JP2002080616A - 表示素子用高分子フィルム及びこれを用いた表示素子用基板 - Google Patents

表示素子用高分子フィルム及びこれを用いた表示素子用基板

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JP2002080616A
JP2002080616A JP2001023795A JP2001023795A JP2002080616A JP 2002080616 A JP2002080616 A JP 2002080616A JP 2001023795 A JP2001023795 A JP 2001023795A JP 2001023795 A JP2001023795 A JP 2001023795A JP 2002080616 A JP2002080616 A JP 2002080616A
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Yutaka Matsuda
豊 松田
Hideki Goto
英樹 後藤
Shinji Oono
晋児 大野
Junji Tanaka
順二 田中
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 TFTの製造工程における製造条件に耐え、
液晶自体に対しても耐性のある表示素子用基板を提供す
る。 【解決手段】 3官能以上のアクリロイル基及び/又は
メタクリロイル基を有する高分子フィルムを基材とす
る、ジメチルスルホキシド、水酸化テトラメチルアンモ
ニウムに対する耐溶剤性、および表示素子等に用いられ
る液晶に対する耐性を合わせ持つ、Tgが200℃以上
で500nmの光線透過率が85%以上の表示素子用高
分子フィルム及びこれを用いた表示素子用基板。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は薄膜トランジスタ
(以下、TFTと略す)等の表示素子用基板に用いられ
るプラスチック基材に関するものである。
【0002】
【従来の技術】液晶,プラズマディスプレイ,エレクト
ロルミネッセンス(EL),蛍光表示管,発光ダイオ−
ド等のディスプレイ基材としてはガラス板が多く用いら
れている。しかし、大面積化を考えた場合、割れ易い、
曲げられない、比重が大きく軽量化に不向き等の問題か
ら、近年、ガラス板の代わりにプラスチック素材を用い
る試みが数多く行われるようになってきた。これらのプ
ラスチック素材は、ガラス板に比べ耐溶剤性、耐液晶
性、耐熱性等に劣るため、種々の無機及び/又は有機質
バリヤー層を設けることでこれらの欠点を補う試みがな
されているものの、特にTFT液晶表示基板の製造工程
においては、例えばTN、STNなどの液晶表示基板と
は異なり、レジストの除去に使用されるジメチルスルホ
キシド(以下、DMSOと略す)およびフォトリソグラ
フィーの現像液である水酸化テトラメチルアンモニウム
(以下、TMAHと略す)に対する耐性が必要であり、
さらに表示素子に用いられる液晶ミクスチャー自体に対
しても耐性が必要とされる。例えば、TN、STNの表
示基板材料で使用されるポリエーテルスルホン(PE
S)等は、耐液晶性はあるものの、ジメチルスルホキシ
ドに侵される。また、例えば、環状ポリオレフィン(C
OP)等は耐ジメチルスルホキシド性があるものの、液
晶に耐性がない等、レジスト除去溶剤、フォトリソグラ
フィーの現像液および液晶に対する耐性を合わせ持つ液
晶表示素子用耐熱性透明高分子フィルム素材が存在しな
かった。
【0003】一方、TFTの製造工程においては、例え
ば特表平10−512104号公報に示されるように、
エネルギービームによる半導体薄膜のアニーリングと入
射エネルギービームを吸収する材料で基板材料を保護す
ること、さらには、プラスチック基材自体の慎重なアニ
ーリングによって、基材の収縮率を飽和させる等の措置
が採られ、従来の方式よりも基板材料に求められる耐熱
性および寸法安定性という条件は、かなり緩和されてき
た。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】このような状況の中
