JP2002080864A - 気流層石炭ガス化炉のスラグ排出装置及び該装置を用いるスラグ排出方法 - Google Patents
気流層石炭ガス化炉のスラグ排出装置及び該装置を用いるスラグ排出方法Info
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- Y02E20/16—Combined cycle power plant [CCPP], or combined cycle gas turbine [CCGT]
- Y02E20/18—Integrated gasification combined cycle [IGCC], e.g. combined with carbon capture and storage [CCS]
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- Gasification And Melting Of Waste (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 スラグ排出ラインで閉塞状態に陥ることを未
然に防ぎ、スラグ排出を安定して行う。 【解決手段】 スラグ冷却室4へ接続する第1冷却水供
給ライン30及び第1冷却水排出ライン34と、スラグ
冷却室底部絞り部5よりスラグロックホッパ20へ接続
する第1スラグ排出ライン17及び第2スラグ排出ライ
ン19と、第1スラグ排出ライン17へ接続する第2冷
却水供給ライン32と、スラグロックホッパ20へ接続
する高圧水供給ライン23、第2冷却水排水ライン36
及びロックホッパスラグ排出ライン22とよりなる気流
層石炭ガス化炉のスラグ排出装置であって、第2冷却水
排水ライン36に、流量検知手段38を介在させた。
然に防ぎ、スラグ排出を安定して行う。 【解決手段】 スラグ冷却室4へ接続する第1冷却水供
給ライン30及び第1冷却水排出ライン34と、スラグ
冷却室底部絞り部5よりスラグロックホッパ20へ接続
する第1スラグ排出ライン17及び第2スラグ排出ライ
ン19と、第1スラグ排出ライン17へ接続する第2冷
却水供給ライン32と、スラグロックホッパ20へ接続
する高圧水供給ライン23、第2冷却水排水ライン36
及びロックホッパスラグ排出ライン22とよりなる気流
層石炭ガス化炉のスラグ排出装置であって、第2冷却水
排水ライン36に、流量検知手段38を介在させた。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、気流層石炭ガス化
炉に係り、特に気流層石炭ガス化炉のスラグ排出装置及
び該装置を用いるスラグ排出方法に関する。
炉に係り、特に気流層石炭ガス化炉のスラグ排出装置及
び該装置を用いるスラグ排出方法に関する。
【0002】
【従来の技術】石油危機以来、燃料多様化の流れの中
で、石炭の利用技術開発が進められている。中でも石炭
ガス化複合発電システムは、従来型の微粉炭焚火力発電
システムよりも高いエネルギー効率が期待されている。
石炭ガス化複合発電システムは、石炭ガス化炉で製造し
た燃料ガスでガスタービンを駆動して発電する。また、
石炭ガス化炉で製造した水素含有ガスを精製して燃料電
池発電システムの原料として供給するシステムもある。
システムの中核をなす石炭ガス化炉は、現在、種々の形
式のものが提案され開発されつつある。中でも石炭の灰
分を溶融スラグとして生成ガスより分離し、炉外へ排出
することを特徴とする気流層式石炭ガス化法は、別名ス
ラッキングガス化法とも呼ばれ、エネルギー効率が高
く、灰処理などの環境対応の面でも優れている。気流層
石炭ガス化炉は、石炭と酸素などのガス化剤とを高温高
圧で反応させ、一酸化炭素(CO)及び水素(H2)な
どの有用なガスを生成させるとともに、石炭の灰分を溶
融させ、流動性を有する液状のスラグとしてガス化室の
外へ排出させる。
で、石炭の利用技術開発が進められている。中でも石炭
ガス化複合発電システムは、従来型の微粉炭焚火力発電
システムよりも高いエネルギー効率が期待されている。
石炭ガス化複合発電システムは、石炭ガス化炉で製造し
た燃料ガスでガスタービンを駆動して発電する。また、
石炭ガス化炉で製造した水素含有ガスを精製して燃料電
池発電システムの原料として供給するシステムもある。
システムの中核をなす石炭ガス化炉は、現在、種々の形
式のものが提案され開発されつつある。中でも石炭の灰
分を溶融スラグとして生成ガスより分離し、炉外へ排出
することを特徴とする気流層式石炭ガス化法は、別名ス
ラッキングガス化法とも呼ばれ、エネルギー効率が高
く、灰処理などの環境対応の面でも優れている。気流層
石炭ガス化炉は、石炭と酸素などのガス化剤とを高温高
圧で反応させ、一酸化炭素(CO)及び水素(H2)な
どの有用なガスを生成させるとともに、石炭の灰分を溶
融させ、流動性を有する液状のスラグとしてガス化室の
外へ排出させる。
【0003】図6に気流層石炭ガス化炉の主要部を示
す。気流層石炭ガス化炉は、主として、ガス化室2と、
熱回収室3と、スラグ冷却室4とよりなり、これらが圧
力容器1の中に収納された構造になっている。ガス化室
2の上部は熱回収室3に連なっており、ガス化室2の下
部はスラグ流下口を介してスラグ冷却室4に連なってい
る。スラグ冷却室4の底部には、ガス化室2より流下し
てくる溶融スラグ7を冷却し固化するための冷却水6が
保有されおり、また冷却機能を維持するために冷却水供
給ライン9が付設されている。ガス化室2には、石炭な
どの原料14と酸素などのガス化剤15を供給するため
のバーナ13が挿着されている。
す。気流層石炭ガス化炉は、主として、ガス化室2と、
熱回収室3と、スラグ冷却室4とよりなり、これらが圧
力容器1の中に収納された構造になっている。ガス化室
2の上部は熱回収室3に連なっており、ガス化室2の下
部はスラグ流下口を介してスラグ冷却室4に連なってい
る。スラグ冷却室4の底部には、ガス化室2より流下し
てくる溶融スラグ7を冷却し固化するための冷却水6が
保有されおり、また冷却機能を維持するために冷却水供
給ライン9が付設されている。ガス化室2には、石炭な
どの原料14と酸素などのガス化剤15を供給するため
のバーナ13が挿着されている。
【0004】通常運転時には、バーナ13より酸素など
