JP2002079156A - 作業機の制御操作部 - Google Patents

作業機の制御操作部

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JP2002079156A
JP2002079156A JP2000270538A JP2000270538A JP2002079156A JP 2002079156 A JP2002079156 A JP 2002079156A JP 2000270538 A JP2000270538 A JP 2000270538A JP 2000270538 A JP2000270538 A JP 2000270538A JP 2002079156 A JP2002079156 A JP 2002079156A
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JP
Japan
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spraying
spray pump
chemical solution
spray
boom
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Application number
JP2000270538A
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English (en)
Inventor
Akihiro Kubo
昭博 久保
Susumu Yamamoto
進 山本
Toshiaki Kasahara
敏章 笠原
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Yanmar Co Ltd
Original Assignee
Yanmar Agricultural Equipment Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 散布作業機の操作パネルにおいて、散布圧や
散布量、積算量等がデジタル表示されるものがあるが、
散布以外の情報は含まないことが多く、特に噴霧ポンプ
の作動時間が示されるものは無かった。 【解決手段】 走行機体に薬液タンク内の薬液を噴霧す
るノズルを設けたブーム、薬液タンク内の薬液を前記ノ
ズルへ圧送する噴霧ポンプ及び該噴霧ポンプの吐出量を
調整する制御操作部等を具備した散布作業機において、
前記制御操作部に噴霧ポンプの作動時間を表示すべく構
成した。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、散布作業機におい
て噴霧ポンプの吐出量を調整する制御操作部の構成に関
する。
【0002】
【従来の技術】従来、乗用型の走行機体に薬液タンク、
ブーム及び噴霧ポンプ等を搭載して、薬液の散布作業を
行う散布作業機が知られている。その多くは、散布作業
時には操縦席にオペレータが位置し、該操縦席には制御
操作部が設けられており、該制御操作部においてブー
ム、噴霧ポンプ及び機体等の作業機に搭載された各種機
構を制御するための部材が設けられている。これらの部
材を操作して、ハンドルをはじめとする機体操向制御部
材を操作して、機体を移動させながら薬液を散布するよ
う構成されている。前記制御操作部に示される情報は、
薬液の散布圧や散布量、そして積算量等がデジタル表示
されるものがあるが、散布する薬液に関する情報以外は
含んでいないことが多い。そして、エンジンの回転時間
を表示するものはあるが噴霧ポンプの作動時間を表示す
るものは無かった。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】散布作業機はトラクタ
等とは異なって散布作業時間が重要であり、また、これ
を知ることで散布の目安とすることができ、部品交換や
耐久年数、修理等の目安ともなる。従って、本発明は上
述の課題に鑑み、噴霧ポンプの作動時間を表示する制御
操作部を有する作業機を提供するものである。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明の解決しようとす
る課題は以上の如くであり、次に該課題を解決するため
の手段を説明する。
