JP2002275285A - 光学用高分子シートの製造方法及びこの方法を用いて製造された表示素子用基板 - Google Patents

光学用高分子シートの製造方法及びこの方法を用いて製造された表示素子用基板

Info

Publication number
JP2002275285A
JP2002275285A JP2001365085A JP2001365085A JP2002275285A JP 2002275285 A JP2002275285 A JP 2002275285A JP 2001365085 A JP2001365085 A JP 2001365085A JP 2001365085 A JP2001365085 A JP 2001365085A JP 2002275285 A JP2002275285 A JP 2002275285A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
group
monomer
polymer sheet
producing
general formula
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2001365085A
Other languages
English (en)
Inventor
Yutaka Matsuda
豊 松田
Junji Tanaka
順二 田中
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sumitomo Bakelite Co Ltd
Original Assignee
Sumitomo Bakelite Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Sumitomo Bakelite Co Ltd filed Critical Sumitomo Bakelite Co Ltd
Priority to JP2001365085A priority Critical patent/JP2002275285A/ja
Publication of JP2002275285A publication Critical patent/JP2002275285A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Liquid Crystal (AREA)
  • Manufacture Of Macromolecular Shaped Articles (AREA)
  • Polymerisation Methods In General (AREA)
  • Addition Polymer Or Copolymer, Post-Treatments, Or Chemical Modifications (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 レジストの除去に使用される溶剤やフォトリ
ソグラフィーの現像液、さらに表示素子に用いられる液
晶ミクスチャーに対しても耐性を持つ上にさらに、平坦
性や光学特性の向上、並びに真空雰囲気下に於けるガス
発生を低減した高分子シートを提供する。 【解決手段】 2又は3官能のアクリロイル基及び/又
はメタクリロイル基を有するモノマーを架橋させて得ら
れる光学用高分子シートの製造方法において、ラマンス
ペクトルにおけるアクリロイル基又はメタクリロイル基
の、C=Oを示す吸収ピークとC=Cを示す吸収ピーク
の面積比から求められる反応率が20〜55%の時に、
第一段の架橋反応を停止させ、応力を緩和させた状態で
さらに熱を加えて第二段の架橋反応を起こさせることに
よって、架橋反応率を75%以上に高める。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は薄膜トランジスタ
(以下、TFTと略す)、エレクトロルミネッセンス
(EL)等の表示素子用基板およびに用いられる光学用
高分子シートに関するものである。
【0002】
【従来の技術】液晶,プラズマディスプレイ,エレクト
ロルミネッセンス(EL),蛍光表示管,発光ダイオ−
ド等のディスプレイ基材としてはガラス板が多く用いら
れている。しかし、大面積化を考えた場合、割れ易い、
曲げられない、比重が大きく軽量化に不向き等の問題か
ら、近年、ガラス板の代わりにプラスチック素材を用い
る試みが数多く行われるようになってきた。これらのプ
ラスチック素材は、ガラス板に比べ耐溶剤性、耐液晶
性、耐熱性等に劣るため、種々の無機及び/又は有機質
バリヤー層を設けることでこれらの欠点を補う試みがな
されているものの、特にTFT液晶表示基板の製造工程
においては、例えばTN、STNなどの液晶表示基板と
は異なり、レジストの除去に使用される溶剤やフォトリ
ソグラフィーの現像液、さらに表示素子に用いられる液
晶ミクスチャーに対しても耐性が必要とされる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】本発明はこれらの耐性
を持つ上にさらに、平坦性や光学特性の向上、並びに真
空雰囲気下に於けるガス発生(以下アウトガスという)
の低減を目指した。
【0004】
【課題を解決するための手段】すなわち本発明は、 (1)2又は3官能のアクリロイル基及び/又はメタク
