JP2010009461A - 表示プログラムおよび表示装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】閲覧を中断したコンテンツの再開時に簡単な操作で電子書籍の再開時のおさらい表示を行う。
【解決手段】再開表示制御手段1aは、表示手段1bに、電子書籍の内容を、中断箇所記憶手段1cに記憶されている中断箇所情報に基づいて、中断箇所よりさらに所定の範囲遡った遡り箇所から中断箇所まで、自動的に進行させて表示するおさらい表示を行わせる。表示手段1bは、コンテンツ情報記憶手段1dに記憶されているコンテンツ情報に基づいて、電子書籍の内容を表示する。中断箇所記憶手段1cは、電子書籍の表示の中断が行われた場合に、中断した箇所である中断箇所を示す中断箇所情報を記憶する。コンテンツ情報記憶手段1dは、電子書籍のコンテンツデータを有するコンテンツ情報を記憶する。
【選択図】図1

Description

本発明は、表示プログラムおよび表示装置に関し、特に、電子書籍を表示する表示プログラムおよび表示装置に関する。
近年、インターネットなどの通信回線によって配信したり、メモリカード、光ディスクなどの記憶媒体に記録して配布したりして提供される、電子情報によって構成された電子書籍が広く普及している。この電子書籍の利用者は、一般的に、携帯電話、パーソナルコンピュータなどの表示機能を有する装置に表示させて閲覧する。
電子書籍においても、通常の紙媒体の書籍と同様、ページの概念が存在し、文章の内容的もしくは量的な区切り、または画像の区切りなどが、ページによって区切られている。 また、電子書籍において、電子書籍の閲覧を一旦中断した場合に、再開時に前回閲覧時までの内容をおさらいするための機能を有するものがある。
これに関し、音声および文字データによる電子ブックの閲覧を中断した後、再開する場合に、中断時点より1再生単位(例えば、シーンなど)前または所定時間遡った位置より再生する技術が知られている(例えば、特許文献1参照)。
また、電源オフ時のページにしおりを自動登録し、電源オン時には最後のしおり登録ページまたは1つ前の文章から表示され、早送りキーの操作によってページを早送りしてしおりページで停止する技術が知られている(例えば、特許文献2参照)。
特開2005−189906号公報 特開平6−44322号公報
しかし、特許文献1記載の技術では、前回の中断時点より所定範囲遡った位置より再生するのみであるため、中断時点に到達するまでに同じ時間を要するので、利用者が迂遠で冗長な印象を受ける場合があるという問題点がある。
また、特許文献2記載の技術では、早送りによってしおりが登録された箇所を探すことができるのみであり、しおりが登録された箇所を発見した後は、上記特許文献1記載の技術と同様、中断時点に到達するまでに同じ時間を要するので、利用者が迂遠で冗長な印象を受ける場合があるという問題点がある。
また、従来の電子書籍の閲覧操作では、多くのクリック操作が必要であるが、一般に電子書籍の閲覧に用いられている携帯電話機では、操作部の操作性が低いこともあり、指でページを捲る従来の紙媒体の書籍に比較して、煩雑な操作となってしまうという問題点もある。
本件はこのような点に鑑みてなされたものであり、閲覧を中断したコンテンツの再開時に、簡単な操作で簡潔かつ内容を思い出し易い電子書籍の再開時のおさらい表示を行うおさらい表示機能を有する表示プログラムおよび表示装置を提供することを目的とする。
開示のコンピュータに、電子書籍を表示させる表示プログラムは、前記電子書籍のコンテンツデータを有するコンテンツ情報を記憶するコンテンツ情報記憶手段、前記コンテンツ情報記憶手段に記憶されている前記コンテンツ情報に基づいて、前記電子書籍の内容を表示する表示手段、前記電子書籍の表示の中断が行われた場合に、中断した箇所である中断箇所を示す中断箇所情報を記憶する中断箇所記憶手段、前記表示手段に、前記電子書籍の内容を、前記中断箇所記憶手段に記憶されている前記中断箇所情報に基づいて、前記中断箇所よりさらに所定の範囲遡った遡り箇所から表示し、前記遡り箇所から前記中断箇所まで、自動的に進行させて表示するおさらい表示を行わせる再開表示制御手段として機能させる。
開示の表示プログラムによれば、コンテンツ情報記憶手段により、コンテンツ情報が記憶され、表示手段により、コンテンツ情報に基づいて電子書籍の内容が表示され、中断箇所記憶手段により、電子書籍の表示の中断が行われた場合に中断箇所を示す中断箇所情報が記憶され、再開表示制御手段により、表示手段におさらい表示が行われる。
また、開示の電子書籍を表示する表示装置は、前記電子書籍のコンテンツデータを有するコンテンツ情報を記憶するコンテンツ情報記憶手段と、前記コンテンツ情報記憶手段に記憶されている前記コンテンツ情報に基づいて、前記電子書籍の内容を表示する表示手段と、前記電子書籍の表示の中断が行われた場合に、中断した箇所である中断箇所を示す中断箇所情報を記憶する中断箇所記憶手段と、前記表示手段に、前記電子書籍の内容を、前記中断箇所記憶手段に記憶されている前記中断箇所情報に基づいて、前記中断箇所よりさらに所定の範囲遡った遡り箇所から表示し、前記遡り箇所から前記中断箇所まで、自動的に進行させて表示するおさらい表示を行わせる再開表示制御手段とを有する。
開示の表示装置によれば、コンテンツ情報記憶手段により、コンテンツ情報が記憶され、表示手段により、コンテンツ情報に基づいて電子書籍の内容が表示され、中断箇所記憶手段により、電子書籍の表示の中断が行われた場合に中断箇所を示す中断箇所情報が記憶され、再開表示制御手段により、表示手段におさらい表示が行われる。
開示の表示プログラムおよび表示装置によれば、操作が簡単であって、簡潔かつ内容を思い出し易い電子書籍の閲覧時のおさらい表示を行うことが可能になる。
