JP2002080460A - 除草性テトラゾール誘導体 - Google Patents

除草性テトラゾール誘導体

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JP2002080460A
JP2002080460A JP2001143072A JP2001143072A JP2002080460A JP 2002080460 A JP2002080460 A JP 2002080460A JP 2001143072 A JP2001143072 A JP 2001143072A JP 2001143072 A JP2001143072 A JP 2001143072A JP 2002080460 A JP2002080460 A JP 2002080460A
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Japan
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methyl
herbicide
chloro
herbicides
thio
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Application number
JP2001143072A
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English (en)
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Akihiko Yanagi
顯彦 柳
Shinichi Narabe
晋一 奈良部
Toshio Goto
敏男 五島
Shinichi Shirokura
伸一 白倉
Chieko Ueno
知恵子 上野
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Bayer CropScience KK
Original Assignee
Nihon Bayer Agrochem KK
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    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C07ORGANIC CHEMISTRY
    • C07DHETEROCYCLIC COMPOUNDS
    • C07D257/00Heterocyclic compounds containing rings having four nitrogen atoms as the only ring hetero atoms
    • C07D257/02Heterocyclic compounds containing rings having four nitrogen atoms as the only ring hetero atoms not condensed with other rings
    • C07D257/04Five-membered rings

Abstract

(57)【要約】 【課題】 除草剤の有効成分として優れた活性を示すテ
トラゾール誘導体を提供すること。 【解決手段】 式 【化1】 式中R1はハロゲン、アルキル、ハロアルキル、アルコ
キシ、ハロアルコキシ、アルキルチオ、アルキルスルホ
ニル、アルキルスルホニルオキシ、ニトロ又はシアノを
示し、R2はアルキル、シクロアルキル、ハロアルキ
ル、アルケニル又はフェニルを示し、mは0.1又は2
を示し、mが2を示すとき、2個のR1は同一もしくは
相異なっていてもよく、nは1又は2を示し、Qは基 【化2】 等を示し、そしてR3、R4、R5、R6、R7及びR8はそれぞ
れ独立に水素原子又はアルキルを示す、で表わされるテ
トラゾール誘導体。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、新規なテトラゾー
ル誘導体及びその除草剤としての利用、新規中間体並び
に混合除草剤組成物に関する。
【0002】
【従来の技術】ある種のテトラゾール誘導体が、除草剤
としての作用を示すことは既に知られている(特開平1
1−12275号公報、特開平11−21280号公報
等参照)。また、ある種の複素環誘導体が、除草剤とし
ての作用を示すことも既に知られている(米国特許第5
834402号明細書、米国特許第5846906号明
細書、ドイツ特許公開第19846792号明細書、P
CT国際公開WO99/10327パンフレット等参
照)。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、従来の誘導体
は除草剤としての効果及び/又は安全性の点で十分に満
足できるものではなかった。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明者等は、除草剤と
してより高い効果を有し且つより高い安全性を有する新
規化合物を創製すべく研究を行った。その結果、優れた
生物活性を持つ下記式(I)で表される新規なテトラゾ
ール誘導体を見出した。
【0005】
【化12】
【0006】式中、R1はハロゲン、メチル、エチル、
ハロメチル、メトキシ、エトキシ、C1-2ハロアルコキ
シ、メチルチオ、エチルチオ、C1-3アルキルスルホニ
ル、メチルスルホニルオキシ、エチルスルホニルオキ
シ、ニトロ又はシアノを示し、R2はC1-6アルキル、場
合によりハロゲンもしくはC1-3アルキルで置換されて
いてもよいC3-6シクロアルキル、C1-4ハロアルキル、
2-6アルケニル、又は場合によりハロゲン、C1-3アル
キル、C1-2ハロアルキルもしくはニトロで置換されて
いてもよいフェニルを示し、mは0、1又は2を示し、
mが2を示すとき、2個のR1は同一もしくは相異なっ
ていてもよく、nは1又は2を示し、Qは基
【0007】
【化13】
【0008】
【化14】
【0009】を示し、ここでR3、R4、R5、R6、R7
及びR8はそれぞれ独立に水素原子又はメチルを示し、
9は水素原子、ハロゲン、C1-3アルキル、ハロメチ
ル、メトキシ又はニトロを示し、R10はC1-6アルキル
を示し、R11はハロゲンを示し、kは1又は2を示す。
【0010】本発明の上記式(I)の化合物は、例え
ば、下記の製法(a)〜(c)のいずれかによって合成
することができる。製法(a) :Qが基(Q−1)又は(Q−2)を示す式
(I)の化合物を製造する場合: 式
【0011】
【化15】
【0012】式中、R1、R2、m及びnは前記と同義で
あり、そしてT1は基
【0013】
【化16】
【0014】を示し、ここでR3、R4、R5、R6、R7
及びR8は前記と同義である、で表される化合物を塩基
及びシアン化物の存在下に転位反応させる方法。製法(b) :Qが基(Q−6)又は(Q−7)を示し、
このとき該基中のR11がクロル又はブロムを示す式
(I)の化合物を製造する場合: 式
【0015】
【化17】
【0016】式中、R1、R2、m及びnは前記と同義で
あり、Qbは基
【0017】
【化18】
【0018】又は
【0019】
【化19】
【0020】を示し、ここでR3、R4、R5、R6、R7
及びR8は前記と同義である、で表される化合物をハロ
ゲン化剤と反応させる方法。製法(c) :Qが基(Q−3)、(Q−4)又は(Q−
5)を示す式(I)の化合物を製造する場合: 式
【0021】
【化20】
【0022】式中R1、R2、m及びnは前記と同義であ
り、Qcは基
【0023】
【化21】
【0024】又は
【0025】
【化22】
【0026】を示し、ここでR3、R4、R5、R6、R7
及びR8は前記と同義であり、R11cはクロル又はブロム
を示す、で表される化合物を 式 R12−SH (III) 式中R12は基
【0027】
【化23】
【0028】又はR10を示し、ここでR9、R10及びk
は前記と同義である、 で表される化合物と反応させる方法。
【0029】本発明により提供される式(I)のテトラ
ゾール誘導体は強力な除草作用を示す。本発明に従う式
(I)のテトラゾール誘導体は、ドイツ特許公開第19
846792号明細書に記載された一般式で示される化
合物に概念上包含されるものであるが、該明細書には具
体的に記載されていない新規化合物である。そして、本
発明の式(I)の化合物は、意外にも、上記ドイツ特許
公開明細書に具体的に記載されている公知の化合物に比
して、極めて強力な除草作用を現し、特に、水田雑草に
対して優れた除草作用を示すにもかかわらず水稲に対し
実質的に薬害を現わさず、理想的な水稲用選択性除草活
性化合物である。
【0030】また、本発明の式(I)のテトラゾール誘
導体は、公知の除草剤又は薬害軽減剤と混合することに
より、混合除草剤組成物として、より一層強力な除草作
用を示す。
【0031】本明細書において、「ハロゲン」は、フル
オル、クロル、ブロム又はヨードを示し、好ましくはフ
ルオル、クロル、ブロムを示す。
【0032】「アルキル」は、直鎖状又は分岐鎖状であ
ることができ、具体的には、例えば、メチル、エチル、
n−もしくはiso−プロピル、n−、iso−、se
c−もしくはtert−ブチル、n−、iso−、ne
o−もしくはtert−ペンチル、n−もしくはiso
−ヘキシル等を例示することができる。
【0033】「シクロアルキル」には、シクロプロピ
ル、シクロブチル、シクロペンチル、シクロヘキシルが
包含され、これらシクロアルキルは、場合によりハロゲ
ン(例えば、フルオル、クロル、ブロム等)、C1-3
ルキル(例えば、メチル、エチル、n−もしくはiso
−プロピル等)によって置換されていてもよく、複数の
置換基が存在する場合、それらは同一であっても相異な
っていてもよい。そのような置換されたシクロアルキル
の具体例としては、1−メチルシクロプロピル、1−エ
チルシクロプロピル、1−n−プロピルシクロプロピ
ル、1−メチル−2−フルオロシクロプロピル、2−メ
チルシクロプロピル、2−フルオロシクロプロピル、1
−メチル−2,2−ジフルオロシクロプロピル、1−メ
チル−2,2−ジクロロシクロプロピル、2,2−ジフル
オロシクロプロピル、2−メチルシクロペンチル、1−
メチルシクロヘキシル、2−メチルシクロヘキシル、3
−メチルシクロヘキシル、4−メチルシクロヘキシル、
2,3−ジメチルシクロヘキシル、2,6−ジメチルシク
ロヘキシル、2,5−ジメチルシクロヘキシル等を例示
することができる。
【0034】「アルケニル」としては、例えば、ビニ
ル、アリル、1−メチルアリル、1,1−ジメチルアリ
ル、2−ブテニル等が挙げられる。
【0035】「ハロアルキル」は少なくとも1つの水素
がハロゲンで置換された直鎖状又は分岐鎖状のアルキル
を示し、例えば、1〜6個のフルオル及び/又はクロル
により置換されたC1-4アルキルを例示することがで
き、その具体例としては、ジフルオロメチル、トリフル
オロメチル、2,2,2−トリフルオロエチル、ジクロロ
メチル、2−クロロ−1,1,2−トリフルオロエチル、
3−フルオロプロピル、3−クロロプロピル、2,2,
3,3,3−ペンタフルオロプロピル、1,2,2,3,3,
3−ヘキサフルオロプロピル等を挙げることができる。
【0036】「ハロアルコキシ」におけるハロアルキル
部分は、前記「ハロアルキル」と同義であることがで
き、具体的に「ハロアルコキシ」としては、例えば、ジ
フルオロメトキシ、トリフルオロメトキシ、2−フルオ
ロエトキシ、2−クロロエトキシ、2−ブロモエトキ
シ、2,2,2−トリフルオロエトキシ、3−クロロプロ
ポキシ等が挙げられる。