で、本発明者らは、TFTの製造工程における製造条件
に耐え、液晶自体に対しても耐性のある耐熱性透明高分
子フィルムが提供できれば、何層にも及ぶ積層フィルム
によらなくてもTFT表示素子用基板のベースフィルム
(基材)を提供することができるものと考え、鋭意検討
を行った結果、以下の本発明に至った。
【0005】
【課題を解決するための手段】すなわち本発明は、3官
能以上のアクリロイル基及び/又はメタクリロイル基を
有するモノマーを架橋させて得られる高分子フィルムを
基材とし、ジメチルスルホキシドおよび水酸化テトラメ
チルアンモニウムに対する耐性、および表示素子等に用
いられる液晶に対する耐性を合わせ持つ、Tgが200
℃以上の表示素子用高分子からなる、波長500nmの
光線透過率が85%以上の表示素子用高分子フィルム及
びこれを用いた表示素子用基板である。
【0006】
【発明の実施の形態】前述のように、従来の方式よりも
基板材料に求められる耐熱性はかなり緩和されてきたと
はいえ、特にTFTの製造工程における環境温度は、な
お200℃を越える場合があり、この点から表示素子用
高分子のガラス転移温度は200℃以上であることが好
ましい。また、表示素子用である以上透明性も重要な特
性の1つであり、波長500nmの光線透過率が85%
以上であることが望ましい。さらに、フォトリソグラフ
ィー工程では、慎重に作製された積層フィルムでも、耐
溶剤性バリアと基材フィルムの隙間に溶剤が進入し、基
材フィルムを浸食することがしばしば起こることがあ
り、同様に、液晶を注入する工程においても、間隔を保
って張り合わされた2枚の基板が液晶中に一部浸漬され
ることによって、液晶が注入されるため、溶剤と同様
に、バリアと基材フィルムの隙間に液晶の進入が考えら
れる。したがって、この2工程における液体の浸漬に同
時に耐える表示素子用高分子フィルムである事が要求さ
れる。
【0007】本発明の、レジスト除去溶剤であるDMS
Oおよびフォトリソグラフィーの現像液であるTMAH
に対する耐性、および耐液晶性を合わせ持つ、Tgが2
00℃以上の表示素子用高分子であって、波長500n
mの光線透過率が85%以上の高分子フィルムが得られ
る表示素子用高分子としては、例えば3官能以上のアク
リロイル基及び/又はメタクリロイル基を有するモノマ
ーを架橋させて得られる高分子を挙げることができ、前
記モノマーとしては一般式(1)〜(4)に示される3
官能以上のアクリロイル基及び/又はメタクリロイル基
を有するものがよい。
【0008】
【化5】
【0009】
【化6】
【0010】
【化7】
【0011】
【化8】
【0012】一般式(1)中のR1,R2,R3は、−H
または−CH3である。これらの中では、 R1,R2,R
3がすべてが−H であることが好ましい。一般式(2)
中のY1は、−H、−OH、アルキル基、−OR4、−
(CH2nOHただし、n=1〜8、または、アクリロ
イル基もしくはメタクリロイル基を含むものであり、こ
の中では、アルキル基または−(CH2nOH が好ま
しく、その中でもエチル基または−CH2OH がより好
ましい。一般式(3)中のY1は、−H、−OH、アル
キル基、−OR4、−(CH2nOHただし、n=1〜
8で、または、アクリロイル基もしくはメタクリロイル
基を含むものであり、この中では、アルキル基または−
(CH2nOH が好ましく、その中でもエチル基また
はメチルヒドロキシ基がより好ましい。一般式(4)中
のX1,X2,X3の各々は、アクリロイル基またはメタ
クリロイル基を含むものである。また、Y3,Y4,Y5
の各々は、−H、−OH、アルキル基、または−O
4、−(CH2nOHただし、n=1〜8、アクリロ
イル基もしくはメタクリロイル基を含むものである。好
ましいX1,X2,X3の例としては、アクリロイル基を
含むものであり、その中でもメチレンオキサイド変性の
アクリロイル基がより好ましい。また、 Y3,Y4,Y5
の内、1〜3個がアクリロイル基を含むもの(特にメチ
レンオキサイド変性のアクリロイル基)であり、 Y3
4,Y5の残りがアルキル基(特にエチル基)、−(C
2nOH(特に−CH2OH)のいずれかであること
が好ましい。