以下、実施の形態について、図面を参照して説明する。
図1は、本実施の形態の概要を示す図である。図1に示す表示装置1は、電子書籍を表示するとともに、表示した電子書籍のコンテンツが中断した後、表示が再開されるときにおさらい表示を行う。表示装置1は、表示プログラムにより、コンピュータが以下のように機能するものである。
表示装置1は、おさらい表示を行うために、再開表示制御手段1a、表示手段1b、中断箇所記憶手段1cおよびコンテンツ情報記憶手段1dを有する。
再開表示制御手段1aは、おさらい表示として、表示手段1bに電子書籍の内容を中断箇所記憶手段1cに記憶されている中断箇所情報に基づいて、中断箇所よりさらに所定の範囲遡った遡り箇所から中断箇所まで、自動的に進行させて表示させる。このおさらい表示により、ユーザに対して、表示が中断された電子書籍のコンテンツの、中断直前の内容を思い出させることができる。
表示手段1bは、コンテンツ情報記憶手段1dに記憶されているコンテンツ情報に基づいて、電子書籍の内容を表示する。この表示手段1bにより、電子書籍のコンテンツの通常の表示およびおさらい表示が行われる。
中断箇所記憶手段1cは、電子書籍の表示の中断が行われた場合に、中断した箇所である中断箇所を示す中断箇所情報を記憶する。これにより、中断箇所が記憶されるので、ユーザは電子書籍のコンテンツの表示が中断された箇所から、表示を再開させることができる。本実施の形態の表示装置1では、この表示の再開時において、おさらい表示が行われる。
コンテンツの中断は、ユーザによるコンテンツの表示を中断させる操作によって生じる他、表示装置1の電源オフ、故障などによって生じるものとする。
コンテンツ情報記憶手段1dは、電子書籍のコンテンツデータを有するコンテンツ情報を記憶する。このコンテンツ情報は、コンテンツに含まれるテキストデータおよび画像データを有する。例えば、電子書籍のコンテンツが書籍であれば、コンテンツ情報は、主にテキストデータを有し、付加的に挿絵の画像データなどを有する。また、電子書籍のコンテンツが漫画であれば、コンテンツ情報は、各ページの画像データおよび吹き出し内のセリフを示すテキストデータを有する。電子書籍のコンテンツが画集、写真集の場合であれば、コンテンツ情報は、画像データおよび説明文などのテキストデータを有する。
このような表示装置1によれば、コンテンツ情報記憶手段1dにより、コンテンツ情報が記憶され、表示手段1bにより、コンテンツ情報に基づいて電子書籍の内容が表示され、中断箇所記憶手段1cにより、電子書籍の表示の中断が行われた場合に中断箇所を示す中断箇所情報が記憶され、再開表示制御手段1aにより、表示手段におさらい表示が行われる。
これによって、再開表示制御手段1aが、表示手段1bに電子書籍の内容を中断箇所よりさらに所定の範囲遡った箇所から中断箇所まで、自動的に進行させて表示させることにより、操作が簡単であって、簡潔かつ内容を思い出し易い電子書籍の閲覧時のおさらい表示を行うことが可能になる。
次に、上記の表示装置のさらに具体的な実施の態様について説明する。
[第1の実施の形態]
図2は、第1の実施の形態における表示装置のハードウェア構成を示す図である。
表示装置100は、CPU(Central Processing Unit)101によって装置全体が制御されている。CPU101には、バス107を介してRAM(Random Access Memory)102、ハードディスクドライブ(HDD:Hard Disk Drive)103、グラフィック処理装置104、入力インタフェース105および通信インタフェース106が接続されている。
RAM102には、CPU101に実行させるOS(Operating System)のプログラムやアプリケーションプログラムの少なくとも一部が一時的に格納される。また、RAM102には、CPU101による処理に必要な各種データが格納される。HDD103には、OSやアプリケーションプログラムが格納される。また、HDD103には、電子書籍のコンテンツの内容を示すコンテンツデータを有するコンテンツ情報、表示が中断された箇所を示す中断箇所情報、設定内容を示す設定情報などが格納されている。
グラフィック処理装置104には、モニタ11が接続されている。グラフィック処理装置104は、CPU101からの命令に従って、画像をモニタ11の画面に表示させる。入力インタフェース105には、キーボード12とマウス13とが接続されている。入力インタフェース105は、キーボード12やマウス13から送られてくる信号を、バス107を介してCPU101に送信する。
通信インタフェース106は、例えば、LAN、インターネットなどのネットワーク40に接続されている。通信インタフェース106は、ネットワーク40を介して、他のコンピュータとの間でデータの送受信を行う。電子書籍の電子データは、この通信インタフェース106を通じて受信される。
以上のようなハードウェア構成によって、本実施の形態の処理機能を実現することができる。
このように、第1の実施の形態の表示装置100は、PC(パーソナルコンピュータ)上において表示プログラムを実行することによって機能する。
なお、本実施の形態では、通信インタフェース106を通じて電子書籍の電子データを取得するが、これに限らず、電子書籍の電子データが記録されている記憶媒体から読み出して取得してもよい。
図3は、第1の実施の形態における表示装置の構成を示すブロック図である。図3に示す表示装置100は、電子書籍を表示するとともに、前回中断した箇所よりも遡った箇所から再開するおさらい表示を行う機能を有する。
表示装置100は、おさらい表示の機能を実現するために、再開表示制御部111、表示部112、中断箇所記憶部113、コンテンツ情報記憶部114および設定情報記憶部115を有する。
