JP2002081124A - 地下貯水槽用帯水材、帯水材を使用した地下貯水槽および地下貯水槽の構築方法 - Google Patents
地下貯水槽用帯水材、帯水材を使用した地下貯水槽および地下貯水槽の構築方法Info
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 能率よくかつ安全に積層作業ができる帯水材
および帯水材を使用した地下貯水槽を得る。 【解決手段】 略平坦な平板部2と、この平板部2の周
縁に接続され外側に向かって傾斜した枠体部3とからな
り、前記平板部2には前記枠体部3の高さと同じ深さの
複数の溝部4が、枠体部3を貫いて放射状に設けられて
いる地下貯水槽用帯水材。
および帯水材を使用した地下貯水槽を得る。 【解決手段】 略平坦な平板部2と、この平板部2の周
縁に接続され外側に向かって傾斜した枠体部3とからな
り、前記平板部2には前記枠体部3の高さと同じ深さの
複数の溝部4が、枠体部3を貫いて放射状に設けられて
いる地下貯水槽用帯水材。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、地下に雨水を貯水す
るために使用する帯水材、帯水材を使用した貯水槽およ
び貯水槽の構築方法に関する。
るために使用する帯水材、帯水材を使用した貯水槽およ
び貯水槽の構築方法に関する。
【0002】
【従来の技術】地中に浸透した雨水を帯水層を構築して
貯水し、雨水を樹木への散水等に利用することが従来か
ら行われている。例えば特開平10−18362号公報
には、このような帯水層を有する地下貯水槽が開示され
ている。この地下貯水槽は、地中に壁面がすり鉢状に傾
斜した凹状空間を形成し、この凹状空間の底面および側
面を通水性のない遮水シ−トで覆い、その上に水溜め用
の空隙を有する積み上げ部材を縦横および上下に充填す
るとともに、積み上げ部材の集合体と前記傾斜した壁面
との間には垂直に立ち上げた通水性を有する仕切壁が設
けられ、この仕切壁と傾斜した壁面との間の空間には小
形固形物の集合体でなる通水層が配備され、前記積み上
げ部材の集合体とこの通水層の上には透水層が設けられ
ているものである。そして、貯水された雨水は、通水層
に接続された排水路から排水され、散水等に利用され
る。
貯水し、雨水を樹木への散水等に利用することが従来か
ら行われている。例えば特開平10−18362号公報
には、このような帯水層を有する地下貯水槽が開示され
ている。この地下貯水槽は、地中に壁面がすり鉢状に傾
斜した凹状空間を形成し、この凹状空間の底面および側
面を通水性のない遮水シ−トで覆い、その上に水溜め用
の空隙を有する積み上げ部材を縦横および上下に充填す
るとともに、積み上げ部材の集合体と前記傾斜した壁面
との間には垂直に立ち上げた通水性を有する仕切壁が設
けられ、この仕切壁と傾斜した壁面との間の空間には小
形固形物の集合体でなる通水層が配備され、前記積み上
げ部材の集合体とこの通水層の上には透水層が設けられ
ているものである。そして、貯水された雨水は、通水層
に接続された排水路から排水され、散水等に利用され
る。
【0003】しかしながら、この地下貯水槽において使
用される積み上げ部材は、塊状の合成樹脂の骨格構造体
を使用しているので、帯水層を形成する積み上げ部材の
集合体の空隙率が小さく、大きい地下空間を必要とする
割には、貯水量能力が小さいという問題がある。
用される積み上げ部材は、塊状の合成樹脂の骨格構造体
を使用しているので、帯水層を形成する積み上げ部材の
集合体の空隙率が小さく、大きい地下空間を必要とする
割には、貯水量能力が小さいという問題がある。
【0004】貯水能力を向上させた地下貯水槽として
は、特開平11−190049号公報に開示された地下
貯水槽がある。この地下貯水槽は、帯水層が波の頂部お
よび谷部に複数の開口を設けた波板を、隣り合う上下の
波板で波の方向が直交するように複数段積層してなるも
のである。
は、特開平11−190049号公報に開示された地下
貯水槽がある。この地下貯水槽は、帯水層が波の頂部お
よび谷部に複数の開口を設けた波板を、隣り合う上下の
波板で波の方向が直交するように複数段積層してなるも
のである。
【0005】この貯水槽を図11の断面図により説明す
ると、次の通りである。空間60は地面を掘り下げて形
成されたものであり、側壁61は傾斜面となっている。
