JP2002080688A - 熱可塑性樹脂組成物 - Google Patents

熱可塑性樹脂組成物

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JP2002080688A
JP2002080688A JP2000270562A JP2000270562A JP2002080688A JP 2002080688 A JP2002080688 A JP 2002080688A JP 2000270562 A JP2000270562 A JP 2000270562A JP 2000270562 A JP2000270562 A JP 2000270562A JP 2002080688 A JP2002080688 A JP 2002080688A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】圧縮歪み等の機械的特性および耐油性に優れ、
かつ成形加工性が良く、さらに植毛等の接着性に優れた
熱可塑性樹脂組成物を提供する。 【解決手段】本発明の熱可塑性樹脂組成物は、(a)ビ
ニル芳香族化合物を主体とする少なくとも2個の重合体
ブロックAと共役ジエン化合物を主体とする少なくとも
1個の重合体ブロックBとからなるブロック共重合体、
及び/又は、これを水素添加して得られるブロック共重
合体 100重量部に対して、(b)官能基を有する、
ジエンから誘導される繰り返し単位を含む(共)重合
体、及び/又はその水素添加物 1〜40重量部、
(c)非芳香族系ゴム用軟化剤 10〜300重量部、
(d)パーオキサイド分解型オレフィン系樹脂 10〜
200重量部、(e)有機過酸化物 0.1〜5.0重
量部、および(f)架橋助剤 0.1〜10.0重量部
を含有する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、圧縮歪み等の機械
的特性および耐油性に優れ、かつ成形加工性が良く、さ
らに植毛等の接着性に優れた熱可塑性樹脂組成物に関す
るものである。
【0002】
【従来技術】従来、オレフィン系樹脂成形品に植毛接着
を行う場合、酸処理、プラスマ処理、コロナ放電、紫外
線照射等の表面処理を施した後、接着剤を塗布する等の
工程を経て行っていた。例えば、特開昭54−1552
39号には、ポリオレフィン系樹脂成形品の表面を火焔
処理、プライマー塗布、クロム酸、重クロム酸混合液等
の酸によって処理した後、植毛することが記載されてお
り、特開昭63−135246号には、ポリオレフィン
製基材にスチレン系熱可塑性エラストマーからなる被覆
層を積層形成して得られる成形品の表面にコロナ放電処
理、プラズマ処理を施した後、加飾処理することが記載
されており、特開昭64−75078号には、ポリオレ
フィン系樹脂成形品の表面を紫外線で照射後、接着剤を
介して植毛、表皮材を貼ることが記載されており、特開
平05−24732号には、成形品を予熱後、有機溶剤
と接触させて、紫外線照射後、接着剤を介して植毛、表
皮材を貼ることが記載されている。また、その他に、成
形品表面にプライマーを塗布した後、接着剤を介して植
毛、表皮材を貼ること等が知られている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、圧縮歪み等
の機械的特性および耐油性に優れ、かつ成形加工性が良
く、得られる成形品の表面を何ら処理することなく植毛
接着を行うことが可能な熱可塑性樹脂組成物を提供す
る。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明者らは、鋭意研究
を重ねた結果、上記のような従来の課題を解決すること
ができた。すなわち本発明は、(a)ビニル芳香族化合
物を主体とする少なくとも2個の重合体ブロックAと共
役ジエン化合物を主体とする少なくとも1個の重合体ブ
ロックBとからなるブロック共重合体、及び/又は、こ
れを水素添加して得られるブロック共重合体 100重
量部に対して、(b)官能基を有する、ジエンから誘導
される繰り返し単位を含む(共)重合体、及び/又はそ
の水素添加物 1〜40重量部、(c)非芳香族系ゴム
用軟化剤 10〜300重量部、(d)パーオキサイド