再開表示制御部111は、おさらい表示として、表示部112に、電子書籍の内容を中断箇所記憶部113に記憶されている中断箇所情報に基づいて、中断箇所よりさらに所定の範囲遡った遡り箇所から中断箇所まで、自動的に進行させて表示させる。このおさらい表示により、ユーザに対して、表示が中断された電子書籍のコンテンツの、中断直前の内容を思い出させることができる。
このとき、再開表示制御部111は、コンテンツ情報から書籍ジャンル情報を取得する。次に、再開表示制御部111は、設定情報から書籍ジャンル情報が示す電子書籍のジャンルと対応する進行速度および遡り範囲情報を取得する。次に、再開表示制御部111は、設定情報から取得した進行速度情報が示す進行速度および遡り範囲情報が示す遡り範囲に基づいて、表示部112におさらい表示を行わせる。
表示部112は、コンテンツ情報記憶部114に記憶されているコンテンツ情報に基づいて、電子書籍の内容を表示する。この表示部112により、電子書籍のコンテンツの通常の表示およびおさらい表示が行われる。
中断箇所記憶部113は、電子書籍の表示の中断が行われた場合に、中断した箇所である中断箇所を示す中断箇所情報を記憶する。これにより、中断箇所が記憶されるので、ユーザは電子書籍のコンテンツの表示が中断された箇所から、表示を再開させることができる。本実施の形態の表示装置100では、この表示の再開時において、おさらい表示が行われる。
中断箇所は、例えば、電子書籍のコンテンツがテキストの場合であれば、ページ、段落、ページおよび行などの位置を基準に設定することができる。また、コンテンツの先頭からの文字数、ページの先頭からの文字数、段落の先頭からの文字数、行の先頭からの文字数などによって、中断箇所を特定することができる。電子書籍のコンテンツが漫画の場合であれば、ページ数、コマ数、ページ数およびそのページの座標などによって中断箇所を特定することができる。電子書籍のコンテンツが画集、写真集の場合であれば、ページ数、画像の枚数などによって中断箇所を特定することができる。これらに従い、電子書籍のコンテンツの中断時には、各コンテンツの種類(ジャンル)に応じた中断箇所情報が生成される。
コンテンツの中断は、ユーザによるコンテンツの表示を中断させる操作によって生じる他、表示装置100の電源オフ、故障などによって生じるものとする。
コンテンツ情報記憶部114は、電子書籍のコンテンツデータを有するコンテンツ情報を記憶する。このコンテンツ情報は、コンテンツに含まれるテキストデータおよび画像データを有する。例えば、電子書籍のコンテンツが書籍であれば、コンテンツ情報は、主にテキストデータを有し、付加的に挿絵の画像データなどを有する。また、電子書籍のコンテンツが漫画であれば、コンテンツ情報は、各ページの画像データおよび吹き出し内のセリフを示すテキストデータを有する。電子書籍のコンテンツが画集、写真集の場合であれば、コンテンツ情報は、画像データおよび説明文などのテキストデータを有する。
また、コンテンツ情報は、電子書籍のコンテンツのジャンルを示す書籍ジャンル情報を有する。これにより、電子書籍のコンテンツのジャンルを特定することができる。
設定情報記憶部115は、電子書籍のジャンルを示す設定ジャンル情報と、再開表示制御部111によるおさらい表示の際の進行速度を示す進行速度情報と、再開表示制御部111によるおさらい表示の際に中断箇所から遡る範囲である遡り範囲を示す情報である遡り範囲情報とが対応付けられた設定情報を記憶する。
図4は、第1の実施の形態における設定テーブルの構成例を示す図である。図4に示す設定テーブル103aは、表示装置100によって作成および管理されるとともに、HDD103(図2参照)に格納されている。設定テーブル103aは、電子書籍のコンテンツが属するジャンルと、おさらい表示の設定との対応関係を示す設定情報を格納するテーブルである。
設定テーブル103aには、電子書籍のコンテンツのジャンルを示す項目である“ジャンル”、そのジャンルについて、おさらい表示を実行するか否かの設定を示す項目である“自動おさらい”、おさらい表示の実行時に遡って表示するページ数の設定を示す項目である“遡りページ数”、おさらい表示の実行時に早送り表示を行うか否かの設定を示す項目である“おさらい時早送り”、おさらい表示の実行時における早送りの速度の設定を示す項目である“おさらい時早送り速度”が設けられている。各項目の横方向に並べられた情報同士が互いに関連付けられて、設定情報を構成する。
ジャンルは、電子書籍の各コンテンツの種類を分類するために、各コンテンツに対して設定される情報である。ジャンルは、例えば、A(例えば、画集、写真集)、B(例えば、漫画、絵本)、C(例えば、書籍など、テキストデータがメインのコンテンツ)の3種類によって示される。
なお、ジャンルは、これに限らず、さらに細かく分け、多くの種類に分類してもよく、またはより少ない種類に分類してもよい。さらに、ジャンルは1種類のみとして、常に同一の設定によるおさらい表示を行ってもよい。
自動おさらいは、そのジャンルのコンテンツが再開されるときに、おさらい表示を行うか否かが設定される情報である。そのコンテンツについておさらい表示を行う場合には、ONが設定される。一方、そのコンテンツについておさらい表示を行わない場合には、OFFが設定される。
遡りページ数は、そのジャンルのコンテンツが再開され、おさらい表示を行う場合に、遡って表示させるページ数が設定される情報である。
おさらい時早送りは、そのジャンルのコンテンツにおけるおさらい表示の実行時に、早送りで表示するか否かが設定される情報である。そのコンテンツのおさらい表示を、早送りで表示する場合には、ONが設定される。一方、そのコンテンツのおさらい表示を、早送りせずに、ユーザの操作に基づいてページ送りを行うように表示する場合には、OFFが設定される。
