JP2002078888A - 遊技機 - Google Patents

遊技機

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JP2002078888A
JP2002078888A JP2000270982A JP2000270982A JP2002078888A JP 2002078888 A JP2002078888 A JP 2002078888A JP 2000270982 A JP2000270982 A JP 2000270982A JP 2000270982 A JP2000270982 A JP 2000270982A JP 2002078888 A JP2002078888 A JP 2002078888A
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Mitsuo Nakajima
光夫 中島
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Heiwa Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】簡単な処理で斬新な演出効果を得られるように
した表示制御を行う。 【解決手段】表示エリア1121内に出現された識別情
報嵌合用表示物1600の嵌合エリア1610に、順次
出現させる複数の識別情報の内でこれに嵌合可能な図柄
1620が出現されるとこれを嵌合させ、停止表示させ
るので、簡単な処理で斬新な表示演出を行うことが可能
となる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、識別情報等の表示
情報の表示制御を行う表示制御手段を備えた遊技機の表
示制御技術、特にパチンコ機に適用して好適な遊技機の
表示制御技術に関する。
【0002】
【従来の技術】従来のパチンコ機においては、入賞時等
には例えば左図柄、中図柄、右図柄を変動表示させ、変
動表示後に出目で停止表示を行なっていた。そして、こ
のような3つの図柄を単に変動表示した後に停止表示す
るだけでは演出効果に乏しいため、図柄出現から図柄停
止までの図柄表示制御において演出効果に富んだ様々な
表示制御手法が提案されている。その中には複雑なアニ
メーションを使用して演出効果を発揮させるようにした
ものもある。
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うなアニメーション演出は使用データ量が多く表示制御
用プロセッサの処理負担も多いといった問題があった。
【0003】本発明は、かかる従来の課題を解決するた
めになされたもので、簡単な処理で斬新な演出効果を得
られる表示制御を行う遊技機を提供することを目的とす
る。
【0004】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明は、表示エリアを有する表示手段と、この表
示手段を利用して表示制御を行う表示制御手段とを備え
た遊技機において、前記表示制御手段は、或る識別情報
が嵌合される嵌合エリアを有する識別情報嵌合用表示物
を前記表示エリアに出現させる手段と、複数の識別情報
を所定出現パターンで前記表示エリアに出現させる手段
と、前記嵌合エリアに嵌合可能な識別情報が出現される
とこれを前記嵌合エリアに嵌合させた状態で停止表示さ
せる手段と、を含むようにした。
【0005】この発明によれば、表示エリア内に出現さ
れた識別情報嵌合用表示物の嵌合エリアに、順次出現さ
せる複数の識別情報の内でこれに嵌合可能な識別情報が
出現されるとこれを嵌合させ、嵌合させた状態で停止表
示させるので、簡単な処理で斬新な表示演出を行うこと
が可能となる。
【0006】また、表示制御手段は、嵌合エリアに嵌合
可能な識別情報(嵌合識別情報)と同一種類の識別情報
であって、その大きさが前記嵌合エリア内に納まる大き
さの識別情報(小型嵌合識別情報)を出現させる手段
と、小型嵌合識別情報を嵌合エリア内において所定変動
パターンで変動表示させる手段と、を更に含むようにし
ても良い。
【0007】更に、表示制御手段は、所定方向に存在す
る回転軸を回転中心として前記嵌合エリア内で或る識別
情報を回転すると複数種類の嵌合識別情報が出現するよ
うにされたこの或る識別情報を回転軸を回転中心として
回転させる手段と、出目の嵌合識別情報で停止表示させ
る手段と、を更に含むようにしても良い。
【0008】更にまた、表示制御手段は、識別情報嵌合
用表示物であって、所定方向に存在する回転軸を回転中
心として表示エリア内で所定角度回転させると他の識別
情報嵌合用表示物となるようにされたこの識別情報嵌合
用表示物を所定角度回転させて他の識別情報嵌合用表示
物とする手段を更に含むようにしても良い。
【0009】本発明の他の態様は、表示エリアを有する
表示手段と、この表示手段を利用して表示制御を行う表
示制御手段とを備えた遊技機において、前記表示制御手
段は、或る識別情報が通過可能な通過エリアを有する識
別情報通過用表示物を前記表示エリアに出現させる手段
と、識別情報を所定出現パターンで前記表示エリアに出
現させる手段と、前記通過エリアを通過可能な識別情報
が出現されるとこれが前記通過エリアを通過するように
表示させた後に停止表示させる手段と、を含むようにし
た。
【0010】この発明によれば、表示エリア内に出現さ
れた識別情報通過用表示物の通過エリアに、順次出現さ
せる複数の識別情報の内でこれを通過可能な識別情報が
出現されるとこれを通過するように表示させた後に停止
表示させるので、簡単な処理で斬新な表示演出を行うこ
とが可能となる。
【0011】また、通過エリアは複数種類の識別情報が
通過可能にされていることを特徴とするようにしても良
い。表示制御手段は、通過エリアを通過可能な識別情報
(通過識別情報)と同一種類の識別情報であって、その
大きさが前記通過エリア内に納まる大きさの識別情報
(小型通過識別情報)を出現させる手段と、小型通過識
別情報を通過エリア内において所定変動パターンで変動
表示させる手段と、を更に含むようにしても良い。
【0012】更に、上記遊技機において、所定変動パタ
ーンは大当り期待値の大きさに応じて異なるようにされ
ているようにしても良い。そして、表示制御手段は、所
定方向に存在する回転軸を回転中心として通過エリア内
で或る識別情報を回転すると複数種類の通過識別情報が
出現するようにされたこの或る識別情報を回転軸を回転
中心として回転させる手段と、出目の通過識別情報で停
