JP2002084241A - ディジタル放送受信装置 - Google Patents

ディジタル放送受信装置

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JP2002084241A
JP2002084241A JP2000270591A JP2000270591A JP2002084241A JP 2002084241 A JP2002084241 A JP 2002084241A JP 2000270591 A JP2000270591 A JP 2000270591A JP 2000270591 A JP2000270591 A JP 2000270591A JP 2002084241 A JP2002084241 A JP 2002084241A
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Hidekatsu Ozeki
英克 尾関
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Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ユーザが指示する必要なく、適宜に再生速度
を変更するディジタル放送受信装置を提供する。 【解決手段】 ディジタル放送受信装置1000は、時間単
位に分割された音声データと当該音声データの種類を示
す種類情報とから構成されるフレームを記憶部124に記
憶し、音声内容判別部127がフレーム毎に種類情報を識
別し、音声デコード部114は記憶部124から順次読み出さ
れるフレームを識別された種類情報に応じて再生速度を
変更して再生する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ディジタルオーデ
ィオ放送の受信装置に関し、特に再生技術の改良に関す
る。
【0002】
【従来の技術】近年、ディジタルオーディオ放送が実現
され、例えば、欧州ディジタルオーディオ放送(DAB:Di
gital Audio Broadcasting)規格に則り放送されるディ
ジタルオーディオ放送を受信するディジタル放送受信装
置が製品化されている。ディジタルオーディオ放送で
は、複数の周波数それぞれに6番組程度のデータが多重
化され、多数の番組が放送される。この多重化されたデ
ータは、DAB規格で規定された伝送フレーム(Transmiss
ion frame)を単位として伝送される。この伝送フレー
ムは、同期をとるための同期情報、複数の番組データが
多重化された主情報及び番組データがどのように多重化
されているかを示す構成情報から成り、例えば24ms周期
で放送される。
【0003】一方、ディジタル放送受信装置は、伝送フ
レームを順次受信し、伝送フレーム中の構成情報を参照
することによりユーザ所望の番組を主情報から抽出し、
再生する。また抽出した番組を一旦メモリ等に録音し、
後に再生することもできる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところでユーザは、デ
ィジタル放送受信装置に録音された番組を、再生の速度
を標準速度より速くしたり、逆に遅くしたりして聴きた
いという要望を持っている。例えば、音楽番組中の音楽
等は鑑賞のために標準再生で聴き、音楽の合間のトーク
等は省略して高速再生で聴きたいという場合等である。
【0005】このような要望に対し、ユーザの指示に応
じて、番組のデータサンプルを略等間隔に間引いたり、
データサンプルを略等間隔に挿入したり、デコードのク
ロック数を変えたりすることで再生速度を変更して再生
するようディジタル放送受信装置を構成することもでき
る。しかしこの構成の場合、ユーザは速度を変更すべき
か否かを常に判断しながらタイミング良く変更指示の操
作を行わなければならないため、判断や操作がユーザに
とって煩わしく、操作のタイミングを誤るとユーザの望
み通りに再生させられないという難点がある。
【0006】よって本発明は、ユーザが指示する必要な
く、適宜に再生速度を変更するディジタル放送受信装置
を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記問題を解決するた
め、本発明のディジタル放送受信装置は、ディジタル音
声放送により放送される音声番組を受信して再生する装
置であって、音声番組を時間単位に分割した音声データ
と当該音声データの種類を示す種類情報とを含むフレー
ムを順次受信して記憶する記憶手段と、前記記憶手段に
記憶されたフレームを順次読み出して、当該フレームの
音声データを種類情報毎に定められた再生速度により再
生する再生手段とを備える。
【0008】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施形態に係るデ
ィジタル放送受信装置について、図を用いて説明する。 <実施形態1>図1は、本発明の実施形態1に係るディジ
タル放送受信装置1000の機能ブロック図である。
【0009】同図においてディジタル放送受信装置1000
は、ディジタルオーディオ放送を受信して番組の音声を
スピーカから出力する装置であり、信号を受信するアン
テナ101、チューナ102、A/Dコンバータ110、復調部11
1、番組選択部112、切替え部113、音声デコード部114、
増幅部115、スピーカ116、受信判定部117、構成情報デ
コード部123、記憶部124、周波数設定部121、制御部12
2、入力受付部125、ディスプレイ126、音声内容判別部1
27及び記録装置128を備える。
【0010】チューナ102は、周波数設定部121により設
定された周波数で放送される信号をアンテナ101を介し
て受信する。A/Dコンバータ110は、チューナ102により
受信された信号をディジタル信号に変換し復調部111に
伝える。復調部111は、伝えられたディジタル信号を復
調してDAB規格で定められた伝送フレーム単位のデータ
を番組選択部112と構成情報デコード部123とに伝えるも
のであり、また、伝えられた信号をフレームとして抽出