おさらい時早送り速度は、そのジャンルのコンテンツにおけるおさらい表示を早送りで表示するときの速度が設定される情報である。そのコンテンツにおける早送りの速度は、例えば、高速、中速、低速の3段階で設定される。なお、そのコンテンツにおける早送りの速度は、これに限らず、より多くの段階を設けてもよく、またはより少ない段階を設けてもよい。
ここで、本実施の形態の表示装置100では、設定情報は、表示装置100のユーザ本人によって作成され、HDD103に格納される。これにより、電子書籍の再開時に、ユーザの設定に基づいておさらい表示が行われる。なお、設定情報は、これに限らず、例えば、表示装置100の製造者、表示プログラムの提供者、電子書籍のコンテンツの提供者が予め適切な条件を設定した設定情報を作成し、これをユーザが用いるようにしてもよい。
図5は、第1の実施の形態における再開表示制御処理の手順を示すフローチャートである。この再開表示制御処理は、ユーザによって、中断された電子書籍のコンテンツの表示をモニタ11(図2参照)に再開して表示させるマウス13(図2参照)の操作が行われた場合に、CPU101(図2参照)によって実行される。
[ステップS11]CPU101は、表示を再開する電子書籍のコンテンツの設定ジャンル情報を取得する。このジャンル情報は、本実施の形態では電子書籍のコンテンツ情報に含まれているものとする。
[ステップS12]CPU101は、ステップS11で取得した、表示を再開する電子書籍のコンテンツの設定ジャンル情報に応じた設定情報を設定テーブル103aから取得する。
[ステップS13]CPU101は、ステップS12で取得した、表示を再開する電子書籍のコンテンツの設定ジャンル情報に応じた設定情報の項目の「自動おさらい」が、ONであるか否かを判定する。自動おさらいがONであれば、CPU101は、ステップS14に処理を進める。一方、自動おさらいがOFFであれば、CPU101は、ステップS15に処理を進める。
[ステップS14]CPU101は、モニタ11に、電子書籍のコンテンツ情報が有するコンテンツデータを用いて、表示を再開する電子書籍のコンテンツについて、ステップS12で取得した設定情報に応じたおさらい表示を行う。
[ステップS15]CPU101は、モニタ11に、電子書籍のコンテンツ情報が有するコンテンツデータを用いて、電子書籍のコンテンツについて通常の表示を行う。ここで、ステップS15の直前にステップS14が実行されている場合には、おさらい表示の後、通常の表示が継続して行われる。一方、ステップS14が実行されておらず、ステップS13から直接ステップS15が実行される場合には、前回の表示が中断した箇所の続きから、通常の表示が開始される。その後、CPU101は、処理を終了する。
図6は、第1の実施の形態における表示装置の表示画面を示す図である。図6に示した表示画面11aは、モニタ11などの表示装置上に表示される画面であり、電子書籍のコンテンツおよびコンテンツに関する情報である書籍情報が表示されるとともに、コンテンツの表示に関する操作を受け付けるための画面である。
表示画面11aには、コンテンツ表示領域11a1、書籍情報表示領域11a2、操作ボタン11a3が設けられている。
コンテンツ表示領域11a1には、例えば、書籍のテキストデータ、漫画の紙面、画集または写真集の画像など、電子書籍の内容であるコンテンツが表示される。また、コンテンツ表示領域11a1に、電子書籍のコンテンツのおさらい表示が表示される。
書籍情報表示領域11a2には、現在コンテンツ表示領域11a1に表示されている電子書籍のコンテンツのタイトル、その電子書籍のコンテンツの作者、電子書籍のコンテンツが属するジャンル(例えば、書籍、漫画、画集、写真集など)を示す書籍情報が表示される。
操作ボタン11a3は、電子書籍のコンテンツに関する操作を受け付けるためのボタンである。この操作ボタン11a3を、例えばマウス13などによって操作することにより、ユーザは、コンテンツのページ捲りによるページ進めおよびページ戻し、早送りおよび巻戻し、早送りおよび巻戻しの停止、ならびに表示の中断および再開などの操作を行うことができる。
なお、第1の実施の形態では、表示装置100がPCである場合に基づいて説明したが、これに限らず、携帯電話機上において本実施の形態の表示プログラムを動作させることによって実現してもよい。
以上のようにして、第1の実施の形態では、再開表示制御部111が、電子書籍の内容を中断箇所よりさらに所定の範囲遡った遡り箇所から中断箇所まで、自動的に進行させて表示させることにより、操作が簡単であって、簡潔かつ内容を思い出し易い電子書籍の閲覧時のおさらい表示を行うことが可能になる。
また、設定情報記憶部115が記憶している設定情報により、電子書籍のコンテンツに応じておさらい表示のページ遡り数、ページ早送りの速さを適切に設定することができる。
(第1の実施の形態の変形例)
次に、第1の実施の形態の変形例について説明する。上記の第1の実施の形態との相違点を中心に説明し、同様の事項については同一の符号を用いるとともに説明を省略する。
第1の実施の形態の変形例は、表示装置120が、第1の実施の形態の表示装置100のようなPC上に表示プログラムを実行させたものではなく、電子書籍の専用の表示装置である点で、第1の実施の形態と異なる。
また、第1の実施の形態では、表示部112は、電子書籍のコンテンツおよびそのおさらい表示をモニタ11に表示させるが、第1の実施の形態の変形例では、電子書籍のコンテンツおよびそのおさらい表示が、表示装置120の表面に設けられた表示部125が有する液晶モニタに表示される点で、第1の実施の形態と異なる。
