JP2002084925A - 発光装置および発光用船体 - Google Patents

発光装置および発光用船体

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JP2002084925A
JP2002084925A JP2000272343A JP2000272343A JP2002084925A JP 2002084925 A JP2002084925 A JP 2002084925A JP 2000272343 A JP2000272343 A JP 2000272343A JP 2000272343 A JP2000272343 A JP 2000272343A JP 2002084925 A JP2002084925 A JP 2002084925A
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light emitting
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Kensei Okamoto
研正 岡本
Hiroshi Suzuki
宏 鈴木
Yoichi Yamamoto
洋一 山本
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Sharp Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 水生動物の種類に応じて、最適な波長の光を
発光させ、エネルギーの消費を低減するとともに、発光
体の使用時間に制限がある問題及びコストが高くなる問
題を解決し、紫外線、熱線等の不要な光線を発生しな
い。 【解決手段】 第1発光ダイオード3aは、所定の水生
動物が好む波長λLの光を出射し、第2発光ダイオード
3bは、その波長λLとは異なる波長λHの光を出射す
る。第1発光ダイオード3a及び第2発光ダイオード
は、消費電力が小さく、また、青色の波長域、赤色の波
長域等のように所定の波長域の光のみを発光させること
ができるので、省エネルギー化を図ることができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、主として漁業用の
集魚灯として用いられる発光装置及びそれを利用した発
光用船体に関する。
【0002】
【従来の技術】水生動物であるイカ、トビウオ、サンマ
等の魚類を捕獲する漁法として、高圧水銀放電ランプで
代表される集魚灯による光を漁船から水面に向けて照射
し、魚類を漁船近傍に仕掛けた魚網に追い込む方法が知
られている。このような漁法の一例を図7に示す。漁船
100には、漁船100の各側方の水面をそれぞれ照射
する高圧水銀放電ランプ101が設けられており、各高
圧水銀放電ランプ101から水面に向けて光を照射し、
照射される光によって、トビウオ、サンマ等の魚類10
2を漁船100の周辺に集め、漁船100の周辺に仕掛
けた集魚用網103に集まった魚類102を追い込むこ
とにより魚類102を捕獲する。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】このように、高圧水銀
放電ランプ101から照射される光を利用して魚類10
2を集める場合、魚類102の種類によって、有効な光
の波長領域が異なる。水産庁水産工学研究所の研究報告
によれば、例えば、イカの場合、スルメイカは487n
mの波長、コウイカは490nmの波長、ヤリイカは4
94nmの波長、ケンサキイカは491nmの波長、ア
カイカは482nmの波長、さらに、3つの視物質を有
するホタルイカは484nm、501nm、471nm
の3つの波長の光が、それぞれ有効である。イカを誘導
するために有効なこれらの波長の光は、人の眼には青緑
色に感じられる。
【0004】図8は、集魚灯が発する色調(波長)に対
するイカ以外の魚類の集魚率の関係を示すグラフであ
る。このグラフから、イカ以外の魚類でも、青色〜緑色
の色調を示す波長の光が、魚類を集めるために好適であ
ることが示唆されている。
【0005】図9は、集魚灯として使用される高圧放電
ランプの波長域を示している。図9に示すように、高圧
放電ランプは、赤色域〜青色域の広範囲にわたる波長域
の光を発光しており、魚類が好む波長域の光が、上記の
ように、青色〜緑色等の所定の波長域の光である点から
