JP2002079779A - カレンダおよびカレンダ製造方法 - Google Patents
カレンダおよびカレンダ製造方法Info
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- JP2002079779A JP2002079779A JP2000270670A JP2000270670A JP2002079779A JP 2002079779 A JP2002079779 A JP 2002079779A JP 2000270670 A JP2000270670 A JP 2000270670A JP 2000270670 A JP2000270670 A JP 2000270670A JP 2002079779 A JP2002079779 A JP 2002079779A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 廃棄および再利用しやすく、十分な美観と耐
久性を持ったカレンダを構成することを課題とする。 【解決手段】 複数枚の紙葉3およびシート状の保持体
2により構成されるカレンダであって、複数枚の紙葉3
のとともに紙葉積層方向外側の保持体2の一端を、紙葉
の上端縁に沿って、保持体側より単環縫いにより縫合
し、保持体の他端を折り返し、縫合箇所6ににおいて、
該保持体他端を紙葉上端部に接着する。
久性を持ったカレンダを構成することを課題とする。 【解決手段】 複数枚の紙葉3およびシート状の保持体
2により構成されるカレンダであって、複数枚の紙葉3
のとともに紙葉積層方向外側の保持体2の一端を、紙葉
の上端縁に沿って、保持体側より単環縫いにより縫合
し、保持体の他端を折り返し、縫合箇所6ににおいて、
該保持体他端を紙葉上端部に接着する。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、複数枚のカレンダ
紙葉をそれらの上部で綴じ合わせた壁掛け用のカレンダ
及びその製造方法に関する。
紙葉をそれらの上部で綴じ合わせた壁掛け用のカレンダ
及びその製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の壁掛け用のカレンダは、吊り下げ
部を一体に形成した金属製の綴じ金具により綴じられ、
吊り下げ部を壁面に取り付けたフックに引っ掛けて使用
している。このほかに、複数枚のカレンダ紙葉の上端縁
を二つ折りされた厚紙で挟み込み、その厚紙の下端辺近
傍でカレンダ紙葉と厚紙とを糸で綴じ合わせるものも知
られている。例えば、特開平9−58151号公報に記
載された技術である。そして、糸綴したカレンダの糸綴
部をクロス巻きすることにより、糸のほつれを防止する
技術もしられているものである。さらには、カレンダ紙
葉束を糸で綴じ合わせる糸綴じ部を、単糸環縫いで形成
すると共に少なくとも縫い始めの2針目と最終目に2回
針を通して糸を絡ませ、結び目を形成する技術(特開2
000−185484号公報)も知られている。
部を一体に形成した金属製の綴じ金具により綴じられ、
吊り下げ部を壁面に取り付けたフックに引っ掛けて使用
している。このほかに、複数枚のカレンダ紙葉の上端縁
を二つ折りされた厚紙で挟み込み、その厚紙の下端辺近
傍でカレンダ紙葉と厚紙とを糸で綴じ合わせるものも知
られている。例えば、特開平9−58151号公報に記
載された技術である。そして、糸綴したカレンダの糸綴
部をクロス巻きすることにより、糸のほつれを防止する
技術もしられているものである。さらには、カレンダ紙
葉束を糸で綴じ合わせる糸綴じ部を、単糸環縫いで形成
すると共に少なくとも縫い始めの2針目と最終目に2回
針を通して糸を絡ませ、結び目を形成する技術(特開2
000−185484号公報)も知られている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】従来の壁掛け用のカレ
ンダは綴じ金具が金属製であるため、カレンダ使用後に
ゴミ公害を生ずるという問題があった。また、従来の壁
掛け用のカレンダは綴じ金具が細長い金属製であるた