図7は、第1の実施の形態の変形例における表示装置のハードウェア構成を示す図である。図7に示す表示装置120は、CPU121によってその全体が統括的に制御されている。CPU121には、バス127を介して、RAM122、フラッシュメモリ123、通信部124、表示部125、操作部126および図示しない音声処理部が接続されている。また、通信部124には、アンテナ124aが接続されている。
RAM122には、CPU121に実行させるOSやアプリケーションのプログラムの少なくとも一部が一時的に格納される。また、RAM122には、CPU121による処理に必要な各種データが格納される。
フラッシュメモリ123には、表示装置120上のOSやアプリケーションのプログラムが格納される。また、フラッシュメモリ123には、CPU121による処理に必要な各種データが格納される。また、フラッシュメモリ123には、電子書籍のコンテンツの内容を示す電子情報、表示が中断された箇所を示す中断箇所情報、設定内容を示す設定情報などが格納されている。
通信部124は、無線通信のためのRF(Radio Frequency)回路や、送受信信号の変復調回路などを備え、アンテナ124aを介して移動通信システムの無線基地局装置と無線接続して、データを送受信する。この表示装置120では、通信部124およびアンテナ124aを介して無線基地局装置と無線通信することで、音声通話やデータの送受信を行うことが可能である。電子書籍の電子データは、この通信部124を通じて受信される。
表示部125は、CPU121からの命令に従って、画像を表示させるモニタである。表示部125としては、例えば、液晶モニタが用いられる。
なお、この液晶モニタをタッチパネルとし、表面に設けられた表示面の圧力または静電気の変化の検出によって、表示面に対する指またはタッチペンの接触を検知することにより、ユーザによる入力を受け付けるようにしてもよい。
操作部126は、ユーザからの入力操作に応じた制御信号を、CPU121に送信する。操作部126は、例えば、操作ボタン126a(図8参照)などを有する。
音声処理部には、図示しないマイクやスピーカが接続されている。音声処理部は、表示装置120において、無線通信による通話の制御が行われているとき、マイクから取り込まれた音声をデジタルデータ化して通信部124にバス127を通じて出力するとともに、通信部124からバス127を通じて入力された音声データをアナログ信号に変換して、スピーカから音声を再生させる。
表示装置120では、例えば、所定の通話用プログラムがCPU121に実行されることで、通信部124を通じた音声データの送受信や電子メールの送受信の手順が制御される。この状態では、CPU121によって実行される通話用プログラムの制御の下で、操作部126および表示部125を通じて所定のユーザインタフェースがユーザに提供される。さらに、このユーザインタフェースを通じて、フラッシュメモリ123に格納された電子書籍の電子データを読み出し、表示部125に表示させることも可能となっている。
以上のようなハードウェア構成によって、本実施の形態の変形例の処理機能を実現することができる。
なお、本実施の形態の変形例では、通信部124およびアンテナ124aを通じて電子書籍のコンテンツデータを取得するが、これに限らず、電子書籍の電子データが記録されている記憶媒体から読み出して取得してもよい。
また、本実施の形態の変形例では、通信部124は、無線通信によって電子書籍のコンテンツデータを取得するが、これに限らず、例えば、インターネット、LANなどの有線通信によって取得してもよい。
図8は、第1の実施の形態の変形例における表示装置の表示画面を示す図である。図8に示した表示画面125aは、表示装置120の表示部125が有する液晶モニタに表示される画面であり、電子書籍のコンテンツおよびコンテンツに関する情報である書籍情報が表示される。また、表示画面125aは、表示部125が有するタッチパネルが、液晶モニタに表示される操作ボタン126aの操作を受け付けることによって、コンテンツの表示に関する操作を受け付けるための画面である。
表示画面125aには、コンテンツ表示領域125a1、書籍情報表示領域125a2が設けられている。
コンテンツ表示領域125a1には、例えば、書籍のテキストデータ、漫画の紙面、画集または写真集の画像など、電子書籍の内容であるコンテンツが表示される。また、コンテンツ表示領域125a1に、電子書籍のコンテンツのおさらい表示が表示される。
書籍情報表示領域125a2には、現在コンテンツ表示領域125a1に表示されている電子書籍のコンテンツのタイトル、その電子書籍のコンテンツの作者、電子書籍のコンテンツが属するジャンル(例えば、書籍、漫画、画集、写真集など)を示す書籍情報が表示される。
操作ボタン126aは、表示装置120の前面に設けられた、電子書籍のコンテンツに関する操作を受け付けるためのボタンである。ユーザは、この操作ボタン126aを操作することにより、コンテンツのページ捲りによるページ進めおよびページ戻し、早送りおよび巻戻し、早送りおよび巻戻しの停止、ならびに表示の中断および再開などの操作を行うことができる。
なお、表示部125をタッチパネルとし、この表示画面125a上に図示しない操作ボタン表示させ、この操作ボタンの操作をタッチパネルによって受け付けることにより、ユーザに、コンテンツのページ捲りによるページ進めおよびページ戻し、早送りおよび巻戻し、早送りおよび巻戻しの停止、ならびに表示の中断および再開などの操作を行わせるようにしてもよい。
以上のようにして、電子書籍の表示専用の装置にも、おさらい表示を行う機能を適用することができる。
[第2の実施の形態]
次に、第2の実施の形態について説明する。上記の第1の実施の形態との相違点を中心に説明し、同様の事項については同一の符号を用いるとともに説明を省略する。