すれば、魚類を集めるためには、有効でない波長域の光
が多く含まれているといえる。なお、図9には、通常の
青色LED及び赤色LEDから出射される光の波長域も
併記している。
【0006】また、水中では、色調が赤色の波長域の光
は、水に吸収されやすいという特徴を有しているため
に、水深の深いところまで到達しないいことが知られて
いる。この点でも、赤色の波長域の光を多く含む高圧放
電ランプ101は、魚類を集めるために、必ずしも有効
なものではないといえる。
【0007】例えば、2kWの高圧水銀放電ランプを5
0灯使用して、100kWの集魚用放電ランプを構成す
ると、安定化電源を含めて、250〜500万円の費用
を要する。しかしながら、魚類を集めるために必要とさ
れる光の波長の利用効率は、概算によれば、5〜7%程
度であり、費用に対する集魚効率がきわめて低くなって
いる。
【0008】集魚用の高圧放電ランプの電力が100k
Wの場合には、発電に要する総エネルギー量は140馬
力となり、その点灯のために相当な費用を要する。さら
に、このような費用に、漁業用船舶を移動させるために
必要な燃料代等も必要になるために、これらの費用を回
収できるような魚類の水揚げを確保することは、容易で
ないという問題がある。
【0009】また、メタルハライド集魚ランプ、高圧水
銀放電ランプ等の寿命(変化率50%、ハーフライフ迄
の使用時間)は、4000時間程度であり、長時間にわ
たって使用することができないという問題もある。
【0010】さらに、高圧水銀放電ランプは、多量の紫
外線および熱量が発生するために、漁船上にて操業して
いる漁業従業者の健康を損なうおそれもある。
【0011】本発明は、上記問題点を解決するためにな
されたものであり、その目的は、集魚灯の光の利用率を
向上させることによりエネルギーの消費を低減するとと
もに、水生動物の種類に応じて、最適な波長の光を発光
する発光体装置を提供することにある。また、他の目的
は、発光体の使用時間に制限がある問題及びコストが高
くなる問題を解決するとともに、紫外線、熱線等の不要
な光線を発生しないために、漁業従事者の健康を維持す
るのに好適な発光装置および発光用船体を提供すること
にある。
【0012】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するた
め、本発明の請求項1記載の発光装置は、所定の水生動
物が好む波長域または所定の水生動物が嫌う波長域の光
をそれぞれ出射する複数の第1発光ダイオードが、所定
方向に光を照射するように設けられていることを特徴と
するものである。
【0013】請求項2記載の発光装置は、請求項1に記
載の発光装置において、前記第1発光ダイオードとは異
なる波長域の光をそれぞれ出射する複数の第2発光ダイ
オードが、第1発光ダイオードの光の出射方向と同方向
に設けられているものである。
【0014】請求項3記載の発光装置は、請求項2に記
載の発光装置において、前記第1発光ダイオードおよび
前記第2発光ダイオードは、それぞれ、所定の水生動物
が好む波長域と、その水生動物が嫌う波長域の光をそれ
ぞれ出射するものである。
【0015】請求項4記載の発光装置は、請求項1また
は2に記載の発光装置において、前記各ダイオードから
出射される光を水中に導き、水中にて拡散もしくは散光
させる導光手段がさらに設けられているものである。
【0016】請求項5記載の発光装置は、請求項4に記
載の発光装置において、前記第1発光ダイオードから出
射される光の波長域と同様の波長域の自然光を透過する
フィルター手段が設けられており、該フィルター手段を
透過した光が、前記導光手段によって水中に導かれるも
のである。
【0017】請求項6記載の発光装置は、請求項4また
は5に記載の発光装置において、前記第2発光ダイオー
ドから出射される光の波長域と同様の波長域の自然光を
透過するフィルター手段が設けられており、該フィルタ
ー手段を透過した光が、前記導光手段によって水中に導
かれるものである。
【0018】請求項7記載の発光用船体は、請求項4に
記載の発光装置が、遠隔操作される誘導船体に搭載され
ていることを特徴とするものである。
【0019】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を、図
面に基づいて説明する。
【0020】図1は、本発明の発光装置の実施の形態の
一例を示す斜視図である。
