
とを有する。アース接続部は電源装置の金属ケースにサ
ージアブソーバ9を介して接続される。
【0012】15はアラーム出力部であって、アラーム
出力回路10からのアラーム出力により電源装置とは別
にパチンコ機に設けられる図外の表示電気部品に発光電
力を供給するための電線を接続するコネクタ又は端子に
より形成される。16はスイッチ入力部であって、VH
出力部17、VM出力部18、VDD出力部19の3系
統の出力に対するオン・オフのためのスイッチがオン動
作中、係るスイッチからの微小電流をオン・オフ回路1
2に供給するための電線を接続するコネクタ又は端子に
より形成される。17はVH出力部であって、電源装置
が搭載されるパチンコ機の球発射を行う電気部品を駆動
する回路に対して平滑回路6からの電圧変動の多いDC
電力を供給するための電線を接続するコネクタ又は端子
により形成されており、給電線用のVH接続部及び低電
位線用のグランド接続部を有する。
【0013】18はVM出力部であって、DC24ボル
ト電源回路7からの定電圧電力を電源装置が搭載される
パチンコ機の電球、LED、蛍光表示管、ソレノイド等
の電気部品に対する駆動回路に供給するための電線を接
続するコネクタ又は端子により形成されており、駆動回
路に対する給電線用のVM接続部及び低電位線用のグラ
ンド接続部を有する。19はVDD出力部であって、D
C12ボルト電源回路8からの定電圧電力を電源装置が
搭載されるパチンコ機のLED、蛍光表示管、各種制御
回路等の電気部品に対するDC5ボルト電源回路に供給
するための電線を接続するコネクタ又は端子により形成
されており、DC5ボルト電源に対する給電線用のVD
D接続部及び低電位線用のグランド接続部を有する。
【0014】電源入力部14、アラーム出力部15、ス
イッチ入力部16、VH出力部17、VM出力部18、
VDD出力部19等の6系統が、コネクタであれば専用
的な使用に対し有効で、端子であれば汎用的な使用に対
し有効である。
【0015】20はプリント基板のような回路基板であ
って、過電流保護回路1、100ボルト検出保護回路
2、ノズルフィルタ3、全波整流回路4、力率改善回路
5、平滑回路6、DC24ボルト電源回路7、DC12
ボルト電源回路8、サージアブソーバ9、アラーム出力
回路10、アラーム内部表示回路11、オン・オフ回路
12、電源表示回路13、電源入力部14、アラーム出
力部15、スイッチ入力部16、VH出力部17、VM
出力部18、VDD出力部19を構成するための多数の
電気部品を単一構成された基板の両面に実装している。
【0016】要するに、図1では、過電流保護回路1、
100ボルト検出保護回路2、ノイズフィルタ3、全波
整流回路4、平滑回路6、電源DC24ボルト電源回路
7、DC12ボルト電源回路8が交直変換回路(交流を
直流に変換する回路)を構成しており、力率改善回路5
により昇圧された直流電力を得ることができるので、V
H出力部17が平滑回路6に直流電源回路を介すること
なく直接的に配線されて、パチンコ機で使用する複数の
直流電力のうちの最大電圧に対する直流電源回路を回路
基板20より省くことができる。
【0017】図2を参照し、電源装置の機構的な構造に
ついて説明する。電源装置の上カバー21と下カバー2
2とが前記電気部品の実装された回路基板20を合掌状
に挟む形態でボルト23により回路基板20に一体に組
付けられている。この実施形態の場合、回路基板20の
側縁部には電源入力部14、アラーム出力部15、スイ
ッチ入力部16、VH出力部17、VM出力部18、V
DD出力部19を構成するコネクタが実装されている
(VH出力部17、VM出力部18、VDD出力部19
を構成するコネクタの実装形態は図3参照)。上カバー
21及び下カバー22は、電源入力部14、アラーム出
力部15、スイッチ入力部16、VH出力部17、VM
出力部18、VDD出力部19以外の回路を構成するた
めに回路基板20に実装された電気部品を覆う形態に形
成されている。
【0018】図3を参照し、回路基板20、上カバー2
1、下カバー22について説明する。図3では、回路基
板20に実装された電気部品と、回路基板20がその両
面に一体に備えるプリント配線のような箔状電線と、の