分解型オレフィン系樹脂 10〜200重量部、(e)
有機過酸化物 0.1〜5.0重量部、および(f)架
橋助剤 0.1〜10.0重量部を含有する接着性良好
な熱可塑性樹脂組成物を提供する。また本発明は、該熱
可塑性樹脂組成物を押し出し成形した後、表面処理を行
うことなく植毛接着を行って得られることを特徴とする
成形品を提供する。
【0005】
【発明の実施形態】本発明の組成物を構成する各成分に
ついて、以下に説明する。
【0006】(a)成分:ブロック共重合体 本発明における成分(a)は、ビニル芳香族化合物から
主として作られる少なくとも2つの重合体ブロックA
と、共役ジエン化合物から主として作られる少なくとも
1つの重合体ブロックBとからなるブロック共重合体、
及び/又はこれを水素添加して得られるものである。例
えば、A‐B‐A、B‐A‐B‐A、A‐B‐A‐B‐
Aなどの構造を有するビニル芳香族化合物‐共役ジエン
化合物ブロック共重合体あるいは、これを水素添加して
得られるものである。このブロック共重合体は全体とし
て、ビニル芳香族化合物を好ましくは5〜60重量%、
特に好ましくは20〜50重量%含む。ビニル芳香族化
合物を主体とする重合体ブロックAは、好ましくは50
重量%以上、特に好ましくは70重量%以上のビニル芳
香族化合物、及び任意的成分たとえば共役ジエン化合物
から作られたホモ重合体又は共重合体ブロックである。
共役ジエン化合物を主体とする重合体ブロックBは、好
ましくは50重量%以上、特に好ましくは70重量%以
上の共役ジエン化合物、および任意的成分例えばビニル
芳香族化合物から作られたホモ重合体又は共重合体ブロ
ックである。また、これらのビニル芳香族化合物を主体
とする重合体ブロックA、共役ジエン化合物を主体とす
る重合体ブロックBにおいて、分子鎖中の共役ジエン化
合物又はビニル芳香族化合物由来の単位の分布は、ラン
ダム、テーパード(分子鎖に沿ってモノマー成分が増加
又は減少するもの)、一部ブロック状又はこれらの任意
の組合せでなっていてもよい。ビニル芳香族化合物を主
体とする重合体ブロックA又は共役ジエン化合物を主体
とする重合体ブロックBがそれぞれ2個以上ある場合に
は、各重合体ブロックはそれぞれが同一構造であっても
異なる構造であってもよい。ブロック共重合体を構成す
るビニル芳香族化合物としては、例えばスチレン、α‐
メチルスチレン、ビニルトルエン、p‐第3ブチルスチ
レンなどのうちから1種又は2種以上を選択でき、なか
でもスチレンが好ましい。また共役ジエン化合物として
は、例えば、ブタジエン、イソプレン、1,3−ペンタ
ジエン、2,3−ジメチル−1,3−ブタジエンなどの
うちから1種又は2種以上が選ばれ、なかでもブタジエ
ン、イソプレン及びこれらの組合せが好ましい。共役ジ
エン化合物を主体とする重合体ブロックBにおいては、
そのミクロ構造を任意に選ぶことができ、例えばポリブ
タジエンブロックにおいては、1,2−ミクロ構造が好
ましくは20〜50重量%、特に好ましくは25〜45
%である。ポリイソプレンブロックにおいてはイソプレ
ンの好ましくは70〜100重量%が1,4‐ミクロ構
造を有し、かつイソプレンに由来する脂肪族二重結合の
好ましくは少なくとも90%が水素添加されたものが好
ましい。成分(a)の数平均分子量は、好ましくは5,
000〜1,500,000、より好ましくは、10,
000〜550,000、更に好ましくは100,00
0〜400,000の範囲であり、分子量分布は10以
下である。成分(a)の分子構造は、直鎖状、分岐状、
放射状あるいはこれらの任意の組合せのいずれであって
もよい。成分(a)ブロック共重合体の具体例として
は、スチレン・エチレン・ブタジエン・スチレン共重合
体(SEBS)、スチレン・エチレン・プロピレン・ス
チレン共重合体(SEPS)等を挙げることができる。
本発明において、特に好ましいブロック共重合体は、ス
チレンを主体とする重合体ブロックAと、イソプレンを
主体としかつイソプレンの70〜100重量%が1,4
−ミクロ構造を有し、かつ該イソプレンに基づく脂肪族
二重結合の少なくとも90%が水素添加されたところの
重合体ブロックBとからなり、重量平均分子量が50,
000〜550,000の水添ブロック共重合体であ