【0005】即ち、請求項1においては、走行機体に薬
液タンク内の薬液を噴霧するノズルを設けたブーム、薬
液タンク内の薬液を前記ノズルより吐出する噴霧噴霧ポ
ンプ及び該噴霧ポンプの吐出量を調整する制御操作部等
を具備した散布作業機において、前記制御操作部に噴霧
ポンプの作動時間を表示すべく構成した。
【0006】請求項2においては、走行機体に薬液タン
ク内の薬液を噴霧するノズルを設けたブーム、薬液タン
ク内の薬液を前記ノズルへ圧送する噴霧ポンプ、及び該
噴霧ポンプの吐出量を調整する制御操作部等を具備した
散布作業機において、前記制御操作部に切替スイッチと
表示ユニットを配置し、切替スイッチにより散布圧力、
噴霧ポンプの作動時間及びエンジン回転数等を切り替え
て、いずれか一つを表示ユニットに表示すべく構成し
た。
【0007】請求項3においては、前記表示ユニットに
おいて、散布作業時のみ該表示ユニットが作動すべく構
成した。
【0008】
【発明の実施の形態】次に、本発明の実施の形態につい
て説明する。図1は本発明に係る操作パネルを採用した
散布作業機の全体側面図、図2は同じく全体平面図、図
3は同じく操縦部を示す図である。そして、図4は本発
明に係る散布作業機の操作パネルを示す図、図5は同じ
く操作パネルの散布操作部を示す図、図6は同じく伝動
経路図、図7は同じく操作パネルの散布操作部の結線図
である。
【0009】図1及び図2において、散布作業機は乗用
型の走行機体22と、薬液を散布するための複数のノズ
ル23を有するブーム40及び該ブーム40の昇降や展
開を行うための機構よりなるブーム部35と、エンジン
9から動力を得て薬液タンク24内の薬液をノズル23
へ送り出す噴霧ポンプ26及び該噴霧ポンプ26に関わ
る制御機構等よりなるポンプ部36等で構成される。な
お、本実施例では、ブーム部35は走行機体22の前部
及び側部に配設され、ポンプ部36は後部に配設されて
いるが、これらの配置位置は本実施例に限定されるもの
ではない。走行機体22の機体前端より後方へ向けて、
左右一対の機体フレーム6L・6Rが平行に水平方向に
延設されている。該機体フレーム6L・6Rの前部下方
には前車輪7・7が支承され、後部下方に後車輪8・8
が支承されている。
【0010】また、走行機体22前部の機体フレーム6
L・6R上にはエンジン9を被覆するボンネット10が
配設されている。該ボンネット10後方のカバー10a
上に散布作業機に搭載されている機構の制御操作部であ
る操作パネル45が設けられており、該操作パネル45
の上方には運転ハンドル12が設けられて、操作パネル
45及び運転ハンドル12等で散布作業機の操縦部Aを
構成している。前記操作パネル45下方より後方に向け
て、機体フレーム6L・6R上にはステップ13を設け
ている。また機体フレーム6L・6R後部上には薬液タ
ンク24が配設されており、該薬液タンク24の前部中
央には運転席14が形成されて、該薬液タンク24によ
って側部と後部を取り囲まれるように載置されている。
また、散布作業機のフレームの各構成部材である機体フ
レーム6L・6R、サブフレーム52L・52Rは夫々
中空の四角または丸型のパイプまたはL型やH型等の鋼
材を用いて、軽量かつ高剛性に構成されている。
【0011】前記ブーム部35は、薬液散布用のブーム
40と、昇降リンク機構37とから構成される。ブーム
40は走行機体22の前方の前方ブーム41及び、該前
方ブーム41の両端に枢支して、折畳み可能に側方に延
設される左右の側方ブーム42L・42Rから構成され
ている。そして、該ブーム40には薬液を散布するため
の複数のノズル23・23・・・が一定間隔をおいて配
設されている。前記前方ブーム41と側方ブーム42L
・42Rの間には、それぞれシリンダ43・43が介装
され、該シリンダ43・43を伸縮させることによっ
て、側方ブーム42L・42Rを左右水平方向へ延設し
た作業位置と、前後方向で後ろ上がりに位置させた収納
位置に回動可能としている。
【0012】また、昇降リンク機構37は平行リンクに
より前方ブーム41と機体フレーム6L・6Rの前部の
間を連結し、該平行リンクの一方と機体フレーム6L・
6Rの間にシリンダ38・38を介装して、該シリンダ
38・38を伸縮させることによってブーム40を上下
昇降可能としている。そして、前方ブーム41の左右中