するために同期をとる同調等の動作を行い、正しくフレ
ーム単位のデータが受信されたか否かの情報を受信判定
部117に伝える。
【0011】ここでディジタルオーディオ放送で放送さ
れる伝送フレームについて説明する。図2は伝送フレー
ムのデータ構造を示す図である。同図において伝送フレ
ーム2000は、同期をとるための同期情報2001と、構成情
報2002と、複数のオーディオフレームが多重化された主
情報2003とから構成される。各オーディオフレームは番
組データを含み、構成情報2002はオーディオフレームが
主情報2003においてどのように多重化されているかを示
している。このように構成されたフレーム2000は、DAB
規格により定められる伝送モードのタイプによって異な
るが、例えば24ms周期で放送される。
【0012】受信判定部117は、チューナが有する電界
強度測定部(不図示)により測定された受信信号の電界
強度と、予め定めてある受信可能を示すレベルの値とを
比較し、また、復調部111により正しくデータ受信がな
されたか否かの情報を得て、電界強度が大きくかつ正し
くデータ受信がなされた場合には受信可能の旨の通知
を、それ以外の場合には受信不可能の旨の通知を、制御
部122に対して行うものである。
【0013】構成情報デコード部123は、復調部111から
伝えられた伝送フレーム群から、構成情報を抽出して解
析し、制御部122に伝えるものである。番組選択部112
は、復調部111より伝えられる伝送フレーム群の主情報
中に多重化された複数のオーディオフレームから、制御
部122に指定されるオーディオフレームを分離抽出して
切替え部113又は/及び記憶部124に伝える。
【0014】記憶部124は、メモリ等の記憶媒体であ
り、制御部122の指示を受けて番組選択部112より伝えら
れるオーディオフレームを記憶する。ここにおいて記録
媒体は、DVD(Digital Versatile Disc) 、ハードディス
ク、メモリカード等でもよい。切替え部113は、制御部1
22の指示に応じて、番組選択部112から伝えられるオー
ディオフレーム及び記憶部124に格納されているオーデ
ィオフレームのいずれかを択一的に音声デコード部114
に伝える。
【0015】音声デコード部114は、切替え部113から伝
えられるオーディオフレームにMPEGオーディオ復号処理
を施して音声信号にして増幅部115に伝えるものであ
り、増幅部115は伝えられた音声信号を増幅してスピー
カ116を通じて出力する回路である。また音声デコード
部114は、制御部122の指示に応じて、復号処理の速度を
標準速度と標準より2倍速い2倍速とに切替えることがで
きる。音声デコード部114は、デコードのクロック数を
変更することにより復号処理の速度を切替える。
【0016】入力受付部125は、再生する番組の指定、
記憶部124へ番組を記録する指示、記録された番組の再
生指示、変速再生の指示及び記録装置128への記録指示
等を示すユーザ操作を受付けて制御部122に伝えるユー
ザインタフェース部分であり、例えば、ボタンやスイッ
チ等によりユーザ操作を受付ける。なお変速再生とは、
番組内容に応じて再生速度を変えて再生することをい
う。本実施形態において変速再生は、スピーチを2倍速
で再生、ミュージックを標準速度で再生することであ
る。
【0017】ディスプレイ126は、液晶ディスプレイ等
であり、入力受付部125より制御部122が受付けたユーザ
操作の表示や、選択可能な番組のタイトル等の表示を行
う。音声内容判別部127は、制御部122の指示に従って記
憶部124に格納されたオーディオフレームを読み出し、
当該オーディオフレームに含まれる番組の内容がミュー
ジックであるかスピーチであるかを識別し、識別結果を
制御部124に伝える。ここにおいて音声内容判別部127
は、記憶部124から切替え部133を介して音声デコード部
114へとオーディオフレームが順次に伝えられるのと同
期して識別を行い、オーディオフレーム中に含まれるミ
ュージック/スピーチフラグ(以下、M/Sフラグと略
す)によって識別する。M/Sフラグは、オーディオフレ
ーム単位に番組作成者側により付加されるフラグであ
り、当該フレームの番組データの内容がミュージックで
あるかスピーチであるかを示す。
【0018】ここでM/Sフラグを含むオーディオフレー
ムのデータ構造について説明する。図3は、オーディオ
フレームのデータ構造を示す図である。同図においてオ
ーディオフレーム300は、ヘッダ301、CRC302、ビット割
当情報303、スケールファクタ選択情報304、スケールフ
ァクタ305、サブバンドサンプル306、拡張プログラム関
連データ(以下、X−PADと略す)307、スケールファク
タCRC308及び固定プログラム関連データ(以下、F−PAD
と略す)309から構成され、サブバンドサンプル306が番
組データであり、F−PAD309にM/Sフラグを含む。
【0019】図4は、F−PAD309の詳細なデータ構造を示
す。同図においてX−PAD309は、2バイト長であり、第L
−1バイトデータフィールドに、M/Sフラグ403を含む。
図5は、M/Sフラグ値と、対応する意味とを示す。同図
において、「0」は、番組データの内容がミュージック
であることを示し、「1」は、番組データの内容がスピ
ーチであることを示す。
【0020】制御部122は、CPU、メモリ等で構成され、
メモリに格納されたプログラムをCPUが実行することに
よりディジタル放送受信装置1000の各部を制御する。よ
り詳しくは、制御部122は、構成情報デコード部123によ
り解析された構成情報に基づいて作成した番組タイトル
リストをディスプレイ126に表示させる処理、番組タイ
トルリストの中からユーザ選択された番組の再生指示に
応じ、番組選択部112に対応するオーディオフレームを
抽出させる指示を出し、切替え部113に番組選択部112か
らのオーディオフレームを音声デコード部114に伝える
よう指示を出す処理、入力受付部125からの記憶部124へ
の記録指示に応じ、記憶部124に番組選択部112より伝え