【0037】「アルキルスルホニル」は、アルキル部分
が上記の意味を有するアルキル−SO2−基を示し、具
体的には、メチルスルホニル、エチルスルホニル、n−
もしくはiso−プロピルスルホニルが包含される。
【0038】本発明の好適な群の化合物としては、前記
式(I)において、R1がフルオル、クロル、ブロム、
メチル、エチル、トリフルオロメチル、メトキシ、エト
キシ、C1-2ハロアルコキシ、メチルチオ、エチルチ
オ、メチルスルホニル、エチルスルホニル、メチルスル
ホニルオキシ、エチルスルホニルオキシ、ニトロ又はシ
アノを示し、R2がC1-3アルキル、場合によりフルオ
ル、クロル、メチルもしくはエチルで置換されていても
よいシクロプロピル、C1-3ハロアルキル、C2-4アルケ
ニル、又は場合によりフルオル、クロル、メチル、エチ
ル、トリフルオロメチルもしくはニトロで置換されてい
てもよいフェニルを示し、mは1又は2を示し、mが2
を示すとき、2個のR1は同一もしくは相異なっていて
もよく、nは1又は2を示し、Qは基
【0039】
【化24】
【0040】
【化25】
【0041】を示し、ここでR3、R4、R5、R6、R7
及びR8はそれぞれ独立に、水素原子又はメチルを示
し、R9は水素原子、フルオル、クロル、メチル、エチ
ル又はトリフルオロメチルを示し、R10はメチル又はエ
チルを示し、R11はクロル又はブロムを示し、kは1を
示す、化合物が挙げられる。
【0042】本発明の更に好ましい群の化合物として
は、前記式(I)において、R1がクロル、ブロム、メ
チル又はメチルスルホニルを示し、R2がメチル、エチ
ル、n−プロピル、iso−プロピル又はシクロプロピ
ルを示し、mが2を示し、このとき2個のR1はそれぞ
れベンゼン環上の2位と4位に結合し、且つ2個のR1
は同一もしくは相異なっていてもよく、nが1を示し、
【0043】
【化26】
【0044】がベンゼン環上の3位に結合し、Qが基
【0045】
【化27】
【0046】又は
【0047】
【化28】
【0048】を示す、化合物が挙げられる。
【0049】前記製法(a)は、原料として、例えば、
2,4−ジクロロ−3−{[(1−メチル−1H−テト
ラゾール−5−イル)チオ]メチル}安息香酸 3−オ
キソ−1−シクロヘキセニルを用いる場合、下記の反応
式で表すことができる。
【0050】
【化29】
【0051】前記製法(b)は、原料として、例えば、
2−{2,4−ジクロロ−3−{[(1−メチル−1H
−テトラゾール−5−イル)チオ]メチル}ベンゾイ
ル}シクロヘキサン−1,3−ジオンと塩素化剤とし
て、例えば、二塩化オキサリルとを用いる場合、下記の
反応式で表すことができる。
【0052】
【化30】
【0053】前記製法(c)は、原料として、例えば、
3−クロロ−2−{2,4−ジクロロ−3−{[(1−
メチル−1H−テトラゾール−5−イル)チオ]メチ
ル}ベンゾイル}−2−シクロヘキセン−1−オンとチ
オフェノールとを用いる場合、下記の反応式で表すこと
ができる。
【0054】
【化31】
【0055】上記式(I)においてQに対して定義され
ている基(Q−1)には
【0056】
【化32】
【0057】の互変異性の基が存在し、また、基(Q−
2)には
【0058】
【化33】
【0059】の互変異性の基が存在し得る。
【0060】かくして、本発明の式(I)の化合物に
は、Qによって表される基(Q−1)又は(Q−2)が
上記の互変異性の基(Q−1a)、(Q−1b)、(Q
−2a)又は(Q−2b)を示す場合の式(I)の化合
物も包含されるが、本明細書においては、特にことわら
ない限り、これらの基は前記の構造で表示された基(Q
−1)又は(Q−2)で代表させることを了解された
い。
【0061】上記製法(a)において、原料である式
(II)の化合物は、従来の文献に未記載の新規化合物
であり、例えば、特開平2−222号公報、特開平2−
173号公報、特開平2−6425号公報等の文献に記
載される方法により、式
【0062】
【化34】
【0063】式中、R1、R2、m及びnは前記と同義で
あり、そしてMはハロゲンを示す、で表される化合物を
式 Qa−H (V) 式中、Qaは基
【0064】
【化35】
【0065】を示し、ここでR3、R4、R5、R6、R7
及びR8は前記と同義である、で表される化合物と、適
当な縮合剤、例えば、トリエチルアミンの存在下に、適
当な希釈剤、例えば、ジクロロメタン中で反応させるこ
とにより製造することができる。
【0066】上記反応において使用される式(IV)の
化合物もまた従来の文献に未記載の新規化合物であり、
例えば、式
【0067】
【化36】
【0068】式中、R1、R2、m及びnは前記と同義で
ある、で表される化合物をハロゲン化剤、例えば、オキ
シ塩化リン、オキシ臭化リン、三塩化リン、三臭化リ
ン、ホスゲン、二塩化オキサリル、塩化チオニル、臭化
チオニル等と反応させることにより製造することができ
る。
【0069】一方、上記式(II)の化合物の製造にお
いて、原料として用いられる式(V)の化合物はそれ自
体既知のものであり、市販品を使用することができ、又
は例えば、特開平2−6425号公報、特開平10−2
65415号公報、特開平10−265441号公報等
の文献に記載されている方法に準じて容易に製造するこ
とができる。
【0070】上記式(IV)の化合物の製造のために用
いられる式(VI)の化合物もまた従来の文献に未記載
の新規化合物であり、例えば、式
【0071】
【化37】
【0072】式中、R1、R2、m及びnは前記と同義で
あり、そしてT2はC1-4アルコキシ、好ましくはメトキ
シ又はエトキシを示す、 で表される化合物を、適当な塩基、例えば、水酸化ナト
リウムの存在下に、適当な希釈剤、例えば、含水ジオキ
サン中で加水分解することにより容易に製造することが
できる。
【0073】上記式(VII)の化合物もまた従来の文
献に未記載の新規化合物であり、例えば、式
【0074】
【化38】
【0075】式中、R2は前記と同義である、で表され
る化合物を式
【0076】
【化39】
【0077】式中、R1、m及びnは前記と同義であ
り、T2はC1-4アルキル、好ましくはメチル又はエチル
を示し、そしてMはハロゲンを示す、 で表される化合物と、適当な縮合剤、例えば、炭酸カリ
ウムの存在下に、適当な希釈剤、例えば、N,N−ジメ
チルホルムアミド中で反応させることにより容易に得る
ことができる。
【0078】上記式(VIII)の化合物は、例えば B
erichte Vol.28,p.74−76(1895)に記載
されている既知化合物であり、同文献に記載されている
方法により容易に製造することができる。
【0079】他方、上記式(IX)の化合物は、その一
部は従来の文献に未記載の新規化合物であるが、例え
ば、特開平2−173号公報に記載されている方法によ
り容易に製造することができる。
【0080】上記製法(a)において、原料である式
(II)の化合物は、また、前記式(VI)の化合物か
ら、例えば、WO93/18031に記載されている方
法により製造することもできる。
【0081】前記製法(a)において、原料として用い
られる式(II)の化合物の代表例としては、下記のも
のを例示することができる。
【0082】2−{[(1−メチル−1H−テトラゾー
ル−5−イル)チオ]メチル}安息香酸 3−オキソ−
1−シクロヘキセニル、2−{[(1−シクロプロピル
−1H−テトラゾール−5−イル)チオ]メチル}−4
−フルオロ安息香酸 3−オキソ−1−シクロヘキセニ
ル、4−クロロ−2−{[(1−メチル−1H−テトラ
ゾール−5−イル)チオ]メチル}安息香酸 3−オキ
ソ−1−シクロヘキセニル、4−クロロ−2−{[(1
−エチル−1H−テトラゾール−5−イル)チオ]メチ
ル}安息香酸 3−オキソ−1−シクロヘキセニル、4
−クロロ−2−{[(1−シクロプロピル−1H−テト
ラゾール−5−イル)チオ]メチル}安息香酸 3−オ
キソ−1−シクロヘキセニル、2−ブロモ−4−
{[(1−メチル−1H−テトラゾール−5−イル)チ
オ]メチル}安息香酸 3−オキソ−1−シクロヘキセ
ニル、4−ブロモ−2−{[(1−フェニル−1H−テ
トラゾール−5−イル)チオ]メチル}安息香酸 3−
オキソ−1−シクロヘキセニル、2−{[(1−メチル
−1H−テトラゾール−5−イル)チオ]メチル}−4
−トリフルオロメチル安息香酸 3−オキソ−1−シク
ロヘキセニル、2−{[(1−メチル−1H−テトラゾ
ール−5−イル)チオ]メチル}−4−メチル安息香酸
3−オキソ−1−シクロヘキセニル、2,4−ジクロ
ロ−3−{[(1−メチル−1H−テトラゾール−5−
イル)チオ]メチル}安息香酸 3−オキソ−1−シク
ロヘキセニル、2,4−ジクロロ−3−{[(1−シク
ロプロピル−1H−テトラゾール−5−イル)チオ]メ
チル}安息香酸 3−オキソ−1−シクロヘキセニル、
2,4−ジクロロ−3−{[(1−(2−クロロフェニ
ル)−1H−テトラゾール−5−イル)チオ]メチル}
安息香酸 3−オキソ−1−シクロヘキセニル、2−ク
ロロ−3−{[(1−メチル−1H−テトラゾール−5
−イル)チオ]メチル}−4−メチルスルホニル安息香
酸 3−オキソ−1−シクロヘキセニル、2−クロロ−
3−{[(1−シクロプロピル−1H−テトラゾール−
5−イル)チオ]メチル}−4−メチルスルホニル安息
香酸 3−オキソ−1−シクロヘキセニル、2−クロロ
−3−{[(1−(n−ペンチル)−1H−テトラゾー
ル−5−イル)チオ]メチル}−4−メチルスルホニル
安息香酸 3−オキソ−1−シクロヘキセニル、2−ク
ロロ−3−{[(1−(3−ジフルオロメチルフェニ
ル)−1H−テトラゾール−5−イル)チオ]メチル}
−4−メチルスルホニル安息香酸 3−オキソ−1−シ
クロヘキセニル、4−クロロ−3−{[(1−メチル−
1H−テトラゾール−5−イル)チオ]メチル}−2−
メチルスルファニル安息香酸 3−オキソ−1−シクロ
ヘキセニル、2,4−ジメチルスルファニル−3−
{[(1−メチル−1H−テトラゾール−5−イル)チ
オ]メチル}−安息香酸 3−オキソ−1−シクロヘキ
セニル、4−クロロ−3−{[(1−メチル−1H−テ
トラゾール−5−イル)チオ]メチル}−2−メチルス
ルホニル安息香酸 3−オキソ−1−シクロヘキセニ
ル、2−クロロ−4−{[(1−メチル−1H−テトラ
ゾール−5−イル)チオ]メチル}安息香酸 3−オキ
ソ−1−シクロヘキセニル、4−{[(1−メチル−1
H−テトラゾール−5−イル)チオ]メチル}−2−メ
トキシ安息香酸 3−オキソ−1−シクロヘキセニル、
4−{[(1−メチル−1H−テトラゾール−5−イ
ル)チオ]メチル}−2−メチルスルホニルオキシ安息
香酸 3−オキソ−1−シクロヘキセニル、4−
{[(1−メチル−1H−テトラゾール−5−イル)チ
オ]メチル}−2−ニトロ安息香酸 3−オキソ−1−
シクロヘキセニル、4−{[(1−エチル−1H−テト
ラゾール−5−イル)チオ]メチル}−2−ニトロ安息
香酸 3−オキソ−1−シクロヘキセニル、2−
{[(1−メチル−1H−テトラゾール−5−イル)チ
オ]メチル}−4−トリフルオロメチル安息香酸 5,
5−ジメチル−3−オキソ−1−シクロヘキセニル、2
−ブロモ−4−{[(1−メチル−1H−テトラゾール
−5−イル)チオ]メチル}安息香酸 4,4−ジメチ
ル−3−オキソ−1−シクロヘキセニル、2,4−ジク
ロロ−3−{[(1−メチル−1H−テトラゾール−5
−イル)チオ]メチル}安息香酸 4,4−ジメチル−
3−オキソ−1−シクロヘキセニル、4−{4−クロロ
−2−{[(1−メチル−1H−テトラゾール−5−イ
ル)チオ]メチル}ベンゾイルオキシ}ビシクロ[3.