る。特に好ましくは、イソプレンの90〜100重量%
が1,4−ミクロ構造を有する水添ブロック共重合体で
ある。これらのブロック共重合体の製造方法としては数
多くの方法が提案されているが、代表的な方法として
は、例えば特公昭40−23798号明細書に記載され
た方法により、リチウム触媒またはチーグラー型触媒を
用い、不活性溶媒中にてブロック重合させる方法が挙げ
られる。上記方法により得られたブロック共重合体に、
不活性溶媒中で水素添加触媒の存在下にて水素添加する
ことにより水添ブロック共重合体が得られる。
【0007】(b)成分:官能基を有する、ジエンから
誘導される繰り返し単位を含む(共)重合体、及び/又
は、その水素添加物 本発明における成分(b)の官能基としては、水酸基、
イソシアネート基、カルボキシ基、エポキシ基、アクリ
ロイル基、アミノ基、メルカプト基が挙げられ、特に水
酸基が好ましい。ジエンから誘導される繰り返し単位を
含む(共)重合体としては、液状ポリブタジエン、液状
ポリイソプレン、液状スチレン−ブタジエン共重合体、
液状アクリロニトリル−ブタジエン共重合体、液状ポリ
クロロプレンが挙げられ、特に液状ポリブタジエンが好
ましい。また、上記化合物の水素添加物も使用される。
成分(b)における官能基含有量は、好ましくは成分
(b)1g当たり0.01〜30ミリ当量、さらに好ま
しくは0.1〜5ミリ当量である。官能基の結合位置は
分子内または分子末端のいずれでもよいが、分子末端が
好ましい。官能基を分子末端に導入する方法は、例え
ば、「反応性ポリマーの合成と応用」、遠藤剛監修、シ
ーエムシー(株)、1990年7月13日発行、第17
7〜178頁に記載されている。分子内への官能基の導
入は、例えば、過酸化物を反応させてエチレン基にエポ
キシ基を導入した後、アミノ基等の、エポキシ基と反応
する基を付加させることにより行うことができる。成分
(b)の数平均分子量は、好ましくは500〜50,0
00、さらに好ましくは800〜10,000である。
成分(b)の使用量は、成分(a)100重量部に対し
て、下限値が1重量部、好ましくは3重量部であり、上
限値が40重量部、好ましくは15重量部である。成分
(b)の添加量が1重量部未満では十分な接着力を得る
ことができず、40重量部を超えると組成物の物性が損
われる。
【0008】(c)成分:非芳香族系ゴム用軟化剤 本発明の成分(c)としては、非芳香族系の鉱物油また
は液状もしくは低分子量の合成軟化剤を用いることがで
きる。ゴム用として用いられる鉱物油軟化剤は、芳香族
環、ナフテン環およびパラフィン鎖の三者の組み合わさ
った混合物であって、パラフィン鎖炭素数が全炭素数の
50%以上を占めるものをパラフィン系とよび、ナフテ
ン環炭素数が30〜40%のものはナフテン系、芳香族
炭素数が30%以上のものは芳香族系と呼ばれて区別さ
れている。本発明の成分(c)として用いられる鉱物油
系ゴム用軟化剤は上記区分でパラフィン系およびナフテ
ン系のものである。芳香族系の軟化剤は、その使用によ
り成分(a)が可溶となり、架橋反応を阻害し、得られ
る組成物の物性の向上が図れないので好ましくない。成
分(c)としては、パラフィン系のものが好ましく、更
にパラフィン系の中でも芳香族環成分の少ないものが特
に好ましい。これらの非芳香族系ゴム用軟化剤の性状
は、37.8℃における動的粘度が20〜500cS
t、流動点が−10〜−15℃、引火点(COC)が1
70〜300℃である。成分(c)の配合量は、成分
(a)100重量部に対して、下限値が10重量部、好
ましくは20重量部であり、上限値が300重量部、好
ましくは200重量部である。300重量部を越える
と、軟化剤のブリードアウトを生じやすく、最終製品に
粘着性を与えるおそれがあり、機械的性質も低下せしめ
る。また、10重量部未満では、得られる組成物の柔軟
性が失われる。成分(c)は、重量平均分子量が100
〜2,000のものが好ましい。
【0009】(d)成分:パーオキサイド分解型オレフ
ィン系樹脂 本発明の成分(d)は、得られる組成物中のゴム分散を
良好にし、成形品の外観を良好にする効果を有する。本
発明の成分(d)として適したパーオキサイド分解型オ
レフィン系樹脂は、そのホモ部分のDSC測定により、