られるオーディオフレームを記録させるよう指示する処
理、記憶部124に記録された番組の再生指示に応じ、切
替え部113に記憶部124から当該番組に対するオーディオ
フレームを読み出して音声デコード部114に伝えるよう
指示を出す処理、入力受付部125からの変速再生指示に
応じ、切替え部113に記憶部124から音声デコード部114
へと当該番組のオーディオフレームを伝えるよう指示す
るとともに音声内容判別部127に当該オーディオフレー
ム中のM/Sフラグ値を判別させ、判別結果に応じて音声
デコード部114のデコード速度を変更する指示を出す処
理を行う。
【0021】図6は、制御部122を中心とする、記憶部12
4に記録された番組の再生処理の詳細を示すフローチャ
ートである。同図において制御部122は、記憶部124に記
録された番組に対する標準再生指示又は変速再生指示を
受付ける(ステップ601)。ここにおいて標準再生指示
は、番組を標準速度で再生させる指示であり、変速再生
指示は、ミュージックを標準速度、スピーチを2倍速で
再生させる指示である。
【0022】制御部122は、再生指示を受付けると切替
え部113に記憶部124に格納されたオーディオフレームを
音声デコード部114に伝えるよう切替え指示を出す(ス
テップ602)。この指示に応じて切替え部113は、記憶部
124のオーディオフレームを読み出して音声デコード部1
14に伝える(ステップ603)。制御部122は、標準再生指
示を受付けている場合には、音声デコード部114にその
旨を通知し、音声デコード部114はオーディオフレーム
から番組データを抽出して標準速度により復号する(ス
テップ604、611)。
【0023】一方、変速再生指示を受付けている場合に
は、制御部122は、ステップ605以降に示す変速再生の処
理を行う。制御部122は、音声内容判別部127に指示して
記憶部124からオーディオフレームを読み出させ(ステ
ップ605)、音声内容判別部127に当該オーディオフレー
ム中のM/Sフラグ値を判別させる(ステップ606)。
【0024】判別の結果(ステップ607)、M/Sフラグ
値が”1”、すなわち当該オーディオフレームの番組デ
ータの内容がスピーチであることを示している場合に
は、音声デコード部114に指示して、当該オーディオフ
レームの番組データの復号速度を標準の2倍の速度にす
るよう指示する(ステップ608)。この指示に応じて音
声デコード部114は、クロック数を2倍にして復号し、復
号結果を増幅部115に出力する。
【0025】一方、M/Sフラグ値が”0”、すなわち当
該オーディオフレームの番組データの内容がミュージッ
クであることを示している場合には、音声デコード部11
4に指示して、当該オーディオフレームの番組データの
復号速度を標準の速度にするよう指示する(ステップ60
9)。この指示に応じて音声デコード部114は、標準のク
ロック数にて復号し、復号結果を増幅部115に出力す
る。
【0026】制御部122は、記憶部124に次のオーディオ
フレームが格納されているか否かを判定し(ステップ61
0)、判定の結果、格納されていなければ処理を終了
し、格納されていればステップ603に戻って再生処理を
継続する。図7(a)(b)は、ディジタル放送受信装置1
000による番組の再生され方の一例を示す。番組にはス
ピーチとミュージックとが交互に含まれ、同図(a)は
当該番組を標準再生した場合、同図(b)は当該番組を
変速再生した場合を示す。同図(a)、(b)に示すように
同図(a)の標準再生において、ディジタル放送受信装
置1000は、スピーチとミュージックとを交互にT1、T2、
T3、T4の期間において再生するが、同図(b)の変速再
生においては、スピーチを2倍速で再生するので、標準
再生によるスピーチの期間T1、T2はそれぞれ半分に短縮
されてT1/2、T2/2となり、その結果、スピーチとミュ
ージックとを交互にT1/2、T2、T3/2、T4というように
再生することとなる。
【0027】以上の処理を制御部122が行うことによ
り、本実施形態のディジタル放送受信装置1000は、ユー
ザからの指示に応じて番組を記録し、変速再生の指示に
応じて番組の内容がミュージックであるか、スピーチで
あるかを判別し、ミュージックであれば標準速度で再生
し、スピーチであれば2倍速で再生することができる。
特に、音楽とトークとが混じった音楽番組等を、音楽の
み標準再生し、トークを高速再生により省略して聴きた
いと考えるユーザは多い。このような考えのユーザがデ
ィジタル放送受信装置1000を利用すれば、ユーザは変速
再生指示を行うのみでディジタル放送受信装置1000が適
宜に再生速度を変更して再生するので、ユーザは速度変
更にかかる煩わしい判断や操作が不要になるという効果
がある。 <実施形態2>以下、本発明の実施形態2に係るディジタ
ル放送受信装置について説明する。
【0028】本実施形態のディジタル放送受信装置は、
ニュース、スポーツ、クラシックといった番組のジャン
ルに応じて再生速度を変えるよう構成される。ディジタ
ル放送受信装置は、ジャンル毎の再生速度を予め記憶し
ているが、ユーザがジャンル毎の再生速度を指定できる
ようにも構成されている。この構成を実現するため、本
実施形態のディジタル放送受信装置は、実施形態1のデ
ィジタル放送受信装置における制御部122、記憶部124、
音声内容判別部127及び音声デコード部114の機能を以下
のように変更する。なおその他の構成要素については実
施形態1と同様であるので説明を省略する。
【0029】記憶部124は、実施形態1と同様に制御部12
2の指示を受けて番組選択部112より伝えられるオーディ
オフレームを記憶する他、制御部122より伝えられるイ
ンターナショナルコードを記憶する。ここにおいてイン
ターナショナルコードは、数十種類の番組のジャンルに
対応して定められたコードで、構成情報に含まれてお
り、構成情報デコード部123によって解析され、制御部1
22を介して記憶部124に伝えられるものである。
【0030】図8は、インターナショナルコードを含む