【0013】本発明の3官能以上のアクリロイル基及び
/又はメタクリロイル基を有するモノマーを架橋させて
得られる高分子フィルムは、該モノマーのアクリロイル
基及び/又はメタクリロイル基を電子線架橋、熱架橋、
紫外線(UV)架橋等によって、フィルム化することが
でき、熱架橋の場合には過酸化物を、また紫外線架橋で
は、光重合開始剤及び光開始剤を重合開始剤として用い
る。さらに、前記アクリロイル基及び/又はメタクリロ
イル基を有するモノマーを架橋させて得られる高分子中
に、ハイドロキノン、ベンゾキノンなどの熱重合禁止
剤、ポリアルキルアクリレート、シリコンオイル等のレ
ベリング剤、ガラス繊維、微小粒径のシリカ等のフィラ
ーを混入することができる。また、前記3官能以上のア
クリロイル基及び/又はメタクリロイル基を有する高分
子1種類以上と単官能以上のアクリロイル基及び/又は
メタクリロイル基を有する高分子1種類以上を混合して
フィルム化することも可能であり、この方法は、フィル
ムの靱性を高める上で効果的である。こうして得られた
ワニス状の物質を用いてキャスト法により製膜し、例え
ば酸化ケイ素系のガス・水蒸気バリヤーを施せば、TF
T表示素子用基板として使用できる。
【0014】
【実施例】以下、実施例に従い、説明する。 <実施例1> 熱架橋 一般式(4)において、 X1,X2,X3が総てメチレン
オキサイド変性のアクリロイル基、Y3,Y4,Y5内2
つがエチル基、残り1つがメチレンオキサイド変性のア
クリロイル基である構造を持つアクリレート10gに、過
酸化物架橋剤として、0.2gのパーヘキサ25B(四国
化成製)を添加してワニスを調製した。室温で10分撹
拌した後、離型処理したガラス板上に作成した厚み0.
4mmの枠内に前記ワニスを注入し、上部より離型処理
したガラス板をのせた後、110℃に設定した乾燥機に
3時間入て硬化させた。硬化終了後、ガラス板からフィ
ルムを剥離して試料を得た。 <実施例2> UV架橋1 実施例1で用いたアクリレートと同一のアクリレート10
gに0.1gのイルガキャア184(チバスペシャリティ
ケミカル製)を添加して調製したワニスを、50〜70
℃で10〜20分撹拌した後、離型処理したガラス板上
に作成した厚み0.4mmの枠内のワニスを注入した。
上部より離型処理したガラスをのせた後、両面から約5
00mJ/cm2のUV光を照射して硬化させ、ガラス
からフィルムを剥離して試料を得た。 <実施例3> UV架橋2 実施例2で用いたアクリレート10gに代えて、一般式
(1)のR1,R2,R3が総て−Hである構造を持つア
クリレート10gを用いた以外は実施例2と同様にして試
料を得た。 <実施例4> UV架橋3 実施例2で用いたアクリレート10gに代えて、一般式
(2)のY1が−CH2OH である構造を持つアクリレ
ート10gを用いた以外は実施例2と同様にして試料を得
た。 <実施例5> UV架橋4 実施例2で用いたアクリレート10gに代えて、一般式
(3)のY2がエチル基である構造を持つアクリレート1
0gを用いた以外は実施例2と同様にして試料を得た。 <実施例6> UV架橋5 実施例2で用いたアクリレート10gに代えて、一般式
(3)のY2がメチレンオキサイド変性のアクリロイル
基である構造を持つアクリレート10gを用いた以外は実
施例2と同様にして試料を得た。 <実施例7> UV架橋6 実施例2で用いたアクリレート10gに代えて、一般式
(4)の X1,X2,X3が総てメチレンオキサイド変性
のアクリロイル基、 Y3およびY4がメチレンオキサイ
ド変性のアクリロイル基、Y5が−CH2OCH3である
構造を持つアクリレート10gを用いた以外は実施例2と
同様にして試料を得た。 <実施例8> 電子線架橋 実施例1で用いたアクリレートと同一のアクリレート10
gを、離型処理したガラス板上に作成した厚み0.4m
mの枠内に注入し、上部より離型処理したガラス板をの
せた後、上部より約500kGyの電子線を照射して硬
化した。硬化終了後、ガラス板からフィルムを剥離して
試料を得た。
【0015】<比較例1>実施例2で用いたアクリレー
ト10gに代えて、2官能アクリレートとしてイソシアヌ
ル酸エチレンオキサイド変性ジアクリレート10gを用い