止表示させる手段と、を更に含むようにしても良い。
【0013】そして、表示制御手段は、識別情報通過用
表示物であって、所定方向に存在する回転軸を回転中心
として前記表示エリア内で所定角度回転させると他の識
別情報通過用表示物となるようにされたこの識別情報通
過用表示物を所定角度回転させて他の識別情報通過用表
示物とする手段を更に含むようにしても良い。
【0014】なお、このような表示制御は、コンピュー
タ読み取り可能な記録媒体に表示制御手順を記録してお
き、コンピュータがこの記録媒体に記録した表示制御手
順を読み取って実行することによって実現できる。この
ような記録媒体としては、ROM、半導体IC等の半導
体記録媒体、DVDROM、CDROM等の光記録媒
体、フレキシブルディスク等の磁気記録媒体、光磁気記
録媒体等のデジタル情報の記録、再生が可能な記録媒体
が挙げられる。
【0015】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
を参照しつつ説明する。先ず、パチンコ遊技機の一般的
な構成や動作を説明し、その後、本発明の主要な実施形
態を説明して本発明の理解の容易化に努める。
【0016】図1は遊技盤10の模式的な説明図であ
る。遊技盤10の略中央部には、3つ図柄(左、中、
右)を表示可能な表示エリアを有していて、表示エリア
において、独立して数字やキャラクタによる図柄で構成
される識別情報が変動表示可能である特別図柄表示装置
100が配設されており、その真下には特別図柄始動口
104が配設されていて、この特別図柄始動口104の
両側には普通図柄作動ゲート102、102が配設され
ている。また、一対の開閉部材120、120が特別図
柄始動口104を形成するように離間して開閉可能に設
けられている。
【0017】さらに、特別図柄始動口104の下方に
は、大入賞口106、普通図柄表示装置108、アウト
口114がこの順で配設されており、さらに、特別図柄
始動口104の両斜め上方にはランプ表示装置110、
110が配設されていると共に、遊技盤10の両側端部
近傍にもランプ表示装置(より具体的にはLED装置)
112、112が配設されている。
【0018】そして、特別図柄始動口104に遊技玉が
入賞されて乱数抽選が行われ、この抽選された乱数が大
当り値である時には、各表示エリアにおいて少なくとも
1つの識別情報の変動表示が開始されその後、所定表示
パターン(例えば「7、7、7」)の表示が特別図柄表
示装置100によって行われ、大入賞口106が所定パ
ターンで開閉制御されて遊技者にとって有利な大当り遊
技状態となる。さらに、大当たり出目のうちでも特定の
出目になると、大当たり確率が小から大となる確率変動
機能を有すると共に、変動表示回数が所定数回、例えば
50回の間は図柄変動時間が短縮されて遊技者にとって
有利となる時間短縮機能を有している。
【0019】また、普通図柄作動ゲート102が遊技玉
の通過を検出すると、乱数抽選が行われこの抽選された
乱数が小当り値である時には、普通図柄表示装置108
の表示部を所定パターン(例えば「7」や「3」)に表
示させ、その後に、開閉部材120が開状態となって遊
技玉が特別図柄始動口104に入賞した場合にも、同様
に乱数抽選が行われこの抽選された乱数が大当り値であ
る時には、表示エリアにおける変動表示が開始されその
後、所定表示パターン(例えば「7、7、7」)の表示
が特別図柄表示装置100によって行われ、大入賞口1
06が所定パターンで開閉制御されて遊技者にとって有
利な大当り状態となる。一方、入賞されない打玉はアウ
ト口114を介して排出される。
【0020】図2は、このような遊技の進行状況に応じ
た遊技機制御が行われる遊技機の主要部のみを示した制
御ブロック図である。主制御部200は、CPUを内蔵
したマイクロプロセッサを搭載していて、後に説明す
る、特別図柄表示装置100を制御するための各種のコ
マンドを、少なくとも含む多種多様な制御コマンドを格
納するコマンドデータテーブル領域202および一連の
遊技機制御手順を記述した制御プログラムや制御データ
等を格納するROM201とワークエリアが形成される
RAM203とが設けられていて、一体型のワンチップ
マイコンとなっている。
【0021】主制御部200には、入力ポート210を
介して、特別図柄始動口104内部に設けられ遊技玉の
特別図柄始動口104への入賞を検出する特別図柄始動
スイッチ304、普通図柄作動ゲート102の内部に設
けられ遊技玉のゲート通過を検出する普通図柄作動スイ
ッチ306、および、大入賞口106の内部に設けられ
遊技玉の大入賞口106への入賞を検出する大入賞口ス
イッチ308が接続さされ、主制御部200は各検出信
号を受信可能となっている。
【0022】また、主制御部200には、出力ポート2
15を介して、特別図柄やキャラクタを表示する表示エ
リアを有して左、中、右の夫々の図柄を独立して可変表
示可能でLCD等で実現される特別図柄表示装置10
0、ランプを点灯制御するランプ表示装置110、11
2、効果音を発生する効果音発生装置116、例えば7
セグメント表示デバイスで実現される普通図柄表示装置
108、始動口の開閉部材120を開閉制御するための
始動口作動ソレノイド300、および、大入賞口106
の幅広な開閉部材を開閉制御するための大入賞口作動ソ
レノイド302が接続され、主制御部200は各装置を
制御するための制御信号を送信可能となっている。
【0023】そして、主制御部200は、特に特別図柄
表示装置100に対しては所定数個の表示制御用のコマ
ンドを所定のタイミングで送信可能となっていて、特別
図柄表示装置100は受け取ったコマンドに基いて、主
制御部200に頼らずに自身内のCPUが細かな表示制
御を行うようになっている。さらに主制御部200から
特別図柄表示装置100へコマンドを送信するのみの一
方向通信による通信形態を採っている。
【0024】また、主制御部200には、電源供給を行
うための電源回路212と所定時間毎にリセット信号を
出力するリセット回路213とが接続されていて、さら
に、リセット回路213には、主制御部200から周期
的タイマカウンタによって生成されたパルス信号が入力
されると共に、電源回路212からの電流供給状況を監
視するためのモニタ信号が入力される。
【0025】さて、図12に示すように、主制御部20
0から特別図柄表示装置100に送られる表示制御用の
コマンドは、コマンドの分類を識別するための識別子で
1バイト長のデジタル情報であるモード(MODE)