構成情報の部分的な構成を示す。同図に示すようにイン
ターナショナルコード(図中、Int code)800は、構成
情報のプログラムタイプに含まれている。図9は、イン
ターナショナルコードと番組のジャンルとの対応を示
す。同図において列902はインターナショナルコード、
列903は列902のインターナショナルコードに対応するジ
ャンルである。列901は、列902のインターナショナルコ
ードを10進表記したものである。
【0031】図8のインターナショナルコード800は、図
9の列902のうちのいずれか1つを表し、これにより当該
番組のジャンルをしめす。例えばインターナショナルコ
ード800の値が「10000」である場合、その番組のジャン
ルは「天気/気象情報」である。音声内容判別部127
は、インターナショナルコード毎にデコード速度を定め
たテーブルを記憶しており、記憶部124に記憶された番
組を再生する際にはその番組のインターナショナルコー
ドに対応するデコード速度をテーブルから特定し、その
デコード速度を制御部122に伝える。
【0032】図10は、インターナショナルコードとデコ
ード速度との対応の一例を示す。同図において列901〜9
03は図9と同じものであり、列904は、デコード速度を表
す。このうち音声内容判別部127は、列902のインターナ
ショナルコードと列904のデコード速度とを対応させて
記憶する。音声内容判別部127は、記憶部124に記憶され
た番組を再生するとき、記憶部124よりインターナショ
ナルコードを読み出すと、列902から合致するインター
ナショナルコードを見つけ、見つけたインターナショナ
ルコードに対応するデコード速度を列904から読み出し
て制御部122に伝える。例えば、音声内容判別部127は、
記憶部124より読み出したインターナショナルコードが
「10000」である場合、列902を参照してその結果、図10
の行905の位置に合致するインターナショナルコードを
見つけ、次に行905におけるデコード速度「2」を制御部
122に伝える。
【0033】図10において列904において2は2倍速、1は
標準速度を示す。このテーブルによればニュース、時
事、インフォメーション、スポーツ等は2倍速、ポップ
ミュージック、ロック、イージーリスニング等は標準速
度と定められている。つまりニュースやインフォメーシ
ョン等の音声言語は2倍速で再生してもユーザに内容が
理解できるものであるので2倍速と定め、音楽はその速
度自体も表現の一部として鑑賞するものであるので標準
速度と定めている。
【0034】また音声内容判別部127は、ユーザから入
力受付部125、制御部122を介して指定されるインターナ
ショナルコード毎の再生速度を受付けてテーブルの記憶
内容を更新する。制御部122は、音声内容判別部127より
デコード速度が伝えられると、そのデコード速度でデコ
ード処理するよう音声デコード部114に指示を与える。
【0035】また制御部122は、ユーザより入力受付部1
25を介してインターナショナルコード毎の再生速度の指
定を受付けると、その再生速度をインターナショナルコ
ード毎のデコード速度として音声内容判別部107が記憶
するテーブルのデコード速度の欄に書き込むよう音声内
容判別部107に伝える。制御部122におけるその他の機能
は実施形態1と同様であるので説明を省略する。
【0036】音声デコード部114は、制御部122よりデコ
ード速度が指定されると、そのデコード速度にて記憶部
124から切替え部113を介して伝えられるオーディオフレ
ームの復号処理を行い、復号結果の音声信号を増幅部11
5に伝える。音声デコード部114は、指定されるデコード
速度に応じてデコードのクロック数を変更することによ
り速度を変えている。
【0037】このように構成することによりディジタル
放送受信装置1000は、ユーザからのインターナショナル
コード毎の再生速度の指定を受付けてデコード速度とし
て記憶し、再生時には再生対象の番組のジャンルに該当
するデコード速度で再生することができる。またユーザ
がインターナショナルコード毎の所望の再生速度を入力
受付部125を介して指定できるよう構成しておくことに
より、再生時にはユーザが番組のジャンルに応じて再生
速度を決定して再生速度の変更を指示するという煩わし
い操作も必要なく、ディジタル放送受信装置1000はジャ
ンルに応じてデコード速度を変更して再生を行うことが
できる。 <実施形態3>以下、実施形態3にかかるディジタル放送
受信装置について説明する。
【0038】本実施形態のディジタル放送受信装置は、
ユーザより記録された番組の再生指示及び期間の指定等
を受付けると、番組全体の再生期間が指定された期間内
に収まるよう、番組の内容毎のデコード速度を決定し、
決定した内容毎のデコード速度にて各内容の番組データ
をデコードする。このような構成のディジタル放送受信
装置は、実施形態1のディジタル放送受信装置1000の制
御部122及び音声内容判別部127の処理手順を以下のよう
に変更すればよい。
【0039】図11及び図12は、制御部122及び音声内容
判別部127を中心とする、番組記録時及び再生時の処理
手順を示すフローチャートである。図11において制御部
122は、ユーザから入力受付部125を介して番組の記録指
示を受付けると(ステップ701)、オーディオフレーム
単位にステップ702からステップ707の処理を繰り返す。
【0040】まず制御部122は、番組選択部112から出力
される当該番組のオーディオフレームを記憶部124に記
録させる(ステップ702)。次に制御部122は、音声内容
判別部127に記憶部124に記憶されたオーディオフレーム
を読み出させ(ステップ703)、そのM/Sフラグ値を判
別させ(ステップ704)、判別結果を音声内容判別部127
の内部メモリに記憶させる(ステップ705)。内部メモ
リに記憶される判別結果は、例えば図13(a)のように
オーディオフレームのフレーム番号に対応付けられてい
る。
【0041】さらに制御部122は、音声内容判別部127に
当該オーディオフレームの番組データの標準再生に要す
る期間を求めさせ、ミュージック、スピーチ別に分けて