た以外は実施例2と同様にして試料を得た。 <比較例2>実施例2で用いたアクリレート10gに代え
て、2官能アクリレートとしてポリエチレングリコール
ジアクリレート10gを用いた以外は実施例2と同様にし
て試料を得た。 <比較例3>実施例2で用いたアクリレート10gに代え
て、2官能アクリレートとしてトリプロピレングリコー
ルジアクリレート10gを用いた以外は実施例2と同様に
して試料を得た。
【0016】<実施例9>実施例3で用いた3官能アク
リレート5gと比較例1で用いた2官能アクリレート5g
を混合したものを用いた以外は実施例2と同様にして試
料を得た。 <実施例10>実施例9で用いた2官能アクリレート5
gに代えて、トリプロピレングリコールジアクリレート
5gを用いた以外は実施例9と同様にして試料を得た。 <実施例11>実施例2で用いたアクリレート10gに代
えて、単官能アクリレートとしてイソボニルアクリレー
ト1gと実施例3で用いた3官能アクレート9gを混合
したものを用いた以外は実施例2と同様にして試料を得
た。
【0017】以上のようにして作製した試料について、
下記に示す評価方法により、色、500nmの光線透過
率、耐DMSO性、耐TMAH性、耐液晶性を評価し
た。 評価方法 色: 目視による外観観察を行う。 500nmの光線透過率: 分光光度計U3200(日
立製作所製)で測定した。 耐DMSO性: 40℃のDMSO溶液に試料を投
入して60分放置。試料を取り出した後、目視にて外観
観察を行う。 耐TMAH性 : 24℃の15%TMAH水溶液
に試料を投入して60分放置する。試料を取り出した
後、目視にて外観観察を行う。 耐液晶性: 基板の表面にメルク社製ZLI−4
792を1滴滴下する。120℃のオーブン内に投入し
て1時間放置する。試料を取り出した後、目視にて外観
観察を行う。 Tg: 粘弾性測定装置 DMS-210(セイコーインスツルメンツ
製)の1Hzでのtanδの最大値をガラス転移点(Tg)と
した。 評価結果を表1〜3に示す。
【0018】
【表1】
【0019】
【表2】
【0020】
【表3】
【0021】表1〜3に示すように、3官能以上のアク
リロイル基及びメタクリロイル基(実施例1〜8)を有
するものでは、いずれもTgが250℃以上、500n
mの光線透過率が89%以上であり、耐DMSO性、耐
TMAH性、耐液晶性に問題がなかった。これに対し、
2官能のアクリロイル基(比較例1〜3)を有するもの
では、いずれもレジスト除去溶剤に対する耐性に問題が
あり、Tgが200℃以下であった。また、本発明の3
官能以上のアクリロイル基と単官能以上のアクリロイル
基を有するものを混合して用いた場合は、実施例9〜1
1に示すように、Tgが若干低下した他は、特に性能上
問題はなく、Tgに関しても200℃以上という条件は
満足していた。これらの混合組成物を用いた場合、取り
扱い時の感触から靭性が増加しており、特にプラスチッ
ク基板特有の割れにくいという性質をより多く備えてい
るものと考えられた。
【0022】<実施例12>実施例3に示す方法により、シ
ート状の基材を作製し、酸素及び水蒸気バリヤーとし
て、酸化ケイ素系の無機層を蒸着した。これを高分子基
板として、特表平10−512104号公報に示す方法
に従って、TFTアレイを作製した。この作製工程中、
レジストの除去溶剤にDMSOおよびフォトリソグラフ
ィーの現像液にTMAHを使用したが、前記高分子基板
にふくれ、曇りなどの変性は見られなかった。カラーフ
ィルター基板についても同様のフォトリソグラフィー手
法によって作製した。この時もDMSOおよびTMAH
を使用したが、TFTアレイ同様ふくれ、曇り等の変性
は見られなかった。次に、TFT、カラーフィルターの
両基板を洗浄後、配向膜処理を施し、カラーフィルター
側にエポキシ接着剤をスクリーン印刷により塗布し、T
FT基板状にスペーサーを散布した後、両者を張り合わ
せた。この後、あらかじめ開けられた両基板の隙間から
真空注入法により液晶を注入した。液晶注入法は周知の
ように、両基板の隙間(開口部)を液晶中に浸漬して圧
力差により注入する方法であり、開口部周囲の基板部分
は必ず液晶中に浸漬される。この操作後も両基板に変性
