JP2002083457A - ディスクの芯出し保持装置 - Google Patents
ディスクの芯出し保持装置Info
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Abstract
保持できるディスクの芯出し保持装置を提供することで
ある。 【解決手段】 ターンテーブル2の半径方向外周側へ押
し出される各クランプピン14の先端14bと、ディス
ク載置面5に載置された孔あきディスク3の中心孔内周
面との間に、下端部16bがディスク載置面5近傍まで
延び、クランプピン14に押圧されて、ディスク3の中
心孔内周面に押し付けられる板ばね16を配設すること
により、上端面がクランプピン先端14bの高さに届か
ない薄いディスク3でも、板ばね16を介してクランプ
ピン14で押圧して、精度よく芯出し保持できるように
したのである。
Description
情報記録媒体や、その他の高精度な加工を必要とするデ
ィスク状ワーク等の孔あきディスクを、スピンドルの上
端に設けられたディスク受けに載置して、芯出し保持す
る装置に関する。
体を、製造工程において乾燥したり、製造した記録媒体
に情報を記録したりする際や、高精度な加工を必要とす
るディスク状ワークに加工を施す際、例えば、エンコー
ダの目盛りディスクに目盛りを加工する際には、これら
の孔あきディスクをスピンドルの上端に設けられたディ
スク受けに載置して、芯出し保持するディスク芯出し保
持装置が用いられる。
持装置の一例を示す。この芯出し保持装置は、スピンド
ル51の上端に設けられたディスク受け52に放射状に
配置された3本のクランプピン53をスピンドル51の
半径方向外周側へ押し出し、その先端をディスク受け5
2に載置されるディスク54の中心孔内周面に押し付け
て、ディスク54を芯出しした状態で保持するようにし
たものである。クランプピン53を押し出す手段として
は、スピンドル51の軸と同軸上で昇降されるテーパコ
ーン55をクランプピン53の基端に当接する方法が採
用され、クランプピン53を解除する手段としては、ク
ランプピン53を弾性体56で中心側へ向けて付勢する
方法が採用されている。
置は、クランプピンが押し出されたときにディスク載置
面と干渉しない所定の高さに配置されているので、ディ
スク受けに載置されても上端面がクランプピン先端の高
さに届かないような薄いディスクは、その中心孔内周面
にクランプピンの先端を押し付けることができず、芯出
しができない。このような厚みの薄いディスクを芯出し
保持する手段としては、クランプピンの胴部外径を小さ
くして、クランプピン先端をディスク載置面にできるだ
け近づける方法があるが、クランプピンの剛性が小さく
なるため安定した芯出し精度を確保することが難しい問
題がある。
あきディスクを精度よく芯出し保持できるディスクの芯
出し保持装置を提供することである。
め、この発明は、スピンドルの上端に孔あきディスクを
載置するディスク受けを設け、このディスク受けに載置
されるディスクの中心孔内周面を押圧する少なくとも3
本のクランプピンを、その先端をスピンドルの半径方向
外周側に向けて配置し、これらの各クランプピンをスピ
ンドルの半径方向外周側へ押し出す手段と、各クランプ
ピンをスピンドルの中心側へ戻す方向に付勢する手段と
を設けたディスクの芯出し保持装置において、前記各ク
ランプピン先端と前記ディスクの中心孔内周面との間
に、前記スピンドルの半径方向外周側へ押し出されたク
ランプピンに押圧されて、前記ディスクの中心孔内周面
に押し付けられる押付部材を配設した構成を採用したの
である。
の中心孔内周面との間に、スピンドルの半径方向外周側
へ押し出されたクランプピンに押圧されて、ディスクの
中心孔内周面に押し付けられる押付部材を配設すること
により、上端面がクランプピン先端の高さに届かないよ
うな薄いディスクでも、押付部材を介してクランプピン
で押圧して、精度よく芯出し保持できるようにしたので
ある。
戻す方向に付勢する手段として、前記押付部材を、前記
クランプピンに押圧されたときにクランプピンを押し戻
す方向に弾性復元力が生じる弾性体で形成する方法を採
用することにより、押付部材と別にクランプピンを戻す
方向に付勢する手段を設ける必要がなくなり、装置を簡
単にすることができる。
とができる。