合計させる(ステップ706)。つまりここでは記録した
番組内のミュージックとスピーチとの時間配分を求めて
いる。ここにおいて1オーディオフレームの番組データ
にかかる期間は、番組データのサンプル数及び音声デコ
ード部114における標準速度のレートから求められる。
【0042】制御部122は、ユーザから入力受付部125を
介して記録終了指示を受付けるまでステップ702からス
テップ707を繰り返し、記録終了指示があるとステップ7
08に進む。ここにおいて制御部122は、記録終了指示を
受付ける替わりに、ユーザが記録指示の際に記録指示と
ともに記録期間を指定し、それを受けた制御部122が内
部のタイマーにより記録期間を計測し、記録期間が経過
したときを記録終了としてステップ707からステップ708
へ処理を進めるようにしてもよい。
【0043】音声内容判別部127は、番組内容別に合計
された期間を内部メモリに記憶する(ステップ708)。
内部メモリの記憶内容は、例えば、図13(b)に示すよ
うに、番組全体の時間が50分のうちミュージックが30
分、スピーチが20分というようになる。図12において制
御部122は、ユーザより入力受付部125を介して、記憶部
124に記録された番組に対する変速再生の指示及び期間
の指定を受付けると(ステップ801)、音声内容判別部1
27にユーザから指定された期間を通知する。音声内容判
別部127は、指定された期間とメモリに記憶した番組内
容別の期間とから、指定された期間内に番組全体を再生
し終えるように番組内容別のデコード速度を決定する
(ステップ802)。
【0044】本実施形態においては、音声内容判別部12
7は、ミュージックを常に標準速度と決定し、スピーチ
を標準速度とは異なる速度に決定することとし、またユ
ーザが指定可能な期間の範囲を、再生する番組全体の期
間より短く、当該番組中のミュージックの期間より長い
範囲に限定するものとする。例えば図13(b)の場合、
指定される期間は、番組全体が50分、ミュージックが30
分であるので、ユーザが指定可能な期間の範囲は30分か
ら50分の間となる。
【0045】ユーザ指定可能な期間の範囲をユーザに知
らせるために、制御部122は、ユーザより変速再生の指
示を受付けると、番組全体の期間とミュージックの期間
とを音声内容判別部127のメモリより読み出し、ユーザ
が指定可能な期間の範囲としてディスプレイ126に表示
し、範囲外の期間の指定を受付けないこととする。先の
例であれば指定可能な期間は30分から50分の間である旨
をディスプレイ126に表示し、それ以外の期間の指定は
受付けない。
【0046】ユーザより40分が指定されると、制御部12
2は音声内容判別部127にそれを通知し、音声内容判別部
127は、指定された期間40分と内部メモリに記憶された
ミュージック及びスピーチの期間とから図13(c)にし
めすようにミュージックは標準速度、スピーチは2倍速
と決定して各再生速度を内部メモリに記憶する。このよ
うに決定した速度でそれぞれのデータが再生されると、
番組全体の再生期間はユーザに指定された40分と同じに
なる。
【0047】制御部122は、切替え部113に切替え指示を
出し、記憶部124のオーディオフレームが音声デコード
部114に伝えられるようにする(ステップ803)。これに
より記憶部124のオーディオフレームが切替え部113を介
して音声デコード部114に順次に伝えられる。音声内容
判別部127は、制御部122にオーディオフレーム毎に、そ
の番組データの番組内容に応じてデコード速度を通知
し、これにより制御部122は、当該デコード速度でデコ
ード処理がなされるよう音声デコード部114に指示を出
し、音声デコード部114は当該指示に従ったデコード速
度により番組データをデコードする(ステップ805)。
【0048】このようにして、記憶部124に記憶された
オーディオフレームがなくなるまで、オーディオフレー
ム毎にステップ804及びステップ805の処理が繰り返され
る。このように構成することによりディジタル放送受信
装置1000は、記録した番組について、ユーザが要求する
再生期間と記録した番組の番組内容毎の期間とに応じ
て、番組内容毎のデコード速度を決定し、決定したデコ
ード速度によりデコード処理を行い、再生期間内に番組
の再生を終了することができる。この構成により、例え
ばユーザの録音された番組を聞く時間に上限がある場合
に、ユーザがその上限の期間を本装置に指定すれば、本
装置は指定された上限の期間内に再生するので、ユーザ
は上限期間内に番組全体を聴くことができるという効果
がある。
【0049】以上、本発明のディジタル放送受信装置に
ついて実施形態1及び2に基づいて説明したが、以上の形
態に限らず、以下のようにしてもよい。 (1)実施形態1において、音声内容判別部127は、番組
データの種類がミュージックかスピーチかを識別するよ
う構成されているが、他の種類を示す値を受信して識別
するよう構成してもよい。 (2)実施形態1の変速再生においては、ミュージックは
標準速度、スピーチは2倍速という組み合わせであった
が、この組み合わせに限らず、例えば、ミュージックを
標準速度、スピーチを3倍速という組み合わせにしても
よいし、ミュージックを標準速度、スピーチを1/2倍速
という組み合わせにしてもよい。またミュージックとス
ピーチのどちらか一方の再生をスキップして他の一方の
み再生する組み合わせにしてもよい。
【0050】例えばミュージックを標準再生、スピーチ
を高速再生又はスキップする場合、スピーチには興味が
なくミュージックのみ鑑賞したいと考えるユーザに有効
であるし、スピーチを低速再生する場合、標準再生のス
ピーチが速すぎて聞き取れないのでゆっくり再生させて
聞きたいと考えるユーザに有効である。いずれの場合も
制御部122が変速再生の場合のミュージック及びスピー
チの再生速度を内部メモリに記憶し、ユーザから入力受
付部125を介して変速再生が指示されると、内部メモリ
に記憶した再生速度を読出し、音声内容判別部127のM/
Sフラグ判別結果に応じて音声デコード部114に再生速度