は見られず、本発明により、プラスチック基板を用いた
良好なTFT液晶セルを得ることが証明された。
【0023】
【発明の効果】以上に述べたように、本発明の表示素子
用高分子フィルムは、レジスト除去溶剤であるジメチル
スルホキシドおよびフォトリソグラフィーの現像液であ
る水酸化テトラメチルアンモニウムに対する耐溶剤性、
および耐液晶性を合わせ持つものであり、しかも耐熱
性、透明性に優れるため、特にTFT用表示素子基板と
しての用途に最適である。従来こうした用途を目的とし
た高分子フィルムは、何層にも及ぶ積層材構造によって
その要求特性を維持してきたが、本発明は、従来の積層
材構造における欠点、すなわち多工程によるコスト高、
溶剤の層間進入によるふくれ、剥離等を克服し、良好な
TFT用表示基板を提供することが出来るものであり、
電子産業上極めて有用である。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) // C08L 33:00 C08L 33:00 (72)発明者 田中 順二 東京都品川区東品川2丁目5番8号 住友 ベークライト株式会社内 Fターム(参考) 2H090 JB03 JD08 4F071 AA33 AA33X AF02 AF29Y AF30Y AH16 AH19 BA02 BB02 BB03 BC01 BC02 4J100 AL02Q AL08Q AL67P BA02P BA03P BA04P BC73P CA01 CA04 DA28 DA61 DA62 DA64 JA32 5C094 AA02 AA31 AA44 EB02

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 耐ジメチルスルホキシド性、耐水酸化テ
    トラメチルアンモニウム性、および耐液晶性を有する、
    Tgが200℃以上の表示素子用高分子からなる、波長
    500nmの光線透過率が85%以上であることを特徴
    とする表示素子用高分子フィルム。
  2. 【請求項2】 表示素子用高分子が、3官能以上のアク
    リロイル基及び/又はメタクリロイル基を有するモノマ
    ーを架橋させて得られる表示素子用高分子である請求項
    1記載の表示素子用高分子フィルム。
  3. 【請求項3】 表示素子用高分子が一般式(1)で示さ
    れるモノマーを架橋させて得られる表示素子用高分子で
    ある請求項1または2記載の表示素子用高分子フィル
    ム。 【化1】
  4. 【請求項4】 表示素子用高分子が一般式(2)で示さ
    れるモノマーを架橋させて得られる表示素子用高分子で
    ある請求項1または2記載の表示素子用高分子フィル
    ム。 【化2】
  5. 【請求項5】表示素子用高分子が一般式(3)で示され
    るモノマーを架橋させて得られる表示素子用高分子であ
    る請求項1または2記載の表示素子用高分子フィルム。 【化3】
  6. 【請求項6】表示素子用高分子が一般式(4)で示され
    るモノマーを架橋させて得られる表示素子用高分子であ
    る請求項1または2記載の表示素子用高分子フィルム。 【化4】
  7. 【請求項7】表示素子用高分子が一般式(1)で示され
    るモノマー、一般式(2)で示されるモノマー、一般式
    (3)で示されるモノマー及び一般式(4)で示される
    モノマーからなる群から選ばれた1種類以上のモノマー
    と、前記群に属さない単官能以上のアクリロイル基及び
    /又はメタクリロイル基を有する1種類以上のモノマー
    とを混合した後、架橋させて得られる表示素子用高分子
    である請求項1または2記載の表示素子用高分子フィル
    ム。
  8. 【請求項8】請求項1〜7のいずれか1項に記載の表示
    素子用高分子フィルムを使用してなる表示素子用基板。
  9. 【請求項9】請求項1〜7のいずれか1項に記載の表示
    素子用高分子フィルムを使用してなる薄膜トランジスタ
    表示素子用基板。
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