空間の側壁61および床面62は遮水シ−トSで覆われ
ており、これにより遮水空間が形成され、空間内外の水
の浸透が遮断される。そして、遮水シ−トSの上には、
図12の斜視図に示すような、頂部71および谷部72
のそれぞれに複数の開口部73および74を設けた波板
(帯水材)70が、図13の斜視図に示すように、隣り
合う上下の波板70で波の方向が直交するように複数段
積層され、帯水層を形成している。
ると、次の通りである。空間60は地面を掘り下げて形
成されたものであり、側壁61は傾斜面となっている。
空間の側壁61および床面62は遮水シ−トSで覆われ
ており、これにより遮水空間が形成され、空間内外の水
の浸透が遮断される。そして、遮水シ−トSの上には、
図12の斜視図に示すような、頂部71および谷部72
のそれぞれに複数の開口部73および74を設けた波板
(帯水材)70が、図13の斜視図に示すように、隣り
合う上下の波板70で波の方向が直交するように複数段
積層され、帯水層を形成している。
【0006】空間60の外側には雨水を集める貯水槽8
1が設けられ、雨水は貯水槽81から遮水シ−トSを貫
いて配管された導水管82を通って、帯水層の最上段に
導かれる。空間60の最上部には雨水の浸透を遮断する
天井部63が、地表面と同じ高さとなるように設けられ
ている。
1が設けられ、雨水は貯水槽81から遮水シ−トSを貫
いて配管された導水管82を通って、帯水層の最上段に
導かれる。空間60の最上部には雨水の浸透を遮断する
天井部63が、地表面と同じ高さとなるように設けられ
ている。
【0007】帯水層の最上段に供給された雨水は、波板
70の頂部71および谷部72の開口部73および74
から、下の段の波板70へと流下していく。
70の頂部71および谷部72の開口部73および74
から、下の段の波板70へと流下していく。
【0008】帯水層の最下段の波板70の近傍には、遮
水シ−トSを貫いて排出管91が設けられ、帯水層の雨
水はポンプ92により排出管91および送水管93を通
って、地上に送られ散水等に利用される。
水シ−トSを貫いて排出管91が設けられ、帯水層の雨
水はポンプ92により排出管91および送水管93を通
って、地上に送られ散水等に利用される。
【0009】波板70の波の形は、V字状、円弧状、デ
ッキプレ−ト状、キ−ストンプレ−ト状等いずれの形状
でもよい。また波板70は金属板を成形して製造した
り、合成樹脂を原料として金型等で製造してもよい。
ッキプレ−ト状、キ−ストンプレ−ト状等いずれの形状
でもよい。また波板70は金属板を成形して製造した
り、合成樹脂を原料として金型等で製造してもよい。
【0010】この地下貯水槽は、上述の波板を積層して
帯水層を形成しているので、同一空間であっても従来の
地下貯水槽よりも空隙率が大きくなり、空間の90%程
度の貯水能力がある。
帯水層を形成しているので、同一空間であっても従来の
地下貯水槽よりも空隙率が大きくなり、空間の90%程
度の貯水能力がある。
【0011】また、前記波板70の開口部73および7
4の周縁部を凹状に窪ませているので、波板70を積層
するときに、開口部73および74により波板70の位
置決めが容易であるとともに、波板70の積層後のずれ
が防止できる。
4の周縁部を凹状に窪ませているので、波板70を積層
するときに、開口部73および74により波板70の位
置決めが容易であるとともに、波板70の積層後のずれ
が防止できる。
【0012】さらには、波板70は波の方向を同一方向
にして積み重ねると、運搬や保管時の省スペ−スが図れ
る。
にして積み重ねると、運搬や保管時の省スペ−スが図れ
る。
【0013】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述し
た特開平11−190049号公報に開示された地下貯
水槽には、次のような問題点がある。 (1)1段毎に波板の方向を変えながら、波板の位置決
めを行なうので、帯水層を形成するのに手間がかかる。 (2)作業者の足が波板の谷部に入り込み、作業を行な
う上で危険である。 (3)波板を積層場所まで運搬する手押し台車が、波板
の凹凸で上下するため、危険である。 (4)最上段の波板の上および最下段の下に、荷重を均
等に受けるための天板および底板を設ける必要があり、
部材の種類が多くなる。