【0021】この発光装置1は、薄い直方体状に形成さ
れた本体部2と、この本体部2の下面の全面にわたって
設けられた複数の第1発光ダイオード3aおよび複数の
第2発光ダイオード3bとを有している。各第1発光ダ
イオード3aおよび第2発光ダイオード3bは、それぞ
れ本体部2の下面に対して容易に着脱することができ
る。
【0022】第1発光ダイオード3aおよび第2発光ダ
イオード3bは、それぞれ異なる波長域の光を出射す
る。第1発光ダイオード3aは、例えば、水生動物にお
ける特定の魚類が好む波長λLの光を出射し、第2発光
ダイオード3bは、その波長λLとは異なる波長λHの
光を出射する。例えば、第2発光ダイオード3bは、第
1発光ダイオード3aが出射する光を好む特定の魚類が
嫌う波長λHの光を出射する。あるいは、第2発光ダイ
オード3bは、第1発光ダイオード3aが出射する光を
好む特定の魚類とは異なる種類の魚類が好む波長λHの
光を出射する。全ての第1発光ダイオード3aは、一括
して点灯されるようになっており、また、全ての第2ダ
イオード3bも一括して点灯される。
【0023】第1発光ダイオード3aおよび第2発光ダ
イオード3bは、例えば、本体部2の下面において、第
1および第2の発光ダイオード同士が相互に隣接した状
態で、本体部2の下面全体にわたってマトリクス状に配
置されている。
【0024】なお、第1発光ダイオード3aおよび第2
発光ダイオード3bは、このように、それぞれ等しい個
数を、数相互に隣接させてマトリクス状に配置する構成
に限らず、それぞれの個数を異ならせて、第1発光ダイ
オード3aおよび第2発光ダイオード3bを、本体部2
の下面における一定の領域毎にまとめて配置するように
してもよい。
【0025】例えば、イカ、サワラ等を捕獲することを
目的とする場合には、これらの魚類は、青色〜緑色の波
長域の光を好むことが知られているために、第1発光ダ
イオード3aとしては、青色光を出射する青色発光ダイ
オードが使用される。また、第2発光ダイオード3bと
しては、赤色光を出射する赤色発光ダイオードが用いら
れる。第2発光ダイオード3bから出射される赤色光
は、イカ、サワラ等の嫌う色調であり、また、サンマの
好む色調でもある。
【0026】本体部2の一方の側面における一方の端部
には、メインスイッチ8が設けられており、また、その
側面には、全ての第1発光ダイオード3aおよび全ての
第2発光ダイオード3bに対するそれぞれの電流値を表
示する電流表示部4及び5が、横方向に並んで設けられ
ており、各表示部4及び5の側方には、全ての第1発光
ダイオード3a及び全ての第2発光ダイオード3bのそ
れぞれの電流を調整する電流調整ダイヤル6及び7がそ
れぞれ設けられている。
【0027】本体部2の内部には、上記の第1の発光ダ
イオード3a及び第2の発光ダイオード3bを駆動する
駆動回路が設けられている。図2は、その駆動回路10
の構成図である。
【0028】この駆動回路10は、100Vの交流電源
から交流電流が与えられるAC/DC変換直流電源11
を有しており、このAC/DC変換直流電源11に、抵
抗R1を介して、相互に並列接続された全ての第1発光
ダイオード3aが、接続されるとともに、抵抗R2を介
して、相互に並列接続された全ての第2発光ダイオード
3bが接続されている。
【0029】全ての第1発光ダイオード3aには、トラ
ンジスタ12のコレクタが接続されており、トランジス
タ12のエミッタに抵抗R3が接続されている。トラン
ジスタ12のベースには、定電流回路14を介して、所
定の電圧が与えられている。トランジスタ12のエミッ
タに接続された抵抗R3には、電流チェック回路16が
並列に接続されている。
【0030】また、全ての第1発光ダイオード3bに
も、同様に、トランジスタ13のコレクタが接続されて
おり、トランジスタ13のエミッタに抵抗R4が接続さ
れている。トランジスタ13のベースには、定電流回路
15を介して、所定の電圧が与えられている。トランジ
スタ13のエミッタに接続された抵抗R4にも、電流チ
ェック回路17が並列に接続されている。
【0031】このような構成の駆動回路10では、AC
/DC変換直流電源11から、定電流回路14および1
5にそれぞれ電流が流れることにより、各定電流回路1
4および15からトランジスタ12および13に電圧が
印加され、各トランジスタ12および13が、それぞれ