面に押し付けられる側の面を、円弧状とすることによ
り、ディスク中心孔内周面に押付部材が押し付けられた
ときの疵付きを防止することができる。
外周側へ押し出す手段としては、シリンダによりスピン
ドル軸と同軸上で昇降されるテーパコーンを、前記ディ
スク受けのディスク載置面より上方に突出させ、このテ
ーパコーンを前記クランプピンの基端に当接させる方法
を採用することができる。
は、その厚みが前記クランプピンの外径よりも薄いもの
とすることができる。
持装置は、厚みがクランプピンの外径よりも薄いディス
クを芯出し保持するのに好適である。
実施形態を説明する。このディスクの芯出し保持装置
は、図1(a)、(b)に示すように、スピンドル1の
上端に、ディスク受けとしてのターンテーブル2が、そ
の中心軸をスピンドル1軸に合致させて取り付けられて
おり、ターンテーブル2の上部には、孔あきディスク3
が嵌め込まれる円筒状のボス部4が一体に形成され、ボ
ス部4の周囲にディスク3が載置される載置面5が環状
に形成されている。なお、スピンドル1へのターンテー
ブル2の取り付けは、ターンテーブル2下部の鍔6にあ
けた3つのボルト孔6aをスピンドル1上端のボルト穴
1aと合致させてボルト(図示省略)で締め付けるよう
になっている。
に、シリンダ室7と、シリンダ室7の下部に連通し、下
方から圧縮エアが供給されるエア通路8と、シリンダ室
7の上部に連通する収納空間9とが設けられている。シ
リンダ室7にはピストン体10がスライド自在に挿入さ
れ、ピストン体10の上部には、収納空間9に収納され
てディスク載置面5より上方に突出し、上方に縮径する
テーパコーン11が一体に形成されている。また、ディ
スク載置面5には、下方に吸引される空気を通す吸引通
路12に連通した吸引溝13が環状に形成されている。
小径に形成されており、大径部の周壁の所定の高さの位
置に、クランプピン14が嵌め込まれる3つのピン孔1
5が中心角120°の間隔で放射状に設けられ、小径部
の外周壁には、各ピン孔15と同じ円周方向位置に、板
ばね16が基端部16aをねじ17で取り付けられてい
る。また、ボス部4の上端面からは調節ねじ18がねじ
込まれて収納空間9を塞いでおり、調節ねじ18の下面
に取り付けられたコイルばね19が、その先端をテーパ
コーン11上部に嵌め込まれて、ピストン体10を下方
に付勢するようになっている。
れ球面状に形成されており、基端14aがテーパコーン
11に当接され、先端14bがターンテーブル2の半径
方向外周側に向けられている。ディスク載置面5に載置
されるディスク3は、このクランプピン14の胴部外径
よりも薄いものである。
クランプピン先端14bとディスク3の中心孔内周面と
の間に挿入されて、ディスク載置面5近傍まで延びてい
る。従って、ディスク3の上端面がクランプピン先端1
4bの高さに届かなくても、クランプピン14に押圧さ
れた板ばね16の下端部16bがディスク3の中心孔内
周面に押し付けられて、ディスク3を芯出し保持するこ
とができる。
圧されたときには、クランプピン14を押し戻す方向に
弾性復元力が生じて、クランプピン14をターンテーブ
ル2の中心側へ向けて付勢するようになっている。
けられる側の面は、概ねディスク3の中心孔内周面に沿
う円弧状に形成されており、ディスク3の中心孔内周面
に疵を付けにくいようになっている。
エア通路8から圧縮エアを供給してピストン体10を押
し上げることにより、各クランプピン14の基端14a
に当接されるテーパコーン11円錐面の直径が大きくな
って、各クランプピン14がターンテーブル2の半径方
向外周側に押し出され、各クランプピン14の先端14
bに押圧された各板ばね16の下端部16bがディスク
3の中心孔内周面に押し付けられる。ディスク3は、芯
出し後、吸引通路12の空気が下方に吸引されることに
より吸引溝13に吸着される。なお、ディスク3を保持
する力は、調節ねじ18のねじ込み量を調整することに
より、クランプピン14に当接されるテーパコーン11
円錐面の直径を変化させて調節することができる。
る際は、エア通路8からの圧縮エアの供給を停止するこ
とにより、テーパコーン11がコイルばね19に付勢さ
れて下方に下げられて、クランプピン14に当接するテ
ーパコーン11円錐面の直径が小さくなり、板ばね16
で付勢された各クランプピン14が中心側へ後退して、