第2の実施の形態は、表示装置200の再開表示制御部211が、コンテンツに含まれる単位面積当りの文字数を参照しておさらい表示を行う点で、第1の実施の形態と異なる。
以下に、本実施の形態における表示装置200について説明する。
図9は、第2の実施の形態における表示装置の構成を示すブロック図である。図9に示す表示装置200は、電子書籍を表示するとともに、コンテンツの文字数の割合を算出し、算出した文字数の割合に応じて、前回中断した箇所よりも遡った箇所から再開するおさらい表示を行う機能を有する。
表示装置200は、おさらい表示の機能を実現するために、再開表示制御部211、表示部212、中断箇所記憶部113、コンテンツ情報記憶部114、設定情報記憶部215および文字割合算出部216を有する。
再開表示制御部211は、おさらい表示として、表示部212に電子書籍の内容を中断箇所記憶部113に記憶されている中断箇所情報に基づいて、中断箇所よりさらに所定の範囲遡った遡り箇所から中断箇所まで、自動的に進行させて表示させる。このおさらい表示により、ユーザに対して、表示が中断された電子書籍のコンテンツの、中断直前の内容を思い出させることができる。
このとき、再開表示制御部211は、設定情報から文字割合算出部216によって算出された単位面積当りの文字数と対応する進行速度および遡り範囲情報を取得する。次に、再開表示制御部211は、設定情報から取得した進行速度情報が示す進行速度および遡り範囲情報が示す遡り範囲に基づいて、表示部212におさらい表示を行わせる。
表示部212は、コンテンツ情報記憶部114に記憶されているコンテンツ情報に基づいて、電子書籍の内容を表示する。この表示部212により、電子書籍のコンテンツの通常の表示およびおさらい表示が行われる。
中断箇所記憶部113は、第1の実施の形態と同様、電子書籍の表示の中断が行われた場合に、中断した箇所である中断箇所を示す中断箇所情報を記憶する。これにより、中断箇所が記憶されるので、ユーザは電子書籍のコンテンツの表示が中断された箇所から、表示を再開させることができる。本実施の形態の表示装置200では、この表示の再開時において、おさらい表示が行われる。
電子書籍のコンテンツの中断時には、第1の実施の形態と同様、各コンテンツの種類(ジャンル)に応じた中断箇所情報が生成される。
コンテンツの中断は、ユーザによるコンテンツの表示を中断させる操作によって生じる他、表示装置200の電源オフ、故障などによって生じるものとする。
コンテンツ情報記憶部114は、第1の実施の形態と同様、電子書籍のコンテンツデータを有するコンテンツ情報を記憶する。このコンテンツ情報は、コンテンツに含まれるテキストデータおよび画像データを有する。例えば、電子書籍のコンテンツが書籍であれば、コンテンツ情報は、主にテキストデータを有し、付加的に挿絵の画像データなどを有する。また、電子書籍のコンテンツが漫画であれば、コンテンツ情報は、各ページの画像データおよび吹き出し内のセリフを示すテキストデータを有する。電子書籍のコンテンツが絵本であれば、各ページの画像データおよび各ページの本文のテキストデータを有する。電子書籍のコンテンツが画集、写真集の場合であれば、コンテンツ情報は、画像データおよび説明文などのテキストデータを有する。
また、コンテンツ情報は、電子書籍のコンテンツのジャンルを示す書籍ジャンル情報を有する。これにより、電子書籍のコンテンツのジャンルを特定することができる。
設定情報記憶部215は、文字割合算出部216によって算出された単位面積当りの文字数と、再開表示制御部211によるおさらい表示の際の進行速度を示す進行速度情報と、再開表示制御部211によるおさらい表示の際に中断箇所から遡る範囲である遡り範囲を示す情報である遡り範囲情報とが対応付けられた設定情報を記憶する。
文字割合算出部216は、コンテンツ情報が有するコンテンツデータから、そのコンテンツの一部または全部を抽出し、抽出された範囲に含まれる文字数を抽出された範囲が表示された場合の面積で割り算することにより、単位面積当りの文字数を算出する。
図10は、第2の実施の形態における設定テーブルの構成例を示す図である。図10に示す設定テーブル203aは、表示装置200によって作成および管理されるとともに、HDD103(図2参照)に格納されている。設定テーブル203aは、電子書籍のコンテンツが属するジャンルと、おさらい表示の設定との対応関係を示す設定情報を格納するテーブルである。
設定テーブル203aには、電子書籍のコンテンツの面積当りの文字数を示す項目である“文字数の割合”、おさらい表示の実行時に遡って表示するページ数の設定を示す項目である“遡りページ数”、おさらい表示の実行時に早送り表示を行うか否かの設定を示す項目である“おさらい時早送り”、おさらい表示の実行時における早送りの速度の設定を示す項目である“おさらい時早送り速度”が設けられている。各項目の横方向に並べられた情報同士が互いに関連付けられて、設定情報を構成する。
文字数の割合は、再開される電子書籍の各コンテンツから取得した面積当りの文字数によって、コンテンツを分類するための段階である。文字数の割合の高低によって、例えば、テキストデータが主体のものから、漫画、絵本のように文字と画像を含むもの、さらに画集、写真集のように画像が主体のものなど、それぞれに適したおさらい表示が行われる。
文字数の割合は、例えば、低、中、高の3段階によって示される。なお、文字数の割合は、これに限らず、さらに多くの段階に分けてもよく、またはより少ない段階に分けてもよい。
遡りページ数は、その文字数の割合に該当するコンテンツが再開され、おさらい表示を行う場合に、遡って表示させるページ数が設定される情報である。ここで、遡りページ数に0を設定することにより、おさらい表示を行わない場合と同じように表示させることができる。
おさらい時早送りは、その文字数の割合に該当するコンテンツにおけるおさらい表示の実行時に、早送りで表示するか否かが設定される情報である。