め、搬送中、壁面への吊り下げ中、カレンダ紙葉の捲り
中、年末における廃棄中等に、その縁辺や端部が他の物
を傷つける場合がある。さらに、カレンダ紙葉と厚紙と
を糸で綴じ合わせてなるものにおいては、綴じた糸の末
端処理を行っていないため、糸がほつれてきて見栄えが
悪くなり、最悪の場合にはカレンダ紙葉がバラバラにな
る場合も考えられる。また、クロス巻きを行う場合に
は、工程が複雑になると共に、コストが高くなる。さら
に、特開2000−185484号公報に示される技術
においては、縫い方が複雑であると共に、機構の変更を
必要とするものであり、コストがかかるものである。
ンダは綴じ金具が金属製であるため、カレンダ使用後に
ゴミ公害を生ずるという問題があった。また、従来の壁
掛け用のカレンダは綴じ金具が細長い金属製であるた
め、搬送中、壁面への吊り下げ中、カレンダ紙葉の捲り
中、年末における廃棄中等に、その縁辺や端部が他の物
を傷つける場合がある。さらに、カレンダ紙葉と厚紙と
を糸で綴じ合わせてなるものにおいては、綴じた糸の末
端処理を行っていないため、糸がほつれてきて見栄えが
悪くなり、最悪の場合にはカレンダ紙葉がバラバラにな
る場合も考えられる。また、クロス巻きを行う場合に
は、工程が複雑になると共に、コストが高くなる。さら
に、特開2000−185484号公報に示される技術
においては、縫い方が複雑であると共に、機構の変更を
必要とするものであり、コストがかかるものである。
【0004】
【課題を解決するための手段】上記の課題を解決すべ
く、本発明は次のような手段を用いる。請求項1に記載
のごとく、複数枚の紙葉およびシート状の保持体により
構成されるカレンダであって、保持体の一端を紙葉裏側
において、紙葉の上端縁に沿って、保持体側より単環縫
いにより縫合し、保持体の他端を紙葉の表側に接着し
た。
く、本発明は次のような手段を用いる。請求項1に記載
のごとく、複数枚の紙葉およびシート状の保持体により
構成されるカレンダであって、保持体の一端を紙葉裏側
において、紙葉の上端縁に沿って、保持体側より単環縫
いにより縫合し、保持体の他端を紙葉の表側に接着し
た。
【0005】請求項2に記載のごとく、複数枚の紙葉に
保持体を重ね、該紙葉および保持体の一端を、紙葉の上
端縁に沿って下方より単環縫いにより縫合し、縫合箇所
に上方より接着剤を付着させ、保持体の他端を折り返
し、縫合箇所ににおいて、該保持体他端を紙葉上端部に
接着する。
保持体を重ね、該紙葉および保持体の一端を、紙葉の上
端縁に沿って下方より単環縫いにより縫合し、縫合箇所
に上方より接着剤を付着させ、保持体の他端を折り返
し、縫合箇所ににおいて、該保持体他端を紙葉上端部に
接着する。
【0006】
【発明の実施の形態】次に、本発明の実施の形態につい
て図を用いて説明する。図1はカレンダの全体構成を示
す斜視図、図2はカレンダの縫製構造を示す切り欠き
図、図3はカレンダの後面の構成を示す斜視図、図4は
カレンダの側面断面図、図5カレンダ縫製装置の構成を
示す模式図、図6は縫製を行う前のカレンダの構成を示
す斜視図、図7は縫製過程を示す斜視図、図8はホット
メルトによる接着過程を示す斜視図である。
て図を用いて説明する。図1はカレンダの全体構成を示
す斜視図、図2はカレンダの縫製構造を示す切り欠き
図、図3はカレンダの後面の構成を示す斜視図、図4は
カレンダの側面断面図、図5カレンダ縫製装置の構成を
示す模式図、図6は縫製を行う前のカレンダの構成を示
す斜視図、図7は縫製過程を示す斜視図、図8はホット
メルトによる接着過程を示す斜視図である。
【0007】本発明のカレンダについて図1乃至図4を
用いて説明する。本発明のカレンダは、複数枚の紙葉3
の上部を厚紙2により綴じた構成となっている。厚紙2
は紙葉3の保持体となるものであり、紙葉3の反りを防
止するとともに、カレンダ1を掛けるための孔や係止部
を設けるためのものである。保持体としては、厚紙のほ
かにセルロース系のプラスチックなども使用することが
できるが、紙とともに廃棄可能なものであれば良い。図
1に示すカレンダ1の上部中央には、壁掛け用の孔7が