オン状態になる。これにより、全ての第1発光ダイオー
ド3a及び第2発光ダイオード3bに直流電圧が印加さ
れて、全ての第1発光ダイオード3a及び第2発光ダイ
オード3bは、それぞれ、所定の波長領域の光を発光す
る。
【0032】各電流値チェック回路16及び17は、第
1発光ダイオード3a及び第2発光ダイオード3bに流
れている電流値を検出し、本体部2の側面に設けられた
表示部4及び5に、検出された電流値をそれぞれ表示す
る。この表示された電流値から適量の電流値に調節する
ために、本体部2の側面の各電流調節ダイヤル6及び7
を調節すると、各定電流回路14及び15が作動し、各
発光ダイオード3a及び3bに流れる電流量が調節さ
れ、各発光ダイオード3a及び3bが発する光の強度が
調節される。
【0033】このような構成の発光装置1の具体例につ
いて説明する。例えば、30cm×30cm×3cmの
直方体状の本体部2を使用し、また、第1発光ダイオー
ド3aとして、波長が470nmの青色発光ダイオード
を81個、第2発光ダイオード3bとして、波長が66
0nmの赤色発光ダイオードを660個を、それぞれ本
体部2の下面に取り付けて、2kgの重量の発光装置1
を構成した(十和田技研製)。第1および第2の全ての
発光ダイオード3aおよび3bを点灯した場合には、本
体部2の下方30cmの距離において、約1500ルッ
クスの明るさになっていた。
【0034】このような発光装置1を、イカ(スルメイ
カ)が活きた状態で保存されている活魚水槽に、約1m
の水深に配置して、周囲からの光を完全に遮光した状態
として、イカの集魚効果を調べた。発光装置1の第2発
光ダイオード3bである660個の赤色発光ダイオード
を点灯した場合には、イカは、発光装置1の周囲に集ま
らなかったが、第1発光ダイオード3aである81個の
青色発光ダイオードを点灯した場合には、イカが発光装
置1の周囲に集まった。このように、イカが好む波長域
の光を点灯することによって、発光装置1の周囲にイカ
が集まることが確認された。
【0035】発光装置1に使用される第1および第2発
光ダイオード3a及び3bは、従来の放電灯、ハロゲン
ランプ等に比べると、消費電力が小さく、また、青色の
波長域、赤色の波長域等のように所定の波長域の光のみ
を発光することができる。
【0036】また、発光装置1の第1および第2の発光
ダイオード3a及び3bは、本体部2の下面から容易に
着脱することができるために、捕獲する魚類、離散させ
る魚類等、その目的および魚類に応じた波長域のダイオ
ードを、それぞれ、容易に使用することができる。
【0037】例えば、青色を好む魚類を集める場合に
は、第1発光ダイオード3aとして青色発光ダイオード
が使用される。これにより、目的とする魚類を効率的に
集めることができる。しかも、この場合には、水に吸収
されるために水深の深いところまで届かない赤色域の光
が出射されないために、スペクトルの利用効率にも優れ
ている。従来の高圧放電ランプでは、その光強度を変え
ると発光スペクトルも変化するが、発光ダイオード3を
使用した発光装置1は、光強度を順方向電流で変えて
も、発光スペクトルは変化せず、イカの好む最適な強度
に光強度を調整することができる。また、青色〜緑色の
波長域の光を出射する発光ダイオードは、出射される青
色〜緑色の波長域の光が水中深くに達するために、水深
の深いところにいる魚類も集めることができ、集魚効率
に優れている。また、発光装置1に備えられる発光ダイ
オードの数は自由に増減することができるので、用途に
応じて発光ダイオードの数を自由に選択することができ
る。
【0038】さらに、有害な光である紫外線及び赤外線
(熱線)の発生が伴わず、漁業従事者の健康管理上の問
題も解決される。
【0039】また、船舶のディーゼル自家発電のエネル
ギー量を低減させることができるとともに、COP3に
よって、地球温暖化のために使用量が制限されている炭
酸ガス、窒化酸素ガス等の発生も低減させることがで
き、地球温暖化防止に対する環境保全を図ることができ
る。
【0040】また、発光ダイオードは、寿命が長期間で
あり、従来の高圧放電ランプに比較して寿命(ハーフラ
イフ迄の使用時間)は数万時間であり、約1桁長くでき
る。また、発光ダイオードは、機械的強度が高く、水中
に沈めて使用しても水圧によって破損するおそれがな
い。
【0041】また、発光装置1には、AC/DC変換直