央が昇降リンク機構37に対して枢支されて左右傾倒可
能に支持され、該前方ブーム41と昇降リンク機構37
の間にシリンダ39を介装して、ブーム40を水平制御
する構成としている。
【0013】前記ポンプ部36は前記機体フレーム6L
・6Rの後端より後方に延設したサブフレーム52L・
52R上に載置され、前記エンジン9からの動力により
噴霧ポンプ26を駆動して薬液タンク24内の薬液をブ
ーム40に配設したノズル23・23・・・に圧送でき
るようにしている。
【0014】ここで、散布作業機の操縦部Aについて説
明する。本実施例に係る操縦部Aは、図3に示す如く、
ボンネット10の後方に設けられたカバー10aに配設
されている。前記カバー10a中央上部に運転ハンドル
12が位置し、該カバー10aの上面には散布操作部1
1を具備する操作パネル45が設けられている。なお、
前記散布操作部11には、前記ポンプ部36の噴霧ポン
プ26及び噴霧ポンプ26より吐出される薬液の圧や量
を制御するための後述の操作部材が設けられている。そ
して、前記カバー10a上であって運転ハンドル12の
左側に走行機体22の変速装置を制御するための主変速
レバー21が、同じく下側には前方ブーム41及び側方
ブーム42L・42R夫々に設けられたノズル23・2
3・・への薬液の供給の入切を制御するノズル制御レバ
ー49が設けられている。また、ステップ13上には運
転ハンドル12を中心として左右にクラッチペダル34
及びブレーキペダル33が設けられている。
【0015】前記操作パネル45は、図4に示す如く、
その中央部に薬液の散布量等を操作するための散布操作
部11、該散布操作部11の左側にブーム40を自動的
に水平に保持する図示せぬ水平制御装置を操作するため
の水平制御装置操作部48、そして、該散布操作部11
の右側にCVT変速ノブ46及びブーム40の展開や昇
降等を制御するためのブーム操作具47が配されてい
る。
【0016】次に、図5を用いて操作パネル45の散布
操作部11の構造について説明する。前記操作パネル4
5に具備される散布操作部11は、図5に示す如く、デ
ジタル表示ユニット15を内装し、散布操作部11上に
は、該デジタル表示ユニット15のデジタル表示部16
及び切替スイッチ17、液剤散布ダイヤル20、散布量
制御ダイヤル19、そして、油圧センサ30a、水温セ
ンサ29a、予熱センサ27a、チャージセンサ32a
からの値が設定値を越えたかを示すランプ30・29・
27・32が設けられて、無駄がなくシンプルであっ
て、且つ、視認し易い構成とされている。
【0017】前記液剤散布ダイヤル20を調節すると、
コントローラ内の制御定数が変化して、ブーム40に装
着したノズル23に適した噴霧量で車速連動散布ができ
る。即ち、ブーム40のノズル23は薬液及び圃場の形
態により、交換してその散布量や稼働散布ブームを調整
できることが好ましく、従って、液剤散布ダイヤル20
でノズル23に合わせた吐出量を決定するのである。そ
して、散布量制御ダイヤル19を調節すると、ブーム4
0のノズル23より散布される薬液の散布量が微量調節
される。また、油圧、水温、予熱、チャージの夫々の状
態を示す4つのランプ30・29・27・32は、夫々
のセンサ30a・29a・27a・32aが設定値を越
える状態となるとランプが点灯するよう構成されて、オ
ペレータに異常を知らせる仕組みとなっている。薬液散
布作業においては、まず、前記液剤散布ダイヤル20及
び散布量制御ダイヤル19を調整し、そして、運転ハン
ドル12を握って操向制御しながら薬液散布を行うので
ある。圃場は稲等が林立しその間を抜けて運転しなけれ
ばならず、運転には細心の注意を要する。従って、上述
の如く、本発明に係る散布操作部11を具備する操作パ
ネル45はシンプルであって、その一つ一つを大きく表
示でき、野外での操作においても操作パネル45を視認
しやすいので、操作パネル45は簡単な構成であること
が操作上都合がよい。
【0018】そして、同じく操作パネル45の散布操作
部11にはデジタル表示ユニット15のデジタル表示部
16があり、切替スイッチ17で該デジタル表示部16
に示される内容を切り替えることができる。
【0019】前記切替スイッチ17は、本実施例におい
ては、同一のデジタル表示部16において、エンジン9
の回転数、薬液散布圧力、そして作業時間が示されるよ