を指示するよう構成すればよい。 (3)実施形態1において、変速再生の組み合わせは、ミ
ュージックが標準速度、スピーチが2倍速という1通りで
あったが、異なる2通り以上の組み合わせを変速再生の
モードとして、ユーザに選択されたモードの変速再生を
行うよう構成してもよい。
【0051】例えば、制御部122は、モード1においてミ
ュージックは標準速度でスピーチは2倍速、モード2にお
いてミュージックは標準速度でスピーチはスキップ、モ
ード3においてミュージックは標準速度でスピーチは1/
2倍速、というようにモード1、2、3におけるミュージッ
ク及びスピーチの再生速度を内部メモリに記憶する。そ
してユーザより入力受付部125を介してモード1、2、3の
いずれか1つが指定されると、指定されたモードにおけ
るミュージック及びスピーチの再生速度を内部メモリよ
り読出し、音声内容判別部127によるM/Sフラグの判別
結果と内部メモリより読み出したミュージック及びスピ
ーチの再生速度とに応じて音声デコード部114に対応す
る再生速度により再生させる。 (4)実施形態2において、ユーザ指定されるインターナ
ショナルコード毎の再生速度でもってテーブルの記憶内
容を更新する替わりに、ユーザ指定されるインターナシ
ョナルコード毎の再生速度を記憶するテーブルを新たに
作成し、ユーザの指示に応じて、予め記憶しているテー
ブルとユーザ指定のテーブルと使い分けるよう構成して
もよい。 (5)実施形態3において、音声内容判別部127は、オー
ディオフレーム毎の標準再生に要する期間、ミュージッ
ク、スピーチ別の期間合計、番組全体の標準再生にかか
る再生期間等を番組データのサンプル数及びレートに基
づいて算出するよう構成しているが、これらの期間が放
送側より放送されてくるのであれば、それらを受信して
利用するよう構成してもよい。 (6)実施形態3において、ユーザが指定可能な期間の範
囲は番組全体の期間より長いものとしてもよい。例えば
図13(b)の場合、ユーザが指定可能な期間は、番組全
体の期間50分より長い期間となる。
【0052】またこの場合、音声内容判別部127は、例
えばミュージックの再生速度を標準速度に固定し、スピ
ーチの再生速度を標準速度より遅い速度に決定し、再生
期間が指定された期間に一致するようにする。 (7)実施形態3において、音声内容判別部127は、ミュ
ージックを標準速度とは異なる速度に決定し、スピーチ
を常に標準速度と決定するよう構成してもよい。ミュー
ジックとスピーチのうちどちらかの再生速度を標準速度
と固定するか、ユーザが指定できるよう構成してもよ
い。
【0053】またユーザがミュージック及びスピーチの
再生速度の範囲を指定できるようにし、音声内容判別部
127は、ユーザ指定された再生速度の範囲に基づいてミ
ュージック及びスピーチの再生速度を決定するよう構成
してもよい。例えば音声内容判別部127は、ユーザから
「ミュージックは標準速度以上1.5倍速未満、スピーチ
は標準速度以上2倍速未満」というような範囲の指定を
記憶し、変速再生時にはユーザから指定された期間内に
番組全体の再生期間が収まり、かつ、指定された再生速
度の範囲内となるようにミュージックとスピーチの再生
速度を決定する。 (8)実施形態3において、再生する番組中に占めるミュ
ージックとスピーチそれぞれの時間配分の割合に応じて
再生速度を決定するよう構成してもよい。
【0054】例えば、音声内容判別部127は、記録した
番組の標準再生に要する期間におけるミュージックとス
ピーチの時間配分の割合を比較し、割合が多い方を標準
速度で再生し、割合が少ない方を標準速度より速い所定
の速度で再生すると決定し、制御部122に伝える。より
具体的には、音声内容判別部127は、記録した番組の標
準再生に要する期間が60分で、そのうちミュージックの
時間配分が45分、スピーチの時間配分が15分であれば、
ミュージックの方が割合が多いので標準速度で再生する
と決定し、スピーチを標準速度より速い、例えば2倍速
で再生すると決定する。 (9)実施形態1〜3及び上記(1)〜(8)のうち組合わ
せ可能なものを組合わせて実施してもよい。
【0055】
【発明の効果】本発明のディジタル放送受信装置は、デ
ィジタル音声放送により放送される音声番組を受信して
再生する装置であって、音声番組を時間単位に分割した
音声データと当該音声データの種類を示す種類情報とを
含むフレームを順次受信して記憶する記憶手段と、前記
記憶手段に記憶されたフレームを順次読み出して、当該
フレームの音声データを種類情報毎に定められた再生速
度により再生する再生手段とを備えるので、ディジタル
放送受信装置が適宜に種類情報に応じて再生速度を変更
して再生し、ユーザは音声番組の内容から音声データの
種類を判別し、種類が変わる度に速度変更の指示を装置
に与えるという煩わしさがなくなるという効果がある。
【0056】また前記種類情報が示す種類には、スピー
チとミュージックとがあり、前記再生手段は、スピーチ
を示す種類情報の音声データに対して標準速度より速い
所定速度により再生し、ミュージックを示す種類情報の
音声データに対して標準速度により再生するよう構成さ
れるので、例えば音楽(ミュージック)とトーク(スピ
ーチ)とが混じった音楽番組等を、音楽のみ標準再生
し、トークを高速再生して省略して聞きたいと考えるユ
ーザにとっては、速度変更にかかるユーザの判断や操作
が不要になるというという効果がある。
【0057】また前記所定速度は、前記再生手段により
再生されるスピーチの内容がユーザにとって聴取可能な
速度の上限以下であることを特徴とするので、ユーザは
標準再生より短い時間でスピーチの内容を理解しながら
聴くことができる。また前記再生手段は、種類情報毎に
ユーザより予め指定される再生速度により再生するよう
構成されるので、ユーザは、種類情報に応じた所望の再
生速度を予め指定しておきさえすれば、再生中に再生速
度の変更にかかるユーザの判断や操作を行うことなし
に、ユーザ所望の再生速度で番組を聴くことができる。
【0058】前記再生手段は、種類情報毎の再生速度を
決定する決定手段を備え、前記決定手段が決定した前記