と、実行されるコマンドの内容(機能)を示す1バイト
長のデジタル情報であるイベント(EVENT)とでな
っており、図6乃至図9は、ROM201に格納された
コマンドデータテーブル領域202上の表示制御用コマ
ンドデータの一部を示している。
【0026】図6乃至図9に示すように、表示制御用の
コマンドには、「特別図柄を変動させ、変動開始後、ど
れだけ時間経過してから特別図柄(識別情報)を停止さ
せるかを指示するためのコマンド」、「特別図柄左の停
止図柄を指定するコマンド」、「特別図柄中の停止図柄
を指定するコマンド」、「特別図柄右の停止図柄を指定
するコマンド」、「特別図柄を停止させるためのコマン
ド」がある。これらのコマンドは、遊技状況に応じて変
動表示の変動態様がどのように変化しても必ず必要なも
のであり、主制御部200は、図柄変動表示を開始させ
るような遊技状況となったときこれらの5つのコマンド
を1回の変動表示制御において所定のタイミングで特別
図柄表示装置100に送信する。したがって、図柄の変
動表示速度変化等の細かな表示制御は特別図柄表示装置
100側が担うことになるので、主制御部200用のプ
ログラムが簡素化され表示内容が変更してもプログラム
変更をしなくても良くなり汎用的なプログラムを構築で
きる。
【0027】図3は、特別図柄表示装置100のブロッ
ク構成図である。特別図柄表示装置100は、主制御部
200からのストローブ信号やコマンドを受信するため
のデータ受信回路1140(データレベルを変換する電
圧変換回路を含む)と、この電圧変換回路等に電源供給
を行う電源回路1160と、受信したコマンドに基づい
て表示制御を行うために必要な制御データを生成して画
像処理用LSI(VDP)1060に出力するCPU1
020(表示制御手段)と、CPU1020の動作手順
を記述したプログラムを内蔵するプログラムROM10
40と、ワークエリアやバッファメモリとして機能する
RAM1090と、画像展開処理を行う画像処理用LS
I(VDP)1060と、画像処理用LSI(VDP)
1060が展開した画像データを一時的に記憶するビデ
オRAM1080と、画像処理用LSI(VDP)10
60が画像展開するために必要なデータを格納したキャ
ラクタROM1180と、ビデオRAM1080に一時
的に記憶された画像データを受け取って送出するLCD
パネル用インターフェイス回路1100と、このLCD
パネル用インターフェイス回路1100から送出された
画像データを用いて表示画像を出力するLCDパネル1
120とを有している。
【0028】図4(a)に示すように、キャラクタRO
M1180は、ROMタイトル領域、ROM管理情報領
域、実際のキャラクタデータを格納したキャラクタイメ
ージデータ領域、キャラクタの色彩データを格納したパ
レットデータ領域、および、キャラクタの動きを定義し
た情報を格納したシナリオデータ領域を有していて、キ
ャラクタデータは、特定の圧縮方法で圧縮された状態で
キャラクタイメージデータ領域に格納されており、さら
に、図4(b)に示すように、パレットデータ領域は、
色番号とカラーコードとが対となったものが複数種類格
納されている。
【0029】そして、特別図柄表示装置100のCPU
1020は、データ受信回路1140が受信したコマン
ドに応じて生成した制御データを画像処理用LSI(V
DP)1060に与えると、画像処理用LSI(VD
P)1060は、キャラクタイメージデータ領域から獲
得したキャラクタデータを解凍してパレットデータ領域
から獲得した色彩データで色付けして、シナリオデータ
領域から獲得した情報で指定されたビデオRAM108
0上の位置に画像展開したデータを一時的に格納し、一
時的に格納したデータをLCDパネル用インターフェイ
ス回路1100に送ることによって、LCDパネル11
20によって、変動表示速度変化等を含む様々な画像表
示が細かに行われる。
【0030】また、図5は、コマンド送受信タイミング
を示したタイミングチャートである。前述したように、
コマンドは1バイト長のモード(MODE)と、同じく
1バイト長のイベント(EVENT)からなっていて、
この例では、主制御部200は、コマンド変化時に自身
が生成するストローブ信号(DUSTB)の1つ目の立
ち上がりを契機として、モード(MODE)情報を送信
し、次いでストローブ信号(DUSTB)の2つ目の立
ち上がりを契機として、イベント(EVENT)情報を
送信する。すると、これに対応して、特別図柄表示装置
のCPU1020は、ストローブ信号(DUSTB)が
送信されてくると割り込みを発生させ、この割り込み処
理によってコマンドを受信してRAM1090に格納す
る。
【0031】次に、まず、主制御部200や特別図柄表
示装置100のCPU1020が行う通常の制御動作を
図10(遊技制御のゼネラルフローチャート)や図11
を参照して説明し、その後、図15を参照して本発明の
特徴的な表示制御について説明して本発明の理解の容易
化に努める。なお、図10に示す一連の処理は主制御部
200が実行するが、リセット回路213から所定時間
(例えば4msec)毎に供給されるリセット信号をト
リガとして先頭のステップから実行する。
【0032】まず、図示しない電源スイッチによって電
源回路212を起動状態とすると主制御部200が起動
状態となるが、この電源投入が行われてから初めての処
理が実行されたか否かを判定する(ステップS11
0)。電源投入後、初めての処理の場合には(Yes)
ステップS200に移行する一方、これ以外の場合には
(No)ステップS120に移行する。
【0033】ステップS200では、RAM203の初
期化処理として記憶エリアのクリア処理を実行し、次い
で、ステップS210では、初期制御処理を行うための
データをRAM203の所定の領域にセットする。一
方、ステップS120では、RAM203内に形成され
る図示しない、大当り判定用、小当り判定用等の各種の
乱数生成用ループカウンタのカウント値をインクリメン
トし、ステップS130では、遊技機制御に用いる各種
のタイマのタイマ値を更新する。
【0034】次に、ステップS140において、特別図
柄始動スイッチ304、普通図柄作動スイッチ306、
大入賞口スイッチ308が出力した検出信号を入力ポー
ト203を介して図示しない自身内のレジスタに読み込
み格納する入力ポート処理を実行し、次いで、ステップ
S150に移行してポート入力処理で読み込み格納した
データを把握するためのスイッチチェック処理を実行す
る。