Tmが150℃〜167℃、△Hmが25mJ/mg〜
83mJ/mgの範囲のものである。結晶化度はTm、
△Hmから推定することができる。Tm及び△Hmが上
記範囲以外のものでは、得られる樹脂組成物の、100
℃以上におけるゴム弾性が改良されない。なお、成分
(d)は、架橋反応の前と後に分けて添加することもで
きる。この場合、成分(d)は、次の2種類を組み合わ
せて用いるのが好ましい。架橋反応前に配合する成分
(d)は、高分子量のホモ型のポリプロピレン、例えば
アイソタクチックポリプロピレンやプロピレンと他の少
量のα−オレフィン例えばエチレン、1−ブテン、1−
ヘキセン、4−メチル−1−ペンテン等との共重合体が
好ましい。該樹脂のMFR(ASTM‐D‐1238、
L条件、230℃)は、好ましくは0.1〜10g/1
0分、より好ましく0.1〜5g/10分、更に好まし
くは0.1〜3g/10分である。架橋反応後に配合す
る成分(d)は、良流動性のブロック、ランダム、ホモ
タイプのPPの一以上、例えばアイソタクチックポリプ
ロピレン、又はプロピレンと他の少量のα−オレフィン
例えばエチレン、1−ブテン、1−ヘキセン、4−メチ
ル−1−ペンテン等との共重合体が好ましい。該樹脂の
MFRは、好ましくは5〜200g/10分、より好ま
しくは8〜150g/10分、更に好ましくは10〜1
00g/10分である。架橋反応前に配合する場合、成
分(d)のMFRが0.1g/10分未満では、得られ
る組成物の成形性が低下し、MFRが10g/10分を
越えると、得られる組成物のゴム弾性が悪化するので好
ましくない。架橋反応後に配合する場合、成分(d)の
MFRが5g/10分未満では、得られる組成物の成形
性が低下し、MFRが200g/10分を越えると、得
られる組成物のゴム弾性が悪化するので好ましくない。
成分(d)の配合量は、成分(a)100重量部に対し
て、上限値が200重量部、好ましくは150重量部で
あり、下限値が10重量部、好ましくは20重量部であ
る。10重量部未満では成形性が悪化し、200重量部
を越えると、得られる樹脂組成物の硬度が高くなりすぎ
て柔軟性が失われ、ゴム的感触の製品が得られない。
【0010】(e)成分:有機過酸化物 本発明の成分(e)は架橋剤であり、これは、得られる
組成物の耐熱性、耐油性を向上させる。成分(e)とし
ては、例えば、ジクミルパーオキサイド、ジ‐tert
‐ブチルパーオキサイド、2,5‐ジメチル‐2,5‐
ジ‐(tert‐ブチルパーオキシ)ヘキサン、2,5
‐ジメチル‐2,5ジ(tert‐ブチルペルオキシ)
ヘキシン‐3、1,3−ビス(tert‐ブチルパーオ
キシイソプロピル)ベンゼン、1,1‐ビス(tert
‐ブチルパーオキシ)‐3,3,5‐トリメチルシクロ
ヘキサン、n‐ブチル‐4,4‐ビス(tert‐ブチ
ルパーオキシ)バレレート、ベンゾイルパーオキサイ
ド、p‐クロロベンゾイルパーオキサイド、2,4‐ジ
クロロベンゾイルパーオキサイド、tert‐ブチルパ
ーオキシベンゾエート、tert‐ブチルパーオキシイ
ソプロピルカーボネート、ジアセチルパーオキサイド、
ラウロイルパーオキサイド、tert‐ブチルクミルパ
ーオキサイドなどを挙げることができる。これらのう
ち、臭気性、着色性、スコーチ安定性の点で、2,5‐
ジメチル2,5‐ジ‐(tert‐ブチルパーオキシ)
ヘキサン、2,5‐ジメチル2,5‐ジ‐(tert‐
ブチルペルオキシ)ヘキシン‐3が最も好ましい。成分
(e)の配合量は、成分(a)100重量部に対して、
上限値が5.0重量部、好ましくは4.5重量部であ
り、さらに好ましくは3.0重量部である。下限値は
0.1重量部、好ましくは0.5重量部である。
【0011】(f)成分:架橋助剤 本発明の成分(f)としては、ジビニルベンゼン、トリ
アリルシアヌレートのような多官能性ビニルモノマー、
又はエチレングリコールジメタクリレート、ジエチレン
グリコールジメタクリレート、トリエチレングリコール
ジメタクリレート、ポリエチレングリコールジメタクリ
レート、トリメチロールプロパントリメタクリレート、
アリルメタクリレートのような多官能性メタクリレート
モノマーが挙げられる。成分(f)を配合することによ
り、架橋を均一かつ効率的に行うことができる。本発明