リロイル基を有するモノマーを架橋させて得られる光学
用高分子シートの製造方法において、ラマンスペクトル
におけるアクリロイル基又はメタクリロイル基の、C=
Oを示す吸収ピークとC=Cを示す吸収ピークの面積比
から求められる反応率が20〜55%の時に、第一段の
架橋反応を停止させ、応力を緩和させた状態でさらに熱
を加えて第二段の架橋反応を起こさせることによって、
架橋反応率を75%以上に高めることを特徴とする光学
用高分子シートの製造方法。
【0005】(2)前記2又は3官能のアクリロイル基
及び/又はメタクリロイル基を有するモノマーが一般式
(1)で示される(1)の光学用高分子シートの製造方
法。
【化12】
【0006】(3)前記2又は3官能のアクリロイル基
及び/又はメタクリロイル基を有するモノマーが一般式
(2)で示される(1)の光学用高分子シートの製造方
法。
【化13】 (一般式(2)中、R1,R2,R3の各々は−Hまたは−
CH3である)
【0007】(4)前記2又は3官能のアクリロイル基
及び/又はメタクリロイル基を有するモノマーが一般式
(3)で示される(1)の光学用高分子シートの製造方
法。
【化14】
【0008】(5)前記2又は3官能のアクリロイル基
及び/又はメタクリロイル基を有するモノマーが一般式
(4)で示される(1)の光学用高分子シートの製造方
法。
【化15】 (式(4)において、R1は水素原子又はメチル基であ
る。)
【0009】(6)前記2又は3官能のアクリロイル基
及び/又はメタクリロイル基を有するモノマーが一般式
(5)で示される(1)の光学用高分子シートの製造方
法。
【化16】 (式(5)において、R2は水素原子又はメチル基であ
る。)
【0010】(7)前記2又は3官能のアクリロイル基
及び/又はメタクリロイル基を有するモノマーが一般式
(6)で示される(1)の光学用高分子シートの製造方
法。
【化17】 (式(6)において、R3は水素原子又はメチル基であ
る。)
【0011】(8)前記2又は3官能のアクリロイル基
及び/又はメタクリロイル基を有するモノマーが一般式
(7)で示される(1)の光学用高分子シートの製造方
法。
【化18】 (式(7)において、R4は水素原子又はメチル基であ
る。)
【0012】(9)前記2又は3官能のアクリロイル基
及び/又はメタクリロイル基を有するモノマーが一般式
(8)で示される(1)の光学用高分子シートの製造方
法。
【化19】 (式(8)において、R5は水素原子又はメチル基、R6
13は水素原子又は炭素数1〜16の炭化水素基であ
り、それぞれ同一でも異なっていても良い。)
【0013】(10)前記2又は3官能のアクリロイル
基及び/又はメタクリロイル基を有するモノマーが一般
式(9)で示される(1)の光学用高分子シートの製造
方法。
【化20】 (式(9)において、R14は水素原子又はメチル基、R15
はアルキレン基、R16〜R19は水素原子又は炭素数1〜
16の炭化水素基であり、それぞれ同一でも異なってい
ても良い。nは0〜2の整数である。)
【0014】(11)前記2又は3官能のアクリロイル
基及び/又はメタクリロイル基を有するモノマーが一般
式(10)で示される(1)の光学用高分子シートの製
造方法。
【化21】 (式(10)において、R1はアルキレン基、R2は水素原
子又はメチル基、a及びbはそれぞれ独立に1〜5の整
数である。)
【0015】(12)前記2又は3官能のアクリロイル
基及び/又はメタクリロイル基を有するモノマーが一般
式(11)で示される(1)の光学用高分子シートの製
造方法。
【化22】
【0016】(13)第1段の架橋反応が電子線による
架橋であることを特徴とする(1)〜(12)の光学用
高分子シートの製造方法。 (14)第1段の架橋反応が熱による架橋であることを
特徴とする(1)〜(12)の光学用高分子シートの製
造方法。 (15)第1段の架橋反応が紫外線による架橋であるこ
とを特徴とする(1)〜(12)の光学用高分子シート
の製造方法。 (16)(1)〜(15)項のいずれか1項に記載の光
学用高分子シートを使用してなる表示素子用基板。 (17)(1)〜(15)項のいずれか1項に記載の光
学用高分子シートを使用してなる薄膜トランジスタ表示
素子用基板。である。
【0017】
【発明の実施の形態】本発明は、2又は3官能のアクリ
ロイル基及び/又はメタクリロイル基を有するモノマー
を架橋させて得られる光学用高分子シートの製造方法に
おいて、架橋反応の途中で成形時の応力を一旦緩和し、
応力緩和状態で更に反応率を高めることを特徴とするも
のである。一般に、架橋反応率が低い場合には、真空時
のアウトガス成分として未反応モノマーや残存溶剤等が
発生し、後の真空工程に悪影響を与える。また、成形時
の応力をそのまま保持して架橋反応率を高くした場合に
は、アウトガス成分は低くなるものの、特に高視野角で
のリタデーション値が高くなり、光学特性の低いシート
となってしまう。そこで、反応を2段階とし、第1段階
でシートとしての形状が保たれる程度の架橋反応を行
い、一度型等の成形状態からシートをはずし、成形応力
を緩和させた状態でさらに架橋反応率を高める方法を考
案した。しかし、架橋反応率が低すぎる時点で応力を緩
和させると、しばしば第2段階の架橋反応時にシートに
反りやうねりが発生し、平坦性が損なわれることがわか