【0035】次に、ステップS160にて各スイッチ3
04、306、308等の断線や短絡の有無のチェック
を行い、これらの障害が発生している場合には(Ye
s)ステップS220に移行する一方、これ以外の場合
には(No)ステップS180に移行する(ステップS
170)。
【0036】そして、ステップS180において、普通
図柄表示装置107の表示制御に必要なデータをRAM
203の所定領域に格納すると共に、特別図柄表示装置
100の表示制御に必要なコマンド(先に図6乃至図9
にて説明したコマンドを含む)をRAM203の所定領
域に格納して、前記各種のタイマのタイマ値を減じる
(ステップS190)。なお、ステップS180におい
て、主制御部200は、遊技制御に応じて必要なモー
ド、イベントのコマンドをコマンドデータテーブル領域
202を参照して決定し、決定したモード、イベントを
示すデジタル情報をRAM203の所定エリアに格納す
る。
【0037】次に、ステップS195において、大入賞
口106と特別図柄始動口104の開閉部材120とを
所定パターンで開閉制御するために、始動口作動ソレノ
イド300と大入賞口作動ソレノイド302とを駆動制
御し、次いで、ステップS220において、図示しない
賞球払出装置に払出し動作を行わせるための制御情報を
出力するための賞球セット処理を実行し、さらにステッ
プS230、240、250において、図示しない遊技
機管理装置に各種の遊技データを出力する外部情報処
理、ランプ表示装置110、112を遊技状態に対応さ
せて点灯制御するためのコマンドをRAM203の所定
エリアに格納する表示灯制御処理、効果音発生装置11
6を遊技状態に対応させて効果音発生制御するためのコ
マンドをRAM203の所定エリアに格納する効果音処
理を実行する。
【0038】次に、ステップS260では、各処理でR
AM203に格納したデータを出力ポート215を介し
て対応する装置に出力し(ポート出力処理)、これを受
け取った装置側はこれに基づいた制御動作を行う。そし
て、特別図柄表示装置100に対して、まず、ストロー
ブ信号を出力し、ステップS180にてRAM203に
格納されたモード、イベントのデータを先に図5に示し
たようにして送信する。これによって、特別図柄表示装
置100には、例えば図6乃至図9にて示したコマンド
が主制御部200から送信され、受信することになる。
【0039】ステップS270では、リセット回路21
3からリセット信号が入力されるまでリセット待機処理
を実行すると共に、リセット信号が入力された場合には
ステップS110に移行して遊技機制御を継続する。な
お、このリセット待機処理としては、先に述べた各種の
乱数生成用のカウンタの更新等が挙げられる。
【0040】次に、コマンドを受け取った特別図柄表示
装置100のCPU1020の動作について、図11を
参照しつつ説明する。まず、ステップS1100におい
て、CPU1020は自身のスタックポインタの設定、
RAM1090の初期化、レジスタクリア等の自身の初
期化等を行いステップS1102において、新しいコマ
ンドが入力されたか否かを判断する。新たな表示制御の
ためのコマンドが入力されたと判断された場合には(Y
es)ステップS1104に移行する一方、これ以外の
場合には(No)ステップS1110に移行する。
【0041】ステップS1104では、図5において説
明した割り込み処理において、データ受信回路1140
が受信したコマンドをRAM1090にコピーし、コマ
ンドが正常か否かのチェック等を行う。次に、CPU1
020は、主制御部200とは独立して細かな表示制御
を行うための必要なコマンドを得るべく、処理テーブル
(図示せず)の先頭アドレスを決定し、次いでステップ
S1108において、画像処理用LSI1060へ出力
するためにRAM1090の必要なエリアのデータを更
新する。
【0042】次に、ステップS1110において、RA
M1090にセットされている図柄制御用データに基づ
いて、画像処理用LSI1060へ出力するためのスク
ロールデータを求めてRAM1090にセットし、図柄
表示位置を設定し、次いで、ステップS1112におい
て、図柄速度制御に必要なデータをプログラムROM1
040に内蔵されている速度テーブル(図示せず)から
取得してRAM1090にセットし、次にステップS1
114において、速度データに基づいて図柄オフセット
値を更新し、設定された速度で図柄変動を行うための準
備を行う。
【0043】次に、ステップS1116において、RA
M1090にセットされているアニメーション処理用デ
ータが格納されているアニメーション処理用テーブル
(図示せず)からアニメーションデータを取得し背景画
像の表示のための準備を行い、RAM1090内のVD
P出力用バッファにセットし、出力許可フラグが「1」
か否かを判断する(ステップS1118)。
【0044】そして、出力許可フラグが「1」でない場
合(No)にはステップS1102に戻って一連の処理
を繰り返す一方、出力許可フラグが「1」の場合(Ye
s)にはステップS1120にて、VDP出力用バッフ
ァにセットされているデータを画像処理用LSI106
0に出力する。画像処理用LSI1060はこれに応じ
てキャラクタROM1180のデータを獲得して画像展
開し、画像展開されたデータはビデオRAM1080に
一時的に記憶された後、LCDパネル用インターフェイ
ス回路1100に送られLCDパネル1120による画
像表示が行われる。このようにして、特別図柄表示装置
100における設定された表示位置において、設定され
た速度での図柄変動表示や背景画像の表示等が行われ
る。
【0045】図13、図14は主制御部200から特別
図柄表示装置100へ送信するコマンドの送信タイミン
グの一例、送信コマンドの説明図であり、これらの図を
参照すれば分かるように、主制御部200は、特別図柄
始動口104に遊技球が入賞した等の所定の条件が満足
されると、まず、図柄変動を開始し図柄変動開始から停
止するまでの時間を指定するためのコマンドを送信し
()、これからT1時間経過後に左停止図柄を指定す
るためのコマンドを送信し()、これからT2時間経
過後に中停止図柄を指定するためのコマンドを送信し
()、これからT3時間経過後に右停止図柄を指定す
るためのコマンドを送信し()、そして、変動開始か
らT時間経過後に全図柄を停止させるためのコマンド
()を送信し、さらに、これらのコマンドを受信した
特別図柄表示装置100のCPU1020は、にて指