において、特に好ましい架橋助剤は、トリエチレングリ
コールジメタクリレートである。これは、取扱いやす
く、かつ有機過酸化物可溶化作用を有し、有機過酸化物
の分散助剤として働くため、架橋効果が均一かつ効果的
であり、従って、硬さとゴム弾性のバランスのとれた熱
可塑性樹脂組成物が得られる。本発明で用いられる成分
(f)の配合量は、成分(a)100重量部に対して、
上限値が10.0重量部、好ましくは7.0重量部、よ
り好ましくは5.0重量部であり、下限値が0.1重量
部、好ましくは0.5重量部、より好ましくは0.8重
量部である。成分(f)架橋助剤の添加量は、成分
(e)有機過酸化物の添加量の約2〜2.5倍であるの
が好ましい。
【0012】本発明の組成物は、必要に応じて、以下に
説明するポリエチレン又はエチレンを主体とするオレフ
ィン系共重合体、及び/または無機充填剤を配合するこ
とができる。
【0013】任意成分:ポリエチレン又はエチレンを主
体とするオレフィン系共重合体 ポリエチレン又はエチレンを主体とするオレフィン系共
重合体としては、高密度ポリエチレン(低圧法ポリエチ
レン)、低密度ポリエチレン(高圧法ポリエチレン)、
線状低密度ポリエチレン(エチレンと少量の好ましくは
1〜10モル%のブテン−1、ヘキセン−1、オクテン
−1などのα−オレフィンとのコポリマー)などのポリ
エチレン、エチレン−プロピレンコポリマー、エチレン
−酢酸ビニルコポリマー、エチレン−アクリル酸エステ
ルコポリマーなどの中から選ばれた1種又は2種以上が
好ましく用いられる。特に好ましいのはメタロセン触媒
(シングルサイト触媒)を用いて製造された、密度0.
90g/cm3 以下のエチレン・オクテン・コポリマー
又は密度0.90g/cm3 以上のエチレン・ヘキセン
・コポリマーである。これらのうち、Tmが100℃以
下のものは、遅くとも架橋時までに添加することが必要
である。添加後の架橋によりTmがなくなりオクテンの
融解が抑制される。一方、架橋後に添加を行うと、30
〜60℃でのオクテンの融解が残存し、耐熱性が低下す
る。本発明で任意成分として用いられる、ポリエチレン
又はエチレンを主体とするオレフィン系共重合体の配合
量は、成分(a)100重量部に対して、上限値が15
0重量部、好ましくは130重量部、より好ましくは1
00重量部であり、下限値が0重量部、好ましくは10
重量部、より好ましくは30重量部である。
【0014】任意成分:無機充填剤 無機充填剤は、成形品の圧縮永久歪みなど一部の物性を
改良する効果のほかに、増量による経済上の利点を有す
る。用いられる無機充填剤としては、炭酸カルシウム、
タルク、水酸化マグネシウム、マイカ、クレー、硫酸バ
リウム、天然けい酸、合成けい酸(ホワイトカーボ
ン)、酸化チタン、カーボンブラックなどがある。これ
らのうち、炭酸カルシウム、タルクが特に好ましい。配
合量は成分(a)100重量部に対して、好ましくは1
00重量部以下、特に好ましくは60重量部以下であ
る。100重量部を越えると、得られる樹脂組成物の機
械的強度の低下が著しく、かつ、硬度が高くなって柔軟
性が失われ、ゴム的な感触の製品が得られなくなる。さ
らに、本発明の組成物は用途に応じて、各種のブロッキ
ング防止剤、シール性改良剤、熱安定剤、酸化防止剤、
紫外線吸収剤、滑剤、結晶核剤、着色剤等を含有するこ
とも可能である。本発明は、上記成分を任意の順序で又
は同時に溶融混練することにより製造することができ
る。溶融混練の方法に特に制限はなく、公知の方法を使
用し得る。例えば、単軸押出機、二軸押出機、ロール、
バンバリーミキサー又は各種のニーダー等を使用し得
る。2軸混練機を用いる場合には、例えば、スクリュー
回転数100rpm、混練温度180〜240℃で溶融
混練を行う。こうして得られた組成物は接着性に優れて
いるので、該組成物を押し出し成形して成形品を得た
後、何ら表面処理することなく、植毛接着に付すことが
できる。
【0015】
【実施例】次に、実施例及び比較例により本発明を更に
説明するが、本発明はこれらに限定されるものではな
い。なお、実施例及び比較例で用いた各成分は下記の通
りである。
【0016】成分(a):ブロック共重合体 商品名:セプトン4077(商標)(クラレ株式会社) 種類:スチレン・エチレン・プロピレン・スチレン共重