った。そこで、何らかの方法で反応率を測定し、第1段
の反応率をどの程度とし、第2段の反応率をどこまで高
めたらよいか種々の検討を行うこととした。
【0018】反応率の測定法としては、ラマン効果によ
って発生する散乱光のスペクトル分析を行うことで、架
橋物中のアクリロイル基又はメタクリロイル基の、C=
Oを示す吸収ピークとC=Cを示す吸収ピークの面積比
を算出して、反応率を測定することとした。種々の検討
の結果、この値が20〜55%となったときに第1段の
架橋反応を終了し、応力緩和後さらに75%以上まで架
橋反応を進めることで、平坦性、光学特性、アウトガス
が共に優れた光学用高分子シートを製造することができ
た。なお、本発明の第1段の架橋反応については、電子
線による架橋、熱による架橋、紫外線による架橋等、特
に限定はしない。
【0019】
【実施例】以下、実施例に従い、説明する。なお、反応
率は、日本分光社製FTラマンシステムを用いて測定し
た。 <実施例1>一般式(1)のX1およびX2が共に−CH
2OCOCHCH2であるジアクリレートモノマー(東亞
合成製)10gに、0.1gのイルガキャア184(チバス
ペシャリティケミカル製)を添加して調製したワニス
を、50〜70℃で10〜20分撹拌した後、離型処理
したガラス板上に作成した厚み0.4mmの枠内のワニ
スを注入した。上部より離型処理したガラスをのせた
後、第1段の架橋反応法として250mJ/cm2のU
V光を照射して硬化させ、ガラスから剥離してシートを
得た。このときの反応率は約25%であった。次に第2
段の架橋反応としてステンレス板上、250℃の雰囲気
中に3時間熱処理し、反応率を約75%とした。
【0020】<実施例2>第1段の架橋反応法として5
00mJ/cm2のUV光を照射して、反応率約35%
のシートを得た。さらに、第2段の架橋反応として30
0℃3時間の熱処理を行い、反応率を約84%とした。
他は、実施例1と同様の方法で作製した。 <実施例3>第1段の架橋反応法として1000mJ/
cm2のUV光を照射して、反応率約45%のシートを
得た。さらに、第2段の架橋反応として300℃3時間
の熱処理を行い、反応率を約85%とした。他は、実施
例1と同様の方法で作製した。 <実施例4>第1段の架橋反応法として3000mJ/
cm2のUV光を照射して、反応率約55%のシートを
得た。さらに、第2段の架橋反応として300℃3時間
の熱処理を行い、反応率を約86%とした。他は、実施
例1と同様の方法で作製した。
【0021】<実施例5>一般式(1)のX1およびX2
が共に−CH2OCOCHCH2であるジアクリレートモ
ノマー(東亞合成製)10gに、過酸化物架橋剤として、
0.2gのパーヘキサ25B(四国化成製)を添加して調
製したワニスを、50〜70℃で10〜20分撹拌した
後、離型処理したガラス板上に作成した厚み0.4mm
の枠内のワニスを注入した。上部より離型処理したガラ
スをのせた後、第1段の架橋反応法として110℃に設
定した乾燥機に3時間いれて硬化させた。硬化終了後、
ガラス板から剥離してシートを得た。このときの反応率
は約43%であった。さらに第2段の架橋反応としてス
テンレス板上、300℃の雰囲気中に3時間熱処理し
て、反応率を86%とした。
【0022】<実施例6>一般式(1)のX1およびX2
が共に−CH2OCOCHCH2であるジアクリレートモ
ノマー(東亞合成製)10gを、離型処理したガラス板上
に作成した厚み0.4mmの枠内に注入し、上部より離
型処理したガラス板をのせた後、第1段の架橋反応法と
して上部より約500kGyの電子線を照射して硬化し
た。硬化終了後、ガラス板から剥離してシートを得た。
このときの反応率は約36%であった。さらに第2段の
架橋反応としてステンレス板上、300℃の雰囲気中に
3時間熱処理し、反応率を85%とした。
【0023】<実施例7>一般式(2)のR1、R2、R
3の各々が−Hであるイソシアヌル酸EO変性トリアク
リレート(東亞合成製)10gに0.1gのイルガキャア1
84(チバスペシャリティケミカル製)を添加して調製
したワニスを、50〜70℃で10〜20分撹拌した
後、離型処理したガラス板上に作成した厚み0.4mm
の枠内のワニスを注入した。上部より離型処理したガラ
スをのせた後、第1段の架橋反応法として500mJ/
cm2のUV光を照射して硬化させ、ガラスから剥離し
てシートを得た。このときの反応率は約37%であっ
た。次に第2段の架橋反応としてステンレス板上、30
0℃の雰囲気中に3時間熱処理し、反応率を約88%と
した。
【0024】<実施例8>一般式(3)において、X、
1、R2がすべて水素で、pが0である構造を持つアク
リレート(クラレ製)10gに0.1gのイルガキャア18
4(チバスペシャリティケミカル製)を添加して調製し
たワニスを、50〜70℃で10〜20分撹拌した後、
離型処理したガラス板上に作成した厚み0.4mmの枠
内のワニスを注入した。上部より離型処理したガラスを
のせた後、第1段の架橋反応法として500mJ/cm
2のUV光を照射して硬化させ、ガラスから剥離してシ
ートを得た。このときの反応率は約36%であった。次
に第2段の架橋反応としてステンレス板上、300℃の
雰囲気中に3時間熱処理し、反応率を約91%とした。
【0025】<実施例9>一般式(3)において、Xが