のガス化剤15とともに供給された石炭などの原料14
は、ガス化室2で一酸化炭素及び水素などの生成ガス1
6に変換されるとともに、原料14中の灰分は溶融さ
れ、流動性を有する液状の溶融スラグ7に変わり、スラ
グ冷却室4に流れ落ちる。スラグ冷却室4では、溶融ス
ラグ7は保有されていた冷却水6により急冷されるた
め、通常は数mmのガラス質の粒子となるが、ときに
は、大きな塊状物も存在する。このような大きな塊状ス
ラグはスラグ冷却室4に内設されたスラグ粉砕機27に
より搬送可能な大きさに粉砕される。いずれにしても、
ガス化室2より排出されたスラグは、スラグ冷却室4の
底部に溜る。ガス化炉を安定して運転するためには、ス
ラグ冷却室4の底部に溜ったスラグを速やかに排出する
必要がある。スラグ冷却室4にスラグが過剰に溜ると、
スラグ粉砕機27の損傷や溶融スラグ7の冷却機能の衰
えを招き、ひいてはガス化炉を運転不能に陥れるなどの
重大かつ危険な状態を招く恐れがある。
のガス化剤15とともに供給された石炭などの原料14
は、ガス化室2で一酸化炭素及び水素などの生成ガス1
6に変換されるとともに、原料14中の灰分は溶融さ
れ、流動性を有する液状の溶融スラグ7に変わり、スラ
グ冷却室4に流れ落ちる。スラグ冷却室4では、溶融ス
ラグ7は保有されていた冷却水6により急冷されるた
め、通常は数mmのガラス質の粒子となるが、ときに
は、大きな塊状物も存在する。このような大きな塊状ス
ラグはスラグ冷却室4に内設されたスラグ粉砕機27に
より搬送可能な大きさに粉砕される。いずれにしても、
ガス化室2より排出されたスラグは、スラグ冷却室4の
底部に溜る。ガス化炉を安定して運転するためには、ス
ラグ冷却室4の底部に溜ったスラグを速やかに排出する
必要がある。スラグ冷却室4にスラグが過剰に溜ると、
スラグ粉砕機27の損傷や溶融スラグ7の冷却機能の衰
えを招き、ひいてはガス化炉を運転不能に陥れるなどの
重大かつ危険な状態を招く恐れがある。
【0005】スラグ冷却室4より冷却スラグ8を取り出
すには、ガス化炉が2〜3MPaの加圧下で運転されて
いることもあり、いわゆるロックホッパシステムが採用
されている。すなわち、運転中は常に加圧状態であるス
ラグ冷却室4と、昇圧,降圧を繰り返すスラグロックホ
ッパ20とを、スラグ排出弁18を介在するスラグ排出
ライン17,19により接続してある。スラグロックホ
ッパ20の底部はロックホッパスラグ排出弁21を介在
するロックホッパスラグ排出弁22に連なり、またスラ
グロックホッパ20は高圧水供給ライン23及びロック
ホッパ脱圧ライン25を接続している。スラグ冷却室4
はスラグ排出ライン17,19の径よりはるかに大きな
径を有しており、そのためスラグ冷却室4の底部は、ス
ラグ排出ライン17の径まで錐状に絞られているスラグ
冷却室底部絞り部5を形成しているのが普通である。
すには、ガス化炉が2〜3MPaの加圧下で運転されて
いることもあり、いわゆるロックホッパシステムが採用
されている。すなわち、運転中は常に加圧状態であるス
ラグ冷却室4と、昇圧,降圧を繰り返すスラグロックホ
ッパ20とを、スラグ排出弁18を介在するスラグ排出
ライン17,19により接続してある。スラグロックホ
ッパ20の底部はロックホッパスラグ排出弁21を介在
するロックホッパスラグ排出弁22に連なり、またスラ
グロックホッパ20は高圧水供給ライン23及びロック
ホッパ脱圧ライン25を接続している。スラグ冷却室4
はスラグ排出ライン17,19の径よりはるかに大きな
径を有しており、そのためスラグ冷却室4の底部は、ス
ラグ排出ライン17の径まで錐状に絞られているスラグ
冷却室底部絞り部5を形成しているのが普通である。
【0006】従来技術において、スラグ冷却室4のスラ
グを系外へ取り出すには、まずスラグ排出弁18及びロ
ックホッパスラグ排出弁21を閉じ、高圧水供給ライン
23より高圧水を供給して、スラグロックホッパ20内
の圧力をガス化炉運転圧力まで昇圧する。つぎにスラグ
排出弁18を開いて、スラグ冷却室底部絞り部5に溜っ
たスラグをスラグ排出ライン17,19を経て、スラグ
ロックホッパ20へ移動させ、スラグ排出弁18を閉じ
る。その後、ロックホッパ脱圧弁26を開いてスラグロ
ックホッパ20内の圧力を下げ、ロックホッパスラグ排
出弁21を開き、スラグロックホッパ20内のスラグを
系外へ排出する。
グを系外へ取り出すには、まずスラグ排出弁18及びロ
ックホッパスラグ排出弁21を閉じ、高圧水供給ライン
23より高圧水を供給して、スラグロックホッパ20内
の圧力をガス化炉運転圧力まで昇圧する。つぎにスラグ
排出弁18を開いて、スラグ冷却室底部絞り部5に溜っ
たスラグをスラグ排出ライン17,19を経て、スラグ
ロックホッパ20へ移動させ、スラグ排出弁18を閉じ
る。その後、ロックホッパ脱圧弁26を開いてスラグロ
ックホッパ20内の圧力を下げ、ロックホッパスラグ排
出弁21を開き、スラグロックホッパ20内のスラグを
系外へ排出する。
【0007】このような従来技術にあっては、スラグ冷
却室底部絞り部5やスラグ排出ライン17,19におい
て、スラグ粒子が圧密化されて閉塞状態に陥り、安定し
たスラグの排出が阻害されることがあった。この不具合
を解消するための方策として、特許第2061747号
では、図7に示すように、スラグ排出弁18が閉じてい
る時、すなわちスラグがスラグ冷却室に貯留されつつあ
る時はスラグ排出弁18の上部のスラグ排出ライン17
に設けた第2冷却水供給ライン32より冷却水を供給
し、スラグ排出弁18が開いている時、すなわちスラグ
を搬送中の時はスラグ冷却室4の第1冷却水供給ライン
30より冷却水を供給し、スラグロックホッパ20に接
続した第2冷却水排水ライン36より排水すると同時に
閉塞物を排出するようにしている。
却室底部絞り部5やスラグ排出ライン17,19におい
て、スラグ粒子が圧密化されて閉塞状態に陥り、安定し
たスラグの排出が阻害されることがあった。この不具合
を解消するための方策として、特許第2061747号
では、図7に示すように、スラグ排出弁18が閉じてい
る時、すなわちスラグがスラグ冷却室に貯留されつつあ
る時はスラグ排出弁18の上部のスラグ排出ライン17
に設けた第2冷却水供給ライン32より冷却水を供給
し、スラグ排出弁18が開いている時、すなわちスラグ
を搬送中の時はスラグ冷却室4の第1冷却水供給ライン