定された時間が経過する前に、変動速度変化等の細かな
表示制御を行って一連の変動表示制御を行い、変動開始
からT時間経過後に変動表示制御を終了する。
【0046】(第1実施形態)次に、本発明の主要部の
実施形態について説明する。図15は第1実施形態の動
作説明のためのフローチャートである。また、図16は
外れ時、図17は当り時の具体的な表示画面の説明図で
ある。
【0047】先ず、ステップS1500において、CP
U1020は、左図柄、中図柄が同一図柄となってリー
チ状態となるか否かを判定する。リーチ状態であると判
定した場合(Yes)にはステップS1510に移行
し、一方、リーチ状態でないと判定した場合(No)に
は処理を終了する。
【0048】次に、ステップS1510において、嵌合
エリアを有する図柄嵌合用表示物をLCDパネル112
0の表示エリアに出現させる。図16(a)、図17
(b)はこの様子を示している。図16(a)では、リ
ーチ目である左図柄、中図柄「77」が表示エリア11
21に表示させると共に、この場合には図柄「8」また
は「3」を嵌合可能な嵌合エリア1610を有する図柄
嵌合用表示物1600が表示された状態を示している。
同様に、図17(a)では、リーチ目である左図柄、中
図柄「77」が表示エリア1121に表示させると共
に、この場合には当り図柄「7」を嵌合可能な嵌合エリ
ア1611を有する図柄嵌合用表示物1601が表示さ
れた状態を示している。
【0049】次にステップS1520において、CPU
1020は所定出現パターンで複数種類の図柄を順次、
表示エリア1121に出現させる。具体的には、図16
(b)に示すように「0」、「1」…「8」、「9」ま
での図柄1620を順次、図16(a)に示すようなA
方向に(図面上から下へ)出現させる。同様に、当りの
場合にも、図17(a)に示すようなA方向に(図面上
から下へ)所定出現パターンで順次図柄1621を出現
させる。
【0050】ステップS1530では出現された図柄が
嵌合可能か否かを判定し、嵌合可能と判定した場合(Y
es)にはステップS1540に移行し、一方、嵌合不
能と判定した場合(No)にはステップS1550に移
行して嵌合不能な図柄を表示エリア1121から消滅さ
せると共に、ステップS1520に戻って次の図柄を上
記所定出現パターンにしたがって出現させる。そして、
ステップS1540において、CPU1020は嵌合可
能な図柄である場合には嵌合エリアにこの図柄を嵌合さ
せた状態で停止表示させる。
【0051】図16(c)はこの具体例を示したもので
あり、図柄嵌合用表示物1600の嵌合エリアに嵌合可
能な図柄「8」1620が嵌合されて停止表示させた様
子を示している。この場合には出目が「778」となっ
て外れとなる。また、図17(c)はこの他の具体例を
示したものであり、図柄嵌合用表示物1601の嵌合エ
リアに嵌合可能な図柄「7」1621が嵌合されて停止
表示させた様子を示している。この場合には出目が「7
77」となって当りとなる。
【0052】したがって、この実施形態によれば、表示
エリア1121内に出現された識別情報嵌合用表示物1
600(1601)の嵌合エリア1610(1611)
に、順次出現させる複数の識別情報の内でこれに嵌合可
能な図柄(識別情報)1620(1621)が出現され
るとこれを嵌合させ、嵌合させた状態で停止表示させる
ので、簡単な処理で斬新な表示演出を行うことが可能と
なる。
【0053】(第2実施形態)図18は第2実施形態の
動作説明のためのフローチャートである。また、図19
乃至図22は具体的な説明図である。
【0054】先ず、ステップS1800において、CP
U1020は、左図柄、中図柄が同一図柄となってリー
チ状態となるか否かを判定する。リーチ状態であると判
定した場合(Yes)にはステップS1810に移行
し、一方、リーチ状態でないと判定した場合(No)に
は処理を終了する。
【0055】次に、ステップS1810において、通過
エリアを有する図柄通過用表示物をLCDパネル112
0の表示エリアに出現させる。図19(a)はこの様子
を示している。図19(a)では(リーチ目である左図
柄、中図柄は図示省略)、図柄「7」が通過可能な通過
エリア1810を有する図柄通過用表示物1800が表
示された状態を示している。
【0056】次にステップS1820において、CPU
1020は所定出現パターンで複数種類の図柄を順次、
表示エリア1121に出現させる。具体的には、
「0」、「1」…「8」、「9」までの図柄を順次、図
19(a)に示すようなB方向に(図面右から左へ)出
現させる。
【0057】ステップS1830では出現された図柄が
通過可能か否かを判定し、通過可能と判定した場合(Y
es)にはステップS1840に移行し、一方、通過不
能と判定した場合(No)にはステップS1850に移
行して通過不能な図柄を表示エリア1121から消滅さ
せると共に、ステップS1820に戻って次の図柄を上
記所定出現パターンにしたがって出現させる。そして、
ステップS1840において、CPU1020は通過可
能な図柄である場合には通過エリアを通過させた後にこ
れを停止表示させる。
【0058】図19(b)はこの具体例を示したもので
あり、図柄通過用表示物1800の通過エリア1810
に通過可能な図柄「7」1820が通過(B方向)され
た後に停止表示させた様子を示している。この場合には
リーチ目が「77」であれば「777」となって当りと
なる。
【0059】また、図柄出現処理(ステップS182
0)を行う際には、図20(a)、図20(b)に示す
ように通過可能図柄「7」と同一図柄であってサイズが
通過図柄よりも小さなもの(図柄1821)や大きなも
の(図柄1822)を出現させ、これらを通過不能(ス
テップS1830のNo)として表示エリアから消滅さ
せる(ステップS1850)ようにしても良く、これに
よればよりバリエーションに富んだ演出を行うことが可
能になる。
【0060】また、図21(a)に示すように、図柄通
過用表示物1801が、図21(b)に示すような2種
類の通過図柄1823(図柄「3」、「8」)が通過可
能な通過エリア1811を有するように、図柄通過用表
示物1801を出現させても良く(ステップS181
0)、これによってもバリエーションに富む演出が行え
る。図22に示すように、図21に示す例にあっては、
リーチ目が「33」で通過図柄が「3」の場合には当
り、通過図柄が「8」の場合には外れになり、また、リ
ーチ目が「88」で通過図柄が「3」の場合には外れ、
通過図柄が「3」の場合には当りになるといったバリエ