図示を省略してある。その図示が省略された電気部品
は、前述の過電流保護回路1、100ボルト検出保護回
路2、ノズルフィルタ3、全波整流回路4、力率改善回
路5、平滑回路6、DC24ボルト電源回路7、DC1
2ボルト電源回路8、サージアブソーバ9、アラーム出
力回路10、アラーム内部表示回路11、オン・オフ回
路12、電源表示回路13を構成するための電気部品で
ある。回路基板20は両端側の貫通孔20aと中央側の
取付作業用孔20bとを左右側縁部に形成し、電源入力
部14、アラーム出力部15、スイッチ入力部16、V
H出力部17、VM出力部18、VDD出力部19を構
成するコネクタを前後側縁部に固定している。
【0019】上カバー21は金属板のような材料より下
端開口状の箱型に形成されている。上カバー21の左右
側壁部の開口縁には複数の脚部21aを外側に延設して
いる。脚部21aは上カバー21の左右側壁部の開口縁
より脚部21aの板厚分又はそれ以上の寸法だけ下方に
突出している。この脚部21aの開口縁からの突出寸法
は、上カバー21が回路基板20に被せられた際、上カ
バー21の開口縁が回路基板20の上面とに間に隙間を
形成し、係る隙間により上カバー21が回路基板20の
上面に配線された箔状電線と非接触となり電気的に絶縁
される形態を形成する。脚部21aの中央部には貫通孔
21bが形成されている。上カバー21が回路基板20
に被せられた際、貫通孔21bは回路基板20の貫通孔
20aと1つずつ位置が対応する。
【0020】下カバー22は金属板のような材料より上
カバー21を上下に反転したような上端開口状の箱型に
形成されている。上カバー21と下カバー22との大き
な違いは、下カバー22が膨出部22cを有すると共に
両側が端子又はコネクタの半田付部分の保護のために回
路基板の両側まで広くなっているのに対し、それが上カ
バー21には無いことである。下カバー22の左右側壁
部の開口縁には複数の脚部22aを外側に延設してい
る。脚部22aは下カバー22の左右側壁部の開口縁よ
り脚部22aの板厚分だけ下方に突出している。この脚
部22aの開口縁からの突出寸法は、下カバー22が回
路基板20に被せられた際、下カバー22の開口縁が回
路基板20の下面とに間に隙間を形成し、係る隙間によ
り下カバー22が回路基板20の下面に配線された箔状
電線と非接触となり電気的に絶縁される形態を形成す
る。脚部22aの中央部には貫通孔22bが形成されて
いる。下カバー22が回路基板20に被せられた際、貫
通孔22bは回路基板20の貫通孔20aと1つずつ位
置が対応する。膨出部22cは、下カバー22の左右側
壁部の中央部を外側に膨出したことにより、その内部に
縦溝を形成している。膨出部22cの下カバー22の底
壁部に連続する閉壁部には図5に示す貫通孔22dが形
成されている。
【0021】図4を参照し、図2のように組立られた電
源装置の内部構造について説明する。回路基板20の上
下面には箔状電線20c,20dと多数の電気部品2
4,25とを有する。これらの電気部品24,25は箔
状電線20c,20dにより接続されて過電流保護回路
1、100ボルト検出保護回路2、ノズルフィルタ3、
全波整流回路4、力率改善回路5、平滑回路6、DC2
4ボルト電源回路7、DC12ボルト電源回路8、サー
ジアブソーバ9、アラーム出力回路10、アラーム内部
表示回路11、オン・オフ回路12、電源表示回路13
等を構成する。電気部品24は回路基板20と上カバー
21とにより囲まれた内部空間27に位置し、電気部品
25は回路基板20と下カバー22とにより囲まれた内
部空間28に位置する。ボルト23が回路基板20の上
面に重ねられた上カバー21における脚部21aの貫通
孔21bより回路基板20の貫通孔20aと回路基板2
0の下面に重ねられた下カバー22における脚部22a
の貫通孔22bとに順に挿入され、貫通孔22bより下
方に突出するボルト23にはナット26が締結されたこ
とにより、回路基板20と上カバー21と下カバー22
とのそれぞれが一体に組合わされる。そして、上カバー
21の開口縁と回路基板20との間、及び、下カバー2
2の開口縁と回路基板20との間には、隙間29が形成