う切り替えるためのものである。複数の内容を同一のデ
ジタル表示部16において示すことで該デジタル表示部
16に現れる一つ一つの数字の大きさを大きくすること
ができるので、オペレータはその数字が見やすく、さら
に、デジタル表示されるので、オペレータは明確な数値
を把握することができるのである。
【0020】なお、操作パネル45のレイアウトや表示
される内容や配置位置は本実施例に限定されるものでは
なく、機体の大きさや操作パネル45の配設場所が異な
る場合には適宜変更される。
【0021】ここで、本実施例に係る散布作業機の動力
伝達構成について説明する。図6に示す如く、走行機体
22の前部に配設されるエンジン9より、後方へ向けて
エンジン出力軸60が延出し、エンジン出力軸60は、
伝達軸61と軸間をユニバーサルジョイントによって連
結されて、さらに、後方のCVT入力軸62に接続され
ている。そして前記伝達軸61にはエンジン回転センサ
91が設けられて、エンジン出力軸60と同様に回転す
る伝達軸61の回転数を検知し、即ち、エンジン9の回
転数を検出していることになる。
【0022】走行機体22略中央下部に配設されるCV
Tケース63には、CVT(割プーリ式の無段変速装
置)64が内装されている。またCVTケース63後端
の右方からはCVT入力軸62後端が延出しており、左
方からはCVT出力軸65が延出している。該CVT入
力軸62に伝えられた動力はCVT64により無段変速
されてCVT出力軸65に伝えられる。
【0023】前記CVT入力軸62後端には二連プーリ
66が固設され、該二連プーリ66下方には二連プーリ
87が配設され、該二連プーリ87は後方に向けて延出
する第二PTO軸68上に固着している。二連プーリ6
6・87間にはベルト69を巻回しており、該ベルト6
9によってCVT入力軸62より第二PTO軸68へ駆
動力を伝達可能としている。すなわち、第二PTO取出
軸はエンジン9の出力回転に比例した略定回転の動力が
得られるようにしている。また、前記ベルト69には、
図示せぬアームに枢設されるテンションプーリを押圧及
び解除によって、緊張状態及び弛緩状態を選択可能とし
て、二連プーリ66・87間での駆動力伝達の断接を可
能としている。すなわち二連プーリ66・87間には、
ベルトテンションクラッチ機構70が設けられているの
である。
【0024】前記第二PTO軸68からは伝達軸71を
介して、後上方の作業機駆動入力軸72に接続され、さ
らに、ギヤ等でその回転を調整されてポンプ部36への
入力軸25へ動力が伝達されて噴霧ポンプ26が駆動す
るのである。そして、ポンプ部36への入力軸25には
回転センサ93が設けられていて、ポンプ部36へ入力
する入力軸25の回転速度が検知され、噴霧ポンプ26
の図示せぬ駆動軸の回転速度を検出している。
【0025】前記CVTケース63右部後方にはクラッ
チ75を内装するクラッチケース76が配設されてい
る。前記CVT出力軸65はクラッチケース76に挿入
されており、該CVT出力軸65と同軸方向には入力軸
77が配設されている。CVT出力軸65と入力軸77
とは、クラッチ75によって駆動力伝達の断接が可能に
構成されている。また、クラッチ75後方にはミッショ
ンケース78が配設されており、入力軸77後部はミッ
ションケース78へ挿入されているのである。すなわち
CVTケース63より後方に向けて、走行機体22中心
線の左方には、前述したように第二PTO取出軸として
機能するCVT入力軸62が延設され、該中心線の右方
には、CVT出力軸65が前後方向に延設されてクラッ
チ75に接続している。
【0026】前記ミッションケース78内では、前記ク
ラッチケース76より突出した入力軸77の動力が複数
のギヤを介して走行駆動軸82に伝達される。そして、
該走行駆動軸82はミッションケース78の前後に突出
した前輪駆動軸79及び後輪駆動軸80に連結して動力
を伝達している。従って、CVT64により無段変速さ
れた後の回転力が前輪駆動軸79及び後輪駆動軸80に
伝達され前輪7・7及び後輪8・8が回転駆動すること
になる。
【0027】また、ミッションケース78より後方に向
けて、第一PTO軸81が延出され、該第一PTO軸8
1は前記入力軸77よりミッションケース78に内装さ
れるギヤ等よりなるPTO変速機構を介して駆動力が伝