ーション富み演出を行える。
【0061】したがって、この実施形態によれば、表示
エリア1121内に出現された識別情報通過用表示物1
800の通過エリア1810に、順次出現させる複数の
識別情報の内でこれを通過可能な図柄(識別情報)18
20が出現されるとこれを通過するように表示させた後
に停止表示させるので、簡単な処理で斬新な表示演出を
行うことが可能となる。また、通過エリア1811を複
数種類の図柄(識別情報)1823が通過可能にされる
ようにして演出バリエーションを豊富にすることもでき
る。
【0062】(第3実施形態) (通過図柄用実施形態)図23は第3実施形態の第1の
動作説明のためのフローチャートであり、図24、図2
5は具体的な動作の説明図である。この処理は上記第
1、第2実施形態の図柄消滅処理にて実行するようにす
れば良い。
【0063】先ずステップS2300において、CPU
1020は、通過図柄と同一種類の図柄で通過エリアに
納まる図柄が否かを判定する。納まる場合(Yes)に
はステップS2320に移行し、一方、収まらない場合
にはステップS2310において、先に第1、2実施形
態で説明したように図柄を表示エリアから消滅させる。
【0064】そして、ステップS2320においては、
この図柄を通過エリア内で所定変動パターンで変動表示
させる。図24はこの具体例示したものである。図4に
示すように、表示エリア1121に出現された図柄通過
用表示物1802の通過エリア1812の通過図柄
「4」と同一図柄で、これに納まる図柄1824(換言
すれば変動するための遊びを有する図柄)を水平方向
(符号D)および/または垂直方向(符号C)で往復移
動させる。そして、図25に示すように大当り期待値が
大きくなるに従って、変動をゆっくりしたものから激し
いものへと変化させる。
【0065】したがって、この動作例によれば、通過エ
リア1812を通過可能な図柄(識別情報)と同一種類
の図柄であって、その大きさが通過エリア1812内に
納まる大きさの小型通過図柄1824を出現させ、小型
通過図柄1824を通過エリア1812内において所定
変動パターン(符号C、D)で変動表示させるので、斬
新な表示演出を行うことが可能となる。しかも、所定変
動パターンは大当り期待値の大きさに応じて異なるよう
にされているので遊技期待感を感じながら表示演出を見
ることができる。
【0066】(嵌合図柄用実施形態)図26は第3実施
形態の第2の動作説明のためのフローチャートであり、
この処理は上記第1、第2実施形態の図柄消滅処理にて
実行するようにすれば良い。
【0067】先ずステップS2600において、CPU
1020は、嵌合エリアに嵌合されるべき図柄と同一種
類の図柄で嵌合エリアに納まる図柄が否かを判定する。
納まる場合(Yes)にはステップS2620に移行
し、一方、収まらない場合にはステップS2630にお
いて、先に第1、2実施形態で説明したように図柄を表
示エリアから消滅させる。
【0068】そして、ステップS2320においては、
この図柄を嵌合エリア内で所定変動パターンで変動表示
させる。表示エリア1121に出現された図柄嵌合用表
示物(例えば図16の1600)の嵌合エリア(例えば
図4の1610)に嵌合する図柄(例えば「8」)と同
一図柄で、これに納まる図柄(換言すれば変動するため
の遊びを有する図柄)を水平方向および/または垂直方
向で往復移動させる。そして、図25に示すように大当
り期待値が大きくなるに従って、変動をゆっくりしたも
のから激しいものへと変化させる。
【0069】したがって、この動作例によれば、嵌合エ
リア(1610)に嵌合可能な図柄(1620)と同一
種類の図柄であって、その大きさが嵌合エリア(161
0)内に納まる大きさの図柄(例えば図柄「8」の小型
嵌合図柄)を出現させ、この小型嵌合図柄を嵌合エリア
(1610)内において所定変動パターンで変動表示さ
せるので、斬新な表示演出を行うことが可能となる。し
かも、所定変動パターンは大当り期待値の大きさに応じ
て異なるようにされているので遊技期待感を感じながら
表示演出を見ることができる。なお、この実施形態にお
いて変動方向は水平や垂直には限られず斜め等に変動し
ても良く、これらを適当に組合わせた変動パターンとし
ても良い。
【0070】(第4実施形態)図27はこの実施形態の
動作説明のフローチャートである。この処理は上記第1
乃至第3実施形態の図柄停止処理において行われるよう
にすれば良い。CPU1020は、先ず、ステップS2
700において通過図柄または嵌合図柄のY軸回転処理
を行い、次いでステップS2710にてこの図柄を出目
で停止表示させる。図28、図29の具体的な表示例を
参照して説明する。
【0071】(嵌合エリア用動作)図28に示すよう
に、xy座標が垂直平面内に有ると想定し、右手座標系
でz軸(図面奥側から手前側)が定まるとする。嵌合エ
リア1612に対しy軸を中心としてこの嵌合エリア1
612内で或る図柄1622を回転すると、嵌合エリア
1612に嵌合する嵌合図柄が複数種類出現するように
されている。この場合、図柄「3」と図柄「8」とが嵌
合図柄となる。
【0072】CPU1020は、この嵌合図柄をy軸を
回転中心として回転させると、この回転に際して順番に
この複数種類の嵌合図柄「3」と「8」とが出現され、
これによって図柄「3」と「8」とが交互に嵌合エリア
1612内に出現する。そして、CPU1020は、出
目の嵌合図柄で停止表示させる。
【0073】したがって、この動作例によれば、y軸を
回転中心として嵌合エリア1612内で或る図柄162
2を回転すると複数種類の嵌合図柄(「3」、「8」)
が出現するようにされたこの或る図柄1622をy軸を
回転中心として回転させ、出目の嵌合図柄で停止表示さ
せるので一層斬新な表示演出を行うことができる。ま
た、いずれの図柄が停止図柄となるかを期待感を持って
見守ることが可能となる。
【0074】(通過エリア用動作)図29に示すよう
に、xy座標が垂直平面内に有ると想定し、右手座標系
でz軸(図面奥側から手前側)が定まるとする。通過エ
リア1813に対しy軸を中心としてこの通過エリア1
8132内で或る図柄1825を回転すると、通過エリ
ア1813を通過する通過図柄が複数種類出現するよう
にされている。この場合、図柄「3」と図柄「8」とが
通過図柄となる。
【0075】CPU1020は、この通過図柄をy軸を
回転中心として回転させると、この回転に際して順番に
この複数種類の通過図柄「3」と「8」とが出現される