種類情報毎の再生速度により音声データを再生するよう
構成される。また前記決定手段は、前記記憶手段に記憶
された複数のフレームの音声データの標準速度での再生
に要する種類情報毎の時間配分に基づいて種類情報毎の
再生速度を決定するよう構成される。
【0059】この構成によれば、決定手段は、種類情報
毎の時間配分から適宜に種類情報毎の再生速度を決定す
る。また前記決定手段は、前記種類情報毎の時間配分を
比較し、時間配分が最も大きい種類情報に対して標準速
度と決定し、その他の種類情報に対して標準速度より速
い所定の速度と決定するよう構成される。
【0060】時間配分が最も大きい種類情報の音声デー
タは、その番組を構成する主要部分である場合が多い。
例えば、音楽番組においてはスピーチより音楽の時間配
分が大きく、ニュース番組においては音楽よりスピーチ
の時間配分が大きいというように。よって決定手段を上
記構成にすることにより、ユーザは主要部分を標準速度
で聴き、主要でない部分を速い速度で省略して聴くこと
ができる。
【0061】また前記決定手段は、前記種類情報毎の時
間配分を比較し、時間配分が最も大きい種類情報に対し
て標準速度と決定し、その他の種類情報に対して再生を
スキップすると決定するよう構成されるので、ユーザは
主要でない部分をスキップして省略し、主要部分を標準
速度で聴くことができる。また前記決定手段は、前記種
類情報毎の時間配分を比較し、時間配分が最も小さい種
類情報に対して再生をスキップすると決定し、その他の
種類情報に対して標準速度と決定するよう構成されるの
で、ユーザは例えばコマーシャル等の番組構成上最も主
要でない部分をスキップして省略し、それ以外の部分を
標準速度で聴くことができる。
【0062】前記決定手段は、前記記憶手段に記憶され
た複数のフレームの音声データの標準速度での再生に要
する種類情報毎の時間配分とユーザより指定される期間
とに基づいて種類情報毎の再生速度を決定するよう構成
される。また前記ユーザより指定される期間は、前記記
憶手段に記憶される複数のフレームの標準再生に要する
期間以下であり、前記決定手段は、前記複数のフレーム
が前記ユーザより指定される期間内に再生されるよう前
記種類情報毎の再生速度を決定するよう構成される。
【0063】この構成によればユーザは、ユーザが指定
した期間内に、決定手段により適宜に決定された速度に
て番組を再生させて聴くことができる。前記ユーザより
指定される期間は、前記記憶手段に記憶される複数のフ
レームの標準再生に要する期間以下であって、最も大き
い時間配分に相当する期間以上であり、前記決定手段
は、前記種類情報毎の時間配分を比較し、時間配分が最
も大きい種類情報の音声データを標準速度で再生すると
決定し、その他の種類情報の音声データを、前記記憶手
段に記憶されたフレームの再生が前記ユーザより指定さ
れる期間内に再生し終えるように再生速度を決定するよ
う構成される。
【0064】この構成によればユーザは、番組の主要部
分を標準速度で再生し、その他の部分を高速再生して、
ユーザが指定した期間内に番組を聴くことができる。前
記決定手段は、前記記憶手段に記憶された複数のフレー
ムの音声データの標準速度での再生に要する種類情報毎
の時間配分とユーザより指定される期間とユーザより指
定される種類情報毎の再生速度の範囲とに基づいて前記
種類情報毎の再生速度を決定するよう構成される。
【0065】この構成によれば、ユーザは、ユーザが指
定する期間と再生速度の範囲とに基づいて再生速度を決
定するよう決定手段の決定を制限することができる。前
記記憶手段は、フレームを受信して記憶する他、フレー
ムの番組種別を示す番組情報を受信して記憶し、前記再
生手段は、種類情報別に定められた再生速度により再生
する替わりに、前記番組情報別に定められた再生速度に
より再生するよう構成されるので、ディジタル放送受信
装置が適宜に番組種別に応じて再生速度を変更して再生
することとなり、ユーザは番組の内容から番組種別を判
別して番組種別が変わる度に速度変更の指示を装置に与
えるという煩わしさがなくなるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態1に係るディジタル放送受信装
置1000の機能ブロック図である。
【図2】伝送フレームのデータ構造を示す図である。
【図3】オーディオフレームのデータ構造を示す図であ
る。
【図4】F−PAD309の詳細なデータ構造を示す。
【図5】M/Sフラグ値と、対応する意味とを示す。
【図6】制御部122を中心とする、記憶部124に記録され
た番組の再生処理の詳細を示すフローチャートである。
【図7】ディジタル放送受信装置1000による番組の再生
され方の一例を示す。(a)は、ミュージックとスピーチ
とを含む番組を標準再生した場合を示し、(b)は、同番
組を変速再生した場合を示す。
【図8】インターナショナルコードを含む構成情報の部
分的な構成を示す。
【図9】インターナショナルコードと番組のジャンルと
の対応を示す。
【図10】音声内容判別部127が記憶する、ジャンル毎に
デコード速度を定めたテーブルの一例を示す。
【図11】制御部122及び音声内容判別部127を中心とす
る、番組記録時及び再生時の処理手順を示すフローチャ
ートを示す。
【図12】制御部122及び音声内容判別部127を中心とす
る、番組記録時及び再生時の処理手順を示すフローチャ
ートを示す。。
【図13】(a)は、音声内容判別部127に記憶される、フ
レームと音声内容との対応表を示す。(b)は、音声内
容判別部127に記憶される、音声内容別の期間の例を示
す。(c)は、音声内容判別部127により決定された音声
内容毎の再生速度の例を示す。
【符号の説明】
1000 ディジタル放送受信装置 101 アンテナ 102 チューナ 110 A/Dコンバータ 111 復調部 112 番組選択部 113 切替え部 114 音声デコード部 115 増幅部 116 スピーカ 117 受信判定部 123 構成情報デコード部 124 記憶部 121 周波数設定部 122 制御部 125 入力受付部 126 ディスプレイ 127 音声内容判別部 128 記録装置