た特開平11−190049号公報に開示された地下貯
水槽には、次のような問題点がある。 (1)1段毎に波板の方向を変えながら、波板の位置決
めを行なうので、帯水層を形成するのに手間がかかる。 (2)作業者の足が波板の谷部に入り込み、作業を行な
う上で危険である。 (3)波板を積層場所まで運搬する手押し台車が、波板
の凹凸で上下するため、危険である。 (4)最上段の波板の上および最下段の下に、荷重を均
等に受けるための天板および底板を設ける必要があり、
部材の種類が多くなる。
【0014】この発明は、従来技術の上述のような問題
点を解消するためになされたものであり、方向性を考慮
することがないので能率よく作業ができ、ほぼ平らな表
面を有するので安全に作業が行なえ、かつ天板や底板の
ような特別な部材を必要としない地下貯水槽用帯水材、
帯水材を使用した地下貯水槽および地下貯水槽の構築方
法を提供することを目的としている。
点を解消するためになされたものであり、方向性を考慮
することがないので能率よく作業ができ、ほぼ平らな表
面を有するので安全に作業が行なえ、かつ天板や底板の
ような特別な部材を必要としない地下貯水槽用帯水材、
帯水材を使用した地下貯水槽および地下貯水槽の構築方
法を提供することを目的としている。
【0015】
【課題を解決するための手段】この発明に係る地下貯水
槽用帯水材は、略平坦な平板部と、この平板部の周縁に
接続され外側に向かって傾斜した枠体部とからなり、前
記平板部には前記枠体部の高さと同じ深さの複数の溝部
が、枠体部を貫いて放射状に設けられているものであ
る。
槽用帯水材は、略平坦な平板部と、この平板部の周縁に
接続され外側に向かって傾斜した枠体部とからなり、前
記平板部には前記枠体部の高さと同じ深さの複数の溝部
が、枠体部を貫いて放射状に設けられているものであ
る。
【0016】また、前記平板部に、他の帯水材を位置を
ずらして重ねるときに、重ね合わせる帯水材の枠体部お
よび溝部の一部がはまり込む凹部を設けたものである。
ずらして重ねるときに、重ね合わせる帯水材の枠体部お
よび溝部の一部がはまり込む凹部を設けたものである。
【0017】また、この発明に係る地下貯水層は、帯水
層が複数段に積層された上記地下貯水槽用帯水材からな
り、該帯水材は隣り合う上下段で位置がずれているもの
である。
層が複数段に積層された上記地下貯水槽用帯水材からな
り、該帯水材は隣り合う上下段で位置がずれているもの
である。
【0018】また、この発明に係る地下貯水層の構築方
法は、上記地下貯水槽用帯水材を上下段で位置をずらし
ながら複数段積層して帯水層を形成するものである。
法は、上記地下貯水槽用帯水材を上下段で位置をずらし
ながら複数段積層して帯水層を形成するものである。
【0019】この発明に係る地下貯水槽用帯水材は平板
部と枠体部とからなり、箱状体を伏せた形状をしてい
る。地下貯水槽の帯水層を構築するときには、平板部を
上にして、1段毎に位置をずらしながら積層していく。
平板部には前記枠体部の高さと同じ深さの複数の溝部
が、枠体部を貫いて放射状に設けられていること、およ
び上下段で帯水材の位置がずれていることにより、上段
の帯水材に貯水された雨水は、この放射状の溝部を通っ
て、下段の帯水材へと流下していく。
部と枠体部とからなり、箱状体を伏せた形状をしてい
る。地下貯水槽の帯水層を構築するときには、平板部を
上にして、1段毎に位置をずらしながら積層していく。
平板部には前記枠体部の高さと同じ深さの複数の溝部
が、枠体部を貫いて放射状に設けられていること、およ
び上下段で帯水材の位置がずれていることにより、上段
の帯水材に貯水された雨水は、この放射状の溝部を通っ
て、下段の帯水材へと流下していく。
【0020】帯水材を積層していくときには、作業者は
すでに積層した帯水材の上に載って作業を行なうが、帯
水材の上面側は放射状の直線的凹状部が設けられてはい
るが、全体として平坦な形状をしているので、作業者が
足を取られるようなことはなく、安全に作業が行なえ
る。
すでに積層した帯水材の上に載って作業を行なうが、帯
水材の上面側は放射状の直線的凹状部が設けられてはい
るが、全体として平坦な形状をしているので、作業者が
足を取られるようなことはなく、安全に作業が行なえ
る。
【0021】また、帯水材には方向性がないので、帯水
材を積層するときに、帯水材の方向を転換する必要はな