合体 スチレンの含有量:30重量% イソプレン(1,4−ミクロ構造)の含有量:70重量
% 数平均分子量:260,000 重量平均分子量:320,000 分子量分布1.23 水素添加率:90%以上
【0017】成分(b):官能基を有する、ジエンから
誘導される繰り返し単位を含む(共)重合体 (b−1) 商品名:R−45HT(商標)(出光石油化学株式会
社) 官能基:水酸基 構造:末端に水酸基を有するポリブタジエン 数平均分子量:2800 室温での形態:液状 (b−2) 商品名:ポリテールH(商標)(三菱化学株式会社) 官能基:水酸基 構造:末端に水酸基を有するポリブタジエンの水素添加
化合物 数平均分子量:1700〜2900 室温での形態:フレーク状
【0018】成分(c):非芳香族系ゴム用軟化剤 商品名:ダイアナプロセスオイル PW−90(商標)
(出光興産株式会社) 種類:パラフィン系オイル 重量平均分子量:540 芳香族成分の含有量:0.1%以下
【0019】成分(d):パーオキサイド分解型オレフ
ィン系樹脂 商品名:CJ−700(商標)(グランドポリマー株式
会社) 種類:ホモポリプロピレン 密度:0.9g/cm3 結晶化度:Tm 166℃、△Hm:82mJ/mg
【0020】成分(e):有機過酸化物 商品名:パーヘキサ25B(商標)(日本油脂株式会
社) 種類:2,5−ジメチル−2,5−ジ(t−ブチルパー
オキシ)ヘキサン
【0021】成分(f):架橋助剤 商品名:NKエステルIND(商標)(新中村化学株式
会社) 種類:トリエチレングリコールジメタクリレート
【0022】任意成分:エチレン系(共)重合体 (1)FS−370(商標)(住友化学工業) 種類:直鎖状低密度ポリエチレン (2)エンゲージEG−8150(商標)(ダウ・ケミ
カル日本社) 種類:エチレン−オクテン共重合体 Tm:55℃ Tc:36℃ メルトインデックス(JISK7210,190℃,
2.16Kg):0.5g/10分
【0023】任意成分:充填剤 (1)NS−400(商標)(三共精粉株式会社) 種類:炭酸カルシウム (2)SH−200(商標)(東レダウコーニング) 種類:シリコーンオイル
【0024】比較成分: 商品名:YSポリスターT145(商標)(ヤスハラケ
ミカル) 官能基:水酸基 構造:テルペン樹脂 数平均分子量:1050 室温での形態:フレーク状
【0025】実施例1〜14および比較例1〜11 各成分を下記表1に示す割合(重量部)で、20L加圧
ニーダーを使用して一括で溶融混練することにより熱可
塑性樹脂組成物を得た。混練温度は180〜220℃で
あり、ローター回転数は30〜80rpmであった。得
られた組成物を、下記に示すように、押出し成形した
後、植毛接着を行って試験片を作成し、接着性を評価し
た。評価結果を、組成物の組成と共に表1(実施例)お
よび表2(比較例)に示す。
【0026】試験片の作成 上記で得られた組成物を40mm単軸押出機を使用し、
混練温度180〜220℃およびスクリュー回転数40
rpmで、平板型の金型を用いて押し出し成形して押出
しシートを作成した後、必要に応じて、該シート材の表
面をエタノールで洗浄する。次いで、該シート材の表面
に下記接着剤を塗布し、乾燥させる(乾燥条件:80℃×
20分、乾燥後の膜厚40μm)。その後、静電植毛法によ
って植毛(ナイロンパイル、太さ3デニール)を行い
(電極間距離:30cm 電圧:70KV)、常温で24
時間放置したものを試験片として使用する。なお、試験
片の平面図および断面図を各々、図1及び図2に示す。
【0027】接着剤:1液系接着剤 塩素化ポリエチレンやウレタン系プレポリマーなどの組
成物と溶剤種としてのトルエン、N−ブチルアセテート
等との1液系接着剤を使用する。 (1)TSK−10(商標)(三和高分子) 種類:ウレタン変性プレポリマー (2)JC−2(商標)(ロードファーイーストインコ
ーポレーテッド) 種類:ウレタン変性プレポリマー
【0028】評価方法 上記2種類の接着剤に関して、下記の接着力試験および
浸漬試験を行った。 (1)毛接着力試験 1インチ(25.4mm)幅で、剥離速度を50mm/分
として、図3に示すように180度ピーリング試験を実施