−CH2OCOCH=CH2、R1、R2が共に水素で、p
が0である構造を持つアクリレート(クラレ製)10gに
0.1gのイルガキャア184(チバスペシャリティケミ
カル製)を添加して調製したワニスを、50〜70℃で
10〜20分撹拌した後、離型処理したガラス板上に作
成した厚み0.4mmの枠内のワニスを注入した。上部
より離型処理したガラスをのせた後、第1段の架橋反応
法として500mJ/cm2のUV光を照射して硬化さ
せ、ガラスから剥離してシートを得た。このときの反応
率は約39%であった。次に第2段の架橋反応としてス
テンレス板上、300℃の雰囲気中に3時間熱処理し、
反応率を約94%とした。
【0026】<実施例10>一般式(3)において、
X、R1、R2がすべて水素で、pが1である構造を持つ
アクリレート(クラレ製)10gに0.1gのイルガキャア
184(チバスペシャリティケミカル製)を添加して調
製したワニスを、50〜70℃で10〜20分撹拌した
後、離型処理したガラス板上に作成した厚み0.4mm
の枠内のワニスを注入した。上部より離型処理したガラ
スをのせた後、第1段の架橋反応法として500mJ/
cm2のUV光を照射して硬化させ、ガラスから剥離し
てシートを得た。このときの反応率は約38%であっ
た。次に第2段の架橋反応としてステンレス板上、30
0℃の雰囲気中に3時間熱処理し、反応率を約93%と
した。
【0027】<実施例11>一般式(3)において、X
が−CH2OCOCH=CH2、R1、R2が共に水素で、
pが1である構造を持つアクリレート(クラレ製)10g
に0.1gのイルガキャア184(チバスペシャリティケ
ミカル製)を添加して調製したワニスを、50〜70℃
で10〜20分撹拌した後、離型処理したガラス板上に
作成した厚み0.4mmの枠内のワニスを注入した。上
部より離型処理したガラスをのせた後、第1段の架橋反
応法として500mJ/cm2のUV光を照射して硬化
させ、ガラスから剥離してシートを得た。このときの反
応率は約25%であった。次に第2段の架橋反応として
ステンレス板上、300℃の雰囲気中に3時間熱処理
し、反応率を約85%とした。
【0028】<実施例12>一般式(4)のR1が水素
原子である1,3−シクロヘキサンジオールジアクリレ
ートモノマー(東亞合成製)10gを80〜100℃で
加熱溶解した後、0.1gのイルガキャア184(チバス
ペシャリティケミカル製)を添加して調製したワニス
を、80〜100℃で10〜20分撹拌した後、離型処
理したガラス板上に作成した厚み0.4mmの枠内のワ
ニスを注入した。上部より離型処理したガラスをのせた
後、第1段の架橋反応法として500mJ/cm2のU
V光を照射して硬化させ、ガラスから剥離してシートを
得た。このときの反応率は約35%であった。次に第2
段の架橋反応としてステンレス板上、300℃の雰囲気
中に3時間熱処理し、反応率を約92%とした。
【0029】<実施例13>一般式(5)のR2が水素
原子である1,2−シクロヘキサンジメタノールジアク
リレートモノマー(東亞合成製)10gを80〜100
℃で加熱溶解した後、0.1gのイルガキャア184(チ
バスペシャリティケミカル製)を添加して調製したワニ
スを、80〜100℃で10〜20分撹拌した後、離型
処理したガラス板上に作成した厚み0.4mmの枠内の
ワニスを注入した。上部より離型処理したガラスをのせ
た後、第1段の架橋反応法として500mJ/cm2
UV光を照射して硬化させ、ガラスから剥離してシート
を得た。このときの反応率は約37%であった。次に第
2段の架橋反応としてステンレス板上、300℃の雰囲
気中に3時間熱処理し、反応率を約90%とした。
【0030】<実施例14>一般式(6)のR3が水素
原子である1,3−シクロペンタンジオールジアクリレ
ートモノマー(東亞合成製)10gを80〜100℃で
加熱溶解した後、0.1gのイルガキャア184(チバス
ペシャリティケミカル製)を添加して調製したワニス
を、80〜100℃で10〜20分撹拌した後、離型処
理したガラス板上に作成した厚み0.4mmの枠内のワ
ニスを注入した。上部より離型処理したガラスをのせた
後、第1段の架橋反応法として500mJ/cm2のU
V光を照射して硬化させ、ガラスから剥離してシートを
得た。このときの反応率は約41%であった。次に第2
段の架橋反応としてステンレス板上、300℃の雰囲気
中に3時間熱処理し、反応率を約95%とした。
【0031】<実施例15>一般式(7)のR4が水素
原子である1,3−シクロペンタンジメタノールジアク
リレートモノマー(東亞合成製)10gを80〜100
℃で加熱溶解した後、0.1gのイルガキャア184(チ
バスペシャリティケミカル製)を添加して調製したワニ
スを、80〜100℃で10〜20分撹拌した後、離型
処理したガラス板上に作成した厚み0.4mmの枠内の
ワニスを注入した。上部より離型処理したガラスをのせ
た後、第1段の架橋反応法として500mJ/cm2
UV光を照射して硬化させ、ガラスから剥離してシート
を得た。このときの反応率は約42%であった。次に第
2段の架橋反応としてステンレス板上、300℃の雰囲
気中に3時間熱処理し、反応率を約96%とした。
【0032】<実施例16>一般式(8)のR5〜R13
が水素原子である4,4‘−(1−メチルーエチリデ