2.1]−3−オクテン−2−オン、4−{2,4−ジク
ロロ−3−{[(1−シクロプロピル−1H−テトラゾ
ール−5−イル)チオ]メチル}ベンゾイルオキシ}ビ
シクロ[3.2.1]−3−オクテン−2−オン、4−
{2−クロロ−3−{[(1−シクロプロピル−1H−
テトラゾール−5−イル)チオ]メチル}−4−メチル
スルホニルベンゾイルオキシ}ビシクロ[3.2.1]−
3−オクテン−2−オン等。
【0083】前記式(II)の化合物の製造において、
原料として用いられる式(IV)の化合物の代表例とし
ては、下記のものを例示することができる。
【0084】4−クロロ−2−{[(1−メチル−1H
−テトラゾール−5−イル)チオ]メチル}ベンゾイル
クロライド、4−ブロモ−2−{[(1−シクロプロピ
ル−1H−テトラゾール−5−イル)チオ]メチル}ベ
ンゾイルクロライド、2−{[(1−メチル−1H−テ
トラゾール−5−イル)チオ]メチル}−4−トリフル
オロメチルベンゾイルクロライド、2,4−ジクロロ−
3−{[(1−メチル−1H−テトラゾール−5−イ
ル)チオ]メチル}ベンゾイルクロライド、2,4−ジ
クロロ−3−{[(1−シクロプロピル−1H−テトラ
ゾール−5−イル)チオ]メチル}ベンゾイルクロライ
ド、2−クロロ−3−{[(1−メチル−1H−テトラ
ゾール−5−イル)チオ]メチル}−4−メチルスルホ
ニルベンゾイルクロライド、2−クロロ−3−{[(1
−シクロプロピル−1H−テトラゾール−5−イル)チ
オ]メチル}−4−メチルスルホニルベンゾイルクロラ
イド、2−クロロ−4−{[(1−メチル−1H−テト
ラゾール−5−イル)チオ]メチル}ベンゾイルクロラ
イド、2−ブロモ−4−{[(1−メチル−1H−テト
ラゾール−5−イル)チオ]メチル}ベンゾイルクロラ
イド、4−{[(1−メチル−1H−テトラゾール−5
−イル)チオ]メチル}−2−ニトロベンゾイルクロラ
イド、2,4−ジクロロ−3−{[(1−メチル−1H
−テトラゾール−5−イル)チオ]メチル}ベンゾイル
ブロマイド、2−クロロ−3−{[(1−メチル−1H
−テトラゾール−5−イル)チオ]メチル}−4−メチ
ルスルホニルベンゾイルブロマイド、2−クロロ−3−
{[(1−シクロプロピル−1H−テトラゾール−5−
イル)チオ]メチル}−4−メチルスルホニルベンゾイ
ルブロマイド等。
【0085】前記式(IV)の化合物の製造において、
原料として用いられる式(VI)の化合物の代表例とし
ては、下記のものを例示することができる。
【0086】4−クロロ−2−{[(1−メチル−1H
−テトラゾール−5−イル)チオ]メチル}安息香酸、
4−ブロモ−2−{[(1−シクロプロピル−1H−テ
トラゾール−5−イル)チオ]メチル}安息香酸、2−
{[(1−メチル−1H−テトラゾール−5−イル)チ
オ]メチル}−4−トリフルオロメチル安息香酸、2,
4−ジクロロ−3−{[(1−メチル−1H−テトラゾ
ール−5−イル)チオ]メチル}安息香酸、2,4−ジ
クロロ−3−{[(1−シクロプロピル−1H−テトラ
ゾール−5−イル)チオ]メチル}安息香酸、2−クロ
ロ−3−{[(1−メチル−1H−テトラゾール−5−
イル)チオ]メチル}−4−メチルスルホニル安息香
酸、2−クロロ−3−{[(1−シクロプロピル−1H
−テトラゾール−5−イル)チオ]メチル}−4−メチ
ルスルホニル安息香酸、2−クロロ−4−{[(1−メ
チル−1H−テトラゾール−5−イル)チオ]メチル}
安息香酸、2−ブロモ−4−{[(1−メチル−1H−
テトラゾール−5−イル)チオ]メチル}安息香酸、4
−{[(1−メチル−1H−テトラゾール−5−イル)
チオ]メチル}−2−ニトロ安息香酸、2,4−ジクロ
ロ−3−{[(1−メチル−1H−テトラゾール−5−
イル)チオ]メチル}安息香酸、2−クロロ−3−
{[(1−メチル−1H−テトラゾール−5−イル)チ
オ]メチル}−4−メチルスルホニル安息香酸、2−ク
ロロ−3−{[(1−シクロプロピル−1H−テトラゾ
ール−5−イル)チオ]メチル}−4−メチルスルホニ
ル安息香酸等。
【0087】前記式(VI)の化合物の製造において、
原料として用いられる式(VII)の化合物の代表例と
しては、下記のものを例示することができる。
【0088】4−クロロ−2−{[(1−メチル−1H
−テトラゾール−5−イル)チオ]メチル}安息香酸メ
チル、4−ブロモ−2−{[(1−シクロプロピル−1
H−テトラゾール−5−イル)チオ]メチル}安息香酸
メチル、2−{[(1−メチル−1H−テトラゾール−
5−イル)チオ]メチル}−4−トリフルオロメチル安
息香酸メチル、2,4−ジクロロ−3−{[(1−メチ
ル−1H−テトラゾール−5−イル)チオ]メチル}安
息香酸メチル、2,4−ジクロロ−3−{[(1−シク
ロプロピル−1H−テトラゾール−5−イル)チオ]メ
チル}安息香酸メチル、2−クロロ−3−{[(1−メ
チル−1H−テトラゾール−5−イル)チオ]メチル}
−4−メチルスルホニル安息香酸メチル、2−クロロ−
3−{[(1−シクロプロピル−1H−テトラゾール−
5−イル)チオ]メチル}−4−メチルスルホニル安息
香酸メチル、2−クロロ−4−{[(1−メチル−1H
−テトラゾール−5−イル)チオ]メチル}安息香酸メ
チル、2−ブロモ−4−{[(1−メチル−1H−テト
ラゾール−5−イル)チオ]メチル}安息香酸メチル、
4−{[(1−メチル−1H−テトラゾール−5−イ
ル)チオ]メチル}−2−ニトロ安息香酸メチル、2,
4−ジクロロ−3−{[(1−メチル−1H−テトラゾ
ール−5−イル)チオ]メチル}安息香酸エチル、2−
クロロ−3−{[(1−メチル−1H−テトラゾール−
5−イル)チオ]メチル}−4−メチルスルホニル安息
香酸エチル、2−クロロ−3−{[(1−シクロプロピ
ル−1H−テトラゾール−5−イル)チオ]メチル}−
4−メチルスルホニル安息香酸エチル等。
【0089】前記製法(b)において、原料である式
(Ib)の化合物は、本発明の式(I)の化合物の一部
であり、上記製法(a)に従って容易に製造することが
できる。
【0090】前記製法(b)において、原料として用い
られる式(Ib)の化合物の代表例としては、式(I)
に包含される下記のものを例示することができる。
【0091】2−{4−クロロ−2−{[(1−メチル
−1H−テトラゾール−5−イル)チオ]メチル}ベン
ゾイル}シクロヘキサン−1,3−ジオン、2−{4−
ブロモ−2−{[(1−シクロプロピル−1H−テトラ
ゾール−5−イル)チオ]メチル}ベンゾイル}シクロ
ヘキサン−1,3−ジオン、2−{2−{[(1−メチ
ル−1H−テトラゾール−5−イル)チオ]メチル}−
4−トリフルオロメチルベンゾイル}シクロヘキサン−
1,3−ジオン、2−{2,4−ジクロロ−3−{[(1
−メチル−1H−テトラゾール−5−イル)チオ]メチ
ル}ベンゾイル}シクロヘキサン−1,3−ジオン、2
−{2,4−ジクロロ−3−{[(1−シクロプロピル
−1H−テトラゾール−5−イル)チオ]メチル}ベン
ゾイル}シクロヘキサン−1,3−ジオン、2−{2−
クロロ−3−{[(1−メチル−1H−テトラゾール−
5−イル)チオ]メチル}−4−メチルスルホニルベン
ゾイル}シクロヘキサン−1,3−ジオン、2−{2−
クロロ−3−{[(1−シクロプロピル−1H−テトラ
ゾール−5−イル)チオ]メチル}−4−メチルスルホ
ニルベンゾイル}シクロヘキサン−1,3−ジオン、2
−{2−クロロ−4−{[(1−メチル−1H−テトラ
ゾール−5−イル)チオ]メチル}ベンゾイル}シクロ
ヘキサン−1,3−ジオン、2−{2−ブロモ−4−
{[(1−メチル−1H−テトラゾール−5−イル)チ
オ]メチル}ベンゾイル}シクロヘキサン−1,3−ジ
オン、2−{4−{[(1−メチル−1H−テトラゾー
ル−5−イル)チオ]メチル}−2−ニトロベンゾイ
ル}シクロヘキサン−1,3−ジオン、3−{2−クロ
ロ−3−{[(1−シクロプロピル−1H−テトラゾー
ル−5−イル)チオ]メチル}4−メチルスルホニルベ
ンゾイル}ビシクロ[3.2.1]−オクタン−2,4−
ジオン等。
【0092】また、製法(b)において式(Ib)の化
合物との反応に用いられるハロゲン化剤としては、例え
ば、塩化チオニル、臭化チオニル、二塩化オキサリル、
二臭化オキサリル等を挙げることができる。
【0093】前記製法(c)において、原料である式
(Ic)の化合物は、本発明の式(I)の化合物の一部
であり、上記製法(b)に従って容易に製造することが
できる。
【0094】前記製法(c)において、原料として用い
られる式(Ic)の化合物の代表例としては、式(I)
に包含される下記のものを例示することができる。
【0095】3−クロロ−2−{4−クロロ−2−
{[(1−メチル−1H−テトラゾール−5−イル)チ
オ]メチル}ベンゾイル}−2−シクロヘキセン−1−
オン、3−クロロ−2−{4−ブロモ−2−{[(1−
シクロプロピル−1H−テトラゾール−5−イル)チ
オ]メチル}ベンゾイル}−2−シクロヘキセン−1−
オン、3−クロロ−2−{2−{[(1−メチル−1H
−テトラゾール−5−イル)チオ]メチル}−4−トリ
フルオロメチルベンゾイル}−2−シクロヘキセン−1
−オン、3−クロロ−2−{2,4−ジクロロ−3−
{[(1−メチル−1H−テトラゾール−5−イル)チ
オ]メチル}ベンゾイル}−2−シクロヘキセン−1−
オン、3−クロロ−2−{2,4−ジクロロ−3−
{[(1−シクロプロピル−1H−テトラゾール−5−
イル)チオ]メチル}ベンゾイル}−2−シクロヘキセ
ン−1−オン、3−クロロ−2−{2−クロロ−3−
{[(1−メチル−1H−テトラゾール−5−イル)チ
オ]メチル}−4−メチルスルホニルベンゾイル}−2
−シクロヘキセン−1−オン、3−クロロ−2−{2−
クロロ−3−{[(1−シクロプロピル−1H−テトラ
ゾール−5−イル)チオ]メチル}−4−メチルスルホ
ニルベンゾイル}−2−シクロヘキセン−1−オン、3
−クロロ−2−{2−クロロ−4−{[(1−メチル−
1H−テトラゾール−5−イル)チオ]メチル}ベンゾ
イル}−2−シクロヘキセン−1−オン、3−クロロ−
2−{2−ブロモ−4−{[(1−メチル−1H−テト
ラゾール−5−イル)チオ]メチル}ベンゾイル}−2
−シクロヘキセン−1−オン、3−クロロ−2−{4−
{[(1−メチル−1H−テトラゾール−5−イル)チ
オ]メチル}−2−ニトロベンゾイル}−2−シクロヘ
キセン−1−オン、4−クロロ−3−{2−クロロ−3
−{[(1−シクロプロピル−1H−テトラゾール−5
−イル)チオ]メチル}4−メチルスルホニルベンゾイ
ル}ビシクロ[3.2.1]−3−オクテン−2−オン
等。
【0096】上記製法(c)において、原料である式
(III)の化合物は有機化学の分野でよく知られたチ
オール化合物であり、その代表例としては、下記のもの