流電源11が設けられているために、漁船の電源が交
流、直流のいずれであっても使用することができ、ま
た、各発光ダイオード3aおよび3bの光強度を自由に
変更することができるとともに、また、波長の変調も可
能である。さらに、発光装置1に設けられる駆動回路1
0は、12〜24Vの低電圧によって駆動されるため
に、安全性に優れている。
【0042】さらに、このような発光装置1から照射さ
れる光は、洋上での他の船との光通信、光救難信号とし
ても使用することができ、また、水中において発光する
ことにより、潜水ダイバーとの交信、水中機器の制御の
ための水中通信にも利用することができる。
【0043】次に、このような構成の発光装置の実際の
使用方法について説明する。
【0044】上記発光装置は、従来の高圧水銀放電ラン
プ等と同様に、船舶上から水面に向けて光を照射するこ
とにより使用することが可能である。
【0045】図3は、このような構成の発光装置の使用
方法の一例を説明する模式図である。漁船20の各側部
には、複数の発光装置1が並んで配置されている。
【0046】発光装置1の本体部2は、例えば、30c
m×30cm×3cmの直方体状に構成されており、発
光装置1の重量は2kgになっている。このように、扁
平な直方体状であり、しかも、軽量になっているため
に、漁船20上での取り扱いが容易であり、しかも、漁
業従業者の邪魔にならない位置に自由に配置することが
できる。
【0047】漁船20には、例えば、例えば、35mm
φの鉄柱によって構成された支柱22によって、テント
屋根21が設けられており、その支柱22とブリッジ端
部23との約210cmの間に、幅12cm、長さ約2
50cm、厚さ12mmの板24が架設されている。そ
して、この板24に、5個の発光装置1が取り付けられ
ている。また、船べり25にも9個の発光装置1が、約
90cmの間隔をあけて取り付けられている。
【0048】各発光装置1は、第1および第2の発光ダ
イオード3aおよび3bが取り付けられた下面(発光
面)を、適当な角度で傾斜させて取り付けられており、
各発光装置1は、それぞれ、水面に向かって所望の角度
で光を照射する。各発光装置1の取り付け角度は、適宜
設定することができ、また、各発光装置1に取り付けら
れる第1および第2の発光ダイオード3aおよび3b
も、目的に応じて適宜変更される。
【0049】なお、このように、漁船20上に発光装置
1を設ける構成に限らず、各発光装置1は、機械的強度
および耐水性に優れているために、水中に沈めて、光を
発光させるようにしてもよい。このように水中に沈める
ことにより、水深の深い位置にまで光を到達させること
ができるために、集魚効率をさらに向上させることがで
きる。
【0050】また、水中にて光を発光させる場合には、
光ファイバ等を利用した導光管を利用して、発光装置1
が発光する光を水面下において、拡散させるようにして
もよい。
【0051】このような導光管としては、例えば、外部
に、高密度ポリエチレンが設けられた超低温対応型ケー
ブル(早川公房製)が使用される。この高密度ポリエチ
レン樹脂は、−60℃の低温下において、引張り強度
(JIS、K7117試験方法による)に優れており、
その他の基本的な強度特性は、常温との比較では遜色な
い特性を有するので、鮭、鱒等の北海での漁業において
使用する場合には、特に適している。
【0052】また、導光管の内部材料としては、例え
ば、青〜緑の波長の光に対しての伝送ロスを減少させる
ために、青〜緑の波長域の光に適合する、イソプロピル
−4−アセチルフェニルウレア(IAPU)の薄膜と五
酸化タンタル薄膜と二酸化珪素薄膜の積層構造としたも
のが使用される。
【0053】図4は、導光管の先端部に取り付けられ
て、導光管内によって伝送される光を拡散させるために
使用される拡散体の概略構成図である。また、図5は、
導光管内を伝送する光の強度分布を示す断面図である。
【0054】この拡散体30は、導光管の先端部から出
射される光が順次透過する入射レンズ33と、フライア
イレンズ31、アパ−チャ32とを有している。
【0055】また、図5に示すように、導光管40内を
伝播する光は、中央部における光強度が強い強度分布に
なっている。導光管40の先端近傍に設けられている入
射レンズ33は、導光管40内を伝播した光束を均一な
平行光として、フライアイレンズ31に出射しており、
フライアレイレンズ31によって、光が拡散されて、ア