く、能率よく作業が行なえる。
材を積層するときに、帯水材の方向を転換する必要はな
く、能率よく作業が行なえる。
【0022】また、帯水材の上面側に、位置決めのため
に箱状体の壁面の一部がはまり込む直線的凹状部を設け
ることにより、位置決めが容易になるとともに、積層後
に帯水材がずれることもない。
に箱状体の壁面の一部がはまり込む直線的凹状部を設け
ることにより、位置決めが容易になるとともに、積層後
に帯水材がずれることもない。
【0023】また、帯水材の上面側は略平坦であるた
め、また帯水材の下面側は壁面に加えて放射状凸状部が
荷重を分散して受けることができるため、天板や底板等
の特別な部材を必要としない。
め、また帯水材の下面側は壁面に加えて放射状凸状部が
荷重を分散して受けることができるため、天板や底板等
の特別な部材を必要としない。
【0024】なお、帯水材の平板部の平面形状は、四角
形、六角形および八角形等、上下段でずらしながら積層
するのに適した形状であればよい。
形、六角形および八角形等、上下段でずらしながら積層
するのに適した形状であればよい。
【0025】また、この帯水材を使用した地下貯水槽お
よび地下貯水槽の構築方法においては、帯水材が上述の
ようにして積層できるので、作業を安全にかつ能率よく
行うことができる。
よび地下貯水槽の構築方法においては、帯水材が上述の
ようにして積層できるので、作業を安全にかつ能率よく
行うことができる。
【0026】
【発明の実施の形態】この発明の実施の形態を、図面を
参照して説明する。図1は本発明の帯水材の平面形状が
四角形の場合の実施の形態の説明図であり、(a)は帯
水材の平面図、(b)は帯水材の側面図である。
参照して説明する。図1は本発明の帯水材の平面形状が
四角形の場合の実施の形態の説明図であり、(a)は帯
水材の平面図、(b)は帯水材の側面図である。
【0027】この帯水材1は、略平坦な平板部2と、平
板部2の周縁に接続され、外側に向かって傾斜している
枠体部3とから構成されている。平板部2には、深さが
枠体部3の高さHと同じ深さの複数の溝部4が、平板部
2の中央を中心として、枠体部3を貫いて放射状に設け
られている。
板部2の周縁に接続され、外側に向かって傾斜している
枠体部3とから構成されている。平板部2には、深さが
枠体部3の高さHと同じ深さの複数の溝部4が、平板部
2の中央を中心として、枠体部3を貫いて放射状に設け
られている。
【0028】また、平板部2には、この帯水材1を上下
段で位置をずらしながら積層するときに、自動的に位置
決めができるように、位置決め用凹部5と、位置をずら
して積層したときに、上段の溝部4がはまり込む溝用凹
部6が設けられている。
段で位置をずらしながら積層するときに、自動的に位置
決めができるように、位置決め用凹部5と、位置をずら
して積層したときに、上段の溝部4がはまり込む溝用凹
部6が設けられている。
【0029】さらには、雨水の流下を促進させるため
に、空気抜きのための複数の開口7が設けられている。
に、空気抜きのための複数の開口7が設けられている。
【0030】この帯水材1を積層するときには、図2の
平面図に示すように、上段の帯水材1A(実線で示す)
は、1枚が下段帯水材1B(点線で示す)4枚で均等に
支持されるように、ずらして積層する。
平面図に示すように、上段の帯水材1A(実線で示す)
は、1枚が下段帯水材1B(点線で示す)4枚で均等に
支持されるように、ずらして積層する。
【0031】図3は本発明の帯水材の平面形状が四角形
の場合の他の実施の形態の説明図であり、(a)は帯水
材の平面図、(b)は帯水材の底面図、(c)は帯水材
の斜視図である。この帯水材11は、略平坦な平板部1
2と、平板部12の周縁に接続され、外側に向かって傾
斜している枠体部13とから構成されている。平板部1
2には、深さが枠体部13の高さHと同じ深さの複数の
溝部14が設けられているのは、図1で示した帯水材1
と同じであるが、帯水材1と異なり、平板部12の中心
部にコップを伏せた形の円形の平板部12aを設けてい
る。したがって、複数の溝部14が帯水材11の中心部
で交差することがなく、かつ中心部分で荷重を受けるこ
とができるので強度が強くなり、より深い深度の位置に
帯水層を形成するときに適している。
の場合の他の実施の形態の説明図であり、(a)は帯水
材の平面図、(b)は帯水材の底面図、(c)は帯水材