設けられているものである。壁掛け用の部分としては、
厚紙2の一部に孔をあけ、その周囲に切りこみを設け、
開くことにより壁掛け用の部分を設けることも可能であ
る。紙葉3の上部には厚紙の下端に沿ってミシン目5が
構成されているものである。重ね合わされた複数枚の紙
葉3は、厚紙2の一端とともに、上部を縫合しており、
縫合個所と厚紙2の他端を接着することにより構成され
るものである。裏側となる厚紙2の一端が紙葉3と共に
縫合され、他端は縫合されないものである。厚紙2の他
端は紙葉3の表側に接着されるものである。
用いて説明する。本発明のカレンダは、複数枚の紙葉3
の上部を厚紙2により綴じた構成となっている。厚紙2
は紙葉3の保持体となるものであり、紙葉3の反りを防
止するとともに、カレンダ1を掛けるための孔や係止部
を設けるためのものである。保持体としては、厚紙のほ
かにセルロース系のプラスチックなども使用することが
できるが、紙とともに廃棄可能なものであれば良い。図
1に示すカレンダ1の上部中央には、壁掛け用の孔7が
設けられているものである。壁掛け用の部分としては、
厚紙2の一部に孔をあけ、その周囲に切りこみを設け、
開くことにより壁掛け用の部分を設けることも可能であ
る。紙葉3の上部には厚紙の下端に沿ってミシン目5が
構成されているものである。重ね合わされた複数枚の紙
葉3は、厚紙2の一端とともに、上部を縫合しており、
縫合個所と厚紙2の他端を接着することにより構成され
るものである。裏側となる厚紙2の一端が紙葉3と共に
縫合され、他端は縫合されないものである。厚紙2の他
端は紙葉3の表側に接着されるものである。
【0008】厚紙2の表面には、厚紙2をおることによ
り、凸部2bが設けられている。凸部2bは表側に突出
した構成となっており、該凸部2b裏の凹形状となる部
分に相当する位置において紙葉3を縫合するとともに、
紙葉3と厚紙2を接着するものである。厚紙2に凸部2
bを設けることにより、過剰な接着剤4が凸部2bの内
側に入り込み、厚紙2の接着剤4による浮きとカレンダ
1の反りを防止できるものである。さらに、厚紙2の表
面は接着もしくは縫合が行われないので、カレンダ1の
美的外観を保つことができるものである。保持体である
厚紙2に凹凸を付けることにより、保持体としての反り
の防止効果を向上するとともに、過剰に付着した接着剤
を凹凸部に導入し、美的概観を維持するものである。
り、凸部2bが設けられている。凸部2bは表側に突出
した構成となっており、該凸部2b裏の凹形状となる部
分に相当する位置において紙葉3を縫合するとともに、
紙葉3と厚紙2を接着するものである。厚紙2に凸部2
bを設けることにより、過剰な接着剤4が凸部2bの内
側に入り込み、厚紙2の接着剤4による浮きとカレンダ
1の反りを防止できるものである。さらに、厚紙2の表
面は接着もしくは縫合が行われないので、カレンダ1の
美的外観を保つことができるものである。保持体である
厚紙2に凹凸を付けることにより、保持体としての反り
の防止効果を向上するとともに、過剰に付着した接着剤
を凹凸部に導入し、美的概観を維持するものである。
【0009】紙葉3の上部には、該紙葉3を糸で縫合す
ることにより、縫合部6が形成される。そして、縫合部
6に接着剤4が塗布もしくは溶着されるものである。こ
れにより、紙葉3を縫合する糸が接着剤4により紙葉3
に縫合部6において接着されるものである。これによ
り、縫合する糸のほつれを防止できるものである。紙葉
3には、前述のごとく、厚紙2の端部と平行にミシン目
5が入れられており、紙葉3をカレンダ1より取り外し
やすくするとともに、縫合部6に過剰に力がかかるのを
防止するものである。
ることにより、縫合部6が形成される。そして、縫合部
6に接着剤4が塗布もしくは溶着されるものである。こ
れにより、紙葉3を縫合する糸が接着剤4により紙葉3
に縫合部6において接着されるものである。これによ
り、縫合する糸のほつれを防止できるものである。紙葉
3には、前述のごとく、厚紙2の端部と平行にミシン目
5が入れられており、紙葉3をカレンダ1より取り外し
やすくするとともに、縫合部6に過剰に力がかかるのを