Claims (14)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ディジタル音声放送により放送される音
    声番組を受信して再生するディジタル放送受信装置であ
    って、 音声番組を時間単位に分割した音声データと当該音声デ
    ータの種類を示す種類情報とを含むフレームを順次受信
    して記憶する記憶手段と、 前記記憶手段に記憶されたフレームを順次読み出して、
    当該フレームの音声データを種類情報毎に定められた再
    生速度により再生する再生手段とを備えることを特徴と
    するディジタル放送受信装置。
  2. 【請求項2】 前記種類情報が示す種類には、スピーチ
    とミュージックとがあり、 前記再生手段は、スピーチを示す種類情報の音声データ
    に対して標準速度より速い所定速度により再生し、ミュ
    ージックを示す種類情報の音声データに対して標準速度
    により再生することを特徴とする請求項1記載のディジ
    タル放送受信装置。
  3. 【請求項3】 前記所定速度は、 前記再生手段により再生されるスピーチの内容がユーザ
    にとって聴取可能な速度の上限以下であることを特徴と
    する請求項2記載のディジタル放送受信装置。
  4. 【請求項4】 前記再生手段は、 種類情報毎にユーザより予め指定される再生速度により
    再生することを特徴とする請求項1記載のディジタル放
    送受信装置。
  5. 【請求項5】 前記再生手段は、 種類情報毎の再生速度を決定する決定手段を備え、 前記決定手段が決定した前記種類情報毎の再生速度によ
    り音声データを再生することを特徴とする請求項1記載
    のディジタル放送受信装置。
  6. 【請求項6】 前記決定手段は、前記記憶手段に記憶さ
    れた複数のフレームの音声データの標準速度での再生に
    要する種類情報毎の時間配分に基づいて種類情報毎の再
    生速度を決定することを特徴とする請求項5記載のディ
    ジタル放送受信装置。
  7. 【請求項7】 前記決定手段は、 前記種類情報毎の時間配分を比較し、時間配分が最も大
    きい種類情報に対して標準速度と決定し、その他の種類
    情報に対して標準速度より速い所定の速度と決定するこ
    とを特徴とする請求項6記載のディジタル放送受信装
    置。
  8. 【請求項8】 前記決定手段は、 前記種類情報毎の時間配分を比較し、時間配分が最も大
    きい種類情報に対して標準速度と決定し、その他の種類
    情報に対して再生をスキップすると決定することを特徴
    とする請求項6記載のディジタル放送受信装置。
  9. 【請求項9】 前記決定手段は、 前記種類情報毎の時間配分を比較し、時間配分が最も小
    さい種類情報に対して再生をスキップすると決定し、そ
    の他の種類情報に対して標準速度と決定することを特徴
    とする請求項6記載のディジタル放送受信装置。
  10. 【請求項10】 前記決定手段は、前記記憶手段に記憶さ
    れた複数のフレームの音声データの標準速度での再生に
    要する種類情報毎の時間配分とユーザより指定される期
    間とに基づいて種類情報毎の再生速度を決定することを
    特徴とする請求項5記載のディジタル放送受信装置。
  11. 【請求項11】 前記ユーザより指定される期間は、前記
    記憶手段に記憶される複数のフレームの標準再生に要す
    る期間以下であり、 前記決定手段は、前記複数のフレームが前記ユーザより
    指定される期間内に再生されるよう前記種類情報毎の再
    生速度を決定することを特徴とする請求項10記載のディ
    ジタル放送受信装置。
  12. 【請求項12】 前記ユーザより指定される期間は、前記
    記憶手段に記憶される複数のフレームの標準再生に要す
    る期間以下であって、最も大きい時間配分に相当する期
    間以上であり、 前記決定手段は、 前記種類情報毎の時間配分を比較し、時間配分が大きい
    種類情報の音声データを標準速度で再生すると決定し、
    その他の種類情報の音声データを、前記記憶手段に記憶
    されたフレームの再生が前記ユーザより指定される期間
    内に再生し終えるように再生速度を決定することを特徴
    とする請求項10記載のディジタル放送受信装置。
  13. 【請求項13】 前記決定手段は、 前記記憶手段に記憶された複数のフレームの音声データ
    の標準速度での再生に要する種類情報毎の時間配分とユ
    ーザより指定される期間とユーザより指定される種類情
    報毎の再生速度の範囲とに基づいて前記種類情報毎の再
    生速度を決定することを特徴とする請求項5記載のディ
    ジタル放送受信装置。
  14. 【請求項14】 前記記憶手段は、 フレームを受信して記憶する他、フレームの番組種別を
    示す番組情報を受信して記憶し、 前記再生手段は、種類情報毎に定められた再生速度によ
    り再生する替わりに、前記番組情報毎に定められた再生
    速度により再生することを特徴とする請求項1記載のデ
    ィジタル放送受信装置。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010009461A (ja) * 2008-06-30 2010-01-14 Fujitsu Ltd 表示プログラムおよび表示装置
US7693398B2 (en) 2004-06-01 2010-04-06 Hitachi, Ltd. Digital information reproducing apparatus and method
JP2013502170A (ja) * 2009-08-14 2013-01-17 アップル インコーポレイテッド バッファされた音声データと生放送との同期

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