パ−チャ32を通して水中に拡散される。
【0056】このように、発光装置1の第1および第2
の発光ダイオード3aおよび3bから発光される光を、
導光管40によって水中に導き、導光管40の先端に設
けられた拡散体30にて、拡散および散光させるため
に、水上に配置された発光装置1から照射される光より
も、さらに水中深くにまで光が到達することができ、し
かも、水深の深い位置にて光を拡散することができるた
めに、水深の深い位置にて、広い範囲にわたって光を拡
散することができる。従って、広い範囲にわたって魚類
を集めることができ、集魚効率は一層向上する。
【0057】このように、発光装置1は、各発光ダイオ
ード3aおよび3bが発する光を水面に向けて照射する
構成に限らず、水中に導いて光を拡散させることができ
るために、夜間に限らず、日中においても使用すること
ができる。このために、日中において、太陽光の位置部
を導光管40内に導くことにより、発光装置1を、さら
に省エネルギー化することができる。
【0058】この場合には、第1発光ダイオード3aか
ら出射される光と同様の波長域の光を透過させる第1フ
ィルタ手段と、第2発光ダイオード3bから出射される
光と同様の波長域の光を透過させる第2フィルタ手段と
を準備すればよい。フィルタ手段としては、通常、カラ
ーフィルタが使用され、第1発光ダイオード3aから出
射される光を導光間40によって水中に伝達する場合に
は、導光管40内に、第1フィルタ手段によって太陽光
から選択された第1発光ダイオード3aと同様の波長域
の光が導光管40内に照射される。従って、第1発光ダ
イオード3aの発光強度を低下させることができる。
【0059】第2発光ダイオード3bから照射される光
を導光管40内に伝播させる場合には、第2フィルタ手
段によって、太陽光から選択された第2発光ダイオード
3bと同様の波長域の光が導光管40内に照射される。
【0060】なお、このような所望の波長域の光を透過
させるフィルタ手段としては、カラーフィルタの他、プ
リズム、回析格子、蛍光体、非線形光学素子等を用いる
ことができる。また、このようなフィルタ手段として、
公知の光学素子が各種使用可能であり、また、可視光線
のみをフィルタするもに限定されるものではない。
【0061】この場合、発光装置1は、例えば、昼間の
太陽光が強い時間帯には、太陽光により、上記のフィル
タ手段によって選択された特定波長λLの光のみを、導
光管を介して水中に伝達して、水中にて発光させ、ま
た、曇天、朝方等のように、太陽光が弱い場合には、太
陽光に併せて、第1または第2の発光ダイオード3aま
たは3bの発光によって光を導光管に照射する。さら
に、太陽光が照射されない夜間では、発光ダイオード3
aおよび3bから発せられる光を導光管40に照射され
る。
【0062】なお、使用する導光管としては、特に伝送
しようとする波長の光の吸収率が少ない光ファイバ等を
使用するのが好ましい。
【0063】このようにすることにより、発光ダイオー
ド3aおよび3bによる光と併せて、太陽光の強い日中
には、太陽光の光を利用することができるために、発光
ダイオード3aおよび3bを駆動する電力を低減するこ
とができ、省エネルギー化を図ることができる。
【0064】図6は、このような発光装置1を利用した
発光用船体の模式図である。この発光用船体50は、前
述した発光装置1が誘導船体51に搭載されている。誘
導船体51は、発光装置1から照射される光を伝送する
導光管(光伝送ファイバーケーブル)を有しており、こ
の導光管の先端に設けられた拡散体30によって、発光
装置1から照射される光を水中に拡散させるようになっ
ている。
【0065】また、誘導船体51には、複数のスクリュ
ー53が設けられており、各スクリューが、誘導船体5
1の上部に設けられた遠隔操作部54によって、遠隔操
作されるようになっている。誘導船体51は、例えば、
漁船20上から遠隔操作される。
【0066】このような構成では、遠隔操作部54を操
作することによって、漁船20から離れた遠方まで誘導
船体51を誘導することができ、漁船20から遠隔にあ
る魚類60を誘導することができる。従って、広範囲に
位置する魚類を効率よく集めることができる。
【0067】なお、この場合にも、昼間に使用する場合
には、前述したように、第1のフィルタ手段および第2
のフィルタ手段によって、太陽光を利用するようにして
もよい。