ので、これによって図柄「3」と「8」とが交互に通過
エリア1813内に出現する。そして、CPU1020
は、出目の通過図柄に対し図柄通過用表示物1803を
通過させて停止表示させる。
【0076】したがって、この動作例によれば、y軸を
回転中心として通過エリア1813内で或る図柄182
5を回転すると複数種類の嵌合図柄(「3」、「8」)
が出現するようにされたこの或る図柄1825を回転軸
を回転中心として回転させ、出目の通過図柄で停止表示
させるので一層斬新な表示演出を行うことができる。ま
た、いずれの図柄が停止図柄となるかを期待感を持って
見守ることが可能となる。なお、x軸を回転中心として
通過エリア1813内で或る図柄1825を回転すると
複数種類の嵌合図柄(「3」、「8」)が出現するよう
にされたこの或る図柄1825を回転軸を回転中心とし
て回転させ、出目の通過図柄で停止表示させるので一層
斬新な表示演出を行うことも可能である。
【0077】(第5実施形態)図30に示すように、C
PU1020は表示物を回転する処理を行う。この処理
は、例えば、表示物を出現させる前(図15のステップ
S1510、図18のステップS1810)に行うよう
にすれば良い。
【0078】(図柄嵌合用表示物の場合)図31はこの
処理の具体例の説明図である。図31に示すように、x
y座標が垂直平面内に有ると想定し、右手座標系でz軸
(図面奥側から手前側)が定まるとする。図31(a)
に示す、図柄「9」を嵌合可能な嵌合エリア1613を
有する図柄嵌合用表示物1603を、z軸を中心として
180度回転すると、図31(b)に示す、図柄「6」
を嵌合可能な嵌合エリア1613を有する図柄嵌合用表
示物1603となる。
【0079】逆に、図31(b)に示す、図柄「6」を
嵌合可能な嵌合エリア1613を有する図柄嵌合用表示
物1603を、z軸を中心として180度回転(または
鏡面複写)すると、図31(a)に示す、図柄「9」を
嵌合可能な嵌合エリア1613を有する図柄嵌合用表示
物1603となる。
【0080】したがって、図柄嵌合用表示物であって、
z軸を回転中心として表示エリア内で180度回転させ
ると他の図柄嵌合用表示物となるようにされたこの図柄
嵌合用表示物1603を180度回転させて他の図柄嵌
合用表示物とする処理を、所定時に行えば、嵌合図柄が
いずれのものとなるかに関心を持って表示演出を見るこ
とができる。
【0081】(図柄通過用表示物の場合)図32はこの
処理の具体例の説明図である。図32に示すように、x
y座標が垂直平面内に有ると想定し、右手座標系でz軸
(図面奥側から手前側)が定まるとする。図32(a)
に示す、図柄「9」を通過可能な通過エリア1814を
有する図柄通過用表示物1804を、z軸を中心として
180度回転すると、図32(b)に示す、図柄「6」
を通過可能な通過エリア1814を有する図柄通過用表
示物1804なる。
【0082】逆に、図32(b)に示す、図柄「6」を
通過可能な通過エリア1814を有する図柄通過用表示
物1804を、z軸を中心として180度回転すると、
図32(a)に示す、図柄「9」を通過可能な通過エリ
ア1814を有する図柄通過用表示物1804となる。
【0083】したがって、図柄通過用表示物であって、
z軸を回転中心として表示エリア内で180度回転させ
ると他の図柄通過用表示物となるようにされたこの図柄
通過用表示物1804を180度回転させて他の図柄嵌
合用表示物とする処理を、所定時に行えば、通過図柄が
いずれのものとなるかに関心を持って表示演出を見るこ
とができる。
【0084】以上本発明の実施の形態について説明して
きたが、本発明の要旨を逸脱しない範囲内で、上記実施
形態に対して種々の変形や変更を施しても良いことは言
うまでもなく、第1、2実施形態において図柄嵌合や図
柄通過時には特殊な効果音を出力させるようにするこ
と、第4実施形態においてx軸回転とすること、等が挙
げられる。
【0085】なお、以上の説明では、遊技機としてパチ
ンコ機を例にとり説明してきたが、パチスロ機、テレビ
ゲーム機はもちろんのこと、識別情報を変動表示可能な
表示装置を備える他の遊技機に対しても適用可能である
ことはいうまでもない。
【0086】
【発明の効果】以上説明してきたように、本発明によれ
ば、簡単な処理で斬新な演出効果を奏するようにできる
という効果が得れれる。
【図面の簡単な説明】
【図1】遊技盤10の模式的な説明図である。
【図2】遊技機の制御ブロック図である。
【図3】特別図柄表示装置100のブロック構成図であ
る。
【図4】キャラクタROMメモリマップ、パレットデー
タの説明図である。
【図5】コマンド送受信のタイミングを示すタイミング
チャートである。
【図6】コマンドデータテーブル領域202に格納され
るコマンドの説明図である。
【図7】コマンドデータテーブル領域202に格納され
るコマンドの説明図である。
【図8】コマンドデータテーブル領域202に格納され
るコマンドの説明図である。
【図9】コマンドデータテーブル領域202に格納され
るコマンドの説明図である。
【図10】遊技機の遊技制御動作を説明するためのゼネ
ラルフローチャートである。
【図11】特別図柄表示装置100のCPU1020の
制御動作を説明するためのフローチャートである。
【図12】コマンドのデータ構造の説明図である。
【図13】図柄表示のためのコマンド送信タイミングを
示すタイミングチャートである。
【図14】コマンド送信を説明するための説明図であ
る。
【図15】本発明の第1実施形態の表示制御を説明する
ためのフローチャートである。
【図16】第1実施形態の動作(外れ時)の説明図であ
る。
【図17】第1実施形態の動作(当り時)の説明図であ
る。
【図18】本発明の第2実施形態の表示制御を説明する
ためのフローチャートである。
【図19】第2実施形態の動作の説明図である。
【図20】第2実施形態の動作の説明図である。
【図21】第2実施形態の動作の説明図である。
【図22】第2実施形態の動作の説明図である。
【図23】本発明の第3実施形態の表示制御を説明する
ためのフローチャートである。
【図24】第3実施形態の動作の説明図である。
【図25】第3実施形態の動作の説明図である。
【図26】第4実施形態の動作の説明図である。
【図27】本発明の第4実施形態の表示制御を説明する
ためのフローチャートである。
【図28】第4実施形態の動作の説明図である。
【図29】第4実施形態の動作の説明図である。
【図30】本発明の第5実施形態の表示制御を説明する