される。隙間29には、内部空間27に位置する電気部
品24と、回路基板20に上カバー21の外側に位置す
るように取付けられた電気部品(図3の電源入力部1
4、アラーム出力部15、スイッチ入力部16、VH出
力部17、VM出力部18、VDD出力部19を構成す
るコネクタに相当する)とを接続する図外の箔状電線が
非接触に貫通する。下カバー22の回路基板20からの
高さはナット26より下方に突出したボルト23より高
くなっている。
【0022】図5を参照し、電源装置のパチンコ機への
取付について説明する。下カバー22の底壁部の外側面
がパチンコ機の電源装置取付部30に載せられる。この
状態において、止めねじ31が回路基板20の取付作業
用孔20bより膨出部22cの内部の縦溝と貫通孔22
dとを順に経由して電源装置取付部30に締結される。
これに、電源装置が電源装置取付部30に固定搭載され
る。
【0023】下カバー22及び上カバー21の一方又は
両方は、それぞれの5つの壁部(1つの天壁部及び底壁
部とそれらの天壁部及び底壁の各縁部より連接された4
つの側壁部とよりなる壁部)が、図外の多数の孔を有す
るパンチングメタルに形成されるが、この実施形態で
は、下カバー22がパチンコ機の電源装置取付部に接触
するように固定されるので、回路基板20に実装する電
気部品のうちで、電気的な動作時における発熱量の比較
的多い電気部品24を回路基板20の上面に実装し、電
気的な動作時における発熱量の比較的少ない電気部品2
5を回路基板20の下面に実装し、上カバー21をパン
チングメタルに形成すれば、電気部品24より発生した
熱が内部空間27よりパンチングメタルの多数の孔を経
由して外部に放散し、放熱上好ましい。又、下カバー2
2の側壁部をパンチングメタルに形成すれば、電気部品
25より発生した熱が内部空間28よりパンチングメタ
ルの多数の孔を経由して外部に放散し、放熱上好まし
い。又、上カバー21及び下カバー22の双方で覆われ
る回路基板20の一部に図外の貫通孔を形成すれば、電
気部品25より発生した熱が内部空間28より、上記貫
通孔、内部空間27、上カバー21のパンチングメタル
の孔を順に経由して外部に放散し、放熱上好ましい。
【0024】この実施形態によれば、電気的な観点から
見ると、入力された交流電力を平滑コンデンサで平滑に
する構造であるが、力率改善回路5により前段の全波整
流回路4より出力された電力の力率を改善して後段の平
滑回路6に出力する構造であるので、平滑回路6には商
用周波数の電圧波形に沿う電流が流れ、高調波電流を低
減できる。又、力率改善回路5により力率が良くなるの
で、ピーク電流が大幅に低下し、電線等のエネルギー損
失が軽減する。又、力率改善回路5としては、アクティ
ブフィルタ又はチョークインプットの何れかにより形成
しても良いが、チョークインプットの方が電気部品とし
てチョークコイルのみで良くアクティブフィルタに比べ
て廉価である。
【0025】この実施形態を機構的な観点からすると、
上カバー21と下カバー22とが電気部品の実装された
単一構成の回路基板20を合掌状に挟む形態で回路基板
20に一体に組付けられたので、電源装置がパチンコ機
に取付けられる前までにおいても、回路基板20に実装
された電気部品がむきだし状態とはならず保護される。
これは、例えば、パチンコ機メーカーが電源装置をパチ
ンコ機に組付ける組立工程での作業性を向上できる。
又、電気部品の実装された単一構成の回路基板20と上
カバー21と下カバー22とにより一体化された電源装
置がパチンコ機の電源装置取付部30に止めねじ31に
より固定される場合、止めねじ31を回路基板20の取
付作業用孔20bより膨出部22cの内部の縦溝と貫通
孔22dとを順に経由して電源装置取付部30に締結す
る構造であるので、電源装置の取付作業性が向上する。
【0026】
【発明の効果】以上のように、請求項1の発明によれ
ば、パチンコ店の島側より入力された交流電力を直流電
力に変換してパチンコ機の電気的な機能電気部品に出力
するために、交直変換回路が実装された回路基板に力率
改善回路を備えたので、高調波電流を低減できる。又、
力率改善により昇圧された直流電力を得ることができる
ので、パチンコ機で使用する、例えばDC5ボルトやD