達されている。そして、前記入力軸77の後端には車速
センサ92が設けられている。従って、車速センサ92
はCVT64により無段変速されてミッションケース7
8内に入力された入力軸77の回転数を検知して、車速
を検出しているのである。
【0028】次に、前記操作パネル45の散布操作部1
1に設けられたデジタル表示部16に示される内容につ
いて図5乃至図7を用いて説明する。なお、運転ハンド
ル12左側に設けられた主変速レバー21に位置を検出
するセンサが設けられており、該主変速レバー21が散
布作業速度段にあるときのみ、デジタル表示ユニット1
5のスイッチ58がONになる仕組みとなっている。従
って、上述のデジタル表示部16には、散布作業機の前
後走行移動時や停止時には数値が表示されず、散布作業
時にのみ数値が表示されることになる。
【0029】まず、前記散布操作部11の切替スイッチ
17をエンジン9の回転数を表示するよう切り替える
と、前記エンジン回転センサ91でエンジン9の回転速
度を検出し、そして、デジタル表示ユニット15の演算
表示駆動装置57に信号が送られる。演算表示駆動装置
57に送られた信号は単位時間当たりの回転数に換算さ
れ、エンジン9の回転数が該デジタル表示部16に示さ
れる。このようにしてエンジン9の回転数の状態を知
り、エンジン9の負荷や散布作業に適当な回転数かどう
か等の状況を把握することができる。
【0030】次に、前記切替スイッチ17をノズル23
より散布される薬液の散布圧を表示するよう切り替える
と、噴霧ポンプ26に設けられた圧力センサ55で薬液
の噴霧圧を検知してデジタル表示ユニット15の演算表
示駆動装置57に信号が送られて、噴霧ポンプ26より
送り出す薬液の圧力がデジタル表示部16に示される。
【0031】そして、前記切替スイッチ17を作業時間
を表示するよう切り替えると、演算表示駆動装置57の
アワメータ54より信号が送られて、デジタル表示部1
6に作業時間が示される。前記アワメータ54は、エン
ジン9の回転センサ91、及び、噴霧圧を検知する圧力
センサ55が作動すると同時にスイッチ54aがONと
なり、また、噴霧ポンプ26が停止するとスイッチ54
aがOFFとなる。従って、ここで示される作業時間と
は噴霧ポンプ26の作動時間ということになる。但し、
エンジン9の回転センサ91が作動しているときの時間
をアワメータ54で検出して表示するように構成するこ
ともでき、この場合、走行機体22の走行装置の作動時
間を知ることができる。
【0032】また、操作パネル45の散布操作部11に
おけるデジタル表示部16に、エンジン9の回転数の代
わりに、噴霧ポンプ26の駆動軸の回転数を表示するよ
うにしても良い。なお、前記噴霧ポンプ26の駆動軸は
エンジン9の出力からクラッチ70を介して伝達駆動さ
れる軸であって、エンジン9が回転していても噴霧ポン
プ26の駆動軸が回転しているとは限らない。この場
合、ポンプ部36の入力軸25に設けた前述の噴霧回転
センサ93が噴霧ポンプ26の駆動軸の回転数を検出し
て、デジタル表示ユニット15の演算表示駆動装置57
に信号が送られる。演算表示駆動装置57に送られた信
号は単位時間当たりの回転数に演算され、デジタル信号
に変換されてデジタル表示部16に送られ、噴霧ポンプ
26の駆動軸の回転数が該デジタル表示部16に示され
る。
【0033】上述の如くアワメータ54を構成すること
で、噴霧ポンプ26の正確な作動時間を把握することが
でき、従って、該噴霧ポンプ26の作動時間を知ってポ
ンプ部36のメンテナンスを行うことができるので、メ
ンテナンスの目安を立てやすく、効果的なメンテナンス
を良好に行えることが期待できる。さらに、本実施例で
示す散布作業機等の作業機はトラクタ等の作業機とは異
なって、エンジン9の駆動時間ではなく噴霧ポンプ26
等の作業装置の作動時間が重要であり、これが薬液散布
の目安となる。従って、噴霧ポンプ26等の作業装置の
作動時間を知ることで、時間あたりの賃金を計算するこ
とができるので都合がよい。
【0034】
【発明の効果】本発明は以上の如く構成したので、以下
に示す効果を奏す。
【0035】即ち、請求項1においては、走行機体に薬
液タンク内の薬液を噴霧するノズルを設けたブーム、薬
液タンク内の薬液を前記ノズルより吐出する噴霧噴霧ポ