ン)ビスシクロヘキサノールジアクリレートモノマー
(東亞合成製)10gを120〜140℃で加熱溶解し
た後、0.1gのイルガキャア184(チバスペシャリテ
ィケミカル製)を添加して調製したワニスを、120〜
140℃で10〜20分撹拌した後、離型処理したガラ
ス板上に作成した厚み0.4mmの枠内のワニスを注入
した。上部より離型処理したガラスをのせた後、第1段
の架橋反応法として500mJ/cm2のUV光を照射
して硬化させ、ガラスから剥離してシートを得た。この
ときの反応率は約33%であった。次に第2段の架橋反
応としてステンレス板上、300℃の雰囲気中に3時間
熱処理し、反応率を約85%とした。
【0033】<実施例17>一般式(9)のR14 及び
16〜R19が水素原子 R15がエチレン基であるビス
「4−(2−ヒドロキシエトキシ)フェニル」スルフィ
ドジアクリレートモノマー(東亞合成製)10gを12
0〜140℃で加熱溶解した後、0.1gのイルガキャア
184(チバスペシャリティケミカル製)を添加して調
製したワニスを、120〜140℃で10〜20分撹拌
した後、離型処理したガラス板上に作成した厚み0.4
mmの枠内のワニスを注入した。上部より離型処理した
ガラスをのせた後、第1段の架橋反応法として500m
J/cm2のUV光を照射して硬化させ、ガラスから剥
離してシートを得た。このときの反応率は約29%であ
った。次に第2段の架橋反応としてステンレス板上、3
00℃の雰囲気中に3時間熱処理し、反応率を約84%
とした。
【0034】<実施例18>一般式(10)において、
1がエチレン基、R2がすべて水素 a及びbが1であ
る構造を持つアクリレート(東亞合成製)10gに0.1g
のイルガキャア184(チバスペシャリティケミカル
製)を添加して調製したワニスを、10〜20分撹拌し
た後、離型処理したガラス板上に作成した厚み0.4m
mの枠内のワニスを注入した。上部より離型処理したガ
ラスをのせた後、第1段の架橋反応法として500mJ
/cm2のUV光を照射して硬化させ、ガラスから剥離
してシートを得た。このときの反応率は約27%であっ
た。次に第2段の架橋反応としてステンレス板上、30
0℃の雰囲気中に3時間熱処理し、反応率を約76%と
した。
【0035】<実施例19>一般式(10)において、
1がイソプロピレン基、R2がすべて水素、a及びbが
1である構造を持つアクリレート(東亞合成製)10gに
0.1gのイルガキャア184(チバスペシャリティケミ
カル製)を添加して調製したワニスを、10〜20分撹
拌した後、離型処理したガラス板上に作成した厚み0.
4mmの枠内のワニスを注入した。上部より離型処理し
たガラスをのせた後、第1段の架橋反応法として500
mJ/cm2のUV光を照射して硬化させ、ガラスから
剥離してシートを得た。このときの反応率は約25%で
あった。次に第2段の架橋反応としてステンレス板上、
300℃の雰囲気中に3時間熱処理し、反応率を約78
%とした。
【0036】<実施例20>一般式(11)において、
1がすべて水素、R2がすべてエチレン基である構造を
持つアクリレート(東亞合成製)10gに0.1gのイルガ
キャア184(チバスペシャリティケミカル製)を添加
して調製したワニスを、10〜20分撹拌した後、離型
処理したガラス板上に作成した厚み0.4mmの枠内の
ワニスを注入した。上部より離型処理したガラスをのせ
た後、第1段の架橋反応法として500mJ/cm2
UV光を照射して硬化させ、ガラスから剥離してシート
を得た。このときの反応率は約36%であった。次に第
2段の架橋反応としてステンレス板上、300℃の雰囲
気中に3時間熱処理し、反応率を約89%とした。
【0037】<比較例1>第1段の架橋反応法として1
50mJ/cm2のUV光を照射して、反応率約17%
のシートを得、さらに、第2段の架橋反応として300
℃3時間の熱処理を行い、反応率を約81%とした他
は、実施例1と同様の方法で作製した。 <比較例2>第1段の架橋反応法として500mJ/c
2のUV光を照射して、反応率約37%のフィルムを
得、第2段の架橋反応は行わず、他は実施例1と同様の
方法で作製した。 <比較例3>第1段の架橋反応法として3000mJ/
cm2のUV光を照射して、反応率約62%のフィルム
を得、さらに、第2段の架橋反応として300℃3時間
の熱処理を行い、反応率を約88%とした他は、実施例
1と同様の方法で作製した。 <比較例4>第1段の架橋反応法として1000mJ/
cm2のUV光を照射した後、ガラスからフィルムを剥
離せずに300℃3時間の熱処理を実施とした他は、実
施例1と同様の方法で作製した。
【0038】<比較例5>第1段の架橋反応法として1
50mJ/cm2のUV光を照射して、反応率約14%
のフィルムを得、さらに、第2段の架橋反応として30
0℃3時間の熱処理を行い、反応率を約82%とした他
は、実施例3と同様の方法で作製した。 <比較例6>第1段の架橋反応法として500mJ/c
2のUV光を照射して、反応率約35%のフィルムを
得、第2段の架橋反応は行わず、他は実施例3と同様の
方法で作製した。
【0039】以上のようにして作製した試料について、
下記に示す評価方法により、フィルム厚みおよび、0゜
10゜20゜30゜40゜50゜の視野角におけるリタ
デーション値、平坦性(反り、うねりの有無)、アウト