を例示することができる。
【0097】メチルメルカプタン、エチルメルカプタ
ン、チオフェノール、4−フルオロチオフェノール4−
クロロチオフェノール、2−メチルチオフェノール、4
−エチルチオフェノール、4−トリフルオロメチルチオ
フェノール等。
【0098】本発明の式(I)の化合物の製造のための
前記方法(a)〜(c)において、出発原料又は中間生
成物である式(II)、式(IV)、式(VI)及び式
(VII)の各化合物はいずれも従来の文献に未記載の
新規化合物であり、これらをまとめて1つの一般式で示
すと、次式で表すことができる。
【0099】
【化40】
【0100】式中、WはT1、M、ヒドロキシ又はT2
示し、ここでR1,R2、m、n、T1、T2及びMは前記
と同義である。
【0101】前記製法(a)の反応は、適当な希釈剤中
で実施することができ、その際に使用される希釈剤の例
としては、脂肪族、環脂肪族及び芳香族炭化水素類(場
合によっては塩素化されてもよい)、例えば、トルエ
ン、ジクロロメタン、クロロホルム、1,2−ジクロロ
エタン等;エーテル類、例えば、エチルエーテル、ジメ
トキシエタン(DME)、テトラヒドロフラン(TH
F)等;ケトン類、例えば、メチルイソブチルケトン
(MIBK)等;ニトリル類、例えば、アセトニトリル
等;エステル類、例えば、酢酸エチル等;酸アミド類、
例えば、ジメチルホルムアミド(DMF)等を挙げるこ
とができる。
【0102】製法(a)は、シアン化物及び塩基の存在
下で行うことができ、その際に使用しうるシアン化物と
しては、例えば、シアン化ナトリウム、シアン化カリウ
ム、アセトンシアンヒドリン、シアン化水素等が挙げら
れ、また、塩基としては、例えば、無機塩基として、ア
ルカリ金属及びアルカリ土類金属の水酸化物、炭酸塩
等、例えば、炭酸ナトリウム、炭酸カリウム、水酸化リ
チウム、水酸化ナトリウム、水酸化カリウム、水酸化カ
ルシウム等;そして有機塩基として、第3級アミン類、
ジアルキルアミノアニリン類及びピリジン類、例えば、
トリエチルアミン、ピリジン、4−ジメチルアミノピリ
ジン(DMAP)、1,4−ジアザビシクロ[2,2,
2]オクタン(DABCO)、1,8−ジアザビシクロ
[5,4,0]ウンデク−7−エン(DBU)等を挙げる
ことができる。
【0103】前記製法(a)は、また、相間移動触媒の
共存下で実施することができ、その際に使用しうる相間
移動触媒の例としては、クラウンエーテル類、例えば、
ジベンゾ−18−クラウン−6、18−クラウン−6、
15−クラウン−5等を挙げることができる。
【0104】製法(a)の反応は、実質的に広い温度範
囲内において実施することができるが、一般には、約−
10〜約80℃、好ましくは約5〜約40℃の間の温度
が好適である。また、該反応は常圧下で行うことが望ま
しいが、場合によっては加圧または減圧下で操作するこ
ともできる。
【0105】製法(a)を実施するにあたって、例え
ば、希釈剤例えばアセトニトリル中で、式(II)の化
合物1モルに対し、1〜4モルのトリエチルアミンを、
アセトンシアンヒドリン0.01〜0.5モルの存在下に
反応させることにより、Qが基(Q−1)又は(Q−
2)を示す場合の前記式(I)の目的化合物を得ること
ができる。
【0106】製法(a)を実施するに際して、前記式
(VI)の化合物から出発し、式(IV)の化合物及び
式(II)の化合物を単離することなく連続してワンポ
ットで反応を行い、式(I)の化合物を得ることができ
る。
【0107】前記製法(b)の反応は適当な希釈剤中で
実施することができ、その際に使用される希釈剤の例と
しては、脂肪族、環脂肪族及び芳香族炭化水素類(場合
によっては塩素化されてもよい)、例えば、ペンタン、
ヘキサン、シクロヘキサン、石油エーテル、リグロイ
ン、ベンゼン、トルエン、キシレン、ジクロロメタン、
クロロホルム、四塩化炭素、1,2−ジクロロエタン、
クロルベンゼン等;エーテル類、例えば、エチルエーテ
ル、メチルエチルエーテル、イソプロピルエーテル、ブ
チルエーテル、ジオキサン、ジメトキシエタン(DM
E)、テトラヒドロフラン(THF)、ジエチレングリ
コールジメチルエーテル(DGM)等;ケトン類、例え
ば、アセトン、メチルエチルケトン(MEK)、メチル
−イソプロピルケトン、メチルイソブチルケトン(MI
BK)等;ニトリル類、例えば、アセトニトリル、プロ
ピオニトリル等;エステル類、例えば、酢酸エチル、酢
酸アミル等;酸アミド類、例えば、ジメチルホルムアミ
ド(DMF)、ジメチルアセトアミド(DMA)、N−
メチルピロリドン、1,3−ジメチル−2−イミダゾリ
ジノン、ヘキサメチルフォスフォリックトリアミド(H
MPA)等を挙げることができる。
【0108】製法(b)の反応は、実質的に広い温度範
囲内において実施することができるが、一般には、約−
20〜約100℃、好ましくは約0〜約50℃の間の温
度が好適である。また、該反応は常圧下で行うことが望
ましいが、場合によっては加圧または減圧下で操作する
こともできる。
【0109】製法(b)を実施するにあたって、例え
ば、希釈剤例えばジクロロメタン中で、式(Ib)の化
合物1モルに対し、1〜5モルの二塩化オキザリルを反
応させることにより、Qが基(Q−6)又は(Q−7)
を示し、ここで該基中のR11がクロル又はブロムを示す
場合の前記式(I)の目的化合物を得ることができる。
【0110】前記製法(c)の反応は、適当な希釈剤中
で実施することができ、その際に使用される希釈剤の例
としては、脂肪族、環脂肪族及び芳香族炭化水素類(場
合によっては塩素化されてもよい)、例えば、ペンタ
ン、ヘキサン、シクロヘキサン、石油エーテル、リグロ
イン、ベンゼン、トルエン、キシレン、ジクロロメタ
ン、クロロホルム、四塩化炭素、1,2−ジクロロエタ
ン、クロルベンゼン、ジクロロベンゼン等;エーテル
類、例えば、エチルエーテル、メチルエチルエーテル、
イソプロピルエーテル、ブチルエーテル、ジオキサン、
ジメトキシエタン(DME)、テトラヒドロフラン(T
HF)、ジエチレングリコールジメチルエーテル(DG
M)等;ケトン類、例えば、アセトン、メチルエチルケ
トン(MEK)、メチル−イソプロピルケトン、メチル
イソブチルケトン(MIBK)等;ニトリル類、例え
ば、アセトニトリル、プロピオニトリル、アクリロニト
リル等;エステル類、例えば、酢酸エチル、酢酸アミル
等;酸アミド類、例えば、ジメチルホルムアミド(DM
F)、ジメチルアセトアミド(DMA)、N−メチルピ
ロリドン等;スルホン、スルホキシド類、例えば、ジメ
チルスルホキシド(DMSO)、スルホラン等;塩基、
例えば、ピリジン等を挙げることができる。
【0111】製法(c)は、酸結合剤の存在下で行うこ
とができ、使用しうる酸結合剤としては、無機塩基とし
て、アルカリ金属の水素化物及び炭酸塩等、例えば、水
素化ナトリウム、水素化リチウム、炭酸ナトリウム、炭
酸カリウム等;そして有機塩基として、第3級アミン
類、ジアルキルアミノアニリン類及びピリジン類、例え
ば、トリエチルアミン、1,1,4,4−テトラメチルエ
チレンジアミン(TMEDA)、ピリジン、4−ジメチ
ルアミノピリジン(DMAP)、1,4−ジアザビシク
ロ[2,2,2]オクタン(DABCO)、1,8−ジア
ザビシクロ[5,4,0]ウンデク−7−エン(DBU)
等を挙げることができる。
【0112】製法(c)の反応は、実質的に広い温度範
囲内において実施することができるが、一般には、約−
20〜約140℃、好ましくは約0〜約100℃の間の
温度が好適である。また、該反応は常圧下で行うことが
望ましいが、場合により加圧または減圧下で操作するこ
ともできる。
【0113】製法(c)を実施するにあたって、例え
ば、希釈剤例えばテトラヒドロフラン中で、式(Ic)
の化合物1モルに対し、1〜5モルのチオフェノール
を、1〜5モルのトリエチルアミン存在下で反応させる
ことにより、Qが基(Q−3)、(Q−4)又は(Q−
5)を示す場合の前記式(I)の目的化合物を得ること
ができる。
【0114】本発明の前記式(I)の活性化合物及び混
合除草剤組成物は、後記生物試験例に示す如く、各種雑
草に対して優れた除草活性を示し、除草剤として使用す
ることができる。本明細書において、雑草とは広義に望
ましくない場所に生育するすべての植物を意味する。本
発明の化合物及び混合除草剤組成物は、使用濃度によっ
て、非選択性または選択性除草剤として作用する。本発
明の活性化合物及び混合除草剤組成物は、例えば、下記
の雑草と栽培植物の間で使用することができる。双子葉雑草の属 :カラシ(Sinapis)、マメグンバイナ
ズナ(Leipidium)、ヤエムグラキヌタソウ(Galiu
m)、ハコベ(Stellaria)、アカザ・アリタソウ(Chen
opodium)、イラクサ(Urtica)、ハンゴウソウ・ノボ
ロギク・キオン(Senecio)、ヒユ・ハゲイトウ(Amara
nthus)、スベリヒユ・マツバボタン(Portulaca)、オ
ナモミ(Xanthium)、アサガオ(Ipomoea)、ミチヤナ
ギ(Polygonum)、ブタクサ(Ambrosia)、ノアザミ・
フジアザミ(Cirsium)、ノゲシ(Sonchus)、ナス・ジ
ャガイモ(Solanum)、イヌガラシ(Rorippa)、オドリ
コソウ(Lamium)、クワガタソウ・イヌノフグリ(Vero
nica)、チョウセンアサガオ(Datura)、スミレパンジ
ー(Viola)、チシマオドロ(Galeopsis)、ケシ(Papa
ver)、ヤグルマギク(Centaurea)、ハキダメギク(Ga
linsoga)、キカシグサ(Rotala)、アゼナ(Linderni
a)等。双子葉栽培植物の属 :ワタ(Gossypium)、ダイズ(Gly
cine)、フダンソウ・サトウダイコン(Beta)、ニンジ
ン(Daucus)、インゲンマメ・アオイマダ(Phaseolu
s)、エンドウ(Pisum)、ナス・ジャガイモ(Solanu
m)、アマ(Linum)、サツマイモ・アサガオ(Ipomoe
a)、ソラマメ・ナンテンハギ(Vicia)、タバコ(Nico
tiana)、トマト(Lycopersicon)、ナンキンマメ(Ara
chis)、アブラナ・ハクサイ・カブラ・キャベツ(Bras
sica)、アキノノゲシ(Lactuca)、キュウリ・メロン
(Cucumis)カボチャ(Cucurbita)等。単子葉雑草の属 :ヒエ(Echinochloa)、エノコロ・ア
ワ(Setaria)、キビ(Panicum)、メヒシバ(Digitari
a)、アワガエリ・チモシー(Phleum)、イチゴツナギ
・スズメノカタビラ(Poa)、ウシノケグサ・トボシガ
ラ(Festuca)、オヒシバ・シコクビエ(Eleusine)、
ドクムギ(Lolium)、キツネガヤ・イヌムギ(Bromu