し、接着強度を測定した。その結果を下記基準に従って
評価した。 ○:接着剤が試験片から剥がれ難い。 ×:接着剤が試験片から剥がれる。 (2)ワックスリムーバー浸漬試験 ユシロ化学製ST−7(溶剤型ワックス除去剤)を蒸留
水で5%に希釈したものをワックスリムーバーとして使
用し、この中に、80±2℃雰囲気下で試験片を浸漬し
た。15分浸漬後、試験片を熱水(80±2℃の蒸留
水)中で洗浄し、ワックスリムーバーを取り除いた。そ
の結果を下記基準に従って評価した。 ○:試験片が膨潤しない。 ×:試験片が膨潤する。 (3)目視による試験片の外観試験 ○:試験片の表面に異常が無く、商品として使用可能な
もの。 ×:試験片の表面に肌荒れやブリード(ベタツキ)を生
じ、商品にならないもの。
【0029】
【表1】
【0030】
【表2】
【0031】表1および表2から明らかなように、本発
明に係る組成物は、接着性および外観ともに良好であ
る。ところが、成分(b)の配合量が少ない比較例1の
組成物および成分(b)としてテルペン樹脂を使用した
比較例3の組成物は接着性に劣り、成分(b)が多すぎ
る比較例2の組成物は、接着性は良好であるものの、表
面にブリード(ベタツキ)を生じた。また、成分(c)
〜(f)のいずれかの配合量が本発明の範囲外である場
合(比較例4〜11)も、接着性および外観がともに良
好である組成物は得られなかった。
【0032】
【発明の効果】本発明の熱可塑性樹脂組成物を用いた成
形品は、表面を何ら処理することなく、接着強度の高い
植毛を行うことができる。
【0033】
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の組成物と植毛接着部分からなる試験片
の平面図である。
【図2】本発明の組成物と植毛接着部分からなる試験片
の断面図である。
【図3】180度剥離強さの測定方法を説明するための
図である。
【0034】
【符号の説明】
1 本発明の組成物 2 植毛接着部分 A 植毛接着部分を本発明組成物から剥がした部分(ピ
ーリング試験機にセットするつまみ部分)
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) C08L 15/00 C08L 15/00 23/00 23/00 91/00 91/00 (72)発明者 湯浅 健 東京都中央区日本橋本町3丁目11番5号 理研ビニル工業株式会社内 Fターム(参考) 4F100 AH02A AH02H AK03A AK12A AK28A AK28J AL01A AL02A AL05A AL06A BA02 BA10A BA10B CA02A CA04A CB00 DG08B JB07 JK01 JK06 JK20 4J002 AC11X AE05Y BB11Z BB12Z BP01W EH077 EK006 EU197 FD146 FD157 GJ00

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 (a)ビニル芳香族化合物を主体とする
    少なくとも2個の重合体ブロックAと共役ジエン化合物
    を主体とする少なくとも1個の重合体ブロックBとから
    なるブロック共重合体、及び/又は、これを水素添加し
    て得られるブロック共重合体 100重量部に対し
    て、(b)官能基を有する、ジエンから誘導される繰り
    返し単位を含む(共)重合体、及び/又はその水素添加
    物 1〜40重量部、(c)非芳香族系ゴム用軟化剤
    10〜300重量部、(d)パーオキサイド分解型オレ
    フィン系樹脂 10〜200重量部、(e)有機過酸化
    物 0.1〜5.0重量部、および(f)架橋助剤
    0.1〜10.0重量部を含有する接着性良好な熱可塑
    性樹脂組成物。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載の熱可塑性樹脂組成物を
    押し出し成形した後、表面処理を行うことなく植毛接着
    を行って得られることを特徴とする成形品。
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