ンプ及び該噴霧ポンプの吐出量を調整する制御操作部等
を具備した散布作業機において、前記制御操作部に噴霧
ポンプの作動時間を表示すべく構成したので、噴霧ポン
プの作動時間を操作パネルを見るだけで正確に把握する
ことができるようになり、薬液の散布量の調整や噴霧ポ
ンプのメンテナンス等において目安とすることができ、
部品の定期交換や修理部品の見当等のメンテナンス性の
向上が図れる。また、作業機がレンタルされている場合
には、費用等の算出が容易にできるのである。
【0036】請求項2においては、走行機体に薬液タン
ク内の薬液を噴霧するノズルを設けたブーム、薬液タン
ク内の薬液を前記ノズルへ圧送する噴霧ポンプ、及び該
噴霧ポンプの吐出量を調整する制御操作部等を具備した
散布作業機において、前記制御操作部に切替スイッチと
表示ユニットを配置し、切替スイッチにより散布圧力、
噴霧ポンプの作動時間及びエンジン回転数等を切り替え
て、いずれか一つを表示ユニットに表示すべく構成した
ので、表示ユニットの数値表示を大きくすることがで
き、オペレータはその数値を明確に視認することができ
るのである。
【0037】請求項3においては、前記表示ユニットに
おいて、散布作業時のみ該表示ユニットが作動すべく構
成したので、エンジンが駆動している時間でなく噴霧ポ
ンプが作動して散布作業が行われた時間を知ることがで
きるので、委託業務においての金銭の時間計算がし易く
なり、また、散布された薬液の割合や量を精確に把握で
きるようになった。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る操作パネルを採用した散布作業機
の全体側面図である。
【図2】同じく全体平面図である。
【図3】同じく操縦部を示す図ある。
【図4】本発明に係る散布作業機の操作パネルを示す図
ある。
【図5】同じく操作パネルの散布操作部を示す図ある。
【図6】同じく伝動経路図ある。
【図7】同じく操作パネルの散布操作部の結線図であ
る。
【符号の説明】
A 操縦部 9 エンジン 15 デジタル表示ユニット 16 デジタル表示部 17 切替スイッチ 22 走行機体 23 ノズル 24 薬液タンク 26 噴霧ポンプ 40 ブーム 45 制御操作部(操作パネル)
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 笠原 敏章 大阪府大阪市北区茶屋町1番32号 ヤンマ ー農機株式会社内 Fターム(参考) 2B121 CB03 CB13 CB24 CB33 CB42 CB51 CB61 CB66 CB69 EA21 FA02 FA04 4D074 AA05 BB06 CC04 CC51

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 走行機体に薬液タンク内の薬液を噴霧す
    るノズルを設けたブーム、薬液タンク内の薬液を前記ノ
    ズルへ圧送する噴霧ポンプ及び該噴霧ポンプの吐出量を
    調整する制御操作部等を具備した散布作業機において、
    前記制御操作部に噴霧ポンプの作動時間を表示すべく構
    成したことを特徴とする作業機の制御操作部。
  2. 【請求項2】 走行機体に薬液タンク内の薬液を噴霧す
    るノズルを設けたブーム、薬液タンク内の薬液を前記ノ
    ズルへ圧送する噴霧ポンプ、及び該噴霧ポンプの吐出量
    を調整する制御操作部等を具備した散布作業機におい
    て、前記制御操作部に切替スイッチと表示ユニットを配
    置し、切替スイッチにより散布圧力、噴霧ポンプの作動
    時間及びエンジン回転数等を切り替えて、いずれか一つ
    を表示ユニットに表示すべく構成したことを特徴とする
    作業機の制御操作部。
  3. 【請求項3】 前記表示ユニットにおいて、散布作業時
    のみ該表示ユニットが作動すべく構成したことを特徴と
    する請求項2に記載の作業機の制御操作部。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN108739762A (zh) * 2018-07-12 2018-11-06 东风井关农业机械有限公司 植保机、喷杆装置及其应用

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