ためのフローチャートである。
【図31】第5実施形態の動作の説明図である。
【図32】第5実施形態の動作の説明図である。
【符号の説明】
10 遊技盤 100 特別図柄表示装置 102 普通図柄作動ゲート 104 特別図柄始動口 106 大入賞口 108 普通図柄表示装置 110 ランプ表示装置 112 ランプ表示装置 114 アウト口 116 効果音発生装置 120 開閉部材 200 主制御部 201 ROM 202 コマンドデータテーブル領域 203 RAM 210 入力ポート 213 リセット回路 212 電源回路 215 出力ポート 300 始動口作動ソレノイド 302 大入賞口作動ソレノイド 304 特別図柄始動スイッチ 306 普通図柄作動スイッチ 308 大入賞口スイッチ 1020 CPU 1040 プログラムROM 1060 画像処理用LSI 1080 ビデオRAM 1090 RAM 1100 LCDパネル用インターフェイス回路 1120 LCDパネル 1121 表示エリア 1140 データ受信回路 1160 電源回路 1180 キャラクタROM 1600 図柄嵌合用表示物 1610 嵌合エリア 1620 図柄 1800 図柄通過用表示物 1810 通過エリア 1820 図柄

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 表示エリアを有する表示手段と、この表
    示手段を利用して表示制御を行う表示制御手段とを備え
    た遊技機において、 前記表示制御手段は、 或る識別情報が嵌合される嵌合エリアを有する識別情報
    嵌合用表示物を前記表示エリアに出現させる手段と、 複数の識別情報を所定出現パターンで前記表示エリアに
    出現させる手段と、 前記嵌合エリアに嵌合可能な識別情報が出現されるとこ
    れを前記嵌合エリアに嵌合させた状態で停止表示させる
    手段と、を含むことを特徴とする遊技機。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載の遊技機において、 前記表示制御手段は、 前記嵌合エリアに嵌合可能な識別情報(嵌合識別情報)
    と同一種類の識別情報であって、その大きさが前記嵌合
    エリア内に納まる大きさの識別情報(小型嵌合識別情
    報)を出現させる手段と、 前記小型嵌合識別情報を前記嵌合エリア内において所定
    変動パターンで変動表示させる手段と、を更に含むこと
    を特徴とする遊技機。
  3. 【請求項3】 請求項1および2の内のいずれか一項に
    記載の遊技機において、 前記表示制御手段は、 所定方向に存在する回転軸を回転中心として前記嵌合エ
    リア内で或る識別情報を回転すると複数種類の嵌合識別
    情報が出現するようにされたこの或る識別情報を前記回
    転軸を回転中心として回転させる手段と、 出目の嵌合識別情報で停止表示させる手段と、を更に含
    むことを特徴とする遊技機。
  4. 【請求項4】 請求項1、2および3の内のいずれか一
    項に記載の遊技機において、 前記表示制御手段は、 前記識別情報嵌合用表示物であって、所定方向に存在す
    る回転軸を回転中心として前記表示エリア内で所定角度
    回転させると他の識別情報嵌合用表示物となるようにさ
    れたこの識別情報嵌合用表示物を前記所定角度回転させ
    て他の識別情報嵌合用表示物とする手段を更に含むこと
    を特徴とする遊技機。
  5. 【請求項5】 表示エリアを有する表示手段と、この表
    示手段を利用して表示制御を行う表示制御手段とを備え
    た遊技機において、 前記表示制御手段は、 或る識別情報が通過可能な通過エリアを有する識別情報
    通過用表示物を前記表示エリアに出現させる手段と、 複数の識別情報を所定出現パターンで前記表示エリアに
    出現させる手段と、 前記通過エリアを通過可能な識別情報が出現されるとこ
    れが前記通過エリアを通過するように表示させた後に停
    止表示させる手段と、を含むことを特徴とする遊技機。
  6. 【請求項6】 請求項5に記載の遊技機において、 前記通過エリアは複数種類の識別情報が通過可能にされ
    ていることを特徴とする遊技機。
  7. 【請求項7】 請求項5および6の内のいずれか一項に
    記載の遊技機において、 前記表示制御手段は、 前記通過エリアを通過可能な識別情報(通過識別情報)
    と同一種類の識別情報であって、その大きさが前記通過
    エリア内に納まる大きさの識別情報(小型通過識別情
    報)を出現させる手段と、 前記小型通過識別情報を前記通過エリア内において所定
    変動パターンで変動表示させる手段と、を更に含むこと
    を特徴とする遊技機。
  8. 【請求項8】 請求項2および7の内のいずれか一項に
    記載の遊技機において、 前記所定変動パターンは大当り期待値の大きさに応じて
    異なるようにされていることを特徴とする遊技機。
  9. 【請求項9】 請求項5、6、7および8の内のいずれ
    か一項に記載の遊技機において、 前記表示制御手段は、 所定方向に存在する回転軸を回転中心として前記通過エ
    リア内で或る識別情報を回転すると複数種類の通過識別
    情報が出現するようにされたこの或る識別情報を前記回
    転軸を回転中心として回転させる手段と、 出目の通過識別情報で停止表示させる手段と、を更に含
    むことを特徴とする遊技機。
  10. 【請求項10】 請求項5、6、7、8および9の内の
    いずれか一項に記載の遊技機において、 前記表示制御手段は、 前記識別情報通過用表示物であって、所定方向に存在す
    る回転軸を回転中心として前記表示エリア内で所定角度
    回転させると他の識別情報通過用表示物となるようにさ
    れたこの識別情報通過用表示物を前記所定角度回転させ
    て他の識別情報通過用表示物とする手段を更に含むこと
    を特徴とする遊技機。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2003299810A (ja) * 2002-04-09 2003-10-21 Ace Denken:Kk 遊技機
JP2003299811A (ja) * 2002-04-09 2003-10-21 Ace Denken:Kk 遊技機

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