おさらい時早送り速度は、その文字数の割合に該当するコンテンツにおけるおさらい表示を早送りで表示するときの速度が設定される情報である。
ここで、本実施の形態の表示装置200では、第1の実施の形態と同様、設定情報は、表示装置200のユーザ本人によって作成され、HDD103(図2参照)に格納される。これにより、電子書籍の再開時に、ユーザの設定に基づいておさらい表示が行われる。なお、設定情報は、これに限らず、例えば、表示装置200の製造者、表示プログラムの提供者、電子書籍のコンテンツの提供者が予め適切な条件を設定した設定情報を作成し、これをユーザが用いるようにしてもよい。
図11は、第2の実施の形態における再開表示制御処理の手順を示すフローチャートである。この再開表示制御処理は、ユーザによって、中断された電子書籍のコンテンツの表示をモニタ11(図2参照)に再開して表示させるマウス13(図2参照)の操作が行われた場合に、CPU101(図2参照)によって実行される。
[ステップS21]CPU101は、表示を再開する電子書籍のコンテンツのコンテンツ情報から、コンテンツのある範囲の面積およびその範囲に含まれる文字数を取得する。この、ある範囲は、電子書籍のコンテンツの一部であってもよいし、全部であってもよい。
[ステップS22]CPU101は、ステップS21で取得した電子書籍のコンテンツの面積および文字数から、文字数の割合を算出する。この文字数の割合の算出は、対象となるコンテンツの範囲の面積で、その範囲に含まれる文字数を割ることによって算出される。
[ステップS23]CPU101は、ステップS22で算出した、表示を再開する電子書籍のコンテンツの文字数の割合に応じた設定情報を設定テーブル203aから取得する。
[ステップS24]CPU101は、モニタ11に、電子書籍のコンテンツ情報が有するコンテンツデータを用いて、表示を再開する電子書籍のコンテンツについて、ステップS23で取得した設定情報に応じたおさらい表示を行う。ここで、取得した設定情報の遡りページ数が0の場合には、おさらい表示をしない場合と同様の表示が行われる。
[ステップS25]CPU101は、モニタ11に、電子書籍のコンテンツ情報が有するコンテンツデータを用いて、おさらい表示を行った電子書籍のコンテンツについて、おさらい表示に継続して通常の表示を行う。その後、CPU101は、処理を終了する。
なお、第2の実施の形態では、第1の実施の形態と同様、表示装置200がPCである場合に基づいて説明したが、これに限らず、携帯電話機上において本実施の形態の表示プログラムを動作させることによって実現してもよい。
以上のようにして、第2の実施の形態では、第1の実施の形態に加えて、文字割合算出部216が、文字数の割合を算出し、再開表示制御部211が算出結果に基づいて、文字数の割合に応じたおさらい表示を実行させるので、電子書籍のコンテンツのジャンルなどが、予め分類および設定されていなくても、コンテンツの内容に適したおさらい表示を行うことができる。
以上、開示の表示プログラムおよび表示装置を、図示の実施の形態に基づいて説明したが、上記については単に本発明の原理を示すものである。また、上記で説明した正確な構成および応用例に限定されるものではなく、さらに、多数の変形、変更が当業者にとって可能であり、対応するすべての変形例および均等物は、添付の請求項およびその均等物による開示の範囲とみなされ、各部の構成は同様の機能を有する任意の構成のものに置換することができる。また、他の任意の構成物や工程が付加されてもよい。また、前述した実施の形態のうちの任意の2以上の構成を組み合わせたものであってもよい。
なお、上記の処理機能は、コンピュータによって実現することができる。その場合、表示装置100、表示装置120、表示装置200が有すべき機能の処理内容を記述したプログラムが提供される。そのプログラムをコンピュータで実行することにより、上記処理機能がコンピュータ上で実現される。
処理内容を記述したプログラムは、コンピュータで読み取り可能な記録媒体に記録しておくことができる。コンピュータで読み取り可能な記録媒体には、磁気記録装置、光ディスク、光磁気記録媒体、半導体メモリなどがある。磁気記録装置には、HDD、フレキシブルディスク(FD)、磁気テープ(MT)などがある。光ディスクには、DVD(Digital Versatile Disc)、DVD−RAM、CD−ROM(Compact Disc - Read Only Memory)、CD−R(Recordable)/RW(ReWritable)などがある。光磁気記録媒体には、MO(Magneto - Optical disk)などがある。
上記プログラムを流通させる場合には、例えば、そのプログラムが記録されたDVD、CD−ROMなどの可搬型記録媒体が販売される。また、プログラムをサーバコンピュータに格納しておき、ネットワークを通じて、サーバコンピュータから他のコンピュータにそのプログラムを転送することもできる。
上記プログラムを実行するコンピュータは、例えば、可搬型記録媒体に記録されたプログラムまたはサーバコンピュータから転送されたプログラムを、自己の記憶装置に格納する。そして、コンピュータは、自己の記憶装置からプログラムを読み取り、プログラムに従った処理を実行する。なお、コンピュータは、可搬型記録媒体から直接プログラムを読み取り、そのプログラムに従った処理を実行することもできる。また、コンピュータは、サーバコンピュータからプログラムが転送されるごとに、逐次、受け取ったプログラムに従った処理を実行することもできる。