の斜視図である。この帯水材11は、略平坦な平板部1
2と、平板部12の周縁に接続され、外側に向かって傾
斜している枠体部13とから構成されている。平板部1
2には、深さが枠体部13の高さHと同じ深さの複数の
溝部14が設けられているのは、図1で示した帯水材1
と同じであるが、帯水材1と異なり、平板部12の中心
部にコップを伏せた形の円形の平板部12aを設けてい
る。したがって、複数の溝部14が帯水材11の中心部
で交差することがなく、かつ中心部分で荷重を受けるこ
とができるので強度が強くなり、より深い深度の位置に
帯水層を形成するときに適している。
【0032】また、図示していないが、平板部12に
は、この帯水材11を上下段で位置をずらしながら積層
するときに、自動的に位置決めができるように、位置決
め用凹部と、位置をずらして積層したときに、上段の溝
部がはまり込む溝用凹部が設けられている。
は、この帯水材11を上下段で位置をずらしながら積層
するときに、自動的に位置決めができるように、位置決
め用凹部と、位置をずらして積層したときに、上段の溝
部がはまり込む溝用凹部が設けられている。
【0033】さらには、雨水の流下を促進させるため
に、空気抜きのための複数の開口が設けられている。
に、空気抜きのための複数の開口が設けられている。
【0034】図4は平面形状が六角形の場合の帯水材2
1の平面図である。この場合も平板部22に溝部24が
放射状に設けられているとともに、図示していないが、
位置決め用凹部や溝用凹部が設けられている。
1の平面図である。この場合も平板部22に溝部24が
放射状に設けられているとともに、図示していないが、
位置決め用凹部や溝用凹部が設けられている。
【0035】この帯水材21を積層するする場合には、
図5の平面図に示すように、上段の帯水材21A(実線
で示す)と下段の帯水材21B(点線で示す)とは位置
をずらす。
図5の平面図に示すように、上段の帯水材21A(実線
で示す)と下段の帯水材21B(点線で示す)とは位置
をずらす。
【0036】図6は平面形状が六角形の場合の他の帯水
材31の平面図である。この場合も平板部32に溝部3
4が放射状に設けられているのは、図4の帯水材21と
同じであるが、平板部32の中心部にコップを伏せた形
の円形の平板部32aを設けている。したがって、複数
の溝部34が帯水材31の中心部で交差することがな
く、かつ中心部で荷重を受けることができるので強度が
強くなり、より深い深度の位置に帯水層を形成するとき
に適している。
材31の平面図である。この場合も平板部32に溝部3
4が放射状に設けられているのは、図4の帯水材21と
同じであるが、平板部32の中心部にコップを伏せた形
の円形の平板部32aを設けている。したがって、複数
の溝部34が帯水材31の中心部で交差することがな
く、かつ中心部で荷重を受けることができるので強度が
強くなり、より深い深度の位置に帯水層を形成するとき
に適している。
【0037】また、図示していないが、平板部32に
は、この帯水材31を上下段で位置をずらしながら積層
するときに、自動的に位置決めができるように、位置決
め用凹部と、位置をずらして積層したときに、上段の溝
部がはまり込む溝用凹部が設けられている。
は、この帯水材31を上下段で位置をずらしながら積層
するときに、自動的に位置決めができるように、位置決
め用凹部と、位置をずらして積層したときに、上段の溝
部がはまり込む溝用凹部が設けられている。
【0038】図7は平面形状が八角形の場合の帯水材4
1の平面図である。この場合も平板部42に溝部44が
放射状に設けられているとともに、図示していないが、
位置決め用凹部や溝用凹部が設けられている。
1の平面図である。この場合も平板部42に溝部44が
放射状に設けられているとともに、図示していないが、
位置決め用凹部や溝用凹部が設けられている。
【0039】八角形の帯水材41を一辺が他の帯水材4
1の一辺と接するように、平面的に並べていくと、図8
に示すように、4個の帯水材41の中央部分に四角形の
空間部Cができる。そこで、八角形の帯水材41を積層
するときには、図9に示すように、上段の帯水材41A
(実線で示す)の中心が、下段の帯水材41B(点線で
示す)をならべたときに発生する空間部Cの中心と一致
するようにならべる。
1の一辺と接するように、平面的に並べていくと、図8