30より冷却水を供給し、スラグロックホッパ20に接
続した第2冷却水排水ライン36より排水すると同時に
閉塞物を排出するようにしている。
【0008】また、従来技術では、ロックホッパスラグ
排出ライン22より系外へ排出されるスラグ量により、
スラグ排出ライン17,19の閉塞を把握するのが常で
あったが、特開平09−125076号公報では、図8
に示すように、スラグ冷却室4に設けた第1冷却水排出
ライン34と、スラグロックホッパ20に設けた第2冷
却水排水ライン36との間の差圧を差圧計50により計
測し、スラグ排出ライン17,19の閉塞を検知して、
スラグ冷却室底部絞り部5の直下に設けたブリッジブレ
ーカ52より作動水を供給し、閉塞を解消する技術が提
案されている。
排出ライン22より系外へ排出されるスラグ量により、
スラグ排出ライン17,19の閉塞を把握するのが常で
あったが、特開平09−125076号公報では、図8
に示すように、スラグ冷却室4に設けた第1冷却水排出
ライン34と、スラグロックホッパ20に設けた第2冷
却水排水ライン36との間の差圧を差圧計50により計
測し、スラグ排出ライン17,19の閉塞を検知して、
スラグ冷却室底部絞り部5の直下に設けたブリッジブレ
ーカ52より作動水を供給し、閉塞を解消する技術が提
案されている。
【0009】しかしながら、前記のような従来技術にあ
っては、スラグ冷却室底部絞り部5やスラグ排出ライン
17,19において、スラグ粒子が圧密化されて閉塞状
態に陥り、安定したスラグの排出が阻害されるという不
具合は、充分に解消されたとは言い難い。すなわち、特
許第2061747号では、スラグ排出弁18上部のス
ラグ排出ライン17の閉塞は解消できるが、スラグ排出
弁18下部のスラグ排出ライン19の閉塞は解消できな
い。また、万一、閉塞状態に陥った場合の迅速な検知手
段がない。特開平09−125076号公報で提案され
ている差圧による検知手段は、スラグ冷却室底部絞り部
5やスラグ排出ライン17,19において、閉塞が発生
した場合に冷却水供給ライン9と第2冷却水排水ライン
36との間の流動抵抗は確かに増加するが、それに伴っ
てこれらの経路を流れる水の流量も減少し流量の減少は
差圧の低下につながる。一方、全流動抵抗が増加するこ
とから、一時的には冷却水液面54が上昇し位置水頭が
増加する。位置水頭の増加は、結果的に第1冷却水排水
ライン34と、第2冷却水排水ライン36との間の差圧
の増加につながる。冷却水液面54の上昇は、負荷変化
時などにおいて冷却水の供給を増やした場合に起きる。
このように、スラグ冷却室底部絞り部5やスラグ排出ラ
イン17,19における閉塞を判断する際に、第1冷却
水排水ライン34と第2冷却水排水ライン36との差圧
では不十分な場合がある。
っては、スラグ冷却室底部絞り部5やスラグ排出ライン
17,19において、スラグ粒子が圧密化されて閉塞状
態に陥り、安定したスラグの排出が阻害されるという不
具合は、充分に解消されたとは言い難い。すなわち、特
許第2061747号では、スラグ排出弁18上部のス
ラグ排出ライン17の閉塞は解消できるが、スラグ排出
弁18下部のスラグ排出ライン19の閉塞は解消できな
い。また、万一、閉塞状態に陥った場合の迅速な検知手
段がない。特開平09−125076号公報で提案され
ている差圧による検知手段は、スラグ冷却室底部絞り部
5やスラグ排出ライン17,19において、閉塞が発生
した場合に冷却水供給ライン9と第2冷却水排水ライン
36との間の流動抵抗は確かに増加するが、それに伴っ
てこれらの経路を流れる水の流量も減少し流量の減少は
差圧の低下につながる。一方、全流動抵抗が増加するこ
とから、一時的には冷却水液面54が上昇し位置水頭が
増加する。位置水頭の増加は、結果的に第1冷却水排水
ライン34と、第2冷却水排水ライン36との間の差圧
の増加につながる。冷却水液面54の上昇は、負荷変化
時などにおいて冷却水の供給を増やした場合に起きる。
このように、スラグ冷却室底部絞り部5やスラグ排出ラ
イン17,19における閉塞を判断する際に、第1冷却
水排水ライン34と第2冷却水排水ライン36との差圧
では不十分な場合がある。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】従来の気流層石炭ガス
化炉のスラグ排出装置にあっては、ロックホッパスラグ
排出ラインより系外へ排出されるスラグ量により、スラ
グ排出ラインの閉塞を把握したが、スラグ粒子が圧密化
されて閉塞状態に陥り、安定したスラグの排出が阻害さ
れる問題があった。また提案されている技術では、スラ
グ排出弁上部のスラグ排出ラインの閉塞は解消できる
が、スラグ排出弁下部のスラグ排出ラインの閉塞は解消
できず、閉塞状態に陥った場合の迅速な検知手段がな
い。また他の技術では、第1冷却水排水ラインと第2冷
却水排水ラインとの間の差圧による閉塞検知手段が提案
されているが、閉塞により冷却水供給ラインと第2冷却
水排水ラインとの間の流動抵抗は増加するが、それに伴
ってこれらの経路を流れる水の流量も減少し差圧の低下
につながる。一方、全流動抵抗が増加することから、一
時的には冷却水液面が上昇して位置水頭が増加し差圧の
増加につながり、スラグ排出ラインにおける閉塞を判断
する際に、差圧では不十分という問題があった。
化炉のスラグ排出装置にあっては、ロックホッパスラグ
排出ラインより系外へ排出されるスラグ量により、スラ
グ排出ラインの閉塞を把握したが、スラグ粒子が圧密化
されて閉塞状態に陥り、安定したスラグの排出が阻害さ
れる問題があった。また提案されている技術では、スラ
グ排出弁上部のスラグ排出ラインの閉塞は解消できる
が、スラグ排出弁下部のスラグ排出ラインの閉塞は解消
できず、閉塞状態に陥った場合の迅速な検知手段がな
い。また他の技術では、第1冷却水排水ラインと第2冷
却水排水ラインとの間の差圧による閉塞検知手段が提案
されているが、閉塞により冷却水供給ラインと第2冷却
水排水ラインとの間の流動抵抗は増加するが、それに伴
ってこれらの経路を流れる水の流量も減少し差圧の低下
につながる。一方、全流動抵抗が増加することから、一
時的には冷却水液面が上昇して位置水頭が増加し差圧の
増加につながり、スラグ排出ラインにおける閉塞を判断
する際に、差圧では不十分という問題があった。