ガス量を測定した。 <評価方法> フィルム厚み: マイクロメータにより、フィルム
中央部(リタデーション測定点) を測定した。 リタデーション: 自動複屈折計KOBURA-21H(王子
計測製)で測定した。 反り及びうねり: 目視による外観から判断した。 アウトガス量: 試料約50mgをパージ&トラッ
プ装置(日本分析工業) の試料管に入れ、流速50ml/minのヘリウムガスで揮発
成分を追い出しながら、試料を200℃で2時間加熱
し、このとき発生した揮発分を−80℃でトラップし
た。トラップした成分を急速加熱して、GC/MS(ヒ
ューレットパッカード社製)に導入した。ガスクロマト
グラム上の各ピークの帰属は、それぞれのマススペクト
ルに基づいて行った。各発生ガスの定量については、既
知濃度のn−デカンのトルエン希釈溶液を用いて、20
0℃15分の加熱条件にて同様の測定を行い、各発生ガ
ス成分のピーク面積値を比較することによって換算し、
これらを合計した。この値から試料重量に対する重量分
率としてアウトガス量を算出した。 Tg : 粘弾性測定装置 DMS-210(セイコーインスツルメン
ツ製)の1MHzでのtanδの最大値をTgとした。 評価結果を表1〜5に示す。
【0040】
【表1】
【0041】
【表2】
【0042】
【表3】
【0043】
【表4】
【0044】
【表5】
【0045】表1〜5に示すように、反応率が20〜5
5%の時に、第一段の架橋反応を停止させ、応力を緩和
させた状態でさらに熱を加えて第二段の架橋反応を起こ
させることによって、架橋反応率を75%以上に高めた
実施例では、架橋方法を問わず平坦性、光学特性、アウ
トガスが共に優れた結果を示した。これに対し、第1段
の反応率が約17%と低い時点で応力を緩和させ、さら
に熱架橋をした比較例1及び比較例5では、シートにう
ねりが発生し、平坦性が悪くなった。また、反応率を3
5%程度に押さえた比較例2及び比較例6では、アウト
ガス量が300ppm以上で実施例に比べ30倍以上高
い値となり、また、高視野角におけるリタデーションの
値も大きい。そして、第1段の反応率が約62%と高い
時点で応力を緩和させ、さらに熱架橋をした比較例3で
も、高視野角におけるリタデーションの値も大きく、さ
らに、応力を緩和せずに反応率を85%まで高めた比較
例4では、特に高視野角におけるリタデーションの値が
著しく大きい値となった。
【0046】<実施例21>実施例2に示す方法により
シート状の基材を作製し、酸素及び水蒸気バリヤーとし
て酸化ケイ素系の無機層を蒸着した。これを高分子基板
として、特表平10−512104号公報に示す方法に
従って、薄膜トランジスタ(以下TFTと略す)アレイ
を作製した。この作製工程中、前記高分子基板にふく
れ、曇り、反りなどの変性は見られなかった。また、カ
ラーフィルター基板についても同様のフォトリソグラフ
ィー手法によって作製した。この時も、TFTアレイ同
様ふくれ、曇り、反り等の変性は見られなかった。次
に、TFT、カラーフィルターの両基板を洗浄後、配向
膜処理を施し、カラーフィルター側にエポキシ接着剤を
スクリーン印刷により塗布し、TFT基板状にスペーサ
ーを散布した後、両者を張り合わせた。この後、あらか
じめ開けられた両基板の隙間から真空注入法により液晶
を注入した。液晶注入法は周知のように、両基板の隙間
(開口部)を液晶中に浸漬して圧力差により注入する方
法であり、開口部周囲の基板部分は必ず液晶中に浸漬さ
れる。この操作後も両基板に変性は見られなかった。さ
らに、上記のようにして作製した液晶セルを用いて液晶
モジュールを組み立て、50゜の視野角で色むらの有無
を観察したところ、色むらの発生はなく、本発明により
プラスチック基板を用いた良好なTFT液晶セルを得ら
れることが証明された。
【0047】
【発明の効果】本発明の光学用高分子シートの製造方法
は平坦性、光学特性、アウトガスが共に優れた光学用高
分子シートを製造することができ、本方法によって製造
された表示素子は、優れた表示性能を示した。本発明
は、液晶,プラズマディスプレイ,エレクトロルミネッ
センス(EL),蛍光表示管,発光ダイオ−ド等のディ
スプレイ基材のみならず、光ディスク、光導波路用材料
等あらゆる光学的材料の製造方法に応用が可能であり、
工業上極めて有用である。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) C08F 20/34 C08F 20/34 20/38 20/38 G02B 1/04 G02B 1/04 G02F 1/1333 500 G02F 1/1333 500 // C08L 33:00 C08L 33:00 (31)優先権主張番号 特願2001−4837(P2001−4837) (32)優先日 平成13年1月12日(2001.1.12) (33)優先権主張国 日本(JP) Fターム(参考) 2H090 HC13 JB03 JC08 4F071 AA33 AF30 AH12 BA02 BB02 BB12 BC01 4J011 AB13 AC03 AC04 CA02 CA08 CC10 4J100 AL66P AL67P BA03P BA08P BA29P BA51P BC02P BC03P BC04P BC07P BC43P BC48P BC75P CA01 DA62 FA34 JA32