s)、カラスムギ・オートムギ(エンバク)(Avena)、
カヤツリグサ・パピルス・シチトウイ・ハマスゲ(Cype
rus)、モロコシ(Sorghum)、カモジグザ(Agropyro
n)、コナギ(Monochoria)、テンツキ(Fimbristyli
s)、オモダカ・クワイ(Sagittaria)、ハリイ・クロ
グワイ(Eleocharis)、ホタルイ・ウキヤグラ・フトイ
(Scirpus)、スズメノヒエ(Paspalum)、カモノハシ
(Ischaemum)、ヌカボ(Agrostis)、スズメノテッポ
ウ(Alopecurus)ギョウギシバ(Cynodon)等。単子葉栽培植物の属 :イネ(Oryza)、トウモロコシ・
ホップコーン(Zea)、コムギ(Triticum)、オオムギ
(Hordeum)、カラスムギ・オートムギ(エンバク)(A
vena)、ライムギ(Secale)、モロコシ(Sorghum)、
キビ(Panicum)、サトウキビ・ワセオバナ(Saccharu
m)、パイナップル(Ananas)、アスパラガス(Asparag
us)、ネギ・ニラ(Allium)等。
【0115】本発明の前記式(I)の活性化合物及び混
合除草剤組成物は、特に,水田雑草に対して使用するこ
とができる。本発明の化合物及び混合除草剤組成物を用
いて防除することができる水田雑草としては、具体的に
は、例えば、キカシグサ(Rotala indica Koehne)、ア
ゼナ(Lindernia Procumbens Philcox)、チヨウジタデ
(Ludwigia prostrata Roxburgh)、ヒルムシロ(Potam
ogeton distinctus A.Benn)、ミゾハコベ(Elatine t
riandra Schk)、セリ(Oenanthe javanica)、タイヌ
ビエ(Echinochloa oryzicola Vasing)、コナギ(Mono
choria vaginalis Presl)、マツバイ(Eleocharis aci
cularis L.)、クログワイ(EleocharisKuroguwai Ohw
i)、タマガヤツリ(Cyperus difformis L.)、ミズガ
ヤツリ(Cyperus serotinus Rottboel)、ウリカワ(Sa
gittaria pygmaea Miq)、ヘラオモダカ(Alisma canal
iculatum A.Br.et Bouche)、ホタルイ(Scirpus jun
coides Roxburgh)等を挙げることができる。また、本
発明の前記式(I)の活性化合物及び混合除草剤組成物
は、スルホニルウレア系除草剤に対し抵抗性を示す雑草
に対して使用することができる。該抵抗性雑草として
は、具体的には、例えば、キカシグサ(Rotala indica
Koehne)、アゼナ(Lindernia Procumbens Philcox)、
アメリカアゼナ(Lindernia dubia L.PENNEL)、タケ
トアゼナ(Lindernia var.dubia Pennell)、アゼトウ
ガラシ(Lindernia angustifolia Wettstein)、ミゾハ
コベ(Elatine triandra Schk)、ミズアオイ(Monocho
ria korsakowii REGEL & MAACK)、コナギ(Monochoria
vaginalis Presl)、ホタルイ(Scirpus juncoides Ro
xburgh)等を挙げることができる。しかしながら、本発
明の前記式(I)の活性化合物及び混合除草剤組成物の
使用はこれらの雑草に対する使用に限定されるものでは
なく、他の水田雑草及びスルホニルウレア系除草剤抵抗
性雑草以外の雑草に対しても同様に適用することができ
る。
【0116】本発明の化合物及び混合除草剤組成物の使
用は、上記の植物に限定されるものではなく、他の植物
に対しても同様に適用され得る。また、使用濃度によつ
て、本発明の活性化合物及び混合除草剤組成物は、雑草
を非選択的に防除することができ、例えば、工場等の産
業用地、鉄道軌道、道路、植林地、非植林地等において
使用することができる。更に、本発明の活性化合物及び
混合除草剤組成物は、多年生植物栽培において、雑草防
除のために使用することができ、例えば、植林、鑑賞用
植林、果樹園、ブドウ園、カンキツ果樹園、ナッツ果樹
園、バナナ栽培場、コーヒー栽培場、茶栽培場、ゴム栽
培場、ギネアアブラヤシ栽培場、ココア栽培場、小果樹
園、ホップ栽培地等に適用することができ、また、一年
性植物栽培において、選択的雑草防除のために適用する
ことができる。
【0117】本発明の活性化合物及び混合除草剤組成物
は通常の製剤形態にすることができる。その製剤形態と
しては、例えば、液剤、水和剤、エマルジョン、懸濁
剤、粉剤、顆粒性水和剤、錠剤、粒剤、懸濁エマルジョ
ン濃厚物、重合体物質のマイクロカプセル、ジャンボ剤
等を挙げることができる。
【0118】これらの製剤は、それ自体既知の方法で製
造することができる。例えば、活性化合物を、展開剤、
即ち、液体又は固体の希釈剤又は担体、及び場合によっ
ては界面活性剤、即ち、乳化剤及び/又は分散剤及び/
又は泡沫形成剤と混合することによって調製することが
できる。
【0119】液体の希釈剤又は担体としては、例えば、
芳香族炭化水素類(例えば、キシレン、トルエン、アル
キルナフタレン等)、クロル化芳香族又はクロル化脂肪
族炭化水素類(例えば、クロロベンゼン類、塩化エチレ
ン類、塩化メチレン等)、脂肪族炭化水素類[例えば、
シクロヘキサン等、パラフィン類(例えば鉱油留分
等)]、アルコール類(例えば、ブタノール、グリコー
ル等)及びそれらのエーテル、エステル等、ケトン類
(例えば、アセトン、メチルエチルケトン、メチルイソ
ブチルケトン、シクロヘキサノン等)、強極性溶媒(例
えば、ジメチルホルムアミド、ジメチルスルホキシド
等)、そして水も挙げることができる。展開剤として水
を用いる場合には、例えば、有機溶媒を補助溶媒として
使用することができる。
【0120】固体の希釈剤又は担体としては、例えば、
粉砕天然鉱物(例えば、カオリン、クレー、タルク、チ
ョーク、石英、アタパルガイド、モンモリロナイト又は
珪藻土等)、粉砕合成鉱物(例えば、高分散ケイ酸、ア
ルミナ、ケイ酸塩等)等を挙げることができる。粒剤の
ための固体担体としては、粉砕且つ分別された岩石(例
えば、方解石、大理石、軽石、海泡石、白雲石等)、無
機及び有機物粉の合成粒、有機物質(例えば、おがく
ず、ココやしの実のから、とうもろこしの穂軸、タバコ
の茎等)の細粒体等を挙げることができる。
【0121】乳化剤及び/又は泡沫剤としては、例え
ば、非イオン及び陰イオン乳化剤[例えば、ポリオキシ
エチレン脂肪酸エステル、ポリオキシエチレン脂肪酸ア
ルコールエーテル(例えば、アルキルアリールポリグリ
コールエーテル、アルキルスルホン酸塩、アルキル硫酸
塩、アリールスルホン酸塩等)]、アルブミン加水分解
生成物等を挙げることができる。
【0122】分散剤には、例えば、リグニンサルファイ
ト廃液やメチルセルロース等が包含される。
【0123】固着剤も、製剤(粉剤、粒剤、乳剤)に使
用することができ、該固着剤としては、例えば、カルボ
キシメチルセルロース、天然及び合成ポリマー(例え
ば、アラビアゴム、ポリビニルアルコール、ポリビニル
アセテート等)を挙げることができる。
【0124】着色剤を使用することもでき、該着色剤と
しては、無機顔料(例えば、酸化鉄、酸化チタン、プル
シアンブルー等)、そしてアリザリン染料、アゾ染料又
は金属フタロシアニン染料のような有機染料、更に、
鉄、マンガン、ボロン、銅、コバルト、モリブデン、亜
鉛等の金属の塩のような微量要素を挙げることができ
る。
【0125】該製剤は、一般に式(I)の活性化合物を
0.1〜95重量%、好ましくは0.5〜90重量%の範
囲内で含有することができる。
【0126】本発明の式(I)の活性化合物は、それ自
体で又はそれらの製剤形態で、雑草防除のために使用す
ることができ、また、公知除草剤との混合除草剤組成物
は、予め最終的製剤形態に調製されていてもよく、又は
使用時にタンクミックスすることによって調製すること
もできる。混合除草剤組成物として本発明の式(I)の
化合物と組み合わせて使用しうる除草剤としては、例え
ば、一般名で表される下記の除草剤を具体例として例示
することができる。 アセトアミド系除草剤:例えば、プレチラクロール、ブ
タクロール、テニルクロール、アラクロール等; アミド系除草剤:例えば、クロメプロップ、エトベンザ
ニド等; ベンゾフラン系除草剤:例えば、ベンフレセート等; インダンジオン系除草剤:例えば、インダノファン等; ピラゾール系除草剤:例えば、ピラゾレート、ベンゾフ
ェナップ、ピラゾキシフェン等; オキサジノン系除草剤:例えば、オキサジクロメホン
等; スルホニルウレア系除草剤:例えば、ベンスルフロン・
メチル、アジムスルフロン、イマゾスルフロン、ピラゾ
スルフロン・エチル、シクロスルファムロン、エトキシ
スルフロン、ハロスルフロン・メチル等; チオカーバメート系除草剤:例えば、チオベンカルブ、
モリネート、ピリブチカルブ等; トリアジン系除草剤:例えば、ジメタメトリン、シメト
リン等; トリアゾール系除草剤:例えば、カフェンストロール
等; キノリン系除草剤:例えば、キンクロラック等; イソキサゾール系除草剤:例えば、イソキサフルトール
等; ジチオホスフェート系除草剤:例えば、アニロホス等; オキシアセトアミド系除草剤:例えば、メフェナセッ
ト、フルフェナセット等; テトラゾリノン系除草剤:例えば、フェントラザミド
等; ジカルボキシイミド系除草剤:例えば、ペントキサゾン
等; トリオン系除草剤:例えば、スルコトリオン、ベンゾビ
シクロン等; フェノキシプロピネート系除草剤:例えば、シハロホッ
プ・ブチル等; ベンゾイックアッシド系除草剤:例えば、ピリミノバッ
ク・メチル等; ジフェニルエーテル系除草剤:例えば、クロメトキシフ
ェン、オキシフルオルフェン等; ピリジンジカルボチオエート系除草剤:例えば、ジチオ
ピル等; フェノキシ系除草剤:例えば、MCPA、MCPB等; ウレア系除草剤:例えば、ダイムロン、クミルロン等; ナフタレンジオン系除草剤:例えば、キノクラミン等; イソキサゾリジノン系除草剤:例えば、クロマゾン等。
【0127】上記の活性化合物は、“Pesticide Manua
l”,2000年,British Crop ProtectCouncil 発行に記
載された公知の除草剤である。
【0128】本発明の混合除草剤組成物において、本発
明の式(I)の活性化合物と公知の除草剤との混合割合
は、その使用目的等に応じて広い範囲にわたって変える
ことができる。例えば、本発明の式(I)の化合物1重
量部当り、アセトアミド系除草剤は0.2〜14重量