【0011】本発明の課題は、スラグ排出ラインで、ス
ラグ閉塞状態に陥ることを未然に防ぎ、スラグ排出を安
定して行うことのできる気流層石炭ガス化炉のスラグ排
出装置及び該装置を用いるスラグ排出方法を提供するこ
とにある。
ラグ閉塞状態に陥ることを未然に防ぎ、スラグ排出を安
定して行うことのできる気流層石炭ガス化炉のスラグ排
出装置及び該装置を用いるスラグ排出方法を提供するこ
とにある。
【0012】
【課題を解決するための手段】前記の課題を達成するた
め、本発明に係る気流層石炭ガス化炉のスラグ排出装置
は、石炭ガス化室と、石炭ガス化室の下部にスラグ流下
口を介して接続するスラグ冷却室と、スラグ冷却室の排
出するスラグを貯留しかつ排出するスラグロックホッパ
とを有し、スラグ冷却室へ連通する第1冷却水供給ライ
ン及び第1冷却水排出ラインと、スラグ冷却室底部絞り
部よりスラグロックホッパへ連通する第1スラグ排出ラ
イン及び第2スラグ排出ラインと、第1スラグ排出ライ
ンへ連通する第2冷却水供給ラインと、スラグロックホ
ッパへ連通する高圧水供給ライン、第2冷却水排水ライ
ン及びロックホッパスラグ排出ラインとよりなる気流層
石炭ガス化炉のスラグ排出装置において、第2冷却水排
水ラインに、流量検出手段を介在させた構成とする。
め、本発明に係る気流層石炭ガス化炉のスラグ排出装置
は、石炭ガス化室と、石炭ガス化室の下部にスラグ流下
口を介して接続するスラグ冷却室と、スラグ冷却室の排
出するスラグを貯留しかつ排出するスラグロックホッパ
とを有し、スラグ冷却室へ連通する第1冷却水供給ライ
ン及び第1冷却水排出ラインと、スラグ冷却室底部絞り
部よりスラグロックホッパへ連通する第1スラグ排出ラ
イン及び第2スラグ排出ラインと、第1スラグ排出ライ
ンへ連通する第2冷却水供給ラインと、スラグロックホ
ッパへ連通する高圧水供給ライン、第2冷却水排水ライ
ン及びロックホッパスラグ排出ラインとよりなる気流層
石炭ガス化炉のスラグ排出装置において、第2冷却水排
水ラインに、流量検出手段を介在させた構成とする。
【0013】そして流量検出手段に、制御ユニットを付
設するとともに、第2冷却水排水ラインを含むそれぞれ
のラインのうちの所定のラインに介在する所定の弁を制
御弁により形成し、制御ユニットは、流量検出手段の測
定した流量信号を入力し、かつ流量信号に応じてそれぞ
れの制御弁を開閉制御するものである構成でもよく、ま
た第1スラグ排出ラインへ接続するスラグ排出弁近傍の
第2スラグ排出ラインに、パージ水供給ラインを接続し
た構成でもよい。
設するとともに、第2冷却水排水ラインを含むそれぞれ
のラインのうちの所定のラインに介在する所定の弁を制
御弁により形成し、制御ユニットは、流量検出手段の測
定した流量信号を入力し、かつ流量信号に応じてそれぞ
れの制御弁を開閉制御するものである構成でもよく、ま
た第1スラグ排出ラインへ接続するスラグ排出弁近傍の
第2スラグ排出ラインに、パージ水供給ラインを接続し
た構成でもよい。
【0014】さらに気流層石炭ガス化炉のスラグ排出方
法にあっては、前記いずれか一つの気流層石炭ガス化炉
のスラグ排出装置を用い、ロックホッパスラグ排出ライ
ンのロックホッパスラグ排出弁を閉じる工程と、第1ス
ラグ排出ラインと第2スラグ排出ラインとの間に介在す
るスラグ排出弁を開く工程と、第1冷却水供給ラインの
第1冷却水排水弁を開いてスラグ冷却室へ冷却水を供給
する工程と、第2冷却水排水ラインの第2冷却水排水弁
を開いて流量検出手段により第2冷却水排水ラインの流
量を測定する工程と、流量が規定値以下の際に第1スラ
グ排出ライン内及び第2スラグ排出ライン内のスラグ閉
塞を判定する工程とにより、スラグ閉塞を判定された
際、第2冷却水排水弁を閉じて第2冷却水供給ラインよ
り冷却水を供給する工程と、冷却水を第1スラグ排出ラ
インを経て第1冷却水排出ラインより排出し閉塞を解消
する工程とよりなる構成とする。
法にあっては、前記いずれか一つの気流層石炭ガス化炉
のスラグ排出装置を用い、ロックホッパスラグ排出ライ
ンのロックホッパスラグ排出弁を閉じる工程と、第1ス
ラグ排出ラインと第2スラグ排出ラインとの間に介在す
るスラグ排出弁を開く工程と、第1冷却水供給ラインの
第1冷却水排水弁を開いてスラグ冷却室へ冷却水を供給
する工程と、第2冷却水排水ラインの第2冷却水排水弁
を開いて流量検出手段により第2冷却水排水ラインの流
量を測定する工程と、流量が規定値以下の際に第1スラ
グ排出ライン内及び第2スラグ排出ライン内のスラグ閉
塞を判定する工程とにより、スラグ閉塞を判定された
際、第2冷却水排水弁を閉じて第2冷却水供給ラインよ
り冷却水を供給する工程と、冷却水を第1スラグ排出ラ
インを経て第1冷却水排出ラインより排出し閉塞を解消
する工程とよりなる構成とする。
【0015】そしてスラグ閉塞を判定された際、第2冷
却水排水弁を閉じて高圧水供給ラインより高圧水を供給
する工程と、該高圧水を第2スラグ排出ライン及び第1
スラグ排出ラインを経て第1冷却水排出ラインより排出
し閉塞を解消する工程とよりなる構成、またはスラグ閉
塞を判定された際、第2冷却水排水弁を閉じてパージ水
供給ラインよりパージ水を供給する工程と、パージ水を
第2スラグ排出ライン及び第1スラグ排出ラインを経て
第1冷却水排出ラインより排出し閉塞を解消する工程と
よりなる構成でもよい。
却水排水弁を閉じて高圧水供給ラインより高圧水を供給
する工程と、該高圧水を第2スラグ排出ライン及び第1
スラグ排出ラインを経て第1冷却水排出ラインより排出
し閉塞を解消する工程とよりなる構成、またはスラグ閉
塞を判定された際、第2冷却水排水弁を閉じてパージ水
供給ラインよりパージ水を供給する工程と、パージ水を
第2スラグ排出ライン及び第1スラグ排出ラインを経て
第1冷却水排出ラインより排出し閉塞を解消する工程と
よりなる構成でもよい。
【0016】
【発明の実施の形態】本発明の一実施の形態を図1を参
照しながら説明する。図1に示すように、石炭を高温ガ
スによりガス化する石炭ガス化室2と、石炭ガス化室2
の下部にスラグ流下口を介して連通するスラグ冷却室4
と、ガス化室2より流下してくる溶融スラグを冷却し冷
却スラグ8に固化する冷却水6と、スラグ冷却室4に内
設され冷却スラグ8を粉砕するスラグ粉砕機27と、ス
ラグ冷却室4の底部に形成されたスラグ冷却室底部絞り