に示すように、4個の帯水材41の中央部分に四角形の
空間部Cができる。そこで、八角形の帯水材41を積層
するときには、図9に示すように、上段の帯水材41A
(実線で示す)の中心が、下段の帯水材41B(点線で
示す)をならべたときに発生する空間部Cの中心と一致
するようにならべる。
【0040】図10は平面形状が八角形の場合の他の帯
水材51の平面図である。この場合も平板部52に溝部
54が放射状に設けられているとともに、図示していな
いが、位置決め用凹部や溝用凹部が設けられているの
は、図7の帯水材41と同じであるが、平板部52の中
心部にコップを伏せた形の円形の平板部52aを設けて
いる。したがって、複数の溝部54が帯水材51の中心
部で交差することがなく、かつ中心部で荷重を受けるこ
tができるので強度が強くなり、より深い深度の位置に
帯水層を形成するときに適している。
水材51の平面図である。この場合も平板部52に溝部
54が放射状に設けられているとともに、図示していな
いが、位置決め用凹部や溝用凹部が設けられているの
は、図7の帯水材41と同じであるが、平板部52の中
心部にコップを伏せた形の円形の平板部52aを設けて
いる。したがって、複数の溝部54が帯水材51の中心
部で交差することがなく、かつ中心部で荷重を受けるこ
tができるので強度が強くなり、より深い深度の位置に
帯水層を形成するときに適している。
【0041】また、図示していないが、平板部52に
は、この帯水材51を上下段で位置をずらしながら積層
するときに、自動的に位置決めができるように、位置決
め用凹部と、位置をずらして積層したときに、上段の溝
部がはまり込む溝用凹部が設けられている。
は、この帯水材51を上下段で位置をずらしながら積層
するときに、自動的に位置決めができるように、位置決
め用凹部と、位置をずらして積層したときに、上段の溝
部がはまり込む溝用凹部が設けられている。
【0042】本発明の帯水材は、上面が略平坦であるた
め、上載荷重を均等に負荷することができるともに、溝
部の深さが枠体の高さと同じであるので、溝部自体が帯
水材の強度部材として負荷を受けるので、帯水材とは別
に天板や底板を必要とすることはない。
め、上載荷重を均等に負荷することができるともに、溝
部の深さが枠体の高さと同じであるので、溝部自体が帯
水材の強度部材として負荷を受けるので、帯水材とは別
に天板や底板を必要とすることはない。
【0043】なお、本発明の帯水材を使用した地下貯水
槽は、従来の地下貯水槽と帯水材が異なるのみであるの
で、地下貯水槽およびその構築方法の説明については省
略する。
槽は、従来の地下貯水槽と帯水材が異なるのみであるの
で、地下貯水槽およびその構築方法の説明については省
略する。
【0044】
【発明の効果】本発明により、方向性を考慮することが
ない帯水材が使用できるので、帯水層を構築するときに
能率よく作業ができ、ほぼ平らな表面を有するので安全
に作業が行なえ、かつ天板や底板のような特別な部材を
必要とせずに地下貯水槽を得ることができる
ない帯水材が使用できるので、帯水層を構築するときに
能率よく作業ができ、ほぼ平らな表面を有するので安全
に作業が行なえ、かつ天板や底板のような特別な部材を
必要とせずに地下貯水槽を得ることができる
【図1】本発明の帯水材の平面形状が四角形の場合の実
施の形態の説明図であり、(a)は帯水材の平面図、
(b)は帯水材の側面図である。
施の形態の説明図であり、(a)は帯水材の平面図、
(b)は帯水材の側面図である。
【図2】本発明の四角形の帯水材を積層するときの積層
方法を示す平面図である。
方法を示す平面図である。
【図3】本発明の帯水材の平面形状が四角形の場合の他
の実施の形態の説明図であり、(a)は帯水材の平面
図、(b)は帯水材の底面図、(c)は帯水材の斜視図
である。
の実施の形態の説明図であり、(a)は帯水材の平面
図、(b)は帯水材の底面図、(c)は帯水材の斜視図
である。
【図4】本発明の帯水材の平面形状が六角形の場合の実
施の形態の平面図である。
施の形態の平面図である。
【図5】本発明の六角形の帯水材を積層するときの積層
方法を示す平面図である。
方法を示す平面図である。
【図6】平面形状が六角形の場合の他の実施の形態の平
面図である。
面図である。
【図7】本発明の帯水材の平面形状が八角形の場合の実
施の形態の平面図である。