C12ボルト又DC24ボルト及びDC30ボルト等の
ような、複数の直流電力のうちの最大電圧に対する直流
電源回路を回路基板より省くことができる。請求項2の
発明によれば、力率改善回路により前段の全波整流回路
より出力された電力の力率を改善して後段の平滑回路に
出力するので、平滑回路には商用周波数の電圧波形に沿
う電流が流れ、高調波電流を低減できる。請求項3の発
明によれば、力率改善回路をアクティブフィルタにより
形成したことより、電流波形が昇圧型チョッパコンバー
タによるスイッチング電流の各周期毎の平均値となり、
負荷に大きなコンデンサが存在しても、係るコンデンサ
が抵抗負荷と等価となり、スイッチング電流がマクロ的
にはサインカーブとなって流れ、高調波が低減できる。
請求項4の発明にあっては、力率改善回路をチョークイ
ンプットにより形成したことにより、電気部品としてチ
ョークコイルのみで良くアクティブフィルタに比べて安
価となる。請求項5の発明によれば、上カバーと下カバ
ーとが力率改善回路を含む電気部品の実装された単一構
成の回路基板を合掌状に挟む形態で回路基板に一体に組
付けられたので、電源装置がパチンコ機に取付けられる
前までにおいても、回路基板に実装された電気部品を適
切に保護できる。請求項6の発明によれば、パチンコ機
の電源装置取付部に重ね合された下カバーを回路基板の
側より電源装置取付部にねじ固定する構造であるので、
電源装置の取付作業性が良くなる。請求項7の発明によ
れば、上下カバーのうちの少なくとも一方をパンチング
メタルに形成したので、上下カバーと回路基板とで囲ま
れる内部空間に配置された電気部品からの発熱をパンチ
ングメタルの孔を利用して上下カバーの外部に放散でき
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の一実施形態の電源装置を示す回路構
成図。
【図2】 同実施形態の電源装置の外観形状を示す斜視
図。
【図3】 同実施形態の電源装置を分解して示す斜視
図。
【図4】 図2のA−A線断面図。
【図5】 図2のB−B線断面に相当する電源装置のパ
チンコ機への取付形態を示す断面図。
【符号の説明】
5 力率改善回路 20 回路基板 20b 取付作業用孔 21 上カバー 21a 脚部 21b 貫通孔 22 下カバー 22a 脚部 22c 膨出部

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 パチンコ機に組込まれ、パチンコ店の島
    側より入力された交流電力を直流電力に変換してパチン
    コ機の電気的な機能電気部品に供給するパチンコ機の電
    源装置であって、交直変換回路が実装された回路基板に
    力率改善回路を備えたことを特徴とするパチンコ機の電
    源装置。
  2. 【請求項2】 力率改善回路が交直変換回路中の全波整
    流回路と平滑回路との間に設けられたことを特徴とする
    請求項1記載のパチンコ機の電源装置。
  3. 【請求項3】 力率改善回路がアクティブフィルタによ
    り形成されたことを特徴とする請求項1記載のパチンコ
    機の電源装置。
  4. 【請求項4】 力率改善回路がチョークインプットによ
    り形成されたことを特徴とする請求項1記載のパチンコ
    機の電源装置。
  5. 【請求項5】 回路基板が交直変換回路の電気部品と力
    率改善回路の電気部品とを両面に実装し、これらの実装
    された電気部品を覆う上下カバーが回路基板を合掌状に
    挟む形態で回路基板に一体に組付けられたことを特徴と
    する請求項1記載のパチンコ機の電源装置。
  6. 【請求項6】 下カバーがパチンコ機の電源装置取付部
    に重ね合され、この下カバーが回路基板の側より電源装
    置取付部にねじ固定されたことを特徴とする請求項5記
    載のパチンコ機の電源装置。
  7. 【請求項7】 上下カバーのうちの少なくとも一方がパ
    ンチングメタルにより形成されたことを特徴とする請求
    項5記載のパチンコ機の電源装置。
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