【0068】
【発明の効果】以上説明したように、本発明に係る発光
装置は、所定の水生動物が好む波長域または所定の水生
動物が嫌う波長域の光を出射する複数の発光ダイオード
を所定方向に光を出射するように設けているために、必
要な波長域の光のみを発光させることができ、所定の水
生動物を効率よく集めることまたは所定の水生動物を効
率よく離散させることができる。しかも、所定の波長域
の光を出射する発光ダイオードが使用されるために、高
圧水銀放電ランプで代表される放電ランプに比べて、長
寿命であって低コストであり、さらには、地球温暖化防
止に対する環境保全を図ることができる。また、紫外線
及び熱線等の有害な光を発生しないので、漁業従事者の
健康管理を図ることができる。
【0069】また、対象とする水生動物が生態学的に好
む波長の光を積極的に利用して、水上の光源からその波
長の光を水中に導くことにより、昼間においても、漁業
操業が可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の発光装置の実施形態の一例を示す斜視
図である。
【図2】その発光装置に設けられた回路図である。
【図3】その発光装置を備えた漁船の一例を示す概略構
成図である。
【図4】その発光装置から照射される光を水中にて拡散
させる拡散体の概略構成図である。
【図5】その拡散体が取り付けられる導光管内の光の強
度分布を示す断面図である。
【図6】本発明の発行用船体の一例を示す概略構成図で
ある。
【図7】従来の集魚灯を使用した漁法を説明する説明図
である。
【図8】色調(波長)と魚類の集魚率との関係を示すグ
ラフである。
【図9】高圧放電ランプの発光スペクトルと、青色発光
ダイオード及び赤色発光ダイオードの発光スペクトルを
示すグラフである。
【符号の説明】
1 発光装置 2 本体部 3 発光ダイオード 3a 第1発光ダイオード 3b 第2発光ダイオード 4 表示部 5 表示部 6 電流調節ダイヤル 7 電流調節ダイヤル 8 メインスイッチ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 鈴木 宏 大阪府大阪市阿倍野区長池町22番22号 シ ャープ株式会社内 (72)発明者 山本 洋一 大阪府大阪市阿倍野区長池町22番22号 シ ャープ株式会社内 Fターム(参考) 2B105 AD02 AL03 LA08 LA10

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 所定の水生動物が好む波長域または所定
    の水生動物が嫌う波長域の光をそれぞれ出射する複数の
    第1発光ダイオードが、所定方向に光を照射するように
    設けられていることを特徴とする発光装置。
  2. 【請求項2】 前記第1発光ダイオードとは異なる波長
    域の光をそれぞれ出射する複数の第2発光ダイオード
    が、第1発光ダイオードの光の出射方向と同方向に設け
    られている請求項1に記載の発光装置。
  3. 【請求項3】 前記第1発光ダイオードおよび前記第2
    発光ダイオードは、それぞれ、所定の水生動物が好む波
    長域と、その水生動物が嫌う波長域の光をそれぞれ出射
    する請求項2に記載の発光装置。
  4. 【請求項4】 前記各ダイオードから出射される光を水
    中に導き、水中にて拡散もしくは散光させる導光手段が
    さらに設けられている請求項1または2に記載の発光装
    置。
  5. 【請求項5】 前記第1発光ダイオードから出射される
    光の波長域と同様の波長域の自然光を透過するフィルタ
    ー手段が設けられており、該フィルター手段を透過した
    光が、前記導光手段によって水中に導かれる請求項4に
    記載の発光装置。
  6. 【請求項6】 前記第2発光ダイオードから出射される
    光の波長域と同様の波長域の自然光を透過するフィルタ
    ー手段が設けられており、該フィルター手段を透過した
    光が、前記導光手段によって水中に導かれる請求項4ま
    たは5に記載の発光装置。
  7. 【請求項7】 請求項4に記載の発光装置が、遠隔操作
    される誘導船体に搭載されていることを特徴とする発光
    用船体。
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