防止するものである。
【0010】紙葉3は単環縫いにより縫合されるもので
あり、図3に示すごとく、カレンダ1の裏面において紙
葉3の縫合を行う糸は1本が表面に露出しており、表側
においては、図2に示すごとく、二本の糸が紙葉3の表
面に露出するものである。前述のごとく、表側に露出す
る糸は接着剤4により接着されるものである。糸が二本
露出する側において、接着されるので、糸の接着面積を
大きくとるとこができ、接着剤4により糸を保持する力
を向上できるものである。これにより、糸の解れを防
ぎ、カレンダ1の外観を維持できるものである。さら
に、表側において、糸は紙葉のバリを超えて隣の孔に導
入されるので、紙葉3に対して若干浮いた状態にある。
このため、接着剤4により糸の周りを覆うことを容易に
行えるものである。
あり、図3に示すごとく、カレンダ1の裏面において紙
葉3の縫合を行う糸は1本が表面に露出しており、表側
においては、図2に示すごとく、二本の糸が紙葉3の表
面に露出するものである。前述のごとく、表側に露出す
る糸は接着剤4により接着されるものである。糸が二本
露出する側において、接着されるので、糸の接着面積を
大きくとるとこができ、接着剤4により糸を保持する力
を向上できるものである。これにより、糸の解れを防
ぎ、カレンダ1の外観を維持できるものである。さら
に、表側において、糸は紙葉のバリを超えて隣の孔に導
入されるので、紙葉3に対して若干浮いた状態にある。
このため、接着剤4により糸の周りを覆うことを容易に
行えるものである。
【0011】次に、カレンダの製造工程について、図5
乃至図8を用いて説明する。カレンダ製作装置10は、
給紙装置11、ミシン12、接着装置13および搬送装
置14により構成されるものである。給紙装置11に紙
葉3および厚紙2が収納されており、一定枚数の紙葉3
に対して一枚の厚紙2が供給装置により搬送装置14に
送られる。厚紙2は紙葉のしたに引かれた状態で搬送さ
れるものである。厚紙2にはあらかじめ折り目がつけら
れており、紙葉3にはミシン目5がつけられているもの
である。そして、搬送装置14により紙葉3と厚紙2
は、ミシン12に送られるものである。ミシン12に送
られた紙葉3と厚紙2は縫合されるものである。
乃至図8を用いて説明する。カレンダ製作装置10は、
給紙装置11、ミシン12、接着装置13および搬送装
置14により構成されるものである。給紙装置11に紙
葉3および厚紙2が収納されており、一定枚数の紙葉3
に対して一枚の厚紙2が供給装置により搬送装置14に
送られる。厚紙2は紙葉のしたに引かれた状態で搬送さ
れるものである。厚紙2にはあらかじめ折り目がつけら
れており、紙葉3にはミシン目5がつけられているもの
である。そして、搬送装置14により紙葉3と厚紙2
は、ミシン12に送られるものである。ミシン12に送
られた紙葉3と厚紙2は縫合されるものである。
【0012】ここにおいて、紙葉3は裁断された状態の
ものを用いることも可能であり、折りたたまれた状態の
ものを用いることも可能である。さらに、厚紙2の供給
をミシン12の直前において行うことも可能である。ミ
シン12の直前において搬送装置14により搬送された
紙葉3の下に厚紙2を挿入し、紙葉3と厚紙2の位置決
めを行い、ミシン12に供給することも可能である。
ものを用いることも可能であり、折りたたまれた状態の
ものを用いることも可能である。さらに、厚紙2の供給
をミシン12の直前において行うことも可能である。ミ
シン12の直前において搬送装置14により搬送された
紙葉3の下に厚紙2を挿入し、紙葉3と厚紙2の位置決
めを行い、ミシン12に供給することも可能である。
【0013】ミシン12において、厚紙2および紙葉3
は下方より縫合されるものである。カレンダ製作装置1
0において、ミシン12の本体は搬送装置14の搬送面
より下方に配設されているものである。ミシン12の針
16は、下方より厚紙2および紙葉3を突き刺し、縫合
を行うものである。そして、ミシン12により厚紙2と
紙葉3は単環縫いにより縫合される。ミシン12によ
り、厚紙2および紙葉3が裏面より縫われることによ