部5と、このスラグ冷却室底部絞り部5より排出するス
ラグを貯留しかつ排出するスラグロックホッパ20とを
有し、スラグ冷却室4へ連通する第1冷却水供給ライン
30及び第1冷却水供給弁31と、スラグ冷却室4より
連通する第1冷却水排出ライン34及び第1冷却水排出
弁35と、スラグ冷却室底部絞り部5よりスラグロック
ホッパ20へ連通する第1スラグ排出ライン17及び第
2スラグ排出ライン19と、第1スラグ排出ライン17
と第2スラグ排出ライン19との間に介在するスラグ排
出弁18と、第1スラグ排出ライン17へ連通する第2
冷却水供給ライン32及び第2冷却水供給弁33と、ス
ラグロックホッパ20へ連通する高圧水供給ライン23
及び高圧水供給弁24と、第2冷却水排水ライン36及
び第2冷却水排水弁37と、ロックホッパスラグ排出ラ
イン22及びロックホッパスラグ排出弁21とよりなる
気流層石炭ガス化炉のスラグ排出装置であって、第2冷
却水排水ライン36に、流量検出手段38を介在させた
構成とする。
照しながら説明する。図1に示すように、石炭を高温ガ
スによりガス化する石炭ガス化室2と、石炭ガス化室2
の下部にスラグ流下口を介して連通するスラグ冷却室4
と、ガス化室2より流下してくる溶融スラグを冷却し冷
却スラグ8に固化する冷却水6と、スラグ冷却室4に内
設され冷却スラグ8を粉砕するスラグ粉砕機27と、ス
ラグ冷却室4の底部に形成されたスラグ冷却室底部絞り
部5と、このスラグ冷却室底部絞り部5より排出するス
ラグを貯留しかつ排出するスラグロックホッパ20とを
有し、スラグ冷却室4へ連通する第1冷却水供給ライン
30及び第1冷却水供給弁31と、スラグ冷却室4より
連通する第1冷却水排出ライン34及び第1冷却水排出
弁35と、スラグ冷却室底部絞り部5よりスラグロック
ホッパ20へ連通する第1スラグ排出ライン17及び第
2スラグ排出ライン19と、第1スラグ排出ライン17
と第2スラグ排出ライン19との間に介在するスラグ排
出弁18と、第1スラグ排出ライン17へ連通する第2
冷却水供給ライン32及び第2冷却水供給弁33と、ス
ラグロックホッパ20へ連通する高圧水供給ライン23
及び高圧水供給弁24と、第2冷却水排水ライン36及
び第2冷却水排水弁37と、ロックホッパスラグ排出ラ
イン22及びロックホッパスラグ排出弁21とよりなる
気流層石炭ガス化炉のスラグ排出装置であって、第2冷
却水排水ライン36に、流量検出手段38を介在させた
構成とする。
【0017】そして流量検出手段38に、制御ユニット
41を付設するとともに、第2冷却水排水ライン36を
含むそれぞれのラインのうちの所定のラインに介在する
所定の弁を制御弁により形成し、制御ユニット41は、
流量検出手段38の測定した流量信号を入力し、その流
量信号に応じてそれぞれの制御弁を開閉制御するもので
ある構成でもよい。また第1スラグ排出ライン17へ連
通するスラグ排出弁18近傍の第2スラグ排出ライン1
9に、パージ水供給ライン39を接続した構成でもよ
い。
41を付設するとともに、第2冷却水排水ライン36を
含むそれぞれのラインのうちの所定のラインに介在する
所定の弁を制御弁により形成し、制御ユニット41は、
流量検出手段38の測定した流量信号を入力し、その流
量信号に応じてそれぞれの制御弁を開閉制御するもので
ある構成でもよい。また第1スラグ排出ライン17へ連
通するスラグ排出弁18近傍の第2スラグ排出ライン1
9に、パージ水供給ライン39を接続した構成でもよ
い。
【0018】すなわち冷却水6を保有するスラグ冷却室
4と、昇圧及び降圧機能を有するスラグロックホッパ2
0とは、スラグ冷却室底部絞り部5よりスラグ排出弁1
8に至る第1スラグ排出ライン17と、スラグ排出弁1
8よりスラグロックホッパ20に至る第2スラグ排出ラ
イン19とにより接続されている。スラグ冷却室4には
第1冷却水供給ライン30と第1冷却水排水ライン34
とが接続されている。第1スラグ排出ライン17のスラ
グ排出弁18の近傍には、第2冷却水供給ライン32が
配設されている。第2スラグ排出ライン19のスラグ排
出弁18の近傍には、パージ水供給ライン39が接続さ
れている。スラグロックホッパ20には、第2冷却水排
水弁37と流量検出手段38とを含む第2冷却水排水ラ
イン36と、加圧のための高圧水供給ライン23とが接
続され、第2冷却水排水ライン36は、スラグロックホ
ッパ20の降圧機能も兼ねている。スラグロックホッパ
20の底部はロックホッパスラグ排出弁21を含むロッ
クホッパスラグ排出ライン22が接続している。各ライ
ンに介在されている弁類の開閉状態を示す信号及び流量
検出手段38で計測される流量信号は、必要に応じて制
御ユニット41に入力される。また、必要に応じて制御
ユニット41からは、各ラインに介在している弁類の開
閉を制御する信号が出力される構成になっている。
4と、昇圧及び降圧機能を有するスラグロックホッパ2
0とは、スラグ冷却室底部絞り部5よりスラグ排出弁1
8に至る第1スラグ排出ライン17と、スラグ排出弁1
8よりスラグロックホッパ20に至る第2スラグ排出ラ
イン19とにより接続されている。スラグ冷却室4には
第1冷却水供給ライン30と第1冷却水排水ライン34
とが接続されている。第1スラグ排出ライン17のスラ
グ排出弁18の近傍には、第2冷却水供給ライン32が
配設されている。第2スラグ排出ライン19のスラグ排
出弁18の近傍には、パージ水供給ライン39が接続さ
れている。スラグロックホッパ20には、第2冷却水排
水弁37と流量検出手段38とを含む第2冷却水排水ラ
イン36と、加圧のための高圧水供給ライン23とが接
続され、第2冷却水排水ライン36は、スラグロックホ
ッパ20の降圧機能も兼ねている。スラグロックホッパ
20の底部はロックホッパスラグ排出弁21を含むロッ
クホッパスラグ排出ライン22が接続している。各ライ
ンに介在されている弁類の開閉状態を示す信号及び流量
検出手段38で計測される流量信号は、必要に応じて制
御ユニット41に入力される。また、必要に応じて制御
ユニット41からは、各ラインに介在している弁類の開
閉を制御する信号が出力される構成になっている。
【0019】なおスラグ冷却室底部絞り部5に挿着され
た第1冷却水供給ライン30の先端は、図2に示すよう
に、下向きノズル42に形成したり、図3に示すよう
に、従来の冷却水供給ライン9と分けてもよい。また、