Claims (17)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 2又は3官能のアクリロイル基及び/又
    はメタクリロイル基を有するモノマーを架橋させて得ら
    れる光学用高分子シートの製造方法において、ラマンス
    ペクトルにおけるアクリロイル基又はメタクリロイル基
    の、C=Oを示す吸収ピークとC=Cを示す吸収ピーク
    の面積比から求められる反応率が20〜55%の時に、
    第一段の架橋反応を停止させ、応力を緩和させた状態で
    さらに熱を加えて第二段の架橋反応を起こさせることに
    よって、架橋反応率を75%以上に高めることを特徴と
    する光学用高分子シートの製造方法。
  2. 【請求項2】 前記2又は3官能のアクリロイル基及び
    /又はメタクリロイル基を有するモノマーが一般式
    (1)で示される請求項1記載の光学用高分子シートの
    製造方法。 【化1】
  3. 【請求項3】前記2又は3官能のアクリロイル基及び/
    又はメタクリロイル基を有するモノマーが一般式(2)
    で示される請求項1記載の光学用高分子シートの製造方
    法。 【化2】 (一般式(2)中、R1,R2,R3の各々は−Hまたは−
    CH3である)
  4. 【請求項4】 前記2又は3官能のアクリロイル基及び
    /又はメタクリロイル基を有するモノマーが一般式
    (3)で示される請求項1記載の光学用高分子シートの
    製造方法。 【化3】
  5. 【請求項5】 前記2又は3官能のアクリロイル基及び
    /又はメタクリロイル基を有するモノマーが一般式
    (4)で示される請求項1記載の光学用高分子シートの
    製造方法。 【化4】 (式(4)において、R1は水素原子又はメチル基であ
    る。)
  6. 【請求項6】 前記2又は3官能のアクリロイル基及び
    /又はメタクリロイル基を有するモノマーが一般式
    (5)で示される請求項1記載の光学用高分子シートの
    製造方法。 【化5】 (式(5)において、R2は水素原子又はメチル基であ
    る。)
  7. 【請求項7】 前記2又は3官能のアクリロイル基及び
    /又はメタクリロイル基を有するモノマーが一般式
    (6)で示される請求項1記載の光学用高分子シートの
    製造方法。 【化6】 (式(6)において、R3は水素原子又はメチル基であ
    る。)
  8. 【請求項8】 前記2又は3官能のアクリロイル基及び
    /又はメタクリロイル基を有するモノマーが一般式
    (7)で示される請求項1記載の光学用高分子シートの
    製造方法。 【化7】 (式(7)において、R4は水素原子又はメチル基であ
    る。)
  9. 【請求項9】 前記2又は3官能のアクリロイル基及び
    /又はメタクリロイル基を有するモノマーが一般式
    (8)で示される請求項1記載の光学用高分子シートの
    製造方法。 【化8】 (式(8)において、R5は水素原子又はメチル基、R6
    13は水素原子又は炭素数1〜16の炭化水素基であ
    り、それぞれ同一でも異なっていても良い。)
  10. 【請求項10】 前記2又は3官能のアクリロイル基及
    び/又はメタクリロイル基を有するモノマーが一般式
    (9)で示される請求項1記載の光学用高分子シートの
    製造方法。 【化9】 (式(9)において、R14は水素原子又はメチル基、R15
    はアルキレン基、R16〜R19は水素原子又は炭素数1〜
    16の炭化水素基であり、それぞれ同一でも異なってい
    ても良い。nは0〜2の整数である。)
  11. 【請求項11】 前記2又は3官能のアクリロイル基及
    び/又はメタクリロイル基を有するモノマーが一般式
    (10)で示される請求項1記載の光学用高分子シート
    の製造方法。 【化10】 (式(10)において、R1はアルキレン基、R2は水素原
    子又はメチル基、a及びbはそれぞれ独立に1〜5の整
    数である。)
  12. 【請求項12】 前記2又は3官能のアクリロイル基及
    び/又はメタクリロイル基を有するモノマーが一般式
    (11)で示される請求項1記載の光学用高分子シート
    の製造方法。 【化11】
  13. 【請求項13】 第1段の架橋反応が電子線による架橋
    であることを特徴とする請求項1〜12記載の光学用高
    分子シートの製造方法。
  14. 【請求項14】 第1段の架橋反応が熱による架橋であ
    ることを特徴とする請求項1〜12記載の光学用高分子
    シートの製造方法。
  15. 【請求項15】 第1段の架橋反応が紫外線による架橋
    であることを特徴とする請求項1〜12記載の光学用高
    分子シートの製造方法。
  16. 【請求項16】 請求項1〜15のいずれか1項に記載
    の光学用高分子シートを使用してなる表示素子用基板。
  17. 【請求項17】 請求項1〜15のいずれか1項に記載
    の光学用高分子シートを使用してなる薄膜トランジスタ
    表示素子用基板。
JP2001365085A 2000-11-30 2001-11-29 光学用高分子シートの製造方法及びこの方法を用いて製造された表示素子用基板 Pending JP2002275285A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2001365085A JP2002275285A (ja) 2000-11-30 2001-11-29 光学用高分子シートの製造方法及びこの方法を用いて製造された表示素子用基板