本実施の形態の概要を示す図である。 第1の実施の形態における表示装置のハードウェア構成を示す図である。 第1の実施の形態における表示装置の構成を示すブロック図である。 第1の実施の形態における設定テーブルの構成例を示す図である。 第1の実施の形態における再開表示制御処理の手順を示すフローチャートである。 第1の実施の形態における表示装置の表示画面を示す図である。 第1の実施の形態の変形例における表示装置のハードウェア構成を示す図である。 第1の実施の形態の変形例における表示装置の表示画面を示す図である。 第2の実施の形態における表示装置の構成を示すブロック図である。 第2の実施の形態における設定テーブルの構成例を示す図である。 第2の実施の形態における再開表示制御処理の手順を示すフローチャートである。
符号の説明
1 表示装置
1a 再開表示制御手段
1b 表示手段
1c 中断箇所記憶手段
1d コンテンツ情報記憶手段

Claims (6)

  1. コンピュータに、電子書籍を表示させる表示プログラムにおいて、
    前記コンピュータを、
    前記電子書籍のコンテンツデータを有するコンテンツ情報を記憶するコンテンツ情報記憶手段、
    前記コンテンツ情報記憶手段に記憶されている前記コンテンツ情報に基づいて、前記電子書籍の内容を表示する表示手段、
    前記電子書籍の表示の中断が行われた場合に、中断した箇所である中断箇所を示す中断箇所情報を記憶する中断箇所記憶手段、
    前記表示手段に、前記電子書籍の内容を、前記中断箇所記憶手段に記憶されている前記中断箇所情報に基づいて、前記中断箇所よりさらに所定の範囲遡った遡り箇所から表示し、前記遡り箇所から前記中断箇所まで、自動的に進行させて表示するおさらい表示を行わせる再開表示制御手段として機能させることを特徴とする表示プログラム。
  2. 前記コンテンツ情報は、前記電子書籍のジャンルを示す書籍ジャンル情報を有し、
    前記コンピュータを、さらに、前記電子書籍のジャンルを示す設定ジャンル情報と、前記再開表示制御手段による前記おさらい表示の際の進行速度を示す進行速度情報とが対応付けられた設定情報を記憶する設定情報記憶手段として機能させ、
    前記再開表示制御手段は、前記コンテンツ情報から前記書籍ジャンル情報を取得し、前記設定情報から前記書籍ジャンル情報が示す前記電子書籍の前記ジャンルと対応する前記進行速度を取得し、前記設定情報から取得した前記進行速度情報が示す前記進行速度に基づいて、前記表示手段に前記おさらい表示を行わせるように機能させることを特徴とする請求項1記載の表示プログラム。
  3. 前記コンテンツ情報は、前記電子書籍のジャンルを示す書籍ジャンル情報を有し、
    前記コンピュータを、さらに、前記電子書籍のジャンルを示す設定ジャンル情報と、前記再開表示制御手段による前記おさらい表示の際に前記中断箇所から遡る範囲である遡り範囲を示す情報である遡り範囲情報とが対応付けられた設定情報を記憶する設定情報記憶手段として機能させ、
    前記再開表示制御手段は、前記コンテンツ情報から前記書籍ジャンル情報を取得し、前記設定情報から前記書籍ジャンル情報が示す前記電子書籍の前記ジャンルと対応する前記遡り範囲情報を取得し、前記設定情報から取得した前記遡り範囲情報が示す前記遡り範囲に基づいて、前記表示手段に前記おさらい表示を行わせるように機能させることを特徴とする請求項1記載の表示プログラム。
  4. 前記コンピュータを、さらに、
    前記コンテンツ情報が有する前記コンテンツデータから、単位面積当りの文字数を算出する文字割合算出手段、
    前記文字割合算出手段によって算出された前記単位面積当りの文字数と、前記再開表示制御手段による前記おさらい表示の際の進行速度を示す進行速度情報とが対応付けられた設定情報を記憶する設定情報記憶手段として機能させ、
    前記再開表示制御手段は、前記設定情報から前記文字割合算出手段によって算出された前記単位面積当りの文字数と対応する前記進行速度を取得し、前記設定情報から取得した前記進行速度情報が示す前記進行速度に基づいて、前記表示手段に前記おさらい表示を行わせるように機能させることを特徴とする請求項1記載の表示プログラム。
  5. 前記コンピュータを、さらに、
    前記コンテンツ情報が有する前記コンテンツデータから、単位面積当りの文字数を算出する文字割合算出手段、
    前記文字割合算出手段によって算出された前記単位面積当りの文字数と、前記再開表示制御手段による前記おさらい表示の際に前記中断箇所から遡る範囲である遡り範囲を示す情報である遡り範囲情報とが対応付けられた設定情報を記憶する設定情報記憶手段として機能させ、
    前記再開表示制御手段は、前記設定情報から前記文字割合算出手段によって算出された前記単位面積当りの文字数と対応する前記遡り範囲情報を取得し、前記設定情報から取得した前記遡り範囲情報が示す前記遡り範囲に基づいて、前記表示手段に前記おさらい表示を行わせるように機能させることを特徴とする請求項1記載の表示プログラム。
  6. 電子書籍を表示する表示装置において、
    前記電子書籍のコンテンツデータを有するコンテンツ情報を記憶するコンテンツ情報記憶手段と、
    前記コンテンツ情報記憶手段に記憶されている前記コンテンツ情報に基づいて、前記電子書籍の内容を表示する表示手段と、
    前記電子書籍の表示の中断が行われた場合に、中断した箇所である中断箇所を示す中断箇所情報を記憶する中断箇所記憶手段と、
    前記表示手段に、前記電子書籍の内容を、前記中断箇所記憶手段に記憶されている前記中断箇所情報に基づいて、前記中断箇所よりさらに所定の範囲遡った遡り箇所から表示し、前記遡り箇所から前記中断箇所まで、自動的に進行させて表示するおさらい表示を行わせる再開表示制御手段とを有することを特徴とする表示装置。
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