図4に示すように、第1冷却水供給ライン30の先端を
壁面で留めておくことも可能である。図2に示す例は、
速やかなスラグの排出または移動を容易にする効果があ
り、図3に示す例では、スラグ排出のための作動水とス
ラグ冷却のための補給水とを分けることにより、システ
ムの信頼性が向上する。図4に示す例は、シンプルで安
価なシステムとなる。
た第1冷却水供給ライン30の先端は、図2に示すよう
に、下向きノズル42に形成したり、図3に示すよう
に、従来の冷却水供給ライン9と分けてもよい。また、
図4に示すように、第1冷却水供給ライン30の先端を
壁面で留めておくことも可能である。図2に示す例は、
速やかなスラグの排出または移動を容易にする効果があ
り、図3に示す例では、スラグ排出のための作動水とス
ラグ冷却のための補給水とを分けることにより、システ
ムの信頼性が向上する。図4に示す例は、シンプルで安
価なシステムとなる。
【0020】本発明の実施の形態の作用を説明する。ロ
ックホッパスラグ排出弁21を閉じ、スラグ排出弁18
を開いた状態の冷却室スラグ排出時において、スラグロ
ックホッパ20の第2冷却水排水弁37を開いて、スラ
グ冷却室4の第1冷却水供給ライン30より冷却水を供
給し、第2冷却水排水ライン36の流量を流量検出手段
38により検知し、規定値以下であればスラグ排出ライ
ン17,19が閉塞気味であると判定する。直ちに、閉
塞解消のための操作に移行する。すなわち、第2冷却水
排水弁37を閉じ、第1スラグ排出ライン17に接続さ
れた第2冷却水供給ライン32より冷却水を供給し、ス
ラグ冷却室4の第1冷却水排水ライン34より排出させ
る。規定時間を経過した後、再び第2冷却水排水弁37
を開いて、第1冷却水供給ライン30より冷却水を供給
し、流量検出手段38により検知される流量が規定値以
上であれば、閉塞が解消されたと判断し、スラグ冷却室
4よりスラグロックホッパ20へスラグの排出,移動を
実行する。閉塞解消操作を規定回数試みても、流量が規
定値以下の場合には、ガス化炉の停止などを含む予め定
められたアラーム処理に移行させる。
ックホッパスラグ排出弁21を閉じ、スラグ排出弁18
を開いた状態の冷却室スラグ排出時において、スラグロ
ックホッパ20の第2冷却水排水弁37を開いて、スラ
グ冷却室4の第1冷却水供給ライン30より冷却水を供
給し、第2冷却水排水ライン36の流量を流量検出手段
38により検知し、規定値以下であればスラグ排出ライ
ン17,19が閉塞気味であると判定する。直ちに、閉
塞解消のための操作に移行する。すなわち、第2冷却水
排水弁37を閉じ、第1スラグ排出ライン17に接続さ
れた第2冷却水供給ライン32より冷却水を供給し、ス
ラグ冷却室4の第1冷却水排水ライン34より排出させ
る。規定時間を経過した後、再び第2冷却水排水弁37
を開いて、第1冷却水供給ライン30より冷却水を供給
し、流量検出手段38により検知される流量が規定値以
上であれば、閉塞が解消されたと判断し、スラグ冷却室
4よりスラグロックホッパ20へスラグの排出,移動を
実行する。閉塞解消操作を規定回数試みても、流量が規
定値以下の場合には、ガス化炉の停止などを含む予め定
められたアラーム処理に移行させる。
【0021】一方、スラグ排出弁18を開いて第2冷却
水排水弁37を閉じ、ロックホッパスラグ排出弁21を
開いた状態のロックホッパスラグ排出時においては、パ
ージ水供給ライン39より、スラグ搬送水を兼ねたパー
ジ水を供給することにより第2スラグ排出ライン19内
に堆積したスラグ粒子を除去しつつ、ロックホッパスラ
グを系外に排出することができる。
水排水弁37を閉じ、ロックホッパスラグ排出弁21を
開いた状態のロックホッパスラグ排出時においては、パ
ージ水供給ライン39より、スラグ搬送水を兼ねたパー
ジ水を供給することにより第2スラグ排出ライン19内
に堆積したスラグ粒子を除去しつつ、ロックホッパスラ
グを系外に排出することができる。
【0022】さらに図5に示すように、本発明の他の実
施の形態として冷却水6を保有するスラグ冷却室4と昇
圧及び降圧機能を有するスラグロックホッパ20と、ス
ラグ冷却室4に連通する第1冷却水供給ライン30及び
第1冷却水排水ライン34と、スラグ冷却室底部絞り部
5よりスラグ排出弁18を経てスラグロックホッパ20
に至るスラグ排出ライン17,19と、スラグロックホ
ッパ20に接続された高圧水供給ライン23と、スラグ
ロックホッパ20の底部のロックホッパスラグ排出弁2
1を含むロックホッパスラグ排出ライン22と、スラグ
ロックホッパ20に接続し第2冷却水排水弁及び流量検
出手段38を含む第2冷却水排水ライン36とより構成
されている。
施の形態として冷却水6を保有するスラグ冷却室4と昇
圧及び降圧機能を有するスラグロックホッパ20と、ス
ラグ冷却室4に連通する第1冷却水供給ライン30及び
第1冷却水排水ライン34と、スラグ冷却室底部絞り部
5よりスラグ排出弁18を経てスラグロックホッパ20
に至るスラグ排出ライン17,19と、スラグロックホ
ッパ20に接続された高圧水供給ライン23と、スラグ
ロックホッパ20の底部のロックホッパスラグ排出弁2
1を含むロックホッパスラグ排出ライン22と、スラグ
ロックホッパ20に接続し第2冷却水排水弁及び流量検
出手段38を含む第2冷却水排水ライン36とより構成
されている。
【0023】このような構成において、ロックホッパス
ラグ排出弁21を閉じ、スラグ排出弁18を開いた状態
の冷却室スラグ排出時において、スラグロックホッパ2
0の第2冷却水排水弁37を開いて、スラグ冷却室4の
第1冷却水供給ライン30より冷却水を供給し、第2冷
却水排水ライン36の流量を付設した流量検出手段38
により検知し、規定値以下であれば、スラグ排出ライン
17,19が閉塞気味であると判定するまでは、前記実
施の形態と同一である。スラグ排出ライン17,19が
閉塞気味であると判定されたら、第2冷却水排水弁37
を閉じ、スラグロックホッパ20の高圧水供給ライン2
3より高圧水を供給し、スラグ冷却室4の第1冷却水排
水ライン34より排出させて閉塞を解消させる。なお、
前記実施の形態のように、スラグ排出ライン19にパー
ジ水供給ライン39を付加することももちろん可能であ
る。元々スラグロックホッパ20に付設されている高圧
水供給ライン23より閉塞解消のための作動水を供給す