り、厚紙2および紙葉3は裏面において、針16が挿入
された部分は内側に凹んだ状態となり、表側においては
外側に突出した状態となる。紙葉3の外側においてはバ
リが生じた状態となるものである。すなわち、縫合によ
り紙葉3に生じるバリはカレンダの表側であり、後に厚
紙2によりカバーすることができるものである。そし
て、裏面にはバリが生じないため、カレンダの美観を損
なうことがない。さらに、カレンダを下方より縫合する
ことにより、紙葉3にバリが生じる面を上面とし、後の
接着を行い易くするものである。
は下方より縫合されるものである。カレンダ製作装置1
0において、ミシン12の本体は搬送装置14の搬送面
より下方に配設されているものである。ミシン12の針
16は、下方より厚紙2および紙葉3を突き刺し、縫合
を行うものである。そして、ミシン12により厚紙2と
紙葉3は単環縫いにより縫合される。ミシン12によ
り、厚紙2および紙葉3が裏面より縫われることによ
り、厚紙2および紙葉3は裏面において、針16が挿入
された部分は内側に凹んだ状態となり、表側においては
外側に突出した状態となる。紙葉3の外側においてはバ
リが生じた状態となるものである。すなわち、縫合によ
り紙葉3に生じるバリはカレンダの表側であり、後に厚
紙2によりカバーすることができるものである。そし
て、裏面にはバリが生じないため、カレンダの美観を損
なうことがない。さらに、カレンダを下方より縫合する
ことにより、紙葉3にバリが生じる面を上面とし、後の
接着を行い易くするものである。
【0014】ミシン12により縫合された紙葉3および
厚紙2は搬送装置14により、接着装置13に搬送され
るものである。そして、接着装置13に導入された紙葉
3には、表側の縫合部6に接着剤4が塗布もしくは溶着
されるものである。接着剤4は縫合部6上につけられる
ものであり、前述のミシン12により紙葉3と厚紙2を
下方より縫合するため、接着を行う面を上側とすること
ができ、接着剤4の塗布を容易に行うことができるもの
である。接着剤4をつけた後に、厚紙2をとじ、紙葉3
の上面と厚紙2を接着するものである。これにより、接
着を行った部分が厚紙2により隠れ、カレンダの美観が
向上するものである。接着剤としては、ホットメルト型
接着剤や酢酸ビニル等の液状の接着剤を用いることがで
きるものである。
厚紙2は搬送装置14により、接着装置13に搬送され
るものである。そして、接着装置13に導入された紙葉
3には、表側の縫合部6に接着剤4が塗布もしくは溶着
されるものである。接着剤4は縫合部6上につけられる
ものであり、前述のミシン12により紙葉3と厚紙2を
下方より縫合するため、接着を行う面を上側とすること
ができ、接着剤4の塗布を容易に行うことができるもの
である。接着剤4をつけた後に、厚紙2をとじ、紙葉3
の上面と厚紙2を接着するものである。これにより、接
着を行った部分が厚紙2により隠れ、カレンダの美観が
向上するものである。接着剤としては、ホットメルト型
接着剤や酢酸ビニル等の液状の接着剤を用いることがで
きるものである。
【0015】厚紙2と紙葉3を接着する方法としては、
予め厚紙2の凸部2bの裏側に溶着式の接着剤を塗布し
ておき、紙葉3との縫合ののちに、厚紙2を紙葉3に押
しつけ、加熱し、接着剤を紙葉3に溶着されることも可
能である。また、加熱する方法としては、電熱線や高周
波電磁波により加熱することも可能である。
予め厚紙2の凸部2bの裏側に溶着式の接着剤を塗布し
ておき、紙葉3との縫合ののちに、厚紙2を紙葉3に押
しつけ、加熱し、接着剤を紙葉3に溶着されることも可
能である。また、加熱する方法としては、電熱線や高周
波電磁波により加熱することも可能である。
【0016】
【発明の効果】請求項1に記載のごとく、複数枚の紙葉
およびシート状の保持体により構成されるカレンダであ
って、保持体の一端を紙葉裏側において、紙葉の上端縁
に沿って、保持体側より単環縫いにより縫合し、保持体
の他端を紙葉の表側に接着したので、カレンダに金属材
料を使用する必要がなく、カレンダの廃棄と再利用を容
易に行うことができる。さらに、十分な美観を維持する