ターンテーブル2に載置されたディスク3の中心孔内周
面への押し付けが解除される。このとき、吸引通路12
の空気の吸引も停止されて、吸引溝13へのディスク3
の吸着も解除される。
し出すテーパコーンを上方に縮径するものとしたが、下
方に縮径するものとすることもできる。また、クランプ
ピンは、放射状に4本以上配置してもよく、クランプピ
ンの本数を増やした場合は、同じ数だけ板ばね等の押付
部材を増やせばよい。
出し保持装置は、各クランプピン先端とディスクの中心
孔内周面との間に、スピンドルの半径方向外周側へ押し
出されたクランプピンに押圧されて、ディスクの中心孔
内周面に押し付けられる押付部材を配設したものである
から、上端面がクランプピン先端の高さに届かないよう
な薄いディスクでも、押付部材を介してクランプピンで
押圧して、精度よく芯出し保持することができる。
aの縦断面図
縦断面図
Claims (6)
- 【請求項1】 スピンドルの上端に孔あきディスクを載
置するディスク受けを設け、このディスク受けに載置さ
れるディスクの中心孔内周面を押圧する少なくとも3本
のクランプピンを、その先端をスピンドルの半径方向外
周側に向けて配置し、これらの各クランプピンをスピン
ドルの半径方向外周側へ押し出す手段と、各クランプピ
ンをスピンドルの中心側へ戻す方向に付勢する手段とを
設けたディスクの芯出し保持装置において、前記各クラ
ンプピン先端と前記ディスクの中心孔内周面との間に、
前記スピンドルの半径方向外周側へ押し出されたクラン
プピンに押圧されて、前記ディスクの中心孔内周面に押
し付けられる押付部材を配設したことを特徴とするディ
スクの芯出し保持装置。 - 【請求項2】 前記クランプピンをスピンドルの中心側
へ戻す方向に付勢する手段が、前記押付部材を、前記ク
ランプピンに押圧されたときにクランプピンを押し戻す
方向に弾性復元力が生じる弾性体で形成したものである
請求項1に記載のディスクの芯出し保持装置。 - 【請求項3】 前記弾性体が板ばねである請求項2に記
載のディスクの芯出し保持装置。 - 【請求項4】 前記押付部材の前記ディスクの中心孔内
周面に押し付けられる側の面を、円弧状とした請求項1
乃至3のいずれかに記載のディスクの芯出し保持装置。 - 【請求項5】 前記クランプピンをスピンドルの半径方
向外周側へ押し出す手段が、シリンダによりスピンドル
軸と同軸上で昇降されるテーパコーンを、前記ディスク
受けのディスク載置面より上方に突出させ、このテーパ
コーンを前記クランプピンの基端に当接させたものであ
る請求項1乃至4のいずれかに記載のディスクの芯出し
保持装置。 - 【請求項6】 前記ディスク受けに載置されるディスク
の厚みが、前記クランプピンの外径よりも薄いものであ
る請求項1乃至5のいずれかに記載のディスクの芯出し
保持装置。
Priority Applications (1)
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JP2000271782A JP3794911B2 (ja) | 2000-09-07 | 2000-09-07 | ディスクの芯出し保持装置 |
Applications Claiming Priority (1)
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Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
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JP2002083457A true JP2002083457A (ja) | 2002-03-22 |
JP3794911B2 JP3794911B2 (ja) | 2006-07-12 |
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Family Applications (1)
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JP (1) | JP3794911B2 (ja) |
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