施の形態の平面図である。
【図8】4個の八角形の帯水材を互いに辺が接触するよ
うに平面的に並べた場合に、中心部に四角形の空間部が
形成されることを示す図である。
うに平面的に並べた場合に、中心部に四角形の空間部が
形成されることを示す図である。
【図9】本発明の八角形の帯水材を積層するときの積層
方法を示す平面図である。
方法を示す平面図である。
【図10】本発明の帯水材の平面形状が八角形の場合の
他の実施の形態の平面図である。
他の実施の形態の平面図である。
【図11】従来の貯水能力を向上させた地下貯水槽の断
面図である。
面図である。
【図12】従来の貯水能力を向上させた地下貯水槽に使
用される帯水材の斜視図である。
用される帯水材の斜視図である。
【図13】従来の貯水能力を向上させた地下貯水槽に使
用される帯水材の積層方法を示す斜視図である。
用される帯水材の積層方法を示す斜視図である。
【符号の説明】 1、1A、1B 四角形の帯水材 2 平板部 3 枠体部 4 溝部 5 位置決め用凹部 6 溝用凹部 7 開口 11 他の四角形の帯水材 12、12a 平板部 13 枠体部 14 溝部 21、21A、21B 六角形の帯水材 22 平板部 24 溝部 31 他の六角形の帯水材 32、32a 平板部 34 溝部 41、41A、41B 八角形の帯水材 42 平板部 44 溝部 C 空間部 51 他の八角形の帯水材 52、52a 平板部 54 溝部
Claims (4)
- 【請求項1】 略平坦な平板部と、この平板部の周縁に
接続され外側に向かって傾斜した枠体部とからなり、前
記平板部には前記枠体部の高さと同じ深さの複数の溝部
が、枠体部を貫いて放射状に設けられていることを特徴
とする地下貯水槽用帯水材。 - 【請求項2】 前記平板部に、他の帯水材を位置をずら
して重ねるときに、重ね合わせる帯水材の枠体部および
溝部の一部がはまり込む凹部を設けたことを特徴とする
請求項1に記載の地下貯水槽用帯水材。 - 【請求項3】 帯水層が複数段に積層された請求項1ま
たは請求項2に記載の地下貯水槽用帯水材からなり、該
帯水材は隣り合う上下段で位置がずれていることを特徴
とする地下貯水槽。 - 【請求項4】 請求項1または請求項2に記載の地下貯
水槽用帯水材を上下段で位置をずらしながら複数段積層
して帯水層を形成することを特徴とする地下貯水槽の構
築方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2001138597A JP2002081124A (ja) | 2000-07-04 | 2001-05-09 | 地下貯水槽用帯水材、帯水材を使用した地下貯水槽および地下貯水槽の構築方法 |
Applications Claiming Priority (3)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2000-201724 | 2000-07-04 | ||
JP2000201724 | 2000-07-04 | ||
JP2001138597A JP2002081124A (ja) | 2000-07-04 | 2001-05-09 | 地下貯水槽用帯水材、帯水材を使用した地下貯水槽および地下貯水槽の構築方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2002081124A true JP2002081124A (ja) | 2002-03-22 |
Family
ID=26595306
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2001138597A Pending JP2002081124A (ja) | 2000-07-04 | 2001-05-09 | 地下貯水槽用帯水材、帯水材を使用した地下貯水槽および地下貯水槽の構築方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2002081124A (ja) |
-
2001
- 2001-05-09 JP JP2001138597A patent/JP2002081124A/ja active Pending
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