るので、システムの複雑化を防ぐとともに、経済性に優
れることになる。
ラグ排出弁21を閉じ、スラグ排出弁18を開いた状態
の冷却室スラグ排出時において、スラグロックホッパ2
0の第2冷却水排水弁37を開いて、スラグ冷却室4の
第1冷却水供給ライン30より冷却水を供給し、第2冷
却水排水ライン36の流量を付設した流量検出手段38
により検知し、規定値以下であれば、スラグ排出ライン
17,19が閉塞気味であると判定するまでは、前記実
施の形態と同一である。スラグ排出ライン17,19が
閉塞気味であると判定されたら、第2冷却水排水弁37
を閉じ、スラグロックホッパ20の高圧水供給ライン2
3より高圧水を供給し、スラグ冷却室4の第1冷却水排
水ライン34より排出させて閉塞を解消させる。なお、
前記実施の形態のように、スラグ排出ライン19にパー
ジ水供給ライン39を付加することももちろん可能であ
る。元々スラグロックホッパ20に付設されている高圧
水供給ライン23より閉塞解消のための作動水を供給す
るので、システムの複雑化を防ぐとともに、経済性に優
れることになる。
【0024】本発明の他の実施の形態として気流層石炭
ガス化炉のスラグ排出方法は、前記しずれか一つの気流
層石炭ガス化炉のスラグ排出装置を用い、ロックホッパ
スラグ排出ライン22のロックホッパスラグ排出弁21
を閉じる工程と、第1スラグ排出ライン17と第2スラ
グ排出ライン19との間に介在するスラグ排出弁18を
開く工程と、第1冷却水供給ライン30の第1冷却水排
水弁31を開いてスラグ冷却室4へ冷却水を供給する工
程と、第2冷却水排水ライン36の第2冷却水排水弁3
7を開いて流量検出手段38により第2冷却水排水ライ
ン36の流量を測定する工程と、流量が規定値以下の際
に第1スラグ排出ライン17内又は第2スラグ排出ライ
ン19内を含むスラグ閉塞を判定する工程とにより、ス
ラグ閉塞を判定された際、第2冷却水排水弁37を閉じ
て第2冷却水供給ライン32より冷却水を供給する工程
と、冷却水を第1スラグ排出ライン17を経て第1冷却
水排出ラインよ34り排出し閉塞を解消する工程とより
なる構成とする。
ガス化炉のスラグ排出方法は、前記しずれか一つの気流
層石炭ガス化炉のスラグ排出装置を用い、ロックホッパ
スラグ排出ライン22のロックホッパスラグ排出弁21
を閉じる工程と、第1スラグ排出ライン17と第2スラ
グ排出ライン19との間に介在するスラグ排出弁18を
開く工程と、第1冷却水供給ライン30の第1冷却水排
水弁31を開いてスラグ冷却室4へ冷却水を供給する工
程と、第2冷却水排水ライン36の第2冷却水排水弁3
7を開いて流量検出手段38により第2冷却水排水ライ
ン36の流量を測定する工程と、流量が規定値以下の際
に第1スラグ排出ライン17内又は第2スラグ排出ライ
ン19内を含むスラグ閉塞を判定する工程とにより、ス
ラグ閉塞を判定された際、第2冷却水排水弁37を閉じ
て第2冷却水供給ライン32より冷却水を供給する工程
と、冷却水を第1スラグ排出ライン17を経て第1冷却
水排出ラインよ34り排出し閉塞を解消する工程とより
なる構成とする。
【0025】そしてスラグ閉塞を判定された際、第2冷
却水排水弁37を閉じて高圧水供給ライン23より高圧
水を供給する工程と、高圧水を第2スラグ排出ライン1
9及び第1スラグ排出ライン17を経て第1冷却水排出
ライン34より排出し閉塞を解消する工程とよりなる構
成でもよく、またスラグ閉塞を判定された際、第2冷却
水排水弁37を閉じてパージ水供給ライン39よりパー
ジ水を供給する工程と、パージ水を第2スラグ排出ライ
ン19及び第1スラグ排出ライン17を経て第1冷却水
排出ライン34より排出し閉塞を解消する工程とよりな
る構成でもよい。
却水排水弁37を閉じて高圧水供給ライン23より高圧
水を供給する工程と、高圧水を第2スラグ排出ライン1
9及び第1スラグ排出ライン17を経て第1冷却水排出
ライン34より排出し閉塞を解消する工程とよりなる構
成でもよく、またスラグ閉塞を判定された際、第2冷却
水排水弁37を閉じてパージ水供給ライン39よりパー
ジ水を供給する工程と、パージ水を第2スラグ排出ライ
ン19及び第1スラグ排出ライン17を経て第1冷却水
排出ライン34より排出し閉塞を解消する工程とよりな
る構成でもよい。
【0026】本発明によれば、第1冷却水供給ラインの
先端に下向きノズルを設ける、又はこの第1冷却水供給
ラインとは別個の冷却水供給ラインに下向きノズルを設
けるなどにより、冷却水供給管の中心部に流水が集中し
てスラグの排出や移動を容易にする効果があり、そして
スラグ冷却室底部絞り部よりスラグロックホッパに至る
スラグ排出ラインの閉塞状態を、実際にスラグ排出ライ
ンを流れる水の流量により直接的に監視しているため、
軽微な閉塞状態でも正確かつ迅速に把握でき、合わせて
重度の閉塞状態に陥ることを未然に防ぐ手段を具備して
いるため、スラグの安定した排出が保証され、ガス化炉
運転時の安全性及び信頼性が向上される。
先端に下向きノズルを設ける、又はこの第1冷却水供給
ラインとは別個の冷却水供給ラインに下向きノズルを設
けるなどにより、冷却水供給管の中心部に流水が集中し
てスラグの排出や移動を容易にする効果があり、そして
スラグ冷却室底部絞り部よりスラグロックホッパに至る
スラグ排出ラインの閉塞状態を、実際にスラグ排出ライ
ンを流れる水の流量により直接的に監視しているため、
軽微な閉塞状態でも正確かつ迅速に把握でき、合わせて
重度の閉塞状態に陥ることを未然に防ぐ手段を具備して
いるため、スラグの安定した排出が保証され、ガス化炉
運転時の安全性及び信頼性が向上される。
【0027】
【発明の効果】本発明によれば、スラグ排出ラインのス
ラグ閉塞状態を、実際に流れる水の流量により直接に監
視しているため、軽微な閉塞状態でも正確かつ迅速に把
握でき、合わせて重度の閉塞状態に陥ることを未然に防
ぐこともできるとともに、閉塞解消を確実に確認でき、
スラグの安定した排出が保証され、ガス化炉運転時の安
全性及び信頼性が向上される。
ラグ閉塞状態を、実際に流れる水の流量により直接に監
視しているため、軽微な閉塞状態でも正確かつ迅速に把
握でき、合わせて重度の閉塞状態に陥ることを未然に防
ぐこともできるとともに、閉塞解消を確実に確認でき、
スラグの安定した排出が保証され、ガス化炉運転時の安