部、好ましくは0.66〜5重量部、アミド系除草剤は
2〜40重量部、好ましくは3.96〜16重量部、ベ
ンゾフラン系除草剤は0.2〜20重量部、好ましくは
1.00〜6重量部、インダンジオン系除草剤は0.2
〜8重量部、好ましくは0.49〜2重量部、オキサジ
ノン系除草剤は0.06〜4重量部、好ましくは0.2
0〜0.8重量部、スルホニルウレア系除草剤は0.0
2〜4重量部、好ましくは0.07〜1.2重量部、チ
オカーバメート系除草剤は1〜100重量部、好ましく
は2.47〜40重量部、トリアジン系除草剤は0.6
〜12重量部、好ましくは1.32〜4.5重量部、ト
リアゾール系除草剤は0.1〜8重量部、好ましくは
0.33〜3重量部、ジチオホスフェート系除草剤は
0.2〜10重量部、好ましくは1.00〜4重量部、
オキシアセトアミド系除草剤は0.2〜50重量部、好
ましくは1.00〜12重量部、テトラゾリノン系除草
剤は0.02〜10重量部、好ましくは0.17〜3重
量部、ジカルボキシイミド系除草剤は0.1〜12重量
部、好ましくは0.33〜4.5重量部、フェノキシプ
ロピオネート系除草剤は0.2〜12重量部、好ましく
は0.4〜1.8重量部、ジフェニルエーテル系除草剤
は0.6〜20重量部、好ましくは1.65〜7.5重
量部、ピリジンジカルボチオエート系除草剤は0.02
〜14重量部、好ましくは0.20〜5重量部、フェノ
キシ系除草剤は0.2〜10重量部、好ましくは0.6
6〜4重量部、ウレア系除草剤は2〜80重量部、好ま
しくは4.95〜25重量部の範囲内で使用することが
できる。
【0129】また、本発明の式(I)の活性化合物は、
薬害軽減剤と混合すると、この混合により、薬害が軽減
され、より広い雑草防除のスペクトルが提供され、選択
性除草剤としての適用をより広くすることができる。
【0130】該薬害軽減剤としては、例えば、一般名又
は開発コードで表される次の化合物を挙げることができ
る:AD−67、BAS−145138、ベノキサコ
ル、クロキントセットメキシル、シオメトリニル、2,
4−D、DKA−24、ジクロルミッド、ダイムロン、
フェンクロリム、フェンクロラゾールエチル、フルラゾ
ール、フルキソフェニム、フリラゾール、イソキサジフ
ェンエチル、メフェンピルジエチル、MG−191、ナ
フタリックアンハイドライド、オキサベトリニル、PP
G−1292、R−29148等。
【0131】上記の薬害軽減剤もまた、“Pesticide Ma
nual”,2000年,British Crop Protect Council 発行
に記載されている。
【0132】更に、本発明式(I)の化合物と上記除草
剤とからなる混合除草剤組成物には、さらに、上記薬害
軽減剤を混合することも可能であり、この混合により、
薬害が軽減され、且つより広い雑草防除のスペクトルが
提供され、選択性除草剤としての適用をより広くするこ
とができる。
【0133】驚くべきことに、本発明の化合物と公知の
除草剤及び/又は薬害軽減剤とのいくつかの混合除草剤
組成物はまた、相乗効果を現す。
【0134】本発明の式(I)の活性化合物又は本発明
の混合除草剤組成物を使用する場合、そのまま直接使用
するか、又は散布用調製液、乳剤、錠剤、懸濁剤、粉
剤、ペースト、粒剤のような製剤形態で使用するか、又
は更に希釈して調製された使用形態で使用することがで
きる。本発明の活性化合物は、例えば、液剤散布(Wate
ring)、噴霧(spraying atomizing)、散粒等の方法で
施用することができる。
【0135】本発明の式(I)の活性化合物又は本発明
の混合除草剤組成物は、植物の発芽前及び発芽後のいず
れの段階でも使用することができる。また、それらは播
種前に土壌中に取り込ませることもできる。
【0136】本発明の式(I)の活性化合物又は本発明
の混合除草剤組成物の施用量は、実質範囲内でかえるこ
とができる。それは望むべき効果の性質によって基本的
に異なる。除草剤として使用する場合、施用量として
は、例えば、1ヘクタール当り、活性化合物として、約
0.01〜約3kg、好ましくは約0.05〜約1kgの
範囲内を例示することができる。
【0137】次に、本発明の化合物の製造及び用途なら
びに本発明の混合除草剤組成物の効果を下記の実施例に
より、さらに具体的に示すが、本発明はこれらのみに限
定されるべきものではない。
【0138】
【実施例】合成例1
【0139】
【化41】
【0140】2−クロロ−3−{[(1−エチル−1H
−テトラゾール−5−イル)チオ]メチル}−4−メチ
ルスルホニル安息香酸 3−オキソ−1−シクロヘキセ
ニル(0.83g)をアセトニトリル(20ml)に溶
解させ、これにトリエチルアミン(0.34g)および
アセトンシアンヒドリン(10mg)を加え、室温で5
時間攪拌した。溶媒を留去して、希塩酸を加え酸性と
し、ジクロロメタン(150ml)で抽出した。有機層
を飽和食塩水で洗浄し、無水硫酸マグネシウムで乾燥さ
せた。ジクロロメタンを留去して、目的の2−{2−ク
ロロ−3−{[(1−エチル−1H−テトラゾール−5
−イル)チオ]メチル}−4−メチルスルホニルベンゾ
イル}シクロヘキサン−1,3−ジオン(0.75g)を
得た。 mp:67−71℃ 合成例2
【0141】
【化42】
【0142】2−{2−クロロ−4−メチルスルホニル
−3−{[(1−メチル−1H−テトラゾール−5−イ
ル)チオ]メチル}ベンゾイル}シクロヘキサン−1,
3−ジオン(1.0g)のジクロロメタン(100m
l) 溶液にオキザリルクロリド(0.91g)および2
滴のN,N−ジメチルホルムアミドを滴下し、3時間加
熱還流した。反応後、溶媒を留去して得られた残留物を
シリカゲルカラムクロマトグラフィー(溶出溶媒:酢酸
エチル:ヘキサン=7:3)により精製し、目的の3−
クロロ−2−{2−クロロ−4−メチルスルホニル−3
−{[(1−メチル−1H−テトラゾール−5−イル)
チオ]メチル}ベンゾイル}−2−シクロヘキセン−1
−オン(0.71g)を得た。IR(NaCl):ν=
1662,1310,1279,1150cm-1 合成例3
【0143】
【化43】
【0144】テトラヒドロフラン(7ml)中に3−ク
ロロ−2−{2−クロロ−4−メチルスルホニル−3−
{[(1−メチル−1H−テトラゾール−5−イル)チ
オ]メチル}ベンゾイル}−2−シクロヘキセン−1−
オン(0.75g)とチオフェノール(0.19g)を溶
解させ、これにトリエチルアミン(0.19g)のテト
ラヒドロフラン(3ml)溶液を5℃にて滴下し、室温
にて4時間攪拌した。反応後、冷水を加え酢酸エチル
(50ml)にて抽出し、無水硫酸マグネシウムで乾燥
させた。酢酸エチルを留去して得られた残留物をシリカ
ゲルカラムクロマトグラフィー(溶出溶媒:酢酸エチ
ル:ヘキサン=7:3)により精製し、目的の2−{2
−クロロ−4−メチルスルホニル−3−{[(1−メチ
ル−1H−テトラゾール−5−イル)チオ]メチル}ベ
ンゾイル}−3−フェニルチオ−2−シクロヘキセン−
1−オン(0.61g)を得た。 mp:76−87℃ 上記合成例1〜3と同様にして得られる化合物を、合成
例1〜3で合成した化合物と共に、下記第1〜3表に示
す。
【0145】本発明の式(I)の化合物が式
【0146】
【化44】
【0147】示す場合の化合物例を第1表に、また、式
【0148】
【化45】
【0149】を示す場合の化合物例を第2表に、そし
て、式
【0150】
【化46】
【0151】を示す場合の化合物例を第3表に示す。
【0152】第1表、第2表及び第3表において、Q1
aは基
【0153】
【化47】
【0154】を示し、Q1bは基
【0155】
【化48】
【0156】を示し、Q1cは基
【0157】
【化49】
【0158】を示し、Q2は基
【0159】
【化50】
【0160】を示し、Q3aは基
【0161】
【化51】
【0162】を示し、Q3bは基
【0163】
【化52】
【0164】を示し、Q3cは基
【0165】
【化53】
【0166】を示し、Q3dは基
【0167】
【化54】
【0168】を示し、Q3eは基
【0169】
【化55】
【0170】を示し、Q3fは基
【0171】
【化56】
【0172】を示し、Q3gは基
【0173】
【化57】
【0174】を示し、Q3hは基
【0175】
【化58】
【0176】を示し、Q3iは基
【0177】
【化59】
【0178】を示し、Q3jは基
【0179】
【化60】
【0180】を示し、Q3kは基
【0181】
【化61】
【0182】を示し、Q3lは基
【0183】
【化62】
【0184】を示し、Q3mは基
【0185】
【化63】
【0186】を示し、Q3nは基
【0187】
【化64】
【0188】を示し、Q3oは基
【0189】
【化65】
【0190】を示し、Q3pは基
【0191】
【化66】
【0192】を示し、Q3qは基
【0193】
【化67】
【0194】を示し、Q3rは基
【0195】
【化68】
【0196】を示し、Q3sは基
【0197】
【化69】
【0198】を示し、Q3tは基
【0199】
【化70】
【0200】を示し、Q3uは基
【0201】
【化71】
【0202】を示し、Q3vは基
【0203】
【化72】
【0204】を示し、Q3wは基
【0205】
【化73】
【0206】を示し、Q3xは基
【0207】
【化74】
【0208】を示し、Q3yは基
【0209】
【化75】
【0210】を示し、Q3zは基
【0211】
【化76】
【0212】を示し、Q3zaは基
【0213】
【化77】
【0214】を示し、Q3zbは基
【0215】
【化78】
【0216】を示し、Q3zcは基
【0217】
【化79】
【0218】を示し、Q3zdは基
【0219】
【化80】
【0220】を示し、Q4aは基
【0221】
【化81】
【0222】を示し、Q4bは基
【0223】
【化82】
【0224】を示し、Q4cは基
【0225】
【化83】
【0226】を示し、Q4dは基
【0227】
【化84】
【0228】を示し、Q5aは基
【0229】
【化85】
【0230】を示し、Q5bは基
【0231】
【化86】
【0232】を示し、Q5cは基
【0233】
【化87】
【0234】を示し、Q5dは基
【0235】
【化88】
【0236】を示し、Q5eは基
【0237】
【化89】
【0238】を示し、Q5fは基
【0239】
【化90】
【0240】を示し、Q6aは基
【0241】
【化91】
【0242】を示し、Q6bは基
【0243】
【化92】
【0244】を示し、Q7は基
【0245】
【化93】
【0246】を示し、Meはメチルを示し、Etはエチ
ルを示し、n−Prはn−プロピルを示し、i−Prは
iso−プロピルを示し、n−Buはn−ブチルを示