Applications Claiming Priority (9)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2000365752 2000-11-30
JP2000365751 2000-11-30
JP2000398852 2000-12-27
JP2001-4837 2001-01-12
JP2000-398852 2001-01-12
JP2000-365752 2001-01-12
JP2001004837 2001-01-12
JP2000-365751 2001-01-12
JP2001365085A JP2002275285A (ja) 2000-11-30 2001-11-29 光学用高分子シートの製造方法及びこの方法を用いて製造された表示素子用基板

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2002275285A true JP2002275285A (ja) 2002-09-25

Family

ID=27531729

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2001365085A Pending JP2002275285A (ja) 2000-11-30 2001-11-29 光学用高分子シートの製造方法及びこの方法を用いて製造された表示素子用基板

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2002275285A (ja)

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2006080813A1 (en) * 2005-01-27 2006-08-03 Kolon Ind. Inc./Kr Composition for forming prism layer and prism film manufactured using the same
JP2009051807A (ja) * 2007-07-30 2009-03-12 Ube Ind Ltd 多価アルコールおよびその製造方法
JP2009191114A (ja) * 2008-02-13 2009-08-27 Ube Ind Ltd 新規トリ(メタ)アクリレートおよび硬化性組成物
US8530595B2 (en) 2008-12-22 2013-09-10 3M Innovative Properties Company Microstructured optical films comprising polymerizable ultraviolet absorber

Cited By (9)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2006080813A1 (en) * 2005-01-27 2006-08-03 Kolon Ind. Inc./Kr Composition for forming prism layer and prism film manufactured using the same
JP2008528755A (ja) * 2005-01-27 2008-07-31 コーロン インダストリーズ インコーポレイテッド/コリア プリズム層形成用組成物およびこれから製造されたプリズムフィルム
US7911722B2 (en) 2005-01-27 2011-03-22 Kolon Industries, Inc. Composition for forming prism layer and prism film manufactured using the same
JP4688109B2 (ja) * 2005-01-27 2011-05-25 コーロン インダストリーズ インク プリズム層形成用組成物およびこれから製造されたプリズムフィルム
CN101107256B (zh) * 2005-01-27 2012-05-09 可隆株式会社 增光层用组成物及由此制成的增光膜
JP2009051807A (ja) * 2007-07-30 2009-03-12 Ube Ind Ltd 多価アルコールおよびその製造方法
JP2009191114A (ja) * 2008-02-13 2009-08-27 Ube Ind Ltd 新規トリ(メタ)アクリレートおよび硬化性組成物
US8530595B2 (en) 2008-12-22 2013-09-10 3M Innovative Properties Company Microstructured optical films comprising polymerizable ultraviolet absorber
US9244193B2 (en) 2008-12-22 2016-01-26 3M Innovative Properties Company Microstructured optical films comprising fluorene-containing monomer

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2002080616A (ja) 表示素子用高分子フィルム及びこれを用いた表示素子用基板
JP5312482B2 (ja) 液晶配向膜組成物、これを用いた液晶配向膜の製造方法、および液晶配向膜を含む光学フィルム
KR101042214B1 (ko) 배향막 조성물, 이로 제조된 배향막, 배향막 제조방법, 이를 포함하는 광학필름 및 광학필름을 포함하는 디스플레이 장치
JP5076810B2 (ja) 光配向膜用組成物、光配向膜、及び光学異方体
JP2009181104A (ja) 光配向性基板、光学異方体及び液晶表示素子
JP7011386B2 (ja) 密着層形成組成物および物品製造方法
CN115702212A (zh) 固化性树脂组合物、临时固定材料、以及电子部件的制造方法
JP2003014935A (ja) 配向膜用紫外線硬化型樹脂組成物および液晶性化合物を有する高分子フィルムからなる位相差フィルム
JP2015145450A (ja) 光応答性架橋型液晶高分子フィルムの製造方法および該製造方法により得られる光応答性架橋型液晶高分子フィルム
JP5091230B2 (ja) 位相差フィルム及び位相差フィルム積層体並びにこれらの製造方法
JP2010230815A (ja) 配向膜のチルト角を測定する方法、光配向膜、光学異方体
JP2013057803A (ja) 光配向性基板、光学異方体及び液晶表示素子
JP2006251780A (ja) 光学素子およびこの光学素子からなる位相差板、光学積層体ならびに表示装置
JP2002275285A (ja) 光学用高分子シートの製造方法及びこの方法を用いて製造された表示素子用基板
JP2010175931A (ja) 光配向膜用組成物、光配向膜、及び光学異方体
JP3705132B2 (ja) 感光性樹脂組成物、スペーサーおよび液晶表示素子
JP7137631B2 (ja) 硬化膜の製造方法、樹脂組成物、硬化膜、積層体の製造方法および半導体デバイスの製造方法
JP2023104983A (ja) 仮固定材、及び、電子部品の製造方法
CN113167957B (zh) 液晶取向剂、液晶取向膜及相位差材
JP2019095613A (ja) 感光性モノマー、光配向性ポリマー、およびこれを用いたフィルム
JP6223214B2 (ja) 光応答性架橋型液晶高分子フィルムの製造方法および該製造方法により得られる光応答性架橋型液晶高分子フィルム
KR102383694B1 (ko) 경화성 수지 조성물 및 이로부터 형성된 발광체 코팅층
JP2002356566A (ja) 高分子フィルム及びこれを用いた表示素子用基板
KR20060090595A (ko) 광학 소자, 및 이 광학 소자를 포함하는 위상차판, 광학적층체 및 표시 장치
WO2023181648A1 (ja) 仮固定用組成物、仮固定用接着剤、及び薄型ウエハの製造方法

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20040913

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20060721

A131 Notification of reasons for refusal

Effective date: 20061003

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20070216