全性及び信頼性が向上される。
【図1】本発明の一実施の形態を示す構成図である。
【図2】図1の一部を示す拡大図である。
【図3】図2の他の実施例を示す拡大図である。
【図4】図2の他の実施例を示す拡大図である。
【図5】本発明の他の実施の形態を示す構成図である。
【図6】従来技術を示す図である。
【図7】従来の技術を示す図である。
【図8】提案されている技術を示す図である。
2 ガス化室 4 スラグ冷却室 5 スラグ冷却室底部絞り部 6 冷却水 7 溶融スラグ 17 第1スラグ排出ライン 18 スラグ排出弁 19 第2スラグ排出ライン 20 スラグロックホッパ 21 ロックホッパスラグ排出弁 22 ロックホッパスラグ排出ライン 23 高圧水供給ライン 24 高圧水供給弁 30 第1冷却水供給ライン 31 第1冷却水供給弁 32 第2冷却水供給ライン 33 第2冷却水供給弁 34 第1冷却水排水ライン 35 第1冷却水排水弁 36 第2冷却水排水ライン 37 第2冷却水排水弁 38 流量検出手段 39 パージ水供給ライン 40 パージ水供給弁 41 制御ユニット
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 吉田 直美 広島県呉市宝町3番36号 バブコック日立 株式会社呉研究所内 (72)発明者 竹田 誠 広島県呉市宝町3番36号 バブコック日立 株式会社呉研究所内 (72)発明者 山田 陸雄 広島県呉市宝町3番36号 バブコック日立 株式会社呉研究所内 (72)発明者 渡部 芳樹 広島県呉市宝町6番9号 バブコック日立 株式会社呉事業所内 Fターム(参考) 3K061 NC03 NC07 NC09
Claims (6)
- 【請求項1】 石炭ガス化室と、該石炭ガス化室の下部
にスラグ流下口を介して接続するスラグ冷却室と、該ス
ラグ冷却室の排出するスラグを貯留しかつ排出するスラ
グロックホッパとを有し、前記スラグ冷却室へ連通する
第1冷却水供給ライン及び第1冷却水排出ラインと、ス
ラグ冷却室底部絞り部より前記スラグロックホッパへ連
通する第1スラグ排出ライン及び第2スラグ排出ライン
と、前記第1スラグ排出ラインへ連通する第2冷却水供
給ラインと、前記スラグロックホッパへ連通する高圧水
供給ライン、第2冷却水排水ライン及びロックホッパス
ラグ排出ラインとよりなる気流層石炭ガス化炉のスラグ
排出装置において、前記第2冷却水排水ラインに、流量
検出手段を介在させたことを特徴とする気流層石炭ガス
化炉のスラグ排出装置。 - 【請求項2】 請求項1記載の気流層石炭ガス化炉のス
ラグ排出装置において、前記流量検出手段に、制御ユニ
ットを付設するとともに、第2冷却水排水ラインを含む
それぞれのラインのうちの所定のラインに介在する所定
の弁を制御弁により形成し、前記制御ユニットは、前記
流量検出手段の測定した流量信号を入力し、かつ該流量
信号に応じてそれぞれの制御弁を開閉制御するものであ
ることを特徴とする気流層石炭ガス化炉のスラグ排出装
置。 - 【請求項3】 請求項1又は2記載の気流層石炭ガス化
炉のスラグ排出装置において、前記第1スラグ排出ライ
ンへ接続するスラグ排出弁近傍の第2スラグ排出ライン
に、パージ水供給ラインを接続したことを特徴とする気
流層石炭ガス化炉のスラグ排出装置。 - 【請求項4】 請求項1又は2記載の気流層石炭ガス化
炉のスラグ排出装置を用い、前記ロックホッパスラグ排
出ラインのロックホッパスラグ排出弁を閉じる工程と、
第1スラグ排出ラインと第2スラグ排出ラインとの間に
介在するスラグ排出弁を開く工程と、第1冷却水供給ラ
インの第1冷却水排水弁を開いてスラグ冷却室へ冷却水
を供給する工程と、第2冷却水排水ラインの第2冷却水
排水弁を開いて流量検出手段により前記第2冷却水排水
ラインの流量を測定する工程と、該流量が規定値以下の
際に前記第1スラグ排出ライン内及び前記第2スラグ排
出ライン内のスラグ閉塞を判定する工程とにより、スラ
グ閉塞を判定された際、前記第2冷却水排水弁を閉じて
第2冷却水供給ラインより冷却水を供給する工程と、該
冷却水を前記第1スラグ排出ラインを経て前記第1冷却
水排出ラインより排出し閉塞を解消する工程とよりなる
ことを特徴とする気流層石炭ガス化炉のスラグ排出方
法。 - 【請求項5】 請求項4記載の気流層石炭ガス化炉のス
ラグ排出方法において、前記スラグ閉塞を判定された
際、第2冷却水排水弁を閉じて高圧水供給ラインより高
圧水を供給する工程と、該高圧水を第2スラグ排出ライ
ン及び第1スラグ排出ラインを経て第1冷却水排出ライ
ンより排出し閉塞を解消する工程とよりなることを特徴
とする気流層石炭ガス化炉のスラグ排出方法。 - 【請求項6】 請求項1、2又は3記載の気流層石炭ガ
ス化炉のスラグ排出装置を用い、前記ロックホッパスラ
グ排出ラインのロックホッパスラグ排出弁を閉じる工程
と、第1スラグ排出ラインと第2スラグ排出ラインとの
間に介在するスラグ排出弁を開く工程と、第1冷却水供
給ラインの第1冷却水排水弁を開いてスラグ冷却室へ冷
却水を供給する工程と、第2冷却水排水ラインの第2冷
却水排水弁を開いて流量検出手段により前記第2冷却水
排水ラインの流量を測定する工程と、該流量が規定値以
下の際に前記第1スラグ排出ライン及び前記第2スラグ
排出ライン内のスラグ閉塞を判定する工程とにより、ス
ラグ閉塞を判定された際、前記第2冷却水排水弁を閉じ
てパージ水供給ラインよりパージ水を供給する工程と、
該パージ水を第2スラグ排出ライン及び第1スラグ排出
ラインを経て第1冷却水排出ラインより排出し閉塞を解
消する工程とよりなることを特徴とする気流層石炭ガス
化炉のスラグ排出方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2000270191A JP2002080864A (ja) | 2000-09-06 | 2000-09-06 | 気流層石炭ガス化炉のスラグ排出装置及び該装置を用いるスラグ排出方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
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2000
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