し、t−Buはtert−ブチルを示し、n−Hexは
n−ヘキシルを示し、OMeはメトキシを示し、OEt
はエトキシを示し、SMeはメチルチオを示し、SEt
はエチルチオを示し、SO2Meはメチルスルホニルを
示し、SO2Etはエチルスルホニルを示し、SO2n−
Prはn−プロピルスルホニルを示し、OSO2Meは
メチルスルホニルオキシを示し、OSO2Etはエチル
スルホニルオキシを示し、そしてPhはフェニルを示
す。
【0247】
【表1】
【0248】
【表2】
【0249】
【表3】
【0250】
【表4】
【0251】
【表5】
【0252】
【表6】
【0253】
【表7】
【0254】
【表8】
【0255】
【表9】
【0256】
【表10】
【0257】
【表11】
【0258】
【表12】
【0259】
【表13】
【0260】
【表14】
【0261】
【表15】
【0262】
【表16】
【0263】
【表17】
【0264】
【表18】
【0265】
【表19】
【0266】
【表20】
【0267】
【表21】
【0268】
【表22】
【0269】合成例4
【0270】
【化94】
【0271】2−クロロ−3−{[(1−エチル−1H
−テトラゾール−5−イル)チオ]メチル}−4−メチ
ルスルホニル安息香酸(0.77g)および塩化チオニ
ル(0.49g)を1,2−ジクロロエタン(30ml)
に加え、2滴のN,N−ジメチルホルムアミドを添加
後、3時間加熱還流させた。 冷却後、溶媒を留去して
得られる残留物をジクロロメタン(10ml)に溶解さ
せ、これを1,3−シクロヘキサンジオン(0.28
g)、トリエチルアミン(0.28g)のジクロロメタ
ン(10ml)溶液に5℃にて滴下し室温で6時間攪拌
した。反応後、ジクロロメタン(100ml)で抽出
し、ついで希塩酸、炭酸水素ナトリウム水溶液にて洗浄
し、無水硫酸マグネシウムで乾燥させた。ジクロロメタ
ンを留去して得られた残留物をシリカゲルカラムクロマ
トグラフィー(溶出溶媒:酢酸エチル:ヘキサン=3:
7)により精製し、目的の2−クロロ−3−{[(1−
エチル−1H−テトラゾール−5−イル)チオ]メチ
ル}−4−メチルスルホニル安息香酸3−オキソ−1−
シクロヘキセニル(0.83g)を得た。 mp:12
2−123℃ 合成例5
【0272】
【化95】
【0273】2−クロロ−3−{[(1−エチル−1H
−テトラゾール−5−イル)チオ]メチル}−4−メチ
ルスルホニル安息香酸メチル(0.83g)のジオキサ
ン(15ml)溶液に10N水酸化ナトリウム水溶液
(1.0ml)および水(2ml)を加え、室温にて3
時間攪拌した。水(30ml)を加えて減圧濃縮した
後、10N水酸化ナトリウム水溶液(1.0ml)を加
え、酢酸エチル(100ml)で洗浄した。水層は、塩
酸で酸性とし、酢酸エチルで抽出した。有機層を飽和食
塩水で洗浄し、無水硫酸マグネシウムで乾燥させた。酢
酸エチルを留去して、目的の2−クロロ−3−{[(1
−エチル−1H−テトラゾール−5−イル)チオ]メチ
ル}−4−メチルスルホニル安息香酸(0.80g)を
得た。mp:193−195℃ 合成例6
【0274】
【化96】
【0275】アセトニトリル(20ml)中に1−エチ
ル−5−メルカプトテトラゾール(0.31g)と3−
ブロモメチル−2−クロロ−4−メチルスルホニル安息
香酸メチル(0.80g)を懸濁させ、これに炭酸カリ
ウム(0.32g)を加え、3時間加熱還流した。反応
後、冷水を加え酢酸エチル(100ml) にて抽出
し、無水硫酸マグネシウムで乾燥させた。酢酸エチルを
留去して得られる残留物をジクロロメタン−ヘキサンか
ら再結晶し、目的の2−クロロ−3−{[(1−エチル
−1H−テトラゾール−5−イル)チオ]メチル}−4
−メチルスルホニル安息香酸メチル(0.88g)を得
た。 mp:109−110℃ 生物試験例試験例1 :水田雑草に対する除草効果試験 活性化合物の調合剤の調製 担 体:アセトン 5重量部 乳化剤:ベンジルオキシポリグリコールエーテル 1重量部 活性物質の調合剤は、1重量部の活性化合物と、上記の
分量の担体および乳化剤とを混合することにより、乳剤
として得られる。その調合剤の所定薬量を水で希釈す
る。 試験方法 温室内において、水田土壌を詰めた500cm2ポット
に、2.5葉期(草丈15cm)の水稲苗(品種:日本
晴)を1ポット当り1株3本植えとした。次いで、タマ
ガヤツリ、ホタルイ、コナギ、広葉雑草(アゼナ、キカ
シグサ、ミゾハコベ、アブノメ等)、ウリカワの各種子
または塊茎を播種し、約2〜3cm湛水した。
【0276】水稲移植5日後、前記調製法に従って調製
した各活性化合物の調合剤で水面処理した。処理後、3
cmの湛水状態を保ち散布3週間後に除草効果を調査し
た。なお、除草効果の評価は、完全枯死を100%と
し、0%を除草効果なしとして行った。
【0277】その結果、化合物番号II−18、II−
117、II−122、II−131、II−194、
II−212およびIII−71の化合物は、いずれ
も、薬量0.25kg/haで、水田雑草に対し90%
以上の除草効果を示し、移植水稲に対し安全性を示し
た。試験例2 : 畑地雑草に対する発芽前土壌処理試験 試験方法:温室内において、畑土壌を詰めた120cm
2ポットの表層に、ヒエ、エノコログサ、アオビユ及び
イヌタデの各種子を播種覆土し、上記試験例1と同様に
して調製した所定量の薬量を各試験ポットの土壌表層に
均一に散布した。散布4週間後に除草効果の程度を調査
した。 効果:化合物番号II−117、II−122及びII
−194の化合物は、薬量2.0kg/haの施用量
で、対象雑草(ヒエ、エノコログサ、アオビユ及びイヌ
タデ)に対して90%以上の殺草活性を示した。試験例3 : 畑地雑草に対する発芽後茎葉処理試験 試験方法:温室内において、畑土壌を詰めた120cm
2ポットにヒエ、エノコログサ、アオビユ及びイヌタデ
の種子を播き覆土した。播種覆土10日後(雑草は平均
2葉期)に、上記試験例1と同様にして調製した所定量
の薬量を各試験ポットの供試植物の茎葉部に均一に散布
した。散布3週間後に除草効果の程度を調査した。 結果:化合物番号II−18、II−117、II−1
22、II−131、II−194、II−212及び
II−276の化合物は、薬量2.0kg/haで、ヒ
エ、エノコログサ、アオビユ及びイヌタデに対し90%
の殺草活性を示した。 試験例4 :水田雑草に対する除草効果試験 試験方法:温室内において、水田土壌を詰めた500c
2ポットに、2.5葉期(草丈15cm)の水稲苗
(品種:日本晴)を1ポット当り1株3本植えとした。
次いで、ミズガヤツリ、ホタルイ、コナギ、広葉雑草
(アゼナ、キカシグサ、ミゾハコベ、アブノメ等)、ウ
リカワの各種子または塊茎を播種し、約2〜3cm湛水
した。
【0278】水稲移植5日後、上記試験例1の場合と同
様にして調製した各活性化合物の調合剤で水面処理し
た。処理後、3cmの湛水状態を保ち散布3週間後に除
草効果を調査した。なお、除草効果の評価は、完全枯死
を100%とし、0%を除草効果なしとして行った。
【0279】その結果を第4表に示す。なお、第4表中
の水稲に対する薬害評価において、10を超える薬害は
許容できない。
【0280】第4表における供試雑草及び作物は、以下
に示すように略号で記載する。 SCPSS: Scirpus spp.(ホタルイ)、 MOOVP: Monochoria(コナギ)、 BBBBB: broadleef weeds(広葉類)、 CYPSE: Cyperus serotinus(ミズガヤツリ)、 SAGPY: Sagittaria pygmaea(ウリカワ)、 ORYSP: Oryza sativa L.,planted paddy rice
(移植水稲)。
【0281】第4表中の化合物番号のうち、本発明化合
物は第2表中の化合物番号により示し、また、比較化合
物は下記化合物番号と構造式により示されるものであ
る。 C−1:式
【0282】
【化97】
【0283】C−2:式
【0284】
【化98】
【0285】なお、C−1はドイツ特許公開第1984
6792号明細書に、具体的に記載されている化合物で
あり、また、C−2は上記ドイツ特許公開明細書に具体
的には開示されていないが、そこに記載された一般式に
包含される化合物の1つである。
【0286】
【表23】
【0287】試験例5:除草剤組成物の茎葉散布共力効
果試験 試験方法:温室内において、水田土壌を詰めた250c
2ポットに、ヒエ、ホタルイ、コナギ、アゼナの各種
子を播種覆土し、約2cm湛水した。雑草が1.5〜
2.2葉期に成長したら、排水後、上記試験例1と同様
にして調製した所定量の薬量の各活性化合物及び各活性
化合物混合物を茎葉散布した。散布した翌日、ポットを
再び約2cm湛水状態に保ち、散布4週間後に除草効果
を調査した。なお、除草の評価は、完全枯死を100%
とし、0%を除草効果なしとして行った。試験例6 :除草剤組成物の水面施用共力効果試験 試験方法:温室内において、水田土壌を詰めた250c
2ポットに、ヒエ、ホタルイ、コナギ、アゼナ、キカ
シグサ、ミゾハコベ、ミズガヤツリの各種子または塊茎
を播種し、約2cm湛水した。雑草が1.5〜2.2葉
期に成長したら、上記試験例1と同様にして調製した所
定量の薬量の各活性化合物及び各活性化合物混合物で水
面処理した。処理後、約2cmの湛水状態を保ち処理後
4週間後に除草効果を調査した。なお、除草の評価は、
完全枯死を100%とし、0%を除草効果なしとして行
った。
【0288】試験例5と試験例6の共力効果は、下記の
コルビーの式により評価した。
【0289】
【数1】
【0290】上記試験例5及び6の結果を、それぞれ第
5表及び第6表に示す。
【0291】第5表及び第6表における雑草は以下に示
す略号で記載する。 CYPSE: Cyperus serotinus (ミズガヤツリ)、 ECHSS: Echinochloa spp. (ヒエ)、 ELTTP: Elatine triandra (ミゾハコベ)、 LIDPY: Lindernia pyridaria (アゼナ)、 MOOVP: Monochoria vaginalis (コナギ)、 ROTIN: Rotala indica (キカシグサ)。
【0292】第5表及び第6表中の化合物(1)は、第
2表及び第3表中の化合物番号により示す。
【0293】第5表及び第6表中の公知除草剤A、B、
C、D、E、F及びGは下記の活性化合物を示す。 A:4−(2−クロロフェニル)−N−シクロヘキシル
−N−エチル−4,5−ジヒドロ−5−オキソ−1H−
テトラゾール−1−カルボキサミド(フェントラザミ
ド)、 B:3′,4′−ジクロロプロピオンアニリド(プロパ
ニル)、 C:N,N−ジエチル−3−メシチルスルホニル−1H