とともに、耐久性をもつカレンダが構成されるものであ
る。
およびシート状の保持体により構成されるカレンダであ
って、保持体の一端を紙葉裏側において、紙葉の上端縁
に沿って、保持体側より単環縫いにより縫合し、保持体
の他端を紙葉の表側に接着したので、カレンダに金属材
料を使用する必要がなく、カレンダの廃棄と再利用を容
易に行うことができる。さらに、十分な美観を維持する
とともに、耐久性をもつカレンダが構成されるものであ
る。
【0017】請求項2に記載のごとく、複数枚の紙葉に
保持体を重ね、該紙葉および保持体の一端を、紙葉の上
端縁に沿って下方より単環縫いにより縫合し、縫合箇所
に上方より接着剤を付着させ、保持体の他端を折り返
し、縫合箇所ににおいて、該保持体他端を紙葉上端部に
接着するので、カレンダの縫合工程と接着工程を円滑に
行うことができ、廃棄と再利用を容易に行うことができ
るカレンダを経済的に構成することが可能である。
保持体を重ね、該紙葉および保持体の一端を、紙葉の上
端縁に沿って下方より単環縫いにより縫合し、縫合箇所
に上方より接着剤を付着させ、保持体の他端を折り返
し、縫合箇所ににおいて、該保持体他端を紙葉上端部に
接着するので、カレンダの縫合工程と接着工程を円滑に
行うことができ、廃棄と再利用を容易に行うことができ
るカレンダを経済的に構成することが可能である。
【図1】カレンダの全体構成を示す斜視図。
【図2】カレンダの縫製構造を示す切り欠き図。
【図3】カレンダの後面の構成を示す斜視図。
【図4】カレンダの側面断面図。
【図5】カレンダ縫製装置の構成を示す模式図。
【図6】縫製を行う前のカレンダの構成を示す斜視図。
【図7】縫製過程を示す斜視図。
【図8】ホットメルトによる接着過程を示す斜視図。
2 厚紙 3 紙葉 4 接着剤 6 縫合部 11 給紙装置 12 ミシン 13 接着装置 14 搬送装置
Claims (2)
- 【請求項1】 複数枚の紙葉およびシート状の保持体に
より構成されるカレンダであって、保持体の一端を紙葉
裏側において、紙葉の上端縁に沿って、保持体側より単
環縫いにより縫合し、保持体の他端を紙葉の表側に接着
したことを特徴とするカレンダ。 - 【請求項2】 複数枚の紙葉に保持体を重ね、該紙葉お
よび保持体の一端を、紙葉の上端縁に沿って下方より単
環縫いにより縫合し、縫合箇所に上方より接着剤を付着
させ、保持体の他端を折り返し、縫合箇所ににおいて、
該保持体他端を紙葉上端部に接着することを特徴とする
カレンダ製造方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2000270670A JP2002079779A (ja) | 2000-09-06 | 2000-09-06 | カレンダおよびカレンダ製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2000270670A JP2002079779A (ja) | 2000-09-06 | 2000-09-06 | カレンダおよびカレンダ製造方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2002079779A true JP2002079779A (ja) | 2002-03-19 |
Family
ID=18757075
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2000270670A Pending JP2002079779A (ja) | 2000-09-06 | 2000-09-06 | カレンダおよびカレンダ製造方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2002079779A (ja) |
-
2000
- 2000-09-06 JP JP2000270670A patent/JP2002079779A/ja active Pending
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