−1,2,4−トリアゾール−1−カルボキサミド(カ
フェンストロール)、 D:3−[1−(3,5−ジクロロフェニル)−1−メ
チルエチル]−2,3−ジヒドロ−6−メチル−5−フ
ェニル−4H−1,3−オキサジン−4−オン(オキサ
ジクロメホン)、 E:2−クロロ−2′,6′−ジエチル−N−(2−プ
ロポキシエチル)アセトアミド(プレチラクロール)、 F:2−(1,3−ベンゾチアゾール−2−イルオキ
シ)−N−メチルアセトアニリド(メフェナセット)、 G:(RS)−2−[2−(3−クロロフェニル)−
2,3−エポキシプロピル]−2−エチルインダン−
1,3−ジオン(インダノファン)。
【0294】
【表24】
【0295】
【表25】
【0296】
【表26】
【0297】試験例7:水面施用によるイネの薬害軽減
効果試験 試験方法:温室内において、水田土壌を詰めた1000
cm2ポットにイネ(品種:日本晴)の種子を播種し、
湿潤状態を保つ。播種7日後、水稲苗は1葉期となり、
ポットを約3cmの湛水状態に保つ。播種9日後水稲苗
が1.5葉期に成長したら、上記試験例1と同様にして
調製した所定量の薬量の各活性化合物及び各活性化合物
混合物で水面処理した。処理3週間後に水稲苗の薬害を
調査した。なお、薬害の評価は、0%を薬害なしとし、
100%を完全枯死として行った。
【0298】その結果を第7表に示す。
【0299】試験例7の薬害軽減効果は、下記のコルビ
ーの式により評価した。
【0300】
【数2】
【0301】第7表中の化合物(1)は第2表及び第3
表中の化合物番号により示す。
【0302】第7表中の薬害軽減剤a、b、c、d、e
及びfは下記の活性化合物を示す。 a:N,N−ジアリル−2,2−ジクロロアセトアミド
(ジクロルミッド)、 b:4,6−ジクロロ−2−フェニルピリミジン(フェ
ンクロリム)、 c:ジエチル(RS)−1−(2,4−ジクロロフェニ
ル)−5−メチル−2−ピラゾリン−3,5−ジカルボ
キシレート(メフェンピル−ジエチル)、 d:N−(4−メチルフェニル)−N′−(1−メチル
−1−フェニルエチル)ウレア(ダイムロン)、 e:2−(ジクロロアセチル)−2,2,5−トリメチ
ルオキサジン(R−29148)、 f:1H,3H−ナフト[1,8−cd]ピラン−1,
3−ジオン(ナフタリック アンハイドライド)。
【0303】
【表27】
【0304】
【表28】
【0305】製剤実施例 製剤例1(粒剤) 本発明化合物No.II−18(2.5部)、ベントナイ
ト(モンモリロナイト)(30部)、タルク(滑石)
(65.5部)及びリグニンスルホン酸塩(2部)の混
合物に、水(25部)を加え、良く捏化し、押し出し式
造粒機により、10〜40メッシュの粒状として、40
〜50℃で乾燥して粒剤とする。
【0306】製剤例2(粒剤) 0.2〜2mmに粒度分布を有する粘土鉱物粒(95
部)を回転混合機に入れ、回転下、液体希釈剤とともに
本発明化合物No.II−117(5部)を噴霧し均等
に湿らせた後、40〜50℃で乾燥し粒剤とする。
【0307】製剤例3(乳剤) 本発明化合物No.II−122(30部)、キシレン
(5部)、ポリオキシエチレンアルキルフェニルエーテ
ル(8部)及びアルキルベンゼンスルホン酸カルシウム
(7部)を混合撹拌して乳剤とする。
【0308】製剤例4(水和剤) 本発明化合物No.II−194(15部)、ホワイト
カーボン(含水無結晶酸化ケイ素微粉末)と粉末クレー
との混合物(1:5)(80部)、アルキルベンゼンス
ルホン酸ナトリウム(2部)及びアルキルナフタレンス
ルホン酸ナトリウム(ホルマリン重合物(3部)を粉末
混合し、水和剤とする。
【0309】製剤例5(水和顆粒) 本発明化合物No.II−18(20部)、リグニンス
ルホン酸ナトリウム(30部)、ベンナイト(15部)
及び焼成ケイソウ土粉末(35部)を十分に混合し、水
を加え、0.3mmのスクリーンで押し出し乾燥して、
水和顆粒とする。
【0310】
【発明の効果】本発明のテトラゾール誘導体は、上記生
物試験例に示したように、除草剤として優れた性質を有
し、また、他の公知除草剤又は薬害軽減剤と混合した場
合に混合除草剤組成物として優れた除草効果及び薬害軽
減効果を発揮する。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) A01N 39/04 A01N 39/04 B 41/10 41/10 A 43/12 43/12 A 43/40 101 43/40 101B 43/54 43/54 C 43/56 43/56 B 43/70 43/70 43/713 43/713 43/76 43/76 43/78 101 43/78 101 43/80 101 43/80 101 47/16 47/16 B 47/30 47/30 C 47/36 101 47/36 101E 47/38 47/38 A 57/32 102 57/32 102 (72)発明者 上野 知恵子 栃木県小山市城東7−2−1 Fターム(参考) 4H011 AB01 AB02 BA01 BA03 BA06 BB05 BB06 BB07 BB08 BB09 BB10 BB13 BB14 BB17 BC05 BC09 BC10 BC19 DA16 DD01 DD03 DD04 DH03

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 式 【化1】 式中、 R1はハロゲン、メチル、エチル、ハロメチル、メトキ
    シ、エトキシ、C1-2ハロアルコキシ、メチルチオ、エ
    チルチオ、C1-3アルキルスルホニル、メチルスルホニ
    ルオキシ、エチルスルホニルオキシ、ニトロ又はシアノ
    を示し、 R2はC1-6アルキル、場合によりハロゲンもしくはC
    1-3アルキルで置換されていてもよいC3-6シクロアルキ
    ル、C1-4ハロアルキル、C2-6アルケニル、又は場合に
    よりハロゲン、C1-3アルキル、C1-2ハロアルキルもし
    くはニトロで置換されていてもよいフェニルを示し、 mは0、1又は2を示し、 mが2を示すとき、2個のR1は同一もしくは相異なっ
    ていてもよく、 nは1又は2を示し、 Qは基 【化2】 【化3】 【化4】 を示し、ここでR3、R4、R5、R6、R7及びR8はそれ
    ぞれ独立に水素原子又はメチルを示し、 R9は水素原子、ハロゲン、C1-3アルキル、ハロメチ
    ル、メトキシ又はニトロを示し、 R10はC1-6アルキルを示し、 R11はハロゲンを示し、 kは1又は2を示す、 で表されるテトラゾール誘導体。
  2. 【請求項2】 R1がフルオル、クロル、ブロム、メチ
    ル、エチル、トリフルオロメチル、メトキシ、エトキ
    シ、C1-2ハロアルコキシ、メチルチオ、エチルチオ、
    メチルスルホニル、エチルスルホニル、メチルスルホニ
    ルオキシ、エチルスルホニルオキシ、ニトロ又はシアノ
    を示し、 R2がC1-3アルキル、場合によりフルオル、クロル、メ
    チルもしくはエチルで置換されていてもよいシクロプロ
    ピル、C1-3ハロアルキル、C2-4アルケニル、又は場合
    によりフルオル、クロル、メチル、エチル、トリフルオ
    ロメチルもしくはニトロで置換されていてもよいフェニ
    ルを示し、 mは1又は2を示し、 mが2を示すとき、2個のR1は同一もしくは相異なっ
    ていてもよく、 nは1又は2を示し、 Qは基 【化5】 【化6】 を示し、ここでR3、R4、R5、R6、R7及びR8はそれ
    ぞれ独立に、水素原子又はメチルを示し、 R9は水素原子、フルオル、クロル、メチル、エチル又
    はトリフルオロメチルを示し、 R10はメチル又はエチルを示し、 R11はクロル又はブロムを示し、 kは1を示す、請求項1に記載の化合物。
  3. 【請求項3】 R1がクロル、ブロム、メチル又はメチ
    ルスルホニルを示し、 R2がメチル、エチル、n−プロピル、iso−プロピ
    ル又はシクロプロピルを示し、 mが2を示し、このとき2個のR1はそれぞれベンゼン
    環上の2位と4位に結合し、且つ2個のR1は同一もし
    くは相異なっていてもよく、 nが1を示し、 基 【化7】 がベンゼン環上の3位に結合し、Qが基 【化8】 又は 【化9】 を示す、請求項1記載の化合物。
  4. 【請求項4】 請求項1〜3のいずれかに記載の化合物
    を有効成分として含有する農薬。
  5. 【請求項5】 式 【化10】 式中、 R1、R2、m及びnは請求項1〜3のいずれかに記載し
    たと同義であり、 Wはハロゲン、ヒドロキシ、C1-4アルコキシ或いは基 【化11】 を示し、ここでR3、R4、R5、R6、R7及びR8は請求
    項1〜3のいずれかに記載したと同義である、で表され
    るテトラゾール誘導体。
  6. 【請求項6】 (a)請求項1のテトラゾール誘導体
    と、(b)アセトアミド系除草剤、アミド系除草剤、ベ
    ンゾフラン系除草剤、インダンジオン系除草剤、ピラゾ
    ール系除草剤、オキサジノン系除草剤、スルホニルウレ
    ア系除草剤、チオカーバメート系除草剤、トリアジン系
    除草剤、トリアゾール系除草剤、キノリン系除草剤、イ
    ソキサゾール系除草剤、ジチオホスフェート系除草剤、
    オキシアセトアミド系除草剤、テトラゾリノン系除草
    剤、ジカルボキシイミド系除草剤、トリオン系除草剤、
    フェノキシプロピオネート系除草剤、ベンゾイックアッ
    シド系除草剤、ジフェニルエーテル系除草剤、ピリジン
    ジカルボチオエート系除草剤、フェノキシ系除草剤、ウ
    レア系除草剤、ナフタレンジオン系除草剤及びイソキサ
    ゾリジノン系除草剤より成る群より選ばれる少なくとも
    一種の除草剤を有効成分として含有することを特徴とす
    る混合除草剤組成物。
  7. 【請求項7】 (a)請求項1のテトラゾール誘導体
    と、(b)AD−67、BAS−145138、ベノキ
    サコル、クロキントセットメキシル、シオメトリニル、
    2,4−D、DKA−24、ジクロルミッド、ダイムロ
    ン、フェンクロリム、フェンクロラゾールエチル、フル
    ラゾール、フルキソフェニム、フリラゾール、イソキサ
    ジフェンエチル、メフェンピルジエチル、MG−19
    1、ナフタリックアンハイドライド、オキサベトリニ
    ル、PPG−1292及びR−29148より成る群よ
    り選ばれる少なくとも1種の化合物を有効成分として含
    有することを特徴とする混合除草剤組成物。
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